WO2013150849A1

WO2013150849A1 - 扇風機

Info

Publication number: WO2013150849A1
Application number: PCT/JP2013/055953
Authority: WO
Inventors: 榊原　勇治; 貴勇畔柳; 功二山中
Original assignee: 株式会社マキタ
Priority date: 2012-04-03
Filing date: 2013-03-05
Publication date: 2013-10-10
Also published as: JP5369211B2; JP2013213449A

Abstract

　扇風機（１）は、本体（１０）と台座（２０）と首振り機構（３０）を有する。本体（１０）は、羽根と羽根を収容するガード（１３）を備える。羽根は、電動工具用バッテリパック（２３）を電源とする電動モータ（１１）により回転する。台座（２０）は、本体（１０）を設置面（Ｆ）上に設置する。首振り機構（３０）は、台座（２０）に対して本体（１０）を左右に回動させる。

Description

扇風機

　この発明は、バッテリ付扇風機に関する。

　充電式バッテリ（直流電源）を電源に有する扇風機は、一般家庭の交流１００Ｖ電源を必要としない。そのため該扇風機は、建築工事現場等の様々な場所に持ち運んで使用され得る。バッテリパック（バッテリ）は、取外して充電器で充電されることで繰り返して使用され得る。建築工事現場等で用いられる電気ドリルまたはねじ締め機等の電動工具も充電式のバッテリパックを電源として利用するものもある。バッテリパックを扇風機と電動工具で兼用することでバッテリパックが効率よく使われ得る。

　特開平３－１７２５９８号公報に記載の扇風機は、充電式のバッテリパックを利用する。バッテリパックは、比較的重く、バッテリパックが支脚の下端部に装着される。これにより扇風機が安定して設置され得る。しかし該扇風機は、首振り機能を備えていない。そのため扇風機の送風方向を変更する場合、扇風機全体の向きを変更する必要がある。

　したがって使い勝手が一層高い扇風機が従来必要とされている。

　本発明の１つの特徴によると、扇風機は、本体と台座と首振り機構を有する。本体は、羽根と羽根を収容するガードを備える。羽根は、電動工具用バッテリパックを電源とする電動モータにより回転する。台座は、本体を設置面上に設置する。首振り機構は、台座に対して本体を左右に回動させる。

　したがって台座の設置面に対する向きを変更することなく、本体が首振り機構によって左右に回動し、送風向きが変わる。そのため扇風機の使い勝手が向上する。扇風機は、電動工具のバッテリパックを電源として利用できる。そのため建築作業現場等において、交流電源等を用意しなくても扇風機を利用できる。これにより暑い作業環境において扇風機が風を発生、あるいは周辺の粉塵等を吹き飛ばし得る。かくして扇風機が作業環境を良好にし得る。

　他の特徴において首振り機構は、本体を自動で左右方向に回動しかつ自動で往復させても良い。したがって送の向きは、使用者が本体の向きを変更することなく、変更され得る。かくして扇風機の使い勝手が一層良くなる。しかも本体が自動で左右に往復回動するため、本体が送り得る風の範囲がより広くなる。

　他の特徴においてガードは、前ガードと後ろガードを突き合わせて結合した前後二分割構造を有しても良い。本体の回動の中心である首振り軸線が、前ガードと後ろガードの結合面上に位置しても良い。これにより本体は、より狭いスペース内で回動できる。

　他の特徴において首振り機構部は、本体の下部に設けても良い。したがって本体が首振り機構を介して台座の上面に支持され得る。これにより扇風機が安定して設置され得る。

　他の特徴においてバッテリパックの重心が左右方向において本体の回動の中心である首振り軸線と一致しても良い。さらにバッテリパックの重心が前後方向において首振り軸線よりも前側に位置しても良い。したがって比較的重いバッテリパックによって扇風機の重量の中心が首振り軸線の近傍に設定され、バランスが良くなる。特に首振り時における扇風機のバランスが向上する。

　他の特徴においてバッテリパックと設置面の間にバッテリパックの着脱操作用のスペースが設けられても良い。したがって扇風機を持ち上げることなく設置したままで、スペース内に手を差し入れてバッテリパックを着脱できる。これによりバッテリパックを容易に着脱できる。

　他の特徴において台座は、台座本体と台座本体を設置面に対して支持する脚を有しても良い。脚がバッテリパックの装着方向を含む鉛直面に対して直交する方向に張り出しても良い。例えば台座の正面からバッテリパックを着脱する構成とした場合、脚が台座の側方から張り出す。したがって脚がバッテリパックを着脱する際に邪魔にならない。

　他の特徴において本体は、台座に対して前傾可能に支持されても良い。電動モータが本体の背面に配置されても良い。電動モータに扇風機の持ち運び用ハンドルが設けられても良い。したがってハンドルを本体の上部に上方へ張り出す構造に比べて扇風機の全高を小さくできる。ハンドルを把持して扇風機を持ち運ぶ場合、本体が台座に対して相対的に前傾して扇風機の重心がハンドルの鉛直方向下方に変位できる。これにより扇風機は、重量バランスの良い安定した姿勢で楽に持ち運ばれ得る。

本実施形態に係る扇風機の正面図である。図１のII方向からの扇風機の右側面図である。図１のIII方向からの扇風機の左側面図である。図３のIV方向からの扇風機の背面図である。図１のV方向からの扇風機の平面図である。図１のVI方向からの扇風機の底面図である。首振り機構の平面図を示すための図４のVII－VII線断面矢視図である。

　本発明の実施形態を図１～７を参照して説明する。図１，２に示すように扇風機１は、本体１０と台座２０を備える。本体１０は、電動モータ１１（直流モータ）、羽根機構１２、ガード１３、支持枠１４を備える。羽根機構１２は、電動モータ１１で回転する３枚の羽根を有する。ガード１３は、羽根機構１２の周囲を覆う。支持枠１４は、ガード１３を支持する。支持枠１４は、台座２０に支持される。台座２０は、台座本体２１と左右一対の脚２２を備え、本体１０を設置面Ｆ上に設置（自立）させる。

　ガード１３は、図１，２に示すように前後二分割構造を有し、前ガード１３ａと後ろガード１３ｂを含む。前ガード１３ａと後ろガード１３ｂは、それぞれ円形または椀形であり、結合面Ｊ２で相互に当接される。前ガード１３ａと後ろガード１３ｂは、それぞれ網目構造を有し、複数の円形枠と複数の放射枠を含む。円形枠は、同心円上に配置される鋼線を有する。放射枠は、放射方向に配置される鋼線を有する。

　電動モータ１１は、図３，４に示すようにガード１３の背面中央（後ろガード１３ｂの中央）に設けられる。電動モータ１１の上部に持ち運び用のハンドル１５が設けられる。電動モータ１１は、図６に示すバッテリパック２３を電源として起動する。

　ガード１３の左右側部が図１に示すように同軸の傾動支軸部１４ａによって支持枠１４に支持される。ガード１３は、左右の傾動支軸部１４ａを中心にして前後に一定の角度範囲内で傾動する。左右の傾動支軸部１４ａには、リーフスプリングによるポジティブストップ機構が組み込まれる。ポジティブストップ機構は、ガード１３を含む本体１０を前傾姿勢又は後傾姿勢の任意の傾斜角度で保持できる。図４に示すように電動モータ１１は、前後傾動軸線Ｊ１上であって左右の傾動支軸部１４ａ間の中央に配置される。

　支持枠１４は、図４に示すようにガード１３の下側ほぼ半周の範囲に沿った半円弧形状を有する。支持枠１４の左右上端部に傾動支軸部１４ａが設けられる。支持枠１４の中央（下端部）に本体支軸部１４ｂが設けられる。本体支軸部１４ｂは、支持枠１４から下方に突出し、台座本体２１の上面に支持される。本体支軸部１４ｂの軸線（首振り軸線Ｊ０）は、ガード１３の結合面Ｊ２上に位置する。このため本体１０は、狭いスペース内で首振り運動（回動）できる。

　本体支軸部１４ｂは、図４に示すように台座本体２１に内装された首振り機構３０に結合される。首振り機構３０は、本体１０を左右に一定角度の範囲で回動可能（首振り可能）に支持する。

　台座本体２１は、図４，６に示すように矩形箱形状を有する。台座本体２１に首振り機構３０と電源回路部と操作部が内装される。台座本体２１の下部にバッテリパック２３が装着される。バッテリパック２３は、台座本体２１の正面側下面に設けられたバッテリ装着凹部２１ａ内に装着される。バッテリパック２３は、バッテリ装着凹部２１ａに装着され、バッテリ装着凹部２１ａからほぼはみ出さない。バッテリパック２３は、スライド装着式のリチウムイオンバッテリである。バッテリパック２３は、例えば電動ねじ締め機やグラインダ等のバッテリ式電動工具の電源として使用され得る。バッテリパック２３は、電動工具から取外されて台座本体２１に装着され得る。

　バッテリパック２３は、図６を参照するように前後にスライドさせることによりバッテリ装着凹部２１ａに取付けまたは取外される。図１に示すようにバッテリパック２３の正面に取外しボタン２３ａが設けられる。取外しボタン２３ａを指先で図１において下側に押し下げ、バッテリパック２３を図１において手前側（正面側）にスライドさせる。これによりバッテリパック２３がバッテリ装着凹部２１ａから取外され得る。バッテリパック２３は、充電器で充電されて扇風機１あるいは別の電動工具の電源として繰り返し利用され得る。バッテリパック２３の電力は、図示省略した電源回路を経て電動モータ１１あるいは首振りモータ３１等に供給される。

　バッテリパック２３は、図６に示すようにその重心が首振り軸線Ｊ０に一致するように設置される。バッテリパック２３は、比較的重いため、扇風機１が安定して設置され得る。

　台座本体２１は、図１，２に示すように左右一対の脚２２によって設置面Ｆの上方に位置する。脚２２は、台座本体２１と設置面Ｆの間にスペースＳを形成する。スペースＳは、使用者の手先の挿入を許容してバッテリパック２３の取付けまたは取外しを楽にする。脚２２は、台座本体２１の左右側部から側方（第一方向）へ張り出す。第一方向は、バッテリパック２３を装着する方向を含む鉛直面に対して直交する。

　左右の脚２２は、図１，２に示すように左右対称である。左右の脚２２は、それぞれ１本の鋼管を折り曲げて矩形状に形成される。脚２２は、上側方部２２ａ、上前後部２２ｂ、縦部２２ｃ、下前後部２２ｄ、下側方部２２ｅを有する。上側方部２２ａは、台座本体２１の側部から側方へ延びる。上前後部２２ｂは、上側方部２２ａの先端部から前方へ延びる。縦部２２ｃは、上前後部２２ｂの前部から下方へ延びる。下前後部２２ｄは、縦部２２ｃの下部から後方へ延びる。下側方部２２ｅは、下前後部２２ｄの後部から側方に延びる。下側方部２２ｅは、台座本体２１の後部に設けた脚台２１ｂに結合される。左右の脚２２は、脚台２１ｂによって結合される。

　左右脚２２の各部２２ａ～２２ｅは、図１～５に示すように滑らかに湾曲する角部を経て相互に連続的に結合される。縦部２２ｃと下前後部２２ｄの間の角部、下前後部２２ｄと下側方部２２ｅの間の角部には、それぞれ脚ガード２５，２６が取付けられる。脚ガード２５，２６は、樹脂製であって設置面Ｆに当接する。脚ガード２５，２６は、左右脚２２が設置面Ｆに接地することを防止する。これにより左右脚２２が設置面Ｆによって傷付くことが防止される。

　首振り機構３０は、図４，７に示すように本体１０を左右に一定の角度範囲で回動（首振り）させる。首振り機構３０は、首振りモータ３１を駆動源とする電動式（自動式）である。首振り機構３０は、偏心円板３２と作動アーム３４を有する。偏心円板３２は、首振りモータ３１の出力軸３１ａに取付けられる。偏心円板３２の上面周縁部に１本の偏心ピン３３が取付けられ、偏心ピン３３は偏心円板３２から上方へ突き出す。作動アーム３４は、台座本体２１内において本体支軸部１４ｂに取付けられる。作動アーム３４は、本体支軸部１４ｂに固定され、本体支軸部１４ｂから径方向に張り出す。作動アーム３４に係合孔３４ａが設けられる。係合孔３４ａは、作動アーム３４の長手方向に延出する長溝孔形状を有する。係合孔３４ａ内に偏心ピン３３が下方から進入する。

　図７に示すように首振りモータ３１が偏心円板３２を回転させると、偏心ピン３３が首振りモータ３１の出力軸線回りに公転する。偏心ピン３３が係合孔３４ａ内に沿って移動する。偏心ピン３３の移動における係合孔３４ａの長手方向成分が偏心ピン３３の公転運動を相殺する。偏心ピン３３の移動におけるそれ以外の方向成分が作動アーム３４を揺動させる。作動アーム３４が首振り軸線Ｊ０回りに一定の角度範囲で往復動（回動）する。これにより本体１０が左右に回動（首振り）する。

　図１に示すように台座本体２１の正面上部に使用者が操作する操作パネル２４が設けられる。操作パネル２４の中央に電源ボタン２４ａが配置される。電源ボタン２４ａが押されると電動モータ１１（図２参照）が起動し、ファン１２が回転する。ファン１２が正面側からの送風を発生する。オン状態で電源ボタン２４ａが押されると、電動モータ１１が停止してファン１２の回転が停止する。

　図１に示すように電源ボタン２４ａの右側に風量切り換えボタン２４ｂが配置される。風量切り換えボタン２４ｂの押される回数によって風量の大小が三段階に切り換えられる。風量切り換えボタン２４ｂの上側に三つの風量表示ランプ２４ｃが配置される。風量表示ランプ２４ｃの点灯数によって風量の大小を知ることができる。１つの風量表示ランプ２４ｃの点灯は小（弱）、２つの点灯は中、３つの点灯は大（強）を意味する。

　図１に示すように電源ボタン２４ａの上側に首振りボタン２４ｄが配置される。首振りボタン２４ｄが押されると、首振りモータ３１が起動し、本体１０が一定の角度範囲で左右に首振り動作する。これにより送風範囲が左右に拡大する。首振り状態において首振りボタン２４ｄが押されると、首振りモータ３１が停止し、本体１０の首振り動作が停止する。

　図１に示すように電源ボタン２４ａの左側に動作停止用のタイマーボタン２４ｅが配置される。タイマーボタン２４ｅの押される回数によって動作停止までの時間が任意に選択され得る。タイマーボタン２４ｅの上側に３つのタイマーランプ２４ｆが並設される。タイマーランプ２４ｆの点灯数によって設定時間を知ることができる。１つのタイマーランプ２４ｆの点灯は１時間、２つの点灯は２時間、３つの点灯は４時間を意味する。オフタイマーが設定されていない連続運転状態では、全てのタイマーランプ２４ｆが消えている。タイマー設定状態で電源ボタン２４ａが押されることで本体１０が停止し、タイマー設定状態がキャンセルされ得る。

　図２に示すように台座本体２１の右側部にアダプタ接続部２７が設けられる。アダプタ接続部２７にＡＣ電源アダプタ（図示省略）が接続される。ＡＣ電源アダプタは、交流電源（ＡＣ１００Ｖ）をＤＣ１５Ｖに変換し、扇風機１に供給する。扇風機１にはバッテリパック２３から直流電源（１４．４Ｖまたは１８Ｖ）も供給され得る。したがって扇風機１は、直流または交流の両方に対応している。アダプタ接続部２７にＡＣ電源アダプタを接続すると、バッテリパック２３からの電源供給が自動的に遮断される。これによりアダプタ接続部２７から電源が供給される。アダプタ接続部２７からＡＣ電源アダプタを外すとバッテリパック２３から自動的に電源が供給される。

　上述するように本体１０は、台座２０に対して左右に首振り可能に設けられる。したがって使用者がハンドル１５によって扇風機１を持ち上げて本体１０の設置向きを変更等することなく、本体１０からの風の向きが変更され得る。かくして扇風機１の使い勝手が向上する。

　首振り機構３０は、首振りモータ３１を駆動源とする電動式（自動式）である。そのため使用者が操作することなく本体１０が自動的に左右に一定の角度範囲で往復動できる。これにより扇風機１は、首振り機構を有しない従来の扇風機に比べてより広範囲に風を送ることができる。

　本体１０は、前後傾動支軸部１４ａ（前後傾動軸線Ｊ１）を中心にして前後に傾動可能である。そのため送風向きを上下に変更することができる。かくして風を送ることができる範囲が一層広くなる。本体１０は、傾動支軸部１４ａに組み込まれたポジティブストップ機構により、任意の傾斜角度で位置保持され得る。これにより本体１０の前傾姿勢又は後傾姿勢が保持され得る。

　首振り軸線Ｊ０は、ガード１３の結合面Ｊ２上に位置している。そのため本体１０が最もコンパクトに回動できる。かくして狭いスペース内において扇風機１が首振り動作できる。

　比較的重いバッテリパック２３の重心が首振り軸線Ｊ０に一致している。そのため転倒させるモーメント若しくは振動等を発生させることなく、本体１０が安定して首振り動作できる。

　左右の脚２２は、台座本体２１の左右側部から側方である第一方向へ張り出す。第一方向は、バッテリパック２３の装着方向を含む鉛直面に直交する。したがって脚２２は、バッテリパック２３の取付けまたは取外しの邪魔にならない。また脚２２は、操作パネル２４の操作の邪魔にならない。

　ハンドル１５がガード１３の背面であって電動モータ１１の上部に設けられる。そのためハンドル１５がガード１３の上部から上方に延出する構造に比べて扇風機１の高さを小さくできる。本体１０は、前後傾動軸線Ｊ１を中心にして前後に傾動可能である。ハンドル１５は、前後傾動軸線Ｊ１よりも後方かつ上方に設けられる。そのため使用者がハンドル１５を把持し扇風機１を持ち上げると、本体１０が台座２０に対して前傾する。扇風機１の重心がハンドル１５を把持した部位を通る鉛直線上に変位する。これにより使用者は、扇風機１を重量バランスのよい安定した姿勢で楽に持ち運ぶことができる。

　バッテリパック２３は、台座本体２１の正面側下面に設けられたバッテリ装着凹部２１ａに装着される。バッテリパック２３は、設置面Ｆにほぼ沿った方向にスライドされ、バッテリ装着凹部２１ａに対して取付けまたは取外される。台座本体２１と設置面Ｆの間に使用者が手先を差し入れるための操作スペースＳが設けられる。このため扇風機１を持ち上げることなく、すなわち扇風機１を設置面Ｆに設置したまま、バッテリパック２３をバッテリ装着凹部２１ａから楽に取外しまたは装着できる。これにより扇風機１の操作性及び使い勝手が向上し得る。

　作業者は、手の平に装着部（端子部、スライドレール部）を上向きにバッテリパック２３を載せる。バッテリパック２３は、バッテリ装着凹部２１ａに向けてスライドされることでバッテリ装着凹部２１ａに装着され得る。そのためバッテリパック２３は、迅速かつ楽にバッテリ装着凹部２１ａに装着され得る。

　扇風機１は、バッテリパック２３から供給されるＤＣ１４．４Ｖ（またはＤＣ１８Ｖ）と、ＡＣ電源アダプタから供給されてアダプタ接続部２７によってＤＣ１５Ｖに変換される交流１００Ｖとに切り換えて用いることができる。そのため扇風機１は、室内で用いる場合と屋外で用いる場合等の様々な場所で容易に使用され得る。

　本発明の形態を上記構造を参照して説明したが、本発明の目的を逸脱せずに多くの交代、改良、変更が可能であることは当業者であれば明らかである。したがって本発明の形態は、添付された請求項の精神と目的を逸脱しない全ての交代、改良、変更を含み得る。例えば本発明の形態は、前記特別な構造に限定されず、下記のように変更が可能である。

　首振り機構３０は、上述するように首振りモータ３１を駆動源とする電動式（自動式）でも良い。これに代えて首振り機構３０は、手動で左右に回動可能な本体支軸部を有する手動首振り式でも良い。手動首振り式であっても、扇風機を設置したままで本体の送風方向を手動で変更できる。

　扇風機１は、上述するように本体１０を前後傾動させる機構を有していても良いし、該機構を有していていなくても良い。該機構を有しない扇風機は、支持枠１４を有さず、ガード１３の下部に首振り用の本体支軸部が直接設けられ得る。

　扇風機１は、上述するように本体１０を下方から支持する支持枠１４を有していても良い。これに代えて扇風機は、本体を吊り下げる門型等の支持枠を有していても良い。

　バッテリパック２３は、上述するように台座本体２１の正面下部に装着しても良い。これに代えてバッテリパックが台座本体２１の上面あるいは側部に装着されても良い。あるいはバッテリパックが本体１０の背面に装着されても良い。

　バッテリパックは、上述するように台座２０にスライドされて装着されても良い。これに代えてバッテリパックは、台座２０に差し込まれて装着、あるいは他の方法で装着されても良い。

Claims

　扇風機であって、
　電動工具用バッテリパックを電源とする電動モータにより回転する羽根、前記羽を収容するガードを備える本体と、
　前記本体を設置面上に設置する台座と、
　前記台座に対して前記本体を左右に回動させる首振り機構を有する扇風機。
　請求項１に記載の扇風機であって、
　前記首振り機構は、前記本体を自動で左右方向に回動しかつ自動で往復させる扇風機。
　請求項１または２記載の扇風機であって、
　前記ガードは、前ガードと後ろガードを突き合わせて結合した前後二分割構造を有し、
　前記本体の回動の中心である首振り軸線が、前記前ガードと後ろガードの結合面上に位置する扇風機。
　請求項１～３のいずれか１つに記載の扇風機であって、
　前記首振り機構部が前記本体の下部に設けられる扇風機。
　請求項１～４のいずれか１つに記載の扇風機であって、
　前記バッテリパックの重心が左右方向において前記本体の回動の中心である首振り軸線と一致し、かつ前後方向において前記首振り軸線よりも前側に位置する扇風機。
　請求項１～５のいずれか１つに記載の扇風機であって、
　前記バッテリパックと前記設置面の間に前記バッテリパックの着脱操作用のスペースが設けられる扇風機。
　請求項１～６のいずれか１つに記載の扇風機であって、
　前記台座は、台座本体と前記台座本体を前記設置面に対して支持する脚を有し、
　前記脚が前記バッテリパックの装着方向を含む鉛直面に対して直交する方向に張り出す扇風機。
　請求項１～７のいずれか１つに記載の扇風機であって、
　前記本体は、前記台座に対して前傾可能に支持され、
　前記電動モータが前記本体の背面に配置され、
　前記電動モータに前記扇風機の持ち運び用ハンドルが設けられた扇風機。