WO2017179202A1 - 送信機 - Google Patents

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安藤 暢彦
檜枝 護重
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Abstract

第1の信号生成回路(1)が、デジタル信号である第1の送信信号に対する歪み補償処理を実施し、歪み補償処理後の第1の送信信号における信号成分の一部を抑圧してから、歪み補償処理後の第1の送信信号をアナログ信号に変換し、第2の信号生成回路(2)が、デジタル信号である第2の送信信号に対する歪み補償処理を実施し、歪み補償処理後の第2の送信信号における信号成分の一部を抑圧してから、歪み補償処理後の第2の送信信号をアナログ信号に変換する。

Description

送信機
 この発明は、複数の信号を送信する送信機に関するものである。
 送信機から送信される複数の信号の伝送速度を高速化させる方法として、複数の送信信号を異なる周波数帯域を使用して伝送する方法がある。
 ただし、周波数の利用効率を高めるには、複数の送信信号の伝送に用いる周波数帯域が可能な限り隣接している必要がある。
 送信機では、一般的にデジタルアナログ変換器(以下、「D/A変換器」と称する)及び電力増幅器を備えており、D/A変換器がデジタル信号である送信信号をアナログ信号に変換したのち、電力増幅器がD/A変換器によりアナログ信号に変換された送信信号を増幅する。
 これにより、送信機の電力増幅器により増幅された送信信号が空間に放射されるが、電力増幅器により増幅された送信信号の信号帯域の外側、即ち、送信信号の信号帯域に隣接している帯域に歪みが発生することがある。この歪みはリグロースと呼ばれ、電力増幅器の非線形特性に起因するものである。
 リグロースと呼ばれる歪みが発生する場合、複数の送信信号の伝送に用いる周波数帯域を近づけると、このリグロースが隣接している周波数帯域で伝送される送信信号に影響を与えて、信号品質の劣化を招くため、このリグロースを抑圧する必要がある。
 以下の非特許文献1には、歪み補償回路を用いて、リグロースを抑圧している送信機が開示されている。
Kenle Chen, "Highly Linear and Highly Efficient Dual-Carrier Power Amplifier Based on Low-Loss RF Carrier Combiner," IEEE TRANSACTIONS ON MICROWAVE THEORY AND TECHNIQUES, VOL. 62, NO. 3, MARCH 2014.
 従来の送信機は以上のように構成されているので、歪み補償回路を用いれば、リグロースを抑圧することができる。しかし、リグロースを抑圧するには、送信信号の信号帯域を含む広い帯域幅の信号成分を歪み補償成分として電力増幅器に与える必要がある。具体的には、送信信号における信号帯域の3倍以上の歪み補償成分を電力増幅器に与える必要がある。広い帯域幅の歪み補償成分を電力増幅器に与えるには、D/A変換器では、広い帯域幅の歪み補償成分をアナログ信号に変換する必要があるため、送信信号の信号帯域だけをアナログ信号に変換する場合の動作速度より速い速度で動作する必要がある。このため、D/A変換器の消費電力が増加してしまうという課題があった。
 この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、D/A変換器の動作速度を抑えても、リグロースを抑圧することができる送信機を得ることを目的とする。
 この発明に係る送信機は、デジタル信号である第1の送信信号をアナログ信号に変換し、アナログ信号に変換した第1の送信信号を増幅する第1の信号生成回路と、デジタル信号である第2の送信信号をアナログ信号に変換し、アナログ信号に変換した第2の送信信号を増幅する第2の信号生成回路と、第1の信号生成回路により増幅された第1の送信信号と第2の信号生成回路により増幅された第2の送信信号を合成する合成器とを備え、第1の信号生成回路が、デジタル信号である第1の送信信号に対する歪み補償処理を実施し、歪み補償処理後の第1の送信信号における信号成分の一部を抑圧してから、歪み補償処理後の第1の送信信号をアナログ信号に変換し、第2の信号生成回路が、デジタル信号である第2の送信信号に対する歪み補償処理を実施し、歪み補償処理後の第2の送信信号における信号成分の一部を抑圧してから、歪み補償処理後の第2の送信信号をアナログ信号に変換するようにしたものである。
 この発明によれば、第1の信号生成回路が、デジタル信号である第1の送信信号に対する歪み補償処理を実施し、歪み補償処理後の第1の送信信号における信号成分の一部を抑圧してから、歪み補償処理後の第1の送信信号をアナログ信号に変換し、第2の信号生成回路が、デジタル信号である第2の送信信号に対する歪み補償処理を実施し、歪み補償処理後の第2の送信信号における信号成分の一部を抑圧してから、歪み補償処理後の第2の送信信号をアナログ信号に変換するように構成したので、第1及び第2の送信信号をアナログ信号に変換する変換器の動作速度を抑えても、リグロースを抑圧することができる効果がある。
この発明の実施の形態1による送信機を示す構成図である。 送信信号生成部11により生成される第1の送信信号を示す説明図である。 DPD部12により歪み補償処理が実施された第1の送信信号を示す説明図である。 フィルタ13により信号成分が抑圧された第1の送信信号を示す説明図である。 周波数変換部14により周波数が変換された第1の送信信号を示す説明図である。 ミクサ17により周波数が変換された第1の送信信号を示す説明図である。 電力増幅器18により増幅された第1の送信信号を示す説明図である。 フィルタ23により信号成分が抑圧された第2の送信信号を示す説明図である。 周波数変換部24により周波数が変換された第2の送信信号を示す説明図である。 ミクサ27により周波数が変換された第2の送信信号を示す説明図である。 電力増幅器28により増幅された第2の送信信号を示す説明図である。 合成器3から出力された合成信号を示す説明図である。 この発明の実施の形態2による送信機を示す構成図である。 DPD部22により歪み補償処理が実施された第2の送信信号を示す説明図である。 スペクトラム反転部31から出力された第2の送信信号を示す説明図である。 フィルタ32により信号成分が抑圧された第2の送信信号を示す説明図である。 周波数変換部24により周波数が変換された第2の送信信号を示す説明図である。 ミクサ33により周波数が変換された第2の送信信号を示す説明図である。 電力増幅器28により増幅された第2の送信信号を示す説明図である。 この発明の実施の形態3による送信機を示す構成図である。 この発明の実施の形態3による他の送信機を示す構成図である。 周波数変換部43により周波数が変換された第3の送信信号を示す説明図である。 ミクサ46により周波数が変換された第3の送信信号を示す説明図である。 電力増幅器47により増幅された第3の送信信号を示す説明図である。 合成器5から出力された合成信号を示す説明図である。
 以下、この発明をより詳細に説明するために、この発明を実施するための形態について、添付の図面にしたがって説明する。
実施の形態1.
 図1はこの発明の実施の形態1による送信機を示す構成図である。
 図1において、第1の信号生成回路1はデジタル信号である第1の送信信号をアナログ信号に変換し、アナログ信号に変換した第1の送信信号を増幅する回路である。
 即ち、第1の信号生成回路1はデジタル信号である第1の送信信号に対する歪み補償処理を実施し、歪み補償処理後の第1の送信信号における信号成分の一部を抑圧してから、歪み補償処理後の第1の送信信号をアナログ信号に変換し、アナログ信号に変換した第1の送信信号を増幅する。
 第2の信号生成回路2はデジタル信号である第2の送信信号をアナログ信号に変換し、アナログ信号に変換した第2の送信信号を増幅する回路である。
 即ち、第2の信号生成回路2はデジタル信号である第2の送信信号に対する歪み補償処理を実施し、歪み補償処理後の第2の送信信号における信号成分の一部を抑圧してから、歪み補償処理後の第2の送信信号をアナログ信号に変換し、アナログ信号に変換した第2の送信信号を増幅する。
 合成器3は第1の信号生成回路1により増幅された第1の送信信号と第2の信号生成回路2により増幅された第2の送信信号を合成する。
 送信信号生成部11はデジタル信号である第1の送信信号を生成し、第1の送信信号をDPD(Digital Pre-Distortion)部12に出力する。
 この実施の形態1では、送信信号生成部11により生成される第1の送信信号の信号帯域幅がBWであるものとする。
 DPD部12は送信信号生成部11から出力された第1の送信信号に対する歪み補償処理を実施することで、電力増幅器18の非線形特性に起因して発生するリグロース、即ち、電力増幅器18から出力される第1の送信信号における信号帯域の外側に発生する歪みを事前に補償する第1の歪み補償部である。
 フィルタ13はDPD部12により歪みが補償された第1の送信信号における信号成分のうち、周波数がカットオフ周波数-fIF1(第1のカットオフ周波数)以下の信号成分を抑圧する第1のフィルタである。
 フィルタ13のカットオフ周波数-fIF1は第1の送信信号における信号帯域の下限周波数-f0.5×BWより低い周波数である。
 周波数変換部14はフィルタ13により信号成分が抑圧された第1の送信信号の中心周波数が+fIF1になるように、第1の送信信号の周波数を変換する第1の周波数変換部である。
 D/A変換器15は周波数変換部14により周波数が変換された第1の送信信号をアナログ信号に変換する第1のデジタルアナログ変換器である。
 局部発振源16は周波数がfLO1の局部発振信号を出力する発振器である。
 ミクサ17はD/A変換器15によりアナログ信号に変換された第1の送信信号に、局部発振源16から出力された周波数fLO1の局部発振信号を乗算する第1の混合器である。
 電力増幅器18はミクサ17により局部発振信号が乗算された第1の送信信号を増幅し、増幅後の第1の送信信号を合成器3に出力する第1の電力増幅器である。
 送信信号生成部21はデジタル信号である第2の送信信号を生成し、第2の送信信号をDPD部22に出力する。
 この実施の形態1では、送信信号生成部21により生成される第2の送信信号の信号帯域幅がBWであるものとする。
 DPD部22は送信信号生成部21から出力された第2の送信信号に対する歪み補償処理を実施することで、電力増幅器28の非線形特性に起因して発生するリグロース、即ち、電力増幅器28から出力される第2の送信信号における信号帯域の外側に発生する歪みを事前に補償する第2の歪み補償部である。
 フィルタ23はDPD部22により歪みが補償された第2の送信信号における信号成分のうち、周波数がカットオフ周波数+fIF2(第2のカットオフ周波数)以上の信号成分を抑圧する第2のフィルタである。
 フィルタ23のカットオフ周波数+fIF2は第2の送信信号における信号帯域の上限周波数+f0.5×BWより高い周波数である。
 周波数変換部24はフィルタ23により信号成分が抑圧された第2の送信信号の中心周波数が1.5×BWになるように、第2の送信信号の周波数を変換する第2の周波数変換部である。
 D/A変換器25は周波数変換部24により周波数が変換された第2の送信信号をアナログ信号に変換する第2のデジタルアナログ変換器である。
 局部発振源26は周波数がfLO2の局部発振信号を出力する発振器である。
 ミクサ27はD/A変換器25によりアナログ信号に変換された第2の送信信号に、局部発振源26から出力された周波数fLO2の局部発振信号を乗算する第2の混合器である。
 電力増幅器28はミクサ27により局部発振信号が乗算された第2の送信信号を増幅し、増幅後の第2の送信信号を合成器3に出力する第2の電力増幅器である。
 次に動作について説明する。
 この実施の形態1では、説明の便宜上、送信機におけるデジタル信号処理領域でのサンプリング周波数がfであるものとする。
 また、デジタル信号処理領域における送信信号生成部11,21、DPD部12,22、フィルタ13,23及び周波数変換部14,24で取り扱われる信号が複素ベースバンド信号であり、送信信号生成部11,21、DPD部12,22、フィルタ13,23及び周波数変換部14,24から出力される信号の周波数範囲が-f/2~+f/2であるものとする。
 最初に、第1の信号生成回路1の処理内容を説明する。
 第1の信号生成回路1の送信信号生成部11は、デジタル信号である第1の送信信号として、信号帯域幅がBWの第1の送信信号を生成し、第1の送信信号をDPD部12に出力する。
 図2は送信信号生成部11により生成される第1の送信信号を示す説明図である。
 図2の例では、第1の送信信号の中心周波数が0であり、周波数が-f0.5×BWから+f0.5×BWの範囲に信号成分が存在している。
 DPD部12は、送信信号生成部11から第1の送信信号を受けると、第1の送信信号に対する歪み補償処理を実施することで、電力増幅器18の非線形特性に起因して発生するリグロース、即ち、電力増幅器18から出力される第1の送信信号における信号帯域の外側に発生する歪みを事前に補償する。
 図3はDPD部12により歪み補償処理が実施された第1の送信信号を示す説明図である。
 図3の例では、DPD部12により歪み補償処理が実施されることで、第1の送信信号の帯域幅が3×BWに広がっている。
 歪み補償処理後の第1の送信信号における帯域幅の下限周波数が-f1.5×BW、第1の送信信号における帯域幅の上限周波数が+f1.5×BWである。
 なお、図3では、説明の便宜上、帯域幅が広がっている歪み補償処理後の第1の送信信号のほかに、歪み補償処理前の第1の送信信号も描画している。図4~6でも同様である。
 フィルタ13は、DPD部12から歪み補償処理後の第1の送信信号を受けると、歪み補償処理後の第1の送信信号における信号成分のうち、周波数がカットオフ周波数-fIF1以下の信号成分を抑圧する。
 図4はフィルタ13により信号成分が抑圧された第1の送信信号を示す説明図である。
 フィルタ13のカットオフ周波数-fIF1は、送信信号生成部11から出力された第1の送信信号における信号帯域の下限周波数-f0.5×BWより低い周波数であり、かつ、周波数-f/2より高い周波数である。
 このため、フィルタ13によって、歪み補償処理後の第1の送信信号における信号成分のうち、周波数が-f1.5×BWから-fIF1の範囲の信号成分が抑圧されている。
 周波数変換部14は、フィルタ13から信号成分が抑圧された第1の送信信号を受けると、第1の送信信号の中心周波数が+fIF1になるように、第1の送信信号の周波数を変換する。
 図5は周波数変換部14により周波数が変換された第1の送信信号を示す説明図である。
 図5の例では、周波数変換部14により周波数が変換されることで、第1の送信信号における帯域幅の下限周波数が0、第1の送信信号における帯域幅の上限周波数がBIF1+1.5×BWになっている。
 D/A変換器15は、周波数変換部14から周波数が変換された第1の送信信号を受けると、その第1の送信信号をアナログ信号に変換し、アナログ信号に変換した第1の送信信号をミクサ17に出力する。
 ここで、フィルタ13が実装されていない場合、DPD部12により歪みが補償された第1の送信信号の周波数が周波数変換部14によって変換され、周波数変換部14により周波数が変換された第1の送信信号がD/A変換器15に入力される。
 周波数変換部14により周波数が変換された第1の送信信号の帯域幅Bは、下記の式(1)に示すように、3×BWであるため、帯域幅が3×BWの第1の送信信号がD/A変換器15に入力される。
  B=3×BW               (1)
 これにより、D/A変換器15の動作速度であるサンプリング周波数がFDA1_OLDであるとすると、D/A変換器15のサンプリング周波数FDA1_OLDは、下記の式(2)を満足している必要がある。
  FDA1_OLD>B×2=6×BW    (2)
 この実施の形態1では、フィルタ13が実装されているため、図5に示すように、周波数変換部14により周波数が変換された第1の送信信号の帯域幅がBであるとすると、帯域幅Bは、下記の式(3)に示すように、第1の送信信号の下限周波数である0から中心周波数+fIF1までの帯域幅であるBIF1と、第1の送信信号の中心周波数+fIF1から上限周波数までの帯域幅である1.5×BWとの和になる。
  B=BIF1+1.5×BW        (3)
 これにより、D/A変換器15の動作速度であるサンプリング周波数がFDA1であるとすると、D/A変換器15のサンプリング周波数FDA1は、下記の式(4)を満足している必要がある。
  FDA1>B×2             (4)
 ただし、フィルタ13によってカットオフ周波数-fIF1以下の信号成分を抑圧されているため、第1の送信信号の下限周波数である0から中心周波数+fIF1までの帯域幅であるBIF1は、下記の式(5)に示すように、1.5×BWより狭くなっている。
  BIF1<1.5×BW           (5)
 したがって、周波数変換部14により周波数が変換された第1の送信信号の帯域幅Bは、3×BWより狭くなるため、式(4)の右辺であるB×2は、6×BWより狭くなる。
  B×2<6×BW             (6)
 フィルタ13が実装されていない場合のサンプリング周波数FDA1_OLDとして、式(2)を満足する最小のサンプリング周波数を選択するとすれば、サンプリング周波数FDA1_OLDは、6×BWより僅かに高い周波数となる。
 一方、フィルタ13が実装されている場合のサンプリング周波数FDA1として、式(4)を満足する最小のサンプリング周波数を選択するとすれば、式(6)より、サンプリング周波数FDA1は、6×BWより低い周波数となる。
  FDA1<6×BW             (7)
 このため、この実施の形態1におけるD/A変換器15のサンプリング周波数FDA1は、下記の式(8)に示すように、フィルタ13が実装されていない場合のサンプリング周波数FDA1_OLDより低くなる。
  FDA1<FDA1_OLD         (8)
 したがって、この実施の形態1では、フィルタ13が実装されていない場合より、D/A変換器15の動作速度を下げることができる。
 局部発振源16は、周波数がfLO1の局部発振信号をミクサ17に出力する。
 ミクサ17は、D/A変換器15からアナログ信号に変換された第1の送信信号を受けると、その第1の送信信号に局部発振源16から出力された周波数fLO1の局部発振信号を乗算することで、第1の送信信号の周波数を変換する。
 そして、ミクサ17は、周波数変換後の第1の送信信号として、下記の式(9)に示すように、第1の送信信号の中心周波数+fIF1と、局部発振信号の周波数fLO1との和の周波数fMIX1の信号を電力増幅器18に出力する。
  fMIX1=fIF1+fLO1       (9)
 図6はミクサ17により周波数が変換された第1の送信信号を示す説明図である。
 電力増幅器18は、ミクサ17から中心周波数がfMIX1の第1の送信信号を受けると、その第1の送信信号を増幅して、増幅後の第1の送信信号を合成器3に出力する。
 図7は電力増幅器18により増幅された第1の送信信号を示す説明図である。
 電力増幅器18の非線形特性に起因して、リグロースである歪みが発生するが、電力増幅器18の出力信号である増幅後の第1の送信信号に歪みが生じないように、DPD部12によって事前に歪みが補償されているため、電力増幅器18の出力信号には歪みが生じていない。
 次に、第2の信号生成回路2の処理内容を説明する。
 第2の信号生成回路2の送信信号生成部21は、デジタル信号である第2の送信信号として、信号帯域幅がBWの第2の送信信号を生成し、第2の送信信号をDPD部22に出力する。
 この実施の形態1では、第2の送信信号のスペクトラムは、第1の送信信号のスペクトラムと同様に、図2のようなスペクトラムであるものとする。
 DPD部22は、送信信号生成部21から第2の送信信号を受けると、第2の送信信号に対する歪み補償処理を実施することで、電力増幅器28の非線形特性に起因して発生するリグロース、即ち、電力増幅器28から出力される第2の送信信号における信号帯域の外側に発生する歪みを事前に補償する。
 DPD部22により歪み補償処理が実施された第2の送信信号のスペクトラムは、第1の送信信号のスペクトラムと同様に、図3のようになる。
 フィルタ23は、DPD部22から歪み補償処理後の第2の送信信号を受けると、歪み補償処理後の第2の送信信号における信号成分のうち、周波数がカットオフ周波数+fIF2以上の信号成分を抑圧する。
 図8はフィルタ23により信号成分が抑圧された第2の送信信号を示す説明図である。
 フィルタ23のカットオフ周波数+fIF2は、送信信号生成部21から出力された第2の送信信号における信号帯域の上限周波数+f0.5×BWより高い周波数であり、かつ、周波数+f/2より低い周波数である。
 このため、フィルタ23によって、歪み補償処理後の第2の送信信号における信号成分のうち、カットオフ周波数+fIF2から周波数+f1.5×BWの範囲の信号成分が抑圧される。
 なお、図8では、説明の便宜上、歪み補償処理後の第2の送信信号のほかに、歪み補償処理前の第2の送信信号も描画している。図9,10でも同様である。
 周波数変換部24は、フィルタ23から信号成分が抑圧された第2の送信信号を受けると、第2の送信信号の中心周波数が+f1.5×BWになるように、第2の送信信号の周波数を変換する。
 図9は周波数変換部24により周波数が変換された第2の送信信号を示す説明図である。
 周波数変換部24により周波数が変換されることで、第2の送信信号における帯域幅の下限周波数が0、第2の送信信号における帯域幅の上限周波数が1.5×BW+BIF2になる。
 D/A変換器25は、周波数変換部24から周波数が変換された第2の送信信号を受けると、その第2の送信信号をアナログ信号に変換し、アナログ信号に変換した第2の送信信号をミクサ27に出力する。
 ここで、フィルタ23が実装されていない場合、DPD部22により歪みが補償された第2の送信信号の周波数が周波数変換部24によって変換され、周波数変換部24により周波数が変換された第2の送信信号がD/A変換器25に入力される。
 周波数変換部24により周波数が変換された第2の送信信号の帯域幅Bは、下記の式(10)に示すように、3×BWであるため、帯域幅が3×BWの第2の送信信号がD/A変換器25に入力される。
  B=3×BW               (10)
 これにより、D/A変換器25の動作速度であるサンプリング周波数がFDA2_OLDであるとすると、D/A変換器25のサンプリング周波数FDA2_OLDは、下記の式(11)を満足している必要がある。
  FDA2_OLD>B×2=6×BW    (11)
 この実施の形態1では、フィルタ23が実装されているため、図9に示すように、周波数変換部24により周波数が変換された第2の送信信号の帯域幅がBであるとすると、帯域幅Bは、下記の式(12)に示すように、第2の送信信号の下限周波数である0から中心周波数+f1.5×BWまでの帯域幅である1.5×BWと、第2の送信信号の中心周波数+f1.5×BWから上限周波数までの帯域幅であるBIF2との和になる。
  B=1.5×BW+BIF2        (12)
 これにより、D/A変換器25の動作速度であるサンプリング周波数がFDA2であるとすると、D/A変換器25のサンプリング周波数FDA2は、下記の式(13)を満足している必要がある。
  FDA2>B×2             (13)
 ただし、フィルタ23によってカットオフ周波数+fIF2以上の信号成分を抑圧されているため、第2の送信信号の中心周波数+f1.5×BWから上限周波数までの帯域幅であるBIF2は、下記の式(14)に示すように、1.5×BWより狭くなっている。
  BIF2<1.5×BW           (14)
 したがって、周波数変換部24により周波数が変換された第2の送信信号の帯域幅Bは、3×BWより狭くなるため、式(13)の右辺であるB×2は、6×BWより狭くなる。
  B×2<6×BW             (15)
 フィルタ23が実装されていない場合のサンプリング周波数FDA2_OLDとして、式(11)を満足する最小のサンプリング周波数を選択するとすれば、サンプリング周波数FDA2_OLDは、6×BWより僅かに高い周波数となる。
 一方、フィルタ23が実装されている場合のサンプリング周波数FDA2として、式(13)を満足する最小のサンプリング周波数を選択するとすれば、式(15)より、サンプリング周波数FDA2は、6×BWより低い周波数となる。
  FDA2<6×BW             (16)
 このため、この実施の形態1におけるD/A変換器25のサンプリング周波数FDA2は、下記の式(17)に示すように、フィルタ23が実装されていない場合のサンプリング周波数FDA2_OLDより低くなる。
  FDA2<FDA2_OLD         (17)
 したがって、この実施の形態1では、フィルタ23が実装されていない場合より、D/A変換器25の動作速度を下げることができる。
 局部発振源26は、周波数がfLO2の局部発振信号をミクサ27に出力する。
 ミクサ27は、D/A変換器25からアナログ信号に変換された第2の送信信号を受けると、その第2の送信信号に局部発振源26から出力された周波数fLO2の局部発振信号を乗算することで、第2の送信信号の周波数を変換する。
 そして、ミクサ27は、周波数変換後の第2の送信信号として、下記の式(18)に示すように、第2の送信信号の中心周波数+f1.5×BWと、局部発振信号の周波数fLO2との和の周波数fMIX2の信号を電力増幅器28に出力する。
  fMIX2=f1.5×BW+fLO2    (18)
 図10はミクサ27により周波数が変換された第2の送信信号を示す説明図である。
 電力増幅器28は、ミクサ27から中心周波数がfMIX2の第2の送信信号を受けると、その第2の送信信号を増幅して、増幅後の第2の送信信号を合成器3に出力する。
 図11は電力増幅器28により増幅された第2の送信信号を示す説明図である。
 電力増幅器28の非線形特性に起因して、リグロースである歪みが発生するが、電力増幅器28の出力信号である増幅後の第2の送信信号に歪みが生じないように、DPD部22によって事前に歪みが補償されているため、電力増幅器28の出力信号には歪みが生じていない。
 合成器3は、第1の信号生成回路1の電力増幅器18により増幅された第1の送信信号と、第2の信号生成回路2の電力増幅器28により増幅された第2の送信信号とを合成し、第1の送信信号と第2の送信信号との合成信号を図示せぬアンテナ等に出力する。
 図12は合成器3から出力された合成信号を示す説明図である。
 ただし、電力増幅器18により増幅された第1の送信信号の中心周波数fMIX1と、電力増幅器28により増幅された第2の送信信号の中心周波数fMIX2との間に、下記の式(19)に示すような関係が成立するように、局部発振源16,26から出力される局部発振信号の周波数fLO1,fLO2が設定されているものとする。
  fMIX2=fMIX1+BW        (19)
 以上で明らかなように、この実施の形態1によれば、第1の信号生成回路1が、デジタル信号である第1の送信信号に対する歪み補償処理を実施し、歪み補償処理後の第1の送信信号における信号成分の一部を抑圧してから、歪み補償処理後の第1の送信信号をアナログ信号に変換し、第2の信号生成回路2が、デジタル信号である第2の送信信号に対する歪み補償処理を実施し、歪み補償処理後の第2の送信信号における信号成分の一部を抑圧してから、歪み補償処理後の第2の送信信号をアナログ信号に変換するように構成したので、第1及び第2の送信信号をアナログ信号に変換するD/A変換器15,25の動作速度を抑えても、リグロースを抑圧することができる効果を奏する。
実施の形態2.
 上記実施の形態1では、フィルタ23が、DPD部22により歪みが補償された第2の送信信号における信号成分のうち、周波数がカットオフ周波数+fIF2以上の信号成分を抑圧するものを示したが、この実施の形態2では、DPD部22により歪みが補償された第2の送信信号におけるスペクトラムを反転し、スペクトラム反転後の第2の送信信号における信号成分のうち、周波数がカットオフ周波数-fIF2以下の信号成分を抑圧するものについて説明する。
 図13はこの発明の実施の形態2による送信機を示す構成図であり、図13において、図1と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
 スペクトラム反転部31はDPD部22により歪みが補償された第2の送信信号におけるスペクトラムを反転し、スペクトラム反転後の第2の送信信号をフィルタ32に出力する。
 フィルタ32はスペクトラム反転部31によりスペクトラムが反転された第2の送信信号における信号成分のうち、周波数がカットオフ周波数-fIF2以下の信号成分を抑圧する第2のフィルタである。
 ミクサ33はD/A変換器25によりアナログ信号に変換された第2の送信信号に、局部発振源26から出力された周波数fLO2の局部発振信号を乗算する第2の混合器である。
 次に動作について説明する。
 第1の信号生成回路1の処理内容は、上記実施の形態1と同様であるため説明を省略する。
 以下、第2の信号生成回路2の処理内容を説明する。
 第2の信号生成回路2の送信信号生成部21は、上記実施の形態1と同様に、信号帯域幅がBWの第2の送信信号を生成し、第2の送信信号をDPD部22に出力する。
 DPD部22は、送信信号生成部21から第2の送信信号を受けると、第2の送信信号に対する歪み補償処理を実施することで、電力増幅器28の非線形特性に起因して発生するリグロース、即ち、電力増幅器28から出力された第2の送信信号における信号帯域の外側に発生する歪みを事前に補償する。
 図14はDPD部22により歪み補償処理が実施された第2の送信信号を示す説明図である。
 図14の例では、DPD部22により歪み補償処理が実施されることで、第2の送信信号の帯域幅が3×BWに広がっている。
 歪み補償処理後の第2の送信信号における帯域幅の下限周波数が-f1.5×BW、第2の送信信号における帯域幅の上限周波数が+f1.5×BWである。
 なお、図14では、説明の便宜上、帯域幅が広がっている歪み補償処理後の第2の送信信号のほかに、歪み補償処理前の第2の送信信号も描画している。図15~18でも同様である。
 スペクトラム反転部31は、DPD部22から歪み補償処理後の第2の送信信号を受けると、歪み補償処理後の第2の送信信号におけるスペクトラムを反転し、スペクトラム反転後の第2の送信信号をフィルタ32に出力する。
 図15はスペクトラム反転部31から出力された第2の送信信号を示す説明図である。
 スペクトラム反転部31によるスペクトラムの反転は、歪み補償処理後の第2の送信信号の中心周波数である周波数0を対称軸にして、周波数が+方向の信号成分と周波数が-方向の信号成分とを入れ替えるものである。
 このため、図14と図15を比較すると、第2の送信信号の中心周波数を対称軸にして、図中、スペクトラムが左右反転している。
 フィルタ32は、スペクトラム反転部31からスペクトラム反転後の第2の送信信号を受けると、スペクトラム反転後の第2の送信信号における信号成分のうち、周波数がカットオフ周波数-fIF2以下の信号成分を抑圧する。
 図16はフィルタ32により信号成分が抑圧された第2の送信信号を示す説明図である。
 フィルタ32のカットオフ周波数-fIF2は、送信信号生成部21から出力された第2の送信信号における信号帯域の下限周波数-f0.5×BWより低い周波数であり、かつ、周波数-f/2より高い周波数である。
 このため、フィルタ32によって、スペクトラム反転後の第2の送信信号における信号成分のうち、周波数が-f1.5×BWから-fIF2の範囲の信号成分が抑圧される。
 周波数変換部24は、フィルタ32から信号成分が抑圧された第2の送信信号を受けると、第2の送信信号の中心周波数が+fIF2になるように、第2の送信信号の周波数を変換する。
 図17は周波数変換部24により周波数が変換された第2の送信信号を示す説明図である。
 周波数変換部24により周波数が変換されることで、第2の送信信号における帯域幅の下限周波数が0、第2の送信信号における帯域幅の上限周波数がBIF2+1.5×BWになる。
 D/A変換器25は、周波数変換部24から周波数が変換された第2の送信信号を受けると、その第2の送信信号をアナログ信号に変換し、アナログ信号に変換した第2の送信信号をミクサ33に出力する。
 ここで、フィルタ32が実装されていない場合、DPD部22により歪みが補償された第2の送信信号の周波数が周波数変換部24によって変換され、周波数変換部24により周波数が変換された第2の送信信号がD/A変換器25に入力される。ただし、説明の簡単化のため、帯域幅の変化を伴わないスペクトラム反転部31の存在を無視している。
 周波数変換部24により周波数が変換された第2の送信信号の帯域幅Bは、下記の式(20)に示すように、3×BWであるため、帯域幅が3×BWの第2の送信信号がD/A変換器25に入力される。
  B=3×BW                (20)
 これにより、D/A変換器25の動作速度であるサンプリング周波数がFDA2_OLDであるとすると、D/A変換器25のサンプリング周波数FDA2_OLDは、下記の式(21)を満足している必要がある。
  FDA2_OLD>B×2=6×BW     (21)
 この実施の形態2では、フィルタ32が実装されているため、図17に示すように、周波数変換部24により周波数が変換された第2の送信信号の帯域幅がBであるとすると、帯域幅Bは、下記の式(22)に示すように、第2の送信信号の下限周波数である0から中心周波数+fIF2までの帯域幅であるBIF2と、第2の送信信号の中心周波数+fIF2から上限周波数までの帯域幅である1.5×BWとの和になる。
  B=1.5×BW+BIF2         (22)
 これにより、D/A変換器25の動作速度であるサンプリング周波数がFDA2であるとすると、D/A変換器25のサンプリング周波数FDA2は、下記の式(23)を満足している必要がある。
  FDA2>B×2              (23)
 ただし、フィルタ32によってカットオフ周波数-fIF2以下の信号成分を抑圧されているため、第2の送信信号の下限周波数である0から中心周波数+fIF2までの帯域幅であるBIF2は、下記の式(24)に示すように、1.5×BWより狭くなっている。
  BIF2<1.5×BW            (24)
 したがって、周波数変換部24により周波数が変換された第2の送信信号の帯域幅Bは、3×BWより狭くなるため、式(23)の右辺であるB×2は、6×BWより狭くなる。
  B×2<6×BW              (25)
 フィルタ32が実装されていない場合のサンプリング周波数FDA2_OLDとして、式(21)を満足する最小のサンプリング周波数を選択するとすれば、サンプリング周波数FDA2_OLDは、6×BWより僅かに高い周波数となる。
 一方、フィルタ32が実装されている場合のサンプリング周波数FDA2として、式(23)を満足する最小のサンプリング周波数を選択するとすれば、式(25)より、サンプリング周波数FDA2は、6×BWより低い周波数となる。
  FDA2<6×BW              (26)
 このため、この実施の形態2におけるD/A変換器25のサンプリング周波数FDA2は、下記の式(27)に示すように、フィルタ32が実装されていない場合のサンプリング周波数FDA2_OLDより低くなる。
  FDA2<FDA2_OLD          (27)
 したがって、この実施の形態2では、フィルタ32が実装されていない場合より、D/A変換器25の動作速度を下げることができる。
 局部発振源26は、周波数がfLO2の局部発振信号をミクサ33に出力する。
 ミクサ33は、D/A変換器25からアナログ信号に変換された第2の送信信号を受けると、その第2の送信信号に局部発振源26から出力された周波数fLO2の局部発振信号を乗算することで、第2の送信信号の周波数を変換する。
 そして、ミクサ33は、周波数変換後の第2の送信信号として、下記の式(28)に示すように、第2の送信信号の中心周波数+fIF2と、局部発振信号の周波数fLO2との差の周波数fMIX2の信号を電力増幅器28に出力する。
  fMIX2=fIF2-fLO2        (28)
 図18はミクサ33により周波数が変換された第2の送信信号を示す説明図である。
 第2の送信信号の中心周波数+fIF2と、局部発振信号の周波数fLO2との差の周波数fMIX2の信号は、D/A変換器25から出力された第2の送信信号の周波数が変換されているだけでなく、スペクトルが反転されている。
 電力増幅器28は、ミクサ33から中心周波数がfMIX2の第2の送信信号を受けると、上記実施の形態1と同様に、その第2の送信信号を増幅して、増幅後の第2の送信信号を合成器3に出力する。
 図19は電力増幅器28により増幅された第2の送信信号を示す説明図である。
 電力増幅器28の非線形特性に起因して、リグロースである歪みが発生するが、電力増幅器28の出力信号である増幅後の第2の送信信号に歪みが生じないように、DPD部22によって事前に歪みが補償されているため、電力増幅器28の出力信号には歪みが生じていない。
 合成器3は、上記実施の形態1と同様に、第1の信号生成回路1の電力増幅器18により増幅された第1の送信信号と、第2の信号生成回路2の電力増幅器28により増幅された第2の送信信号とを合成し、第1の送信信号と第2の送信信号との合成信号を図示せぬアンテナ等に出力する。
 合成器3から出力される合成信号のスペクトラムは、上記実施の形態1と同様に、図12のようになる。
 以上で明らかなように、DPD部22により歪みが補償された第2の送信信号におけるスペクトラムを反転し、スペクトラム反転後の第2の送信信号における信号成分のうち、周波数がカットオフ周波数-fIF2以下の信号成分を抑圧するように構成しても、上記実施の形態1と同様に、第2の送信信号をアナログ信号に変換するD/A変換器25の動作速度を抑えても、リグロースを抑圧することができる効果を奏する。
実施の形態3.
 上記実施の形態1,2では、第1の送信信号と第2の送信信号を合成するものを示したが、第1の送信信号と第2の送信信号と第3の送信信号を合成するようにしてもよい。
 図20はこの発明の実施の形態3による送信機を示す構成図であり、図20において、図13と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
 第3の信号生成回路4はデジタル信号である第3の送信信号に対する歪み補償処理を実施し、歪み補償処理後の第3の送信信号をアナログ信号に変換し、アナログ信号に変換した第3の送信信号を増幅する回路である。
 合成器5は第1の信号生成回路1により増幅された第1の送信信号と、第2の信号生成回路2により増幅された第2の送信信号と、第3の信号生成回路4により増幅された第3の送信信号とを合成する。
 図20では、第3の信号生成回路4が上記実施の形態2における図13の送信機に適用されている例を示しているが、図21に示すように、第3の信号生成回路4が上記実施の形態1における図1の送信機に適用されているものであってもよい。
 図21はこの発明の実施の形態3による他の送信機を示す構成図であり、図21において、図1及び図20と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
 送信信号生成部41はデジタル信号である第3の送信信号を生成し、第3の送信信号をDPD部42に出力する。
 この実施の形態3では、送信信号生成部41により生成される第3の送信信号の信号帯域幅がBWであるものとする。
 DPD部42は送信信号生成部41から出力される第3の送信信号に対する歪み補償処理を実施することで、電力増幅器47の非線形特性に起因して発生するリグロース、即ち、電力増幅器47から出力された第3の送信信号における信号帯域の外側に発生する歪みを事前に補償する第3の歪み補償部である。
 周波数変換部43はDPD部42により歪みが補償された第3の送信信号の中心周波数が+fIF3になるように、第3の送信信号の周波数を変換する第3の周波数変換部である。
 D/A変換器44は周波数変換部43により周波数が変換された第3の送信信号をアナログ信号に変換する第3のデジタルアナログ変換器である。
 局部発振源45は周波数がfLO3の局部発振信号を出力する発振器である。
 ミクサ46はD/A変換器44によりアナログ信号に変換された第3の送信信号に、局部発振源45から出力された周波数fLO3の局部発振信号を乗算する第3の混合器である。
 電力増幅器47はミクサ46により局部発振信号が乗算された第3の送信信号を増幅し、増幅後の第3の送信信号を合成器5に出力する第3の電力増幅器である。
 次に動作について説明する。
 第1の信号生成回路1及び第2の信号生成回路2の処理内容は、上記実施の形態2と同様であるため説明を省略する。
 以下、第3の信号生成回路4の処理内容を説明する。
 第3の信号生成回路4の送信信号生成部41は、デジタル信号である第3の送信信号として、信号帯域幅がBWの第3の送信信号を生成し、第3の送信信号をDPD部42に出力する。
 この実施の形態3では、第3の送信信号のスペクトラムは、第1及び第2の送信信号のスペクトラムと同様に、図2のようなスペクトラムであるものとする。
 DPD部42は、送信信号生成部41から第3の送信信号を受けると、第3の送信信号に対する歪み補償処理を実施することで、電力増幅器47の非線形特性に起因して発生するリグロース、即ち、電力増幅器47から出力される第3の送信信号における信号帯域の外側に発生する歪みを事前に補償する。
 DPD部42により歪み補償処理が実施された第3の送信信号のスペクトラムは、第1の送信信号のスペクトラムと同様に、図3のようになる。
 周波数変換部43は、DPD部42から歪み補償処理後の第3の送信信号を受けると、第3の送信信号の中心周波数が+fIF3になるように、第3の送信信号の周波数を変換する。
 図22は周波数変換部43により周波数が変換された第3の送信信号を示す説明図である。
 周波数変換部43により周波数が変換されることで、第3の送信信号における帯域幅の下限周波数が0、第3の送信信号における帯域幅の上限周波数が+f3×BWになる。
 なお、図22では、説明の便宜上、帯域幅が広がっている歪み補償処理後の第3の送信信号のほかに、歪み補償処理前の第3の送信信号も描画している。図23でも同様である。
 D/A変換器44は、周波数変換部43から周波数が変換された第3の送信信号を受けると、その第3の送信信号をアナログ信号に変換し、アナログ信号に変換した第3の送信信号をミクサ46に出力する。
 第3の信号生成回路4にはフィルタが実装されていないため、D/A変換器44から帯域幅が3×BWの信号が出力される。
 これにより、D/A変換器44の動作速度であるサンプリング周波数がFDA3であるとすると、D/A変換器44のサンプリング周波数FDA3は、下記の式(29)を満足している必要がある。
  FDA3>(3×BW)×2=6×BW      (29)
 なお、第3の信号生成回路4にも、例えばフィルタ13やフィルタ23のようなフィルタを実装するようにすれば、D/A変換器15,25と同様に、D/A変換器44のサンプリング周波数FDA3を下げることができる。
 局部発振源45は、周波数がfLO3の局部発振信号をミクサ46に出力する。
 ミクサ46は、D/A変換器44からアナログ信号に変換された第3の送信信号を受けると、その第3の送信信号に局部発振源45から出力された周波数fLO3の局部発振信号を乗算することで、第3の送信信号の周波数を変換する。
 そして、ミクサ46は、周波数変換後の第3の送信信号として、下記の式(30)に示すように、第3の送信信号の中心周波数+fIF3と、局部発振信号の周波数fLO3との和の周波数fMIX3の信号を電力増幅器47に出力する。
  fMIX3=fIF3+fLO3         (30)
 図23はミクサ46により周波数が変換された第3の送信信号を示す説明図である。
 電力増幅器47は、ミクサ46から中心周波数がfMIX3の第3の送信信号を受けると、その第3の送信信号を増幅して、増幅後の第3の送信信号を合成器5に出力する。
 図24は電力増幅器47により増幅された第3の送信信号を示す説明図である。
 電力増幅器47の非線形特性に起因して、リグロースである歪みが発生するが、電力増幅器47の出力信号である増幅後の第3の送信信号に歪みが生じないように、DPD部42によって事前に歪みが補償されているため、電力増幅器47の出力信号には歪みが生じていない。
 合成器5は、第1の信号生成回路1の電力増幅器18により増幅された第1の送信信号と、第2の信号生成回路2の電力増幅器28により増幅された第2の送信信号と、第3の信号生成回路4の電力増幅器47により増幅された第3の送信信号とを合成し、第1の送信信号と第2の送信信号と第3の送信信号との合成信号を図示せぬアンテナ等に出力する。
 図25は合成器5から出力された合成信号を示す説明図である。
 ただし、電力増幅器18により増幅された第1の送信信号の中心周波数fMIX1と、電力増幅器47により増幅された第3の送信信号との間に、下記の式(31)に示すような関係が成立するように、局部発振源16,45から出力される局部発振信号の周波数fLO1,fLO3が設定されているものとする。
 また、電力増幅器28により増幅された第2の送信信号の中心周波数fMIX2と、電力増幅器47により増幅された第3の送信信号との間に、下記の式(32)に示すような関係が成立するように、局部発振源26,45から出力される局部発振信号の周波数fLO2,fLO3が設定されているものとする。
  fMIX3=fMIX1+BW          (31)
  fMIX2=fMIX3+BW          (32)
 この実施の形態3によれば、第1の送信信号と第2の送信信号と第3の送信信号を合成する場合でも、第1及び第2の送信信号をアナログ信号に変換するD/A変換器15,25の動作速度を抑えても、リグロースを抑圧することができる効果を奏する。
 なお、本願発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
 この発明は、複数の送信信号を異なる周波数帯域を使用して伝送する送信機に適している。
 1 第1の信号生成回路、2 第2の信号生成回路、3 合成器、4 第3の信号生成回路、5 合成器、11 送信信号生成部、12 DPD部(第1の歪み補償部)、13 フィルタ(第1のフィルタ)、14 周波数変換部(第1の周波数変換部)、15 D/A変換器(第1のデジタルアナログ変換器)、16 局部発振源、17 ミクサ(第1の混合器)、18 電力増幅器(第1の電力増幅器)、21 送信信号生成部、22 DPD部(第2の歪み補償部)、23 フィルタ(第2のフィルタ)、24 周波数変換部(第2の周波数変換部)、25 D/A変換器(第2のデジタルアナログ変換器)、26 局部発振源、27 ミクサ(第2の混合器)、28 電力増幅器(第2の電力増幅器)、31 スペクトラム反転部、32 フィルタ(第2のフィルタ)、33 ミクサ(第2の混合器)、41 送信信号生成部、42 DPD部(第3の歪み補償部)、43 周波数変換部(第3の周波数変換部)、44 D/A変換器(第3のデジタルアナログ変換器)、45 局部発振源、46 ミクサ(第3の混合器)、47 電力増幅器(第3の電力増幅器)。

Claims (9)

  1.  デジタル信号である第1の送信信号をアナログ信号に変換し、前記アナログ信号に変換した第1の送信信号を増幅する第1の信号生成回路と、
     デジタル信号である第2の送信信号をアナログ信号に変換し、前記アナログ信号に変換した第2の送信信号を増幅する第2の信号生成回路と、
     前記第1の信号生成回路により増幅された第1の送信信号と前記第2の信号生成回路により増幅された第2の送信信号を合成する合成器とを備え、
     前記第1の信号生成回路は、デジタル信号である第1の送信信号に対する歪み補償処理を実施し、歪み補償処理後の第1の送信信号における信号成分の一部を抑圧してから、歪み補償処理後の第1の送信信号をアナログ信号に変換し、
     前記第2の信号生成回路は、デジタル信号である第2の送信信号に対する歪み補償処理を実施し、歪み補償処理後の第2の送信信号における信号成分の一部を抑圧してから、歪み補償処理後の第2の送信信号をアナログ信号に変換することを特徴とする送信機。
  2.  前記第1の信号生成回路は、歪み補償処理後の第1の送信信号における信号成分のうち、周波数が第1のカットオフ周波数以下の信号成分を抑圧し、
     前記第2の信号生成回路は、歪み補償処理後の第2の送信信号における信号成分のうち、周波数が第2のカットオフ周波数以上の信号成分を抑圧し、
     前記第1のカットオフ周波数が、デジタル信号である第1の送信信号における信号帯域の下限周波数より低い周波数であり、
     前記第2のカットオフ周波数が、デジタル信号である第2の送信信号における信号帯域の上限周波数より高い周波数であることを特徴とする請求項1記載の送信機。
  3.  前記第1の信号生成回路は、
     デジタル信号である第1の送信信号に対する歪み補償処理を実施することで、前記アナログ信号に変換した第1の送信信号における信号帯域の外側に発生する歪みを事前に補償する第1の歪み補償部と、
     前記第1の歪み補償部により歪みが補償された第1の送信信号における信号成分のうち、周波数が前記第1のカットオフ周波数以下の信号成分を抑圧する第1のフィルタと、
     前記第1のフィルタにより信号成分が抑圧された第1の送信信号の周波数を変換する第1の周波数変換部と、
     前記第1の周波数変換部により周波数が変換された第1の送信信号をアナログ信号に変換する第1のデジタルアナログ変換器と、
     前記第1のデジタルアナログ変換器によりアナログ信号に変換された第1の送信信号に局部発振信号を乗算する第1の混合器と、
     前記第1の混合器により局部発振信号が乗算された第1の送信信号を増幅する第1の電力増幅器とを備えていることを特徴とする請求項2記載の送信機。
  4.  前記第2の信号生成回路は、
     デジタル信号である第2の送信信号に対する歪み補償処理を実施することで、前記アナログ信号に変換した第2の送信信号における信号帯域の外側に発生する歪みを事前に補償する第2の歪み補償部と、
     前記第2の歪み補償部により歪みが補償された第2の送信信号における信号成分のうち、周波数が前記第2のカットオフ周波数以上の信号成分を抑圧する第2のフィルタと、
     前記第2のフィルタにより信号成分が抑圧された第2の送信信号の周波数を変換する第2の周波数変換部と、
     前記第2の周波数変換部により周波数が変換された第2の送信信号をアナログ信号に変換する第2のデジタルアナログ変換器と、
     前記第2のデジタルアナログ変換器によりアナログ信号に変換された第2の送信信号に局部発振信号を乗算する第2の混合器と、
     前記第2の混合器により局部発振信号が乗算された第2の送信信号を増幅する第2の電力増幅器とを備えていることを特徴とする請求項2記載の送信機。
  5.  前記第1の信号生成回路は、歪み補償処理後の第1の送信信号における信号成分のうち、周波数が第1のカットオフ周波数以下の信号成分を抑圧し、
     前記第2の信号生成回路は、歪み補償処理後の第2の送信信号におけるスペクトラムを反転し、スペクトラム反転後の第2の送信信号における信号成分のうち、周波数が第2のカットオフ周波数以下の信号成分を抑圧し、
     前記第1のカットオフ周波数が、デジタル信号である第1の送信信号における信号帯域の下限周波数より低い周波数であり、
     前記第2のカットオフ周波数が、デジタル信号である第2の送信信号における信号帯域の下限周波数より低い周波数であることを特徴とする請求項1記載の送信機。
  6.  前記第1の信号生成回路は、
     デジタル信号である第1の送信信号に対する歪み補償処理を実施することで、前記アナログ信号に変換した第1の送信信号における信号帯域の外側に発生する歪みを事前に補償する第1の歪み補償部と、
     前記第1の歪み補償部により歪みが補償された第1の送信信号における信号成分のうち、周波数が前記第1のカットオフ周波数以下の信号成分を抑圧する第1のフィルタと、
     前記第1のフィルタにより信号成分が抑圧された第1の送信信号の周波数を変換する第1の周波数変換部と、
     前記第1の周波数変換部により周波数が変換された第1の送信信号をアナログ信号に変換する第1のデジタルアナログ変換器と、
     前記第1のデジタルアナログ変換器によりアナログ信号に変換された第1の送信信号に局部発振信号を乗算する第1の混合器と、
     前記第1の混合器により局部発振信号が乗算された第1の送信信号を増幅する第1の電力増幅器とを備えていることを特徴とする請求項5記載の送信機。
  7.  前記第2の信号生成回路は、
     デジタル信号である第2の送信信号に対する歪み補償処理を実施することで、前記アナログ信号に変換した第2の送信信号における信号帯域の外側に発生する歪みを事前に補償する第2の歪み補償部と、
     前記第2の歪み補償部により歪みが補償された第2の送信信号におけるスペクトラムを反転するスペクトラム反転部と、
     前記スペクトラム反転部によりスペクトラムが反転された第2の送信信号における信号成分のうち、周波数が前記第2のカットオフ周波数以下の信号成分を抑圧する第2のフィルタと、
     前記第2のフィルタにより信号成分が抑圧された第2の送信信号の周波数を変換する第2の周波数変換部と、
     前記第2の周波数変換部により周波数が変換された第2の送信信号をアナログ信号に変換する第2のデジタルアナログ変換器と、
     前記第2のデジタルアナログ変換器によりアナログ信号に変換された第2の送信信号に局部発振信号を乗算する第2の混合器と、
     前記第2の混合器により局部発振信号が乗算された第2の送信信号を増幅する第2の電力増幅器とを備えていることを特徴とする請求項5記載の送信機。
  8.  デジタル信号である第3の送信信号に対する歪み補償処理を実施し、歪み補償処理後の第3の送信信号をアナログ信号に変換し、前記アナログ信号に変換した第3の送信信号を増幅する第3の信号生成回路を備え、
     前記合成器は、前記第1の信号生成回路により増幅された第1の送信信号と、前記第2の信号生成回路により増幅された第2の送信信号と、前記第3の信号生成回路により増幅された第3の送信信号とを合成することを特徴とする請求項1記載の送信機。
  9.  前記第3の信号生成回路は、
     デジタル信号である第3の送信信号に対する歪み補償処理を実施することで、前記アナログ信号に変換した第3の送信信号における信号帯域の外側に発生する歪みを事前に補償する第3の歪み補償部と、
     前記第3の歪み補償部により歪みが補償された第3の送信信号の周波数を変換する第3の周波数変換部と、
     前記第3の周波数変換部により周波数が変換された第3の送信信号をアナログ信号に変換する第3のデジタルアナログ変換器と、
     前記第3のデジタルアナログ変換器によりアナログ信号に変換された第3の送信信号に局部発振信号を乗算する第3の混合器と、
     前記第3の混合器により局部発振信号が乗算された第3の送信信号を増幅する第3の電力増幅器とを備えていることを特徴とする請求項8記載の送信機。
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