WO2017221395A1 - 発信型電子ペンの信号発信回路及び発信型電子ペン - Google Patents

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Abstract

発信信号の周波数が変化しても発振効率が低下しないようにした発信型電子ペンの信号発信回路に関する。 キャパシタとコイルとからなる共振回路に、共振を継続させるためのエネルギーとなる電流を流すためのスイッチ回路と、このスイッチ回路を切り替え制御する切替制御信号を生成する制御信号生成回路とを備え、共振回路の共振周波数の発信信号を、電子ペンから送出する信号とする信号発信回路である。制御信号生成回路は、発信信号の周期を検出する検出回路と、切替制御信号を、検出回路の検出結果に基づいた所定のタイミングで発生するためのタイミングを生成するタイミング生成回路と、タイミング生成回路で生成されたタイミングで切替制御信号を発生し、発生した切替制御信号でスイッチ回路を切り替え制御する駆動回路とを備える。

Description

発信型電子ペンの信号発信回路及び発信型電子ペン
 この発明は、位置検出装置に対して信号を送信する発信型電子ペンの信号発信回路及び当該信号発信回路を備える発信型電子ペンに関する。
 タブレット用の電子ペン(スタイラスペン)としては、電磁誘導方式や静電結合方式など、種々の方式のものがあるが、高精細な位置指示が比較的容易にできるものとして、位置検出装置に対して信号を送出する発信型電子ペンが提供されている。最近は、この種の発信型電子ペンとして、いわゆるアクティブ静電結合方式の電子ペンが登場してきている。このアクティブ静電結合方式の電子ペンは、一次電池や二次電池を用いた電源回路と信号発信回路とを内蔵すると共に、芯体を導体で構成し、信号発信回路からの信号を、導体の芯体から、タブレットに対して静電結合により送信するようにするものである(例えば特許文献1(特許第5687398号公報)参照)。
特許第5687398号公報
 上述のアクティブ静電結合方式の電子ペンでは、一次電池あるいは充電式の二次電池を電源として用いるが、送信する信号の波形としては、種々の波形が考えられおり、例えば代表的なものとして、正弦波と矩形波とが考えられている。
 矩形波信号を送信信号とする発信型電子ペンの場合には、発信型電子ペンからタブレットに供給する例えばデジタル信号を2値化信号とすれば、信号発信回路の構成が簡単になるというメリットがあるが、その反面、浮遊容量による電力ロスが大きく、電池寿命が短くなるというデメリットがある。
 一方、正弦波信号を送信信号とする電子ペンの場合には、コイルとキャパシタとからなるLC共振回路を用いる共振型発振回路を用いた信号発信回路を構成することで、共振回路の共振用キャパシタにより浮遊容量分の影響を吸収することが可能であるので、電力ロスを小さくすることができ、エネルギー効率を良くして電池寿命を長くすることができる。そこで、発信型電子ペンとしては、電池寿命を考慮した場合、エネルギー効率の良い正弦波信号を送出するタイプのものが好適である。
 ところで、共振型発振回路を用いた信号発信回路において、出力する正弦波信号を減衰させることなく安定的に発生させることができるようにするために、共振型発振回路として、以下に説明するような回路構成を採用するものが考えられる。
 図9は、この共振型発振回路を用いた信号発信回路の要部を説明するための回路図である。また、図10は、その動作を説明するために用いる図である。
 図9の回路例においては、コイル1に並列に共振用キャパシタ2が接続されて、LC共振回路3が形成されている。そして、このLC共振回路3の一端側は電源電圧VDDの供給端に接続され、他端側は、スイッチ回路4を通じて接地されている。スイッチ回路4は、LC共振回路3に、共振を継続させるためのエネルギーとなる電流を流すためのスイッチ回路を構成するもので、図9の回路例では、FET(Field Effect Transistor)で構成されている。図9の回路例では、LC共振回路3と、スイッチ回路4と、発振制御信号生成回路5とにより、共振型発振回路6が構成される。
 スイッチ回路4は、発振制御信号生成回路5からのスイッチング制御信号SWにより切替制御される。発振制御信号生成回路5には、共振回路3とスイッチ回路4との接続点P1に得られる正弦波電圧VCが供給され、発振制御信号生成回路5は、正弦波電圧VCからスイッチング制御信号SWを生成する。
 図9の回路例では、発振制御信号生成回路5は、閾値電圧検出回路51と、駆動パルス発生回路52とで構成されている。
 LC共振回路3により、接続点P1には、図10(A)に示すような、LC共振回路3の共振周波数(周期T)で、平均値レベルがVDD、振幅がVDDの正弦波電圧VCが得られる。この接続点P1に得られる正弦波電圧VCが閾値電圧検出回路51の入力信号として供給される。
 閾値電圧検出回路51においては、正弦波電圧VCが高い電圧から低下して、当該正弦波電圧VCの最低レベル(図10では0レベル)あるいは、当該最低レベルよりも僅かに高い閾値電圧Vthとなる時点Xcを検出する。そして、閾値電圧検出回路51は、その検出した時点Xcを示すタイミング信号を駆動パルス生成回路52に供給する。
 駆動パルス生成回路52は、閾値電圧検出回路51からのタイミング信号に基づいて、時点Xcから、正弦波電圧VCが最低レベル(0ボルト)になるタイミングで、所定の短いパルス幅のスイッチング制御信号SW(図10(B)参照)を生成し、そのスイッチング制御信号SWを、スイッチ回路4に供給する。
 この場合に、閾値電圧検出回路51で検出する閾値電圧Vthが、図10(A)に示すように、最低レベル(0ボルト)よりも僅かに高い電圧であるときには、駆動パルス生成回路52は、時点Xcよりも固定の遅延量DLだけ遅延した時点で、スイッチング制御信号SWを発生する。遅延量DLは、LC共振回路3の共振周波数の信号の周期Tから定められる。
 スイッチ回路4は、スイッチング制御信号SWを受けると、そのパルス幅期間でオンとされ、パルス幅期間以外ではオフとされる。このスイッチ回路4がスイッチング信号SWのパルス幅期間でオンとされることにより、電源電圧VDDが得られる電源端子から、LC共振回路3を構成するコイル1、キャパシタ2及びスイッチ回路4を通じて電流が流れて、LC共振回路3にエネルギーが供給され、LC共振回路3の共振周波数の正弦波電圧VCは、減衰することなく、コイル1及び共振用キャパシタ2からなるLC共振回路3により、継続的に生成される。この場合に、正弦波電圧VCが最低レベル(0ボルト)になるタイミングが、スイッチ回路4をオンに制御する最適タイミング点である。
 アクティブ静電結合方式の電子ペンでは、図9では、図示を省略するが、例えば、コイル1は、トランスの一次巻線とされ、トランスの二次巻線側に得られる正弦波信号が、導電体で構成される電子ペンの芯体に供給される。
 ところで、上述した共振型発振回路6においては、正弦波電圧VCは、電源電圧VDDを平均値レベルとするものであるが、発振の初期状態の際の振幅が小さいときには(図10(A)の破線で示す正弦波波形参照)、閾値電圧Vth以下にならないため、スイッチ回路4がオンにならず、発振を持続させるエネルギーを注入することができないという問題がある。また、正弦波電圧VCの振幅が急に小さくなったときにも、同様の問題が生じることがある。
 さらに、LC共振回路3は、共振用キャパシタ2の静電容量に加えて、周辺の浮遊容量を含んで共振を行うことになるので、この浮遊容量により、LC共振回路3の共振周波数が変動する。すなわち、電子ペンを位置検出装置に近づけると、電子ペンと位置検出装置との間の静電結合による浮遊容量により、LC共振回路3の共振周波数が変動する。
 このようにLC共振回路3の共振周波数が浮遊容量のために変化して、例えば図10(C)に示すように、接続点P1に得られる正弦波電圧VCの1周期がT´(≠T)となってしまった場合には、図9の回路例では、閾値電圧Vthとなる時点Xcからスイッチング制御信号SWが発生するタイミングが一定であるので、その周期(周波数)変化に追従できず、正弦波電圧VC´が最低レベル(0ボルト)になるタイミングtm(図10(D)参照)よりもずれてしまう。
 このため、共振型発振回路6の発振効率が低下すると共に、正弦波信号の周波数に影響を与えたりする問題が生じる恐れがある。すなわち、スイッチング制御信号SWの発生タイミングが最適タイミングからずれた場合、共振型発振回路で発生する正弦波電圧VC´は、図10(D)の破線で示すようになり、その周波数に影響を与えるという問題が発生する。
 この発明は、以上の問題点を解決することができる発信型電子ペンの信号発信回路を提供することを目的とする。
 上記の課題を解決するために、請求項1の発明は、
 キャパシタとコイルとからなる共振回路と、
 前記共振回路に、共振を継続させるためのエネルギーとなる電流を流すためのスイッチ回路と、
 前記スイッチ回路を、前記共振回路に共振を継続させるためのエネルギーとなる電流を流すように切り替え制御する制御信号を生成する制御信号生成回路と、
 を備え、前記共振回路の共振周波数の発信信号を、電子ペンから送出する信号とする信号発信回路であって、
 前記制御信号生成回路は、
 前記発信信号の周期を検出する検出回路と、
 前記制御信号を、前記検出回路の検出結果に基づいた所定のタイミングで発生するための前記タイミングを生成するタイミング生成回路と、
 前記タイミング生成回路で生成されたタイミングで前記制御信号を発生し、発生した前記制御信号を前記スイッチ回路に供給する駆動回路と、
 を備えることを特徴とする発信型電子ペンの信号発信回路を提供する。
 上述の構成の請求項1の発明による発信型電子ペンの信号発信回路においては、制御信号生成回路は、検出回路で共振回路の共振周波数の発信信号の周期を検出する。そして、制御信号生成回路のタイミング生成回路は、検出回路の検出結果に基づいた所定のタイミングで制御信号を発生するためのタイミングを生成し、駆動回路は、生成されたタイミングで制御信号を発生するようにする。
 したがって、スイッチ回路の制御信号は、共振回路が浮遊容量を含む静電容量に応じた共振周波数となって周波数が変化しても、その周波数変化に追従した適切なタイミングの信号となり、共振回路を含む発振回路の発振効率の低下を防止できると共に、発信信号の周波数に影響が生じるのを防止することができる。
 この発明によれば、共振回路に、共振を継続させるためのエネルギーとなる電流を流すためのスイッチ回路の制御信号は、共振回路が浮遊容量を含む静電容量に応じた共振周波数となって周波数が変化しても、その周波数変化に追従した適切なタイミングの信号となるので、共振回路を含む発振回路の発振効率の低下を防止できると共に、発信信号の周波数に影響が生じるのを防止することができる。
この発明による発信型電子ペンと位置検出装置を備える電子機器の例を説明するための図である。 この発明による発信型電子ペンと共に使用される位置検出装置の構成例を説明するための図である。 この発明による発信型電子ペンの実施形態から送出される信号の例を説明するための図である。 この発明による発信型電子ペンの信号発信回路の実施形態を含む信号処理回路の例を示す図である。 この発明による発信型電子ペンの信号発信回路の実施形態の説明のために用いるタイミングチャートを示す図である。 この発明による発信型電子ペンの信号発信回路の実施形態の具体回路例を示す図である。 図6の例の処理動作を説明するために用いるタイミングチャートを示す図である。 この発明による発信型電子ペンの信号発信回路の実施形態を含む信号処理回路の他の例を示す図である。 発信型電子ペンの信号発信回路の回路例を示す図である。 図9の発信型電子ペンの信号発信回路の回路例の動作を説明するために用いるタイミングチャートを示す図である。
 以下、この発明による電子ペンの信号発信回路の実施形態を、図を参照しながら説明する。この発明による電子ペンの信号発信回路の実施形態を説明する前に、この発明が適用される発信型電子ペンと、当該発信型電子ペンと共に使用される位置検出装置の構成例について説明する。
 図1は、この発明が適用される一例の電子ペン10と、位置検出装置の例としてのタブレット型情報端末200の一例を示すものである。この例では、タブレット型情報端末200は、表示装置、この例ではLCD(Liquid Crystal Display)を備えると共に、当該表示装置の表示画面202Dの上部(表面側)には、静電結合方式の透明の位置検出センサを具備する位置検出装置201を備えている。また、タブレット型情報端末200は、この位置検出装置201の位置検出センサに対して静電結合方式で位置指示を行う電子ぺン10を備える。
 電子ペン10は、図示は省略するが、筒状の筐体10Cの中空部内にプリント基板を収納しており、当該プリント基板には、後述する信号発信回路が設けられている。そして、この信号発信回路で生成された送信信号が、導電性材料で構成されている芯体11を通じて送出される。
 使用者は、電子ペン10の芯体11の先端部(ペン先)11aを、位置検出装置201の位置検出センサに近づけ、あるいは位置検出センサに接触させてペン先11aに所定の筆圧を印加させた状態で、線や文字を描くなどの描画入力操作を行う。位置検出装置201は、電子ペン10からの信号を受信して、電子ペン10による描画入力を検出すると共に、当該描画入力時における電子ペン1の筆圧を検出する。
 次に、この実施形態の電子ペン10と共に使用されるタブレット型情報端末200の位置検出装置201の構成例を説明する。
 図2は、位置検出装置201の主要部の回路例を示す図である。電子ペン10は、所定の周波数の正弦波信号を用いて、位置検出用信号と、電子ペン10として重要な付加情報の例である筆圧情報やサイドスイッチ情報、更には識別情報(電子ペン10を識別する情報)とを導電性材料からなる芯体11を通じてタブレット型情報端末200に送出する。タブレット型情報端末200の位置検出装置201は、図2に示すように、位置検出センサ部21と、ペン指示検出回路22とを備えている。
 位置検出センサ部21は、下層側から順に、第1の導体群211、絶縁層(図示は省略)、第2の導体群212を積層して形成されたものである。第1の導体群211は、横方向(X軸方向)に延在した複数の第1の導体211Y、211Y、…、211Y(mは1以上の整数)を互いに所定間隔離して並列に、Y軸方向に配置したものである。
 また、第2の導体群212は、第1の導体211Y、211Y、…、211Yの延在方向に対して交差する方向、この例では直交する縦方向(Y軸方向)に延在した複数の第2の導体212X、212X、…、212X(nは1以上の整数)を互いに所定間隔離して並列に、X軸方向に配置したものである。
 なお、以下の説明において、第1の導体211Y、211Y、…、211Yについて、それぞれの導体を区別する必要がないときには、その導体を、第1の導体211Yと称する。同様に、第2の導体212X、212X、…、212Xについて、それぞれの導体を区別する必要がないときには、その導体を、第2の導体212Xと称することとする。
 位置検出センサ部21と、ペン指示検出回路22の制御回路220との間には、入出力インターフェースとされる選択回路221が設けられている。選択回路221は、制御回路220からの制御信号に基づいて、第1の導体群211Yおよび第2の導体群212Xの中からそれぞれ1本の導体を選択するように制御される。
 そして、ペン指示検出回路22は、選択回路221に接続されている増幅回路222と、バンドパスフィルタ223と、検波回路224と、サンプルホールド回路225と、AD(Analog to Digital)変換回路226と、制御回路220とからなる。
 制御回路220からの制御信号により選択回路221で選択された位置検出センサ部21の導体から、ペン指示検出回路22に入力される。ペン指示検出回路22においては、電子ペン10からの正弦波信号の変調信号からなる送信信号は、増幅回路222により増幅される。この増幅回路222の出力はバンドパスフィルタ223に供給されて、正弦波信号の周波数成分のみが抽出される。
 バンドパスフィルタ223の出力信号は検波回路224によって検波される。この検波回路224の出力信号はサンプルホールド回路225に供給されて、制御回路220からのサンプリング信号により、所定のタイミングでサンプルホールドされた後、AD変換回路226によってデジタル値に変換される。AD変換回路226からのデジタルデータは制御回路220によって読み取られ、処理される。
 制御回路220は、内部のROMに格納されたプログラムによって、サンプルホールド回路225、AD変換回路226、および選択回路221に、それぞれ制御信号を送出するように動作する。また、制御回路220は、AD変換回路226からのデジタルデータから、電子ペン10によって指示された位置検出センサ部21上の位置座標を算出する。
 この例においては、電子ペン10は、前述したように、位置検出用信号のみではなく、筆圧情報及びサイドスイッチ情報などの付加情報を含む送信データにより、正弦波信号が変調された信号をタブレット型情報端末200に送出する構成を備えている。なお、電子ペン10における筆圧の検出機構の構成や、サイドスイッチ情報を発生する機構の構成は、公知の構成を用いることができ、ここでは、その説明は省略する。
 図3(A)は、電子ペン10から送信する送信データの例を示すものである。図3(B)及び図3(C)に示すように、電子ペン10から送信される信号(正弦波信号Ss)は、この例では、連続送信期間と送信データ期間を1周期とするパターンの信号を繰り返し出力するようなものとなる。すなわち、電子ペン10から出力される信号は、図3(A)の送信データを示すデジタル信号のハイレベルを維持する一定期間の連続送信期間では、図3(B)に示すように、正弦波信号がバースト信号として連続する状態のものとなる(図3(C)の連続送信期間)。
 この連続送信期間の長さは、位置検出装置201のペン指示検出回路22において、電子ペン10による位置検出センサ部21上の指示位置を検出することが可能な時間長とされ、例えば第1の導体211Y及び第2の導体212Xの全てを1回以上、好ましくは複数回以上スキャンすることができる時間長とされる。
 この連続送信期間の終了後、電子ペン10に印加されている筆圧値の情報を複数ビットの値(2進コード)とした筆圧情報と、サイドスイッチのオン・オフ情報をサイドスイッチ情報とした1ビットあるいは複数ビットの情報と、その他、識別情報などからなる送信データを、電子ペン10は芯体11から送信する。
 すなわち、電子ペン10は、図3(A)に示すように、連続送信期間の終了後の送信データ期間において、所定の周期(Td)でハイレベルまたはローレベルとなる送信データにより、正弦波信号がASK(Amplitude Shift Keying)変調あるいはOOK(On Off Keying)変調された信号を、送信する発信信号として生成する。すなわち、図3(A)及び(B)に示すように、送信データ(2進コード)が「0」のときは、正弦波信号の送出はせず、送信データ(2進コード)が「1」のときは、正弦波信号を送出するように制御して、ASK変調信号あるいはOOK変調信号を生成する。
 このとき、連続送信期間の後の所定の周期(Td)の初回は必ずハイレベルとされ、それを図3(C)のスタート信号とする。このスタート信号は、以降の送信データの送出タイミングを位置検出装置201のペン指示検出回路22の制御回路220が正確に判定することができるようにするためのタイミング信号である。なお、このスタート信号に代えて、連続送信期間の正弦波信号のバースト信号をタイミング信号として利用することもできる。
 位置検出装置201のペン指示検出回路22においては、制御回路220は、連続送信期間の受信信号から、電子ペン10による位置検出センサ部21上での指示位置を検出する。そして、制御回路220は、連続送信期間の終了を待ち、連続送信期間の終了後のスタート信号を検出したら、送信データ期間の筆圧情報及びサイドスイッチ情報、識別情報などのその他のデータを検出して、それらを復元する動作を行う。そして、制御回路220は、電子ペン10による指示位置の検出情報と、筆圧情報と、サイドスイッチ情報と、識別情報などのその他の情報を、ホストコンピュータなどに出力するようにする。
 [この発明による電子ペンの信号発信回路の実施形態の構成例]
 図4は、この実施形態の電子ペン10の信号発信回路を含む信号処理回路の一例を示す図である。この実施形態の電子ペン10は、正弦波信号を送信するための、導電性を備える芯体11を備える。芯体11は、例えば導電性金属、あるいは導電性粉体が混入された導電性を有する樹脂材料などで構成される。図1に示したペン先11aは、芯体11の先端である。
 そして、この実施形態の電子ペン10は、一次電池あるいは二次電池を備える電源回路12により、電源電圧VDDを形成する。二次電池としては、例えばリチウムイオン電池などを用いる。また、二次電池に代えて、あるいは、二次電池と組み合わせて電気二重層キャパシタやリチウムイオンキャパシタなどの蓄電素子を用いて、電源回路12を構成してもよい。さらには、太陽電池などの自律型発電素子と、電気二重層キャパシタやリチウムイオンキャパシタなどの蓄電素子を用いて、電源回路12を構成してもよい。
 この実施形態の電子ペン10の信号処理回路は、IC(Integrated Circuit;集積回路)100と、IC100の外付け部品とからなる構成とされている。IC100は、端子101~106を備える。電源回路12からの電源電圧VDDは、端子101を通じてIC100に供給される。
 IC100と外付け部品とからなる信号処理回路は、送信データ生成回路110と、正弦波信号発生回路120と、発振制御信号生成回路130とを備える。
 送信データ生成回路110は、タブレット型情報端末200の位置検出装置201に送信する、図3(A)に示したような送信データを生成する。前述したように、送信データには、位置検出用信号の他に、電子ペン10が備える筆圧検出機構(図示は省略)で検出した筆圧の情報、電子ペン10に設けられているサイドスイッチ(図示は省略)のオン、オフ情報、メモリ(図示は省略)に記憶されている電子ペン10の識別情報などの情報を含む。
 正弦波信号発生回路120は、外付け部品としてのトランス13、共振用キャパシタ14、バイアス生成用キャパシタ15、バイアス生成用のダイオード16と、IC100内のスイッチ回路121とを備えて構成されている。スイッチ回路121は、この例では、FETで構成されている。
 トランス13は、一次巻線13aと二次巻線13bとを備える。一次巻線13aと二次巻線13bとの巻数比は、1:n(n>1で、例えばn=5)とされている。トランス13の一次巻線13aには、当該一次巻線13aからなるコイルと共にLC共振回路17を構成する共振用キャパシタ14が並列に接続されている。そして、LC共振回路17の一端は、電源電圧VDDが得られるIC100の端子104に接続され、LC共振回路17の他端は、端子105を通じてスイッチ回路121を構成するFETのドレインとの接続点P1に接続されている。
 この実施形態では、正弦波信号発生回路120は、トランス13の一次巻線13aと共振用キャパシタ14とからなるLC共振回路17と、スイッチ回路121とを含む回路により発振回路を構成する。すなわち、正弦波信号発生回路120では、LC共振回路17を用いた発振回路で発振動作がなされると共に、適宜のタイミングで、スイッチ回路121がオン・オフ制御されることで共振回路17にエネルギーが注入されて、発振回路の発振出力信号(正弦波信号)が減衰せずに、発振が継続するようにされる。
 トランス13の二次巻線13bの一端はバイアス生成用のダイオード16のカソードに接続され、このダイオード16のアノードは、接地端に接続されていると共に、IC100の端子106に接続されている。また、トランス13の二次巻線13bの他端は、バイアス生成用キャパシタ15を通じて、接地端に接続されていると共に、IC100の端子106に接続されている。そして、トランス13の二次巻線13bの一端とバイアス生成用ダイオード16のカソードとの接続点P2は、正弦波信号発生回路120の出力端とされる。
 LC共振回路17により、接続点P1には、図5(A),(C)に示すような、LC共振回路17の共振周波数(周期T)で、平均値レベルがVDD、振幅がVDDの正弦波電圧VCsが得られる。そして、トランス13の二次巻線13bの一端と、バイアス生成用ダイオード16との接続点P2には、トランス13の一次巻線13aと二次巻線13bとの巻線比1:nに応じて、接続点P1に得られる正弦波電圧VCsの振幅がn倍とされた正弦波信号Ssが得られる。
 正弦波信号発生回路120の出力端となる接続点P2は、IC100の端子103に接続されており、この接続点P2に得られる正弦波信号Ssは、端子103を通じてIC100内に供給される。この端子103は、スイッチ回路141の一端に接続されている。そして、スイッチ回路141の他端は、IC100の端子102に接続されている。端子102には、電子ペン10の、導電性材料からなる芯体11が接続されている。したがって、この例では、正弦波信号発生回路120正弦波信号Ssは、端子103と端子102との間に設けられているスイッチ回路141を通じて、芯体11に供給される。
 この実施形態では、スイッチ回路121のオン・オフ制御は、発振制御信号生成回路130からのスイッチング制御信号SWsによりなされる。
 発振制御信号生成回路130には、スイッチ回路121と、LC共振回路17の他端が接続されている端子105との接続点P1に得られる電圧VCsが供給される。発振制御信号生成回路130は、接続点P1に得られる電圧VCsを監視することで、発振回路である正弦波信号発生回路120において、正弦波信号Ssを生成するように、スイッチ回路121をオン・オフ制御するスイッチング制御信号SWsを生成する。この発振制御信号生成回路130の詳細な構成及び処理動作については後述する。
 送信データ生成回路110で生成された送信データは、発振制御信号生成回路130の動作イネーブル制御端子ENに供給されると共に、スイッチ回路141に、そのオン・オフ制御信号として供給される。
 すなわち、送信データが、例えば「1」であるときには、発振制御信号生成回路130が動作状態(イネーブル状態)とされると共に、スイッチ回路141がオンとされて、正弦波信号発生回路120からは正弦波信号Ssが発生し、この正弦波信号Ssが、スイッチ回路141を通じて芯体11に供給され、位置検出装置201に送出されるように制御される。また、送信データが、「0」であるときには、発振制御信号生成回路130が非動作状態(ディスエーブル状態)とされると共に、スイッチ回路141がオフとされて、正弦波信号発生回路120から正弦波信号Ssの発生が停止されると共に、スイッチ回路141により正弦波信号Ssの芯体11への供給が遮断されるように制御される。
 以上により、正弦波信号発生回路120から発生する正弦波信号Ssは、送信データ生成回路110で生成された送信データにより、前述したASK変調あるいはOOK変調された信号とされて芯体11に供給される。
 [発振制御信号生成回路130の構成例及び処理動作について]
 発振制御信号生成回路130は、図4に示すように、信号周期検出回路131と、タイミング生成回路132と、駆動回路133とからなり、接続点P1に得られる正弦波電圧VCsは、信号周期検出回路131に入力される。
 信号周期検出回路131は、図5(A)に示すように、正弦波電圧VCsが、電圧VDD以上となる正弦波の正側の1/2周期区間の時間長T/2(Tは正弦波電圧VCsの周期であり、図5(A)の正弦波信号VCsでは、T=Ta)を検出(計測)し、その検出結果をタイミング生成回路132に伝達する。すなわち、信号周期検出回路131は、図5(A)に示すように、正弦波電圧VCsのゼロクロス点Zc1及びゼロクロス点Zc2を検出し、その検出したゼロクロス点Zc1からゼロクロス点Zc2までの時間長を検出(計測)することで正弦波電圧VCsの1/2周期(T/2)を検出する。
 タイミング生成回路132は、信号周期検出回路131の周期検出結果(1/2周期検出結果)に基づいて、正弦波電圧VCsの負側の最大振幅時点のタイミングを生成する。この例では、図5(A)に示す正弦波電圧VCsの正側の1/2周期区間の終了時点、すなわち、ゼロクロス点Zc2から、正弦波電圧VCsの1/4周期(図5(A)の正弦波電圧VCsではTa/4)分経過した時点を、正弦波電圧VCsの負側の最大振幅時点のタイミング時点として生成する。そして、タイミング生成回路132は、生成したタイミング時点を駆動回路133に伝達する。
 駆動回路133では、タイミング生成回路132で生成されたタイミング時点でスイッチング制御信号(スイッチング制御パルス)SWsを生成し、そのスイッチング制御パルスSWsによりスイッチ回路121を駆動する。スイッチ回路121は、駆動回路133からのスイッチング制御パルスSWsのパルス幅期間でオンとなる。これにより、電源電圧VDDから、LC共振回路17の一次巻線1a及びスイッチ回路121を通じて電流が流れて、正弦波発振が継続するように励起される。
 以上のようにして、この実施形態における発振制御信号生成回路130においては、信号周期検出回路131で正弦波電圧VCsのゼロクロス点Zc1及びゼロクロス点Zc2を検出することで、正弦波電圧VCsの1/2周期を検出し、その検出結果に応じて、スイッチ回路121をオン・オフ制御するスイッチング制御パルスSWsを生成するタイミングを生成する。したがって、正弦波電圧VCsの振幅の大小に関係なく、常にスイッチング制御パルスSWsを発生させることができるので、正弦波信号発生回路120を構成する発振回路の発振を安定に継続させることができる。
 また、発振制御信号生成回路130では、正弦波電圧VCsの周期検出結果に基づいてスイッチ回路121をオン・オフ制御するスイッチング制御パルスSWsを生成するので、LC共振回路17の共振用キャパシタ14に浮遊容量が加わって共振周波数が変化することで、正弦波電圧VCsの周期(周波数)が変化しても、スイッチング制御パルスSWsは、その周期(周波数)変化に追従したものとなる。
 すなわち、正弦波電圧VCsの周期Tが、図5(C)に示すように、図5(A)の場合よりも変化して、T=Tbとなったときには、信号周期検出回路131では、この場合の正弦波電圧VCsの1/2周期としてTb/2が検出(計測)され、タイミング生成回路132では、ゼロクロス点Zc2から、この場合の正弦波電圧VCsの1/4周期であるTb/4だけ経過した時点のタイミングを生成する。したがって、スイッチング制御パルスSWsは、図5(D)に示すように、図5(C)の正弦波電圧VCsの負側の最大振幅時点で発生し、正弦波電圧VCsの周期変化に追従したものとなる。
 よって、電子ペン10を位置検出装置201に近づけることで、正弦波信号の周期変化(周波数変化)が生じても、発振回路の発振を継続させるために、エネルギーを注入するスイッチ回路121のオン・オフ制御タイミングは、その周期変化に応じたものとなるので、正弦波信号の発振効率は低下することはなく、また、正弦波信号の周波数に影響が生じることも防止される。
 そして、発振制御信号生成回路130においては、スイッチ回路121をオンに制御するタイミングを含む正弦波電圧VCsの負の半サイクル区間は、信号周期検出回路131での周期検出の対象とせずに、正の半サイクル区間により1/2周期の時間長を検出(計測)するようにしているので、正確に正弦波電圧VCsの1/2周期を検出(計測)することができ、高精度で共振周波数の変化に追従することが可能であるという効果がある。
 [発振制御信号生成回路130の具体回路例]
 次に、発振制御信号生成回路130の具体回路例を、図6に示す。また、図7に、この図6の具体回路例の動作を説明するための各部の信号のタイミングチャートを示す。
 この図6の例においては、信号周期検出回路131は、比較回路1311と、電流値がIの電流源回路1312と、切替スイッチ回路1313と、充放電用キャパシタ1314とからなる。タイミング生成回路132は、比較回路1311と、電流値が電流源回路1312の2倍の2Iである電流源回路1321と、切替スイッチ回路1322と、充放電用キャパシタ1314と、比較回路1323とからなる。比較回路1311と、充放電用キャパシタ1314とは、信号周期検出回路131と、タイミング生成回路132とで共用される。
 そして、駆動回路133は、所定の短いパルス幅のスイッチング制御パルスSWsを発生するパルス発生回路1331と、オアゲート1332と、アンドゲート1333と、スイッチ回路1334と、比較回路1311とからなる。比較回路1311は、駆動回路133でも共用される構成とされている。
 比較回路1311の負側入力端子には、正弦波電圧VCs(図7(A)参照)が供給される。また、比較回路1311の正側入力端子には、電源電圧VDDが供給される。正弦波電圧VCsは、図7(A)に示すように、平均値電圧がVDDで、振幅が2VDDの電圧である。したがって、この比較回路1311からは、正弦波電圧VCsの正の半周期区間ではローレベルとなり、負の半周期区間ではハイレベルとなる出力信号CMP(図7(D)参照)が得られる。
 この比較回路1311の出力信号CMPは、切替制御信号として、切替スイッチ回路1313及び1322に供給される。切替スイッチ回路1313及び1322は、出力信号CMPがローレベルである正弦波電圧VCsの正の半周期区間では、図6に示す切替状態となるように切り替え制御され、出力信号CMPがハイレベルである正弦波電圧VCsの負の半周期区間では、図6に示す切替状態とは逆の切替状態になるように切り替え制御される。さらに、比較回路1311の出力信号CMPは、アンドゲート1333の一方の入力端に供給される。
 切替スイッチ回路1313は、充放電用キャパシタ1314に対する充電を制御するものであり、その可動端子が電流源回路1312を通じて電源電圧VDDが得られる端子に接続されていると共に、一方の固定端子が充放電用キャパシタ1314の一端側に接続され、他方の固定端子が基準電位Vref(例えばVDD/2)が供給されている端子に接続されている。
 また、切替スイッチ回路1322は、充放電用キャパシタ1314に対する放電を制御するものであり、その可動端子が電流源回路1321を通じて接地されていると共に、一方の固定端子が充放電用キャパシタ1314の一端側に接続され、他方の固定端子が基準電位Vrefが供給されている端子に接続されている。
 充放電用キャパシタ1314の他端は、接地されていると共に、この充放電用キャパシタ1314の両端間にスイッチ回路1334が接続されている。また、充放電用キャパシタ1314の一端に得られる電圧Vint(図7(B)参照)が比較回路1323の負側入力端子に供給されると共に、比較回路1323の正側入力端子は基準電位Vrefが供給されている端子に接続されている。比較回路1323は、電圧Vintが零になった時に、パルス発生回路1331を駆動する出力信号を出力する。
 パルス発生回路1331は、電圧Vintが零になった時に比較回路1323から出力される出力信号の時点から、所定の短いパルス幅のパルス信号を発生する。このパルス発生回路1331から出力されるパルス信号が、スイッチング制御パルスSWs(図7(C)参照)とされる。
 このパルス発生回路1331からのスイッチング制御パルスSWsは、スイッチ回路121を構成するFETのゲートに供給されて、スイッチ回路121が、スイッチング制御パルスSWsのパルス幅期間のみオンに制御され、パルス幅期間以外ではオフとされる。
 パルス発生回路1331からのスイッチング制御パルスSWsは、また、オアゲート1332の一方の入力端に供給される。オアゲート1332の出力は、アンドゲート1333の他方の入力端に供給されている。そして、アンドゲート1333の出力信号が、スイッチ回路1334に、そのスイッチ制御信号として供給されていると共に、オアゲート1332の他方の入力端に供給されている。
 次に、以上のように構成されている図6の回路の動作を、図7のタイミングチャートを参照しながら説明する。
 発振制御信号生成回路130がイネーブル状態になると、比較回路1323の出力に応じてパルス発生回路1331からスイッチング制御パルスSWs(図7(C)参照)が発生する。すると、スイッチ回路121がオンとなり、LC共振回路17の一次巻線1b(コイル)を通じて電流が流れ、正弦波信号発生回路120を構成する発振回路は、正弦波発振を開始し、接続点P1に得られる正弦波電圧VCs(図7(A)参照)が上昇する。
 そして、正弦波電圧VCsが上昇して、当該正弦波電圧VCsの平均値電圧である電源電圧VDDに一致するゼロクロス点Zc1以上になると、比較回路1211の出力信号CMP(図7(D)参照)がローレベルになり、これにより、切替スイッチ回路1313及び1322が、図6の切替状態に切り替えられる。この時、比較回路1211の出力信号CMP(図7(D)参照)がローレベルであることから、アンドゲート1333の出力はローレベルとなるので、スイッチ回路1334はオフとなる。
 すると、電流源回路1312からの電流値Iの電流が、切替スイッチ回路1313を通じて充放電用キャパシタ1314に流れて、この充放電用キャパシタ1314が充電され、この充放電用キャパシタ1314の一端側に得られる電圧Vint(図7(B)参照)が、電流値Iに応じたリニアな傾きで上昇する。この電流値Iによる充放電用キャパシタ1314の充電は、正弦波電圧VCsが電圧VDD以上である正弦波電圧VCsの1/2周期の時間継続する。したがって、充放電用キャパシタ1314の一端側に得られる電圧Vintは、正弦波電圧VCsの1/2周期の時間に応じた電圧値まで上昇する。
 この図6の例では、信号周期検出回路131は、正弦波電圧VCsが、その平均値レベルVDDよりも大きくなる1/2周期の区間を時間積分する時間積分器を構成する。
 正弦波電圧VCsが、その平均値電圧である電源電圧VDDと次に一致するゼロクロス点Zc2以下になると、比較回路1211の出力信号CMP(図7(D)参照)がハイレベルになり、これにより、切替スイッチ回路1313及び1322が、図6の状態とは逆の切替状態に切り替えられる。この時、比較回路1211の出力信号CMP(図7(D)参照)がハイレベルとなっても、パルス発生回路1331からはスイッチング制御パルスSWsは発生していないので、オアゲート1332の出力がローレベルのままであることから、アンドゲート1333の出力はローレベルとなるので、スイッチ回路1334はオフのままとなる。
 すると、充放電用キャパシタ1314に対する充電が停止され、電流源回路1321で定まる電流値2Iの放電電流が、充放電用キャパシタ1314から、切替スイッチ回路1322を通じて流れて放電が開始される。したがって、この充放電用キャパシタ1314の一端側に得られる電圧Vint(図7(B)参照)は、電流値2Iに応じた充電時の2倍のリニアな傾きで降下する。この電流値2Iによる充放電用キャパシタ1314の放電は、放電電流値が充電電流値の2倍であることから、正弦波電圧VCsの1/4周期の時間で終了して、電圧Vintは零になる。すなわち、充放電用キャパシタ1314の一端側に得られる電圧Vintは、正弦波電圧VCsのゼロクロス点Zc2の時点から1/4周期の時間経過した時点で零ボルトになって、放電を終了する。
 この図6の例では、タイミング生成回路132は、正弦波電圧VCsのゼロクロス点Zc2の時点から1/4周期の区間を時間積分する時間積分器を構成する。
 そして、充放電用キャパシタ1314の一端側に得られる電圧Vint(図7(B)参照)が零ボルトになると、比較回路1323の出力により、パルス発生回路1331からスイッチング制御パルスSWs(図7(C)参照)を発生する。このため、このスイッチング制御パルスSWsのパルス幅期間でスイッチ回路121がオンとされ、前述したように、LC共振回路17を通じて電流が流れて、正弦波発振が継続するように制御される。
 そして、パルス発生回路1331からスイッチング制御パルスSWsが発生すると、このスイッチング制御パルスSWsが、オアゲート1332を通じてアンドゲート1333の他方の入力端に入力される。この時、アンドゲート1333の一方の入力端に入力されている比較回路1311の出力信号CMP(図7(D)参照)はハイレベルであるので、スイッチング制御パルスSWsは、オアゲート1332及びアンドゲート1333を通じて、遅延されながら、出力される。
 そして、アンドゲート1333の出力がオアゲート1332の他方の入力として帰還されているので、アンドゲート1333の出力は、一方の入力端に供給されている比較回路1311の出力信号CMPがハイレべルである期間は、ハイレベルとなる。そして、このアンドゲート1333の出力がハイレベルとなる期間では、スイッチ回路1334がオンとなり、充放電用キャパシタ1314に得られる電圧Vint(図7(B)参照)は、零ボルトの状態を維持する。
 そして、正弦波電圧VCsが、再び、平均値電圧である電源電圧VDD以上となるゼロクロス点Zc1以降になると、比較回路1211の出力信号CMP(図7(D)参照)がローレベルになり、これにより、切替スイッチ回路1313及び1322が、図6の切替状態に切り替えられて、前述したように、電流値Iでの充放電用キャパシタ1314への充電が開始される。その後は、上述した動作を繰り返す。
 以上のように、図6の例の発振制御信号生成回路130においては、充放電回路を用いた時間積分器により、信号周期検出回路131及びタイミング生成回路132を構成して、IC100内に、信号周期検出回路131及びタイミング生成回路132をディスクリートな回路として形成するようにした。しかし、発振制御信号生成回路130の構成は、この図6の例に限られるものではないことは言うまでもない。
 例えば、信号周期検出回路131と、タイミング生成回路132とは、それぞれカウンタで構成し、駆動回路133のパルス発生回路は、タイミング生成回路132のカウント値に基づいて、スイッチング制御パルスSWsを発生するように構成することができる。すなわち、例えば、前述の図6の比較回路1311の出力信号CMPの正の半サイクル区間(ローレベル区間)では信号周期検出回路131を構成するカウンタでカウントを行うことで1/2周期の時間の検出(計測)を行って、そのカウント値を記憶する。そして、比較回路1311の出力信号CMPの負の半サイクル区間(ハイレベル区間)になったら、タイミング生成回路132を構成するカウンタでカウントを行って、記憶している1/2周期の時間のカウント値の1/2の値、つまり1/4周期の時間に相当するカウント値になったら、スイッチング制御パルスSWsを発生させるように構成することもできる。
 この場合に、タイミング生成回路132を構成するカウンタでは、カウントするクロックの周波数を、信号周期検出回路131を構成するカウンタでカウントするクロックの周波数の2倍とするようにすれば、タイミング生成回路132を構成するカウンタでは、記憶している1/2周期の時間のカウント値になったら、スイッチング制御パルスSWsを発生させるように構成することもできる。
 また、カウンタをアップダウンカウンタとすることで、信号周期検出回路131と、タイミング生成回路132とで兼用することができる。すなわち、その場合には、例えば、前述の図6の比較回路1311の出力信号CMPの正の半サイクル区間(ローレベル区間)では、アップダウンカウンタで、所定の周波数fのクロックをアップカウントし、比較回路1311の出力信号CMPの負の半サイクル区間(ハイレベル区間)になったら、アップダウンカウンタで、前記周波数fの2倍の周波数のクロックをダウンカウントし、カウント値が「0」になったら、スイッチング制御パルスSWsを発生させるように構成すればよい。
 なお、上述のカウンタは、マイクロプロセッサの機能としてソフトウェアで構成することもできるものである。
 [その他の実施形態または変形例]
 上述の実施形態では、送信データ生成回路110で生成される送信データにより、芯体11に供給する正弦波信号をASK変調またはOOK変調する構成は、芯体11への正弦波信号Ssの信号供給路にスイッチ回路141を設け、このスイッチ回路141を、発振制御信号生成回路130のイネーブル制御(動作状態の制御)と同期してオン・オフ制御するようにしたが、これに限られるものではない。
 図8は、送信データ生成回路110で生成される送信データにより、芯体11に供給する正弦波信号をASK変調またはOOK変調する構成の他の一例である。この図8の例においては、正弦波信号発生回路120の出力端であるトランス13の二次巻線13bの一端は、芯体11に直接的に接続され、二次巻線13bの他端は接地される。
 そして、共振回路17を構成する一次巻線13a及び共振用キャパシタ14と並列にスイッチ回路142を接続する。すなわち、IC100の端子104と端子105との間にスイッチ回路142を設ける。そして、このスイッチ回路142を、送信データ生成回路100からの送信データにより、発振制御信号生成回路130のイネーブル制御と同期してオン・オフ制御する。その他の構成は、図4に示した回路構成と同様とする。
 この図8の回路構成例においては、送信データが、例えば「1」であるときには、発振制御信号生成回路130が動作状態(イネーブル状態)とされると共に、スイッチ回路141がオフとされて、共振回路17が動作状態とされる。このため、正弦波信号発生回路120では、共振回路17を備える発振回路が形成されて正弦波信号Ssを発生し、この正弦波信号Ssが、スイッチ回路141を通じて芯体11に供給され、位置検出装置201に送出される。
 また、送信データが、「0」であるときには、発振制御信号生成回路130が非動作状態(ディスエーブル状態)とされると共に、スイッチ回路141がオンとされて、共振回路17が非動作状態とされる。これにより、正弦波信号発生回路120では、共振回路17が非動作状態であるとから発振回路は形成されず、正弦波信号Ssの発生がなされないため、正弦波信号Ssの芯体11への供給が消失する。
 したがって、この図8の例においても、正弦波信号発生回路120から発生する正弦波信号Ssは、送信データ生成回路110で生成された送信データにより、前述したASK変調あるいはOOK変調された信号とされて芯体11に供給される。
 なお、図4の例では、スイッチ回路141のオン・オフ制御に同期して、送信データ生成回路110からの送信データにより発振制御信号生成回路130をイネーブル制御するようにしたが、発振制御信号生成回路130は、ディスエーブル(非動作状態)にすることなく、常にイネーブル状態(動作状態)を維持するようにしてもよい。そのようにすれば、発振制御信号生成回路130をイネーブル制御することによる電力損を防ぐことができるというメリットがある。
 このように発信制御信号生成回路130を常に動作状態にした場合には、送信データの「1」、「0」に応じてスイッチ回路141やスイッチ回路142がオンされるときとオフとされるときとで、正弦波信号発生回路120を構成する発振回路の浮遊容量が異なることから、発振周波数が変動する。しかし、上述したように、上述の実施形態では、発振周波数の変動に追従してスイッチ回路121がスイッチング制御されるので、発振効率が下がったりすることはない。
 なお、上述の実施形態では、発振制御信号生成回路130の信号周期検出回路131は、正弦波信号の1/2周期を検出するようにしたが、検出する周期は、タイミング生成回路132でスイッチング制御パルスSWsを発生するタイミングを生成する元となるものであれば、1/2周期に限られるものではなく、例えば1周期あるいは1/4周期などであってもよい。
 上述の実施形態においては、信号発信回路を含む電子ペンの信号処理回路は、ICとその外付け回路としたが、この発明の電子ペンの信号発信回路は、そのような構成に限られるものではないことは言うまでもない。
 また、以上は、電子ペンが静電結合方式の場合についてのみ説明したが、この発明は、電磁結合方式やその他の電子ペンであって、信号発信型の電子ペンの全てに適用可能である。
 10…電子ペン、11…芯体、12…電源回路、13…トランス、14…共振用キャパシタ、17…共振回路、121…スイッチ回路、130…発振制御信号生成回路、131…信号周期検出回路、132…タイミング生成回路、133…駆動回路
 

Claims (14)

  1.  コイルと共振用キャパシタとからなる共振回路と、
     前記共振回路に、共振を継続させるためのエネルギーとなる電流を流すためのスイッチ回路と、
     前記スイッチ回路を、前記共振回路に共振を継続させるためのエネルギーとなる電流を流すように切り替え制御する制御信号を生成する制御信号生成回路と、
     を備え、前記共振回路の共振周波数の発信信号を、電子ペンから送出する信号とする信号発信回路であって、
     前記制御信号生成回路は、
     前記発信信号の周期を検出する検出回路と、
     前記制御信号を、前記検出回路の検出結果に基づいた所定のタイミングで発生するための前記タイミングを生成するタイミング生成回路と、
     前記タイミング生成回路で生成されたタイミングで前記制御信号を発生し、発生した前記制御信号を前記スイッチ回路に供給する駆動回路と、
     を備えることを特徴とする発信型電子ペンの信号発信回路。
  2.  前記発信信号は正弦波信号であって、
     前記共振回路に、共振を継続させるためのエネルギーとなる電流を流すタイミングは、前記正弦波信号の負側の最大振幅時点である
     ことを特徴とする請求項1に記載の発信型電子ペンの信号発信回路。
  3.  前記検出回路は、前記正弦波信号の1/2周期を検出するものであり、
     前記タイミング生成回路は、前記検出回路での前記1/2周期の検出終了時点から、前記正弦波の1/4周期分、経過した時点を前記タイミングとして生成するものである
     ことを特徴とする請求項2に記載の発信型電子ペンの信号発信回路。
  4.  前記検出回路は、前記正弦波信号のレベルが、前記正弦波信号の平均値レベルと等しい時点を検出し、前記検出した時点の区間の長さとして、前記正弦波信号の1/2周期を検出するものであり、
     前記タイミング生成回路は、前記正弦波信号が平均値レベルよりも大きい区間の終了時点から、前記正弦波の1/4周期分、経過した時点を前記タイミングとして生成するものである
     ことを特徴とする請求項2に記載の発信型電子ペンの信号発信回路。
  5.  前記検出回路は、前記正弦波信号のレベルが、前記正弦波信号が平均値レベルよりも大きい区間を時間積分する第1の時間積分器からなり、
     前記タイミング生成回路は、前記第1の時間積分器の1/2の区間を時間積分する第2の時間積分器からなる
     ことを特徴とする請求項4に記載の発信型電子ペンの信号発信回路。
  6.  前記第1の時間積分器は、充電用キャパシタを、第1の電流値で充電する充電回路からなり、前記第2の時間積分器は、前記充電用キャパシタに充電された充電電圧を、前記第1の電流値の2倍の第2の電流値で放電する放電回路からなる
     ことを特徴とする請求項5に記載の発信型電子ペンの信号発信回路。
  7.  前記共振回路の前記コイルは、トランスの一次巻線であり、
     前記トランスの二次巻線から、前記一次巻線と前記二次巻線との巻線比に応じて増幅された前記発信信号を得る
     ことを特徴とする請求項1に記載の発信型電子ペンの信号発信回路。
  8.  前記電子ペンから送出する信号を、ASK変調信号あるいはOOK変調信号とするための回路を備える
     ことを特徴とする請求項1に記載の発信型電子ペンの信号発信回路。
  9.  前記ASK変調信号あるいはOOK変調信号とするための回路は、前記制御信号生成回路を、動作状態と非動作状態とに制御する回路を含む
     ことを特徴とする請求項1に記載の発信型電子ペンの信号発信回路。
  10.  前記ASK変調信号あるいはOOK変調信号とするための回路は、前記共振回路の共振動作を制御する回路を含む
     ことを特徴とする請求項1または請求項9に記載の発信型電子ペンの信号発信回路。
  11.  前記ASK変調信号あるいはOOK変調信号とするための回路は、前記電子ペンへの信号の送出を制御する回路を含む
     ことを特徴とする請求項1または請求項9に記載の発信型電子ペンの信号発信回路。
  12.  筐体内に信号発信回路を備える発信型電子ペンであって、
     前記信号発信回路は、
     コイルと共振用キャパシタとからなる共振回路と、
     前記共振回路に、共振を継続させるためのエネルギーとなる電流を流すためのスイッチ回路と、
     前記スイッチ回路を、前記共振回路に共振を継続させるためのエネルギーとなる電流を流すように切り替え制御する制御信号を生成する制御信号生成回路と、
     を備え、
     前記制御信号生成回路は、
     前記発信信号の周期を検出する検出回路と、
     前記制御信号を、前記検出回路の検出結果に基づいた所定のタイミングで発生するための前記タイミングを生成するタイミング生成回路と、
     前記タイミング生成回路で生成されたタイミングで前記制御信号を発生し、発生した前記制御信号を前記スイッチ回路に供給する駆動回路と、
     を備え、
     前記共振回路の共振周波数の発信信号を送出することを特徴とする発信型電子ペン。
  13.  ペン先側に導電性材料からなる部材を備え、
     前記発信信号は、前記導電性材料からなる部材を通じて送出される
     ことを特徴とする請求項12に記載の発信型電子ペン。
  14.  前記信号発信回路は、前記発信信号を、送信データに応じてASK変調あるいはOOK変調するための回路を備える
     ことを特徴とする請求項12に記載の発信型電子ペン。
     
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