WO2014148597A1 - アンテナ装置 - Google Patents

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Abstract

 アンテナ装置は、誘電体基板と導体とを有する。アンテナ装置は、前記誘電体基板の主面に配設され、前記主面の前方に指向性を有するアンテナ素子と、前記アンテナ素子に対して、前記アンテナ素子の指向特性における少なくとも一方の側において、前記主面に対して前方に突出した側壁部と、前記側壁部から前記アンテナ素子の方向に、前記主面への正射影が前記アンテナ素子には至らない長さで、前記側壁部に対する角度が70°よりも大きく、120°よりも小さい所定角度で突出した屋根部とから成り、電波を反射又は吸収する指向特性制御部材と、を備える。

Description

アンテナ装置
 本発明は、アンテナ装置に関する。
 アンテナの指向特性において、サイドローブレベルを抑圧する機構として、下記特許文献1~3の技術が知られている。特許文献1には、アンテナ素子の4角形の周囲に基板に垂直に金属壁や電波吸収体を設ける構成が開示されている。また、特許文献2には、第1軸方向に延びる複数の導波管スロットアンテナを、第1軸に垂直な第2軸方向に配列させたアンテナが開示されている。この構造では、隣接する各導波管スロットアンテナの間に、第1軸及び第2軸に垂直な第3軸方向に金属板を突出させている。また、特許文献3には、パッチアンテナの周囲に金属カバーを電磁波の放射方向に突出させた構造が開示されている。従来技術は、これらの基板に対して、電磁波の放射方向に突出した金属板を設けることで、指向性を制御するものである。
 また、電波レーダにおいて、アンテナ指向性を制御する手法の一つとして、放射素子の側方に金属壁等で構成されたガイドを設けることにより、サイドローブレベルを低減させる技術が知られている(例えば、特許文献2参照)。
特許第3467990号公報 特開2012-4700号公報 特開2009-168778号公報
 ところが、特許文献1~3の技術では、指向特性の0°の方向、すなわち、アンテナ素子を配設した基板の主面に垂直な方向に金属体が突出するので、サイドローブを抑圧するには、その金属体の高さを高くする必要がある。特に、アンテナ素子の周辺には給電回路、送信回路、受信回路などの電子回路が搭載されるため、金属体はアンテナ素子から離れた位置に設ける必要がある。金属体をアンテナ素子から離れた位置に設けるほど、金属体の高さを高くしないと、サイドローブを抑圧することはできない。
 また近年では、製造が容易であること、低コストであることから、放射素子としてマイクロストリップアンテナを用い、給電ラインとしてマイクロストリップラインを用いて構成されたアンテナ装置が多用されている。
 しかし、このようなマイクロストリップアンテナとマイクロストリップラインとで構成されたアンテナ装置では、給電ラインから生じる不要放射成分がサイドローブ上昇を引き起こし、アンテナ指向性を劣化させる原因の一つとなっている。
 しかし、放射素子からの放射成分に着目してこれを制御する従来装置では、上述のような不要放射の影響を抑制することができないという問題がある。
 一実施形態は、サイドローブを抑圧する部材を、アンテナ素子から離れた位置であっても、アンテナ素子を配設した基板に対する高さを可能な限り低くすることで、低減の目標となるサイドローブが効果的に抑圧された、厚さの薄い小型のアンテナ装置を実現する。
 また一実施形態は、アンテナ装置において不要放射の影響を抑制し、アンテナ装置の特性を向上させる。
 一実施形態のアンテナ装置は、誘電体基板と導体とを有する。アンテナ装置は、前記誘電体基板の主面に配設され、前記主面の前方に指向性を有するアンテナ素子と、前記アンテナ素子に対して、前記アンテナ素子の指向特性における少なくとも一方の側において、前記主面に対して前方に突出した側壁部と、前記側壁部から前記アンテナ素子の方向に、前記主面への正射影が前記アンテナ素子には至らない長さで、前記側壁部に対する角度が70°よりも大きく、120°よりも小さい所定角度で突出した屋根部とから成り、電波を反射又は吸収する指向特性制御部材と、を備える。
第1実施形態に係るアンテナ装置の構成を示す断面図。 第1実施形態のアンテナ装置の構成を示す平面図。 第1実施形態のアンテナ装置の指向特性を示す図。 従来のアンテナ装置の指向特性を示す図。 従来のアンテナ装置の指向特性を示す図。 第1実施形態のアンテナ装置の電界分布を示す特性図。 従来のアンテナ装置の電界分布を示す特性図。 第2実施形態に係るアンテナ装置における屋根部の先端点の存在する直線を示した説明図。 第2実施形態のアンテナ装置の側壁部の高さと屋根部の長さとの関係を示した特性図。 第3実施形態に係るアンテナ装置の指向特性を示す図。 第3実施形態に係るアンテナ装置の指向特性を示す図。 第3実施形態に係るアンテナ装置の指向特性を示す図。 第4実施形態に係るアンテナ装置の構成を示す断面図。 第5実施形態に係るアンテナ装置の構成図。 第6実施形態に係るアンテナ装置が有するアンテナ素子の構成図。 第7実施形態のアンテナ装置の全体構成図。 遮蔽部の構成及び作用を示す図。 不要放射源の指向性を示すグラフ。 送信アンテナ部全体の指向性を示すグラフ。 側壁部の高さと受信アンテナ側方向への放射レベルとの関係を示すグラフ。 第8実施形態のアンテナ装置の送信アンテナ部周辺の構成を示す図である。 第8実施形態における遮蔽部の構成を示す説明図であり、(a)が受信アンテナ部が位置する側から見た図、(b)はその断面図。 第8実施形態における送信アンテナ部全体の指向性を示すグラフ。 第8実施形態で示した遮蔽部の変形例を示す図である。 遮蔽部の他の形状を例示する図である。
 以下、本発明の実施形態を図面と共に説明する。なお、本発明は、下記の実施形態に限定されるものではない。
 (第1実施形態)
 図1、図2は、一実施形態に係るアンテナ1の構成を示す。直方体薄板形状の誘電体基板10は、主面(表面)である第1面11と、誘電体基板10の裏面であって、第1面11に平行な第2面12とを有している。z軸は第1面11に垂直である。x軸は誘電体基板10の長辺に平行である。y軸はx軸に垂直で誘電体基板10の短辺に平行である。第1面11には、矩形形状のパッチアンテナ21のアレイである薄膜導体から成るアンテナ素子20が形成されている。図2に示すように、パッチアンテナ21は矩形形状である。パッチアンテナ21の電磁波を放射又は受波する放射辺23がxz面に対して-45°傾斜している。z軸が水平面に平行となるように、誘電体基板10が車両等に設置されるとすると、xz面は水平面となる。
 これらの複数のパッチアンテナ21は、y軸方向に伸びた給電線22の片側に接続されている。このy軸方向に伸びた1次元アレイが、x軸方向に複数配置されて、アレイのアンテナ素子20が構成されている。これにより、このアンテナ1は、xz面において、指向特性を有し、偏波方向が水平面に対して45°傾斜した電磁波を放射し、受波することができる。z軸が水平面に対して所定の仰角を有するように、アンテナ1が車両等に設置されると、このアンテナ1は、水平面に対して所定の仰角を有した面において、所定の指向特性を有する。
 また、第2面12の全面には、矩形面状の薄膜導体から成るグランド層30が形成されている。給電線22とグランド層30は外部の信号源(図示略)に接続されている。アンテナ素子20とグランド層30とでパッチアレイアンテナが構成される。信号源から供給された信号により、パッチアレイアンテナから電磁波が空間に放射される。なお、アンテナ1を受信アンテナとする場合には、信号源は、外部の受信回路(図示略)である。
 また、誘電体基板10の両短辺13a、13bの側面に接して金属体から成る側壁部41a、41bが、それぞれ、設けられている。この側壁部41a、41bは、接地層30と電気的に接続されている。そして、側壁部41a、41bに連続して屋根部42a、42bが折り曲げ形成されている。屋根部42a、42bは、アンテナ素子20に向けて突出した金属体から成る。屋根部42a、42bと、側壁部41a、41bとの間の成す角θは、それぞれ110°である。側壁部41aと屋根部42aとで指向特性制御部材40aが、側壁部41bと屋根部42bとで指向特性制御部材40bが構成されている。なお、側壁部41a、41bと屋根部42a、42bは連続した一体物であっても良いが、別体を接着したものであっても良い。また、側壁部41a、41bと屋根部42a、42bは、導体の他、樹脂の表面に金属被膜を形成したものでも良い。
 図1において、側壁部41aと、この側壁部41aに最も近いアンテナ素子20との距離をDとする。アンテナ素子20の原点oからの距離aは、1.6Dである。高さHは0.3D、屋根部42aの長さLは0.7Dである。指向特性制御部材40bについても同様である。
 この構成において、xz面における指向特性をシミュレーションにより求めた。その結果を図3に示す。横軸はz軸(指向特性の主軸)と成す角、すなわち、xz面上の電磁波の入射角又は放射角である。指向特性が左右対称でないのは、パッチアンテナ21が-45°傾斜しており、電磁波の偏波ベクトルがxz面と-45°で交差しているからである。
 側壁部41と屋根部42との成す角θを、90°、110°とした場合をシミュレーションした。-60°と-70°との間及び60°と70°との間の2次のサイドローブは、θが110°の場合に明らかに大きく抑圧されていることが分かる。-60°と-70°の範囲では、θが90°の場合に比べて、θが110°の場合には7dBほど、レベルが低下していることが分かる。右側の60°と70°の範囲では、θが90°の場合に比べて、θが110°の場合には14dBほど、レベルが低下していることが分かる。
 なお、-60°と-70°との間及び60°と70°との間の角度区間は、本実施形態のアンテナ装置をミリ波レーダとして用いた場合に、グレーティングによる誤検知を減少させるために、抑圧が必要なサイドローブの発生する区間である。
 比較のために、図1の構成において、屋根部42a、42bを設けずに、側壁部41a、41bだけを設けた場合について、指向特性をシミュレーションした。側壁部の高さHを0.5Dとした場合を図4に、高さHをDとした場合を図5に示す。それぞれ、側壁部が存在しない場合の指向特性が合わせて表示されている。側壁部の高さHが0.5Dの場合には、側壁部がない場合に比べて、-60°と-70°との間では、最大で4dB程度、60°と70°との間では、最大で6dB程度抑圧されているだけである。また、側壁部の高さHがDの場合には、側壁部がない場合に比べて、10dB以上、2次のサイドローブが抑圧されているのが分かる。
 また、図3の本実施形態のθが110°の指向特性と比べると、θが110°の場合には、左側の-60°と-70°との間では、側壁部の高さHがDの場合と同様な抑圧効果が得られているのが分かる。なお、指向特性の2次のサイドローブの抑圧は、必ずしも、正、負の両側で必要とは限らず、電磁波の放射角や入射角が、一方の側だけで使用される場合も多い。その場合に、2次のサイドローブのレベルが高い側のみに、指向特性制御部材40を設けても良い。本実施形態では、側壁部に対して110°の角度を成す屋根部を設けたので、同様なサイドローブの抑圧効果を得るのに、側壁部の高さHを、屋根部を設けない場合の高さに対して3/10に低減できることが理解される。
 図6Aは、本実施形態のアンテナ1における電磁波の電界分布である。図6Bは、指向特性制御部材を有さないアンテナにおける電磁波の電界分布である。指向特性制御部材が接地されているので、側壁部41の外側では電界が極めて小さく、屋根部42の先端付近では波面が屋根部42の傾斜方向に形成されているのが分かる。また、屋根部42の外側領域A1では、屋根部42で電磁波が反射して、屋根部42の方向のサイドローブのレベルが低下しているのが分かる。
 また、θを110°に対して±2である、108°、112°にした場合にも、シミュレーションにより同様な効果が得られることが分かった。したがって、側壁部41と屋根部42との成す角θは、108°以上、112°以下が望ましい。
 (第2実施形態)
 第2実施形態として、側壁部41の高さHと屋根部42の長さLとの関係について、検討した。図7に示すように、指向特性の主軸(z軸)の原点であるアンテナ素子20の原点oと、屋根部42の先端であって、誘電体基板10に近い(内側)先端pの座標(x,z)とを結ぶ直線Sを考える。直線Sとz軸との成す角αは、指向特性の2次のサイドローブを抑圧するのに必要な最大角度である。例えば、αは60°である。直線Sの方程式は、次式で表される。
Figure JPOXMLDOC01-appb-M000001
 また、側壁部41のx座標をaとする。次式が成立する。
Figure JPOXMLDOC01-appb-M000002
Figure JPOXMLDOC01-appb-M000003
 p点(x,z)が(1)式の直線S上にあることから、次式が成立する。
Figure JPOXMLDOC01-appb-M000004
Figure JPOXMLDOC01-appb-M000005
 すなわち、側壁部41の高さHと屋根部42の長さLとの関係は、(5)式を満たす。
 与えられたθとαに対して、(5)式を満たす、側壁部41の高さHと屋根部42の長さLの組が、2次のサイドローブを低減させる。
 図8は、シミュレーションにより、θ=110°、α=60°、a=1.6Dとして、2次のサイドローブが-42dB以下となるときの(H,L)の関係を示す。Hが0.6D以上、0.7D以下の範囲では、L+H=1.2Dとなり、(5)式を満たしている。しかし、側壁部41の高さの距離Dに対する比H/Dが小さくなるほど、(5)式から乖離し、H=0.3Dでは、L+H=Dとなる。このことは、側壁部41の高さの距離Dに対する比H/Dが小さくなるほど、屋根部42の長さLは、(5)式で表される直線で決定される屋根部42の長さよりも、短くて良いことを意味する。すなわち、屋根部42の先端点pが、原点oに近づくに連れて、2次のサイドローブを抑圧するための角度αを大きくできることを意味している。換言すれば、屋根部42の効果は、誘電体基板10に接近するほど、大きくなることが理解される。この意味で、側壁部の高さHは、0.3D以上、0.5D以下が望ましい。
 このように、本実施形態では、2次のサイドローブを効果的に抑圧することができる。アレイアンテナにおいて、サイドローブを抑圧する一般的な方法は、アレイの各素子の給電分布をチェビシェフ等の分布とすることである。しかし、この給電分布を制御する方法では、給電線路の線幅の製造上の制約から、実現可能なサイドローブの抑圧は、主軸方向のレベル(ピーク)に対して-30dB程度が限界である。これに対して、本実施形態では、2次のサイドローブは、主軸方向のレベルに対して、θ=90°では、-36dB以上、θ=110°では、-38dB以上、抑圧されている。
  (第3実施形態)
 次に、第3実施形態として、側壁部41aと屋根部42aとの成す角θを、70°、75°、80°、90°、110°、115°、120°と変化させて、指向特性のシミュレーションを行った。その結果を図9A、9B、10に示す。なお、側壁部41aと屋根部42aを誘電体基板10の2次のサイドローブを抑圧すべき一方の側にのみ設けた場合のシミュレーションを行った。側壁部41aとこれに最も近いアンテナ素子との距離をDとすると、側壁部41aの高さHは、0.3Dであり、屋根部42aの長さLは0.7Dである。側壁部41aの根元部と原点oとの距離aは1.6Dである。
 θが、75°、80°、90°、110°、115°の場合には、2次のサイドローブのレベルは、主軸方向のピークレベルに対して、-38dB以下となった。しかし、θが70°の場合及び120°の場合には、-35dB以下であるが、-38dBを越える部分が存在し、2次のサイドローブレベルの抑圧が十分ではないことが理解される。このことから、θは、75°以上、115°以下とするのが望ましい。
 (第4実施形態)
 図11は、第4実施形態のアンテナ装置の構成を示す。図11に示すように、側壁部44aと屋根部45aから成る指向特性制御部材43を曲線状に構成しても良い。この場合に、側壁部44aと屋根部45aとの成す角θを、側壁部44aの誘電体基板10との接続部の内側の最下点Qでの接線S1と、屋根部45aの内側最先端pにおける接線S2との成す角で定義する。また、屋根部45aの先端pは、アレイアンテナの原点oを通るz軸との成す角αが60°の直線S上にある点とする。
 (第5実施形態)
 図12は、第5実施形態のアンテナ装置の構成を示す。本実施形態のアンテナ1は、送信アレイアンテナ51と受信アレイアンテナ52とが、同一の誘電体基板10上に設けられているレーダである。このアンテナ1は、送信アレイアンテナ51の両側に図1の構成の指向特性制御部材40a、40bを設けたものである。この場合に、指向特性の一方の側の2次のサイドローブを抑圧する必要がある側にのみ、指向特性制御部材を設けても良い。
 (第6実施形態)
 図13は、第6実施形態のアンテナ素子20の構成を示す。図13(a)に示すように、誘電体基板10の裏面の接地層30と主面11a上に形成されたマイクロストリップ線路27とで給電線路25を形成し、複数の箇所でマイクロストリップ線路27が欠落したスロット26を設けることで、スロットアレイアンテナを構成することができる。スロットアレイアンテナを上記全実施形態におけるアンテナ素子20とすることができる。また、図13(b)に示すように、トリプレート線路28に、スロット26とダイポール29の組を多数設けてアレイにしたアンテナを、上記全実施形態におけるアンテナ素子20として用いることができる。
 (第7実施形態)
 <構成>
 アンテナ装置100は、車載レーダのアンテナとして使用され、図14に示すように、送信アンテナ部101、受信アンテナ部201、遮蔽部301を備える。これら各部は、長方形の誘電体基板300の一方の面(表面)に形成されている。なお、誘電体基板300の他方の面(裏面)にはその全体に渡ってグランドパターン(図示せず)が形成されている。以下では、誘電体基板300の長手方向をX軸方向、短手方向をY軸方向、面に直交する方向をZ軸方向ともいう。
 送信アンテナ部101は、X軸方向及びY軸方向に沿って二次元的に配列された複数の放射素子110からなる放射素子群SAと、放射素子群SAを構成する各放射素子110への給電を行う給電ライン120とで構成されている。給電ライン120は、主線12aと支線12bとを備える。主線12aは、放射素子群SAの形成部位より受信アンテナ部201側に、その放射素子群SAの形成部位の外縁(Y軸方向)に沿って配線されている。支線12bは、X軸方向に沿った放射素子110の列毎に、その放射素子列に沿って配線され、一端が主線12aに接続されている。放射素子列を構成する各放射素子110は、該放射素子列に対応する支線12bに個別線を介して接続されている。
 受信アンテナ部201は、X軸方向に沿って配置されたn(nは2以上)個の単位アンテナRAi(i=1~n)からなる。単位アンテナRAiは、いずれも同様の構成を有し、矩形状に形成された複数の放射素子210と、各放射素子210への給電を行う給電ライン220とで構成されている。放射素子210は、Y軸に沿って2列に配列され、その2列の放射素子列の間に給電ライン220が配線されている。放射素子210は、個別線を介して給電ライン220に接続されている。
 なお、これら送信アンテナ部101及び受信アンテナ部201を構成する各放射素子110,210,及び各給電ライン(個別線を含む)120,220は、誘電体基板300裏面のグランドパターンと共に、マイクロストリップアンテナ及びマイクロストリップラインを構成する。
 遮蔽部301は、断面形状がL字状に形成された金属板からなる。図15に示すように、遮蔽部301は、送信アンテナ部101を構成する給電ライン120の主線12aに沿って、その主線12aよりも受信アンテナ部201側に立設された側壁部310と、側壁部310の先端から主線12aの上部に張り出した上壁部320とを備えている。以下では、給電ライン120の主線12aを不要放射源12aとも呼ぶ。
 <効果>
 このように構成されたアンテナ装置100では、不要放射源12aからの不要放射のうち、受信アンテナ部201が形成された方向(図15中の右方向)である受信アンテナ側方向に向かう成分は、遮蔽部301によって遮蔽され、抑制される。また、不要放射源12aからの不要放射のうち、送信アンテナ部101の放射素子群SAが形成された方向(図15中の左方向)である送信アンテナ側方向に向かう成分は、図15に示すように、不要放射源12aからの直接波と、遮蔽部301で反射した反射波とが干渉し合うことによって抑制される。更に、その送信アンテナ側に向かう不要放射成分は、放射素子群SAからの放射成分のうち、不要放射成分と同じ方向を向き且つサイドローブを形成する放射成分と干渉し合うことによって、サイドローブの強度を抑制する。
 このようなアンテナ装置100によれば、不要放射源12aからの不要放射の影響を抑制することができるだけでなく、その不要放射を利用してサイドローブも抑制すること、即ち、装置の特性を向上させることができる。
 <シミュレーション>
 図16~図18は、シミュレーションを行った結果を示す。
 但し、ここでは、76.5GHz(波長λ=3.92mm)のミリ波を使用するものとして、側壁部310の高さをL1=3[mm]、上壁部320の張り出し長さをL2=6[mm]、不要放射源12aから側壁部310までの間隔をW1=4.7[mm]に設定した。
 図16は、不要放射源12a単体の指向性をシミュレーションによって求めたグラフである。図16では、遮蔽部301有りの場合を実線、遮蔽部301無しの場合を点線で示す。図16からは、遮蔽部301が存在することによって、正面方向から受信アンテナ側方向への不要放射が大幅に抑制され、送信アンテナ側方向に集中して不要放射が現れることがわかる。
 図17は、送信アンテナ部101全体の指向性をシミュレーションによって求めたグラフである。図17では、遮蔽部301有りの場合を実線、遮蔽部301無しの場合を点線で示す。図17からは、メインローブに対して受信アンテナ側方向(図中左側)のサイドローブは、その方向への不要放射源12aからの不要放射が遮蔽部301によって遮蔽されることによって低減していることがわかる。また図17から、送信アンテナ側方向(図中右側)のサイドローブは、遮蔽部301によって導かれる不要放射源12aからの不要放射と干渉し合うことによって低減していることがわかる。
 図18は、側壁部310の高さL1を変化させて、送信アンテナ部101の受信アンテナ側方向への放射レベルをシミュレーションによって求めたグラフである。図18からは、3mm(3λ/4)付近で、受信アンテナ側方向への遮蔽効果が最大となることがわかる。
 つまり、アンテナ装置100の設計時には、L1=3λ/4に設定し、他のパラメータ(L2,W2)を、以下の(1)(2)に示す条件を満たすように、シミュレーションの結果等を用いて設定すればよい。
 (1)不要放射源12aから送信アンテナ側方向に向かう不要放射における、不要放射源12aからの直接波と、遮蔽部301で反射した反射波とが効率よく打ち消し合うこと。
 (2)不要放射源12aから送信アンテナ側方向に向かう不要放射と、放射素子110の指向性においてサイドローブを形成する不要放射とが効率よく打ち消し合うこと。
 (第8実施形態)
 第8実施形態について説明する。
 本実施形態のアンテナ装置200では、遮蔽部401の形状が、アンテナ装置100の遮蔽部301とは異なるだけであるため、この相違する部分を中心に説明する。
 アンテナ装置200において、遮蔽部401は、図19に示すように、基部410と側壁部420と上壁部430とを備えている。基部410は、送信アンテナ部101を、受信アンテナ部201に向いた側(以下、開放側という)を除いて包囲する形状を有する。側壁部420は、基部410の開放側端に立設されている。上壁部430は、側壁部420の先端から不要放射源12aの上部に張り出している。なお、遮蔽部401を構成する各部410~430は、金属板を加工成形することで一体に構成されている。但し、図20に示すように、側壁部420は、その長手方向(Y軸方向)の両端付近で基部410と一体化されている。側壁部420のそれ以外の部分では、側壁部420の下端と誘電体基板300との間に、隙間(以下、側壁下隙間という)440が形成されている。
 このように構成されたアンテナ装置200では、側壁下隙間440の大きさを適宜調整し、この側壁下隙間440からの電波の漏洩量を調整することによって、送信アンテナ部101の指向性特性におけるサイドローブのバランスを調整することができる。
 なお、側壁下隙間440の大きさは、具体的には、シミュレーションなどによって求めた結果から、サイドローブが効果的に抑制されるような大きさに設定すればよい。
 図21は、送信アンテナ部101全体の指向性をシミュレーションによって求めたグラフである。図21では、側壁下隙間440が無い場合を実線、側壁下隙間440が有る場合を点線で示す。ここでは側壁下隙間440の大きさはW2=0.3[mm]とした。
 <変形例>
 アンテナ装置200では、遮蔽部401が側壁下隙間440を形成するように構成されている。更に、図22に示すように、側壁下隙間440の上部に、上壁部430の張り出し方向とは反対側に向けて側壁部420から突出する突出部450を設け、その突出部450の突出方向への長さL3を、λ/4の奇数倍に設定してもよい。これにより、側壁下隙間440からの電波の漏洩を抑制しつつ、不要放射源12aからの不要放射の放射特性、ひいては送信アンテナ部101全体の指向性を調整することができる。
 (他の実施形態)
 以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されることなく、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
 例えば、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、同様の機能を有する公知の構成に置き換えてもよい。
 上記実施形態では、遮蔽部301,401の側壁部310,420を、給電ライン120の主線(不要放射源)12aに沿って直線状に形成している。しかし図23に示す遮蔽部501のように、側壁部を主線12aに対して湾曲した形状に形成し、この形状によって、送信アンテナ部101全体の指向性におけるサイドローブの特性をより緻密に制御するようにしてもよい。
 本実施形態のアンテナ装置は、誘電体基板と導体とを有する。このアンテナ装置は、誘電体基板の主面に配設され、主面の前方に指向性を有するアンテナ素子と、アンテナ素子に対して、アンテナ素子の指向特性における少なくとも一方の側において、主面に対して前方に突出した側壁部と、側壁部からアンテナ素子の方向に、主面への正射影がアンテナ素子には至らない長さで、側壁部に対する角度が70°よりも大きく、120°よりも小さい所定角度で突出した屋根部とから成り、電波を反射又は吸収する指向特性制御部材と、を備える。
 アンテナ素子の指向特性は、ある面内における1次元の特性を想定している。したがって、一般的には、立体空間における3次元の指向特性でも良いが、その3次元の指向特性のある面への正射影を指向特性としても良い。本実施形態は、例えば、車両に搭載するレーダに応用する場合には、水平面又は水平面に対して所定の仰角だけ傾斜した面内における指向特性を想定している。指向特性制御部材は、この指向特性の一方の側、又は、両側に設けても良い。
 本実施形態のアンテナ装置は、電磁波を放射するアンテナでも、電磁波を受波するアンテナであっても良い。また、送信アンテナ素子と受信アンテナ素子が併設されていても良い。アンテナ素子は、送受信兼用であっても良い。アンテナ素子の構成や形状は任意である。アンテナ素子は、パッチアンテナや、特許文献2に開示の漏れ波アンテナであっても良い。アンテナ素子は、誘電体基板の主面の前方、例えば、垂直に、主軸(角度0°)を有する指向性を持つアンテナ素子であれば任意である。指向性特性の主軸は、誘電体基板の主面に垂直である必要はなく、任意の角度を有する方向でも良い。アンテナ素子は、例えば、給電線に沿って、パッチを配列したアレイアンテナ、スロットアンテナ、トリプレートアンテナなどである。電波を放出又は受信するパッチの形状は任意である。
 また、指向特性制御部材は、金属などの電磁波を反射又は遮蔽する部材、又は、電磁波を吸収する部材であっても良い。例えば、導電性電波吸収材料、誘電性電波吸収材料、磁性電波吸収材料の一種、又は、それらの複合材料を用いることができる。導電性電波吸収材料は、導電性繊維の織物などによる、材料内部の抵抗によって電波によって発生する電流を吸収するものである。また、誘電性電波吸収材料は、分子の分極反応に起因する誘電損失を利用するもので、カーボン粉などをゴム、発泡ウレタン、発泡ポリスチロールなどの誘電体に混合した材料を用いることができる。また、磁性電波吸収材料は、磁性材料の磁気損失によって電波を吸収するものであり、鉄、ニッケル、フェライトの板材、それらの粉末を混練した樹脂を用いることができる。また、指向特性制御部材は、金属、導電性電波吸収材料、誘電性電波吸収材料、磁性電波吸収材料の整形体であっても良い。指向特性制御部材は、例えば、樹脂の整形体に、上記の材料をメッキ、塗布、被膜形成したものであっても良い。
 また、側壁部と屋根部との成す所定角度は、75°以上、115°以下であることが望ましい。さらに、望ましくは、108°以上、112°以下である。これらの範囲の時に、効率良くサイドローブを抑圧することができる。また、指向特性制御部材は、アンテナ素子のサイドローブレベルを10dB以上低減させることが望ましい。
 また、アンテナ素子における指向特性の原点からサイドローブの表れる最小角度(主軸に対する角度)を傾きとする直線上に、屋根部の先端位置が位置するように、側壁部の高さと、屋根部の長さを決定することで、そのサイドローブを効果的に抑圧することができる。また、指向特性制御部材は、アンテナ素子における指向特性の両側の位置に設けられていても良い。また、指向特性制御部材は、接地されていても、いなくとも良い。また、本実施形態のアンテナ装置は、誘電体基板の裏面に形成された接地導体を有し、側壁部はこの接地導体に電気的に接続されていることが望ましい。
 本実施形態の側壁部と屋根部とを有する指向特性制御部材により、指向特性において、サイドローブを効果的に抑圧することができる。指向性制御部が存在しない場合に比べて、10dB以上抑圧することができる。また、屋根部がアンテナ素子の方に張り出しているので、サイドローブを抑圧するための側壁部の高さは、屋根部がない場合に比べて、大きく低下させることができる。したがって、アンテナ装置の厚さを薄くでき、アンテナ装置を小型化できる。
 本実施形態のアンテナ装置は、基板の同一面に、放射素子群と給電ラインとが形成されている。ここで、放射素子群が形成された部位の外縁に沿って配線された給電ラインの部位を主線という。
 また、基板上には、遮蔽部が設けられている。この遮蔽部は、主線に沿って、主線を挟んで放射素子群とは反対側に立設された側壁部、及び該側壁部から前記給電ラインの上部に張り出した上壁部からなる。
 このように構成されたアンテナ装置によれば、給電ラインの主線からの不要放射の影響を遮蔽部によって単に抑制することができるだけでなく、不要放射の放射特性を遮蔽部によって制御することによって、その不要放射を利用して、放射素子群からの放射によって生じるサイドローブを抑制すること、即ち、装置の特性を向上させることができる。
 10…誘電体基板 20…アンテナ素子 30…接地層
 40a、40b、43a、43b…指向特性制御部材
 41a、41b…側壁部 42a、42b…屋根部
 100,200…アンテナ装置 300…誘電体基板
 101…送信アンテナ部 110,210…放射素子
 120,220…給電ライン 12a…主線(不要放射源)
 12b…支線 201…受信アンテナ部
 301,401,501…遮蔽部 310,420…側壁部
 320,430…上壁部 410…基部
 440…側壁下隙間 450…突出部

Claims (15)

  1.  誘電体基板と導体とを有するアンテナ装置において、 
     前記誘電体基板の主面に配設され、前記主面の前方に指向性を有するアンテナ素子と、
     前記アンテナ素子に対して、前記アンテナ素子の指向特性における少なくとも一方の側において、前記主面に対して前方に突出した側壁部と、前記側壁部から前記アンテナ素子の方向に、前記主面への正射影が前記アンテナ素子には至らない長さで、前記側壁部に対する角度が70°よりも大きく、120°よりも小さい所定角度で突出した屋根部とから成り、電波を反射又は吸収する指向特性制御部材と、
     を備えることを特徴するアンテナ装置。
  2.  前記所定角度は、75°以上、115°以下であることを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。
  3.  前記所定角度は、108°以上、112°以下であることを特徴とする請求項2に記載のアンテナ装置。
  4.  前記指向特性制御部材は、前記アンテナ素子のサイドローブを低減させることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のアンテナ装置。
  5.  前記アンテナ素子における指向特性の原点から低減させるべきサイドローブの表れる最小角度を傾きとする直線上に、前記屋根部の先端位置が位置するように、前記側壁部の高さと、前記屋根部の長さが決定されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のアンテナ装置。
  6.  前記指向特性制御部材は、前記アンテナ素子における指向特性の両側の位置に設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のアンテナ装置。
  7.  前記誘電体基板の裏面に形成された接地導体を有し、前記側壁部は該接地導体に接続されていることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載のアンテナ装置。
  8.  複数の放射素子からなる放射素子群、及び該放射素子群を構成する各放射素子への給電を行うための給電ラインが同一面に形成された基板と、
     前記放射素子群が形成された部位の外縁に沿って配線された前記給電ラインの部位を主線として、該主線に沿って該主線を挟んで前記放射素子群とは反対側に立設された側壁部、及び該側壁部から前記給電ラインの上部に張り出した上壁部を有し、電波を遮蔽する遮蔽部と、
     を備えることを特徴とするアンテナ装置。
  9.  前記放射素子群で送信又は受信される信号の波長をλとして、前記側壁部の高さが、3λ/4に設定されていることを特徴とする請求項8に記載のアンテナ装置。
  10.  前記遮蔽部は、側壁部と基板との間に、前記主線からの不要放射の漏洩量を調整するための隙間を有する形状に形成されていることを特徴とする請求項8又は請求項9に記載のアンテナ装置。
  11.  前記隙間の上部に前記上壁部とは反対方向に突出する突出部を備えることを特徴とする請求項10に記載のアンテナ装置。
  12.  前記放射素子群で送信又は受信される信号の波長をλとして、前記突出部の突出方向への長さが、λ/4の奇数倍に設定されていることを特徴とする請求項11に記載のアンテナ装置。
  13.  前記遮蔽の側壁部は、湾曲した形状を有することを特徴とする請求項8乃至請求項12のいずれか1項に記載のアンテナ装置。
  14.  前記放射素子群は、送信アンテナを構成することを特徴とする請求項8乃至請求項13のいずれか1項に記載のアンテナ装置。
  15.  前記基板上には、前記遮蔽部を挟んで前記放射素子群とは反対側に、受信アンテナが形成されていることを特徴とする請求項14に記載のアンテナ装置。
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