WO2017183392A1 - 検査システムおよび内視鏡システム - Google Patents

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Abstract

検査時において、被検査対象の撮像素子11を設置部2aに設置した後、光学条件が異なる複数種の光学レンズ5a・・・を選択的に設置部2bに設置し、この状態において光源条件が異なる複数種の照明光を検査光源4から照射し、得られた撮像信号に基づいて黒点特性値算出部31において当該撮像素子11固有の黒点特性値を算出し、固有の黒点特性値情報を記憶部61に記憶し、さらに記憶部61から当該撮像素子11を搭載する内視鏡102のIDメモリ12に当該情報を転送する。使用時には、ビデオプロセッサ103における識別情報取得部131a、黒点特性値情報取得部131bがIDメモリ12から識別情報、黒点特性値情報を取得し、黒点特性補正部132aが撮像素子11の黒点特性を補正する。

Description

検査システムおよび内視鏡システム
 本発明は、検査システムおよび内視鏡システムに関し、特に、黒点特性値を検査する検査システムおよび内視鏡システムに関する。
 被検体の内部の被写体を撮像する内視鏡、及び、内視鏡により撮像された被写体の観察画像を生成する画像処理装置等を具備する内視鏡システムが、医療分野及び工業分野等において広く用いられている。
 上述の如き内視鏡システムにおける内視鏡においては、被写体を撮像するための固体撮像素子として、例えば、CCDイメージセンサ、CMOSイメージセンサ等の撮像素子を採用することが多い。
 ところで、これら撮像素子においては、その構造上、さまざまな原因により、いわゆる黒点欠陥等の画素欠陥が発生することが知られている。この撮像素子の黒点欠陥については、従来、撮像素子の製造時における検査、または自動検出による補正が行わることが一般的である(日本国特開2012-065069号公報)。
 しかしながら、上述した自動検出による補正では誤補正が起こる虞がある。一方、撮像素子自体の製造時における検査においては、製造工程において黒点の特性を把握して補正を行う場合は精度よく補正することができる。
 ところが、撮像素子における上記黒点は光学的な条件でその特性を変えるため、当該撮像素子が搭載される実際の製品(すなわち、内視鏡等の製品)に係る諸条件下において検査を行う必要がある。
 しかしながら、この種の撮像素子は、複数種類の製品(複数種類の内視鏡等)に搭載することが予定されることが多いが、撮像素子自体の製造時(すなわち検査時)においては、搭載される最終製品については未定である場合も多いことから、撮像素子自体の製造時における検査のみでは十分な補正精度が得られない虞があった。
 本発明は上述した事情に鑑みてなされたものであり、撮像素子自体の製造時における検査のみの情報で、当該撮像素子が製品に搭載され使用する際における黒点特性補正を精度よく行い得るための検査システムおよび内視鏡システムを提供することを目的とする。
 本発明の一態様の検査システムは、複数の光源条件のうち選択されたいずれかの光源条件に基づく照明光を照射可能な検査光源と、前記検査光源から照射された前記照射光を入光する、光学条件が異なる複数種の光学レンズを選択的に設置可能とする光学レンズ設置部と、前記光学レンズ設置部に設置された前記光学レンズに入光された、前記検査光源から照射された前記照射光を受光する被検査対象の撮像素子を設置する撮像素子設置部と、前記検査光源に係る前記複数の光源条件のうちいずれかの光源条件を選択的に切り換えるよう制御する検査光源制御部と、前記撮像素子設置部に設置された前記撮像素子を制御する撮像素子制御部と、前記光学レンズ設置部に設置された前記光学レンズ部に係る前記複数の光学条件を選択的に制御する光学レンズ制御部と、前記撮像素子設置部に設置された前記撮像素子からの撮像信号を受信する撮像信号受信部と、前記撮像信号受信部において受信した、前記撮像素子設置部に設置された前記撮像素子に係る撮像信号に基づいて当該撮像素子に係る黒点特性値を算出する黒点特性値算出部と、前記黒点特性値算出部において算出した前記黒点特性値に係る黒点特性値情報を記憶する記憶部と、具備する。
 本発明の一態様の内視鏡システムは、前記検査システムにおいて被検査対象となった撮像素子を搭載した内視鏡と、前記内視鏡を接続可能とする画像処理装置と、前記画像処理装置に設けられ、接続された前記内視鏡における前記撮像素子に係る第1の識別情報並びに前記内視鏡における光源特性および光学特性に係る第2の識別情報を取得する識別情報取得部と、前記画像処理装置に設けられ、前記検査システムにおける前記記憶部に記憶された前記黒点特性値情報のうち、前記識別情報取得部において取得された前記第1の識別情報と前記第2の識別情報との少なくとも一方の識別情報に対応する個別黒点特性値情報を取得する黒点特性値情報取得部と、前記画像処理装置に設けられ、前記黒点特性値情報取得部により取得した前記個別黒点特性値情報を用いて、前記検査システムにおいて被検査対象となった前記撮像素子の黒点特性を補正する黒点特性補正部と、を具備する。
図1は、本発明の第1の実施形態の検査システムにおける電気的な主要構成を示すブロック図である。 図2は、第1の実施形態の検査システムにおいて、撮像素子および光学レンズを設置した状態における主要構成を示す図である。 図3は、第1の実施形態の検査システムにおける、被検査対象の撮像素子の黒点特性値算出工程を示したフローチャートである。 図4は、第1の実施形態の検査システムにおいて、撮像素子の黒点特性算出時における黒点特性算出の仕方の一例を示した図である。 図5は、第1の実施形態の検査システムにおける、面順次方式対応撮像素子の黒点特性値算出に係るパラメータの一例を示した図である。 図6は、第1の実施形態の検査システムにおいて記憶した黒点特性値情報を、被検査対象である撮像素子を搭載した内視鏡に転送する様子を示したブロック図である。 図7は、第1の実施形態の検査システムの被検査対象である撮像素子を搭載する内視鏡を使用する際の内視鏡システムの主要構成を示したブロック図である。 図8は、第1の実施形態の検査システムの被検査対象である撮像素子を搭載する内視鏡を使用する際の第1の内視鏡システムにおける黒点特性補正工程を示したフローチャートである。 図9は、本発明の第2の実施形態の検査システムにおいて記憶した識別情報および黒点特性値情報を、被検査対象である撮像素子を搭載した内視鏡およびサーバに転送する様子を示したブロック図である。 図10は、第2の実施形態の検査システムの被検査対象である撮像素子を搭載する内視鏡を使用する際の第2の内視鏡システムの主要構成を示したブロック図である。 図11は、特殊光方式対応撮像素子の黒点特性値算出に係るパラメータの一例を示した図である。 図12は、ベイヤー方式の撮像素子の黒点特性値算出に係るパラメータの一例を示した図である。
 以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
 (第1の実施形態)
 まず、本発明の第1の実施形態の検査システムについて説明する。この検査システムを説明した後に、当該検査システムによって算出された情報を用いて黒点特性補正を行う内視鏡システムについて説明する。
 <検査システムについて>
 図1は、本発明の第1の実施形態の検査システムにおける電気的な主要構成を示すブロック図であり、図2は、当該第1の実施形態の検査システムにおいて、撮像素子および光学レンズを設置した状態における主要構成を示す図である。
 図1、図2に示すように、第1の実施形態の検査システム1は、被検査対象の撮像素子11の黒点特性を検査する検査装置2(図2参照)と、検査装置2に接続され当該検査装置2からの出力信号から被検査対象の撮像素子11に係る黒点特性値を算出するための検査画像処理装置3と、検査画像処理装置3において算出された前記黒点特性値に係る情報を記憶するための記憶装置6と、により主要部が構成されている。
 また、上述した検査装置2は、被検査対象の撮像素子11を設置可能とする撮像素子設置部2aと、複数種の光学レンズ5a等(図2参照)を選択的に設置可能な光学レンズ設置部2bと、複数種の照明光を照射可能な検査光源4と、検査光源4を制御する検査光源制御部22と、撮像素子設置部2aに設置された撮像素子11を制御する撮像素子制御部23と、前記撮像素子11からの撮像信号を受信する撮像信号受信部24と、光学レンズ設置部2bに設置される光学レンズ5a等を制御する光学レンズ制御部25と、これら各制御部等の制御を司る制御部21と、により主要部が構成されている。
 上述した検査装置2における検査光源4は、検査光源制御部22に制御され、所定の照明光を光学レンズ設置部2bに設置された光学レンズ5a(図2参照)等に向けて照射可能となっている。
 すなわち、前記検査光源4は、光源条件が異なる複数種の照明光のうちのいずれかの照明光を照射可能となっている。
 ここで、前記光源条件としては、互いに波長の異なる複数種の分光のいずれかを含み、本第1の実施形態においては、いわゆる面順次観察方式に対応する互いに波長の異なるR分光、G分光、B分光の照明光を想定する。
 光学レンズ設置部2bは、光学レンズ制御部25に制御され、光学条件が異なる複数種の光学レンズ、例えば、光学レンズ5a、5b、5c・・・(図2参照)を選択的に設置可能となっている。
 ここで、前記光学条件とは、本第1の実施形態においては、絞り値の異なる複数のレンズ、または、斜入射角の異なる複数のレンズを想定する。
 撮像素子設置部2aは、被検査対象である撮像素子11を設置可能となっており(図2参照)、撮像素子11が設置された際は、撮像素子11を後述する撮像素子制御部23および撮像信号受信部24に接続するようになっている。
 検査光源制御部22は、制御部21の制御下に、本第1の実施形態においては、前記検査光源4に係る上述した複数の光源条件を制御する制御部である。具体的に検査光源制御部22は、面順次観察方式に対応するR分光、G分光、B分光の照明光の切り換え制御を行う。
 撮像素子制御部23は、制御部21の制御下に、撮像素子11の駆動制御を行う制御部である。具体的に撮像素子制御部23は、前記撮像素子設置部2aに被検査対象である撮像素子11が設置され、前記検査光源4から所定の照明光が光学レンズ5a等を介して照射された際、当該撮像素子11の駆動制御を行う。
 撮像信号受信部24は、制御部21の制御下に、前記撮像素子設置部2aに撮像素子11が設置され、前記検査光源4から所定の照明光が光学レンズ5a等を介して照射された際、当該撮像素子11からの撮像信号を受信する機能を果たす共に、当該撮像信号を後段に出力する。
 光学レンズ制御部25は、制御部21の制御下に、光学条件が異なる複数種の光学レンズ、例えば、光学レンズ5a、5b、5c・・・(図2参照)が、光学レンズ設置部2bに選択的に設置されるよう制御する。
 ここで前記光学レンズ5a、5b、5c・・・等は、絞り値(Fno:a,b,c・・・)の異なる複数のレンズ、または、斜入射角(a,b,c・・・)の異なる複数のレンズを想定する。
 さらに光学レンズ制御部25は、光学レンズ設置部2bに設置された光学レンズ5a等の位置を調整する。なお、設置された光学レンズ5a等の位置調整は手動で行われるものであってもよい。
 なお、検査装置2は、制御部21の制御下に、検査光源制御部22、撮像素子制御部23、撮像信号受信部24等に係る各信号を処理する信号処理部26と、検査装置2に係る各種入出力信号を制御する入出力制御部27と、撮像信号受信部24から出力される、撮像素子11に係る撮像信号を検査画像処理装置3に向けて出力する画像出力部28と、をさらに備える。
 一方、上述した検査画像処理装置3は、被検査対象の撮像素子11に係る黒点特性値を算出する黒点特性値算出部31を有する。
 前記黒点特性値算出部31は、検査装置2から出力された、前記撮像素子11に係る撮像信号から黒点特性値を算出する。このとき、当該撮像素子11に係る撮像信号は、前記複数の光源条件と、前記複数の光学条件との少なくとも一方の条件を変えて設定された条件下における撮像信号である。
 また、記憶装置6は、黒点特性値算出部31において算出された前記黒点特性値に係る情報等を記憶する記憶部61を有する。
 前記記憶部61は、前記黒点特性値算出部31により算出された黒点特性値情報を、前記各条件と前記黒点特性値とを対応付けたテーブル情報として記憶するようになっている。このとき、前記黒点特性値情報は、前記複数の光源条件と、前記複数の光学条件との少なくとも一方の条件を変えて設定された条件下における撮像信号に基づく情報である。
 すなわち、本実施形態において前記記憶部61は、前記各条件と前記黒点特性値とを対応付けたテーブル情報を記憶するが、この情報は、被検査対象である当該個別の撮像素子11に対応した情報であり、換言すれば、当該個別の撮像素子11に紐づけれた前記各条件と前記黒点特性値とを対応付けたテーブル情報を記憶する。
 <第1の実施形態における検査システム1の作用>
 このような構成をなす本第1の実施形態の検査システム1における黒点特性値算出工程について説明する。
 図3は、第1の実施形態の検査システムにおける、被検査対象の撮像素子の黒点特性値算出工程を示したフローチャートであり、図4は、第1の実施形態の検査システムにおいて、撮像素子の黒点特性算出時における黒点特性算出の仕方の一例を示した図である。また、図5は、第1の実施形態の検査システムにおける、面順次方式対応撮像素子の黒点特性値算出に係るパラメータの一例を示した図である。
 図3に示すように、まず、検査装置2における撮像素子設置部2aに被検査対象である撮像素子11が設置される(ステップS11)。
 次いで、光学レンズ制御部25は、光学条件が異なる複数種の光学レンズ5a、5b、5c・・・を光学レンズ設置部2bに選択的に設置する(ステップS12)。具体的に光学レンズ制御部25は、光学レンズ設置部2bに第1の光学条件を有する光学レンズ(ここでは、第1の絞り値(Fno:a)を有する光学レンズ5aとする)を設置する。
 さらに光学レンズ制御部25は、制御部21の制御下に、光学レンズ設置部2bに設置された光学レンズ5aの位置を所定位置に調整する(ステップS13)。
 次に、制御部21の制御下に検査光源制御部22は、検査光源4からの照射する照明光を第1の光源条件(ここでは、面順次観察方式に対応した各色のうちR分光とする)に設定するよう光源色を変更する(ステップS14)。
 この後、検査光源4に係る第1の光源条件(R分光)、および、光学レンズ5aに係る第1の光学条件(第1の絞り値(Fno:a))が適切に設定された状態において、撮像素子制御部23は、制御部21の制御下に撮像素子11を駆動し、撮像信号受信部24は、当該撮像素子11からの撮像信号を取得する(ステップS15)。
 なお、本実施形態においては、制御部21の制御下に、検査光源制御部22、撮像素子制御部23、撮像信号受信部24が、上述したステップS14、S15を繰り返す。
 すなわち、制御部21の制御下に検査光源制御部22は、検査光源4からの照射する照明光を第2の光源条件(G分光)に設定するよう光源色を変更し(ステップS14)、撮像素子制御部23は、制御部21の制御下に撮像素子11を駆動し、撮像信号受信部24は、当該撮像素子11からの撮像信号を取得する(ステップS15)。ここで、撮像信号受信部24は、第2の光源条件(G分光)、および、第1の光学条件(第1の絞り値(Fno:a))に設定された状態における撮像信号を取得することになる。
 検査光源制御部22、撮像素子制御部23、撮像信号受信部24は、さらに、制御部21の制御下に、第3の光源条件(B分光)、および、第1の光学条件(第1の絞り値(Fno:a))に設定された状態における撮像信号を取得する(ステップS14,S15の繰り返し)。
 上述したように、このステップS14とステップS15とを、面順次観察方式に対応する各色に関して繰り返し、全色に係る撮像信号の取得が完了すると(ステップS16)、ステップS17に移行する。
 換言すると、第1の光学条件(第1の絞り値(Fno:a))に対応する全ての光源条件(R分光、G分光、B分光)に係る撮像信号の取得が完了すると(ステップS16)、制御部21は光学レンズ制御部25を制御し、変更された光学条件に応じて(例えば、光学レンズを第2の絞り値(Fno:b)の光学レンズ5bに変更)、この変更された第2の光学条件に対応する全ての光源条件(R分光、G分光、B分光)に係る撮像信号の取得を実行する(ステップS12~ステップS16の繰り返し)。
 本実施形態においては、光学条件として、別のパラメータによる光学条件を想定する。すなわち、本実施形態においては、別の光学条件として、例えば、斜入射角の異なるレンズ(具体的には、第1の斜入射角a、第2の斜入射角b・・等)を想定する。
 ステップS17において、全ての光学条件(例えば、複数の絞り値、複数の斜入射角)と全ての光源条件とに係る、すべての条件の組み合わせ(マトリックス状;図5参照)に係る撮像信号が取得されると、これらすべての撮像信号は、撮像信号受信部24から出力され、信号処理部26および画像出力部28を介して検査画像処理装置3における黒点特性値算出部31に入力される。
 この後、黒点特性値算出部31は、検査装置2側から出力された撮像信号(全ての光学条件と全ての光源条件とに係る、すべての条件の組み合わせ(マトリックス状)に係る撮像信号)を入力すると、当該撮像信号に係る全ての画像から黒点特性値を算出する(ステップS18)。
 ここで、黒点特性値算出部31は、例えば、撮像信号に係る1フレームの画素全体において、画素出力が周囲画素から一定値以上異なる画素の検出を試み、検出された画素があった場合、当該画素は黒点であるとして当該画素の出力を黒点特性値として算出する。
 そして、黒点特性値算出部31において、所定の画素が黒点であると検出され当該黒点に係る黒点特性値が算出されると、当該黒点特性値に係る情報は記憶装置6における記憶部61に伝達され、当該情報が撮像素子11に紐づけられて記憶部61に記憶される(ステップS19)。
 図5は、第1の実施形態の検査システムにおける、面順次方式対応撮像素子の黒点特性値算出に係るパラメータの一例を示した図である。
 図5に示すように、本実施形態においては、複数の光学条件(例えば、複数の絞り値(Fno)、複数の斜入射角)と全ての光源条件(R分光、G分光、B分光)とに係る、すべての条件の組み合わせに係る黒点特性値を、撮像素子11に紐づけて記憶部61に記憶するようになっている。
 ところで、本実施形態においては、上述したように複数の光学条件、および、複数の光源条件の組み合わせにおいて撮像信号を取得するが、黒点特性値算出部31は、このすべての組み合わせ条件に係る画素出力検出を実行する。
 そして、本実施形態においては、いずれか一つの光学条件または光源条件において、周囲画素から一定値以上異なる画素を検出すると、その検出された画素(すなわち、黒点)について、全ての条件における特性値を記憶部61に記憶するようになっている。
 また、この画素の検出条件は、必ずしも所定の閾値を超えた画素のみを抽出することを要しない。例えば、本実施形態においては、図4に示すように、画素Bが黒点特性の検出閾値を超える一方で、画素Aは検出閾値を超えるものでない場合も、画素A、画素B共に特性値を取得し、記憶するものとする。
 <黒点特性値情報の転送>
 図6は、第1の実施形態の検査システムにおいて記憶した黒点特性値情報を、被検査対象である撮像素子を搭載した内視鏡に転送する様子を示したブロック図である。
 詳しくは後述するが、本実施形態の検査システム1により検査された撮像素子11は、所定の内視鏡(例えば、後述する内視鏡102)に搭載されることとなる。
 そして図6に示すように、本第1の実施形態の検査システム1では、例えば、前記撮像素子11が搭載された内視鏡102の製造時等において、検査システム1における記憶部61から所定の情報を内視鏡102におけるIDメモリ12(IDメモリ12については後に詳述する)に転送するようになっている。
 具体的には、図6に示すように、例えば、前記記憶部61に記憶されたテーブル情報(すなわち、前記複数の光源条件および前記複数の光学条件に係る各条件と黒点特性値とを対応付けたテーブル情報)のうち、当該被検査対象である撮像素子11を搭載した内視鏡102に対応した個別黒点特性値情報を、前記IDメモリ12に転送するようになっている。
 ここで、本第1の実施形態の検査システム1では、前記テーブル情報を記憶部61からIDメモリ12へ転送する際に、当該撮像素子11が搭載される内視鏡102に係る光源特性(例えば、観察方式の種別であってもよい)および光学特性等の情報を取得することで、当該内視鏡102固有の光源条件および光学条件に係る黒点特性値情報をIDメモリ12に転送するようになっている。
 なお、本第1の実施形態においては、前記テーブル情報を記憶部61からIDメモリ12へ転送する際、転送先の内視鏡102に係る固有の黒点特性値情報のみをIDメモリ12に転送するものとしたが、これに限らない。
 すなわち、例えば、内視鏡102に搭載される撮像素子11に紐づけられたすべての黒点特性値情報、換言すれば、撮像素子11に関して、前記複数の光学条件および複数の光源情報すべての組み合わせ条件により算出された黒点特性値情報を、当該撮像素子11に紐づけれた情報としてIDメモリ12に転送してもよい。
 この場合、内視鏡102に接続された画像処理装置(ビデオプロセッサ103;後に詳述する)等において、当該内視鏡102に係る光源特性(上述のように、観察方式の種別であってもよい)および光学特性等の情報を取得することで、当該内視鏡102固有の光源条件および光学条件に係る黒点特性値情報を抽出することとなる。
 <内視鏡システムについて>
 次に、上述した検査システム1によって算出された情報を用いて黒点特性補正を行う内視鏡システム101について説明する。
 図7は、第1の実施形態の検査システムの被検査対象である撮像素子を搭載する内視鏡を使用する際の内視鏡システムの主要構成を示したブロック図であり、図8は、第1の実施形態の検査システムの被検査対象である撮像素子を搭載する内視鏡を使用する際の第1の内視鏡システムにおける黒点特性補正工程を示したフローチャートである。
 当該内視鏡システム101は、被検体を観察し撮像する内視鏡102と、当該内視鏡102に接続され前記撮像信号を入力し所定の画像処理を施す画像処理装置であるビデオプロセッサ103と、被検体を照明するための照明光を供給する光源装置104と、撮像信号に応じた観察画像を表示するモニタ装置105と、を有している。
 ここで内視鏡102は、上述した検査システム1の被検査対象である撮像素子11を搭載するものであるとする。
 係る内視鏡102は、図7に示すように、光源装置104から延設されたライトガイド(図示せず)の先端に形成された照明部14と、当該照明部14から照射された照明光による被写体の反射光を入光する光学系13と、光学系13における結像面に配設された前記撮像素子11と、当該内視鏡102に係る固有の識別情報等を記憶可能なIDメモリ12と、を有する。
 なお、本実施形態においては、前記光学系13は、前記照明部14により被検体に対して照射された所定の照明光(面順次光)に応じた当該被写体に係る反射光を入光するようになっている。
 前記撮像素子11は、本実施形態においてはCMOSイメージセンサにより構成され、その受光部は、入射光に応じて光を光電変換して信号電荷を生成する複数の光電変換部であるフォトダイオードを有し、当該光電変換部において生成した信号電荷に基づいて撮像信号を生成し出力するための複数の画素を備える。
 また、撮像素子11の後段には、撮像信号に対して所定の処理を行う公知の回路であって、公知のCDS(Correlation Double Sampling)回路およびアナログ/デジタル変換器(ADC)等を備え当該撮像信号をデジタル撮像信号として出力するAFE(アナログフロントエンド)、および、フォトダイオードおよびAFEに対して所定のタイミングを与えるタイミングジェネレータ(TG)等を備えるが、ここでの詳しい説明は省略する。
 そして撮像素子11は、被写体からの光学像が撮像面に結像されると、各画素に入射した光を光電変換部において光電変換して所定の撮像信号を出力するようになっている。
 内視鏡102における前記IDメモリ12は、例えば不揮発性のメモリで構成され、当該内視鏡102固有の識別情報、例えば、光学系13に係る光学特性情報、照明部14から照射する照明光に係る光源特性情報、および、撮像素子11自体の個別情報等が記憶されるようになっている。
 また、本第1の実施形態の検査システム1に対応する当該内視鏡システム101における内視鏡102においては、IDメモリ12には、前記識別情報と共に上述した当該撮像素子11に紐づけられた前記テーブル情報であって、当該内視鏡102固有の個別黒点特性値情報が記憶されるようになっている。
 すなわち、前記撮像素子11が搭載された内視鏡102の製造時等において、検査システム1における記憶部61に記憶された、当該撮像素子11に紐づけられた前記テーブル情報(すなわち、前記複数の光源条件および前記複数の光学条件に係る各条件と黒点特性値とを対応付けたテーブル情報)のうち、内視鏡102における光学特性および光源特性に対応した光源条件および光学条件に係る黒点特性値情報がIDメモリ12に転送されるようになっている。
 また、図7に示すように、ビデオプロセッサ103は、当該ビデオプロセッサ103における諸回路を制御する制御部131を有する。
 制御部131は、前記内視鏡102の識別情報(例えば、光学系13に係る光学特性情報、照明部14から照射する照明光に係る光源特性情報、および、撮像素子11自体の個別情報等)を取得する識別情報取得部131aを有する。
 また、制御部131は、当該撮像素子11に紐づけられた黒点特性値情報(すなわち、前記複数の光源条件および前記複数の光学条件に係る各条件と黒点特性値とを対応付けたテーブル情報)のうち、内視鏡102における光学特性および光源特性に対応した光源条件および光学条件に係る個別の黒点特性値情報を取得する黒点特性値情報取得部131bを有する。
 なお、上述したように、前記内視鏡102の「識別情報」および「個別黒点特性値情報」は、本実施形態においては、いずれも内視鏡102におけるIDメモリ12に記憶されている。そして、ビデオプロセッサ103に前記内視鏡102が接続された際に、前記識別情報取得部131aが前記「識別情報」を取得し、また、黒点特性値情報取得部131bが当該取得された前記「識別情報」に対応する前記「個別黒点特性値情報」を取得するようになっている。
 また、ビデオプロセッサ103は、内視鏡102からの撮像信号を入力し、所定の画像処理を施す画像処理部132を有する。
 前記画像処理部132は、前記黒点特性値情報取得部131bにより取得した前記個別黒点特性値情報を用いて、前記検査システム1において被検査対象となった前記撮像素子11の黒点特性を補正する黒点特性補正部132aを有する。
 また、光源装置104は、光源144と、光源ドライバ142と、回転フィルタ146と、駆動部145と、駆動ドライバ143と、光源制御部141と、を備える。
 光源144は、白色LED(Light Emitting Diode)またはキセノンランプ等を用いて構成され、光源制御部141の制御のもと、白色光を発生する。
 光源ドライバ142は、光源144に対して光源制御部141の制御のもとで電流を供給することにより、光源144に白色光を発生させる。光源144が発生した光は、回転フィルタ146および集光レンズ(図示せず)および前記ライトガイドを経由して内視鏡102の照明部14から照射される。
 回転フィルタ146は、光源144が発した白色光の光路上に配置され、回転することにより光源144が発する白色光を所定の波長帯域を有する光のみを透過させる。具体的には、回転フィルタ146は、赤色光(R)、緑色光(G)および青色光(B)のそれぞれの波長帯域を有する光を透過させる赤色フィルタ146R、緑色フィルタ146Gおよび青色フィルタ146Bを有する。
 駆動部145は、ビデオプロセッサ103から送信される同期信号を基準として回転フィルタ146を回転動作させる。駆動ドライバ143は、光源制御部141の制御のもと、駆動部145に所定の電流を供給する。
 光源制御部141は、ビデオプロセッサ103における制御部131から送信された調光信号に従って光源144に供給する電流量を制御する。また、光源制御部141は、駆動ドライバ143を介して駆動部145を駆動することにより、回転フィルタ146を回転させる。
 なお、本実施形態においては、面順次方式に対応するため光源装置104は、上述の如き白色光の1つの光源144と回転フィルタ146等を用いて構成したが、これに限らず、RGBの各色に対応した複数のLEDを用いることで、面順次方式に対応するものであってもよい。
 モニタ装置105は、映像ケーブルを介してビデオプロセッサ103が生成した体内画像をビデオプロセッサ103から受信して表示する機能を有する。
 <第1の実施形態における内視鏡システム101の作用>
 このような構成をなす第1の内視鏡システム101における黒点特性補正工程について説明する。
 図8は、第1の実施形態の検査システムの被検査対象である撮像素子を搭載する内視鏡を使用する際の第1の内視鏡システムにおける黒点特性補正工程を示したフローチャートである。
 図8に示すように、ビデオプロセッサ103における識別情報取得部131aは、内視鏡102が接続されると、当該内視鏡102内に配設されたIDメモリ12から当該内視鏡102に係る前記「識別情報」を取得する(ステップS21)。
 このとき、識別情報取得部131aは、光学系13に係る光学特性情報(レンズ特性情報)を取得する(ステップS22)と共に、照明部14から照射する照明光に係る光源特性情報(光原色情報)を取得する(ステップS23)。また、識別情報取得部131aは、さらに撮像素子11自体の識別情報も取得する。
 次に、ビデオプロセッサ103における黒点特性値情報取得部131bは、当該撮像素子11に紐づけられた黒点特性値情報(すなわち、前記複数の光源条件および前記複数の光学条件に係る各条件と黒点特性値とを対応付けたテーブル情報)のうち、内視鏡102における光学特性および光源特性に対応した光源条件および光学条件に係る個別の黒点特性値情報(補正用特性値情報)を取得し、黒点特性を算出する(ステップS24)。
 この後、ビデオプロセッサ103の画像処理部132に、撮像素子11からの撮像信号(画像信号)が入力すると(ステップS25)、黒点特性補正部132aは、黒点特性値情報取得部131bにおいて算出された黒点特性に基づいて、当該撮像信号をR分光、G分光、B分光それぞれに対応したフレーム毎に補正する(ステップS26)。
 ここで、黒点特性補正部132aにおける黒点補正方法としては、本実施形態においては、黒点特性値情報取得部131bにおいて算出した黒点の増減率の逆数を当該黒点画素出力に掛ける手法を採用する。
 また、本実施形態の検査システム1に係る第1の内視鏡システム101において黒点特性補正部132aは、ビデオプロセッサ103に内視鏡102が接続された際、当該内視鏡102から出力された撮像信号に基づいて、当該撮像信号が、いずれの波長特性を有する照明光の照射によって得られたものであるか否かを判別する。
 具体的に黒点特性補正部132aは、当該撮像信号が、R分光、G分光またはB分光のいずれの照明光(光源)によるものであるかを判別し、その判別結果に応じて撮像フレーム毎に、前記黒点特性値情報取得部131bにより取得した前記個別黒点特性値情報を用いて、当該撮像素子11の黒点特性を補正するようになっている。
 以上説明したように、本第1の実施形態の検査システム1および内視鏡システム101によると、検査システム1における検査時において、被検査対象の撮像素子11を設置部2aに設置した後、光学条件が異なる複数種の光学レンズ5a、5b、5cを選択的に設置部2bに設置し、この状態において光源条件が異なる複数種の照明光を検査光源4から照射し、撮像信号受信部24で得られた撮像信号に基づいて黒点特性値算出部31において当該撮像素子11固有の黒点特性値を算出し、算出した固有の黒点特性値情報を記憶部61に記憶し、さらに記憶部61から当該撮像素子11を搭載する内視鏡102のIDメモリ12に当該情報を転送する。
 また、内視鏡システム101における実際の使用時には、ビデオプロセッサ103における識別情報取得部131a、黒点特性値情報取得部131bがIDメモリ12から識別情報、黒点特性値情報を取得し、黒点特性補正部132aが撮像素子11の黒点特性を補正するので、撮像素子自体の製造時における検査のみの情報で、当該撮像素子が製品に搭載され使用する際における黒点特性補正を精度よく行い得るための検査システムおよび内視鏡システムを提供することができる。
 <第1変形例>
 ところで、第1の実施形態の検査システム1では、前記テーブル情報を記憶部61からIDメモリ12へ転送する際に、当該撮像素子11が搭載される内視鏡102に係る光源特性(例えば、観察方式の種別)および光学特性等の情報を取得することで、当該内視鏡102固有の光源条件および光学条件に係る黒点特性値情報をIDメモリ12に転送することとした。
 すなわち、本第1の実施形態においては、前記テーブル情報を記憶部61からIDメモリ12へ転送する際、転送先の内視鏡102に係る「個別の黒点特性値情報」のみをIDメモリ12に転送するものとした。
 これに対して本実施形態の第1変形例の検査システムおよび内視鏡システムは、撮像素子11に紐づけられたすべての黒点特性値情報、換言すれば、撮像素子11に関して、前記複数の光学条件および複数の光源情報すべての組み合わせ条件により算出された「すべての黒点特性値情報」を、当該撮像素子11に紐づけれた情報としてIDメモリ12に転送することを特徴とする。
 そして当該第1変形例の内視鏡システム101は、内視鏡102に接続されたビデオプロセッサ103における識別情報取得部131aにおいて、まず、当該内視鏡102内に配設されたIDメモリ12から当該内視鏡102に係る前記「識別情報」を取得する。
 このとき、識別情報取得部131aは、第1の実施形態に係る内視鏡システム101と同様に、内視鏡102に係る識別情報、すなわち、光学系13に係る光学特性情報(レンズ特性情報)を取得すると共に、照明部14から照射する照明光に係る光源特性情報(光原色情報)を取得し、さらに、撮像素子11自体の識別情報も取得する。
 次に、第1変形例の内視鏡システム101は、ビデオプロセッサ103における黒点特性値情報取得部131bにおいて、前記識別情報取得部131aにより取得した内視鏡102に係る各識別情報に基づいて、上述した「すべての黒点特性値情報」から当該内視鏡102に係る「個別の黒点特性値情報」を抽出し、黒点特性を算出する。
 すなわち、第1変形例に係る黒点特性値情報取得部131bは、識別情報取得部131aにおいて取得した前記識別情報に基づいて、IDメモリ12に記憶されている、当該撮像素子11に紐づけられた「すべての黒点特性値情報」(すなわち、前記複数の光源条件および前記複数の光学条件に係る各条件と黒点特性値とを対応付けたすべてのテーブル情報)から、内視鏡102における光学特性および光源特性に対応した光源条件および光学条件に係る「個別の黒点特性値情報」を抽出し、黒点特性を算出する。
 この後、ビデオプロセッサ103の画像処理部132に、撮像素子11からの撮像信号(画像信号)が入力すると、第1の実施形態と同様に、黒点特性補正部132aは、黒点特性値情報取得部131bにおいて算出された黒点特性に基づいて、当該撮像信号をR分光、G分光、B分光それぞれに対応したフレーム毎に補正する。
 以上説明したように、本第1変形例によっても第1の実施形態と同様に、撮像素子自体の製造時における検査のみの情報で、当該撮像素子が製品に搭載され使用する際における黒点特性補正を精度よく行い得るための検査システムおよび内視鏡システムを提供することができる。
 <第2変形例>
 ところで、上述した第1の実施形態の検査システム1および第1の内視鏡システム101においては、内視鏡102におけるIDメモリ12に、当該内視鏡102における光学特性および光源特性に対応した光源条件および光学条件に係る「個別の黒点特性値情報」が記憶されていることを前提とした。
 すなわち、検査システム1における記憶部61には、撮像素子11に紐づけられたすべての黒点特性値情報、換言すれば、撮像素子11に関して、前記複数の光学条件および複数の光源情報すべての組み合わせ条件により算出された黒点特性値情報が記憶される一方で、内視鏡102におけるIDメモリ12には、当該内視鏡102における光学特性および光源特性に対応した光源条件および光学条件に係る「個別の黒点特性値情報」が転送されている。
 一方、上述した第1変形例に係る検査システムにおいては、内視鏡102におけるIDメモリ12には、上述したように、内視鏡102に搭載される撮像素子11に紐づけられたすべての黒点特性値情報、換言すれば、撮像素子11に関して、前記複数の光学条件および複数の光源情報すべての組み合わせ条件により算出された「すべての黒点特性値情報」が転送されている。
 そして、第1変形例に係る内視鏡システムにおいては、黒点特性値情報取得部131bにおいて、識別情報取得部131aにおいて取得した前記識別情報に基づいて、IDメモリ12に記憶されている「すべての黒点特性値情報」(撮像素子11に紐づけられたすべてのテーブル情報)から、当該内視鏡102における光学特性および光源特性に対応した光源条件および光学条件に係る「個別の黒点特性値情報」を抽出する。
 このように、第1の実施形態の検査システムおよび内視鏡システム、並びに、第1変形例の検査システムおよび内視鏡システムのいずれにおいても、黒点特性値情報取得部131bは、当該内視鏡102における光学特性および光源特性に対応した光源条件および光学条件に係る「個別の黒点特性値情報」を取得することができる
 これに対して第2変形例の検査システムおよび内視鏡システムは、第1変形例の如く、内視鏡102のIDメモリ12に、「すべての黒点特性値情報」(撮像素子11に紐づけられたすべてのテーブル情報)が転送されている一方で、その「すべての黒点特性値情報」の中に当該内視鏡102における光学特性および光源特性に対応した光源条件および光学条件に係る「個別の黒点特性値情報」が含まれていない場合においても、所定の黒点補正を行うことを特徴とする。
 すなわち、第2変形例の検査システムおよび内視鏡システムは、ビデオプロセッサ103における黒点特性値情報取得部131bにおいて、内視鏡102のIDメモリ12に記憶した「すべての黒点特性値情報」から、当該内視鏡102における光学特性および光源特性に対応した光源条件および/または光学条件に近似した黒点特性値を2つ以上取得する。
 その後、黒点特性補正部132aは、黒点特性値情報取得部131bにおいて取得した前記2つ以上の近似された黒点特性値情報から所定の黒点特性値を推定する。さらに、黒点特性補正部132aは、当該推定した黒点特性値を用いて、撮像素子11からの撮像信号(画像信号)に係る黒点特性を補正する。
 以上説明したように、本第2変形例の検査システムおよび内視鏡システムによると、黒点特性値情報取得部131bにおいて、当該内視鏡102における光学特性および光源特性に対応した光源条件および光学条件に係る「個別の黒点特性値情報」を取得することができない場合であっても、第1の実施形態と同様に、撮像素子自体の製造時における検査のみの情報で、当該撮像素子が製品に搭載され使用する際における黒点特性補正を精度よく行い得るための検査システムおよび内視鏡システムを提供することができる。
 <第2の実施形態>
 次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
 図9は、本発明の第2の実施形態の検査システムにおいて記憶した黒点特性値情報を、被検査対象である撮像素子を搭載した内視鏡およびサーバに転送する様子を示したブロック図であり、図10は、第2の実施形態の検査システムの被検査対象である撮像素子を搭載する内視鏡を使用する際の第2の内視鏡システムの主要構成を示したブロック図である。
 本第2の実施形態の検査システムおよび内視鏡システムは、その基本的な構成は第1の実施形態と同様であり、検査システムにおける記憶部に記憶した黒点特性値情報の転送先が異なり、かつ、内視鏡システムにいて当該黒点特性値情報の入手経路が異なるのみである。したがって、ここでは第1の実施形態との差異のみの説明にとどめ、共通する部分の説明については省略する。
 図9に示すように、本第2の実施形態においても、記憶装置6は、黒点特性値算出部31において算出された前記黒点特性値に係る情報等を記憶する記憶部61を有する。そして、前記記憶部61は、前記黒点特性値算出部31により算出された黒点特性値情報を、前記各条件と前記黒点特性値とを対応付けたテーブル情報として記憶するようになっている。
 すなわち、本第2の実施形態においても、前記記憶部61は、撮像素子11に紐づけれた前記各条件と前記黒点特性値とを対応付けたテーブル情報(黒点特性値情報)を記憶する。
 <第2実施形態における黒点特性値情報の転送>
 本第2の実施形態の検査システムでは、記憶部61に記憶された前記黒点特性値情報は、所定のネットワークを経由して外部のサーバ106に転送されるようになっている。すなわち、本第2の実施形態においては、撮像素子11に紐づけられた「すべての黒点特性値情報」の全部または一部が記憶装置6の記憶部61からサーバ106に転送されるようになっている。
 なお、本第2の実施形態においては、検査システム1における記憶部61からサーバ106に対しては、一被検査対象である撮像素子11に係る黒点特性値情報のみを転送するものとしたが、サーバ106には、他の被検査対象である他の撮像素子に係る黒点特性値情報についても格納可能となっている。
 この他の撮像素子に係る黒点特性値情報は、当該検査システム1から送信されるものであってもよいし、他の検査システムから送信されるものであってもよい。
 一方、内視鏡102におけるIDメモリ12には、当該内視鏡102の識別情報(例えば、光学系13に係る光学特性情報、照明部14から照射する照明光に係る光源特性情報、および、撮像素子11自体の個別情報等)が記憶される。
 なお、記憶装置6の記憶部61から前記サーバ106に対して上述したように黒点特性値情報を転送する際に、並行して、当該黒点特性値情報(または、個別黒点特性値情報)を内視鏡102におけるIDメモリ12に転送しても良い。
 <第2の実施形態の内視鏡システムについて>
 次に、上述した第2の実施形態に係る検査システムによって算出された情報を用いて黒点特性補正を行う第2の実施形態に係る内視鏡システム201について説明する。
 図10は、第2の実施形態の検査システムの被検査対象である撮像素子を搭載する内視鏡を使用する際の第2の内視鏡システムの主要構成を示したブロック図である。
 当該第2の内視鏡システム201は、第1の実施形態と同様に、被検体を観察し撮像する内視鏡102と、当該内視鏡102に接続され前記撮像信号を入力し所定の画像処理を施す画像処理装置であるビデオプロセッサ103と、被検体を照明するための照明光を供給する光源装置104と、撮像信号に応じた観察画像を表示するモニタ装置105と、を有する共に、前記サーバ106を有している。
 また、図10に示すように、本第2の実施形態においてビデオプロセッサ103は、諸回路を制御すると共に、識別情報取得部131aおよび黒点特性値情報取得部131bを含む制御部131を備える。また、制御部131は、所定のネットワークを介して前記サーバ106と接続されている。
 第2の内視鏡システム201において識別情報取得部131aは、前記内視鏡102の識別情報(例えば、光学系13に係る光学特性情報、照明部14から照射する照明光に係る光源特性情報、および、撮像素子11自体の個別情報等)を取得する。
 一方、第2の内視鏡システム201において黒点特性値情報取得部131bは、所定のネットワークを介して前記サーバ106を接続され、当該サーバ106に記憶されている「すべての黒点特性値情報」の全部または一部を読み出し可能となっている。
 すなわち、本第2の実施形態において黒点特性値情報取得部131bは、当該撮像素子11に紐づけられた黒点特性値情報(すなわち、前記複数の光源条件および前記複数の光学条件に係る各条件と黒点特性値とを対応付けたテーブル情報)の全部、または、一部を読み出し可能となっている。
 そして黒点特性値情報取得部131bは、ビデオプロセッサ103に前記内視鏡102が接続された際に、前記識別情報取得部131aによって取得した内視鏡102に係る「識別情報」に対応する「個別黒点特性値情報」をサーバ106から読み出すようになっている。
 <第2の実施形態における内視鏡システム201の作用>
 このような構成をなす第2の内視鏡システム201における黒点特性補正工程について簡単に説明する。
 ビデオプロセッサ103における識別情報取得部131aは、内視鏡102が接続されると、当該内視鏡102内に配設されたIDメモリ12から当該内視鏡102に係る前記「識別情報」を取得する。
 このとき、識別情報取得部131aは、光学系13に係る光学特性情報(レンズ特性情報)を取得すると共に、照明部14から照射する照明光に係る光源特性情報(光原色情報)を取得する。また、識別情報取得部131aは、さらに撮像素子11自体の識別情報も取得する。
 次に、ビデオプロセッサ103における黒点特性値情報取得部131bは、所定のネットワークを経由してサーバ106と接続し、撮像素子11に紐づけられた黒点特性値情報(すなわち、前記複数の光源条件および前記複数の光学条件に係る各条件と黒点特性値とを対応付けたテーブル情報)のうち、識別情報取得部131aによる前記「識別情報」に応じて、内視鏡102における光学特性および光源特性に対応した光源条件および光学条件に係る個別の黒点特性値情報(補正用特性値情報)を読み出し、黒点特性を算出する。
 この後、ビデオプロセッサ103の画像処理部132に、撮像素子11からの撮像信号(画像信号)が入力すると、第1の実施形態と同様に、黒点特性補正部132aは、黒点特性値情報取得部131bにおいて算出された黒点特性に基づいて、当該撮像信号をR分光、G分光、B分光それぞれに対応したフレーム毎に補正する。
 以上説明したように、本第2の実施形態の検査システム1および内視鏡システム201では、検査システム1において検査され取得された、撮像素子11に係る「黒点特性値情報」の全部または一部を外部のサーバ106に格納するようにした。
 これにより本第2の実施形態は、上述した第1の実施形態においては必須の工程であった、内視鏡102の製造時等における内視鏡102(のIDメモリ12)への黒点特性値情報の転送工程を省くことができ、本発明の作用効果をより広範囲な内視鏡システムにおいて実現することができる。
 なお、上記各実施形態(変形例)においては、面順次光源による観察方式を採用するものとしたが、これに限らず、LED光源等によるPWM制御を行う例、または特殊光観察としての狭帯域光観察(NBI:Narrow Band Imaging)、赤外光観察(IRI:InfraRed Imaging)もしくは蛍光観察(AFI:Auto Fluorescence Imaging)等の観察方式を採用する例にも適用できる。
 図11は、特殊光方式対応撮像素子の黒点特性値算出に係るパラメータの一例を示した図であり、図12は、ベイヤー方式の撮像素子の黒点特性値算出に係るパラメータの一例を示した図である。
 例えば、内視鏡システムとして特殊光観察方式としての狭帯域光観察方式を適用する場合、前記光源条件として、第1の実施形態における面順次方式に代えて、図11に示すように、それぞれ狭帯域光であるG’分光とB’分光を適用することができる。
 または、内視鏡システムとしてベイヤー方式の撮像素子を採用する内視鏡を擁し、かつ、通常光(白色光)と特殊光(NBI光)による同時式観察方式を適用する場合、前記光源条件として、第1の実施形態における面順次方式に代えて、図12に示すように、通常光(白色光による分光(W分光))と特殊光(NBI分光)を適用することができる。
 本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変えない範囲において、種々の変更、改変等が可能である。
 本出願は、2016年4月22日に日本国に出願された特願2016-86420号を優先権主張の基礎として出願するものであり、上記の開示内容は、本願明細書、請求の範囲に引用されるものとする。

Claims (15)

  1.  複数の光源条件のうち選択されたいずれかの光源条件に基づく照明光を照射可能な検査光源と、
     前記検査光源から照射された前記照射光を入光する、光学条件が異なる複数種の光学レンズを選択的に設置可能とする光学レンズ設置部と、
     前記光学レンズ設置部に設置された前記光学レンズに入光された、前記検査光源から照射された前記照射光を受光する被検査対象の撮像素子を設置する撮像素子設置部と、
     前記検査光源に係る前記複数の光源条件のうちいずれかの光源条件を選択的に切り換えるよう制御する検査光源制御部と、
     前記撮像素子設置部に設置された前記撮像素子を制御する撮像素子制御部と、
     前記光学レンズ設置部に設置された前記光学レンズ部に係る前記複数の光学条件を選択的に制御する光学レンズ制御部と、
     前記撮像素子設置部に設置された前記撮像素子からの撮像信号を受信する撮像信号受信部と、
     前記撮像信号受信部において受信した、前記撮像素子設置部に設置された前記撮像素子に係る撮像信号に基づいて当該撮像素子に係る黒点特性値を算出する黒点特性値算出部と、
     前記黒点特性値算出部において算出した前記黒点特性値に係る黒点特性値情報を記憶する記憶部と、
     を具備することを特徴とする検査システム。
  2.  前記黒点特性値算出部は、前記複数の光源条件と、前記複数の光学条件との少なくとも一方の条件を変えて設定された条件下において前記撮像素子に係る黒点特性値を算出する
     ことを特徴とする請求項1に記載の検査システム。
  3.  前記記憶部は、前記複数の光源条件と、前記複数の光学条件との少なくとも一方の条件を変えて設定された条件下において前記黒点特性値算出部により算出された前記黒点特性値に係る黒点特性値情報を、前記条件と前記黒点特性値とを対応付けたテーブル情報として記憶する
     ことを特徴とする請求項1に記載の検査システム。
  4.  前記複数の光源条件は、互いに波長特性の異なる複数種の分光のいずれかを含む
     ことを特徴とする請求項1に記載の検査システム。
  5.  前記複数の光源条件は、面順次方式に対応した波長特性の異なるR分光、G分光またはB分光のいずれかを含む
     ことを特徴とする請求項4に記載の検査システム。
  6.  前記複数の光源条件は、特殊観察光に係る波長特性を有する光を含む
     ことを特徴とする請求項1に記載の検査システム。
  7.  前記複数の光学条件は、絞り値の異なる光学レンズ系を含む
     ことを特徴とする請求項1に記載の検査システム。
  8.  前記複数の光学条件は、斜入射角の異なる光学レンズ系を含む
     ことを特徴とする請求項1に記載の検査システム。
  9.  請求項1に記載の検査システムにおいて被検査対象となった撮像素子を搭載した内視鏡と、
     前記内視鏡を接続可能とする画像処理装置と、
     前記画像処理装置に設けられ、接続された前記内視鏡における前記撮像素子に係る第1の識別情報並びに前記内視鏡における光源特性および光学特性に係る第2の識別情報を取得する識別情報取得部と、
     前記画像処理装置に設けられ、前記検査システムにおける前記記憶部に記憶された前記黒点特性値情報のうち、前記識別情報取得部において取得された前記第1の識別情報と前記第2の識別情報との少なくとも一方の識別情報に対応する個別黒点特性値情報を取得する黒点特性値情報取得部と、
     前記画像処理装置に設けられ、前記黒点特性値情報取得部により取得した前記個別黒点特性値情報を用いて、前記検査システムにおいて被検査対象となった前記撮像素子の黒点特性を補正する黒点特性補正部と、
     を具備することを特徴とする内視鏡システム。
  10.  前記内視鏡は、当該内視鏡個別の識別情報を記憶するIDメモリであって、少なくとも前記第1の識別情報および前記第2の識別情報を記憶可能なIDメモリを有する
     ことを特徴とする請求項9に記載の内視鏡システム。
  11.  前記識別情報取得部は、前記画像処理装置に前記内視鏡が接続された際、当該内視鏡における前記IDメモリに記憶された前記第1の識別情報および前記第2の識別情報を取得する
     ことを特徴とする請求項10に記載の内視鏡システム。
  12.  前記IDメモリは、さらに、前記検査システムにおける前記記憶部に記憶された前記黒点特性値情報のうち、当該内視鏡に搭載する個別の撮像素子に対応付けられる前記個別黒点特性値情報を記憶可能とする
     ことを特徴とする請求項10に記載の内視鏡システム。
  13.  前記識別情報取得部は、前記画像処理装置に前記内視鏡が接続された際、当該内視鏡における前記IDメモリに記憶された前記第1の識別情報および前記第2の識別情報を取得し、
     前記黒点特性値情報取得部は、前記第1の識別情報および前記第2の識別情報に応じて、前記IDメモリに記憶された前記個別黒点特性値情報を取得し、
     前記黒点特性補正部は、取得した前記個別黒点特性値情報を用いて当該内視鏡に搭載する前記個別撮像素子の黒点特性を補正する
     ことを特徴とする請求項12に記載の内視鏡システム。
  14.  前記黒点特性補正部は、前記画像処理装置に前記内視鏡が接続された際、当該画像処理装置における光源制御信号に基づいて当該内視鏡から出力された撮像信号が、いずれの波長特性を有する照明光の照射によって得られたものであるか否かを判別し、当該判別結果に応じて撮像フレーム毎に、前記黒点特性値情報取得部により取得した前記個別黒点特性値情報を用いて、前記検査システムにおいて被検査対象となった前記撮像素子の黒点特性を補正する
     ことを特徴とする請求項9に記載の内視鏡システム。
  15.  前記黒点特性値情報取得部は、前記光源条件または前記光学条件に対応した黒点特性値情報が前記記憶部に記憶されていない場合には、当該記憶部に記憶された、前記光源条件または前記光学条件に近似した黒点特性値を2つ以上取得し、
     前記黒点特性補正部は、前記黒点特性値情報取得部で取得した前記2つ以上の近似された黒点特性値情報から所定の黒点特性値を推定し、当該推定した黒点特性値を用いて、前記検査システムにおいて被検査対象となった前記撮像素子の黒点特性を補正する
     ことを特徴とする請求項9に記載の内視鏡システム。
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