WO2015107940A1 - メッセージ制御サーバ、メッセージ制御端末、メッセージ返信サーバ、メッセージ返信端末、プログラム、及び情報記憶媒体 - Google Patents
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Abstract
メッセージ制御サーバ(10)は、複数のユーザの各々のメッセージが時系列に並んだ画像を表示させる端末(20)と通信する。メッセージ取得手段(68)は、各ユーザが入力したメッセージを取得する。宛先取得手段(70)は、メッセージの宛先を示す宛先情報を取得する。送信手段(72)は、各ユーザの端末に画像を表示させるためのデータを送信する。送信手段(72)は、宛先情報に基づいて、送信先宛てに入力されたメッセージと、送信先以外を宛先にして送信先のユーザとは異なるユーザが入力したメッセージを送信先に送信し、これら送信先宛てに入力されたメッセージと、送信先以外を宛先にして送信先のユーザとは異なるユーザが入力したメッセージを区別した画像を表示させるためのデータを送信先に送信する。
Description
第1の発明は、メッセージ制御サーバ、メッセージ制御端末、プログラム、及び情報記憶媒体に関する。第2の発明は、メッセージ返信サーバ、メッセージ返信端末、プログラム、及び情報記憶媒体に関する。
従来から、複数のユーザの各々のメッセージが時系列で並んだ画像を端末に表示させるための技術(第1の技術)が知られている。例えば、特許文献1には、チャットに参加する各ユーザの端末にメッセージを時系列で並べて表示させ、メッセージに基づいてユーザの相関関係を特定し、全ユーザのリスト中で、相関関係があるユーザを色分け表示させる端末が記載されている。
また、従来から、ユーザが受け取ったメッセージに対して返信する技術(第2の技術)が知られている。例えば、特許文献1には、複数のユーザが参加するチャットにおいて、各ユーザがメッセージに対して個別に返信を行うための端末が記載されている。
上記のような第1の技術では、時系列で表示されるメッセージの数が多くなると、ユーザは、どれが自分に関係するメッセージなのかを特定しづらくなる。しかしながら、特許文献1のように、相関関係があるユーザをリスト上で色分け表示させたとしても、ユーザ同士の関係が分かるだけなので、ユーザは、いちいちメッセージを見て、自分に関係があるかどうかを判断しなければならなかった(第1の課題)。
また、上記のような第2の技術では、メッセージの数が多くなると、ユーザは、複数のメッセージに対して返信しなければならないことがある。しかしながら、従来の技術では、例えば、返信する必要があるメッセージの内容が互いに似ていたとしても、ユーザは、個別に返信をしなければならないので手間がかかっていた(第2の課題)。
第1の発明は上記第1の課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、メッセージが時系列で並ぶ画像において、ユーザが自分に関係のあるメッセージを容易に特定することが可能な、メッセージ制御サーバ、メッセージ制御端末、プログラム、及び情報記憶媒体を提供することにある。
また、第2の発明は上記第2の課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、ユーザが複数のメッセージに対して返信する場合の手間を軽減することが可能なメッセージ返信サーバ、メッセージ返信端末、プログラム、及び情報記憶媒体を提供することにある。
上記第1の課題を解決するために、第1の発明に係るメッセージ制御サーバは、複数のユーザの各々のメッセージが時系列に並んだ画像を表示させる端末と通信するメッセージ制御サーバであって、各ユーザが入力したメッセージを取得するメッセージ取得手段と、前記メッセージの宛先を示す宛先情報を取得する宛先取得手段と、各ユーザの端末に前記画像を表示させるためのデータを送信する手段であって、前記宛先情報に基づいて、送信先宛てに入力されたメッセージと、前記送信先以外を宛先にして前記送信先のユーザとは異なるユーザが入力したメッセージを前記送信先に送信し、前記送信先宛てに 入力されたメッセージと、前記送信先以外を宛先にして前記送信先のユーザとは異なるユーザが入力したメッセージを区別した画像を表示させるためのデータを前記送信先に送信する送信手段と、を含むことを特徴とする。
第1の発明に係るメッセージ制御端末は、複数のユーザの各々のメッセージが時系列に並んだ画像を表示させるメッセージ制御端末であって、各ユーザが入力したメッセージを取得するメッセージ取得手段と、前記メッセージの宛先を示す宛先情報を取得する宛先取得手段と、前記宛先情報に基づいて、ユーザ宛てに入力されたメッセージと、前記ユーザ以外を宛先にして前記ユーザとは異なるユーザが入力したメッセージと、を区別した画像を表示させる表示制御手段と、を含むことを特徴とする。
また、上記第2の課題を解決するために、第2の発明に係るメッセージ返信サーバは、複数のメッセージのうちのユーザによる複数の選択を受け付ける選択受付手段と、選択された複数のメッセージの各送信元を宛先とした一の返信メッセージとして入力された一括返信のメッセージに関するデータを取得する取得手段と、前記取得されたデータに基づいて、前記一括返信のメッセージを、前記選択された複数のメッセージの各送信元宛てに返信する返信手段と、を含むことを特徴とする。
第2の発明に係るメッセージ返信端末は、複数のメッセージのうちのユーザによる複数の選択を受け付ける選択受付手段と、選択された複数のメッセージの各送信元を宛先とした一の返信メッセージとして入力された一括返信のメッセージに関するデータを取得する取得手段と、前記取得されたデータに基づいて、前記一括返信のメッセージを、前記選択された複数のメッセージの各送信元宛てに返信する返信手段と、を含むことを特徴とする。
[1.第1の発明の実施形態について]
以下、第1の発明の実施形態の例について図面に基づき詳細に説明する。本実施形態1では、第1の発明に係るメッセージ制御サーバを、複数のユーザが参加するチャットを制御するメッセージ制御システムに適用した場合を例に挙げて説明する。
以下、第1の発明の実施形態の例について図面に基づき詳細に説明する。本実施形態1では、第1の発明に係るメッセージ制御サーバを、複数のユーザが参加するチャットを制御するメッセージ制御システムに適用した場合を例に挙げて説明する。
[1-1.メッセージ制御システムの全体構成]
図1は、実施形態1に係るメッセージ制御システムの全体構成を示す図である。図1に示すように、メッセージ制御システム1は、メッセージ制御サーバ10及び複数の端末20を含む。メッセージ制御サーバ10及び各端末20は、通信ネットワーク2を介して、互いにデータ送受信可能に接続される。
図1は、実施形態1に係るメッセージ制御システムの全体構成を示す図である。図1に示すように、メッセージ制御システム1は、メッセージ制御サーバ10及び複数の端末20を含む。メッセージ制御サーバ10及び各端末20は、通信ネットワーク2を介して、互いにデータ送受信可能に接続される。
メッセージ制御サーバ10は、サーバコンピュータによって実現される。図1に示すように、メッセージ制御サーバ10は、制御部11、記憶部12、及び通信部13を含む。制御部11は、例えば、マイクロプロセッサ等を含み、オペレーティングシステムやその他のプログラムに従って処理を実行する。記憶部12は、主記憶部(例えば、RAM)及び補助記憶部(例えば、ハードディスクドライブ又はソリッドステートドライブ)を含む。通信部13は、通信ネットワーク2を介してデータ通信を行うためのものである。
端末20は、ユーザが操作するコンピュータである。例えば、端末20は、携帯電話機(スマートフォンを含む)、携帯情報端末(タブレット型コンピュータを含む)、ゲーム機、又はパーソナルコンピュータによって実現される。図1に示すように、端末20は、制御部21、記憶部22、通信部23、操作部24、及び表示部25を含む。
制御部21、記憶部22、及び通信部23は、メッセージ制御サーバ10の制御部11、記憶部12、及び通信部13と同様である。操作部24は、入力デバイスであり、例えば、タッチパネル等である。表示部25は、例えば、液晶表示パネル又は有機ELディスプレイ等であり、制御部21の指示に従って画面を表示する。
なお、本実施形態1において、記憶部12や記憶部22に記憶されるものとして説明するプログラムやデータは、例えば、通信ネットワーク2を介してメッセージ制御サーバ10や端末20に供給されるようにしてもよい。また、メッセージ制御サーバ10又は端末20は、コンピュータ読み取り可能な情報記憶媒体(例えば、メモリカード)に記憶されたプログラム又はデータを読み取るための構成要素を含むようにしてもよい。そして、情報記憶媒体を介してメッセージ制御サーバ10又は端末20にプログラムやデータを供給するようにしてもよい。
[1-2.メッセージ制御システムにおいて実行されるチャット]
次に、互いに協力してゲームをプレイする4人のユーザが作戦を話し合う場面を例に挙げて、メッセージ制御システム1において実行されるチャットについて説明する。ここでは、これら4人のユーザを、それぞれユーザA、X、Y及びZと記載する。
次に、互いに協力してゲームをプレイする4人のユーザが作戦を話し合う場面を例に挙げて、メッセージ制御システム1において実行されるチャットについて説明する。ここでは、これら4人のユーザを、それぞれユーザA、X、Y及びZと記載する。
図2は、ユーザAの端末20に表示されるチャット画像の一例を示す図である。図2に示すように、チャット画像30には、複数のユーザの各々のメッセージを示すメッセージ画像32A~32H(以降、これらをまとめてメッセージ画像32ともいう。)が時系列に並んでいる。
メッセージは、ユーザ間で伝達される情報の内容であり、例えば、各ユーザが入力した記号列や指定した画像により構成される。ここでの記号列とは、文字列(テキスト)を含む意味である。また、メッセージが時系列に並ぶとは、メッセージの入力順(送信順)に、画面上でメッセージ画像32が並んで表示されることである。
図2のt軸は、時間軸である。図2の画面例では、メッセージ画像32Aは、最も新しいメッセージを示し、メッセージ画像32Hは、最も古いメッセージを示している。即ち、チャット画像30では、所定方向(図2では、上方向)に行くほど、新しいメッセージを示すメッセージ画像32が表示され、所定方向とは逆方向(図2では、下方向)に行くほど、古いメッセージを示すメッセージ画像32が表示されることで、メッセージが時系列で並ぶようになっている。
また、チャット画像30には、メッセージを入力したユーザのアバタ画像34A~34H(以降、これらをまとめてアバタ画像34ともいう。)が表示されている。例えば、ユーザAのチャット画像30では、一の端部(図2では、左端)付近に、ユーザA以外(即ち、ユーザX、Y、及びZ)のアバタ画像34が表示され、対向する端部(図2では、右端)付近に、ユーザAのアバタ画像34が表示される。なお、端部付近とは、画面の端部から所定距離までの領域(例えば、端部から所定ピクセル離れた画素までの領域)である。
本実施形態1では、各ユーザは、宛先を指定してメッセージを入力することができる。宛先とは、メッセージを伝える相手、端末20、又はアカウントのことである。例えば、メッセージ画像32B及び32Fは、ユーザXがユーザAに宛てたメッセージを示し、メッセージ画像32Cは、ユーザAがユーザXに宛てたメッセージを示している。更に、メッセージ画像32Eは、ユーザXがユーザYに宛てたメッセージを示し、メッセージ画像32Gは、ユーザYがユーザXに宛てたメッセージを示している。
図2に示すように、ユーザAのチャット画像30では、ユーザA宛てのメッセージを示すメッセージ画像32B及び32Fと、ユーザA以外のユーザ(即ち、ユーザX、Y、又はZ)宛てのメッセージを示すメッセージ画像32E及び32Gと、は表示態様が異なっている。例えば、メッセージ画像32B及び32Fは、第1の色(図2では、斜線で示す)であり、右方向を向く矢印を含む。一方、メッセージ画像32E及び32Gは、第2の色(図2では、網点で示す)であり、矢印を含まない。その代わりに、メッセージ画像32E及び32Gは、宛先を示す宛先画像36E及び36Gが付与されている。
ユーザAは、上記のように表示されるチャット画像30を確認しつつ、メッセージを入力することができる。例えば、ユーザAが所定の操作を行うと、新規のメッセージを入力するための入力フォームが表示される。そして、ユーザAは、この入力フォームにおいて、新規のメッセージを入力して宛先を指定する。なお、新規のメッセージを入力するための入力フォームは、所定の操作を行わなくても表示されているようにしてもよい。
また、本実施形態1では、ユーザAが、ユーザX、Y、又はZのアバタ画像34を指定すると、そのアバタ画像34が示すユーザ宛てにメッセージを入力するための入力フォームが表示される。
図3は、ユーザAがユーザXのアバタ画像34を指定した場合のチャット画像30の一例を示す図である。図3に示すように、入力フォーム38には、メッセージの宛先を指定するための宛先欄40にユーザXが指定されている。ユーザAは、メッセージ入力欄42に文字列等を入力する。その後、ユーザAが送信ボタン44を選択すると、ユーザX宛てのメッセージを送信することができる。
ユーザAがユーザX宛てに入力したメッセージを示すメッセージ画像32(図2及び図3のメッセージ画像32C)は、ユーザAのチャット画像30では、第3の色であり(図2及び図3では、縦線で示す)、左向きの矢印を含む。また、図2及び図3に示すメッセージ画像32Cは、ユーザX宛てのメッセージであることを示す宛先画像36Cが付与されている。
更に、本実施形態1では、各ユーザは、ユーザ全体宛てにメッセージを送ったり、宛先を指定せずにメッセージを送ったりすることもできる。図2及び図3の例では、ユーザ全体宛て又は宛先を指定せずに送ったメッセージのメッセージ画像32D及び32Hは、第4の色となる(図2及び図3では、白抜きで示す)。
なお、図2及び図3では、ユーザAのチャット画像30について説明したが、同様のチャット画像30は、ユーザX、Y、及びZの端末20にも表示される。ただし、チャット画像30を見る主体がユーザAではないので、ユーザX、Y、及びZのそれぞれが、自分宛てのメッセージと他人宛てのメッセージとを区別できるように、チャット画像30の表示内容が異なっている。
図4は、ユーザXの端末20に表示されるチャット画像30の一例を示す図である。図4に示すように、メッセージ画像32C及び32Gは、ユーザX宛てのメッセージを示すので、第1の色となり、右向きの矢印を含む。なお、ここでは、ユーザA、Y、及びZは、ユーザX以外を宛先にしたメッセージを入力していないので、第2の色のメッセージ画像32は表示されない。メッセージ画像32B、32E、及び32Fは、ユーザXが入力したメッセージを示すので、第3の色となり左向きの矢印を含む。メッセージ画像32A及び32Dは、ユーザ全体が宛先のメッセージ又は宛先が指定されていないメッセージを示すので、第4の色となる。
上記のように、本実施形態1のメッセージ制御システム1では、メッセージを時系列で表示するチャット画像30において、主に、ユーザが自分に関係のあるメッセージを容易に特定することができる構成になっている。以下、本技術を実現するための処理を詳細に説明する。
[1-3.メッセージ制御システムにおいて実現される機能]
図5は、メッセージ制御システム1で実現される機能のうち、第1の発明に関連する機能を示す機能ブロック図である。ここでは、各端末20で実現される機能を説明した後に、メッセージ制御サーバ10で実現される機能を説明する。なお、図5では、簡略化のため、1つの端末20のみ図示しているが、各端末20で同様の機能が実現される。また、図5に示す各機能のうち、メッセージ取得部70、宛先取得部72、及び送受信部74以外のものは省略するようにしてもよい。
図5は、メッセージ制御システム1で実現される機能のうち、第1の発明に関連する機能を示す機能ブロック図である。ここでは、各端末20で実現される機能を説明した後に、メッセージ制御サーバ10で実現される機能を説明する。なお、図5では、簡略化のため、1つの端末20のみ図示しているが、各端末20で同様の機能が実現される。また、図5に示す各機能のうち、メッセージ取得部70、宛先取得部72、及び送受信部74以外のものは省略するようにしてもよい。
[1-3-1.各端末で実現される機能]
各端末20では、メッセージ入力部60、宛先指定部62、送受信部64、及び表示制御部66が実現される。メッセージ入力部60及び宛先指定部62は、制御部21及び操作部24を主として実現され、送受信部64は、制御部21及び通信部23を主として実現され、表示制御部66は、制御部21及び表示部25を主として実現される。
各端末20では、メッセージ入力部60、宛先指定部62、送受信部64、及び表示制御部66が実現される。メッセージ入力部60及び宛先指定部62は、制御部21及び操作部24を主として実現され、送受信部64は、制御部21及び通信部23を主として実現され、表示制御部66は、制御部21及び表示部25を主として実現される。
[メッセージ入力部]
メッセージ入力部60は、メッセージの入力を受け付ける。例えば、メッセージ入力部60は、ユーザによる記号列の入力や画像の指定を受け付ける。なお、メッセージに含まれる画像は、端末20に記憶されていてもよいし、メッセージ制御サーバ10に記憶されていてもよい。
メッセージ入力部60は、メッセージの入力を受け付ける。例えば、メッセージ入力部60は、ユーザによる記号列の入力や画像の指定を受け付ける。なお、メッセージに含まれる画像は、端末20に記憶されていてもよいし、メッセージ制御サーバ10に記憶されていてもよい。
[宛先指定部]
宛先指定部62は、宛先の指定を受け付ける。宛先指定部62は、少なくとも一人のユーザの指定を受け付ける。本実施形態1では、複数のユーザが参加するチャットが実現されるので、宛先指定部62は、チャットに参加するユーザの少なくとも一人の指定を受け付けることになる。
宛先指定部62は、宛先の指定を受け付ける。宛先指定部62は、少なくとも一人のユーザの指定を受け付ける。本実施形態1では、複数のユーザが参加するチャットが実現されるので、宛先指定部62は、チャットに参加するユーザの少なくとも一人の指定を受け付けることになる。
なお、本実施形態1では、1人のユーザのみを宛先に指定できる場合を説明するが、後述の変形例で説明するように、複数のユーザを宛先に指定できるようにしてもよい。また、本実施形態1では、ユーザ全体を宛先に指定することもできるので、宛先指定部62は、ユーザ全体の指定を受け付ける。即ち、宛先指定部62は、チャットに参加するユーザ全員を宛先として受け付けることができる。
[送受信部]
送受信部64は、送受信部74と各種データを送受信する。例えば、送受信部64は、メッセージ入力部60が受け付けたメッセージや宛先指定部62が受け付けた宛先情報を送信する。他にも、送受信部64は、ユーザの各種操作内容を送信するようにしてもよい。また、送受信部64は、後述する送受信部74が送信した、チャット画像30を表示させるためのデータを受信する。
送受信部64は、送受信部74と各種データを送受信する。例えば、送受信部64は、メッセージ入力部60が受け付けたメッセージや宛先指定部62が受け付けた宛先情報を送信する。他にも、送受信部64は、ユーザの各種操作内容を送信するようにしてもよい。また、送受信部64は、後述する送受信部74が送信した、チャット画像30を表示させるためのデータを受信する。
[表示制御部]
表示制御部66は、後述する送受信部74が送信したデータに基づいて、チャット画像30を表示部25に表示させる。
表示制御部66は、後述する送受信部74が送信したデータに基づいて、チャット画像30を表示部25に表示させる。
[1-3-2.メッセージ制御サーバで実現される機能]
メッセージ制御サーバ10では、データ記憶部68、メッセージ取得部70、宛先取得部72、及び送受信部74が実現される。例えば、データ記憶部68は、記憶部12を主として実現され、メッセージ取得部70、宛先取得部72、及び送受信部74は、制御部11及び通信部13を主として実現される。
メッセージ制御サーバ10では、データ記憶部68、メッセージ取得部70、宛先取得部72、及び送受信部74が実現される。例えば、データ記憶部68は、記憶部12を主として実現され、メッセージ取得部70、宛先取得部72、及び送受信部74は、制御部11及び通信部13を主として実現される。
[データ記憶部]
データ記憶部68は、メッセージに関する各種データを格納するメッセージデータベースを記憶する。図6は、メッセージデータベースのデータ格納例を示す図である。図6に示すように、メッセージデータベースには、メッセージID、送信者情報、宛先情報、メッセージ、及び時間情報が関連付けられて格納される。
データ記憶部68は、メッセージに関する各種データを格納するメッセージデータベースを記憶する。図6は、メッセージデータベースのデータ格納例を示す図である。図6に示すように、メッセージデータベースには、メッセージID、送信者情報、宛先情報、メッセージ、及び時間情報が関連付けられて格納される。
メッセージIDは、各メッセージを一意に識別するための情報である。送信者情報は、メッセージを入力(送信)したユーザを識別する情報である。宛先情報は、メッセージの宛先を示す情報である。なお、メッセージの宛先が指定されていない場合には、宛先情報に何も格納されないものとする。時間情報は、メッセージの入力時間である。時間情報は、日時を示してもよいし、時刻のみを示してもよい。
なお、データ記憶部68に記憶されるデータは、上記の例に限られない。データ記憶部68は、ユーザ間でのメッセージのやり取りを実現するためのデータを記憶していればよい。例えば、本実施形態1では、データ記憶部68は、チャット画像30を表示させるためのデータを、ユーザごとに記憶している。また、データ記憶部68は、チャットに参加するユーザを識別する情報や、各ユーザの詳細情報を記憶していてもよい。他にも例えば、データ記憶部68は、メッセージ画像32やアバタ画像34などの各種画像データを記憶してもよい。
[メッセージ取得部]
メッセージ取得部70は、各ユーザが入力したメッセージを取得する。メッセージ取得部70は、各端末20のメッセージ入力部60が受け付けたメッセージを送受信部74を介して取得する。メッセージ取得部70が取得したメッセージは、メッセージデータベースに格納される。
メッセージ取得部70は、各ユーザが入力したメッセージを取得する。メッセージ取得部70は、各端末20のメッセージ入力部60が受け付けたメッセージを送受信部74を介して取得する。メッセージ取得部70が取得したメッセージは、メッセージデータベースに格納される。
[宛先取得部]
宛先取得部72は、メッセージの宛先を示す宛先情報を取得する。宛先取得部72は、各端末20の宛先指定部62が受け付けた宛先を示す宛先情報を送受信部74を介して取得する。宛先取得部72が取得した宛先情報は、メッセージデータベースに格納される。
宛先取得部72は、メッセージの宛先を示す宛先情報を取得する。宛先取得部72は、各端末20の宛先指定部62が受け付けた宛先を示す宛先情報を送受信部74を介して取得する。宛先取得部72が取得した宛先情報は、メッセージデータベースに格納される。
[送受信部]
送受信部74は、送受信部64と各種データを送受信する。例えば、送受信部74は、送受信部64が送信したメッセージや宛先情報を受信する。
送受信部74は、送受信部64と各種データを送受信する。例えば、送受信部74は、送受信部64が送信したメッセージや宛先情報を受信する。
送受信部74は、各ユーザの端末20にチャット画像30を表示させるためのデータを送信する。別の言い方をすれば、送受信部74は、ユーザの端末20ごとに、その端末20にチャット画像30を表示させるためのデータを送信する。なお、送受信部74が送信するデータは、表示部25に画像を表示させるためのデータ形式であればよく、例えば、HTML形式のデータである。また、ここでは、送受信部74が、送信対象のデータを生成するものとして説明する。
送受信部74は、宛先情報に基づいて、送信先宛てに入力されたメッセージと、送信先以外を宛先にして送信先のユーザとは異なるユーザが入力したメッセージを送信先に送信し、送信先宛てに入力されたメッセージと、送信先以外を宛先にして送信先のユーザとは異なるユーザが入力したメッセージを区別したチャット画像30を表示させるためのデータを送信先に送信する。
送信先とは、送受信部74がデータを送信する相手先(送信対象)のユーザ、端末20、又はアカウント等のことである。本実施形態1では、「送信先」が、送信先のユーザである場合を説明するが、データの送信先であればよく、これに限られない。例えば、送信先のユーザは、端末20を操作するユーザ、又は、チャット画像30に対応するユーザ(チャット画像30を見るユーザ)ともいえる。本実施形態1では、送信先のユーザは、チャットに参加する複数のユーザのそれぞれである。
メッセージを区別したチャット画像30を表示させるとは、メッセージ画像32の表示態様(表示形態)を異ならせることであり、例えば、メッセージ画像32の色、輝度、形状、大きさのうちの少なくとも一つを異ならせたり、表示位置やフォントの種類等を異ならせたりすることによって識別可能とすることである。なお、これらは、メッセージを区別するための一例に過ぎない。メッセージを区別する方法は、これらに限られず、視覚的に識別できるようにすればよい。送信先のユーザ宛てのメッセージを示すメッセージ画像32は、第1の表示態様(例えば、第1の色で右方向の矢印を含む)であり、送信先のユーザとは異なるユーザ宛てのメッセージを示すメッセージ画像32は、第2の表示態様(例えば、第2の色で矢印を含まない)である。
更に、送受信部74は、送信先宛てに送信先のユーザとは異なるユーザが入力したメッセージと、送信先以外に関連付けられたチャット画像30上の位置から、送信先に関連付けられたチャット画像30上の位置に対する方向と、を関連付けたチャット画像30を表示させるためのデータであり、当該メッセージを含むデータを送信する。
メッセージと方向とを関連付けるとは、メッセージ及び方向を示す一の画像(本実施形態1における、矢印を含むメッセージ画像32)を表示させること、又は、メッセージを示す画像の付近(所定距離以内)に方向を示す画像を表示させることである。本実施形態1では、送受信部74は、送信先のユーザとは異なるユーザに関連付けられたアバタ画像34が表示される領域(図2~図4の例では、左端部付近)から、送信先のユーザのアバタ画像34が表示される領域(図2~図4の例では、右端部付近)に対する方向(図2~図4の例では右方向)を指し示す矢印を含むメッセージ画像32を生成する。
本実施形態1では、送受信部74は、送信先以外を宛先にして送信先のユーザとは異なるユーザが入力したメッセージと、当該宛先を識別する情報と、を関連付けたチャット画像30を表示させるためのデータであり、当該メッセージを含むデータを送信先に送信する。宛先を識別する情報は、宛先を表示するための画像であり、本実施形態1では、宛先画像36に相当する。メッセージと宛先を識別する情報とを関連付けるとは、メッセージを示す画像の付近(所定距離以内)に宛先を識別する画像を表示させること、又は、メッセージ及び宛先を示す一の画像を表示させること等のように、宛先を識別する情報が、どのメッセージに対応しているのかが識別可能な状態をいうが、これらの表示に限られない。本実施形態1では、送受信部74は、メッセージ画像32に、宛先を示す宛先画像36を付与する。
また、本実施形態1では、送受信部74は、送信先のユーザが送信先以外宛てに入力したメッセージを更に区別したチャット画像30を表示させるためのデータであり、当該メッセージを含むデータを送信先に送信する。送信先のユーザが入力したメッセージを示すメッセージ画像32は、第3の表示態様(例えば、第3の色で左方向の矢印を含む)である。
更に、送受信部74は、送信先のユーザが送信先以外宛てに入力したメッセージと、送信先に関連付けられたチャット画像30上の位置から、送信先以外に関連付けられたチャット画像30上の位置に対する方向と、を関連付けたチャット画像30を表示させるためのデータであり、当該メッセージを含むデータを送信先に送信する。例えば、送受信部74は、送信先のユーザのアバタ画像34が表示される領域(図2~図4の例では、右端部付近)から、送信先のユーザとは異なるユーザに関連付けられたアバタ画像34が表示される領域(図2~図4の例では、左端部付近)に対する方向(図2及び図3の例では左方向)を指し示す矢印を含むメッセージ画像32を生成する。
本実施形態1では、メッセージの宛先は、送信可能な宛先の全体を指定すること又は宛先を指定しないことが可能であるので、送受信部74は、送信可能な宛先の全体宛てのメッセージ又は宛先が指定されていないメッセージを更に区別したチャット画像30を表示させるためのデータであり、これらのメッセージを含むデータを送信先に送信する。例えば、ユーザ全体宛てのメッセージ又は宛先が指定されていないメッセージを示すメッセージ画像32は、第4の表示態様(例えば、第4の色)である。
本実施形態1では、送受信部74は、各メッセージの送信元のユーザを識別するアバタ画像34を表示させるためのデータを送信先に送信する。また、送受信部74は、各ユーザの操作に基づきアバタ画像34が指定された場合に、当該指定されたアバタ画像34が示す宛先のメッセージの入力を受け付けるためのデータ(例えば、入力フォーム38を表示させるためのデータ)を送信する。
[1-4.メッセージ制御システムにおいて実行される処理]
図7は、メッセージ制御システム1が実行する処理を示すフロー図である。図7に示す処理は、複数のユーザが参加するチャットが開始する場合に、制御部11が、記憶部12に記憶されたプログラムに従って動作し、制御部21が、記憶部22に記憶されたプログラムに従って動作することによって実行される。下記に説明する処理が実行されることにより、図5に示す機能ブロックが実現される。なお、図7では、簡略化のために、一つの端末20のみを図示しているが、各端末20で同様の処理が実行される。
図7は、メッセージ制御システム1が実行する処理を示すフロー図である。図7に示す処理は、複数のユーザが参加するチャットが開始する場合に、制御部11が、記憶部12に記憶されたプログラムに従って動作し、制御部21が、記憶部22に記憶されたプログラムに従って動作することによって実行される。下記に説明する処理が実行されることにより、図5に示す機能ブロックが実現される。なお、図7では、簡略化のために、一つの端末20のみを図示しているが、各端末20で同様の処理が実行される。
まず、図7に示すように、メッセージ制御サーバ10においては、制御部11は、端末20ごとに、チャット画像30の初期画面を表示させるためのデータを生成し(S1)、各端末20に送信する(S2)。ここでは、メッセージ制御サーバ10は、チャットに参加するユーザごとに、チャット画像30を表示させるためのデータを記憶部に12に管理している。なお、S1で生成されるデータは初期画面なので、メッセージ画像32やアバタ画像34は、まだ含まれていない。
各端末20においては、データを受信すると、制御部21は、チャット画像30を表示部25に表示させ(S3)、新規のメッセージをユーザが入力したか否かを判定する(S4)。先述のように、新規のメッセージは、ユーザが所定の操作を行った場合に入力される。また、新規のメッセージにも、宛先を指定することが可能である。なお、各端末20の記憶部22には、チャットに参加する全ユーザのユーザIDが記憶されているものとする。ユーザがメッセージの宛先を指定する際には、制御部21は、記憶部22に記憶されたユーザIDを参照する。
新規のメッセージをユーザが入力したと判定されない場合(S4;N)、後述するS8の処理に移行する。この場合、チャットに参加する別のユーザがメッセージを入力したことによって、チャット画像30の表示を更新するためのデータを受信したか否かが判定されることになる。
一方、新規のメッセージをユーザが入力したと判定された場合(S4;Y)、制御部21は、メッセージ及び宛先情報をメッセージ制御サーバ10に送信する(S5)。なお、各端末20からメッセージ制御サーバ10に対して情報が送信される場合には、ユーザIDなども送信されており、メッセージ制御サーバ10は、どのユーザからメッセージや宛先情報を受信したかを特定できるようになっている。また、宛先が指定されなかった場合には、宛先情報は送信されないものとする。
メッセージ制御サーバ10においては、メッセージ及び宛先情報を受信すると、制御部11は、メッセージデータベースに格納し(S6)、チャット画像30の表示を更新させるためのデータを生成及び送信する処理を実行する(S7)。S6においては、制御部11は、所定のID発行ルールのもとでメッセージIDを発行して、メッセージデータベースに新たなレコードを作成する。そして、制御部11は、作成した新たなレコードに、発行したメッセージID、メッセージを入力したユーザのユーザID、受信した宛先情報、受信したメッセージ、及び現在の時間を格納する。
図8は、S7において実行される処理の詳細を示す図である。図8に示す処理では、チャットに参加するユーザごとに、チャット画像30の表示を更新させるためのデータが生成される。図8に示すように、まず、制御部11は、チャットに参加するユーザのうち、送信先のユーザを選出する(S21)。S21においては、制御部11は、これからデータを生成するユーザを選出することになる。
制御部11は、新たに入力されたメッセージの送信者情報を参照して、送信先のユーザが入力したメッセージであるか否かを判定する(S22)。送信先のユーザとは異なるユーザが入力したと判定された場合(S22;N)、制御部11は、メッセージの宛先情報を参照する(S23)。
送信先のユーザ宛てのメッセージである場合(S23;送信先)、制御部11は、右方向の矢印を含む第1の色のメッセージ画像32を生成して、左側にアバタ画像34を配置する(S24)。このアバタ画像34は、メッセージを入力したユーザのアバタ画像34である。以降のS25~S27で説明するアバタ画像34も同様である。
一方、送信先のユーザとは異なるユーザ宛てのメッセージである場合(S23;異なるユーザ)、制御部11は、宛先画像36を付与した第2の色のメッセージ画像32を生成して、左側にアバタ画像34を配置する(S25)。S25においては、制御部11は、メッセージの宛先情報を参照して、宛先画像36を生成することになる。
一方、ユーザ全体宛て又は宛先が指定されていないメッセージである場合(S23;その他)、制御部11は、第4の色のメッセージ画像32を生成して、左側にアバタ画像34を配置する(S26)。
S22において、送信先のユーザが入力したと判定された場合(S22;Y)、制御部11は、左向きの矢印を含む第3の色のメッセージ画像32を生成して、右側にアバタ画像34を配置する(S27)。なお、宛先が指定されている場合には、S27においては、制御部11は、メッセージの宛先情報を参照して、宛先画像36を生成してメッセージ画像32に付与する。
制御部11は、メッセージが時系列で並ぶように、S24~S27の何れかで生成した各画像を元々のチャット画像30にマージさせて、チャット画像30を表示させるためのデータを生成する(S28)。本実施形態1では、最新のメッセージを示すメッセージ画像32がチャット画像30の上側に表示されるので、S28においては、制御部11は、S24~S27の何れかで生成した各画像を元々のチャット画像30の上側にマージさせることで、更新後のチャット画像30のデータを生成する。制御部11は、生成したデータを送信先のユーザと関連付けて記憶部12に保持する。
制御部11は、全てのユーザのデータを生成したか否かを判定する(S29)。まだデータを生成していないユーザがいると判定された場合(S29;N)、S21に戻り、次の送信先のユーザのデータが生成される。全てのユーザのデータを生成したと判定された場合(S29;Y)、制御部11は、生成したデータを各端末20に送信し(S30)、本処理は終了して図7のメインルーチンに戻る。S30においては、制御部11は、S28で生成した各データを、送信先のユーザの端末20に送信する。
図7に戻り、各端末20においては、制御部21は、チャット画像30を表示させるためのデータを受信したか否かを判定する(S8)。データを受信したと判定されない場合(S8;N)、チャット画像30の表示は更新されず、後述するS10の処理に移行する。
一方、データを受信したと判定された場合(S8;Y)、制御部21は、チャット画像30の表示を更新する(S9)。S9においては、制御部21は、受信したデータに基づいて、最新のメッセージを示すメッセージ画像32が画面の上側に表示されるように、チャット画像30の表示を更新することになる。
制御部21は、アバタ画像34をユーザが指定したか否かを判定する(S10)。ユーザがアバタ画像34を指定したと判定されない場合(S10;N)、S4の処理に戻る。一方、アバタ画像34をユーザが指定したと判定された場合(S10;Y)、制御部21は、ユーザが指定したアバタ画像34を識別する情報を、メッセージ制御サーバ10に送信する(S11)。
メッセージ制御サーバ10においては、アバタ画像34を識別する情報を受信すると、制御部11は、当該アバタ画像34が示すユーザを宛先欄40に設定した入力フォーム38を表示させるためのデータを送信する(S12)。なお、入力フォーム38の画像データは、記憶部12に予め記憶されているものとする。
各端末20においては、データを受信すると、制御部21は、入力フォーム38をチャット画像30に表示させる(S13)。以降、入力フォーム38へのメッセージの入力が受け付けられることになる。制御部21は、ユーザが送信ボタン44を選択したか否かを判定する(S14)。
ユーザが送信ボタン44を選択したと判定された場合(S14;Y)、S5の処理に移行する。この場合、S5において、入力フォーム38に入力されたメッセージ及び宛先情報がメッセージ制御サーバ10に送信される。その後、S6においてメッセージデータベースへの格納が行われ、S7においてチャット画像30を更新するための処理が実行されることになる。これら各処理の詳細は、先述した通りである。
一方、ユーザが送信ボタン44を選択したと判定されない場合(S14;N)、制御部21は、チャットが終了したか否かを判定する(S15)。チャットは、予め定められた条件が満たされた場合に終了し、例えば、チャットを終了させるための所定操作を何れかのユーザが行った場合に終了する。チャットが終了したと判定されない場合(S15;N)、S4の処理に戻る。一方、チャットが終了したと判定された場合(S15;Y)、本処理は終了する。
以上説明したメッセージ制御システム1によれば、メッセージを時系列で表示するためのチャット画像30において、ユーザ宛てのメッセージを示すメッセージ画像32と、ユーザ宛てではないメッセージを示すメッセージ画像32と、の表示態様が異なるので、ユーザが自分に関係のあるメッセージを容易に特定することができる。
特に、本実施形態1のように、各ユーザが作戦をチャットしながらプレイするゲームでは、ゲームの性質上、各ユーザは、自分宛てのメッセージだけが必要になるのではなく、他人宛てのメッセージも参考にする必要がある。即ち、各ユーザに、自分宛てのメッセージだけをフィルタリングした画面を提供するわけにはいかないため、全員のメッセージを確認できる仕組みが必要となる。この点、上記のようなチャット画像30を表示させることにより、全員のメッセージを表示させたとしても、各ユーザは、自分宛てのメッセージと他人宛てのメッセージとを容易に区別することができる。
また、ゲームの実行中に作戦をチャットする場合には、メッセージをじっくりと確認する時間的な余裕がなくなることが多いが、本実施形態1のチャット画像30によれば、自分に必要なメッセージを短い時間で特定することができ、メッセージの見落としを効果的に防止することができる。更に、各ユーザは、自分宛てのメッセージを他人宛てと誤解する可能性を低減し、他人宛てのメッセージを自分宛てと誤解する可能性も低減するため、これらの誤解によるメッセージの誤送信も防止することができる。
また、チャット画像30では、ユーザが入力したメッセージを示すメッセージ画像32の表示態様が更に異なっているので、時系列でメッセージが表示される中で、各ユーザが他人宛てに入力したメッセージを特定しやすくなる。例えば、各ユーザが、自分が送ったメッセージを、他人が送ったメッセージと誤解してしまう可能性を低減することができる。また例えば、各ユーザは、他人から自分宛てのメッセージが、自分が送信した何のメッセージに対するものであるかを特定しやすくなる。
また、チャット画像30では、各ユーザにとって自分宛てではないメッセージのメッセージ画像32には宛先画像36が表示されるので、時系列でメッセージが表示される中で、他人から他人宛てのメッセージが、誰宛なのかを特定しやすくなる。特に、ゲームの作戦をチャットするような場面では、各ユーザがゲームをプレイする際に、作戦の関係上、自分と関係の深いユーザもいれば、あまり関係のないユーザもいることがある。このため、各ユーザは、宛先画像36により、自分と関係の深いユーザに対するメッセージなのかを容易に特定することができる。
また、チャット画像30では、ユーザ全体宛てのメッセージや宛先を指定していないメッセージを更に区別することができるので、例えば、単なるつぶやきのような重要度の低いメッセージがどうかを把握しやすくなる。特に、ゲームの作戦をチャットするような場面では、ユーザは、作戦を立てるうえでの参考情報としてメッセージを送信することが考えられる。このような場合に、各ユーザは、単なる参考情報なのか、作戦の詳細を示すメッセージなのかを特定しやすくなる。
また、ユーザがアバタ画像34を指定することで、そのアバタ画像34が示すユーザ宛てのメッセージを入力することができるので、ユーザがメッセージを入力する際に宛先を指定しやすくなる。特に、メッセージ画像32の付近に表示されたアバタ画像34をユーザに選択させることによって、各ユーザが、自分が返信したいメッセージを送信したユーザを指定しやすくなる。
また、各ユーザは、自分宛てのメッセージを示すメッセージ画像32が自分のアバタ画像34が表示される右方向の矢印を含んでいるので、自分宛てのメッセージなのかを感覚的に特定しやすくなる。
また、各ユーザは、自分が入力したメッセージを示すメッセージ画像32が他人のアバタ画像34が表示される左方向の矢印を含んでいるので、自分が他のユーザ宛てに送ったメッセージなのかを感覚的に特定しやすくなる。
[1-5.変形例]
なお、第1の発明は、以上に説明した実施の形態に限定されるものではない。第1の発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変更可能である。
なお、第1の発明は、以上に説明した実施の形態に限定されるものではない。第1の発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変更可能である。
図9は、変形例の機能ブロック図である。図9に示すように、変形例では、実施形態1の機能に加えて、返信元取得部76及びグループ所属部78が実現される。例えば、返信元取得部76及びグループ所属部78は、制御部11を主として実現される。
(1-1)例えば、ユーザXが入力したメッセージに対して、ユーザAが返信のメッセージを入力した場合に、チャット画像30において、この返信のメッセージが何に対する返信なのかを識別できるようにしてもよい。本変形例では、メッセージの送信元のユーザを宛先とした返信が可能であり、メッセージ取得部70は、各ユーザが入力した返信のメッセージを取得する。なお、返信のメッセージは、通常のメッセージと同様、記号列や画像により構成される。更に、返信のメッセージは、実施形態1と同様、入力フォームから入力されるものとする。
本変形例のメッセージ制御サーバ10は、返信元取得部76を含む。返信元取得部76は、返信の元のメッセージを識別する返信元情報を取得する。例えば、返信元情報は、返信の元のメッセージのメッセージIDである。返信元取得部76は、ユーザが返信を入力する場合に指定したメッセージのメッセージIDを、返信元情報として取得する。
図10は、変形例におけるメッセージデータベースのデータ格納例を示す図である。図10に示すように、メッセージデータベースには、各メッセージの返信元情報が格納される。なお、返信ではない通常のメッセージは、返信元情報は格納されない。また、ここでは、返信元情報が、元のメッセージのメッセージIDである場合を説明するが、返信元情報は、元のメッセージを特定する情報であればよく、これに限られない。
送受信部74は、返信元情報に基づいて、返信のメッセージと、当該返信の元のメッセージと、を関連付けたチャット画像30を表示させるためのデータであり、これらのメッセージを含むデータを送信先に送信する。メッセージを関連付けるとは、複数のメッセージ画像32を互いに対応する表示態様(例えば、色、輝度、形状、大きさの少なくとも一つが対応すること)で表示させること、又は、複数のメッセージ画像32を指し示す画像を表示させることである(例えば、複数のメッセージ画像32を結合する線を表示させたり、複数のメッセージ画像32を指し示す矢印を表示させたりすること)。
図11は、ユーザAのチャット画像30の一例を示す図である。図11の例では、メッセージ画像32Iは、ユーザZが入力した新規のメッセージを示している。即ち、メッセージ画像32Iが示すメッセージは、返信のメッセージでも、返信の元のメッセージでもない。
一方、メッセージ画像32Jは、メッセージ画像32Kが示すメッセージに対する、ユーザYによる返信のメッセージを示している。メッセージ画像32Kは、ユーザXが入力した新規のメッセージであり、メッセージ画像32Kが示す返信の元のメッセージでもある。図11の例では、送受信部74は、メッセージ画像32Iを暗転(図11では、網かけで示す。)して表示させ、メッセージ画像32J及びメッセージ画像32Kを暗転せずに表示させるためのデータを生成及び送信することになる。
なお、ここでは、メッセージを関連付けることの一例として、メッセージ画像32を暗転せずに互いに対応する輝度で表示させる場合を説明したが、互いに関連付けられた複数のメッセージを識別可能にすればよく、メッセージを関連付けるための表示制御は、これに限られない。以降説明する変形例についても同様である。
変形例(1-1)によれば、チャット画像30において、返信のメッセージを示すメッセージ画像32と、返信の元を示すメッセージ画像32と、が関連付けられて表示されるので、各ユーザは、時系列でメッセージが表示される中で、返信のメッセージが何に対する返信なのかを特定しやすくなる。
(1-2)また例えば、送受信部74は、各ユーザの操作に基づきメッセージが指定された場合に、当該指定されたメッセージに対する返信のメッセージの入力を受け付けるためのデータを送信するようにしてもよい。ここでは、ユーザが操作部24を使ってメッセージ画像32を選択することが、メッセージを指定することに相当する。
図12は、ユーザAのチャット画像30の一例を示す図である。図12の例では、ユーザAがメッセージ画像32Kを選択した場合に、メッセージ画像32Kが示すメッセージに対する返信を入力するための入力フォーム46が表示されている。宛先欄48には、元のメッセージ(即ち、ユーザが選択したメッセージ)の送信者が設定される。ユーザは、メッセージ入力欄50にメッセージを入力して、返信ボタン52を選択すると、返信のメッセージを送信することができる。
本変形例では、メッセージ取得部70は、メッセージ入力欄50に入力されたメッセージを取得し、宛先取得部72は、宛先欄48に指定された宛先情報を取得する。そして、返信元取得部76は、ユーザが指定したメッセージ画像32が示すメッセージを識別する情報(ここでは、メッセージID)を取得することになる。メッセージデータベースには、これら取得された各情報が関連付けられて格納される。
変形例(1-2)によれば、チャット画像30においてメッセージ画像32が選択された場合に、そのメッセージ画像32が示すメッセージに対する返信を受け付けることができるので、各ユーザが返信する際の手間を軽減することができる。
(1-3)また例えば、変形例(1-1)のような関連付けの表示は、チャット画像30において常に行われるのではなく、ユーザがメッセージを指定した場合に行われるようにしてもよい。本変形例の送受信部74は、各ユーザの操作に基づき返信のメッセージが指定された場合に、当該指定された返信のメッセージと、当該返信の元のメッセージと、を関連付けたチャット画像30を表示させるためのデータであり、これらのメッセージを含むデータを送信先に送信する。
図13は、ユーザAが返信のメッセージを指定した場合のチャット画像30の変化を示す図である。図13の例では、ユーザAがメッセージ画像32Jを選択した場合のチャット画像30の変化を示している。ユーザAの端末20は、返信のメッセージを示すメッセージ画像32Jの選択を受け付けると、その旨をメッセージ制御サーバ10に送信する。
メッセージ制御サーバ10では、送受信部74は、メッセージデータベースを参照して、ユーザAが選択した返信の元のメッセージ(図13の例では、メッセージ画像32Kが示すメッセージ)を特定する。そして、送受信部74は、メッセージ画像32I及び32Lを暗転して表示させ、メッセージ画像32J及び32Kは暗転させずに表示させるためのデータを端末20に送信することになる。
また、上記では、ユーザが返信のメッセージを指定する場合を説明したが、送受信部74は、各ユーザの操作に基づき元のメッセージが指定された場合に、当該指定された元のメッセージと、当該指定された元のメッセージに対する返信のメッセージと、を関連付けたチャット画像30を表示させるためのデータであり、これらのメッセージを含むデータを送信先に送信するようにしてもよい。
図14は、ユーザAが元のメッセージを指定した場合のチャット画像30の変化を示す図である。図14の例では、ユーザAがメッセージ画像32Kを選択した場合のチャット画像30の変化を示している。ユーザAの端末20は、返信の元のメッセージを示すメッセージ画像32Kの選択を受け付けると、その旨をメッセージ制御サーバ10に送信する。
メッセージ制御サーバ10では、送受信部74は、メッセージデータベースを参照して、ユーザAが選択した元のメッセージに対する返信のメッセージ(図13の例では、メッセージ画像32J及び32Lの各々が示すメッセージ)を特定する。そして、送受信部74は、メッセージ画像32Iを暗転して表示させ、メッセージ画像32J、32K、及び32Lは暗転させずに表示させるためのデータを端末20に送信することになる。
変形例(1-3)によれば、チャット画像30上で指定された返信のメッセージが、何に対する返信なのかを特定しやすくなったり、チャット画像30上で指定されたメッセージに対して、何の返信が入力されたのかを特定しやすくなったりする。
(2-1)また例えば、あるメッセージに対して次々と返信が行われた場合には、一連のメッセージが同じ話題を示している可能性が高い。このため、同じ話題のメッセージをグループ化しておき、チャット画像30で識別できるようにしてもよい。
本変形例のメッセージ制御サーバ10は、グループ所属部78を含む。グループ所属部78は、返信のメッセージを、当該返信の元のメッセージと同じメッセージグループに属させる。同じメッセージグループに属するとは、メッセージどうしを関連付けることであり、例えば、共通する識別情報(後述のメッセージグループID)をメッセージに付与することである。
図15は、本変形例のメッセージデータベースのデータ格納例を示す図である。図15に示すように、本変形例のメッセージデータベースでは、メッセージグループIDが格納される。メッセージグループIDは、メッセージグループを一意に識別する情報である。メッセージグループIDが共通するメッセージは、互いに同じ話題である可能性が高いものである。別の言い方をすれば、メッセージグループIDが共通するメッセージは、返信の元のメッセージをたどった場合に大元のメッセージ(返信の起点となるメッセージ)が共通するものである。
グループ所属部78は、返信のメッセージに、元のメッセージのメッセージグループIDと同じものを付与することになる。なお、グループ所属部78は、あるメッセージに対して初めて返信が行われた場合に、メッセージグループIDを発行する。メッセージグループIDは、所定のID発行ルールに基づいて発行されるようにすればよい。以降、当該発行されたメッセージグループIDのメッセージに対して返信が行われるたびに、グループ所属部78は、返信のメッセージに、このメッセージグループIDを付与することになる。
本変形例の送受信部74は、同じメッセージグループに属するメッセージを関連付けたチャット画像30を表示させるためのデータであり、当該メッセージを含むデータを送信先に送信する。
図16は、ユーザAのチャット画像30の一例を示す図である。図16に示すように、メッセージ画像32B、32C、及び32Fのそれぞれが示すメッセージは、同じメッセージグループ(メッセージグループIDが「002」のグループ)に属している。このため、送受信部74は、メッセージ画像32A、32D、32E、32G、及び32Hを暗転して表示させ、メッセージ画像32B、32C、及び32Fは暗転させずに表示させるためのデータを送信することになる。
変形例(2-1)によれば、あるメッセージを起点として次々と返信されるような場合に、各ユーザは、チャット画像30上で、起点のメッセージが同じメッセージ(即ち、同じ話題と思われるメッセージ)を特定しやすくなる。
(2-2)また、変形例(2-1)のような関連付けの表示は、チャット画像30において常に行われるのではなく、ユーザがメッセージを指定した場合に行われるようにしてもよい。本変形例の送受信部74は、各ユーザの操作に基づきメッセージが指定された場合に、当該指定されたメッセージが属するメッセージグループのメッセージと、メッセージとは異なるメッセージを区別したチャット画像30を表示させるためのデータを送信先に送信する。より具体的には、送受信部74は、上記指定されたメッセージが属するメッセージグループのメッセージを、当該メッセージグループとは異なるメッセージグループに属するメッセージと区別したチャット画像30を表示させるためのデータを送信先に送信する。
図17は、ユーザAがメッセージを指定した場合のチャット画像30の変化を示す図である。図17の例では、ユーザAがメッセージ画像32Fを選択した場合のチャット画像30の変化を示している。ユーザAの端末20は、メッセージ画像32Fの選択を受け付けると、その旨をメッセージ制御サーバ10に送信する。
メッセージ制御サーバ10では、送受信部74は、メッセージデータベースを参照して、ユーザAが選択したメッセージと同じメッセージグループのメッセージを特定する。そして、送受信部74は、メッセージ画像32A、32D、32E、32G、及び32Hを暗転して表示させ、メッセージ画像32B、32C、及び32Fは暗転させずに表示させるためのデータを送信することになる。
変形例(2-2)によれば、各ユーザは、チャット画像30上で自分が指定したメッセージと同じメッセージグループの各メッセージを特定しやすくなる。
(3-1)また例えば、実施形態1では、宛先のユーザが1人である場合を説明したが、複数のユーザを宛先に指定できるようにしてもよい。この場合、宛先情報は、一又は複数のユーザを示すことになる。本変形例の送受信部74は、指定された複数の宛先の中に送信先が含まれるメッセージと、指定された複数の宛先の中に送信先が含まれないメッセージと、を区別したチャット画像30を表示させるためのデータであり、これらのメッセージを含むデータを送信先に送信する。
図18は、ユーザAのチャット画像30の一例を示す図である。図18の例では、メッセージ画像32Fが示すメッセージには、ユーザA及びYが宛先に指定されている。このため、メッセージ画像32Fに付与される宛先画像36Fには、複数のユーザが示されている。なお、本変形例では、宛先に複数のユーザが指定された場合には、S23の処理において、これら複数のユーザに送信先のユーザが含まれているか否かが判定されることになる。他の処理については、実施形態1と同様である。
変形例(3-1)によれば、複数の宛先を指定して同時にメッセージを送信することができるので、メッセージを入力するユーザが個別に送信する場合に比べて手間が軽減する。また、複数の宛先が指定されたとしても、その中に自分が含まれていれば、他人宛てのメッセージと区別して表示されるので、メッセージを受け取ったユーザが、自分宛のメッセージを特定しやすくなる。
(3-2)また例えば、ユーザA宛てのメッセージであっても、ユーザAだけに宛てたメッセージは、別のユーザも宛先に入っているメッセージよりも重要なことがあるので、これらを区別できるようにしてもよい。送受信部74は、送信先のみが宛先のメッセージと、指定された複数の宛先の中に送信先及び送信先以外が含まれるメッセージと、を区別したチャット画像30を表示させるためのデータであり、これらのメッセージを含むデータを送信先に送信する。
図19は、メッセージ画像32の比較例を示す図である。図19に示すように、送受信部74は、ユーザAだけが宛先のメッセージ画像32Mと、別のユーザも宛先に入っているメッセージ画像32Nと、の表示態様を異ならせたチャット画像30を表示させるためのデータを送信する。例えば、メッセージ画像32Mが、メッセージ画像32Nよりも強調表示されている。
変形例(3-2)によれば、各ユーザは、自分だけが宛先のメッセージと、自分以外のユーザも宛先に入っているメッセージと、を容易に区別することができる。例えば、自分だけが宛先のメッセージの方が重要なことがあるので、この場合に、各ユーザは、より重要なメッセージを特定しやすくなる。
(4)また例えば、ユーザがアバタ画像34を指定した場合、そのアバタ画像34が示すユーザとの間でのメッセージの履歴をチャット画像30で表示させるようにしてもよい。本変形例の送受信部74は、送信先と、送信先のユーザの操作に基づき指定された送信先以外と、の間でのメッセージを当該メッセージ以外のメッセージと区別されたチャット画像30を表示させるためのデータであり、当該メッセージを含むデータを送信する。
図20は、ユーザAがユーザXのアバタ画像34を選択した場合のチャット画像30の変化を示す図である。図20に示すように、ユーザAがユーザXのアバタ画像34を選択した場合、ユーザAとユーザXとの間のやりとりがチャット画像30に表示される。具体的には、ユーザAの端末20は、ユーザXのアバタ画像34の選択を受け付けると、その旨をメッセージ制御サーバ10に送信する。
メッセージ制御サーバ10では、送受信部74は、メッセージデータベースを参照し、ユーザAと、ユーザAが指定したユーザXと、の間でのメッセージを特定する。例えば、送受信部74は、送信元情報及び宛先情報が、ユーザA及びユーザXの組み合わせとなるメッセージを特定する。そして、送受信部74は、ユーザAとユーザXとの間のやりとりと、それ以外のメッセージと、の表示態様を異ならせたチャット画像30を生成して、そのデータをユーザAの端末20に送信する。別の言い方をすれば、送受信部74は、ユーザAとユーザXとの間でやりとりされたメッセージの履歴を示すチャット画像30を送信することになる。
変形例(4)によれば、あるユーザが他のユーザを指定した場合に、ユーザどうしでやりとりしたメッセージの履歴を表示することができるので、特定のユーザ間でやりとりした内容を容易に把握することができる。
(5)また例えば、上記では、チャット画像30を表示させるためのデータを生成する処理がメッセージ制御サーバ10で実現される場合を説明したが、この処理は、各端末20(メッセージ制御端末)で実現されるようにしてもよい。即ち、主要な機能がメッセージ制御サーバ10ではなく、各端末20で実現されるようにしてもよい。
例えば、メッセージ取得部70及び宛先取得部72は、各端末20で実現されるようにしてもよい。この場合、各端末20の制御部21及び通信部23は、各ユーザが入力したメッセージや指定した宛先を示す宛先情報を、通信ネットワーク2を介して取得することになる。例えば、メッセージ取得部70は、メッセージデータベースに格納されたメッセージを通信ネットワーク2を介して取得し、宛先取得部72は、メッセージデータベースに格納された宛先情報を通信ネットワーク2を介して取得する。
また、各端末20の表示制御部66は、宛先情報に基づいて、ユーザ(即ち、端末20のユーザ)宛てに入力されたメッセージと、ユーザ以外を宛先にしてユーザ以外のユーザが入力したメッセージと、を区別したチャット画像30を表示させる。実施形態1では、メッセージ制御サーバ10がチャット画像30のデータを生成する場合を説明したが、本変形例では、表示制御部66がチャット画像30のデータを生成することになる。このデータを生成するための処理内容自体は、実施形態1や上記変形例で説明した内容と同様である。
更に、上記変形例で説明した各処理が各端末20で実現されるようにしてもよい。例えば、表示制御部66が、変形例(1-1)~変形例(1-3)で説明した処理を実行するようにしてもよい。即ち、表示制御部66が、返信のメッセージと、元のメッセージと、を関連付けたチャット画像30のデータを生成するようにしてもよい。同様に、表示制御部66が、変形例(2-1)及び変形例(2-2)で説明した処理を実行するようにしてもよい。即ち、表示制御部66が、同じメッセージグループのメッセージを関連付けたチャット画像30のデータを生成するようにしてもよい。また、表示制御部66が、変形例(3-1)及び変形例(3-2)で説明した処理を実行するようにしてもよい。即ち、表示制御部66が、宛先に複数のユーザが指定された場合のチャット画像30のデータを生成するようにしてもよい。
変形例(5)によれば、端末20側で主要な処理を実行することができるので、メッセージ制御サーバ10の負担を軽減することができる。
(6)また例えば、実施形態1と上記変形例とを組み合わせるようにしてもよい。
また例えば、第1の発明に係るメッセージ制御サーバ又はメッセージ制御端末は、ユーザ間でのメッセージがやりとりされる技術に適用すればよく、チャット以外にも適用可能である。即ち、チャットのようなリアルタイム性が必要なわけではなく、例えば、複数のユーザがメッセージを書き込む電子掲示板にも第1の発明を適用することができる。
[1-6.第1の発明のまとめ]
以上のような記載から、第1の発明は例えば以下のように把握される。第1の発明に係るメッセージ制御サーバ(10)は、複数のユーザの各々のメッセージが時系列に並んだ画像(例えば、チャット画像(30)を表示させる端末(20)と通信するメッセージ制御サーバ(10)であって、各ユーザが入力したメッセージを取得するメッセージ取得手段(70)と、前記メッセージの宛先を示す宛先情報を取得する宛先取得手段(72)と、各ユーザの端末(20)に前記画像(例えば、チャット画像30)を表示させるためのデータを送信する手段(74)であって、前記宛先情報に基づいて、送信先宛てに入力されたメッセージと、前記送信先以外を宛先にして前記送信先のユーザとは異なるユーザが入力したメッセージを前記送信先に送信し、前記送信先宛てに入力されたメッセージと、前記送信先以外を宛先にして前記送信先のユーザとは異なるユーザが入力したメッセージを区別した画像(例えば、チャット画像30)を表示させるためのデータを前記送信先に送信する送信手段(74)と、を含むことを特徴とする。
以上のような記載から、第1の発明は例えば以下のように把握される。第1の発明に係るメッセージ制御サーバ(10)は、複数のユーザの各々のメッセージが時系列に並んだ画像(例えば、チャット画像(30)を表示させる端末(20)と通信するメッセージ制御サーバ(10)であって、各ユーザが入力したメッセージを取得するメッセージ取得手段(70)と、前記メッセージの宛先を示す宛先情報を取得する宛先取得手段(72)と、各ユーザの端末(20)に前記画像(例えば、チャット画像30)を表示させるためのデータを送信する手段(74)であって、前記宛先情報に基づいて、送信先宛てに入力されたメッセージと、前記送信先以外を宛先にして前記送信先のユーザとは異なるユーザが入力したメッセージを前記送信先に送信し、前記送信先宛てに入力されたメッセージと、前記送信先以外を宛先にして前記送信先のユーザとは異なるユーザが入力したメッセージを区別した画像(例えば、チャット画像30)を表示させるためのデータを前記送信先に送信する送信手段(74)と、を含むことを特徴とする。
第1の発明に係るメッセージ制御端末(20)は、複数のユーザの各々のメッセージが時系列に並んだ画像(例えば、チャット画像30)を表示させるメッセージ制御端末(20)であって、各ユーザが入力したメッセージを取得するメッセージ取得手段(70)と、前記メッセージの宛先を示す宛先情報を取得する宛先取得手段(72)と、前記宛先情報に基づいて、ユーザ宛てに入力されたメッセージと、前記ユーザ以外を宛先にして前記ユーザとは異なるユーザが入力したメッセージと、を区別した画像(例えば、チャット画像30)を表示させる表示制御手段(66)と、を含むことを特徴とする。
第1の発明に係るプログラムは、上記記載のメッセージ制御サーバ(10)又はメッセージ制御端末(20)としてコンピュータを機能させる。
また、第1の発明に係る情報記憶媒体は、上記プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な情報記憶媒体である。
第1の発明によれば、メッセージが時系列で並ぶ画像において、ユーザが自分に関係のあるメッセージを容易に特定することができる。
また、第1の発明の一態様では、前記送信手段(74)は、前記送信先のユーザが前記送信先以外宛てに入力したメッセージを更に区別した画像(例えば、チャット画像30)を表示させるためのデータであり、当該メッセージを含むデータを前記送信先に送信する、ことを特徴とする。当該態様によれば、時系列でメッセージが表示される中で、各ユーザが、自分が他人宛てに入力したメッセージを特定しやすくなる。
また、第1の発明の一態様では、前記送信手段(74)は、前記送信先以外を宛先にして前記送信先のユーザとは異なるユーザが入力したメッセージと、当該宛先を識別する情報と、を関連付けた画像(例えば、チャット画像30)を表示させるためのデータであり、当該メッセージを含むデータを前記送信先に送信する、ことを特徴とする。当該態様によれば、時系列でメッセージが表示される中で、各ユーザが、他人から他人宛てのメッセージが誰宛なのかを特定しやすくなる。
また、第1の発明の一態様では、前記メッセージ制御サーバ(10)では、メッセージの送信元のユーザを宛先とした返信が可能であり、前記メッセージ取得手段(70)は、各ユーザが入力した返信のメッセージを取得し、前記メッセージ制御サーバ(10)は、返信の元のメッセージを識別する返信元情報を取得する手段(76)を更に含み、前記送信手段(74)は、前記返信元情報に基づいて、前記返信のメッセージと、当該返信の元のメッセージと、を関連付けた画像(例えば、チャット画像30)を表示させるためのデータであり、これらのメッセージを含むデータを前記送信先に送信する、ことを特徴とする。当該態様によれば、時系列でメッセージが表示される中で、返信のメッセージが何に対する返信なのかを特定しやすくなる。
また、第1の発明の一態様では、前記送信手段(74)は、各ユーザの操作に基づきメッセージが指定された場合に、当該指定されたメッセージに対する返信のメッセージの入力を受け付けるためのデータを送信する、ことを特徴とする。当該態様によれば、各ユーザがメッセージを指定した場合にそのメッセージの返信を受け付けることができるので、ユーザが返信をしやすくなる。
また、第1の発明の一態様では、前記送信手段(74)は、各ユーザの操作に基づき返信のメッセージが指定された場合に、当該指定された返信のメッセージと、当該返信の元のメッセージと、を関連付けた画像(例えば、チャット画像30)を表示させるためのデータであり、これらのメッセージを含むデータを前記送信先に送信する手段(74)と、各ユーザの操作に基づき元のメッセージが指定された場合に、当該指定された元のメッセージと、当該指定された元のメッセージに対する返信のメッセージと、を関連付けた画像(例えば、チャット画像30)を表示させるためのデータであり、これらのメッセージを含むデータを前記送信先に送信する手段(74)と、の少なくとも一方を含むことを特徴とする。当該態様によれば、ユーザが指定した返信のメッセージが、何に対する返信なのかを特定しやすくなったり、ユーザが指定したメッセージに対して、何の返信が入力されたのかを特定しやすくなったりする。
また、第1の発明の一態様では、前記メッセージ制御サーバ(10)では、メッセージの送信元のユーザを宛先とした返信が可能であり、前記メッセージ取得手段(70)は、各ユーザが入力した返信のメッセージを取得し、前記メッセージ制御サーバは、前記返信のメッセージを、当該返信の元のメッセージと同じメッセージグループに属させる手段(78)を更に含み、前記送信手段(74)は、同じメッセージグループに属するメッセージを関連付けた画像(例えば、チャット画像30)を表示させるためのデータであり、当該メッセージを含むデータを前記送信先に送信する、ことを特徴とする。当該態様によれば、各ユーザが次々と返信していくような場合に、同じグループのメッセージ(例えば、話題が同じメッセージ)を特定しやすくなる。
また、第1の発明の一態様では、前記送信手段(74)は、各ユーザの操作に基づきメッセージが指定された場合に、当該指定されたメッセージが属するメッセージグループのメッセージと、前記メッセージとは異なるメッセージを区別した画像(例えば、チャット画像30)を表示させるためのデータを前記送信先に送信する、ことを特徴とする。当該態様によれば、ユーザが指定したメッセージと同じメッセージグループのメッセージを特定しやすくなる。
また、第1の発明の一態様では、メッセージの宛先は、複数のユーザを指定可能であり、前記送信手段(74)は、前記指定された複数の宛先の中に前記送信先が含まれるメッセージと、前記指定された複数の宛先の中に前記送信先が含まれないメッセージと、を区別した画像(例えば、チャット画像30)を表示させるためのデータであり、これらのメッセージを含むデータを前記送信先に送信する、ことを特徴とする。当該態様によれば、複数の宛先を指定して同時にメッセージを送信することができるので、個別に送信する場合に比べてユーザの手間が軽減する。また、各ユーザは、複数の宛先が指定されたとしても、その中に自分が含まれていれば、他人宛てのメッセージと区別して表示されるので、自分宛のメッセージを特定しやすくなる。
また、第1の発明の一態様では、前記送信手段(74)は、前記送信先のみが宛先のメッセージと、前記指定された複数の宛先の中に前記送信先及び前記送信先以外が含まれるメッセージと、を区別した画像(例えば、チャット画像30)を表示させるためのデータであり、これらのメッセージを含むデータを前記送信先に送信する、ことを特徴とする。当該態様によれば、各ユーザは、自分だけが宛先のメッセージは、自分以外のユーザも宛先に入っているメッセージよりも重要なことがあるので、より重要なメッセージを特定しやすくなる。
また、第1の発明の一態様では、メッセージの宛先は、送信可能な宛先の全体を指定すること又は宛先を指定しないことが可能であり、前記送信手段(74)は、送信可能な宛先の全体宛てのメッセージ又は宛先が指定されていないメッセージを更に区別した画像(例えば、チャット画像30)を表示させるためのデータであり、これらのメッセージを含むデータを前記送信先に送信する、ことを特徴とする。当該態様によれば、全体宛て又は宛先を指定していないメッセージを更に区別することができる。
また、第1の発明の一態様では、前記送信手段(74)は、各メッセージの送信元を識別する情報を表示させるためのデータを前記送信先に送信し、各ユーザの操作に基づき前記情報が指定された場合に、当該指定された情報が示す宛先のメッセージの入力を受け付けるためのデータを送信する、ことを特徴とする。当該態様によれば、ユーザがメッセージを入力する際に、宛先に指定しやすくなる。
また、第1の発明の一態様では、前記送信手段(74)は、前記送信先と、前記送信先のユーザの操作に基づき指定された前記送信先以外と、の間でのメッセージを前記メッセージ以外のメッセージと区別された画像(例えば、チャット画像30)を表示させるためのデータであり、当該メッセージを含むデータを送信する、ことを特徴とする。当該態様によれば、各ユーザは、自分が指定したユーザとの間でやりとりした内容を容易に把握することができる。
また、第1の発明の一態様では、前記送信手段(74)は、前記送信先宛てに前記送信先のユーザとは異なるユーザが入力したメッセージと、前記送信先以外に関連付けられた画像(例えば、チャット画像30)上の位置から、前記送信先に関連付けられた画像(例えば、チャット画像30)上の位置に対する方向と、を関連付けた画像を表示させるためのデータであり、当該メッセージを含むデータを前記送信先に送信する、ことを特徴とする。当該態様によれば、各ユーザは、自分宛てのメッセージなのか否かを感覚的に特定しやすくなる。
また、第1の発明の一態様では、前記送信手段(74)は、前記送信先のユーザが前記送信先以外宛てに入力したメッセージと、前記送信先に関連付けられた画像(例えば、チャット画像30)上の位置から、前記送信先以外に関連付けられた画像(例えば、チャット画像30)上の位置に対する方向と、を関連付けた画像(例えば、チャット画像30)を表示させるためのデータであり、当該メッセージを含むデータを前記送信先に送信する、ことを特徴とする。当該態様によれば、各ユーザは、自分が他人宛てに送ったメッセージなのかを感覚的に特定しやすくなる。
[2.第2の発明の実施形態について]
以下、第2の発明の実施形態の例について図面に基づき詳細に説明する。本実施形態2では、第2の発明に係るメッセージ返信サーバを、複数のユーザが参加するチャットにおける返信を制御するメッセージ返信システムに適用した場合を例に挙げて説明する。
以下、第2の発明の実施形態の例について図面に基づき詳細に説明する。本実施形態2では、第2の発明に係るメッセージ返信サーバを、複数のユーザが参加するチャットにおける返信を制御するメッセージ返信システムに適用した場合を例に挙げて説明する。
[2-1.メッセージ返信システムの全体構成]
図21は、実施形態2に係るメッセージ返信システムの全体構成を示す図である。図21に示すように、メッセージ返信システム101は、メッセージ返信サーバ110及び複数の端末120を含む。メッセージ返信サーバ110及び各端末120は、通信ネットワーク102を介して、互いにデータ送受信可能に接続される。メッセージ返信サーバ110のハードウェア構成は、メッセージ制御サーバ10と同様である。また、端末120のハードウェア構成は、端末20と同様である。
図21は、実施形態2に係るメッセージ返信システムの全体構成を示す図である。図21に示すように、メッセージ返信システム101は、メッセージ返信サーバ110及び複数の端末120を含む。メッセージ返信サーバ110及び各端末120は、通信ネットワーク102を介して、互いにデータ送受信可能に接続される。メッセージ返信サーバ110のハードウェア構成は、メッセージ制御サーバ10と同様である。また、端末120のハードウェア構成は、端末20と同様である。
なお、本実施形態2において、記憶部112や記憶部122に記憶されるものとして説明するプログラムやデータは、例えば、通信ネットワーク102を介してメッセージ返信サーバ110や端末120に供給されるようにしてもよい。また、メッセージ返信サーバ110又は端末120は、コンピュータ読み取り可能な情報記憶媒体(例えば、メモリカード)に記憶されたプログラム又はデータを読み取るための構成要素を含むようにしてもよい。そして、情報記憶媒体を介してメッセージ返信サーバ110又は端末120にプログラムやデータを供給するようにしてもよい。
[2-2.メッセージ返信システムにおいて実行されるチャット]
次に、互いに協力してゲームをプレイする4人のユーザが作戦を話し合う場面を例に挙げて、メッセージ返信システム101において実行されるチャットについて説明する。ここでは、これら4人のユーザを、それぞれユーザA、X、Y及びZと記載する。
次に、互いに協力してゲームをプレイする4人のユーザが作戦を話し合う場面を例に挙げて、メッセージ返信システム101において実行されるチャットについて説明する。ここでは、これら4人のユーザを、それぞれユーザA、X、Y及びZと記載する。
図22は、ユーザAの端末120に表示されるチャット画像の一例を示す図である。図22に示すように、チャット画像130には、複数のユーザの各々のメッセージを示すメッセージ画像132A~132H(以降、これらをまとめてメッセージ画像132ともいう。)が時系列に並んでいる。ここでは、図2のチャット画像30と同様の点については説明を省略し、異なる点について説明する。
また、本実施形態2では、ユーザAが、自分宛てのメッセージを示すメッセージ画像132(図22の例では、メッセージ画像132A、132B、又は132F)を選択すると、そのメッセージの送信者を宛先とした返信のメッセージを入力するための入力フォームが表示される。
図23は、ユーザAが自分宛てのメッセージを示すメッセージ画像132を選択した場合のチャット画像130の一例を示す図である。図23の例では、ユーザAがメッセージ画像132Fを選択した場合を示している。図23に示すように、入力フォーム138には、メッセージの宛先を指定するための宛先欄140に、メッセージ画像132Fが示すメッセージを入力したユーザXが指定されている。ユーザAは、メッセージ入力欄142に文字列等を入力する。その後、ユーザAが返信ボタン144を選択すると、ユーザXが入力したメッセージに対して返信することができる。
ユーザAがユーザX宛てに返信したメッセージを示すメッセージ画像132(図22及び図23のメッセージ画像132C)は、ユーザAのチャット画像130では、第3の色であり(図22及び図23では、縦線で示す)、左向きの矢印を含む。また、図22及び図23に示すメッセージ画像132Cは、ユーザX宛てのメッセージであることを示す宛先画像136Cが付与されている。
本実施形態2では、各ユーザは、自分宛ての複数のメッセージに対して一度に返信することもできる。例えば、ユーザAが、自分宛ての複数のメッセージを選択すると、これら複数のメッセージに対して一の返信をするための入力フォームがチャット画像130に表示される。なお、以降では、ユーザが1つのメッセージに対して返信する場合を個別返信と記載し、ユーザが複数のメッセージに対して返信する場合を一括返信と記載して、これらを区別する。なお、一括返信とは、複数のメッセージに対して同一の入力及び送信の操作により(即ち、個別に返信メッセージの入力及び送信の操作をすることなく)、複数の宛先に返信メッセージを送信することである。
図24は、ユーザAが自分宛ての複数のメッセージを選択した場合のチャット画像130の一例を示す図である。図24の例では、ユーザAがメッセージ画像132A及び132Bを選択した場合を示している。図24に示すように、入力フォーム146の宛先欄148には、ユーザAが選択した複数のメッセージの各送信者(ここでは、ユーザX及びY)が指定されている。ユーザAは、メッセージ入力欄150に、一括返信のメッセージを入力する。一括返信のメッセージは、通常のメッセージと同様、記号列や画像等から構成される。ユーザAが一括返信ボタン152を選択すると、複数のメッセージの各送信者(ここでは、ユーザX及びY)宛てに、一括返信のメッセージを送ることができる。
図25は、一括返信のメッセージをユーザAから受け取ったユーザXのチャット画像130の一例を示す図である。図25に示すように、ユーザAが入力した一括返信のメッセージを表すメッセージ画像132Iが表示される。例えば、ユーザAが入力した一括返信のメッセージは、ユーザX及びYのそれぞれが入力したメッセージの回答を含んでいる。メッセージ画像132Iに付与された宛先画像136Iが示すように、一括返信のメッセージの宛先は、一括返信の元の各メッセージの送信者(ここでは、ユーザX及びY)となる。
また、チャット画像130を見る主体がユーザAではなくユーザXなので、ユーザXが、自分宛てのメッセージと他人宛てのメッセージとを区別できるように、図25のチャット画像130は、図22のチャット画像130と表示内容が異なる。具体的には、図25に示すように、メッセージ画像132C、132G、及び132Iは、ユーザX宛てのメッセージを示すので、第1の色となり、右向きの矢印を含む。また、メッセージ画像132Aは、ユーザX以外を宛先にしたメッセージを示すので、第2の色となる。メッセージ画像132B、132E、及び132Fは、ユーザXが入力したメッセージを示すので、第3の色となり左向きの矢印を含む。メッセージ画像132Dは、ユーザ全体が宛先のメッセージ又は宛先が指定されていないメッセージを示すので、第4の色となる。なお、チャット画像130の表示内容が異なる点は、ユーザY及びZのチャット画像130も同様である。
上記のように、本実施形態2のメッセージ返信システム101では、ユーザ宛ての複数のメッセージに対して一括返信することにより、ユーザが複数のメッセージに対して返信する場合の手間を軽減することができる構成になっている。以下、本技術を実現するための処理を詳細に説明する。
[2-3.メッセージ返信システムにおいて実現される機能]
図26は、メッセージ返信システム101で実現される機能のうち、第2の発明に関連する機能を示す機能ブロック図である。ここでは、各端末120で実現される機能を説明した後に、メッセージ返信サーバ110で実現される機能を説明する。なお、図26では、簡略化のため、1つの端末120のみ図示しているが、各端末120で同様の機能が実現される。また、図26に示す各機能のうち、選択受付部168、メッセージ取得部170、及び返信部174以外のものは省略するようにしてもよい。
図26は、メッセージ返信システム101で実現される機能のうち、第2の発明に関連する機能を示す機能ブロック図である。ここでは、各端末120で実現される機能を説明した後に、メッセージ返信サーバ110で実現される機能を説明する。なお、図26では、簡略化のため、1つの端末120のみ図示しているが、各端末120で同様の機能が実現される。また、図26に示す各機能のうち、選択受付部168、メッセージ取得部170、及び返信部174以外のものは省略するようにしてもよい。
[2-3-1.各端末で実現される機能]
各端末120では、メッセージ入力部160、送受信部162、及び表示制御部164が実現される。メッセージ入力部160は、制御部121及び操作部124を主として実現され、送受信部162は、制御部121及び通信部123を主として実現され、表示制御部164は、制御部121及び表示部125を主として実現される。
各端末120では、メッセージ入力部160、送受信部162、及び表示制御部164が実現される。メッセージ入力部160は、制御部121及び操作部124を主として実現され、送受信部162は、制御部121及び通信部123を主として実現され、表示制御部164は、制御部121及び表示部125を主として実現される。
[メッセージ入力部]
メッセージ入力部160は、メッセージの入力を受け付ける。例えば、メッセージ入力部160は、ユーザによる記号列の入力や画像の指定を受け付ける。なお、メッセージに含まれる画像は、端末120に記憶されていてもよいし、メッセージ返信サーバ110に記憶されていてもよい。本実施形態2では、メッセージ入力部160は、新規のメッセージ、個別返信のメッセージ、及び一括返信のメッセージの入力を受け付けることになる。
メッセージ入力部160は、メッセージの入力を受け付ける。例えば、メッセージ入力部160は、ユーザによる記号列の入力や画像の指定を受け付ける。なお、メッセージに含まれる画像は、端末120に記憶されていてもよいし、メッセージ返信サーバ110に記憶されていてもよい。本実施形態2では、メッセージ入力部160は、新規のメッセージ、個別返信のメッセージ、及び一括返信のメッセージの入力を受け付けることになる。
また、本実施形態2では、メッセージに宛先を指定することができるので、メッセージ入力部160は、宛先の指定を受け付ける。例えば、メッセージ入力部160は、少なくとも一人のユーザの指定を受け付ける。本実施形態2では、複数のユーザが参加するチャットが実現されるので、メッセージ入力部160は、チャットに参加するユーザの少なくとも一人の指定を受け付けることになる。更に、本実施形態2では、送信可能な宛先の全体を宛先に指定することもできるので、メッセージ入力部160は、この全体の指定を受け付ける。即ち、メッセージ入力部160は、チャットに参加するユーザ全員を宛先として受け付けることができる。
[送受信部]
送受信部162は、送受信部172と各種データを送受信する。例えば、送受信部162は、メッセージ入力部160が受け付けたメッセージや宛先情報を送信する。他にも、送受信部162は、ユーザの各種操作内容を送信するようにしてもよい。また、送受信部162は、後述する送受信部172が送信した、チャット画像130を表示させるためのデータを受信する。
送受信部162は、送受信部172と各種データを送受信する。例えば、送受信部162は、メッセージ入力部160が受け付けたメッセージや宛先情報を送信する。他にも、送受信部162は、ユーザの各種操作内容を送信するようにしてもよい。また、送受信部162は、後述する送受信部172が送信した、チャット画像130を表示させるためのデータを受信する。
[表示制御部]
表示制御部164は、送受信部162が受信したデータに基づいて、チャット画像130を表示部125に表示させる。
表示制御部164は、送受信部162が受信したデータに基づいて、チャット画像130を表示部125に表示させる。
[2-3-2.メッセージ返信サーバで実現される機能]
メッセージ返信サーバ110では、データ記憶部166、選択受付部168、メッセージ取得部170、送受信部172、及び返信部174が実現される。例えば、データ記憶部166は、記憶部112を主として実現され、他の各機能は、制御部111及び通信部113を主として実現される。
メッセージ返信サーバ110では、データ記憶部166、選択受付部168、メッセージ取得部170、送受信部172、及び返信部174が実現される。例えば、データ記憶部166は、記憶部112を主として実現され、他の各機能は、制御部111及び通信部113を主として実現される。
[データ記憶部]
データ記憶部166は、メッセージに関する各種データをメッセージデータベースに記憶する。図27は、メッセージデータベースのデータ格納例を示す図である。図27に示すように、本実施形態2のメッセージデータベースの構成は、実施形態1のメッセージデータベース(図6)と同様である。また、データ記憶部166の記憶内容も、データ記憶部68と同様である。
データ記憶部166は、メッセージに関する各種データをメッセージデータベースに記憶する。図27は、メッセージデータベースのデータ格納例を示す図である。図27に示すように、本実施形態2のメッセージデータベースの構成は、実施形態1のメッセージデータベース(図6)と同様である。また、データ記憶部166の記憶内容も、データ記憶部68と同様である。
[選択受付部]
選択受付部168は、複数のメッセージのうちのユーザによる複数の選択を受け付ける。例えば、選択受付部168は、各ユーザの端末120にメッセージ画像132が表示されたメッセージのうちの複数の選択を受け付ける。本実施形態2では、各メッセージに宛先を指定することができるので、選択受付部168は、各ユーザによる、自分宛ての複数のメッセージのうちの複数の選択を受け付けることになる。なお、本実施形態2の選択受付部168は、複数のメッセージのうちの何れか一つのみの、ユーザによる選択を受け付けることもできる。
選択受付部168は、複数のメッセージのうちのユーザによる複数の選択を受け付ける。例えば、選択受付部168は、各ユーザの端末120にメッセージ画像132が表示されたメッセージのうちの複数の選択を受け付ける。本実施形態2では、各メッセージに宛先を指定することができるので、選択受付部168は、各ユーザによる、自分宛ての複数のメッセージのうちの複数の選択を受け付けることになる。なお、本実施形態2の選択受付部168は、複数のメッセージのうちの何れか一つのみの、ユーザによる選択を受け付けることもできる。
[メッセージ取得部]
メッセージ取得部170は、各ユーザが入力したメッセージに関するデータを取得する。メッセージに関するデータとは、メッセージデータベースに格納すべきデータである。
メッセージ取得部170は、各ユーザが入力したメッセージに関するデータを取得する。メッセージに関するデータとは、メッセージデータベースに格納すべきデータである。
例えば、メッセージ取得部170は、各端末120のメッセージ入力部160が受け付けた新規のメッセージを取得する。本実施形態2では、新規のメッセージに宛先を指定することができるので、メッセージ取得部170は、各端末120のメッセージ入力部160が受け付けたメッセージの宛先を示す宛先情報も取得する。メッセージ取得部170が取得したメッセージや宛先情報は、メッセージデータベースに格納される。
また、メッセージ取得部170は、選択受付部168が選択を受け付けた複数のメッセージの各送信元を宛先とした一の返信メッセージとして入力された一括返信のメッセージに関するデータを取得する。送信元とは、メッセージを送信したユーザ、端末120、又はアカウント等である。例えば、メッセージ取得部170は、各端末120のメッセージ入力部160が受け付けた一括返信のメッセージや宛先情報を取得する。メッセージ取得部170が取得した一括返信のメッセージや宛先情報は、メッセージデータベースに格納される。
更に、メッセージ取得部170は、選択受付部168が選択を受け付けた一のメッセージの送信元を宛先とした返信メッセージとして入力された個別返信のメッセージに関するデータを取得する。例えば、メッセージ取得部170は、各端末120のメッセージ入力部160が受け付けた個別返信のメッセージや宛先情報を取得する。メッセージ取得部170が取得した個別返信のメッセージや宛先情報は、メッセージデータベースに格納される。
[送受信部及び返信部]
送受信部172は、送受信部162と各種データを送受信する。例えば、送受信部172は、送受信部162が送信したメッセージや宛先情報を受信する。また例えば、送受信部172は、各ユーザが入力したメッセージを送受信部162に送信する。なお、本実施形態2では、各ユーザが入力したメッセージはチャットに参加する全ユーザに送信される場合を説明するが、宛先にのみ送信されるようにしてもよい。
送受信部172は、送受信部162と各種データを送受信する。例えば、送受信部172は、送受信部162が送信したメッセージや宛先情報を受信する。また例えば、送受信部172は、各ユーザが入力したメッセージを送受信部162に送信する。なお、本実施形態2では、各ユーザが入力したメッセージはチャットに参加する全ユーザに送信される場合を説明するが、宛先にのみ送信されるようにしてもよい。
本実施形態2では、送受信部172は、各ユーザの端末120にチャット画像130を表示させるためのデータを送信する。別の言い方をすれば、送受信部172は、ユーザの端末120ごとに、その端末120にチャット画像130を表示させるためのデータを送信する。なお、送受信部172が送信するデータは、表示部125に画像を表示させるためのデータ形式であればよく、例えば、HTML形式のデータである。また、ここでは、送受信部172が、送信対象のデータを生成するものとして説明する。
送受信部172は、返信部174を含む。返信部174は、メッセージ取得部170により取得されたデータに基づいて、一括返信のメッセージを、選択受付部168が選択を受け付けた複数のメッセージの各送信元のユーザ(一括返信の元のメッセージを入力したユーザ)宛てに返信する。本実施形態2における返信とは、メッセージの送信元を宛先にした返信のことであり、当該送信元に返信メッセージを送信することである。送信元宛てに返信するとは、一括返信のメッセージを表示させるためのデータを送信元に送信することである。返信部174は、一括返信のメッセージを表示させるためのデータ(ここでは、一括返信のメッセージを表示させるためのチャット画像130のデータ)を各送信元のユーザの端末120に送信することになる。
[2-4.メッセージ返信システムにおいて実行される処理]
図28及び図29は、メッセージ返信システム101が実行する処理を示すフロー図である。図28及び図29に示す処理は、複数のユーザが参加するチャットが開始する場合に、制御部111が、記憶部112に記憶されたプログラムに従って動作し、制御部121が、記憶部122に記憶されたプログラムに従って動作することによって実行される。下記に説明する処理が実行されることにより、図26に示す機能ブロックが実現される。なお、図28及び図29では、簡略化のために、一つの端末120のみを図示しているが、各端末120で同様の処理が実行される。
図28及び図29は、メッセージ返信システム101が実行する処理を示すフロー図である。図28及び図29に示す処理は、複数のユーザが参加するチャットが開始する場合に、制御部111が、記憶部112に記憶されたプログラムに従って動作し、制御部121が、記憶部122に記憶されたプログラムに従って動作することによって実行される。下記に説明する処理が実行されることにより、図26に示す機能ブロックが実現される。なお、図28及び図29では、簡略化のために、一つの端末120のみを図示しているが、各端末120で同様の処理が実行される。
図28に示すように、S101~S109は、それぞれ、実施形態1のS1~S9と同様である。図30は、S107において実行される処理の詳細を示す図である。図30に示すように、S121~S130は、実施形態1のS21~S30と同様である。なお、S123における送信先のユーザ宛てのメッセージは、宛先に送信先のユーザを含むメッセージといえる。S123における送信先のユーザとは異なるユーザ宛てのメッセージは、宛先に送信先のユーザを含まないメッセージといえる。S124~S127のそれぞれにおいて、複数のユーザが宛先に指定されている場合には、制御部111は、この宛先を示す宛先画像136を生成してメッセージ画像132に付与する。S130においては、制御部111は、各メッセージ画像132が示すメッセージのメッセージID、送信者情報、及び宛先情報も送信するようにしてもよい。
制御部121は、ユーザが自分宛てのメッセージを指定したか否かを判定する(S110)。S110においては、制御部121は、各ユーザが、自分宛てのメッセージを示すメッセージ画像132を選択したか否かを判定することになる。なお、ここでは、各ユーザが自分宛てのメッセージ以外は指定できないものとする。即ち、宛先情報が示す宛先にユーザを含まないメッセージは指定できないものとする。
ユーザが自分宛てのメッセージを指定したと判定されない場合(S110;N)、S104の処理に戻る。一方、ユーザが自分宛てのメッセージを指定したと判定された場合(S110;Y)、制御部121は、ユーザが指定したメッセージを識別する情報を、メッセージ返信サーバ110に送信する(S111)。S111においては、制御部121は、ユーザが1つのメッセージ画像132を選択した場合には、1つのメッセージ画像132を識別する情報を送信し、ユーザが複数のメッセージ画像132を選択した場合には、これら複数のメッセージ画像132の組み合わせを識別する情報を送信することになる。
図29に移り、メッセージ返信サーバ110においては、ユーザが指定したメッセージを識別する情報を受信すると、制御部111は、当該情報を参照して、ユーザが複数のメッセージを指定したか否かを判定する(S112)。
ユーザが複数のメッセージを指定したと判定された場合(S112;Y)、制御部111は、一括返信用の入力フォーム146を表示させるためのデータを送信する(S113)。S113においては、制御部111は、ユーザが指定した複数のメッセージの送信者情報を参照し、各送信元のユーザを宛先欄148に設定した入力フォーム146を生成して送信することになる。なお、入力フォーム146の画像データは、記憶部112に予め記憶されているものとする。
各端末120においては、データを受信すると、制御部121は、一括返信用の入力フォーム146を表示部125に表示させる(S114)。以降、入力フォーム146へのメッセージの入力が受け付けられることになる。制御部121は、ユーザが一括返信ボタン152を選択したか否かを判定する(S115)。
ユーザが一括返信ボタン152を選択したと判定された場合(S115;Y)、S105の処理に移行する。この場合、S105において、入力フォーム146に入力された一括返信のメッセージ及び宛先情報がメッセージ返信サーバ110に送信される。その後、S106においてメッセージデータベースへの格納が行われ、S107においてチャット画像130を更新するための処理が実行されることになる。これら各処理の詳細は、先述した通りである。
一方、S112において、ユーザが1つのメッセージを指定したと判定された場合(S112;N)、制御部111は、個別返信用の入力フォーム138を表示させるためのデータを送信する(S116)。S116においては、制御部111は、ユーザが指定した1つのメッセージの送信者情報を参照し、その送信元のユーザを宛先欄140に設定した入力フォーム138を生成して送信することになる。なお、入力フォーム138の画像データは、記憶部112に予め記憶されているものとする。
各端末120においては、データを受信すると、制御部121は、個別返信用の入力フォーム138を表示部125に表示させる(S117)。以降、入力フォーム138へのメッセージの入力が受け付けられることになる。制御部121は、ユーザが返信ボタン144を選択したか否かを判定する(S118)。
ユーザが返信ボタン144を選択したと判定された場合(S118;Y)、S105の処理に移行する。この場合、S105において、入力フォーム138に入力された個別返信のメッセージ及び宛先情報がメッセージ返信サーバ110に送信される。その後、S106においてメッセージデータベースへの格納が行われ、S107においてチャット画像130を更新するための処理が実行されることになる。これら各処理の詳細は、先述した通りである。
一方、ユーザが一括返信ボタン152を選択したと判定されない場合(S115;N)、又は、ユーザが返信ボタン144を選択したと判定されない場合(S118;N)、制御部121は、チャットが終了したか否かを判定する(S119)。チャットは、予め定められた条件が満たされた場合に終了し、例えば、チャットを終了させるための所定操作を何れかのユーザが行った場合に終了する。チャットが終了したと判定されない場合(S119;N)、S104の処理に戻る。一方、チャットが終了したと判定された場合(S119;Y)、本処理は終了する。
以上説明したメッセージ返信システム101によれば、ユーザが複数のメッセージに対して返信する場合の手間を軽減することができる。例えば、ある特定のユーザがまとめ役となる場合には、このユーザに対して質問が集まることがある。このため、ユーザが個別に返信する場合には、質問の数だけ返信の操作をしなければならないが、一括返信を可能にすることで、1回の操作で各自に返信をすることができる。特に、ゲームの実行中に作戦をチャットする場合には、ユーザは個別に返信している時間を確保することができないので、一括返信により、迅速に作戦の決定をすることができる。
また、各ユーザは、自分宛ての複数のメッセージに対して一括返信をすることができるので、自分宛に送られた複数のメッセージに対して返信する場合の手間を軽減することができる。例えば、各ユーザは、自分宛てのメッセージと、他人宛てのメッセージと、に対して一括返信をする場合には、他人宛てのメッセージに対しても同時に返信することになるので、返信内容がかみ合わなかったり、間違った返信内容を送ってしまい周りのユーザに誤解を与えたりすることがある。このため、あくまで自分宛てのメッセージに対して一括返信させることで、ユーザ間の意思疎通をより正確に行うことができる。例えば、実行中のゲームの作戦を決める場合には、他人宛てのメッセージにも一括返信できると、ユーザ間で誤解が生じる可能性があるので、作戦を正確に決めることができないことがある。この点、自分宛てのメッセージに対して一括返信をさせることで、作戦の誤解が生じる可能性を低減して、ゲームでのミスが発生することを防止することができる。
[2-5.変形例]
なお、第2の発明は、以上に説明した実施の形態に限定されるものではない。第2の発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変更可能である。
なお、第2の発明は、以上に説明した実施の形態に限定されるものではない。第2の発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変更可能である。
図31は、変形例の機能ブロック図である。図31に示すように、変形例では、実施形態2の機能に加えて、グループ所属部176及び制限部178が実現される。例えば、グループ所属部176及び制限部178は、制御部111を主として実現される。
(1)例えば、チャット画像130において、一括返信のメッセージが何に対する返信なのかを識別できるようにしてもよい。本変形例のメッセージ取得部170は、一括返信の元のメッセージを識別する返信元情報を取得する。例えば、返信元情報は、一括返信の元のメッセージのメッセージIDである。即ち、メッセージ取得部170は、ユーザが一括返信を入力する場合に指定した各メッセージのメッセージIDを、返信元情報として取得する。なお、メッセージ取得部170は、個別返信の元のメッセージを識別する情報を取得するようにしてもよい。
図32は、変形例におけるメッセージデータベースのデータ格納例を示す図である。図32に示すように、メッセージデータベースには、各メッセージの返信元情報が格納される。なお、一括返信又は個別返信ではないメッセージは、返信元情報は格納されない。また、ここでは、返信元情報が、元のメッセージのメッセージIDである場合を説明するが、返信元情報は、元のメッセージを特定する情報であればよく、これに限られない。
本変形例の返信部174は、一括返信のメッセージを、返信の元となるメッセージと関連付けて返信する。メッセージを関連付けるとは、複数のメッセージ画像132を互いに対応する表示態様(例えば、色、輝度、形状、大きさの少なくとも一つが対応すること)で表示させること、又は、複数のメッセージ画像132を指し示す画像を表示させることである(例えば、複数のメッセージ画像132を結合する線を表示させたり、複数のメッセージ画像132を指し示す矢印を表示させたりすること)。
図33は、ユーザXのチャット画像130の一例を示す図である。図33の例では、メッセージ画像132Iは、ユーザAが入力した一括返信のメッセージを示している。メッセージ画像132A及び132Bの各々が示すメッセージは、一括返信の元のメッセージである。図33の例では、返信部174は、メッセージ画像132C~132Hを暗転(図31では、網かけで示す。)して表示させ、メッセージ画像132A、132B、及び132Iを暗転せずに表示させるためのデータを生成及び送信することになる。
なお、ここでは、メッセージを関連付けることの一例として、メッセージ画像132を暗転せずに互いに対応する輝度で表示させる場合を説明したが、互いに関連付けられた複数のメッセージを識別可能にすればよく、メッセージを関連付けるための表示制御は、これに限られない。以降説明する変形例についても同様である。
また、上記のような関連付けの表示は、チャット画像130において常に行われるのではなく、ユーザがメッセージを指定した場合に行われるようにしてもよい。例えば、返信部174は、ユーザが一括返信のメッセージを指定した場合に、当該指定された一括返信のメッセージと、元のメッセージと、を関連付けるようにしてもよい。更に、返信部174は、ユーザが元のメッセージを指定した場合に、当該指定された元のメッセージと、それに対する一括返信のメッセージと、を関連付けるようにしてもよい。
変形例(1)によれば、一括返信のメッセージを受信したユーザが、その一括返信のメッセージが何に対する返信なのかを特定しやすくなる。例えば、複数のメッセージに対して一括返信が行われる場合には、返信のメッセージが1つのみであるため、ユーザによっては、本当に自分に対する返信なのかが分かりにくいことがあるが、一括返信のメッセージと、自分が入力した元のメッセージとを関連付けることで、一括返信のメッセージが自分に対するものであることを把握しやすくなる。
(2)また例えば、あるメッセージに対して次々と返信が行われた場合には、一連のメッセージが同じ話題を示している可能性が高いことになる。このため、同じ話題のメッセージをグループ化しておき、チャット画像130で識別できるようにしてもよい。
本変形例のメッセージ返信サーバ110は、グループ所属部176を含む。グループ所属部176は、メッセージの送信元を宛先とした返信が行われた場合、当該返信のメッセージを、当該返信の元となるメッセージと同じメッセージグループに属させる。同じメッセージグループに属するとは、メッセージどうしを関連付けることであり、例えば、共通する識別情報(後述のメッセージグループID)をメッセージに付与することである。
図34は、本変形例のメッセージデータベースのデータ格納例を示す図である。図34に示すように、本変形例のメッセージデータベースでは、メッセージグループIDが格納される。メッセージグループIDは、メッセージグループを一意に識別する情報である。メッセージグループIDが共通するメッセージは、互いに同じ話題を示す可能性が高いものである。別の言い方をすれば、メッセージグループIDが共通するメッセージは、返信の元のメッセージをたどった場合に大元のメッセージ(返信の起点となるメッセージ)が対応するものである。
グループ所属部176は、返信のメッセージに、元のメッセージのメッセージグループIDと同じものを付与することになる。なお、グループ所属部176は、あるメッセージに対して初めて返信が行われた場合に、メッセージグループIDを発行して元のメッセージに付与する。メッセージグループIDは、所定のID発行ルールに基づいて発行されるようにすればよい。以降、当該発行されたメッセージグループIDのメッセージに対して返信が行われるたびに、グループ所属部176は、返信のメッセージに、このメッセージグループIDを付与することになる。
本変形例の返信部174は、同じメッセージグループに属するメッセージを関連付けて返信する。
図35は、ユーザXのチャット画像130の一例を示す図である。図35に示すように、メッセージ画像132A、132B、132I、132J、及び132Kのそれぞれが示すメッセージは、同じメッセージグループ(メッセージグループIDが「003」のグループ)に属している。このため、返信部174は、メッセージ画像132C~132Hを暗転して表示させ、メッセージ画像132A、132B、132I、132J、及び132Kは暗転させずに表示させるためのデータを生成及び送信することになる。
なお、上記のような関連付けの表示は、チャット画像130において常に行われるのではなく、ユーザがメッセージを指定した場合に行われるようにしてもよい。例えば、返信部174は、ユーザがメッセージを指定した場合に、当該メッセージと同じメッセージグループのメッセージを関連付けるようにしてもよい。
変形例(2)によれば、メッセージに対する返信が行われる場合、元のメッセージと同じメッセージグループに属させることで、起点のメッセージが共通する(話題が共通すると思われる)返信を見つけやすくなる。例えば、メッセージの数が多くなると、話題が共通するメッセージがどれであるかを見つけにくくなる可能性があるが、メッセージグループでメッセージが管理されることで、ユーザが共通の話題のメッセージを見つけやすくなる。
(3)また例えば、返信部174は、一括返信のメッセージと、個別返信のメッセージと、を区別して返信するようにしてもよい。メッセージを区別して返信するとは、メッセージ画像132の表示態様(表示形態)を異ならせることであり、例えば、メッセージ画像132の色、輝度、形状、大きさのうちの少なくとも一つを異ならせることである。例えば、一括返信のメッセージを示すメッセージ画像132は、第1の表示態様であり、個別返信のメッセージを示すメッセージ画像132は、第2の表示態様である。
図36は、メッセージ画像132の比較例を示す図である。図36に示すように、返信部174は、一括返信のメッセージを示すメッセージ画像132Lと、個別返信のメッセージを示すメッセージ画像132Mと、の表示態様を異ならせたチャット画像130を表示させるためのデータを送信する。
変形例(3)によれば、ユーザは、自分だけに宛てた返信なのか、自分以外にも宛てた一括返信なのかを区別することができる。例えば、自分だけに宛てた返信の方が重要なことがあるので、重要な返信を特定することができる。
(4)また例えば、実施形態2では、一括返信のメッセージの宛先を宛先画像136で識別できるようにしたが、一括返信のメッセージ中において、その宛先を識別する記号列や画像が含まれていてもよい。
図37は、変形例における一括返信のメッセージを示すメッセージ画像132の一例である。図37に示すように、本変形例のメッセージ取得部170は、一括返信のメッセージに関するデータから、選択された複数のメッセージの各々の送信元を示す送信元情報を取得する。例えば、本変形例の一括返信のメッセージには、送信元情報が示す各送信元を識別する記号列や画像を含む。
例えば、メッセージ取得部170は、ユーザが入力した記号列や画像に、送信元情報が示す各送信元を識別する記号列や画像を付与することによって、一括返信のメッセージを生成するようにしてもよい。即ち、図37の例では、一括返信のメッセージのうち、「分かりました!」の部分は実際にユーザが入力したものであり、「Xさん、Yさん、Zさん、」の部分はメッセージ取得部170が送信元情報に基づいて生成したものであってもよい。返信部174は、送信元情報に基づいて、一括返信のメッセージを返信することになる。
変形例(4)によれば、誰が送信したメッセージに対する一括返信なのかを識別する情報が一括返信のメッセージ中に含まれるので、一括返信を受け取ったユーザは、その本文を見るだけで、一括返信が誰宛てのものかを特定することができる。
(5-1)また例えば、互いに内容が似ていない複数のメッセージに対して一括返信をしても、返信内容がかみ合わない可能性がある。このため、メッセージの組み合わせに応じて一括返信に関する処理を制限するようにしてもよい。例えば、特定の組み合わせのメッセージをユーザが選択できないように制限してもよい。
本変形例のメッセージ返信サーバ110は、制限部178を含む。制限部178は、複数のメッセージの組み合わせに基づいて、選択受付部168による選択の受け付けを制限する。例えば、制限部178は、所定の組み合わせとなるようにメッセージを選択できないように制限する。所定の組み合わせとは、メッセージグループが異なる組み合わせ、又は、メッセージの内容が似ていない組み合わせである。
例えば、制限部178は、各メッセージのメッセージグループに基づいて制限を行う。この場合、制限部178は、メッセージグループが異なる組み合わせを選択することを禁止する。即ち、メッセージグループが同じであることは話題が共通していることを示しているので、制限部178は、メッセージグループに基づいて各メッセージが似ているか否かを推測し、内容が似ていないメッセージの組み合わせを選択できないようにするようにしてもよい。
また例えば、制限部178は、メッセージに含まれる記号列や画像に基づいて制限を行う。この場合、例えば、制限部178は、各メッセージの内容が似ているか否かを判定する。より具体的には、制限部178は、メッセージ中に共通するキーワード(特定の記号列や特定の画像)が含まれるか否かを判定することによって判定する。キーワードは、予めデータ記憶部166に記憶されているものとする。制限部178は、キーワードが共通するメッセージどうしを似ていると判定し、キーワードが共通しないメッセージは似ていないと判定し、似ていないメッセージの組み合わせを選択できないようにする。
変形例(5-1)によれば、ユーザが選択したメッセージの組み合わせに応じて、これらへの一括返信をしないようにすることができるので、例えば、内容が似ていないメッセージどうしを間違って選択した場合などに、一括返信をしてしまうことを防止することができる。例えば、メッセージグループが違うもの同士の一括返信(違う話題のメッセージどうしの一括返信)を防止することができる。
(5-2)また例えば、変形例(5-1)では、所定の組み合わせのメッセージをそもそも選択できないようにしたが、メッセージの選択には制限をかけずに、ユーザが選択したメッセージの組み合わせが所定の組み合わせであった場合に一括返信をできないようにしてもよい。
本変形例の制限部178は、選択された複数のメッセージの組み合わせに基づいて、返信部174による返信を制限する。例えば、制限部178は、ユーザが選択したメッセージが所定の組み合わせであった場合に、一括返信できないように制限する。
例えば、制限部178は、各メッセージのメッセージグループに基づいて制限を行う。具体的には、制限部178は、メッセージグループが異なる組み合わせに対する一括返信を禁止する。即ち、メッセージグループが同じであることは話題が共通していることを示しているので、制限部178は、メッセージグループに基づいて各メッセージが似ているか否かを推測し、内容が似ていないメッセージの組み合わせに対する一括返信をできないようにする。また例えば、制限部178は、キーワードに基づいてメッセージの内容が似ているか否かを推測し(この推測方法は、変形例(5-1)と同様とする。)、内容が似ていないメッセージの組み合わせに対する一括返信を出来ないようにする。
変形例(5-2)によれば、ユーザが選択したメッセージの組み合わせに応じて、これらへの一括返信をしないようにすることができるので、例えば、内容が似ていないメッセージどうしを間違って選択した場合などに、一括返信をしてしまうことを防止することができる。例えば、メッセージグループが違うもの同士の一括返信(違う話題のメッセージどうしの一括返信)を防止することができる。
(6)また例えば、上記では、チャット画像130を表示させるためのデータを生成する処理がメッセージ返信サーバ110で実現される場合を説明したが、この処理は、各端末120(メッセージ返信端末)で実現されるようにしてもよい。即ち、主要な機能がメッセージ返信サーバ110ではなく、各端末120で実現されるようにしてもよい。
例えば、選択受付部168、メッセージ取得部170、及び返信部174が各端末120で実現されるようにしてもよい。この場合、各端末120の制御部121及び操作部124は、ユーザによる複数のメッセージの選択を受け付ける。更に、制御部121は、操作部124が検出した信号に基づいて、一括返信のメッセージを取得する。そして、制御部121及び通信部123は、ユーザが入力した一括返信のメッセージやその宛先情報を、通信ネットワーク102を介してメッセージ返信サーバ110又は各端末120に送信する。
また、実施形態2では、メッセージ返信サーバ110がチャット画像130のデータを生成する場合を説明したが、表示制御部164がチャット画像130のデータを生成するようにしてもよい。このデータを生成するための処理内容自体は、実施形態2や上記変形例で説明した内容と同様である。例えば、表示制御部164は、通信ネットワーク102を介して、メッセージデータベースから各データを取得することで、チャット画像130のデータを生成してもよいし、各端末120から直接的にデータを取得することでチャット画像130のデータを生成してもよい。
更に、上記変形例で説明した各処理が各端末120で実現されるようにしてもよい。例えば、端末120が、変形例(1)で説明した処理を実行するようにしてもよい。即ち、端末120が、一括返信のメッセージを、返信の元となるメッセージと関連付けて返信するようにしてもよい。同様に、端末120が、変形例(2)で説明した処理を実行するようにしてもよい。即ち、端末120が、同じメッセージグループに属するメッセージを関連付けて返信するようにしてもよい。
また、端末120が、変形例(3)で説明した処理を実行するようにしてもよい。即ち、端末120が、一括返信のメッセージと、個別返信のメッセージと、を区別して返信するようにしてもよい。同様に、端末120が、変形例(4)で説明した処理を実行するようにしてもよい。即ち、端末120が、返信元情報をメッセージ中に含む一括返信のメッセージを返信するようにしてもよい。更に、端末120が、変形例(5-1)及び変形例(5-2)で説明した処理を実行するようにしてもよい。即ち、端末120が、メッセージの選択を制限したり、一括返信のメッセージの返信を制限したりするようにしてもよい。
変形例(6)によれば、端末120側で主要な処理を実行することができるので、メッセージ返信サーバ110の負担を軽減することができる。
(7)また例えば、実施形態2と上記変形例とを組み合わせるようにしてもよい。
また例えば、上記においては、各ユーザは自分宛ての複数のメッセージに対して一括返信する場合を説明したが、自分宛て以外のメッセージを選択して、一括返信のメッセージを入力できるようにしてもよい。
また例えば、第2の発明に係るメッセージ返信サーバ又はメッセージ返信端末は、メッセージに対する返信を制御する技術に適用すればよく、チャット以外にも適用可能である。即ち、チャットのようなリアルタイム性や時系列でのメッセージの表示が必要なわけではなく、例えば、複数のユーザがメッセージを書き込む電子掲示板やユーザ間での電子メールにも第2の発明を適用することができる。
[2-6.第2の発明のまとめ]
以上のような記載から、第2の発明は例えば以下のように把握される。第2の発明に係るメッセージ返信サーバ(110)は、複数のメッセージのうちのユーザによる複数の選択を受け付ける選択受付手段(168)と、選択された複数のメッセージの各送信元を宛先とした一の返信メッセージとして入力された一括返信のメッセージに関するデータ(例えば、メッセージデータベースに格納される各データ)を取得する取得手段(170)と、前記取得されたデータに基づいて、前記一括返信のメッセージを、前記選択された複数のメッセージの各送信元宛てに返信する返信手段(174)と、を含むことを特徴とする。
以上のような記載から、第2の発明は例えば以下のように把握される。第2の発明に係るメッセージ返信サーバ(110)は、複数のメッセージのうちのユーザによる複数の選択を受け付ける選択受付手段(168)と、選択された複数のメッセージの各送信元を宛先とした一の返信メッセージとして入力された一括返信のメッセージに関するデータ(例えば、メッセージデータベースに格納される各データ)を取得する取得手段(170)と、前記取得されたデータに基づいて、前記一括返信のメッセージを、前記選択された複数のメッセージの各送信元宛てに返信する返信手段(174)と、を含むことを特徴とする。
第2の発明に係るメッセージ返信端末(120)は、複数のメッセージのうちのユーザによる複数の選択を受け付ける選択受付手段(168)と、選択された複数のメッセージの各送信元を宛先とした一の返信メッセージとして入力された一括返信のメッセージに関するデータ(例えば、メッセージデータベースに格納される各データ)を取得する取得手段(170)と、前記取得されたデータに基づいて、前記一括返信のメッセージを、前記選択された複数のメッセージの各送信元宛てに返信する返信手段(174)と、を含むことを特徴とする。
第2の発明に係るプログラムは、上記記載のメッセージ返信サーバ(110)又はメッセージ返信端末(120)としてコンピュータを機能させる。
また、第2の発明に係る情報記憶媒体は、上記プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な情報記憶媒体である。
第2の発明によれば、ユーザが複数のメッセージに対して返信する場合の手間を軽減することができる。
また、第2の発明の一態様では、前記メッセージ返信サーバ(110)は、各ユーザが入力したメッセージを宛先に送信する手段(172)を更に含み、前記選択受付手段(168)は、各ユーザによる、自分宛ての複数のメッセージのうちの複数の選択を受け付ける、ことを特徴とする。当該態様によれば、ユーザが、自分宛に送られた複数のメッセージに対して返信する場合の手間を軽減することができる。
また、第2の発明の一態様では、前記返信手段(174)は、前記一括返信のメッセージを、返信の元となるメッセージと関連付けて返信する、ことを特徴とする。当該態様によれば、一括返信のメッセージを受信したユーザが、その一括返信のメッセージが何に対する返信なのかを特定しやすくなる。
また、第2の発明の一態様では、前記メッセージ返信サーバ(110)は、メッセージの送信元を宛先とした返信が行われた場合、当該返信のメッセージを、当該返信の元となるメッセージと同じメッセージグループに属させる手段(176)を更に含み、前記返信手段(174)は、同じメッセージグループに属するメッセージを関連付けて返信する、ことを特徴とする。当該態様によれば、メッセージに対する返信が行われる場合、元のメッセージと同じメッセージグループに属させることで、起点のメッセージが共通する(話題が共通する)返信を見つけやすくなる。
また、第2の発明の一態様では、前記メッセージ返信サーバ(110)は、複数のメッセージのうちのユーザによる何れか一つの選択を受け付ける手段(168)と、前記選択された一のメッセージの送信元を宛先とした返信メッセージとして入力された個別返信のメッセージに関するデータを取得する手段(170)と、を更に含み、前記返信手段(174)は、前記一括返信のメッセージと、前記個別返信のメッセージと、を区別して返信する、ことを特徴とする。当該態様によれば、ユーザは、自分だけに宛てた返信なのか、自分以外にも宛てた一括返信なのかを区別することができる。
また、第2の発明の一態様では、前記取得手段(170)は、前記一括返信のメッセージに関するデータから、前記選択された複数のメッセージの各々の送信元を示す送信元情報を取得し、前記返信手段(174)は、前記送信元情報に基づいて、前記一括返信のメッセージを返信する、ことを特徴とする。当該態様によれば、誰が送信したメッセージに対する一括返信なのかを識別する情報が一括返信のメッセージ中に含まれるので、一括返信を受け取ったユーザは、その本文を見るだけで、自分宛てかどうかを特定することができる。
また、第2の発明の一態様では、前記メッセージ返信サーバ(110)は、前記複数のメッセージの組み合わせに基づいて、前記選択受付手段(168)による選択の受け付けを制限する制限手段(178)、を更に含むことを特徴とする。当該態様によれば、メッセージの組み合わせに応じて、一括返信をする際の選択をできないようにするので、例えば、内容が似ていないメッセージどうしを選択して一括返信してしまうことを防止することができる。
また、第2の発明の一態様では、前記メッセージ返信サーバ(110)は、前記選択された複数のメッセージの組み合わせに基づいて、前記返信手段(174)による返信を制限する制限手段(178)、を更に含むことを特徴とする。当該態様によれば、ユーザが選択したメッセージの組み合わせに応じて、これらへの一括返信をしないようにすることができるので、例えば、内容が似ていないメッセージどうしを間違って選択した場合などに、一括返信をしてしまうことを防止することができる。
また、第2の発明の一態様では、前記メッセージ返信サーバ(110)は、メッセージの送信元を宛先とした返信が行われた場合、当該返信のメッセージを、当該返信の元となるメッセージと同じメッセージグループに属させる手段(176)を更に含み、前記制限手段(178)は、各メッセージのメッセージグループに基づいて制限を行う、ことを特徴とする。当該態様によれば、例えば、メッセージグループが異なる複数のメッセージに対する一括返信を防止することができる。
[3.その他]
なお、第1の発明の実施形態と第2の発明の実施形態を組み合わせてもよい。即ち、実施形態1と実施形態2を組み合わせてもよい。同様に、実施形態1の変形例と実施形態2の変形例とを組み合わせてもよい。
なお、第1の発明の実施形態と第2の発明の実施形態を組み合わせてもよい。即ち、実施形態1と実施形態2を組み合わせてもよい。同様に、実施形態1の変形例と実施形態2の変形例とを組み合わせてもよい。
Claims (18)
- 複数のユーザの各々のメッセージが時系列に並んだ画像を表示させる端末と通信するメッセージ制御サーバであって、
各ユーザが入力したメッセージを取得するメッセージ取得手段と、
前記メッセージの宛先を示す宛先情報を取得する宛先取得手段と、
各ユーザの端末に前記画像を表示させるためのデータを送信する手段であって、前記宛先情報に基づいて、送信先宛てに入力されたメッセージと、前記送信先以外を宛先にして前記送信先のユーザとは異なるユーザが入力したメッセージを前記送信先に送信し、前記送信先宛てに入力されたメッセージと、前記送信先以外を宛先にして前記送信先のユーザとは異なるユーザが入力したメッセージを区別した画像を表示させるためのデータを前記送信先に送信する送信手段と、
を含むことを特徴とするメッセージ制御サーバ。 - 前記送信手段は、前記送信先のユーザが前記送信先以外宛てに入力したメッセージを更に区別した画像を表示させるためのデータであり、当該メッセージを含むデータを前記送信先に送信する、
ことを特徴とする請求項1に記載のメッセージ制御サーバ。 - 前記送信手段は、前記送信先以外を宛先にして前記送信先のユーザとは異なるユーザが入力したメッセージと、当該宛先を識別する情報と、を関連付けた画像を表示させるためのデータであり、当該メッセージを含むデータを前記送信先に送信する、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のメッセージ制御サーバ。 - 前記メッセージ制御サーバでは、メッセージの送信元を宛先とした返信が可能であり、
前記メッセージ取得手段は、各ユーザが入力した返信のメッセージを取得し、
前記メッセージ制御サーバは、
返信の元のメッセージを識別する返信元情報を取得する手段を更に含み、
前記送信手段は、前記返信元情報に基づいて、前記返信のメッセージと、当該返信の元のメッセージと、を関連付けた画像を表示させるためのデータであり、これらのメッセージを含むデータを前記送信先に送信する、
ことを特徴とする請求項1~3の何れかに記載のメッセージ制御サーバ。 - 前記送信手段は、各ユーザの操作に基づきメッセージが指定された場合に、当該指定されたメッセージに対する返信のメッセージの入力を受け付けるためのデータを送信する、
ことを特徴とする請求項4に記載のメッセージ制御サーバ。 - 前記送信手段は、
各ユーザの操作に基づき返信のメッセージが指定された場合に、当該指定された返信のメッセージと、当該返信の元のメッセージと、を関連付けた画像を表示させるためのデータであり、これらのメッセージを含むデータを前記送信先に送信する手段と、
各ユーザの操作に基づき元のメッセージが指定された場合に、当該指定された元のメッセージと、当該指定された元のメッセージに対する返信のメッセージと、を関連付けた画像を表示させるためのデータであり、これらのメッセージを含むデータを前記送信先に送信する手段と、
の少なくとも一方を含むことを特徴とする請求項4又は5に記載のメッセージ制御サーバ。 - 前記メッセージ制御サーバでは、メッセージの送信元を宛先とした返信が可能であり、
前記メッセージ取得手段は、各ユーザが入力した返信のメッセージを取得し、
前記メッセージ制御サーバは、
前記返信のメッセージを、当該返信の元のメッセージと同じメッセージグループに属させる手段を更に含み、
前記送信手段は、同じメッセージグループに属するメッセージを関連付けた画像を表示させるためのデータであり、当該メッセージを含むデータを前記送信先に送信する、
ことを特徴とする請求項1~6の何れかに記載のメッセージ制御サーバ。 - 前記送信手段は、
各ユーザの操作に基づきメッセージが指定された場合に、当該指定されたメッセージが属するメッセージグループのメッセージと、前記メッセージとは異なるメッセージを区別した画像を表示させるためのデータを前記送信先に送信する、
ことを特徴とする請求項7に記載のメッセージ制御サーバ。 - メッセージの宛先は、複数を指定可能であり、
前記送信手段は、前記指定された複数の宛先の中に前記送信先が含まれるメッセージと、前記指定された複数の宛先の中に前記送信先が含まれないメッセージと、を区別した画像を表示させるためのデータであり、これらのメッセージを含むデータを前記送信先に送信する、
ことを特徴とする請求項1~8の何れかに記載のメッセージ制御サーバ。 - 前記送信手段は、前記送信先のみが宛先のメッセージと、前記指定された複数の宛先の中に前記送信先及び前記送信先以外が含まれるメッセージと、を区別した画像を表示させるためのデータであり、これらのメッセージを含むデータを前記送信先に送信する、
ことを特徴とする請求項9に記載のメッセージ制御サーバ。 - メッセージの宛先は、送信可能な宛先の全体を指定すること又は宛先を指定しないことが可能であり、
前記送信手段は、送信可能な宛先の全体宛てのメッセージ又は宛先が指定されていないメッセージを更に区別した画像を表示させるためのデータであり、これらのメッセージを含むデータを前記送信先に送信する、
ことを特徴とする請求項1~10の何れかに記載のメッセージ制御サーバ。 - 前記送信手段は、各メッセージの送信元を識別する情報を表示させるためのデータを前記送信先に送信し、各ユーザの操作に基づき前記情報が指定された場合に、当該指定された情報が示す宛先のメッセージの入力を受け付けるためのデータを送信する、
ことを特徴とする請求項1~11の何れかに記載のメッセージ制御サーバ。 - 前記送信手段は、前記送信先と、前記送信先のユーザの操作に基づき指定された前記送信先以外と、の間でのメッセージを前記メッセージ以外のメッセージと区別された画像を表示させるためのデータであり、当該メッセージを含むデータを送信する、
ことを特徴とする請求項1~12の何れかに記載のメッセージ制御サーバ。 - 前記送信手段は、前記送信先宛てに前記送信先のユーザとは異なるユーザが入力したメッセージと、前記送信先以外に関連付けられた画像上の位置から、前記送信先に関連付けられた画像上の位置に対する方向と、を関連付けた画像を表示させるためのデータであり、当該メッセージを含むデータを前記送信先に送信する、
ことを特徴とする請求項1~13の何れかに記載のメッセージ制御サーバ。 - 前記送信手段は、前記送信先のユーザが前記送信先以外宛てに入力したメッセージと、前記送信先に関連付けられた画像上の位置から、前記送信先以外に関連付けられた画像上の位置に対する方向と、を関連付けた画像を表示させるためのデータであり、当該メッセージを含むデータを前記送信先に送信する、
ことを特徴とする請求項1~14の何れかに記載のメッセージ制御サーバ。 - 複数のユーザの各々のメッセージが時系列に並んだ画像を表示させるメッセージ制御端末であって、
各ユーザが入力したメッセージを取得するメッセージ取得手段と、
前記メッセージの宛先を示す宛先情報を取得する宛先取得手段と、
前記宛先情報に基づいて、ユーザ宛てに入力されたメッセージと、前記ユーザ以外を宛先にして前記ユーザとは異なるユーザが入力したメッセージと、を区別した画像を表示させる表示制御手段と、
を含むことを特徴とするメッセージ制御端末。 - 請求項1~15の何れかに記載のメッセージ制御サーバ又は請求項16に記載のメッセージ制御端末としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
- 請求項17に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な情報記憶媒体。
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JP2009080640A (ja) * | 2007-09-26 | 2009-04-16 | Brother Ind Ltd | 語句変換装置及び語句変換プログラム |
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JP2012133515A (ja) * | 2010-12-21 | 2012-07-12 | Yahoo Japan Corp | 情報処理装置、情報処理方法、プログラム、情報処理システム |
-
2015
- 2015-01-06 WO PCT/JP2015/050165 patent/WO2015107940A1/ja active Application Filing
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