WO2016030937A1

WO2016030937A1 - 光源装置及び表示装置

Info

Publication number: WO2016030937A1
Application number: PCT/JP2014/072129
Authority: WO
Inventors: 裕紀堀口; 千幸神徳
Original assignee: 堺ディスプレイプロダクト株式会社
Priority date: 2014-08-25
Filing date: 2014-08-25
Publication date: 2016-03-03
Also published as: US20160266301A1; US9612387B2

Abstract

　小型化を図ることができる光源装置及び表示装置を提供する。　筐体４は、光学部３１を収容した第１収容部４０１と光学支持部３２を収容した第２収容部４０２とを一体的に有する。屈曲板状の光学板材３の一部である光学部３１を、光学板材３の他部である光学支持部３２が支持するので、光学部３１を支持するための厚く丈夫な部品を備える必要がない。即ち、光源装置２の第１収容部４０１側を薄型化することができる。また、表示装置１の第２収容部４０２側は、光源装置２の第１収容部４０１側の据え置きのためのスタンドとして機能する。故に、別体のスタンドを光源装置２の第１収容部４０１側に取り付ける必要がない分だけ光源装置２、延いては表示装置１を小型化することができる。

Description

光源装置及び表示装置

　本発明は、光源と筐体とを備える光源装置及び表示装置に関する。

　液晶表示モジュールは、液晶表示パネルとバックライトユニットとを備える（特許文献１参照）。
　以下では、液晶表示パネルが縦姿勢で配されている場合について説明する。

　従来、エッジライト方式のバックライトユニットが提案されている。エッジライト方式のバックライトユニットは、導光板と光源とを備える。導光板は、液晶表示パネルの背面側にて縦姿勢で液晶表示パネルに対面配置される。光源は、導光板の周面に対向配置される。
　光源が発した光は、導光板の周面から導光板の内部へ入射した後、導光板の前面から導光板の正面側へ出射する。この結果、液晶表示パネルは背面側から照明される。

特開２００７－２３２８０９号公報

　据え置き式の液晶表示装置は、液晶表示モジュールとスタンドとを備える。
　スタンドは脚部と支柱部とを有する。脚部は床面又は机上等に載置される。支柱部は縦姿勢で脚部に突設してあり、支柱部の先端部分が液晶表示モジュールの背面側に取り付けられる。
　つまり、液晶表示モジュール自体が薄くとも、スタンドの支柱部が取り付けられた液晶表示モジュールは、実質的に厚みを増す。この結果、液晶表示装置全体の薄型化（即ち厚さ方向の小型化）が損なわれる。

　壁掛け式又は天井吊り下げ式の液晶表示装置は、液晶表示モジュールと、液晶表示モジュールを壁又は天井に固定するための固定具とを備える。固定具も液晶表示モジュールの背面側に取り付けられるので、液晶表示モジュールの厚みが実質的に増大する。

　本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、小型化を図ることができる光源装置及び表示装置を提供することにある。

　本発明に係る光源装置は、光源と、該光源を収容している筐体とを備える光源装置において、前記光源が発した光が一面から出射する板状の光学部と、該光学部を支持し、該光学部に交差又は対面する姿勢で配された板状の光学支持部とが一体に連結された屈曲板状の光学板材を備え、前記筐体は、開口を有し、前記一面から出射した光が前記開口を通して外部へ出射するよう前記光学部を収容している第１収容部と、前記光学支持部を収容し、外部に載置されるか又は取り付けられる第２収容部とを一体的に有することを特徴とする。

　本発明に係る光源装置は、前記光源は、前記光学支持部に対向して前記第２収容部に収容してあり、前記一面を覆い、前記第１収容部に収容された光学シートと、前記光学板材の前記光源が発した光が入射すべき入光領域及び前記一面を除く少なくとも両面を覆い、前記筐体に収容される反射シートとを更に備えることを特徴とする。

　本発明に係る光源装置は、前記光学板材はガラスを用いてなることを特徴とする。

　本発明に係る表示装置は、本発明に係る光源装置と、該光源装置によって背面側から照明される表示パネルとを備える表示装置であって、前記表示パネルは、該表示パネルの表示領域が前記開口を通して外部に露出するよう前記第１収容部に収容してあることを特徴とする。

　本発明に係る表示装置は、前記第２収容部に配してあり、前記表示パネルに映像を表示させるための回路基板を更に備えることを特徴とする。

　本発明に係る表示装置は、前記表示パネルは、前記光学部の前記一面から適長離隔して前記光学部に取り付けてあり、前記表示パネルと前記一面との間に光学シートが配されていることを特徴とする。

　本発明に係る光源装置にあっては、光源と光学板材とが筐体に収容してある。
　光学板材は、光学部と光学支持部とが一体に連結された屈曲板状である。筐体は、光学部を収容した第１収容部と光学支持部を収容した第２収容部とを一体的に有する。
　光学部は板状であり、光源が発した光が光学部の一面から出射する。光学部の一面から出射した光は、第１収容部が有する開口を通して外部へ出射する。つまり、光源装置の第１収容部側においては、従来の光源装置と同様の照明が為される。

　本発明に係る表示装置にあっては、光源と光学板材と表示パネルとが筐体に収容してある。
　光学板材は、光学部と光学支持部とが一体に連結された屈曲板状である。筐体は、光学部及び表示パネルを収容した第１収容部と光学支持部を収容した第２収容部とを一体的に有する。

　光学部は板状であり、光源が発した光が光学部の一面から出射する。光学部の一面から出射した光は、表示パネルを背面側から照明する。表示パネルの表示領域は、第１収容部が有する開口を通して外部に露出するので、表示パネルを透過した光が開口を通して外部へ出射することによって、表示領域に映像が表示される。つまり、表示装置の第１収容部側においては、従来の表示装置と同様の表示が為される。

　以上のような光源装置及び表示装置にあっては、光学部は、従来の光源装置又は表示装置が備える板状の光学部材（導光板又は拡散板等）に対応する。
　従来の光学部材は、光源装置又は表示装置を構成する他の部材に比べると大きくて重いので、光学部材の支持のために、例えば厚く丈夫なフレームを要する。
　一方、光学部は、光学支持部に支持される。故に、光学部の支持のための厚く丈夫なフレームは不要である。

　据え置き式の場合、第２収容部は床面又は机上等に載置される。このとき、光源装置及び表示装置の第２収容部側（即ち、第２収容部及び第２収容部に収容されている部品）は、光源装置及び表示装置の第１収容部側（即ち、第１収容部及び第１収容部に収容されている部品。前述の液晶表示モジュールに対応する部分）を床面又は机上等に載置するためのスタンドとして機能する。
　壁掛け式又は天井吊り下げ式の場合、第２収容部は壁又は天井等に取り付けられる。このとき、光源装置及び表示装置の第２収容部側は、光源装置及び表示装置の第１収容部側を壁又は天井に取り付けるための固定具として機能する。

　本発明に係る光源装置及び表示装置にあっては、光源は第２収容部に収容してある。
　故に、光源が第１収容部に収容されている場合に比べて、光源装置及び表示装置の第１収容部側が小型軽量化され、光源装置及び表示装置の第２収容部側に重心が移る。従って、光源装置及び表示装置の第２収容部側が、安定して光源装置及び表示装置の第１収容部側を支持することができる。

　また、一般に熱膨張し易い光学シートは第１収容部に収容され、熱源となる光源は第２収容部に収容されているので、光源が発した熱は光学シートに伝達し難い。つまり、光学シートの熱膨張を抑制することができる。
　更に、表示装置の場合、一般に熱に起因する不具合が生じ易い表示パネルは第１収容部に収容されているので、光源が発した熱は表示パネルに伝達し難い。つまり、表示パネルにおける熱に起因する不具合の発生を抑制することができる。

　光源が発した光は、光学部材の内部を通過して光学部の一面から効率よく出射する。何故ならば、光学部材からの漏光は、光学部材を覆う反射シートによって、光学部材の内部へ反射するからである。

　本発明に係る光源装置及び表示装置にあっては、光学板材はガラスを用いてなる。
　一般的な光学部材は合成樹脂を用いてなるが、ガラスは合成樹脂に比べて一般に剛性が高く、熱に強いので、光学板材の材質として適している。
　ただし、ガラスは合成樹脂に比べて一般に比重が大きいので光学部は光学部材よりも重くなる。とはいえ、光学支持部が光学部を支持するので、光学部の支持に関して特段の問題は生じない。

　本発明に係る表示装置にあっては、第２収容部に回路基板が収容されている。
　故に、回路基板が第１収容部に収容されている場合に比べて、光源装置及び表示装置の第１収容部側が小型軽量化され、光源装置及び表示装置の第２収容部側に重心が移る。従って、光源装置及び表示装置の第２収容部側が、安定して光源装置及び表示装置の第１収容部側を支持することができる。

　本発明にあっては、表示パネル及び光学シートを、光学部と共に光学支持部が支持する。
　従って、表示パネル及び光学シートを支持するための厚く丈夫なフレームは不要である。故に、光源装置及び表示装置の第１収容部側を薄型化することができる。

　本発明の光源装置及び表示装置による場合、光学板材の一部である光学部を、光学板材の他部である光学支持部が支持するので、光学部を支持するための厚く丈夫な部品を別途備える必要がない。即ち、光源装置及び表示装置の第１収容部側を薄型化することができる。
　また、光源装置及び表示装置の第２収容部側は、据え置きのためのスタンド、又は壁掛け若しくは天井吊り下げのための固定具として機能する。故に、筐体とは別体のスタンド又は固定具を第１収容部に取り付ける必要がない分だけ、光源装置及び表示装置を小型化することができる。

本発明の実施の形態１に係る表示装置の正面側の構成を略示する斜視図である。表示装置の背面側の構成を略示する斜視図である。表示装置の構成を略示する断面図である。本発明の実施の形態２に係る表示装置の構成を略示する斜視図である。表示装置の構成を略示する断面図である。本発明の実施の形態３に係る表示装置の構成を略示する側面図である。表示装置の構成を略示する背面図である。本発明の実施の形態４に係る表示装置の構成を略示する側面図である。本発明の実施の形態５に係る表示装置の構成を略示する側面図である。

　以下、本発明を、その実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。以下の説明では、図において矢符で示す上下、前後、及び左右を使用する。

実施の形態　１．
　図１は、本発明の実施の形態１に係る表示装置１の正面側の構成を略示する斜視図であり、図２は、表示装置１の背面側の構成を略示する斜視図である。
　図３は、表示装置１の構成を略示する断面図である。
　本実施の形態の表示装置１は、例えばテレビジョン受信機、電子看板、又は、パーソナルコンピュータ用のモニタ等として構成されている。
　表示装置１は、表示パネル１１、回路基板１２，１２，…、取付部材１３、及び光源装置２を備える。光源装置２は、光学シート群２１、反射シート２２１，２２２，２２３、光源２３、ヒートシンク２４１、光学板材３、及び筐体４を備える。
　まず、表示装置１の各部について説明する。

　表示パネル１１は液晶表示パネルを用いてなる。表示パネル１１は矩形平板状であり、上辺部が下辺部よりも後方に位置する傾斜姿勢で配されている。表示パネル１１は、矩形状の表示領域と表示領域を囲繞する矩形枠状の額縁領域とを有する。表示パネル１１は、正面側のガラス基板と背面側のガラス基板とを有し、２枚のガラス基板の間には液晶が封止されている。表示パネル１１の光透過率は、表示パネル１１の液晶に印加された電圧に応じて変化する。

　光学シート群２１は、各矩形状の複数枚の光学シートが積層されてなる。光学シート群２１を構成している各光学シートは、光の拡散機能又は集光機能等を有する。光学シート群２１は、表示パネル１１に平行な後傾姿勢で配されており、表示パネル１１の背面側にて表示パネル１１の表示領域を覆う。

　光学板材３は、Ｖ字状に屈曲したガラス製の板材である。光学板材３は、矩形ガラス平板をＶ字状に屈曲させてなる。
　光学板材３は、光学部３１、光学支持部３２、及び光学屈曲部３３を有する。
　光学部３１は矩形平板状である。光学部３１は、光学シート群２１の背面側にて、表示パネル１１に平行な後傾姿勢で配されている。
　光学支持部３２は矩形平板状である。光学支持部３２は、光学部３１の下辺部よりも後方にて横姿勢で配されている。

　光学部３１と光学支持部３２とが為す角度は鋭角状であるが、光学屈曲部３３は弧状である。光学屈曲部３３は、光学部３１の下辺部と光学支持部３２の前辺部とを一体に連結する板状である。
　つまり、光学板材３は、光学部３１と、光学部３１に交差する姿勢で配された光学支持部３２とが一体に連結された屈曲板状である。

　光学板材３は、光学板材３の内部に入射した光が、光学部３１の前面３１ａ（一面）から出射するようにしてある。このために、光学部３１の後面、光学支持部３２の上下両面、及び光学屈曲部３３の両面には、図示しない反射部が設けられている。反射部に入射した光は、光学板材３の外部へ出射し難いので、光学板材３からの無用な漏光が抑制される。反射部は、例えばシルク印刷によって形成された反射ドット、又はレーザー印刷によって形成された凹部等である。
　なお、光学板材３は、光学支持部３２の後端面を除く各端面にも反射部が形成されている構成でもよい。

　表示パネル１１の後面は、取付部材１３によって、光学部３１の前面３１ａに取り付けられている。換言すれば、表示パネル１１は光学部３１に支持されている。
　本実施の形態の取付部材１３は、光学シート群２１の厚み以上の厚みを有する両面テープである。取付部材１３は、表示パネル１１の後面における額縁領域に、矩形枠状に貼着されている。故に、取付部材１３は、表示パネル１１の後面を光学部３１の前面３１ａに接着する接着部材として機能するのみならず、表示パネル１１の後面と光学部３１の前面３１ａとの間に適宜の空間を設けるスペーサとしても機能する。

　なお、取付部材１３は、接着剤とスペーサとを用いてなる構成でもよい。しかしながら、取付部材１３は、両面テープからなる構成の方が、部品点数が減少する上に、取り扱いが容易である。

　表示パネル１１の後面と光学部３１の前面３１ａとの間の空間には、矩形状の光学シート群２１が配されている。光学シート群２１は、例えば光学シート群２１の上辺部が光学部３１に貼り付けられることによって、光学部３１に支持されている。
　つまり、表示パネル１１及び光学シート群２１夫々の傾斜は、光学支持部３２に対する光学部３１の傾斜によるものである。

　反射シート２２１は矩形状であり、光学屈曲部３３の正面側の面と、光学支持部３２の下面とを全面的に覆う。反射シート２２２は矩形状であり、光学部３１の後面と、光学屈曲部３３の背面側の面と、光学支持部３２の上面とを全面的に覆う。従って、光学部３１の後面、光学支持部３２の上下両面、及び光学屈曲部３３の両面からの漏光は、反射シート２２１，２２２の何れかに反射して、再び光学板材３の内部へ入射する。
　反射シート２２１，２２２は、光学板材３に取り付けられている。このために、例えば反射シート２２１，２２２夫々の周縁部が、接着剤又は粘着テープ等を用いて光学板材３の周縁部に貼り付けられている。

　光源２３は、複数個のＬＥＤ２３１，２３１，…（図３中に１個だけ図示）とＬＥＤ基板２３２とを備える。
　ＬＥＤ基板２３２は、左右方向に長い横姿勢の矩形平板状になしてある。ＬＥＤ基板２３２は、光学支持部３２を覆う反射シート２２２よりも下側に配されている。ＬＥＤ基板２３２の前部上面は、反射シート２２２に接触している。ＬＥＤ基板２３２の後部は、光学支持部３２及び反射シート２２２よりも後ろ側に突出している。
　ＬＥＤ基板２３２の後部上面には、ＬＥＤ２３１，２３１，…が、左右方向に一列に等配実装してある。ＬＥＤ２３１，２３１，…と光学支持部３２の後端面とは、適長離隔して対向配置されている。
　以上のことから、光学支持部３２の後端面は、光源２３が発した光が入射すべき入光領域として機能する。

　ヒートシンク２４１は、夫々横姿勢及び縦姿勢に配された矩形平板状部分を一体に有するアングル状になしてある。ヒートシンク２４１の横姿勢の部分の上面には、光源２３のＬＥＤ基板２３２が取り付けられている。ヒートシンク２４１の縦姿勢の部分は、光学支持部３２の後端面に適長離隔して対向配置してあり、ヒートシンク２４１の縦姿勢の部分と光学支持部３２の後端面との間に光源２３のＬＥＤ２３１，２３１，…が配されている。
　ヒートシンク２４１は、光源２３が発した熱を表示装置１の外部へ放出するためのものである。しかしながら、光源２３が発した熱の一部は光学板材３に伝達する。

　反射シート２２２の後端部とヒートシンク２４１の上端部との間には、光源２３に非接触に、反射シート２２３が配されている。
　回路基板１２，１２，…（図３中に１個だけ図示）は夫々制御基板又は電源基板等であり、表示パネル１１に映像を表示させたり、光源２３を点灯／消灯させたりするためのものである。

　筐体４はＶ字状に屈曲しており、表示パネル１１、回路基板１２，１２，…、取付部材１３、光学シート群２１、反射シート２２１，２２２，２２３、光源２３、ヒートシンク２４１、及び光学板材３を収容する。筐体４の屈曲は、光学板材３の屈曲に対応する。
　筐体４は、フロントキャビネット４１、バックキャビネット４２、及びカバー４３を有する。

　フロントキャビネット４１は、光学板材３の屈曲に対応するＶ字状に屈曲しており、前面部４１１、下面部４１２、屈曲部４１３、及び側面部４１４を一体に有する。
　前面部４１１は矩形枠状であり、開口４ａを有する。前面部４１１は光学部３１に対応し、表示パネル１１の額縁領域を正面側から覆う。表示パネル１１の表示領域は、前面部４１１の開口４ａを通して外部に露出する。
　下面部４１２は矩形状である。下面部４１２は光学支持部３２に対応し、光学支持部３２を覆う反射シート２２１とヒートシンク２４１とを下側から覆う。下面部４１２の後端部上にはヒートシンク２４１が取り付けられている。下面部４１２は、例えば机Ｄの天板に載置される。

　屈曲部４１３は、正面側に凸状の円筒面状である。屈曲部４１３は前面部４１１の下辺部と下面部４１２の前辺部とを一体に連結している。屈曲部４１３は、光学屈曲部３３に対応し、光学屈曲部３３を覆う反射シート２２１を覆う。
　側面部４１４は、前面部４１１、後端部を除く下面部４１２、及び屈曲部４１３の周縁部から背面側又は上側に突出している。

　バックキャビネット４２は、光学板材３の屈曲に対応するＶ字状に屈曲しており、後面部４２１、上面部４２２、屈曲部４２３、及び側面部４２４を一体に有する。
　後面部４２１は矩形状である。後面部４２１は光学部３１に対応し、光学部３１を覆う反射シート２２２を背面側から覆う。このとき、後面部４２１と光学部３１とは反射シート２２２を挟持する。
　上面部４２２は矩形状である。上面部４２２は光学支持部３２に対応し、光学支持部３２を覆う反射シート２２２を上側から覆う。このとき、上面部４２２と光学支持部３２とは反射シート２２２を挟持する。上面部４２２における上側の面には回路基板１２，１２，…が取り付けられている。

　屈曲部４２３は、正面側に凸状の円筒面状である。屈曲部４２３は後面部４２１の下辺部と上面部４２２の前辺部とを一体に連結している。屈曲部４２３は、光学屈曲部３３に対応し、光学屈曲部３３を覆う反射シート２２２を覆う。このとき、屈曲部４２３と光学屈曲部３３とは反射シート２２２を挟持する。
　側面部４２４は、上面部４２２の後端部を除く後面部４２１、上面部４２２、及び屈曲部４２３の周縁部から正面側又は下側に突出している。
　フロントキャビネット４１及びバックキャビネット４２の側面部４１４，４２４は互いに連結される。

　カバー４３は矩形皿状であり、皿の底面に相当する上面部４３１と、皿の周面に相当する前面部４３２、後面部４３３、左面部４３４、及び右面部４３５とを一体に有する。
　上面部４３１は矩形状であり、バックキャビネット４２の上面部４２２上の回路基板１２，１２，…を覆う。

　前面部４３２、左面部４３４、及び右面部４３５は、上面部４３１の前辺部、左辺部、及び右辺部から下側に突出し、夫々の下端部がバックキャビネット４２に連結される。
　後面部４３３は、上面部４３１の後辺部から下側に突出し、下端部がフロントキャビネット４１に連結される。後面部４３３はヒートシンク２４１に接触している。
　ヒートシンク２４１に伝達した熱は、フロントキャビネット４１の下面部４１２及びカバー４３の後面部４３３に伝達して、表示装置１の外部へ放出される。

　フロントキャビネット４１の前面部４１１及び前面部４１１から突出する側面部４１４と、バックキャビネット４２の後面部４２１及び後面部４２１から突出する側面部４２４とは、筐体４の第１収容部４０１を構成している。筐体４の第１収容部４０１は開口４ａを有する。筐体４の第１収容部４０１には、表示パネル１１、取付部材１３、光学シート群２１、光学部３１を覆う反射シート２２２、及び光学部３１が収容される。

　フロントキャビネット４１の下面部４１２及び下面部４１２から突出する側面部４１４と、バックキャビネット４２の上面部４２２及び上面部４２２から突出する側面部４２４とカバー４３とは、筐体４の第２収容部４０２を構成している。筐体４の第２収容部４０２は机Ｄの天板に載置される。筐体４の第２収容部４０２には、回路基板１２，１２，…、光学支持部３２を覆う反射シート２２１，２２２、反射シート２２３、光源２３、ヒートシンク２４１、及び光学支持部３２が収容される。

　次に、光源装置２による表示パネル１１の照明について説明する。
　光源２３が発した光は、直接的に、又は反射シート２２３に反射して、光学支持部３２の後端面から光学支持部３２の内部に入射する。
　光学支持部３２の内部に入射した光は、光学支持部３２の上下両面、光学屈曲部３３の両面、光学部３１の後面、光学板材３に設けられている反射部、及び／又は反射シート２２１，２２２に反射し、やがて光学部３１の前面３１ａから光学シート群２１へ出射する。
　光学シート群２１へ出射した光は、光学シート群２１による拡散及び集光等を経て、表示パネル１１の後面から表示パネル１１の内部に入射する。
　以上の結果、表示パネル１１は、光源装置２によって背面側から照明される。

　表示パネル１１の内部に入射した光は、表示パネル１１の表示領域を透過し、筐体４の開口４ａを通して外部に出射する。これは、光学部３１の前面３１ａから出射した光が開口４ａを通通して外部に出射することを意味する。
　又は、表示パネル１１の内部に入射した光は、表示パネル１１によって遮断される。
　以上の結果、表示パネル１１の表示領域に映像が表示される。

　以上のような表示装置１は、表示装置１の第１収容部４０１側（即ち、筐体４の第１収容部４０１及びこれに収容されている各部）が、従来の液晶表示装置を構成する液晶表示モジュールと同様に機能する。
　表示装置１は据え置き式であるが、筐体４の第１収容部４０１の背面側には、従来の据え置き式の液晶表示装置が備えるようなスタンドの支柱部を取り付ける必要がない。従って、表示装置１の第１収容部４０１側を薄型化することができる。しかも、表示装置１はＶ字に屈曲しており、表示装置１の第１収容部４０１側が薄型であるので、表示装置１は、従来の据え置き式の液晶表示装置に比べて意匠性が向上した印象的な形状を有する。

　また、筐体４の第２収容部４０２に回路基板１２，１２，…、光学支持部３２、及び光源２３等が収容されているので、表示装置１の第１収容部４０１側の小型軽量化を図りつつ、表示装置１の第２収容部４０２側の重量（即ち、筐体４の第２収容部４０２及びこれに収容されている各部の総重量）を増して、据え置きの安定化を図ることができる。

　なお、光源装置２は、光源２３に替えて、２個の光源を備えていてもよい。この場合、２個の光源は、光学支持部３２の左右両側に１個ずつ配されていてもよい。
　また、光源２３は、ＬＥＤ２３１，２３１，…及びＬＥＤ基板２３２を用いてなる構成に限定されず、例えば蛍光管を用いてなる構成でもよい。この場合、光源２３は、光学支持部３２の両面又は片面に対向配置されていてもよい。このとき、反射シート２２１，２２２は、光学支持部３２の両面又は片面における光源２３が発した光が入射すべき入光領域以外を覆う。

　ところで、光源２３又は回路基板１２，１２，…は、筐体４の第１収容部４０１に収容されていてもよい。
　ただし、光源２３又は回路基板１２，１２，…が筐体４の第１収容部４０１に収容されている場合、表示装置１の第１収容部４０１側が大型化したり、表示装置１の重心が高くなって安定性を欠いたりする虞がある。また、光源２３が筐体４の第１収容部４０１に収容されている場合、一般に熱膨張し易い光学シート群２１、及び熱に起因する不具合が発生し易い表示パネル１１に、光源２３が発する熱が伝達し易くなる。
　つまり、光源２３及び回路基板１２，１２，…は、筐体４の第２収容部４０２に収容されている方が有利である。

　表示装置１の光学板材３はガラス製であるので、合成樹脂製である場合に比べて熱膨張し難い。従って、ＬＥＤ２３１，２３１，…と光学支持部３２の後端面との離隔距離は、光学板材３が合成樹脂製である場合よりも短縮することができる。即ち、表示装置１の小型化を図ることができる。
　なお、剛性、耐熱性、及び光学的性質等に問題がないのであれば、光学板材３は、ガラス製に限定されず、合成樹脂製でもよく、ガラス繊維強化プラスチック製でもよい。

　表示パネル１１、光学シート群２１、反射シート２２２、及び光学部３１は、筐体４の第１収容部４０１に収容された図示しない支持部材（例えば従来の液晶表示装置が備えるベゼル、Ｐシャーシ、又はバックライトシャーシ等）に支持されていてもよい。
　ただし、この場合には、表示装置１の第１収容部４０１側が大型化したり、表示装置１の重心が高くなって安定性を欠いたりする虞がある。しかも、光学部３１は光学屈曲部３３を介して光学支持部３２に支持され、表示パネル１１及び光学シート群２１は光学板材３に支持されるので、前述の支持部材に支持されていなくても特段の問題はない。

　なお、光学板材３は、Ｌ字状、Ｕ字状、又は鈍角状のＶ字状に屈曲していてもよい。Ｌ字状又はＶ字状の場合、光学部３１及び光学支持部３２は交差する姿勢で配され、Ｕ字状の場合、光学部３１及び光学支持部３２は対面する姿勢で配される。いずれにせよ、筐体４は光学板材３の屈曲に対応する屈曲形状をなす。

実施の形態　２．
　図４は、本発明の実施の形態２に係る表示装置１の構成を略示する斜視図である。
　図５は、表示装置１の構成を略示する断面図である。
　本実施の形態の表示装置１は、実施の形態１の表示装置１と略同様の構成である。以下では、実施の形態１との差異について説明し、その他、実施の形態１に対応する部分には同一符号を付してそれらの説明を省略する。

　光学板材３は、実施の形態１の光学支持部３２及び光学屈曲部３３に替えて、光学支持部３４及び光学屈曲部３５を有する。
　光学支持部３４は矩形平板状である。光学支持部３４は、光学部３１の下辺部よりも前方にて横姿勢で配されている。光学支持部３４の上下両面には、図示しない反射部が設けられている。
　光学部３１と光学支持部３４とが為す角度は鈍角状であり、光学屈曲部３５は弧状である。光学屈曲部３５は、光学部３１の下辺部と光学支持部３４の後辺部とを一体に連結する板状である。光学屈曲部３５の両面には、図示しない反射部が設けられている。

　表示パネル１１及び光学シート群２１は、実施の形態１と同様に光学部３１に支持されている。つまり、本実施の形態における表示パネル１１及び光学シート群２１夫々の傾斜は、光学支持部３４に対する光学部３１の傾斜によるものである。

　表示装置１は、実施の形態１の反射シート２２１，２２２に替えて、反射シート２２４，２２５を備える。
　反射シート２２４は矩形状であり、光学屈曲部３５の正面側の面と、光学支持部３４の上面及び後端面とを全面的に覆う。反射シート２２５は矩形状であり、光学部３１の後面と、光学屈曲部３５の背面側の面と、光学支持部３４の下面とを全面的に覆う。従って、光学部３１の後面、光学支持部３４の上下両面、及び光学屈曲部３５の両面からの漏光は、反射シート２２４，２２５の何れかに反射して、再び光学板材３の内部へ入射する。
　反射シート２２４，２２５は、実施の形態１の反射シート２２１，２２２と同様に、光学板材３に取り付けられている。

　光源２３のＬＥＤ基板２３２は、光学支持部３４を覆う反射シート２２４よりも上側に配されている。ＬＥＤ基板２３２の後部下面は、反射シート２２４に接触している。ＬＥＤ基板２３２の前部は、光学支持部３４及び反射シート２２４よりも前側に突出している。
　光源２３のＬＥＤ２３１，２３１，…は、ＬＥＤ基板２３２の前部下面に実装してある。ＬＥＤ２３１，２３１，…と光学支持部３４の前端面とは、適長離隔して対向配置されている。
　以上のことから、光学支持部３４の前端面は、光源２３が発した光が入射すべき入光領域として機能する。

　光源２３のＬＥＤ基板２３２は、ヒートシンク２４１の横姿勢の部分の下面に取り付けられている。ヒートシンク２４１の縦姿勢の部分は、光学支持部３４の前端面に適長離隔して対向配置してあり、ヒートシンク２４１の縦姿勢の部分と光学支持部３２の後端面との間に光源２３のＬＥＤ２３１，２３１，…が配されている。

　表示装置１は、実施の形態１の反射シート２２３に替えて、反射シート２２６を備える。
　反射シート２２６は、反射シート２２５の前端部とヒートシンク２４１の下端部との間に、光源２３に非接触に配されている。

　筐体４は、光学板材３の屈曲に対応するＶ字状に屈曲している、筐体４は、表示パネル１１、回路基板１２，１２，…、取付部材１３、光学シート群２１、反射シート２２４，２２５，２２６、光源２３、ヒートシンク２４１、及び光学板材３を収容する。
　筐体４は、実施の形態１のフロントキャビネット４１、バックキャビネット４２、及びカバー４３に替えて、フロントキャビネット４４、バックキャビネット４５、及びカバー４６を有する。

　フロントキャビネット４４はＶ字状に屈曲しており、前面部４１１、上面部４４２、屈曲部４４３、及び側面部４４４を一体に有する。
　上面部４４２は矩形状である。上面部４４２は光学支持部３４に対応し、光学支持部３４の上面を覆う反射シート２２４を上側から覆う。上面部４４２の前端部にはヒートシンク２４１が取り付けられている。ヒートシンク２４１に伝達した熱は、上面部４４２に伝達して、表示装置１の外部へ放出される。

　屈曲部４４３は、正面側に凹状の円筒面状である。屈曲部４４３は前面部４１１の下辺部と上面部４４２の後辺部とを一体に連結している。屈曲部４４３は光学屈曲部３５に対応し、光学屈曲部３５を覆う反射シート２２４を覆う。
　側面部４４４は、前面部４１１、前端部を除く上面部４４２、及び屈曲部４４３の周縁部から背面側又は下側に突出している。

　バックキャビネット４５はＶ字状に屈曲しており、後面部４２１、下面部４５２、屈曲部４５３、及び側面部４５４を一体に有する。
　後面部４２１は、光学部３１を覆う反射シート２２５を背面側から覆う。このとき、後面部４２１と光学部３１とは反射シート２２５を挟持する。
　下面部４５２は矩形状である。下面部４５２は光学支持部３４に対応し、光学支持部３４を覆う反射シート２２５を下側から覆う。このとき、下面部４５２と光学支持部３４とは反射シート２２５を挟持する。下面部４５２における下側の面には回路基板１２，１２，…が取り付けられている。

　屈曲部４５３は、正面側に凹状の円筒面状である。屈曲部４５３は後面部４２１の下辺部と下面部４５２の後辺部とを一体に連結している。屈曲部４５３は光学屈曲部３５に対応し、光学屈曲部３５を覆う反射シート２２５を覆う。このとき、屈曲部４５３と光学屈曲部３５とは反射シート２２５を挟持する。
　側面部４５４は、後面部４２１、前端部を除く下面部４５２、及び屈曲部４５３の周縁部から正面側又は上側に突出している。
　フロントキャビネット４４及びバックキャビネット４５の側面部４４４，４５４は互いに連結される。

　カバー４６は矩形皿状であり、皿の底面に相当する下面部４６１と、皿の周面に相当する前面部４６２、後面部４６３、左面部（不図示）、及び右面部４６５とを一体に有する。
　下面部４６１は矩形状であり、バックキャビネット４５の下面部４５２に取り付けてある回路基板１２，１２，…を覆う。下面部４６１は、例えば机Ｄの天板に載置される。

　後面部４６３、左面部、及び右面部４６５は、下面部４６１の後辺部、左辺部、及び右辺部から上側に突出し、夫々の上端部がバックキャビネット４５に連結される。
　前面部４６２は、下面部４６１の前辺部から上側に突出し、上端部がフロントキャビネット４４に連結される。

　フロントキャビネット４４の前面部４１１及び前面部４１１から突出する側面部４４４と、バックキャビネット４５の後面部４２１及び後面部４２１から突出する側面部４５４とは、筐体４の第１収容部４０１を構成している。筐体４の第１収容部４０１は開口４ａを有する。筐体４の第１収容部４０１には、表示パネル１１、取付部材１３、光学シート群２１、光学部３１を覆う反射シート２２５、及び光学部３１が収容される。

　フロントキャビネット４４の上面部４４２及び上面部４４２から突出する側面部４４４と、バックキャビネット４５の下面部４５２及び下面部４５２から突出する側面部４５４とカバー４６とは、筐体４の第２収容部４０２を構成している。筐体４の第２収容部４０２は机Ｄの天板に載置される。筐体４の第２収容部４０２には、回路基板１２，１２，…、光学支持部３４を覆う反射シート２２４，２２５、反射シート２２６、光源２３、ヒートシンク２４１、及び光学支持部３４が収容される。

　次に、光源装置２による表示パネル１１の照明について説明する。
　光源２３が発した光は、直接的に、又は反射シート２２６に反射して、光学支持部３４の前辺部の下面から光学支持部３４の内部に入射する。
　光学支持部３４の内部に入射した光は、光学支持部３４の光学支持部３４の上下両面、光学屈曲部３５の両面、光学部３１の後面、光学板材３に設けられている反射部、及び／又は反射シート２２４，２２５に反射し、やがて光学部３１の前面３１ａから光学シート群２１へ出射する。
　光学シート群２１へ出射した光は、光学シート群２１による拡散及び集光等を経て、表示パネル１１の後面から表示パネル１１の内部に入射する。
　以上の結果、表示パネル１１は、光源装置２によって背面側から照明される。

　以上のような表示装置１は、実施の形態１の表示装置１と同様の作用効果を奏する。
　なお、光学板材３は、Ｌ字状又は鋭角状のＶ字状に屈曲していてもよい。この場合、筐体４は光学板材３の屈曲状態と同様の屈曲形状をなす。
　実施の形態１，２では、光学板材３の端面が入光領域である場合を例示したが、これに限定されず、光学板材３の広面の一部が入光領域であってもよい。

実施の形態　３．
　図６は、本発明の実施の形態３に係る表示装置１の構成を略示する側面図である。
　図７は、表示装置１の構成を略示する背面図である。
　本実施の形態の表示装置１は、実施の形態１の表示装置１と略同様の構成である。以下では、実施の形態１との差異について説明し、その他、実施の形態１に対応する部分には同一符号を付してそれらの説明を省略する。

　実施の形態１の表示装置１は据え置き式であるが、本実施の形態の表示装置１は天井吊り下げ式である。
　表示装置１は、実施の形態１の表示装置１を天地したものである。本実施の形態の表示パネル１１の表示領域に表示される映像は、実施の形態１の表示パネル１１の表示領域に表示される映像が上下反転したものである。
　表示装置１は、天井吊り下げのための固定具５１，５２を備える。固定具５１，５２夫々は、天井Ｃと筐体４の第２収容部４０２とにネジ留めされる。この結果、固定具５１，５２を介して筐体４が天井Ｃに吊り下げられる。このために、固定具５１，５２夫々は、縦姿勢の平板状部分と、縦姿勢の平板状部分の上下両端部から背反方向に夫々突出し、天井Ｃ又は第２収容部４０２にネジ留めすべき各横姿勢の２枚の平板状部分とを有するＺ型金具からなる。

　以上のような表示装置１は、実施の形態１の表示装置１と同様に、表示装置１の第１収容部４０１側が、従来の液晶表示装置を構成する液晶表示モジュールと同様に機能する。
　筐体４の第１収容部４０１の背面側には、従来の天井吊り下げ式の液晶表示装置が備えるような固定具を取り付ける必要がない。従って、表示装置１の第１収容部４０１側を薄型化することができる。
　また、実施の形態１の表示装置１に固定具５１，５２とネジ留めのための図示しないネジを追加し、表示パネル１１の表示領域に表示される映像を上下反転させれば、本実施の形態の表示装置１が得られるので、据え置き式の表示装置１と天井吊り下げ式の表示装置１との部品の共通化を図ることができる。

　なお、実施の形態２の表示装置１に固定具５１，５２とネジ留めのための図示しないネジを追加し、表示パネル１１の表示領域に表示される映像を上下反転させることによって、天井吊り下げ式の表示装置１を得る構成でもよい。

実施の形態　４．
　図８は、本発明の実施の形態４に係る表示装置１の構成を略示する側面図である。
　本実施の形態の表示装置１は、実施の形態２の表示装置１と略同様の構成である。以下では、実施の形態２との差異について説明し、その他、実施の形態２に対応する部分には同一符号を付してそれらの説明を省略する。
　実施の形態２の表示装置１は据え置き式であるが、本実施の形態の表示装置１は壁掛け式である。

　表示装置１は、実施の形態２の表示装置１を天地したものである。本実施の形態の表示パネル１１の表示領域に表示される映像は、実施の形態２の表示パネル１１の表示領域に表示される映像が上下反転したものである。
　表示装置１は、壁棚状のディスプレイハンガー５３と、固定具５４とを備える。ディスプレイハンガー５３は壁Ｗにネジ留めされる。固定具５４は、実施の形態３の固定具５１又は固定具５２と同様の形状を有し、ディスプレイハンガー５３と筐体４の第２収容部４０２とにネジ留めされる。この結果、ディスプレイハンガー５３及び固定具５４を介して筐体４が壁Ｗに掛止される。

　以上のような表示装置１は、実施の形態２の表示装置１と同様に、表示装置１の第１収容部４０１側が、従来の液晶表示装置を構成する液晶表示モジュールと同様に機能する。
　筐体４の第１収容部４０１の背面側には、従来の壁掛け式の液晶表示装置が備えるようなディスプレイハンガー又は固定具を取り付ける必要がない。従って、表示装置１の第１収容部４０１側を薄型化することができる。
　また、実施の形態２の表示装置１にディスプレイハンガー５３及び固定具５４とネジ留めのための図示しないネジを追加し、表示パネル１１の表示領域に表示される映像を上下反転させれば、本実施の形態の表示装置１が得られるので、据え置き式の表示装置１と壁掛け式の表示装置１との部品の共通化を図ることができる。

　なお、実施の形態１の表示装置１にディスプレイハンガー５３及び固定具５４とネジ留めのための図示しないネジを追加し、表示パネル１１の表示領域に表示される映像を上下反転させることによって、壁掛け式の表示装置１を得る構成でもよい。

実施の形態　５．
　図９は、本発明の実施の形態５に係る表示装置１の構成を略示する側面図である。
　本実施の形態の表示装置１は、実施の形態４の表示装置１と略同様の構成である。以下では、実施の形態４との差異について説明し、その他、実施の形態４に対応する部分には同一符号を付してそれらの説明を省略する。

　本実施の形態の表示装置１が備えるフロントキャビネット４４及びバックキャビネット４５は、カバー４６よりも後方へ突出している。このために、フロントキャビネット４４の側面部４４４は、前面部４１１、前端部を含む上面部４４２、及び屈曲部４４３の周縁部から背面側又は下側に突出しており、バックキャビネット４５の側面部４５４は、後面部４２１、前端部を含む下面部４５２、及び屈曲部４５３の周縁部から正面側又は上側に突出している。更に、カバー４６の前面部４６２は、下面部４６１の前辺部から上側に突出し、上端部がバックキャビネット４５に連結される。
　フロントキャビネット４４及びバックキャビネット４５の後方への突出部には、図示しない貫通孔が設けてある。

　表示装置１は、固定具５４に替えて、挿設具５５を備える。挿設具５５は、例えばボルト及びナットを用いてなる。挿設具５５は、筐体４の第２収容部４０２におけるフロントキャビネット４４及びバックキャビネット４５の貫通孔に挿通されて、ディスプレイハンガー５３に取り付けられる。この結果、ディスプレイハンガー５３及び挿設具５５を介して筐体４が壁Ｗに掛止される。

　以上のような表示装置１は、実施の形態４の表示装置１と同様に、表示装置１の第１収容部４０１側が、従来の液晶表示装置を構成する液晶表示モジュールと同様に機能する。
　筐体４の第１収容部４０１の背面側には、従来の壁掛け式の液晶表示装置が備えるようなディスプレイハンガー又は固定具を取り付ける必要がない。従って、表示装置１の第１収容部４０１側を薄型化することができる。

　本発明の実施の形態に係る光源装置は、表示装置１に組み込まれる光源装置２のようなものに限定されない。例えば、光源装置は、シーリングライト又は壁掛け照明器具等として構成されていてもよい。

　今回開示された実施の形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述した意味ではなく、請求の範囲と均等の意味及び請求の範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
　また、本発明の効果がある限りにおいて、表示装置１又は光源装置２に、実施の形態１～５に開示されていない構成要素が含まれていてもよい。
　各実施の形態に開示されている構成要件（技術的特徴）はお互いに組み合わせ可能であり、組み合わせによって新しい技術的特徴を形成することができる。

　１　　表示装置
　１１　表示パネル
　１２　回路基板
　２　　光源装置
　２１　光学シート群（光学シート）
　２２１，２２２，２２４，２２５　反射シート
　２３　光源
　３　　光学板材
　３１　光学部
　３２　光学支持部
　４　　筐体
　４０１　第１収容部
　４０２　第２収容部
　４ａ　開口

Claims

　光源と、
　該光源を収容している筐体と
　を備える光源装置において、
　前記光源が発した光が一面から出射する板状の光学部と、該光学部を支持し、該光学部に交差又は対面する姿勢で配された板状の光学支持部とが一体に連結された屈曲板状の光学板材を備え、
　前記筐体は、
　開口を有し、前記一面から出射した光が前記開口を通して外部へ出射するよう前記光学部を収容している第１収容部と、
　前記光学支持部を収容し、外部に載置されるか又は取り付けられる第２収容部と
　を一体的に有することを特徴とする光源装置。
　前記光源は、前記光学支持部に対向して前記第２収容部に収容してあり、
　前記一面を覆い、前記第１収容部に収容された光学シートと、
　前記光学板材の前記光源が発した光が入射すべき入光領域及び前記一面を除く少なくとも両面を覆い、前記筐体に収容される反射シートと
　を更に備えることを特徴とする請求項１に記載の光源装置。
　前記光学板材はガラスを用いてなることを特徴とする請求項１又は２に記載の光源装置。
　請求項１乃至３の何れか一項に記載の光源装置と、
　該光源装置によって背面側から照明される表示パネルと
　を備える表示装置であって、
　前記表示パネルは、該表示パネルの表示領域が前記開口を通して外部に露出するよう前記第１収容部に収容してあることを特徴とする表示装置。
　前記第２収容部に配してあり、前記表示パネルに映像を表示させるための回路基板を更に備えることを特徴とする請求項４に記載の表示装置。
　前記表示パネルは、前記光学部の前記一面から適長離隔して前記光学部に取り付けてあり、
　前記表示パネルと前記一面との間に光学シートが配されていることを特徴とする請求項４又は５に記載の表示装置。