WO2021192879A1 - 照明器具 - Google Patents
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Abstract
実施形態の一例である照明器具は、少なくとも1つのロールスクリーンと、ロールスクリーンが巻き出される方向に向けて光を出射するように構成された光源ユニットと、ロールスクリーンおよび光源ユニットを収容する筐体とを備える。また、ロールスクリーンは、例えば、光源ユニットを間に挟むように配置された第1ロールスクリーンおよび第2ロールスクリーンを含む。
Description
本開示は、照明器具に関する。
近年、間仕切りが無く、開放的なオープンスペースをオフィスに取り入れる事例が増えている。また、ワーカーが固定席を持たず、自由に座る席を変えて仕事ができるように設計されたフリーアドレスオフィスも広く導入されており、フリーアドレスオフィスに適した照明システムも提案されている(例えば、特許文献1参照)。このようなオフィス空間の導入目的の1つとして、ワーカー同士のコミュニケーションの活性化が挙げられる。
上記のように、オープンスペースの導入は、ワーカー同士のコミュニケーションの活性化に寄与すると考えられるが、業務によっては周囲と隔てられた空間が必要な場合もある。しかし、オープンスペースを什器や壁で区切ると、せっかくの開放感が損なわれることになる。
本開示の目的は、ユーザーに閉塞感を与えることなく、空間を仕切ることが可能な照明器具を提供することである。
本開示に係る照明器具は、少なくとも1つのロールスクリーンと、前記ロールスクリーンが巻き出される方向に向けて光を出射するように構成された光源ユニットと、前記ロールスクリーンおよび前記光源ユニットを収容する筐体とを備えることを特徴とする。
本開示に係る照明器具によれば、ユーザーに閉塞感を与えることなく、空間を仕切ることが可能である。本開示に係る照明器具は、例えば、オープンスペースの間仕切りとして好適であり、オープンスペースの開放感を損なうことなく、必要な時に、周囲と緩やかに隔てられた空間を簡単に作ることができる。また、光とスクリーンの組み合わせによって、空間の幅広い演出が可能である。
以下、図面を参照しながら、本開示に係る照明器具の実施形態の一例について詳細に説明する。但し、本開示の照明器具は、以下で説明する実施形態に限定されない。また、以下で説明する複数の実施形態の各構成要素を選択的に組み合わせることは当初から想定されている。
以下、図1~図4を参照しながら、実施形態の一例である照明器具1について詳細に説明する。図1に示すように、照明器具1は、オフィス100の天井に取り付けられるが、本開示に係る照明器具の設置場所はオフィスに限定されない。本開示に係る照明器具は、例えば戸建住宅、マンション等の一般住居、飲食店、美容院、デパート等の店舗、シェアハウス、高齢者施設、図書館、公民館、医療施設など、オフィス以外にも適用できる。
図1は、照明器具1をオフィス100の天井に設置した場合の使用イメージを示す。図2は照明器具1のロールスクリーン10を下した状態を、図3はロールスクリーン10を巻き上げた状態をそれぞれ示す。図4は照明器具1の断面図である。本実施形態では、照明器具1が天井に設置された状態で、鉛直方向に沿った方向を照明器具1の「上下方向」、ロールスクリーン10を構成するロールパイプの軸方向に沿った方向を「横方向」、上下方向および横方向に直交する方向を「前後方向」とする。
図1に示すように、照明器具1は、オフィス100の天井に設置されたダクトレール101に取り付けることができる。図1に示す例では、照明器具1がダクトレール101に沿うように、即ち照明器具1とダクトレール101の長手方向が一致した状態で取り付けられている。なお、照明器具1は、ダクトレール101に対して直交するように取り付けられてもよく、天井に直接取り付けられてもよい。
照明器具1は、例えば、ミーティング、共同作業、ティーブレイク等に使用される共創スペースと、ワーカーが各自の仕事に集中し易くするための作業スペースとの間に設置される。また、照明器具1は、作業スペース等において、隣席との間に設置されてもよい。或いは、エントランスや通路と、執務スペースとの間に設置されてもよい。なお、オフィス100における照明器具1の設置場所は特に限定されないが、照明器具1はオープンスペースの間仕切りとして好適である。
図1~図4に示すように、照明器具1は、ロールスクリーン10と、光源ユニット20と、ロールスクリーン10および光源ユニット20を収容する筐体30とを備える。光源ユニット20は、ロールスクリーン10が巻き出される方向に向けて光を出射し、ロールスクリーン10を照らすように構成されている。照明器具1は、ロールスクリーン10と光源ユニット20が一体化されたスクリーン型照明であって、空間を緩やかに仕切ると共に、光とスクリーンの組み合わせにより幅広い空間演出を可能とする。
照明器具1によれば、ロールスクリーン10を下すことで、例えばオープンスペースの開放感を損なうことなく、周囲と緩やかに隔てられた空間を簡単に作ることができる。また、図3に示すように、ロールスクリーン10を巻き上げて筐体30に収容することで、元のオープンスペースに簡単に戻すことができる。一方、オープンスペースを什器、壁等で区切る方法では、開放感が損なわれるだけでなく、空間の変更を簡単に行うことができない。なお、本明細書では、ロールスクリーン10を巻き出すことを「下す」と表現し、巻き取ることを「巻き上げる」と表現する場合がある。
照明器具1には、ロールスクリーン10として、光源ユニット20を間に挟むように配置された第1ロールスクリーン11および第2ロールスクリーン12が設けられている。光源ユニット20は、この2つのロールスクリーンの間に光を出射するように構成されている。第1ロールスクリーン11および第2ロールスクリーン12の少なくとも一方は、光源ユニット20の光の一部を透過する透光性のスクリーンを有することが好ましい。この場合、2つのロールスクリーンの間に出射された光源ユニット20の光がスクリーンを透過し、内側から照らされたスクリーンが光の間仕切りとなる。
照明器具1は、さらに、第1ロールスクリーン11および第2ロールスクリーン12の下端同士をつなぐ連結部材40を備える。連結部材40を取り付けることで、2つのロールスクリーンを同時に操作することが可能になる。また、連結部材40は、ウェイトバーとしても機能する。本実施形態では、ロールスクリーン10を引っ張るためのコード41が、連結部材40に取り付けられている。
以下、図2~図6を適宜参照しながら、照明器具1を構成するロールスクリーン10、光源ユニット20、筐体30、および連結部材40について、また光源ユニット20の点灯制御について詳説する。
[ロールスクリーン]
図2~図4に示すように、第1ロールスクリーン11は、ロールパイプ11Aと、スクリーン11Bとを有し、巻き芯であるロールパイプ11Aにスクリーン11Bが巻き取られる構造を有する。また、コード41を引っ張ることで、スクリーン11Bが巻き出される。ロールパイプ11Aは、筐体30に対して回転可能に取り付けられている。
図2~図4に示すように、第1ロールスクリーン11は、ロールパイプ11Aと、スクリーン11Bとを有し、巻き芯であるロールパイプ11Aにスクリーン11Bが巻き取られる構造を有する。また、コード41を引っ張ることで、スクリーン11Bが巻き出される。ロールパイプ11Aは、筐体30に対して回転可能に取り付けられている。
第1ロールスクリーン11は、例えば、ロールパイプ11Aに巻き取りスプリングが内蔵されたスプリング式である。同様に、第2ロールスクリーン12は、ロールパイプ12Aと、スクリーン12Bとを有するスプリング式である。なお、各ロールスクリーンは、ロールパイプの一端に取り付けられたチェーンを操作することにより昇降するチェーン式であってもよく、筐体30に内蔵されたモータにより自動昇降する電動式であってもよい。
第1ロールスクリーン11と第2ロールスクリーン12には、例えば、同種のロールスクリーンが用いられる。そして、この2つのロールスクリーンは、ロールパイプ11A,12Aが互いに平行に延び、かつパイプの両端位置が揃うように配置される。また、2つのロールスクリーンの間に光源ユニット20を配置可能な間隔をあけて同じ高さに配置される。2つのロールスクリーンの間隔は、器具の小型化等の観点から、例えば、ロールパイプ11Aの直径の5倍以下であることが好ましい。なお、2つのロールスクリーンには、形状、寸法、材質、色、光透過率等が異なるものを用いることも可能である。
スクリーン11Bは、例えば織物、編物、不織布等の繊維素材で構成されるが、その材質は特に限定されず、樹脂フィルム等で構成されていてもよい。また、スクリーン11Bは、防水加工、防炎加工、抗菌加工、消臭加工等が施されていてもよい。繊維素材のスクリーン11Bは、その目付量を変更することで、光の透過率を調整できる。一般的には、スクリーン11Bの目付量が多くなるほど、遮光性が高くなり、光を透過し難くなる。スクリーン11Bは、上記の通り、光の間仕切りとなるように、光源ユニット20の光をある程度透過することが好ましい。
スクリーン11Bは、無地であってもよく、柄を有していてもよい。また、スクリーン11Bには、遮光性が高い部分と低い部分が存在していてもよい。スクリーン11Bの色は特に限定されず、例えば赤色系、青色系、緑色系、黄色系、白色系、黒色系のいずれであってもよい。また、スクリーン11Bが樹脂フィルム製である場合、透明であってもよい。スクリーン12Bには、スクリーン11Bと同じものを適用できるが、材質、色、光透過率等が異なるものを用いてもよい。
例えば、スクリーン11Bの光透過率をスクリーン12Bの光透過率より高くしてもよい。この場合、スクリーン11B側の空間を明るくし、スクリーン12B側の空間を少し暗めの落ち着いた雰囲気にすることができる。また、スクリーン11Bを第1の色とし、スクリーン12Bを第1の色と異なる第2の色としてもよい。このようにスクリーン11B,12Bに違うものを用いることで、照明器具1のスクリーン11B側と、スクリーン12B側とで、雰囲気が異なる空間演出が可能である。
[光源ユニット]
図4に示すように、光源ユニット20は、第1ロールスクリーン11と第2ロールスクリーン12の間に配置されている。光源ユニット20は、上記のように、2つのロールスクリーンが巻き出される方向に光を出射する。2つのロールスクリーンは下方に巻き出されるので、光源ユニット20は光出射部を下方に向けた状態で配置される。光源ユニット20の光は、スクリーン11B,12Bの対向する内面を照らしながら、スクリーン11B,12Bの間を下方に向かって進む。そして、スクリーン11B,12Bの内面に照射された光は、スクリーン11B,12Bを透過して外側に漏れ出すため、例えば、スクリーン11B,12Bの外面が明るく光り面発光しているように見える。
図4に示すように、光源ユニット20は、第1ロールスクリーン11と第2ロールスクリーン12の間に配置されている。光源ユニット20は、上記のように、2つのロールスクリーンが巻き出される方向に光を出射する。2つのロールスクリーンは下方に巻き出されるので、光源ユニット20は光出射部を下方に向けた状態で配置される。光源ユニット20の光は、スクリーン11B,12Bの対向する内面を照らしながら、スクリーン11B,12Bの間を下方に向かって進む。そして、スクリーン11B,12Bの内面に照射された光は、スクリーン11B,12Bを透過して外側に漏れ出すため、例えば、スクリーン11B,12Bの外面が明るく光り面発光しているように見える。
本実施形態では、光源ユニット20の光が、スクリーン11B,12Bによって拡散される。このため、グレアが十分に抑制され、スクリーン11B,12Bの広範囲が面発光しているように見える。光源ユニット20は、スクリーン11B,12Bの一部だけを強く照らすのではなく、全体をまんべんなく照らすように構成されることが好ましい。但し、光源ユニット20に近いスクリーン11B,12Bの上部ほど、光の照射量が多くなり易いので、スクリーン11B,12Bには、下部から上部に向かって次第に明るくなるグラデーションが存在してもよい。
光源ユニット20は、2つのロールスクリーンのロールパイプ11A,12Aに沿ってライン状に設けられることが好ましい。また、光源ユニット20は、ロールパイプ11A,12Aの一端の近傍から他端の近傍にわたって設けられることが好ましい。この場合、スクリーン11B,12Bの横方向中央部から両端部まで、スクリーン11B,12Bの広い範囲を明るく照らすことができる。光源ユニット20は、ライン状の細長い形状を有していてもよい。或いは、複数の光源ユニット20がライン状に配列されていてもよい。
光源ユニット20を構成する光源は、特に限定されないが、好ましくはLED(Light Emitting Diode)等の半導体発光素子である。LED素子は、例えば、蛍光体を用いて青色LEDの青色光の一部をより長波長の光に変換し、青色光の残りの一部と混色することで白色光を出射する。光源ユニット20は、例えば赤色、緑色、青色のLEDを有し、制御回路によって各色のLEDの光量が調整されることで、光の出力、色温度等が制御されてもよい。
また、光源ユニット20から出射される光は、白色光に限定されず、青色光、緑色光、赤色光等の有色光であってもよい。光源ユニット20は、スクリーン11B,12Bに色のグラデーション、またはパターンが形成されるように、スクリーン11B,12Bの所定の場所に、所定の有色光を照射するように構成されていてもよい。一例としては、スクリーン11B,12Bの上部に第1の有色光(例えば、青色光)を、下部に第2の有色光(例えば、赤色光)を照射することが挙げられる。
光源ユニット20は、光の出射角度を絞るためのレンズを含むことが好ましい。光源ユニット20には、例えば、LED素子の下方にレンズが配置されている。レンズの一例は、横方向に長い凸レンズであって、アクリル系樹脂、ポリカーボネート等の透明性の高い樹脂、またはガラスなどで構成される。また、光源ユニット20には、光源およびレンズを保護するための透光性のカバーが設けられていてもよい。
図5は、照明器具1の筐体部分を斜め下方から見た斜視図である。図5に示すように、照明器具1は、光源ユニット20の下方に配置された複数の遮光板21を有していてもよい。遮光板21は、例えば、ライン状に設けられた光源ユニット20の長手方向に沿って等間隔で配置され、光源ユニット20の光がスクリーン11B,12Bの間から横方向に抜けることを抑制する。遮光板21は、例えば、光源ユニット20の光を下方に反射する。なお、複数の遮光板21は互いに連結されていてもよい。
[筐体]
図2~図4に示すように、筐体30は、第1ロールスクリーン11、第2ロールスクリーン12、および光源ユニット20を収容するケースであって、横方向に長い略長方体形状を有する。光源ユニット20は筐体30の前後方向中央部に、第1ロールスクリーン11は筐体30の前方に、第2ロールスクリーン12は筐体30の後方にそれぞれ配置され、筐体30の下面には開口31が形成されている。この開口31から、光源ユニット20の光が出射され、スクリーン11B,12Bが巻き出される。開口31は、筐体30の横方向に沿って、光源ユニット20と上下方向に重なる位置に形成される。
図2~図4に示すように、筐体30は、第1ロールスクリーン11、第2ロールスクリーン12、および光源ユニット20を収容するケースであって、横方向に長い略長方体形状を有する。光源ユニット20は筐体30の前後方向中央部に、第1ロールスクリーン11は筐体30の前方に、第2ロールスクリーン12は筐体30の後方にそれぞれ配置され、筐体30の下面には開口31が形成されている。この開口31から、光源ユニット20の光が出射され、スクリーン11B,12Bが巻き出される。開口31は、筐体30の横方向に沿って、光源ユニット20と上下方向に重なる位置に形成される。
図4および図5に示すように、筐体30内には、遮光板21が固定される支持部材32が設けられている。支持部材32は、例えば、光源ユニット20の光を通す開口が形成された、横方向に長い金属板であって、光源ユニット20の下方に配置され、長手方向両端部が筐体30に固定されている。図4に示す例では、スクリーン11Bが支持部材32の前端に、スクリーン12Bが支持部材32の後端にそれぞれ当接しており、支持部材32と開口31の縁部との間に形成されたスリット状の隙間から下方に延びている。支持部材32は、例えば、スクリーン11B,12Bの位置を規制するガイドとして機能する。
また、筐体30には、連結部材40が嵌る収容部33が設けられている。本実施形態では、筐体30の下面から下方に突出して開口31の周りを囲む周壁35によって、収容部33が形成されている。即ち、周壁35に囲まれた内側部分が、連結部材40が嵌る収容部33となる。また、照明器具1は、ダクトレール101に挿し込まれるプラグ部34を備える。本実施形態では、光源ユニット20が配置される筐体30の前後方向中央部に、上方に突出したプラグ部34が形成されている。
[連結部材]
図6は、連結部材40を斜め上方から見た斜視図である。図6に示すように、スクリーン11Bの下端とスクリーン12Bの下端は、連結部材40にそれぞれ固定され、連結部材40によって連結されている。また、連結部材40には、スクリーン11B,12Bを引っ張って下すためのコード41が取り付けられている。この場合、コード41を引っ張ることで、スクリーン11B,12Bを同時に操作することが可能になる。
図6は、連結部材40を斜め上方から見た斜視図である。図6に示すように、スクリーン11Bの下端とスクリーン12Bの下端は、連結部材40にそれぞれ固定され、連結部材40によって連結されている。また、連結部材40には、スクリーン11B,12Bを引っ張って下すためのコード41が取り付けられている。この場合、コード41を引っ張ることで、スクリーン11B,12Bを同時に操作することが可能になる。
連結部材40は、スクリーン11B,12Bの横方向全長にわたって設けられたバー状の部材であって、ウェイトバーとしても機能する。図6に示す連結部材40は、半円状の端面を有し、上面が平坦で、下面が湾曲している。連結部材40の色は、特に限定されず、デザイン面等から決定されるが、一例としては、光源ユニット20の光を吸収する黒色が挙げられる。図3に示す例では、連結部材40が不透明な部材で構成され、連結部材40が筐体30に収容された状態において、下から光源ユニット20が見えないようになっている。
連結部材40の上面は、光源ユニット20の光を反射する反射面であってもよい。この場合、連結部材40の上面に当たる光源ユニット20の光をスクリーン11B,12Bの間に戻すことができ、光の利用効率が向上する。反射面は、例えば、連結部材40の上面に反射部材を取り付ける、白色顔料等を含有する光の反射率が高い層を設ける、或いは上面を鏡面加工することにより形成される。また、連結部材40には、後述の磁気センサによって検知される磁石が設けられていてもよい。
[光源ユニットの点灯制御]
照明器具1は、ロールスクリーン10が下ろされたときに、光源ユニット20が点灯するように構成されていてもよい。また、照明器具1は、ロールスクリーン10が巻き上げられたときに、光源ユニット20が消灯するように構成されていてもよい。照明器具1は、ロールスクリーン10の操作に基づいてON/OFFされるスイッチを備え、この場合、ロールスクリーン10の操作により光源ユニット20が自動的に点灯/消灯する。
照明器具1は、ロールスクリーン10が下ろされたときに、光源ユニット20が点灯するように構成されていてもよい。また、照明器具1は、ロールスクリーン10が巻き上げられたときに、光源ユニット20が消灯するように構成されていてもよい。照明器具1は、ロールスクリーン10の操作に基づいてON/OFFされるスイッチを備え、この場合、ロールスクリーン10の操作により光源ユニット20が自動的に点灯/消灯する。
筐体30には、連結部材40の接近および離隔の少なくとも一方を検知するセンサが設けられていてもよい。この場合、センサの検知情報に基づいて、光源ユニット20のスイッチがON/OFFされる。光源ユニット20は、例えば、センサの検知情報に基づいて、ロールスクリーン10が巻き出されて連結部材40が筐体30から離れたときに点灯し、ロールスクリーン10が巻き取られて連結部材40が筐体30に接近したときに消灯するように構成される。
例えば、連結部材40の接近によりセンサから検知信号が出力されたことをトリガーとして、光源ユニット20のスイッチがOFFとなり、検知信号の出力が停止されたときにスイッチがONとなるように構成されていてもよい。即ち、光源ユニット20のスイッチは、センサの検知信号または検知信号に基づく信号を受けてOFFとなる。なお、センサの信号処理の方法は特に限定されない。
筐体30には、上記センサとして、連結部材40に取り付けられた磁石の接近を検知する磁気センサが設けられていてもよい。この場合、ロールスクリーン10が巻き上げられて連結部材40の磁石が筐体30の磁気センサに接近すると、磁気センサから検知信号が出力されて光源ユニット20が消灯する。また、ロールスクリーン10が下ろされて連結部材40の磁石が磁気センサから離れて、磁気センサの検知信号の出力が停止されたときに光源ユニット20が点灯する。
なお、上記センサは、連結部材40の接近および離隔の少なくとも一方を検知できるものであればよく、磁気センサに限定されない。例えば、金属製の連結部材40を用い、或いは連結部材40に金属部材を取り付けて、筐体30に静電容量センサを設けてもよい。また、光源ユニット20のスイッチとして、ロールスクリーン10が巻き出されたときにONとなり、巻き上げられたときにOFFとなる機械式スイッチを用いてもよい。
上記構成を備えた照明器具1によれば、スクリーン11B,12Bが内側から明るく照らされた光の間仕切りを提供でき、オープンスペースの開放感を損なうことなく、必要な時に、周囲と緩やかに隔てられた空間を簡単に作ることができる。また、間仕切りが不要であるときには、スクリーン11B,12Bを巻き上げて連結部材40を筐体30に収容することで天井をすっきり見せることができ、元のオープンスペースに簡単に戻すことができる。照明器具1によれば、光とスクリーンの融合により、幅広い空間演出が可能である。
上記実施形態は本開示の目的を損なわない範囲で適宜設計変更できる。以下、図7および図8を参照しながら、変形例について説明するが、上記実施形態と同様の構成要素には同じ符号を用いて重複する説明を省略する。
図7に示す照明器具2は、透光性の部材で構成された連結部材45を備えている点で、照明器具1と異なる。図7に示す例では、連結部材45が筐体30の収容部33に収容された状態において、下から光源ユニット20が見えるようになっている。連結部材45は筐体30の開口31を塞ぐように収容されるが、連結部材45は透光性を有するため、収容状態においても光源ユニット20の光を遮らない。なお、連結部材45は、光を拡散透過する乳白色の部材であってもよく、着色されていてもよい。
照明器具2は、連結部材45が筐体30に収容された状態で光源ユニット20が点灯するように構成されている。即ち、照明器具2は、ロールスクリーン10を巻き上げた状態で、通常の照明器具として使用することができる。この場合、ロールスクリーン10の操作と独立して、手動でON/OFFされる光源ユニット20のスイッチが設けられる。スイッチには、壁スイッチ、リモコンなど、一般的な天井照明の場合と同様のスイッチを適用できる。また、コード41にスイッチを設けてもよい。
図8に示す照明器具3は、ロールスクリーン15が1つである点で、照明器具1と異なる。即ち、光源ユニット20の後方には、スクリーンが存在しない。この場合も、光源ユニット20は、スクリーン16を照らすように、ロールスクリーン10が巻き出される方向に向けて光を出射するように構成される。そして、スクリーン16は光の間仕切りとして機能する。なお、照明器具3の後方では、光源ユニット20の光がスクリーンを透過することなく照射されるので、一般的な天井照明を使用した場合と同様の明るさを確保することが可能である。
スクリーン16の下端には、連結部材の代わりにウェイトバー50が設けられている。また、ウェイトバー50の長手方向中央部にコード51が取り付けられている。なお、図8では、上記実施形態と同じ筐体30を図示しているが、照明器具3には、前後方向の長さがより短い筐体を用いてもよい。或いは、光源ユニット20を間に挟むように、互いに独立して操作可能な2つのロールスクリーン15を設けてもよい。
1,2,3 照明器具、10,15 ロールスクリーン、11 第1ロールスクリーン、11A,12A ロールパイプ、11B,12B,16 スクリーン、12 第2ロールスクリーン、20 光源ユニット、21 遮蔽板、30 筐体、31 開口、32 支持部材、33 収容部、34 プラグ部、35 周壁、40,45 連結部材、41,51 コード、50 ウェイトバー、100 オフィス、101 ダクトレール
Claims (7)
- 少なくとも1つのロールスクリーンと、
前記ロールスクリーンが巻き出される方向に向けて光を出射するように構成された光源ユニットと、
前記ロールスクリーンおよび前記光源ユニットを収容する筐体と、
を備える、照明器具。 - 前記ロールスクリーンの少なくとも1つは、前記光源ユニットの光の一部を透過する透光性のスクリーンを有する、請求項1に記載の照明器具。
- 前記光源ユニットは、前記ロールスクリーンのロールパイプに沿ってライン状に設けられている、請求項1または2に記載の照明器具。
- 前記ロールスクリーンは、前記光源ユニットを間に挟むように配置された第1ロールスクリーンおよび第2ロールスクリーンを含み、
前記光源ユニットは、前記第1ロールスクリーンと前記第2ロールスクリーンの間に光を出射するように構成されている、請求項1~3のいずれか1項に記載の照明器具。 - 前記第1ロールスクリーンと前記第2ロールスクリーンの下端同士をつなぐ連結部材を備え、
前記筐体には、前記連結部材が嵌る収容部が設けられている、請求項4に記載の照明器具。 - 前記筐体には、前記連結部材の接近および離隔の少なくとも一方を検知するセンサが設けられ、
前記光源ユニットは、前記センサの検知情報に基づいて、前記ロールスクリーンが巻き出されて前記連結部材が前記筐体から離れたときに点灯し、前記ロールスクリーンが巻き取られて前記連結部材が前記筐体に接近したときに消灯するように構成されている、請求項5に記載の照明器具。 - 前記連結部材は、透光性の部材で構成され、
前記光源ユニットは、前記連結部材が前記筐体に収容された状態で点灯するように構成されている、請求項5に記載の照明器具。
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PCT/JP2021/008328 WO2021192879A1 (ja) | 2020-03-24 | 2021-03-04 | 照明器具 |
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WO (1) | WO2021192879A1 (ja) |
Citations (3)
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JP2010281138A (ja) * | 2009-06-05 | 2010-12-16 | Toyota Home Kk | ブラインド装置 |
JP2014527694A (ja) * | 2011-08-10 | 2014-10-16 | コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ | 格納式照明器具 |
JP2016004609A (ja) * | 2014-06-13 | 2016-01-12 | 株式会社東芝 | 導光板を有する面状照明装置およびロールスクリーン型の面状照明装置 |
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-
2021
- 2021-03-04 WO PCT/JP2021/008328 patent/WO2021192879A1/ja active Application Filing
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010281138A (ja) * | 2009-06-05 | 2010-12-16 | Toyota Home Kk | ブラインド装置 |
JP2014527694A (ja) * | 2011-08-10 | 2014-10-16 | コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ | 格納式照明器具 |
JP2016004609A (ja) * | 2014-06-13 | 2016-01-12 | 株式会社東芝 | 導光板を有する面状照明装置およびロールスクリーン型の面状照明装置 |
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JP2021152995A (ja) | 2021-09-30 |
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