WO2019064482A1 - 計測システム - Google Patents

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智晴 八幡
健太郎 井口
麻実 野中
貴暁 野中
裕毅 國府
哲也 中安
慎 柏原
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株式会社小野測器
本田技研工業株式会社
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    • G01M15/00Testing of engines
    • G01M15/02Details or accessories of testing apparatus

Definitions

  • the motor measurement control device 10 and the combustion analysis device 40 each have a hardware as a general computer, such as a central processing unit (CPU), a digital signal processor (DSP), a random access memory (RAM), a read only memory (ROM), etc.
  • the ROM includes a control program executed by the CPU, a microprogram executed by the DSP, various data, and the like.
  • FIG. 2 the inside of the motor measurement control device 10 and the combustion analysis device 40 show functions realized by the control program and the micro program as blocks.

Abstract

高い作業効率を実現できる計測システム(SS)を実現する。そのため、原動機(30)に対して、複数の回転速度指令値またはトルク指令値を順次指定する原動機制御部(18)と、原動機(30)における一または複数の計測項目の計測値を収集する原動機センサ部(50)と、各々の回転速度指令値またはトルク指令値における計測値の代表値である計測代表値に対応する線画である計測代表値線画と、計測値の現在値を逐次表す計測値マークと、を表示装置(12)に表示させる表示制御部(16)と、を計測システム(SS)に設けた。

Description

計測システム
 本発明は、計測システムに関する。
 下記特許文献1には、回転速度等を変更しつつ車両等のエンジンを運転し、エンジンの特性試験を自動的に実行する装置が記載されている。
特開2014-224786号公報
 上述した装置を用いてエンジンの特性試験を実行している際、エンジン、センサ、その他周辺機器等に異常が生じることがある。そして、エンジンの特性試験を自動的に実行していた場合、ユーザは、この種の異常が生じたことを、一連の特性試験が完了した後に気付くことが多い。異常が生じた後に収集したデータは採用できない場合が多いため、ユーザは、異常が生じた後の特性試験を全てやり直すことになり、作業効率が悪化するという問題が生じていた。
 この発明は上述した事情に鑑みてなされたものであり、高い作業効率を実現できる計測システムを提供することを目的とする。
 上記課題を解決するため本発明の計測システムは、原動機に対して、複数の回転速度指令値またはトルク指令値を順次指定する原動機制御部と、前記原動機における一または複数の計測項目の計測値を収集する原動機センサ部と、各々の前記回転速度指令値または前記トルク指令値における前記計測値の代表値である計測代表値に対応する線画である計測代表値線画と、前記計測値の現在値を逐次表す計測値マークと、を表示装置に表示させる表示制御部と、を有することを特徴とする。
 本発明によれば、高い作業効率を実現できる。
本発明の一実施形態による自動計測システムの概略構成図である。 本実施形態による自動計測システムのブロック図である。 表示装置における表示画面の例を示す図である。 本実施形態における制御シーケンス図である。
〈実施形態の構成〉
 以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
 図1は、本発明の一実施形態による自動計測システムSS(計測システム)の概略構成図である。図1に示す自動計測システムSSは、自動車等の内燃機関(エンジン)の走行燃費試験、排出ガス試験、出力特性試験、劣化耐久試験等の各種性能・耐久試験を行うことができる。
 自動計測システムSSにおいては、試験体であるエンジン30とエンジンの負荷装置であるダイナモ32とが結合されている。そして、ダイナモ制御盤4を介して、計測装置1がダイナモ32を制御して、走行負荷に相当する負荷をエンジン30に加える。また、計測装置1は、スロットルアクチュエータ8を介してエンジン30のスロットルの開度を調整することができる。
 計測装置1は、動作中のエンジン30の回転速度やトルクを計測する。また、計測装置1は、冷却水温度コントローラ6を介して、エンジン30の冷却水温度を測定するとともに、冷却水の循環流量や温度を制御することができる。また、計測装置1は、潤滑油温度コントローラ7を介して、エンジン30の潤滑油温度を測定するとともに、温度制御を行う。さらに、計測装置1は、燃料コントローラ9を介して、エンジン30の燃料温度を測定するとともに、温度制御を行う。
 排出ガス分析計55は、エンジン30の排出ガスについてNOx(窒素酸化物)濃度、CO(一酸化炭素)濃度、および炭化水素濃度等の成分分析を行う。排出ガス分析計55の計測値は、計測装置1に通知される。
 また、環境センサ部38は、エンジン30の設置場所における環境状態を検出し、検出結果を環境データとして出力する。ここで、環境データとは、例えば、室内温度、大気圧、および湿度である。
 上述したダイナモ制御盤4は、ダイナモ32を操作するダイナモ操作部94と、ダイナモ32の回転速度やトルク等を検出するダイナモセンサ部54と、を有している。また、冷却水温度コントローラ6は、冷却水の温度を制御する冷却水温度操作部96と、冷却水の温度(すなわちエンジン入口水温およびエンジン出口水温)を検出する冷却水温度センサ部56と、を有している。また、潤滑油温度コントローラ7は、潤滑油の温度や油圧を制御する潤滑油温度操作部97と、潤滑油の温度や油圧を検出する潤滑油センサ部57と、を有している。
 また、スロットルアクチュエータ8は、スロットルの開度を操作するスロットル開度操作部98と、スロットルの開度を検出するスロットル開度センサ部58と、を有している。また、燃料コントローラ9は、燃料温度、燃料圧力、燃料流量等を操作する燃料操作部99と、燃料温度、燃料圧力、燃料流量等を測定する燃料センサ部59と、を有している。また、計測装置1は、各種データを記憶するデータ記憶装置60と、エンジン30の内部状態を解析およびシミュレートする燃焼解析装置40と、これらを統括制御する原動機計測制御装置10と、を有している。
 図2は、自動計測システムSSのブロック図である。
 図2に示す操作装置群90は、図1に示したダイナモ操作部94、冷却水温度操作部96、潤滑油温度操作部97、スロットル開度操作部98、燃料操作部99等を総称したものである。但し、操作装置群90は、これら以外の種々の操作装置も含んでいる。また、図2においては、図面の煩雑さを避けるため、操作装置群90の操作対象として、エンジン30およびダイナモ32を図示しているが、操作装置群90は、エンジン30およびダイナモ32の他、これらの周辺機器も操作する。
 また、エンジンセンサ群50は、図1に示したダイナモセンサ部54、排出ガス分析計55、冷却水温度センサ部56、潤滑油センサ部57、スロットル開度センサ部58、燃料センサ部59等を総称したものである。但し、エンジンセンサ群50は、これら以外の種々の計測値を測定するセンサを含んでいる。また、エンジンセンサ群50は、エンジン30およびダイナモ32の他、これらの周辺機器の状態を測定するセンサも含んでいる。これら計測値は、例えば、筒内圧力(エンジン30のシリンダ内の圧力)の瞬時値、クランク角、排気温度、回転速度等である。エンジンセンサ群50から出力される計測値の項目を、以下、「計測項目」と呼ぶ。
 原動機計測制御装置10および燃焼解析装置40は、それぞれ、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等、一般的なコンピュータとしてのハードウエアを備えており、ROMには、CPUによって実行される制御プログラム、DSPによって実行されるマイクロプログラムおよび各種データ等が格納されている。図2において、原動機計測制御装置10および燃焼解析装置40の内部は、制御プログラムおよびマイクロプログラム等によって実現される機能を、ブロックとして示している。
 原動機計測制御装置10は、入力装置11(パラメータ選択部)と、表示装置12と、データ供給部14(環境データ供給部)と、表示制御部16と、エンジン制御部18(原動機制御部)と、データ受信部19と、を備えている。
 入力装置11は、ユーザによって操作されるマウス、キーボード等を備えている。表示装置12は、ドットマトリクス・ディスプレイである。表示制御部16は、表示装置12に対して、各種画像を表示させる。データ受信部19は、環境センサ部38から環境データを受信し、エンジンセンサ群50から各種計測項目の計測値を受信する。データ供給部14は、燃焼解析装置40に対して、上述した環境データ、その他各種データを供給する。
 エンジン制御部18は、指定された「制御パターン」に基づいて、操作装置群90を介して、エンジン30およびダイナモ32を制御する。ここで、制御パターンとは、エンジン30の特性試験中に、エンジン30の回転速度指令値やダイナモトルク指令値を時系列的に如何に設定するかを指定するパターンである。また、制御パターンは、回転速度指令値またはダイナモトルク指令値のうち一方のみのパターンを指定するものであってもよい。ユーザは、入力装置11を介して、所望の制御パターンを適宜設定することができる。そして、操作装置群90に含まれるスロットル開度操作部98(図1参照)は、エンジン30の回転速度が回転速度指令値に近づくようにスロットル開度を調整する。また、操作装置群90に含まれるダイナモ操作部94(図1参照)は、ダイナモ32が発生するトルクであるダイナモトルクがダイナモトルク指令値に近づくように、ダイナモ32の動作状態を制御する。
 また、燃焼解析装置40は、燃焼解析部42と、解析データ供給部44と、を備えている。燃焼解析部42は、各計測項目についてエンジンセンサ群50が出力する計測値に基づいて、エンジン30の内部状態を解析およびシミュレートし、その結果を出力する。燃焼解析部42が解析およびシミュレートする項目を「解析項目」と呼ぶ。また、各解析項目について、解析またはシミュレートした結果である値を「解析値」と呼ぶ。例えば、上述したようにエンジンセンサ群50は、エンジン30の筒内圧力を連続的な計測値として出力し続ける。一方、燃焼解析部42は、クランク角を監視しているため、エンジン30の1サイクルにおける筒内圧力最大値を特定することができ、筒内圧力最大値が現れるクランク角、すなわち筒内圧力最大値位置も特定することができる。これら筒内圧力最大値および筒内圧力最大値位置は、共に解析項目になる。
 解析データ供給部44は、エンジン30の1サイクル毎に、各解析値を原動機計測制御装置10に供給する。上述したものも含めて、1サイクル毎に解析データ供給部44から原動機計測制御装置10に供給される解析項目は、例えば次の通りである。
 1. 筒内圧力最大値、2. 筒内圧力最大値位置、3. 筒内圧力上昇率最大値、4. 筒内圧力上昇率最大値位置、5. IMEP(図示平均有効圧,Indicated Mean Effective Pressure)、6. PMEP(ポンプ損失平均有効圧,Pumping Mean Effective Pressure)、7. NMEP(正味図示平均有効圧力,Net Mean Effective Pressure )、8. 失火率、9. COV of IMEP、10. COV of NMEP、11. 燃焼質量割合位置(0%)、12. 燃焼質量割合位置(50%)、13. 燃焼質量割合位置 (点火時期-10%)、14. 燃焼質量割合位置(10%-90%)、15. 出力。
 ここで、「3. 筒内圧力上昇率最大値」とは、筒内圧力の微分値の最大値であり、「4. 筒内圧力上昇率最大値位置」とは、筒内圧力上昇率最大値が現れるクランク角である。「5. IMEP」とは、エンジンの1サイクルで燃焼ガスがピストンになす仕事を行程容積で除算したものである。「6. PMEP」とは、ポンピングロス(仕事)を行程容積で除算したものである。「7. NMEP」は、IMEP-PMEPに等しい。「9. COV of IMEP」は、IMEPの燃焼変動率である。なお、「燃焼変動率」とは、標準偏差を算術平均で除算したものである。「10. COV of NMEP」は、NMEPの燃焼変動率である。「11. 燃焼質量割合位置(0%)」とは、燃焼が開始されるクランク角である。ここで、「燃焼質量割合」とは、「混合気全体の質量に対する燃焼した部分の質量の割合」である。
 「12. 燃焼質量割合位置(50%)」とは、燃焼質量割合が50%になるクランク角である。「13. 燃焼質量割合位置 (点火時期-10%)」とは、点火時期におけるクランク角をθ1とし、燃焼質量割合が10%になるクランク角をθ2としたときの、「θ2-θ1」である。「14. 燃焼質量割合位置(10%-90%)」とは、燃焼質量割合が10%になるクランク角をθ2とし、燃焼質量割合が90%になるクランク角をθ3としたときの、「θ3-θ2」である。「15. 出力」は、エンジン30の出力である。
 原動機計測制御装置10のデータ受信部19において、所定の計測時間に渡って計測値が取得されると、表示制御部16は、「計測代表値」を計算する。例えば計測値のサンプリング周期が100msであって、計測時間が30秒であれば、300サンプルの計測値に対して計測代表値が計算されることになる。計測代表値は、例えば、「計測値の相加平均値」である。また、燃焼解析部42が解析データ供給部44を介して、所定サンプル数の解析値を出力すると、燃焼解析部42は「解析代表値」を計算し、解析データ供給部44を介して表示制御部16に供給する。
 燃焼解析部42は、各解析値を、エンジン30の1回転サイクルに対して、1サンプルずつ計算する。計算された解析値は、エンジン30の回転サイクル毎に、解析データ供給部44を介して、表示制御部16に供給される。また、所定サンプル数が「200」であれば、エンジン30の200回転サイクル毎に、解析代表値が計算される。解析代表値は、例えば、「解析値の相加平均値」である。
 ここで、燃焼解析部42において計算される解析値および解析代表値について、さらに詳細を説明する。エンジン30の燃焼状態は、環境状態(例えば、室内温度、大気圧、湿度)に応じて変化する。従って、ユーザは、燃焼解析装置40の解析動作を開始させる前に、室内温度、大気圧、湿度等の環境データを測定し、測定結果を燃焼解析部42に設定しておくことが一般的である。しかし、エンジン30の特性試験は、長時間に渡る場合があり、特性試験の途中に環境状態が初期状態から変化することがある。環境状態が初期状態から変化すると、その後に計算された解析値は、精度が悪化したものになる。
 そこで、本実施形態においては、燃焼解析部42が上記所定サンプル数(例えば「200」)の解析値を出力した後、解析代表値を出力する前に、原動機計測制御装置10から燃焼解析部42に対して、環境データの最新値が供給される。燃焼解析部42は、例えば解析値の相加平均値を求め、環境データの初期値と最新値とに基づいて、相加平均値を補正し、補正した結果を「解析代表値」として出力する。燃焼解析部42から出力された解析代表値は、表示制御部16に供給される。
 また、表示制御部16は、所定の計測時間内の計測値に基づいて計測代表値を計算すると、回転速度指令値に対応付けて、該計測代表値をデータ記憶装置60に記憶させる。同様に、燃焼解析部42は、解析代表値を計算すると、回転速度指令値に対応付けて、該解析代表値をデータ記憶装置60に記憶させる。そして、表示制御部16は、過去にデータ記憶装置60に記憶されたデータを必要に応じて読み出すことができる。従って、表示制御部16は、例えば、前回の特性試験で得られた計測代表値または解析代表値と、今回の特性試験で得られた計測代表値または解析代表値とを重ね合わせて表示装置12に表示させることもできる。
〈表示画像の例〉
 図3は、表示装置12における表示画面100の例を示す図である。
 この表示例は、特性試験中におけるパラメータA,B,C,Dの計測・解析結果を示すものである。パラメータA~Dは、それぞれ何れかの計測項目または解析項目であるが、ここでは一例として、パラメータA,Bは計測項目であり、パラメータC,Dは解析項目であることとする。
 次に、図3に適用されている制御パターン、すなわち回転速度指令値およびダイナモトルク指令値のパターンについて説明しておく。
 図3に適用されている制御パターンは、
(1)ダイナモトルク指令値は一定値とする。
(2)エンジン30の回転速度指令値は、2000~9000r/minの範囲で、500r/minずつステップ状に上昇させてゆく、
 というものである。
 表示画面100に示されている全ての要素は、表示制御部16(図2参照)の制御の下、描画されたものである。表示画面100には、矩形枠状のグラフ表示部101が含まれている。グラフ表示部101は、その下辺に横軸パラメータスケール102を有している。この横軸パラメータスケール102は、「横軸パラメータ」のスケールである。ユーザは、入力装置11(図2参照)を操作することにより、横軸パラメータとして、回転速度指令値、ダイナモトルク指令値、何れかの計測項目、または何れかの解析項目を任意に指定することができる。但し、図3に示す例において、横軸パラメータは、回転速度指令値である。
 また、グラフ表示部101の縦軸は、「縦軸パラメータ」の軸である。図示の例において、縦軸パラメータは、上述したパラメータA,B,C,Dである。なお、図示の例では、縦軸パラメータの数は「4」であるが、縦軸パラメータの数は「4」に限られるものではない。すなわち、ユーザは、入力装置11を操作することにより、回転速度指令値、ダイナモトルク指令値、何れかの計測項目、または何れかの解析項目のうち、「1」以上の任意の数のパラメータを縦軸パラメータとして指定することができる。
 グラフ表示部101の左右には、パラメータA,B,C,Dに各々対応する4個のスケール72A,72B,72C,72D(以下、スケール72と総称することがある)が示されている。グラフ表示部101内には、パラメータA,B,C,Dに各々対応して、4×9個の円形の代表値マーク74A,74B,74C,74D(以下、代表値マーク74と総称することがある)が示されている。これら代表値マーク74は、既に計算された計測代表値および解析代表値(以下、両者をパラメータ代表値と総称することがある)に対応する。
 すなわち、上述した制御パターンにおいて、2000~6000r/minの回転速度指令値に対するパラメータ代表値は既に表示制御部16または燃焼解析部42によって計算されている。そして、グラフ表示部101において、各パラメータ代表値と、対応する回転速度指令値とによって定まる座標に代表値マーク74が示されている。さらに、グラフ表示部101には、パラメータA,B,C,Dに各々対応する4個の線画76A,76B,76C,76D(以下、線画76と総称することがある)が示されている。図示の例において、線画76は、隣接するパラメータ代表値を直線で結んだ折線状の線画になっている。
 また、グラフ表示部101には、パラメータA,B,C,Dに各々対応する4個の円形の現在値マーク78A,78B,78C,78D(以下、現在値マーク78と総称することがある)が示されている。これら現在値マーク78は、現在指定されている回転速度指令値(図示の例では6500r/min)における、最新の計測値または解析値(以下、両者をパラメータ値と総称することがある)に対応する座標に描かれている。
 さらに、各現在値マーク78の右側には、パラメータA,B,C,Dに各々対応する4個の数値表示部80A,80B,80C,80D(以下、数値表示部80と総称することがある)が示されている。これら数値表示部80には、最新のパラメータ値が示されている。上述したように、パラメータ値のうち計測値は、所定のサンプリング周期(例えば100ms)毎に更新され、解析値は、エンジン30の回転サイクル毎に更新される。これらパラメータ値が更新されると、その結果は、現在値マーク78の位置、数値表示部80の位置、および数値表示部80の表示内容として、直ちにグラフ表示部101に反映される。換言すれば、計測値に係る現在値マーク78および数値表示部80は、所定のサンプリング周期毎に、計測値の現在値を逐次表示するものになる。また、解析値に係る現在値マーク78および数値表示部80は、エンジン30の回転サイクル毎に、解析値の現在値を逐次表示するものになる。
 そして、現在の回転速度指令値(例えば6500r/min)において、計測値の計測時間(例えば30秒)が経過し、かつ、エンジン30が所定の回転サイクル数(例えば200回転サイクル)だけ回転すると、表示装置12によって各計測値の計測代表値が計算され、燃焼解析部42によって各解析値の解析代表値が計算される。このように、各パラメータ代表値が計算されると、当該回転速度指令値(6500r/min)と、各パラメータ代表値とに対応する座標に、新たな代表値マーク74が描画される。そして、各線画76は、新たな代表値マーク74に向かって伸びるように更新される。
 そして、エンジン制御部18(図2参照)によって新たな回転速度指令値(例えば7000r/min)が指定される。その後、操作装置群90によって、エンジン30の回転速度が当該回転速度指令値に近づくように制御される。そして、エンジン30の回転速度が新たな回転速度指令値付近で安定すると、パラメータ値の取得が再び開始される。これにより、グラフ表示部101においては、当該回転速度指令値(7000r/min)に対応する箇所に各現在値マーク78および数値表示部80が再び表示される。
 図3に示すように、各現在値マーク78は、対応する線画76の延長線(図示せず)に概ね沿った位置に表示される。すなわち、多くのパラメータにおいて、現在の回転速度指令値における大凡のパラメータ値は、過去に得られたパラメータ代表値の傾向によって予測できる。仮に、現在値マーク78が、対応する線画76の延長線から大きく外れていると、エンジン30、エンジンセンサ群50、その他周辺機器等に何らかの異常が生じている可能性が高いと言える。
 ユーザは、グラフ表示部101にて、現在値マーク78および数値表示部80と、代表値マーク74および線画76と、を視覚的に比較できる。すなわち、パラメータの現在値と過去の値とを視覚的に比較できる。これにより、ユーザは、エンジン30、エンジンセンサ群50、その他周辺機器等に何らかの異常が生じているか否かを、迅速かつ的確に判断することができる。そして、「何らかの異常が生じている」と判断した場合は、特性試験を中断し、異常原因を特定・除去した後に特性試験を再開できるため、特性試験において高い作業効率を実現できる。
〈制御シーケンス〉
 図4は、本実施形態における制御シーケンス図である。
 図4に示す制御シーケンスは、エンジン制御部18(図2参照)が操作装置群90に対して新たな回転速度指令値を出力し、エンジン30の回転速度が回転速度指令値付近で安定した時に実行される制御シーケンスである。
 エンジン30の回転速度が安定すると、ステップS1において、表示制御部16は、データ受信部19からの計測値の取得を開始する。また、これとほぼ同時のステップS2において、燃焼解析装置40は、表示制御部16への解析値の供給を開始する。データ受信部19からの計測値の取得は、所定の計測時間T1(例えば30秒)が経過するまで繰り返される。また、燃焼解析装置40から表示制御部16に対する解析値の送信は、所定の回転サイクル数(例えば200回転サイクル)だけエンジン30が回転するまで続けられる。解析値が供給される時間を解析値供給時間T2と呼ぶ。時間T1またはT2の期間中は、図3にて説明したように、現在値マーク78および数値表示部80の位置および内容が逐次更新される。
 図示の例では解析値供給時間T2は計測時間T1よりも長くなっているが、時間T1,T2の長短関係は、エンジン30の回転速度によって決まる。そして、表示制御部16は、時間T1,T2が共に経過したことを条件として、次のステップS3を実行する。すなわち、ステップS3において、表示制御部16は、燃焼解析装置40に対して、環境データの最新値を供給する。上述したように、燃焼解析装置40は、解析値の相加平均値を求め、環境データの初期値と最新値とに基づいて、相加平均値を補正し、補正した結果を「解析代表値」として出力する。そして、次のステップS4では、燃焼解析装置40から表示制御部16に対して解析代表値が送信される。
 また、ステップS3,S4が実行されている期間中、表示制御部16では、計測値に基づいて、計測代表値が計算される。そして、次のステップS5では、計算された計測代表値および解析代表値に基づいて、表示画面100の内容が更新される。すなわち、図3において説明したように、新たな代表値マーク74が描画され、各線画76は、新たな代表値マーク74に向かって伸びるように更新される。
〈実施形態の効果〉
 以上のように、本実施形態の計測システム(SS)は、原動機(30)に対して、複数の回転速度指令値またはトルク指令値を順次指定する原動機制御部(18)と、原動機(30)における一または複数の計測項目の計測値を収集する原動機センサ部(50)と、各々の回転速度指令値またはトルク指令値における計測値の代表値である計測代表値に対応する線画である計測代表値線画(76A,76B)と、計測値の現在値を逐次表す計測値マーク(78A,78B)と、を表示装置(12)に表示させる表示制御部(16)と、を有する。
 これにより、ユーザは、計測代表値線画(76A,76B)と計測値マーク(78A,78B)とに基づいて、計測値が妥当であるか否かを容易に判断できる。すなわち、特性試験を実行している際に、エンジン、原動機センサ部(50)、その他周辺機器等に異常が生じ、計測値が異常な値になると、ユーザはその旨を迅速に把握することができる。ユーザは、異常を発見すると、速やかに特性試験を中止した後、異常原因を解消し、特性試験を再開することができる。これにより、特性試験において高い作業効率を実現できる。
 また、本実施形態の計測システム(SS)は、収集した計測値に基づいて、燃焼解析を行い、一または複数の解析項目の解析値を出力する燃焼解析部(42)をさらに有し、表示制御部(16)は、各々の回転速度指令値またはトルク指令値における解析値の代表値である解析代表値に対応する線画である解析代表値線画(76C,76D)と、解析値の現在値を逐次表す解析値マーク(78C,78D)と、を表示装置(12)に表示させる。
 これにより、ユーザは、解析代表値線画(76C,76D)と解析値マーク(78C,78D)とに基づいて、解析値が妥当であるか否かを容易に判断できる。これにより、計測値のみならず、解析値の傾向も加味して、原動機(30)、原動機センサ部(50)、その他周辺機器等に異常が生じたか否かを一層的確に判断できる。
 また、表示制御部(16)は、複数の回転速度指令値またはトルク指令値が順次指定されるに伴って、新たな計測代表値に基づいて計測代表値線画(76A,76B)を更新するとともに、新たな解析代表値に基づいて解析代表値線画(76C,76D)を更新する。
 これにより、ユーザは、最新の計測代表値線画(76A,76B)および解析代表値線画(76C,76D)に基づいて、計測値または解析値の異常を適切に判断できる。
 また、計測システム(SS)は、ユーザの操作に基づいて、回転速度指令値、トルク指令値、複数種類の解析代表値、または複数種類の計測代表値のうち一のパラメータを第1のパラメータ(横軸パラメータ)として指定するとともに、回転速度指令値、トルク指令値、複数種類の解析代表値、または複数種類の計測代表値のうち一または複数のパラメータを第2のパラメータ(縦軸パラメータ)として指定するパラメータ選択部(11)をさらに有し、表示制御部(16)は、第1のパラメータを一方の軸とし、第2のパラメータを他方の軸とする平面内に計測代表値線画(76A,76B)および解析代表値線画(76C,76D)を描画したものを表示装置(12)に表示させる。
 これにより、ユーザは、所望の第1のパラメータ(横軸パラメータ)と、第2のパラメータ(縦軸パラメータ)との関係を、計測代表値線画(76A,76B)または解析代表値線画(76C,76D)として、一見して把握することができる。
 また、計測システム(SS)は、原動機(30)の設置場所における環境状態を検出し環境データとして出力する環境センサ部(38)と、環境データを燃焼解析部(42)に供給する環境データ供給部(14)と、をさらに有し、燃焼解析部(42)は、環境データに基づいて、解析代表値を補正する。
 これにより、解析代表値の精度を高めることができる。
〈変形例〉
 本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。上述した実施形態は本発明を理解しやすく説明するために例示したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、上記実施形態の構成に他の構成を追加してもよく、構成の一部について他の構成に置換をすることも可能である。また、図中に示した制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上で必要な全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。上記実施形態に対して可能な変形は、例えば以下のようなものである。
(1)上記実施形態においては、計測代表値および解析代表値として、「計測値の相加平均」および「解析代表値の相加平均」を適用した。しかし、相加平均に代えて、相乗平均、調和平均、または二乗平均の平方根等を適用してもよい。
(2)上記実施形態において、線画76は、隣接するパラメータ代表値を直線で結んだ折線状の線画であった。しかし、線画76は、折線に限られるものではなく、パラメータ代表値を最小二乗法等で近似した近似曲線であってもよい。
(3)上記実施形態において、代表値マーク74および現在値マーク78は同様の形状を有しているが、両者の形状を異ならせてもよい。例えば、現在値マーク78は、矩形、星型等のマークにしてもよい。
(4)上記実施形態における原動機計測制御装置10および燃焼解析装置40のハードウエアは一般的なコンピュータによって実現できるため、図3に示した表示画面100を表示させるプログラム等を記憶媒体に格納し、または伝送路を介して頒布してもよい。
(5)図3に示した表示画面100を表示させる処理は、上記実施形態ではプログラムを用いたソフトウエア的な処理として説明したが、その一部または全部をASIC(Application Specific Integrated Circuit;特定用途向けIC)、あるいはFPGA(field-programmable gate array)等を用いたハードウエア的な処理に置き換えてもよい。
SS 自動計測システム(計測システム)
11 入力装置(パラメータ選択部)
12 表示装置
14 データ供給部(環境データ供給部)
16 表示制御部
18 エンジン制御部(原動機制御部)
30 エンジン(原動機)
38 環境センサ部
40 燃焼解析装置
42 燃焼解析部
50 エンジンセンサ群(原動機センサ部)
76A,76B 線画(計測代表値線画)
76C,76D 線画(解析代表値線画)
78A,78B 現在値マーク(計測値マーク)
78C,78D 現在値マーク(解析値マーク)

Claims (5)

  1.  原動機に対して、複数の回転速度指令値またはトルク指令値を順次指定する原動機制御部と、
     前記原動機における一または複数の計測項目の計測値を収集する原動機センサ部と、
     各々の前記回転速度指令値または前記トルク指令値における前記計測値の代表値である計測代表値に対応する線画である計測代表値線画と、前記計測値の現在値を逐次表す計測値マークと、を表示装置に表示させる表示制御部と、
     を有することを特徴とする計測システム。
  2.  収集した前記計測値に基づいて、燃焼解析を行い、一または複数の解析項目の解析値を出力する燃焼解析部
     をさらに有し、
     前記表示制御部は、各々の前記回転速度指令値または前記トルク指令値における前記解析値の代表値である解析代表値に対応する線画である解析代表値線画と、前記解析値の現在値を逐次表す解析値マークと、を前記表示装置に表示させる
     ことを特徴とする請求項1に記載の計測システム。
  3.  前記表示制御部は、複数の前記回転速度指令値または前記トルク指令値が順次指定されるに伴って、新たな前記計測代表値に基づいて前記計測代表値線画を更新するとともに、新たな前記解析代表値に基づいて前記解析代表値線画を更新する
     ことを特徴とする請求項2に記載の計測システム。
  4.  ユーザの操作に基づいて、前記回転速度指令値、前記トルク指令値、複数種類の前記解析代表値、または複数種類の前記計測代表値のうち一のパラメータを第1のパラメータとして指定するとともに、前記回転速度指令値、前記トルク指令値、複数種類の前記解析代表値、または複数種類の前記計測代表値のうち一または複数のパラメータを第2のパラメータとして指定するパラメータ選択部をさらに有し、
     前記表示制御部は、前記第1のパラメータを一方の軸とし、前記第2のパラメータを他方の軸とする平面内に前記計測代表値線画および前記解析代表値線画を描画したものを前記表示装置に表示させる
     ことを特徴とする請求項3に記載の計測システム。
  5.  原動機の設置場所における環境状態を検出し環境データとして出力する環境センサ部と、
     前記環境データを前記燃焼解析部に供給する環境データ供給部と、
     をさらに有し、
     前記燃焼解析部は、前記環境データに基づいて、前記解析代表値を補正する
     ことを特徴とする請求項4に記載の計測システム。
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