WO2019044341A1 - 料理と一緒に飲むワインを提案するコンピュータシステム、そのコンピュータシステムにおいて実行される方法およびプログラム - Google Patents

料理と一緒に飲むワインを提案するコンピュータシステム、そのコンピュータシステムにおいて実行される方法およびプログラム Download PDF

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  • the evaluation score of the cooking material "mozzarella cheese” is 0, and the evaluation score of the cooking material “tomato sauce” is 37, and the “beef ⁇ sirloin” of the cooking is
  • the evaluation score is 60 points
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Abstract

本発明のコンピュータシステムは、料理と一緒に飲むワインを提案するコンピュータシステムであり、ユーザによって入力された料理を示す料理情報を受信する手段と、料理情報に基づいて、料理と一緒に飲む少なくとも1種類のワインを提案する手段とを備える。料理と一緒に飲む少なくとも1種類のワインを提案する手段は、料理情報に基づいて、料理の少なくとも2つの特徴を特定する手段であって、料理の少なくとも2つの特徴は、料理の「ボディ」および料理の「味わい」という2つの観点に関連付けられている、手段と、料理の少なくとも2つの特徴に基づいて、料理と一緒に飲む少なくとも1種類のワインを特定する手段とを含む。

Description

料理と一緒に飲むワインを提案するコンピュータシステム、そのコンピュータシステムにおいて実行される方法およびプログラム
 本発明は、料理と一緒に飲むワインを提案するコンピュータシステム、そのコンピュータシステムにおいて実行される方法およびプログラムに関する。
 従来から、料理とワインとの間に相性が存在することが知られている(例えば、非特許文献1を参照)。
アサヒビール株式会社、"料理との相性 ワインと料理のマリアージュ"、[online]、[平成29年8月18日検索]、インターネット<URL:https://www.asahibeer.co.jp/enjoy/wine/know/enjoy/3_6.html>
 しかしながら、ワインの専門的知識を持つソムリエがすべての飲食店にいるわけではなく、ソムリエのいない飲食店では、料理と一緒に飲むワインを提案できる人材がいないため、料理と一緒に飲むワインを楽しむことが困難であった。特に、今までワインを置くこと自体が稀であった和食店(例えば、すし屋、焼き鳥屋、天ぷら屋など)では、和食の料理と一緒に飲むワインを提案できる人材がいないため、和食の料理と一緒に飲むワインを楽しむことが困難であった。
 本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものであり、ソムリエがいない飲食店でも料理と一緒に飲むワインを提案することを可能にするコンピュータシステム等を提供することによって、今までワインになじみのなかった飲食店においてもワインの需要を喚起し、これにより、ワインの消費量を増大させ、ワイン産業を活性化することを目的とする。
 本発明の1つの局面において、本発明のコンピュータシステムは、料理と一緒に飲むワインを提案するコンピュータシステムであり、ユーザによって入力された料理を示す料理情報を受信する手段と、前記料理情報に基づいて、前記料理と一緒に飲む少なくとも1種類のワインを提案する手段とを備える。
 本発明の1つの実施形態では、前記料理と一緒に飲む少なくとも1種類のワインを提案する手段は、前記料理情報に基づいて、前記料理の少なくとも2つの特徴を特定する手段であって、前記料理の少なくとも2つの特徴は、料理の「ボディ」および料理の「味わい」という2つの観点に少なくとも関連付けられている、手段と、前記料理の少なくとも2つの特徴に基づいて、前記料理と一緒に飲む少なくとも1種類のワインを特定する手段とを含んでいてもよい
 本発明の1つの実施形態では、前記料理の「ボディ」は、料理の「素材」、料理の「味付け」、料理の「調理法」という3つの観点に関連付けられていてもよい。
 本発明の1つの実施形態では、前記料理と一緒に飲む少なくとも1種類のワインを特定する手段は、前記料理の少なくとも2つの特徴と前記少なくとも1種類のワインの少なくとも2つの特徴とに基づいて、前記料理と一緒に飲む少なくとも1種類のワインを特定する手段であって、前記少なくとも1種類のワインの少なくとも2つの特徴は、ワインの「ボディ」およびワインの「味わい」という2つの観点に関連付けられている、手段を含んでいてもよい。
 本発明の1つの実施形態では、前記料理と一緒に飲む少なくとも1種類のワインを特定する手段は、前記料理の「ボディ」に関連付けられた前記料理の特徴に基づいて、前記料理の「ボディ」に対して推奨されるワインの「ボディ」に関連付けられた特徴を有する1種類以上のワインを特定する手段と、前記料理の「味わい」に関連付けられた前記料理の特徴と、前記ワインの「味わい」に関連付けられたワインの特徴とに基づいて、前記料理の「ボディ」に対して推奨される前記特定された1種類以上のワインの中から、前記料理と一緒に飲む少なくとも1種類のワインを特定する手段とを含んでいてもよい。
 本発明の1つの実施形態では、前記ワインの「味わい」は、ワインの特性に関する複数の観点からワインを評価したものであり、前記ワインの特性に関する複数の観点は、「甘味」、「塩味」、「酸味」、「渋み」、「熟成感」という観点を含んでいてもよい。
 前記料理の「味わい」は、料理の特性に関する複数の観点から料理を評価したものであり、前記料理の特性に関する複数の観点は、「甘味」、「塩味」、「酸味」、「苦味」、「旨味」という観点を含んでいてもよい。
 本発明の1つの実施形態において、前記料理と一緒に飲む少なくとも1種類のワインを提案する手段は、前記料理情報に基づいて、前記料理の少なくとも1つの特徴を特定する手段であって、前記料理の少なくとも1つの特徴は、料理の「素材」、料理の「味付け」、料理の「調理法」という3つの観点のいずれかに少なくとも関連付けられている、手段と、前記料理の少なくとも1つの特徴に基づいて、前記料理と一緒に飲む少なくとも1種類のワインを特定する手段とを含んでいてもよい。
 本発明の1つの実施形態において、前記料理と一緒に飲む少なくとも1種類のワインを特定する手段は、前記料理の「素材」に関連付けられた前記料理の特徴に基づいて、前記料理の「素材」に対して推奨される第1の1種類以上のワインを特定する手段と、前記料理の「味付け」に関連付けられた前記料理の特徴に基づいて、前記料理の「味付け」に対して推奨される第2の1種類以上のワインを特定する手段と、前記料理の「調理法」に関連付けられた前記料理の特徴に基づいて、前記料理の「調理法」に対して推奨される第3の1種類以上のワインを特定する手段と、前記第1の1種類以上のワインと前記第2の1種類以上のワインと前記第3の1種類以上のワインとのうちの少なくとも1つに基づいて、前記料理と一緒に飲む少なくとも1種類のワインを特定する手段とを含んでいてもよい。
 本発明の1つの実施形態において、前記料理と一緒に飲む少なくとも1種類のワインを特定する手段は、前記料理の「素材」に関連付けられた前記料理の特徴に基づいて、前記料理の「素材」に対して推奨される第1の1つ以上のワイングループを特定する手段と、前記料理の「味付け」に関連付けられた前記料理の特徴に基づいて、前記料理の「味付け」に対して推奨される第2の1つ以上のワイングループを特定する手段と、前記料理の「調理法」に関連付けられた前記料理の特徴に基づいて、前記料理の「調理法」に対して推奨される第3の1つ以上のワイングループを特定する手段と、前記第1の1つ以上のワイングループと、前記第2の1つ以上のワイングループと、前記第3の1つ以上のワイングループとのうちの少なくとも1つに基づいて、少なくとも1つのワイングループを特定する手段と、前記少なくとも1つのワイングループに含まれる少なくとも1種類のワインを前記料理と一緒に飲む少なくとも1種類のワインとして特定する手段とを含んでいてもよい。
 本発明の1つの実施形態において、前記少なくとも1つのワイングループのそれぞれは、ワインの特性に関する複数の観点から複数のワインを種類ごとに分類したものであり、前記ワインの特性に関する複数の観点は、「渋み」、「酸味」、「甘味」、「ボリューム」、「香り」、「旨味」という観点を含んでいてもよい。
 本発明の1つの実施形態において、前記料理と一緒に飲む少なくとも1種類のワインを提案する手段は、前記料理に対して推奨される度合いを示すランクごとに、少なくとも1種類のワインを提案してもよい。
 本発明の1つの実施形態において、前記コンピュータシステムは、前記ユーザによって入力されたワインの予算を示す情報を受信する手段をさらに備え、前記料理と一緒に飲む少なくとも1種類のワインを提案する手段は、前記特定された少なくとも1種類のワインの中から、前記ワインの予算内の価格を有する少なくとも1種類のワインを特定する手段をさらに含んでいてもよい。
 本発明の1つの実施形態において、前記コンピュータシステムは、前記ユーザによって入力された前記ユーザのワインの好みを示す情報を受信する手段をさらに備え、前記料理と一緒に飲む少なくとも1種類のワインを提案する手段は、前記特定された料理と一緒に飲む少なくとも1種類のワインの中から、前記ユーザのワインの好みを満たす少なくとも1種類のワインを特定する手段をさらに含んでいてもよい。
 本発明の1つの実施形態において、前記コンピュータシステムは、前記ユーザのワインの好みを学習する手段をさらに備え、前記料理と一緒に飲む少なくとも1種類のワインを提案する手段は、前記特定された料理と一緒に飲む少なくとも1種類のワインの中から、前記ユーザのワインの好みを満たす少なくとも1種類のワインを特定する手段をさらに含んでいてもよい。
 本発明の1つの局面において、本発明の方法は、料理と一緒に飲むワインを提案するコンピュータシステムにおいて実行される方法であり、前記コンピュータシステムは、プロセッサ部を含み、前記方法は、前記プロセッサ部が、ユーザによって入力された料理を示す料理情報を受信することと、前記プロセッサ部が、前記料理情報に基づいて、前記料理と一緒に飲む少なくとも1種類のワインを提案することとを含む。
 本発明の1つの局面において、本発明のプログラムは、料理と一緒に飲むワインを提案するコンピュータシステムにおいて実行されるプログラムであり、前記コンピュータシステムは、プロセッサ部を含み、前記プログラムは、前記プロセッサ部によって実行されると、ユーザによって入力された料理を示す料理情報を受信することと、前記料理情報に基づいて、前記料理と一緒に飲む少なくとも1種類のワインを提案することとを少なくとも実行することを前記プロセッサ部に行わせる。
 本発明によれば、ソムリエがいない飲食店でも料理と一緒に飲むワインを提案することを可能にするコンピュータシステム、そのコンピュータシステムにおいて実行される方法およびプログラムを提供することが可能である。これにより、今までワインになじみのなかった飲食店においてもワインの需要を喚起することが可能である。その結果、ワインの消費量を増大させ、ワイン産業を活性化することが可能である。
ユーザ装置に表示される画面100を示す図 ユーザ装置に表示される画面110を示す図 ユーザ装置に表示される画面120を示す図 ユーザ装置に表示される画面130を示す図 ユーザ装置に表示される画面140を示す図 料理と一緒に飲むワインを提案するシステムの構成の一例を示す図 ワインデータベース部231に格納されている情報の構成の一例を示す図 ワイングループデータベース部232に格納されている情報の構成の一例を示す図 料理データベース部233に格納されている情報の構成の一例を示す図 相性データベース部234に格納されている情報の構成の一例を示す図 ユーザデータベース部235に格納されている情報の構成の一例を示す図 サーバ装置200において実行される処理のフローの一例を示す図 料理と一緒に飲むワインを提案するサービスを実現するためのシステム2の構成の一例を示す図 ワインデータベース部531に格納されている情報の構成の一例を示す図 ワイン特徴データベース部532に格納されている情報の構成の一例を示す図 料理特徴データベース部533に格納されている情報の構成の一例を示す図 料理ボディ評価データベース部534に格納されている情報の構成の一例を示す図 サーバ装置500において実行される処理のフローの一例を示す図
 以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態を説明する。
1.料理と一緒に飲むワインを提案するサービス
 図1Aは、ユーザ装置に表示される画面100を示す。ユーザ装置とは、ユーザによって使用される任意の装置をいう。ユーザ装置の一例は、タブレット端末やスマートフォンであるがこれらに限定されない。ユーザの一例は、ワインを取り扱う飲食店の従業員であるがこれに限定されない。以下、飲食店の従業員がユーザ装置を操作することによって料理にあったワインを顧客に提案する場合を例にとり説明する。
 画面100は、料理と一緒に飲むワインを提案するサービスのために表示されるトップ画面の一例である。画面100は、ユーザが料理名をユーザ装置に入力するために用いられる。
 図1Aに示される例では、画面100は、料理名を選択するための領域101を含む。領域101には、複数の料理名が表示される。図1Aに示される例では、複数の料理名として、刺身(赤身魚)、刺身(白身魚)、焼鳥(たれ)、焼鳥(塩)、天ぷら(天つゆ)、天ぷら(塩)などが表示されているが、これらに限定されない。図1Aに示される領域101に表示される料理名以外の料理を領域101に表示するようにしてもよい。
 図1Aに示される例では、領域101は、複数の料理名のうちのいずれか1つをユーザが選択可能であるように構成されているが、これに限定されない。例えば、領域101は、料理名をユーザが個別に入力可能であるように構成されていてもよい。また、領域101は、ユーザによるスクロール操作またはスワイプ操作が可能であるように構成されていてもよい。これにより、画面100のサイズに制約されることなく、多くの料理名を領域101に表示することが可能である。
 図1Bは、ユーザ装置に表示される画面110を示す。画面110は、図1Aに示される画面100においてユーザが料理名を入力した際に画面100から遷移する画面の一例である。画面110は、ユーザがワインの予算をユーザ装置に入力するために用いられる。
 図1Bに示される例では、画面110は、ワインの予算を選択するための領域111を含む。領域111には、ワインの予算の複数の価格帯が表示される。図1Bに示される例では、ワインの予算の複数の価格帯として、指定なし、~5000円、5000円~10000円、10000円~50000円などが表示されているが、これらに限定されない。図1Bに示される価格帯以外の価格帯を領域111に表示するようにしてもよい。
 図1Bに示される例では、領域111は、ワインの予算の複数の価格帯のうちのいずれか1つをユーザが選択可能であるように構成されているが、これに限定されない。例えば、領域111は、ワインの予算の複数の目安(例えば、5000円、10000円、20000円など)のうちのいずれか1つをユーザが選択可能であるように構成されていてもよいし、ワインの予算の上限と下限とをプルダウン形式でユーザが選択可能であるように構成されていてもよいし、ワインの予算をユーザが個別に入力可能であるように構成されていてもよい。
 図1Cは、ユーザ装置に表示される画面120を示す。画面120は、図1Bに示される画面111においてユーザがワインの予算を入力した際に画面110から遷移する画面の一例である。画面120は、ユーザが入力した料理名およびワインの予算に基づいて、ユーザにワインを提案するために用いられる。
 図1Cに示される例では、画面120は、ユーザに提案されるべきワインを表示するための領域121を含む。領域121には、提案されるべきワインを特定するための情報が表示される。図1Cに示される例では、領域121には、提案されるべきワインを特定するための情報として、ワインの銘柄、産地、収穫年、特徴が表示されているが、これらに限定されない。図1Cに示されるワインを特定するための情報以外の情報を領域121に表示するようにしてもよい。
 なお、上述した例では、ユーザが料理名を入力した後に、ユーザがワインの予算を入力し、その後、ユーザによって入力された料理名およびワインの予算に基づいて、ユーザにワインを提案する例を説明したが、ユーザがワインの予算を入力した後に、ユーザが料理名を入力し、その後、ユーザによって入力された料理名およびワインの予算に基づいて、ユーザにワインを提案するようにしてもよい。
 さらに、ユーザにワインを提案する際に、料理名およびワインの予算以外の情報に基づいて、ユーザにワインを提案するようにしてもよい。
 図1Dは、ユーザ装置に表示される画面130を示す。画面130は、ユーザがワインの産地をユーザ装置に入力するために用いられる。例えば、画面130は、図1Bに示される画面110においてユーザがワインの予算を入力した際に画面110から遷移する画面の一例である。
 図1Dに示される例では、画面130は、ワインの産地を選択するための領域131を含む。領域131には、ワインの複数の産地が表示される。図1Dに示される例では、ワーンの複数の産地として、指定なし、フランス・ボルドー、フランス・シャンパーニュ、イタリア・トスカーナなどが表示されているが、これらに限定されない。図1Dに示される産地以外の産地を領域131に表示するようにしてもよい。
 図1Dに示される例では、領域131は、ワインの複数の産地のうちのいずれか1つをユーザが選択可能であるように構成されているが、これに限定されない。例えば、領域131は、ワインの産地をユーザが個別に入力可能であるように構成されていてもよい。また、領域131は、ユーザによるスクロール操作またはスワイプ操作が可能であるように構成されていてもよい。これにより、画面130のサイズに制約されることなく、ワインの多くの産地を領域131に表示することが可能である。
 図1Eは、ユーザ装置に表示される画面140を示す。画面140は、ユーザがワインの収穫年をユーザ装置に入力するために用いられる。例えば、画面140は、図1Dに示される画面130においてユーザがワインの産地を入力した際に画面130から遷移する画面の一例である。
 図1Eに示される例では、画面140は、ワインの収穫年を選択するための領域141を含む。領域141には、ワインの収穫年の複数の年代が表示される。図1Eに示される例では、ワインの収穫年の複数の年代として、指定なし、今年、2011年~去年、2001年~2010年、・・・、ヴィンテージなどが表示されているが、これらに限定されない。ここで、「ヴィンテージ」とは、いわゆる古酒に分類されるような年代物のワインをいう。図1Eに示される年代以外の年代を領域141に表示するようにしてもよい。
 図1Eに示される例では、領域141は、ワインの収穫年の複数の年代のうちのいずれか1つをユーザが選択可能であるように構成されているが、これに限定されない。例えば、領域141は、ワインの収穫年の複数の目安(例えば、1990年、2005年、2015年など)のうちのいずれか1つをユーザが選択可能であるように構成されていてもよいし、ワインの収穫年の上限と下限とをプルダウン形式でユーザが選択可能であるように構成されていてもよいし、ワインの収穫年をユーザが個別に入力可能であるように構成されていてもよい。
 図1Cに示される画面120は、図1Dに示される画面130においてユーザがワインの産地を入力した際に画面130から遷移する画面であってもよいし、図1Eに示される画面140においてユーザがワインの収穫年を入力した際に画面140から遷移する画面であってもよい。このように、画面120は、ユーザが入力した料理名およびワインの予算に加えて、ユーザが入力したワインの産地および/またはワインの収穫年に基づいて、ユーザにワインを提案するために用いられる。
 なお、図1Aに示される画面100がユーザ装置に表示される前に、ユーザのログイン処理を必要とするようにしてもよい。これにより、ユーザごとにユーザに固有の情報(例えば、ユーザのワインの好み)を学習することが可能になり、学習されたユーザのワインの好みに基づいて、そのユーザの好みを満たすワインをそのユーザに提案することが可能になる。例えば、ユーザが過去に注文したワインの特性を分析することによって、そのユーザのワインの好み(例えば、渋めのワインが好き)を学習することが可能である。あるいは、より簡便に、ユーザに好きなワインをいくつか(例えば、3本)挙げてもらい、それらのワインの特性を分析することによって、そのユーザのワインの好み(例えば、甘めのワインが好き)を学習するようにしてもよい。このようにして学習したユーザのワインの好みをそのユーザに提案されるべきワインに反映させることも可能である。
 このように、本発明のサービスによれば、ユーザ装置を使用して料理とワインの予算とを選択することによってその料理と一緒に飲むワインをユーザに提案することが可能である。典型的には、ユーザ装置は、ワインを取り扱う飲食店の従業員によって操作されるが、これに限定されない。例えば、ユーザ装置は、飲食店の従業員の代わりに飲食店の顧客によって操作されてもよい。
 さらに、典型的には、ユーザ装置は、飲食店内で使用されるが、これに限定されない。ユーザ装置は、飲食店の外で使用されてもよい。例えば、ユーザが自分自身が所有する携帯端末装置(例えば、スマートフォン)にアプリをダウンロードすることによって、そのアプリがインストールされた携帯端末装置(例えば、スマートフォン)を任意の地点で使用するようにしてもよい。これにより、ユーザは、飲食店に行くことなく、料理と一緒に飲むワインを検索することが可能である。また、ユーザは、このような検索を繰り返すことによって料理とワインとの相性を学習することが可能である。
2.料理と一緒に飲むワインを提案するサービスを実現するためのシステムの構成
 図2は、料理と一緒に飲むワインを提案するサービスを実現するためのシステム1の構成の一例を示す。
 システム1は、サーバ装置200と、サーバ装置200とインターネット210を介して通信することが可能なように構成されている少なくとも1つのユーザ装置220~220と、データベース部230とを備えている。ここで、Nは、1以上の任意の整数である。
 サーバ装置200は、料理と一緒に飲むワインを提案するサービスを実現するための情報処理装置である。サーバ装置200は、例えば、ワークステーションやパーソナルコンピュータであって、サーバとしての一般的なハードウェア構成を有している。図2に示される例では、サーバ装置200は、インターフェース部201と、1つ以上のCPU(Central Processing Unit)を含むプロセッサ部202と、メモリ部203とを備える。サーバ装置200のハードウェア構成はその機能を実現できる限りにおいて特に限定されず、単一のマシンで構成されていてもよく、複数台のマシンを組み合わせて構成されたものであってもよい。
 インターフェース部201は、少なくとも1つのユーザ装置220~220と間の通信を制御する。
 メモリ部203には、処理を実行するために必要とされるプログラムやそのプログラムの実行に必要とされるデータ等が格納されている。例えば、メモリ部203には、ユーザ装置220のメモリ部223に格納されているアプリケーションプログラムと協働することにより、料理と一緒に飲むワインを提案するサービスを実現するためのプログラムが格納されている。あるいは、メモリ部203には、料理と一緒に飲むワインを提案するサービスを提供するためのウェブサイトを実現するためのプログラムが格納されていてもよい。ここで、プログラムをどのようにしてメモリ部203に格納するかは問わない。例えば、プログラムは、メモリ部203にプリインストールされていてもよい。あるいは、プログラムは、インターネット210などのネットワークを経由してダウンロードされることによってメモリ部203にインストールされるようにしてもよいし、光ディスクやUSBなどの記憶媒体を介してメモリ部203にインストールされるようにしてもよい。
 プロセッサ部202は、サーバ装置200の動作を制御する。プロセッサ部202は、メモリ部203に格納されているプログラムを読み出し、そのプログラムを実行する。これにより、サーバ装置200を所望の機能を有する装置として機能させることが可能である。
 サーバ装置200には、データベース部230が接続されている。データベース部230は、ワインデータベース部231と、ワイングループデータベース部232と、料理データベース部233と、相性データベース部234と、ユーザデータベース部235とを含む。
 少なくとも1つのユーザ装置220~220のそれぞれは、サーバ装置200と通信することが可能なように構成されている。例えば、少なくとも1つのユーザ装置220~220のそれぞれは、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、スマートグラス、スマートウォッチ端末等の携帯無線端末であってもよいし、デスクトップPC、ラップトップPC、ノートPC等のパーソナルコンピュータであってもよい。
 図2に示される例では、ユーザ装置220は、インターフェース部221と、1つ以上のCPU(Central Processing Unit)を含むプロセッサ部222と、メモリ部223とを備える。
 インターフェース部221は、サーバ装置200と間の通信を制御する。
 メモリ部223には、処理を実行するために必要とされるプログラムやそのプログラムの実行に必要とされるデータ等が格納されている。例えば、メモリ部223には、サーバ装置200のメモリ部203に格納されているプログラムと協働することにより、料理と一緒に飲むワインを提案するサービスを実現するためのアプリケーションプログラムが格納されている。あるいは、メモリ部223には、料理と一緒に飲むワインを提案するサービスを提供するためのウェブサイトにアクセスするためのウェブブラウザのプログラムが格納されていてもよい。ここで、プログラムをどのようにしてメモリ部223に格納するかは問わない。例えば、プログラムは、メモリ部223にプリインストールされていてもよい。あるいは、プログラムは、インターネット210などのネットワークを経由してダウンロードされることによってメモリ部223にインストールされるようにしてもよいし、光ディスクやUSBなどの記憶媒体を介してメモリ部223にインストールされるようにしてもよい。
 プロセッサ部222は、ユーザ装置220の動作を制御する。プロセッサ部222は、メモリ部223に格納されているプログラムを読み出し、そのプログラムを実行する。これにより、ユーザ装置220を所望の機能を有する装置として機能させることが可能である。
 サーバ装置200と少なくとも1つのユーザ装置220~220との間の処理の態様は問わない。例えば、サーバ装置200にインストールされているプログラムと少なくとも1つのユーザ装置220~220のそれぞれにインストールされているアプリケーションプログラムとが互いに協働することによって、料理と一緒に飲むワインを提案するサービスを実現するための処理を実行するようにしてもよい。あるいは、サーバ装置200が、料理と一緒に飲むワインを提案するサービスを提供するためのウェブサイトを実現するウェブサーバとして機能する場合には、少なくとも1つのユーザ装置220~220のそれぞれが、そのウェブサイトにアクセスするためのウェブブラウザとして機能するようにしてもよい。
 データベース部230の構成は、特定のハードウェア構成には限定されない。例えば、データベース部230は、単一のハードウェア部品で構成されてもよいし、複数のハードウェア部品で構成されてもよい。例えば、データベース部230は、サーバ装置200の単一の外付けハードディスク装置として構成されてもよいし、ネットワークを介して接続されるクラウド上のストレージとして構成されてもよい。さらに、データベース部230に含まれる各データベース部の構成もまた、特定のハードウェア構成には限定されない。例えば、データベース部230に含まれる各データベース部もまた、単一のハードウェア部品で構成されてもよいし、複数のハードウェア部品で構成されてもよい。
 図3Aは、ワインデータベース部231に格納されている情報の構成の一例を示す。
 ワインデータベース部231には、ワインに関する情報が格納されている。ワインに関する情報は、ワインを識別するための情報(例えば、ワイン番号)によって識別されることが可能である。ワインデータベース部231には、ワインの銘柄、ブドウの種類、ブドウ畑の場所、ワインの収穫年、生産者の氏名、ワインの価格、ワインが所属するワイングループを識別するための情報(例えば、ワイングループ番号)、ワインの評価情報などがさらに格納されている。
 図3Bは、ワイングループデータベース部232に格納されている情報の構成の一例を示す。
 ワイングループデータベース部232には、ワイングループに関する情報が格納されている。ワイングループに関する情報は、ワイングループを識別するための情報(例えば、ワイングループ番号)によって識別されることが可能である。ワイングループデータベース部232には、ワイングループに所属する少なくとも1種類のワインを識別するための情報(例えば、少なくとも1つのワイン番号)などがさらに格納されている。
 図3Bに示される例では、複数のワインが種類ごとに9個のワイングループに分類されている。例えば、ワイングループ番号が1であるワイングループには、ワイン番号が5であるワインとワイン番号が40であるワインとが少なくとも分類されている。ワイングループ番号が2であるワイングループには、ワイン番号が6であるワインとワイン番号が18であるワインとが少なくとも分類されている。ワイングループ番号が3~9のいずれかのワイングループについても同様である。
 9個のワイングループのそれぞれは、ワインの特性に関する複数の観点から複数のワインを分類したことによって形成されたものである。9個のワイングループのそれぞれには、少なくとも1種類のワインが含まれている。ワインの特性に関する複数の観点は、例えば、「渋み」、「酸味」、「甘味」、「ボリューム」、「香り」、「旨味」という観点を含むが、これらに限定されない。
 なお、ワイングループの数は、9個に限定されない。ワインの特性に関する複数の観点から複数のワインを正確に分類することができる限り、複数のワインが分類されるワイングループの数は、2個以上の任意の数であり得る。
 図3Cは、料理データベース部233に格納されている情報の構成の一例を示す。
 料理データベース部233には、料理に関する情報が格納されている。料理に関する情報は、料理に関する情報は、料理を識別するための情報(例えば、料理番号)によって識別されることが可能である。料理データベース部233には、料理のジャンル、料理名、料理の特徴などがさらに格納されている。料理の特徴は、その料理に関する複数の観点に関連付けられている。その料理に関する複数の観点は、例えば、「素材」、「味付け」、「調理法」という観点を含むが、これらに限定されない。
 図3Cに示される例では、料理名が「刺身(赤身魚)」である料理は、「魚(赤身)」、「醤油」、「そのまま(生)」という3つの特徴を有する。料理名が「刺身(赤身魚)」である料理は、料理の「素材」が「魚(赤身)」であり、かつ、料理の「味付け」が「醤油」であり、かつ、料理の「調理法」が「そのまま(生)」であるからである。また、料理名が「焼鳥(たれ)」である料理は、「鶏肉」、「たれ」、「焼く」という3つの特徴を有する。料理名が「焼鳥(たれ)」である料理は、料理の「素材」が「鶏肉」であり、かつ、料理の「味付け」が「たれ」であり、かつ、料理の「調理法」が「焼く」であるからである。その他の料理名の料理についても同様である。
 図3Dは、相性データベース部234に格納されている情報の構成の一例を示す。
 相性データベース部234には、料理の特徴とワイングループとの相性に関する情報が格納されている。料理の特徴とワイングループとの相性に関する情報は、料理の特徴の1つである料理の「素材」に対して推奨されるワイングループの情報と、料理の特徴の1つである料理の「味付け」に対して推奨されるワイングループの情報と、料理の特徴の1つである料理の「調理法」に対して推奨されるワイングループの情報とを含む。
 図3Dに示される例では、料理の「素材」である「魚(赤身)」に対しては、ワイングループ番号が3、8であるワイングループに所属するワインが非常に良く推奨されるという情報がテーブル形式で示されており、ワイングループ番号が1、2、4、7、9であるワイングループに所属するワインが良く推奨されるという情報がテーブル形式で示されている。
 同様に、図3Dに示される例では、料理の「味付け」である「醤油」に対しては、ワイングループ番号が1、7であるワイングループに所属するワインが非常に良く推奨されるという情報がテーブル形式で示されており、ワイングループ番号が2、3、6、8であるワイングループに所属するワインが良く推奨されるという情報がテーブル形式で示されている。
 同様に、図3Dに示される例では、料理の「調理法」である「そのまま(生)」に対しては、ワイングループ番号が7であるワイングループに所属するワインが非常に良く推奨されるという情報がテーブル形式で示されており、ワイングループ番号が5、6、8であるワイングループに所属するワインが良く推奨されるという情報がテーブル形式で示されている。
 ここで、図3Dに示されるテーブルにおいて、記号「◎」は、「非常に良く推奨される」ことを示し、記号「〇」は、「良く推奨される」ことを示す。このように、図3Dに示されるテーブルでは、料理の特徴とワイングループとの相性が複数の度合い(複数のレベル)で示されている。
 図3Eは、ユーザデータベース部235に格納されている情報の構成の一例を示す。
 ユーザデータベース部235には、ユーザに関する情報が格納されている。ユーザに関する情報は、ユーザを識別するための情報(例えば、ユーザID)によって識別されることが可能である。ユーザデータベース部235には、ユーザが過去に注文したワインを示す情報、ユーザが過去に注文したワインの評価履歴情報などがさらに格納されている。
3.サーバ装置の処理の一例
 図4は、サーバ装置200において実行される処理のフローの一例を示す。以下に示す各ステップは、サーバ装置200に含まれるプロセッサ部202によって実行される。
 ステップS401:ユーザによって入力された料理を示す料理情報を受信する処理が実行される。料理情報は、例えば、「ブラックペッパーステーキ」、「刺身(赤身魚)」などの料理名を含むが、これらに限定されない。
 ステップS402:受信した料理情報に基づいて、その料理の少なくとも3つの特徴を特定する処理が実行される。料理の少なくとも3つの特徴のそれぞれは、例えば、図3Cを参照して説明した料理の特徴である。すなわち、料理の少なくとも3つの特徴は、例えば、「素材」、「味付け」、「調理法」という3つの観点に関連付けられているが、これらに限定されない。
 ステップS403:その料理の少なくとも3つの特徴に基づいて、その料理と一緒に飲むワインが含まれる少なくとも1つのワイングループを特定する処理が実行される。少なくとも1つのワイングループのそれぞれは、例えば、図3Bを参照して説明したワイングループである。すなわち、少なくとも1つのワイングループは、ワインの特性に関する複数の観点から複数のワインを分類したものである。ワインの特性に関する複数の観点は、例えば、「渋み」、「酸味」、「甘味」、「ボリューム」、「香り」、「旨味」という観点を含むが、これらに限定されない。
 少なくとも1つのワイングループを特定することは、例えば、その料理の「素材」に対して非常に良くまたは良く推奨される少なくとも1つのワイングループと、その料理の「味付け」に対して非常に良くまたは良く推奨される少なくとも1つのワイングループと、その料理の「調理法」に対して非常に良くまたは良く推奨される少なくとも1つのワイングループとをそれぞれ特定し、次いで、これらのワイングループに共通する少なくとも1つのワイングループを特定することによって、達成されてもよい。
 例えば、ステップS401において「刺身(赤身魚)」という料理情報が受信された場合、ステップS402において、図3Cに示されるテーブルを参照して、「刺身(赤身魚)」の「素材」として「魚(赤身)」が特定され、「刺身(赤身魚)」の「味付け」として「醤油」が特定され、「刺身(赤身魚)」の「調理法」として「そのまま(生)」が特定される。次いで、ステップS403において、図3Dに示されるテーブルを参照して、「素材」の「魚(赤身)」に対して非常に良くまたは良く推奨されるワイングループとして、ワイングループ番号が1~4、7~9であるワイングループが特定され、「味付け」の「醤油」に対して非常に良くまたは良く推奨されるワイングループとして、ワイングループ番号が1~3、6~8であるワイングループが特定され、「調理法」の「そのまま(生)」に対して非常に良くまたは良く推奨されるワイングループとして、ワイングループ番号が5~8であるワイングループが特定される。最後に、「素材」の「魚(赤身)」に対して非常に良くまたは良く推奨されるワイングループと、「味付け」の「醤油」に対して非常に良くまたは良く推奨されるワイングループと、「調理法」の「そのまま(生)」に対して非常に良くまたは良く推奨されるワイングループとに共通するワイングループ(すなわち、ワイングループ番号が7、8であるワイングループ)が特定される。このようにして、料理名「刺身(赤身魚)」に対して推奨されるワイングループとして、ワイングループ番号が7、8であるワイングループが特定されることが可能である。あるいは、「素材」の「魚(赤身)」に対して非常に良くまたは良く推奨されるワイングループ、「味付け」の「醤油」に対して非常に良くまたは良く推奨されるワイングループ、「調理法」の「そのまま(生)」に対して非常に良くまたは良く推奨されるワイングループのいずれかに含まれるワイングループが、料理名「刺身(赤身魚)」に対して推奨されるワイングループとして特定されてもよい。
 上述した例では、「素材」に対して推奨される1つ以上のワイングループと、「味付け」に対して推奨される1つ以上のワイングループと、「調理法」に対して推奨される1つ以上のワイングループとに基づいて、提案されるべきワインが含まれる少なくとも1つのワイングループを特定することを説明したが、本発明はこれに限定されない。「素材」に対して推奨される1つ以上のワイングループと、「味付け」に対して推奨される1つ以上のワイングループと、「調理法」に対して推奨される1つ以上のワイングループとのうちの少なくとも1つに基づいて、提案されるべきワインが含まれる少なくとも1つのワイングループを特定することもまた、本発明の範囲内である。例えば、提案されるべきワインが含まれる少なくとも1つのワイングループは、「素材」に対して推奨される1つ以上のワイングループと、「調理法」に対して推奨される1つ以上のワイングループとに基づいて、特定されてもよい。
 また、提案されるべきワインが含まれる少なくとも1つのワイングループの特定を、「素材」に対して推奨される1つ以上のワイングループと、「味付け」に対して推奨される1つ以上のワイングループと、「調理法」に対して推奨される1つ以上のワイングループとのうちのどれに基づいて行うかは、料理の特徴に応じて(すなわち、料理の「素材」、「味付け」、「調理法」のうちのどれが最も特徴的であるかに応じて)異なるものであってもよい。例えば、料理名「刺身(赤身魚)」の場合、「素材」の「魚(赤身)」が最も特徴的であるため、「素材」に対して推奨される1つ以上のワイングループが、提案されるべきワインが含まれる少なくとも1つワイングループとして特定されてもよい。
 ステップS404:特定された少なくとも1つのワイングループの中から提案されるワインの候補を絞る条件を示す情報を受信しているか否かを判定する処理が実行される。ここで、提案されるワインの候補を絞る条件を示す情報の数は、1つであってもよいし、複数であってもよい。判定結果が「Yes」の場合には、処理はステップS405に進み、判定結果が「No」の場合には、処理はステップS406に進む。
 提案されるワインの候補を絞る条件は、例えば、ユーザによって入力されたワインの予算、ユーザによって入力されたワインの収穫年、ユーザによって入力されたユーザのワインの好みである。ワインの予算は、例えば、図1Bを参照して説明したようにワインの価格帯または目安となる価格などによって表されることが可能であるが、これに限定されない。ワインの収穫年は、図1Dを参照して説明したようにワインを収穫した年、年代、ヴィンテージ指定などによって表されることが可能であるが、これに限定されない。ユーザのワインの好みは、例えば、「渋めのワイン」、「フルボディのワイン」、「〇〇銘柄のワイン」、「□□地方産のワイン」などによって表されることが可能であるが、これらに限定されない。
 ステップS405:特定された少なくとも1つのワイングループの中から、受信した条件を満たす少なくとも1種類のワインを特定する処理が実行される。ここで、提案されるワインの候補を絞る条件を示す情報の数が複数である場合、その複数の条件のうちの全てを満たす少なくとも1種類のワインを特定するようにしてもよいし、その複数の条件のうちのいずれかを満たす少なくとも1種類のワインを特定するようにしてもよい。
 ステップS406:特定された少なくとも1つのワイングループの中から、任意に少なくとも1種類のワインを特定する処理が実行される。
 ステップS407:特定された少なくとも1種類のワインを提案する処理が実行される。これは、例えば、特定された少なくとも1種類のワインを示す情報をユーザ装置に表示することによって達成される。
 なお、上述した実施形態では、ステップS404においてユーザから入力された条件を示す情報を受信しているか否かを判定することを説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、サーバ装置200が、ユーザの好みを学習する手段を備えており、そのユーザの好みの学習履歴が存在するか否かを判定するようにしてもよい。これにより、ユーザから入力された条件を示す情報を受信していない場合であっても、そのユーザの好みの学習に基づいて、特定された少なくとも1つのワイングループの中から、ユーザの好みを満たす少なくとも1種類のワインを特定することが可能である。
 また、上述した実施形態では、ステップS401~S407がサーバ装置200において実行される例を説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、ステップS401~S407を実行するためのプログラムがユーザ装置220にインストールされている場合、ステップS401~S407は、ユーザ装置220において実行されてもよい。これにより、料理と一緒に飲むワインを提案するサービスは、ユーザ装置220のみで実現されることが可能である。この場合、データベース部230は、ユーザ装置220に有線接続されていてもよいし、ユーザ装置220に無線接続されていてもよい。あるいは、データベース部230に格納されている情報の少なくとも一部が、ユーザ装置220のメモリ部223にインストールされていてもよい。
 また、上述した実施形態では、ステップS403において少なくとも1つのワイングループを特定し、ステップS405またはS406においてその少なくとも1つのワイングループの中から、提案される少なくとも1種類のワインを特定することを説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、図3Dに示されるテーブルにおいてワイングループ番号の代わりにワイン番号を記載し、料理の特徴とワインとを関連付けておくことにより、少なくとも1つのワイングループを特定することなく、料理と一緒に飲むワインを特定するようにしてもよい。これにより、ワイングループが存在しなくても、ワインの特性に関する複数の観点からのワインの評価の結果に基づいて、料理と一緒に飲むワインを提案することが可能である。
 例えば、「焼鳥(たれ)」という料理情報が受信された場合、図3Cに示されるテーブルを参照して、「焼鳥(たれ)」の「素材」として「鶏肉」が特定され、「焼鳥(たれ)」の「味付け」として「たれ」が特定され、「焼鳥(たれ)」の「調理法」として「焼く」が特定される。次いで、図3Dに示されるテーブルを参照して、「素材」の「鶏肉」に対して非常に良くまたは良く推奨されるワインとして、ワイン番号が1~10、21~25、40~60であるワインが特定され、「味付け」の「たれ」に対して非常に良くまたは良く推奨されるワインとして、ワイン番号が11~30、70~80であるワインが特定され、「調理法」の「焼く」に対して非常に良くまたは良く推奨されるワインとして、ワイン番号が1~40、50~70であるワインが特定される。最後に、「素材」の「鶏肉」に対して非常に良くまたは良く推奨されるワインと、「味付け」の「たれ」に対して非常に良くまたは良く推奨されるワインと、「調理法」の「焼く」に対して非常に良くまたは良く推奨されるワインとに共通するワイン(すなわち、ワイン番号が21~25のワイン)が特定される。このようにして、料理名「焼鳥(たれ)」に対して推奨される少なくとも1種類のワインとして、ワイン番号が21~25のワインが特定されることが可能である。あるいは、「素材」の「鶏肉」に対して非常に良くまたは良く推奨されるワイン、「味付け」の「たれ」に対して非常に良くまたは良く推奨されるワイン、「調理法」の「焼く」に対して非常に良くまたは良く推奨されるワインのいずれかに含まれるワイン(すなわち、ワイン番号が1~80であるワイン)が、料理名「焼鳥(たれ)」に対して推奨される少なくとも1種類のワインとして特定されてもよい。加えて、所与の条件(例えば、ユーザによって入力されたワインの予算を示す情報、ユーザによって入力されたユーザの好みを示す情報、ユーザによって入力されたワインの収穫年を示す情報、ユーザによって入力されたワインの生産地を示す情報、学習機能によって取得または蓄積されたユーザの好みを示す情報)に基づいて、ワイン番号が21~25のワイン(あるいは、ワイン番号が1~80のワイン)の中から、「焼鳥(たれ)」と一緒に飲む少なくとも1種類のワインが特定されるようにしてもよい。
 上述した実施形態では、「素材」に対して推奨される1種類以上のワインと、「味付け」に対して推奨される1種類以上のワインと、「調理法」に対して推奨される1種類以上のワインとに基づいて、料理と一緒に飲む少なくとも1種類のワインを特定することを説明したが、本発明はこれに限定されない。「素材」に対して推奨される1種類以上のワインと、「味付け」に対して推奨される1種類以上のワインと、「調理法」に対して推奨される1種類以上のワインとのうちの少なくとも1つに基づいて、料理と一緒に飲む少なくとも1種類のワインを特定することもまた、本発明の範囲内である。例えば、料理と一緒に飲む少なくとも1種類のワインは、「素材」に対して推奨される1種類以上のワインと、「味付け」に対して推奨される1種類以上のワインとに基づいて、特定されてもよい。
 また、料理と一緒に飲む少なくとも1種類のワインの特定を、「素材」に対して推奨される1種類以上のワインと、「味付け」に対して推奨される1種類以上のワインと、「調理法」に対して推奨される1種類以上のワインとのうちのどれに基づいて行うかは、料理の特徴に応じて(すなわち、料理の「素材」、「味付け」、「調理法」のうちのどれが最も特徴的であるかに応じて)異なるものであってもよい。例えば、料理名「焼鳥(たれ)」の場合、「味付け」の「たれ」が最も特徴的であるため、「味付け」に対して推奨される1種類以上のワインの中から、料理と一緒に飲む少なくとも1種類のワインが特定されてもよい。
4.料理と一緒に飲むワインを提案するサービスを実現するためのシステムの他の構成
 図5は、料理と一緒に飲むワインを提案するサービスを実現するためのシステム2の構成の一例を示す。
 システム2は、サーバ装置500と、サーバ装置500とインターネット510を介して通信することが可能なように構成されている少なくとも1つのユーザ装置520~520と、データベース部530とを備えている。ここで、Mは、1以上の任意の整数である。
 サーバ装置500は、料理と一緒に飲むワインを提案するサービスを実現するための情報処理装置である。サーバ装置500は、少なくとも1つのユーザ装置520~520と間の通信を制御するインターフェース部501と、1つ以上のCPU(Central Processing Unit)を含むプロセッサ部502と、メモリ部503とを備える。サーバ装置500の構成は、図2を参照して説明されたサーバ装置200の構成と同様であるため、ここではこのサーバ装置500の構成の詳細な説明を省略する。
 サーバ装置500には、データベース部530が接続されている。データベース部530は、ワインデータベース部531と、ワイン特徴データベース部532と、料理特徴データベース部533と、料理ボディ評価データベース部534と、ユーザデータベース部535とを含む。
 ユーザ装置520は、サーバ装置500と間の通信を制御するインターフェース部521と、1つ以上のCPU(Central Processing Unit)を含むプロセッサ部522と、メモリ部523とを備える。少なくとも1つのユーザ装置520~520のそれぞれの構成は、図2を参照して説明されたユーザ装置220の構成と同様であるため、ここではこの少なくとも1つのユーザ装置520~520のそれぞれの構成の詳細な説明を省略する。
 なお、データベース部530の構成は、特定のハードウェア構成には限定されない。例えば、データベース部530は、単一のハードウェア部品で構成されてもよいし、複数のハードウェア部品で構成されてもよい。例えば、データベース部530は、サーバ装置500の単一の外付けハードディスク装置として構成されてもよいし、ネットワークを介して接続されるクラウド上のストレージとして構成されてもよい。さらに、データベース部530に含まれる各データベース部の構成もまた、特定のハードウェア構成には限定されない。例えば、データベース部530に含まれる各データベース部もまた、単一のハードウェア部品で構成されてもよいし、複数のハードウェア部品で構成されてもよい。なお、ユーザデータベース部535の構成は、図2を参照して説明されたユーザデータベース部535の構成と同様であるため、ここではこのユーザデータベース部535の構成の詳しい説明を省略する。
 図6Aは、ワインデータベース部531に格納されている情報の構成の一例を示す。
 ワインデータベース部231には、ワインに関する情報が格納されている。ワインに関する情報は、ワインを識別するための情報(例えば、ワイン番号)によって識別されることが可能である。ワインデータベース部231には、ワインの銘柄、ワインの色、ブドウの種類、ブドウ畑の場所、ワインの収穫年(製造年)、生産者の氏名、ワインの価格などがさらに格納されている。
 図6Bは、ワイン特徴データベース部532に格納されている情報の構成の一例を示す。
 ワイン特徴データベース部532には、ワインの特徴に関する情報が格納されている。ワインの特徴に関する情報は、ワインを識別するための情報(例えば、ワイン番号)によって識別されることが可能である。ワイン特徴データベース部532には、ワインの「ボディ」、ワインの「味わい」、ワインの色、ワインの製造年(ヴィンテージ)、ワインの銘柄、ワインの生産者の氏名などがさらに格納されている。
 図6Bに示される例では、複数のワインがボディ0~ボディ6までの7個に分類されており、ワインのボディ0は「白/ライト 泡/ライト」に対応しており、ワインのボディ1は「白/ミディアムライト 泡/ミディアムライト」に対応しており、ワインのボディ2は、「白/ミディアムフル 泡/ミディアムレア」に対応しており、ワインのボディ3は「赤/ライト 白/フル 泡/フル」に対応しており、ワインのボディ4は「赤/ミディアムライト」に対応しており、ワインのボディ5は「赤/ミディアムフル」に対応しており、ワインのボディ6は「赤/フル」に対応している。
 図6Bに示される例では、ワインのボディ6には、ワイン番号1~6が少なくとも分類されており、ワインのボディ5には、ワイン番号28~32が少なくとも分類されており、ワインのボディ4には、ワイン番号61~65が少なくとも分類されており、ワインのボディ3には、ワイン番号88~91、123~126が少なくとも分類されており、ワインのボディ2には、ワイン番号166~168が少なくとも分類されており、ワインのボディ1には、ワイン番号180~184が少なくとも分類されており、ワインのボディ0には、ワイン番号204~207が少なくとも分類されている。
 また、ワインのボディ0~6のそれぞれは、後述される料理のボディの評価点数と関連付けられている。図6Bに示される例では、ワインのボディ0には、料理のボディの評価点数0~20が関連付けられており、ワインのボディ1には、料理のボディの評価点数21~40が関連付けられており、ワインのボディ2には、料理のボディの評価点数41~60が関連付けられており、ワインのボディ3には、料理のボディの評価点数61~80が関連付けられており、ワインのボディ4には、料理のボディの評価点数81~100が関連付けられており、ワインのボディ5には、料理のボディの評価点数101~120が関連付けられており、ワインのボディ6には、料理のボディの評価点数121以上が関連付けられている。
 ワインの「味わい」は、ワインの特性に関する複数の観点からワインを評価したものである。図6Bに示される例では、ワインの特性に関する複数の観点は、「甘味」、「渋み」、「酸味」、「塩味」、「熟成感」という観点を含むが、これらに限定されない。
 図6Bに示される例では、ワインのボディ6のワイン番号1のワインが「甘味」および「渋み」に強い特徴を有するという情報がテーブル形式で示されており、ワインのボディ4のワイン番号64のワインが「酸味」および「熟成感」に強い特徴を有するという情報がテーブル形式で示されている。
 ここで、図6Bに示されるテーブルにおいて、記号「〇」は、「強い特徴を有する」ことを示す。なお、1つのワインに対して複数の「〇」が付されている場合、複数の「〇」の少なくとも1つは、「〇」に代えて、「非常に強い特徴を有する」を示す「◎」であってもよい。また、1つのワインに対して複数の「〇」が付されている場合、複数の「〇」の少なくとも1つは、「〇」に代えて、「弱い特徴を有する」を示す「△」であってもよい。これにより、ワインの「味わい」に関連付けられた各観点間において重み付けを図ることが可能である。
 図6Cは、料理特徴データベース部533に格納されている情報の構成の一例を示す。
 料理特徴データベース部533には、料理の特徴に関する情報が格納されている。料理の特徴に関する情報は、料理を識別するための情報(例えば、料理番号)によって識別されることが可能である。料理特徴データベース部533に格納されている料理の特徴は、その料理に関する複数の観点に関連付けられている。その料理に関する複数の観点は、例えば、料理の「ボディ」、「味わい」という観点を含むが、これらに限定されない。さらに、料理の「ボディ」は、少なくとも、料理の「素材」、「味付け」、「調理法」という3つの観点に関連付けられている。料理の「味わい」は、料理の特性に関する複数の観点からその料理を評価したものであり、その料理の特性に関する複数の観点は、例えば、「甘味」、「塩味」、「酸味」、「苦味」、「旨味」を含むが、これらに限定されない。
 図6Cに示される例では、料理名が「フィオレンティーナ:Tボーンステーキ」である料理(料理番号3)の「ボディ」は、「牛肉・サーロイン」、「バルサミコ酢」、「油で焼く」という3つの特徴を有する。料理名が「フィオレンティーナ:Tボーンステーキ」である料理(料理番号3)は、料理の「素材」が「牛肉・サーロイン」であり、かつ、料理の「味付け」が「バルサミコ酢」であり、かつ、料理の「調理法」が「油で焼く」であるからである。また、料理名が「ピッツァ・マルゲリータ」である料理(料理番号7)の「ボディ」は、「トマトソース」、「モッツァレラチーズ」、「バジル」、「窯焼き」という4つの特徴を有する。料理名が「ピッツァ・マルゲリータ」である料理(料理番号7)は、料理の「素材」が「トマトソース」および「モッツァレラチーズ」であり、かつ、料理の「味付け」が「バジル」であり、かつ、料理の「調理法」が「窯焼き」であるからである。その他の料理名の料理についても同様である。
 図6Cに示される例では、料理名が「フィオレンティーナ:Tボーンステーキ」である料理(料理番号3)は、料理の「味わい」について「酸味」と「旨味」とに強い特徴を有するという情報がテーブル形式で示されており、「ピッツァ・マルゲリータ」である料理(料理番号7)は、料理の「味わい」について「甘味」と「酸味」とに強い特徴を有するという情報がテーブル形式で示されている。
 ここで、図6Cに示されるテーブルにおいて、記号「〇」は、「強い特徴を有する」ことを示す。なお、1つの料理に対して複数の「〇」が付されている場合、複数の「〇」の少なくとも1つは、「〇」に代えて、「非常に強い特徴を有する」を示す「◎」であってもよい。また、1つの料理に対して複数の「〇」が付されている場合、複数の「〇」の少なくとも1つは、「〇」に代えて、「弱い特徴を有する」を示す「△」であってもよい。これにより、料理の「味わい」に関連付けられた各観点間において重み付けを図ることが可能である。
 なお、図6Bおよび図6Cに示される例では、料理特徴データベース部533内の料理の「味わい」を表す「甘味」、「塩味」、「酸味」、「苦味」、「旨味」は、それぞれ、ワイン特徴データベース部532内のワインの「味わい」を表す「甘味」、「塩味」、「酸味」、「渋み」、「熟成感」に対応する。
 図6Dは、料理ボディ評価データベース部534に格納されている情報の構成の一例を示す。
 料理ボディ評価データベース部534には、料理の「ボディ」の評価に関する情報が格納されている。料理の「ボディ」の評価に関する情報は、料理の「ボディ」と、その料理の「ボディ」に対応する評価点数とを含む。具体的には、料理の「ボディ」の評価に関する情報は、料理の「素材」およびその料理の「素材」に対応する評価点数と、料理の「味付け」およびその料理の「味付け」に対応する評価点数と、料理の「調理法」およびその料理の「調理法」に対応する評価点数とを含む。
 図6Dに示される例では、料理の素材「モッツァレラチーズ」の評価点数は、0点であり、料理の素材「トマトソース」の評価点数は、37点であり、料理の「牛肉・サーロイン」の評価点数は、60点であり、料理の味付け「バルサミコ酢」の評価点数は、10点であり、料理の味付け「バジル」の評価点数は、10点であり、料理の調理法「窯焼き」の評価点数は、8点であり、料理の調理法「油で焼く」の評価点数は、12点である。
 なお、図6Dに示される例では、料理の「ボディ」の評価は、点数を用いて表されているが、料理の「ボディ」の評価の態様は、これに限定されない。例えば、料理の「ボディ」の評価は、S、A、B、Cなどのアルファベットを用いて表されるものであってもよい。
5.サーバ装置の処理の他の一例
 図7は、サーバ装置500において実行される処理のフローの一例を示す。以下に示す各ステップは、サーバ装置500に含まれるプロセッサ部502によって実行される。
 ステップS701:ユーザによって入力された料理を示す料理情報を受信する処理が実行される。料理情報は、例えば、「フィオレンティーナ・Tボーンステーキ」、「ピッツァ・マルゲリータ」などの料理名を含むが、これらに限定されない。
 ステップS702:受信した料理情報に基づいて、その料理の少なくとも2つの特徴を特定する処理が実行される。料理の少なくとも2つの特徴のそれぞれは、例えば、図6Cを参照して説明した料理の特徴である。すなわち、料理の少なくとも2つの特徴は、少なくとも、料理の「ボディ」、「味わい」という2つの観点に関連付けられている。料理の少なくとも2つの特徴は、料理の「ボディ」、「味わい」という2つの観点に加えて、料理の「ボディ」、「味わい」という2つの観点以外の観点にさらに関連付けられていてもよい。また、料理の「ボディ」は、料理の特性に関する複数の観点に関連付けられており、料理の特性に関する複数の観点は、例えば、料理の「素材」、「味付け」、「調理法」という3つの観点を含むが、これらに限定されない。
 ステップS703:特定された料理の「ボディ」に基づいて、料理の「ボディ」の評価点数を算出する処理が実行される。
 ステップS704:算出された料理の「ボディ」の評価点数に基づいて、料理の「ボディ」に対して推奨されるワインの「ボディ」に関連付けられた特徴を有する1種類以上のワインを特定する処理が実行される。
 ステップS705:ステップS704において特定された1種類以上のワインの中から、ステップS702において特定された料理の「味わい」と、ワインの「味わい」とに基づいて、提案される1種類以上のワインの候補を特定する。
 例えば、ステップS701において「フィオレンティーナ・Tボーンステーキ」という料理情報が受信された場合、ステップS702において、図6Cに示されるテーブルを参照して、「フィオレンティーナ・Tボーンステーキ」の「素材」として「牛肉・サーロイン」が特定され、「フィオレンティーナ・Tボーンステーキ」の「味付け」として「バルサミコ酢」が特定され、「フィオレンティーナ・Tボーンステーキ」の「調理法」として「油で焼く」が特定される。次に、ステップS703において、図6Dに示されるテーブルを参照して、「フィオレンティーナ・Tボーンステーキ」の「素材」である「牛肉・サーロイン」に対応する評価点数(すなわち、60点)と、「フィオレンティーナ・Tボーンステーキ」の「味付け」である「バルサミコ酢」に対応する評価点数(すなわち、10点)と、「フィオレンティーナ・Tボーンステーキ」の「調理法」である「油で焼く」に対応する評価点数(すなわち、12点)とを特定し、「フィオレンティーナ・Tボーンステーキ」の「素材」の評価点数と、「フィオレンティーナ・Tボーンステーキ」の「味付け」の評価点数と、「フィオレンティーナ・Tボーンステーキ」の「調理法」の評価点数との総和(すなわち、82点)が「フィオレンティーナ・Tボーンステーキ」の「ボディ」の評価点数として算出される。次に、ステップS704において、図6Bに示されるテーブルを参照して、算出された「フィオレンティーナ・Tボーンステーキ」の「ボディ」の評価点数(82点)に対応するワインのボディレベル(すなわち、ワインのボディ4)に属する1種類以上のワインが、「フィオレンティーナ・Tボーンステーキ」の「ボディ」に対して推奨されるワインの「ボディ」に関連付けられた特徴を有する1種類以上のワインとして、特定される。最後に、ステップS705において、「フィオレンティーナ・Tボーンステーキ」の「ボディ」に対して推奨されるワインの「ボディ」に関連付けられた特徴を有する1種類以上のワインの中から、「フィオレンティーナ・Tボーンステーキ」の「味わい」(すなわち、「酸味」および「旨味」)に対応するワインの「味わい」(すなわち、「酸味」および「熟成感」)の特徴を有する1種類以上のワインが、ユーザに提案される1種類以上のワインの候補として、特定される。
 なお、上述した例では、料理の「ボディ」の評価点数が料理の「素材」の評価点数と料理の「味付け」の評価点数と料理の「調理法」の評価点数との総和である例を説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、料理の「ボディ」の評価点数は、料理の「素材」の評価点数と料理の「味付け」の評価点数と料理の「調理法」の評価点数との平均点であってもよい。あるいは、料理の「ボディ」の評価点数は、重み付け係数α、β、γを用いて、(料理の「素材」の評価点数)×α+(料理の「味付け」の評価点数)×β+(料理の「調理法」の評価点数)×γによって算出されてもよい。さらに、料理の「素材」が複数個存在する場合には、料理の第1の「素材」の評価点数と料理の第2の「素材」の評価点数の平均点を料理の「素材」の評価点数としてもよいし、料理の「素材」の評価点数が、重み付け係数α、βを用いて、(料理の第1の「素材」の評価点数)×α+(料理の第2の「素材」の評価点数)×βによって算出されてもよい。これにより、料理に対して推奨される度合い(レベル)に応じて、少なくとも1種類のワインをユーザに提案することが可能である。
 また、ユーザに提案される1種類以上のワインの候補の特定は、料理の「味わい」の一部に対応するワインの「味わい」に基づいて実行されてもよい。例えば、料理名「フィオレンティーナ・Tボーンステーキ」の場合、「フィオレンティーナ・Tボーンステーキ」の「味わい」の一部(例えば、「酸味」または「旨味」のうち、「フィオレンティーナ・Tボーンステーキ」の特徴的な「旨味」)に対応するワインの「味わい」(すなわち、「熟成感」)の特徴を有するワインが、ユーザに提案されるワインの候補として、特定されてもよい。
 ステップS706:特定された1種類以上のワインの候補の中から、その特定された1種類以上のワインの候補を絞る条件を示す情報を受信しているか否かを判定する処理が実行される。ここで、提案されるワインの候補を絞る条件を示す情報の数は、1つであってもよいし、複数であってもよい。判定結果が「Yes」の場合には、処理はステップS707に進み、判定結果が「No」の場合には、処理はステップS708に進む。
 特定された1種類以上のワインの候補を絞る条件は、例えば、ユーザによって入力されたワインの予算、ユーザによって入力されたワインの収穫年、ユーザによって入力されたユーザのワインの好みである。ワインの予算は、例えば、図1Bを参照して説明したようにワインの価格帯または目安となる価格などによって表されることが可能であるが、これに限定されない。ワインの収穫年は、図1Dを参照して説明したようにワインを収穫した年、年代、ヴィンテージ指定などによって表されることが可能であるが、これに限定されない。ユーザのワインの好みは、例えば、「渋めのワイン」、「フルボディのワイン」、「〇〇銘柄のワイン」、「□□地方産のワイン」などによって表されることが可能であるが、これらに限定されない。
 ステップS707:特定された1種類以上のワインの候補の中から、受信した条件を満たす少なくとも1種類のワインを特定する処理が実行される。ここで、提案されるワインの候補を絞る条件を示す情報の数が複数である場合、その複数の条件のうちの全てを満たす少なくとも1種類のワインを特定するようにしてもよいし、その複数の条件のうちのいずれかを満たす少なくとも1種類のワインを特定するようにしてもよい。
 ステップS708:特定された1種類以上のワインの候補の中から、任意に少なくとも1種類のワインを特定する処理が実行される。
 ステップS709:特定された少なくとも1種類のワインを提案する処理が実行される。これは、例えば、特定された少なくとも1種類のワインを示す情報をユーザ装置に表示することによって達成される。
 なお、上述した実施形態では、ステップS706においてユーザから入力された条件を示す情報を受信しているか否かを判定することを説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、サーバ装置500が、ユーザの好みを学習する手段を備えており、そのユーザの好みの学習履歴が存在するか否かを判定するようにしてもよい。これにより、ユーザから入力された条件を示す情報を受信していない場合であっても、そのユーザの好みの学習に基づいて、特定された1種類以上のワインの候補の中から、ユーザの好みを満たす少なくとも1種類のワインを特定することが可能である。
 また、上述した実施形態では、ステップS701~S709がサーバ装置500において実行される例を説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、ステップS701~S709を実行するためのプログラムがユーザ装置520にインストールされている場合、ステップS701~S709は、ユーザ装置520において実行されてもよい。これにより、料理と一緒に飲むワインを提案するサービスは、ユーザ装置520のみで実現されることが可能である。この場合、データベース部530は、ユーザ装置520に有線接続されていてもよいし、ユーザ装置520に無線接続されていてもよい。あるいは、データベース部530に格納されている情報の少なくとも一部が、ユーザ装置520のメモリ部523にインストールされていてもよい。
 このように、料理に関する複数の観点とワインの特性に関する複数の観点とに基づいてワインを提案する手法を採用することによって、従来では想定されていなかった料理とワインとの相性を特定することが可能である。これにより、寿司屋などの従来ワインと縁がない飲食店においてもワインが提供されるようになり、それ故、ユーザは、ワインを飲みたいときにあらゆる場所で、好きな組み合わせでワインと料理とを嗜むことが可能である。
 以上のように、本発明の好ましい実施形態を用いて本発明を例示してきたが、本発明は、この実施形態に限定して解釈されるべきものではない。本発明は、特許請求の範囲によってのみその範囲が解釈されるべきであることが理解される。当業者は、本発明の具体的な好ましい実施形態の記載から、本発明の記載および技術常識に基づいて等価な範囲を実施することができることが理解される。
 本発明は、ソムリエがいない飲食店でも料理と一緒に飲むワインを提案することを可能にするコンピュータシステム、そのコンピュータシステムにおいて実行される方法およびプログラム等を提供するものとして有用である。これにより、今までワインになじみのなかった飲食店においてもワインの需要を喚起することが可能である。その結果、ワインの消費量を増大させ、ワイン産業を活性化することが可能である。
 200 サーバ装置
 210 インターネット
 220~220 ユーザ装置
 230 データベース部
 500 サーバ装置
 510 インターネット
 520~520 ユーザ装置
 530 データベース部

Claims (17)

  1.  料理と一緒に飲むワインを提案するコンピュータシステムであって、
     ユーザによって入力された料理を示す料理情報を受信する手段と、
     前記料理情報に基づいて、前記料理と一緒に飲む少なくとも1種類のワインを提案する手段と
     を備える、コンピュータシステム。
  2.  前記料理と一緒に飲む少なくとも1種類のワインを提案する手段は、
     前記料理情報に基づいて、前記料理の少なくとも2つの特徴を特定する手段であって、前記料理の少なくとも2つの特徴は、料理の「ボディ」および料理の「味わい」という2つの観点に少なくとも関連付けられている、手段と、
     前記料理の少なくとも2つの特徴に基づいて、前記料理と一緒に飲む少なくとも1種類のワインを特定する手段と
     を含む、請求項1に記載のコンピュータシステム。
  3.  前記料理の「ボディ」は、料理の「素材」、料理の「味付け」、料理の「調理法」という3つの観点に関連付けられている、請求項2に記載のコンピュータシステム。
  4.  前記料理と一緒に飲む少なくとも1種類のワインを特定する手段は、
     前記料理の少なくとも2つの特徴と前記少なくとも1種類のワインの少なくとも2つの特徴とに基づいて、前記料理と一緒に飲む少なくとも1種類のワインを特定する手段であって、前記少なくとも1種類のワインの少なくとも2つの特徴は、ワインの「ボディ」およびワインの「味わい」という2つの観点に関連付けられている、手段
     を含む、請求項2または請求項3に記載のコンピュータシステム。
  5.  前記料理と一緒に飲む少なくとも1種類のワインを特定する手段は、
     前記料理の「ボディ」に関連付けられた前記料理の特徴に基づいて、前記料理の「ボディ」に対して推奨されるワインの「ボディ」に関連付けられた特徴を有する1種類以上のワインを特定する手段と、
     前記料理の「味わい」に関連付けられた前記料理の特徴と、前記ワインの「味わい」に関連付けられたワインの特徴とに基づいて、前記料理の「ボディ」に対して推奨される前記特定された1種類以上のワインの中から、前記料理と一緒に飲む少なくとも1種類のワインを特定する手段と
     を含む、請求項4に記載のコンピュータシステム。
  6.  前記ワインの「味わい」は、ワインの特性に関する複数の観点からワインを評価したものであり、
     前記ワインの特性に関する複数の観点は、「甘味」、「塩味」、「酸味」、「渋み」、「熟成感」という観点を含む、請求項4または請求項5に記載のコンピュータシステム。
  7.  前記料理の「味わい」は、料理の特性に関する複数の観点から料理を評価したものであり、
     前記料理の特性に関する複数の観点は、「甘味」、「塩味」、「酸味」、「苦味」、「旨味」という観点を含む、請求項2~6のいずれか一項に記載のコンピュータシステム。
  8.  前記料理と一緒に飲む少なくとも1種類のワインを提案する手段は、
     前記料理情報に基づいて、前記料理の少なくとも1つの特徴を特定する手段であって、前記料理の少なくとも1つの特徴は、料理の「素材」、料理の「味付け」、料理の「調理法」という3つの観点のいずれかに少なくとも関連付けられている、手段と、
     前記料理の少なくとも1つの特徴に基づいて、前記料理と一緒に飲む少なくとも1種類のワインを特定する手段と
     を含む、請求項1に記載のコンピュータシステム。
  9.  前記料理と一緒に飲む少なくとも1種類のワインを特定する手段は、
     前記料理の「素材」に関連付けられた前記料理の特徴に基づいて、前記料理の「素材」に対して推奨される第1の1種類以上のワインを特定する手段と、
     前記料理の「味付け」に関連付けられた前記料理の特徴に基づいて、前記料理の「味付け」に対して推奨される第2の1種類以上のワインを特定する手段と、
     前記料理の「調理法」に関連付けられた前記料理の特徴に基づいて、前記料理の「調理法」に対して推奨される第3の1種類以上のワインを特定する手段と、
     前記第1の1種類以上のワインと前記第2の1種類以上のワインと前記第3の1種類以上のワインとのうちの少なくとも1つに基づいて、前記料理と一緒に飲む少なくとも1種類のワインを特定する手段と
     を含む、請求項8に記載のコンピュータシステム。
  10.  前記料理と一緒に飲む少なくとも1種類のワインを特定する手段は、
     前記料理の「素材」に関連付けられた前記料理の特徴に基づいて、前記料理の「素材」に対して推奨される第1の1つ以上のワイングループを特定する手段と、
     前記料理の「味付け」に関連付けられた前記料理の特徴に基づいて、前記料理の「味付け」に対して推奨される第2の1つ以上のワイングループを特定する手段と、
     前記料理の「調理法」に関連付けられた前記料理の特徴に基づいて、前記料理の「調理法」に対して推奨される第3の1つ以上のワイングループを特定する手段と、
     前記第1の1つ以上のワイングループと、前記第2の1つ以上のワイングループと、前記第3の1つ以上のワイングループとのうちの少なくとも1つに基づいて、少なくとも1つのワイングループを特定する手段と、
     前記少なくとも1つのワイングループに含まれる少なくとも1種類のワインを前記料理と一緒に飲む少なくとも1種類のワインとして特定する手段と
     を含む、請求項8に記載のコンピュータシステム。
  11.  前記少なくとも1つのワイングループのそれぞれは、ワインの特性に関する複数の観点から複数のワインを種類ごとに分類したものであり、
     前記ワインの特性に関する複数の観点は、「渋み」、「酸味」、「甘味」、「ボリューム」、「香り」、「旨味」という観点を含む、請求項10に記載のコンピュータシステム。
  12.  前記料理と一緒に飲む少なくとも1種類のワインを提案する手段は、前記料理に対して推奨される度合いを示すランクごとに、少なくとも1種類のワインを提案する、請求項1~11のいずれか一項に記載のコンピュータシステム。
  13.  前記コンピュータシステムは、前記ユーザによって入力されたワインの予算を示す情報を受信する手段をさらに備え、
     前記料理と一緒に飲む少なくとも1種類のワインを提案する手段は、前記特定された少なくとも1種類のワインの中から、前記ワインの予算内の価格を有する少なくとも1種類のワインを特定する手段をさらに含む、請求項2~12のいずれか一項に記載のコンピュータシステム。
  14.  前記コンピュータシステムは、前記ユーザによって入力された前記ユーザのワインの好みを示す情報を受信する手段をさらに備え、
     前記料理と一緒に飲む少なくとも1種類のワインを提案する手段は、前記特定された料理と一緒に飲む少なくとも1種類のワインの中から、前記ユーザのワインの好みを満たす少なくとも1種類のワインを特定する手段をさらに含む、請求項2~13のいずれか一項に記載のコンピュータシステム。
  15.  前記コンピュータシステムは、前記ユーザのワインの好みを学習する手段をさらに備え、
     前記料理と一緒に飲む少なくとも1種類のワインを提案する手段は、前記特定された料理と一緒に飲む少なくとも1種類のワインの中から、前記ユーザのワインの好みを満たす少なくとも1種類のワインを特定する手段をさらに含む、請求項2~14のいずれか一項に記載のコンピュータシステム。
  16.  料理と一緒に飲むワインを提案するコンピュータシステムにおいて実行される方法であって、前記コンピュータシステムは、プロセッサ部を含み、前記方法は、
     前記プロセッサ部が、ユーザによって入力された料理を示す料理情報を受信することと、
     前記プロセッサ部が、前記料理情報に基づいて、前記料理と一緒に飲む少なくとも1種類のワインを提案することと
     を含む、方法。
  17.  料理と一緒に飲むワインを提案するコンピュータシステムにおいて実行されるプログラムであって、前記コンピュータシステムは、プロセッサ部を含み、
     前記プログラムは、前記プロセッサ部によって実行されると、
     ユーザによって入力された料理を示す料理情報を受信することと、
     前記料理情報に基づいて、前記料理と一緒に飲む少なくとも1種類のワインを提案することと
     を少なくとも実行することを前記プロセッサ部に行わせる、プログラム。
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