WO2017163435A1 - 受光素子アレイおよびライトフィールド記録装置 - Google Patents

受光素子アレイおよびライトフィールド記録装置 Download PDF

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    • H10F39/10Integrated devices
    • H10F39/12Image sensors

Definitions

  • each of the light receiving elements 115 on the first substrate 110 receives light transmitted through a part of each of the two light receiving elements 125.
  • the generated light field data is recorded in the recording unit 505, converted into a display signal, and displayed on the display unit 506 for a preset period.
  • the main power supply 507 supplies power to each part of the light field recording apparatus 500.
  • the power supply destination of the main power supply 507 includes the light receiving element array 100.
  • the step of describing the second substrate 120 has been described.
  • the preparation of the first substrate 110 and the preparation of the second substrate 120 may be performed first, and the first substrate 110 and the second substrate may be manufactured in parallel, particularly when mass production is performed.
  • the wiring layer 122 on the second substrate 120 is patterned so as to avoid the light receiving surface of the light receiving element 125 in the light receiving layer 121. Therefore, the light receiving element 125 in the second substrate 120 forms a surface irradiation type light receiving layer 121 that receives light incident from the same side as the wiring layer 122.
  • FIG. 20 is a schematic cross-sectional view of the light receiving element array 104.
  • the light receiving element array 104 has the same structure as the light receiving element array 100 shown in FIG. Therefore, common elements are denoted by the same reference numerals, and redundant description is omitted.
  • FIG. 21 is a schematic cross-sectional view of the light receiving element array 105.
  • the light receiving element array 105 has the same structure as the light receiving element array 100 shown in FIG. Therefore, common elements are denoted by the same reference numerals, and redundant description is omitted.
  • Light receiving element array 110 First substrate, 111, 121 Light receiving layer, 112, 122 Wiring layer, 113, 123 Base substrate, 114, 124 Support substrate, 115, 125 Light receiving element, 116 light shielding layer, 118, 128 floating diffusion, 120 second substrate, 127 separation layer, 130 microlens, 500 light field recording device, 501 system control unit, 502 drive unit, 503 photometry unit, 504 work memory, 505 recording unit, 506 Display unit, 507 Main power source, 511 Image processing unit, 512 Calculation unit, 520 Main optical system, 531, 532 Subject

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Abstract

 受光素子アレイであって、周期的且つ二次元的に配列された複数の受光素子を有する第1基板と、第1基板に対して光の入射側に積層され、前記第1基板の受光素子が感度を有する波長帯域の少なくとも一部と共通する波長帯域に感度を有し、周期的且つ二次元的に配列された複数の受光素子を有する第2基板とを備え、第1基板における複数の受光素子の配置が、第2基板における複数の受光素子の配置に対して、複数の受光素子が配列された方向について互いにずれており 、第1基板における複数の受光素子の各々は、第2基板における複数の受光素子のいずれかを透過した光を受光する。 

Description

受光素子アレイおよびライトフィールド記録装置
 本発明は、受光素子アレイおよびライトフィールド記録装置に関する。
 アレイを形成するマイクロレンズのひとつひとつに複数の受光素子を割り当てたイメージセンサを用いて、被写界のライトフィールドを記録する装置がある(例えば、特許文献1参照)。
 特許文献1 特開2015-186189号公報
 受光素子の寸法により、個々のマイクロレンズに割り当てることができる受光素子の数には限りがある。このため、マイクロレンズ毎に記録できるライトフィールドの解像度も制約される。
 本発明の第1の態様においては、周期的且つ二次元的に配列された複数の受光素子を有する第1基板と、第1基板に対して光の入射側に積層され、第1基板の受光素子が感度を有する波長帯域の少なくとも一部と共通する波長帯域に感度を有し、周期的且つ二次元的に配列された複数の受光素子を有する第2基板とを備え、第1基板における複数の受光素子の配置が、第2基板における複数の受光素子の配置に対して、第1基板に複数の受光素子が配列された二次元方向のいずれかまたは両方の方向について互いにずれており 、第1基板における複数の受光素子の各々は、第2基板における複数の受光素子のいずれかを透過した光を受光する受光素子アレイが提供される。
 また、本発明の第2の態様においては、上記の受光素子アレイと、第2基板に対して光の入射側に配置され、上記第2基板の複数の受光素子のうちの2以上の受光素子毎に周期的に設けられた複数のマイクロレンズを有するマイクロレンズアレイとを備えるライトフィールド記録装置が提供される。
 上記の発明の概要は、本発明の特徴の全てを列挙したものではない。これら特徴群のサブコンビネーションもまた発明となり得る。
受光素子アレイ100の模式的断面図である。 受光素子アレイ100の等価回路を部分的に示す図である。 受光素子115、125の配置を示す模式図である。 受光素子アレイ100の解像度を説明する図である。 ライトフィールド記録装置500のブロック図である。 ライトフィールド記録装置500の動作を説明する図である。 ライトフィールド記録装置500の動作を説明する図である。 受光素子アレイ101の模式的断面図である。 受光素子アレイの製造過程を段階毎に示す模式的断面図である。 受光素子アレイの製造過程を段階毎に示す模式的断面図である。 受光素子アレイの製造過程を段階毎に示す模式的断面図である。 受光素子アレイの製造過程を段階毎に示す模式的断面図である。 受光素子アレイの製造過程を段階毎に示す模式的断面図である。 受光素子アレイの製造過程を段階毎に示す模式的断面図である。 受光素子アレイの製造過程を段階毎に示す模式的断面図である。 受光素子アレイの製造過程を段階毎に示す模式的断面図である。 受光素子アレイの製造過程を段階毎に示す模式的断面図である。 受光素子115、125の配置を示す図である。 受光素子アレイ103の模式的断面図である。 受光素子アレイ104の模式的断面図である。 受光素子アレイ105の模式的断面図である。
 以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
 図1は、受光素子アレイ100の模式的断面図である。受光素子アレイ100は、互いに積層された第1基板110、第2基板120、およびマイクロレンズ130を備える。
 第1基板110は、図中下側に位置し、順次積み重なった支持基板114、配線層112、および受光層111を有する。支持基板114は、例えばシリコンウエハにより形成してもよい。
 第1基板110において、配線層112は支持基板114の直上に配されて、受光層111は配線層112に沿って配される。受光層111は、配線層112の表面に沿って二次元的且つ周期的に配列された複数の受光素子115を含む。受光素子115は、例えば、フォトダイオードであってもよい。
 第2基板120は、第1基板110の図中上側に重ねて配され、第1基板110側から順次積層された、受光層121および配線層122を有する。第2基板120自体には支持層がなく、第1基板110に沿って配される。
 第2基板120において、受光層121は、配線層122の図中下側の表面に沿って二次元的且つ周期的に配列された複数の受光素子125を有する。受光素子125は、第1基板110の受光層111における受光素子115と同じものを用いることができ、例えばフォトダイオードであってもよい。
 また、第2基板120において、配線層122は、受光層121に沿って配されるが、配線層122に含まれる配線は、受光素子125の直上を避けてパターニングされる。これにより、第1基板110の受光層111が受光感度を有する波長帯域と、第2基板120の受光層121が受光感度を有する帯域とは、少なくとも一部が共通しており、それぞれの受光層が共通して感度を有する波長帯域の光を受光する。よって、受光素子125の各々は外部からの入射光を効率よく受光できる。このように、第2基板120は、受光素子125に光が入射する側と同じ側に配線層122を有する表面照射型の受光層121を形成する。なお、第1基板110の受光層111と第2基板120の受光層121とは、互いに異なる波長帯域の光も受光してもよい。この場合、受光層111と受光層121は、それぞれの波長帯域に受光感度を有する材料を用いて形成される。
 なお、配線層122は、信号を導通させる配線自体に加えて、配線を相互に分離する分離層127を含む。図示の例における分離層127は、配線層122の図中上面にあたる表面を平坦化する目的で受光素子125の図中上方に配され、入射光を透過させる透明な樹脂等により分離層127を形成する。以降の説明においては、配線層122と分離層127とを合わせて配線層122と記載する場合がある。
 マイクロレンズ130は、受光素子アレイ100の図中最上層に配される。マイクロレンズ130は、受光素子アレイ100の面方向について、個々の受光素子125の受光面よりも大きい。換言すれば、ひとつのマイクロレンズ130を通過した入射光は、受光層121において複数の受光素子125に受光される。なお、第1基板110の受光素子115は、第2基板120の受光素子125に入射し、受光素子125において吸収されなかった成分を受光する。
 また、受光素子アレイ100において、第1基板110の受光素子115の配置と、第2基板120の受光素子125の配置とは、受光素子115、125の配列方向について互いにずれている。このため、第1基板110の受光素子115と第2基板120の受光素子125とは、互いに異なる位置で入射光を受光する。
 更に、図中の受光素子アレイ100の右側に点線で示すように、図示の受光素子アレイ100は、更に、二次元的且つ周期的に配される。これにより、受光素子アレイ100は、被写界全体のライトフィールドを取得できる。一方、図中の受光素子アレイ100の左側に示すように、受光素子アレイ100の側縁部においては、第1基板110および第2基板120のいずれかにおいて、受光面積が小さい受光素子115、125が配される場合がある。
 図2は、受光素子アレイ100における第1基板110および第2基板120の等価回路の一例を部分的に示す図である。図中、点線で囲った領域Aは、多数の画素を含む受光素子アレイ100において、繰り返しの単位となる回路を示す。
 領域Aには、各々が複数のフォトダイオードPD1~4および転送トランジスタTX1~4と、各々が単一のリセットトランジスタRST、増幅トランジスタAMIおよび選択トランジスタSELが配される。転送トランジスタ1~4の各々は、フォトダイオード1~4に個別に対応している。これにより、4つのフォトダイオード1~4における光電変換で発生した電気信号を、個別に出力することができる。このように、受光素子アレイ100における第1基板110および第2基板120の各々には、受光素子115、125と共に、読出回路が個別に設けられる。
 なお、図示の例では、画素のサイズを補う目的で複数のフォトダイオードPD1~4によりひとつの画素を形成している。しかしながら、受光素子アレイ100の構造が図示の構造に限られないことはもちろんである。
 図3は、受光素子アレイ100における素子の配置を模式的に示す図である。図3において、実線で描かれているのは、第2基板120における受光素子125およびトランジスタであり、点線で描かれているのは、第1基板110における受光素子115である。なお、図2では、リセットトランジスタRST、増幅トランジスタAMIおよび選択トランジスタSELが複数のフォトダイオードPD1~4に共有して配される例を示しているが、図3では、これらがそれぞれのフォトダイオードPD1~4に対応して個別に配される例を示す。図示のように、第1基板110の受光素子115と、第2基板120の受光素子125とは、図中に矢印で示す行方向にずれて配置されている。
 これにより、第1基板110における受光素子115のひとつに着目すると、当該受光素子115は、第2基板120において隣接する2つの受光素子125のそれぞれの一部と重なっている。よって、第1基板110の受光素子115の各々は、2つの受光素子125の各々の一部を透過した光を受光する。
 また、受光素子アレイ100における受光素子115、125の配列平面においては、リセットトランジスタRST、増幅トランジスタAMI、および選択トランジスタSELが、画素毎に行方向に配列される。このため、画素の寸法を行方向に短縮することは難しい。これに対して、列方向については、画素毎に転送トランジスタのみが配置されているので、画素の寸法を小さくすることができる。
 そこで、受光素子アレイ100においては、列方向については画素の寸法を短縮して解像度を向上させる。また、行方向については、配列がずれた2層の受光素子115、125を配置して解像度を向上させた。こうして、行方向および列方向の両方について解像度が高い受光素子アレイ100を形成できる。
 図4は、受光素子アレイ100の解像度を説明する図である。図4には、図3に示した受光素子アレイ100における受光素子115、125の配置が、図3に示したA-A断面において模式的に示されている。
 受光素子アレイ100においては、互いに積層された受光層111、121において、受光素子115、125の配列がずれている。ここで、第2基板120において図中左端に位置して信号a(1)を出力する受光素子125に着目すると、この受光素子125には、第1基板110において左端に位置して信号b(0)を出力する受光素子115に重なる領域と、当該受光素子115に隣接して信号b(1)を出力する他の受光素子115に重なる領域とが含まれる。
 一方、第1基板110において信号b(1)を出力する受光素子115に着目すると、この受光素子115には、第2基板120において左端に位置して信号a(1)を出力する受光素子125に重なる領域と、当該受光素子125に隣接して信号a(2)を出力する他の受光素子125に重なる領域とが含まれる。このように、受光素子アレイ100においては、第1基板110および第2基板120における受光素子115、125の出力を合わせると、受光素子115、125の配列ピッチの半分の周期で受光条件が変化する。
 そこで、下記の式に示すように、第1基板110の受光素子115の出力「a(1)、a(2)、a(3)・・・a(n)」と、第2基板120の受光素子の出力「b(0)、b(1)、b(2)・・・b(n)」を補正した値との差分を下記の式に従って算出することにより、受光素子115、125の配列ピッチの半分の領域の各々における輝度を反映した仮想的な高解像度情報「c(1)、c(2)、c(3)・・・c(2n)」を算出できる。なお、「c(1)、c(2)、c(3)・・・c(2n)」は、第2基板120の配列ピッチの半分の領域の各々における輝度値に相当する。
 c(2m)=a(m)-c(2m-1)、
 c(2m-1)=k*b(m-1)-c(2m-2)
 ただし、上記の式において、m=1、2、・・・、nであり、係数kは、第1基板110の受光素子115が、第2基板120の受光素子125を透過して減衰した光を受光することを補正する目的で設定した係数である。係数kの値は、例えば、予め実験により決定してもよい。
 斯くして、受光素子アレイ100の出力から、高解像度情報「c(1)、c(2)、c(3)・・・c(2n)」が、下記の式のように得られる。
Figure JPOXMLDOC01-appb-M000001
 上記のように、受光素子アレイ100においては、第1基板の受光素子115と第2基板の受光素子125とを互いに配列方向にずらして配置される。これにより、受光素子アレイ100の実効的な解像度を向上させることができる。
 図5は、受光素子アレイ100を用いたライトフィールド記録装置500のブロック図である。ライトフィールド記録装置500は、受光素子アレイ100、システム制御部501、駆動部502、測光部503、ワークメモリ504、記録部505、表示部506、および主電源507を備える。
 また、ライトフィールド記録装置500は、入射光を受光素子アレイ100に導く主光学系520を備える。主光学系520は、ライトフィールド記録装置500に対して着脱できる交換式であってもよい。
 主光学系520は、光軸OAに沿って入射する被写体光束を受光素子アレイ100へ導く。主光学系520は、複数の光学レンズ群から構成され、その焦点面近傍に被写界からの被写体光束を結像させる。なお、図中では瞳近傍に配置された仮想的な1枚のレンズで主光学系520を代表して表している。
 駆動部502は、システム制御部501からの指示に従って受光素子アレイ100のタイミング制御、領域制御等の電荷蓄積制御を実行する制御回路である。駆動部502は、例えば、受光素子アレイ100に対して、入射光を光電変換して生成した電荷を蓄積させて画素信号を出力させる一連の制御を担う。
 受光素子アレイ100の各受光素子115、125から出力された信号は、システム制御部501の画像処理部511へ渡される。画像処理部511は、ワークメモリ504をワークスペースとして処理を実行する。
 ライトフィールド記録装置500における画像処理部511は、少なくとも次の処理を実行する。まず、図4を参照して説明した通り、互いに位置がずれた受光素子115、125から取得した信号に基づいて、受光層111、121における受光素子115、125の解像度よりも解像度が高い画素値群を算出する。次に、算出した画素値群に基づいて、被写体のライトフィールドデータを生成する。
 生成されたライトフィールドデータは、記録部505に記録されるとともに、表示信号に変換されて予め設定された期間、表示部506に表示される。主電源507は、ライトフィールド記録装置500の各部に電力を供給する。主電源507の電力供給先には、受光素子アレイ100も含まれる。
 測光部503は、ライトフィールドデータを生成する一連のシーケンスに先立ち、シーンの輝度分布を検出する。測光部503は、例えば100万画素程度のAEセンサを含む。システム制御部501の演算部512は、測光部503の出力を受けてシーンの領域ごとの輝度を算出する。
 更に、演算部512は、算出した輝度分布に従ってシャッタ速度、絞り値、ISO感度を決定する。測光部503は受光素子アレイ100で兼用してもよい。なお、演算部512は、ライトフィールド記録装置500を動作させる場合に必要な各種演算も実行する。
 図6は、受光素子アレイ100を備えたライトフィールド記録装置500が記録するライトフィールドを説明する図である。図中の点線Cで囲まれた領域は、同図中に拡大して示されている。
 図示の状態は、被写体531に対して合焦した主光学系が、マイクロレンズ130の配列面に被写体像を結像した状態を示す。この場合、被写体531の中央の一点から放射された光線は、図中では太線で示すように、受光素子アレイ100の略中央に位置するマイクロレンズに収束し、当該マイクロレンズの後方に位置する複数の受光素子115、125のうち、中央に位置する複数の画素Pに受光される。
 よって、システム制御部501は、これら複数の画素Pが出力した画素値を、被写体531における一点の輝度として、被写体531における他の点の輝度と併せて処理することにより、被写体531の画像を生成する。換言すれば、システム制御部501は、合焦位置Sに位置する被写体531の輝度に対応した信号を出力する画素Pを特定する情報を予め保持しており、主光学系520の合焦位置Sに位置する被写体531の鮮明な像を生成する指示を受けた場合に、画像処理部511に、画素Pの出力信号に基づく画像を生成させる。
 図7は、ライトフィールド記録装置500が記録するライトフィールドデータを説明する図である。図中の点線Cで囲まれた領域は、同図中に拡大して示されている。
 ここでは、主光学系520が合焦する被写体531よりも近くに位置する被写体532への対応について説明する。合焦位置よりも手前に位置する被写体532の中央の一点から放射された光線は、主光学系520の結像面に配されたマイクロレンズ130のひとつには収束せず、図中に太線で示すように、複数のマイクロレンズ130を通じて、受光素子アレイ100において互いに離れて配された複数の画素Pに受光される。
 よって、システム制御部501は、被写体532の鮮明な像を生成することを指示された場合、これら複数の画素Pが出力した画素値を、被写体532における一点の輝度として処理して被写体532の画像を生成する。換言すれば、システム制御部501は、合焦位置ではない位置Sに位置する被写体532の輝度に対応した信号を出力する画素Pを特定する情報を予め保持しており、位置Sに位置する被写体532の鮮明な像を生成する指示を受けた場合は、画像処理部511に、画素Pの出力信号に基づく画像を生成させる。
 ここで、ライトフィールド記録装置500は、マイクロレンズ130を通じて被写体531の一点から生じた光線を複数の受光素子115、125で受光することにより、特定の面における輝度分布ではなく、被写体から放射された光線自体の情報を記録する。よって、記録されたライトフィールドデータからは、記録した時点での主光学系520の合焦位置にかかわらず、被写界内の任意の位置で合焦した画像を再構成できる。
 上記のように、ライトフィールド記録装置500が記録したライトフィールドデータからは、平面情報と奥行き情報とを取得できる。よって、画像を記録する撮像装置としての使用はもちろん、製造ライン等のおける探傷装置、成形品の品質検査装置等として用いることもできる。また、高倍率顕微鏡の被写界深度を補う目的で使用することもできる。
 図8は、他の受光素子アレイ101の模式的断面図である。受光素子アレイ101は、次に説明する部分を除くと、図1に示した受光素子アレイ100と同じ構造を有する。よって、共通の要素には同じ参照番号を付して重複する説明を省く。
 受光素子アレイ101は、第1基板110における受光素子115の一部が、入射光を遮断する遮光層116を有する点において、受光素子アレイ100と異なる構造を有する。遮光層116は、通常の受光素子115の配列ピッチの半分の領域を有する受光素子(半画素)を覆うように形成される。受光素子アレイ101において、遮光層116を有する受光素子115を周期的に複数配することで、図4に示したように、一方向に配列された受光素子115、125について画素値を順次算出した場合の誤差の累積を防止できる。
 具体的には、第1基板110の受光素子115の出力と第2基板120の受光素子125の出力から、仮想的な高解像度情報「c(1)、c(2)、c(3)・・・c(2n)」を算出する場合に、遮光層116を有する受光素子115の出力を参照することにより、誤差を補正するこができる。これにより、受光素子アレイ101は、出力精度を向上できる。
 更に、高解像度情報「c(1)、c(2)、c(3)・・・c(2n)」の算出を、受光層111、121の両側から開始して、誤差の累積を、受光層111、121の幅の半分までに抑制することもできる。また更に、下記の式で示すように、互いに重なり合う受光素子115、125の平均値を個別に計算し、これを1/2倍することで、互いに重なり合う1/2画素ごとの高解像度情報「c(1)、c(2)、c(3)・・・c(2n)」とすることにより、誤差が累積されることを回避してもよい。
Figure JPOXMLDOC01-appb-M000002
 図9は、受光素子アレイ100の製造過程を段階毎に示す模式的断面図であり、第1基板110を用意する段階を示す。この段階においては、下地基板113上に、受光層111および配線層112が順次積層される。なお、この段階で受光層111を支持する下地基板113は、図1に示した第1基板110における支持基板114とは異なるものである。
 下地基板113は、例えばシリコン単結晶基板である。まず、フォトリソグラフィにより、受光層111を形成し、次いで、受光層111に重ねて配線層112を形成する。受光層111は、周期的且つ二次元的に配列された複数の受光素子115を含む。
 配線層112は、受光素子115の各々に、リセット信号、転送信号、選択信号、電源電圧等を供給する配線と、これらの信号を断続または増幅するトランジスタ等の素子とを含む。なお、受光層111においては、受光素子115が光電変換により生成した電荷を蓄積するフローティングディフュージョン等の容量素子が、受光素子115と同じレベルの層に配される場合がある。
 図10は、受光素子アレイ100の製造過程における次の段階を示す模式的断面図である。この段階においては、第1基板110の配線層112の表面に、支持基板114が貼り付けられる。支持基板114は、シリコン基板等を用いることができ、下地基板113が除去された後も受光層111および配線層112を支持できる剛性と強度とを有する。
 なお、支持基板114は、受光素子アレイ100が完成した後も、第1基板110の一部として恒久的に残される。よって、支持基板114は、配線層112に対して強固に貼り付けられる。
 図11は、受光素子アレイ100の製造過程における次の段階を示す模式的断面図である。図示の段階においては、受光層111および配線層112を形成する場合の下地となった下地基板113が除去される。下地基板113は、支持基板114により第1基板110を保持した状態で、例えば、機械化学研磨により除去される。なお、薄化した下地基板113の一部を残す場合もある。
 図12は、受光素子アレイ100の製造過程における次の段階を示す模式的断面図である。図示の段階において、第1基板110は、上下が反転されて支持基板114により保持される。また、下地基板113を除去することにより露出した受光層111は、清浄且つ平坦な状態を維持すべく、他の部材が接触しない状態で保護される。このように、受光素子アレイ100を形成する場合に用いる第1基板110が用意される。
 なお、第1基板110における配線層112は、受光層111を全体に覆って形成される。配線層112は可視光帯域の光を透過し難いので、第1基板110の受光素子115は、配線層112とは反対の側から入射光を受光する。このように、第1基板110は、受光素子115に光が入射する側と反対の側に配線層112を有し、下地基板113の側から入射光を受ける裏面照射型の受光層111を形成する。
 図13は、受光素子アレイ100の製造過程における他の段階を示す模式的断面図である。図示の段階は、第2基板120を用意する段階を示す。この段階においては、下地基板123上に、受光層121および配線層122が順次積層される。
 下地基板123は、例えばシリコン単結晶基板である。まず、フォトリソグラフィにより、受光層121を形成し、次いで、受光層121に重ねて配線層122を形成する。受光層121は、周期的且つ二次元的に配列された複数の受光素子125を含む。
 配線層122は、受光素子125の各々に、リセット信号、転送信号、選択信号、電源電圧等を供給する配線を含む。また、これらの信号を断続または増幅するトランジスタ等の素子を含む。なお、受光層121においては、受光素子125が光電変換により生成した電荷を蓄積するフローティングディフュージョン等の容量素子が、受光素子125と同じレベルの層に配される場合がある。
 第2基板120における配線層122は、受光層121における受光素子125の直上を避けて形成される。このため、第2基板120の受光素子125は、配線層122側から光を受光できる。
 図14は、受光素子アレイ100の製造過程における次の段階を示す模式的断面図である。この段階においては、第2基板120の配線層122の表面に、支持基板124が貼り付けられる。支持基板124は、シリコン基板等を用いることができ、下地基板123が除去された後も、受光層121および配線層122を支持できる剛性および強度を有する。
 なお、支持基板124は、第2基板120が第1基板に貼り付けられた後に除去される。よって、支持基板124を貼り付ける場合は、第2基板120の構造を傷めることなく剥離できる接着強度を有する粘着剤、紫外線、熱等の照射により剥離が容易になる接着剤等を用いて貼り付けることが望ましい。
 図15は、受光素子アレイ100の製造過程における次の段階を示す模式的断面図である。図示の段階においては、受光層121および配線層122を形成する場合の下地となった下地基板123が除去される。下地基板123は、支持基板124により第2基板120を保持した状態で、例えば、下地基板123を機械化学研磨することにより除去される。なお、薄化した下地基板123の一部を残す場合もある。
 こうして、第2基板120が完成する。下地基板123を除去することにより露出した受光層121の図中下面は、清浄且つ平坦な状態を維持すべく、他の部材が接触しない状態で保護される。
 なお、上記の説明は、第1基板110を用意する段階について説明した後に、第2基板120を説明する段階について説明した。しかしながら、第1基板110の用意と第2基板120の用意とは、どちらが先でも差し支えなく、特に量産する場合は、第1基板110および第2基板を並行して作製してもよい。
 図16は、受光素子アレイ100の製造過程における次の段階を示す模式的断面図である。この段階においては、上記のようにして用意した第2基板120を、図12に示した状態の第1基板110に積層して貼り合わせる。これにより、2層の受光層111、121を有する構造が形成される。
 第1基板110および第2基板120を重ねる場合は、図1、図3、および図4等に示したように、第1基板110の受光素子115の配置と、第2基板120の受光素子125の配置とがずれるように、第1基板110および第2基板120が位置合わせされる。
 なお、第1基板110および第2基板120の貼り合わせは、貼り合わせる面を鏡面研磨して密着させてもよい。また、貼り合わせる面の少なくとも一方をプラズマに暴露して活性化してもよい。更に、紫外線硬化性樹脂等の、可視光帯域の光をよく透過する接着剤を用いて第1基板110および第2基板120を接着してもよい。
 図17は、受光素子アレイ100の製造過程における次の段階を示す模式的断面図である。図示の段階においては、下地基板123を除去する場合に第2基板120を保持するのに用いた支持基板124が除去される。支持基板124は、第1基板110の支持基板114により、貼り合わされた第1基板110および第2基板120を保持した状態で、例えば、機械化学研磨により除去される。
 こうして、支持基板124を除去することにより、第2基板120における配線層122が露出される。よって、露出した配線層122の表面にマイクロレンズ130を積層して形成することにより、図1に示した受光素子アレイ100が完成する。
 なお、第2基板120における配線層122は、受光層121における受光素子125の受光面を避けてパターニングされている。よって、第2基板120における受光素子125は、配線層122と同じ側から入射した光を受光する表面照射型の受光層121を形成する。
 図18は、受光素子アレイ102における受光素子115、125の配置を示す図である。図中実線で描かれているのは、第2基板120における受光素子125およびトランジスタであり、点線で描かれているのは第1基板110における受光素子115である。
 図示のように、第2基板120における受光素子125は、行方向および列方向に周期的に配列されている。ここで、受光素子アレイ102において、受光素子125は、行方向および列方向について、互いに等間隔に配列されている。この場合、例えば上述の式2と同じ考えで、行方向および列方向に互いに重なり合う受光素子115、125の平均値を個別に計算し、これを1/4倍することで、互いに重なり合う1/4画素ごとの高解像度情報を得ることができる。
 また、受光素子アレイ102において、第1基板110の受光素子115は、第2基板120の受光素子125に対して、受光素子115、125の配列と並行な面における行方向と、行方向と交差する列方向とにずれて配列されている。これにより、第1基板110における受光素子115に着目すると、ひとつの受光素子115が、第2基板120における隣接する4つの受光素子125と部分的に重なりあっている。よって、第1基板110の受光素子115の各々は、4つの受光素子125の各々の一部を透過した光を受光する。
 図19は、受光素子アレイ103の模式的断面図である。受光素子アレイ103は、次に説明する部分を除くと、図1に示した受光素子アレイ100と同じ構造を有する。よって、共通の要素には同じ参照番号を付して重複する説明を省く。
 受光素子アレイ103は、第1基板110に換えて、第2基板120と同じ表面照射型の受光層121を有するもうひとつの第2基板120が、図中上層の第2基板120に積層される。このように、受光素子アレイ103は、裏面照射型の受光層を用いることなく形成できる。
 図20は、受光素子アレイ104の模式的断面図である。受光素子アレイ104は、次に説明する部分を除くと、図1に示した受光素子アレイ100と同じ構造を有する。よって、共通の要素には同じ参照番号を付して重複する説明を省く。
 受光素子アレイ104は、表面照射型の受光層121を有する単一の第2基板120と、裏面照射型の受光層111を有する2枚の第1基板110とを積層して形成される。このように、受光素子アレイ104は、各々が受光層111、121を有する3枚以上の基板を積層して形成してもよい。これにより、受光素子アレイ104の分解能を更に向上できる。
 図21は、受光素子アレイ105の模式的断面図である。受光素子アレイ105は、次に説明する部分を除くと、図1に示した受光素子アレイ100と同じ構造を有する。よって、共通の要素には同じ参照番号を付して重複する説明を省く。
 受光素子アレイ105は、受光素子アレイ100と同じ層構成を有し、裏面照射型の受光層111を有する第1基板110と、表面照射型の受光層121を有する第2基板120とを積層して形成される。受光素子アレイ105において、第1基板110における受光素子125の各々は、配線層112の直上に形成されたフローティングディフュージョン118の図中上方にオーバハングして形成される。これに対して、第2基板120においては、受光素子125相互の間にフローティングディフュージョン128が配される。
 これにより、第1基板110における受光素子115の各々が、第2基板120における受光素子125の各々の受光面積よりも広い受光面積を有する。よって、第2基板120の受光素子125を透過したことにより減衰した第2基板120への入射光強度を構造的に補正できる。
 なお、上記の実施形態においてはカラーフィルタに言及しなかった。しかしながら、受光素子アレイ100、101、102、103、104、105において、例えば、入射側の受光層121とマイクロレンズ130との間にカラーフィルタを設けて、色情報も併せて取得できるようにしてもよいことはもちろんである。
 また、上記の実施形態においてはライトフィールドの撮像に用いることができる受光素子アレイについて説明したが、通常の静止画または動画の撮影に用いる撮像素子においても、同様の構造により解像度を向上できることはもちろんである。そのような用途で用いる撮像素子においては、撮影画像の最小単位、すなわち、半画素毎にマイクロレンズを形成設けた構造としてもよいし、第2基板における画素毎にマイクロレンズが形成された構造としてもよい。
 以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
 特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
100、101、102、103、104、105 受光素子アレイ、110 第1基板、111、121 受光層、112、122 配線層、113、123 下地基板、114、124 支持基板、115、125 受光素子、116 遮光層、118、128 フローティングディフュージョン、120 第2基板、127 分離層、130 マイクロレンズ、500 ライトフィールド記録装置、501 システム制御部、502 駆動部、503 測光部、504 ワークメモリ、505 記録部、506 表示部、507 主電源、511 画像処理部、512 演算部、520 主光学系、531、532 被写体

Claims (10)

  1.  周期的且つ二次元的に配列された複数の受光素子を有する第1基板と、
     前記第1基板に対して光の入射側に積層され、前記第1基板の受光素子が感度を有する波長帯域の少なくとも一部と共通する波長帯域に感度を有し、周期的且つ二次元的に配列された複数の受光素子を有する第2基板とを備え、
     前記第1基板における前記複数の受光素子の配置が、前記第2基板における前記複数の受光素子の配置に対して、前記第1基板に複数の受光素子が配列された二次元方向のいずれかまたは両方の方向について互いにずれており、
     前記第1基板における前記複数の受光素子の各々は、前記第2基板における前記複数の受光素子のいずれかを透過した光を受光する受光素子アレイ。
  2.  前記第2基板は、前記第1基板における前記複数の受光素子のひとつが、前記第2基板における前記複数の受光素子のうちの複数の受光素子と重なるように前記第1基板に積層される請求項1に記載の受光素子アレイ。
  3.  前記第2基板は、前記第1基板における前記複数の受光素子のひとつが、前記第2基板における前記複数の受光素子のうち、前記二次元方向のいずれかの方向に隣接する複数の受光素子と重なるように前記第1基板に積層される請求項2に記載の受光素子アレイ。
  4.  前記第2基板は、前記第1基板における前記複数の受光素子のひとつが、前記第2基板における前記複数の受光素子のうち、前記二次元方向の両方の方向に隣接する3以上の受光素子と重なるように前記第1基板に積層される請求項2に記載の受光素子アレイ。
  5.  前記第1基板は、前記第1基板における前記複数の受光素子において光電変換された信号を読み出す第1読み出し回路を有し、
     前記第2基板は、前記第2基板における前記複数の受光素子において光電変換された信号を読み出す第2読み出し回路を有する
    請求項1から4のいずれか一項に記載の受光素子アレイ。
  6.  前記第1基板は、前記複数の受光素子に対して光が入射する側と反対側に配線層を有し、
     前記第2基板は、前記複数の受光素子に対して光が入射する側に配線層を有する
    請求項1から5までのいずれか一項に記載の受光素子アレイ。
  7.  前記第1基板における前記複数の受光素子の各々は、前記第2基板における前記複数の受光素子の各々よりも広い受光面積を有する請求項1から6のいずれか一項に記載の受光素子アレイ。
  8.  前記第1基板における前記複数の受光素子のひとつとから読み出された第1信号と、当該受光素子を透過した光を受けた前記第2基板における前記複数の受光素子のひとつから読み出された第2信号との差分に基づいて、前記第2基板における前記複数の受光素子のひとつよりも小さな単位面積において受光した光の光強度を算出する光強度算出部を更に備える請求項1から7のいずれか一項に記載の受光素子アレイ。
  9.  前記第1基板における前記複数の受光素子の一部は、入射光の一部を遮断する遮光層を有する請求項8に記載の受光素子アレイ。
  10.  請求項1から9のいずれか一項に記載の受光素子アレイと、
     前記第2基板に対して光の入射側に配置され、前記第2基板における前記複数の受光素子のうちの2以上の受光素子毎に周期的に設けられた複数のマイクロレンズを有するマイクロレンズアレイと、
    を備えるライトフィールド記録装置。
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