WO2019176374A1 - 情報処理装置、及び情報処理方法 - Google Patents

情報処理装置、及び情報処理方法 Download PDF

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Abstract

情報処理装置(100)は、問題に対する学習者の解答を取得する解答取得部(142)と、前記解答を採点する採点処理部(144)と、学習者が前記問題に対して解答している期間において記入した内容を分析し、当該学習者の記入状況を取得する記入状況分析処理部(151)と、前記解答に対する採点結果と前記記入状況とに基づいて、前記問題に対する学習者の理解度を判定する理解度判定処理部(147)と、を備える。

Description

情報処理装置、及び情報処理方法
 本発明は、学習者の学習を支援する情報処理装置、及び情報処理方法に関する。
 近年、ICT(情報通信技術)を活用した教育が普及している。例えば、学校において、各生徒が使用するタブレット端末と、教師が使用するパーソナルコンピュータとをネットワークを介して接続し、双方向に情報のやり取りを行う。例えば、各生徒がタブレット端末に表示される問題に対して解答を入力すると、パーソナルコンピュータが解答結果を取得する。教師は、パーソナルコンピュータを用いて、前記解答結果に応じて、学習を支援するための情報を各生徒のタブレット端末に送信する。
 特許文献1には、学習者の解答時の情報、例えば、解答時間と、解答を選択するチェックボックスのチェック回数とを解析して学習者の理解状況を分析し、学習者の理解状況に応じた問題を出題するオンライン学習システムが開示されている。
特開2005-55550号公報
 しかしながら、前記従来の技術では、問題に対する解答時間及びチェック回数に基づいて学習者の理解状況を分析しているため、学習者の理解度を正確に判定することが難しい。
 本発明の目的は、問題に対する学習者の理解度を正確に判定することが可能な情報処理装置、及び情報処理方法を提供することにある。
 本発明の一の態様に係る情報処理装置は、解答取得部と採点処理部と記入状況分析処理部と理解度判定処理部とを備える。前記解答取得部は、問題に対するユーザーの解答を取得する。前記採点処理部は、前記解答を採点する。前記記入状況分析処理部は、前記ユーザーが前記問題に対して解答している期間において記入した内容を分析し、当該ユーザーの記入状況を取得する。前記理解度判定処理部は、前記採点処理部による前記解答に対する採点結果と、前記記入状況分析処理部により取得される前記記入状況とに基づいて、前記問題に対する前記ユーザーの理解度を判定する。
 本発明の他の態様に係る情報処理装置は、解答取得部と解答時間算出処理部と採点処理部と集中度判定処理部と理解度判定処理部とを備える。前記解答取得部は、問題に対するユーザーの解答を取得する。前記解答時間算出処理部は、前記問題に対する前記ユーザーの解答時間を算出する。前記採点処理部は、前記解答を採点する。前記集中度判定処理部は、前記問題に対する前記ユーザーの集中度を判定する。前記理解度判定処理部は、前記解答時間算出処理部により算出される前記解答時間と、前記採点処理部による前記解答に対する採点結果と、前記集中度判定処理部により判定される前記ユーザーの前記集中度とに基づいて、前記問題に対する前記ユーザーの理解度を判定する。
 本発明の他の態様に係る情報処理装置は、解答取得部と解答時間算出処理部と採点処理部と動作分析処理部と理解度判定処理部とを備える。前記解答取得部は、問題に対するユーザーの解答を取得する。前記解答時間算出処理部は、前記問題に対する前記ユーザーの解答時間を算出する。前記採点処理部は、前記解答を採点する。前記動作分析処理部は、前記ユーザーが前記問題に対して解答している期間における当該ユーザーの動作を分析し、当該ユーザーの所定の動作に関する動作時間を取得する。前記理解度判定処理部は、前記解答時間算出処理部により算出される前記解答時間と、前記採点処理部による前記解答に対する採点結果と、前記動作分析処理部により取得される前記動作時間とに基づいて、前記問題に対する前記ユーザーの理解度を判定する。
 本発明の他の態様に係る情報処理方法は、問題に対するユーザーの解答を取得することと、前記解答を採点することと、前記ユーザーが前記問題に対して解答している期間において記入した内容を分析し、当該ユーザーの記入状況を取得することと、前記解答に対する採点結果と、取得される前記記入状況とに基づいて、前記問題に対する前記ユーザーの理解度を判定することと、を含む。
 本発明の他の態様に係る情報処理方法は、問題に対するユーザーの解答を取得することと、前記解答を採点することと、前記ユーザーが前記問題に対して解答している期間において記入した内容を分析し、当該ユーザーの記入状況を取得することと、前記解答に対する採点結果と、取得される前記記入状況とに基づいて、前記問題に対する前記ユーザーの理解度を判定することと、を含む。
 本発明によれば、問題に対する学習者の理解度を正確に判定することが可能な情報処理装置、及び情報処理方法を提供することができる。
図1は、本発明の実施形態に係る情報処理システムの概略構成を示す図である。 図2は、本発明の実施形態1に係る情報処理システムの構成を示す機能ブロック図である。 図3は、本発明の実施形態1に係る問題データベースに記憶されるテーブルの一例を示す図である。 図4は、本発明の実施形態1に係る情報処理装置における処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図5は、本発明の実施形態1に係る情報処理装置の記憶部に記憶される採点結果、解答時間、及び集中度の一例を示す図である。 図6は、本発明の実施形態1に係る情報処理装置において算出される解答時間と集中度との関係に基づいて算出される理解度を概念的に示すグラフである。 図7は、本発明の実施形態1に係る情報処理装置の記憶部に記憶される各問題に対する学習者の理解度を示す図である。 図8は、本発明の実施形態1に係る情報処理装置の他の形態における処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図9は、本発明の実施形態1に係る情報処理装置において算出される解答時間と動作時間との関係に基づいて算出される理解度を概念的に示すグラフである。 図10は、本発明の実施形態1に係る情報処理装置の他の形態における記憶部に記憶される各問題に対する学習者の理解度を示す図である。 図11は、本発明の実施形態2に係る情報処理システムの構成を示す機能ブロック図である。 図12は、本発明の実施形態2に係る情報処理システムにおいて用いられる解答欄の構成を示す図である。 図13は、本発明の実施形態3に係る情報処理システムの構成を示す機能ブロック図である。 図14は、本発明の実施形態3に係る情報処理装置における解答時間を算出する処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図15は、本発明の実施形態3に係る情報処理装置における解答時間を算出する他の処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図16は、本発明の実施形態3に係る情報処理装置における解答時間を算出する他の処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図17は、本発明の実施形態3に係る情報処理装置における解答時間を算出する他の処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図18は、本発明の実施形態3に係る情報処理装置における学習者の理解度を判定する処理の一例を示す図である。 図19は、本発明の実施形態4に係る情報処理システムの構成を示す機能ブロック図である。 図20は、本発明の実施形態4に係る情報処理システムにおいて学習者が記入した解答を示す図である。 図21は、本発明の実施形態4に係る情報処理システムにおいて学習者が記入した解答を示す図である。 図22は、本発明の実施形態4に係る情報処理システムにおいて学習者が記入した解答順を示す図である。 図23は、本発明の実施形態4に係る情報処理システムにおいて学習者が記入した解答を示す図である。 図24は、本発明の実施形態5に係る情報処理システムの構成を示す機能ブロック図である。 図25は、本発明の実施形態5に係る情報処理装置における学習サイクルの処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図26は、本発明の他の実施形態に係る情報処理システムの構成を示す機能ブロック図である。 図27は、本発明の他の実施形態に係る情報処理システムの構成を示す機能ブロック図である。
 以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格を有さない。
 図1は、本発明の実施形態に係る情報処理システム1の概略構成を示す図である。
 情報処理システム1は、サーバー100(以下、「情報処理装置」という。)と、情報処理装置100にネットワークを介して接続されるデータベース装置300(以下、「データベース」という。)と、情報処理装置100にネットワークを介して接続される複数のユーザー端末200(以下、「学習者端末」という。)と、を含んでいる。サーバー100は、本発明の情報処理装置の一例である。
 前記ネットワークは、インターネット、有線LAN、無線LAN等の通信ネットワークである。情報処理システム1は、例えば、学校の教育現場に導入される学習支援システム、インターネットを利用したオンライン学習支援システム等に適用することができる。ユーザー(以下、「学習者」という。)は、学習者端末200を利用して、情報処理装置100と情報のやり取りを行いながら学習を行う。以下では、学習者端末200をタブレット端末として説明するが、学習者端末200は、タブレット端末に限定されず、スマートフォン、パーソナルコンピュータ、携帯情報端末等であってもよい。
 また以下では、情報処理システム1を、学校の教育現場における学習支援システムに適用する場合を例に挙げて説明する。このため、情報処理システム1において、情報処理装置100及びデータベース300は、学校に設置される機器であり、学習者端末200は、各生徒が使用する機器である。また、情報処理装置100と、データベース300と、学習者端末200とは、学校内に設置されるLANにより相互にデータ通信が可能となっている。なお、データベース300は情報処理装置100に含まれてもよい。また、情報処理装置100及びデータベース300は、学校の外部に設置され、インターネットを介して各学習者端末200に接続されてもよい。
[実施形態1]
 図2は、実施形態1に係る情報処理システム1の構成を示す機能ブロック図である。情報処理装置100は、通信部110と、タイマー120と、記憶部130と、制御部140と、を備えている。
 通信部110は、データベース300及び学習者端末200と通信し、データ(情報)の送受信を行うための通信インターフェースである。具体的には、情報処理装置100は、通信部110を介して、データベース300から各種情報(問題情報、解答情報等)を取得したり、データベース300に各種情報を記憶したり、データベース300に記憶された各種情報を更新したりする。
 また、情報処理装置100は、通信部110を介して学習者端末200に、問題情報(以下、単に「問題」と称す。)、解答情報(以下、単に「解答」と称す。)、及び、各種メッセージ等を送信する。さらに、情報処理装置100は、通信部110を介して学習者端末200から、学習者の操作及び動作に応じた各種情報、例えば学習者が解答した解答の情報(解答情報A1)、学習者の解答中の様子を撮像した画像(静止画像、動画像)に関する画像データ(画像情報P1)などを取得する。なお、前記画像は、学習者端末200に搭載されるカメラ240(後述)により撮像される。
 タイマー120は、制御部140の指示(命令)に基づき時間を計測する。具体的には、タイマー120は、制御部140の指示(計測開始命令)に基づき時間の計測を開始し、制御部140の指示(計測終了命令)に基づき時間の計測を終了(停止)する。
 記憶部130は、制御部140の指示に基づき、学習者端末200から取得する解答情報A1及び画像情報P1などを記憶する。また、記憶部130は、制御部140の指示に基づき、タイマー120により計測される時間(計測時間T1)を記憶する。また、記憶部130は、制御部140の指示に基づき、データベース300から取得する、問題に対して予め設定(登録)された基準解答時間T0(後述)等を記憶する。記憶部130に記憶される各種の情報は、制御部140により追加、削除、更新等が行われる。
 制御部140は、問題提示処理部141と、解答取得部142と、解答時間算出処理部143と、採点処理部144と、画像取得部145と、集中度判定処理部146と、理解度判定処理部147と、動作分析処理部148と、学習情報提示処理部149とを含む。
 問題提示処理部141は、学習者端末200に問題を提示(送信)する。前記問題は、データベース300の問題データベース310に予め記憶されている。具体的には、問題データベース310には、複数の問題と、各問題に対する解答(模範解答)と、各問題を解答する際の解答時間の基準となる基準解答時間T0とが、互いに関連付けられて記憶されている。また、問題データベース310には、これらの情報が関連付けられたテーブル(図3参照)が記憶されている。図3には、問題の番号と、問題の内容と、基準解答時間T0とが互いに関連付けられたテーブルを示している。なお、教師が基準解答時間T0を予め設定してもよいし、制御部140が、基準解答時間T0を、過去に問題を解答した学習者の解答時間に基づいて予め設定してもよい。図3には、数学及び国語(漢字)の問題を例示しているが、科目(教科)は限定されず、理科、英語等であってもよい。
 問題提示処理部141は、通信部110を介して、学習者に提示する問題を問題データベース310から取得して学習者端末200に送信する。また、問題提示処理部141は、通信部110を介して、問題データベース310から前記問題に対する基準解答時間T0を取得して記憶部130に記憶する。
 解答取得部142は、通信部110を介して学習者端末200から、問題に対する学習者の解答(解答情報A1)を取得して記憶部130に記憶する。
 解答時間算出処理部143は、タイマー120が計測した計測時間T1に基づいて、問題に対する学習者の解答時間T2を算出する。例えば、解答時間算出処理部143は、学習者端末200に問題を提示したときにタイマー120に時間の計測を開始する指示(計測開始命令)を行い、学習者端末200から解答を取得したときに時間の計測を終了する指示(計測終了命令)を行う。解答時間算出処理部143は、タイマー120により計測された時間を解答時間T2として記憶部130に記憶する。
 採点処理部144は、学習者の解答が正解か否か(正誤)を判定(採点)する。例えば、採点処理部144は、記憶部130に記憶される学習者の解答と、問題データベース310に記憶されている解答(模範解答)とを比較して、学習者の解答の正誤を判定する。採点処理部144は、採点結果(解答の正誤)を記憶部130に記憶する。
 画像取得部145は、学習者端末200から、学習者の解答中の様子を撮像した画像(静止画像、動画像)に関する画像データ(画像情報P1)を取得する。具体的には、画像取得部145は、タイマー120が時間を計測している期間に学習者端末200のカメラ240により撮像される画像に関する画像データを、学習者端末200から取得する。画像取得部145は、取得した画像データ(画像情報P1)を記憶部130に記憶する。
 集中度判定処理部146は、記憶部130に記憶される画像情報P1に基づいて、学習者の集中度Sを判定する。学習者の集中度Sを判定する処理は、周知の技術を適用することができる。例えば、集中度判定処理部146は、画像情報P1から、学習者の体全体の動き(しぐさ)、視線の動き、瞬きの回数及び頻度などの特徴を抽出し、抽出される特徴に基づいて、学習者の集中度Sを判定することができる。集中度判定処理部146は、判定結果(集中度S)を記憶部130に記憶する。
 動作分析処理部148は、学習者が問題に対して解答している期間における当該学習者の動作を分析する。具体的には、動作分析処理部148は、画像情報P1を分析し、学習者の特徴的な動作(所定の動作)、例えばしぐさ、視線の動き、瞬き、手の動きなどを抽出する。なお、動作分析処理部148が分析対象とする前記特徴的な動作は、記憶部130に予め登録される。
 また動作分析処理部148は、抽出される前記特徴的な動作の動作時間M1を取得し、動作時間M1が予め定められた基準動作時間M0(閾値)を超えるか否かを判定する。動作分析処理部148は、動作時間M1を記憶部130に記憶する。
 理解度判定処理部147は、記憶部130に記憶される採点結果(解答の正誤)、解答時間T2、集中度S、及び動作時間M1などに基づいて、問題に対する学習者の理解度を判定(算出)する。前記理解度を判定する具体的な処理は後述する。
 学習情報提示処理部149は、理解度判定処理部147により判定される学習者の理解度に基づいて、問題に対する学習者の理解度、意欲、学力などを向上させる情報、その他の情報(メッセージなど)を、学習者端末200に提示(送信)する。例えば、学習情報提示処理部149は、学習者の理解度に応じた新たな問題を生成して、又は、問題データベース310から取得して、学習者端末200に提示する。
 制御部140は、CPU、ROM、及びRAMなどを有する。また制御部140は、EEPROM(登録商標)のような不揮発性の記憶部(図示せず)を含む。そして、制御部140は、前記ROM又は記憶部などに記憶されているプログラムに従った処理を前記CPUで実行することにより情報処理装置100を制御する。制御部140は、前記ROMに記憶されているプログラムに従った処理を前記CPUで実行することにより、上述の問題提示処理部141、解答取得部142、解答時間算出処理部143、採点処理部144、画像取得部145、集中度判定処理部146、理解度判定処理部147、動作分析処理部148、及び学習情報提示処理部149として機能する。尚、問題提示処理部141、解答取得部142、解答時間算出処理部143、採点処理部144、画像取得部145、集中度判定処理部146、理解度判定処理部147、動作分析処理部148、及び学習情報提示処理部149の何れか一又は複数がASICなどの電子回路であってもよい。また、前記プログラムは、CD-ROM、DVD-ROM、メモリカードなどのコンピュータが読み取り可能な記憶媒体に記憶され、前記記憶媒体から情報処理装置100にインストールされてもよいし、インターネット等の通信ネットワークからダウンロードされてもよい。また、前記プログラムは、情報処理装置100の外部のサーバーに記憶され、クラウド上で実行されてもよい。
 図2に示すように、学習者端末200は、通信部210と、操作部220と、表示部230と、カメラ240と、記憶部250と、制御部260と、を備えている。
 通信部210は、情報処理装置100と通信し、データ(情報)の送受信を行う通信インターフェースである。具体的には、学習者端末200は、通信部210を介して情報処理装置100から、問題、解答、各種メッセージ等の情報を受信する。また、学習者端末200は、通信部210を介して情報処理装置100に、学習者の操作に応じた各種情報、例えば問題に対する学習者の解答、カメラ240により撮像される学習者の画像に関する画像データなどを送信する。
 操作部220は、学習者の操作を受け付ける。操作部220は、例えばタッチパネルであるが、これに限定されず、キーボード、マウス等であってもよい。
 表示部230は、制御部260の指示に基づき、各種情報を表示する表示パネルである。例えば、表示部230は、上述した問題、解答、メッセージ等を表示する。
 記憶部250は、情報処理装置100から取得する各種情報を記憶する。また、記憶部250は、制御部260に含まれるCPUで実行される処理に応じた各種プログラムを記憶する。
 制御部260は、学習者端末200の各部を制御する。制御部260は、操作表示処理部261と画像処理部262とを含む。
 操作表示処理部261は、学習者端末200が通信部210を介して情報処理装置100から受信する問題、及びメッセージ等を表示部230に表示させる。また、操作表示処理部261は、学習者により操作部220を介して学習者端末200に入力される解答(解答情報A1)、解答に至るまでに記入した情報(記入情報)などを、通信部210を介して情報処理装置100に送信する。
 画像処理部262は、カメラ240に撮像指示を行い、撮像された画像の画像データ(画像情報P1)を、通信部210を介して情報処理装置100に送信する。例えば、画像処理部262は、学習者が問題の解答を開始(すなわち、問題が表示部230に表示)されてから解答を終了するまでの期間、カメラ240に学習者を撮像させる。画像処理部262は、前記期間において、リアルタイムに画像情報P1を情報処理装置100に送信する。
 学習者端末200は、周知の構成を適用することができる。
 次に、図4を用いて、情報処理装置100における処理の手順の一例を説明する。ここでは、一人の学習者Aに着目して説明する。
 先ず、問題提示処理部141が、問題データベース310(図3参照)から、学習者Aに提示する問題(例えば問題「1」)を取得して、学習者端末200に送信する(ステップS101、以下、単に「S101」のように称す。)。これにより、学習者Aの学習者端末200の表示部230には、問題「1」が表示される。なお、学習者Aは、問題に取り組む際(問題の解答を開始する際)に開始ボタンなどを押下して、問題「1」を表示部230に表示させる操作を行ってもよい。
 続いて、制御部140が、タイマー120に時間の計測の開始を指示する。例えば、制御部140は、問題提示処理部141が問題「1」を学習者端末200に送信したタイミングで、タイマー120に時間の計測の開始を指示する。これにより、タイマー120は、時間の計測を開始する(S102)。
 なお、前記時間の計測開始のタイミングは、前記タイミングに限定されない。例えば、学習者端末200が問題「1」を取得(受信)した後、学習者Aが開始ボタンを押下することにより問題「1」が表示部230に表示される構成の場合は、情報処理装置100が学習者端末200から前記開始ボタンの押下の操作情報を取得したタイミングで、前記時間の計測を開始してもよい。
 ここで、学習者端末200の画像処理部262は、問題「1」が学習者端末200に表示されたタイミング、又は、学習者Aが開始ボタンを押下したタイミングで、カメラ240に、学習者の撮像を開始する指示を行う。画像処理部262は、順次、撮像された画像の画像データ(画像情報P1)を、通信部210を介して情報処理装置100に送信する。画像取得部145は、画像データを取得し、記憶部130に記憶する(S103)。
 続いて、解答取得部142が、通信部110を介して、問題「1」に対する学習者Aの解答(解答情報A1)を学習者端末200から取得して記憶部130に記憶する(S104)。例えば、学習者端末200の操作表示処理部261は、学習者Aが操作部220を操作して記入した解答を取得して情報処理装置100に送信する。
 なお、学習者Aが、学習者端末200に表示された問題「1」に対して解答の終了ボタンを押下する等、学習者端末200が学習者Aから問題「1」の解答を終了する指示を取得したタイミングで、操作表示処理部261が前記解答を情報処理装置100に送信してもよい。
 学習者Aの解答操作が終了すると、制御部140が、タイマー120に時間の計測の終了を指示する。例えば、制御部140は、採点処理部144が学習者端末200から前記解答(解答情報A1)を受信したタイミングで、タイマー120に時間の計測の終了を指示する。これにより、タイマー120は、時間の計測を終了する(S105)。なお、情報処理装置100が学習者端末200から前記終了ボタンの押下の操作情報を取得したタイミングで、前記時間の計測を終了してもよい。
 続いて、解答時間算出処理部143が、タイマー120が計測した計測時間T1に基づいて、問題「1」に対する学習者Aの解答時間T2を算出する(S106)。ここでは、解答時間算出処理部143は、計測時間T1を解答時間T2とみなして、解答時間T2を記憶部130に記憶する。
 続いて、採点処理部144が、学習者Aの解答を採点し、学習者Aの解答が正解か否か(正誤)を判定する(S107)。例えば、採点処理部144は、記憶部130に記憶される学習者Aの解答と、問題データベース310に記憶されている問題「1」の解答とを比較して、学習者Aの解答の正誤を判定する。採点処理部144は、採点結果(解答の正誤)を記憶部130に記憶する。
 続いて、集中度判定処理部146が、記憶部130に記憶される画像情報P1に基づいて、問題「1」に対する学習者Aの集中度Sを判定する(S108)。例えば、集中度判定処理部146は、画像情報P1から、学習者Aの体全体の動きの特徴を抽出し、抽出される特徴に基づいて、問題「1」に対する学習者Aの集中度Sを判定する。集中度判定処理部146は、判定結果の集中度Sを記憶部130に記憶する。
 図5には、記憶部130に記憶される、採点結果(解答の正誤)、解答時間T2、及び集中度Sの一例を示している。なお、集中度Sは、「1」(集中度が低い)~「5」(集中度が高い)の5段階(レベル)で評価した場合を示している。また、図5では、複数の問題について、上述の処理が繰り返された結果をまとめて示している。
 集中度Sの判定処理が実行されると、続いて、理解度判定処理部147が、記憶部130に記憶された、採点結果(解答の正誤)、解答時間T2及び集中度S(図5参照)に基づいて、問題「1」に対する学習者Aの理解度を判定する(S109)。ここで、一般的に、問題に対する学習者の理解度は、問題の解答時間と、問題を解答している間の集中度とに応じて変動すると考えられる。
 図6は、解答時間T2と集中度Sとの関係に基づいて算出される理解度を概念的に示すグラフである。図6のグラフの「領域A」は、解答時間T2が基準解答時間T0(閾値時間)より短く、かつ集中度Sが基準集中度S0(閾値)(例えは、レベル3)より高いケースを示している。また「領域B」は、解答時間T2が基準解答時間T0より短く、かつ集中度Sが基準集中度S0より低いケースを示している。また「領域C」は、解答時間T2が基準解答時間T0より長く、かつ集中度Sが基準集中度S0より高いケースを示している。また「領域D」は、解答時間T2が基準解答時間T0より長く、かつ集中度Sが基準集中度S0より低いケースを示している。
 また、図6のグラフの各領域には、問題に正解したケースと、不正解になったケースとが含まれる。このため、「領域A」には、例えば、「集中して正解した」ケース(ケース1)と、「集中しているが不正解になった」ケース(ケース2)とが含まれる。また「領域B」には、例えば、「集中しておらず勘で解答して正解した」ケース(ケース3)と、「集中しておらず勘で解答して不正解になった」ケース(ケース4)とが含まれる。また「領域C」には、例えば、「集中し迷いながら正解した」ケース(ケース5)と、「集中していたが迷いながら不正解になった」ケース(ケース6)とが含まれる。また「領域D」には、例えば、「集中しておらず迷いながら正解した」ケース(ケース7)と、「集中しておらず迷いながら不正解になった」ケース(ケース8)とが含まれる。
 そこで、理解度判定処理部147は、前記各ケース1~8に応じて理解度を判定する。例えば、理解度判定処理部147は、「1」(理解度が低い)~「10」(理解度が高い)の10段階(レベル)で評価する。上述の例では、問題「1」について、学習者Aの解答は正解であり、集中度Sは「4」であり、解答時間T2は基準解答時間T0より短い。この場合、理解度判定処理部147は、学習者Aが前記ケース1(領域A)に該当するとして、問題「1」に対する学習者Aの理解度を、例えば「8」と判定する。理解度判定処理部147は、判定結果の理解度を記憶部130に記憶する。図7には、記憶部130に記憶される、各問題に対する学習者Aの理解度を示している。
 以上のように、理解度判定処理部147は、問題に対する採点結果(解答の正誤)、当該問題に対する解答時間T2、及び、当該問題に対する学習者の集中度Sに基づいて、当該問題に対する学習者の理解度を判定する。
 例えば、問題「1」に対する学習者Aの解答が正解であって、かつ、解答時間T2が基準解答時間T0以内である場合において、集中度Sが基準集中度S0より低い場合、理解度判定処理部147は、問題「1」に対する学習者Aの理解度を第1レベルに判定し、集中度Sが基準集中度S0より高い場合、理解度判定処理部147は、問題「1」に対する学習者Aの理解度を前記第1レベルより高い第2レベルに判定する。
 これにより、学習者が迷いながら問題を解答したり、勘に頼って問題を解答したりといった、問題に対する解答の状況(パターン)を把握することができる。そして、解答の状況を把握することにより、学習者の理解度を正確に判定することができる。
 そして、学習者の理解度を判定できるため、例えば、学習情報提示処理部149は、前記理解度に応じた新たな問題を生成又は問題データベース310から取得して、学習者端末200に提示することができる。
 よって、情報処理装置100によれば、学習者の学力の向上を図ることができる。例えば、情報処理装置100は、学習者ごとの理解度に応じて、得意分野及び不得意分野を分析することが可能となるため、以降の学習においては、不得意分野に集中した問題を提示したり、得意分野をさらに伸ばすために、より難易度を上げた問題を提示したりすることによって、学習者の学力の向上を図ることができる。なお、情報処理システム1では、学習者は学習者端末200(タブレット端末)に解答を入力(記入)してもよいし、紙媒体に解答を手書き(記入)してもよい。
 ここで、情報処理システム1は、例えば、タブレット端末(学習者端末200)による学習において、タブレット端末に搭載されるカメラ240を使用することで学習者を1対1で撮影することが可能となり、個別の学習において活用することが可能となる。また、学校及び塾などの学習においては、教室全体をカメラで撮影し、複数の学習者に対して理解度を分析することが可能となる。これにより、複数の学習者の理解度を判別することで、クラス全体の理解度を測ることも可能となり、以降の授業など、指導者側に対するフィードバックに活用することも可能となる。
 なお、情報処理装置100は、問題ごとに学習者の理解度を判定してもよいし、1科目に含まれる全て(複数)の問題の解答が終了した時点で当該1科目についての学習者の理解度を判定してもよい。
 実施形態1の他の形態として、理解度判定処理部147は、記憶部130に記憶された、採点結果(解答の正誤)、解答時間T2、及び、動作分析処理部148により分析された学習者の動作に関する動作時間M1に基づいて、問題に対する学習者の理解度を判定してもよい。
 図8は、前記他の形態に対応する情報処理装置100における処理の手順の一例を示すフローチャートである。図8において、ステップS101~S107の処理は、図4に示すステップS101~S107の処理と同一であるため説明を省略する。
 ステップS110において、動作分析処理部148は、問題「1」を解答中の学習者Aの動作を分析する。具体的には、動作分析処理部148は、画像情報P1から、学習者Aの特徴的な動作(しぐさ)を抽出し、抽出される動作が連続する動作時間M1が予め定められた基準動作時間M0(閾値)を超えるか否かを判定する。動作分析処理部148は、動作時間M1を記憶部130に記憶する。
 前記特徴的な動作の一例として、「行動が止まる」、「一点を見つめる」、「問題を何度も読み直す」、「利き手が止まる」、「利き手で顔を押さえたり、髪又は頭を触ったりする」、「消しゴムで消して何度も書き直す」などが挙げられる。基準動作時間M0は、前記動作に応じて設定され、記憶部130に予め登録される。
 動作分析処理部148は、画像情報P1から前記特徴的な動作を検出すると、例えば、タイマー120を用いて、問題「1」を解答中に前記動作が行われた時間を計測して、計測した時間(動作時間M1)を取得する。そして、動作分析処理部148は、動作時間M1が基準動作時間M0を超えるか否かを判定する。
 図9は、解答時間T2と動作時間M1との関係に基づいて算出される理解度を概念的に示すグラフである。図9のグラフの「領域A」は、解答時間T2が基準解答時間T0(閾値時間)より短く、かつ動作時間M1が基準動作時間M0(閾値時間)より長いケースを示している。また「領域B」は、解答時間T2が基準解答時間T0より短く、かつ動作時間M1が基準動作時間M0より短いケースを示している。また「領域C」は、解答時間T2が基準解答時間T0より長く、かつ動作時間M1が基準動作時間M0より長いケースを示している。また「領域D」は、解答時間T2が基準解答時間T0より長く、かつ動作時間M1が基準動作時間M0より短いケースを示している。
 また、図9のグラフの各領域には、問題に正解したケースと、不正解になったケースとが含まれる。また、学習者による前記特徴的な動作は、学習者の集中度と関連性がある。このため、「領域A」には、例えば、「集中しておらず勘で解答して正解した」ケース(ケース3)と、「集中しておらず勘で解答して不正解になった」ケース(ケース4)とが含まれる。また「領域B」には、例えば、「集中して正解した」ケース(ケース1)と、「集中しているが不正解になった」ケース(ケース2)とが含まれる。また「領域C」には、例えば、「集中しておらず迷いながら正解した」ケース(ケース7)と、「集中しておらず迷いながら不正解になった」ケース(ケース8)とが含まれる。また「領域D」には、例えば、「集中し迷いながら正解した」ケース(ケース5)と、「集中していたが迷いながら不正解になった」ケース(ケース6)とが含まれる。
 動作時間M1が算出されると、続いて、ステップS111において、理解度判定処理部147は、前記各ケース1~8に応じて理解度を判定する。例えば、理解度判定処理部147は、「1」(理解度が低い)~「10」(理解度が高い)の10段階(レベル)で評価する。理解度判定処理部147は、判定結果の理解度を記憶部130に記憶する。図10には、記憶部130に記憶される、各問題に対する学習者Aの理解度を示している。なお、図10に示す動作時間M1には、基準動作時間M0に対する動作時間M1の割合を5段階(レベル)で示している。例えば、レベル1は動作時間M1が短いことを示し、レベル5は動作時間M1が長いことを示している。
 以上のように、理解度判定処理部147は、問題に対する採点結果(解答の正誤)、当該問題に対する解答時間T2、及び、当該問題に対する学習者の特徴的な動作に関する動作時間M1に基づいて、当該問題に対する学習者の理解度を判定してもよい。
 例えば、問題「1」に対する学習者Aの解答が正解であって、かつ、解答時間T2が基準解答時間T0以内である場合において、動作時間M1が基準動作時間M0を超える場合、理解度判定処理部147は、問題「1」に対する学習者Aの理解度を第1レベルに判定し、動作時間M1が基準動作時間M0以内である場合、理解度判定処理部147は、問題「1」に対する学習者Aの理解度を前記第1レベルより高い第2レベルに判定する。
[実施形態2]
 以下、実施形態2に係る情報処理装置100について説明する。なお、実施形態1に係る情報処理装置100と同一の機能を有する構成要素については、同一の名称を付し、説明を適宜省略する。
 図11は、実施形態2に係る情報処理システム1の構成を示す機能ブロック図である。実施形態2に係る情報処理装置100の制御部140は、実施形態1に係る情報処理装置100に含まれる、問題提示処理部141と、解答取得部142と、解答時間算出処理部143と、採点処理部144と、画像取得部145と、理解度判定処理部147と、学習情報提示処理部149とを含む。さらに、実施形態2に係る情報処理装置100の制御部140は、記入状況分析処理部151を含む。
 記入状況分析処理部151は、学習者が問題に対して解答している期間に記入した内容、解答に至るまでに記入した情報など、解答途中の記入情報を取得、分析して、所定の記入状況(記入パターン)を抽出する。例えば、記入状況分析処理部151は、学習者により操作部220を介して学習者端末200に入力される記入情報を、学習者端末200から取得する。なお、記入状況分析処理部151は、前記画像データ基づいて記入情報を取得してもよい。記入状況分析処理部151は、取得した記入情報に基づいて、特徴的な記入状況(記入パターン)を抽出する。なお、記入状況分析処理部151が分析対象とする前記特徴的な記入状況は、記憶部130に予め登録される。
 例えば、学習者が問題を解答する場合、「解答(解答式、文章解答)の途中で記入が止まる」、「最初から記入が止まっている」、「ある程度記入した後に記入が止まる」、「解答を何度も書き直す」、「書き始めに消す」、「途中で消す」、「書き終えた後に消す」などの特徴的な記入パターンが現れる場合がある。このような記入パターンは、学習者の理解度と関連性があると考えられる。例えば、学習者の理解度が高い場合は、解答までの記入がスムーズに行われるため上述の特徴的な記入パターンは現れ難いが、学習者の理解度が低く迷いがある場合は、上述の特徴的な記入パターンが現れる傾向にある。記入状況分析処理部151は、このような傾向を考慮し、学習者端末200から取得する記入情報に基づいて、上述の特徴的な記入パターンを抽出する。
 理解度判定処理部147は、採点処理部144による採点結果と、記入状況分析処理部151により抽出される前記記入状況(記入パターン)とに基づいて、問題に対する学習者の理解度を判定(算出)する。
 例えば、理解度判定処理部147は、学習者の解答が正解であった場合又は不正解であった場合それぞれにおいて、前記記入状況に応じて理解度を判定する。具体的には例えば、学習者の解答が不正解であった場合、理解度判定処理部147は以下のように判定する。
 前記記入状況が「最初から記入が止まっている」の場合は、理解度判定処理部147は、学習者の理解が低いと判定する。また例えば、前記記入状況が「ある程度記入した後に記入が止まる」の場合は、理解度判定処理部147は、学習者が一定レベルまで理解できていると判定する。また例えば、前記記入状況が「書き始めに何度も消す」の場合は、理解度判定処理部147は、学習者の理解が低いと判定する。また例えば、前記記入状況が「途中で消す」の場合は、理解度判定処理部147は、学習者は理解しているが、誤記、記入ミス、わずかな計算ミスなどの可能性が高いと判定する。
 以上のように、理解度判定処理部147は、問題に対する学習者の解答の途中の記入状況に基づいて、当該問題に対する学習者の理解度を判定する。これにより、学習者が迷いながら問題を解答したり、勘に頼って問題を解答したりといった、問題に対する解答の状況(パターン)を把握することができる。そして、解答の状況を把握することにより、学習者の理解度を判定することができる。
 ここで、記入状況分析処理部151は、解答欄において、問題に対して予め設定される解答(正解)の量(記載量)に対する学習者の記入量の割合を、前記記入状況として算出してもよい。例えば、図12に示すように、学習者が記入量Aに示す位置まで解答を記入して記入が止まった場合、記入状況分析処理部151は、規定量に対する記入量Aの割合を30%と算出する。また、学習者が記入量Bに示す位置まで解答を記入して記入が止まった場合、記入状況分析処理部151は、規定量に対する記入量Bの割合を70%と算出する。
 この場合、理解度判定処理部147は、前記割合に応じて理解度を判定してもよい。例えば、理解度判定処理部147は、記入量Bの場合が記入量Aの場合より、問題「1」に対する学習者の理解度が高いと判定する。
 実施形態2の他の形態として、理解度判定処理部147は、前記採点結果及び記入状況に加えて、記憶部130に記憶された解答時間T2を考慮して、学習者の理解度を判定してもよい。
 例えば、学習者は十分な理解度がない状態で、選択問題などを勘で解答している場合がある。このような場合、解答時間T2は早くなる傾向にある。このため、理解度判定処理部147は、解答時間T2が基準解答時間T0(閾値時間)と比較して、あまりにも短い場合は、問題に対する学習者の理解度が低いと判定してもよい。
 ただし、解答時間T2が短過ぎる場合でも、全体の正解率が高い場合には、理解度が非常に高い学習者であることも考えられる。このため、理解度判定処理部147は、全体もしくは該当出題箇所の正解率も考慮して、理解度を判定することが好ましい。
 また、このような傾向は、例えばテストの場合、開始直後又は終了直前に現れることが考えられる。このため、前記解答時間T2に関する時間の計測を、テスト中の時間全体を通してではなく、所定の時間帯(基準解答時間T0の中間時間帯)に設定することが好ましい。これにより、理解度の判定処理において、誤判定を抑えることができ、より精度の高い理解度の判定を行うことが可能となる。
[実施形態3]
 以下、実施形態3に係る情報処理装置100について説明する。なお、実施形態1,2に係る情報処理装置100と同一の機能を有する構成要素については、同一の名称を付し、説明を適宜省略する。
 図13は、実施形態3に係る情報処理システム1の構成を示す機能ブロック図である。実施形態3に係る情報処理装置100の制御部140は、実施形態1,2に係る情報処理装置100に含まれる、問題提示処理部141と、解答取得部142と、解答時間算出処理部143と、採点処理部144と、画像取得部145と、理解度判定処理部147と、学習情報提示処理部149と、記入状況分析処理部151とを含む。さらに、実施形態3に係る情報処理装置100の制御部140は、計測処理部161を含む。
 解答時間算出処理部143は、計測処理部161及び記入状況分析処理部151の処理内容に基づいて解答時間T2を算出する。
 図14を用いて、解答時間T2を算出する処理の手順の一例を説明する。先ず、問題提示処理部141が、問題データベース310(図3参照)から、学習者Aに提示する問題(例えば問題「1」)を取得して、学習者端末200に送信する(S301)。これにより、学習者Aの学習者端末200の表示部230には、問題「1」が表示される。
 続いて、制御部140が、タイマー120に時間の計測の開始を指示する。例えば、制御部140は、問題提示処理部141が問題「1」を学習者端末200に送信したタイミングで、タイマー120に時間の計測の開始を指示する。これにより、タイマー120は、時間の計測を開始する(S302)。
 続いて、記入状況分析処理部151は、記入モードが「解答モード」であるか又は「修正モード」であるかを判定する。ここで、「解答モード」は、学習者Aが問題「1」に対して解答欄に解答を記入するモードであり、「修正モード」は、学習者Aが解答欄に記入した解答(内容)を修正又は削除するモードである。例えば、学習者端末200がタブレット端末の場合、記入モードを「解答モード」及び「修正モード」に相互に切り替える切替ボタンが表示される。学習者Aは、前記切替ボタンを押下することにより、記入モードを切り替える。なお、学習者Aが紙媒体に解答を記入する場合は、記入状況分析処理部151は、カメラで撮像される画像に基づいて、記入モードが「解答モード」であるか又は「修正モード」であるかを判定する。
 記入モードが「修正モード」に切り替えられた場合(S303:YES)、計測処理部161は、修正時間の計測を開始する(S304)。その後、学習者Aは、解答欄に記入した解答を修正したり、削除したりする。修正モードの間は、修正時間の計測が継続されて、学習者Aの修正操作が継続される。
 学習者Aの修正操作が終了して記入モードが、「修正モード」から「解答モード」に切り替られた場合(S305:YES)、計測処理部161は、修正時間の計測を終了する(S306)。
 ステップS303からステップS306の処理は、学習者Aが問題「1」に対する解答を終了するまで実行される。ここで例えば、ステップS305において「解答モード」に切り替えられた後に、再度「修正モード」に切り替えられた場合(S303:YES)、計測処理部161は、再度、修正時間の計測を開始する。このとき、計測処理部161は、初めに計測した修正時間と、次に計測した計測時間とを合わせた累積時間を算出する。
 続いて、学習者Aが問題「1」に対する解答を終了すると、制御部140が、タイマー120に時間の計測の終了を指示する。これにより、タイマー120は、時間の計測を終了する(S307)。
 続いて、解答時間算出処理部143が、タイマー120が計測した計測時間T1と、計測処理部161が計測した修正時間T3(累積時間)とに基づいて、問題「1」に対する学習者Aの解答時間T2を算出する(S308)。修正時間T3は、学習者Aが問題「1」の解答に際して行った修正操作の時間(合計時間)を表す。解答時間算出処理部143は、計測時間T1から修正時間T3を減算した時間を解答時間T2として算出する(T2=T1-T3)。
 以上のようにして算出される解答時間T2には、学習者Aによる修正及び削除の操作に要した時間は含まれない。すなわち、解答時間T2は、学習者Aが問題「1」を思考した時間となる。
 理解度判定処理部147は、前記解答時間T2と採点処理部144による学習者の解答に対する採点結果とに基づいて、問題に対する学習者の理解度を判定する。なお、理解度判定処理部147は、実施形態1,2における理解度判定処理において、前記解答時間T2を用いてもよい。これにより、問題に対する学習者の理解度をより正確に判定することが可能となる。
 ここで、上述の処理において、計測処理部161は、学習者のストロークスピードを計測してもよい。例えば、記入ミス、計算ミスなどによる書き直しの場合、記入モードが「修正モード」から「解答モード」に移行した後のストロークスピードは、学習者が迷いながら解答しているときのストロークスピードよりも速いことが考えられる。
 そこで、図15の処理に示すように、計測処理部161は、記入モードが「修正モード」から「解答モード」に移行した後のストロークスピードを計測する(S309)。そして、理解度判定処理部147は、計測されたストロークスピードが基準値よりも速い場合は、入力ミス又は計算ミスと判断し、計測されたストロークスピードが基準値よりも遅い場合は迷っている(理解度が低い)と判定する。
 このように、前記ストロークスピードを判断材料に入れることで学習者の理解度を判定する際に考慮する解答時間T2(迷っている時間)の判断精度を向上させることができる。例えば、計測されたストロークスピードが前記基準値よりも遅い場合は、理解度判定処理部147は、直前の修正時間を解答時間T2から減算せず、入力ミス又は計算ミスではなく、迷っていた(理解度が低い)と判断することができる。
 実施形態3の他の形態として、記入状況分析処理部151は、学習者Aが問題が表示された画面を拡大する操作(ピンチイン)を行ったか、又は、学習者Aが問題が拡大表示された画面を縮小する操作(ピンチアウト)を行ったかを判定する。また計測処理部161は、拡大表示された状態の時間を計測する。学習者Aは、画面を拡大している間、問題を確認する。すなわち、拡大表示された状態の時間は、学習者Aが問題を確認する確認時間となる。
 図16は、上記形態に対応する情報処理装置100における処理の手順の一例を示すフローチャートである。
 学習者により表示画面を拡大する操作(ピンチイン)が行われた場合(S313:YES)、計測処理部161は、時間(確認時間)の計測を開始する(S314)。その後、学習者Aは、問題を確認する。ピンチインの状態の間は、確認時間の計測が継続されて、学習者Aの確認操作が継続される。
 学習者Aの確認操作が終了して表示画面を縮小する操作(ピンチアウト)が行われた場合(S315:YES)、計測処理部161は、確認時間の計測を終了する(S316)。
 ステップS313からステップS316の処理は、学習者Aが問題「1」に対する解答を終了するまで実行される。これにより、計測処理部161は、問題「1」に対する解答が終了するまでの間にピンチインの操作が行われた累積時間を算出する。
 続いて、学習者Aが問題「1」に対する解答を終了すると、制御部140が、タイマー120に時間の計測の終了を指示する。これにより、タイマー120は、時間の計測を終了する(S317)。
 続いて、解答時間算出処理部143が、タイマー120が計測した計測時間T1と、計測処理部161が計測した確認時間T4とに基づいて、問題「1」に対する学習者Aの解答時間T2を算出する(S318)。確認時間T4は、学習者Aが問題「1」の解答に際して行った問題確認の時間(合計時間)を表す。解答時間算出処理部143は、計測時間T1から確認時間T4を減算した時間を解答時間T2として算出する(T2=T1-T4)。
 また実施形態3の他の形態として、計測処理部161は、前記ストロークスピードの計測(図15参照)に加えて、記入モードが「修正モード」から「解答モード」に移行し、その後に「修正モード」に再度移行した場合において、「解答モード」に切り替えられてから再度「修正モード」に切り替えられるまでの時間(記入モード切替時間)を計測する。また、計測処理部161は、学習者Aが問題「1」に対する解答を終了するまでの間に記入モードを切り替えた回数(記入モード切替回数)を計測(カウント)する。
 図17は、上記形態に対応する情報処理装置100における処理の手順の一例を示すフローチャートである。
 ステップS329において、計測処理部161は、記入モードが「修正モード」から「解答モード」に移行した後のストロークスピードを計測する。
 続いて、計測処理部161は、記入モード切替時間の計測を開始する(S330)。また、計測処理部161は、記入モード切替回数を計測(カウント)する(S331)。その後に再度「修正モード」に切り替えられた場合(S323:YES)、計測処理部161は、記入モード切替時間の計測を停止する(S324)。また、計測処理部161は、ストロークスピードの測定を停止する(S325)。
 このように、記入モード切替時間及び記入モード切替回数を判断材料に入れることにより、学習者の理解度を判定する際に考慮する解答時間T2(迷っている時間)の判断精度を向上させることができる。
 また、理解度判定処理部147は、ストロークスピード、記入モード切替回数、及び記入モード切替時間に基づいて、例えば図18に示すように、問題に対する学習者の理解度を判定する。
 例えば、理解度判定処理部147は、「修正モード」から「解答モード」へ移行した後、ストロークスピードが基準値ではなく、直前の「解答モード」における学習者のストロークスピードと比較して速くなっている場合は、入力ミス又は計算ミスと判定する。また、理解度判定処理部147は、ストロークスピードが基準値又は直前の「解答モード」における学習者のストロークスピードより遅くなることなく、ストロークスピードが速いまま解答を完了させた場合にも入力ミス又は計算ミスと判定する。
 また、例えば「解答モード」に移行後、ストロークスピードが増加していった場合、問題に対して学習者が迷っている時間が含まれていると考えられる。具体的には、初めは入力ミス又は計算ミスを直すためにストロークスピードが比較的速いが、修正箇所の入力が完了した後に「解答モード」のまま思考を開始するとストロークスピードが低下していく。したがって、理解度判定処理部147は、ストロークスピードが最後まで一定して速い場合は、入力ミス又は計算ミスによる書き直しと判定し、ストロークスピードが速い状態から遅い状態になっていく場合は、入力ミス又は計算ミスによる書き直しから迷っている状態に移行したと判定する。よって、計測時間T1から減算する修正時間T3は、ストロークスピードが基準値より遅くなる前までの時間とすることが好ましい。
 ここで、「修正モード」においては、学習者は、指定箇所をストロークごとに消去することができる。理解度判定処理部147は、初めに消去するストロークから、次に消去するストロークまでの時間が基準値よりも長い場合には、学習者が「修正モード」において迷っていると判定する。また、理解度判定処理部147は、初めに消去するストロークから、次に消去するストロークまでの時間が基準値よりも短い場合には、入力ミス又は計算ミスによる修正が行われたと判定する。
 実施形態3に係る情報処理装置100では、1つの問題に対する修正時間T3を減算して解答時間T2を算出している。しかし、情報処理装置100では、1科目に含まれる全て(複数)の問題に対する修正時間T3を減算して、全体の解答時間T2を算出してもよい。
 また、情報処理装置100は、上述の処理で算出される解答時間T2を、各問題に対する解答時間として学習者にフィードバックしてもよい。また、情報処理装置100は、予め設定される基準解答時間T0を学習者にフィードバックしてもよい。
 以上のように、解答時間算出処理部143は、問題に対する学習者による所定の操作(修正操作、削除操作、画面拡大操作、画面縮小操作など)に要した時間を除いた解答時間T2を算出する。実施形態3に係る情報処理装置100によれば、学習者の純粋な思考時間だけを測定し、当該思考時間に基づいて学習者の理解度を判定することが可能となる。そして、解答時間の中で学習者が迷っているという状態の判定精度を向上させることができる。また、修正時間T3及び確認時間T4などを測定することにより、学習者がミスし易い問題、学習者が問題を見難い部分などの情報を、問題を提供する提供者(教師など)にフィードバックすることが可能になる。
 学習者がミスし易い問題に対しては、学習情報提示処理部149は、数値を変えた同様の問題を反復して学習者に出題(提示)してもよい。また、学習者が見難い問題に対しては、学習情報提示処理部149は、文字サイズ、図の見易さを改善した問題を学習者に出題(提示)してもよい。これらの対応は、教師が行ってもよい。また、学習者へフィードバックする場合には、問題を根本的に理解できておらず間違えた問題と、計算ミスにより間違えた問題とを区別した結果を提示することができる。
[実施形態4]
 以下、実施形態4に係る情報処理装置100について説明する。なお、実施形態1~3に係る情報処理装置100と同一の機能を有する構成要素については、同一の名称を付し、説明を適宜省略する。
 図19は、実施形態4に係る情報処理システム1の構成を示す機能ブロック図である。実施形態4に係る情報処理装置100の制御部140は、実施形態1~3に係る情報処理装置100に含まれる、問題提示処理部141と、解答取得部142と、解答時間算出処理部143と、採点処理部144と、画像取得部145と、理解度判定処理部147と、動作分析処理部148と、学習情報提示処理部149と、記入状況分析処理部151とを含む。
 実施形態4に係る記入状況分析処理部151は、例えば、漢字及び熟語に関する問題において、学習者が当該問題に対して記入した順番(記入順、記載順)を取得する。具体的には、記入状況分析処理部151は、学習者により操作部220を介して学習者端末200に入力される記入情報を学習者端末200から取得し、取得した記入情報に基づいて記入順を取得する。
 例えば、図20に示す漢字「倭」を正解とする漢字の問題に対して、学習者が、初めに右上の部分「禾」を記入し、次に右下の部分「女」を記入し、最後に左の部分(部首)「イ」を記入した場合、記入状況分析処理部151は、この記入順を取得する。
 理解度判定処理部147は、前記記入順と採点処理部144による学習者の解答に対する採点結果とに基づいて、漢字の問題に対する学習者の理解度を判定する。なお、前記問題に対する解答(「書き順」を含む)は、問題データベース310に記憶されている。
 理解度判定処理部147は、学習者の解答が正解であった場合又は不正解であった場合それぞれにおいて、前記記入順に応じて理解度を判定する。例えば、理解度判定処理部147は、学習者の前記記入順(書き順)と、本来(正解)の書き順とを比較して、問題に対する学習者の理解度を判定する。
 また例えば、図21に示す熟語「四字熟語」を正解とする漢字の問題に対して、学習者が、初めに2番目の文字「字」を記入し、次に4番目の文字「語」を記入し、次に1番目の文字「四」を記入し、最後に3番目の文字「熟」を記入した場合、記入状況分析処理部151は、この記入順を取得する。この場合、正解となる書き順と異なるため、理解度判定処理部147は、前記問題に対する学習者の理解度は低いと判定する。
 このように、理解度判定処理部147は、正しい書き順とは異なる書き順で解答(記入)された漢字について、学習者の理解度が低いと判定する。例えば、理解度判定処理部147は、学習者が部首を後から記入した場合、又は、熟語について2文字目以降を先に記入した場合に、理解度が低いと判定する。ただし、学習者が、漢字の問題において記入を飛ばした部首を早いタイミングで後から記入した場合、又は、熟語の問題において記入を飛ばした文字を早いタイミングで後から記入した場合には、理解度判定処理部147は、学習者がある程度理解できていると判定してもよい。
 また、学習者の解答が不正解であり、かつ学習者の書き順が正しい書き順とは異なる場合、理解度判定処理部147は、前記問題に対する学習者の理解度を、第1レベルと判定する。また、学習者の解答が正解であり、かつ学習者の書き順が正しい書き順とは異なる場合、理解度判定処理部147は、前記問題に対する学習者の理解度を、第1レベルより高い第2レベルと判定する。このように、理解度判定処理部147は、採点結果を考慮に加えて学習者の理解度を判定してもよい。
 また、実施形態4に係る記入状況分析処理部151は、例えば、問題に付された番号の順番(問題順)に並べられる複数の問題において、学習者が解答した問題の順番(解答順)を取得する。
 例えば、図22には、予め番号が付された4つの問題(問題1、問題2、問題3、問題4)において、学習者が、初めに「問題3」を解答し、次に「問題4」を解答し、次に「問題2」を解答し、最後に「問題1」を解答した場合、記入状況分析処理部151は、この解答順を取得する。
 理解度判定処理部147は、前記採点結果及び前記解答順に基づいて、各問題に対する学習者の理解度を判定する。例えば、学習者が「問題1」から解答せず、「問題2」以降を先に解答した場合、理解度判定処理部147は、「問題1」に対する理解度が低いと判定する。
 ここで、一般的に、学習者は、自身が理解している問題から解答する傾向にある。このため、例えば、図22に示すように、「問題3」、「問題4」、「問題2」、「問題1」の順に解答した場合、学習者の理解度はこの順に低くなっていくと考えられる。そこで、理解度判定処理部147は、学習者が所定の順番(問題順)で問題を解答しない場合は、学習者が解答した解答順に従って理解度が低いと判定する。ここでは、理解度判定処理部147は、学習者の理解度は「問題3」、「問題4」、「問題2」、「問題1」の順に低いと判定する。
 また、学習者の解答が不正解であり、かつ学習者の解答順が問題順とは異なる場合、理解度判定処理部147は、前記問題に対する学習者の理解度を、第1レベルと判定する。また、学習者の解答が正解であり、かつ学習者の解答順が問題順とは異なる場合、理解度判定処理部147は、前記問題に対する学習者の理解度を、第1レベルより高い第2レベルと判定する。このように、理解度判定処理部147は、採点結果を考慮に加えて学習者の理解度を判定してもよい。
 また、理解度判定処理部147は、学習者が問題を解答する順番と、当該問題の解答時間T2とに基づいて、学習者の理解度を判定してもよい。例えば、学習者が「問題2」を解答した後に「問題1」を解答したケースにおいて、後で解答した「問題1」の解答時間T2が基準解答時間T0より長い場合、理解度判定処理部147は、「問題1」に対する学習者の理解度が低いと判定する。一方、後で解答した「問題1」の解答時間T2が基準解答時間T0より短い場合、理解度判定処理部147は、「問題1」に対する学習者の理解度が低いとは判定しない。
 また、学習者は、複数の問題のうち、問題文の分量が少ない問題から解答する場合もある。そこで、理解度判定処理部147は、問題文の分量が少ない問題であるにもかかわらず当該問題を後で解答した場合に、当該問題の理解度が低いと判定してもよい。一方、理解度判定処理部147は、問題文の分量が多い問題を後で解答した場合には、当該問題の理解度が低いとは判定しない。
 実施形態4の他の形態として、記入状況分析処理部151は、例えば、漢字及び熟語に関する問題において、学習者が初めに記入した解答(第1解答)を削除して新たな解答(第2解答)を書き直した場合、初めに記入した第1解答と、新たに記入した第2解答とを取得する。理解度判定処理部147は、前記第1解答及び第2解答に基づいて、学習者の理解度を判定してもよい。
 例えば、図23に示すように、「高」を正解とする漢字の問題において、学習者が初めに「力」(第1解答)を記入(解答)し、間違いに気づいて「力」を削除し、新たに「高」(第2解答)を記入(解答)したとする。この場合、理解度判定処理部147は、初めに記入した第1解答(「力」)に対する理解度が低いと判定する。また、理解度判定処理部147は、最後に記入した第2解答(「高」)に対する理解度は高いと判定する。ただし、学習者が2回以上書き直して最後に記入した解答が正解した場合は、理解度判定処理部147は、学習者が記入した全ての解答を理解度が低いと判定する。
 また第1解答及び第2解答が不正解の場合、理解度判定処理部147は、第1解答及び第2解答に対する理解度が低いと判定する。
 なお、記入状況分析処理部151は、学習者がタブレット端末の消しゴム又は取り消し線などのツールを使用して解答を消した場合に、記入された解答を削除したと判定する。また、記入状況分析処理部151は、動作分析処理部148が画像情報P1に基づいて学習者の動作を分析し、分析結果に基づいて、記入された解答を削除したと判定してもよい。
 また実施形態4の他の形態として、動作分析処理部148は、画像情報P1に基づいて、学習者が集中して問題を読んでいるか否かを判定してもよい。理解度判定処理部147は、前記判定結果に基づいて、学習者の理解度を判定してもよい。例えば、学習者が問題を全く読んでいないと判定された場合、理解度判定処理部147は、学習者が適当に解答しており、学習者の理解度が低いと判定する。ただし、学習者が問題を部分的に読んでいると判定された場合、理解度判定処理部147は、学習者が適当に解答したとは判定しない。この場合は、学習者の解答が正解の場合、理解度判定処理部147は、学習者の理解度が高いと判定してもよい。
 以上のように、実施形態4に係る情報処理装置100によれば、特に漢字又は熟語に関する問題の場合、又は、複数の問題を含む場合において、学習者の理解度を高精度に判定することが可能となる。このため、例えば、教師が講義を行う際に、学習者の理解度が低い漢字の問題について、学習情報提示処理部149が、類似問題などヒントとなる情報などを学習者端末200に提示することによって、学習者の学力向上を図ることが可能となる。
 上述した問題の分野は、特に限定されず、例えば英単語、英文などであってもよい。この場合、上述の構成によれば、例えば、日本語の単語を英訳する問題について学習者が過去に解答できなかった場合、講義で当該単語に対応する英単語を含む英文が使われたときに、情報処理装置100は、当該英単語が表示されると対応する日本語訳を表示させてもよい。これにより、講義に出席する学習者全体の学力を向上させることができる。
[実施形態5]
 以下、実施形態5に係る情報処理装置100について説明する。なお、実施形態1~4に係る情報処理装置100と同一の機能を有する構成要素については、同一の名称を付し、説明を適宜省略する。
 図24は、実施形態5に係る情報処理システム1の構成を示す機能ブロック図である。実施形態5に係る情報処理装置100の制御部140は、実施形態1~4に係る情報処理装置100に含まれる、問題提示処理部141と、解答取得部142と、採点処理部144と、画像取得部145と、理解度判定処理部147と、学習情報提示処理部149と、記入状況分析処理部151とを含む。
 実施形態5に係る情報処理装置100は、学習者の理解度に応じた新たな問題又は情報を生成して、学習者端末200に提示する。また、情報処理装置100は、新たな問題に対する学習者の理解度を判定して、更なる問題又は情報を学習者端末200に提示する。このようなサイクルを繰り返すことにより、学習者の学力の向上を実現する。
 記入状況分析処理部151は、学習者が記入した解答を様々な角度から分析する。理解度判定処理部147は、採点処理部144による採点結果と、記入状況分析処理部151による分析結果とに基づいて学習者の理解度及び迷いを判定する。そして、学習情報提示処理部149は、判定結果に応じた情報を学習者に提示する。
 例えば、漢字の問題において、学習者が全く覚えておらず解答できなかった場合、理解度判定処理部147は、当該漢字の理解度が著しく低いと判定する。この場合、学習情報提示処理部149は、対象の前記漢字をデータベース300に保存する。また、学習情報提示処理部149は、前記漢字を含む文章題、他の漢字と組み合わせた熟語の問題、又は、前記漢字の穴埋め問題などを生成して学習者端末200に提示する。
 また例えば、部首を含む漢字の問題において、学習者が部首だけを解答し、部首以外を解答できなかった場合、理解度判定処理部147は、当該漢字の理解度が低いと判定する。この場合、学習情報提示処理部149は、上述の処理と同様の処理を行う。
 また例えば、部首を含む漢字の問題において、学習者が部首を書き間違えた場合、理解度判定処理部147は、当該漢字の理解度が低いと判定する。この場合、学習情報提示処理部149は、対象の前記漢字及び当該漢字に類似した漢字をデータベース300に保存する。また、学習情報提示処理部149は、前記漢字を含む文章題、他の漢字と組み合わせた熟語の問題、前記漢字の穴埋め問題、前記漢字に類似した漢字を含む問題などを生成して学習者端末200に提示する。例えば、学習情報提示処理部149は、前記漢字と同じ部首を含む漢字の問題を学習者端末200に提示する。また、学習情報提示処理部149は、部首の部分だけを穴埋め形式にした問題を学習者端末200に提示してもよい。
 また例えば、同音異義語を持つ漢字の問題において、学習者が、正解の漢字に対する同音異義語を解答した場合、理解度判定処理部147は、当該漢字の理解度が低いと判定する。この場合、学習情報提示処理部149は、対象の前記漢字及び当該漢字の同音異義語をデータベース300に保存する。また、学習情報提示処理部149は、前記漢字を含む問題、前記同音異義語を含む問題などを生成して学習者端末200に提示する。
 また例えば、同形異音語を持つ漢字の問題において、学習者が、正解の漢字に対する同形異音語を解答した場合、理解度判定処理部147は、当該漢字の理解度が低いと判定する。この場合、学習情報提示処理部149は、対象の前記漢字及び当該漢字の同形異音語をデータベース300に保存する。また、学習情報提示処理部149は、前記漢字を含む問題、前記同形異音語を含む問題などを生成して学習者端末200に提示する。
 このように、データベース300には学習者の理解度が低いと判定された問題(漢字)の情報が蓄積されていく。学習情報提示処理部149は、データベース300に記憶される問題に基づいて新たな問題を取得したり、生成したりして学習者端末200に提示する。
 以上のように、実施形態5に係る情報処理装置100によれば、学習者が問題に正解した場合であっても、学習者の解答(記入)の状況に基づいて、学習者の理解度及び迷いを把握することができる。そして、学習者の理解度及び迷いに基づいて、学習者の学力を向上させるための学習コンテンツを学習者に提示することができる。
 例えば、漢字の問題において、理解度が著しく低い状態で正解した学習者Aと、理解度が低く迷いながら正解した学習者Bと、理解度が高い状態で正解した学習者Cとが存在する場合において、情報処理装置100は、それぞれの学習者に応じた学習コンテンツを提示することができる。
 また、図25に示すように、情報処理装置100は、問題を提示する処理(S501)、学習者の記入状況を取得、分析する処理(S502)、学習者の理解度を判定する処理(S503)、学習情報を生成する処理(S504)を含む学習サイクルを繰り返す。これにより、それぞれの学習者の理解度を向上させることができ、複数の学習者間の学力の差を縮めることができる。
 本発明に係る情報処理装置100は上述した各実施形態の構成に限定されない。
 例えば、実施形態1~5はそれぞれ、相互に組み合わせることが可能である。すなわち、本発明に係る情報処理装置は、前記実施形態1~5のうち少なくとも1つの実施形態により構成することが可能である。例えば、図26に示すように、情報処理装置100の制御部140は、問題提示処理部141と、解答取得部142と、解答時間算出処理部143と、採点処理部144と、画像取得部145と、集中度判定処理部146と、理解度判定処理部147と、動作分析処理部148と、学習情報提示処理部149と、記入状況分析処理部151と、計測処理部161とを含んで構成されてもよい。
 また上述の実施形態では、情報処理システム1を、学校の教育現場に導入される学習支援システムに適用した例について説明した。例えば、情報処理システム1が、インターネットを利用したオンライン学習支援システムに適用される場合は、情報処理装置100(サーバー)がサービス提供者に設置され、情報処理装置100がインターネットを介して学習者端末200と情報のやり取りをする。
 また、情報処理システム1において、学習者端末200が、情報処理装置100としての機能を含んでもよい。具体的には、図27に示すように、学習者端末200の制御部260が、問題提示処理部141と、解答取得部142と、解答時間算出処理部143と、採点処理部144と、画像取得部145と、集中度判定処理部146と、理解度判定処理部147と、動作分析処理部148と、学習情報提示処理部149と、記入状況分析処理部151と、計測処理部161とを含んでもよい。尚、図27の制御部260において、上述した要素と同一の処理を行う要素には同一の符号を付している。
 制御部260は、学習者端末200に含まれるROM又は記憶部などに記憶されるプログラムに従った処理をCPUで実行することにより学習者端末200を制御する。そして、制御部260が、前記ROMに記憶されるプログラムに従った処理をCPUで実行することにより、問題提示処理部141、解答取得部142、解答時間算出処理部143、採点処理部144、画像取得部145、集中度判定処理部146、理解度判定処理部147、動作分析処理部148、学習情報提示処理部149、記入状況分析処理部151、及び計測処理部161として機能する。
 制御部260の問題提示処理部141、解答取得部142、解答時間算出処理部143、採点処理部144、画像取得部145、集中度判定処理部146、理解度判定処理部147、動作分析処理部148、学習情報提示処理部149、記入状況分析処理部151、及び計測処理部161の何れか一又は複数がASICなどの電子回路であってもよい。また、前記プログラムは、CD-ROM、DVD-ROM、メモリカードなどのコンピュータが読み取り可能な記憶媒体に記憶され、前記記憶媒体から学習者端末200にインストールされてもよいし、インターネット等の通信ネットワークからダウンロードされてもよい。また、前記プログラムは、学習者端末200の外部のサーバーに記憶され、クラウド上で実行されてもよい。

 

Claims (14)

  1.  問題に対するユーザーの解答を取得する解答取得部と、
     前記解答を採点する採点処理部と、
     前記ユーザーが前記問題に対して解答している期間において記入した内容を分析し、当該ユーザーの記入状況を取得する記入状況分析処理部と、
     前記採点処理部による前記解答に対する採点結果と、前記記入状況分析処理部により取得される前記記入状況とに基づいて、前記問題に対する前記ユーザーの理解度を判定する理解度判定処理部と、
     を備える情報処理装置。
  2.  前記記入状況は、解答欄に対する前記ユーザーの記入操作が解答の途中で止まる状況である、
     請求項1に記載の情報処理装置。
  3.  前記記入状況は、解答欄において、前記問題に対して予め設定される正解の解答の記載量に対する前記ユーザーの記入量の割合である、
     請求項1に記載の情報処理装置。
  4.  前記問題に対する前記ユーザーの解答時間を算出する解答時間算出処理部をさらに備え、
     前記理解度判定処理部は、前記採点処理部による前記解答に対する採点結果と、前記記入状況分析処理部により取得される前記記入状況と、前記解答時間算出処理部により算出される前記解答時間とに基づいて、前記問題に対する前記ユーザーの理解度を判定する、
     請求項1に記載の情報処理装置。
  5.  前記解答時間算出処理部は、前記問題に対して前記ユーザーが解答を記入する全体の時間帯のうち中間の時間帯を前記解答時間として取得する、
     請求項4に記載の情報処理装置。
  6.  問題に対するユーザーの解答を取得する解答取得部と、
     前記問題に対する前記ユーザーの解答時間を算出する解答時間算出処理部と、
     前記解答を採点する採点処理部と、
     前記問題に対する前記ユーザーの集中度を判定する集中度判定処理部と、
     前記解答時間算出処理部により算出される前記解答時間と、前記採点処理部による前記解答に対する採点結果と、前記集中度判定処理部により判定される前記ユーザーの前記集中度とに基づいて、前記問題に対する前記ユーザーの理解度を判定する理解度判定処理部と、
     を備える情報処理装置。
  7.  前記集中度判定処理部は、前記ユーザーが前記問題を解答している間の当該ユーザーの動作に基づいて、当該ユーザーの前記集中度を判定する、
     請求項6に記載の情報処理装置。
  8.  前記ユーザーが前記問題の解答を入力するユーザー端末に搭載されるカメラにより撮像される当該ユーザーの画像に関する画像情報を、前記ユーザー端末から取得する画像取得部をさらに備え、
     前記集中度判定処理部は、前記画像取得部により取得される前記画像情報に基づいて、前記ユーザーの前記集中度を判定する、
     請求項6に記載の情報処理装置。
  9.  前記問題に対する前記ユーザーの解答が正解であって、かつ、前記解答時間が前記問題に対して予め設定された基準解答時間以内である場合において、
     前記集中度が予め設定された基準値より低い場合、前記理解度判定処理部は、前記問題に対する前記ユーザーの理解度を第1レベルに判定し、
     前記集中度が予め設定された基準値より高い場合、前記理解度判定処理部は、前記問題に対する前記ユーザーの理解度を前記第1レベルより高い第2レベルに判定する、
     請求項6に記載の情報処理装置。
  10.  問題に対するユーザーの解答を取得する解答取得部と、
     前記問題に対する前記ユーザーの解答時間を算出する解答時間算出処理部と、
     前記解答を採点する採点処理部と、
     前記ユーザーが前記問題に対して解答している期間における当該ユーザーの動作を分析し、当該ユーザーの所定の動作に関する動作時間を取得する動作分析処理部と、
     前記解答時間算出処理部により算出される前記解答時間と、前記採点処理部による前記解答に対する採点結果と、前記動作分析処理部により取得される前記動作時間とに基づいて、前記問題に対する前記ユーザーの理解度を判定する理解度判定処理部と、
     を備える情報処理装置。
  11.  前記ユーザーが前記問題の解答を入力するユーザー端末に搭載されるカメラにより撮像される当該ユーザーの画像に関する画像情報を、前記ユーザー端末から取得する画像取得部をさらに備え、
     前記動作分析処理部は、前記画像取得部により取得される前記画像情報に基づいて、前記動作時間を取得する、
     請求項10に記載の情報処理装置。
  12.  前記問題に対する前記ユーザーの解答が正解であって、かつ、前記解答時間が前記問題に対して予め設定された基準解答時間以内である場合において、
     前記動作時間が予め設定された基準動作時間を超える場合、前記理解度判定処理部は、前記問題に対する前記ユーザーの理解度を第1レベルに判定し、
     前記動作時間が予め設定された基準動作時間以内である場合、前記理解度判定処理部は、前記問題に対する前記ユーザーの理解度を前記第1レベルより高い第2レベルに判定する、
     請求項10に記載の情報処理装置。
  13.  問題に対するユーザーの解答を取得することと、
     前記解答を採点することと、
     前記ユーザーが前記問題に対して解答している期間において記入した内容を分析し、当該ユーザーの記入状況を取得することと、
     前記解答に対する採点結果と、取得される前記記入状況とに基づいて、前記問題に対する前記ユーザーの理解度を判定することと、
     を含む情報処理方法。
  14.  問題に対するユーザーの解答を取得することと、
     前記問題に対する前記ユーザーの解答時間を算出することと、
     前記解答を採点することと、
     前記問題に対する前記ユーザーの集中度を判定することと、
     算出される前記解答時間と、前記解答に対する採点結果と、判定される前記ユーザーの前記集中度とに基づいて、前記問題に対する前記ユーザーの理解度を判定することと、
     を含む情報処理方法。

     
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