WO2020144778A1 - 端末、及び、通信方法 - Google Patents

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Abstract

端末は、周期的にブロードキャスト又はマルチキャストされる時刻情報を受信する受信部と、前記時刻情報に基づいて、基準時刻との同期を調整する制御部と、を備える。

Description

端末、及び、通信方法
 本開示は、端末、及び、通信方法に関する。
 Universal Mobile Telecommunication System(UMTS)ネットワークにおいて、更なる高速データレート、低遅延などを目的としてロングタームエボリューション(Long Term Evolution(LTE))が仕様化された。また、LTEからの更なる広帯域化および高速化を目的として、LTEの後継システムも検討されている。LTEの後継システムには、例えば、LTE-Advanced(LTE-A)、Future Radio Access(FRA)、5th generation mobile communication system(5G)、5G plus(5G+)、Radio Access Technology(New-RAT)、New Radio(NR)などと呼ばれるシステムがある。
 5G等の無線通信システムでは、装置間において、例えば、1μsオーダー等の非常に高い同期(例えば、synchronicity、時間同期、クロック同期とも呼ぶ)の精度をサポートすることが検討されている(例えば、非特許文献1を参照)。
 本開示の目的の1つは、同期精度の向上を図ることにある。
 本開示の一態様に係る端末は、周期的にブロードキャスト又はマルチキャストされる時刻情報を受信する受信部と、前記時刻情報に基づいて、基準時刻との同期を調整する制御部と、を備える。
 本開示によれば、同期精度の向上を図ることができる。
本開示の一態様に係る無線通信システムの構成の一例を示す図である。 本開示の一態様に係る基地局の構成の一例を示す図である。 本開示の一態様に係る端末の構成の一例を示す図である。 本開示の一態様に係る時刻同期サービスの性能要件の一例を示す図である。 本開示の一態様に係るシステム情報(System Information;SI)の送信周期を設定するための情報の第1例を示す図である。 本開示の一態様に係るシステム情報の送信周期を設定するための情報の第2例を示す図である。 本開示の一態様に係るシステム情報の送信周期の第1例を示す図である。 本開示の一態様に係るシステム情報の送信周期の第2例を示す図である。 本開示の一態様に係るシステム情報の送信周期の第3例を示す図である。 本開示の一態様に係る基地局及び端末のハードウェア構成の例を示す図である。
 以下、本開示の実施の形態を、図面を参照して説明する。
 様々なユースケースに5Gシステムを適用することが検討される。ユースケースには、例えば、モーション・コントローラ、センサ又はアクチュエータを含む産業用システム(例えば、time sensitive networking(TSN)と呼ぶこともある)、ライブパフォーマンス、スマートグリッド、又は、ローカル・カンファレンス・システム等がある。これらのユースケースでは、装置(例えば、User Equipment(UE)、端末、ノード又はエンティティと呼ぶこともある)間の同期精度に関して既存システムよりも厳しい要件が求められることがある。
 図1は、本開示の一態様に係る無線通信システムの構成の一例を示す図である。
 図1に示すように、無線通信システムは、例えば、基地局(例えば、gNB又はeNBとも呼ばれる)10a,10b、及び、端末(例えば、UEとも呼ばれる)20a,20bを有する。端末20aは、例えば、基地局10aと無線接続(無線アクセス)する。端末20bは、例えば、基地局10bと無線接続(無線アクセス)する。
 なお、基地局及び端末の数は、それぞれ2つに限られず、1つ又は3つ以上であってもよい。また、後述する基地局10及び端末20の構成は、本実施の形態に関連する機能の一例を示す。基地局10及び端末20は、図示しない機能を有してもよい。また、本実施の形態に係る動作を実行する機能であれば、機能区分、または、機能部の名称は限定されない。
 端末20aと端末20bとの間の同期を確立するための動作には、例えば、以下の(動作a)、(動作b)及び(動作c)がある。
 (動作a)基地局10a及び基地局10bは、基準時刻を示す時刻情報を、サーバ(図示せず)から取得し、基準時刻に同期する。なお、図1は、基準時刻の一例に協定世界時(Universal Time Coordinated(UTC))を用いる場合を示す。しかし、基準時刻は、UTCに限定されず、GPS(Global Positioning System)時刻、または、ローカル時刻であってもよい。なお、UTCは、GMT(Greenwich Mean Time)と同一視されることもある。
 (動作b)基地局10a及び端末20aは、基地局10aが同期している基準時刻に基づいて互いに同期する。同様に、基地局10b及び端末20bは、基地局10bが同期している基準時刻に基づいて互いに同期する。
 (動作c)基地局10aと端末20aとの間の伝搬経路、及び、基地局10bと端末20bとの間の伝搬経路は、互いに異なる可能性がある。各端末と基地局との間の伝搬経路に差が生じることによって、各端末での時刻情報の受信タイミング(換言すると、伝搬遅延)に誤差が生じ、端末間の同期精度が劣化する可能性がある。そこで、例えば、端末20a及び端末20bは、基地局10a及び基地局10bからそれぞれ通知される時刻に関する調整情報(例えば、後述するタイミングアドバンス(Timing Advance(TA))コマンド)を用いて、同期の調整(又は補正)を行う。
 以上の動作によって、端末20a及び端末20bの各々は、基準時刻(例えば、UTC)に同期する。端末20a及び端末20bが基準時刻にそれぞれ同期することにより、端末20aと端末20bとの間の同期が確立する。
<基地局及び端末の構成>
 図2は、本実施の形態に係る基地局10(例えば、図1に示す基地局10a又は基地局10b)の構成の一例を示す図である。基地局10は、例えば、送信部101と、受信部102と、制御部103と、を含む。
 送信部101は、端末向けの信号(DL信号)を端末20へ送信する。例えば、送信部101は、制御部103の制御により、DL信号を送信する。
 DL信号には、例えば、時刻情報を含むシステム情報(例えば、System Information Block(SIB)9、SIB16)、時刻情報を含む上位レイヤシグナリング、TAコマンドを含むRAメッセージ(例えば、RAR)、又は、TAコマンドを含むMAC CE(TA MAC CE)が含まれてよい。なお、時刻情報は、タイミング参照情報(timing reference Information)又は時刻参照情報といった別の用語に読み替えられてもよい。
 受信部102は、端末20から送信される信号(UL信号)を受信する。例えば、受信部102は、制御部103からの制御に基づき、UL信号を受信する。UL信号には、例えば、RAプリアンブル、端末20における通信品質の測定結果を示す測定報告(例えば、Measurement Report)、チャネル品質情報、制御チャネルの信号、データチャネルの信号、又は、参照信号等が含まれる。なお、チャネル品質情報は、例えば、channel quality information(CQI)である。制御チャネルは、例えば、Physical Uplink Control Channel(PUCCH)であり、データチャネルは、例えば、Physical Uplink Shared Channel(PUSCH)である。また、参照信号は、例えば、Sounding Reference Signal(SRS)である。
 制御部103は、送信部101における送信処理、及び、受信部102における受信処理を制御する。例えば、制御部103は、送信部101における送信処理を制御する。なお、後述する基地局10の各種処理は、制御部103が送信部101及び/又は受信部102を制御することによって実現されてよい。
 図3は、本実施の形態に係る端末20(例えば、図1に示す端末20a又は端末20b)の構成の一例を示す図である。端末20は、例えば、受信部201と、送信部202と、制御部203と、を含む。
 受信部201は、基地局10から送信されるDL信号を受信する。例えば、受信部201は、制御部203からの制御に基づき、DL信号を受信する。なお、受信部201は、他の端末20(図示せず)から送信される信号を、基地局10を介さずに直接受信してもよい。
 送信部202は、UL信号を基地局10へ送信する。例えば、送信部202は、制御部203からの制御に基づき、UL信号を送信する。なお、送信部202は、他の端末20(図示せず)宛ての信号を、基地局10を介さずに直接送信してもよい。
 制御部203は、受信部201における受信処理、及び、送信部202における送信処理を制御する。例えば、制御部203は、受信したDL信号から、時刻情報を検出する。そして、制御部203は、検出した時刻情報を用いて、端末20を基準時刻に同期させる。なお、後述する端末20の各種処理は、制御部203が送信部202及び/又は受信部201を制御することによって実現されてよい。
<検討>
 NR等の次世代無線通信において、時刻情報の送信(例えばブロードキャスト)に関して、以下が検討される。
 ・Radio Resource Control(RRC)シグナリングによる時刻情報のブロードキャストについては、LTEのアプローチを再利用する。
 ・時間粒度の開始点を0.25μsとする。
 また、ブロードキャストに関して、以下が検討される。
 ・E-UTRA-NR Dual Connectivity(EN-DC)では、セカンダリノード(Secondary Node;SN)のNR基地局は、同期タイミング及びシステムフレーム番号(System Frame Number;SFN)に関する情報とは異なるシステム情報を、ブロードキャストしなくてもよい。すなわち、UEは、LTE基地局(例えばeNB)から当該システム情報を受信し、NR基地局(例えばgNB)からは当該システム情報を受信しなくてもよい。
 ・EN-DCは、LTE基地局がNR基地局と同期しないシナリオをサポートしてよい。
 ・LTEセルを含むマスターセルグループ(Master Cell Group;MCG)及びNRセルを含むセカンダリセルグループ(Secondary Cell Group;SCG)によるEN-DCにおいて、システム情報は、マスターノードのLTE基地局を通じて、固有のRRCシグナリングによって、UEに提供されてよい。
 また、図4に示すように、時刻同期サービスの性能要件に関して、クロック同期精度レベル「1」では、以下が検討される。
 ・時刻同期に関する1つの通信グループにおけるデバイス数を、最大300個とする。
 ・時刻同期要件を、1μs未満とする。
 ・サービスエリアを、最大100mとする。
 ・シナリオとして、モーションコントロール、産業用コントローラのためのコントロール間通信、又は、スマートグリッドにおけるエンティティ間の同期、などが想定される。
 また、NR及びLTEにおけるシステム情報(SI)の送信周期について、それぞれ、図5に示すSI周期が検討される。すなわち、SI周期として、最短8無線フレーム(80ms)の設定が検討される。
 また、UEと基地局との接続に関して、次のシナリオが想定される。
 (シナリオ0)UEは、NR基地局に接続し、キャリアアグリゲーション(Carrier Aggregation;CA)及びDual Connectivity(DC)を行わない(NR stand-alone and non-CA/non-DC)。
 (シナリオ1)UEは、LTE基地局及びNR基地局に接続する。この場合、LTE基地局がマスターノードとなる場合(EN-DC)と、NR基地局がマスターノードとなる場合(NE-DC、またはNR-EUTRA Dual connectivity)がある。また、この場合、LTE基地局がNR基地局と同期する場合(Synchronous)と、LTE基地局がNR基地局と同期しない(Asynchronous)場合がある。
 (シナリオ2)UEは、2つのNR基地局に接続し、CA及び/又はDCを行う(NN-CA/DC、またはNR-NR CA/DC)。
 また、上記のシナリオ1及び2では、次のようにキャリア特性が異なる場合もある。
 ・CA又はDCに用いられる複数のキャリアが、共通の周波数バンドにおいて、互いに隣接して設定される(intra-band continuous CA/DC)。
 ・CA又はDCに用いられる複数のキャリアが、共通の周波数バンドにおいて、互いに離間して設定される(intra-band non-continuous CA/DC)。
 ・CA又はDCに用いられる複数のキャリアが、互いに異なる周波数バンドに設定される(inter-band non-continuous CA/DC)。
 ・キャリア間にて互いに異なるタイミングアドバンスが設定される(multiple TA group)。
 上述のとおり、クロック同期精度レベル「1」では、クロック同期要件は1μs未満であり、クロック同期に関する1つの通信グループにおけるデバイス数が最大300個である。この場合、リソース利用効率の向上を目的として、時刻情報をブロードキャスト(例えば報知情報(System Information Block(SIB)を送信)することが考えられる。しかし、上述に列挙したシナリオを考慮し、UEが、ブロードキャストされる時刻情報をどのように取得するのかについては、検討が不十分である。
 例えば、或るUEにとっては、NRにおけるSIBの送信周期は、図4に示すクロック同期精度レベル「1」におけるクロック同期の要件である1μs未満に対して、十分な短さではない。次に、その一例を説明する。stratum-4又はそれ以下のTime Sensitive Network(TSN) Grand Master(GM)を使用した場合のクロックの周期オフセットを、32ppm(parts per million)とする。この場合、80msにおける時間のズレ(time drift)は、最大2.56μs(=80ms×32/1000000)である。この80msは、UEが、SIBを受信し、時刻情報を読み取ることによって同期補正を行う2つの機会の間であってよい。この2.56μsは、図4に示すクロック同期精度レベル「1」の場合のクロック同期要件である1μsを超過する。これに対処する方法として、次の(A1)又は(A2)の方法が考えられる。
 (A1)所定の周期(例えば80ms)よりも短周期のSIB又はユニキャストの何れかによって、より高い頻度にてUEの時刻を更新する。
 (A2)UEに提供されるタイミング参照情報に、測定周期オフセットについての情報を含める。測定周期オフセットは、後に、UEがタイミング参照情報を正確に調整するために使用される。
 上記(A1)の方法は、SI周期を変更する必要があり、規格に対するインパクトが大きい。また、ユニキャストの使用は、図4に示す最大300個のUEをサポートするためには、リソース利用効率が低い。また、上記(A2)の方法は、測定周期オフセットについての情報を定義する必要があり、規格に対するインパクトが大きい。
 そこで、次に、UEの基準時刻に対する同期精度の向上を図る方法の例として、方法1及び方法2を説明する。なお、以下に説明する方法1は、上記のシナリオ0~2の何れにも適用可能である。方法2は、上記のシナリオ1及び2に適用可能である。
<方法1>
 所定の周期よりも短周期(例えば80ms未満の周期)にてタイミング参照情報を送信するためのマルチキャストシグナリングを定義する。マルチキャストシグナリングは、マルチキャストによって送信される情報であってよい。
 例えば、UEは、サービングセルにおいて、UEグループ/マルチキャストPDSCHを受信するよう設定されてよい。ここで、「UEグループ/マルチキャストPDSCH」は、2以上のUEにより構成されるUEグループに属するUEによって受信されるPhysical downlink shared channel(PDSCH)の呼称の一例である。つまり、UEグループ/マルチキャストPDSCHは、UEグループに属する複数のUE向けに送信(マルチキャスト)される情報を運ぶデータチャネルの一例である。「UEグループ/マルチキャストPDSCH」は、「UEグループPDSCH」、又は、「マルチキャストPDSCH」といった他の用語に読み替えられてもよい。
 UEグループ/マルチキャストPDSCHは、UEグループに属する複数のUEに対して共通に設定されるRadio Network Temporary Identifier(RNTI)(以下「UEグループRNTI」という)によってスクランブルされたCyclic Redundancy Check(CRC)を有してよい。例えば、方法1は、次の(B1)から(B3)の何れかによって実現されてよい。
 (B1)UEグループ/マルチキャストPDSCHは、個別のPhysical downlink control channel(PDCCH)によってスケジューリングされてよい。このPDSCHのスケジューリング情報は、UEグループRNTIによってスクランブルされたCRCを有するDownlink control information(DCI)によって提供されてよい。この場合、UEは、スケジューリングに従って、UEグループ/マルチキャストPDSCHを受信してよい。
 (B2)UEグループ/マルチキャストPDSCHのモニタリングは、PDCCHによってアクティベート及び非アクティベートされてよい。この場合、PDSCHのアクティベート及び非アクティベートは、UEグループRNTIによってスクランブルされたCRCを有するDCIによって指示されてよい。また、この場合、UEは、PDCCHによってアクティベートされてから非アクティベートされるまでの間、UEグループ/マルチキャストPDSCHを、設定された周期にてモニタリングしてよい。なお、アクティベート/非アクティベートは、有効/無効、又は、オン/オフといった別の用語に読み替えられてよい。
 (B3)UEグループ/マルチキャストPDSCHのモニタリングは、RRCシグナリングによってアクティベート及び非アクティベートされてよい。この場合、PDCCH及び/又はDCIは、PDSCHのモニタリングのアクティベート及び非アクティベートに関与しなくてよい。また、この場合、UEは、RRCシグナリングによってアクティベートされてから非アクティベートされるまでの間、UEグループ/マルチキャストPDSCHをモニタリングしてよい。
 また、方法1において、UEは、UEグループ/マルチキャストPDSCHに対して、Hybrid Automatic Repeat Request(HARQ)-acknowledgement(ACK)フィードバックを報告(又は送信)しなくてよい。この構成により、リソースの利用効率が向上し、基地局及びUEの処理負荷が低減する。タイミング参照情報は再送制御を行う必要性に乏しいため、このようにHARQ-ACKフィードバックを報告しなくても、特に問題はない。また、この構成において、次の(C1)及び/又は(C2)が実現されてよい。
 (C1)UEは、同一のサービングセルにおいて、UEグループ/マルチキャストPDSCHとユニキャストPDSCHとを、重複する時間に受信できてよい。ここで、UEは、ユニキャストPDSCHに対しては、HARQ-ACKフィードバックをレポートしてよい。この場合、UEは、UEグループ/マルチキャストPDSCHとユニキャストPDSCHとを受信するために、UEグループ/マルチキャストPDSCHの受信処理とユニキャストPDSCHの受信処理とを、別のフローにて行ってよい。また、UEグループ/マルチキャストPDSCHとユニキャストPDSCHとは、同一サービングセルにおいて、時間及び周波数的に直交するリソースにマッピングされてもよい。或いは、UEグループ/マルチキャストPDSCHとユニキャストPDSCHとは、同一サービングセルにおいて、同一の時間及び周波数リソースに多重されてもよい。同一の時間及び周波数リソースに多重する場合であっても、UEグループ/マルチキャストPDSCHとユニキャストPDSCHとに含まれる復調用参照信号(Demodulation Reference Signal;DM-RS)は、互いに直交する系列にて構成されてもよい。
 (C2)UEは、同一のサービングセルにおいて、UEグループ/マルチキャストPDSCHとユニキャストPDSCHとを、重複する時間に受信できるかどうかを知らせるための能力情報(capability signaling)を、報告してよい。
 また、上記(B1)の実現においては、次の(オプション1)又は(オプション2)を採り得る。
 (オプション1)所定の周期(例えば80ms未満の周期)よりも短周期のSIBをサポートする。例えば、図6の太字に示すように、NR及びLTEのSIは、それぞれ、80msよりも短い、10ms、20ms及び40msのうちの少なくとも1つの周期をサポートしてよい。例えば、SI周期が10msの場合、時間のズレ(time drift)は、SI周期が80msの場合の時間のズレである2.56μsの1/8になるので、クロック同期精度レベル「1」の時刻同期要件「1μs未満」を満たす。
 (オプション2)SIBとは異なる新たなUEグループ/マルチキャストPDSCHをサポートする。この場合でも、UEは、UEグループ/マルチキャストPDSCH及びユニキャストPDSCHとは異なるSIBを受信する。そして、次の(D1)及び/又は(D2)が実現されてよい。
 (D1)UEは、同一のサービングセルにおいて、SIBとUEグループ/マルチキャストPDSCHとを、重複する時間に受信できてよい。
 (D2)UEは、同一のサービングセルにおいて、SIBとUEグループ/マルチキャストPDSCHとを、重複する時間に受信できるかどうかを知らせるための能力情報を、報告してよい。
<方法2>
 UEは、キャリアアグリゲーション又はデュアルコネクティビティを行う複数のサービングセルのうちの少なくとも2つにおいて、タイミング参照情報を含むSIB又はブロードキャストシグナリングをモニタリングする。なお、Pcellは、Primary Cellの略である。Scellは、Secondary Cellの略である。PScellは、Primary SCellの略である。ブロードキャストシグナリングは、ブロードキャストによって送信される情報(例えばタイミング参照情報)であってよい。
 ここで、SIB又はブロードキャストシグナリングは、複数のサービングセルを跨がってTime Division Multiplexed(TDM化)される。例えば、各サービングセルにおけるタイミング参照情報を含むSIBの送信周期を80msとし、サービングセル同士のSIBの送信周期をシフトさせる。その結果、UEは、複数のサービングセルを跨がってタイミング参照情報を取得することにより、80msよりも短い周期にてタイミング参照情報を受信できる。方法2では、次の(E1)、(E2)及び(E3)のうちの少なくとも1つが実施されてよい。
 (E1)UEは、複数のサービングセルに跨がってタイミング参照情報を取得するために、タイミング参照情報を提供するSIB(当該SIBは、例えばNRではSIB9、LTEではSIB16と呼ばれており、以下では「SIB9/16」と表記する)をモニタリングする構成であってよい。例えば、図7に示すように、Pcell、PScell、Scell#1、及び、Scell#2において、SIB9/16が、互いに異なる機会にて送信される。この場合、UEは、Pcell、PScell、Scell#1、及び、Scell#2に跨がってSIB9/16をモニタリングすることにより、所定の周期よりも短周期(例えば80msよりも短周期)にタイミング参照情報を取得できる。
 (E2)UEは、上記の複数のサービングセルにおいて、SIB9/16に関するHARQ-ACKを報告しなくてよい。なお、これらSIB9/16の受信の他にユニキャストPDSCHをいずれかのサービングセルにて受信した場合、当該ユニキャストPDSCHに対するHARQ-ACKは報告してもよい。
 (E3)共通のSIB、ブロードキャストシグナリング、又は、方法1に係るマルチキャストシグナリングについて、モニタリングの機会(occasion)が、複数のサービングセルに跨がって、重複する場合、次の(E3-1)又は(E3-2)が実施されてよい。
 (E3-1)どのサービングセルのSIB、ブロードキャストシグナリング、又は、方法1に係るマルチキャストシグナリングについてモニタリングするかについては、UE次第であってよい。例えば、図8の列801に示すように、SIB9/16のモニタリングの機会が、Pcell及びPScellに跨がって重複する場合、何れのセルのSIB9/16を採用するかについては、UE次第であってよい。
 (E3-2)UEは、モニタリングの機会が重複するセル間のうち、最低のセルIDを有するサービングから、SIB、ブロードキャストシグナリング、又は、方法1に係るマルチキャストシグナリングを取得してよい。なお、最低のセルIDは、最高のセルID、或いは、特定のセルIDに読み替えられてもよい。
 なお、上述の「SIB9/16」は、タイミング参照情報が含まれるSIBの一例である。したがって、方法2は、タイミング参照情報が含まれるどのようなシステム情報にも適用可能である。また、上述のPcell、PScell、Scell#1及びScell#2は、複数のセルの呼称の一例である。したがって、Pcell、PScell、Scell#1及びScell#2を、それぞれ、第1~第4セルと呼称してもよい。
<変形例>
 次に、上述の方法2の変形例について説明する。なお、当該変形例は、上述のシナリオ0~2の何れにも適用可能である。
 UEは、サービングセル上にて、複数のSIB又はブロードキャストシグナリングをモニタリングする。ここで、SIB又はブロードキャストシグナリングは、サービングセル上にて、TDM化及びFrequency Division Multiplexed(FDM化)される。例えば、サービングセルの各サブバンドにおけるタイミング参照情報を含むSIBの送信周期を80msとし、サブバンド同士のSIBの送信周期をシフトさせる。その結果、UEは、複数のサブバンドを跨がってタイミング参照情報を取得することにより、80msよりも短い周期にてタイミング参照情報を受信できる。なお、サブバンドは、Bandwidth part(BWP)であってもよい。
 サービングセルは、Pcell、PScell、Scell、又は、Network(NW)によって構成されたサービングセルであってよい。
 サービングセル上にて複数のアクティブなサブバンド(例えばBandwidth part(BWP))がサポートされる場合、次の処理が行われてよい。すなわち、ブロードキャストシグナリング、及び/又は、UEが受信するブロードキャストシグナリング数についての周波数領域リソースは、NWによって構成、或いは、サブバンド(例えばBWP)によって決定又は導出されてよい。ここで、周波数領域リソースは、例えば、開始Physical Resource Block(PRB)、終了PRB又はトータルPRB数によって設定されてよい。
 各ブロードキャストシグナリングの周期は、所定の値(例えばRelease 15の機能のみを有する端末がモニタリングできる周期の値)として維持されてよい。
 時間領域における複数のブロードキャストシグナリングのためのオフセットは、互いに異なってよい。また、当該オフセットは、高次レイヤによって設定されてよい。
 当該変形例においては、次に示す(F1)及び/又は(F2)が実施されてよい。
 (F1)UEは、複数のサービングセルを跨がってタイミング参照情報を取得するために、SIB9/16をモニタリングする構成であってよい。
 (F2)UEは、サービングセルにおいて、SIB9/16に関するHARQ-ACKをレポートしなくてよい。
 次に、図9を参照して、当該変形例の一例について説明する。例えば、Pcellにおいて、サブバンド#1、#2、#3及び#4がサポートされる。そして、サブバンド#1,#2,#3及び#4において、SIB9/16が、互いに異なる機会にて送信される。この場合、UEは、Pcellのサブバンド#1、#2、#3及び#4を跨がってSIB9/16をモニタリングすることにより、所定の周期よりも短周期(例えば80msよりも短周期)にタイミング参照情報を取得できる。図9に示すPcellは、Scell又はPScellなど、他のセルに読み替えられてもよい。
 なお、UEは、複数のセル(図7参照)と、その複数のセルのうちの少なくとも1つのセル内の複数のサブバンド(図9参照)とに跨がってタイミング参照情報を取得するために、SIB9/16をモニタリングする構成であってもよい。
<本開示のまとめ>
 本開示では、端末20は、所定の周期(例えば80ms未満の周期)にてブロードキャスト又はマルチキャストされるタイミング参照情報を受信する受信部201と、受信部201によって受信されたタイミング参照情報に基づいて、基準時刻との同期を調整する制御部203と、を備える。この構成により、端末20は、所定の周期(例えば80ms未満の周期)にて、基準時刻との同期を調整できるので、同期精度の向上(例えば1μs未満の同期精度)を実現できる。
<ハードウェア構成等>
 なお、上記実施形態の説明に用いたブロック図は、機能単位のブロックを示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェア及びソフトウェアの少なくとも一方の任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現方法は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的又は論理的に結合した1つの装置を用いて実現されてもよいし、物理的又は論理的に分離した2つ以上の装置を直接的又は間接的に(例えば、有線、無線などを用いて)接続し、これら複数の装置を用いて実現されてもよい。機能ブロックは、上記1つの装置又は上記複数の装置にソフトウェアを組み合わせて実現されてもよい。
 機能には、判断、決定、判定、計算、算出、処理、導出、調査、探索、確認、受信、送信、出力、アクセス、解決、選択、選定、確立、比較、想定、期待、見做し、報知(broadcasting)、通知(notifying)、通信(communicating)、転送(forwarding)、構成(configuring)、再構成(reconfiguring)、割り当て(allocating、mapping)、割り振り(assigning)などがあるが、これらに限られない。たとえば、送信を機能させる機能ブロック(構成部)は、送信部(transmitting unit)や送信機(transmitter)と呼称される。いずれも、上述したとおり、実現方法は特に限定されない。
 例えば、本開示の一実施の形態における基地局、ユーザ端末などは、本開示の無線通信方法の処理を行うコンピュータとして機能してもよい。図10は、本開示の一実施の形態に係る基地局及びユーザ端末のハードウェア構成の一例を示す図である。上述の基地局10及びユーザ端末20は、物理的には、プロセッサ1001、メモリ1002、ストレージ1003、通信装置1004、入力装置1005、出力装置1006、バス1007などを含むコンピュータ装置として構成されてもよい。
 なお、以下の説明では、「装置」という文言は、回路、デバイス、ユニットなどに読み替えることができる。基地局10及びユーザ端末20のハードウェア構成は、図に示した各装置を1つ又は複数含むように構成されてもよいし、一部の装置を含まずに構成されてもよい。
 基地局10及びユーザ端末20における各機能は、プロセッサ1001、メモリ1002などのハードウェア上に所定のソフトウェア(プログラム)を読み込ませることによって、プロセッサ1001が演算を行い、通信装置1004による通信を制御したり、メモリ1002及びストレージ1003におけるデータの読み出し及び書き込みの少なくとも一方を制御したりすることによって実現される。
 プロセッサ1001は、例えば、オペレーティングシステムを動作させてコンピュータ全体を制御する。プロセッサ1001は、周辺装置とのインターフェース、制御装置、演算装置、レジスタなどを含む中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)によって構成されてもよい。例えば、上述の制御部103,203などは、プロセッサ1001によって実現されてもよい。
 また、プロセッサ1001は、プログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュール、データなどを、ストレージ1003及び通信装置1004の少なくとも一方からメモリ1002に読み出し、これらに従って各種の処理を実行する。プログラムとしては、上述の実施の形態において説明した動作の少なくとも一部をコンピュータに実行させるプログラムが用いられる。例えば、ユーザ端末20の制御部203は、メモリ1002に格納され、プロセッサ1001において動作する制御プログラムによって実現されてもよく、他の機能ブロックについても同様に実現されてもよい。上述の各種処理は、1つのプロセッサ1001によって実行される旨を説明してきたが、2以上のプロセッサ1001により同時又は逐次に実行されてもよい。プロセッサ1001は、1以上のチップによって実装されてもよい。なお、プログラムは、電気通信回線を介してネットワークから送信されても良い。
 メモリ1002は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、RAM(Random Access Memory)などの少なくとも1つによって構成されてもよい。メモリ1002は、レジスタ、キャッシュ、メインメモリ(主記憶装置)などと呼ばれてもよい。メモリ1002は、本開示の一実施の形態に係る無線通信方法を実施するために実行可能なプログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュールなどを保存することができる。
 ストレージ1003は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、CD-ROM(Compact Disc ROM)などの光ディスク、ハードディスクドライブ、フレキシブルディスク、光磁気ディスク(例えば、コンパクトディスク、デジタル多用途ディスク、Blu-ray(登録商標)ディスク)、スマートカード、フラッシュメモリ(例えば、カード、スティック、キードライブ)、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップなどの少なくとも1つによって構成されてもよい。ストレージ1003は、補助記憶装置と呼ばれてもよい。上述の記憶媒体は、例えば、メモリ1002及びストレージ1003の少なくとも一方を含むデータベース、サーバその他の適切な媒体であってもよい。
 通信装置1004は、有線ネットワーク及び無線ネットワークの少なくとも一方を介してコンピュータ間の通信を行うためのハードウェア(送受信デバイス)であり、例えばネットワークデバイス、ネットワークコントローラ、ネットワークカード、通信モジュールなどともいう。通信装置1004は、例えば周波数分割複信(FDD:Frequency Division Duplex)及び時分割複信(TDD:Time Division Duplex)の少なくとも一方を実現するために、高周波スイッチ、デュプレクサ、フィルタ、周波数シンセサイザなどを含んで構成されてもよい。送受信部は、送信部と受信部とで、物理的に、または論理的に分離された実装がなされてもよい。
 入力装置1005は、外部からの入力を受け付ける入力デバイス(例えば、キーボード、マウス、マイクロフォン、スイッチ、ボタン、センサなど)である。出力装置1006は、外部への出力を実施する出力デバイス(例えば、ディスプレイ、スピーカー、LEDランプなど)である。なお、入力装置1005及び出力装置1006は、一体となった構成(例えば、タッチパネル)であってもよい。
 また、プロセッサ1001、メモリ1002などの各装置は、情報を通信するためのバス1007によって接続される。バス1007は、単一のバスを用いて構成されてもよいし、装置間ごとに異なるバスを用いて構成されてもよい。
 また、基地局10及びユーザ端末20は、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などのハードウェアを含んで構成されてもよく、当該ハードウェアにより、各機能ブロックの一部又は全てが実現されてもよい。例えば、プロセッサ1001は、これらのハードウェアの少なくとも1つを用いて実装されてもよい。
<情報の通知、シグナリング>
 情報の通知は、本開示において説明した態様/実施形態に限られず、他の方法を用いて行われてもよい。例えば、情報の通知は、物理レイヤシグナリング(例えば、DCI(Downlink Control Information)、UCI(Uplink Control Information))、上位レイヤシグナリング(例えば、RRC(Radio Resource Control)シグナリング、MAC(Medium Access Control)シグナリング、報知情報(MIB(Master Information Block)、SIB(System Information Block)))、その他の信号又はこれらの組み合わせによって実施されてもよい。また、RRCシグナリングは、RRCメッセージと呼ばれてもよく、例えば、RRC接続セットアップ(RRC Connection Setup)メッセージ、RRC接続再構成(RRC Connection Reconfiguration)メッセージなどであってもよい。
<適用システム>
 本開示において説明した各態様/実施形態は、LTE(Long Term Evolution)、LTE-A(LTE-Advanced)、SUPER 3G、IMT-Advanced、4G(4th generation mobile communication system)、5G(5th generation mobile communication system)、FRA(Future Radio Access)、NR(new Radio)、W-CDMA(登録商標)、GSM(登録商標)、CDMA2000、UMB(Ultra Mobile Broadband)、IEEE 802.11(Wi-Fi(登録商標))、IEEE 802.16(WiMAX(登録商標))、IEEE 802.20、UWB(Ultra-WideBand)、Bluetooth(登録商標)、その他の適切なシステムを利用するシステム及びこれらに基づいて拡張された次世代システムの少なくとも一つに適用されてもよい。また、複数のシステムが組み合わされて(例えば、LTE及びLTE-Aの少なくとも一方と5Gとの組み合わせ等)適用されてもよい。
<処理手順等>
 本開示において説明した各態様/実施形態の処理手順、シーケンス、フローチャートなどは、矛盾の無い限り、順序を入れ替えてもよい。例えば、本開示において説明した方法については、例示的な順序を用いて様々なステップの要素を提示しており、提示した特定の順序に限定されない。
<基地局の動作>
 本開示において基地局によって行われるとした特定動作は、場合によってはその上位ノード(upper node)によって行われることもある。基地局を有する1つ又は複数のネットワークノード(network nodes)からなるネットワークにおいて、端末との通信のために行われる様々な動作は、基地局及び基地局以外の他のネットワークノード(例えば、MME又はS-GWなどが考えられるが、これらに限られない)の少なくとも1つによって行われ得ることは明らかである。上記において基地局以外の他のネットワークノードが1つである場合を例示したが、複数の他のネットワークノードの組み合わせ(例えば、MME及びS-GW)であってもよい。
<入出力の方向>
 情報等(※<情報、信号>の項目参照)は、上位レイヤ(又は下位レイヤ)から下位レイヤ(又は上位レイヤ)へ出力され得る。複数のネットワークノードを介して入出力されてもよい。
<入出力された情報等の扱い>
 入出力された情報等は特定の場所(例えば、メモリ)に保存されてもよいし、管理テーブルを用いて管理してもよい。入出力される情報等は、上書き、更新、又は追記され得る。出力された情報等は削除されてもよい。入力された情報等は他の装置へ送信されてもよい。
<判定方法>
 判定は、1ビットで表される値(0か1か)によって行われてもよいし、真偽値(Boolean:true又はfalse)によって行われてもよいし、数値の比較(例えば、所定の値との比較)によって行われてもよい。
<態様のバリエーション等>
 本開示において説明した各態様/実施形態は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよいし、実行に伴って切り替えて用いてもよい。また、所定の情報の通知(例えば、「Xであること」の通知)は、明示的に行うものに限られず、暗黙的に(例えば、当該所定の情報の通知を行わないことによって)行われてもよい。
 以上、本開示について詳細に説明したが、当業者にとっては、本開示が本開示中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本開示は、請求の範囲の記載により定まる本開示の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本開示の記載は、例示説明を目的とするものであり、本開示に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
<ソフトウェア>
 ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語と呼ばれるか、他の名称で呼ばれるかを問わず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、手順、機能などを意味するよう広く解釈されるべきである。
 また、ソフトウェア、命令、情報などは、伝送媒体を介して送受信されてもよい。例えば、ソフトウェアが、有線技術(同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL:Digital Subscriber Line)など)及び無線技術(赤外線、マイクロ波など)の少なくとも一方を使用してウェブサイト、サーバ、又は他のリモートソースから送信される場合、これらの有線技術及び無線技術の少なくとも一方は、伝送媒体の定義内に含まれる。
<情報、信号>
 本開示において説明した情報、信号などは、様々な異なる技術のいずれかを使用して表されてもよい。例えば、上記の説明全体に渡って言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、チップなどは、電圧、電流、電磁波、磁界若しくは磁性粒子、光場若しくは光子、又はこれらの任意の組み合わせによって表されてもよい。
 なお、本開示において説明した用語及び本開示の理解に必要な用語については、同一の又は類似する意味を有する用語と置き換えてもよい。例えば、チャネル及びシンボルの少なくとも一方は信号(シグナリング)であってもよい。また、信号はメッセージであってもよい。また、コンポーネントキャリア(CC:Component Carrier)は、キャリア周波数、セル、周波数キャリアなどと呼ばれてもよい。
<「システム」、「ネットワーク」>
 本開示において使用する「システム」及び「ネットワーク」という用語は、互換的に使用される。
<パラメータ、チャネルの名称>
 また、本開示において説明した情報、パラメータなどは、絶対値を用いて表されてもよいし、所定の値からの相対値を用いて表されてもよいし、対応する別の情報を用いて表されてもよい。例えば、無線リソースはインデックスによって指示されるものであってもよい。
 上述したパラメータに使用する名称はいかなる点においても限定的な名称ではない。さらに、これらのパラメータを使用する数式等は、本開示で明示的に開示したものと異なる場合もある。様々なチャネル(例えば、PUCCH、PDCCHなど)及び情報要素は、あらゆる好適な名称によって識別できるので、これらの様々なチャネル及び情報要素に割り当てている様々な名称は、いかなる点においても限定的な名称ではない。
<基地局>
 本開示においては、「基地局(BS:Base Station)」、「無線基地局」、「固定局(fixed station)」、「NodeB」、「eNodeB(eNB)」、「gNodeB(gNB)」、「アクセスポイント(access point)」、「送信ポイント(transmission point)」、「受信ポイント(reception point)、「送受信ポイント(transmission/reception point)」、「セル」、「セクタ」、「セルグループ」、「キャリア」、「コンポーネントキャリア」などの用語は、互換的に使用され得る。基地局は、マクロセル、スモールセル、フェムトセル、ピコセルなどの用語で呼ばれる場合もある。
 基地局は、1つ又は複数(例えば、3つ)のセルを収容することができる。基地局が複数のセルを収容する場合、基地局のカバレッジエリア全体は複数のより小さいエリアに区分でき、各々のより小さいエリアは、基地局サブシステム(例えば、屋内用の小型基地局(RRH:Remote Radio Head)によって通信サービスを提供することもできる。「セル」又は「セクタ」という用語は、このカバレッジにおいて通信サービスを行う基地局及び基地局サブシステムの少なくとも一方のカバレッジエリアの一部又は全体を指す。
<移動局>
 本開示においては、「移動局(MS:Mobile Station)」、「ユーザ端末(user terminal)」、「ユーザ装置(UE:User Equipment)」、「端末」などの用語は、互換的に使用され得る。
 移動局は、当業者によって、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、又はいくつかの他の適切な用語で呼ばれる場合もある。
<基地局/移動局>
 基地局及び移動局の少なくとも一方は、送信装置、受信装置、通信装置などと呼ばれてもよい。なお、基地局及び移動局の少なくとも一方は、移動体に搭載されたデバイス、移動体自体などであってもよい。当該移動体は、乗り物(例えば、車、飛行機など)であってもよいし、無人で動く移動体(例えば、ドローン、自動運転車など)であってもよいし、ロボット(有人型又は無人型)であってもよい。なお、基地局及び移動局の少なくとも一方は、必ずしも通信動作時に移動しない装置も含む。例えば、基地局及び移動局の少なくとも一方は、センサなどのIoT(Internet of Things)機器であってもよい。
 また、本開示における基地局は、ユーザ端末で読み替えてもよい。例えば、基地局及びユーザ端末間の通信を、複数のユーザ端末間の通信(例えば、D2D(Device-to-Device)、V2X(Vehicle-to-Everything)などと呼ばれてもよい)に置き換えた構成について、本開示の各態様/実施形態を適用してもよい。この場合、上述の基地局10が有する機能をユーザ端末20が有する構成としてもよい。また、「上り」及び「下り」などの文言は、端末間通信に対応する文言(例えば、「サイド(side)」)で読み替えられてもよい。例えば、上りチャネル、下りチャネルなどは、サイドチャネルで読み替えられてもよい。
 同様に、本開示におけるユーザ端末は、基地局で読み替えてもよい。この場合、上述のユーザ端末20が有する機能を基地局10が有する構成としてもよい。
<用語の意味、解釈>
 本開示で使用する「判断(determining)」、「決定(determining)」という用語は、多種多様な動作を包含する場合がある。「判断」、「決定」は、例えば、判定(judging)、計算(calculating)、算出(computing)、処理(processing)、導出(deriving)、調査(investigating)、探索(looking up、search、inquiry)(例えば、テーブル、データベース又は別のデータ構造での探索)、確認(ascertaining)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、受信(receiving)(例えば、情報を受信すること)、送信(transmitting)(例えば、情報を送信すること)、入力(input)、出力(output)、アクセス(accessing)(例えば、メモリ中のデータにアクセスすること)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、解決(resolving)、選択(selecting)、選定(choosing)、確立(establishing)、比較(comparing)などした事を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。つまり、「判断」「決定」は、何らかの動作を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。また、「判断(決定)」は、「想定する(assuming)」、「期待する(expecting)」、「みなす(considering)」などで読み替えられてもよい。
 「接続された(connected)」、「結合された(coupled)」という用語、又はこれらのあらゆる変形は、2又はそれ以上の要素間の直接的又は間接的なあらゆる接続又は結合を意味し、互いに「接続」又は「結合」された2つの要素間に1又はそれ以上の中間要素が存在することを含むことができる。要素間の結合又は接続は、物理的なものであっても、論理的なものであっても、或いはこれらの組み合わせであってもよい。例えば、「接続」は「アクセス」で読み替えられてもよい。本開示で使用する場合、2つの要素は、1又はそれ以上の電線、ケーブル及びプリント電気接続の少なくとも一つを用いて、並びにいくつかの非限定的かつ非包括的な例として、無線周波数領域、マイクロ波領域及び光(可視及び不可視の両方)領域の波長を有する電磁エネルギーなどを用いて、互いに「接続」又は「結合」されると考えることができる。
<参照信号>
 参照信号は、RS(Reference Signal)と略称することもでき、適用される標準によってパイロット(Pilot)と呼ばれてもよい。
<「に基づいて」の意味>
 本開示において使用する「に基づいて」という記載は、別段に明記されていない限り、「のみに基づいて」を意味しない。言い換えれば、「に基づいて」という記載は、「のみに基づいて」と「に少なくとも基づいて」の両方を意味する。
<「第1の」、「第2の」>
 本開示において使用する「第1の」、「第2の」などの呼称を使用した要素へのいかなる参照も、それらの要素の量又は順序を全般的に限定しない。これらの呼称は、2つ以上の要素間を区別する便利な方法として本開示において使用され得る。したがって、第1及び第2の要素への参照は、2つの要素のみが採用され得ること、又は何らかの形で第1の要素が第2の要素に先行しなければならないことを意味しない。
<「手段」>
 上記の各装置の構成における「手段」を、「部」、「回路」、「デバイス」等に置き換えてもよい。
<オープン形式>
 本開示において、「含む(include)」、「含んでいる(including)」及びそれらの変形が使用されている場合、これらの用語は、用語「備える(comprising)」と同様に、包括的であることが意図される。さらに、本開示において使用されている用語「又は(or)」は、排他的論理和ではないことが意図される。
<TTI等の時間単位、RBなどの周波数単位、無線フレーム構成>
 無線フレームは時間領域において1つ又は複数のフレームによって構成されてもよい。時間領域において1つ又は複数の各フレームはサブフレームと呼ばれてもよい。
 サブフレームは更に時間領域において1つ又は複数のスロットによって構成されてもよい。サブフレームは、ニューメロロジー(numerology)に依存しない固定の時間長(例えば、1ms)であってもよい。
 ニューメロロジーは、ある信号又はチャネルの送信及び受信の少なくとも一方に適用される通信パラメータであってもよい。ニューメロロジーは、例えば、サブキャリア間隔(SCS:SubCarrier Spacing)、帯域幅、シンボル長、サイクリックプレフィックス長、送信時間間隔(TTI:Transmission Time Interval)、TTIあたりのシンボル数、無線フレーム構成、送受信機が周波数領域において行う特定のフィルタリング処理、送受信機が時間領域において行う特定のウィンドウイング処理などの少なくとも1つを示してもよい。
 スロットは、時間領域において1つ又は複数のシンボル(OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)シンボル、SC-FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)シンボル等)で構成されてもよい。スロットは、ニューメロロジーに基づく時間単位であってもよい。
 スロットは、複数のミニスロットを含んでもよい。各ミニスロットは、時間領域において1つ又は複数のシンボルによって構成されてもよい。また、ミニスロットは、サブスロットと呼ばれてもよい。ミニスロットは、スロットよりも少ない数のシンボルによって構成されてもよい。ミニスロットより大きい時間単位で送信されるPDSCH(又はPUSCH)は、PDSCH(又はPUSCH)マッピングタイプAと呼ばれてもよい。ミニスロットを用いて送信されるPDSCH(又はPUSCH)は、PDSCH(又はPUSCH)マッピングタイプBと呼ばれてもよい。
 無線フレーム、サブフレーム、スロット、ミニスロット及びシンボルは、いずれも信号を伝送する際の時間単位を表す。無線フレーム、サブフレーム、スロット、ミニスロット及びシンボルは、それぞれに対応する別の呼称が用いられてもよい。
 例えば、1サブフレームは送信時間間隔(TTI:Transmission Time Interval)と呼ばれてもよいし、複数の連続したサブフレームがTTIと呼ばれてよいし、1スロット又は1ミニスロットがTTIと呼ばれてもよい。つまり、サブフレーム及びTTIの少なくとも一方は、既存のLTEにおけるサブフレーム(1ms)であってもよいし、1msより短い期間(例えば、1-13シンボル)であってもよいし、1msより長い期間であってもよい。なお、TTIを表す単位は、サブフレームではなくスロット、ミニスロットなどと呼ばれてもよい。
 ここで、TTIは、例えば、無線通信におけるスケジューリングの最小時間単位のことをいう。例えば、LTEシステムでは、基地局が各ユーザ端末に対して、無線リソース(各ユーザ端末において使用することが可能な周波数帯域幅、送信電力など)を、TTI単位で割り当てるスケジューリングを行う。なお、TTIの定義はこれに限られない。
 TTIは、チャネル符号化されたデータパケット(トランスポートブロック)、コードブロック、コードワードなどの送信時間単位であってもよいし、スケジューリング、リンクアダプテーションなどの処理単位となってもよい。なお、TTIが与えられたとき、実際にトランスポートブロック、コードブロック、コードワードなどがマッピングされる時間区間(例えば、シンボル数)は、当該TTIよりも短くてもよい。
 なお、1スロット又は1ミニスロットがTTIと呼ばれる場合、1以上のTTI(すなわち、1以上のスロット又は1以上のミニスロット)が、スケジューリングの最小時間単位となってもよい。また、当該スケジューリングの最小時間単位を構成するスロット数(ミニスロット数)は制御されてもよい。
 1msの時間長を有するTTIは、通常TTI(LTE Rel.8-12におけるTTI)、ノーマルTTI、ロングTTI、通常サブフレーム、ノーマルサブフレーム、ロングサブフレーム、スロットなどと呼ばれてもよい。通常TTIより短いTTIは、短縮TTI、ショートTTI、部分TTI(partial又はfractional TTI)、短縮サブフレーム、ショートサブフレーム、ミニスロット、サブスロット、スロットなどと呼ばれてもよい。
 なお、ロングTTI(例えば、通常TTI、サブフレームなど)は、1msを超える時間長を有するTTIで読み替えてもよいし、ショートTTI(例えば、短縮TTIなど)は、ロングTTIのTTI長未満かつ1ms以上のTTI長を有するTTIで読み替えてもよい。
 リソースブロック(RB)は、時間領域及び周波数領域のリソース割当単位であり、周波数領域において、1つ又は複数個の連続した副搬送波(subcarrier)を含んでもよい。RBに含まれるサブキャリアの数は、ニューメロロジーに関わらず同じであってもよく、例えば12であってもよい。RBに含まれるサブキャリアの数は、ニューメロロジーに基づいて決定されてもよい。
 また、RBの時間領域は、1つ又は複数個のシンボルを含んでもよく、1スロット、1ミニスロット、1サブフレーム、又は1TTIの長さであってもよい。1TTI、1サブフレームなどは、それぞれ1つ又は複数のリソースブロックで構成されてもよい。
 なお、1つ又は複数のRBは、物理リソースブロック(PRB:Physical RB)、サブキャリアグループ(SCG:Sub-Carrier Group)、リソースエレメントグループ(REG:Resource Element Group)、PRBペア、RBペアなどと呼ばれてもよい。
 また、リソースブロックは、1つ又は複数のリソースエレメント(RE:Resource Element)によって構成されてもよい。例えば、1REは、1サブキャリア及び1シンボルの無線リソース領域であってもよい。
 帯域幅部分(BWP:Bandwidth Part)(部分帯域幅などと呼ばれてもよい)は、あるキャリアにおいて、あるニューメロロジー用の連続する共通RB(common resource blocks)のサブセットのことを表してもよい。ここで、共通RBは、当該キャリアの共通参照ポイントを基準としたRBのインデックスによって特定されてもよい。PRBは、あるBWPで定義され、当該BWP内で番号付けされてもよい。
 BWPには、UL用のBWP(UL BWP)と、DL用のBWP(DL BWP)とが含まれてもよい。UEに対して、1キャリア内に1つ又は複数のBWPが設定されてもよい。
 設定されたBWPの少なくとも1つがアクティブであってもよく、UEは、アクティブなBWPの外で所定の信号/チャネルを送受信することを想定しなくてもよい。なお、本開示における「セル」、「キャリア」などは、「BWP」で読み替えられてもよい。
 上述した無線フレーム、サブフレーム、スロット、ミニスロット及びシンボルなどの構造は例示に過ぎない。例えば、無線フレームに含まれるサブフレームの数、サブフレーム又は無線フレームあたりのスロットの数、スロット内に含まれるミニスロットの数、スロット又はミニスロットに含まれるシンボル及びRBの数、RBに含まれるサブキャリアの数、並びにTTI内のシンボル数、シンボル長、サイクリックプレフィックス(CP:Cyclic Prefix)長などの構成は、様々に変更することができる。
<最大送信電力>
 本開示に記載の「最大送信電力」は、送信電力の最大値を意味してもよいし、公称最大送信電力(the nominal UE maximum transmit power)を意味してもよいし、定格最大送信電力(the rated UE maximum transmit power)を意味してもよい。
<冠詞>
 本開示において、例えば、英語でのa、an及びtheのように、翻訳により冠詞が追加された場合、本開示は、これらの冠詞の後に続く名詞が複数形であることを含んでもよい。
<「異なる」>
 本開示において、「AとBが異なる」という用語は、「AとBが互いに異なる」ことを意味してもよい。なお、当該用語は、「AとBがそれぞれCと異なる」ことを意味してもよい。「離れる」、「結合される」などの用語も、「異なる」と同様に解釈されてもよい。
 本開示の一態様は、無線通信システムに有用である。
 10、10a、10b 基地局
 20、20a、20b 端末
 101 送信部
 102 受信部
 103 制御部
 201 受信部
 202 送信部
 203 制御部

Claims (6)

  1.  周期的にブロードキャスト又はマルチキャストされる時刻情報を受信する受信部と、
     前記時刻情報に基づいて、基準時刻との同期を調整する制御部と、
     を備えた、端末。
  2.  前記受信部は、前記複数の端末が属するグループ向けの下りデータチャネルにて前記時刻情報を受信する、
     請求項1に記載の端末。
  3.  前記受信部は、少なくとも2つのセルにおいて、互いに異なる機会にブロードキャスト又はマルチキャストされた前記時整情報を受信する、
     請求項1に記載の端末。
  4.  前記受信部は、少なくとも2つのサブバンドにおいて、互いに異なる機会にブロードキャスト又はマルチキャストされた前記時刻情報を受信する、
     請求項1に記載の端末。
  5.  前記制御部は、前記時刻情報の受信に対する応答を送信しない、
     請求項1から4の何れか1項に記載の端末。
  6.  端末が、
     周期的にブロードキャスト又はマルチキャストされる時刻情報を受信し、
     前記時刻情報に基づいて、基準時刻との同期を調整する制御を行う、
     通信方法。
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