WO2015033585A1 - 過電流保護装置 - Google Patents

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黒田 和人
小杉 伸一郎
関野 正宏
滋 野澤
行田 稔
洋介 佐伯
冬樹 神戸
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株式会社東芝
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    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
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    • H02H3/00Emergency protective circuit arrangements for automatic disconnection directly responsive to an undesired change from normal electric working condition with or without subsequent reconnection ; integrated protection
    • H02H3/08Emergency protective circuit arrangements for automatic disconnection directly responsive to an undesired change from normal electric working condition with or without subsequent reconnection ; integrated protection responsive to excess current
    • H02H3/087Emergency protective circuit arrangements for automatic disconnection directly responsive to an undesired change from normal electric working condition with or without subsequent reconnection ; integrated protection responsive to excess current for dc applications

Definitions

  • the storage battery device 1 is connected to a storage battery utilization device 117 (an example of a load unit) that charges and discharges the battery module 101.
  • a storage battery utilization device 117 an example of a load unit
  • the positive electrode main circuit terminal TP is connected to the positive terminal (positive main circuit) of the storage battery utilization device 117.
  • the negative electrode main circuit terminal TM is connected to the negative terminal (negative main circuit) of the storage battery device.
  • the control arithmetic circuit 108 is connected to the storage battery utilization device 117 via the communication line 115.
  • a current limiting circuit that controls the bipolar transistor so that the amount of current detected by the current detection circuit 103 is less than or equal to a predetermined allowable current amount by changing the current passed through the base of the bipolar transistor.
  • a current limiting circuit that controls the bipolar transistor so that the amount of current detected by the current detection circuit 103 is less than or equal to a predetermined allowable current amount by changing the current passed through the base of the bipolar transistor.
  • the second ground transistor 203b approaches a saturated state.
  • the amount of current flowing to the reference potential point 113 via the second ground transistor 203b increases, and the drive voltage applied to the gate of the charge control FET 201 is stepped down, so that the current flowing to the charge control FET 201 is reduced.
  • the current amount can be set to a predetermined allowable current amount or less.
  • a PNP transistor is used as the second ground transistor 203b.
  • an NPN transistor may be used.
  • the second ground transistor 203b can be formed of a MOS-FET or IGBT. In this case, a voltage control circuit for controlling the charge control FET 201 is provided by changing the voltage applied to the gate of the MOS-FET or IGBT.
  • the same operational effects as those of the first embodiment can be obtained with a simpler configuration than the ground amplifier circuit 112 according to the first embodiment.
  • each of the plurality of discharge control FETs 105 connected in parallel is turned off. Even if the timing is shifted, the current flowing from the battery module 101 to the storage battery utilization device 117 can be safely and reliably interrupted.

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Abstract

 実施形態の過電流保護装置は、複数のトランジスタと、検出部と、制御部と、を備える。複数のトランジスタは、電源と負荷部との間に並列接続されている。検出部は、電源から負荷部に流れる電流の電流量を検出する。制御部は、検出部により検出される電流量が一つのトランジスタに流せる所定の許容電流量以下となるように、トランジスタを制御する。

Description

過電流保護装置
 本発明の実施形態は、過電流保護装置に関する。
 蓄電池から主回路への電力供給を遮断可能な遮断素子を、並列接続した複数の半導体素子(例えば、MOS-FET:Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistorなど)で構成する技術がある。ところで、遮断素子を構成する複数の半導体素子には、オフされるタイミングにばらつきがある。そのため、並列接続した複数の半導体素子で構成される遮断素子においては、出力インピーダンスが低い大型の蓄電池から流れる短絡電流が、1つの半導体素子が安全に動作可能な電流の領域である安全動作領域を超えた場合に、最後にオフされる半導体素子に安全動作領域を超える電流が流れて半導体素子が壊れる可能性がある。そこで、従来技術では、蓄電池と主回路との間に接続されたヒューズを溶断することによって、半導体素子を保護している。
特開2012-182885号公報
 しかしながら、従来技術においては、蓄電池から過電流が流れてヒューズが溶断される度にヒューズの交換が必要となる。また、従来技術においては、ヒューズによる蓄電池と主回路との接続の遮断に失敗した場合、半導体素子だけでなく蓄電池を備えた蓄電池装置全体の交換が必要となり損失が大きい、という課題がある。
 実施形態の過電流保護装置は、複数のトランジスタと、検出部と、制御部と、を備える。複数のトランジスタは、電源と負荷部との間に並列接続されている。検出部は、電源から負荷部に流れる電流の電流量を検出する。制御部は、検出部により検出される電流量が一つのトランジスタに流せる所定の許容電流量以下となるように、トランジスタを制御する。
図1は、第1の実施形態にかかる蓄電池装置の構成を示す図である。 図2は、第2の実施形態にかかる蓄電池装置の構成を示す図である。 図3は、第3の実施形態にかかる蓄電池装置の構成を示す図である。
 以下、添付の図面を用いて、本実施形態にかかる過電流保護装置を適用した蓄電池装置の構成について説明する。
(第1の実施形態)
 図1は、第1の実施形態にかかる蓄電池装置の構成を示す図である。本実施形態にかかる蓄電池装置1(過電流保護装置の一例)は、電池モジュール101と、ヒューズ102と、電流検出回路103と、充電制御FET(Field Effect Transistor)104と、複数の放電制御FET105と、電源回路106と、電池電圧監視回路107と、制御演算回路108と、第1FETドライバ109と、第2FETドライバ110と、演算増幅器111と、接地増幅回路112と、正極主回路端子TPと、負極主回路端子TMと、整流用ダイオードD1,D2と、を備えている。蓄電池装置1は、電池モジュール101に対して充放電を行う蓄電池利用装置117(負荷部の一例)に接続されている。具体的には、蓄電池装置1は、正極主回路端子TPが蓄電池利用装置117の正側端子(正側主回路)に接続されている。また、蓄電池装置1は、負極主回路端子TMが蓄電池装置の負側端子(負側主回路)に接続されている。また、蓄電池装置1は、制御演算回路108が、通信線115を介して蓄電池利用装置117と接続されている。
 電源回路106は、電池モジュール101または蓄電池利用装置117からの電力を蓄電池装置1全体に供給する。
 電池モジュール101(電源の一例)は、複数の電池セル101a(例えば、リチウムイオン電池や鉛蓄電池などの二次電池)が直列接続されている。正極主回路端子TPは、電池モジュール101の高電位側に接続されて、電池モジュール101から蓄電池利用装置117(負荷部の一例)に電力を供給するための端子である。負極主回路端子TMは、電池モジュール101の低電位側に接続されて、電池モジュール101から蓄電池利用装置117に電力を供給するための端子である。
 ヒューズ102は、電池モジュール101と、蓄電池利用装置117との間に接続されている。本実施形態では、ヒューズ102は、電池モジュール101の高電位側に接続されている。そして、ヒューズ102は、電池モジュール101から蓄電池利用装置117に過電流が流れた場合に、電池モジュール101と、蓄電池利用装置117との接続を遮断する。
 複数の放電制御FET105(トランジスタの一例)は、NMOS(Negative channel Metal Oxide Semiconductor)-FETで構成され、電池モジュール101と蓄電池利用装置117との間に並列接続されている。そして、複数の放電制御FET105は、電池モジュール101から蓄電池利用装置117に過電流が流れる過電流状態が発生した場合に、電池モジュール101と蓄電池利用装置117との接続を遮断するために用いられる。
 本実施形態では、放電制御FET105には、蓄電池利用装置117からの電力により電池モジュール101を充電する際に電流を流す整流用ダイオードD2が並列接続されている。
 充電制御FET104は、NMOS-FETで構成され、電池モジュール101と蓄電池利用装置117との間に接続されている。本実施形態では、充電制御FET104には、電池モジュール101から蓄電池利用装置117に電力を供給する際に電流を流す整流用ダイオードD1が並列接続されている。
 電池電圧監視回路107は、電池モジュール101が有する複数の電池セル101aそれぞれの低電位側および高電位側に接続された電圧検出線114を介して、当該複数の電池セル101aそれぞれの電池電圧(以下、セル電圧と言う)を検出する。また、電池電圧監視回路107は、通信線116を介して後述する制御演算回路108と接続されている。そして、電池電圧監視回路107は、複数の電池セル101aそれぞれのセル電圧の検出結果を当該制御演算回路108に通知する。
 制御演算回路108は、通信線116を介して電池電圧監視回路107と接続されている。そして、制御演算回路108は、当該電池電圧監視回路107から通知されたセル電圧に基づいて、電池モジュール101の充電および放電を制御する。
 本実施形態では、制御演算回路108は、電池モジュール101からの電力供給を指示する電力供給指示を蓄電池利用装置117から受信した場合に、当該電力供給指示に応じて、電池モジュール101の放電を指示する放電制御信号を第2FETドライバ110に出力するとともに、所定の許容電流量を演算増幅器111の負極端子に出力する。ここで、所定の許容電流量は、放電制御FET105に電流が流される時間内において一つの放電制御FET105に流せる電流量の上限である。具体的には、所定の許容電流量は、放電制御FET105の安全動作領域の範囲において当該放電制御FET105に流されるパルス電流のパルス幅内において単一の放電制御FET105に流せる電流量の上限である。そして、制御演算回路108は、過電流状態が発生した場合、放電制御信号の出力を停止して、後述する第2FETドライバ110による放電制御FET105のゲートへの駆動電圧の印加を停止させる。本実施形態では、制御演算回路108は、電流検出回路103により検出された電流量が、所定の許容電流量より大きい所定の過電流検出用電流量以上となった場合に、過電流状態が発生していると判断する。
 また、制御演算回路108は、電池電圧監視回路107によるセル電圧の検出結果等に基づいて、電池モジュール101の充電を指示する充電制御信号を第1FETドライバ109に出力する。
 第1FETドライバ109は、制御演算回路108からの充電制御信号に応じて、充電制御FET104のゲートに充電制御FET駆動信号(駆動電圧)を印加して、充電制御FET104をオンして電池モジュール101の充電を行わせる。ここで、第1FETドライバ109により充電制御FET104のゲートに印加される駆動電圧は、充電制御FET104を飽和状態で動作させる一定の電圧である。
 第2FETドライバ110は、制御演算回路108からの放電制御信号に応じて、複数の放電制御FET105それぞれのゲートに放電制御FET駆動信号(駆動電圧)を出力(印加)して、放電制御FET105をオンして電池モジュール101の放電を行わせる。ここで、第2FETドライバ110により放電制御FET105のゲートに印加される駆動電圧は、放電制御FET105を飽和状態で動作させる一定の電圧である。
 電流検出回路103(検出部の一例)は、電池モジュール101から蓄電池利用装置117に流れる電流の電流量を検出する。本実施形態では、電流検出回路103は、シャント抵抗103aおよびオペアンプ103bを有している。シャント抵抗103aは、電池モジュール101の低電位側に接続されている。オペアンプ103bは、当該シャント抵抗103aの両端の電圧に基づいて電池モジュール101から蓄電池利用装置117に流れる電流の電流量を検出して制御演算回路108および演算増幅器111に出力する。
 演算増幅器111は、電流検出回路103により検出された電流量と制御演算回路108から入力された所定の許容電流量との差を増幅して接地増幅回路112に出力する。
 接地増幅回路112は、第2FETドライバ110によって放電制御FET105のゲートに印加される駆動電圧を制御することによって、電流検出回路103により検出される電流量が所定の許容電流量以下となるように、放電制御FET105を制御する。これにより、電池モジュール101から蓄電池利用装置117へ流れる電流が単一の放電制御FET105に安全に流せる電流を超えることを防止することができるので、電池モジュール101から蓄電池利用装置117へ流れる電流を放電制御FET105により遮断する場合に、並列接続された複数の放電制御FET105それぞれがオフされるタイミングがずれても、電池モジュール101から蓄電池利用装置117へ流れる電流を安全かつ確実に遮断することができる。
 本実施形態では、接地増幅回路112は、放電制御FET105のゲートに接続された分圧抵抗112a(第1分圧抵抗の一例)と、放電制御FET105のゲートと基準電位点113との間に接続された接地トランジスタ(本実施形態では、PNPトランジスタ)112bと、当該接地トランジスタ112bと基準電位点113との間に接続された分圧抵抗112c(第2分圧抵抗の一例)と、を有している。
 そして、接地増幅回路112は、電流検出回路103により検出された電流量が所定の許容電流量を超えた場合に、接地トランジスタ112bのベースに電流が流れて当該接地トランジスタ112bがオンすると、分圧抵抗112aおよび分圧抵抗112cによって放電制御FET105のゲートに印加される駆動電圧を分圧する。すなわち、接地増幅回路112は、接地トランジスタ112bのベースに流す電流量を制御することにより、電流検出回路103により検出される電流量が所定の許容電流量以下となるように、放電制御FET105を制御する。
 具体的には、電流検出回路103により検出された電流量が所定の許容電流量より大きくなると、接地トランジスタ112bが飽和状態に近づく。これにより、接地トランジスタ112bを介して基準電位点113に流れる電流の電流量が多くなり、放電制御FET105のゲートに印加される駆動電圧が降圧されるので、放電制御FET105に流れる電流の電流量を所定の許容電流量以下とすることができる。本実施形態では、接地トランジスタ112bとしてPNPトランジスタを用いているが、NPNトランジスタにより構成することも可能である。また、接地トランジスタ112bをMOS-FETやIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistors)により構成することも可能である。この場合、MOS-FETやIGBTのゲートに印加する電圧を変更することにより、放電制御FET105を制御する電圧制御回路を設ける。
 本実施形態では、制御演算回路108と第2FETドライバ110と演算増幅器111と接地増幅回路112とが、電流検出回路103により検出された電流量が所定の許容電流量以下となるように、放電制御FET105を制御する制御部の一例として機能する。
 このように第1の実施形態にかかる蓄電池装置1によれば、電池モジュール101から蓄電池利用装置117へ流れる電流が単一の放電制御FET105に安全に流せる電流を超えることを防止することができるので、電池モジュール101から蓄電池利用装置117へ流れる電流を放電制御FET105により遮断する場合に、並列接続された複数の放電制御FET105それぞれがオフされるタイミングがずれても、電池モジュール101から蓄電池利用装置117へ流れる電流を安全かつ確実に遮断することができる。
 また、本実施形態では、制御演算回路108は、電池モジュール101から蓄電池利用装置117に過電流が流れる過電流状態が発生してから放電制御FET105が非飽和状態で動作が許容される上限時間、当該過電流状態が継続した場合に、放電制御信号の出力を停止して放電制御FET105をオフする。これにより、過電流状態が発生して放電制御FET105のゲートに印加される駆動電圧が降圧されて当該放電制御FET105が非飽和状態で動作する場合に、非飽和状態で動作することによる放電制御FET105の発熱を抑制することができるので、放電制御FET105を壊すことなく安全にオフして過電流を遮断することができる。
 また、本実施形態では、制御演算回路108は、電池モジュール101から蓄電池利用装置117に流れる電流の電流量(電流検出回路103により検出される電流量)を、電池モジュール101から蓄電池利用装置117への電力の供給開始から徐々に所定の許容電流量まで上げる。その際、制御演算回路108は、電流検出回路103により検出される電流量を、電池モジュール101から蓄電池利用装置117への電力の供給開始から予め設定された時間をかけて所定の許容電流量まで上げるようにしても良い。具体的には、制御演算回路108は、演算増幅器111に出力する電流量を徐々に所定の許容電流量まで上げることにより、電池モジュール101から蓄電池利用装置117に流れる電流量を大きくする。これにより、電池モジュール101から蓄電池利用装置117へ放電を開始した際に放電制御FET105に突入電流が流れることを防止できる。
 また、本実施形態では、電池モジュール101と蓄電池利用装置117との間に並列接続されている放電制御FET105(トランジスタの一例)としてNMOS-FETを用いているが、当該トランジスタに流れる電流量が変更可能なトランジスタ(非飽和状態で動作可能なトランジスタ)であれば、これに限定するものではない。例えば、放電制御FET105として、PMOS(Positive channel Metal Oxide Semiconductor)-FETやIGBTを用いても良い。また、放電制御FET105としてバイポーラトランジスタを用いることも可能である。この場合、バイポーラトランジスタのベースに流す電流を変更することにより、電流検出回路103により検出された電流量が所定の許容電流量以下となるように、当該バイポーラトランジスタを制御する電流制限回路(制御部の一例)を設ける。
(第2の実施形態)
 本実施形態は、電池モジュールと蓄電池利用装置117(充電部の一例)との間に並列接続された複数の充電制御FETを有する例である。以下の説明では、第1の実施形態と同様の構成については説明を省略する。
 図2は、第2の実施形態にかかる蓄電池装置の構成を示す図である。本実施形態にかかる蓄電池装置200は、電池モジュール101と、ヒューズ102と、電流検出回路103と、複数の放電制御FET105と、電源回路106と、電池電圧監視回路107と、制御演算回路108と、第1FETドライバ109と、第2FETドライバ110と、演算増幅器111と、接地増幅回路112と、正極主回路端子TPと、負極主回路端子TMと、複数の充電制御FET201と、第2の演算増幅器202と、第2の接地増幅回路203と、を備えている。本実施形態では、制御演算回路108は、後述する第2の演算増幅器202の負極端子にも、所定の許容電流量を出力する。ここで、所定の許容電流量は、充電制御FET201に電流が流される時間内において一つの充電制御FET201に流せる電流量の上限である。具体的には、所定の許容電流量は、充電制御FET201の安全動作領域の範囲において当該充電制御FET201にパルス電流が流される時間内において単一の充電制御FET201に流せる電流量の上限である。
 複数の充電制御FET201は、NMOS-FETで構成され、電池モジュール101と蓄電池利用装置117との間に並列接続されている。そして、複数の充電制御FET201は、蓄電池利用装置117から電池モジュール101に過電流が流れる過電流状態が発生した場合に、蓄電池利用装置117と電池モジュール101との接続を遮断するために用いられる。
 第2の演算増幅器202は、電流検出回路103により検出された電流量と制御演算回路108から入力された所定の許容電流量との差を増幅して第2の接地増幅回路203に出力する。
 第2の接地増幅回路203は、第1FETドライバ109によって充電制御FET201のゲートに印加される駆動電圧を制御することによって、電流検出回路103により検出された電流量が所定の許容電流量以下となるように、充電制御FET201を制御する。これにより、電池モジュール101の充電している際に蓄電池利用装置117から電池モジュール101へ流れる電流が単一の充電制御FET201に安全に流せる電流を超えることを防止することができるので、蓄電池利用装置117から電池モジュール101へ流れる電流を充電制御FET201により遮断する場合に、並列接続された複数の充電制御FET201それぞれがオフされるタイミングがずれても、蓄電池利用装置117から電池モジュール101へ流れる電流を安全かつ確実に遮断することができる。
 本実施形態では、第2の接地増幅回路203は、充電制御FET201のゲートに接続された分圧抵抗203aと、充電制御FET201と基準電位点113との間に接続された第2の接地トランジスタ(本実施形態では、PNPトランジスタ)203bと、当該第2の接地トランジスタ203bと基準電位点113との間に接続された分圧抵抗203cと、を有している。
 そして、第2の接地増幅回路203は、電流検出回路103により検出された電流量が所定の許容電流量を超えた場合に、第2の接地トランジスタ203bのベースに電流が流れて当該第2の接地トランジスタ203bがオンすると、分圧抵抗203aおよび分圧抵抗203cによって充電制御FET201のゲートに印加される駆動電圧を分圧する。すなわち、第2の接地増幅回路203は、第2の接地トランジスタ203bのベースに流す電流量を制御することにより、電流検出回路103により検出される電流量が所定の許容電流量以下となるように、充電制御FET201を制御する。
 具体的には、電流検出回路103により検出された電流量が所定の許容電流量より大きくなると、第2の接地トランジスタ203bが飽和状態に近づく。これにより、第2の接地トランジスタ203bを介して基準電位点113に流れる電流の電流量が多くなり、充電制御FET201のゲートに印加される駆動電圧が降圧されるので、充電制御FET201に流れる電流の電流量を所定の許容電流量以下とすることができる。本実施形態では、第2の接地トランジスタ203bとしてPNPトランジスタを用いているが、NPNトランジスタにより構成することも可能である。また、第2の接地トランジスタ203bをMOS-FETやIGBTにより構成することも可能である。この場合、MOS-FETやIGBTのゲートに印加する電圧を変更することにより、充電制御FET201を制御する電圧制御回路を設ける。
 このように第2の実施形態にかかる蓄電池装置200によれば、蓄電池利用装置117から電池モジュール101へ流れる電流が単一の充電制御FET201に安全に流せる電流を超えることを防止することができるので、蓄電池利用装置117から電池モジュール101へ流れる電流を充電制御FET201により遮断する場合に、並列接続された複数の充電制御FET201それぞれがオフされるタイミングがずれても、蓄電池利用装置117から電池モジュール101へ流れる電流を安全かつ確実に遮断することができる。
 本実施形態では、蓄電池利用装置117と電池モジュール101との間に並列接続されている充電制御FET201(トランジスタの一例)としてNMOS-FETを用いているが、当該トランジスタに流れる電流量が変更可能なトランジスタ(非飽和状態で動作可能なトランジスタ)であれば、これに限定するものではない。例えば、充電制御FET201として、PMOS-FETやIGBTを用いても良い。また、充電制御FET201としてバイポーラトランジスタを用いることも可能である。この場合、バイポーラトランジスタのベースに流す電流を変更することにより、電流検出回路103により検出された電流量が所定の許容電流量以下となるように、当該バイポーラトランジスタを制御する電流制限回路(制御部の一例)を設ける。
(第3の実施形態)
 本実施形態は、放電制御FETと当該放電制御FETのゲートに駆動電圧を印加する第2FETドライバとの間とにアノードが接続されかつ演算増幅器の出力端にカソードが接続されたダイオードにより、放電制御FETのゲートに印加する駆動電圧を制御する例である。以下の説明では、第1の実施形態と同様の箇所については説明を省略する。
 図3は、第3の実施形態にかかる蓄電池装置の構成を示す図である。本実施形態にかかる蓄電池装置300は、電池モジュール101と、ヒューズ102と、電流検出回路103と、充電制御FET(Field Effect Transistor)104と、複数の放電制御FET105と、電源回路106と、電池電圧監視回路107と、制御演算回路108と、第1FETドライバ109と、第2FETドライバ110と、演算増幅器111と、正極主回路端子TPと、負極主回路端子TMと、駆動電圧制御部301と、を備えている。
 駆動電圧制御部301は、放電制御FET105のゲートと演算増幅器111の出力端との間に接続された分圧抵抗112aと、放電制御FET105と第2FETドライバ110との間にアノードが接続されかつ演算増幅器111の出力端にカソードが接続されたダイオード302と、を備えている。
 ダイオード302は、電流検出回路103により検出された電流量が所定の許容電流量を超えた場合に、演算増幅器111が接続された接地端子(図示しない)に電流を流して、第2FETドライバ110により放電制御FET105のゲートに印加する駆動電圧を降圧させる。これにより、電池モジュール101から蓄電池利用装置117へ流れる電流が単一の放電制御FET105に安全に流せる電流を超えることを防止することができるので、電池モジュール101から蓄電池利用装置117へ流れる電流を放電制御FET105により遮断する場合に、並列接続された複数の放電制御FET105それぞれがオフされるタイミングがずれても、電池モジュール101から蓄電池利用装置117へ流れる電流を安全かつ確実に遮断することができる。
 このように第3の実施形態の蓄電池装置300によれば、第1の実施形態にかかる接地増幅回路112より簡易な構成で、第1の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
 以上説明したとおり、第1から第3の実施形態によれば、電池モジュール101から蓄電池利用装置117へ流れる電流を放電制御FET105により遮断する場合に、並列接続された複数の放電制御FET105それぞれがオフされるタイミングがずれても、電池モジュール101から蓄電池利用装置117へ流れる電流を安全かつ確実に遮断することができる。
 本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。

Claims (6)

  1.  電源と負荷部との間に並列接続された複数のトランジスタと、
     前記電源から前記負荷部に流れる電流の電流量を検出する検出部と、
     前記検出部により検出される電流量が一つの前記トランジスタに流せる所定の許容電流量以下となるように、前記トランジスタを制御する制御部と、
     を備えた過電流保護装置。
  2.  前記所定の許容電流量は、前記トランジスタに電流が流される時間内において一つの前記トランジスタに流せる電流量の上限である請求項1に記載の過電流保護装置。
  3.  前記制御部は、過電流状態が発生してから前記トランジスタが非飽和状態での動作が許容される上限時間、前記過電流状態が継続した場合に、前記トランジスタをオフする請求項1に記載の過電流保護装置。
  4.  前記制御部は、前記トランジスタのゲートに接続された第1分圧抵抗と、前記トランジスタのゲートと基準電位点との間に接続された接地トランジスタと、当該接地トランジスタと前記基準電位点との間に接続された第2分圧抵抗と、を有し、前記接地トランジスタを制御することにより、前記検出部により検出される電流量が一つの前記トランジスタに流せる所定の許容電流量以下となるように、前記トランジスタを制御する請求項1から3のいずれか一に記載の過電流保護装置。
  5.  前記制御部は、前記電源から前記負荷部に流れる電流の電流量を、前記電源から前記負荷部への電力の供給開始から前記所定の許容電流量まで徐々に上げる請求項2に記載の過電流保護装置。
  6.  前記制御部は、前記電源から前記負荷部に流れる電流の電流量を、前記電源から前記負荷部への電力の供給開始から予め設定された時間をかけて前記所定の許容電流量まで上げる請求項5に記載の過電流保護装置。
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