WO2016027507A1 - 無線通信システム、車載無線通信システム及びアクセスポイント - Google Patents
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Abstract
周波数チャンネルの利用開始に先立って干渉信号の有無の監視を必要とするシステムにおいて迅速に通信を開始でき、しかもバッテリの消費電力が少ない仕組みを実現する。このため、(1)第1のトリガ信号の入力後、干渉監視部を停止モードから干渉監視モードに切り替え、干渉信号の存在しない周波数チャンネルを検出させ、(2)第1のトリガ信号に続き、第2のトリガ信号が入力されると、干渉監視部を干渉監視モードから通信モードに切り替えると共に無線通信部に電力を供給してクライアントとの通信を開始させ、(3)第2のトリガ信号に続き、第3のトリガ信号が入力されると、干渉監視部を通信モードから干渉監視モードに切り替えると共に無線通信部に対する電力の供給を停止させるように動作するアクセスポイントを提供する。
Description
本発明は、バッテリから電力の共有を受けて動作するアクセスポイントと、当該アクセスポイントを用いて実現される無線通信システムに関する。
無線通信技術の発展に伴い、利用できる周波数帯域が切迫してきている。特に無線局免許が不要な周波数帯域は、既に、様々な無線通信システムにより使用されている。そのため、新たな周波数帯域を無線局免許が不要な帯域に解放する場合、既存の周波数帯域を利用していた無線システムに対して干渉を与えないことが必要な条件となる。
例えば、近年、5GHz帯が、無線LANで利用が可能となった。しかし、5.25GHz~5.35GHzのW53と呼ばれる帯域や5.47GHz~5.725GHzのW56と呼ばれる帯域は、従前より、船舶、航空機、軍用などの移動レーダや気象用の固定レーダによって利用されてきた帯域である。このため、これらの機器と新たに利用可能となった無線機器との間での干渉の可能性が生じている。
そこで、非特許文献1では、従来(プライマリ)の無線機器への干渉を避ける方法として、通信を開始する前に一定時間、プライマリの無線機器から出力された電波(干渉信号)の有無を監視し、当該電波が存在しない場合にのみ該当周波数チャンネルで通信を開始できることが定められている。
「広帯域移動アクセスシステム(CSMA) 標準規格 ARIB STD-T71 5.2版」、一般社団法人 電波産業会、平成24年7月発行、P.13-P.15
例えば5GHzの無線LANに使用されるアクセスポイントには、前述した干渉信号の監視を、その通信開始前の60秒間に亘って実行することが義務付けられている。また、同アクセスポイントでは、運用中に干渉信号が検出された場合、一定時間内に、該当周波数チャンネル上での無線送信を停止することが義務付けられている。
しかし、この種のアクセスポイントでは、全機能をオン状態にする電源スイッチの投入から通信が開始されるまでの時間(干渉信号の存在しない周波数チャンネルを検出するのに要する時間)が長くなる。なお、待ち時間無しに通信を開始するには、データ通信を行わない期間も、アクセスポイントの全機能をオン状態のまま運用する手法が有効である。しかし、この手法では、アクセスポイントが備える全機能にて電力が常に消費されてしまう。特に、電源の供給元が交流電源でなくバッテリである場合、電源スイッチをオン状態のまま運用すると、バッテリの寿命を縮めてしまう。
上記課題を解決するために、例えば請求の範囲に記載の構成を採用する。本明細書は上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、1又は複数のクライアントと、バッテリから電源の供給を受けて動作するアクセスポイントとを有し、周波数チャンネルの利用開始に先立って干渉信号の有無の監視を必要とする無線通信システムにおいて、アクセスポイントのモード制御部が、(1)第1のトリガ信号の入力後、干渉監視部を停止モードから干渉監視モードに切り替え、干渉信号の存在しない周波数チャンネルを検出させ、(2)第1のトリガ信号に続き、第2のトリガ信号が入力されると、干渉監視部を干渉監視モードから通信モードに切り替えると共に無線通信部に電力を供給してクライアントとの通信を開始させ、(3)第2のトリガ信号に続き、第3のトリガ信号が入力されると、干渉監視部を通信モードから干渉監視モードに切り替えると共に無線通信部に対する電力の供給を停止させるように動作する。
本発明によれば、周波数チャンネルを利用する前に干渉監視が必要なシステムでありながら、アクセスポイントの電源スイッチがオフ状態からオン状態に切り替わった後、待ち時間無しに通信を開始でき、しかもバッテリの電力消費が少ない仕組みを実現できる。前述した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施の形態の説明により明らかにされる。
以下、図面に基づいて、本発明の実施の形態を説明する。なお、本発明の実施の態様は、後述する形態例に限定されるものではなく、その技術思想の範囲において、種々の変形が可能である。
(1)形態例1
(1-1)システム構成
図1に、無線通信システムの構成例を示す。本形態例の無線通信システムは、アクセスポイント1と、1つ又は複数のクライアント2と、これらを接続する無線ネットワーク3で構成される。無線ネットワーク3は、クライアント2からアクセスポイント1へ伝送する上り通信と、アクセスポイント1から各クライアント2へ伝送する下り通信でなる。アクセスポイント1とクライアント2は、いわゆる親機と子機の関係にあり、アクセスポイント1はクライアント2との通信を制御する。
(1-1)システム構成
図1に、無線通信システムの構成例を示す。本形態例の無線通信システムは、アクセスポイント1と、1つ又は複数のクライアント2と、これらを接続する無線ネットワーク3で構成される。無線ネットワーク3は、クライアント2からアクセスポイント1へ伝送する上り通信と、アクセスポイント1から各クライアント2へ伝送する下り通信でなる。アクセスポイント1とクライアント2は、いわゆる親機と子機の関係にあり、アクセスポイント1はクライアント2との通信を制御する。
(1-2)アクセスポイントとクライアントの構成
図2に、アクセスポイント1及びクライアント2の機能構成を示す。クライアント2は、通信用無線モジュール21と不図示のプロセッサ、クライアント2に応じた電子部品やモジュールを有している。アクセスポイント1は、プロセッサ11、通信用無線モジュール19、干渉監視用モジュール20を有している。ただし、本構成は、以下に述べる機能を実現する単なる一例であり、本発明を実現する手段を限定するものではない。プロセッサ11は、例えばFPGAやASICでも構成可能であるし、その機能の一部は通信用無線モジュール19に持たせることも考えられる。
図2に、アクセスポイント1及びクライアント2の機能構成を示す。クライアント2は、通信用無線モジュール21と不図示のプロセッサ、クライアント2に応じた電子部品やモジュールを有している。アクセスポイント1は、プロセッサ11、通信用無線モジュール19、干渉監視用モジュール20を有している。ただし、本構成は、以下に述べる機能を実現する単なる一例であり、本発明を実現する手段を限定するものではない。プロセッサ11は、例えばFPGAやASICでも構成可能であるし、その機能の一部は通信用無線モジュール19に持たせることも考えられる。
プロセッサ11は、送受信処理部12、通信制御部13、時間計測部14、干渉記録部15、干渉監視部16、モード制御部17、干渉監視制御部18を有している。また、プロセッサ11には、外部トリガ信号の入力線及びバッテリ(不図示)からの電源線が接続されている。ここでの電源線は常時電源線である。このため、バッテリがアクセスポイント1に接続されている限り、プロセッサ11には電力が供給される。ただし、電力の供給と、プロセッサ11の全ての機能が有効であることとは別である。本実施例の場合、通信(データの送受信)の実行を指示するコマンド又は通信が可能な状態に関連付けられた外部トリガ信号が与えられない限り、通信に関連する機能は有効とならない。外部トリガ信号には、例えばリアルタイムタイマ(外部装置)から与えられる信号、スイッチ類の操作に連動して発生される信号、その他の信号を想定する。外部トリガ信号は、アクセスポイント1の動作モードの切り替えに用いられる。外部トリガ信号の種類や発生原因は、応用するシステム環境による。なお、外部トリガ信号の入力には、1本又は複数の信号線が用いられる。1本の信号線を用いて1つの状態/コマンドのみを送信してもよいし、1本の信号線を用いて複数の状態(例えばオンとオフ)を送信してもよい。
通信用無線モジュール19は、クライアント2との間で、データを無線で送受信する機能を提供する。干渉監視用モジュール20は、監視対象に設定された周波数チャンネルに、他の無線機器からの干渉信号が存在するか否かを監視する機能を提供する。ここでの他の無線機器は、前述したプライマリ機器である。このため、干渉監視用モジュール20は、専ら受信機能のみを有する。送受信処理部12は、通信用無線モジュール19を通じて送受信されるデータを処理する機能部である。通信制御部13は、通信用無線モジュール19によって実行される無線通信を制御する機能部である。具体的には、アクセス制御や周波数チャンネルの設定などを制御する。干渉監視部16は、干渉監視用モジュール20を利用し、他の無線機器との干渉を監視する機能部である。干渉監視部16は、監視結果を、時間計測部14、干渉記録部15に渡す。干渉監視制御部18は、干渉監視用モジュール20における周波数チャンネルの設定などを制御する機能部である。モード制御部17は、外部トリガ信号、データ通信結果、干渉監視の結果に応じ、装置全体のモード制御及びそれに伴う電源制御を行う機能部である。例えば干渉監視用モジュール20に対する電源の供給を制御する。
図3に、アクセスポイントの他の機能構成を示す。図3には、図2との対応部分に同一符号を付して表している。図3に示すアクセスポイント1と図2に示すアクセスポイント1との違いは、干渉監視用モジュール20が設けられていない点である。図3に示すアクセスポイント1は、干渉監視用モジュール20の機能を、通信用無線モジュール19を通じて実現する。以下では、図2に示す構成に基づいて、アクセスポイント1の機能動作を説明する。
(1-3)モード制御動作
図4に、アクセスポイント1のモード制御例を示す。
まず、不図示のバッテリ(電源)がアクセスポイント1の常時電源線に接続されると、又は、電源オンを意味する外部トリガ信号がプロセッサ11に入力されると、モード制御部17が干渉監視モードC1に入る。ただし、ここでの外部トリガ信号は、アクセスポイント1の通信機能(データの送受信機能)を除く一部の機能のみを動作させるための信号である。このため、図2の構成であれば、送受信処理部12、通信制御部13、通信用無線モジュール19は停止状態のままであり、図3の構成であれば、送受信処理部12、通信制御部13は停止状態のままである。従って、ここでの外部トリガ信号は、アクセスポイント1へのバッテリの接続を通知する信号に近い。外部トリガ信号は、バッテリの接続によって供給される電力そのもの、又は、その検出信号を外部トリガ信号として用いることができる。
図4に、アクセスポイント1のモード制御例を示す。
まず、不図示のバッテリ(電源)がアクセスポイント1の常時電源線に接続されると、又は、電源オンを意味する外部トリガ信号がプロセッサ11に入力されると、モード制御部17が干渉監視モードC1に入る。ただし、ここでの外部トリガ信号は、アクセスポイント1の通信機能(データの送受信機能)を除く一部の機能のみを動作させるための信号である。このため、図2の構成であれば、送受信処理部12、通信制御部13、通信用無線モジュール19は停止状態のままであり、図3の構成であれば、送受信処理部12、通信制御部13は停止状態のままである。従って、ここでの外部トリガ信号は、アクセスポイント1へのバッテリの接続を通知する信号に近い。外部トリガ信号は、バッテリの接続によって供給される電力そのもの、又は、その検出信号を外部トリガ信号として用いることができる。
干渉監視モードC1においては、通常、干渉の監視に必要な機能部分(すなわち、プロセッサ11を構成する処理部の一部と干渉監視用モジュール20)のみに電力が供給され、無駄な電力の消費が抑えられる。本形態例の場合、プロセッサ11を構成する処理部のうち時間計測部14、干渉記録部15、干渉監視部16、干渉監視制御部18に対して電力が供給される。従って、干渉監視モードC1では、通信用無線モジュール19には電力が供給されず(図2の構成の場合)、通信に関与する送受信処理部12と通信制御部13は停止状態のままである。
干渉監視モードC1において、通信オンを意味する外部トリガ信号が入力されると、モード制御部17は、通信モードC2に遷移する。通信モードC2に遷移すると、アクセスポイント1を構成する全ての要素及び機能部が動作状態になる。すなわち、通信用無線モジュール19に対して電力が供給され、通信に関与する送受信処理部12と通信制御部13も有効になる。通信モードC2において、通信オフを意味する外部トリガ信号が入力されると、モード制御部17は、再び干渉監視モードC1に遷移する。
(1-4)干渉監視モードにおける動作
図5は、干渉監視モードC1におけるアクセスポイント1の動作を示す。前述したように、バッテリ(電源)の接続後、又は、電源オンを意味する外部トリガ信号の入力後、モード制御部17は、干渉監視モードC1に遷移する。このとき、干渉監視部16は、干渉監視用モジュール20を用いて干渉信号を監視する(S1)。同時に、時間計測部14は、現に干渉監視を行っている周波数チャンネルについて監視時間を計測する。なお、本形態例が想定する無線通信システムでは、1つの周波数チャンネルについて、干渉信号は、例えば60秒から数時間以上のオーダーで存在する。干渉記録部15は、現に干渉監視を行っている周波数チャンネルの情報(チャンネル情報)とチャンネル監視時間を記録する(S2)。ここでの記録は、常に現に干渉監視している周波数チャンネルについてのみ(すなわち上書き記録)実行してもよいし、監視対象となった全ての周波数チャンネルの履歴を残す追記記録でもよい。
図5は、干渉監視モードC1におけるアクセスポイント1の動作を示す。前述したように、バッテリ(電源)の接続後、又は、電源オンを意味する外部トリガ信号の入力後、モード制御部17は、干渉監視モードC1に遷移する。このとき、干渉監視部16は、干渉監視用モジュール20を用いて干渉信号を監視する(S1)。同時に、時間計測部14は、現に干渉監視を行っている周波数チャンネルについて監視時間を計測する。なお、本形態例が想定する無線通信システムでは、1つの周波数チャンネルについて、干渉信号は、例えば60秒から数時間以上のオーダーで存在する。干渉記録部15は、現に干渉監視を行っている周波数チャンネルの情報(チャンネル情報)とチャンネル監視時間を記録する(S2)。ここでの記録は、常に現に干渉監視している周波数チャンネルについてのみ(すなわち上書き記録)実行してもよいし、監視対象となった全ての周波数チャンネルの履歴を残す追記記録でもよい。
次に、干渉監視部16で干渉が検出された場合(S3でYesの場合)、干渉監視制御部18は、干渉監視部16及び干渉監視用モジュール20を制御して、干渉信号を監視する周波数チャンネルを変更する(S4)。この後、干渉監視部16は、S1に戻り、新たな周波数チャンネルについて干渉監視を継続する。一方、干渉監視部16で干渉が検出されない場合(S3でNoの場合)、干渉監視部16は、同一の周波数チャンネルについて干渉信号の監視を継続する。
図6に、干渉監視モードC1中に、通信オンを意味する外部トリガ信号が入力された場合におけるアクセスポイント1の動作を示す。この場合、モード制御部17は、動作モードを干渉監視モードC1から通信モードC2に遷移させるための処理動作を実行する。まず、モード制御部17は、通信用無線モジュール19をはじめ無線通信に必要となる機能部(総称して「通信モジュール」という)の電源をオンに制御する(S11)。次に、モード制御部17は、干渉記録部15に記録されている情報を参照し(S12)、一定時間以上(例えば60秒以上)、干渉信号が無い周波数チャンネルがあるか否かを判定する(S13)。一定時間以上、干渉信号が無い周波数チャンネルが存在しない場合(Noの場合)、モード制御部17は、干渉記録部15の情報の参照を継続する。この判定の間も、時間計測部14は監視時間の計測を継続しており、干渉記録部15による記録情報も更新され続けているからである。一定時間以上、干渉信号が無い周波数チャンネルが存在する場合(Yesの場合)、モード制御部17は、検出された周波数チャンネルを、通信用無線モジュール19が通信に使用する周波数チャンネルに設定し(S14)、その後、通信モードに遷移する(S15)。このようにS13でYesの場合にのみ通信モードに遷移できる仕組みであるため、通信開始後に他のシステムとの間で干渉が生じる可能性を事前に回避できる。
(1-5)通信モードにおける動作
通信モードは、常時、データ通信が可能なモードである。ただし、システムによっては、データ通信の開始に先立って、認証とアソシエーションの両方又は一方が必要な場合がある。図7を用い、クライアント2の側からアクセスポイント1に対して認証又はアソシエーションを行う手順について説明する。クライアント2の側も、何らかの外部トリガ信号の入力後に電源をオンに制御し(S21)、アクセスポイント1から送信されるビーコン信号を探索する(S22)。後述するように、通信モードC2に遷移したアクセスポイント1はビーコン信号を送信している。
通信モードは、常時、データ通信が可能なモードである。ただし、システムによっては、データ通信の開始に先立って、認証とアソシエーションの両方又は一方が必要な場合がある。図7を用い、クライアント2の側からアクセスポイント1に対して認証又はアソシエーションを行う手順について説明する。クライアント2の側も、何らかの外部トリガ信号の入力後に電源をオンに制御し(S21)、アクセスポイント1から送信されるビーコン信号を探索する(S22)。後述するように、通信モードC2に遷移したアクセスポイント1はビーコン信号を送信している。
ビーコン信号が検出されると、クライアント2は、検出されたビーコン信号の送信元であるアクセスポイント1に対してリクエストを送信し、認証及び/又はアソシエーションを実行する(S23)。この後は、いつでもデータ通信が可能な状態になる(S24)。ところで、認証及び/又はアソシエーションの実行には時間を要する場合がある。認証及び/又はアソシエーションの実行には、クライアント2がアクセスポイント1から送信されたビーコン信号を受信する必要がある。そのために、利用可能な周波数チャンネルをスキャンする必要があり、時間を要する場合がある。また、通常、ビーコン信号は一定間隔おきに送信されるため、1チャンネル確認するまでに最低でもその一定時間の時間を要する。
そこで、本形態例では、ビーコン信号の検出処理を高速化するために、アクセスポイント1によるビーコン信号の送信タイミングを図8に示すように制御する。具体的には、通信モードC2に遷移した直後のビーコン信号は、間隔をつめて送信し、クライアント2が当該ビーコン信号を素早く発見できるようにする。例えば20ms(ミリ秒)間隔でビーコン信号を送信する。一方、クライアント2との間でアソシエーションが終了した後は、ビーコン信号の送信間隔を広げて(例えば100ms(ミリ秒)間隔)ビーコン信号を送信する。)、又は、送信自体を停止する。これにより、クライアント2による高速なアソシエーションが可能となる。
(1-6)外部トリガ信号の種類とモード遷移の関係
図9及び図10に、外部トリガ信号の種類と対応するモード遷移の関係を示す。図9は、外部トリガ信号の種類が3つの例であり、図10は、外部トリガ信号の種類が4つの例である。図9及び図10のいずれの場合も、第1の外部トリガ信号の入力直後(好ましくはバッテリの接続直後)に実行される動作は同じである。すなわち、アクセスポイント1は干渉監視モードC1に遷移するが、クライアント2は電源オフのままである。第2の外部トリガ信号の入力以降の動作は異なるので、以下では、各図について説明する。
図9及び図10に、外部トリガ信号の種類と対応するモード遷移の関係を示す。図9は、外部トリガ信号の種類が3つの例であり、図10は、外部トリガ信号の種類が4つの例である。図9及び図10のいずれの場合も、第1の外部トリガ信号の入力直後(好ましくはバッテリの接続直後)に実行される動作は同じである。すなわち、アクセスポイント1は干渉監視モードC1に遷移するが、クライアント2は電源オフのままである。第2の外部トリガ信号の入力以降の動作は異なるので、以下では、各図について説明する。
図9の場合、第2の外部トリガ信号の入力後、アクセスポイント1は、干渉信号の存在しない周波数チャンネルを通信チャンネルに設定し、その後、通信モードC2を開始する。ここで、アクセスポイント1は、図8に示すプロトコルに従い、ビーコン信号の送信を開始する共に、クライアント2からのリクエストにより認証及び/又はアソシエーションを実行する。また、アクセスポイント1は、認証及び/又はアソシエーションが終了したクライアント2との間で通信を開始する。一方、クライアント2は、第2の外部トリガ信号の入力により電源オンの状態に遷移し、アクセスポイント1との間で認証及び/又はアソシエーションを実行する。認証又はアソシエーションの終了後、アクセスポイント1及びクライアント2の間でデータ通信が開始される。その後、第3の外部トリガ信号が入力されると、アクセスポイント1は再び干渉監視モードC1に遷移し、クライアント2は電源オフの状態に戻る。
一方、図10の場合、第2の外部トリガ信号の入力後、アクセスポイント1は、干渉信号の存在しない周波数チャンネルを通信チャンネルに設定し、その後、通信モードC2を開始する。また、アクセスポイント1は、図8に示すプロトコルに従い、ビーコン信号の送信を開始する共に、クライアント2からのリクエストにより認証及び/又はアソシエーションを実行する。一方のクライアント2は、第2の外部トリガ信号の入力により電源オンの状態に遷移し、アクセスポイント1との間で認証及び/又はアソシエーションを実行する。図9との違いは、認証及び/又はアソシエーションの実行後も、実際のデータ通信が自動的に開始されないことである。
図10の場合、アクセスポイント1とクライアント2との間の通信は、第4の外部トリガ信号の入力後に開始される。このように、図10の手法は、通信開始を指示する第4の外部トリガ信号の入力前に、通信に必要な処理が実行されているので、第4の外部トリガ信号の入力から実際の通信が開始されるまでの時間を図9の手法に比して短くできる。なお、図10の場合も、通信開始後に、第3の外部トリガ信号が入力されると、アクセスポイント1は再び干渉監視モードC1に遷移し、クライアント2は電源オフの状態に戻る。
(1-7)干渉検出時の周波数チャンネルの変更
図11に、干渉監視モードC1において、干渉信号が検出された場合に実行される周波数チャンネルの変更動作の様子を示す。なお、当該処理は、図5のS4に示す処理動作に対応する。現に監視中の周波数チャンネルで干渉が検出された場合、次の周波数チャンネルでも干渉信号が存在する可能性がある。その場合、再び、周波数チャンネルの変更が必要になってしまい(図5参照)、利用可能な周波数チャンネルが検出されるまでに時間がかかってしまう。そこで、干渉監視制御部18は、現在監視対象であった周波数チャンネルに対し、干渉信号の想定帯域幅よりも離れた位置の周波数チャンネルを、次の干渉監視対象の周波数チャンネルとして設定する。図11では、想定帯域幅だけ離れていない周波数チャンネルが干渉監視対象から除外(スキップ)されている様子を破線で表している。これにより、少なくとも同じ干渉信号源から到来する干渉信号が変更後の周波数チャンネルについて検出される可能性を無くすことができる。なお、干渉監視制御部18は、干渉記録部15の記録情報や事前に設定された情報に基づいて、変更後の周波数チャンネルを選択する。
図11に、干渉監視モードC1において、干渉信号が検出された場合に実行される周波数チャンネルの変更動作の様子を示す。なお、当該処理は、図5のS4に示す処理動作に対応する。現に監視中の周波数チャンネルで干渉が検出された場合、次の周波数チャンネルでも干渉信号が存在する可能性がある。その場合、再び、周波数チャンネルの変更が必要になってしまい(図5参照)、利用可能な周波数チャンネルが検出されるまでに時間がかかってしまう。そこで、干渉監視制御部18は、現在監視対象であった周波数チャンネルに対し、干渉信号の想定帯域幅よりも離れた位置の周波数チャンネルを、次の干渉監視対象の周波数チャンネルとして設定する。図11では、想定帯域幅だけ離れていない周波数チャンネルが干渉監視対象から除外(スキップ)されている様子を破線で表している。これにより、少なくとも同じ干渉信号源から到来する干渉信号が変更後の周波数チャンネルについて検出される可能性を無くすことができる。なお、干渉監視制御部18は、干渉記録部15の記録情報や事前に設定された情報に基づいて、変更後の周波数チャンネルを選択する。
(1-8)複数の周波数チャンネルの並列同時監視
次に、アクセスポイント1が干渉監視モードC1に実行して好適な機能について説明する。前述の説明では、アクセスポイント1は、干渉監視モードC1において、一度に1つの周波数チャンネルについてのみ干渉信号を監視する。ここでは、図12に示すように、一度に複数の周波数チャンネルを時分割で監視する例について説明する。当該動作は、干渉監視制御部18が干渉監視用モジュール20を制御することにより実現される。図12に示す手法の場合、一つの周波数チャンネルについて干渉信号が検出された場合でも、他の周波数チャンネルで干渉信号が検出さなければ、当該周波数チャンネルを用いてただちに通信を開始することができる。
次に、アクセスポイント1が干渉監視モードC1に実行して好適な機能について説明する。前述の説明では、アクセスポイント1は、干渉監視モードC1において、一度に1つの周波数チャンネルについてのみ干渉信号を監視する。ここでは、図12に示すように、一度に複数の周波数チャンネルを時分割で監視する例について説明する。当該動作は、干渉監視制御部18が干渉監視用モジュール20を制御することにより実現される。図12に示す手法の場合、一つの周波数チャンネルについて干渉信号が検出された場合でも、他の周波数チャンネルで干渉信号が検出さなければ、当該周波数チャンネルを用いてただちに通信を開始することができる。
(1-9)形態例1のまとめ
本形態例で説明した機能構成をアクセスポイント1に搭載することにより、無線通信の開始前に、周波数チャンネルの干渉監視が必要な無線通信システムにおいても、事前に干渉信号の存在しない周波数チャンネルを検出しているので、無線通信の要求後ただちに無線通信を開始することができる。しかも、本形態例の場合、干渉信号の存在しない周波数チャンネルの検出動作は、プロセッサ11のうち干渉監視に関連する機能部と専ら監視対象チャンネルの信号のみを受信する干渉監視用モジュール20のみであるのでアクセスポイント1の全機能をオン状態に維持する場合に比して電力消費を抑制することができる。その結果、本形態例に係るアクセスポイント1は、バッテリの寿命を従来方式に比して延ばすことができる。
本形態例で説明した機能構成をアクセスポイント1に搭載することにより、無線通信の開始前に、周波数チャンネルの干渉監視が必要な無線通信システムにおいても、事前に干渉信号の存在しない周波数チャンネルを検出しているので、無線通信の要求後ただちに無線通信を開始することができる。しかも、本形態例の場合、干渉信号の存在しない周波数チャンネルの検出動作は、プロセッサ11のうち干渉監視に関連する機能部と専ら監視対象チャンネルの信号のみを受信する干渉監視用モジュール20のみであるのでアクセスポイント1の全機能をオン状態に維持する場合に比して電力消費を抑制することができる。その結果、本形態例に係るアクセスポイント1は、バッテリの寿命を従来方式に比して延ばすことができる。
(2)形態例2
以下では、形態例1で説明した無線通信システムを車載システムに応用する場合について説明する。
以下では、形態例1で説明した無線通信システムを車載システムに応用する場合について説明する。
(2-1)システム構成
図13に、本形態例に係る無線通信システムの構成例を示す。図13には、図2と対応する部分に同一の符号を付している。本形態例の場合、アクセスポイント1にはリアビューモニタ又は車載モニタとしての表示装置32が接続され、クライアント2にはリアビューカメラとしてのカメラ33が搭載される場合を想定している。すなわち、シフトがバックギアに入る(チェンジする)と同時にリアビューカメラで撮像された車両後方の映像信号がリアルタイムで無線伝送され、車載モニタに表示されるシステムについて説明する。もっとも、車載システムでの用途はリアビューカメラに限定されず、例えば無線によるマルチメディア伝送(オーディオ、映像、テレビ信号)にも応用できる。
図13に、本形態例に係る無線通信システムの構成例を示す。図13には、図2と対応する部分に同一の符号を付している。本形態例の場合、アクセスポイント1にはリアビューモニタ又は車載モニタとしての表示装置32が接続され、クライアント2にはリアビューカメラとしてのカメラ33が搭載される場合を想定している。すなわち、シフトがバックギアに入る(チェンジする)と同時にリアビューカメラで撮像された車両後方の映像信号がリアルタイムで無線伝送され、車載モニタに表示されるシステムについて説明する。もっとも、車載システムでの用途はリアビューカメラに限定されず、例えば無線によるマルチメディア伝送(オーディオ、映像、テレビ信号)にも応用できる。
図13に示すアクセスポイント1は、形態例1(図2)のアクセスポイントの構成に比して、プロセッサ11に映像処理部31が実装される点、映像処理部31の出力が表示装置32に接続される点、車載バッテリから常に電力が供給される常時電源線がプロセッサ11に接続される点、エンジンのスタート時にローレベルからハイレベルに切り替わるIG(イグニッション)電源線がプロセッサ11に接続される点で相違する。常時電源線に現れる電位(車載バッテリの接続でハイレベルになる)やIG電源線に現れる電位(エンジンのスタートによりハイレベルになる)が、形態例1で説明した外部トリガ信号に相当する。
図13に示すクライアント2は、形態例1(図2)のクライアントの構成に比して、カメラ33が実装される点、カメラ33で撮像された映像の信号が通信用無線モジュール21を通じてアクセスポイント1に伝送される点、カメラ33には、シフトがバックギアに入ったときにハイレベルになるREV(バックギア)電源線が接続される点、通信用無線モジュール21には、IG電源線が接続される点で相違する。REV(バックギア)電源線に現れる電位(シフトがバックギアに入るとハイレベルになる)とIG電源線に現れる電位(エンジンのスタートによりハイレベルになる)が、形態例1で説明した外部トリガ信号に相当する。
(2-2)タイムシーケンス
図14に、本形態例に係るアクセスポイント1で実行されるタイムシーケンスを示す。本形態例の場合、常時電源線に車載バッテリが接続され、又は、常時電源線にアクセスポイント1が接続されると、ハイレベルの外部トリガ信号がモード制御部17で検出される。モード制御部17は、この外部トリガ信号の検出により、干渉監視モードC1に遷移する。このモードは、エンジンがスタートするまで継続される。エンジンがスタートすると、IG電源線がハイレベルになる。モード制御部17は、この外部トリガ信号の検出により、通信モードC2に遷移し、認証及び/又はアソシエーションを実行する。なお、本形態例のように、クライアント2がバックビューカメラの場合、アクセスポイント1が通信モードC2に遷移しても、データ伝送は直ちには開始されない(図10参照)。
図14に、本形態例に係るアクセスポイント1で実行されるタイムシーケンスを示す。本形態例の場合、常時電源線に車載バッテリが接続され、又は、常時電源線にアクセスポイント1が接続されると、ハイレベルの外部トリガ信号がモード制御部17で検出される。モード制御部17は、この外部トリガ信号の検出により、干渉監視モードC1に遷移する。このモードは、エンジンがスタートするまで継続される。エンジンがスタートすると、IG電源線がハイレベルになる。モード制御部17は、この外部トリガ信号の検出により、通信モードC2に遷移し、認証及び/又はアソシエーションを実行する。なお、本形態例のように、クライアント2がバックビューカメラの場合、アクセスポイント1が通信モードC2に遷移しても、データ伝送は直ちには開始されない(図10参照)。
この後、シフトがバックギアに入ると、クライアント2は、干渉信号が存在しない周波数チャンネルを通じ、カメラ33で撮像された映像信号をリアルタイムでアクセスポイント1に伝送する。アクセスポイント1は、受信した映像信号を映像処理部31で処理した後、表示装置32に表示する。シフトがバックギアから解除されると、カメラ33で撮像された映像信号の伝送は終了する。なお、モード制御部17は通信モードC2を維持する。その後、エンジンがストップされると、IG電源線の電位がローレベルに変化する。この変化を外部トリガ信号として検知したモード制御部17は、干渉監視モードC1になる。なお、この干渉監視モードC1は、常時電源線からバッテリが取り外される、又は、常時電源線からアクセスポイント1から取り外されるまで継続する。
(2-3)形態例2のまとめ
本形態例で説明した機能構成をアクセスポイント1及びクライアント2に搭載することにより、運転者がシフトをバックギアに入れた直後から車両後方の映像がアクセスポイント1に無線伝送でき、待ち時間なく表示装置32に表示させることができる。また、形態例1でも説明したように、本形態例においては、エンジンがオフの間、アクセスポイント1で機能しているのは干渉監視に関係する処理部のみであり、車載バッテリの消費を最小限に抑制することができる。
本形態例で説明した機能構成をアクセスポイント1及びクライアント2に搭載することにより、運転者がシフトをバックギアに入れた直後から車両後方の映像がアクセスポイント1に無線伝送でき、待ち時間なく表示装置32に表示させることができる。また、形態例1でも説明したように、本形態例においては、エンジンがオフの間、アクセスポイント1で機能しているのは干渉監視に関係する処理部のみであり、車載バッテリの消費を最小限に抑制することができる。
(3)形態例3
(3-1)システム構成
図15に、本形態例に係る無線通信システムの構成例を示す。図15には、図13と対応する部分に同一の符号を付している。本形態例も、形態例2と同様、シフトがバックギアに入ると同時にリアビューカメラで撮像された車両後方の映像信号がリアルタイムで無線伝送され、車載モニタに表示されるシステムについて説明する。
(3-1)システム構成
図15に、本形態例に係る無線通信システムの構成例を示す。図15には、図13と対応する部分に同一の符号を付している。本形態例も、形態例2と同様、シフトがバックギアに入ると同時にリアビューカメラで撮像された車両後方の映像信号がリアルタイムで無線伝送され、車載モニタに表示されるシステムについて説明する。
前述した形態例2と異なる点は、アクセスポイント1に接続された電源線がスイッチ42を介して接続される点である。スイッチ42は、他システムからの入力信号が検出されると、その出力信号の電位がハイレベルに切り替わるように構成されている。本形態例の場合、他システムはキーレスエントリシステム41である。ここで、キーレスエントリシステム41は、車両の周辺に運転者のキーが存在するか否かを検知するシステムである。スイッチ42は、キーレスエントリシステム41からキーの検出を示す信号が入力されると、又は、キーレスエントリシステム41によるキーの検出によって常時電源線がハイレベルになると、アクセスポイント1に供給される外部トリガ信号の電位をハイレベルに切り替えるように動作する。一方、スイッチ42は、キーレスエントリシステム41からキーの未検出を示す信号が入力されると又は常時電源線がローレベルになると、出力信号の電位をローレベルに切り替えるように動作する。
(3-2)タイムシーケンス
図16に、本形態例に係るアクセスポイント1で実行されるタイムシーケンスを示す。本形態例の場合、キーレスエントリシステム41が車両の周辺にカギを検知した場合、又は、当該検知によって常時電源線がハイレベルになったことがスイッチ42で検出されると、モード制御部17が干渉監視モードに入る。このモードは、エンジンがスタートするまで継続される。エンジンがスタートすると、IG電源線がハイレベルになる。モード制御部17は、この外部トリガ信号の検出により、通信モードC2に遷移し、認証及び/又はアソシエーションを実行する。なお、本形態例のように、クライアント2がバックビューカメラの場合、アクセスポイント2が通信モードC2に遷移しても、データ伝送は直ちには開始されない(図10参照)。
図16に、本形態例に係るアクセスポイント1で実行されるタイムシーケンスを示す。本形態例の場合、キーレスエントリシステム41が車両の周辺にカギを検知した場合、又は、当該検知によって常時電源線がハイレベルになったことがスイッチ42で検出されると、モード制御部17が干渉監視モードに入る。このモードは、エンジンがスタートするまで継続される。エンジンがスタートすると、IG電源線がハイレベルになる。モード制御部17は、この外部トリガ信号の検出により、通信モードC2に遷移し、認証及び/又はアソシエーションを実行する。なお、本形態例のように、クライアント2がバックビューカメラの場合、アクセスポイント2が通信モードC2に遷移しても、データ伝送は直ちには開始されない(図10参照)。
この後、シフトがバックギアに入ると、クライアント2は、干渉信号が存在しない周波数チャンネルを通じ、カメラ33で撮像された映像信号をリアルタイムでアクセスポイント1に伝送する。アクセスポイント1は、受信した映像信号を映像処理部31で処理した後、表示装置32に表示する。シフトがバックギアから解除されると、カメラ33で撮像された映像信号の伝送は終了する。なお、モード制御部17は通信モードC2を維持する。その後、エンジンがストップされると、IG電源線の電位がローレベルに変化する。この変化を外部トリガ信号として検知したモード制御部17は、干渉監視モードC1になる。なお、この干渉監視モードC1は、キーレスエントリシステム41によって、車両の周囲から運転者のキーが検出されなくなるまで継続する。そして、キーが検出されなくなると、モード制御部17は、干渉監視モードC1を終了して電源オフ状態(停止状態)に遷移する。
(3-3)形態例3のまとめ
本形態例の場合にも、形態例2と同様、運転者がシフトをバックギアに入れた直後から車両後方の映像がアクセスポイント2に無線伝送でき、待ち時間なく表示装置32に表示させることができる。しかも、本形態例の場合には、運転者が車両の周囲に存在する場合のみ干渉監視を実行し、運転者が車両の周囲に存在しない場合には、干渉監視も実行しないため、形態例2よりもさらにバッテリの消費を抑制することができる。
本形態例の場合にも、形態例2と同様、運転者がシフトをバックギアに入れた直後から車両後方の映像がアクセスポイント2に無線伝送でき、待ち時間なく表示装置32に表示させることができる。しかも、本形態例の場合には、運転者が車両の周囲に存在する場合のみ干渉監視を実行し、運転者が車両の周囲に存在しない場合には、干渉監視も実行しないため、形態例2よりもさらにバッテリの消費を抑制することができる。
(4)他の形態例
本発明は、上述した形態例の構成に限定されるものでなく、様々な変形例を含んでいる。例えば上述した形態例は、本発明を分かりやすく説明するために、一部の形態例について詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備える必要は無い。また、ある形態例の一部を他の形態例の構成に置き換えることが可能であり、ある形態例の構成に他の形態例の構成を加えることも可能である。また、各形態例の構成に他の構成を追加し、又は、各形態例の一部の構成を他の構成で置換し、又は各形態例の一部構成を削除することも可能である。
本発明は、上述した形態例の構成に限定されるものでなく、様々な変形例を含んでいる。例えば上述した形態例は、本発明を分かりやすく説明するために、一部の形態例について詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備える必要は無い。また、ある形態例の一部を他の形態例の構成に置き換えることが可能であり、ある形態例の構成に他の形態例の構成を加えることも可能である。また、各形態例の構成に他の構成を追加し、又は、各形態例の一部の構成を他の構成で置換し、又は各形態例の一部構成を削除することも可能である。
また、上述した各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路その他のハードウェアとして実現しても良い。また、上記の各構成、機能等は、それぞれの機能を実現するプログラムをプロセッサが解釈して実行することにより実現しても良い。すなわち、各構成等をソフトウェアにより実現しても良い。この場合、各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリやハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記憶装置、ICカード、SDカード、DVD等の記憶媒体に格納することができる。また、制御線や情報線は、説明上必要と考えられるものを示すものであり、製品上必要な全ての制御線や情報線を表すものでない。実際にはほとんど全ての構成が相互に接続されていると考えて良い。
1…アクセスポイント、2…クライアント、11…プロセッサ、12…送受信処理部、13…通信制御部、14…時間計測部、15…干渉記録部、16…干渉監視部、17…モード制御部、18…干渉監視制御部、19…通信用無線モジュール、20…干渉監視用モジュール、21…通信用無線モジュール、31…映像処理部、32…表示装置、33…カメラ、41…キーレスエントリシステム、42…スイッチ。
Claims (15)
- 1又は複数のクライアントと、バッテリから電源の供給を受けて動作するアクセスポイントとを有し、周波数チャンネルの利用開始に先立って干渉信号の有無の監視を必要とする無線通信システムにおいて、
前記アクセスポイントは、
前記クライアントと無線通信する無線通信部と、
設定された周波数チャンネルについて、干渉信号の有無を監視する干渉監視部と、
第1のトリガ信号の入力後、前記干渉監視部を停止モードから干渉監視モードに切り替え、干渉信号の存在しない周波数チャンネルを検出させ、前記第1のトリガ信号に続き、第2のトリガ信号が入力されると、前記干渉監視部を前記干渉監視モードから通信モードに切り替えると共に前記無線通信部に電力を供給して前記クライアントとの通信を開始させ、前記第2のトリガ信号に続き、第3のトリガ信号が入力されると、前記干渉監視部を前記通信モードから前記干渉監視モードに切り替えると共に前記無線通信部に対する電力の供給を停止させるモード制御部と
を有することを特徴とする無線通信システム。 - 請求項1に記載の無線通信システムにおいて、
前記モード制御部は、前記干渉監視モードにおいて、監視中の周波数チャンネルに干渉信号が検出された場合、監視対象を別の周波数チャンネルに変更して干渉信号の監視を継続し、前記第2のトリガ信号の入力時に、干渉信号が一定時間以上存在しない周波数チャンネルが検出されている場合にのみ、前記通信モードに切り替える
ことを特徴とする無線通信システム。 - 請求項2に記載の無線通信システムであって、
前記モード制御部は、監視中の周波数チャンネルに前記干渉信号が検出された場合、次に監視対象とする周波数チャンネルを、前記監視中の周波数チャンネルに対して、想定される干渉信号の帯域幅以上の周波数差を持つ周波数チャンネルに設定する
ことを特徴とする無線通信システム。 - 請求項1に記載の無線通信システムにおいて、
前記モード制御部は、前記干渉監視モードにおいて、干渉監視に必要な回路部分のみに電源を供給し、その他の回路部分には電源を供給しない
ことを特徴とする無線通信システム。 - 請求項1に記載の無線通信システムにおいて、
前記クライアントは、前記第2のトリガ信号の入力後、前記アクセスポイントに対して認証及び/又はアソシエーションを要求し、前記認証及び/又はアソシエーションの終了後、前記アクセスポイントとの間で通信を開始する
ことを特徴とすることを特徴とする無線通信システム。 - 請求項1に記載の無線通信システムにおいて、
前記モード制御部は、前記通信モードへの遷移後、干渉信号が一定時間以上存在しない周波数チャンネルにX秒間隔でビーコン信号を送信し、前記ビーコン信号を受信した前記クライアントとの認証及び/又はアソシエーションの終了後、前記干渉信号が一定時間以上存在しない周波数チャンネルにY秒間隔(ただし、X<Y)でビーコン信号を送信する
ことを特徴とする無線通信システム。 - 請求項1に記載の無線通信システムにおいて、
前記モード制御部は、前記干渉監視モードにおいて、複数の周波数チャンネルを時分割的に監視する
ことを特徴とする無線通信システム。 - 車両内で使用される1又は複数のクライアントと、車載のバッテリから電源の供給を受けて動作するアクセスポイントとを有し、周波数チャンネルの利用開始に先立って干渉信号の有無の監視を必要とする車載無線通信システムにおいて、
前記アクセスポイントは、
前記クライアントと無線通信する無線通信部と、
設定された周波数チャンネルについて、干渉信号の有無を監視する干渉監視部と、
第1のトリガ信号の入力後、前記干渉監視部を停止モードから干渉監視モードに切り替え、干渉信号の存在しない周波数チャンネルを検出させ、前記第1のトリガ信号に続き、第2のトリガ信号が入力されると、前記干渉監視部を前記干渉監視モードから通信モードに切り替えると共に前記無線通信部に電力を供給して前記クライアントとの通信を開始させ、前記第2のトリガ信号に続き、第3のトリガ信号が入力されると、前記干渉監視部を前記通信モードから前記干渉監視モードに切り替えると共に前記無線通信部に対する電力の供給を停止させるモード制御部と
を有することを特徴とする車載無線通信システム。 - 請求項8に記載の車載無線通信システムにおいて、
前記モード制御部は、前記干渉監視モードにおいて、監視中の周波数チャンネルに干渉信号が検出された場合、監視対象を別の周波数チャンネルに変更して干渉信号の監視を継続し、前記第2のトリガ信号の入力時に、干渉信号が一定時間以上存在しない周波数チャンネルが検出されている場合にのみ、前記通信モードに切り替える
ことを特徴とする車載無線通信システム。 - 請求項8の車載無線通信システムにおいて、
前記モード制御部は、前記干渉監視モードにおいて、干渉監視に必要な回路部分のみに電源を供給し、その他の回路部分には電源を供給しない
ことを特徴とする車載無線通信システム。 - 請求項8の車載無線通信システムにおいて、
前記クライアントは、前記第2のトリガ信号の入力後、前記アクセスポイントに対して認証及び/又はアソシエーションを要求し、前記認証及び/又はアソシエーションの終了後、前記アクセスポイントとの間で通信を開始する
ことを特徴とすることを特徴とする車載無線通信システム。 - 請求項8に記載の車載無線通信システムにおいて、
前記第1のトリガ信号は、前記車載のバッテリに直接接続された常時電源線に現れる電位又はその検出信号であり、前記第2のトリガ信号は、エンジンのスタート時にIG(イグニッション)電源線に現れる電位又はその検出信号である
ことを特徴とする車載無線通信システム。 - 請求項8に記載の車載無線通信システムにおいて、
前記第1のトリガ信号は、キーレスエントリシステムが周辺のキーを検知した場合に入力される信号であり、前記第2のトリガ信号は、エンジンのスタート時にIG(イグニッション)電源線に現れる電位又はその検出信号である
ことを特徴とする車載無線通信システム。 - 請求項8に記載の車載無線通信システムにおいて、
前記通信モードにおける前記クライアントとの通信は、バックギアにシフトがチェンジされた場合に出現する電位が検出された後に実行される
ことを特徴とする車載無線通信システム。 - バッテリから電源の供給を受けて動作し、周波数チャンネルの利用開始に先立って干渉信号の有無の監視を必要とするアクセスポイントにおいて、
1つ又は複数のクライアントと無線通信する無線通信部と、
設定された周波数チャンネルについて、干渉信号の有無を監視する干渉監視部と、
第1のトリガ信号の入力後、前記干渉監視部を停止モードから干渉監視モードに切り替え、干渉信号の存在しない周波数チャンネルを検出させ、前記第1のトリガ信号に続き、第2のトリガ信号が入力されると、前記干渉監視部を前記干渉監視モードから通信モードに切り替えると共に前記無線通信部に電力を供給して前記クライアントとの通信を開始させ、前記第2のトリガ信号に続き、第3のトリガ信号が入力されると、前記干渉監視部を前記通信モードから前記干渉監視モードに切り替えると共に前記無線通信部に対する電力の供給を停止させるモード制御部と
を有することを特徴とするアクセスポイント。
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