WO2017115423A1 - 水処理システム及び水処理方法 - Google Patents

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Abstract

この水処理システム(10)は、海水(W)が流れる取水管(P1)と、取水管(P1)の下流側に設けられて、取水管(P1)から供給される海水(W)にろ過処理を施す砂ろ過装置(21)と、砂ろ過装置(21)に接続され、ろ過処理された海水(W)が流れる接続管(P3)と、接続管(P3)の下流側に接続されて海水(W)を濃縮水と淡水とに分離する海水用逆浸透膜処理装置(51),汽水用逆浸透膜処理装置(52)と、取水管(P1)と接続管(P3)とを接続する再通水管(P20)と、再通水管(P20)に設けられて、ろ過処理された海水Wの一部を接続管(P3)から再通水管(P20)を通して取水管(P1)に圧送するポンプ(22)と、再通水管(P20)を開閉する開閉弁(23)と、を備える。

Description

水処理システム及び水処理方法
 この発明は、例えば海水を淡水化処理する水処理システム及び水処理方法に関する。
 海水を淡水化処理する水処理システムは、逆浸透膜等を用いた淡水化処理装置を備えている。水処理システムは、淡水化処理装置の逆浸透膜の汚染による処理性能低下を抑えるため、淡水化処理装置の前段に、海水中の粒子状物質、細菌等をろ過するろ過装置を前処理部として備えている。
 水処理システムを利用しているうちに、ろ過後の被処理水の水質変動が起きてしまうことがある。すると、淡水化処理装置の逆浸透膜を汚染してしまうため、前処理部におけるろ過性能を安定させる必要がある。
 特許文献1には、前処理部として複数のろ過装置を備えておき、ろ過装置のろ過性能が低下したときには、複数のろ過装置間の流路を切り換える構成が開示されている。このような構成によれば、ろ過性能が低下したときに、流路を切り換え、ろ過性能が低下したろ過装置のフィルタを洗浄又は交換することで、ろ過後の水質を安定させることができる。
特開2014-221459号公報
 ところで、水処理システムにおいては、被処理水である海水の変動によって、ろ過後の被処理水の水質変動が起きることがある。このような海水の変動としては、例えば、海水の温度の変動等がある。
 しかし、海水の変動がおさまれば、被処理水の水質も元に戻る。このため、特許文献1に開示された構成では、このような海水の変動に起因してろ過後の水質変動が起きた場合には対応することができない。
 この発明は、被処理水の水質変動が起きた場合であってもろ過水質の変動を抑制することができる水処理システム及び水処理方法を提供する。
 この発明に係る第一態様によれば、水処理システムは、被処理水が流れる第一流通路と、前記第一流通路の下流側に設けられて、前記第一流通路から供給される被処理水にろ過処理を施すろ過装置と、前記ろ過装置に接続され、前記ろ過処理された前記被処理水が流れる第二流通路と、前記第二流通路の下流側に接続されて前記被処理水を濃縮水と淡水とに分離する逆浸透膜装置と、前記第一流通路と前記第二流通路とを接続する第三流通路と、前記第三流通路に設けられて、前記ろ過処理された前記被処理水の一部を前記第二流通路から前記第三流通路を通して前記第一流通路に圧送するポンプと、前記第三流通路を開閉する開閉弁と、を備える。
 このような構成によれば、被処理水は、第一流通路を経てろ過装置で濾過処理がなされた後、第二流通路を経て逆浸透膜装置で濃縮水と淡水とに分離されることで、被処理水の淡水化処理を施すことができる。ここで、ろ過装置を経た被処理水の一部は、第二流通路から第三流通路を通して第一流通路に圧送され、再びろ過装置に通水される。このようにして、被処理水の一部は、ろ過装置を2回通ってろ過処理されるため、ろ過後の水質が改善される。これにより、ろ過後の水質の変動を抑制することができる。
 この発明に係る第二態様によれば、水処理システムは、第一態様において、前記被処理水の水質評価値を検出する検出部と、前記水質評価値の値が予め定めた閾値以上となった際に、前記ポンプを作動させるとともに前記開閉弁を閉塞状態から開放状態に切り替える制御装置と、を備えるようにしてもよい。
 このような水処理システムによれば、ろ過処理後の被処理水の水質評価値を検出部で検出することができる。検出された水質評価値が予め定めた閾値以上となっていれば、流量調整部は、ポンプを作動させるとともに開閉弁を閉塞状態から開放状態に切り替えることができる。その結果、ろ過装置を経た被処理水の一部が、第二流通路から第三流通路を通して第一流通路に圧送され、再びろ過装置に通水させることができる。
 このようにして、被処理水の水質が低下した場合に、被処理水をろ過装置に再通水させることで、ろ過装置におけるろ過後の水質を向上することができる。したがって、被処理水の水質変動が起きた場合、ろ過後の水質が低下してしまうのを抑制することができる。
 この発明に係る第三態様によれば、水処理システムは、第一態様において、前記被処理水の水質評価値を検出する検出部と、前記水質評価値に基づいた情報を表示する表示部と、操作者が操作可能な操作部と、前記表示部に表示された前記情報に応じてなされる前記操作部の操作によって送出される操作信号に基づいて、前記ポンプを作動させるとともに前記開閉弁を閉塞状態から開放状態に切り替える制御装置と、を備えるようにしてもよい。
 このような水処理システムによれば、被処理水の水質評価値を検出部で検出することができる。検出された水質評価値に基づいた情報は、例えば、水質評価値そのもの、あるいは水質評価値の良否の判定結果等として、表示部に表示させることができる。操作者は、表示部に表示された情報を見て、再通水流量の調整が必要であるか否かを判断することができる。その判断の結果、再通水流量の調整が必要であれば、操作者は、操作部に所定の操作を入力する。すると、操作部は、操作者による操作に応じた操作信号を送出する。流量調整部は、操作部から送出された操作信号に基づいて、ポンプを作動させるとともに開閉弁を閉塞状態から開放状態に切り替える。その結果、ろ過装置を経た被処理水の一部が、第二流通路から第三流通路を通して第一流通路に圧送され、再びろ過装置に通水される。
 このようにして、被処理水の水質が低下した場合に、ろ過後の被処理水の一部をろ過装置に再通水させることで、ろ過装置におけるろ過後の水質が向上する。したがって、被処理水の水質変動が起きた場合、ろ過後の水質が低下してしまうことを抑制できる。
 この発明に係る第四態様によれば、水処理システムは、第一から第三態様の何れか一つにおいて、前記第一流通路の上流側に、上流側から供給される前記被処理水にろ過処理を施して前記第一流通路に排出する前段ろ過装置を備えるようにしてもよい。
 これにより、被処理水は、ろ過装置の上流側に設けられた前段ろ過装置と、その下流側に設けられたろ過装置とで、順次2段階にろ過される。ここで、下流側のろ過装置において、被処理水の水質が低下した場合に、被処理水をろ過装置に再通水させることで、ろ過装置におけるろ過後の水質が向上する。
 この発明に係る第五態様によれば、水処理方法は、脱塩処理の前にろ過装置で被処理水にろ過処理を施す水処理方法であって、前記被処理水の水質評価値を取得する工程と、取得した前記水質評価値が予め定めた閾値以上となる場合に、前記ろ過処理を施した前記被処理水の一部を、前記ろ過装置の入口側に戻し、前記ろ過装置に再度通水する工程と、を含む。
 これにより、ろ過処理後の被処理水の水質評価値が予め定めた閾値以上となっていれば、ろ過装置を経た被処理水の一部を入口側に戻し、ろ過装置に再度通水する。
 このようにして、被処理水の水質が低下した場合に、被処理水をろ過装置に再通水させることで、ろ過装置におけるろ過後の水質が向上する。したがって、被処理水の水質変動が起きた場合、ろ過後の水質が低下してしまうのを抑制することができる。
 上述した水処理システム及び水処理方法によれば、被処理水の水質変動が起きた場合であってもろ過水質の変動を抑制することが可能となる。
この発明の実施形態に係る水処理システムの全体構成を示す図である。 上記水処理システムの前処理部の構成を示す図である。 前処理部における水処理方法の流れを示す図である。 再通水管を通して被処理水の一部をろ過装置に再通水させている状態における前処理部の通水状況を示す図である。 ろ過装置のフィルタ部の直径Dに対するフィルタ部の高さLの比L/Dと、フィルタ部におけるろ過処理による被処理水中の懸濁物質等の除去率との相関を示す図である。 ろ過装置の入口水質と、ろ過装置のフィルタ部における濁質除去率との相関を示す図である。 ろ過装置の入口水質と、ろ過装置のフィルタ部でろ過した後の被処理水の水質評価値との相関を示す図である。 第一実施形態の変形例における前処理部の構成を示す図である。 上記水処理システム及び水処理方法の第二実施形態における前処理部の構成を示す図である。 一段目の砂ろ過装置においてろ過速度を変動させたときの、ろ過後の水質評価値の変化を示す図である。 一段目の砂ろ過装置でろ過速度を一定とし、二段目の砂ろ過装置のろ過速度を変化させたときの、二段目の砂ろ過装置におけるろ過後の水質評価値の変化を示す図である。
 以下、この発明の実施形態に係る水処理システム及び水処理方法を図面に基づき説明する。
(第一実施形態)
 図1は、この実施形態の水処理システムの全体構成を示す図である。
 図1に示すように、この実施形態の水処理システム10は、前処理部20と、カートリッジフィルタ30と、高圧ポンプ40と、淡水化処理部50と、エネルギー回収装置60と、を備えている。
 前処理部20は、取水ポンプ(図示無し)で取水した海水(被処理水)Wが取水管(第一流通路)P1を通して送り込まれる。前処理部20は、送り込まれた海水Wを、淡水化処理部50への通水前、言い換えれば淡水化処理部50により脱塩処理が行われる前に、ろ過処理し、海水W中の懸濁物質等を除去する。この実施形態では、前処理部20として、砂ろ過装置(ろ過装置)21を用い、凝集剤やpH調整剤等の投入等を行わず、いわゆる無薬注前処理を行う。
 砂ろ過装置21は、一段以上のフィルタ部21fを備えている。この実施形態では、砂ろ過装置21は、二段のフィルタ部21fを備えている。フィルタ部21fは、ろ材として、所定量の砂(図示無し)と、砂の表面で成長・維持される生物膜(図示無し)と、を備えている。フィルタ部21fは、生物膜により、淡水化処理部50を汚損するSDI(Silt Dencity Index:汚れ指数)成分、バイオファウリングの原因となるBOD(Biological Oxygen Demand)成分等を除去する。フィルタ部21fは、砂により、海水Wに含まれる微粒子成分を除去する。
 カートリッジフィルタ30は、前処理部20の下流側に、接続管(第二流通路)P3を介して接続されている。カートリッジフィルタ30は、前処理部20で除去しきれなかった、例えば1~5μm程度の微細な異物が高圧ポンプ40内に入り込まないよう、所定径以上の異物を除去する。
 高圧ポンプ40は、カートリッジフィルタ30の下流側に、接続管P4を介して接続されている。高圧ポンプ40は、カートリッジフィルタ30を経た海水Wを、所定圧力に昇圧し、接続管P5を通して淡水化処理部50に送り込む。
 淡水化処理部50は、脱塩処理を行う。ここで、脱塩処理とは、例えば、海水中の塩分を除去、又は、濃縮させる処理である。この実施形態における淡水化処理部50は、例えば、逆浸透膜Fを用い、海水Wからイオン成分を除去する。この実施形態では、淡水化処理部50として、海水用逆浸透膜(Sea Water Reverse Osmosis Membrane)処理装置(逆浸透膜装置)51と、汽水用逆浸透膜(Brackish Water Reverse Osmosis Membrane)処理装置(逆浸透膜装置)52と、を備える。
 海水用逆浸透膜処理装置51は、高圧ポンプ40の下流側に、接続管P5を介して接続されている。海水用逆浸透膜処理装置51は、高圧ポンプ40で昇圧された海水Wを、接続管P5を介して逆浸透膜Fに通すことで、塩分(イオン成分)が除去された透過水W2を得る。得られた透過水W2は、接続管P6を介して汽水用逆浸透膜処理装置52に送り込まれる。海水用逆浸透膜処理装置51で除去されたイオン成分を含む濃縮水W3は、接続管P7を介してエネルギー回収装置60に送られる。エネルギー回収装置60を経た濃縮水W3は、排水管P8を経て外部(海)に排水される。
 汽水用逆浸透膜処理装置52は、海水用逆浸透膜処理装置51の下流側に、接続管P6を介して接続されている。汽水用逆浸透膜処理装置52は、海水用逆浸透膜処理装置51を経た透過水W2を逆浸透膜Fに通すことで、さらにイオン成分を除去し、純水W2’を得る。得られた純水W2’は、供給管P9を介し、水タンク(図示無し)等に供給される。ここで、得られた純水W2’を飲料用等とする場合には、供給管P9に設けられた投入部P10でミネラルを添加する。汽水用逆浸透膜処理装置52で除去されたイオン成分を含む濃縮水W3’は、排水管P11を介して排水管P8に排出され、外部(海)に排水される。
 エネルギー回収装置60は、海水用逆浸透膜処理装置51から排出される濃縮水W3からエネルギーを回収する。海水用逆浸透膜処理装置51から排出される濃縮水W3は、高圧ポンプ40によって加圧されている。エネルギー回収装置60は、接続管P7から送り込まれる濃縮水W3の水流によって回転するロータ(水車)61を備えている。ロータ61は、加圧された濃縮水W3によって回転エネルギーを得て、ロータ61と一体に連結されたロータ62を回転させる。カートリッジフィルタ30の下流側には、接続管P4から分岐する分岐管P12が設けられている。カートリッジフィルタ30を経た海水Wの一部は、分岐管P12を経てエネルギー回収装置60を通ってロータ62により海水用逆浸透膜処理装置51に送り込まれる。このようにして、海水用逆浸透膜処理装置51に海水Wを送り込むエネルギーの一部として、エネルギー回収装置60で回収した濃縮水W3のエネルギーを用いることができる。
 図2は、上記水処理システムの前処理部の構成を示す図である。
 図2に示すように、前処理部20は、砂ろ過装置21と、再通水管(第三流通路)P20と、ポンプ22と、開閉弁23と、検出部25と、表示部26と、操作部27と、流量調整部(制御装置)28と、を備える。
 この実施形態において、砂ろ過装置21は、取水管P1から海水Wが通水され、この海水Wをろ過処理する。砂ろ過装置21は、ろ過処理後の海水Wを、接続管P3から送出する。
 再通水管P20は、取水管P1と接続管P3とを接続するよう設けられる。この再通水管P20を通して、砂ろ過装置21でろ過されて接続管P3に送出された海水Wの一部を、取水管P1、つまり砂ろ過装置21の上流側に戻すことができる。
 ポンプ22は、再通水管P20に設けられ、ろ過処理された海水Wの一部を、再通水管P20を通して接続管P3から取水管P1に圧送する。
 開閉弁23は、再通水管P20を開閉する。
 検出部25は、前処理部20と海水用逆浸透膜処理装置51との間における海水の水質評価値を検出する。検出する水質評価値としては、例えば、SDI(Silt Dencity Index:水処理膜の閉塞に関与する水質指標)、BFR(Biofilm Formation Rate:水処理膜面でのバイオフィルム(生物膜)の発生リスクを評価する水質指標)、細菌数(試料水中に存在する細菌の数)、ATP(Adenosine Tri-Phoshate:全ての生物に存在するエネルギー物質)、TOC(Total Organic Carbon(全有機炭素):有機物の全炭素量)、AOC(Assimilable organic carbon:生物が同化(Assimilation)可能な有機物の炭素量)、COD(Chemical Oxygen Demand:酸化剤(過酸化マンガンカリウム、二クロム酸カリウム)により、有機物等が分解されるときに消費される酸素量)、BOD(Biological Oxygen Demand:生物が有機物等を分解するときに消費される酸素量)、FT-IR(Fourier Transform - Infrared spectrometer(フーリエ変換赤外分光光度計))による有機物特有の構造の検出、UV吸収量(有機物によるUltra Violet(紫外光)の吸収量)等がある。
 検出部25は、上記したような水質評価値の少なくとも一つを検出する。水質評価値の検出は、例えば、前処理部20と海水用逆浸透膜処理装置51との間の接続管P3内にセンサ等を設け、このセンサによって行ってもよい。また、水質評価値の検出は、例えば、前処理部20の上流側の取水管P1内にセンサ等を設け、このセンサによって行ってもよい。水質評価値の検出は、更に、接続管P3や取水管P1内からサンプリングした試料により、別途検出作業を行ってもよい。
 表示部26は、水質評価値に基づいた情報を表示する。表示部26は、水質評価値に基づいた情報を、例えば、水質評価値そのもの、あるいは水質評価値が予め定めた閾値以上であるか否か等の良否の判定結果として表示することができる。
 操作部27は、操作者が操作可能な各種のスイッチ等からなる。操作者は、表示部26に表示された水質評価値に基づいた情報に応じ、操作部27を操作する。操作部27は、操作者の操作に応じて所定の操作信号を送出する。
 流量調整部28は、操作部27から送出される操作信号に基づいて、砂ろ過装置21における再通水管P20への流量、すなわち海水Wの再通水流量を調整する。
 次に、上述した前処理部20における水処理方法について説明する。
 図3は、前処理部における水処理方法の流れを示す図である。図4は、再通水管を通して海水の一部を砂ろ過装置に再通水させている状態における前処理部の通水状況を示す図である。
(水質取得工程)
 図3に示すように、前処理部20においては、まず、砂ろ過装置21でろ過処理が施された海水Wの水質評価値を検出部25により取得する(ステップS1)。
 操作者は、表示部26に表示される水質評価値に基づいた情報を確認し、ろ過処理が施された海水Wの水質の良否を判定する(ステップS2)。
(再通水工程)
 その結果、水質評価値が、予め定めた閾値以上でなければ、ステップS1に戻る。
 一方で、水質評価値が、予め定めた閾値以上の場合、操作者は、操作部27で所定の操作を行う。すると、操作部27は、操作部27の操作によって所定の操作信号を送出する。
 流量調整部28は、操作部27から送出された操作信号に基づいて、ポンプ22を作動させるとともに開閉弁23を閉塞状態から開放状態に切り替える。これにより、砂ろ過装置21でろ過されて接続管P3に送出された海水Wの一部が、再通水管P20を通して、取水管P1、つまり砂ろ過装置21の上流側に戻される。砂ろ過装置21の上流側に戻された海水Wは、取水管P1内の海水Wに合流し、砂ろ過装置21に再通水される(ステップS3)。
 ろ過後の海水Wを砂ろ過装置21に再通水させた後も、所定のタイミングで、砂ろ過装置21でろ過処理が施された海水Wの水質評価値を検出部25により取得する(ステップS4)。
 操作者は、表示部26に表示される水質評価値に基づいた情報を確認し、ろ過処理が施された海水Wの水質の良否を判定する(ステップS5)。
(再通水停止工程)
 その結果、水質評価値が、予め定めた閾値以上のままであれば、ステップS4に戻る。
 一方、水質評価値が、予め定めた閾値よりも低い値となっていた場合、流量調整部28は、ポンプ22を停止させるとともに開閉弁23を閉じ、ろ過後の海水Wの砂ろ過装置21への再通水を停止する(ステップS6)。
 ここで、上記再通水工程においては、以下のようにして、ろ過後の海水Wの水質が向上する。
 図5は、砂ろ過装置21のフィルタ部21fの直径Dに対するフィルタ部21fの高さ(通水長さ)Lの比L/Dと、フィルタ部21fにおけるろ過処理による、海水Wの水質評価値(例えばSDI値)との相関を示す図である。この図5に示すように、比L/Dが大きくなるほど、ろ過能力が向上する。したがって、海水Wの一部が、砂ろ過装置21を2回通ることで、海水Wが通過するフィルタ部21fの長さが実質的に増大する。これによって、見かけのフィルタ部21fの高さLが増大するので、砂ろ過装置21における海水Wのろ過能力が向上する。
 図6は、砂ろ過装置21の入口側における水質(入口水質)と、砂ろ過装置21のフィルタ部21fにおける濁質除去率との相関を示す図である。図7は、砂ろ過装置21の入口水質と、砂ろ過装置21のフィルタ部21fでろ過した後の海水の水質評価値(SDI値)との相関を示す図である。
 図6に示すように、砂ろ過装置21においては、入口水質が低下(図6の横軸において右方)すると、フィルタ部21fで除去される海水W中の濁質除去率が向上する。 しかし、図7に示すように、砂ろ過装置21においては、入口水質が低下(図6の横軸において右方)すると、砂ろ過装置21のフィルタ部21fでろ過した後の海水の水質も低下する。
 ここで、砂ろ過装置21においては、砂ろ過装置21を経て水質が向上した海水Wの一部を再通水管P20で再び砂ろ過装置21に通水すると、取水管P1を流通してきた海水Wは希釈される。したがって、再通水管P20を通して海水Wの一部を砂ろ過装置21の入口側に戻すことで、砂ろ過装置21の入口側における水質が向上する。その結果、図6,図7に示すように、砂ろ過装置21のフィルタ部21fにおける濁質除去率は低下するものの、砂ろ過装置21でろ過した後の海水Wの水質は向上する。その結果、海水Wの一部を再通水させることで、砂ろ過装置21におけるろ過性能が向上する。
 上述した第一実施形態の水処理システム及び水処理方法によれば、海水Wの水質が低下した場合に、砂ろ過装置21を経た海水Wの一部は、接続管P3から再通水管P20を通して取水管P1に圧送され、再び砂ろ過装置21に通水される。
 このようにして、ろ過後の水質が改善されることで、海水Wの水質変動が起きた場合、ろ過後の水質が低下してしまうことを抑制できる。
(第一実施形態の変形例)
 図8は、第一実施形態の変形例における前処理部の構成を示す図である。
 この図8に示すように、前処理部20は、前処理部20と海水用逆浸透膜処理装置51(図1参照)との間における海水Wの水質評価値を検出する検出部25と、流量調整部28B(制御装置)と、を備える。
 この変形例において、流量調整部28Bは、検出部25で検出した水質評価値の情報を、電気的な信号により検出部25から受け取る。流量調整部28Bは、海水の水質が悪化して、水質評価値の値が予め定めた閾値以上となった際に、第一実施形態と同様に、ポンプ22を作動させるとともに開閉弁23を閉塞状態から開放状態に自動的に切り替える。これにより、砂ろ過装置21を経た海水Wの一部が、接続管P3から再通水管P20を通して取水管P1に圧送され、砂ろ過装置21に再通水される。すなわち、第一実施形態のように、操作者が介在する必要が無い。
 このようにして、ろ過処理が施された海水Wの水質が低下した場合に、海水Wを砂ろ過装置21に自動的に再通水させることで、砂ろ過装置21におけるろ過後の水質が向上する。したがって、海水Wの水質変動が起きた場合、ろ過後の水質が低下してしまうことを抑制できる。
(第二実施形態)
 次に、この発明にかかる水処理システム及び水処理方法の第二実施形態について説明する。以下に説明する第二実施形態においては、第一実施形態と前処理部の構成のみが異なるので、第一実施形態と同一部分に同一符号を付して説明するとともに、水処理システム10の全体構成等、重複説明を省略する。
 図9は、上記水処理システム及び水処理方法の第二実施形態における前処理部の構成を示す図である。
 図9に示すように、この実施形態における前処理部20は、砂ろ過装置(ろ過装置、前段ろ過装置)21Aと、砂ろ過装置(ろ過装置)21Bと、を直列に備えている。
 一段目(上流側)の砂ろ過装置21Aは、取水管P1から海水Wが通水され、この海水Wをろ過処理する。砂ろ過装置21Aは、ろ過処理後の海水Wを、接続管P15から送出する。
 二段目(下流側)砂ろ過装置21Bは、接続管(第一流通路)P15を介し、一段目の砂ろ過装置21Aに接続されている。砂ろ過装置21Bは、接続管P15から通水された海水Wをろ過処理する。砂ろ過装置21Bは、ろ過処理後の海水Wを、接続管(第二流通路)P3からカートリッジフィルタ30(図1参照)に送出する。
 砂ろ過装置21Bには、第一実施形態の砂ろ過装置21と同様、再通水管P20、ポンプ22,開閉弁23が並列に設けられている。
 再通水管P20は、砂ろ過装置21Bの入口側の接続管P15と接続管P3とを接続するよう設けられる。この再通水管P20を通して、砂ろ過装置21Bでろ過されて接続管P3に送出された海水Wの一部を、砂ろ過装置21Bの入口側に戻す。
 再通水管P20に設けられたポンプ22及び開閉弁23は、第一実施形態と同様、流量調整部28によってその動作が制御される。
 このような構成によれば、海水Wは、上流側に設けられた砂ろ過装置21Aと、その下流側に設けられた砂ろ過装置21Bとで、順次2段階にろ過される。ここで、検出部25で検出される海水Wの水質が低下した場合、ポンプ22を作動させるとともに開閉弁23を開動作させる。これにより、下流側の砂ろ過装置21Bにおいてろ過した海水Wの一部を、再通水管P20を通して砂ろ過装置21Bの入口側に戻し、接続管P15内の海水Wに合流させ、砂ろ過装置21Bに再通水させる。これにより、砂ろ過装置21Bにおけるろ過後の水質が向上する。
 ここで、再通水管P20、ポンプ22,開閉弁23による、ろ過後の海水Wは、以下のような理由から、二段目の砂ろ過装置21Bの上流側の接続管P15とするのが好ましい。
 図10は、一段目の砂ろ過装置においてろ過速度を変動させたときの、ろ過後の水質評価値の変化を示す図である。この図10において、横軸はろ過速度である。縦軸は、ろ過速度を5~15m/Hの範囲で変化させたときのSDI値の、ろ過速度10m/HにおけるSDI値(基準値)に対する差である。
 図10に示すように、一段目の砂ろ過装置21Aにおいてろ過速度が高まると、基準値(10m/H)よりもSDI値が大きくなり、縦軸の値は負の値となる。すなわち、ろ過速度が高まると、ろ過後の水質が低下する。 
 ここで、砂ろ過装置21A、21Bでろ過された海水Wを、一段目の砂ろ過装置21Aの上流側の取水管P1に再通水させると、一段目の砂ろ過装置21Aには、取水管P1から流通してきた海水Wに加えて、再通水管P20を介して送り込まれたろ過後の海水Wが合流して通水される。したがって、一段目の砂ろ過装置21Aにおいては、海水Wの流量が増加し、これによって一段目の砂ろ過装置21Aにおける海水Wの流速、つまりろ過速度が高まる。
 つまりこの第二実施形態においては、一段目の砂ろ過装置21Aにおけるろ過速度を抑えるため、ろ過後の海水Wは、二段目の砂ろ過装置21Bの上流側の接続管P15に供給し、二段目の砂ろ過装置21Bのみに再通水させている。
 第二実施形態において、二段目の砂ろ過装置21Bのみに再通水させているのは次の理由からである。
 図11は、一段目の砂ろ過装置でろ過速度を一定とし、二段目の砂ろ過装置のろ過速度を変化させたときの、二段目の砂ろ過装置におけるろ過後の水質評価値の変化を示す図である。
 ここでは、一段目には砂ろ過装置21Aを設けて、二段目には並列に配置された2つの砂ろ過装置21を設けた。一段目の砂ろ過装置21Aは、ろ過速度を12m/Hに固定し、二段目の砂ろ過装置21では、一方の砂ろ過装置21のろ過速度を12m/Hに固定し、他方の砂ろ過装置21のろ過速度を5~18m/Hに変化させた。このときの、他方の砂ろ過装置21でろ過した水の水質(SDI)の、一方の砂ろ過装置21でろ過した水の水質(SDI)に対する差を評価した。
 その結果、二段目の砂ろ過装置21では、上述した一段目の砂ろ過装置21Aとは異なり、ろ過速度を変化させてもろ過した水の水質への影響は小さい。これらの一段目及び二段目の流速をそれぞれ変えた結果は、一段目のろ過装置21Aと二段目のろ過装置21Bとで機能が異なるために生じたものと考えられる。すなわち、一段目のろ過装置21Aは生物膜によるろ過としての機能が主であり、二段目のろ過装置21Bは物理的なろ過の機能が主であるために、一段目のろ過装置でろか流速を変えた結果と二段目のろ過装置でろか流速を変えた結果が異なったものと考えられる。
 このように、一段目のろ過装置でのろ過流速及び二段目のろ過装置でのろ過流速を変化させた場合の特性が効果的に発揮されるようにした発明が、第二実施形態である。すなわち、一段目の砂ろ過装置21Aにおけるろ過速度を抑えるため、ろ過後の海水Wは、二段目の砂ろ過装置21Bの上流側の接続管P15に供給し、二段目の砂ろ過装置21Bのみに再通水させている。
 上述した第二実施形態の前処理部20は、海水Wは、上流側に設けられた砂ろ過装置21Aと、その下流側に設けられた砂ろ過装置21Bとで、順次2段階にろ過される。ここで、海水Wの水質が低下した場合に、海水Wを下流側の砂ろ過装置21Bにおいて再通水させることで、砂ろ過装置21A,21Bにおけるろ過後の水質が向上する。
 第二実施形態では、前処理部20は、一段目の砂ろ過装置21Aの下流側に、二段目の砂ろ過装置21Bを直列に設けるようにしたが、さらに、三段目以降の砂ろ過装置を直列に設けてもよい。
(その他の変形例)
 この発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、この発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した実施形態に種々の変更を加えたものを含む。すなわち、実施形態で挙げた具体的な形状や構成等は一例にすぎず、適宜変更が可能である。
 さらに、上述した各実施形態においては、前処理部20が生物膜を有する場合を一例に説明した。しかし、前処理部20は、生物膜を有する場合に限られない。さらに、無薬注前処理を行う場合を一例に説明したが、脱塩処理の前処理でろ過を行う構成であればよく、無薬注前処理以外の前処理を行っても良い。
 例えば、ろ過装置として砂ろ過装置21,21A,21Bを例に挙げたが、その具体的な構成は何ら限定するものではない。さらに、砂ろ過装置21,21A,21B以外のろ過装置を、前処理部のろ過装置に用いることもできる。
 さらに、砂ろ過装置21,21A,21Bは、並列に複数台を接続して設けてもよい。
 淡水化処理部50を、海水用逆浸透膜処理装置51と、汽水用逆浸透膜処理装置52とを備える構成としたが、これに限らない。海水用逆浸透膜処理装置51のみを淡水化処理部50に備えるようにしてもよい。
 これ以外にも、例えば、上記各実施形態及びその変形例では、海水Wを淡水化する水処理システムを例に挙げたが、それ以外の用途の水処理システムに対しても、本発明を有効に適用することができる。
 この発明は、海水を淡水化処理する水処理システム及び水処理方法に適用できる。水処理システム及び水処理方法によれば、海水の水質が低下した場合に、ろ過装置でろ過された被処理水の一部をろ過装置に再通水させることで、被処理水の水質変動が起きた場合であってもろ過水質の変動を抑制することができることができる。
 10 水処理システム
 20 前処理部
 21,21B 砂ろ過過装置(ろ過装置)
 21A 砂ろ過過装置(ろ過装置、前段ろ過装置)
 21f フィルタ部
 22 ポンプ
 23 開閉弁
 25 検出部
 26 表示部
 27 操作部
 28,28B 流量調整部(制御装置)
 30 カートリッジフィルタ
 40 高圧ポンプ
 50 淡水化処理部
 51 海水用逆浸透膜処理装置
 52 汽水用逆浸透膜処理装置
 60 エネルギー回収装置
 61,62 ロータ
 F 逆浸透膜
 P1 取水管(第一流通路)
 P2 投入口
 P3 接続管(第二流通路)
 P4~ P7 接続管
 P8 排水管
 P9 供給管
 P10 投入部
 P11 排水管
 P12 分岐管
 P15 接続管(第一流通路)
 P20 再通水管(第三流通路)
 S1~S6 ステップ
 W 海水(被処理水)
 W2’ 純水
 W2 透過水
 W3,W3’ 濃縮水

Claims (5)

  1.  被処理水が流れる第一流通路と、
     前記第一流通路の下流側に設けられて、前記第一流通路から供給される被処理水にろ過処理を施すろ過装置と、
     前記ろ過装置に接続され、前記ろ過処理された前記被処理水が流れる第二流通路と、
     前記第二流通路の下流側に接続されて前記被処理水を濃縮水と淡水とに分離する逆浸透膜装置と、
     前記第一流通路と前記第二流通路とを接続する第三流通路と、
     前記第三流通路に設けられて、前記ろ過処理された前記被処理水の一部を前記第二流通路から前記第三流通路を通して前記第一流通路に圧送するポンプと、
     前記第三流通路を開閉する開閉弁と、
    を備える水処理システム。
  2.  前記被処理水の水質評価値を検出する検出部と、
     前記水質評価値に基づいた情報を表示する表示部と、
     操作者が操作可能な操作部と、
     前記表示部に表示された前記情報に応じてなされる前記操作部の操作によって送出される操作信号に基づいて、前記ポンプを作動させるとともに前記開閉弁を閉塞状態から開放状態に切り替える制御装置と、
    を備える請求項1に記載の水処理システム。
  3.  前記被処理水の水質評価値を検出する検出部と、
     前記水質評価値が予め定めた閾値以上となった際に、前記ポンプを作動させるとともに前記開閉弁を閉塞状態から開放状態に切り替える制御装置と、
    を備える請求項1に記載の水処理システム。
  4.  前記第一流通路の上流側に、上流側から供給される前記被処理水にろ過処理を施して前記第一流通路に排出する前段ろ過装置を備える請求項1から3のいずれか一項に記載の水処理システム。
  5.  脱塩処理の前にろ過装置で被処理水にろ過処理を施す水処理方法であって、
     前記被処理水の水質評価値を取得する工程と、
     取得した前記水質評価値が予め定めた閾値以上となる場合に、前記ろ過処理を施した前記被処理水の一部を、前記ろ過装置の入口側に戻し、前記ろ過装置に再度通水する工程と、
    を含む水処理方法。
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