WO2020189048A1 - 作業車両のブレード制御システム - Google Patents

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耕平 岡崎
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Definitions

  • the blade control system of the work vehicle can be made into a simple configuration. Further, since the direction switching valve provided in the existing manual type work vehicle can be used, the blade control system can be easily applied to the existing work vehicle.
  • the control unit 100 compares the position with the design information stored in the storage unit 101, and acquires the deviation by calculation (step S102).
  • This deviation includes a deviation in the lift direction (deviation in height) and a deviation in the tilt direction (deviation in angle).
  • the control unit 100 determines whether or not the absolute value of the deviation is equal to or greater than the threshold value (step S103). This threshold can be appropriately set in advance. If the magnitude of the deviation is below the threshold, the process returns to step S101.
  • the rotation speed sensor 107 can detect the rotation speed of the engine 33.
  • the rotation speed sensor 107 can be configured by, for example, a crank sensor that detects the rotation of a crankshaft (not shown) included in the engine 33.
  • the detection result of the rotation speed sensor 107 is output to the control unit 100.

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Abstract

作業車両のブレード制御システムは、ブレードリフトシリンダ及びブレードチルトシリンダと、記憶部(101)と、位置情報取得部(105)と、方向切換弁と、車速センサ(106)と、補正量計算部(102)と、補正部(103)と、を備える。記憶部(101)は、設計情報を記憶する。位置情報取得部(105)は、ブレードの位置情報を取得する。方向切換弁は、設計情報と位置情報との差異に基づいてブレードリフトシリンダ及びブレードチルトシリンダの駆動を制御する。車速センサ(106)は、走行速度を検出する。補正量計算部(102)は、走行速度に基づいて、方向切換弁の制御量を補正する補正量を計算する。補正部(103)は、補正量に基づいて前記制御量を補正する。

Description

作業車両のブレード制御システム
 本発明は、作業車両のブレード制御システムに関する。
 例えば建設業界では、電子情報の活用により生産性の向上及び品質の確保を図る情報化施工の要請が高まっている。このため、従来から、ブレードを備え、設計情報に基づいてブレードを用いた作業を行うことができる作業車両が提案されている。特許文献1は、この種の作業車両に適用されるブレード制御システムを開示する。
 特許文献1の構成は、ブレードを備えたブルドーザが作業現場で整地を行う場合に、自動追尾式の測量機(トータルステーション)から得られた情報により算出された仕上げ面高さが、施工計画に基づく仕上げ面高さとなるように、油圧制御機器によりブレードを制御するようになっている。
特開平11-236713号公報
 上記特許文献1の構成は、ブルドーザが高速走行しながら敷き均し作業を行う場合、その走行速度にブレードの動作速度が追従できず、ブレードが施工計画に基づく仕上げ面に対して遠い位置になりがちである。従って、仕上げ面について良好な仕上がり精度を得ることは困難である。一方で、ブレードの動作速度をブルドーザの高速走行に対応可能な速度とした場合、ブルドーザが低速走行を行うときに、その速度に対してブレードの移動速度が速過ぎることに起因するオーバーシュートが発生し、仕上げ面が施工管理値から外れたものになってしまう。
 本発明は以上の事情に鑑みてされたものであり、その目的は、作業車両の走行速度にかかわらず、この作業車両による敷き均し作業の良好な仕上がりを実現することにある。
課題を解決するための手段及び効果
 本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段とその効果を説明する。
 本発明の観点によれば、以下の構成の作業車両のブレード制御システムが提供される。即ち、このブレード制御システムが適用される作業車両は、ブレードを備え、設計情報に基づいて前記ブレードを用いた作業を行うことができる。前記作業車両のブレード制御システムは、アクチュエータと、記憶部と、位置情報取得部と、アクチュエータ制御部と、走行速度検出部と、補正量計算部と、補正部と、を備える。前記アクチュエータは、前記ブレードを動作させる。前記記憶部は、前記設計情報を記憶する。前記位置情報取得部は、前記ブレードの位置情報を取得する。前記アクチュエータ制御部は、前記記憶部に記憶された設計情報と、前記位置情報取得部が取得した位置情報と、の差異に基づいて、前記アクチュエータの駆動を制御する。前記走行速度検出部は、前記作業車両の走行速度を検出する。前記補正量計算部は、前記走行速度検出部が検出した走行速度に基づいて、前記アクチュエータ制御部の制御量を補正するための補正量を計算する。前記補正部は、前記補正量計算部が計算した補正量に基づいて、前記アクチュエータ制御部の制御量を補正する。
 これにより、ブレードの動作速度を、作業車両の走行速度に応じて変化させることができる。従って、作業車両が高速で走行しながらブレードを用いて敷き均し作業を行う場合は、ブレードが高速で動作するので、敷き均しの仕上がりについて良好な精度を確保することができる。一方で、作業車両が低速で走行しながらブレードを用いて敷き均し作業を行う場合は、ブレードが低速で動作するので、敷き均しの仕上げ面が施工管理値から外れるのを防止することができる。
 前記の作業車両のブレード制御システムにおいては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、この作業車両のブレード制御システムは、エンジン回転数検出部を備える。このエンジン回転数検出部は、前記作業車両に備えられたエンジンのエンジン回転数を検出する。前記補正量計算部は、前記エンジン回転数検出部が検出したエンジン回転数に基づいて、前記補正量を計算する。
 これにより、作業車両の走行速度に加えて、エンジン回転数を考慮して、制御量が補正される。従って、ブレードを用いた作業の仕上がりが一層安定して良好になる。
 前記の作業車両のブレード制御システムにおいては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、前記アクチュエータ制御部は、方向切換弁から構成される。前記補正量計算部は、前記補正量として、前記方向切換弁に入力されるパイロット圧力の値を補正するための補正量を計算する。
 これにより、作業車両のブレード制御システムを簡易な構成とすることができる。また、方向切換弁は手動タイプの既存の作業車両に設けられているものを利用できるので、ブレード制御システムを既存の作業車両に容易に適用することができる。
 前記の作業車両のブレード制御システムにおいては、前記アクチュエータは、前記ブレードのリフト動作を行うリフトシリンダ、及び、チルト動作を行うチルトシリンダのうち、少なくとも一方であることが好ましい。
 これにより、設計情報に従って、ブレードの高さ又は姿勢を精度良く制御することができる。
 前記の作業車両のブレード制御システムにおいては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、この作業車両のブレード制御システムは、走行速度制御部を備える。前記走行速度制御部は、前記作業車両の走行における目標速度と、前記走行速度検出部が検出した走行速度と、の偏差に基づいて、前記作業車両の走行速度を前記目標速度に近づけるように制御する。
 これにより、作業車両の走行速度を目標速度(一定速度)に保持しながら、この目標速度に対応した速度でブレードを動作させることができる。従って、良好な施工性を確保できると同時に、オペレータの作業負担を軽減することができる。
本発明の第1実施形態に係る作業車両のブレード制御システムを適用した旋回作業車の全体的な構成を示す側面図。 旋回作業車の油圧回路を模式的に示す図。 図2の油圧回路の一部を模式的に示す図。 第1実施形態における、ブレードを制御するための電気的構成を示すブロック図。 ブレード用の方向切換弁に作用するパイロット圧力についての処理を示すフローチャート。 旋回作業車の走行速度についての処理を示すフローチャート。 第2実施形態における、ブレードを制御するための電気的構成を示すブロック図。
 次に、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。先ず、本発明の第1実施形態を説明する。図1は、第1実施形態に係る、作業車両のブレード制御システムを適用した旋回作業車1の斜視図である。
 図1に示す旋回作業車(ブレード作業機械、作業車両)1は、下部走行体11と、上部旋回体12と、を備えている。
 下部走行体11は、クローラ走行装置21と、油圧モータ22と、を備える。クローラ走行装置21及び油圧モータ22は、それぞれ左右1対で配置されている。
 それぞれのクローラ走行装置21は、例えばゴムからなる無端状のクローラを備えている。このクローラはスプロケットに巻き掛けられており、スプロケットは、クローラ走行装置21と同じ側に配置された油圧モータ22の出力軸と連結されている。
 それぞれの油圧モータ22は正逆回転が可能に構成されており、これにより、旋回作業車1を前進及び後進させることができる。油圧モータ22は左右で個別に駆動可能に構成されており、これにより、旋回作業車1の直進及びステアリング等の走行を実現することができる。
 上部旋回体12は、旋回フレーム31と、旋回モータ32と、エンジン33と、油圧ポンプユニット34と、操縦部35と、作業装置13と、を備える。
 旋回フレーム31は、下部走行体11の上方に配置され、垂直な軸を中心として回転可能となるように下部走行体11に支持されている。旋回モータ32は、旋回フレーム31を下部走行体11に対して回転させることができる。エンジン33は、例えばディーゼルエンジンとして構成されている。油圧ポンプユニット34は、エンジン33によって駆動され、旋回作業車1の走行及び作業に必要な油圧力を発生させる。
 操縦部35は、様々な操作部材を備えている。この操作部材には、左右1対で配置される走行操作レバー36及び作業操作レバー37、ブレードリフト操作レバー38、ブレードチルト操作レバー39、並びに定速スイッチ(定速操作具)131等が含まれる。オペレータは、上記の操作部材を操作することにより、各種の指示を旋回作業車1に与えることができる。
 作業装置13は、ブーム41と、アーム42と、バケット43と、ブレード(排土板)47と、を備える。また、作業装置13は、アクチュエータとして、ブームシリンダ44、アームシリンダ45、バケットシリンダ46、ブレードリフトシリンダ48及びブレードチルトシリンダ49を備える。
 ブーム41は細長い部材として構成されており、その基端部が、旋回フレーム31の前部に回転可能に支持されている。ブーム41にはブームシリンダ44が取り付けられており、ブームシリンダ44が伸縮することでブーム41を回転させることができる。
 アーム42は細長い部材として構成されており、その基端部が、ブーム41の先端部に回転可能に支持されている。アーム42にはアームシリンダ45が取り付けられており、アームシリンダ45が伸縮することでアーム42を回転させることができる。
 バケット43は、容器状に形成された部材として構成されており、その基端部が、アーム42の先端部に回転可能に支持されている。バケット43にはバケットシリンダ46が取り付けられており、バケットシリンダ46が伸縮することでバケット43を回転させて、すくい動作/ダンプ動作を行うことができる。
 ブレード47は、車体幅方向(左右方向)に延びるように設けられている。ブレード47は、下部走行体11の前方に配置されている。
 ブレード47は、下部走行体11に対して、左右方向に延びる軸を中心として回転可能に支持されている。ブレード47にはブレードリフトシリンダ48が取り付けられており、ブレードリフトシリンダ48が伸縮することでブレード47を昇降させることができる。また、ブレード47にはブレードチルトシリンダ49が取り付けられており、ブレードチルトシリンダ49が伸縮することで、旋回作業車1の直進方向に平行な軸を中心としてブレード47を傾けることができる。
 本実施形態では、ブームシリンダ44、アームシリンダ45、バケットシリンダ46、ブレードリフトシリンダ48及びブレードチルトシリンダ49は、何れも油圧シリンダから構成されている。これらの油圧シリンダは、油圧ポンプユニット34が発生させた油圧力によって伸縮する。
 ブレード47の上部には支柱55が固定され、この支柱55の上端にターゲットプリズム56が取り付けられている。ターゲットプリズム56は360°プリズムを有しており、何れの方向から光が入射しても、入射光と平行な向きで光を反射させることができる。このターゲットプリズム56は、後述のトータルステーション57が位置を計測する対象となる。
 作業現場又はその近傍の適宜の位置には、トータルステーション57が設置されている。トータルステーション57は公知の電子式の測距測角装置として構成されており、ターゲットプリズム56が位置する鉛直角、水平角及び距離を測定する。この測定結果に基づいて、ターゲットプリズム56の3次元座標を計算することができる。トータルステーション57は自動追尾型として構成されており、ターゲットプリズム56の位置の変化を自動で追尾する機能を有している。トータルステーション57は、ターゲットプリズム56を追尾しながらその位置の変化をリアルタイムで取得する。
 旋回作業車1は、無線通信によりトータルステーション57と通信可能なアンテナ58を備える。旋回作業車1側は、ターゲットプリズム56の位置を、トータルステーション57からリアルタイムで受信することができる。
 次に、旋回作業車1が備える油圧回路を説明する。図2は、旋回作業車1の油圧回路を模式的に示す図である。図3は、図2の油圧回路の一部を模式的に示す図である。なお、以下では、左右のクローラ走行装置21及び油圧モータ22を特定するために、符号21L,21R,22L,22Rを用いることがある。
 油圧ポンプユニット34は、可変容量型の第1油圧ポンプ61と、固定容量型の第2油圧ポンプ62と、固定容量型の第3油圧ポンプ63と、を含んで構成されている。
 図2に示すように、第1油圧ポンプ61は、左側の油圧モータ22L、ブームシリンダ44及びアームシリンダ45と接続されている。第1油圧ポンプ61の第1吐出ポートと、油圧モータ22L、ブームシリンダ44及びアームシリンダ45と、の間には、それぞれ方向切換弁71L,72,73が配置されている。
 第1油圧ポンプ61は、右側の油圧モータ22R及びバケットシリンダ46と接続されている。第1油圧ポンプ61の第2吐出ポートと、油圧モータ22R及びバケットシリンダ46と、の間には、それぞれ方向切換弁71R,74が配置されている。
 第2油圧ポンプ62は、ブレードリフトシリンダ48、ブレードチルトシリンダ49、旋回モータ32及びブームスイングシリンダ66と接続されている。第2油圧ポンプ62の吐出ポートと、ブレードリフトシリンダ48、ブレードチルトシリンダ49、旋回モータ32及びブームスイングシリンダ66と、の間には、それぞれ方向切換弁75,76,77,78が配置されている。
 ブレードリフト操作レバー38は、ブレード47の昇降を指示することができる。ブレードチルト操作レバー39は、旋回作業車1の正面視におけるブレード47の傾きを指示することができる。ブレード47の傾きは、ブレードチルトシリンダ49の伸縮に応じてブレード47の左側部分が右側部分よりも上方又は下方に位置することで生じる。
 旋回作業車1は、ブレードリフト操作レバー38及びブレードチルト操作レバー39に対応して配置されたリモコン弁81,82を備えている。それぞれのリモコン弁81,82は2つの出力ポートを有しており、ブレードリフト操作レバー38及びブレードチルト操作レバー39のそれぞれの操作に応じたポートに、操作量に応じた圧力の作動油を送ることができる。
 これらのリモコン弁81,82が出力するパイロット圧力が、それぞれ、アクチュエータ制御部に相当する方向切換弁75,76のパイロットポートに導かれる。言い換えれば、リモコン弁81,82は、ブレードリフト操作レバー38及びブレードチルト操作レバー39のそれぞれの操作に応じた圧力(パイロット圧力)で、作動油を送ることができる。
 従って、方向切換弁75,76のスプールは、ブレードリフト操作レバー38及びブレードチルト操作レバー39のそれぞれで指示される昇降状態及び傾き状態に応じた方向及び量だけ変位する。これにより、ブレードリフトシリンダ48及びブレードチルトシリンダ49を、オペレータの指示に基づいて伸縮させることができる。なお、詳細は後述するが、ブレードリフトシリンダ48及びブレードチルトシリンダ49の伸縮量は、制御部100により調整することができる。
 他の方向切換弁71~74,77,78のそれぞれについても、上記の方向切換弁75,76と同様にリモコン弁が接続されている。走行操作レバー36及び作業操作レバー37等の操作部材をオペレータが操作することによって、リモコン弁が出力するパイロット圧力が変化し、これにより、方向切換弁71~74,77,78のスプールが変位して作動油の供給/停止を切り換える。これにより、油圧モータ22L,22R、ブームシリンダ44、アームシリンダ45、バケットシリンダ46、旋回モータ32、及びブームスイングシリンダ66を、オペレータの指示により駆動することができる。
 例えば、図3に示すように、方向切換弁71L,71Rのそれぞれにはリモコン弁121L,121Rが接続されている。走行操作レバー36のうち左走行操作レバー36L,右走行操作レバー36Rをオペレータが操作することによって、対応するリモコン弁121L,121Rが出力するパイロット圧力が変化し、これにより、方向切換弁71L,71Rのスプールが変位して作動油の供給/停止を切り換える。これにより、油圧モータ22L,22Rを、オペレータの指示により駆動することができる。即ち、左右の走行操作レバー36L,36Rのそれぞれは、左右のクローラ走行装置21L,21Rの前進、後進及び停止を個別に指示することができる。
 ブレードリフト操作レバー38及びブレードチルト操作レバー39に対応して配置されたリモコン弁81,82の出力ポートと、方向切換弁75,76のパイロットポートとの間には、それぞれシャトル弁83,84,85,86が設けられている。それぞれのシャトル弁83,84,85,86は、各リモコン弁81,82が有する出力ポートと、対応する電磁比例弁93,94,95,96が有する出力ポートと、のうち圧力が高い側を、方向切換弁75,76のパイロットポートと接続する。これにより、パイロット圧力は、電磁比例弁93,94,95,96により制御可能となっている。
 複数の電磁比例弁93,94,95,96は、対応するシャトル弁83,84,85,86と第3油圧ポンプ63との間に配置されている。各電磁比例弁93,94,95,96は、その開度を制御部100からの信号に基づいて全閉から全開の間で変更することで、第3油圧ポンプ63から方向切換弁75,76のパイロットポートへの作動油の流れを制限することができる。これにより、方向切換弁75,76の制御量を調整し、方向切換弁75,76を所定のパイロット圧力により作動させることができる。
 なお、本実施形態では、ブレードリフト操作レバー38及びブレードチルト操作レバー39と同様に、左走行操作レバー36L,右走行操作レバー36Rに対応して配置されたリモコン弁121L,121Rの出力ポートと、方向切換弁71L,71Rのパイロットポートとの間に、それぞれシャトル弁123,124,125,126が設けられている。また、複数の電磁比例弁133,134,135,136も設けられている。
 次に、方向切換弁75,76に作用するパイロット圧力の補正について説明する。図4は、第1実施形態における、ブレード47を制御するための電気的構成を示すブロック図である。
 旋回作業車1は、制御部100を備える。図4に示すように、制御部100は、記憶部101と、補正量計算部102と、補正部103と、走行速度制御部104と、を備える。
 具体的に説明すると、制御部100は公知のコンピュータとして構成されており、図示しないCPU、記憶装置、入出力部等を備える。CPUは、各種プログラム等を記憶装置から読み出して実行することができる。記憶装置には、各種のプログラムやデータが記憶されている。そして、上記のハードウェアとソフトウェアの協働により、制御部100を、図4に示す記憶部101、補正量計算部102、補正部103、及び走行速度制御部104等として動作させることができる。
 記憶部101は、設計情報を記憶することができる。この設計情報としては、例えば、作業現場において実現したい仕上げ面の高さを3次元データとして表したものが用いられる。
 補正量計算部102は、旋回作業車1の走行速度(後述の車速センサ106が検出した走行速度)に基づいて、方向切換弁75,76のそれぞれにより制御されるブレードリフトシリンダ48及びブレードチルトシリンダ49に関する制御量(方向切換弁75,76の制御量)の補正を行うための補正量を計算する。
 補正部103は、補正量計算部102が計算した補正量に基づいて、ブレードリフトシリンダ48及びブレードチルトシリンダ49に関する制御量を補正する。
 走行速度制御部104は、旋回作業車1の走行速度を制御する。走行速度制御部104は、走行制御のための特別なモードである定速走行モードとなることができる。定速走行モードでは、走行速度制御部104は、旋回作業車1の走行速度が、予め定められた目標速度で一定となるように制御する。
 図4に示すように、制御部100には、位置情報取得部105及び車速センサ(走行速度検出部)106が接続されている。また、制御部100には、複数の電磁比例弁93,94,95,96がそれぞれ電気的に接続されている。なお、図示しないが、制御部100には、複数の電磁比例弁133,134,135,136も接続されている。
 位置情報取得部105は、ブレード47の位置情報を取得することができる。位置情報取得部105は、本実施形態では、アンテナ58を用いてトータルステーション57からターゲットプリズム56の位置を無線受信する無線受信機から構成されている。
 なお、位置情報取得部は、これに限定されない。例えば、位置情報取得部を、衛星測位システム(GNSS)等の測位システムを用いて測位を行う測位装置から構成しても良い。この測位装置は、ブレード47の適宜位置に取り付けたGNSS測位アンテナの位置を取得するGNSS受信機とすることが考えられる。
 位置情報取得部105が取得したブレード47の位置情報は、制御部100に出力される。このブレード47の位置情報は、本実施形態では、3次元位置情報として、ブレード47に設けられた目標(ターゲットプリズム56)までの距離、基準方向に対して目標が存在する方向の水平角度、基準高さに対して目標が存在する方向の鉛直角度を含む。
 車速センサ106は、旋回作業車1の走行速度を検出することができる。車速センサ106は、例えば、クローラ走行装置21が備えるスプロケットの回転に応じたパルスを発生させるように構成される。車速センサ106の検出結果は、制御部100に出力される。
 制御部100は、ブレード47の動作に関し、以下のとおり、方向切換弁75,76の制御量を算出し、更にその制御量を補正する。そして、制御部100は、方向切換弁75,76に、補正後の制御量(補正制御量)でブレードリフトシリンダ48及びブレードチルトシリンダ49の駆動を制御させる。
 以下、図5を参照して具体的に説明する。図5は、方向切換弁75,76に作用するパイロット圧力についての処理を示すフローチャートである。
 図5の処理がスタートすると、制御部100は先ず、位置情報取得部105が取得したターゲットプリズム56の3次元位置情報に基づいて、ブレード47の最下部の位置を計算する(ステップS101)。この結果、ブレード47の最下部の位置を3次元座標の形で取得することができる。ターゲットプリズム56はブレード47に固定した支柱55に配置されているので、その位置関係を予め制御部100に設定しておくことで、ターゲットプリズム56の位置からブレード47の最下部の位置を計算により得ることができる。
 ブレードリフトシリンダ48及びブレードチルトシリンダ49が駆動したり、旋回作業車1自体に傾斜が生じたりすると、ブレード47の姿勢は変化する。ターゲットプリズム56とブレード47の最下部との位置関係は、ブレード47の姿勢によって影響を受ける。従って、ステップS101でブレード47の最下部の位置を計算するにあたっては、ブレード47の姿勢を図略のセンサによって検出した結果を考慮することが好ましい。
 ブレード47の最下部の位置が求められると、制御部100は、当該位置を、記憶部101に記憶された設計情報と比較し、その偏差を計算により取得する(ステップS102)。この偏差は、リフト方向の偏差(高さの偏差)と、チルト方向の偏差(角度の偏差)と、を含む。偏差が得られると、制御部100は、当該偏差の絶対値が閾値以上であるか否かを判断する(ステップS103)。この閾値は、予め適宜設定することができる。偏差の大きさが閾値を下回る場合、処理はステップS101に戻る。
 ステップS103の判断の結果、偏差の大きさが閾値以上である場合、制御部100は、ブレードリフトシリンダ48及びブレードチルトシリンダ49の少なくとも一方を動作させるための方向切換弁75,76の制御量を計算により決定する(ステップS104)。この制御量は、所定の短い時間で上記の差異を解消できるように各シリンダを駆動する観点から定められる。
 次に、制御部100は、車速センサ106の検出結果に基づいて、旋回作業車1の走行速度を取得する(ステップS105)。
 走行速度が得られると、制御部100は、この走行速度に基づいて、ステップS104で算出した方向切換弁75,76の制御量を補正するための補正量を計算する(ステップS106)。この補正量は、走行速度が低い場合は、高い場合に比べて、電磁比例弁93,94,95,96へのパイロット圧力を弱めるように計算される。その後、制御部100は、得られた補正量をステップS104の制御量に適用することにより、補正制御量を決定する(ステップS107)。
 次に、制御部100は、補正制御量に基づいて、方向切換弁75,76を制御する(ステップS108)。具体的には、制御部100は、補正制御量に基づいて電磁比例弁93,94,95,96を制御し、方向切換弁75,76に作用するパイロット圧力を調整する。これにより、方向切換弁75,76は、補正制御量でブレードリフトシリンダ48、ブレードチルトシリンダ49を駆動させる。
 このように、旋回作業車1においては、ブレード47の位置情報と設計情報とから算出された方向切換弁75,76の制御量(ブレードリフトシリンダ48及びブレードチルトシリンダ49に関する制御量)を、車速センサ106が検出した走行速度に基づいて補正する。方向切換弁75,76のスプールは、補正された制御量に応じた距離だけ変位して、ブレードリフトシリンダ48及びブレードチルトシリンダ49の駆動を制御する。
 本実施形態の構成では、ブレード47の最下部の位置と設計情報との間で同じ偏差が生じている場合でも、旋回作業車1の走行速度が大きい場合は、小さい場合に比べて、方向切換弁75,76のスプールが大きく変位する。従って、高速走行時はブレード47の動作が素早くなる一方で、低速走行時は動作がゆっくりになる。高速走行時は、単位時間当たりでブレード47が敷き均しを行う距離が長くなり、地形の変化等に対してダイナミックに対応する必要性が高くなるが、ブレード47が高速で動作することで、仕上がりを綺麗にすることができる。一方、低速走行時には、ブレード47の動作がゆっくりになるので、オーバーシュートを抑制でき、仕上げ面が施工管理値から外れてしまうことがない。
 また、本実施形態において、制御部100は、図6に示すとおり、旋回作業車1の走行速度についての処理を行う。図6は、旋回作業車1の走行速度についての処理を示すフローチャートである。図6に示す処理は、図5に示す処理と同時並行的に行われる。
 図6の処理がスタートすると、制御部100は先ず、上記の定速スイッチ131が操作されているか否かを判断する(ステップS201)。定速スイッチ131は、旋回作業車1の走行速度を一定速度(目標速度)に保持するためのものである。目標速度は、予めオペレータが適宜の操作を行うことにより、制御部100に設定しておくことができる。定速スイッチ131が操作されていない場合は、制御部100は、定速スイッチ131が操作されるまで待機する。
 ステップS201の判断の結果、定速スイッチ131が操作されている場合は、制御部100は定速走行モードとなり、ステップS202以降の処理を行う。
 具体的に説明すると、制御部100は、旋回作業車1の走行速度(車速センサ106が検出した走行速度)が第1閾値以上かつ第2閾値以下であるか否かを判断する(ステップS202)。第1閾値は、目標速度に対する許容範囲の低速側の境界として定められ、第2閾値は、高速側の境界として定められる。旋回作業車1の走行速度が第1閾値と第2閾値の間に入っている場合は、現在の走行速度を変更する必要がないので、ステップS201に戻る。
 ステップS202の判断の結果、旋回作業車1の走行速度が第1閾値よりも低い場合、又は、第2閾値よりも高い場合は、制御部100は、目標速度と、車速センサ106により得られた旋回作業車1の走行速度と、の偏差を計算する(ステップS203)。偏差が得られると、制御部100は、当該偏差を解消するための方向切換弁71L,71Rの制御量を決定する(ステップS204)。
 続いて、制御部100は、決定した制御量に基づいて、方向切換弁71L,71Rを制御する(ステップS205)。具体的には、制御部100は、電磁比例弁133,134,135,136を制御して、方向切換弁71L,71Rに作用するパイロット圧力を調整する。これにより、方向切換弁71L,71Rは、油圧モータ22L,22Rの駆動を制御する。
 このように、旋回作業車1においては、予め定められたその走行における目標速度と、車速センサ106が検出した走行速度と、の偏差に基づいて、旋回作業車1の走行速度が前記目標速度になるように油圧モータ22L,22Rの駆動を制御することができる。本実施形態では、こうして実現される定速走行モードと、前述のブレード動作速度の制御と、の組合せによって、オペレータの負担を大きく低減できる。
 次に、本発明の第2実施形態を説明する。図7は、第2実施形態における、ブレード47を制御するための電気的構成を示すブロック図である。
 本実施形態は、補正量計算部102が、車速センサ106が検出した走行速度と、回転数センサ107が検出したエンジン回転数と、の両方に基づいて補正量を計算する点で、第1実施形態と相違する。
 図7に示すように、制御部100には、回転数センサ(エンジン回転数検出部)107が電気的に接続されている。
 回転数センサ107は、エンジン33の回転数を検出することができる。回転数センサ107は、例えば、エンジン33が備える図示しないクランク軸の回転を検出するクランクセンサにより構成することができる。回転数センサ107の検出結果は、制御部100に出力される。
 制御部100では、方向切換弁75,76に作用するパイロット圧力を補正する際、第1実施形態(図5)のステップS106及びステップS107の処理で、旋回作業車1の走行速度だけでなく、エンジン33の回転数に基づいて、補正量を計算する。電磁比例弁93,94,95,96の補正制御量は、旋回作業車1の走行速度と、エンジン回転数と、の両方に基づいて決定される。これにより、旋回作業車1の走行速度だけでなくエンジン回転数の観点を考慮して、ブレード47の動作速度を適切に調整することができる。この結果、より良好な仕上がりが期待できる。
 以上に説明したように、第1実施形態及び第2実施形態のブレード制御システムは、旋回作業車1に適用される。旋回作業車1は、ブレード47を備え、設計情報に基づいてブレード47を用いた作業を行うことができる。このブレード制御システムは、ブレードリフトシリンダ48及びブレードチルトシリンダ49と、記憶部101と、位置情報取得部105と、方向切換弁75,76と、車速センサ106と、補正量計算部102と、補正部103と、を備える。ブレードリフトシリンダ48及びブレードチルトシリンダ49は、ブレード47を動作させる。記憶部101は、設計情報を記憶する。位置情報取得部105は、ブレード47の位置情報を取得する。方向切換弁75,76は、記憶部101に記憶された設計情報と、位置情報取得部105が取得した位置情報と、の差異に基づいて、ブレードリフトシリンダ48及びブレードチルトシリンダ49の駆動を制御する。車速センサ106は、旋回作業車1の走行速度を検出する。補正量計算部102は、車速センサ106が検出した走行速度に基づいて、方向切換弁75,76の制御量を補正するための補正量を計算する。補正部103は、補正量計算部102が計算した補正量に基づいて、方向切換弁75,76の制御量を補正する。
 これにより、ブレード47の動作速度(ブレード47が昇降する速度及びブレード47の傾きが変化する速度)を、旋回作業車1の走行速度に応じて変化させることができる。従って、旋回作業車1が高速で走行する場合も低速で走行する場合も、良好な仕上がりを実現することができる。
 また、第2実施形態のブレード制御システムは、回転数センサ107を備える。回転数センサ107は、旋回作業車1に備えられたエンジン33のエンジン回転数を検出する。補正量計算部102は、回転数センサ107が検出したエンジン回転数に基づいて、方向切換弁75,76の制御量を補正するための補正量を計算する。
 これにより、旋回作業車1の走行速度に加えて、エンジン33の回転数を考慮して、制御量が補正される。従って、ブレード47を用いた作業の仕上がりが一層安定して良好になる。
 また、第1実施形態及び第2実施形態のブレード制御システムにおいて、ブレードリフトシリンダ48及びブレードチルトシリンダ49の駆動を制御するアクチュエータ制御部が、方向切換弁75,76から構成されている。補正量計算部102は、補正量計算部102が計算する補正量として、方向切換弁75,76に入力されるパイロット圧力の値を補正するための補正量を計算する。
 これにより、ブレード制御システムを簡易な構成とすることができる。また、方向切換弁75,76を備える手動タイプの既存の旋回作業車に、ブレード制御システムを容易に適用することができる。
 また、第1実施形態及び第2実施形態のブレード制御システムにおいて、ブレード47を動作させるアクチュエータが、ブレード47のリフト動作を行うブレードリフトシリンダ48、及び、チルト動作を行うブレードチルトシリンダ49である。
 これにより、設計情報に従って、ブレード47の高さ及びチルトを良好に制御することができる。
 また、第1実施形態及び第2実施形態のブレード制御システムは、走行速度制御部104を備える。走行速度制御部104は、旋回作業車1の走行における目標速度と、車速センサ106が検出した走行速度と、の偏差に基づいて、旋回作業車1の走行速度を前記目標速度に近づけるように制御する。
 これにより、旋回作業車1の走行速度を目標速度(一定速度)に保持しながら、この目標速度に対応した移動速度が実現されるようにブレード47を動作させることができる。従って、良好な施工性を確保できると同時に、オペレータの作業負担を軽減することができる。
 以上に本発明の好適な実施の形態を説明したが、上記の構成は例えば以下のように変更することができる。
 ブレード47は、下部走行体11の後方に配置しても良い。
 ブレード47を動作させるアクチュエータは、ブレードリフトシリンダ48及びブレードチルトシリンダ49の少なくとも一方であれば良い。例えば、ブレードチルトシリンダ49の自動制御を省略し、ブレードリフトシリンダ48だけを自動制御するように構成することができる。
 ブレード47にアングルシリンダを取り付け、ブレード47のアングル動作を可能とするように構成しても良い。
 第1油圧ポンプ61は、いわゆるスピードセンシング制御を行うことが、エンジンストールを防止するために好ましい。ただし、レギュレータに自己圧を供給するように構成しても良い。
 本発明は、旋回作業車だけでなく、他の様々な構成及び用途の作業車両(ブルドーザ、ブレードが装着されたトラクタ等)に適用することができる。
 上述の教示を考慮すれば、本発明が多くの変更形態及び変形形態をとり得ることは明らかである。従って、本発明が、添付の特許請求の範囲内において、本明細書に記載された以外の方法で実施され得ることを理解されたい。
 1 旋回作業車(作業車両)
 33 エンジン
 47 ブレード
 48 ブレードリフトシリンダ(アクチュエータ)
 49 ブレードチルトシリンダ(アクチュエータ)
 75 方向切換弁(アクチュエータ制御部)
 76 方向切換弁(アクチュエータ制御部)
 100 制御部
 101 記憶部
 102 補正量計算部
 103 補正部
 104 走行速度制御部
 105 位置情報取得部
 106 車速センサ(走行速度検出部)
 107 回転数センサ(エンジン回転数検出部)

Claims (5)

  1.  ブレードを備え、設計情報に基づいて前記ブレードを用いた作業を行うことができる作業車両のブレード制御システムであって、
     前記ブレードを動作させるアクチュエータと、
     前記設計情報を記憶する記憶部と、
     前記ブレードの位置情報を取得する位置情報取得部と、
     前記記憶部に記憶された設計情報と、前記位置情報取得部が取得した位置情報と、の差異に基づいて、前記アクチュエータの駆動を制御するアクチュエータ制御部と、
     前記作業車両の走行速度を検出する走行速度検出部と、
     前記走行速度検出部が検出した走行速度に基づいて、前記アクチュエータ制御部の制御量を補正するための補正量を計算する補正量計算部と、
     前記補正量計算部が計算した補正量に基づいて、前記アクチュエータ制御部の制御量を補正する補正部と、
    を備えることを特徴とする作業車両のブレード制御システム。
  2.  請求項1に記載の作業車両のブレード制御システムであって、
     前記作業車両が備えるエンジンのエンジン回転数を検出するエンジン回転数検出部を備え、
     前記補正量計算部は、前記エンジン回転数検出部が検出したエンジン回転数に基づいて、前記補正量を計算することを特徴とする作業車両のブレード制御システム。
  3.  請求項1又は2に記載の作業車両のブレード制御システムであって、
     前記アクチュエータ制御部は、方向切換弁から構成され、
     前記補正量計算部は、前記補正量として、前記方向切換弁に入力されるパイロット圧力の値を補正するための補正量を計算することを特徴とする作業車両のブレード制御システム。
  4.  請求項1から3までの何れか一項に記載の作業車両のブレード制御システムであって、
     前記アクチュエータは、前記ブレードのリフト動作を行うリフトシリンダ、及び、チルト動作を行うチルトシリンダのうち、少なくとも一方であることを特徴とする作業車両のブレード制御システム。
  5.  請求項1から4までの何れか一項に記載の作業車両のブレード制御システムであって、
     前記作業車両の走行速度を制御する走行速度制御部を備え、
     前記走行速度制御部は、前記作業車両の走行における目標速度と、前記走行速度検出部が検出した走行速度と、の偏差に基づいて、前記作業車両の走行速度を前記目標速度に近づけるように制御することを特徴とする作業車両のブレード制御システム。
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