WO2012099109A1 - 照明装置 - Google Patents

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Abstract

 操作光による出力信号とノイズとのS/N比を改善することができ、操作光以外の光による誤動作を防ぐことができる照明装置とするために、発光部2と、可視領域の光である操作光を受光して、光量に応じた出力信号を出力する受光部3と、前記受光部3が出力する出力信号の値に基づいて前記発光部2の発光状態を切り替える切替部7とを備えたものであって、前記受光部3が、1又は複数の第1光電変換素子31と、当該第1光電変換素子と同数の第2光電変換素子32とを具備し、当該受光部が、前記第1光電変換素子31及び前記第2光電変換素子32の全てに前記発光部2からの照明光が入射する位置に設けられており、前記第1光電変換素子31及び前記第2光電変換素子32が並列回路をなすように接続されているとともに、前記第1光電変換素子の極性と前記第2光電変換素子の極性が逆向きとなるように接続した。

Description

照明装置
 本発明は、赤外線リモコン等の専用のコントローラを用いずに遠隔操作することができる照明装置に関するものである。
 オフィス等に導入されている照明システムは、必要な照明だけを点灯できるようにするために天井照明をいくつかのグループに分けて、各グループの照明ごとに独立してオンオフできるようにする場合が多い。このような照明システムの場合、壁にスイッチパネルを取り付ける等して、独立照明の数だけスイッチを設ける必要がある。
 前述したスイッチパネルのように、スイッチが1箇所に集められていると、どのスイッチがどの照明に対応しているかが分かりにくく、所望の照明を迷わずに操作することが難しくなる。さらに、照明をオンオフするためには、スイッチパネルにまで足を運ばなければならず特に大きな部屋では操作がわずらわしい。
 このような問題を解決するために、本出願人は特許文献1及び図10(a)に示すように、照明光を射出する発光部2Aの近傍に、レーザポインタから出力される可視光の操作光を受光する受光部3Aを2つ設けた照明装置100Aを発明し、所望の照明装置100Aをレーザポインタでポインティングするだけでオンオフできるようにしている。
 より具体的には、この照明装置100Aは可視光を受光部3(1)、3(2)で受光することによりオンオフを制御しているので、発光部2Aからの射出される自身の照明光や他の蛍光灯の光等による外乱の影響でオンオフの誤動作が生じるのを防ぐよう、2つの受光部3(1)、3(2)からの出力信号の差分を制御部CAで取り、外乱による出力信号の成分をキャンセルし、レーザポインタからの操作光による出力信号のみを取り出すようにしている。
 ところで、前述した蛍光灯の光のような周期性のある外乱を各出力信号の差分を取ることによって完全にキャンセルするためには、各受光部3(1)、3(2)から出力される各出力信号が同相となるようにする必要がある。
 このため、図10(b)に示すように各受光部3(1)、3(2)を構成する複数の光電変換素子31Aを左右対称に配置して、それぞれで極性を揃えつつ並列回路を形成しておき、各並列回路からの起電電流をそれぞれ別のI-V変換回路32Aで適当な電圧に変換して、各出力信号を制御部CAであるマイコンまで配線により引き回していた。
 しかしながら、このような構成により各受光部3(1)、3(2)からの外乱光による出力信号のノイズに同期がとれたとしても、各受光部3(1)、3(2)において形成される並列回路を構成するための配線や、出力信号をマイコンまでに引き回すための配線は非常に長いものとなってしまう。その結果、今度は電源ハムノイズが配線を介して出力信号に乗りやすくなってしまい、ノイズレベルが高くなって、操作光による出力信号とノイズとのS/N比が悪くなってしまう。
 さらに、前記受光部3(1)、3(2)は、各並列回路の起電電流は、照明光等の操作光以外の光による出力信号も含んだままI-V変換回路32Aにより電圧変換しており、変換前からレベルがある程度高い状態であるため、変換ゲインを高く設定しようとするとすぐに変換飽和に達してしまう。つまり、I-V変換回路32Aをハイゲインとすることが難しく、操作光による出力信号とノイズとのS/N比が固定されてしまう。
特願2010-112926号
 本発明は上述したような問題を鑑みてなされたものであり、同期を取ることを考えることなく、受光部から出力される出力信号中の照明光等によるノイズレベルを低減し、操作光による出力信号とノイズとのS/N比を改善することができ、操作光以外の光により発光部の発光状態が切り替えられてしまうといった誤動作を防ぐことができる照明装置を提供することを目的とする。
 すなわち、本発明の照明装置は照明光を射出する発光部と、前記発光部の周囲であるとともに照明光が入射する位置に設けられ、レーザポインタ等の別に設けられた操作手段から出力される操作光を受光して、出力信号を出力する受光部と、前記受光部が出力する出力信号に基づいて前記発光部の発光状態を切り替える切替部とを備えたものであって、前記受光部が、1又は複数の第1光電変換素子と、前記第1光電変換素子と同数又は異なる数の第2光電変換素子とを備えるとともに、前記第1光電変換素子と前記第2光電変換素子の極性が逆向きにとなるように接続されて並列回路が形成されたものであり、前記受光部が、当該受光部全体に光が入射した場合において、前記第1光電変換素子の起電電流合計値と、前記第2光電変換素子の起電電流合計値とが、略同じ値となるように構成されていることを特徴とする。
 このようなものであれば、前記受光部が第1光電変換素子と第2光電変換素子とが各々の極性が逆向きにとなるように並列回路をなすように接続されているとともに、前記受光部全体に光が入射する際の各光電変換素子から出力される起電電流合計値の大きさが略同じとなるように構成されているので、照明光のように受光部全体に入射する光の場合には、第1光電変換素子と第2光電変換素子で発生する起電電流は逆向きで等しい大きさのものとなる。従って、照明光が受光部に入射しても第1光電変換素子と第2光電変換素子で発生する起電電流はキャンセルしあうことになるので、受光部全体としては出力信号がほとんど出力されないようにすることができる。つまり、発光部からの照明光によって受光部からはほとんど出力信号が出力されず、出力信号が高いレベルで維持されて飽和しやすくなってしまうのを防ぐことができる。
 一方、レーザポインタ等から出力される受光部の一部の光電変換素子に入射する光の場合には、第1光電変換素子及び第2光電変換素子の起電電流のバランスが崩れることになるので、受光部からは出力信号が出力されることになる。
 つまり、照明光等によるノイズレベルは小さくすることができるとともに、操作光による出力信号は従来のままとすることができるので、操作光による出力信号とノイズとのS/N比を改善することができる。また、受光部自体で外乱光によるノイズがキャンセルされてしまうので、従来の複数の受光部からの出力信号において同期するよう構成することを考えたり、差分を取ったりする必要が無い。
 さらに、各光電変換素子が接続されている並列回路でノイズレベルを小さくできるので、例えばI-V変換回路等で電圧変換を行う際に変換ゲインを大きくとることがしやすくなり、さらにS/N比を向上することができる。従って、照明光等により発光状態が切り替えられてしまうといった誤動作をより防ぎやすくなる。
 また、レーザポインタ等から出力される可視領域の光を操作光として用いることができるので、複数の照明装置が並んで設けられていたとしても、所望の照明装置を容易にポインティングして簡単に発光状態を切り替えることができる。
 各光電変換素子からの起電電流合計値を合わせこむような調整作業を省くことができ、前述したような構成の受光部を製作しやすくするには、同じ強さの光が照射された際における前記第1光電変換素子の1個当たりの起電電流値と、前記第2光電変換素子の1個当たりの起電電流値とが略同じであり、前記第1光電変換素子の個数と、前記第2光電変換素子の個数とがそれぞれ同数であればよい。
 照明装置の形状や設置場所に応じて、各光電変換素子の個数を異ならせる必要があったとしても、ノイズレベルを低減し、操作光を確実に検出できるようにするには、同じ強さの光が照射された際における前記第2光電変換素子の1個当たりの起電電流値が、前記第1光電変換素子の1個当たりの起電電流値よりも小さく、前記受光部全体に光が入射した場合において、前記第1光電変換素子の起電電流合計値と、前記第2光電変換素子の起電電流合計値とが、略同じ値となるように前記第2光電変換素子の個数が、前記第1光電変換素子の個数よりも多く設定されていればよい。
 前記発光部の発光状態を複数の状態に変更するための具体的な実施の態様としては、前記切替部が、前記操作光の光量の違いにより生じる前記受光部から出力される出力信号の示す起電電流値の大きさの違いに基づいて、前記発光部の発光状態を切り替えるように構成されたものであればよい。本発明は、前記受光部のノイズレベルを小さくすることができているので、例えば、前記操作手段から出力される操作光の光量が複数の段階に変更可能なものであった場合でもそれぞれの光量ごとに前記受光部は異なる出力信号を出力し、それぞれ値の異なる出力信号に対応させて前記切替部は前記発光部の発光状態をそれぞれ変更することができる。
 前記切替部が前記発光部の発光状態を複数の異なる状態に切替可能とするための別の態様としては、前記切替部が、前記受光部が受光する操作光の断続パターンに基づいて、前記発光部の発光状態を切り替えるように構成されたものであればよい。ここで、断続パターンとは例えば操作光が受光部に入射している期間と、入射していない期間について、それぞれの期間の長さや、出現回数等により形成されるパターンを含む概念である。
 前記操作光の光量が固定であったとしても、前記発光部の発光状態を複数に切替可能にするには、前記切替部が、所定時間内に前記受光部に対して操作光が入射する回数に基づいて前記発光部の発光状態を切り替えるように構成されたものであればよい。
 発光部からの照明光による出力信号を略キャンセルすることができ、発光状態の切り替えに関する誤動作を防ぐことができるようにするには、前記発光部が直線状をなすものであり、前記受光部が、前記第1光電変換素子及び前記第2光電変換素子を前記発光部に沿って並べて設けたものであり、前記切替部が、前記受光部から所定値以上の出力信号が出力された場合に前記発光部の発光状態を切り替えるように構成されているものであればよい。
 前記受光部から出力された出力信号中の直流成分を除去し、より大きな増幅率で出力信号を増幅し、S/N比を改善して誤動作を防ぐことができるようにするには、前記受光部から出力された出力信号をACカップリングした後に、増幅する増幅回路を更に備え、前記切替部が増幅された出力信号に基づいて前記発光部の発光状態を切り替えるように構成されたものであればよい。
 電源ハムノイズ等の配線によって重畳してしまう周期性のノイズを除去し、S/N比を向上させてより発光状態の切り替えに関する誤動作を防げるようにするには、前記受光部から出力される出力信号の自己相関関数に基づいて、前記出力信号から周期成分を除去する周期成分除去部を更に備え、前記切替部が周期成分を除去された出力信号に基づいて前記発光部の発光状態を切り替えるように構成されたものであればよい。
 レーザポインタ等から出力された操作光による出力信号を検出するための具体的な態様としては前記受光部から出力される出力信号の微分値を算出する微分値算出部を更に備え、前記切替部が出力信号の微分値に基づいて前記発光部の発光状態を切り替えるように構成されたものが挙げられる。
 発光部からの照明光の光量や、近くの照明装置からの光量が急峻に変化した場合でも、発光部の発光状態が誤って切り替えられてしまうのを防ぐには、前記切替部が、前記受光部から出力される出力信号のDC信号が所定時間内に所定値以上変化している場合には、前記発光部の発光状態の切り替えを行わないように構成されたものであればよい。
 発光状態の切り替えに誤動作が生じにくくするための具体的な態様としては、前記受光部が少なくとも2つ設けられており、前記切替部が、ある受光部から所定値以上の出力信号が出力されてから、所定時間以内に別の受光部から所定値以上の出力信号が出力された場合に前記発光部の発光状態を切り替えるように構成されているものが挙げられる。このようなものであれば、2つの受光部を操作光が通過した際の時間差を利用して発光状態を切り替えることができるので、ノイズに対してより強いものにすることができる。
 発光状態の切り替えに誤動作が生じにくくするための別の態様としては、前記受光部が少なくとも2つ設けられており、前記切替部が、ある受光部からの出力信号と別の受光部からの出力信号の差分に基づいて前記発光部の発光状態を切り替えるように構成されているものが挙げられる。このようなものであっても、差分を取ることにより、照明光等によるノイズを更に低減して、操作光による出力信号を検出しやすくし、誤動作を防ぐことができる。
 このように本発明の照明装置によれば、受光部を構成する第1光電変換素子と第2光電変換素子とが並列回路を構成するとともに、各々の極性が逆向きに接続してあるので、照明光のように受光部全体に入射する光では、起電電流をキャンセルさせて出力されないようにし、操作光以外のノイズレベルを大幅に低減することができる。従って、操作光による出力信号とノイズとのS/N比を改善することができ、発光部の発光状態の切り替えに関して誤動作が生じることを防ぐことができる。
図1は本発明の一実施形態に係る照明装置を示す模式図である。 図2は同実施形態における発光部及び受光部を拡大した模式的拡大図である。 図3は前記受光部を構成する電気回路及び、その後の増幅回路を示す模式的回路図である。 図4は同実施形態における各部の機能のつながりを示す機能ブロック図である。 図5は同実施形態における切替部における切替判断の例を示す模式的グラフである。 図6は同実施形態における発光部の発光状態が切り換えられる流れを示すフローチャートである。 図7は従来のLED蛍光灯による受光部からの出力電流値を示すグラフである。 図8は本実施形態のLED蛍光灯による受光部からの出力電流値を示すグラフである。 図9は本発明の別の実施形態に係る照明装置における電気回路の一例を示す模式図である。 図10は従来の受光部の回路構成を示す模式的回路図である。
100・・・照明装置
2・・・発光部              
3・・・受光部
4・・・増幅回路
5・・・周期成分除去部
6・・・微分値算出部
7・・・切替部
 以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
 本実施形態の照明装置は、図1(a)の斜視図に示すように屋内において天井等に設けられている蛍光灯本体8に、蛍光灯の替わりに取り付けられるLED蛍光管100である。このLED蛍光管100に操作手段であるレーザポインタからのレーザ光を横切らせることにより、その発光状態を切り替え可能に構成してある。より具体的には、蛍光灯本体6側に交流を直流に変換するための直流変換回路を組み込むことにより、LEDを直流で駆動できるようにしてあるものである。また、照明光を射出する発光部2の周囲に設けてある受光部3に入射した操作光による受光部3からの出力信号に基づいて、切替部7が発光部2の発光状態を切り替えるようにしてある。
 前記LED蛍光管100は、図1に示すように概略細円筒状のものであり、その両端に設けられた前記蛍光灯本体6に取り付けられる口金部11と、2つの前記口金部11に挟まれる円筒状の照明部Lとから構成してあるものである。例えばこのLED蛍光管100を天井に多数ある蛍光灯本体8に取り付けることにより照明システムを構成する。
 前記照明部Lは、図1(b)の横断面図、図2の縦断面図に示すように、前記LED蛍光管100の長手方向に伸びるLEDが実装される基板12と、前記基板12の裏側に設けられ、長手方向に伸びる概略直方体形状のLEDの放熱を行うための放熱部13と、前記放熱部13に係止され、前記基板12の表側、すなわち受光部3の受光側を覆うように概略C字状に曲がって長手方向に伸びるカバー部14とから構成してある。前記カバー部14は本実施形態では半透明のものであり、前記基板12上に実装される後述する発光部22からの光を透過するように構成してある。また、前記カバー部14は、後述するオンオフの操作のために外部から入射するレーザ光については、当該レーザ光を拡散させた後に基板12の広範囲に入射するようにしてある。
 前記基板12の表側には、中央部において直線状に形成された照明光を射出する発光部2と、前記発光部2に沿ってその近傍に、操作手段であるレーザポインタから射出される可視領域の光である操作光を受光する受光部3が設けてある。
 前記発光部2は、図2(a)、(b)に示すように前記発光部2は、基板12上に複数の発光素子21であるLEDを並べて長手方向に等間隔で一列に並べて構成してある。
 前記受光部3は、複数の第1光電変換素子31と、当該第1光電変換素子31と同数の第2光電変換素子32とを具備するものである。当該受光部3は、前記発光部2からの照明光が前記第1光電変換素子31及び前記第2光電変換素子32の全てに均一に入射する位置に設けてある。より具体的には、図2(a)の図面視において左側半分の光電変換素子が第1光電変換素子31に相当し、右側半分の光電変換素子が第2光電変換素子32に相当する。
 前記受光部3の回路構成について詳述すると、図3(a)に示すように第1光電変換素子31と第2光電変換素子32は、並列回路34をなすように構成してあるとともに、第1光電変換素子31の極性と第2光電変換素子32の極性がそれぞれ逆向きとなるように接続してある。従って、全ての光電変換素子31、32に均一に照明光が入射している状態では、それぞれの光電変換素子31、32では逆向きの起電電流が略同じ量だけ発生するので、発光部2からの照明光では各起電電流は相殺しあう。つまり、発光部2からの照明光では受光部3から出力信号はほとんど出力されない。前記並列回路34から出力された信号は、I-V変換回路35により所定の電圧レベルに変換されて後述する切替部7へ第1出力信号sig1として入力される。
 さらに前記I-V変換回路35に後続する回路として、図3(b)に示すような前記第1出力信号sig1を増幅して第2出力信号sig2とする増幅回路4を設けてある。この増幅回路は、前記第1出力信号sig1をACカップリングするための容量41と、カップリングされた後のAC信号を増幅し、第2出力信号sig2とする積分回路42とを具備し、信号増幅機能と容量と積分回路によるバンドパスフィルターとしての機能を備えたものである。この第2出力信号sig2も後述する切替部7に入力され、主に第2出力信号sig2に基づいて前記発光部2の発光状態の切り替えを行うようにしている。
 前記光電変換素子31、32は、例えばCCDやCMOS等のデバイスを用いてもよいし、LEDを光電変換素子として使用しても構わない。要するに、光を電気信号へと変換できるものであればよい。
 前記口金部11の内部には、図1(c)に示すように前記照明部Lの各種制御を行う制御部Cが設けてある。前記制御部Cは、A/Dボード、タイマ、CPU、メモリ等を有する制御用のマイコンによってその機能が実現されるものであって、少なくとも、図4の機能ブロック図に示すような周期成分除去部5と、微分値算出部6と、切替部7としての機能を発揮するものである。
 前記周期成分除去部5は、前記第2出力信号sig2の自己相関関数に基づいて、前記第2出力信号sig2から周期成分を除去するものである。本実施形態では、配線等によって重畳する電源ハムノイズを除去するように構成してある。
 前記微分値算出部6は、前記周期成分除去部5により電源ハムノイズ等の周期成分が除去された後の第2出力信号sig2について微分値を算出するものである。
 前記切替部7は、受光部3からの出力信号である第1出力信号sig1及び前記微分値算出部6された第2出力信号sig2の微分値に基づいて、前記発光部2のオンオフを切り替えるように構成したものである。より具体的には、図5(a)に示すように第2出力信号sig2の微分値が、正の符号を有する第1閾値を超えてから負の符号を有する第2閾値を下回るまでの期間Tが所定時間内に場合、もしくは図5(b)に示すように第2閾値を下回ってから第1閾値を超えるまでの期間Tが所定時間内の場合に、前記受光部を操作光が通過したと判断して前記発光部2のオンオフを切り替えるように構成してある。
 ここで、図5(a)は第1光電変換素子31に操作光が入射した場合、図5(b)は第2光電変換素子32に操作光が入射した場を想定している。また、前記切替部7は第1出力信号sig1であるDC信号が所定時間内に所定値以上変化している場合には、前記発光部2のオンオフを切り替えないようにも構成してある。このようにすることで、発光部2からの照明光や太陽光等の外光等が急激に変化した場合でもオンオフの切り替えについて誤動作が生じるのを防ぐことができる。
 このように構成されたLED蛍光管100におけるオンオフの切り替え時の動作について図6のフローチャートを参照しながら説明する。ここで、操作光としては市販のレーザポインタから射出されるレーザ光が用いており、レーザ光は連続光であり、特に変調等は行われていないものである。
 発光部2がオンの場合でも、前記受光部3は第1光電変換素子31と第2光電変換素子32はその極性が逆向きにした並列回路34として形成されているので、照明光による出力信号は相殺されてしまい、出力信号はほとんど出力されていない。
 この状態で、使用者は例えばLED蛍光管100をオンからオフに変えたい場合に、市販のレーザポインタによりLED蛍光管100の照明部Lに対してレーザ光でポインティングして、例えば蛍光管を横切らせるようにする。
 すると、前記レーザ光はそのスポット径が照明光の照射範囲に比べて十分に小さいので、第1光電変換素子31又は第2光電変換素子32のどちらか1つにしか入射しない。従って、いずれかの光電変換素子の出力が他方よりも大きくなり、受光部3での平衡状態が崩れて、出力信号が出力されることになる(ステップS1)。
 前記受光部3から出力されたDC信号である第1出力信号sig1は、前記切替部7及び前記増幅回路に入力され(ステップS2、ステップS3)、前記増幅回路は、前記第1出力信号sig1をACカップリングした後のDC信号を増幅して第2出力信号sig2とする(ステップS4)。この第2出力信号sig2には周期性の電源ハムノイズが重畳している可能性があるので、前記周期成分除去部5により電源ハムノイズが除去された状態にされ、その後微分値算出部6により第2出力信号sig2の微分値が算出される(ステップS5)。
 前記切替部7は、前記微分値算出部6により算出される第2出力信号sig2の微分値が正の第1閾値を超えてから所定時間内に負の第2閾値を下回っている、又は、負の第2閾値を下回ってから所定時間以内に正の第1閾値を超えている場合であり(ステップS6)、かつ、第1出力信号sig1が所定時間内に所定値以上変化していない場合に(ステップS7)、前記発光部2のオンオフを切り替える(ステップS8)。
 なお、本動作説明では、発光部2をオンからオフへと切り換える場合について説明したが、オフからオンの状態へ切り替える場合も同様にして切り替えることができる。
 このように本実施形態の照明装置によれば、前記受光部3がそれぞれ同数の第1光電変換素子31と第2光電変換素子32とが並列回路34をなすように接続されているとともに、それぞれの極性が逆向きとなるように接続されているので、照明光や外光等の受光部3全体に入射する光の場合には、それぞれの光電変換素子31、32で生じる起電電流は相殺し合うことになり、出力信号に外乱光による値が含まれるのを防ぐことができる。
 一方、レーザポインタ等から一部の光電変換素子にのみ操作光が入射した場合には、第1光電変換素子31又は第2光電変換素子32のいずれかから出力される起電電流が大きくなり、並列回路34から電流が流れることになる。
 従って、照明光等によるノイズレベルは小さくすることができるとともに、操作光が受光部3に入射したときには、その信号レベルが損なわれることなく従来と略同じように出力されるので、操作光による出力信号とノイズとのS/N比を改善することができる。
 また、操作光以外の光によるノイズレベルが低いので、前記並列回路34に接続されたI-V変換回路35のゲインを高く設定することもでき、より操作光による出力信号を取り出しやすくできる。
 以下に、図10(b)に示す回路構成を有する従来のLED蛍光灯100Aでの操作光の検出結果と、図3(a)に示す回路構成を有する本実施形態のLED蛍光灯100での操作光の検出結果とを比較することによって、上述した効果についてより具体的に説明する。なお、操作光の検出はLED蛍光灯100A、100の近くに設けられた蛍光灯から外乱光が入射するようにした状態で行っており、従来の構成のLED蛍光灯では、I-V変換回路35A中のI-V変換抵抗は1MΩに設定しているのに対し、本実施形態のLED蛍光灯はI-V変換回路35中のI-V変換抵抗を10MΩのハイゲイン設定にしてある。
 まず、図7に従来の構成での操作光の検出結果を示す。図7(a)は、発光部2Aが点灯している状態、図7(b)は発光部2Aが消灯している状態におけるレーザポインタからの操作光を検出した場合の受光部3Aからの出力電流値を示している。各図に示すように正弦波状で全振幅が80mV~100mV程度の出力電流は、蛍光灯からの外乱光によるものである。レーザポインタから操作光が受光部3に入射した際には、25~30mV分だけ出力電流値が上昇している。すなわち、従来の構成では外乱光による出力電流値が大きいので、変換飽和が生じないようにI-V変換回路35Aのゲインを高くすることができず、操作光の出力電流値についてS/N比を改善する事が難しい。
 次に図8に本実施形態の構成での操作光の検出結果を示す。図8(a)は発光部2が点灯している状態、図8(b)は発光部2が消灯している状態におけるレーザポインタからの操作光を検出した場合の受光部3からの出力電流値を示している。各図に示すように、本実施形態の場合、定常的な外乱光については極性がそれぞれ逆向きに接続された各光電変換素子31、32によりその出力電流値が相殺しあうので、I-V変換回路35をハイゲイン設定にすることができる。つまり、外乱光からの出力電流値が小さいので、ゲインを大きくとることができ、レーザポインタからの操作光による出力電流値の値を120mV~150mVで検出することができる。従って、従来の構成のものに比べて、本実施形態のLED蛍光灯100によれば、レーザポインタからの操作光による出力電流値を5倍程度にすることができ、S/N比を大幅に改善する事が可能である。
 さらに、配線等に重畳してくる周期性の電源ハムノイズ等に関しては、前記周期成分除去部5が第2出力信号sig2の自己相関関数に基づいて除去するので、外乱光以外のノイズについても低減することができる。
 これらのことから、操作光による出力信号とその他の各種ノイズとのS/N比を改善することができ、発光部2のオンオフの切り替えに関する誤動作が生じることを防ぐことができる。また、可視領域の光を操作光として用いていても、照明光から区別することができるので、例えば、受光部3を発光部2の近傍等の分かりやすい位置に設けることが可能となり、操作者がどこをポインティングしたらよいかも分かりやすくすることができる。
 その他の実施形態について説明する。
 前記実施形態では、前記受光部3は第1光電変換素子31と第2光電変換素子32を図面視において左側と右側に偏らせて配置していたが、例えば、第1光電変換素子31と第2光電変換素子32とを左から右へと交互に一つずつ設けるようにしても構わない。要するに、第1光電変換素子31と、第2光電変換素子32が同数であり、それぞれによって並列回路が構成されるとともに、各々の光電変換素子の極性が逆向きであればよい。また前記第1光電素子と第2光電素子をそれぞれ1つずつ備えた受光部であっても構わない。また、前記第1光電変換素子31と前記第2光電変換素子32の数は同数でなくても構わない。例えば前記第1光電変換素子31の方が前記第2光電変換素子よりも数が2倍多くする場合には、同じ光量の光が各光電変換素子31、32に光が入射した際に、第2光電変換素子32の1個あたりの起電電流値が、第1光電変換素子31の1戸当たりの起電電流値よりも2倍となるようなものを選定すればよい。要するに、前記受光部3全体に光が均一に入射している際に、全ての前記第1光電変換素子31からの起電電流合計値と、全ての前記第2光電変換素子32からの起電電流合計値とが略等しくなるように、各光電変換素子31、32の出力特性と、個数が設定されていればよい。
 また、前記受光部3は、図9に示すように第1光電変換素子31を複数個直列に接続した第1光電変換素子群311、及び第2光電変換素子32を複数個直列に接続した第2光電変換素子群322を形成して、前記第1光電変換素子群311と前記第2光電変換素子群322とが極性が逆向きとなるようにしつつ並列回路34を形成するようにしても構わない。
 前記受光部は第1光電変換素子31、第2光電変換素子32に対して十分に少ない数だけ第3光電変換素子を更に備えていてもよい。この場合、受光部に照明光が入った場合には、第1光電変換素子31、第2光電変換素子32で発生する起電電流はキャンセルしあい、第3光電変換素子で発生するわずかな起電電流が流れることになる。従って、このようなものでも照明光によるノイズレベルを低減することはできる。
 前記実施形態では受光部は1つだけ設けていたが、複数設けても構わない。さらに複数の受光部からの出力信号の時間差に基づいて前記切替部が発光部の発光状態を切り替えるようにしても構わない。より具体的には、ある受光部から所定値以上の出力信号が出力されてから所定時間以内に別の受光部から所定値以上の出力信号が出力された場合に前記発光部の発光状態を切り替えるものであっても構わない。加えて、前記受光部を構成する光電変換素子の個数は、前記実施形態に限られるものではない。すなわち、前記光電変換素子は操作光がLED蛍光灯を横切った際に検出されるように必要最低限度の個数が並べて設けられていればよい。例えば、発光素子1個に対して光電変換素子を1個設けるのではなく、発光素子2個に対して光電変換素子を1個設ける等といったように更に光電変換素子間の間隔が広くなるようにしても構わない。
 また前記実施形態では1つの受光部の出力信号に基づいて発光部の発光状態の切り替えを行っていたが、複数の受光部を有し、各受光部からの出力信号の差分に基づいて前記切替部が発光部の切り替えを行うものであっても構わない。このようなものであれば、各受光部で除去しきれなかったノイズを低減することができる。
 前記実施形態では、出力信号の微分値が予め定めた正の閾値を超えてから所定時間以内に負の閾値を下回った場合に発光状態を切り替えるようにしていたが、その他の条件で切り替えるようにしても構わない。例えば、正の閾値を一度超えて、その閾値に戻って来てから、負の閾値を一度下回り再びその閾値に戻ってくるまでの時間が所定時間内であるかどうか等の条件であっても構わない。要するに、操作光が受光部に入射したときの出力信号の最大値を検出できるような条件であればよい。また、微分値を用いるのではなく、第2出力信号の値そのものを用いても構わず、第2出力信号の値が所定値以上になった時点で前記切替部が発光部の発光状態を切り替えるようにしても構わない。
 前記実施形態では、前記切替部は制御用のマイコンにより構成されていたが、点灯/消灯状態をラッチ切り替え可能なフリップフロップ等のロジックICで構成しても構わない。光電変換素子だけでなく、増幅器やフィルタ等を備えたものであっても構わない。また、各受光部からの出力信号の差分を取った後においても、増幅器やフィルタによる信号処理を行っても構わない。
 前記受光部に入射する光のうち、前記操作光以外の波長の光を遮る遮光フィルタを更に備えたものであっても構わない。例えば、前記カバー部の表面等に遮光フィルタを形成しても構わないし、前記各受光部を覆うように遮光フィルタを設けても構わない。このようなものであれば、前記受光部に入射する光を操作光と同じ波長のものだけに限定することができ、入射する光の量が多すぎて受光部から出力される出力信号の値が飽和してしまうことを防ぎ、常に操作光が入射しているかどうかを検出することができる。
 前記実施形態では、切替部は、発光部のオンオフを切り替えるものであったが例えば段階的に明るさを切り替えるものであっても構わない。前記切替部が、前記受光部が受講する操作光の断続パターンに基づいて、前記発光部の発光状態を切り替えるように構成されていればよい。
 具体的には、市販のレーザポインタを使う場合であり、その出力や発振周期を変更できず、連続光が出力される場合には、前記受光部を前記操作光が所定時間以内に横切る回数に基づいて、前記切替部が前記発光部の発光状態を段階的に切り替えるものであればよい。言い換えると、直線状に形成された前記受光部に対して操作光を横切らせるようにユーザがレーザポインタを振った際における、前記受光部から出力されるパルスの所定時間内の出現回数を前記切替部がカウントして、前記断続パターンを取得し、その断続パターンに基づいて発光状態を切り替えるように構成してあればよい。例えば、所定時間内に一度だけ操作光が前記受光部を横切り、パルスが一度だけ出力された場合にはオンオフを切り替えるようにし、所定時間内に2度以上操作光が前記受光部を横切り、パルスが二度以上出力された場合には、明暗の切り替えを行うように構成してもよい。
 前記レーザポインタが、発光する間隔を変更可能に構成されたものの場合には、その断続パターンである、前記受光部からのパルスの持続時間や休止間隔に基づいて前記切替部が前記発光部の発光状態を切り替えるように構成しても構わない。例えば、連続光が入射している場合には、電源のオンオフの切替、短周期の発光間隔で受光部に操作光が入射している場合には、発光部の最大出力の半分程度で発光させる、長周期の発光間隔で受光部に操作光が入射している場合には、発光部を最大出力で発光させるように前記切替部が、前記断続パターンに基づいて発光状態の切替を行うように構成してあってもよい。
 また、前記切替部が、前記操作光の光量の違いにより生じる前記受光部から出力される出力信号の示す起電電流値の大きさの違いに基づいて、前記発光部の発光状態を切り替えるように構成してあってもよい。このようなものであれば、前記レーザポインタから射出される操作光の出力が多段階に変更できるものの場合には、前記切替部をそれぞれの出力毎に対応させて前記発光部の発光状態を切り替えるように構成してもよい。より具体的には、レーザポインタが、例えば、大中小3段階の出力切替ができるものの場合等には、前記切替部が、前記発光状態をオフ状態、最大出力の半分、最大出力等のように切り替えるものであればよい。
 前記実施形態では照明装置は、棒状のLED蛍光管であったが、その他の形状であっても構わない。例えば円環状のLED蛍光管等であっても構わない。また、照明装置はLED蛍光管に限られるものではなく、その他の一般的な照明であっても構わない。例えば、LEDを平面に敷き詰めて形成した概略長方形状の面発光型の照明装置等であっても構わない。このようなものであれば、直管型のLED蛍光管に比べて面積が広いため、レーザポインタからの操作光を入射させやすいので、遠方からでも点消灯の操作をし易いものとすることができる。
 前記実施形態の照明装置を複数並べて設けた照明システムを構成しても構わない。このようなものであれば、非常に多数の照明装置が並んでいたとしても、レーザポインタにより点消灯を切り替えたい照明装置を指すだけで、その照明装置の点消灯を切り替えることができるので、ごく一部だけ明るさを変更したり、人が作業するのに必要な領域だけを点灯させたりすることができる。このため、従来であればスイッチにより大雑把な領域ごとにしか点消灯を切り替える事が出来なかったところを一つずつの照明装置の点消灯を固定のパターンに限られることなく自由に切り替えることができるので、電気代の節約等のエコを推進することができる。
 その他、本発明の趣旨に反しない限りにおいて、様々な変形や実施形態の組み合わせを行っても構わない。
 本発明の照明装置によれば、受光部を構成する第1光電変換素子と第2光電変換素子とが並列回路を構成するとともに、各々の極性が逆向きに接続してあるので、照明光のように受光部全体に入射する光では、起電電流をキャンセルさせて出力されないようにし、操作光以外のノイズレベルを大幅に低減することができる。従って、操作光による出力信号とノイズとのS/N比を改善することができ、発光部の発光状態の切り替えに関して誤動作が生じることを防ぐことができる。

Claims (13)

  1.  照明光を射出する発光部と、前記発光部の周囲であるとともに照明光が入射する位置に設けられ、レーザポインタ等の別に設けられた操作手段から出力される操作光を受光して、出力信号を出力する受光部と、前記受光部が出力する出力信号に基づいて前記発光部の発光状態を切り替える切替部とを備えたものであって、
     前記受光部が、1又は複数の第1光電変換素子と、前記第1光電変換素子と同数又は異なる数の第2光電変換素子とを備えるとともに、前記第1光電変換素子と前記第2光電変換素子の極性が逆向きにとなるように接続されて並列回路が形成されたものであり、
     前記受光部が、当該受光部全体に光が入射した場合において、前記第1光電変換素子の起電電流合計値と、前記第2光電変換素子の起電電流合計値とが、略同じ値となるように構成されていることを特徴とする照明装置。
  2.  同じ強さの光が照射された際における前記第1光電変換素子の1個当たりの起電電流値と、前記第2光電変換素子の1個当たりの起電電流値とが略同じであり、
     前記第1光電変換素子の個数と、前記第2光電変換素子の個数とがそれぞれ同数である請求項1記載の照明装置。
  3.  同じ強さの光が照射された際における前記第2光電変換素子の1個当たりの起電電流値が、前記第1光電変換素子の1個当たりの起電電流値よりも小さく、
     前記受光部全体に光が入射した場合において、前記第1光電変換素子の起電電流合計値と、前記第2光電変換素子の起電電流合計値とが、略同じ値となるように前記第2光電変換素子の個数が、前記第1光電変換素子の個数よりも多く設定されている前記請求項1記載の照明装置。
  4.  前記切替部が、前記操作光の光量の違いにより生じる前記受光部から出力される出力信号の示す起電電流値の大きさの違いに基づいて、前記発光部の発光状態を切り替えるように構成された請求項1記載の照明装置。
  5.  前記切替部が、前記受光部が受光する操作光の断続パターンに基づいて、前記発光部の発光状態を切り替えるように構成された請求項1記載の照明装置。
  6.  前記切替部が、所定時間内に前記受光部に対して操作光が入射する回数に基づいて前記発光部の発光状態を切り替えるように構成された請求項1記載の照明装置。
  7.  前記発光部が直線状をなすものであり、
     前記受光部が、前記第1光電変換素子及び前記第2光電変換素子を前記発光部に沿って並べて設けたものであり、
     前記切替部が、前記受光部から所定値以上の出力信号が出力された場合に前記発光部の発光状態を切り替えるように構成されている請求項1記載の照明装置。
  8.  前記受光部から出力された出力信号をACカップリングした後に、増幅する増幅回路を更に備え、
     前記切替部が増幅された出力信号に基づいて前記発光部の発光状態を切り替えるように構成された請求項1記載の照明装置。
  9.  前記受光部から出力される出力信号の自己相関関数に基づいて、前記出力信号から周期成分を除去する周期成分除去部を更に備え、
     前記切替部が周期成分を除去された出力信号に基づいて前記発光部の発光状態を切り替えるように構成された請求項1記載の照明装置。
  10.  前記受光部から出力される出力信号の微分値を算出する微分値算出部を更に備え、
     前記切替部が出力信号の微分値に基づいて前記発光部の発光状態を切り替えるように構成された請求項1記載の照明装置。
  11.  前記切替部が、前記受光部から出力される出力信号のDC信号が所定時間内に所定値以上変化している場合には、前記発光部の発光状態の切り替えを行わないように構成された請求項1記載の照明装置。
  12.  前記受光部が少なくとも2つ設けられており、
     前記切替部が、ある受光部から所定値以上の出力信号が出力されてから、所定時間以内に別の受光部から所定値以上の出力信号が出力された場合に前記発光部の発光状態を切り替えるように構成されている請求項1記載の照明装置。
  13.  前記受光部が少なくとも2つ設けられており、
     前記切替部が、ある受光部からの出力信号と別の受光部からの出力信号の差分に基づいて前記発光部の発光状態を切り替えるように構成されている請求項1記載の照明装置。
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