JP2014003116A - 撮像素子 - Google Patents

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Abstract

【課題】画素内で回折または反射する迷光を吸収してノイズを生じさせる。
【解決手段】光学系により結像する光を電荷に変換する光電変換素子と、光電変換素子に入射する光束を規定する開口が設けられた遮光部と、を有する画素を複数備えた撮像素子であって、複数の画素のうちの第1の画素の開口は、光学系の射出瞳の中心に対して偏った光束を通過するように位置づけられ、第1の画素は、光電変換素子と隔離して形成され、迷光を電荷に変換して排出する光吸収領域をさらに有し、複数の画素のうちの第2の画素の開口は、光学系の射出瞳の中心に対して第1の画素の開口とは異なる方向に偏った光束を通過するように位置づけられており、第1の画素内と第2の画素内との互いに対応する位置において、第2の画素の光電変換素子が配された領域に対応する第1の画素の領域に、第1の画素の光吸収領域の少なくとも一部が配される。
【選択図】図2

Description

本発明は、撮像素子に関する。
光学系により結像する光を電荷に変換する光電変換素子と、光電変換素子に入射する光束を規定する開口が設けられた遮光部とを有する撮像素子が知られている。更に、光学系の射出瞳の中心に対して互いに異なる方向に偏った光束を通過する複数種類の開口を有する撮像素子が知られている(例えば、特許文献1参照)。
[特許文献1] 特開2011−243735号公報
しかしながら、遮光部により遮蔽されているにも関わらず、他の開口等から入射して画素内を反射してきた迷光を光電変換素子が吸収してノイズを生じるといった課題がある。
本発明の第1の態様においては、光学系により結像する光を電荷に変換する光電変換素子を有する複数の画素と、光電変換素子に入射する光束を規定する開口が設けられた遮光部と、を備えた撮像素子であって、複数の画素のうちの第1の画素の開口は、光学系の射出瞳の中心に対して偏った光束を通過するように位置づけられ、第1の画素は、光電変換素子と隔離して形成され、迷光を電荷に変換して排出する光吸収領域をさらに有し、複数の画素のうちの第2の画素の開口は、光学系の射出瞳の中心に対して第1の画素の開口とは異なる方向に偏った光束を通過するように位置づけられており、第1の画素内と第2の画素内との互いに対応する位置において、第2の画素の光電変換素子が配された領域に対応する第1の画素の領域に、第1の画素の光吸収領域の少なくとも一部が配される。
本発明の第2の態様においては、光学系により結像する光を電荷に変換する光電変換素子を有する複数の画素が二次元的に配され、光電変換素子に入射する光束を規定する開口が設けられた遮光部を有する撮像素子であって、複数の画素のうちの少なくとも一つは、開口が光学系の射出瞳の中心に対して偏った光束を光電変換素子に入射するように位置づけられ、光電変換素子の周囲に配され、光電変換素子に生じた電荷を転送する周辺回路部と、光電変換素子と隔離して形成され、迷光を電荷に変換して周辺回路を介して電荷を排出する光吸収領域とを有する。
本発明の第3の態様においては、上記撮像素子を備える電子カメラが提供される。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
本発明の実施形態に係るデジタルカメラの構成を説明する図である。 本発明の実施形態に係る撮像素子の断面を表す概略図である。 画素の平面図である。 撮像素子の回路図の概略を示す。 視差画素の回路図である。 撮像素子一部を拡大した様子を表す概略図である。 視差画素と被写体の関係を説明する概念図である。 視差画像を生成する処理を説明する概念図である。 繰り返しパターンの他の例を示す図である。 二次元的な繰り返しパターンの例を示す図である。 開口の他の形状を説明する図である。 ベイヤー配列を説明する図である。 ベイヤー配列に対する視差画素の割り振りについて、視差画素の種類が2つである場合のバリエーションを説明する図である。 バリエーションの一例を示す図である。 他のバリエーションの一例を示す図である。 更に他のバリエーションの一例を示す図である。 他のカラーフィルタ配列を説明する図である。 図17の他のカラーフィルタ配列を採用する場合の、W画素と視差画素の配列の一例を示す図である。 光吸収領域の他の例を説明する平面図である。 光電変換素子および光吸収領域の他の例を示す平面図である。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
本実施形態に係るデジタルカメラは、複数の視点の画像を一度の撮影により生成する。互いに視点の異なるそれぞれの画像を視差画像と呼ぶ。
図1は、本発明の実施形態に係るデジタルカメラ10の構成を説明する図である。デジタルカメラ10は、撮影光学系としての撮影レンズ20及び絞り50を備える。撮影レンズ20は、光軸21に沿って入射する被写体光束を撮像素子100へ導く。絞り50は、面積を変更可能な開口の大きさを変化させることによって、被写体光束である入射光の光量を変化させる。絞り50は、撮影レンズ20の射出瞳の位置、またはその近傍に配置されている。撮影レンズ20は、デジタルカメラ10に対して絞り50とともに着脱できる交換式レンズであっても構わない。デジタルカメラ10は、撮像素子100、制御部201、A/D変換回路202、メモリ203、駆動部204、絞り50を制御する絞り駆動部206、画像処理部205、メモリカードIF207、操作部208、表示部209、LCD駆動回路210、AFセンサ211および保存制御部238を備える。
なお、図示するように、撮像素子100へ向かう光軸21に平行な方向をz軸プラス方向と定め、z軸と直交する平面において紙面手前へ向かう方向をx軸プラス方向、紙面上方向をy軸プラス方向と定める。撮影における構図との関係はx軸が水平方向、y軸が垂直方向となる。以降のいくつかの図においては、図1の座標軸を基準として、それぞれの図の向きがわかるように座標軸を表示する。
撮影レンズ20は、複数の光学レンズ群から構成され、被写体光束をその焦点面近傍に結像させる。なお、図1では撮影レンズ20を説明の都合上、瞳近傍に配置された仮想的な1枚のレンズで代表して表している。撮像素子100は、撮影レンズ20の焦点面近傍に配置されている。撮像素子100は、二次元的に複数の光電変換素子が配列された、CMOSセンサ等のイメージセンサである。撮像素子100は、駆動部204によりタイミング制御されて、受光面上に結像された被写体像を画像信号に変換してA/D変換回路202へ出力する。
A/D変換回路202は、撮像素子100が出力する画像信号をデジタル信号に変換してメモリ203へ出力する。画像処理部205は、メモリ203をワークスペースとして種々の画像処理を施し、画像データを生成する。
画像処理部205は、他にも選択された画像フォーマットに従って画像データを調整するなどの画像処理一般の機能も担う。生成された画像データは、LCD駆動回路210により表示信号に変換され、表示部209に表示される。また、上記種々の画像データは保存制御部238によりメモリカードIF207に装着されているメモリカード220に記録される。
AFセンサ211は、被写体空間に対して複数の測距点が設定された位相差センサであり、それぞれの測距点において被写体像のデフォーカス量を検出する。一連の撮影シーケンスは、操作部208がユーザの操作を受け付けて、制御部201へ操作信号を出力することにより開始される。撮影シーケンスに付随するAF,AE等の各種動作は、制御部201に制御されて実行される。例えば、制御部201は、AFセンサ211の検出信号を解析して、撮影レンズ20の一部を構成するフォーカスレンズを移動させる合焦制御を実行する。尚、後述する視差画素が、AFセンサ211の機能を兼用するように構成してもよい。この場合、AFセンサ211は、省略できる。
図2は、本発明の実施形態に係る撮像素子の断面を表す概略図である。図2は、カラーフィルタ102と遮光部103が別体で構成される撮像素子100の断面概略図である。図3は、画素の平面図である。図3は、図2における領域IIIの平面図であって、マイクロレンズ101及び多層構造105は、省略している。
図2に示すように、撮像素子100は、被写体側から順に、マイクロレンズ101、カラーフィルタ102、遮光部103、多層構造105、光電変換素子108が配列されて構成されている。光電変換素子108は、入射する光を電気信号に変換するフォトダイオードにより構成される。光電変換素子108は、基板109の表面に二次元的に複数配列されている。
基板109は、p型半導体、例えば、p型シリコンである。光電変換素子108の一例は、n型不純物が拡散されたn+導電型半導体、および、基板109に形成されたp型領域の一部により形成されるフォトダイオードである。
カラーフィルタ102と、視差特性を持たせる開口部104を有する遮光部103とが、同一の光電変換素子108上に積層されている。開口部104は、後述するように、対応する光電変換素子108ごとにシフトさせて、相対的な位置が厳密に定められている。詳しくは後述するが、この開口部104を備える遮光部103の作用により、光電変換素子108が受光する被写体光束152に視差が生じる。
カラーフィルタ102は、多層構造105上に設けられている。カラーフィルタ102は、各光電変換素子108に対して特定の波長帯域を透過させるように着色された、光電変換素子108のそれぞれに一対一に対応して設けられるフィルタである。カラー画像を出力するには、互いに異なる少なくとも3種類のカラーフィルタが配列されれば良い。これらのカラーフィルタは、カラー画像を生成するための原色フィルタと言える。原色フィルタの組み合わせは、例えば赤色波長帯を透過させる赤フィルタ、緑色波長帯を透過させる緑フィルタ、および青色波長帯を透過させる青フィルタである。これらのカラーフィルタは、後述するように、光電変換素子108に対応して格子状に配列される。カラーフィルタは原色RGBの組合せのみならず、YCMGの補色フィルタの組合せであっても良い。
マイクロレンズ101は、カラーフィルタ102上に設けられている。マイクロレンズ101は、入射する被写体光束152を光電変換素子108へ結像する結像レンズである。マイクロレンズ101は、光電変換素子108のそれぞれに一対一に対応して設けられている。マイクロレンズ101は、撮影レンズ20の瞳中心と光電変換素子108の相対的な位置関係を考慮して、より多くの被写体光束152が光電変換素子108に導かれるようにその光軸がシフトされていることが好ましい。さらには、遮光部103の開口部104の位置と共に、後述の特定の被写体光束152がより多く入射するように配置位置が調整されても良い。
このように、各々の光電変換素子108に対応して一対一に設けられる遮光部103、カラーフィルタ102およびマイクロレンズ101の一単位を画素と呼ぶ。特に、視差を生じさせる開口部104を有する遮光部103が設けられた画素を視差画素、視差を生じさせる開口部104を有する遮光部103が設けられていない画素を視差なし画素と呼ぶ。例えば、撮像素子100の有効画素領域が24mm×16mm程度の場合、画素数は1200万程度に及ぶ。
多層構造105は、アルミニウム等の導電性金属により形成された配線106と絶縁膜とが多層に積層されて形成されている。光電変換素子108により光から電気に変換された画像信号、各画素を制御する制御信号等は、配線106を介して送受信される。遮光部103も当該多層構造105内に設けられている。
遮光部103は、多層構造105のうち光電変換素子108に近い層に設けられている。当該遮光部103は例えば多層構造105のうち光電変換素子108にもっとも近い層に配線と同じ材料で設けられる。これにより、遮光部103が配線106の上方に形成された場合よりも、光電変換素子108へ入射する被写体光束152を精度よく通過させることができる。
なお、集光効率、光電変換効率が良いイメージセンサの場合には、画素に対して一体一のマイクロレンズ101を設けなくても良いが、その場合には視差画素における遮光部103の開口部104がマイクロレンズ101を設けない光学系の射出瞳の中心から偏った位置からの光束を光電変換素子108に入射するように当該光学系が配される。また、裏面照射型イメージセンサの場合は、遮光部103は光電変換素子108側に配されるが、多層構造105は光電変換素子108とは反対側に設けられる。
カラーフィルタ102と遮光部103の組み合わせには、さまざまなバリエーションが存在する。また、遮光部103は配線とは別の層に別の材料で形成されてもよい。また、特定の画素を被写体の輝度情報を取得する画素とする場合、その画素には、対応するカラーフィルタ102を設けなくても良い。あるいは、可視光のおよそ全ての波長帯域を透過させるように、着色を施さない透明フィルタを配列しても良い。
光吸収領域107は、基板109の表面であって、視差画素に形成されている。光吸収領域107は、光電変換素子108と隔離して配されている。さらに、光吸収領域107は、光電変換素子108と直接には電気的に接続されていない。
反射防止膜111は、基板109の表面に形成されている。反射防止膜111は、平面視において、光電変換素子108と光吸収領域107との間に設けられている。これにより、反射防止膜111は、光吸収領域107を形成できない領域に達する光を吸収する。この結果、多層構造105内で回折または反射する迷光150を低減でき、光電変換素子108が受光する迷光150を低減できる。
図3に示すように、各画素148a、148b、148cは、光電変換素子108の周囲に、転送トランジスタ130と、増幅トランジスタ132と、選択トランジスタ134と、リセットトランジスタ136とを更に備える。転送トランジスタ130、増幅トランジスタ132、選択トランジスタ134及びリセットトランジスタ136は、光電変換素子108と直接的または間接的に接続されたnMOSトランジスタである。なお、図3には図を簡略化すべく、増幅トランジスタ132のゲート電極133、選択トランジスタ134のゲート電極135、リセットトランジスタ136のゲート電極137に参照番号が付されている。また、接続線路143は図中ではU字型に描かれているが、形はこれに限られない。これらの等価回路については後述する。
視差画素148aと視差画素148cの開口部104は、それぞれ、射出瞳の中心を通る光線154に対して異なった方向に偏った位置に配される。これにより、視差画素148aと視差画素148cの開口部104は、それぞれ、光学系の射出瞳の中心に対して互いに異なる方向に偏った光束を通過する。一方、視差なし画素148bの開口部104は、射出瞳の中心を通る光線154に対していずれかの方向に偏ってはいない。
上記各開口部104の位置に対応して、各画素148a、148b、148cにおいて、光電変換素子108は、対応する開口部104を通過した被写体光束が直接達する受光領域138と重なるように形成されている。一方、光吸収領域107は、遮光部103で遮光されている領域に形成されている。尚、光吸収領域107及び反射防止膜111は、視差画素148a、148cに設けられているが、視差なし画素148bには設けられていない。
視差画素148aの光吸収領域107は画素内の位置において図中左側に配されており、画素内における当該左側の領域は、他の視差画素148cにおいて光電変換素子108が配されている領域である。すなわち、視差画素148a内と視差画素148c内との互いに対応する位置において、視差画素148cの光電変換素子108が配された領域に対応する視差画素148aの領域に、視差画素148aの光吸収領域107の少なくとも一部が配される。言い換えれば、視差画素148aと視差画素148cとを対応する位置で重ねて見た場合に、視差画素148aの光吸収領域107と視差画素148cの光電変換素子108とは少なくとも一部が重なった位置に来る。なお、視差画素148cの光吸収領域107と視差画素148aの光電変換素子108との位置関係も同様である。
また、視差画素148a内と視差なし画素148b内との互いに対応する位置において、視差なし画素148bの光電変換素子108が配された領域は、視差画素148aの光電変換素子108および光吸収領域107が配された領域に対応する。言い換えれば、視差画素148aと視差なし画素148bとを対応する位置で重ねて見た場合に、視差なし画素148bの光電変換素子108は、視差画素148aの光電変換素子108および光吸収領域107の両方と少なくとも一部が重なった位置に来る。なお、視差なし画素148bの光電変換素子108と視差画素148cの光電変換素子108および光吸収領域107との位置関係も同様である。
光吸収領域107は、リセットトランジスタ136のドレイン領域140に接続領域142を介して接続されている。接続領域142は、光吸収領域107と同じn+導電型半導体であるが、これに代えて導電性の金属配線であってもよい。リセットトランジスタ136のドレイン領域140および増幅トランジスタ132のドレイン領域は接点141において図示しない電源線に電気的に接続されている。なお、光吸収領域107は、光電変換素子108からの画像信号の出力のノイズにならなければ、他のトランジスタの他の領域に電気的に接続されていてもよい。
光吸収領域107の一例は、n型不純物が拡散されたn+導電型半導体層である。n+導電型半導体層である光吸収領域107は、基板109に形成されたp型領域と合わせて、フォトダイオードを形成する。従って、光吸収領域107が、画素内で回折または反射した迷光150を吸収すると、迷光150が光電変換された電荷、例えば、電子が生じる。しかしながら、光吸収領域107は、光電変換素子108と離隔しているので、光電変換素子108が出力する画像信号に影響しない。
図4は、撮像素子100回路図の概略を示す。撮像素子100は、二次元状に配置された上記画素148a等と、画素148a等から信号を出力するための周辺回路とを有する。これらの周辺回路は、駆動部204を形成する。図4において、画素数は、横に4行縦に4行の16個の画素を示している。しかし、本実施の形態では、画素数はそれよりもはるかに多く、画素数は特に限定されるものではない。
撮像素子100は、周辺回路として、垂直走査回路160、水平走査回路162、これらと接続される駆動用配線163、164を有する。駆動用配線163は、画素148a等に配置される転送トランジスタ130、選択トランジスタ134等のゲートに接続されている。
撮像素子100はさらに、画素148a等からの電気信号を受け取る垂直出力線165、当該垂直出力線165と接続される定電流源166及び相関二重サンプリング回路(CDS回路)167、CDS回路167から出力される信号を受け取る水平出力線168、出力アンプ169等を有する。
垂直走査回路160及び水平走査回路162は、デジタルカメラ10の制御部201からの指令に基づいて駆動信号を駆動用配線163、164に出力する。各画素148a等は、垂直走査回路160から出力される駆動信号を、対応する駆動用配線163から受け取って駆動され、画像信号を垂直出力線165に出力する。
画素148a等から出力された画像信号は、CDS回路167にてノイズ除去が施される。そして、当該画像信号は、水平走査回路162の駆動信号により水平出力線168及び出力アンプ169を介してA/D変換回路202へ出力される。なお、A/D変換回路202は垂直出力線165毎に設けられ、列ごとに、CDS回路167によりノイズ除去された後にA/D変換回路202でデジタル化された画像信号が出力されてもよい。さらに、これらに代えて、A/D変換回路202による変換の後にデジタル的にCDSによりノイズが除去されて出力されてもよい。
図5は、視差画素148a、148cの回路図である。視差無し画素148bは、光吸収領域107を有さないが、それ以外は図5に示す回路と同じ回路構成であるので図5では単に画素148として示した。図5に示すように、各画素は、図3に示した各トランジスタに加え、フローティングディフュージョン144を更に備える。
転送トランジスタ130のソース、ドレインはそれぞれ光電変換素子108、フローティングディフュージョン144に接続されている。これにより転送トランジスタ130は、ゲートに駆動信号が与えられた場合に、光電変換素子108によって光電変換された電荷、例えば、電子をフローティングディフュージョン144へと転送する。フローティングディフュージョン144は、光電変換素子108から転送された電荷を電圧の信号に変換する。
増幅トランジスタ132は、ドレイン、ソースがそれぞれ高電位Vdd、選択トランジスタ134に接続され、フローティングディフュージョン144により変換された電圧の信号を増幅する。選択トランジスタ134は、ドレイン、ソースがそれぞれ増幅トランジスタ、出力線に接続され、ゲートに駆動信号が与えられた場合に増幅トランジスタ132により増幅された電圧の信号を画像信号として出力する。リセットトランジスタ136は、ドレイン、ソースがそれぞれ高電位Vdd、フローティングディフュージョン144に接続されて、ゲートに駆動信号が与えられた場合に光電変換素子108の電荷を排出してリセットする。
リセットトランジスタ136のドレイン領域140は、高電圧Vddに接続されている。従って、光吸収領域107が迷光150を受光した場合に、光電変換により電荷が生成されるが、この電荷はドレイン領域140を介して排出される。これにより、光吸収領域107は、光電変換素子108へ迷光150が入射することによるノイズを低減することができる。
次に、遮光部103の開口部104と、生じる視差の関係について説明する。図6は、撮像素子100の一部を拡大した様子を表す概略図である。ここでは、説明を簡単にすべく、カラーフィルタ102の配色については後に言及を再開するまで考慮しない。カラーフィルタ102の配色に言及しない以下の説明においては、同色(透明である場合を含む)のカラーフィルタ102を有する視差画素のみを寄せ集めたイメージセンサであると捉えることができる。したがって、以下に説明する繰り返しパターンは、同色のカラーフィルタ102における隣接画素として考えても良い。
図6に示すように、遮光部103の開口部104は、それぞれの画素に対して相対的にシフトして設けられている。そして、隣接する画素同士においても、それぞれの開口部104は互いに変位した位置に設けられている。
図の例においては、それぞれの画素に対する開口部104の位置として、互いに左右方向にシフトした6種類の遮光部103が用意されている。そして、撮像素子100の全体は、紙面左側から右側へ徐々にシフトする遮光部103をそれぞれ有する6つの視差画素を一組とする光電変換素子群が、二次元的かつ周期的に配列されている。つまり、撮像素子100は、一組の光電変換素子群を含む繰り返しパターン110が、周期的に敷き詰められて構成されていると言える。
図7は、視差画素と被写体の関係を説明する概念図である。特に図7(a)は撮像素子100のうち撮影光軸21と直交する中心に配列されている繰り返しパターン110tの光電変換素子群を示し、図7(b)は周辺部分に配列されている繰り返しパターン110uの光電変換素子群を模式的に示している。図7(a)、(b)における被写体30は、撮影レンズ20に対して合焦位置に存在する。図7(c)は、図7(a)に対応して、撮影レンズ20に対して非合焦位置に存在する被写体31を捉えた場合の関係を模式的に示している。
まず、撮影レンズ20が合焦状態に存在する被写体30を捉えている場合の、視差画素と被写体の関係を説明する。被写体光束は、撮影レンズ20の瞳を通過して撮像素子100へ導かれるが、被写体光束が通過する全体の断面領域に対して、6つの部分領域Pa〜Pfが規定されている。そして、例えば繰り返しパターン110t、110uを構成する光電変換素子群の紙面左端の画素は、拡大図からもわかるように、部分領域Pfから射出された被写体光束のみが光電変換素子108へ到達するように、遮光部103の開口部104fの位置が定められている。同様に、紙面右端の画素に向かって、部分領域Peに対応して開口部104eの位置が、部分領域Pdに対応して開口部104dの位置が、部分領域Pcに対応して開口部104cの位置が、部分領域Pbに対応して開口部104bの位置が、部分領域Paに対応して開口部104aの位置がそれぞれ定められている。
別言すれば、例えば部分領域Pfと紙面左端画素の相対的な位置関係によって定義される、部分領域Pfから射出される被写体光束の主光線Rfの傾きにより、開口部104fの位置が定められていると言っても良い。そして、合焦位置に存在する被写体30からの被写体光束を、開口部104fを介して光電変換素子108が受光する場合、その被写体光束は、点線で図示するように、光電変換素子108上で結像する。同様に、紙面右端の画素に向かって、主光線Reの傾きにより開口部104eの位置が、主光線Rdの傾きにより開口部104dの位置が、主光線Rcの傾きにより開口部104cの位置が、主光線Rbの傾きにより開口部104bの位置が、主光線Raの傾きにより開口部104aの位置がそれぞれ定められていると言える。
図7(a)で示すように、合焦位置に存在する被写体30のうち、光軸21と交差する被写体30上の微小領域Otから放射される光束は、撮影レンズ20の瞳を通過して、繰り返しパターン110tを構成する光電変換素子群の各画素に到達する。すなわち、繰り返しパターン110tを構成する光電変換素子群の各画素は、それぞれ6つの部分領域Pa〜Pfを介して、一つの微小領域Otから放射される光束を受光している。微小領域Otは、繰り返しパターン110tを構成する光電変換素子群の各画素の位置ずれに対応する分だけの広がりを有するが、実質的には、ほぼ同一の物点と近似することができる。同様に、図7(b)で示すように、合焦位置に存在する被写体30のうち、光軸21から離間した被写体30上の微小領域Ouから放射される光束は、撮影レンズ20の瞳を通過して、繰り返しパターン110uを構成する光電変換素子群の各画素に到達する。すなわち、繰り返しパターン110uを構成する光電変換素子群の各画素は、それぞれ6つの部分領域Pa〜Pfを介して、一つの微小領域Ouから放射される光束を受光している。微小領域Ouも、微小領域Otと同様に、繰り返しパターン110uを構成する光電変換素子群の各画素の位置ずれに対応する分だけの広がりを有するが、実質的には、ほぼ同一の物点と近似することができる。
つまり、被写体30が合焦位置に存在する限りは、撮像素子100上における繰り返しパターン110の位置に応じて、光電変換素子群が捉える微小領域が異なり、かつ、光電変換素子群を構成する各画素は互いに異なる部分領域を介して同一の微小領域を捉えている。そして、それぞれの繰り返しパターン110において、対応する画素同士は同じ部分領域からの被写体光束を受光している。つまり、図においては、例えば繰り返しパターン110t、110uのそれぞれの紙面左端の画素は、同じ部分領域Pfからの被写体光束を受光している。
撮影光軸21と直交する中心に配列されている繰り返しパターン110tにおいて紙面左端画素が部分領域Pfからの被写体光束を受光する開口部104fの位置と、周辺部分に配列されている繰り返しパターン110uにおいて紙面左端画素が部分領域Pfからの被写体光束を受光する開口部104fの位置は厳密には異なる。しかしながら、機能的な観点からは、部分領域Pfからの被写体光束を受光するための遮光部という点で、これらを同一種類の遮光部として扱うことができる。したがって、図7の例では、撮像素子100上に配列される視差画素のそれぞれは、6種類の遮光部の一つを備えると言える。
次に、撮影レンズ20が非合焦状態に存在する被写体31を捉えている場合の、視差画素と被写体の関係を説明する。この場合も、非合焦位置に存在する被写体31からの被写体光束は、撮影レンズ20の瞳の6つの部分領域Pa〜Pfを通過して、撮像素子100へ到達する。ただし、非合焦位置に存在する被写体31からの被写体光束は、光電変換素子108上ではなく他の位置で結像する。例えば、図7(c)に示すように、被写体31が被写体30よりも撮像素子100に対して遠い位置に存在すると、被写体光束は、光電変換素子108よりも被写体31側で結像する。逆に、被写体31が被写体30よりも撮像素子100に対して近い位置に存在すると、被写体光束は、光電変換素子108よりも被写体31とは反対側で結像する。
したがって、非合焦位置に存在する被写体31のうち、微小領域Ot'から放射される被写体光束は、6つの部分領域Pa〜Pfのいずれを通過するかにより、異なる組の繰り返しパターン110における対応画素に到達する。例えば、部分領域Pdを通過した被写体光束は、図7(c)の拡大図に示すように、主光線Rd'として、繰り返しパターン110t'に含まれる、開口部104dを有する光電変換素子108へ入射する。そして、微小領域Ot'から放射された被写体光束であっても、他の部分領域を通過した被写体光束は、繰り返しパターン110t'に含まれる光電変換素子108へは入射せず、他の繰り返しパターンにおける対応する開口部を有する光電変換素子108へ入射する。換言すると、繰り返しパターン110t'を構成する各光電変換素子108へ到達する被写体光束は、被写体31の互いに異なる微小領域から放射された被写体光束である。すなわち、開口部104dに対応する108へは主光線をRd'とする被写体光束が入射し、他の開口部に対応する光電変換素子108へは主光線をRa+、Rb+、Rc+、Re+、Rf+とする被写体光束が入射するが、これらの被写体光束は、被写体31の互いに異なる微小領域から放射された被写体光束である。このような関係は、図7(b)における周辺部分に配列されている繰り返しパターン110uにおいても同様である。
すると、撮像素子100の全体で見た場合、例えば、開口部104aに対応する光電変換素子108で捉えた被写体像Aと、開口部104dに対応する光電変換素子108で捉えた被写体像Dは、合焦位置に存在する被写体に対する像であれば互いにずれが無く、非合焦位置に存在する被写体に対する像であればずれが生じることになる。そして、そのずれは、非合焦位置に存在する被写体が合焦位置に対してどちら側にどれだけずれているかにより、また、部分領域Paと部分領域Pdの距離により、方向と量が定まる。つまり、被写体像Aと被写体像Dは、互いに視差像となる。この関係は、他の開口部に対しても同様であるので、開口部104aから104fに対応して、6つの視差像が形成されることになる。また、互いに異なる部分領域Pa〜Pfの配列方向を視差方向と呼ぶ。この例の場合はx軸方向である。
したがって、このように構成されたそれぞれの繰り返しパターン110において、互いに対応する画素の出力を寄せ集めると、視差画像が得られる。つまり、6つの部分領域Pa〜Pfうちの特定の部分領域から射出された被写体光束を受光した画素の出力は、視差画像を形成する。これにより、複雑な光学系を必要とすることなく、一の撮影レンズ20によって、互いに異なる部分領域Pa〜Pfの配列方向を視差方向とする視差画像を撮像することができる。
図8は、視差画像を生成する処理を説明する概念図である。図は、紙面左列から順に、開口部104fに対応する視差画素の出力を集めて生成される視差画像データIm_fの生成の様子、開口部104eの出力による視差画像データIm_eの生成の様子、開口部104dの出力による視差画像データIm_dの生成の様子、開口部104cの出力による視差画像データIm_cの生成の様子、開口部104bの出力による視差画像データIm_bの生成の様子、開口部104aの出力による視差画像データIm_aの生成の様子を表す。まず開口部104fの出力による視差画像データIm_fの生成の様子について説明する。
6つの視差画素を一組とする光電変換素子群から成る繰り返しパターン110は、x軸方向に平行な紙面横一列に配列されている。したがって、開口部104fを有する視差画素は、撮像素子100上において、x軸方向に6画素おき、かつ、y軸方向に連続して存在する。これら各画素は、上述のようにそれぞれ異なる微小領域からの被写体光束を受光している。したがって、これらの視差画素の出力を寄せ集めて配列すると、x軸方向、つまり水平視差画像が得られる。
しかし、本実施形態における撮像素子100の各画素は正方画素であるので、単に寄せ集めただけでは、x軸方向の画素数が1/6に間引かれた結果となり、y軸方向に縦長の画像データが生成されてしまう。そこで、補間処理を施してx軸方向に6倍の画素数とすることにより、本来のアスペクト比の画像として視差画像データIm_fを生成する。ただし、そもそも補間処理前の視差画像データがx軸方向に1/6に間引かれた画像であるので、x軸方向の水平解像度は、y軸方向の垂直解像度よりも低下している。つまり、生成される視差画像データの数と、解像度は相反関係にあると言える。
同様にして、視差画像データIm_e〜視差画像データIm_aが得られる。すなわち、デジタルカメラ10は、x軸方向に視差を有する6視点の水平視差画像を生成することができる。
上記の例では、x軸方向に平行な横一列を繰り返しパターン110として周期的に配列される例を説明したが、繰り返しパターン110はこれに限らない。図9は、繰り返しパターン110の他の例を示す図である。
図9(a)は、y軸方向6画素を繰り返しパターン110とした例である。ただし、それぞれの開口部104は、紙面上端の視差画素から下に向かって、紙面左側から右側へ徐々にシフトするように位置が定められている。このように配列された繰り返しパターン110によっても、x軸方向に視差を与える6視点の水平視差画像を生成することができる。この場合は、図6の繰り返しパターン110に比較すると、y軸方向の垂直解像度を犠牲にする代わりにx軸方向の水平解像度を維持する繰り返しパターンであると言える。
図9(b)は、紙面斜め方向に隣接する6画素を繰り返しパターン110とした例である。それぞれの開口部104は、紙面左上端の視差画素から右下に向かって、紙面左側から右側へ徐々にシフトするように位置が定められている。このように配列された繰り返しパターン110によっても、x軸方向に視差を与える6視点の水平視差画像を生成することができる。この場合は、図6の繰り返しパターン110に比較すると、y軸方向の垂直解像度およびx軸方向の水平解像度をある程度維持しつつ、水平視差画像の数を増やす繰り返しパターンであると言える。
図6の繰り返しパターン110、および図9(a)(b)の繰り返しパターン110をそれぞれ比較すると、いずれも6視点の視差画像を生成する場合において、視差画像でない全体から一枚の画像を出力する場合の解像度に対し、y軸方向、x軸方向のいずれの方向の解像度を犠牲にするかの違いであると言える。図6の繰り返しパターン110の場合は、x軸方向の水平解像度を1/6とする構成である。図9(a)の繰り返しパターン110の場合は、y軸方向の垂直解像度を1/6とする構成である。また、図9(b)の繰り返しパターン110の場合は、y軸方向を1/3、x軸方向を1/2とする構成である。いずれの場合も、一つのパターン内には、各画素に対応して開口部104a〜104fが一つずつ設けられており、それぞれが対応する部分領域Pa〜Pfのいずれかから被写体光束を受光するように構成されている。したがって、いずれの繰り返しパターン110であっても視差量は同等である。
上述の例では、水平方向に視差を与える水平視差画像を生成する場合について説明したが、もちろん垂直方向に視差を与える垂直視差画像を生成することもできるし、水平垂直の二次元方向に視差を与える水平垂直視差画像を生成することもできる。図10は、二次元的な繰り返しパターン110の例を示す図である。
図10の例によれば、y軸6画素、x軸6画素の36画素を一組の光電変換素子群として繰り返しパターン110を形成する。それぞれの画素に対する開口部104の位置として、互いにy軸x軸方向にシフトした36種類の遮光部103が用意されている。具体的には、各開口部104は、繰り返しパターン110の紙面上端画素から下端画素に向かって、紙面上側から下側へ徐々にシフトすると同時に、紙面左端画素から右端画素に向かって、紙面左側から右側へ徐々にシフトするように位置決めされている。
このような繰り返しパターン110を有する撮像素子100は、垂直方向および水平方向に視差を与える、36視点の視差画像を出力することができる。もちろん図10の例に限らず、さまざまな視点の視差画像を出力するように繰り返しパターン110を定めることができる。
以上の説明においては、開口部104の形状として矩形を採用した。特に、水平方向に視差を与える配列においては、シフトさせる方向であるx軸方向の幅よりも、シフトさせないy軸方向の幅を広くすることにより、光電変換素子108へ導く光量を確保している。しかし、開口部104の形状は矩形に限定されない。
図11は、開口部104の他の形状を説明する図である。図においては、開口部104の形状を円形とした。円形とした場合、半球形状であるマイクロレンズ101との相対的な関係から、予定外の被写体光束が迷光となって光電変換素子108へ入射することを防ぐことができる。
次に、カラーフィルタ102と視差画像について説明する。図12は、ベイヤー配列を説明する図である。図示するように、ベイヤー配列は、緑フィルタが紙面左上と右下の2画素に、赤フィルタが紙面左下の1画素に、青フィルタが紙面右上の1画素に割り当てられる配列である。ここでは、緑フィルタが割り当てられた紙面左上の画素をGb画素と、同じく緑色フィルタが割り当てられた紙面右下の画素をGr画素とする。また、赤色フィルタが割り当てられた画素をR画素と、青色が割り当てられた画素をB画素とする。そして、Gb画素およびB画素が並ぶ紙面横方向をGb行とし、R画素およびGr画素が並ぶ紙面横方向をGr行とする。また、Gb画素およびR画素が並ぶ紙面縦方向をGb列とし、B画素およびGr画素が並ぶ紙面縦方向をGr列とする。
このようなカラーフィルタ102の配列に対して、視差画素と視差なし画素を、何色の画素にどのような周期で割り振っていくかにより、膨大な数の繰り返しパターン110が設定され得る。視差なし画素の出力を集めれば、通常の撮影画像と同じく視差のない撮影画像データを生成することができる。したがって、相対的に視差なし画素の割合を増やせば、解像度の高い2D画像を出力させることができる。この場合、視差画素は相対的に少ない割合となるので、複数の視差画像からなる3D画像としては立体情報が減少する。逆に、視差画素の割合を増やせば、3D画像としては立体情報が増加するが、視差なし画素は相対的に減少するので、解像度の低い2D画像が出力される。
このようなトレードオフの関係において、何れの画素を視差画素とするか、あるいは視差なし画素とするかにより、様々な特徴を有する繰り返しパターン110が設定される。図13は、ベイヤー配列に対する視差画素の割り振りについて、視差画素の種類が2つである場合のバリエーションを説明する図である。この場合の視差画素は、開口部104が中心よりもx軸左側に偏心した視差Lt画素と、同じくx軸右側に偏心した視差Rt画素を想定している。つまり、このような視差画素から出力される2視点の視差画像は、いわゆる立体視を実現する。
それぞれの繰り返しパターンに対する特徴の説明は図に示す通りである。例えば、視差なし画素が多く割り振られていれば高解像度の2D画像データとなり、RGBのいずれの画素に対しても均等に割り振られていれば、色ずれの少ない高画質の2D画像データとなる。一方、視差画素が多く割り振られていれば立体情報の多い3D画像データとなり、RGBのいずれの画素に対しても均等に割り振られていれば、3D画像でありながら、高品質のカラー画像データとなる。
以下にいくつかのバリエーションについて説明する。図14は、バリエーションの一例を示す図である。図14のバリエーションは、図13における繰り返しパターン分類A−1に相当する。
図の例においては、ベイヤー配列と同じ4画素を繰り返しパターン110とする。R画素とB画素は視差なし画素であり、Gb画素を視差Lt画素に、Gr画素を視差Rt画素に割り当てる。この場合、同一の繰り返しパターン110に含まれる視差Lt画素と視差Rt画素が、被写体が合焦位置に存在するときに、同じ微小領域から放射される光束を受光するように開口部104が定められる。
図の例においては、視感度の高い緑画素であるGb画素およびGr画素を視差画素として用いるので、コントラストの高い視差画像を得ることが期待できる。また、同じ緑色画素であるGb画素およびGr画素を視差画素として用いるので、これら2つの出力から視差のない出力に変換演算がし易く、視差なし画素であるR画素およびB画素の出力と共に、高画質の2D画像データを生成できる。
図15は、他のバリエーションの一例を示す図である。図15のバリエーションは、図13における繰り返しパターン分類B−1に相当する。
図の例においては、ベイヤー配列の4画素が紙面左右に2組続く8画素を繰り返しパターン110とする。8画素のうち、紙面左側のGb画素に視差Lt画素を、右側のGb画素に視差Rt画素を割り当てる。このような配列においては、Gr画素を視差なし画素としたことにより、図13の例よりも、更に2D画像の高画質化が望める。
図16は、更に他のバリエーションの一例を示す図である。図16のバリエーションは、図13における繰り返しパターン分類D−1に相当する。
図の例においては、ベイヤー配列の4画素が紙面左右に2組続く8画素を繰り返しパターン110とする。8画素のうち、左側のGb画素に視差Lt画素を、右側のGb画素に視差Rt画素を割り当てる。さらに、左側のR画素に視差Lt画素を、右側のR画素に視差Rt画素を割り当てる。さらに、左側のB画素に視差Lt画素を、右側のB画素に視差Rt画素を割り当てる。2つのGr画素には視差なし画素を割り当てる。
2つのGb画素に割り当てられた視差Lt画素と視差Rt画素は、被写体が合焦位置に存在するときに、同じ微小領域から放射される光束を受光する。また、2つのR画素に割り当てられた視差Lt画素と視差Rt画素は、Gb画素のそれとは異なる一つの微小領域から放射される光束を受光し、2つのB画素に割り当てられた視差Lt画素と視差Rt画素は、Gb画素およびR画素のそれとは異なる一つの微小領域から放射される光束を受光する。したがって、図15の例に比較して、3D画像としての立体情報が縦方向に3倍となる。しかも、RGBの3色の出力が得られるので、カラー画像としての3D画像として高品質である。
なお、上述のように視差画素の種類を2つにすれば2視点の視差画像が得られるが、もちろん視差画素の種類は、出力したい視差画像数に合わせて、図6、図10、図11などで説明したような様々な数を採用し得る。視点数が増えていっても、さまざまな繰り返しパターン110を形成することができる。したがって、仕様、目的等に応じた繰り返しパターン110を選択することができる。
上述の例では、カラーフィルタ配列としてベイヤー配列を採用した場合について説明したが、もちろん他のカラーフィルタ配列であっても差し支えない。このとき、一組の光電変換素子群を構成する視差画素のそれぞれは、互いに異なる部分領域を向く開口部104を有する遮光部103を備えると良い。
したがって、撮像素子100は、入射光を電気信号に光電変換する、二次元的に配列された光電変換素子108と、光電変換素子108の少なくとも一部のそれぞれに一対一に対応して設けられた遮光部103と、光電変換素子108の少なくとも一部のそれぞれに一対一に対応して設けられたカラーフィルタ102とを備え、隣接するn個(nは3以上の整数)の光電変換素子108のうち、少なくとも2つ(3つ以上であっても良い)に対応して設けられたそれぞれの遮光部103の開口部104は、互いに異なる波長帯域を透過させる少なくとも3種類のカラーフィルタ102から構成されるカラーフィルターパターンの一パターン内に含まれると共に、入射光の断面領域内の互いに異なる部分領域からの光束をそれぞれ通過させるように位置づけられ、n個の光電変換素子108を一組とする光電変換素子群が周期的に配列されていれば良い。
図17は、他のカラーフィルタ配列を説明する図である。図示するように、他のカラーフィルタ配列は、図12で示したベイヤー配列のGr画素を緑フィルタが割り当てられるG画素として維持する一方、Gb画素をカラーフィルタが割り当てられないW画素に変更した配列である。なお、W画素は、上述のように、可視光のおよそ全ての波長帯域を透過させるように、着色を施さない透明フィルタが配列されていても良い。
このようなW画素を含むカラーフィルタ配列を採用すれば、撮像素子が出力するカラー情報の精度は若干低下するものの、W画素が受光する光量はカラーフィルタが設けられている場合に比較して多いので、精度の高い輝度情報を取得できる。W画素の出力を寄せ集めれば、モノクロ画像を形成することもできる。
W画素を含むカラーフィルタ配列の場合、視差画素と視差なし画素の繰り返しパターン110は、さらなるバリエーションが存在する。例えば、比較的暗い環境下で撮影された画像であっても、カラー画素から出力された画像に比較してW画素から出力された画像であれば、被写体像のコントラストが高い。そこで、W画素に視差画素を割り振れば、複数の視差画像間で行う補間処理において、精度の高い演算結果が期待できる。後述するように、補間処理は、視差画素量を取得する処理の一環として実行される。したがって、2D画像の解像度および視差画像の画質への影響に加え、抽出される他の情報への利害得失も考慮して、視差画素と視差なし画素の繰り返しパターン110が設定される。
図18は、図17の他のカラーフィルタ配列を採用する場合の、W画素と視差画素の配列の一例を示す図である。図18のバリエーションは、ベイヤー配列における図15の繰り返しパターン分類B−1に類似するので、ここではB'−1とする。図の例においては、他のカラーフィルタ配列の4画素が紙面左右に2組続く8画素を繰り返しパターン110とする。8画素のうち、左側のW画素に視差Lt画素を、右側のW画素に視差Rt画素を割り当てる。このような配列において撮像素子100は、視差画像をモノクロ画像として出力し、2D画像をカラー画像として出力する。
この場合、撮像素子100は、入射光を電気信号に光電変換する、二次元的に配列された光電変換素子108と、光電変換素子108の少なくとも一部のそれぞれに一対一に対応して設けられた遮光部103と、光電変換素子108の少なくとも一部のそれぞれに一対一に対応して設けられたカラーフィルタ102とを有し、隣接するn個(nは4以上の整数)の光電変換素子108のうち、少なくとも2つに対応して設けられたそれぞれの遮光部103の開口部104は、互いに異なる波長帯域を透過させる少なくとも3種類のカラーフィルタ102から構成されるカラーフィルターパターンの一パターン内には含まれず、かつ、入射光の断面領域内の互いに異なる部分領域からの光束をそれぞれ通過させるように位置づけられ、n個の光電変換素子108を一組とする光電変換素子群が周期的に配列されていれば良い。
図19は、光吸収領域107の別の例を説明する平面図である。図3と同一の構成には同一の番号を付して説明を省略する。
図19に示すように、視差画素148a、148bの光吸収領域107が、接続領域142および配線106を介して、直接、高電圧Vddに接続されていてもよい。図19に示す光吸収領域107においても、迷光を受光して生じた電荷を高電圧Vddへと排出することができる。
図20は、光電変換素子108および光吸収領域107の他の例を示す平面図である。図3と同一の構成には同一の番号を付して説明を省略する。
図20に示すように、視差画素148d、148eの光電変換素子108が画素内において中央寄りにある場合には、当該光電変換素子108を挟んで両側に光吸収領域107が設けられる。この場合も光吸収領域107は、視差なし画素148bにおける光電変換素子108の幅Wn0と略同一の領域まで設けられることが好ましい。
以上、上記実施形態によれば、光電変換素子108とは隔離して光吸収領域107を設けたので、光電変換素子108へ迷光150が入射することによるノイズを低減することができる。
上記実施形態のデジタルカメラ10は、電子カメラの一例であって、静止画を生成するデジタルスチルカメラまたは動画を生成するカムコーダーのいずれであってもよい。また、デジタルカメラ10は、レンズ交換式であってもよいし、レンズ交換式でなくてもよい。さらに、デジタルカメラ10は、撮像素子100の入光側にミラーを設けたレフレックスタイプでもよいし、ミラーを設けないノンレフレックスタイプでもよい。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
10 デジタルカメラ、20 撮影レンズ、21 光軸、30 被写体、31 被写体、50 絞り、100 撮像素子、101 マイクロレンズ、102 カラーフィルタ、103 遮光部、104 開口部、105 多層構造、106 配線、107 光吸収領域、108 光電変換素子、109 基板、110 パターン、111 反射防止膜、130 転送トランジスタ、132 増幅トランジスタ、133 ゲート電極、134 選択トランジスタ、135 ゲート電極、136 リセットトランジスタ、137 ゲート電極、138 受光領域、140 ドレイン領域、141 接点、142 接続領域、143 接続線路、144 フローティングディフュージョン、148 画素、150 迷光、152 被写体光束、154 光線、160 垂直走査回路、162 水平走査回路、163 駆動用配線、164 駆動用配線、165 垂直出力線、166 定電流源、167 CDS回路、168 水平出力線、169 出力アンプ、201 制御部、202 A/D変換回路、203 メモリ、204 駆動部、205 画像処理部、206 絞り駆動部、207 メモリカードIF、208 操作部、209 表示部、210 LCD駆動回路、211 AFセンサ、220 メモリカード、238 保存制御部

Claims (9)

  1. 光学系により結像する光を電荷に変換する光電変換素子を有する複数の画素と、前記光電変換素子に入射する光束を規定する開口が設けられた遮光部と、を備えた撮像素子であって、
    前記複数の画素のうちの第1の画素の開口は、前記光学系の射出瞳の中心に対して偏った光束を通過するように位置づけられ、
    前記第1の画素は、前記光電変換素子と隔離して形成され、迷光を電荷に変換して排出する光吸収領域をさらに有し、
    前記複数の画素のうちの第2の画素の開口は、前記光学系の射出瞳の中心に対して前記第1の画素の開口とは異なる方向に偏った光束を通過するように位置づけられており、
    前記第1の画素内と前記第2の画素内との互いに対応する位置において、前記第2の画素の前記光電変換素子が配された領域に対応する前記第1の画素の領域に、前記第1の画素の前記光吸収領域の少なくとも一部が配された撮像素子。
  2. 前記第2の画素は、前記第2の画素の前記光電変換素子と隔離して形成され、迷光を電荷に変換して排出する光吸収領域をさらに有し、
    前記第1の画素と前記第2の画素との画素内の対応する位置において、前記第1の画素の前記光電変換素子が配された領域に対応する前記第2の画素の領域に、前記第2の画素の前記光吸収領域の少なくとも一部が配された請求項1に記載の撮像素子。
  3. 前記第1の画素と前記第2の画素とが周期的に繰り返し配置されている請求項1または2に記載の撮像素子。
  4. 前記複数の画素のうちの第3の画素の開口は、前記光学系の射出瞳の中心に対して偏らない光束を通過するように位置づけられ、
    前記第1の画素内と前記第3の画素内との互いに対応する位置において、前記第1の画素の前記光電変換素子および前記光吸収領域が配された領域に対応する前記第3の画素の領域に、前記第3の画素の前記光電変換素子が配された請求項1に記載の撮像素子。
  5. 前記第1の画素、前記第2の画素および前記第3の画素が周期的に繰り返し配置されている請求項4に記載の撮像素子。
  6. 前記光吸収領域は、p型領域内に設けられたn型領域であって、前記n型領域が電源線に接続されている請求項1から5のいずれか1項に記載の撮像素子。
  7. 前記複数の画素は、前記光電変換素子の電荷をリセットする、ドレインが電源線に接続されたリセットトランジスタを有し、
    前記光吸収領域は前記リセットトランジスタの前記ドレインに接続されている請求項6に記載の撮像素子。
  8. 光学系により結像する光を電荷に変換する光電変換素子を有する複数の画素が二次元的に配され、前記光電変換素子に入射する光束を規定する開口が設けられた遮光部を有する撮像素子であって、
    前記複数の画素のうちの少なくとも一つは、
    前記開口が前記光学系の射出瞳の中心に対して偏った光束を前記光電変換素子に入射するように位置づけられ、
    前記光電変換素子の周囲に配され、前記光電変換素子に生じた電荷を転送する周辺回路部と、
    前記光電変換素子と隔離して形成され、迷光を電荷に変換して前記周辺回路を介して前記電荷を排出する光吸収領域と
    を有する撮像素子。
  9. 請求項1から8のいずれか1項に記載の撮像素子を備える電子カメラ。
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