WO2019065335A1 - モータ - Google Patents

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WO2019065335A1
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遼太郎 高橋
浩二 水上
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日本電産サーボ株式会社
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    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
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    • H02K5/04Casings or enclosures characterised by the shape, form or construction thereof
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Definitions

  • the contact area between the outer peripheral portion of the insulating portion 28 and the sealing member 61 can be increased. Therefore, the sealing performance by the sealing member 61 is improved. Also, the coefficient of friction between the pair of openings 9 c and the sealing member 61 can be increased. The coefficient of friction between the outer peripheral portion of the insulating portion 28 and the sealing member 61 can be increased. Therefore, the sealing member 61 does not move easily inside the cover 5, and the function of the sealing member 61 is stabilized.

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  • Power Engineering (AREA)
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Abstract

本発明のモータの一つの態様は、モータシャフトの径方向外側に配置されて周方向に延びる環状部材と、この環状部材を収容する板金製のカバーを備える。カバーは、いずれも有底筒状の第1カップ体および第2カップ体を有する。第1カップ体と第2カップ体とは、互いに周壁部の開口部同士を対向させ、互いのフランジ部を軸方向に接触させて配置される。第1カップ体の周壁部の開口部、第2カップ体の周壁部の開口部および環状部材の外周部に接触する封止部材が備えられる。

Description

モータ
 本発明は、モータに関する。
 特許文献1のブラシレスモータは、鋼板をプレス成形したモータケースと、制御装置を収容する収容部材との間に、印籠嵌合部が設けられる。印籠嵌合部の外側と内側とを結ぶ経路がラビリンス形状であり、雨水や塵埃等が浸入しにくい。
特開2013-90377号公報
 モータのカバーが一対のカップ体を有し、一対のカップ体が互いの開口部同士を対向させて固定される場合、両方のカップ体が板金製であると、開口部同士の合わせ部に複雑な構造を採用することができない。すなわち、開口部同士の合わせ部に、例えば入り組んだ合わせ面形状や封止部材を取り付ける溝等の、複雑な構造を設けることができない。
 本発明は、上述の事情に鑑み、一対のカップ体の開口部同士の合わせ部から、カバー内部に液体および異物等が進入することを抑制できるモータを提供することを目的の一つとする。
 本発明のモータの一つの態様は、中心軸に沿って延びるモータシャフトと、前記モータシャフトの径方向外側に配置されて周方向に延びる環状部材と、前記環状部材を収容する板金製のカバーと、を備え、前記カバーは、いずれも有底筒状の第1カップ体および第2カップ体を有し、前記第1カップ体および前記第2カップ体は、それぞれ、底壁部と、前記底壁部の外周縁から軸方向に延びる筒状の周壁部と、前記周壁部の前記底壁部と反対側の端縁から径方向外側に広がる環状のフランジ部と、を有し、前記第1カップ体と前記第2カップ体とは、互いに前記周壁部の開口部同士を対向させ、互いの前記フランジ部を軸方向に接触させて配置され、前記第1カップ体の前記周壁部の開口部、前記第2カップ体の前記周壁部の開口部および前記環状部材の外周部に接触する封止部材が備えられる。
 本発明の一つの態様によれば、一対のカップ体の開口部同士の合わせ部から、カバー内部に液体および異物等が進入することを抑制できるモータが提供される。
図1は、本実施形態のモータを示す斜視図である。 図2は、本実施形態のモータを示す斜視図である。 図3は、本実施形態のモータを軸方向他方側へ向けて見た平面図である。 図4は、図3のIV-IV断面を示す断面図である。 図5は、図4のV部を拡大して示す断面図である。 図6は、本実施形態のモータの変形例を示す断面図であり、要部を拡大して表す。 図7は、本実施形態のモータの変形例を示す断面図であり、要部を拡大して表す。 図8は、本実施形態のモータの変形例を示す断面図であり、要部を拡大して表す。 図9は、本実施形態のモータの変形例を示す断面図であり、要部を拡大して表す。
 図1~図5に示すように、本実施形態のモータ1は、カバー5と、スタッドボルト22と、配線部材50と、中心軸Jに沿って延びるモータシャフト3を有するロータ2と、ステータ4と、一対のベアリング7と、基板20と、ヒートシンク21と、ネジ部材25と、封止部材60と、を備える。モータシャフト3の両端部のうち、出力端3aが位置する第1端部は、カバー5の外部に配置される。出力端3aには、モータ1によって回転させられる図示しないファン等が接続される。
 本実施形態では、中心軸Jに平行な方向を単に「軸方向」と呼ぶ。モータシャフト3の両端部のうち、出力端3aが位置する第1端部から、第1端部と異なる第2端部へ向かう方向を、軸方向一方側と呼ぶ。軸方向一方側は、図4の左側である。モータシャフト3の第2端部から第1端部へ向かう方向を、軸方向他方側と呼ぶ。軸方向他方側は、図4の右側である。中心軸Jを中心とする径方向を単に「径方向」と呼ぶ。径方向のうち、中心軸Jに接近する方向を径方向内側と呼び、中心軸Jから離れる方向を径方向外側と呼ぶ。中心軸Jを中心とする周方向を単に「周方向」と呼ぶ。
 図4および図5に示すように、カバー5は、ロータ2、ステータ4、ベアリング7、基板20、ヒートシンク21(図示省略)および封止部材60を収容する。本実施形態においては、後述するステータ4の絶縁部28が、環状部材である。つまりカバー5は、環状部材を収容する。図4に示すように、カバー5は、第1カップ体6Aと、第2カップ体6Bと、を有する。カバー5は、いずれも有底筒状の第1カップ体6Aおよび第2カップ体6Bを有する。第1カップ体6Aおよび第2カップ体6Bは、それぞれ、中心軸Jを中心とする有底の円筒状である。本実施形態の例では、第1カップ体6Aに、ロータ2の後述するロータマグネット2a、ステータ4、および、一対のベアリング7のうち軸方向他方側に位置する1つのベアリングが収容される。第2カップ体6Bに、一対のベアリング7のうち軸方向一方側に位置する1つのベアリング7、基板20およびヒートシンク21が収容される。
 カバー5は、板金製である。第1カップ体6Aおよび第2カップ体6Bは、板金製である。第1カップ体6Aおよび第2カップ体6Bは、例えば鋼板製である。第1カップ体6Aと第2カップ体6Bとは、軸方向の寸法および径方向の寸法が互いに同等である。第1カップ体6Aと第2カップ体6Bとは、同一金型によりカップ形状にプレス成型される。つまり、第1カップ体6Aおよび第2カップ体6Bは、プレス成型品である。カバー5は、プレスカバーである。
 第1カップ体6Aは、第2カップ体6Bよりも軸方向他方側に位置する。第2カップ体6Bは、第1カップ体6Aよりも軸方向一方側に位置する。第1カップ体6Aは、軸方向一方側に開口する。第2カップ体6Bは、軸方向他方側に開口する。第1カップ体6Aおよび第2カップ体6Bは、それぞれ、底壁部8と、周壁部9と、フランジ部10と、を有する。つまり、カバー5は壁部として、底壁部8と、周壁部9と、を有する。第1カップ体6Aと第2カップ体6Bとは、互いに周壁部9の開口部9c同士を対向させて配置される。第1カップ体6Aと第2カップ体6Bとは、それぞれの開口部9cが軸方向に対向した状態で互いに固定される。第1カップ体6Aと第2カップ体6Bとは、互いのフランジ部10を軸方向に接触させて配置される。第1カップ体6Aと第2カップ体6Bとは、互いのフランジ部10同士が固定される。第1カップ体6Aと第2カップ体6Bとが互いに固定された状態において、第1カップ体6Aの内部と、第2カップ体6Bの内部とは、互いに通じる。
 底壁部8は、ベアリング保持部18と、平坦部8cと、接続部8dと、を有する。ベアリング保持部18は、有底の筒状である。ベアリング保持部18は、中心軸Jを中心とする有底の円筒状である。ベアリング保持部18は、カバー5の内部に向けて開口する。ベアリング保持部18は、ベアリング7を保持する。ベアリング7は、例えばボール軸受等である。ベアリング7は、ベアリング保持部18内に嵌め合わされ、固定される。カバー5内には、一対のベアリング7が軸方向に互いに離れて配置される。一対のベアリング7は、カバー5の軸方向の両端部に配置される。一対のベアリング7は、モータシャフト3を回転自在に支持する。ベアリング7は、モータシャフト3を中心軸J回りに回転自在に支持する。
 第1カップ体6Aの底壁部8には、底壁部8を軸方向に貫通するシャフト挿入孔19が設けられる。シャフト挿入孔19は、第1カップ体6Aのベアリング保持部18に設けられる。シャフト挿入孔19は、ベアリング保持部18の底部を貫通する貫通孔である。シャフト挿入孔19内には、モータシャフト3が挿入される。モータシャフト3は、シャフト挿入孔19内を通って、カバー5の内部から外部へ突出する。
 平坦部8cは、周方向に延びる環状である。平坦部8cは、中心軸Jを中心とする円環板状である。平坦部8cの板面は、軸方向を向き、中心軸Jに直交する方向に広がる。平坦部8cの径方向の位置は、ベアリング保持部18の径方向の位置よりも外側に配置される。平坦部8cは、ベアリング保持部18を径方向外側から囲う。平坦部8cは、径方向から見て、ベアリング保持部18と重なる位置に配置される。平坦部8cは、周壁部9に接続する。平坦部8cの外縁部は、周壁部9の軸方向に沿う開口部9cと反対側の端部に接続する。
 第2カップ体6Bの底壁部8には、スタッド用貫通孔23が設けられる。第2カップ体6Bは、底壁部8を軸方向に貫通する複数のスタッド用貫通孔23を有する。スタッド用貫通孔23は、例えば円孔である。スタッド用貫通孔23は、第2カップ体6Bの平坦部8cに設けられる。スタッド用貫通孔23は、第2カップ体6Bの平坦部8cを軸方向に貫通する。複数のスタッド用貫通孔23は、底壁部8に周方向に互いに間隔をあけて配置される。複数のスタッド用貫通孔23は、平坦部8cに周方向に等間隔をあけて配置される。
 第2カップ体6Bの底壁部8には、複数のスタッドボルト22が設けられる。スタッドボルト22は、第2カップ体6Bの底壁部8から軸方向一方側へ突出する。複数のスタッドボルト22は、底壁部8に周方向に互いに間隔をあけて配置される。図示の例では、スタッドボルト22が、底壁部8に周方向に等間隔をあけて4つ設けられる。スタッドボルト22は、スタッド用貫通孔23内に挿入されて、底壁部8に取り付けられる。スタッドボルト22は、スタッド用貫通孔23に圧入されて、平坦部8cに固定される。モータ1は、モータ1を取り付ける対象物である図示しない装置フレーム等に対して、スタッドボルト22を利用して取り付けられ、固定される。
 第2カップ体6Bの底壁部8には、図示しないネジ取付孔が設けられる。第2カップ体6Bは、底壁部8を軸方向に貫通するネジ取付孔を有する。ネジ取付孔は、例えば円孔である。ネジ取付孔は、第2カップ体6Bの平坦部8cに複数設けられる。ネジ取付孔は、第2カップ体6Bの平坦部8cを軸方向に貫通する。複数のネジ取付孔は、底壁部8に周方向に互いに間隔をあけて配置される。ネジ取付孔の数は、2つである。ネジ取付孔には、後述するネジ部材25が挿入される。
 接続部8dは、ベアリング保持部18と平坦部8cとを接続する。接続部8dは、ベアリング保持部18の筒部の開口部と、平坦部8cの内周縁と、を接続する。接続部8dは、ベアリング保持部18と平坦部8cとの間に配置される。接続部8dは、径方向に沿うベアリング保持部18と平坦部8cとの間に位置する。本実施形態の例では、接続部8dが、中心軸Jを中心とするテーパ筒状である。接続部8dは、平坦部8cから径方向内側へ向かうにしたがい軸方向に沿って周壁部9の開口部9c側へ向けて延びる。すなわち、第1カップ体6Aの接続部8dは、平坦部8cから径方向内側へ向かうにしたがい軸方向一方側へ向けて延びる。第2カップ体6Bの接続部8dは、平坦部8cから径方向内側へ向かうにしたがい軸方向他方側へ向けて延びる。
 周壁部9は、中心軸Jを中心とする筒状である。周壁部9は、円筒状である。周壁部9は、底壁部8の外周縁から軸方向に延びる。周壁部9は、軸方向に沿う底壁部8と反対側に開口する。周壁部9の軸方向に沿う底壁部8と反対側の端部には、開口部9cが位置する。図5に示すように、開口部9cにおいてフランジ部10に接続する部分は、軸方向に沿ってフランジ部10へ向かうにしたがい径方向外側に延びる凸曲面状である。つまり、開口部9cにおいてフランジ部10に接続する部分は、凸曲面部である。凸曲面部は、周方向に延びる環状である。このため、第1カップ体6Aの開口部9cと、第2カップ体6Bの開口部9cとの間には、軸方向に隙間が設けられる。第1カップ体6Aの開口部9cと、第2カップ体6Bの開口部9cとは、軸方向に隙間をあけて対向する。本実施形態ではこの隙間に、後述する封止部材60が挿入される。図4に示すように、周壁部9の軸方向に沿う開口部9cと反対側の端部は、底壁部8に塞がれる。
 第1カップ体6Aの周壁部9には、ステータ支持爪9aが複数設けられる。ステータ支持爪9aは、周壁部9から第1カップ体6Aの内部に突出する。複数のステータ支持爪9aは、周壁部9において周方向に互いに等間隔をあけて配置される。ステータ支持爪9aは、第1カップ体6A内に配置されるステータ4に、軸方向他方側から接触する。ステータ支持爪9aは、ステータ4を軸方向一方側へ向けて支持する。
 第2カップ体6Bの周壁部9は、ブッシュ9bを有する。ブッシュ9bは、筒状である。ブッシュ9bは、弾性変形可能である。第2カップ体6Bの周壁部9には、周壁部9を径方向に貫通する図示しない配線通し孔が設けられる。ブッシュ9bは、配線通し孔内に挿入されて、周壁部9に固定される。ブッシュ9bの内部を通して、カバー5の外部と内部とが通じる。ブッシュ9b内には、配線部材50が通される。配線部材50は、ブッシュ9b内を通り、カバー5の外部と内部とにわたって延びる。ブッシュ9bにおける径方向内側の端部には、配線引出し口(図示省略)が設けられる。つまり、第2カップ体6Bの周壁部9は、配線引出し口を有する。配線引出し口は、カバー5内に開口する穴である。配線部材50は、ブッシュ9b内を通り、配線引出し口からカバー5内に突出する。配線部材50は、基板20と電気的に接続される。
 フランジ部10は、周壁部9の底壁部8と反対側の端縁から径方向外側に広がる環状である。フランジ部10は、軸方向に沿う周壁部9の底壁部8と反対側の端部から径方向外側に広がる円環板状である。フランジ部10の板面は、軸方向を向き、中心軸Jに直交する方向に広がる。第1カップ体6Aのフランジ部10の軸方向一方側を向く板面と、第2カップ体6Bのフランジ部10の軸方向他方側を向く板面とは、互いに接触する。
 図4に示すように、ロータ2は、モータシャフト3と、ロータマグネット2aと、を有する。モータシャフト3のうち、一対のベアリング7に支持される部分および一対のベアリング7間に位置する部分は、カバー5の内部に配置される。モータシャフト3のうち、第1カップ体6Aに収容されるベアリング7よりも軸方向他方側に位置する部分は、カバー5の外部に配置される。モータシャフト3と一対のベアリング7とは、止め輪等により、互いに軸方向に移動することが抑制される。ロータマグネット2aは、中心軸Jを中心とする筒状である。ロータマグネット2aは、円筒状である。ロータマグネット2aは、モータシャフト3の外周面に固定される。
 ステータ4は、カバー5内に嵌め合わされる。ステータ4は、第1カップ体6Aまたは第2カップ体6Bに嵌め合わされる。本実施形態では、ステータ4が、第1カップ体6Aの周壁部9の内周面に嵌め合わされ、固定される。ステータ4は、ロータ2と径方向に隙間をあけて対向する。ステータ4は、ロータ2に径方向外側から対向する。ステータ4は、ステータコア26と、コイル27と、絶縁部28と、を有する。ステータコア26は、モータシャフト3の径方向外側に配置されて周方向に延びる。ステータコア26は、ロータ2の径方向外側を囲う環状である。ステータコア26は、ロータマグネット2aと径方向に隙間をあけて対向する。ステータコア26は、ロータマグネット2aに径方向外側から対向する。ステータコア26は、周壁部9内に嵌め合わされる。本実施形態の例では、ステータコア26が、第1カップ体6Aの周壁部9内に嵌め合わされる。
 コイル27は、ステータコア26に装着される。絶縁部28は、モータシャフト3の径方向外側に配置されて周方向に延びる。本実施形態においては、絶縁部28が環状部材である。コイル27は、絶縁部28を介して間接的に、ステータコア26に装着される。絶縁部28は、ステータコア26とコイル27との間に配置される部分を有する。絶縁部28は、コイル27に径方向から対向する部分を有する。つまり絶縁部28は、コイル27に径方向から対向する。絶縁部28は、コイル27の径方向外側に位置する外周側絶縁部28aと、コイル27の径方向内側に位置する内周側絶縁部28bと、を有する。外周側絶縁部28aは、コイル27に径方向外側から対向する。つまり絶縁部28は、コイル27に径方向外側から対向する。内周側絶縁部28bは、コイル27に径方向内側から対向する。外周側絶縁部28aには、基板20が取り付けられ、固定される。
 基板20は、ステータ4の軸方向一方側に位置する。基板20は、円板状である。基板20は、中心軸Jを中心とする円環板状である。基板20は、モータシャフト3の径方向外側に配置されて周方向に延びる。基板20の板面は、軸方向を向き、中心軸Jに直交する方向に広がる。基板20の径方向内側を、モータシャフト3が軸方向に延びる。
 基板20は、ステータ4と電気的に接続される。基板20は、コイル27のコイル引出線(図示省略)と電気的に接続される。基板20は、基板20の軸方向一方側を向く板面の外周縁部において、コイル引出線と接続される。基板20は、ロータマグネット2aの軸方向一方側に位置する。基板20は、軸方向から見て、ステータ4およびロータマグネット2aと重なる位置に配置される。基板20は、外周側絶縁部28aにより、径方向外側から囲われる。基板20は、径方向から見て、外周側絶縁部28aと重なる位置に配置される。本実施形態の例では、基板20が、径方向から見て、第2カップ体6Bのフランジ部10と重なる位置に配置される。
 図示しないが、基板20の板面には、集積回路と、コンデンサと、が実装される。基板20は、集積回路およびコンデンサが実装された板面を軸方向一方側に向けて配置される。集積回路は、四角形板状である。コンデンサは、円柱状である。コンデンサは、軸方向に延びる。コンデンサの軸方向一方側を向く面は、第2カップ体6Bの底壁部8に軸方向から対向する。コンデンサの軸方向一方側を向く面は、底壁部8の軸方向他方側を向く面との間に隙間をあけて配置される。
 ヒートシンク21は、基板20の軸方向一方側に配置される。ヒートシンク21は、集積回路と熱的に接触する。ヒートシンク21は、カバー5に固定される。図3に示すように、ヒートシンク21は、ネジ部材25により、第2カップ体6Bの底壁部8に取り付けられ、固定される。ネジ部材25は、第2カップ体6Bの平坦部8cとヒートシンク21とを締結する。ネジ部材25は、複数設けられる。複数のネジ部材25は、底壁部8に周方向に互いに間隔をあけて配置される。
 図4および図5に示すように、封止部材60は、中心軸Jを中心として周方向に延びる環状である。封止部材60は、円環状である。本実施形態の例では、封止部材60の断面形状がほぼ円形である。封止部材60は、例えばOリング等である。封止部材60は、弾性変形可能である。封止部材60は、第1カップ体6Aの周壁部9の開口部9c、第2カップ体6Bの周壁部9の開口部9cおよび絶縁部28の外周部に接触する。本実施形態では、封止部材60が、第1カップ体6Aの開口部9cにおいてフランジ部10に接続する部分(凸曲面部)、第2カップ体6Bの開口部9cにおいてフランジ部10に接続する部分(凸曲面部)および外周側絶縁部28aの外周部に接触する。
 封止部材60は、一対の開口部9cと絶縁部28とにより、少なくとも径方向に挟まれる。封止部材60は、一対の開口部9cと絶縁部28とにより、少なくとも径方向に固定される。本実施形態の例では、封止部材60が、一対の開口部9c同士の間に設けられた隙間に挿入されて、軸方向にも挟まれる。封止部材60は、一対の開口部9c同士の間に挟まれて、軸方向にも固定される。封止部材60は、径方向から見て、一対のフランジ部10同士の合わせ部に重なる位置に配置される。つまり封止部材60は、一対のフランジ部10の合わせ部に、径方向内側から対向する。
 本実施形態によれば、板金製のカバー5を有するモータ1において、構造を複雑にすることなく、第1カップ体6Aと第2カップ体6Bの開口部9c同士の合わせ部から、カバー5内部に液体および異物等が進入することを抑制できる。カバー5内に封止部材60を設けるにあたり、封止部材60以外の部材の追加は不要であるので、封止性を確保しつつも構造が簡素化される。
 また、開口部9cにおいてフランジ部10に接続する部分が凸曲面状であるので、一対の開口部9c同士の間に軸方向の隙間を設けることができる。この隙間に封止部材60を配置して、軸方向に動きにくくすることができる。したがって、封止部材60の機能を安定化できる。また、封止部材60が弾性変形可能であるので、封止部材60が一対の開口部9cおよび絶縁部28に密着して、封止部材60による封止性がより高められる。
 なお、本発明は前述の実施形態に限定されず、例えば下記に説明するように、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において構成の変更等が可能である。
 開口部9cにおいてフランジ部10に接続する部分が、軸方向に沿ってフランジ部10へ向かうにしたがい径方向外側に延びるテーパ面状であってもよい。また前述の実施形態では、封止部材60が円環状であるが、この構成に限らない。図6に示す変形例では、封止部材61が、中心軸Jを中心とする筒状である。封止部材61は、円筒状である。封止部材61は、軸方向に延びる。封止部材61の断面形状は、例えば、軸方向の長さが径方向の長さよりも長い楕円形である。この封止部材61によれば、一対の開口部9cと封止部材61との接触面積を高めることができる。絶縁部28の外周部と封止部材61との接触面積を高めることができる。したがって、封止部材61による封止性が向上する。また、一対の開口部9cと封止部材61との間の摩擦係数を高めることができる。絶縁部28の外周部と封止部材61との間の摩擦係数を高めることができる。したがって、カバー5内部で封止部材61が動きにくくなり、封止部材61の機能が安定する。
 図7に示す変形例では、封止部材60が円環状である。絶縁部28の外周部には、径方向内側に窪み周方向に延びる環状の凹部28cが設けられる。凹部28cは、周方向に延びる溝状である。凹部28cは、絶縁部28の外周部のうち、径方向から見てフランジ部10と重なる位置に設けられる。この凹部28c内に封止部材60が配置されることで、封止部材60の軸方向への移動が抑制される。そして、封止部材60が一対のフランジ部10同士の合わせ部に対して、径方向内側から安定して対向する。この変形例によれば、封止部材60の封止性を安定させることができる。また、モータ製造時の組み立て容易性を向上できる。
 図8に示す変形例では、封止部材61が円筒状である。絶縁部28の外周部には、径方向外側に突出して周方向に延びる環状であり、互いに軸方向に間隔をあけて配置される一対の凸部28dが設けられる。軸方向に沿う一対の凸部28d同士の間に、フランジ部10が配置される。封止部材61は、一対の凸部28d同士の間に配置されて、一対の開口部9cおよび絶縁部28の外周部に接触する。この変形例によれば、封止部材61を軸方向により動きにくくできる。
 前述の実施形態および変形例では、封止部材60、61が接触する「環状部材の外周部」として、絶縁部28の外周部を用いる。したがって、形状の自由度が高い。例えば図7および図8に示すように、絶縁部28に複雑な形状を作り込みやすく、封止部材60による封止性を容易に高めることができる。ただし本発明はこの構成に限定されない。図9に示す変形例では、封止部材60が接触する「環状部材の外周部」として、ステータコア26の外周部を用いる。つまりステータコア26が、環状部材である。ステータコア26は周壁部9内に嵌め合わされるので密閉性が高められ、カバー5内部に液体および異物等が進入することをより抑えられる。この変形例では、図9に示すように、軸方向に沿う断面視において、開口部9cのうちフランジ部10に接続する部分の曲率半径が、一対の開口部9c同士で互いに異なる。これにより、環状部材としてステータコア26を用いた場合であっても、封止部材60の収容スペースを確保できる。また、環状部材として基板20の外周部を用いてもよい。この場合、図4において、一対のフランジ部10の合わせ部に径方向内側から対向する位置に、基板20が配置されることが好ましい。
 封止部材60、61は、例えばシリコーン樹脂製でもよい。封止部材60、61が弾性変形可能であるとしたが、この構成に限定されない。封止部材60、61は、金属製でもよい。封止部材60、61は、液状でもよい。封止部材60、61は、ゲル状でもよい。
 その他、本発明の趣旨から逸脱しない範囲において、前述の実施形態、変形例およびなお書き等で説明した各構成(構成要素)を組み合わせてもよく、また、構成の付加、省略、置換、その他の変更が可能である。また本発明は、前述した実施形態によって限定されず、特許請求の範囲によってのみ限定される。
 1…モータ、2…ロータ、3…モータシャフト、4…ステータ、5…カバー、6A…第1カップ体、6B…第2カップ体、8…底壁部、9…周壁部、9c…開口部、10…フランジ部、26…ステータコア、27…コイル、28…絶縁部、28c…凹部、28d…凸部、60,61…封止部材、J…中心軸

Claims (7)

  1.  中心軸に沿って延びるモータシャフトと、
     前記モータシャフトの径方向外側に配置されて周方向に延びる環状部材と、 前記環状部材を収容する板金製のカバーと、を備え、
     前記カバーは、いずれも有底筒状の第1カップ体および第2カップ体を有し、
     前記第1カップ体および前記第2カップ体は、それぞれ、
     底壁部と、
     前記底壁部の外周縁から軸方向に延びる筒状の周壁部と、
     前記周壁部の前記底壁部と反対側の端縁から径方向外側に広がる環状のフランジ部と、を有し、
     前記第1カップ体と前記第2カップ体とは、互いに前記周壁部の開口部同士を対向させ、互いの前記フランジ部を軸方向に接触させて配置され、
     前記第1カップ体の前記周壁部の開口部、前記第2カップ体の前記周壁部の開口部および前記環状部材の外周部に接触する封止部材が備えられる、モータ。
  2.  請求項1に記載のモータであって、
     前記周壁部の開口部において前記フランジ部に接続する部分は、軸方向に沿って前記フランジ部へ向かうにしたがい径方向外側に延びる凸曲面状である、モータ。
  3.  請求項1または2に記載のモータであって、
     前記環状部材の外周部のうち、径方向から見て前記フランジ部と重なる位置に、径方向内側に窪み周方向に延びる環状の凹部が設けられる、モータ。
  4.  請求項1~3のいずれか一項に記載のモータであって、
     前記環状部材の外周部には、径方向外側に突出して周方向に延びる環状であり、互いに軸方向に間隔をあけて配置される一対の凸部が設けられ、
     軸方向に沿う一対の前記凸部同士の間に前記フランジ部が配置される、モータ。
  5.  請求項1~4のいずれか一項に記載のモータであって、
     前記封止部材は、弾性変形可能である、モータ。
  6.  請求項1~5のいずれか一項に記載のモータであって、
     前記モータシャフトを有するロータと、
     前記ロータと径方向に隙間をあけて対向するステータと、を備え、
     前記ステータは、
     ステータコアと、
     前記ステータコアに装着されるコイルと、
     前記コイルに径方向外側から対向する絶縁部と、を有し、
     前記絶縁部が、前記環状部材である、モータ。
  7.  請求項1~5のいずれか一項に記載のモータであって、
     前記モータシャフトを有するロータと、
     前記ロータと径方向に隙間をあけて対向するステータと、を備え、
     前記ステータは、前記周壁部内に嵌め合わされるステータコアを有し、
     前記ステータコアが、前記環状部材である、モータ。
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