WO2020246067A1 - ワイヤレス給電システムの受電装置、電子機器 - Google Patents

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Abstract

受電装置(10)は、二次電池(60)を収容可能な形状の外装と、外装内に配置される受電コイル部材(30)と、外装内に配置され、受電コイル部材(30)のコイル導体(31)に電気的に接続された受電回路、および、二次電池(60)への充電と外部への放電を担う充電回路を備える回路基板(50)と、を備える。外装は、受電コイル部材(30)が近接する第1外装部材(21)と、第1外装部材(21)と組み合わせて外装を形成する第2外装部材(22)と、を備える。第1外装部材(21)は、例えば平坦面を有し、第2外装部材(22)に比べて外部の送電コイル(900)に近い側に配置され、受電コイル部材(30)のコイル導体(31)と送電コイル(900)とを対向させることが可能な構造を備える。

Description

ワイヤレス給電システムの受電装置、電子機器
 本発明は、ワイヤレス給電によって受電する受電装置に関する。
 特許文献1は、ワイヤレス充電方式に用いられる充電池を記載している。特許文献1に記載の充電池は、円筒状の電池本体と受電コイルとを備える。受電コイルは、電池本体の外周側面に高々1重に巻かれている。
 特許文献2は、非接触充電対応型二次電池を記載している。特許文献2に記載の非接触充電対応二次電池は、複数の受電コイルを備える。複数の受電コイルは、それぞれに環状である。
国際公開第2014/181462号 特許第5798407号明細書
 しかしながら、特許文献1の充電池は、充電池の設置状態によって、高い電力効率で電力を受電できないことがある。また、特許文献2に記載の非接触充電対応型二次電池では、送電コイルとの結合に寄与しない受電コイルが存在してしまう。このような受電コイルは、受電効率を低下させてしまう。
 したがって、本発明の目的は、高い電力効率で電力をより確実に受電できるワイヤレス給電システムの受電装置を提供することである。
 この発明のワイヤレス給電システムの受電装置は、二次電池を収容可能な形状の外装と、外装内に配置される受電コイルと、外装内に配置され、受電コイルに電気的に接続された受電回路、および、二次電池への充電を担う充電回路および放電を担う放電出力部と、を備える。外装は、受電コイルが近接する第1部材と、第1部材と組み合わせて外装を形成する第2部材と、を備える。第1部材は、第2部材に比べて外部の送電コイルに近い側に配置され、第2部材とは異なる形状を有し、受電コイルと送電コイルとの磁気結合は、受電コイルを第2部材の近傍に設置する場合に比べて大きくなる構造を備える。
 この構成では、第1部材が第2部材よりも近接することで、受電コイルは、送電コイルに近接する。したがって、受電コイルと送電コイルの磁気結合を向上できる。
 この発明によれば、ワイヤレス給電システムにおいて、高い電力効率で電力をより確実に受電できる。
図1は、第1の実施形態に係る受電装置の分解斜視図である。 図2は、第1の実施形態に係る受電装置の外観斜視図である。 図3(A)は、第1の実施形態に係る受電装置の平面図であり、図3(B)は、第1の実施形態に係る受電装置の第1端面図であり、図3(C)は、第1の実施形態に係る受電装置の第2端面図であり、図3(D)は、第1の実施形態に係る受電装置の側面図である。 図4は、第1の実施形態に係る受電装置の側面断面図である。 図5は、第1の実施形態に係る受電装置の構成を示す側面分解図である。 図6は、第1の実施形態に係る受電装置の端面断面図である。 図7は、受電装置を充電する状態を示す外観斜視図である。 図8(A)は、第1の実施形態に係る受電装置を電子機器に装着した状態を示す斜視図であり、図8(B)は、その分解斜視図である。 図9(A)は、第1の実施形態に係る受電装置を電子機器に装着した状態を示す側面図であり、図9(B)は、その分解図である。 図10は、電子機器に装着された受電装置を充電する状態を示す外観斜視図である。 図11は、第1の実施形態に係る受電装置およびワイヤレス給電システムの回路構成を示す概略的な回路図である。 図12は、第2の実施形態に係る受電装置の構成を示す分解斜視図である。 図13(A)、図13(B)は、受電装置の外装の派生例の外観斜視図である。 図14(A)、図14(B)、および、図14(C)は、受電装置の外装の派生例の外観斜視図である。 図15は、受電装置の回路構成の派生例を示す概略的な回路図である。 図16は、受電装置の回路構成の派生例を示す概略的な回路図である。
 (第1実施形態)
 本発明の第1の実施形態に係るワイヤレス給電システムの受電装置、および、この受電装置が装着される電子機器について、図を参照して説明する。図1は、第1の実施形態に係る受電装置の分解斜視図である。図2は、第1の実施形態に係る受電装置の外観斜視図である。図3(A)は、第1の実施形態に係る受電装置の平面図であり、図3(B)は、第1の実施形態に係る受電装置の第1端面図であり、図3(C)は、第1の実施形態に係る受電装置の第2端面図であり、図3(D)は、第1の実施形態に係る受電装置の側面図である。図4は、第1の実施形態に係る受電装置の側面断面図である。図5は、第1の実施形態に係る受電装置の構成を示す側面分解図である。図6は、第1の実施形態に係る受電装置の端面断面図である。なお、各図における寸法は、説明を分かり易くするために、適宜調整している。
 図1、図2、図3(A)-図3(D)、図4、図5、図6に示すように、受電装置10は、第1外装部材21、第2外装部材22、受電コイル部材30、磁性シート40、回路基板50、二次電池60、正極用電極71、負極用電極72、基板固定部材500、導光部材590、および、正極用アダプタ電極711を備える。
 (外装の構成)
 第1外装部材21および第2外装部材22は、絶縁性材料(例えば、絶縁性樹脂)からなる。概略的には、第1外装部材21と第2外装部材22とが嵌合することで、本発明の「外装」が形成される。第1外装部材21が、本発明の「第1部材」に対応し、第2外装部材22が、本発明の「第2部材」に対応する。
 第1外装部材21は、壁211、2個の壁212、壁213、および、壁214を有する。
 壁211は、直交する2方向であるX方向およびY方向に広がる形状であり、平面視において、略矩形であり、平板状である。壁211は、X方向に長く、Y方向に短い形状である。
 2個の壁212は、壁211の平板面から直交する方向に延びる形状である。2個の壁212は、壁211のX方向に沿った側辺に沿って延びる形状である。2個の壁212は、壁211における2側辺にそれぞれ配置される。
 壁213および壁214は、壁211の平板面から直交する方向に延びる形状である。壁213および壁214は、壁211のY方向に沿った端辺に沿って延びる形状である。壁213は、壁211のY方向の一方端に配置され、壁214は、壁211のY方向の他方端に配置される。壁213および壁214は、2個の壁212と接続する。
 この構成によって、第1外装部材21は、壁211、2個の壁212、壁213、および、壁214によって囲まれる空間210を有する。空間210は、略直方体形状である。
 第2外装部材22は、壁221、壁223、および、壁224を有する。
 壁221は、平板部と弧状部とを有する形状である。弧状部とは、所定の曲率半径で面が湾曲する形状であり、断面(図1等であれば、YZ平面での断面)の形状が半球状である。平板部は、弧状部の側辺に、Z方向に延びるように接続する。したがって、壁221は、断面の形状がU状である。壁221は、X方向に長く、Y方向に短い形状である。
 壁223は、壁221のX方向の一方端に配置されている。壁223は、YZ平面に平行な平板状である。壁223は、壁221のX方向の一方端に配置され、壁221に接続する。壁224は、YZ平面に平行な平板状である。壁224は、壁221のX方向の他方端に配置され、壁221に接続する。
 この構成によって、第2外装部材22は、壁221、壁223、および、壁224によって囲まれる空間220を有する。すなわち、第2外装部材22は、略半円筒形であり、空間220は、半円柱と略直方体とがつながった略半円柱形状である。
 このように、第1外装部材21と第2外装部材22とは、形状が異なり、第1外装部材21の外観形状と第2外装部材22の外観形状とは、異なる。
 第1外装部材21と第2外装部材22とが嵌合することによって、筒状の外装が形成される。これにより、第1外装部材21の空間210と第2外装部材22の空間220とが連通し、外装の内部空間が形成される。外装の内部空間は、半円柱と略直方体とがつながって一体になった形状である。
 そして、この構成では、筒状の外装の周方向の一部は、第1外装部材21の壁211からなる平坦面となり、他部は、第2外装部材22の壁221からなる円弧面となる。したがって、ユーザは、第1外装部材21と第2外装部材22とを、容易に見分けることができ、受電装置10の向きを容易に把握できる。
 嵌合は、具体的には、第1外装部材21の壁212に形成された嵌合用突起2121を、第2外装部材22の壁221に形成された嵌合用溝2211に嵌め合わせることによって、実現される。これにより、第1外装部材21と第2外装部材22とは、着脱可能な嵌合形状を実現する。
 外装の外形形状は、例えば、単3乾電池と略同じ形状であり、略同じ大きさである。なお、この外形形状の寸法は、一例で有り、例えば、他の種類の乾電池の形状等であってもよい。
 (受電装置10の内部構造)
 受電コイル部材30、磁性シート40、回路基板50、二次電池60、正極用電極71、負極用電極72、基板固定部材500、および、導光部材590は、この外装の内部空間に配置される。
 受電コイル部材30は、主面を有する平膜状である。受電コイル部材30は、コイル導体31とベース部材32とを備える。ベース部材32は、主面を有する平膜状であり、絶縁性を有する。受電コイル部材30は、例えば、第1外装部材21の壁211に当接するようにして配置される。
 コイル導体31は、巻回形の線状導体によって実現される。コイル導体31は、巻回形の中央に、所定の面積の開口部を有する。コイル導体31は、ベース部材32に配置されている。コイル導体31の巻回形を形成する面は、ベース部材32の主面に平行である。
 受電コイル部材30は、第1外装部材21に隣接して、配置される。この際、受電コイル部材30の主面は、第1外装部材21の壁211に略平行である。これの構成によって、後述のように、第1外装部材21側に送電コイルを配置する際、コイル導体31と送電コイル900(図7、図10参照)とが対向する。すなわち、第1外装部材21の構成および受電コイル部材30の構成を備えることによって、コイル導体31と送電コイル900(図7、図10参照)とを対向させることができる。そして、この構成を用いて、受電を行うことで、受電装置10は、効率良く、受電を行うことができる。
 なお、ベース部材32の主面は、第1外装部材21の壁211の空間210側の面と略同じ面積であり、コイル導体31は、このベース部材32の主面の4側辺に略沿って配置されており、この4側辺に近接する位置に配置されていることが好ましい。すなわち、受電コイル部材30の平面面積は、第1外装部材21の壁211の平面面積(平坦面の面積)と略同じである。このような構成のコイル導体31およびベース部材32を用いることで、コイル導体31およびベース部材32がより小さい場合よりも、受電効率は、高められる。なお、コイル導体31の外形形状は、例えば、第1外装部材21の壁211の面積の半分以上であればよい。このコイル導体31の外形形状は、受電装置10の仕様に応じて適宜調整できるが、例えば、単3乾電池の形状の受電装置10を想定した場合、コイル導体31の外形形状が、第1外装部材21の壁211の面積の半分以上であれば、所定の受電性能を得ることが可能である。
 磁性シート40は、主面を有する平膜状である。磁性シート40は、受電コイル部材30に隣接して配置される。磁性シート40は、受電コイル部材30に対して、第1外装部材21の壁211と反対側に配置される。磁性シート40は、受電コイル部材30に当接するようにして配置される。磁性シート40の面積(主面の面積)は、コイル導体31の平面面積以上であることが好ましい。このように、磁性シート40を配置することによって、上述のように、受電コイル部材30に対して送電コイルを配置した場合に、閉磁路を形成できる。したがって、受電装置10は、より効率良く、受電を行うことができる。
 回路基板50は、平板状である。回路基板50は、絶縁性材料(例えば、絶縁性樹脂)の基材に、導体パターンを形成することによって実現される。回路基板50は、後述する受電系の回路を実現する各種の回路素子が実装されている。
 回路基板50は、基板固定部材500を介して、磁性シート40に隣接して配置される。回路基板50は、磁性シート40を基準にして、受電コイル部材30と反対側に配置される。回路基板50は、平板面が第1外装部材21の壁211に略平行になるように、配置される。回路基板50は、例えば、基板固定部材500を用いて、第2外装部材22に固定される。
 二次電池60は、円柱形である。二次電池60は、例えば、リチウムイオン電池である。なお、二次電池60は、リチウムイオン電池に限るものではなく、他の二次電池であってもよい。また、二次電池60の形状は、円柱形に限るものではなく、第2外装部材22に収まる形状であればよい。
 二次電池60は、回路基板50に隣接して配置される。二次電池60は、回路基板50を基準にして、磁性シート40と反対側に配置される。二次電池60は、円柱形の延びる方向が第2外装部材22の長手方向(図1等のX方向)に並行になるように配置されている。この状態で、二次電池60は、第2外装部材22の空間220内に収容される。
 二次電池60には、配線600が設けられている。配線600は、回路基板50に接続する。
 正極用電極71および負極用電極72は、平板の導体である。正極用電極71は、第2外装部材22の壁223に装着されている。正極用電極71には、配線701が接続しており、配線701は、回路基板50に接続する。
 負極用電極72は、第2外装部材22の壁224に装着されている。負極用電極72は、第2外装部材22の壁224の外部に露出する。負極用電極72には、配線702が接続しており、配線702は、回路基板50に接続する。
 正極用アダプタ電極711は、突起を有する形状である。正極用アダプタ電極711は、正極用電極71に当接している。正極用アダプタ電極711の突起部は、壁223から外部に露出している。
 この正極用アダプタ電極711の突起部は、受電装置10を充電池として用いる場合の正極となる。また、上述の負極用電極72は、受電装置10を充電池として用いる場合の負極となる。
 導光部材590は、第2外装部材22の壁221に形成された開口2212に当接している。導光部材590は、回路基板50に実装された発光素子(例えば、LED(発光ダイオード))の発した光を導光する。導光部材590に導かれた光は、開口2212を介して外部に出光される。
 以上のように、受電装置10は、外装の形状に異方性を有する。すなわち、受電装置10の側面は、方向によって異なる形状を有する。したがって、ユーザは、見た目、および、感触によって、受電装置10の向きを、容易に認識できる。すなわち、ユーザは、受電装置10を送電装置に配置する際に、どのような向きで受電装置10を配置すればよいかを、容易に認識できる。また、ユーザは、受電装置10を電子機器に装着する際に、どのような向きで受電装置10を装着すればよいかを、容易に認識できる。
 また、上述の構成では、磁性シート40は、受電コイル部材30と回路基板50との間に配置されている。したがって、送電コイル900と受電コイル部材30のコイル導体31の磁気結合を生じる磁界は、回路基板50および二次電池60側には殆ど漏れない。したがって、回路基板50の導体部および二次電池60の筐体に磁束が鎖交し、渦電流が発生することを抑制できる。よって、この渦電流による発熱等の損失は、抑制される。
 なお、上述の説明では、第1外装部材21の壁211は、長手方向(筒状の外装の延びる方向)の全体に亘って平坦面を有している。しかしながら、第1外装部材21の壁211は、長手方向の少なくとも一部が平坦面を有する形状であってもよい。
 また、上述の説明では、第1外装部材21と第2外装部材22とを嵌合させる態様を示した。しかしながら、第1外装部材21と第2外装部材22とは、ネジや接着材等を用いて、互いに固定してもよい。
 (受電装置10の単体に対して電力供給(充電)する場合)
 図7は、受電装置を充電する状態を示す外観斜視図である。送電装置は、図7に示すように、送電コイル900および送電台901を備える。送電コイル900は、巻回形で線状の導体パターンからなる。送電コイル900は、送電台901に形成されている。送電コイル900は、巻回形の開口面が送電台901の表面に略平行になるように、配置される。
 単体の受電装置10に対して電力供給を行う場合、受電装置10は、送電台901上に配置される。ここで、上述のように、受電装置10の外装は、壁211によって形成される平坦面と、壁221によって形成される弧状面とを有する。受電装置10の外装が長手方向に対して周方向に形状の異方性を有することで、ユーザは、受電装置10の形を確認しながら、送電台901上に、受電装置10を配置できる。具体的には、ユーザは、受電装置10の平坦面が送電台901の表面に当接するように、受電装置10を、容易に配置できる。
 そして、上述のように、受電コイル部材30のコイル導体31は、平坦面に近接して配置される。したがって、平坦面が送電台901の表面に当接するように、受電装置10が配置されることによって、ユーザは、受電効率の高い状態となるように、受電装置10を送電台901に、容易に設置できる。
 また、受電装置10の構成では、平坦面が平坦な送電台901の表面に配置される。したがって、受電装置10は、送電台901への配置後に転がることが抑制される。これにより、受電装置10は、受電効率の高い状態を維持した状態で、継続的に受電できる。
 また、上述の構成では、図示を省略しているが、受電装置10は、発光素子を備えており、発光状態は受電装置10の外部において視認できる。したがって、発光素子の発光を、受電状態(充電状態)に応じて変化させることによって、ユーザは、受電状態を容易に視認できる。なお、受電装置10では、発光素子を用いる態様を示したが、光以外、例えば、音や振動等を用いて、さらに、データ通信を用いて、受電状態を通知することも可能である。
 (受電装置10を電子機器に装着する場合、および、電子機器に装着した状態で受電装置10に電力供給(充電)する場合)
 図8(A)は、第1の実施形態に係る受電装置を電子機器に装着した状態を示す斜視図であり、図8(B)は、その分解斜視図である。図9(A)は、第1の実施形態に係る受電装置を電子機器に装着した状態を示す側面図であり、図9(B)は、その分解図である。
 図8(A)、図8(B)、図9(A)、図9(B)に示すように、電子機器80は、電池ホルダ800を備える。電池ホルダ800は、電子機器80の筐体の壁830に設けられた凹部によって実現され、開口部831を有する。電池ホルダ800は、底壁810、側壁820、側壁821、および、側壁822を備える。
 底壁810は、3個の個別部811からなる。個別部811は、側面視して、端部に対して中央部が凹む弧状である。この弧状は、受電装置10の壁221の弧状と類似した形状である。逆に言えば、受電装置10の壁221の弧状は、電池ホルダ800の底壁810の弧状と類似した形状である。類似した形状とは、例えば、略同じ形状、または、略相似の形状である。すなわち、電池ホルダ800の形状は、受電装置10の第2外装部材22の外形形状に類似した形状であり、逆に言えば、受電装置10の第2外装部材22の外形形状は、電池ホルダ800の形状に類似した形状である。3個の個別部811は、電子機器80の壁830の平板面に並行に並んでおり、近接する端部同士は接続する。
 側壁820は、電子機器80の壁830に直交している。側壁820の一方の端部は、底壁810における3個の個別部811の並ぶ方向の端部に接続する。側壁820の他方の端部は、壁830に接続する。側壁820の高さは、受電装置10の高さに応じており、例えば、略同じである。
 側壁821は、壁830に直交している。側壁821の一方の端部は、底壁810における3個の個別部811の並ぶ方向に直交する方向の一方の端部に接続する。側壁821の他方の端部は、壁830に接続する。側壁821には正極用端子電極841が配置されている。
 側壁822は、壁830に直交している。側壁822の一方の端部は、底壁810における3個の個別部811の並ぶ方向に直交する方向の他方の端部に接続する。側壁822の他方の端部は、壁830に接続する。側壁822には負極用端子電極842が配置されている。
 受電装置10は、開口部831側から電池ホルダ800に収容される。本実施形態の場合、3個の受電装置10が、電池ホルダ800に収容される。より具体的には、3個の受電装置10は、それぞれの壁221が底壁810側となるように、電池ホルダ800に収容される。
 電池ホルダ800が上述の構成であるので、壁221が底壁810側となるように受電装置10が収容されることによって、受電装置10の壁221と電池ホルダ800の底壁810および側壁820とは、互いに平行に沿った状態となる。すなわち、受電装置10は、電池ホルダ800に、余分な隙間無く、収容される。また、隣り合う個別部811が接続する接続部812は、底壁810の底面から突出する形状である。これにより、受電装置10は、接続部812の形状に沿って、各個別部811に収容され、受電装置10の収容は、より容易且つより正確に行える。
 一方、例えば、平坦面を有する壁211が底壁810側となるように、受電装置10を電池ホルダ800に収容しようとすると、受電装置10は、底壁810の個別部811の凹部まで入り込まない。したがって、受電装置10は、電池ホルダ800に正確に配置されない。
 このように、本実施形態に示すような受電装置10および電子機器80の電池ホルダ800の構成を用いることによって、ユーザは、受電装置10を電子機器80に、正確、且つ、容易に収容できる。
 このように、受電装置10が電池ホルダ800に収容されると、受電装置10の正極用アダプタ電極711は、電子機器80の正極用端子電極841に接続し、受電装置10の負極用電極72は、電子機器80の負極用端子電極842に接続する。
 受電装置10の二次電池60が充電されていれば、電子機器80は、この状態によって、受電装置10から電力を供給される。そして、電子機器80は、この電力によって駆動し、所定の処理や動作を行う。
 なお、受電装置10が電池ホルダ800に収容された状態では、例えば、蓋832によって、電池ホルダ800の開口は塞がれる。これにより、受電装置10は、外部環境から保護される。
 また、上述の構成では、受電装置10は、受電コイル部材30が電子機器80の外側に近接した状態で、電子機器80の電池ホルダ800に収容される。したがって、受電装置10は、電子機器80に装着された状態のまま、送電装置から電力供給を受けることができる。
 図10は、電子機器に装着された受電装置を充電する状態を示す外観斜視図である。図10に示すように、電子機器80の壁830を送電台901の表面に当接させた状態で、電子機器80を送電台901の表面に配置する。
 受電装置10が正しく電子機器80に装着されていれば、受電装置10の受電コイル部材30のコイル導体31は、送電台901、すなわち、送電コイル900に近接する。したがって、受電装置10が電子機器80に収容された状態でも、ユーザは、受電効率の高い状態となるように、受電装置10(電子機器80)を送電台901に、容易に設置できる。
 なお、上述の説明では、電子機器80に3個の受電装置10を用いる態様を示したが、受電装置10の個数はこれに限らない。例えば、受電装置10の個数は、1個や2個であっても、4個以上であってもよい。
 (受電装置およびワイヤレス給電システムの回路構成例)
 上述の説明では、受電装置10の物理的な構成を主として説明したが、受電装置10およびワイヤレス給電システムは、例えば、次の回路構成を備える。図11は、第1の実施形態に係る受電装置およびワイヤレス給電システムの回路構成を示す概略的な回路図である。
 ワイヤレス給電システム1は、送電装置90と受電装置10とを備える。送電装置90は、送電制御回路91、キャパシタ92、および、インダクタ900Lおよび抵抗900Rを有する送電コイル900を備える。送電制御回路91には、キャパシタ92と送電コイル900との直列回路が接続される。インダクタ900Lとキャパシタ92とは、送電側の共振回路を構成し、キャパシタ92のキャパシタンス、送電コイル900のインダクタ900Lのインダクタンスは、所定の共振周波数を有する。
 受電装置10は、コイル導体31、キャパシタ51、整流回路52、キャパシタ531、キャパシタ532、DCDCコンバータ54、充電回路55、保護回路56、DCDCコンバータ57、二次電池60、正極用電極71、および、負極用電極72を備える。コイル導体31が、受電コイルであり、正極用電極71と負極用電極72との組が、受電装置10の出力端子70である。キャパシタ51、整流回路52、キャパシタ53、DCDCコンバータ54、充電回路55、保護回路56は、上述の回路基板50、回路基板50に実装された電子部品によって実現される。
 コイル導体31からなる受電コイルには、キャパシタ51が接続される。インダクタ31Lとキャパシタ51とは受電側の共振回路(受電共振回路)を構成し、受電コイルのインダクタ31Lのインダクタンスとキャパシタ51のキャパシタンスとは、上述の送電側の共振回路の共振周波数と略同じ共振周波数を有する。
 コイル導体31とキャパシタ51の直列回路には、整流回路52の入力端子が接続されている。整流回路52は、全波整流回路、半波整流回路、または、倍電流整流回路等によって実現される。整流回路52の出力端子には、キャパシタ531が接続されている。キャパシタ531には、DCDCコンバータ54の入力端子が接続されている。DCDCコンバータ54の出力端子には、キャパシタ532が接続されている。キャパシタ51、整流回路52、キャパシタ531、DCDCコンバータ54、および、キャパシタ532からなる回路が、本発明の受電回路に対応する。
 キャパシタ532には、充電回路55が接続されている。充電回路55は、CC充電型、または、CC-CV充電型等の充電方式を採用している。充電回路55には、保護回路56が接続され、保護回路56には、二次電池60が接続されている。保護回路56は、二次電池60に対する過電圧、過電流、過熱に対する保護処理を行う回路である。また、充電回路55と保護回路56との接続部には、DCDCコンバータ57の入力端子が接続され、DCDCコンバータ57の出力端子には、出力端子70が接続されている。このDCDCコンバータ57および出力端子70が、例えば、本発明の「放電出力部」に対応する。
 受電装置10の二次電池60を充電する場合、送電装置90の送電制御回路91は、送電コイル900の送電電力を供給する。受電コイルと送電コイルとは、磁気結合する。この際、上述の共振周波数による共振を生じさせることによって、受電コイルは、送電コイルから、磁気共鳴方式によって、電力供給を受けることができる。これにより、高効率な受電が可能になる。
 受電コイルは、受電電力を整流回路52に出力する。整流回路52は、交流の受電電圧を、直流に整流して出力する。キャパシタ531は、整流回路52の出力電圧を平滑化して、DCDCコンバータ54に出力する。DCDCコンバータ54は、電圧変換を行って、充電回路55に出力する。キャパシタ532は、DCDCコンバータ54の出力電圧を平滑化する。充電回路55は、交流から整流および電圧変換された直流の受電電圧によって、二次電池60を充電する。この際、保護回路56を介して充電を行うことで、二次電池60は、保護される。DCDCコンバータ57、二次電池60の出力電圧を電圧変換(電圧調整)して、出力端子70に出力する。DCDCコンバータ57は、本発明の「電圧調整回路」に対応する。
 (第2の実施形態)
 本発明の第2の実施形態に係る受電装置について、図を参照して説明する。図12は、第2の実施形態に係る受電装置の構成を示す分解斜視図である。
 図12に示すように、第2の実施形態に係る受電装置10Aは、第1の実施形態に係る受電装置10に対して、二次電池60Aを着脱可能にした点で異なる。受電装置10Aの他の主たる構成は、受電装置10と同様であり、同様の箇所、および、類似する箇所であって説明を省略しても理解可能な箇所については、説明を省略する。
 受電装置10Aは、第1外装部材21A、第2外装部材22A、受電コイル部材30、磁性シート40、回路基板50、二次電池60A、正極用電極71、負極用電極72、正極用アダプタ電極711、負極用補助電極720を備える。
 第2外装部材22Aは、壁221Aに、凹部220Aを備える。凹部220Aは、壁221A、壁223A、壁224Aによって形成されている。凹部220Aは、壁221Aの外面から凹む形状である。壁221Aの外面は、第1外装部材21Aと第2外装部材22Aとを組み合わせて外装を形成したときに、外装の外側となる面である。凹部220Aは、弧状の底面を有する。
 二次電池60Aは、例えば、市販の乾電池型の二次電池、すなわち、円形の端面を有し、端面に直交する方向に長い円柱状の二次電池である。受電装置10Aが単3乾電池と同様の外形寸法を有する場合、二次電池60Aは、例えば、単4乾電池型の二次電池である。二次電池60Aは、凹部220Aに収容される。
 正極用電極71および負極用補助電極720は、凹部220A内に露出している。正極用電極71は、壁223Aの凹部220A側の面に配置されている。負極用補助電極720は、壁224Aの凹部220A側の面が突出した状態で配置されている。負極用補助電極720は、バネ性を有する形状である。負極用補助電極720は、負極用電極72に接続する。この際、第1外装部材21Aに、正極用電極71の形状に合わせた保持用壁213A、および、負極用補助電極720の形状に合わせて保持用壁214Aを備えることによって、正極用電極71、および、負極用補助電極720は、所定の位置に、より確実に保持される。
 二次電池60Aが凹部220Aに収容されると、二次電池60Aの正極は、正極用電極71に接続し、二次電池60Aの負極は、負極用補助電極720に接続する。
 このように、受電装置10Aは、市販等の従来から別途使用可能な二次電池60Aを用いて実現できる。すなわち、受電装置10Aは、二次電池60Aを装着した状態で、受電装置10Aを二次電池として利用できる。そして、この構成によって、上述のように、ユーザは、受電装置10Aの向きを間違えることなく、ワイヤレス給電による充電、電子機器80への装着を容易に実現できる。
 また、受電装置10Aでは、二次電池60Aは、着脱可能に利用できる。したがって、受電装置10Aを、二次電池60Aの充電用のアダプタとしても利用できる。そして、この際にも、ユーザは、受電装置10Aの向きを間違えることなく、ワイヤレス給電による充電を実現でき、二次電池60Aを高効率に充電できる。
 (受電装置の外装の派生例)
 受電装置の外装は、上述の構成に限らず、次に示す構成であってもよい。図13(A)、図13(B)、図14(A)、図14(B)、および、図14(C)は、受電装置の外装の派生例の外観斜視図である。なお、図13(A)、図13(B)、図13(C)、図14(A)、図14(B)に示す受電装置における外装の内部の構成は、第1の実施形態に係る受電装置10と同様であり、同様の箇所の説明は省略する。なお、図13(A)では、受電装置が装着される電子機器の一部も図示している。
 図13(A)に示す受電装置10Bは、第1外装部材21Bを備える点で、第1の実施形態に係る受電装置10と異なる。第1外装部材21Bは、突起215を備える。突起215は、壁213Bから外部に突出する形状である。突起215は、第1外装部材21Bの壁211を平面視した状態で、正極用アダプタ電極711に重なっている。
 電子機器80の電池ホルダ800には、側壁821に溝8211が形成されている。溝8211は、電池ホルダ800の凹部の深さ方向に沿って延びる形状である。溝8211の幅は、受電装置10Bの正極用アダプタ電極711の幅(直径)と同程度で、当該幅(直径)よりも大きい。
 このような構成では、突起215が溝8211内を通らなければ、受電装置10Bを電池ホルダ800に収容できない。したがって、ユーザは、受電装置10Bを電池ホルダ800に、より正確に配置できる。
 なお、突起215の幅は、正極用アダプタ電極711の幅より大きいことが好ましい。この場合、溝8211における電池ホルダ800の凹部に開口側は、突起215の幅に合わせて、幅を広くする。これにより、突起215側から二次電池60を挿入しようとしても、突起215が正極用アダプタ電極711用の溝8211に入らない。これにより、二次電池60を電池ホルダ800に上下逆に挿入するという誤配置を防止できる。
 また、溝8211の幅を開口付近で大きくし、深くなるほど小さくしてもよい。これにより、受電装置10Bを電池ホルダ800に入れやすくしながら、受電装置10Bを電池ホルダ800に正確な向きで配置できる。また、この溝8211の構造に合わせて、突起215の幅も、正極用アダプタ電極711に近づくほど小さく、正極用アダプタ電極711から遠ざかるほど大きくしてもよい。
 図13(B)に示す受電装置10Cは、第1外装部材21Cを備える点で、図13(A)に示す受電装置10Bと異なる。受電装置10Cの他の構成は、受電装置10Bと同様であり、同様の箇所の説明は省略する。
 第1外装部材21Cは、壁211C、および、壁213Cを備える。壁213Cには、突起215が形成されている。
 壁211Cは、側面視して(壁213Cを正面視して)円弧状の外形を有する。また、壁221Cも、側面視して円弧状の外形を有する。すなわち、受電装置10Cは、略円柱形状である。このような構成であっても、突起215を有することによって、ユーザは、受電コイル部材30が配置された位置を認識できる。
 図14(A)に示す受電装置10Dは、第1外装部材21Dおよび第2外装部材22Dを備える点で、図13(B)に示す受電装置10Cと異なる。受電装置10Dの他の構成は、受電装置10Cと同様であり、同様の箇所の説明は省略する。
 第1外装部材21Dは、壁211D、および、壁213Dを備える。壁211Dは、受電装置10Cの壁211Cと同じ形状である。壁213Dは、突起215Dを備える。突起215Dは、突起215に対して、正極用アダプタ電極711に隣接する部分に凹部を有する。凹部は、壁213Dから突出していない部分、または、突起215Dにおいて他の部分よりも壁213Dから突出している量が小さい部分である。
 第2外装部材22Dは、壁221D、および、壁223Dを備える。壁221Dは、側面視して(壁213Dを正面視して)円弧状の外形を有する。すなわち、受電装置10Dは、受電装置10Cよりも側面視が更に円形に近い略円柱形状である。これにより、上述の柱状の乾電池の形状に更に近づく。
 壁223Dは、突起225Dを備える。突起225Dは、受電装置10Dを正面視して(第1外装部材21Dと第2外装部材22Dとが並ぶ方向に視て)、突起215Dに重なっている。突起225Dは、第2外装部材22Dにおける第1外装部材21Dに接続する側と反対側の外面から正極用アダプタ電極711に向けて延びる2個の帯状部によって構成される。2個の帯状部の間隔は、突起215Dの凹部の幅と略同じである。この場合、正極用アダプタ電極711が入る溝8211には、突起215Dと同様に、2本の溝を追加すればよい。これにより、二次電池60を電池ホルダ800に上下逆に挿入するという誤配置を防止できる。
 なお、この構成に限らず、正極用アダプタ電極711が収容される溝に対して、電池ホルダの凹部の開口側と底部側とで、突起用の溝を異ならせ、これに応じて、二次電池の突起の形状を異ならせてもよい。
 図14(B)に示す受電装置10Eは、第1外装部材21Eを備える点で、図13(A)に示す受電装置10Bと異なる。受電装置10Eの他の構成は、受電装置10Bと同様であり、同様の箇所の説明は省略する。
 第1外装部材21Eは、壁211E、および、壁213Eを備える。壁213Eには、突起215Eが形成されている。突起215Eは、突起215と同様の構成である。
 壁211Eは、側面視して(壁213Eを正面視して)、中央部が端部と比較して円弧状に突出する形状を有する。すなわち、受電装置10Eは、受電装置10Bの第1外装部材21Bの形状と受電装置10Cの第1外装部材21Cの形状とを、それぞれ部分的に両方備えた形状である。このような構成であっても、ユーザは、受電コイル部材30が配置された位置を認識できる。
 図14(C)に示す受電装置10Fは、第1外装部材21Fおよび第2外装部材22Fを備える点で、図14(B)に示す受電装置10Eと異なる。受電装置10Fの他の構成は、受電装置10Eと同様であり、同様の箇所の説明は省略する。
 第1外装部材21Fは、壁211F、および、壁213Fを備える。第1外装部材21Fは、突起215Fの形状において、第1外装部材21Eと異なる。突起215Fは、図14(A)に示した第1外装部材21Dの突起215Dと同様の構成である。
 第2外装部材22Fは、壁221F、および、壁223Fを備える。第2外装部材22Fは、突起225Fを有する点で、第2外装部材22と異なる。突起225Fは、図14(A)に示した第2外装部材22Dの突起225Dと同様の構成である。すなわち、受電装置10Fの外装は、受電装置10Dの外装と受電装置10Eの外装とを組み合わせた構成を有する。このような構成であっても、ユーザは、受電コイル部材30が配置された位置を認識できる。
 なお、外装の構成は、これらの例に限るものではなく、上述の形状的な異方性を有し、受電装置を充電または電子機器に装着する際に、ユーザが意識せずに、外装内の受電コイル部材30の位置が送電コイルに近接するように配置できる形状であればよい。
 また、上述の各構成では、外装の円弧状である態様を示したが、楕円弧等の変形した円弧や、多角形であってもよい。
 (回路構成の派生例)
 受電装置の回路構成は、上述の構成に限らず、次に示す構成であってもよい。図15および図16は、受電装置の回路構成の派生例を示す概略的な回路図である。なお、図15、図16は、受電装置が用いられるワイヤレス給電システムの送電装置については、図示を省略しているが、送電装置は、図11に示す送電装置と同様の構成である。
 図15に示す受電装置10X1は、図11に示した受電装置10に対して、回路基板50AにDCDCコンバータ57を備えない点で異なる。二次電池60の充電電圧と、受電装置10X1の出力電圧が同じ場合、このように、DCDCコンバータ57を省略することができる。
 図16に示す受電装置10X2は、図15に示した受電装置10X1に対して、保護回路56を省略した点で異なる。二次電池60が、リチウムイオン電池のような電気的な保護を必要とする二次電池ではない場合、保護回路56を省略することも可能である。これにより、受電装置10X2は、受電装置10X1と比較して、回路構成を少なくできる。
 なお、上述の構成では、円形の端面の大きさと比較して、端面に直交する方向の長さが大きな、所謂乾電池型の受電装置を例に示した。しかしながら、受電装置は、所謂ボタン電池型であってもよく、直方体形状の電池等、他の形状であってもよい。
 また、上述の各構成は、適宜組合せが可能であり、各組合せに応じた作用効果を奏することができる。
1:ワイヤレス給電システム
10、10A、10B、10C、10D、10E、10F、10X1、10X2:受電装置
21、21A、21B、21C、21D、21E、21F:第1外装部材
22、22A、22D、22E、22F:第2外装部材
30:受電コイル部材
31:コイル導体
31L:インダクタ
32:ベース部材
40:磁性シート
50、50A:回路基板
51、531、532:キャパシタ
52:整流回路
54、57:DCDCコンバータ
55:充電回路
56:保護回路
60、60A:二次電池
70:出力端子
71:正極用電極
72:負極用電極
80:電子機器
90:送電装置
91:送電制御回路
92:キャパシタ
210:空間
211、211C、211D、211E、211F、212、213、213B、213C、213D、213E、213F、214:壁
213A、214A:保持用壁
215、215D、215E、215F:突起
220:空間
220A:凹部
221、221A、221C、221D、221F、223、223A、223D、223F、224、224A:壁
225D、225F:突起
500:基板固定部材
590:導光部材
600、701、702:配線
711:正極用アダプタ電極
720:負極用補助電極
800:電池ホルダ
810:底壁
811:個別部
812:接続部
820、821、822:側壁
830:壁
831:開口部
832:蓋
841:正極用端子電極
842:負極用端子電極
900:送電コイル
900L:インダクタ
900R:抵抗
901:送電台
2121:嵌合用突起
2211:嵌合用溝
2212:開口
8211:溝

Claims (20)

  1.  二次電池を収容可能な形状の外装と、
     前記外装内に配置される受電コイルと、
     前記外装内に配置され、前記受電コイルに電気的に接続された受電回路、および、前記二次電池への充電を担う充電回路および放電を担う放電出力部と、
     を備え、
     前記外装は、
     前記受電コイルが近接する第1部材と、
     前記第1部材と組み合わせて前記外装を形成する第2部材と、
     を備え、
     前記第1部材は、前記第2部材に比べて外部の送電コイルに近い側に配置され、前記第2部材とは異なる形状を有し、前記受電コイルと前記送電コイルとの磁気結合は、前記受電コイルを前記第2部材の近傍に設置する場合に比べて大きくなる構造を備えた、
     ワイヤレス給電システムの受電装置。
  2.  前記外装は、筒状であり、
     前記筒状の周方向の一部は、前記第1部材によって構成されている、
     請求項1に記載のワイヤレス給電システムの受電装置。
  3.  前記第1部材の外観と前記第2部材の外観とは異なる構造を備えた、
     請求項2に記載のワイヤレス給電システムの受電装置。
  4.  前記第1部材は、外面側に平坦面を有し、
     前記受電コイルは、前記平坦面に対して略平行に配置される、
     請求項3に記載のワイヤレス給電システムの受電装置。
  5.  前記筒状の周方向の一部は、前記筒状の延びる方向の略全体に亘って前記第1部材によって構成され、
     前記受電コイルの外形は、前記第1部材に対して半分以上の面積を有する、
     請求項4に記載のワイヤレス給電システムの受電装置。
  6.  前記第2部材は、乾電池またはボタン電池の筐体の一部と形状が略同一であり、前記受電装置が装着される電子機器における装着部に取り付けられる形状である、
     請求項2乃至請求項5のいずれかに記載のワイヤレス給電システムの受電装置。
  7.  前記第2部材は、略半円筒形であり、前記乾電池の筐体の一部と形状が略同一である、
     請求項4乃至請求項6のいずれかに記載のワイヤレス給電システムの受電装置。
  8.  前記受電コイルにおける前記第1部材の外面と反対側に配置された磁性シートを備える、
     請求項1乃至請求項7のいずれかに記載のワイヤレス給電システムの受電装置。
  9.  前記外装内に配置された前記二次電池を備える、
     請求項1乃至請求項8のいずれかに記載のワイヤレス給電システムの受電装置。
  10.  前記二次電池の状態に応じて充電と放電を管理し、前記二次電池に対する過電圧、過電流、過熱に対する保護処理を行う保護回路を備える、
     請求項1乃至請求項9のいずれかに記載のワイヤレス給電システムの受電装置。
  11.  前記受電回路には、電圧調整回路が接続されている、
     請求項1乃至請求項10のいずれかに記載のワイヤレス給電システムの受電装置。
  12.  前記二次電池の充電状態に応じた視認通知が可能となる通知構造を前記外装に備える、
     請求項1乃至請求項11のいずれかに記載のワイヤレス給電システムの受電装置。
  13.  前記通知構造は、発光素子を有し、該発光素子の発する光を前記外装の外部に、そのまま視認させる構造、もしくは、導光する導光部材を用い、
     前記発光素子の発光状態によって前記充電状態を通知する、
     請求項12に記載のワイヤレス給電システムの受電装置。
  14.  前記第1部材と前記第2部材とは、着脱可能な嵌合形状を備える、
     請求項1乃至請求項13のいずれかに記載のワイヤレス給電システムの受電装置。
  15.  前記受電回路は、前記受電コイルとともに、受電共振回路を構成する、
     請求項1乃至請求項14のいずれかに記載のワイヤレス給電システムの受電装置。
  16.  前記充電回路は、CV充電型またはCCCV充電型の充電回路である、
     請求項1乃至請求項15のいずれかに記載のワイヤレス給電システムの受電装置。
  17.  請求項1乃至請求項16のいずれかに記載のワイヤレス給電システムの受電装置と、
     前記受電装置が装着される機器本体と、
     を備え、
     前記機器本体は、前記受電装置が収容される凹部を備え、
     前記凹部は、前記第2部材の外形形状に類似した形状である、
     電子機器。
  18.  前記凹部は、
     複数個の前記受電装置を収容する形状であり、
     複数個の前記受電装置のそれぞれについて、前記第2部材の外形形状に応じた形状を有する、
     請求項17に記載の電子機器。
  19.  前記凹部は、
     乾電池を収容する形状であり、
     前記第2部材の外形形状と略同じまたは類似する形状を有する、
     請求項17または請求項18に記載の電子機器。
  20.  前記凹部は、
     ボタン電池を収容する形状であり、
     前記第2部材の外形形状と略同じまたは類似する形状を有する、
     請求項17または請求項18に記載の電子機器。
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