WO2013031366A1 - 情報処理端末、レイアウト調整方法およびプログラム - Google Patents
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Abstract
ユーザビリティを向上させることが可能な情報処理端末を提供する。 表示部1は、複数の表示画面を有する。記憶部2は、表示部1に表示するオブジェクトのレイアウトを規定するための規定情報を記憶する。状態監視部3は、表示部1の使用状態を検出する。レイアウト制御部5は、規定情報および使用状態に基づいて、オブジェクトのレイアウトを決定し、そのレイアウトが予め定められた条件を満たすようにレイアウトを調整する。表示制御部6は、レイアウト制御部5にて調整されたレイアウトのオブジェクトを表示部1に表示する。
Description
本発明は、表示画面を有する情報処理端末に関する。
携帯電話端末やPDA(Personal Digital Assistant)のような情報処理端末では、ウィンドウやボタンなどのオブジェクトを表示画面に表示することが多い。このような情報処理端末では、ユーザの操作に応じてオブジェクトの位置や大きさなどを変更することができる。
例えば、特許文献1には、表示画面であるディスプレイと、そのディスプレイに対するユーザの接触位置を検知するタッチセンサとを備え、ディスプレイ上に表示されているボタンやウィンドウなどのオブジェクトの位置や大きさを、タッチセンサにて検出された接触位置に応じて変更するユーザインタフェースが記載されている。
ウィンドウのようなオブジェクトには、ボタンやツールバーのようなユーザにて操作されたり閲覧されたりするUI(user interface:ユーザインタフェース)部品を含んでいるものがある。このようなオブジェクトでは、UI部品の大きさや位置などのレイアウトは固定されているため、見栄えや操作性などのユーザビリティが低くなってしまうことがある。
より具体的には、複数の表示画面を備える多画面端末において、オブジェクトが複数の表示画面にわたって表示されると、UI部品が各表示画面の境界部を挟んで各表示画面に分割されて表示されてしまい、見栄えや操作性などが低くなることがある。特に、オブジェクトを生成するアプリケーションが、表示画面を1つだけ備える情報処理端末を想定して開発されている場合には、上記のようにUI部品が各表示画面に分割されて表示されてしまうことが多い。
これに対して、特許文献1に記載のユーザインタフェースでは、オブジェクトの位置や大きさを変更することはできるが、UI部品の位置や大きさのようなオブジェクト内のレイアウトを変更することができないため、上記のような状況ではユーザビリティを向上させることは困難である。
本発明の目的は、ユーザビリティを向上させることが可能な情報処理端末、レイアウト調整方法およびプログラムを提供することである。
本発明による情報処理端末は、複数の表示画面を含む表示部と、前記表示部に表示するオブジェクトのレイアウトを規定するための規定情報を記憶する記憶部と、前記表示部の使用状態を検出する検出部と、前記規定情報および前記使用状態に基づいて前記レイアウトを決定し、当該レイアウトが予め定められた条件を満たすように、当該レイアウトを調整する調整部と、前記調整部にて調整されたレイアウトのオブジェクトを前記表示部に表示する表示制御部と、を有する。
本発明によるレイアウト調整方法は、複数の表示画面を含む表示部と、前記表示部に表示するオブジェクトのレイアウトを規定するための規定情報を記憶する記憶部とを有する情報処理端末によるレイアウト調整方法であって、前記表示部の使用状態を検出し、前記規定情報および前記使用状態に基づいて前記レイアウトを決定し、前記レイアウトが予め定められた条件を満たすように、当該レイアウトを調整し、前記調整されたレイアウトのオブジェクトを前記表示部に表示する、を有する。
本発明によるプログラムは、複数の表示画面を含む表示部と、前記表示部に表示するオブジェクトのレイアウトを規定するための規定情報を記憶する記憶部とに接続されたコンピュータに、前記表示部の使用状態を検出する手順と、前記規定情報および前記使用状態に基づいて前記レイアウトを決定する手順と、前記レイアウトが予め定められた条件を満たすように、当該レイアウトを調整する手順と、前記調整されたレイアウトのオブジェクトを前記表示部に表示する手順とを実行させる。
本発明によれば、ユーザビリティを向上させることが可能になる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の説明では、同じ機能を有するものには同じ符号を付け、その説明を省略する場合がある。
図1は、本発明の第1の実施形態の情報処理端末の概観を示す正面図である。図1に示すように、情報処理端末100は、種々の情報を表示する表示画面1Aおよび1Bを有する。表示画面1A及び1Bは、例えば液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ等の一般的な表示デバイスにより構成されている。また、表示画面1Aおよび1Bは、画面境界1Cを挟んで互いに離れて配置されている。画面境界1Cは、表示画面が一般的に枠(ベゼル)を有することから必然的に生じる、情報を表示することが出来ない非表示領域である。画面境界1Cには、ヒンジ機構のような情報処理端末100を折り畳み可能にする折り畳み機構などが備わっていてもよい。
なお、画面境界1Cは、ベゼルなどの物理的な境界に限らず、OS(operating system)などによって、物理的に一つの表示画面(表示デバイス)に設けられた、その物理的な表示画面を2つの表示領域(仮想的な表示画面)に区切るための特別領域でもよい。この場合、特別領域によって区切られた各表示領域が、表示画面1Aおよび1Bとなり、一つの物理的な表示画面が表示画面1A、1Bおよび画面境界1Cを有することになる。なお、特別領域は、後述するオブジェクトが表示されない領域である。
図2は、情報処理端末100の機能的な構成を示す図である。図2に示すように、情報処理端末100は、表示部1と、記憶部2と、状態監視部3と、アプリケーション部4と、レイアウト制御部5と、表示制御部6とを有する。
表示部1は、図1に示した表示画面1Aおよび1Bを有する。表示部1は、表示画面1Aおよび1Bからなる複数の表示デバイスであっても良いし、表示画面1Aおよび1Bを有する一つの表示デバイスであっても良い。
記憶部2は、表示部1に表示するオブジェクトのレイアウトを規定するための規定情報を記憶する。
オブジェクトは、例えば、ウィンドウのような表示物であり、ボタンやツールバーのようなユーザが操作したり閲覧したりするためのUI(user interface:ユーザインタフェース)部品を含む。また、オブジェクトのレイアウトは、例えば、オブジェクトの大きさや、オブジェクトに含まれるUI部品の位置および大きさである。
記憶部2は、より具体的には、端末情報記憶部21および設定情報記憶部22を含む。
端末情報記憶部21は、情報処理端末100に関する端末情報を記憶する。端末情報は、情報処理端末100に応じて定められる情報であり、表示画面1Aおよび1Bに関する画面情報を含む。画面情報は、表示画面1Aおよび1Bの画面サイズや、表示画面1Aおよび1Bに含まれる、ステータスバーやソフトウェアキーボードのようなOS(Operating System)に割り当てられたシステム領域の位置やサイズなどを示す。なお、オブジェクトは、表示画面1Aおよび1Bの全表示領域からシステム領域を除いた領域に表示することができる。また、オブジェクトは、システム領域を覆うように表示されてよい。
設定情報記憶部22は、CPUなどのコンピュータにて読み取り可能な記録媒体であり、アプリケーションプログラムのような、コンピュータの動作を規定する種々のプログラムを記録する。以下では、アプリケーションプログラムをアプリと略す。
また、設定情報記憶部22は、アプリの開発者にて指定された開発者設定情報を記憶する。開発者設定情報は、アプリが生成するオブジェクトのレイアウトに対する指定を示すレイアウト情報を含む。
レイアウト情報は、例えば、オブジェクトの大きさや、オブジェクトに含まれるUI部品の位置および大きさを示す。なお、レイアウト情報は、例えば、XML(Extensible Markup Language)のようなマークアップ言語やCSS(Cascading Style Sheets)のようなスタイルシート言語で記述されている。また、情報処理端末100が表示できるオブジェクトは通常複数あるので、レイアウト情報は、オブジェクトごとに記憶される。
なお、上記の端末情報および開発者設定情報は、規定情報の一例である。
状態監視部3は、表示画面1Aおよび1Bがどのような状態で使用されているかを表す使用状態を監視して、現在の使用状態や使用状態の変化を検出する検出部である。
使用状態は、情報処理端末100の向きなどの端末状態と、表示画面モードやAPI(Application Program Interface)の発行状態のようなアプリ状態とを含む。
端末状態は、例えば、表示画面1Aおよび1Bが横方向に並んで使用されているのか、それとも表示画面1Aおよび1Bが縦方向に並んで使用されているのかを、情報処理端末100の向きとして示す。状態監視部3による端末状態の監視方法は特に限定されないが、例えば、加速度センサやジャイロセンサのような端末状態を検出するためのセンサを有し、そのセンサを用いて端末状態を監視したり、getLotate()のような端末状態を取得するためのAPIを定期的に発行したりことで端末状態を監視する。なお、getLotate()は、より具体的には、上述のような機能を有するAPIのラベルである。
表示画面モードは、オブジェクトをどのように表示画面1Aおよび1Bに表示するかを規定するモードであり、例えば、オブジェクトを表示画面1Aおよび1Bの一方に表示する1画面モードと、オブジェクトを表示画面1Aおよび1Bに亘って表示する複数画面モードとがある。なお、表示画面モードは、例えば、アプリケーション部4に設定される。
APIの発行状態は、オブジェクトの表示状態が変化する可能性があるAPIが発行されたか否かを示す。なお、上記のようなAPIとしては、表示画面モードを切り替える旨のAPIや、ステータスバーやソフトウェアキーボードのようなシステム領域を表示画面1Aおよび1Bに設定する旨のAPIなどが挙げられる。
アプリケーション部4は、CPUなどのコンピュータで構成され、設定情報記憶部22に記録されているプログラムであるアプリを読み取り、その読み取ったアプリを実行して種々の機能を実現する。この種々の機能において、オブジェクトを表示部1に表示する必要がある場合には、アプリケーション部4は、オブジェクトを生成してレイアウト制御部5に通知する。
レイアウト制御部5は、調整部の一例である。レイアウト制御部5は、アプリケーション部4からオブジェクトを受け付けた場合、そのオブジェクトのレイアウトを、記憶部2に記憶されている規定情報と、状態監視部3にて検出された使用状態とに基づいて決定する。また、レイアウト制御部5は、オブジェクトが表示されている状態で、状態監視部3にて使用状態の変化が検出された場合、その表示されているオブジェクトのレイアウトを、記憶部2に記憶されている規定情報と、状態監視部3にて検出された使用状態とに基づいて新たに決定する。
オブジェクトのレイアウトを決定すると、レイアウト制御部5は、その決定したレイアウトを、レイアウトが予め定められた調整条件を満たすように調整する。本実施形態では、調整条件は、オブジェクトに含まれるUI部品が画面境界1Cに架かっていないこと、つまり、UI部品が表示画面1Aおよび1Bに分かれて表示されないことであるとする。
表示制御部6は、レイアウト制御部5にて調整されたレイアウトのオブジェクトを表示部1に表示する。
次に情報処理端末100の動作を説明する。
図3は、情報処理端末100の動作の一例を説明するためのフローチャートである。以下では、表示部1にオブジェクトが既に表示されている状態で、使用状態が変化したときの動作を例にとって説明する。
先ず、状態監視部3は、情報処理端末100の使用状態を監視し、その使用状態が変化したことを検出すると、使用状態が変化した旨をレイアウト制御部5に通知する(ステップS1)。
レイアウト制御部5は、使用状態が変化した旨を受け付けると、レイアウトの調整に必要な情報を収集し、その情報に基づいて、オブジェクトのレイアウトを決定する(ステップS2)。
より具体的には、先ず、レイアウト制御部5は、端末情報記憶部21、設定情報記憶部22および状態監視部3のそれぞれから、端末情報、開発者設定情報および使用状態のそれぞれを、レイアウトの調整に必要な情報として取得する。なお、レイアウト制御部5は、既に表示部1に表示されているオブジェクトに対応する開発者設定情報を取得する。
そして、レイアウト制御部5は、端末情報、開発者設定情報および状態情報に基づいて、オブジェクトのレイアウトを決定する。
オブジェクトのレイアウトを決定すると、レイアウト制御部5は、そのレイアウトを決定したオブジェクトに含まれるUI部品が画面境界1Cに架かっているか否かを判定する(ステップS3)。この判定方法は、特に限定されないが、画面サイズと表示画面1Aおよび1B上のUI部品の位置から判定する方法や、UI部品が画面境界1Cに架かっているか否かを判定するためのAPIを発行して判定する方法などが挙げられる。
UI部品が画面境界1Cに架かっている場合、レイアウト制御部5は、オブジェクトのレイアウトの調整を行う(ステップS4)。
ステップS3でUI部品が画面境界1Cに架かっていないと判定された場合、および、ステップS4が終了した場合、レイアウト制御部5は、調整または決定したレイアウトのオブジェクトを表示制御部6に出力する。表示制御部6は、オブジェクトを受け付けると、そのオブジェクトを表示部1に表示する(ステップS5)。
次に上記の動作のステップS3およびS4の処理であるレイアウト調整処理についてより詳細に説明する。
図4は、レイアウト調整処理の一例を説明するための図である。
図4(a)は、複数画面モードで動作し、かつ、ステップS4のレイアウトの調整が行われる前の情報処理端末100の状態を示している。
図4(a)の例では、オブジェクトであるウィンドウ20に含まれるUI部品10が画面境界1Cに架かっている。
このとき、レイアウト制御部5は、先ず、端末情報に含まれる画面サイズXと、開発者設定情報に含まれるUI部品10のサイズa+bおよび位置Aを取得する。なお、位置Aは、UI部品10の画面境界1Cに直交する方向の、表示画面1Aの画面境界1Cとは逆側の端辺からのオフセットで表されている。また、UI部品10のサイズa+bは、UI部品10の画面境界1Cに直交する方向の長さで表されている。
続いて、レイアウト制御部5は、UI部品のサイズ(a+b)および位置Aの和が画面サイズXより大きいので、UI部品10が画面境界1Cに架かっていると判定する。
そして、レイアウト制御部5は、表示画面1Aおよび1Bのうち、UI部品10が表示されている部品領域が大きい方の表示画面にのみにUI部品10が表示されるように、UI部品10の位置および大きさの少なくとも一方を調整する。
図4(a)の例では、UI部品10は、矩形であり、表示画面1Aに長さa分だけ表示されており、表示画面1Bには長さb分だけ表示されている。また、a>bを満たす。したがって、表示画面1Aの方が表示画面1Bより部品領域が大きいので、図4(b)に示すように、レイアウト制御部5は、UI部品10の位置を表示画面1A側の方に長さbだけ移動させる。
以上のような処理がレイアウト調整処理であり、オブジェクトのレイアウトが調整された後では、ウィンドウ20内のUI部品10が表示画面1Aにのみに表示され、画面境界1Cに架からなくなる。なお、レイアウトが調整された後のUI部品10の位置は、A-bとなる。
上記のレイアウト調整処理では、UI部品10の位置が調整されていたが、実際には、この例に限らず適宜変更可能である。例えば、図5に示すように、レイアウト制御部5は、UI部品10が表示画面1Aにのみに表示されるように、UI部品10の大きさを調整してもよい。また、レイアウト制御部5は、UI部品10の位置および大きさの両方を調整して、UI部品10が表示画面1Aおよび1Bの一方にのみ表示するようにしてもよい。
以上説明したように本実施形態によれば、オブジェクトのレイアウトが調整条件を満たすように調整されるので、ユーザビリティを向上させることが可能になる。
また、アプリの開発者が、オブジェクトが画面境界1Cに架からなくなるなどの調整条件を満たすように、情報処理端末100の向きやシステム領域のサイズなどに応じて、オブジェクトのレイアウトを細かく指定する必要がなくなるので、開発者は表示画面の数などを考慮せずに、ユーザビリティの高いアプリを作成することが可能になる。したがって、アプリの開発にかかるコストや労力を低減することが可能になる。
また、本実施形態では、表示画面1Aおよび1Bのうち、UI部品が表示されている部品領域が大きい方の表示画面にのみUI部品が表示されるように、レイアウトが調整されるので、開発者の意図(開発者設定情報)をなるべく反映させつつ、ユーザビリティを向上させることが可能になる。
なお、本実施形態では、レイアウト制御部5は、UI部品10の部品領域が大きい側に、UI部品10を移動させていたが、部品領域が小さい側にUI部品10を移動させてもよい。例えば、部品領域が大きい側の表示画面に重要な情報(例えば、UI部品10を選択するための説明事項など)が表示されている場合には、UI部品10が部品領域の大きい側に移動されると、重要な情報が圧縮されたり押し出されたりして見づらくなる可能性があるため、レイアウト制御部5は、これらを考慮して、UI部品10を移動させる表示画面を選択できるようにしてもよい。この場合、更なるユーザビリティの向上を図ることができる。
次に本発明の第2の実施形態について説明する。
本実施形態では、設定情報記憶部22に記憶されている開発者設定情報は、レイアウト情報に加えて、レイアウトの調整を行うか否かを示す可否フラグ(可否情報)を含む。可否フラグは、以下では、レイアウトの調整を行うことをONで示し、レイアウトの調整を行わないことをOFFで示すものとする。
可否フラグがONを示す場合、レイアウト制御部5は、オブジェクトのレイアウトが調整条件を満たすように、レイアウトの調整を行う。
図5は、本実施形態の情報処理端末100の動作の一例を示す図である。
図3を用いて説明したステップS1およびステップS2が実行され、その後、レイアウト制御部5は、設定情報記憶部22に記憶されている開発者設定情報内の可否フラグを確認し、その可否フラグがONを示すか否かを判定する(ステップT1)。可否フラグがONを示す場合、ステップS3の処理が実行され、可否フラグがOFFを示す場合、ステップS5が実行される。
本実施形態によれば、開発者の意図をより反映させることが可能になる。
次に、具体的な実施例を用いて情報処理端末100の動作の一例を説明する。
本実施例では、アプリケーション部4に表示画面モードとして1画面モードが設定されている状態で、アプリケーション部4が表示画面モードを複数画面モードに切り替える旨のAPIであるchangeDisplayMode()を発行した際のレイアウト制御処理について説明する。なお、changeDisplayMode()は、より具体的には、上述のような機能を有するAPIのラベルである。
図7は、アプリケーション部4を実現しているアプリAの設定ファイルの一例を示す図である。設定ファイルは、開発者設定情報の一例であり、アプリAが生成するオブジェクトのレイアウトを指定するレイアウト情報を含む。
図7の例では、アプリAのオブジェクトは、UI部品である2つボタン(Button1およびButton2)を有する。各ボタンの大きさは、それぞれ縦方向に対してオブジェクトの大きさの50%となっている。
図8は、設定ファイルのアプリAによるオブジェクトのレイアウトの一例を示す図である。図8では、表示画面モードは1画面モードであり、情報処理端末100は表示画面1Aが表示画面1Bより上にあるような縦向きであり、表示画面1Aの上部にはシステム領域1Dとしてステータスバーが設定されている。この場合、オブジェクトの表示領域は、表示画面1Aの全ての表示領域からシステム領域1Dを除いた領域となり、そのオブジェクトの表示領域にオブジェクト内のUI部品であるボタン11および12が縦方向に並んで表示される。
以下では、図8に示した使用状態においてchangeDisplayMode()が発行された際の情報処理端末100の動作を、図3を参照しながら説明する。なお、説明が第1の実施形態で行った説明と重複する箇所については、省略することもある。
先ず、状態監視部3は、アプリケーション部4がchangeDisplayMode()を発行したことを、使用状態が変化したこととして検出し、使用状態が変化した旨をレイアウト制御部5に通知する(ステップS1)。
レイアウト制御部5は、使用状態が変化した旨を受け付けると、レイアウトの調整に必要な情報として、状態監視部3から情報処理端末100の向き(縦向き)を取得し、その情報処理端末100の向きに基づいて、オブジェクトのレイアウトとして、UI部品であるボタン11および12の大きさを決定する(ステップS2)。
図9は、ステップS2で決定されたレイアウトの一例を示す図である。図9に示すように、表示画面1Aには、幅がsのシステム領域1Dが存在するため、表示画面1Aにてオブジェクトを表示できる領域は、表示画面1Bにてオブジェクトを表示できる領域より幅s分だけ小さくなっている。このため、ボタン11が表示画面1Aに収まりきらず、表示画面1Bにs/2分だけはみ出してしまう。
オブジェクトのレイアウトを決定すると、レイアウト制御部5は、UI部品であるボタン11および12の少なくとも一方が画面境界1Cに架かっているか否かを判定する(ステップS3)。
ここでは、例として、UI部品が画面境界1Cに架かっているかの判定は、UI部品が画面境界1Cに架かっているか否かを判定するためのAPIであるisStride()を用いて行われるものとする。より具体的には、レイアウト制御部5は、ボタン11および12のそれぞれに対するisStride()であるisStride(Button1)およびisStride(Button2)を発行し、そのisStride()の応答によって、ボタン11および12のそれぞれが画面境界1Cに架かっているかを判定する。ここでは、図9に示したようにボタン11が画面境界1Cに架かっているので、ボタン11のisStride(Button1)に対する応答がtrue、すなわち、画面境界1Cに架かっていることを示す。なお、ここでisStride()は、より具体的には、上述のような機能を有するAPIのラベルである。
このようにステップS3でUI部品が画面境界1Cに架かっていると判定されたため、レイアウトの調整が行われる(ステップS4)。ここでは、上述したようにボタン11が表示画面1Bにはみ出している長さをs/2であるため、レイアウト制御部5は、ボタン11の長さがs/2だけ短くなるように、ボタン11および12の大きさを変化させる。
そして、レイアウト制御部5は、レイアウトを調整したオブジェクトを、表示制御部6を介して表示画面1Aおよび1Bに表示する(ステップS5)。これにより、図10に示すように、表示画面1Aにボタン11が収まり、表示画面1Bにボタン12が収まるようなレイアウトのオブジェクトが表示される。
以上説明した各実施形態および実施例において、図示した構成は単なる一例であって、本発明はその構成に限定されるものではない。
例えば、表示部1は、表示画面を3つ以上備えていてもよい。このとき、3つ以上の表示画面は、ベゼルなどの物理的な境界によって区切られた物理的な表示画面でもよいし、特別領域によって区切られた仮想的な表示画面でもよいし、それらを組み合わせたものでもよい。
また、情報処理端末100を折り畳み可能にする折り畳み機構が画面境界1C以外に備わっていてもよい。
また、以上説明した情報処理端末100の機能は、その機能を実現するためのプログラムを、コンピュータにて読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータに読み込ませ実行させることで、実現されてもよい。
この出願は、2011年9月1日に出願された日本出願特願2011-190657号公報を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
1 表示部
1A、1B 表示画面
1C 画面境界
2 記憶部
3 状態監視部
4 アプリケーション部
5 レイアウト制御部
6 表示制御部
21 端末情報記憶部
22 設定情報記憶部
100 情報処理端末
1A、1B 表示画面
1C 画面境界
2 記憶部
3 状態監視部
4 アプリケーション部
5 レイアウト制御部
6 表示制御部
21 端末情報記憶部
22 設定情報記憶部
100 情報処理端末
Claims (9)
- 複数の表示画面を含む表示部と、
前記表示部に表示するオブジェクトのレイアウトを規定するための規定情報を記憶する記憶部と、
前記表示部の使用状態を検出する検出部と、
前記規定情報および前記使用状態に基づいて前記レイアウトを決定し、当該レイアウトが予め定められた条件を満たすように、当該レイアウトを調整する調整部と、
前記調整部にて調整されたレイアウトのオブジェクトを前記表示部に表示する表示制御部と、を有する情報処理端末。 - 前記レイアウトは、前記オブジェクトに含まれる部品の位置および大きさである、請求項1に記載の情報処理端末。
- 前記条件は、前記部品が前記複数の表示画面に分かれて表示されないことである、請求項2に記載の情報処理端末。
- 前記調整部は、前記レイアウトが決定されると、前記部品が前記複数の表示画面に分かれている場合、前記複数の表示画面のうち、前記部品が表示されている部品領域が最も大きい表示画面にのみ当該部品が表示されるように、前記レイアウトを調整する、請求項3に記載の情報処理端末。
- 前記調整部は、前記レイアウトを調整する際には、前記オブジェクトに含まれる部品の位置および大きさの少なくとも一方を調整する、請求項2ないし4のいずれか1項に記載の情報処理端末。
- 前記記憶部は、前記レイアウトの調整を行うか否かを示す可否情報をさらに記憶し、
前記調整部は、前記可否情報が前記レイアウトの調整を行うことを示す場合、前記レイアウトを調整する、請求項1ないし5のいずれか1項に記載の情報処理端末。 - 前記複数の表示画面のいずれかは、物理的な物理表示画面が境界領域によって区切られた仮想的な表示画面である、請求項1ないし6のいずれか1項に記載の情報処理端末。
- 複数の表示画面を含む表示部と、前記表示部に表示するオブジェクトのレイアウトを規定するための規定情報を記憶する記憶部とを有する情報処理端末によるレイアウト調整方法であって、
前記表示部の使用状態を検出し、
前記規定情報および前記使用状態に基づいて前記レイアウトを決定し、
前記レイアウトが予め定められた条件を満たすように、当該レイアウトを調整し、
前記調整されたレイアウトのオブジェクトを前記表示部に表示する、レイアウト調整方法。 - 複数の表示画面を含む表示部と、前記表示部に表示するオブジェクトのレイアウトを規定するための規定情報を記憶する記憶部とに接続されたコンピュータに、
前記表示部の使用状態を検出する手順と、
前記規定情報および前記使用状態に基づいて前記レイアウトを決定する手順と、
前記レイアウトが予め定められた条件を満たすように、当該レイアウトを調整する手順と、
前記調整されたレイアウトのオブジェクトを前記表示部に表示する手順とを実行させるプログラム。
Applications Claiming Priority (2)
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JP2011-190657 | 2011-09-01 |
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PCT/JP2012/066606 WO2013031366A1 (ja) | 2011-09-01 | 2012-06-28 | 情報処理端末、レイアウト調整方法およびプログラム |
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