JP5937994B2 - アンテナ - Google Patents

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本発明は、サイドローブレベルを低減させたアンテナに関する。
アンテナの指向特性において、サイドローブレベルを抑圧する機構として、下記特許文献1〜3の技術が知られている。特許文献1には、アンテナ素子の4角形の周囲に基板に垂直に金属壁や電波吸収体を設ける構成が開示されている。また、特許文献2には、第1軸方向に延びる複数の導波管スロットアンテナを、第1軸に垂直な第2軸方向に配列させたアンテナにおいて、隣接する各導波管スロットアンテナの間に、第1軸及び第2軸に垂直な第3軸方向に金属板を突出させた構造が開示されている。また、特許文献3には、パッチアンテナの周囲に金属カバーを電磁波の放射方向に突出させた構造が開示されている。従来技術は、これらの基板に対して、電磁波の放射方向に突出した金属板を設けることで、指向性を制御するものである。
特許第3467990号公報 特開2012−4700号公報 特開2009−168778号公報
ところが、特許文献1〜3の技術では、指向特性の0°の方向、すなわち、アンテナ素子を配設した基板の主面に垂直な方向に金属体を突出する方法であるので、サイドローブを抑圧するには、その金属体の高さを高くする必要がある。特に、アンテナ素子の周辺には給電回路、送信回路、受信回路などの電子回路が搭載されるために、金属体はアンテナ素子から離れた位置に設ける必要があった。金属体をアンテナ素子から離れた位置に設けるほど、金属体の高さを高くしないと、サイドローブを抑圧することはできなかった。
そこで、本発明の目的は、サイドローブを抑圧する部材を、アンテナ素子から離れた位置であっても、アンテナ素子を配設した基板に対する高さを可能な限り低くすることで、低減の目標となるサイドローブが効果的に抑圧された、厚さの薄い小型のアンテナを実現することである。
上記課題を解決するための本第1の発明は、誘電体基板と導体とを有するアンテナにおいて、誘電体基板の主面に配設され、主面の前方に指向性を有するアンテナ素子と、アンテナ素子に対して、アンテナ素子の指向特性における少なくとも一方の側において、主面に対して前方に突出した側壁部と、側壁部からアンテナ素子の方向に、主面への正射影がアンテナ素子には至らない長さで、側壁部に対する角度が70°より大きく、120°より小さい所定角度で突出した屋根部とから成り、電波を反射又は吸収する指向特性制御部材と、を有することを特徴するアンテナである。
アンテナ素子の指向特性は、ある面内における1次元の特性を想定している。したがって、一般的には、立体空間における3次元の指向特性でも良いが、その3次元の指向特性のある面への正射影を指向特性としても良い。本発明は、例えば、車両に搭載するレーダに応用する場合には、水平面又は水平面に対して所定の仰角だけ傾斜した面内における指向特性を想定している。指向特性制御部材は、この指向特性の一方の側、又は、両側に設けても良い。
本発明のアンテナは、電磁波を放射するアンテナでも、電磁波を受波するアンテナであっても良い。また、送信アンテナ素子と受信アンテナ素子が併設されていても良いし、アンテナ素子は、送受信兼用であっても良い。アンテナ素子の構成や形状は任意である。パッチアンテナや、特許文献2に開示の漏れ波アンテナであっても良い。アンテナ素子は、誘電体基板の主面の前方、例えば、垂直に、主軸(角度0°)を有する指向性を持つアンテナ素子であれば任意である。指向性特性の主軸は、誘電体基板の主面に垂直である必要はなく、任意の角度を有する方向でも良い。アンテナ素子は、例えば、給電線に沿って、パッチを配列したアレーアンテナ、スロットアンテナ、トリプレートアンテナなどである。電波を放出又は受信するパッチの形状は任意である。
また、指向特性制御部材は、金属などの電磁波を反射又は遮蔽する部材、又は、電磁波を吸収する部材であっても良い。例えば、導電性電波吸収材料、誘電性電波吸収材料、磁性電波吸収材料の1種、又は、それらの複合材料を用いることができる。導電性電波吸収材料は、導電性繊維の織物などによる、材料内部の抵抗によって電波によって発生する電流を吸収するものである。また、誘電性電波吸収材料は、分子の分極反応に起因する誘電損失を利用するもので、カーボン粉などをゴム、発泡ウレタン、発泡ポリスチロールなどの誘電体に混合した材料を用いることができる。また、磁性電波吸収材料は、磁性材料の磁気損失によって電波を吸収するものであり、鉄、ニッケル、フェライトの板材、それらの粉末を混練した樹脂を用いることができる。また、指向特性制御部材は、金属、導電性電波吸収材料、誘電性電波吸収材料、磁性電波吸収材料の整形体であっても良く、例えば、樹脂の整形体に、上記の材料をメッキ、塗布、被膜形成したものであっても良い。
また、側壁部と屋根部との成す所定角度は、75°以上、115°以下であることが望ましい。さらに、望ましくは、108°以上、112°以下である。これらの範囲の時に、効率良くサイドローブを抑圧することができる。また、指向特性制御部材は、アンテナ素子のサイドローブレベルを10dB以上低減させることが望ましい。
また、アンテナ素子における指向特性の原点からサイドローブの表れる最小角度(主軸に対する角度)を傾きとする直線上に、屋根部の先端位置が位置するように、側壁部の高さと、屋根部の長さが決定することで、そのサイドローブを効果的に抑圧することができる。また、指向特性制御部材は、アンテナ素子における指向特性の両側の位置に設けられていても良い。また、指向特性制御部材は、接地されていても、いなくとも良い。また、本発明のアンテナは、誘電体基板の裏面に形成された接地導体を有し、側壁部はこの接地導体に電気的に接続されていることが望ましい。
本発明の側壁部と屋根部とを有する指向特性制御部材により、指向特性において、サイドローブを効果的に抑圧することができる。指向性制御部が存在しない場合に比べて、10dB以上抑圧することができる。また、屋根部がアンテナ素子の方に張り出しているので、サイドローブを抑圧するための側壁部の高さは、屋根部がない場合に比べて、大きく低下させることができる。したがって、アンテナの厚さを薄くでき、小型化できる。
本発明の具体的な実施例1に係るアンテナの構成を示す断面図。 実施例1のアンテナの構成を示す平面図。 実施例1のアンテナの指向特性を示す図。 従来のアンテナの指向特性を示す図。 従来のアンテナの指向特性を示す図。 実施例1のアンテナの電界分布を示す特性図。 従来のアンテナの電界分布を示す特性図。 本発明の具体的な実施例2に係るアンテナにおける屋根部の先端点の存在する直線を示した説明図。 実施例2のアンテナの側壁部の高さと屋根部の長さとの関係を示した特性図。 本発明の具体的な実施例3に係るアンテナの指向特性を示す図。 本発明の具体的な実施例3に係るアンテナの指向特性を示す図。 本発明の具体的な実施例3に係るアンテナの指向特性を示す図。 本発明の具体的な実施例4に係るアンテナの構成を示す断面図。 本発明の具体的な実施例5に係るアンテナの構成図。 本発明の具体的な実施例6に係るアンテナが有するアンテナ素子の構成図。
以下、本発明を具体的な実施例に基づいて説明する。本発明は、下記の実施例に限定されるものではない。
本発明の具体的な一実施例に係るアンテナ1の構成を図1、図2に示す。直方体薄板形状の誘電体基板10は、主面(表面)である第1面11と、誘電体基板10の裏面であって、第1面11に平行な第2面12とを有している。第1面11に垂直にz軸、第1面11上に誘電体基板10の長辺に平行にx軸、x軸に垂直で誘電体基板10の短辺に平行にy軸をとる。第1面11には、矩形形状のパッチアンテナ21のアレーである薄膜導体から成るアンテナ素子20が形成されている。図2に示すように、パッチアンテナ21は矩形形状であり、パッチアンナ21の電磁波を放射又は受波する放射辺23がxz面に対して−45°傾斜している。z軸が水平面に平行となるように、誘電体基板10が車両等に設置されるとすると、xz面は水平面となる。
これらの複数のパッチアンテナ21はy軸方向に伸びた給電線22の片側に接続されている。そして、このy軸方向に伸びた1次元アレーが、x軸方向に複数配置されて、アレーのアンテナ素子20が構成されている。これにより、このアンテナ1は、xz面において、指向特性を有し、偏波方向が水平面に対して45°傾斜した電磁波を放射し、受波することができる。z軸が水平面に対して所定の仰角を有するように、アンテナ1が車両等に設置されると、このアンテナ1は、水平面に対して所定の仰角を有した面において、所定の指向特性を有したアンテナとなる。
また、第2面12の全面には、矩形面状の薄膜導体から成るグランド層30が形成されている。そして、給電線22とグランド層30は外部の信号源(図示略)に接続されている。アンテナ素子20とグランド層30とでパッチアレーアンテナが構成され、信号源から供給された信号により、電磁波が空間に放射される。なお、本アンテナ1を受信アンテナとする場合には、信号源は、外部の受信回路(図示略)である。
また、誘電体基板10の両短辺13a、13bの側面に接して金属体から成る側壁部41a、41bが、それぞれ、設けられている。この側壁部41a、41bは、接地層30と電気的に接続されている。そして、側壁部41a、41bに連続して折り曲げ形成され、アンテナ素子20に向けて突出した金属体から成る屋根部42a、42bが形成されている。屋根部42a、42bと、側壁部41a、41bとの間の成す角θは、それぞれ、110°である。側壁部41aと屋根部42aとで指向特性制御部材40aが、側壁部41bと屋根部42bとで指向特性制御部材40bが構成されている。なお、側壁部41a、41bと屋根部42a、42bは連続した一体物であっても良いが、別体を接着したものであっても良い。また、側壁部41a、41bと屋根部42a、42bは、導体の他、樹脂に表面に金属被膜を形成したものでも良い。
図1において、側壁部41aと、この側壁部41aに最も近いアンテナ素子20との距離をDとする。アンテナ素子20の原点oからの距離aは、1.6Dである。高さHは0.3D、屋根部42aの長さLは0.7Dである。指向特性制御部材40bについても同様である。
この構成において、xz面における指向特性をシミュレーションにより求めた。その結果を図3に示す。横軸はz軸(指向特性の主軸)と成す角、すなわち、xz面上の電磁波の入射角又は放射角である。指向特性が左右対称でないのは、パッチアンテナ21が−45°傾斜しており、電磁波の偏波ベクトルがxz面と−45°で交差しているからである。
側壁部41と屋根部42との成す角θを、90°と、110°した場合をシミュレーションした。−60°と−70°との間及び60°と70°との間の2次のサイドローブは、θが110°の場合に明らかに大きく抑圧されていることが分かる。−60°と−70°の範囲では、θが90°の場合に比べて、θが110°の場合には7dBほど、レベルが低下していることが分かる。右側の60°と70°の範囲では、θが90°の場合に比べて、θが110°の場合には14dBほど、レベルが低下していることが分かる。
なお、−60°と−70°との間及び60°と70°の角度区間は、本発明をミリ波レーダとして用いた場合に、グレーティングによる誤検知を減少させるために、抑圧が必要なサイドローブの発生する区間である。
比較のために、図1の構成において、屋根部42a、42bを設けずに、側壁部41a、41bだけを設けた場合について、指向特性をシミュレーションした。側壁部の高さHを0.5Dとした場合を図4に、高さHをDとした場合を図5に示す。それぞれ、側壁部が存在しない場合の指向特性が合わせて表示されている。側壁部の高さHが0.5Dの場合には、−60°と−70°との間では、側壁部がない場合に比べて、最大で、4dB程度、60°と70°との間では最大で6dB程度抑圧されているだけである。また、側壁部の高さHがDの場合には、側壁部がない場合に比べて、10dB以上、2次のサイドローブが抑圧されているのが分かる。
また、図3の本実施例のθが110°の指向特性と比べると、θが110°の場合には、左側の−60°と−70°との間では、側壁部の高さHがDの場合と同様な抑圧効果が得られているのが分かる。なお、指向特性の2次のサイドローブの抑圧は、必ずしも、正、負の両側で必要とは限らず、電磁波の放射角や入射角が、一方の側だけで使用される場合も多い。その場合に、2次のサイドローブのレベルが高い側のみに、指向特性制御部材40を設けても良い。本実施例では、側壁部に対して110°の角度を成す屋根部を設けたので、同様なサイドローブの抑圧効果を得るのに、側壁部の高さHが、屋根部を設けない場合の高さに対して3/10に低減できることが理解される。
次に、本実施例のアンテナ1における電磁波の電界分布を図6.Aに、指向特性制御部材を有さないアンテナにおける電磁波の電界分布を図6.Bに示す。指向特性制御部材が接地されているので、側壁部41の外側では電界が極めて小さく、屋根部42の先端付近では波面が屋根部42の傾斜方向に形成されているのが分かる。また、屋根部42の外側領域A1では、屋根部42で電磁波が反射して、屋根部42の方向のサイドローブのレベルが低下しているのが分かる。
また、θを110°に対して±2である、108°、112°にした場合にも、シミュレーションにより同様な効果が得られることが分かった。したがって、側壁部41と屋根部42との成す角θは、108°以上、112°以下が望ましい。
実施例2として、側壁部41の高さHと屋根部42の長さLとの関係について、検討した。図7に示すように、指向特性の主軸(z軸)の原点であるアンテナ素子20の原点oと、屋根部42の先端であって、誘電体基板10に近い(内側)先端pの座標(x,z)とを結ぶ直線Sを考える。直線Sとz軸との成す角αは、指向特性の2次のサイドローブを抑圧するのに必要な最大角度である。例えば、αは60°である。直線Sの方程式は、次式で表される。
また、側壁部41のx座標をaとする。次式が成立する。
p点(x,z)が(1)式の直線S上にあることから、次式が成立する。
すなわち、側壁部41の高さHと屋根部42の長さLとの関係は、(5)式を満たす。 与えられたθとαに対して、(5)式を満たす、側壁部41の高さHと屋根部42の長さLの組が、2次のサイドローブを低減させる。
図8は、シュミレーションにより、θ=110°、α=60°、a=1.6Dとして、2次のサイドローブが−42dB以下となるときの(H,L)の関係を示している。Hが0.6D以上、0.7D以下の範囲では、L+H=1.2Dとなり、(5)式の関係を満たしている。しかし、側壁部41の高さの距離Dに対する比H/Dが小さくなるほど、(5)式から乖離し、H=0.3Dでは、L+H=Dとなる。このことは、側壁部41の高さの距離Dに対する比H/Dが小さくなるほど、屋根部42の長さLは、(5)式で表される直線で決定される屋根部42の長さよりも、短くとも良いことを意味する。すなわち、屋根部42の先端点pが、原点oに近づくに連れて、2次のサイドローブを抑圧するための角度αを大きくできることを意味している。換言すれば、屋根部42の効果は、誘電体基板10に接近するほど、大きくなることが理解される。この意味で、側壁部の高さHは、0.3D以上、0.5D以下が望ましい。
このように、本実施例では、2次のサイドローブを効果的に抑圧することができる。アレーアンテナにおいて、サイドローブを抑圧する一般的な方法は、アレーの各素子の給電分布をチェビシェフ等の分布とすることである。しかし、この給電分布を制御する方法は、給電線路の線幅の製造上の制約から、実現可能なサイドローブの抑圧は、主軸方向のレベル(ピーク)に対して−30dBが程度が限界である。これに対して、本発明では、2次のサイドローブは、主軸方向のレベルに対して、θ=90°では、−36dB以上、θ=110°では、−38dB以上、抑圧されている。
次に、実施例3として、側壁部41aと屋根部42aとの成す角θを、70°、75°、80°、90°、110°、115°、120°と変化させて、指向特性のシミュレーションを行った。その結果を図9A、9B、10に示す。なお、側壁部41aと屋根部42aは、誘電体基板10の2次のサイドローブを抑圧すべき一方の側にのみ設けた場合で、シミュレーションを行った。側壁部41aとこれに最も近いアンテナ素子との距離をDとして、側壁部41aの高さHは、0.3Dであり、屋根部42aの長さLは0.7Dである。側壁部41aの根元部と原点oとの距離aは1.6Dである。
θが、75°、80°、90°、110°、115°の場合には、2次のサイドローブのレベルは、主軸方向のピークレベルに対して、−38dB以下となったが、θが70°の場合及び120°の場合には、−35dB以下であるが、−38dBを越える部分が存在し、2次のサイドローブレベルの抑圧が十分ではないことが理解される。このことから、θは、75°以上、115°以下とするのが望ましい。
実施例4のアンテナを、図11に示す。図11に示すように、側壁部44aと屋根分45aから成る指向特性制御部材43を曲線で構成しても良い。この場合に、側壁部44aと屋根部45aとの成す角θを側壁部44aの誘電体基板10との接続部の内側の最下点Qでの接線S1と、屋根部45aの内側最先端pにおける接線S2との成す角で定義する。また、屋根分45aの先端pは、アレーアンテナの原点oを通るz軸との成す角αが60°の直線S上にある点とする。
実施例5のアンテナの構成を図12に示す。本実施例のアンテナ1は、送信アレーアンテナ51と受信アレーアンテナ52とが、同一の誘電体基板10上に設けられているレーダである。このアンテナ1は、送信アレーアンテナ51の両側に図1の構成の指向特性制御部材40a、40bを設けたものである。この場合に、指向特性の一方の側の2次のサイドローブを抑圧する必要がある側にのみ、指向特性制御部材を設けても良い。
実施例6として、アンテナ素子20の構成を、図13に示す。図13(a)に示すように、誘電体基板10の裏面の接地層30と主面11a上に形成されたマイクロストリップ線路27とで給電線路25を形成し、複数の箇所でマイクロストリップ線路27が欠落したスロット26を設けることで、スロットアレーアンテナとすることができる。スロットアレーアンテナを上記全実施例におけるアンテナ素子20とすることができる。また、図13(b)に示すように、トリプレート線路28に、スロット26とダイポール29の組を多数設けて、アレイにしたアンテナを上記全実施例におけるアンテナ素子20とすることができる。
10…誘電体基板
20…アンテナ素子
30…接地層
40a、40b、43a、43b…指向特性制御部材
41a、41b…側壁部
42a、42b…屋根部

Claims (7)

  1. 誘電体基板と導体とを有するアンテナにおいて、
    前記誘電体基板の主面に配設され、前記主面の前方に指向性を有するアンテナ素子と、
    前記アンテナ素子に対して、アンテナ素子の指向特性における少なくとも一方の側において、前記主面に対して前方に突出した側壁部と、前記側壁部から前記アンテナ素子の方向に、前記主面への正射影が前記アンテナ素子には至らない長さで、前記側壁部に対する角度が70°より大きく、120°より小さい所定角度で突出した屋根部とから成り、電波を反射又は吸収する指向特性制御部材と、
    を有することを特徴するアンテナ。
  2. 前記所定角度は、75°以上、115°以下であることを特徴とする請求項1に記載のアンテナ。
  3. 前記所定角度は、108°以上、112°以下であることを特徴とする請求項2に記載のアンテナ。
  4. 前記指向特性制御部材は、前記アンテナ素子のサイドローブを低減させることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載のアンテナ。
  5. 前記アンテナ素子における指向特性の原点から低減させるべきサイドローブの表れる最小角度を傾きとする直線上に、前記屋根部の先端位置が位置するように、前記側壁部の高さと、前記屋根部の長さが決定されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載のアンテナ。
  6. 前記指向特性制御部材は、前記アンテナ素子における指向特性の両側の位置に設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載のアンテナ。
  7. 前記誘電体基板の裏面に形成された接地導体を有し、前記側壁部は該接地導体に接続されていることを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れか1項に記載のアンテナ。
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