WO2017014054A1 - 送信装置、および送信方法、受信装置、および受信方法、並びにプログラム - Google Patents

送信装置、および送信方法、受信装置、および受信方法、並びにプログラム Download PDF

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Abstract

本技術は、送信済みのタイムスタンプを動的に変更することができるようにする送信装置、および送信方法、受信装置、および受信方法、並びにプログラムに関する。 送信装置が、送信済みのタイムスタンプに対して、変更のあった同一のMPUのタイムスタンプをデコード前に受信できるように送信する。受信装置は、変更のあった同一のMPUのタイムスタンプを受信すると、タイムスタンプメモリ上で更新し、更新されたタイムスタンプを利用して、デコードすることにより、動的にタイムスタンプを変更することができる。本技術は、送信装置および受信装置に適用することができる。

Description

送信装置、および送信方法、受信装置、および受信方法、並びにプログラム
 本技術は、送信装置、および送信方法、受信装置、および受信方法、並びにプログラムに関し、特に、送信済みのタイムスタンプを動的に変更できるようにした送信装置、および送信方法、受信装置、および受信方法、並びにプログラムに関する。
 従来、例えばデジタル放送では、データ構造として、ISO13818-1に規定されるMPEG(Moving Picture Experts Group)-2 TS(Transport Stream)が使用されている。
 ビデオのピクチャやオーディオのフレームのように、時刻情報が対応付けられる単位はアクセスユニットと称される。
 MPEG-2 TSでは、アクセスユニット単位で対応づけられるデコード時刻や提示時刻は、ビデオやオーディオのデータをパケット化する際に、そのヘッダ内に符号化されるため、ストリーム上で時刻情報と対応するアクセスユニットデータの先頭は近接しており、デコード時刻や提示時刻は確定した値を付与することが容易である。
 一方、例えば、MPEG-H規格のPart1で規定されるMMT(MPEG Media Transport)を用いた標準規格であるARIB(Association of Radio Industries and Business)-STD-B60では、ビデオやオーディオのアクセスユニットと対応づけられるデコード時刻や提示時刻を、MMTメッセージを用いる方法により、ビデオやオーディオのデータとは異なるパケットとしてパケット化される(特許文献1参照)。
特許5672407号(特開2015-015759号公報)
 しかしながら、上述の技術においては、ビデオやオーディオの複数個のアクセスユニットをグループとし、グループに含まれるアクセスユニットに対応づけられるデコード時刻や提示時刻をまとめて送信するため、予めグループ全体の時刻情報を確定している必要がある。
 このため、例えば、シーンチェンジを検出して高い画質で符号化するためにビデオのエンコード方法を変更したい場合でも、送信済みのデコード時刻や提示時刻が固定されたままの状態となる。
 また、例えば、編集点を挟むために、グループの境界を変更したい場合でも、デコード時刻や提示時刻を送信済みのグループ長は固定されたままの状態となる。
 本技術は、このような状況に鑑みてなされたものであり、特に、送信済みのタイムスタンプを動的に変更できるようにするものである。
 本技術の第1の側面の受信装置は、タイムスタンプをタイムスタンプパケットにパケット化するタイムスタンプパケット化部と、前記タイムスタンプが対応付けられるデータをエンコードするエンコード部と、前記エンコード部によりエンコードされたエンコードデータをデータパケットにパケット化するデータパケット化部と、前記タイムスタンプパケットと、前記データパケットとを多重化し、多重化ストリームを生成して受信装置に送信する多重化部とを含み、前記タイムスタンプパケット化部は、複数の前記タイムスタンプが対応付けられるデータをグループとして、前記グループ単位で、複数のタイムスタンプをタイムスタンプパケットにパケット化し、前記グループの構成、または、前記グループ内のタイムスタンプに変更が発生した場合、変更が発生した前記グループの構成、または、前記グループ内のタイムスタンプを、タイムスタンプパケットにパケット化し、前記多重化部は、前記受信装置において、前記変更が発生した前記グループの構成、または、前記グループ内のタイムスタンプに対応する前記エンコードデータのデコードが開始される前に受信されるタイミングで、前記変更が発生した前記グループの構成、または、前記グループ内のタイムスタンプの、前記タイムスタンプパケットを、前記受信装置に再送する送信装置である。
 前記タイムスタンプパケット化部には、複数の前記タイムスタンプが対応付けられるデータをグループのうち、前記グループ単位で、確定したタイムスタンプのみを追加して、前記タイムスタンプパケットにパケット化させ、前記多重化部には、前記受信装置において、前記グループ内のタイムスタンプに対応する前記エンコードデータのデコードが開始される前に受信されるタイミングで、前記グループ内で、前記確定したタイムスタンプのみが追加された、タイムスタンプパケットを、前記受信装置に再送させるようにすることができる。
 前記タイムスタンプパケット化部には、複数の前記タイムスタンプが対応付けられるデータのグループ中に、未確定のタイムスタンプがあるとき、前記未確定のタイムスタンプを示す情報を含めて、前記タイムスタンプパケットにパケット化させ、前記多重化部には、前記受信装置において、前記グループ内のタイムスタンプに対応する前記エンコードデータのデコードが開始される前に受信されるタイミングで、前記グループ内で、前記未確定のタイムスタンプを示す情報を含むタイムスタンプパケットを、前記受信装置に再送させるようにすることができる。
 前記タイムスタンプパケット化部には、複数の前記タイムスタンプが対応付けられるデータのグループの、前記タイムスタンプを、前記タイムスタンプの更新の有無、または、完了を示す情報を含めて、前記タイムスタンプパケットにパケット化させ、前記多重化部は、前記受信装置において、前記グループ内のタイムスタンプに対応する前記エンコードデータのデコードが開始される前に受信されるタイミングで、前記グループの前記タイムスタンプを、前記タイムスタンプの更新の有無、または、完了を示す情報を含むタイムスタンプパケットにパケット化して、前記受信装置に再送させるようにすることができる。
 前記多重化部には、前記受信装置において、前記変更または追加が発生した前記グループの構成、または、前記グループ内のタイムスタンプに対応する前記エンコードデータのデコードが開始される所定時間だけ前に受信されるタイミングで、前記変更または追加が発生した前記グループの構成、または、前記グループ内のタイムスタンプの、前記タイムスタンプパケットを、前記受信装置に再送させるようにすることができる。
 本技術の第1の側面の受信方法は、タイムスタンプをタイムスタンプパケットにパケット化し、前記タイムスタンプが対応付けられるデータをエンコードし、前記エンコード部によりエンコードされたエンコードデータをデータパケットにパケット化し、前記タイムスタンプパケットと、前記データパケットとを多重化し、多重化ストリームを生成して受信装置に送信するステップを含ませ、前記タイムスタンプパケットにパケット化するタイムスタンプパケット化ステップの処理は、複数の前記タイムスタンプが対応付けられるデータをグループとして、前記グループ単位で、複数のタイムスタンプをタイムスタンプパケットにパケット化し、前記グループの構成、または、前記グループ内のタイムスタンプに変更が発生した場合、変更が発生した前記グループの構成、または、前記グループ内のタイムスタンプを、タイムスタンプパケットにパケット化し、前記多重化ストリームを生成して受信装置に送信するステップの処理は、前記受信装置において、前記変更が発生した前記グループの構成、または、前記グループ内のタイムスタンプに対応する前記エンコードデータのデコードが開始される前に受信されるタイミングで、前記変更が発生した前記グループの構成、または、前記グループ内のタイムスタンプの、前記タイムスタンプパケットを、前記受信装置に再送する送信方法である。
 本技術の第1の側面のプログラムは、タイムスタンプをタイムスタンプパケットにパケット化するタイムスタンプパケット化部と、前記タイムスタンプが対応付けられるデータをエンコードするエンコード部と、前記エンコード部によりエンコードされたエンコードデータをデータパケットにパケット化するデータパケット化部と、前記タイムスタンプパケットと、前記データパケットとを多重化し、多重化ストリームを生成して受信装置に送信する多重化部としてコンピュータに実行させ、前記タイムスタンプパケット化部は、複数の前記タイムスタンプが対応付けられるデータをグループとして、前記グループ単位で、複数のタイムスタンプをタイムスタンプパケットにパケット化し、前記グループの構成、または、前記グループ内のタイムスタンプに変更が発生した場合、変更が発生した前記グループの構成、または、前記グループ内のタイムスタンプを、タイムスタンプパケットにパケット化し、前記多重化部は、前記受信装置において、前記変更が発生した前記グループの構成、または、前記グループ内のタイムスタンプに対応する前記エンコードデータのデコードが開始される前に受信されるタイミングで、前記変更が発生した前記グループの構成、または、前記グループ内のタイムスタンプの、前記タイムスタンプパケットを、前記受信装置に再送するプログラムである。
 本技術の第1の側面においては、タイムスタンプがタイムスタンプパケットにパケット化され、前記タイムスタンプが対応付けられるデータがエンコードされ、エンコードされたエンコードデータがデータパケットにパケット化され、前記タイムスタンプパケットと、前記データパケットとが多重化され、多重化ストリームが生成されて受信装置に送信され複数の前記タイムスタンプが対応付けられるデータがグループとして、前記グループ単位で、複数のタイムスタンプがタイムスタンプパケットにパケット化され、前記グループの構成、または、前記グループ内のタイムスタンプに変更が発生した場合、変更が発生した前記グループの構成、または、前記グループ内のタイムスタンプが、タイムスタンプパケットにパケット化され、前記受信装置において、前記変更が発生した前記グループの構成、または、前記グループ内のタイムスタンプに対応する前記エンコードデータのデコードが開始される前に受信されるタイミングで、前記変更が発生した前記グループの構成、または、前記グループ内のタイムスタンプの、前記タイムスタンプパケットが、前記受信装置に再送される。
 本技術の第2の側面の受信装置は、タイムスタンプをタイムスタンプパケットにパケット化するタイムスタンプパケット化部と、前記タイムスタンプが対応付けられるデータをエンコードするエンコード部と、前記エンコード部によりエンコードされたエンコードデータをデータパケットにパケット化するデータパケット化部と、前記タイムスタンプパケットと、前記データパケットとを多重化し、多重化ストリームを生成して受信装置に送信する多重化部とを含み、前記タイムスタンプパケット化部は、複数の前記タイムスタンプが対応付けられるデータをグループとして、前記グループ単位で、複数のタイムスタンプをタイムスタンプパケットにパケット化し、前記グループの構成、または、前記グループ内のタイムスタンプに変更が発生した場合、変更が発生した前記グループの構成、または、前記グループ内のタイムスタンプを、タイムスタンプパケットにパケット化し、前記多重化部は、前記受信装置において、前記変更が発生した前記グループの構成、または、前記グループ内のタイムスタンプに対応する前記エンコードデータのデコードが開始される前に受信されるタイミングで、前記変更が発生した前記グループの構成、または、前記グループ内のタイムスタンプの、前記タイムスタンプパケットを、前記受信装置に再送する送信装置より送信されてくる前記多重化ストリームを受信する受信装置において、前記多重化ストリームより、前記タイムスタンプと、エンコードされている前記タイムスタンプに対応付けられるデータとに分離する分離部と、前記タイムスタンプを記憶するタイムスタンプ記憶部と、前記タイムスタンプ記憶部に記憶される前記タイムスタンプの更新を管理する更新管理部と、前記分離部により分離された、エンコードされている前記タイムスタンプに対応付けられるデータをデコードするデコード部と、前記タイムスタンプ記憶部に記憶されている、前記タイムスタンプの情報に基づいて、前記エンコードされている前記タイムスタンプに対応付けられるデータをデコードするタイミングと、前記デコードされた、前記タイムスタンプに対応付けられるデータを提示するタイミングとを制御する同期制御部とを含み、前記更新管理部は、再送された前記タイムスタンプが送信されてくる場合、前記グループ内の前記タイムスタンプのうち、前記未デコードのタイムスタンプを、前記再送されたタイムスタンプに基づいて、前記タイムスタンプ記憶部に記憶されている前記タイムスタンプを更新して記憶させ、前記同期制御部は、前記タイムスタンプ記憶部に、更新されて記憶されている前記タイムスタンプに基づいて、前記エンコードされている前記タイムスタンプに対応付けられるデータをデコードするタイミングと、前記デコードされた、前記タイムスタンプに対応付けられるデータを提示するタイミングとを制御する受信装置である。
 前記更新管理部には、再送された前記タイムスタンプが送信されてくる場合、前記グループ内の前記タイムスタンプのうち、前記未デコード、または、未提示のタイムスタンプが変更されているとき、前記再送されたタイムスタンプに基づいて、前記タイムスタンプ記憶部に記憶されている前記タイムスタンプを更新して記憶させるようにすることができる。
 前記更新管理部には、確定した前記タイムスタンプのみが追加された前記タイムスタンプが送信されてくる場合、前記グループ内の前記タイムスタンプのうち、前記追加されたタイムスタンプに基づいて、前記タイムスタンプ記憶部に記憶されている前記タイムスタンプを更新して記憶させるようにすることができる。
 本技術の第2の側面の受信方法は、タイムスタンプをタイムスタンプパケットにパケット化するタイムスタンプパケット化部と、前記タイムスタンプが対応付けられるデータをエンコードするエンコード部と、前記エンコード部によりエンコードされたエンコードデータをデータパケットにパケット化するデータパケット化部と、前記タイムスタンプパケットと、前記データパケットとを多重化し、多重化ストリームを生成して受信装置に送信する多重化部とを含み、前記タイムスタンプパケット化部は、複数の前記タイムスタンプが対応付けられるデータをグループとして、前記グループ単位で、複数のタイムスタンプをタイムスタンプパケットにパケット化し、前記グループの構成、または、前記グループ内のタイムスタンプに変更が発生した場合、変更が発生した前記グループの構成、または、前記グループ内のタイムスタンプを、タイムスタンプパケットにパケット化し、前記多重化部は、前記受信装置において、前記変更が発生した前記グループの構成、または、前記グループ内のタイムスタンプに対応する前記エンコードデータのデコードが開始される前に受信されるタイミングで、前記変更が発生した前記グループの構成、または、前記グループ内のタイムスタンプの、前記タイムスタンプパケットを、前記受信装置に再送する送信装置より送信されてくる前記多重化ストリームを受信する受信装置の受信方法において、前記多重化ストリームより、前記タイムスタンプと、エンコードされている前記タイムスタンプに対応付けられるデータとに分離し、前記タイムスタンプを記憶し、記憶される前記タイムスタンプの更新を管理し、前記分離部により分離された、エンコードされている前記タイムスタンプに対応付けられるデータをデコードし、前記記憶されている、前記タイムスタンプの情報に基づいて、前記エンコードされている前記タイムスタンプに対応付けられるデータをデコードするタイミングと、前記デコードされた、前記タイムスタンプに対応付けられるデータを提示するタイミングとを制御するステップを含み、記憶される前記タイムスタンプの更新を管理する管理ステップの処理は、再送された前記タイムスタンプが送信されてくる場合、前記グループ内の前記タイムスタンプのうち、前記未デコードのタイムスタンプを、前記再送されたタイムスタンプに基づいて、記憶されている前記タイムスタンプを更新して記憶させ、前記タイミングを制御する制御ステップの処理は、更新されて記憶されている前記タイムスタンプに基づいて、前記エンコードされている前記タイムスタンプに対応付けられるデータをデコードするタイミングと、前記デコードされた、前記タイムスタンプに対応付けられるデータを提示するタイミングとを制御する受信方法である。
 本技術の第2の側面のプログラムは、タイムスタンプをタイムスタンプパケットにパケット化するタイムスタンプパケット化部と、前記タイムスタンプが対応付けられるデータをエンコードするエンコード部と、前記エンコード部によりエンコードされたエンコードデータをデータパケットにパケット化するデータパケット化部と、前記タイムスタンプパケットと、前記データパケットとを多重化し、多重化ストリームを生成して受信装置に送信する多重化部とを含み、前記タイムスタンプパケット化部は、複数の前記タイムスタンプが対応付けられるデータをグループとして、前記グループ単位で、複数のタイムスタンプをタイムスタンプパケットにパケット化し、前記グループの構成、または、前記グループ内のタイムスタンプに変更が発生した場合、変更が発生した前記グループの構成、または、前記グループ内のタイムスタンプを、タイムスタンプパケットにパケット化し、前記多重化部は、前記受信装置において、前記変更が発生した前記グループの構成、または、前記グループ内のタイムスタンプに対応する前記エンコードデータのデコードが開始される前に受信されるタイミングで、前記変更が発生した前記グループの構成、または、前記グループ内のタイムスタンプの、前記タイムスタンプパケットを、前記受信装置に再送する送信装置より送信されてくる前記多重化ストリームを受信する受信装置を制御するコンピュータに、前記多重化ストリームより、前記タイムスタンプと、エンコードされている前記タイムスタンプに対応付けられるデータとに分離する分離部と、前記タイムスタンプを記憶するタイムスタンプ記憶部と、前記タイムスタンプ記憶部に記憶される前記タイムスタンプの更新を管理する更新管理部と、前記分離部により分離された、エンコードされている前記タイムスタンプに対応付けられるデータをデコードするデコード部と、前記タイムスタンプ記憶部に記憶されている、前記タイムスタンプの情報に基づいて、前記エンコードされている前記タイムスタンプに対応付けられるデータをデコードするタイミングと、前記デコードされた、前記タイムスタンプに対応付けられるデータを提示するタイミングとを制御する同期制御部として機能させ、前記更新管理部は、再送された前記タイムスタンプが送信されてくる場合、前記グループ内の前記タイムスタンプのうち、前記未デコードのタイムスタンプを、前記再送されたタイムスタンプに基づいて、前記タイムスタンプ記憶部に記憶されている前記タイムスタンプを更新して記憶させ、前記同期制御部は、前記タイムスタンプ記憶部に、更新されて記憶されている前記タイムスタンプに基づいて、前記エンコードされている前記タイムスタンプに対応付けられるデータをデコードするタイミングと、前記デコードされた、前記タイムスタンプに対応付けられるデータを提示するタイミングとを制御するプログラムである。
 本技術の第2の側面においては、タイムスタンプがタイムスタンプパケットにパケット化され、前記タイムスタンプが対応付けられるデータがエンコードされ、エンコードされたエンコードデータがデータパケットにパケット化され、前記タイムスタンプパケットと、前記データパケットとが多重化され、多重化ストリームが生成されて受信装置に送信され、複数の前記タイムスタンプが対応付けられるデータがグループとして、前記グループ単位で、複数のタイムスタンプがタイムスタンプパケットにパケット化され、前記グループの構成、または、前記グループ内のタイムスタンプに変更が発生した場合、変更が発生した前記グループの構成、または、前記グループ内のタイムスタンプが、タイムスタンプパケットにパケット化され、前記受信装置において、前記変更が発生した前記グループの構成、または、前記グループ内のタイムスタンプに対応する前記エンコードデータのデコードが開始される前に受信されるタイミングで、前記変更が発生した前記グループの構成、または、前記グループ内のタイムスタンプの、前記タイムスタンプパケットが、前記受信装置に再送する送信装置より送信されてくる前記多重化ストリームを受信する受信装置であって、前記多重化ストリームが、前記タイムスタンプと、エンコードされている前記タイムスタンプに対応付けられるデータとに分離され、前記タイムスタンプが記憶され、記憶される前記タイムスタンプの更新が管理され、分離された、エンコードされている前記タイムスタンプに対応付けられるデータがデコードされ、記憶されている、前記タイムスタンプの情報に基づいて、前記エンコードされている前記タイムスタンプに対応付けられるデータがデコードされるタイミングと、前記デコードされた、前記タイムスタンプに対応付けられるデータが提示されるタイミングとが制御され、再送された前記タイムスタンプが送信されてくる場合、前記グループ内の前記タイムスタンプのうち、前記未デコードのタイムスタンプが、前記再送されたタイムスタンプに基づいて、記憶されている前記タイムスタンプが更新されて記憶され、更新されて記憶されている前記タイムスタンプに基づいて、前記エンコードされている前記タイムスタンプに対応付けられるデータがデコードされるタイミングと、前記デコードされた、前記タイムスタンプに対応付けられるデータが提示されるタイミングとが制御される。
 本技術の第1の側面の送信装置および第2の側面の受信装置は、それぞれ独立した装置であっても良いし、第1の側面の送信装置および第2の側面の受信装置として機能するブロックであっても良い。
 本技術の一側面によれば、送信済みのタイムスタンプを動的に変更することが可能となる。
本技術を適用した送信装置の第1の実施の形態の構成例を説明する図である。 MMTにおけるデコード/提示時刻が対応づけられるデータのパケット構造例を説明する図である。 MMTにおけるデコード/提示時刻のパケット構造例を説明する図である。 MMTにおけるデコード/提示時刻の対応付けを説明する図である。 図1の送信装置による送信処理を説明するフローチャートである。 従来の受信装置の構成例を説明する図である。 本技術を適用した受信装置の第1の実施の形態の構成例を示す図である。 図8の受信装置による受信方法を説明するフローチャートである。 従来の受信装置を説明する図である。 タイムスタンプを変更する処理を説明する図である。 アクセスユニットAU数を変更する処理を説明する図である。 本技術を適用した受信装置の第2の実施の形態の構成例を示す図である。 図1の送信装置による確定したAUのタイムスタンプを追加するときの送信処理を説明するフローチャートである。 図1の送信装置による確定したAUのタイムスタンプを追加するときの送信処理を説明する図である。 図13の送信処理に対応する受信処理を説明するフローチャートである。 確定したAU数と未確定のAU数とを明示的に送受信するときの処理を説明する図である。 確定したAU数と未確定のAU数とを明示的に送受信するときの処理を説明する図である。 本技術を適用した送信装置の第3の実施の形態の構成例を示す図である。 図17の送信装置による送信処理を説明するフローチャートである。 通常のMPU拡張タイムスタンプ記述子のシンタックスを説明する図である。 図19の送信処理を実現するMPU拡張タイムスタンプ記述子のシンタックス例を説明する図である。 図18の受信装置による受信処理を説明するフローチャートである。 図19の送信処理を実現するMPU拡張タイムスタンプ記述子のシンタックスの第1の変形例を説明する図である。 図19の送信処理を実現するMPU拡張タイムスタンプ記述子のシンタックスの第2の変形例を説明する図である。 図19の送信処理を実現するMPU拡張タイムスタンプ記述子のシンタックスの第3の変形例を説明する図である。 タイムスタンプの更新の有無を示す情報を含めるようにするときのMPU拡張タイムスタンプ記述子のシンタックスの第4の変形例を説明する図である。 タイムスタンプの完了を示す情報を含めるようにするときのMPU拡張タイムスタンプ記述子のシンタックスの第4の変形例を説明する図である。 汎用のパーソナルコンピュータの構成例を説明する図である。
 <第1の実施の形態>
 <送信装置の第1の実施の形態>
 図1を参照して、本技術を適用した送信装置の第1の実施の形態の構成例について説明する。図1の送信装置は、デコード時刻および提示時刻が対応付けられるビデオオーディオデータと、そのデコード時刻、および提示時刻からなるタイムスタンプとを個別にパケット化する。尚、以降において、デコード時刻、および提示時刻をデコード/提示時刻とも称する。
 送信装置11は、エンコーダ31、エンコーダバッファ32、エンコードデータパケット化部33、同期制御部34、制御情報パケット化部35、および多重化部36を備えている。
 エンコーダ31は、ビデオ・オーディオ信号よりビデオデータとオーディオデータとからなるビデオオーディオデータをエンコードすることで符号化信号からなるエンコードデータを生成し、エンコーダバッファ32に出力して、一時的に格納させる(バッファリングさせる)。
 エンコーダデータパケット化部33は、エンコーダバッファ32にバッファリングされている符号化信号からなるエンコーダデータを順次読み出してパケット化し、多重化部36に出力する。
 同期制御部34は、エンコーダ31におけるエンコードの動作を制御すると共に、エンコードされた符号化信号からなるエンコードデータのデコード/提示時刻からなるタイムスタンプを生成して制御情報パケット化部35に出力する。
 制御情報パケット化部35は、デコード/提示時刻の情報からなるタイムスタンプを含むデコード/提示時刻を含む制御情報を生成すると共にパケット化する。
 多重化部36は、パケット化されたビデオオーディオデータと、パケット化されたデコード/提示時刻からなるタイムスタンプを含む制御情報とを多重化して、多重化ストリームとして出力する。
 <ビデオ・オーディオ信号を含むパケットの構造>
 次に、図2を参照して、ビデオオーディオデータを含むパケットの構造について説明する。
 図2は、デコード/提示時刻が対応付けられるビデオオーディオデータと、そのデコード/提示時刻とが個別にパケット化されるときの例として、MMT(MPEG Media Transport)におけるデコード/提示時刻が対応付けられるビデオオーディオデータのパケット構造例を示したものである。
 図2の最上段で示されるように、MMTP(MMT Protocol) Packet41は、そのヘッダ部からなるMMTP Packet Header42と、ペイロード部からなるMMTP Payload43とを含む。
 MMTP Packet Header42は、packet_id44、および、RAP_flag45を含む。
 packet_id44は、多重化されたパケット列の中から特定データのパケット列、すなわち、MMTP payload43のデータを識別する情報を含む。
 RAP_flag45は、MMTP Payload43がランダムアクセスポイントを含むか否かを識別する情報を含んでいる。
 MMTP Payload43は、Payload Header46とPayload data byte47を含む。Payload Header46は、MPU(Media Progress Unit)と呼ばれるグループ毎に付けられる通し番号であるmpu_sequence_number48を含む。MPUは、例えば、ビデオのランダムアクセスポイント間とすることが一般的である。尚、Payload data byte47については、図3を参照して、詳細を後述する。
 <制御情報パケットの構造>
 次に、図3を参照して、デコード/提示時刻が対応付けられるビデオオーディオデータと、そのデコード/提示時刻とを個別にパケット化する例として、MMTにおいて、上述した特許文献1に記載のMMTメッセージを用いる方法におけるデコード/提示時刻からなるタイムスタンプを含む制御情報パケットの構造例について説明する。
 MPUに対するデコード/提示時刻の情報は、MPUタイムスタンプ記述子53およびMPU拡張タイムスタンプ記述子54と呼ばれる記述子として、MMTP Payload data byte47のMPT(MMT Package Table)51中にパケット化される。
 <デコード/提示時刻が対応付けられるビデオオーディオデータと、そのデコード/提示時刻との対応付け>
 次に、図4を参照して、デコード/提示時刻からなるタイムスタンプが対応付けられるビデオオーディオデータと、そのデコード/提示時刻の対応付けについて説明する。
 制御情報パケット61に含まれる記述子中のデコード/提示時刻と、ビデオやオーディオストリームのビデオオーディオパケット62とに含まれるMPUとを対応付ける方法について説明する。
 制御情報パケット61のpacket_id52が、対応するビデオオーディオパケット62のpacket_id44を特定する。
 また、制御情報パケット61のmpu_sequence_number55または56が、対応するビデオオーディオパケット62のmpu_sequence_number48のMPUを特定する。
 RAP_flag45によりランダムアクセスポイントである場合、mpu_sequence_number48が変化するビデオオーディオパケット62が、記述子に含まれるデコード/提示時刻の対応付けられる先頭であると特定することができる。
 尚、図4においては、MMTP Packet列として多重化されている例を示しているが、MMTP Packetはインターネットプロトコルなどによりさらにパケット化されてから多重化される場合もある(図示せず)。
 <図1の送信装置による送信処理>
 次に、図5のフローチャートを参照して、図1の送信装置11による送信処理について説明する。
 ステップS11において、送信装置11は、ビデオおよびオーディオからなるビデオオーディオデータを取得する。
 ステップS12において、エンコーダ31は、同期制御部34により制御されて、ビデオオーディオデータをエンコードする。
 ステップS13において、エンコーダ31は、エンコードデータをエンコードバッファ32にバッファリングさせる。
 ステップS14において、エンコードデータパケット化部33は、エンコードバッファ32にバッファリングされている、ビデオオーディオデータのエンコードデータを順次パケット化して多重化部36に出力する。
 ステップS15において、同期制御部34は、エンコーダ31によりエンコードされたビデオオーディオデータをデコード/提示時刻からなるタイムスタンプの情報を制御情報パケット化部35に出力する。
 ステップS16において、制御情報パケット化部35は、タイムスタンプを含む制御情報を生成すると共に、パケット化して多重化部36に出力する。
 ステップS17において、多重化部36は、パケット化されたタイムスタンプを含む制御情報と、パケット化されたビデオオーディオデータとを多重化して、多重化ストリームとして送信する。
 ステップS18において、同期制御部34は、処理済みのMPUについて、タイムスタンプを変更したり、グループの構成を変更して、同一のMPUに対して、ビデオオーディオデータと制御情報を再送する必要があるか否かを判定する。ステップS18において、例えば、シーンチェンジが検出されて高い画質で符号化するためにビデオのエンコード方法を変更したい場合や、編集点を挟むためにグループの境界を変更したい場合等、すなわち、処理済みのMPUと同一のMPUであって、変更が施されたビデオオーディオデータと、そのビデオオーディオデータに対応するタイムスタンプとを、再送する必要がある場合、処理は、ステップS19に進む。
 ステップS19において、再送処理が実行される。尚、再送処理とは、処理済みのMPUと同一のMPUであって、変更が施されたビデオオーディオデータと、そのビデオオーディオデータに対応するタイムスタンプとについて、ステップS11乃至S17と同様の処理がなされるのみであるため、その説明は省略する。
 <従来の受信装置の構成例>
 ここで、図6を参照して、従来の受信装置70の構成について説明する。
 受信装置70は、多重分離部71、STC管理部72、同期再生制御部73、タイムスタンプFIFO74、バッファ75-1乃至75-n、デコーダ76-1乃至76-n、および表示部77-1乃至77-nを含む。尚、以降において、バッファ75-1乃至75-n、デコーダ76-1乃至76-n、および表示部77-1乃至77-nを、それぞれ特に区別する必要がない場合、単にバッファ75、デコーダ76、および表示部77と称するものとし、その他の構成についても同様に称するものとする。
 多重分離部71は、複数の番組や複数のビデオやオーディオデータが多重化されたパケットの中から、受信対象となるパケットのみを分離する。より詳細には、多重分離部71は、入力パケット列の中から送信側のクロックを復元するためのクロック参照情報、制御パケットに含まれるデコード/提示時刻の情報からなるタイムスタンプ、およびビデオオーディオパケットからなるパケット化されたビデオオーディオデータを分離する。そして、多重分離部71は、クロック参照情報をSTC管理部72に供給し、タイムスタンプをタイムスタンプFIFO74に供給し、分離済みのビデオオーディオデータのパケットをバッファ75に供給する。
 クロック参照情報は、MPEG-H規格のPart1で規定されるMMT(MPEG Media Transport)を用いた標準規格であるARIB-STD-B60の場合は、NTP(Network Time Protocol)が用いられる。
 STC(System Time Clock)管理部72はクロック参照情報により現在のシステム時刻STCを生成し、同期再生制御部73に供給する。
 同期再生制御部73は、タイムスタンプFIFO(First In First Out)74に格納されるタイムスタンプの情報に基づいて、STC管理部72より供給されてくるシステム時刻STCに同期して、バッファ75に蓄積されたビデオオーディオデータを、デコーダ76を制御してデコードさせて、表示部77に表示させる。
 タイムスタンプFIFO74は、多重分離部71より供給されてくるタイムスタンプを順次記憶し、古いものから順次削除し、同期再生制御部73からの要求に応じてタイムスタンプを供給する。
 バッファ75-1および75-nは、それぞれチャンネルごとにビデオオーディオデータを順次蓄積し、適宜、デコーダ76-1乃至76-nに供給する。
 デコーダ76-1乃至76-nは、タイムスタンプにおけるデコード時刻になると、同期再生制御部73により制御され、それぞれチャンネルごとにエンコードされているビデオオーディオデータをデコードし、ビデオおよびオーディオとして復元して表示部77に出力する。表示部77は、タイムスタンプにおける提示時刻になると、同期再生制御部73により制御され、デコードされたビデオおよびオーディオを、それぞれ表示させると共に、音声として出力させる。
 <従来の受信装置における受信方法>
 すなわち、タイムスタンプは、タイムスタンプFIFO74により、時刻t1において、mpu_seq(N)で示される番号Nで示されるMPUのタイムスタンプを含む制御情報81-Nが記憶されると、以降の時刻t2においては、mpu_seq(N+1)で示される番号(N+1)で示されるMPUのタイムスタンプを含む制御情報81-(N+1)が記憶される。
 尚、図7においては、タイムスタンプを含む制御情報81-Nは、上からmpu_seq(N)、mpu_of_au=9、左右に、PTS[0]乃至PTS[8]およびDTS[0]乃至DTS[8]が記載されており、MPUのシーケンス番号がNであり、MPUとなるアクセスユニットAU(フレーム)が9枚であり、PTS[0]乃至PTS[8]のそれぞれに時系列に9アクセスユニットAU(フレーム)分の提示時刻が記録され、DTS[0]乃至DTS[8]のそれぞれに時系列の9アクセスユニットAU(フレーム)分のデコード時刻が記録される。
 また、図7における制御情報81-(N+1)については、MPUのシーケンス番号が1インクリメントされる以外は、制御情報81-Nと同様であるので、その説明は省略するものとする。
 さらに、図7の中段においては、多重化ストリームが、下段のSTCに対応付けて摸されており、この中で、斜線部で示された範囲が、図中、左から順に制御情報81-N,81-(N+1)であることを示している。
 このように、従来の受信装置70では、時系列に新しいタイムスタンプが新たに記憶されるのみであるため、送信済みのタイムスタンプを更新できない。すなわち、例えば、シーンチェンジが検出されて高い画質で符号化するためにビデオのエンコード方法を変更したい場合や、編集点を挟むためにグループの境界を変更したい場合等、上述したステップS18の再送処理に対応できない恐れがある。
 <受信装置の第1の実施の形態>
 上述したように、シーンチェンジが検出されて高い画質で符号化するためにビデオのエンコード方法を変更したい場合や、編集点を挟むためにグループの境界を変更したい場合等、すなわち、ビデオオーディオデータおよびタイムスタンプを更新する必要がある場合、送信装置は、変更が施されたビデオオーディオデータに対応する、デコード/提示時刻からなるタイムスタンプの情報を含む制御情報を生成して再送処理を実行している(図5のステップS19参照)。
 そこで、図8を参照して、この再送処理に対応した、本技術を適用した受信装置の第1の実施の形態の構成例について説明する。尚、図8の受信装置70において、図6の受信装置70の構成と同一の機能を備えた構成については、同一の名称、および同一の符号を付しており、その説明は適宜省略するものとする。
 すなわち、図8の受信装置70において、図6の受信装置70と異なる点は、タイムスタンプFIFO74に代えて、タイムスタンプメモリ92を備え、さらに、更新管理部91を備えた点である。
 更新管理部91は、STCがデコード時刻となったとき、ビデオのピクチャやオーディオフレーム等のアクセスユニットデータとタイムスタンプ情報とを対応づける。更新管理部91は、多重分離部71が抽出したアクセスユニットとタイムスタンプとを対応づけた状態でタイムスタンプメモリに記憶しておき、タイムスタンプ情報を更新して記憶する際に、アクセスユニットとの対応付けをやり直す。
 <図8の受信装置による受信処理>
 次に、図9のフローチャートを参照して、図8の受信装置による受信処理について説明する。
 ステップS31において、多重分離部71は、多重化ストリームからなるパケット列より、クロック参照情報、タイムスタンプ、およびチャンネルごとのビデオオーディオデータ(分離済みデータ)に分離して、それぞれSTC管理部72、および更新管理部91、およびバッファ75に出力する。
 ステップS32において、STC管理部72は、クロック参照情報に基づいて、STCを生成して、同期再生制御部73に出力する。
 ステップS33において、更新管理部91は、タイムスタンプメモリ92を参照して、供給されてきたタイムスタンプと比較し、同一グループ(同一MPU)のタイムスタンプが既に受信されているか否かを判定する。すなわち、供給されてきたタイムスタンプが、更新されて、新たに供給されてきたものであるか否かが判定される。
 ステップS33において、同一グループのタイムスタンプが既に受信されていて、更新されたタイムスタンプが送信されてきている場合、処理は、ステップS34に進む。
 ステップS34において、更新管理部91は、同一グループのタイムスタンプについて、未デコードのタイムスタンプを、送信されてきたタイムスタンプの値に置換してタイムスタンプメモリ92に記憶させる。
 <タイムスタンプを変更する例>
 すなわち、例えば、図10で示されるように、時刻t11において、MPUのシーケンス番号がNで、フレーム数が9枚のタイムスタンプ情報を含む制御情報101-1が、既に、タイムスタンプメモリ92に記憶されており、時刻t12において、新たなタイムスタンプが発生し、送信されてくる場合、更新されたタイムスタンプが送信されてきているものとみなされる。
 時刻t12以降においては、既にタイムスタンプが記録されているものとみなされて、時刻t13において、タイムスタンプメモリ92上で、制御情報101-2のうち、未デコードのアクセスユニットAU[4]乃至[8]のタイムスタンプであるPTS[4]乃至[8]およびDTS[4]乃至[8]が、送信されてきたタイムスタンプであるPTS'[4]乃至[8]およびDTS'[4]乃至[8]に置換される。すなわち、時刻t12においては、タイムスタンプのPTS[0]乃至[3]およびDTS[0]乃至[3]がデコード済みであることが示されている。
 ただし、図10においては、時刻t13は、デコード時刻DTS[4]より前のタイミングであることが必須となる。したがって、制御情報141-2は、図8の受信装置70において、アクセスユニットAU[4]のデコード時刻DTS[4]までに受信できるように、送信装置11が送信処理を完了する必要がある。また、時刻t14においては、次のシーケンス番号(N+1)の制御情報101-3が記憶されていることが示されている。
 尚、図10においては、最上段の左から順に制御情報101-1乃至101-3が示されており、このうち、制御情報101-1,101-2が同一のシーケンス番号N(=mpu_seq(N))で、アクセスユニットAU(フレーム数)が9枚(=mpu_of_au=9)であって、以下、上から左に提示時刻を示すタイムスタンプPTS[0]乃至[8]が示され、右にデコード時刻を示すタイムスタンプDTS[0]乃至[8]が示されている。
 <アクセスユニット数を変更する例>
 また、該当するグループであるMPU中のアクセスユニット数が9から4へと変更した場合、図11で示されるように、アクセスユニット数を示すタイムスタンプの制御情報のうちアクセスユニット数を示す情報(mpu_of_au=4)と、対応するAU[0]乃至[3]のタイムスタンプPTS[0]乃至[3]が示され、左にデコード時刻を示すタイムスタンプDTS[0]乃至[3]が記録されるようにしてもよい。
 ここで、図9のフローチャートの説明に戻る。
 一方、ステップS33において、同一グループのタイムスタンプが初めて受信されて、新規のタイムスタンプが送信されてきている場合、処理は、ステップS35に進む。
 ステップS35において、更新管理部91は、新規のタイムスタンプをタイムスタンプメモリ92に記憶させる。
 ステップS36において、同期再生制御部73は、タイムスタンプメモリ92に記録されている制御情報のタイムスタンプの情報を読み出し、STCと照合して、デコードするべき時刻(デコード時刻)になったか否かを判定する。ステップS36において、例えば、デコード時刻になったとみなされた場合、処理は、ステップS37に進む。
 ステップS37において、同期再生制御部73は、デコーダ76を制御して、バッファ75に格納されているビデオオーディオデータをデコードさせる。
 尚、ステップS36において、デコード時刻ではないとみなされた場合、ステップS37の処理はスキップされる。
 ステップS38において、同期再生制御部73は、タイムスタンプメモリ92に記録されている制御情報のタイムスタンプの情報を読み出し、STCと照合して、提示するべき時刻(提示時刻)になったか否かを判定する。ステップS38において、例えば、提示時刻になったとみなされた場合、処理は、ステップS39に進む。
 ステップS39において、同期再生制御部73は、表示部77を制御して、デコーダ76より供給されてくるデコードされたビデオオーディオデータを提示させ、処理は、ステップS31に戻る。
 尚、ステップS38において、提示すべき時刻ではないとみなされた場合、ステップS39の処理はスキップされる。
 以上の処理により、例えば、シーンチェンジが検出されて高い画質で符号化するためにビデオのエンコード方法を変更したい場合や、編集点を挟むためにグループの境界を変更したい場合等、すなわち、ビデオオーディオデータおよびタイムスタンプを更新する必要がある場合でも、適切に受信することが可能となる。
 尚、再送信のタイミングが、変更が行われたアクセスユニットのデコード時刻よりも前に到着するタイミング(例えば、デコード時刻よりも所定時間だけ前のタイミング)になるようにすることにより、デコードに間に合うタイミングでタイムスタンプの更新を反映することが可能となる。
 <第2の実施の形態>
 <受信装置の第2の実施の形態>
 以上においては、例えば、シーンチェンジが検出されて高い画質で符号化するためにビデオのエンコード方法を変更したい場合や、編集点を挟むためにグループの境界を変更したい場合等、すなわち、ビデオオーディオデータおよびタイムスタンプを更新する必要がある場合に再送処理されるとき、タイムスタンプをタイムスタンプメモリ上で更新する例について説明してきた。
 しかしながら、更新したビデオオーディオデータとタイムスタンプとを利用できるようにできれば、他の方法でもよく、例えば、MPU内のうち、確定したAU数だけ順次追加しながら制御情報を更新して、順次送信し、受信装置70において、最新の制御情報を利用することで、デコードが開始されるまでに順次タイムスタンプを追加して記憶するようにしてもよい。
 図12は、確定したAU数だけ順次追加しながら送信されてくる制御情報を順次追加して記憶するようにした受信装置の第2の実施の形態の構成例を示している。尚、図6における構成と同一の機能を備えた構成については、同一の名称および同一の符号を付しており、その説明は適宜省略するものとする。
 すなわち、図12の受信装置70において、図6の受信装置70と異なる点は、更新管理部121が設けられた点である。
 更新管理部121は、順次供給されるタイムスタンプのうち、新規のタイムスタンプをタイムスタンプFIFO74に記憶させると共に、同一のMPUのタイムスタンプの場合、AU数が、直前のAU数よりも多いとき、タイムスタンプを上書きする。
 ここで、送信装置11の制御情報パケット化部35は、同一MPUのグループ中で、同期制御部34が確定したタイムスタンプのみを追加しながら、追加部分のデコードが開始されるまでに受信されるように制御情報パケットを生成し出力する。または、送信装置11の制御情報パケット化部35は、追加部分のデコードが開始されてから一定時間が経過するまでに受信されるように制御情報パケットを生成し出力する。
 また、送信装置11は、未確定の範囲で、同一MPUのグループ中のタイムスタンプが変更されたり、グループの構成が変更されても、送信済みのタイムスタンプについては、変更は生じないようにするものとする。
 尚、送信装置11の構成については、図1の例と同様であるが、制御情報パケット化部35が、同一MPUのグループ中で、AUが追加されるとき、追加されたAUに関するタイムスタンプを追加して制御情報パケットを生成して出力する。
 <確定したAUのタイムスタンプを追加するときの送信処理について>
 次に、図13のフローチャートを参照して、確定したAUのタイムスタンプを追加するときの送信処理について説明する。尚、図13のフローチャートにおけるステップS41乃至S47の処理は、図5のフローチャートにおけるステップS11乃至S17の処理と同様であるので、その説明は省略するものとする。
 すなわち、ステップS48において、同期制御部34は、処理済みのMPUについて、未確定のタイムスタンプを追加して、同一のMPUに対して、ビデオオーディオデータと制御情報を再送する必要があるか否かを判定する。ステップS48において、例えば、同一のMPUであって、未確定であったビデオオーディオデータと、そのビデオオーディオデータに対応するタイムスタンプとが確定されて、追加する必要がある場合、処理は、ステップS49に進む。
 ステップS49において、追加処理が実行される。尚、追加処理は、送信済みのMPUと同一のMPUであって、未確定だったタイムスタンプが確定し、追加されたビデオオーディオデータと追加されたタイムスタンプを含む制御情報とについて、ステップS11乃至S17と同様の処理がなされるのみであるため、その説明は省略する。
 以上の処理により、例えば、図14で示されるように、時刻t31において、mpu_sequence_numberがNのMPUにおいて、まずアクセスユニットAU[0]乃至AU[1]のタイムスタンプのみが確定したため、時刻t32において、AU数2のタイムスタンプ情報を含む制御情報131-1が送信される。
 続いて、時刻t33において、アクセスユニットAU[2]乃至AU[3]のタイムスタンプが確定したため、アクセスユニットAU数が4のタイムスタンプとして、新たに確定した分のタイムスタンプを含めた制御情報131-2が、時刻t34において送信される。
 同様に、時刻t35において、アクセスユニットAU[4]乃至AU[5]のタイムスタンプが確定したため、アクセスユニットAU数が6のタイムスタンプとして、新たに確定した分のタイムスタンプを含めた制御情報131-3が、時刻t36に送信される。
 時刻t37において、アクセスユニットAU[6]乃至AU[8]のタイムスタンプが確定したため、アクセスユニットAU数が9のタイムスタンプとして、新たに確定した分のタイムスタンプを含めた制御情報131-4が、時刻t38に送信される。
 時刻t31乃至t38の一連の処理により、mpu_sequence_numberがNのMPUの制御情報の送信が完了する。この結果、制御情報は、新たに確定したAUのタイムスタンプが順次追加されながら、同一のMPUのタイムスタンプが、全てのAUのタイムスタンプが確定するまで、繰り返し送信することが可能となる。
 尚、追加送信のタイミングは、追加が行われるアクセスユニットのデコードが開始される時刻よりも前に受信装置へ到着するタイミング(例えば、デコード時刻よりも所定時間だけ前のタイミング)で行うことにより、受信装置はデコードに間に合うタイミングでタイムスタンプの追加を反映することが可能となる。
 <図13の送信処理に対応する受信処理について>
 次に、図15のフローチャートを参照して、図13の送信処理に対応する、図12の受信装置70による受信処理について説明する。尚、図15のフローチャートのステップS51乃至S53、およびステップS56乃至S60の処理は、図9のフローチャートのステップS31乃至S33、およびステップS35乃至S39の処理と同様であるので、その説明は省略するものとする。
 すなわち、ステップS53において、同一グループのタイムスタンプが既に受信されていて、更新されたタイムスタンプが送信されてきている場合、処理は、ステップS54に進む。
 ステップS54において、更新管理部121は、該当する同一MPUのグループのAU数が増えているか否かを判定する。ステップS54において、AU数が増えている場合、新たなタイムスタンプが確定したものとみなされ、処理は、ステップS55に進む。
 ステップS55において、更新管理部121は、同一グループのタイムスタンプについて、AUが追加された新たなタイムスタンプを、タイムスタンプFIFO74に追加して記憶させる。
 例えば、図14で示される時刻t31乃至t38の一連の処理で送信されてくる、mpu_sequence_numberがNのMPUの制御情報の受信が完了する。この結果、制御情報は、新たに確定したAUのタイムスタンプが順次追加されながら、順次受信することが可能となる。
 以上の処理により、タイムスタンプメモリなどで、新たなタイムスタンプを置換するといった処理が必要ないので、処理負荷を低減させることが可能になると共に、ビデオオーディオデータおよびタイムスタンプを更新する必要がある場合でも、適切に受信することが可能となる。
 <第3の実施の形態>
 以上においては、MPU内のうち、確定したAU数だけ順次追加しながら制御情報を更新して、順次送信し、受信装置において、最新の制御情報を利用することで、デコードが開始されるまでに順次タイムスタンプを追加して記憶する例について説明してきた。しかしながら、確定したAU数だけタイムスタンプを順次追加できれば、他の方法でもよく、例えば、確定したAU数と、未確定なAU数とを明示しながら、順次確定したAUのタイムスタンプを追加しながら、タイムスタンプを追加して記憶するようにしてもよい。
 すなわち、図16で示されるように、例えば、num_of_au=9で固定し、時刻t51において、mpu_sequence_numberがNのMPUにおいて、まず、アクセスユニットAU[0]乃至AU[1]のタイムスタンプのみが確定したため、時刻t52において、アクセスユニットAU[0]乃至AU[1]と、それ以外の領域については、未定値(unknown)としたタイムスタンプを含む制御情報141-1が送信されるようにする。
 続いて、時刻t53において、アクセスユニットAU[2]乃至AU[3]のタイムスタンプが確定したため、アクセスユニットAU[0]乃至AU[3]と、それ以外の領域については、未定値(unknown)としたタイムスタンプを含む制御情報141-2が、時刻t54において送信される。
 同様に、時刻t55において、アクセスユニットAU[4]乃至AU[5]のタイムスタンプが確定したため、アクセスユニットAU[0]乃至AU[5]と、それ以外の領域については、未定値(unknown)としたタイムスタンプを含む制御情報141-3が、時刻t56において送信される。
 また、時刻t57において、アクセスユニットAU[6]乃至AU[8]のタイムスタンプが確定したため、アクセスユニットAU[0]乃至AU[8]のタイムスタンプ情報を含む制御情報141-4が、時刻t58において送信される。
 時刻t51乃至t58の一連の処理により、mpu_sequence_numberがNのMPUの制御情報の送信が完了する。この結果、新たに確定したAUのタイムスタンプを順次追加しながら制御情報を順次送信することが可能となる。
 <第3の実施の形態における送信装置の構成例>
 次に、図17を参照して、確定したAU数と、未確定なAU数とを明示しながら、順次確定したAUのタイムスタンプを追加しながら制御情報を送信するようにした送信装置の構成例について説明する。尚、図17の送信装置11において、図1の送信装置11の構成と同一の機能を備えた構成については、同一の名称、および同一の符号を付しており、その説明は適宜省略するものとする。
 すなわち、図17の送信装置11において、図1の送信装置11と異なる点は、制御情報パケット化部35に代えて、制御情報パケット化部201を備えた点である。制御情報パケット化部201は、基本的な機能は、制御情報パケット化部35と同様の機能を備えると共に、さらに、確定したAU数と、未確定なAU数とを明示しながら、順次確定したアクセスユニットAUのタイムスタンプを追加しながら、制御情報を追加して生成する。結果として、受信装置においては、未確定なAU数を予め把握することが可能となる。
 <第3の実施の形態における受信装置の構成例>
 次に、図18を参照して、確定したAU数と、未確定なAU数とを明示しながら、順次確定したAUのタイムスタンプを追加しながら生成された制御情報を受信するようにした受信装置の構成例を示している。尚、図18の受信装置70において、図6の受信装置70の構成と同一の機能を備えた構成については、同一の名称、および同一の符号を付しており、その説明は適宜省略するものとする。
 すなわち、図18の受信装置70において、図6の受信装置70と異なる点は、更新管理部221を追加した点である。
 更新管理部221は、タイムスタンプが含まれる制御情報をタイムスタンプFIFO74に格納する。この際、更新管理部221は、新規なタイムスタンプをタイムスタンプFIFO74に格納し、新規の制御情報に含まれるタイムスタンプに未確定の情報が含まれているとき、未確定の情報が含まれていることを記憶する。そして、更新管理部221は、次のタイムスタンプが送信されてくるとき、直前の制御情報に含まれるタイムスタンプに未確定の情報が含まれているとき、AUのうち、確定したタイムスタンプが追加された制御情報を追加して順次記憶させ、未確定のタイムスタンプが存在するときには、その情報を記憶しておく。そして、更新管理部221は、全てのAUについてタイムスタンプが確定した後に、再び新規の制御情報を記憶し、同様の処理を繰り返す。
 <図17の送信装置による送信処理について>
 次に、図19のフローチャートを参照して、図17の送信装置11により送信処理について説明する。尚、図19のステップS71乃至S75,S79の処理は、図5におけるステップS11乃至S15,S17の処理と同様であるので、その説明は、適宜省略する。
 すなわち、ステップS76において、制御情報パケット化部201は、グループ内に未確定のAUのタイムスタンプの情報が含まれるか否かを判定する。ステップS76において、例えば、図16における、時刻t51で示されるように、アクセスユニットAU[0]乃至AU[1]のタイムスタンプが確定しているのみで、アクセスユニットAU[2]乃至AU[8]のタイムスタンプが未確定の場合、未確定の情報が存在するものとみなして、処理は、ステップS77に進む。
 ステップS77において、制御情報パケット化部201は、未確定の情報を含むデコード時刻/提示時刻からなるタイムスタンプを含む制御情報を生成してパケット化する。すなわち、この場合、例えば、図16で示されるような制御情報141-1が生成される。
 一方、ステップS76において、例えば、図16における、時刻t57で示されるように、アクセスユニットAU[0]乃至AU[8]の全てのタイムスタンプが確定しており、未確定のタイムスタンプが存在しない場合、未確定の情報が存在しないものとみなして、処理は、ステップS78に進む。
 ステップS78おいて、制御情報パケット化部201は、未確定の情報を含まないデコード時刻/提示時刻からなるタイムスタンプを含む制御情報を生成してパケット化する。すなわち、この場合、例えば、図16で示されるような制御情報141-4が生成される。
 以上の処理により、確定したAU数と、未確定なAU数とを明示しながら、順次確定したAUのタイムスタンプを追加しながら生成された制御情報を送信することが可能となる。結果として、確定したタイムスタンプのみが追加されて送信されることになるので、受信装置は受信済みのタイムスタンプを更新する処理を不要とすることができる。
 この際、制御情報パケット化部201は、例えば、図3のMPU拡張タイムスタンプ記述子54を利用して、上述したステップS77,S78の処理を実現するためのコマンドを記載して、処理を実行するようにすることができる。
 より具体的には、MPU拡張タイムスタンプ記述子54は、例えば、ARIB-STD-B60で規定されているシンタックスであり、例えば、図20で示されるように記述される。
 <通常のMPU拡張タイムスタンプ記述子のシンタックス>
 図20は、MPU拡張タイムスタンプ記述子54のシンタックス記述例を示しており、左から、記述(Syntax)、ビット数(No. of Bits)、およびフォーマット(Format)が示されている。
 第1行目は、「MPU_Extended_Timestamp_Descriptor」と記述されており、MPU拡張タイムスタンプ記述子54であることが宣言されている。
 第2行目は、「descriptor_tag」と記述されており、16ビットの記述子を識別するタグが記載されている。
 第3行目は、「descriptor_length」と記述されており、8ビットの記述子の長さを示す情報が記載されている。
 第4行目は、「reserved」と記述されており、5ビットの記述子の予備部分であることが記述されている。
 第5行目は、「pts_offset_type」と記述されており、2ビットの記述子のオフセットタイプが記述されている。
 第6行目は、「timescale_flag」と記述されており、1ビットの記述子のタイムスケールフラグが記述されている。
 第7行目乃至第9行目は、「if (timescale_flag==1)」、および「{timescale}」と記述されており、第6行目のフラグが1であるとき、32ビットで設定される「{timescale}」が定義されている。
 第10行目乃至第12行目は、「if (pts_offset_type==1)」、および「{default_pts_offset}」と記述されており、第5行目のタイプが1であるとき、16ビットで設定される「{default_pts_offset}」が定義されている。
 第13行目乃至第23行目は、MPU毎のタイムスタンプ情報を記述領域である。
 第13行目は、「for (i=0; i<N; i++)」と記述されており、第23行目までの処理がカウンタiの0乃至N回までのループであることが定義されている。
 第14行目は、「mpu_sequence_number」と記述されており、MPU毎の制御情報のタイムスタンプのシーケンス番号が32ビットで記述されている。
 第15行目は、「mpu_decoding_time_offset」と記述されており、当該MPU内で、復号順で最初のAUの復号時刻と、提示順で最初のAUの提示時刻の差分の絶対値が16ビットで定義されている。
 第16行目は、「num_of_au」と記述されており、「dts_pts_offset」、および「pts_offset」を含むアクセスユニットAUの数が8ビットで定義されている。
 第17行目は、「for(j=0;j<num_of_au;j++)」と記述されており、第17行目乃至第20行目処理のカウンタjの0乃至num_of_au回までのループであることが定義されている。
 第18行目は、「dts_pts_offset」と記述されており、AU毎の、復号時刻から提示時刻までの差分が16ビットで定義されている。
 第19行目は、「if(pts_offset_type==2)」と記述されており、5行目で定義されるタイプが2であるとき、第20行目の、「pts_offset」の記述に従って、提示順で直前のAUとの提示時刻の差分が16ビットの値とすることが定義されている。
 すなわち、第17行目乃至第21行目のループ処理により、各AUに対応するタイムスタンプが設定されることが記述されている。
 また、第13行目乃至第23行目のループ処理により、同一のMPU単位で、タイムスタンプが設定される処理が繰り返されることが示されている。
 このように定義された記述により、図5で示されるような送信処理において、例えば、図10、または、図11で示されるような制御情報101におけるタイムスタンプが記述されることになる。
 <図19の送信処理を実現するMPU拡張タイムスタンプ記述子のシンタックス例>
 次に、図20で示した通常のMPU拡張タイムスタンプ記述子の一部の記載を変更(追加)した、図19の送信処理を実現するシンタックス例について説明する。尚、以降のシンタックスについては、図20における第13行目乃至第23行目の記載に対応するmpu_sequence_numberごとにタイムスタンプ情報を表すループ部分の記載のみについて説明するものとする。
 すなわち、図21で示されるように、AU毎にタイムスタンプ情報が有効であるか否かを示すvalid_flagを導入し、valid_flagが有効であることを示している場合のみ、dts_pts_offsetやpts_offsetといったタイムスタンプ情報を含める。尚、図21においては、通常の記述に対して、追加した行に色が付されている。
 すなわち、図21における第7行目には、「valid_flag」と記述されており、対応するAUが確定したタイムスタンプであるか否かを示す1ビットのフラグが設定されている。
 図21における第8行目には、「if(valid_flag==1)」と記述されており、「valid_flag」が、対応するAUが確定したタイムスタンプであることを示す1に設定されているとき、タイムスタンプが記述されることが示されている。
 <図18の受信装置による受信処理について>
 次に、図22のフローチャートを参照して、図18の受信装置による受信処理について説明する。尚、図22の受信処理におけるステップS91,S92,S98乃至S101の処理は、図9の受信処理におけるステップS31,S32,S36乃至S39の処理と同様であるので、その説明は省略するものとする。
 すなわち、ステップS93において、更新管理部221は、直前の制御情報に含まれるタイムスタンプにおいて、未確定の情報が存在したか否かを判定する。ステップS93において、未確定の情報がない場合、処理は、ステップS95に進む。
 ステップS93において、直前の制御情報におけるタイムスタンプに未確定の情報がない場合、直前のタイムスタンプは全てのAUのタイムスタンプが確定している完全なタイムスタンプであり、以降においては、新規のタイムスタンプが送信されてきたものとみなされるので、更新管理部221は、送信されてきた制御情報に含まれるタイムスタンプを新規のMPUのグループのタイムスタンプとしてタイムスタンプFIFO74に格納し、処理は、ステップS96に進む。
 ステップS96において、更新管理部221は、今回のタイムスタンプに未確定の情報が含まれているか否かを判定し、未確定の情報が存在する場合、ステップS97において、次回の処理において、直前のタイムスタンプに未確定の情報があることを記憶する。
 尚、ステップS96において、未確定の情報がない場合、ステップS97の処理はスキップされる。
 一方、ステップS93において、直前のタイムスタンプに未確定の情報がある場合、処理は、ステップS94に進む。
 ステップS94において、更新管理部221は、直前の制御情報のタイムスタンプにおけるMPUと同一のグループのタイムスタンプを追加してタイムスタンプFIFO74に格納し、処理は、ステップS96に進む。
 すなわち、タイムスタンプを含む制御情報が送信されてくる度に、未確定の情報の有無を記憶しておき、直前のタイムスタンプにおいて未確定の情報が記憶されているような場合、直前の同一のMPUのタイムスタンプであって、未確定の情報のうち、確定された情報が追加されたタイムスタンプが送信されてきたものとみなし、追加してタイムスタンプFIFO74に格納されるようにした。
 結果として、受信装置は、送信されてきたタイムスタンプを追加して記憶するだけの処理とするだけで、タイムスタンプの管理を容易なものとすることが可能となる。
 <第1の変形例>
 以上においては、図21で示されるような、ARIB-STD-B60で規定されているMPU拡張タイムスタンプ記述子54の一部を変更した記述を利用することで、確定したAU数と、未確定なAU数とを明示しながら、順次確定したAUのタイムスタンプを追加しながら生成された制御情報を送受信する例について説明してきたが、同様の機能を果たす限り、MPU拡張タイムスタンプ記述子54の記述は、他の記述であってもよいものである。
 例えば、図23の第7行目で示されるように、図21と同様にAU毎にタイムスタンプ情報が有効であるか否かを示すvalid_flagを導入し、valid_flagが有効であることを示している場合のみ、dts_pts_offsetやpts_offsetといったタイムスタンプ情報が有効な値であることを示すようにしてもよい。
 <第2の変形例>
 また、図24の第4行目で示されるように、MPUを構成するAU数を示すnum_of_au_in_mpuを導入し、num_of_au_in_mpuとnum_of_auに差分がある場合は、その差分に相当するAUに対するタイムスタンプ情報が未確定であることを示すようにしてもよい。
 <第3の変形例>
 さらに、図25の第5行目で示されるように、num_of_auがMPUを構成するAU数を示すものとして、タイムスタンプ情報が確定済みのAU数を示すnum_of_vaild_auを導入し、num_of_auとnum_of_vaild_auに差分がある場合は、その差分に相当するAUに対するタイムスタンプ情報が未確定であることを示すようにしてもよい。
 num_of_vaild_auの個数分dts_pts_offsetやpts_offsetといったタイムスタンプ情報を含むようにしても良いし、num_of_auの個数分含むが、num_of_auとnum_of_vaild_auの差分相当は値が無効であるとしてもよい。
 いずれにおいても、確定したタイムスタンプのみを追加して送信することで、受信装置は受信済みのタイムスタンプを更新する処理を不要とすることができる。
 <第4の変形例>
 さらに、本技術によってタイムスタンプを更新する場合、受信装置がタイムスタンプ更新の有無を簡単に知る事ができると、更新があった場合のみ処理を行う事が可能になる。
 例えば、図26の第4行目で示されるように、タイムスタンプの更新の有無を示すupdate_flagを導入することで、受信装置はupdate_flagにより更新有りと示されている場合のみ、更新処理を実施するようにしてもよい。
 <第5の変形例>
 また、図27の第4行目で示されるように、対象となるMPUに対するタイムスタンプ情報が確定し、以降の更新は無いことを示すcomplete_flagを導入することで、受信装置はcomplete_flagにより以降の更新は無いものと示されたMPUに対しては、以降更新処理を行う必要がないと判断する事が可能になる。
 尚、本技術においては、上述したシンタックスに限定されるものではなく、例えば、更新があった場合にカウントアップするカウンタ等によってタイムスタンプ更新の有無を通知するようにしてもよい。
 以上の処理により、グループの構成またはグループ内のタイムスタンプに変更があった場合、変更部分のデコードが開始されるまでに受信されるように、同一のグループに対応づけられるタイムスタンプをまとめて再送信し、受信側にて変更部分の更新を行う事により、動的にグループの構成やタイムスタンプの変更を行うことが可能になる。
 結果として、リアルタイムで入力ソースをエンコードする送信装置では、例えば、シーンチェンジを検出して高い画質で符号化するためにビデオのエンコード方法を動的に変更することが可能になる。
 また、例えば、編集点を挟むために、グループの境界を変更したい場合、デコード時刻や提示時刻が送信済みであっても、変更できるので、編集点を挟むことが可能になる。
 さらに、送信装置が、グループの中で確定したタイムスタンプのみを追加して送信し、受信装置にて追加を行う事により、動的にグループの構成やタイムスタンプの変更を行うことが可能になる。
 この際、一度受信したタイムスタンプを更新する必要がないため、受信装置における受信済みのタイムスタンプを更新する処理を省略することが可能となる。
 さらに、更新の有無を通知することにより、受信装置がタイムスタンプ更新の有無を簡単に知る事ができ、更新があった場合のみ処理を行う事で処理を簡素化することが可能になる。
 <ソフトウェアにより実行させる例>
 ところで、上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるが、ソフトウェアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、記録媒体からインストールされる。
 図28は、汎用のパーソナルコンピュータの構成例を示している。このパーソナルコンピュータは、CPU(Central Processing Unit)1001を内蔵している。CPU1001にはバス1004を介して、入出力インタ-フェイス1005が接続されている。バス1004には、ROM(Read Only Memory)1002およびRAM(Random Access Memory)1003が接続されている。
 入出力インタ-フェイス1005には、ユーザが操作コマンドを入力するキーボード、マウスなどの入力デバイスよりなる入力部1006、処理操作画面や処理結果の画像を表示デバイスに出力する出力部1007、プログラムや各種データを格納するハードディスクドライブなどよりなる記憶部1008、LAN(Local Area Network)アダプタなどよりなり、インターネットに代表されるネットワークを介した通信処理を実行する通信部1009が接続されている。また、磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)を含む)、光磁気ディスク(MD(Mini Disc)を含む)、もしくは半導体メモリなどのリムーバブルメディア1011に対してデータを読み書きするドライブ1010が接続されている。
 CPU1001は、ROM1002に記憶されているプログラム、または磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、もしくは半導体メモリ等のリムーバブルメディア1011ら読み出されて記憶部1008にインストールされ、記憶部1008からRAM1003にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM1003にはまた、CPU1001が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。
 以上のように構成されるコンピュータでは、CPU1001が、例えば、記憶部1008に記憶されているプログラムを、入出力インタフェース1005及びバス1004を介して、RAM1003にロードして実行することにより、上述した一連の処理が行われる。
 コンピュータ(CPU1001)が実行するプログラムは、例えば、パッケージメディア等としてのリムーバブルメディア1011に記録して提供することができる。また、プログラムは、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル衛星放送といった、有線または無線の伝送媒体を介して提供することができる。
 コンピュータでは、プログラムは、リムーバブルメディア1011をドライブ1010に装着することにより、入出力インタフェース1005を介して、記憶部1008にインストールすることができる。また、プログラムは、有線または無線の伝送媒体を介して、通信部1009で受信し、記憶部1008にインストールすることができる。その他、プログラムは、ROM1002や記憶部1008に、あらかじめインストールしておくことができる。
 なお、コンピュータが実行するプログラムは、本明細書で説明する順序に沿って時系列に処理が行われるプログラムであっても良いし、並列に、あるいは呼び出しが行われたとき等の必要なタイミングで処理が行われるプログラムであっても良い。
 また、本明細書において、システムとは、複数の構成要素(装置、モジュール(部品)等)の集合を意味し、すべての構成要素が同一筐体中にあるか否かは問わない。したがって、別個の筐体に収納され、ネットワークを介して接続されている複数の装置、及び、1つの筐体の中に複数のモジュールが収納されている1つの装置は、いずれも、システムである。
 なお、本技術の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本技術の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
 例えば、本技術は、1つの機能をネットワークを介して複数の装置で分担、共同して処理するクラウドコンピューティングの構成をとることができる。
 また、上述のフローチャートで説明した各ステップは、1つの装置で実行する他、複数の装置で分担して実行することができる。
 さらに、1つのステップに複数の処理が含まれる場合には、その1つのステップに含まれる複数の処理は、1つの装置で実行する他、複数の装置で分担して実行することができる。
 尚、本技術は、以下のような構成も取ることができる。
<1> タイムスタンプをタイムスタンプパケットにパケット化するタイムスタンプパケット化部と、
 前記タイムスタンプが対応付けられるデータをエンコードするエンコード部と、
 前記エンコード部によりエンコードされたエンコードデータをデータパケットにパケット化するデータパケット化部と、
 前記タイムスタンプパケットと、前記データパケットとを多重化し、多重化ストリームを生成して受信装置に送信する多重化部とを含み、
 前記タイムスタンプパケット化部は、
  複数の前記タイムスタンプが対応付けられるデータをグループとして、前記グループ単位で、複数のタイムスタンプをタイムスタンプパケットにパケット化し、
  前記グループの構成、または、前記グループ内のタイムスタンプに変更が発生した場合、変更が発生した前記グループの構成、または、前記グループ内のタイムスタンプを、タイムスタンプパケットにパケット化し、
 前記多重化部は、前記受信装置において、前記変更が発生した前記グループの構成、または、前記グループ内のタイムスタンプに対応する前記エンコードデータのデコードが開始される前に受信されるタイミングで、前記変更が発生した前記グループの構成、または、前記グループ内のタイムスタンプの、前記タイムスタンプパケットを、前記受信装置に再送する
 送信装置。
<2> 前記タイムスタンプパケット化部は、
  複数の前記タイムスタンプが対応付けられるデータをグループのうち、前記グループ単位で、確定したタイムスタンプのみを追加して、前記タイムスタンプパケットにパケット化し、
 前記多重化部は、前記受信装置において、前記グループ内のタイムスタンプに対応する前記エンコードデータのデコードが開始される前に受信されるタイミングで、前記グループ内で、前記確定したタイムスタンプのみが追加された、タイムスタンプパケットを、前記受信装置に再送する
 <1>に記載の送信装置。
<3> 前記タイムスタンプパケット化部は、
  複数の前記タイムスタンプが対応付けられるデータのグループ中に、未確定のタイムスタンプがあるとき、前記未確定のタイムスタンプを示す情報を含めて、前記タイムスタンプパケットにパケット化し、
 前記多重化部は、前記受信装置において、前記グループ内のタイムスタンプに対応する前記エンコードデータのデコードが開始される前に受信されるタイミングで、前記グループ内で、前記未確定のタイムスタンプを示す情報を含むタイムスタンプパケットを、前記受信装置に再送する
 <1>または<2>のいずれかに記載の送信装置。
<4> 前記タイムスタンプパケット化部は、
  複数の前記タイムスタンプが対応付けられるデータのグループの、前記タイムスタンプを、前記タイムスタンプの更新の有無、または、完了を示す情報を含めて、前記タイムスタンプパケットにパケット化し、
 前記多重化部は、前記受信装置において、前記グループ内のタイムスタンプに対応する前記エンコードデータのデコードが開始される前に受信されるタイミングで、前記グループの前記タイムスタンプを、前記タイムスタンプの更新の有無、または、完了を示す情報を含むタイムスタンプパケットにパケット化して、前記受信装置に再送する
 <1>乃至<3>のいずれかに記載の送信装置。
<5> 前記多重化部は、前記受信装置において、前記変更または追加が発生した前記グループの構成、または、前記グループ内のタイムスタンプに対応する前記エンコードデータのデコードが開始される所定時間だけ前に受信されるタイミングで、前記変更または追加が発生した前記グループの構成、または、前記グループ内のタイムスタンプの、前記タイムスタンプパケットを、前記受信装置に再送する
 <1>乃至<4>のいずれかに記載の送信装置。
<6> タイムスタンプをタイムスタンプパケットにパケット化し、
 前記タイムスタンプが対応付けられるデータをエンコードし、
 前記エンコード部によりエンコードされたエンコードデータをデータパケットにパケット化し、
 前記タイムスタンプパケットと、前記データパケットとを多重化し、多重化ストリームを生成して受信装置に送信するステップを含ませ、
 前記タイムスタンプパケットにパケット化するタイムスタンプパケット化ステップの処理は、
  複数の前記タイムスタンプが対応付けられるデータをグループとして、前記グループ単位で、複数のタイムスタンプをタイムスタンプパケットにパケット化し、
  前記グループの構成、または、前記グループ内のタイムスタンプに変更が発生した場合、変更が発生した前記グループの構成、または、前記グループ内のタイムスタンプを、タイムスタンプパケットにパケット化し、
 前記多重化ストリームを生成して受信装置に送信するステップの処理は、前記受信装置において、前記変更が発生した前記グループの構成、または、前記グループ内のタイムスタンプに対応する前記エンコードデータのデコードが開始される前に受信されるタイミングで、前記変更が発生した前記グループの構成、または、前記グループ内のタイムスタンプの、前記タイムスタンプパケットを、前記受信装置に再送する
 送信方法。
<7> タイムスタンプをタイムスタンプパケットにパケット化するタイムスタンプパケット化部と、
 前記タイムスタンプが対応付けられるデータをエンコードするエンコード部と、
 前記エンコード部によりエンコードされたエンコードデータをデータパケットにパケット化するデータパケット化部と、
 前記タイムスタンプパケットと、前記データパケットとを多重化し、多重化ストリームを生成して受信装置に送信する多重化部としてコンピュータに実行させ、
 前記タイムスタンプパケット化部は、
  複数の前記タイムスタンプが対応付けられるデータをグループとして、前記グループ単位で、複数のタイムスタンプをタイムスタンプパケットにパケット化し、
  前記グループの構成、または、前記グループ内のタイムスタンプに変更が発生した場合、変更が発生した前記グループの構成、または、前記グループ内のタイムスタンプを、タイムスタンプパケットにパケット化し、
 前記多重化部は、前記受信装置において、前記変更が発生した前記グループの構成、または、前記グループ内のタイムスタンプに対応する前記エンコードデータのデコードが開始される前に受信されるタイミングで、前記変更が発生した前記グループの構成、または、前記グループ内のタイムスタンプの、前記タイムスタンプパケットを、前記受信装置に再送する
 プログラム。
<8> タイムスタンプをタイムスタンプパケットにパケット化するタイムスタンプパケット化部と、
 前記タイムスタンプが対応付けられるデータをエンコードするエンコード部と、
 前記エンコード部によりエンコードされたエンコードデータをデータパケットにパケット化するデータパケット化部と、
 前記タイムスタンプパケットと、前記データパケットとを多重化し、多重化ストリームを生成して受信装置に送信する多重化部とを含み、
 前記タイムスタンプパケット化部は、
 複数の前記タイムスタンプが対応付けられるデータをグループとして、前記グループ単位で、複数のタイムスタンプをタイムスタンプパケットにパケット化し、
 前記グループの構成、または、前記グループ内のタイムスタンプに変更が発生した場合、変更が発生した前記グループの構成、または、前記グループ内のタイムスタンプを、タイムスタンプパケットにパケット化し、
 前記多重化部は、前記受信装置において、前記変更が発生した前記グループの構成、または、前記グループ内のタイムスタンプに対応する前記エンコードデータのデコードが開始される前に受信されるタイミングで、前記変更が発生した前記グループの構成、または、前記グループ内のタイムスタンプの、前記タイムスタンプパケットを、前記受信装置に再送する送信装置より送信されてくる前記多重化ストリームを受信する受信装置において、
 前記多重化ストリームより、前記タイムスタンプと、エンコードされている前記タイムスタンプに対応付けられるデータとに分離する分離部と、
 前記タイムスタンプを記憶するタイムスタンプ記憶部と、
 前記タイムスタンプ記憶部に記憶される前記タイムスタンプの更新を管理する更新管理部と、
 前記分離部により分離された、エンコードされている前記タイムスタンプに対応付けられるデータをデコードするデコード部と、
 前記タイムスタンプ記憶部に記憶されている、前記タイムスタンプの情報に基づいて、前記エンコードされている前記タイムスタンプに対応付けられるデータをデコードするタイミングと、前記デコードされた、前記タイムスタンプに対応付けられるデータを提示するタイミングとを制御する同期制御部とを含み、
 前記更新管理部は、再送された前記タイムスタンプが送信されてくる場合、前記グループ内の前記タイムスタンプのうち、前記未デコードのタイムスタンプを、前記再送されたタイムスタンプに基づいて、前記タイムスタンプ記憶部に記憶されている前記タイムスタンプを更新して記憶させ、
 前記同期制御部は、前記タイムスタンプ記憶部に、更新されて記憶されている前記タイムスタンプに基づいて、前記エンコードされている前記タイムスタンプに対応付けられるデータをデコードするタイミングと、前記デコードされた、前記タイムスタンプに対応付けられるデータを提示するタイミングとを制御する
 受信装置。
<9> 前記更新管理部は、再送された前記タイムスタンプが送信されてくる場合、前記グループ内の前記タイムスタンプのうち、前記未デコード、または、未提示のタイムスタンプが変更されているとき、前記再送されたタイムスタンプに基づいて、前記タイムスタンプ記憶部に記憶されている前記タイムスタンプを更新して記憶させる
 <8>に記載の受信装置。
<10> 前記更新管理部は、確定した前記タイムスタンプのみが追加された前記タイムスタンプが送信されてくる場合、前記グループ内の前記タイムスタンプのうち、前記追加されたタイムスタンプに基づいて、前記タイムスタンプ記憶部に記憶されている前記タイムスタンプを更新して記憶させる
 <8>または<9>に記載の受信装置。
<11> タイムスタンプをタイムスタンプパケットにパケット化するタイムスタンプパケット化部と、
 前記タイムスタンプが対応付けられるデータをエンコードするエンコード部と、
 前記エンコード部によりエンコードされたエンコードデータをデータパケットにパケット化するデータパケット化部と、
 前記タイムスタンプパケットと、前記データパケットとを多重化し、多重化ストリームを生成して受信装置に送信する多重化部とを含み、
 前記タイムスタンプパケット化部は、
 複数の前記タイムスタンプが対応付けられるデータをグループとして、前記グループ単位で、複数のタイムスタンプをタイムスタンプパケットにパケット化し、
 前記グループの構成、または、前記グループ内のタイムスタンプに変更が発生した場合、変更が発生した前記グループの構成、または、前記グループ内のタイムスタンプを、タイムスタンプパケットにパケット化し、
 前記多重化部は、前記受信装置において、前記変更が発生した前記グループの構成、または、前記グループ内のタイムスタンプに対応する前記エンコードデータのデコードが開始される前に受信されるタイミングで、前記変更が発生した前記グループの構成、または、前記グループ内のタイムスタンプの、前記タイムスタンプパケットを、前記受信装置に再送する送信装置より送信されてくる前記多重化ストリームを受信する受信装置の受信方法において、
 前記多重化ストリームより、前記タイムスタンプと、エンコードされている前記タイムスタンプに対応付けられるデータとに分離し、
 前記タイムスタンプを記憶し、
 記憶される前記タイムスタンプの更新を管理し、
 前記分離部により分離された、エンコードされている前記タイムスタンプに対応付けられるデータをデコードし、
 前記記憶されている、前記タイムスタンプの情報に基づいて、前記エンコードされている前記タイムスタンプに対応付けられるデータをデコードするタイミングと、前記デコードされた、前記タイムスタンプに対応付けられるデータを提示するタイミングとを制御するステップを含み、
 記憶される前記タイムスタンプの更新を管理する管理ステップの処理は、再送された前記タイムスタンプが送信されてくる場合、前記グループ内の前記タイムスタンプのうち、前記未デコードのタイムスタンプを、前記再送されたタイムスタンプに基づいて、記憶されている前記タイムスタンプを更新して記憶させ、
 前記タイミングを制御する制御ステップの処理は、更新されて記憶されている前記タイムスタンプに基づいて、前記エンコードされている前記タイムスタンプに対応付けられるデータをデコードするタイミングと、前記デコードされた、前記タイムスタンプに対応付けられるデータを提示するタイミングとを制御する
 受信方法。
<12> タイムスタンプをタイムスタンプパケットにパケット化するタイムスタンプパケット化部と、
 前記タイムスタンプが対応付けられるデータをエンコードするエンコード部と、
 前記エンコード部によりエンコードされたエンコードデータをデータパケットにパケット化するデータパケット化部と、
 前記タイムスタンプパケットと、前記データパケットとを多重化し、多重化ストリームを生成して受信装置に送信する多重化部とを含み、
 前記タイムスタンプパケット化部は、
 複数の前記タイムスタンプが対応付けられるデータをグループとして、前記グループ単位で、複数のタイムスタンプをタイムスタンプパケットにパケット化し、
 前記グループの構成、または、前記グループ内のタイムスタンプに変更が発生した場合、変更が発生した前記グループの構成、または、前記グループ内のタイムスタンプを、タイムスタンプパケットにパケット化し、
 前記多重化部は、前記受信装置において、前記変更が発生した前記グループの構成、または、前記グループ内のタイムスタンプに対応する前記エンコードデータのデコードが開始される前に受信されるタイミングで、前記変更が発生した前記グループの構成、または、前記グループ内のタイムスタンプの、前記タイムスタンプパケットを、前記受信装置に再送する送信装置より送信されてくる前記多重化ストリームを受信する受信装置を制御するコンピュータに、
 前記多重化ストリームより、前記タイムスタンプと、エンコードされている前記タイムスタンプに対応付けられるデータとに分離する分離部と、
 前記タイムスタンプを記憶するタイムスタンプ記憶部と、
 前記タイムスタンプ記憶部に記憶される前記タイムスタンプの更新を管理する更新管理部と、
 前記分離部により分離された、エンコードされている前記タイムスタンプに対応付けられるデータをデコードするデコード部と、
 前記タイムスタンプ記憶部に記憶されている、前記タイムスタンプの情報に基づいて、前記エンコードされている前記タイムスタンプに対応付けられるデータをデコードするタイミングと、前記デコードされた、前記タイムスタンプに対応付けられるデータを提示するタイミングとを制御する同期制御部として機能させ、
 前記更新管理部は、再送された前記タイムスタンプが送信されてくる場合、前記グループ内の前記タイムスタンプのうち、前記未デコードのタイムスタンプを、前記再送されたタイムスタンプに基づいて、前記タイムスタンプ記憶部に記憶されている前記タイムスタンプを更新して記憶させ、
 前記同期制御部は、前記タイムスタンプ記憶部に、更新されて記憶されている前記タイムスタンプに基づいて、前記エンコードされている前記タイムスタンプに対応付けられるデータをデコードするタイミングと、前記デコードされた、前記タイムスタンプに対応付けられるデータを提示するタイミングとを制御する
 プログラム。
 11 送信装置, 31 エンコーダ, 32 エンコーダバッファ, 33 エンコードデータパケット化部, 34 同期制御部, 35 制御情報パケット化部, 36 多重化部, 70 受信装置, 71 多重化分離部, 72 STC管理部, 73 同期再生制御部, 74 タイムスタンプFIFO, 75-1乃至75-n バッファ, 76-1乃至76-n デコーダ, 77 表示部, 91 更新管理部, 92 タイムスタンプメモリ, 121 更新管理部, 201 制御情報パケット化部, 221 更新管理部

Claims (12)

  1.  タイムスタンプをタイムスタンプパケットにパケット化するタイムスタンプパケット化部と、
     前記タイムスタンプが対応付けられるデータをエンコードするエンコード部と、
     前記エンコード部によりエンコードされたエンコードデータをデータパケットにパケット化するデータパケット化部と、
     前記タイムスタンプパケットと、前記データパケットとを多重化し、多重化ストリームを生成して受信装置に送信する多重化部とを含み、
     前記タイムスタンプパケット化部は、
      複数の前記タイムスタンプが対応付けられるデータをグループとして、前記グループ単位で、複数のタイムスタンプをタイムスタンプパケットにパケット化し、
      前記グループの構成、または、前記グループ内のタイムスタンプに変更が発生した場合、変更が発生した前記グループの構成、または、前記グループ内のタイムスタンプを、タイムスタンプパケットにパケット化し、
     前記多重化部は、前記受信装置において、前記変更が発生した前記グループの構成、または、前記グループ内のタイムスタンプに対応する前記エンコードデータのデコードが開始される前に受信されるタイミングで、前記変更が発生した前記グループの構成、または、前記グループ内のタイムスタンプの、前記タイムスタンプパケットを、前記受信装置に再送する
     送信装置。
  2.  前記タイムスタンプパケット化部は、
      複数の前記タイムスタンプが対応付けられるデータをグループのうち、前記グループ単位で、確定したタイムスタンプのみを追加して、前記タイムスタンプパケットにパケット化し、
     前記多重化部は、前記受信装置において、前記グループ内のタイムスタンプに対応する前記エンコードデータのデコードが開始される前に受信されるタイミングで、前記グループ内で、前記確定したタイムスタンプのみが追加された、タイムスタンプパケットを、前記受信装置に再送する
     請求項1に記載の送信装置。
  3.  前記タイムスタンプパケット化部は、
      複数の前記タイムスタンプが対応付けられるデータのグループ中に、未確定のタイムスタンプがあるとき、前記未確定のタイムスタンプを示す情報を含めて、前記タイムスタンプパケットにパケット化し、
     前記多重化部は、前記受信装置において、前記グループ内のタイムスタンプに対応する前記エンコードデータのデコードが開始される前に受信されるタイミングで、前記グループ内で、前記未確定のタイムスタンプを示す情報を含むタイムスタンプパケットを、前記受信装置に再送する
     請求項1に記載の送信装置。
  4.  前記タイムスタンプパケット化部は、
      複数の前記タイムスタンプが対応付けられるデータのグループの、前記タイムスタンプを、前記タイムスタンプの更新の有無、または、完了を示す情報を含めて、前記タイムスタンプパケットにパケット化し、
     前記多重化部は、前記受信装置において、前記グループ内のタイムスタンプに対応する前記エンコードデータのデコードが開始される前に受信されるタイミングで、前記グループの前記タイムスタンプを、前記タイムスタンプの更新の有無、または、完了を示す情報を含むタイムスタンプパケットにパケット化して、前記受信装置に再送する
     請求項1に記載の送信装置。
  5.  前記多重化部は、前記受信装置において、前記変更または追加が発生した前記グループの構成、または、前記グループ内のタイムスタンプに対応する前記エンコードデータのデコードが開始される所定時間だけ前に受信されるタイミングで、前記変更または追加が発生した前記グループの構成、または、前記グループ内のタイムスタンプの、前記タイムスタンプパケットを、前記受信装置に再送する
     請求項1に記載の送信装置。
  6.  タイムスタンプをタイムスタンプパケットにパケット化し、
     前記タイムスタンプが対応付けられるデータをエンコードし、
     前記エンコード部によりエンコードされたエンコードデータをデータパケットにパケット化し、
     前記タイムスタンプパケットと、前記データパケットとを多重化し、多重化ストリームを生成して受信装置に送信するステップを含ませ、
     前記タイムスタンプパケットにパケット化するタイムスタンプパケット化ステップの処理は、
      複数の前記タイムスタンプが対応付けられるデータをグループとして、前記グループ単位で、複数のタイムスタンプをタイムスタンプパケットにパケット化し、
      前記グループの構成、または、前記グループ内のタイムスタンプに変更が発生した場合、変更が発生した前記グループの構成、または、前記グループ内のタイムスタンプを、タイムスタンプパケットにパケット化し、
     前記多重化ストリームを生成して受信装置に送信するステップの処理は、前記受信装置において、前記変更が発生した前記グループの構成、または、前記グループ内のタイムスタンプに対応する前記エンコードデータのデコードが開始される前に受信されるタイミングで、前記変更が発生した前記グループの構成、または、前記グループ内のタイムスタンプの、前記タイムスタンプパケットを、前記受信装置に再送する
     送信方法。
  7.  タイムスタンプをタイムスタンプパケットにパケット化するタイムスタンプパケット化部と、
     前記タイムスタンプが対応付けられるデータをエンコードするエンコード部と、
     前記エンコード部によりエンコードされたエンコードデータをデータパケットにパケット化するデータパケット化部と、
     前記タイムスタンプパケットと、前記データパケットとを多重化し、多重化ストリームを生成して受信装置に送信する多重化部としてコンピュータに実行させ、
     前記タイムスタンプパケット化部は、
      複数の前記タイムスタンプが対応付けられるデータをグループとして、前記グループ単位で、複数のタイムスタンプをタイムスタンプパケットにパケット化し、
      前記グループの構成、または、前記グループ内のタイムスタンプに変更が発生した場合、変更が発生した前記グループの構成、または、前記グループ内のタイムスタンプを、タイムスタンプパケットにパケット化し、
     前記多重化部は、前記受信装置において、前記変更が発生した前記グループの構成、または、前記グループ内のタイムスタンプに対応する前記エンコードデータのデコードが開始される前に受信されるタイミングで、前記変更が発生した前記グループの構成、または、前記グループ内のタイムスタンプの、前記タイムスタンプパケットを、前記受信装置に再送する
     プログラム。
  8.  タイムスタンプをタイムスタンプパケットにパケット化するタイムスタンプパケット化部と、
     前記タイムスタンプが対応付けられるデータをエンコードするエンコード部と、
     前記エンコード部によりエンコードされたエンコードデータをデータパケットにパケット化するデータパケット化部と、
     前記タイムスタンプパケットと、前記データパケットとを多重化し、多重化ストリームを生成して受信装置に送信する多重化部とを含み、
     前記タイムスタンプパケット化部は、
     複数の前記タイムスタンプが対応付けられるデータをグループとして、前記グループ単位で、複数のタイムスタンプをタイムスタンプパケットにパケット化し、
     前記グループの構成、または、前記グループ内のタイムスタンプに変更が発生した場合、変更が発生した前記グループの構成、または、前記グループ内のタイムスタンプを、タイムスタンプパケットにパケット化し、
     前記多重化部は、前記受信装置において、前記変更が発生した前記グループの構成、または、前記グループ内のタイムスタンプに対応する前記エンコードデータのデコードが開始される前に受信されるタイミングで、前記変更が発生した前記グループの構成、または、前記グループ内のタイムスタンプの、前記タイムスタンプパケットを、前記受信装置に再送する送信装置より送信されてくる前記多重化ストリームを受信する受信装置において、
     前記多重化ストリームより、前記タイムスタンプと、エンコードされている前記タイムスタンプに対応付けられるデータとに分離する分離部と、
     前記タイムスタンプを記憶するタイムスタンプ記憶部と、
     前記タイムスタンプ記憶部に記憶される前記タイムスタンプの更新を管理する更新管理部と、
     前記分離部により分離された、エンコードされている前記タイムスタンプに対応付けられるデータをデコードするデコード部と、
     前記タイムスタンプ記憶部に記憶されている、前記タイムスタンプの情報に基づいて、前記エンコードされている前記タイムスタンプに対応付けられるデータをデコードするタイミングと、前記デコードされた、前記タイムスタンプに対応付けられるデータを提示するタイミングとを制御する同期制御部とを含み、
     前記更新管理部は、再送された前記タイムスタンプが送信されてくる場合、前記グループ内の前記タイムスタンプのうち、前記未デコードのタイムスタンプを、前記再送されたタイムスタンプに基づいて、前記タイムスタンプ記憶部に記憶されている前記タイムスタンプを更新して記憶させ、
     前記同期制御部は、前記タイムスタンプ記憶部に、更新されて記憶されている前記タイムスタンプに基づいて、前記エンコードされている前記タイムスタンプに対応付けられるデータをデコードするタイミングと、前記デコードされた、前記タイムスタンプに対応付けられるデータを提示するタイミングとを制御する
     受信装置。
  9.  前記更新管理部は、再送された前記タイムスタンプが送信されてくる場合、前記グループ内の前記タイムスタンプのうち、前記未デコード、または、未提示のタイムスタンプが変更されているとき、前記再送されたタイムスタンプに基づいて、前記タイムスタンプ記憶部に記憶されている前記タイムスタンプを更新して記憶させる
     請求項8に記載の受信装置。
  10.  前記更新管理部は、確定した前記タイムスタンプのみが追加された前記タイムスタンプが送信されてくる場合、前記グループ内の前記タイムスタンプのうち、前記追加されたタイムスタンプに基づいて、前記タイムスタンプ記憶部に記憶されている前記タイムスタンプを更新して記憶させる
     請求項8に記載の受信装置。
  11.  タイムスタンプをタイムスタンプパケットにパケット化するタイムスタンプパケット化部と、
     前記タイムスタンプが対応付けられるデータをエンコードするエンコード部と、
     前記エンコード部によりエンコードされたエンコードデータをデータパケットにパケット化するデータパケット化部と、
     前記タイムスタンプパケットと、前記データパケットとを多重化し、多重化ストリームを生成して受信装置に送信する多重化部とを含み、
     前記タイムスタンプパケット化部は、
     複数の前記タイムスタンプが対応付けられるデータをグループとして、前記グループ単位で、複数のタイムスタンプをタイムスタンプパケットにパケット化し、
     前記グループの構成、または、前記グループ内のタイムスタンプに変更が発生した場合、変更が発生した前記グループの構成、または、前記グループ内のタイムスタンプを、タイムスタンプパケットにパケット化し、
     前記多重化部は、前記受信装置において、前記変更が発生した前記グループの構成、または、前記グループ内のタイムスタンプに対応する前記エンコードデータのデコードが開始される前に受信されるタイミングで、前記変更が発生した前記グループの構成、または、前記グループ内のタイムスタンプの、前記タイムスタンプパケットを、前記受信装置に再送する送信装置より送信されてくる前記多重化ストリームを受信する受信装置の受信方法において、
     前記多重化ストリームより、前記タイムスタンプと、エンコードされている前記タイムスタンプに対応付けられるデータとに分離し、
     前記タイムスタンプを記憶し、
     記憶される前記タイムスタンプの更新を管理し、
     前記分離部により分離された、エンコードされている前記タイムスタンプに対応付けられるデータをデコードし、
     前記記憶されている、前記タイムスタンプの情報に基づいて、前記エンコードされている前記タイムスタンプに対応付けられるデータをデコードするタイミングと、前記デコードされた、前記タイムスタンプに対応付けられるデータを提示するタイミングとを制御するステップを含み、
     記憶される前記タイムスタンプの更新を管理する管理ステップの処理は、再送された前記タイムスタンプが送信されてくる場合、前記グループ内の前記タイムスタンプのうち、前記未デコードのタイムスタンプを、前記再送されたタイムスタンプに基づいて、記憶されている前記タイムスタンプを更新して記憶させ、
     前記タイミングを制御する制御ステップの処理は、更新されて記憶されている前記タイムスタンプに基づいて、前記エンコードされている前記タイムスタンプに対応付けられるデータをデコードするタイミングと、前記デコードされた、前記タイムスタンプに対応付けられるデータを提示するタイミングとを制御する
     受信方法。
  12.  タイムスタンプをタイムスタンプパケットにパケット化するタイムスタンプパケット化部と、
     前記タイムスタンプが対応付けられるデータをエンコードするエンコード部と、
     前記エンコード部によりエンコードされたエンコードデータをデータパケットにパケット化するデータパケット化部と、
     前記タイムスタンプパケットと、前記データパケットとを多重化し、多重化ストリームを生成して受信装置に送信する多重化部とを含み、
     前記タイムスタンプパケット化部は、
     複数の前記タイムスタンプが対応付けられるデータをグループとして、前記グループ単位で、複数のタイムスタンプをタイムスタンプパケットにパケット化し、
     前記グループの構成、または、前記グループ内のタイムスタンプに変更が発生した場合、変更が発生した前記グループの構成、または、前記グループ内のタイムスタンプを、タイムスタンプパケットにパケット化し、
     前記多重化部は、前記受信装置において、前記変更が発生した前記グループの構成、または、前記グループ内のタイムスタンプに対応する前記エンコードデータのデコードが開始される前に受信されるタイミングで、前記変更が発生した前記グループの構成、または、前記グループ内のタイムスタンプの、前記タイムスタンプパケットを、前記受信装置に再送する送信装置より送信されてくる前記多重化ストリームを受信する受信装置を制御するコンピュータに、
     前記多重化ストリームより、前記タイムスタンプと、エンコードされている前記タイムスタンプに対応付けられるデータとに分離する分離部と、
     前記タイムスタンプを記憶するタイムスタンプ記憶部と、
     前記タイムスタンプ記憶部に記憶される前記タイムスタンプの更新を管理する更新管理部と、
     前記分離部により分離された、エンコードされている前記タイムスタンプに対応付けられるデータをデコードするデコード部と、
     前記タイムスタンプ記憶部に記憶されている、前記タイムスタンプの情報に基づいて、前記エンコードされている前記タイムスタンプに対応付けられるデータをデコードするタイミングと、前記デコードされた、前記タイムスタンプに対応付けられるデータを提示するタイミングとを制御する同期制御部として機能させ、
     前記更新管理部は、再送された前記タイムスタンプが送信されてくる場合、前記グループ内の前記タイムスタンプのうち、前記未デコードのタイムスタンプを、前記再送されたタイムスタンプに基づいて、前記タイムスタンプ記憶部に記憶されている前記タイムスタンプを更新して記憶させ、
     前記同期制御部は、前記タイムスタンプ記憶部に、更新されて記憶されている前記タイムスタンプに基づいて、前記エンコードされている前記タイムスタンプに対応付けられるデータをデコードするタイミングと、前記デコードされた、前記タイムスタンプに対応付けられるデータを提示するタイミングとを制御する
     プログラム。
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