WO2015137269A1 - 縫合糸針 - Google Patents

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  • the first end 201a side of the suture thread 201 that is passed through the loop 20 during suturing is pulled out from the third knot 31 closest to the loop 20 to the loop 20 side. For this reason, at the time of sewing, the first end 201a side of the suture thread 201 does not pass over the outer surface of the first knot 11 or the third knot 31. As a result, it is possible to suitably suppress the occurrence of loosening of the suture thread after suture and the application of an unnatural force to the tissue.

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Abstract

縫合糸針は、第一端と第二端とを有する縫合糸と、第一端に取り付けられた縫合針とを備え、縫合糸は、第一端と第二端との間に形成されたループと、ループの根元に縫合糸の一部を巻き付けて形成された2個以上のノットとを有し、ノットのうち、最もループ寄りの位置に形成されたノットからループ側に第一端が引き出されている。

Description

縫合糸針
 本発明は、外科手術等に適用可能な縫合糸針に関する。
 本願は、2014年3月11日に、米国に出願された仮出願61/950,854に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
 従来、外科手術の基本技術として縫合結紮があるが、鉗子や持針器を用いて体内で結び目を作成する場合、この手技の難易度は高く、高い技術と経験が必要である。クリップや縫合結紮器具等が作られ、使用されてはいるが、通常の縫合結紮と同等の効果は得られていないのが現状である。
 この点に関連して、特許文献1には、不完全な状態に結ばれた外科結び目を予め縫合糸に設けておくことが開示されている。
特開平10-286258号公報
 しかしながら、特許文献1に記載の縫合糸では、外科結び目を形成すること自体は容易であるものの、縫合に際して組織にかけるテンションの調節などが容易でなく、専用装置を用いた操作が必要となる。
 上記のような事情を踏まえ、本発明では、専用装置を必要とせず、体腔内の作業のみでも容易に縫合結紮を行え、組織にかけるテンションの調節も容易な縫合糸針を提供することを目的とする。
 本発明は、第一端と第二端とを有する縫合糸と、前記第一端に取り付けられた縫合針とを備え、前記縫合糸は、前記第一端と前記第二端との間に形成されたループと、前記ループの根元に前記縫合糸の一部を巻き付けて形成された2個以上のノットとを有し、前記ノットのうち、最も前記ループ寄りの位置に形成されたノットから前記ループ側に前記第一端が引き出されている縫合糸針である。
 前記縫合糸は、前記ノットを3個以上有してもよい。
 また、前記ノットは、前記ループの根元に前記縫合糸の一部を2周以上巻き付けて形成されてもよい。
 本発明の縫合糸針によれば、専用装置を必要とせず、体腔内の作業のみでも容易に縫合結紮を行え、組織にかけるテンションの調節も容易に行うことができる。
本発明の第一実施形態に係る縫合糸針の縫合糸の形成時の一過程を示す図である。 同縫合糸の形成時の一過程を示す図である。 同縫合糸の形成時の一過程を示す図である。 同縫合糸の形成時の一過程を示す図である。 同縫合糸の形成時の一過程を示す図である。 同縫合糸の形成時の一過程を示す図である。 同縫合糸の形成時の一過程を示す図である。 同縫合糸の形成時の一過程を示す図である。 同縫合糸針を示す図である。 同縫合糸針の使用時の一過程を示す図である。 本発明の第二実施形態に係る縫合糸針の縫合糸の形成時の一過程を示す図である。 同縫合糸の形成時の一過程を示す図である。 本発明の第三実施形態に係る縫合糸針を示す図である。 同縫合糸針の部分拡大図である。 同縫合糸針の使用時の一過程を示す図である。 同縫合糸針の使用時の一過程を示す図である。 同縫合糸針の使用時の一過程を示す図である。 同縫合糸針の使用時の一過程を示す図である。 本発明の変形例に係る縫合糸針の部分拡大図である。
 本発明の第一実施形態について、図1から図10を参照して説明する。
本発明の縫合糸針は、縫合糸と、縫合糸の一端に取り付けられた縫合針とを備えている。縫合糸はループを有し、ループの根元に複数のノットが形成されている。以下、予備結び目の形成方法について説明する。
図1に、本発明の縫合糸針の材料となる縫合糸1を示す。縫合糸1は、曲針等の縫合針が取り付けられる第一端1aと第二端とを有しており、編み込まれたブレード、モノフィラメント、撚糸等の公知の各種のものを適宜選択して用いることができる。図1には第二端を示していないが、第二端側に符号1bを付している。
まず、図2に示すように、縫合糸1の中間部分を折り曲げてループ20を形成する。次に、ループ20よりも第一端1a側の領域を、ループ20の根元に周回させて輪11を形成し、輪11にループ20側から第一端1aを通す。その後、輪11がループ20から抜けないようにしつつ輪11を引き絞ると、図3に示すように、ループ20の根元に第一ノットKN1が形成される。
 次に、第一ノットKN1よりも第一端1a側の領域を、図4に示すようにループ20の根元に周回させて輪12を形成し、輪12に第二端1b側から第一端1aを通す。輪12を第一ノットKN1よりもループ20寄りに位置させて、ループ20から抜けないようにしつつ引き絞ると、図5に示すように、ループ20の根元であって第一ノットKN1よりもループ20寄りの位置に第二ノットKN2が形成される。
 次に、第二ノットKN2よりも第一端1a側の領域を、図6に示すようにループ20の根元に周回させて輪13を形成し、輪13にループ20側から第一端1aを通す。輪13を第二ノットKN2よりもループ20寄りに位置させて、ループ20から抜けないようにしつつ引き絞ると、図7に示すように、ループ20の根元であって第二ノットKN2よりもループ20寄りの位置に第三ノットKN3が形成される。
 最後に、第三ノットKN3よりも第一端1a側の領域を、図8に示すようにループ20の根元に周回させて輪14を形成し、輪14に第二端1b側から第一端1aを通す。輪14を第三ノットKN3よりもループ20寄りに位置させて、ループ20から抜けないようにしつつ引き絞ると、図9に示すように、ループ20の根元であって第三ノットKN3よりもループ20寄りの位置に第四ノットKN4が形成される。
 以上の工程により、第一ノットKN1ないし第四ノットKN4が第二端1b側から順に縫合糸1に形成される。第一ノットKN1ないし第四ノットKN4が形成された縫合糸1の第一端1aに曲針等の縫合針2を取りつけると、本発明の縫合糸針100が完成する。縫合糸針100においては、縫合針2が取り付けられた第一端1aは、第4ノットKN4からループ20側に引き出されている。
縫合糸針100は、外科手術等における組織縫合に使用することができる。縫合針2を組織に通してからループ20に通すと、図10に示すように、第一端1aをループ20に通すことができる。これにより、結び目を極めて容易に形成することができる。したがって、縫合糸針100を用いると、鉗子を用いて体内で結び目を作成するような場合でも、高い技術や経験等を必要とせずに効率よく行うことができる。
なお、本発明の縫合糸針を用いた縫合手順の詳細については、後述する。
次に、本発明の第二実施形態について、図11および図12を参照して説明する。以降の説明においては、既に説明したものと共通する構成について、同一の符号を付して重複する説明を省略する。
この実施形態では、上述した図1~図5の操作により第一ノットKN1および第二ノットKN2を形成したのち、再び図4および図5と同様の操作を繰り返して第三ノットKN3を作る。具体的には、第二ノットKN2よりも第一端1a側の領域を、図11に示すようにループ20の根元に周回させて輪13を形成し、輪13に第二端1b側から第一端1aを通す。輪13を第二ノットKN2よりもループ20寄りに位置させて、ループ20から抜けないようにしつつ引き絞ると、図12に示すように、ループ20の根元であって第二ノットKN2よりもループ20寄りの位置に第三ノットKN3が形成される。その後は、図8~図10と同じ操作を行って、第四ノットKN4を形成する。すなわち、この実施形態では、第三ノットを形成する際に輪13に第一端1aを通す向きのみが異なっている。
本実施形態によっても、第二実施形態と同様の効果が得られる。また、第二実施形態では、第三ノットKN3からループ20側に第一端1aが引き出されるため、第四ノットを形成せずに第一ノットKN1ないし第三ノットKN3の三つのノットを有する構成としてもよい。
次に、本発明の第三実施形態について、図13から図18を参照して説明する。
図13は、本実施形態の縫合糸針200における縫合糸201の全体図であり、図14は、図13における範囲R1の部分拡大図である。図13および図14では、ノットの構造を見やすくするため、各ノットを若干緩めた状態で図示している。
図14に示すように、縫合糸201は、第一ノットKN11、第二ノットKN21、および第三ノットKN31の3つのノットを有する。第一ノットKN11ないし第三ノットKN31は、第一端201aを通す輪を形成する際に、ループ20の根元に縫合糸を2周巻き付けている点が上述の実施形態と異なっている。各ノットを形成する際に輪に第一端を通す向きは、第二実施形態の第一ノットKN1ないし第三ノットKN3と同様である。
本発明の縫合糸針を用いた縫合操作の流れについて、本実施形態の縫合糸針200を用いて説明する。なお、この内容は、上述の各実施形態の縫合糸針についても同様である。
まず使用者は、縫合針2を縫合する組織に掛け、図15に示すように縫合針2および縫合糸201の第一端部201aをループ20に通す。このとき、腹腔鏡下での手技等で把持鉗子や持針器等の医療機器を用いて行う場合は、縫合針2を把持する医療機器を予めループ20に通してから縫合針2を把持して行うとよい。すなわち、組織に掛けた縫合針2を医療機器で把持したままループ20から引き抜くことにより容易に縫合針2をループ20に通すことができる。
次に、使用者は、第一ノットKN11の下部を把持鉗子や持針器等で軽く保持し、縫合糸201の第二端201bを引く。すると、図16に示すようにループ20が徐々に小さくなり、その後、図17に示すように、ループ20が第三ノットKN31からわずかに突出した第一状態になる。
第一状態では、ループ20内を通る縫合糸201は、ループ20に対して比較的容易に進退可能である。使用者は、第一状態において縫合糸201を適宜ループ20に対して進退させることにより、縫合する組織に係るテンション等を調節することができる。
テンション等の調節が終わったら、使用者は、第二端201bをさらに引く。すると、ループ20が第三ノットKN31内に後退し、図18に示すように、ループ(不図示)がノット内に収容された第二状態となる。第二状態では、ループ20内を通る縫合糸201がループ20に対して進退できないため、組織に掛けられた縫合糸201が緩まずに保持される。第二状態にした後、使用者が縫合糸201の両端部の余分な部位を切り取って除去すると、単独の結節縫合が完成する。連続縫合を行う場合は、組織に所望の回数第一端201aを掛けた後に、縫合針2および第一端201aをループ20に通し、その後同様の手順を行えばよい。
以上説明したように、本発明の縫合糸針1および201によれば、簡単な操作で上述の第一状態および第二状態を作り出せるため、外科縫合の原則の一つである、「1回目の縛りでは締め過ぎずにテンションを適切に調整し、2回目は適切なテンションで確実に結紮する」という事項を容易に実現することができる。
また、縫合にあたって特別な器具が必要ないため、開腹時はもちろん、腹腔鏡下の手技等においても、公知の把持鉗子や持針器等を用いて容易に縫合を行うことができる。
さらに、縫合時にループ20に通される縫合糸201の第一端201a側は、最もループ20寄りの第三ノットKN31からループ20側に引き出されている。このため、縫合時に、縫合糸201の第一端201a側が第一ノットKN11ないし第三ノットKN31の外面上を通らない。その結果、縫合後における縫合糸の緩みの発生や、組織に不自然な力がかかること等を好適に抑制することができる。
加えて、本実施形態の縫合糸針200においては、縫合糸201をループ20の根元に2周巻き付けて第一ノットKN11ないし第三ノットKN31を形成しているため、ノットが視認しやすく、かつ医療機器で第一ノットKN11の下部を押さえやすいため操作が容易になる。さらに、一連の操作において各ノットが締まっていき、一連の操作を経た上でループ20が第三ノットKN31に引き込まれた際に各ノットが完全に締まることでより確実に結紮が保持されるという利点もある。
なお、ノットは、縫合糸を3周以上巻き付けて形成されてもよい。
以上、本発明の各実施形態について説明したが、本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において構成要素の組み合わせを変えたり、各構成要素に種々の変更を加えたり、削除したりすることが可能である。
例えば、縫合糸に形成するノットの数は上述した実施形態のものに限られず、2個以上であればよい。したがって、ノットは2個でもよいし、5個以上であってもよい。ただし、複数のノットは、最後に形成するノットが最もループ寄りに位置するように順々に形成する。
また、各ノット形成時における、輪へ第一端を通す向きについては、最もループ寄りのノットにおいて第二端側から通しさえすれば、他のノットについては特に制限はない。したがって、最もループ寄りのノット以外のノットに関しては、いずれの方向から縫合糸が通されて形成されても構わないが、以下の態様がより好ましい。
・ノットを2個設ける場合、第一ノット形成時にループ側から通す
・ノットを3個設ける場合、第一ノット形成時にループ側から通す(第二ノットについてはいずれでもよい)
また、ノット形成時に縫合糸を2周以上巻き付ける際の巻き付け方には特に制限はない。図14では、すべてのノットにおいて縫合糸が第二端201b側から順に巻き付けられているが、図19に示す変形例における第二ノットKN21および第三ノットKN31のように、2周目を1周目よりも第二端201b側に巻き付ける等により、巻き付けられた縫合糸に交差部分が生じてもよい。このような巻き付け方は、第一ノットKN11の形成時にも適用可能である。
ノット形成時に縫合糸が上記のように巻き付けられても、本発明の縫合糸針が奏する効果には影響せず、同様の効果を奏する。
さらに、使用する縫合糸は、所定の期間経過すると消失する生分解性のものでも、消失しない非生分解性のものでもいずれでもよい。生分解性のものとしては、例えばポリグリコール酸(PGA)を材料とするもの等が挙げられる。
加えて、本発明の縫合針糸において、ノットは、完全に締め込まれて形成されなくてもよい。したがって、所定の結びが縫合糸に形成されてさえいればよく、少し緩んだ状態であると、縫合結紮手技が行いやすくなり、好ましい。
このような少し緩んだ状態のノットを、本明細書ではプリメードノット(Pre-made knot)と称する。プリメードノットは、完全に結び目が締められていないため操作が容易であり、一連の操作の中で各ノットの締め具合を使用者が調整することができる。また、使用者が術野から視線をはずすことなく体腔内で全ての操作を完結させる体腔内結紮が実現できる。体腔内での操作は一般的な鉗子と持針器のみで行うことができ、専用装置は必要ない。さらに、組織にかけるテンションを自由に調節でき、縫合結紮の方向も制限されない。 
これに対し、特許文献1に記載の縫合糸では、既に締められた状態の結び目を使用するため、結び目に対して容易に糸を滑らすことができない。また、結び目がそれ以上に締まることはないため、組織にかけるテンションの調節は容易ではない。また、体内から体外へ交通した専用装置を体外から操作することとなり、操作中に使用者は一度完全に視線を術野から外して体外結紮を行う必要がある。したがって、体腔内結紮が実現できない。
本発明の縫合糸針は、体外外科結紮手技の原則である、
a.迅速に結紮する(tie fast)
b.組織を強く引っ張らない(Don't pull too much)
c.指で結び目を固定する(Finger on the knot)
d.1回目はそっと締め、2回目で必要な強さでしっかり締め込む(Second knot is most important)
e.糸から手を離さずに (Don't drop the suture)
の5点を体腔内結紮においても容易に実現することができるものであるが、ノットをプリメードノットとすることでその効果はさらに顕著なものになる。また、本発明の縫合糸針は、体腔内結紮に好適に使用できるものであるが、体腔外で縫合結紮を行う際にも好適に使用可能である。
 本発明は、医療用の縫合糸針に適用することができる。
1、201 縫合糸
1a、201a 第一端
1b、201b 第二端
2 縫合針
20 ループ
100、200 縫合糸針
KN1、KN11 第一ノット(ノット)
KN2、KN21 第二ノット(ノット)
KN3、KN31 第三ノット(ノット)
KN4 第四ノット(ノット)

Claims (3)

  1.  第一端と第二端とを有する縫合糸と、
      前記第一端に取り付けられた縫合針と、
      を備え、
      前記縫合糸は、
       前記第一端と前記第二端との間に形成されたループと、
       前記ループの根元に前記縫合糸の一部を巻き付けて形成された2個以上のノットと、を有し、
      前記ノットのうち、最も前記ループ寄りの位置に形成されたノットから前記ループ側に前記第一端が引き出されている、縫合糸針。
  2.  前記縫合糸は、前記ノットを3個以上有する、請求項1に記載の縫合糸針。
  3.  前記ノットは、前記ループの根元に前記縫合糸の一部を2周以上巻き付けて形成されている、請求項1または2に記載の縫合糸針。
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