WO2011033555A1 - 検出方法 - Google Patents

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金丸将宏
早瀬留美子
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寺井勝哉
川門前善洋
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Definitions

  • the seek light source 120 is characterized in that light having a wavelength at which a radical polymerizable material called a photopolymer constituting the recording medium 140 has no sensitivity is used.
  • a wavelength at which a radical polymerizable material called a photopolymer constituting the recording medium 140 has no sensitivity is used.
  • the wavelength with which the photopolymer used for the recording medium 140 has sensitivity varies depending on the photopolymerization initiator contained therein, but the wavelength emitted from the seek light source 120 used in the present embodiment is less than 550 nm even at the longest wavelength. For example, a wavelength longer than 550 nm is preferable.
  • the hologram formed in the recording medium 140 is irradiated with only the reference light R, the reproduction light S is extracted, and the reproduction light S is detected by the image sensor 110, whereby the recording medium 140 is detected.
  • the information recorded in can be reproduced.
  • the reference light R is irradiated, the information light I is blocked by inserting a shutter (not shown).
  • the shutter can be inserted between the lens 81 and the lens 82, for example. Note that light is not emitted from the seek light source 120 during reproduction.

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  • Holo Graphy (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)

Abstract

 ホログラムの記録領域と、前記ホログラムの記録領域の使用状況に対応して屈折率が異なる部分を記録した管理領域とを有する、フォトポリマーを含む記録媒体140に対して、前記記録媒体の前記管理領域141に波長が550nm以上800nm以下の光を照射する工程と、前記記録媒体の屈折率が異なる部分にしたがって偏光された前記光を受光素子130で検出する工程と、を備え、前記偏光された光を用いて、記録媒体140の使用状況を検出することを特徴とする検出方法。

Description

検出方法
 本発明は、ホログラム記録再生装置における情報の検出方法に関する。
 特開2003-141734号公報には、ホログラムを記録した後に直線偏光を照射して未記録と記録部分のコントラストを明確にする信号強度の向上方法が開示されている。
 しかしながら、特開2003-141734号公報に開示された発明では、記録媒体にホログラムとして記録された情報量を短時間で検出することができない。
特開2003-141734号公報
 そこで、本発明は記録媒体にホログラムとして記録された情報量を短時間で検出することができる検出方法を提供する。
 本発明の検出方法は、ホログラムの記録領域と、前記ホログラムの記録領域の使用状況に対応して屈折率が異なる部分を記録した管理領域とを有する、フォトポリマーを含む記録媒体に対して、前記記録媒体の前記管理領域に波長が550nm以上800nm以下の光を照射する工程と、前記記録媒体の屈折率が異なる部分にしたがって偏光された前記光を受光素子で検出工程と、を備え、前記偏光された光を用いて、前記記録媒体の使用状況を検出することを特徴とする。
 本発明によれば、短時間でホログラムとして記録された情報量を検出することができる。
本発明の第1の実施形態に係るホログラム記録再生装置の図。 第1の実施形態を説明するための図。 第1の実施形態を説明するための図。 第1の実施形態を説明するための図。 第1の実施形態を説明するための図。 第1の実施形態の動作を表すフローチャートを示す図。 第1の実施形態を説明するための図。 第1の実施形態を説明するための図。 第1の実施形態を説明するための図。 第1の実施形態を説明するための図。 第1の実施形態を説明するための図。 第1の実施形態を説明するための図。
 以下、図面を参照しつつ本発明の実施形態について説明する。また、以下説明する図面において、符号が一致するものは、同様のものを示しており、重複した説明は省略する。
(第1の実施形態)
 本発明の第1の実施形態に係るホログラム記録再生装置10について説明する。
 図1は、本実施形態に係るホログラム記録再生装置10を示す図である。
 ホログラム記録再生装置10は、光源20の光を偏光ビームスプリッタ90によって得た参照光Rをミラー30、レンズ84、86を介してホログラム記録媒体140(光情報記録媒体とも呼ぶ。以下、記録媒体と呼ぶ)に照射するとともに、偏光ビームスプリッタ90を透過した光をミラー31で反射させて、空間光変調器100で光に情報が担持された情報光Iに変調し、レンズ82、83、86を介して同様にホログラム記録媒体140に照射することによって、情報の記録を行う。
 ホログラム記録再生装置10において、ホログラム記録媒体140に記録された情報の再生を行う場合には、ホログラム記録媒体140に記録された参照光Rと情報光Iの干渉縞(以下、ホログラムと呼ぶ)に参照光Rを照射して再生光Sを得て、ホログラムに対応した再生信号を得ることができる。
 ホログラム記録再生装置10は、さらに、ホログラム記録媒体140に記録された情報量を検知するため、シーク光源120と、シーク光受光素子(以下、受光素子と呼ぶ)130とを備えている。
 光源20は、ホログラム記録再生装置10の記録に用いられる。光源20は、一般的には青紫色の半導体レーザーと、波長を安定させるための外部共振器(図示せず)とを組み合わせて用いる。他にも、その他の波長や、いわゆるDFBレーザー、半導体レーザー励起固体レーザー、又は気体レーザー等のレーザー光を用いてもよい。
 1/2波長板40~42は、レーザー光の偏光面を回転する。
 偏光ビームスプリッタ90は、光の偏光成分を分離して、一部を透過し、一部を反射する。なお、偏光ビームスプリッタ90は、光源20から出射した光を参照光Rと情報光Iに分離する。ダイクロイックプリズム91、92は、光源20から出射した光の波長は透過し、シーク光源120から出射した光の波長は反射する。
 空間光変調器100は、入射した光を明点暗転の格子状2値パターン化に強度変調することで、情報光Iを生成する。空間光変調器100は、液晶素子やデジタル・マイクロミラー・デバイス、反射型のFLCOS(Ferroelectric Liquid Crystal On Silicon)等を用いることができる。空間光変調器100は、その画素値に応じて光の透過と遮光、若しくは反射光の偏光方向を切り替えることができる。
 撮像器110は、2次元のアレイ状に画素が配置されており、ホログラム再生時の再生光Sを検出することができる。また、撮像器110は、CCDやCMOSなどの2次元イメージセンサを用いることができ、撮像管を用いるように構成することもできる。
 シーク光源120は、記録媒体140を構成するフォトポリマーと呼ばれるラジカル重合性の材質が感度を持たない波長の光を用いることを特徴としている。一般的に記録媒体140に用いられるフォトポリマーが感度を持つ波長はそれに含まれる光重合開始剤により異なるが、最も長波長でも550nm未満であるため、本実施形態に用いるシーク光源120から出射する波長としては、550nmよりも長波長が好ましい。またホログラム記録再生装置10内の熱による影響を抑えるためには、受光素子130に熱線を遮断するフィルターやコーティングを用いることが好ましく、汎用的な熱線遮断フィルターは800nm以上の光を遮断してしまうため、シーク光源120から出射する波長としては、800nmよりも短波長が好ましい。以上の理由から、本実施形態に用いるシーク光としては550nm以上800nm以下であることが好ましい。具体的には、その偏光特性からDVDの読み取りに用いられる650nmの半導体レーザーや、CDの読み取りに用いられる780nmの半導体レーザーを用いることができる。
 受光素子130は、シーク光源120から出射する上記した光強度を測定できるものであればどのようなものでも構わないが、波長に対する感度の観点からシリコンフォトダイオードを用いることが好ましい。
 図2に示した記録媒体140の形状は、中心に円形状の孔の空いたディスク形状であるが、記録媒体の形状はこれに限られず矩形状のクーポン形状を用いることもできる。また、図2に示した記録媒体140には記録再生装置10に固定するための貫通孔を設けているが、必ずしも貫通孔を設ける必要は無く、記録媒体140の基板143、144のどちらか一方に固定用の部材を接着することにより、記録再生装置10と記録媒体140の固定手段とすることができる。
 記録媒体140には、図2に示すように記録媒体140の使用状況を管理する管理領域141と、管理領域141以外の記録領域148を有する。なお、管理領域141とは、記録媒体140の使用状況を把握するための領域である。この管理領域141は、記録媒体140に形成された孔の縁に沿ってドーナツ形状に形成されており、その幅は記録されるホログラム146のサイズと同程度、具体的には0.5mm~1.5mm程度形成されていることが好ましい。また、管理領域141は、図2Bに示すように、記録媒体140の内側でなくとも、記録媒体140の縁(外側)に沿って形成してもよい。なお、ホログラム146は、記録媒体140に参照光R及び情報光Iを照射して形成され、記録領域148に形成される。
 記録媒体140のどれだけの領域にホログラムを書き込まれて、使用されているかを把握するために、管理領域141に参照光R又は情報光Iを照射して屈折率の異なる部分(以下、マークと呼ぶ。図2の点145)を形成する。
 屈折率の異なる部分が形成されるのは以下のメカニズムによるものである。参照光R又は情報光Iが照射された部分(露光部)ではフォトポリマー中の光重合開始剤が光子を吸収してラジカル(活性種)が発生し、ラジカルを起点としたモノマー(ラジカル重合性化合物)の重合反応が進行しその場に固定される。さらに、参照光R又は情報光Iが照射されていない(未露光部)からモノマーが拡散供給され重合反応が進行することにより、結果として参照光R又は情報光Iが照射された部分(露光部)ではモノマーの濃度が高くなる。フォトポリマーの基材(マトリクス)とモノマーの屈折率が異なる場合、露光部の屈折率と未露光部の屈折率は異なることになる。
 マーク145が形成されている場合、記録媒体140にホログラム146として情報が記録されていることを示す。つまり、管理領域141に形成されたマーク145を検出するだけで、記録状態を容易に把握することができる(検出方法については後述)。
 その一例として、記録媒体140に記録量が1Mビットごとに1マーク145を記録する。この場合、管理領域141内にあるマークの個数X(Xは正の整数)を検出すればXMビットになるということがわかる。
 記録媒体140上でのホログラム146の配置としてはどのような配置であっても構わないが、連鎖的な化学反応を用いるフォトポリマーの記録メカニズムや情報管理の観点から、ホログラム146は記録媒体上で連続していることが望ましい。例えば、図2に示すように管理領域141から記録媒体140の外周に向けて、同心円状又はらせん状にホログラム146を記録する形態が挙げられる。
 また、管理領域141に偏光を乱す性質を有するプリピットを設けることもできる。プリピットとしては、例えば、金属膜や、凹凸を用いることができる。プリピットを設けることにより、記録媒体140が未使用、既使用どちらの状態においてもプリピットからの明確な信号がえられるため管理領域141の位置を正確に把握することができ、マーク145を検出する動作時間を短縮することができる。
 記録媒体140は、図3に示すように、ホログラム記録材料(以下、記録材料と呼ぶ)142が、2つの基板143、144に挟まれた構造を有する。
 基板143、144は、使用する光源20の波長に対して透過性を有する、ガラス、ポリカーボネート、アクリル樹脂等の光透過性を有する材質で形成される。
 記録材料142は、情報光Iと参照光Rとを干渉させてホログラムが形成される材料である。記録材料142としては、一般にはフォトポリマーで形成され、ラジカル重合性化合物、光ラジカル重合開始剤、マトリックス材料等が含まれる。
 駆動機構150は、図4に示すように、記録媒体140面に対して垂直な方向をz軸として、z軸周りに回転駆動(ディスク回転)させる。
 次に記録動作について説明する。
 図1に示すように、一般的に、記録媒体140に記録する際は、参照光Rと情報光Iを記録媒体140の同一箇所に照射することによって、記録媒体140中でホログラムを形成して情報を記録する。参照光Rは、光源20から出射した光が偏光ビームスプリッタ90で分離され、ミラー31で反射されて、記録媒体140に照射される光である。情報光Iは、光源20から出射した光が偏光ビームスプリッタ90で分離され、ミラー30で反射されて、空間光変調器100で変調されることにより記録すべき情報が情報光Iに担持され、記録媒体140に照射される光である。通常この参照光Rと情報光Iを用いて記録を行う。1/2波長板40~42、レンズ80~89などの光を調整する機器についての説明は省略する。なお、本実施形態では、記録媒体140中の使用状況を把握するために、シーク光源120から光を記録媒体140中の管理領域141に照射して、管理領域141中に形成されたマーク145を受光素子130で読取とる。
 なお、記録媒体140の再生時には、記録媒体140中に形成したホログラムに参照光Rのみを照射することにより、再生光Sを取り出して、再生光Sを撮像素子110で検出することで記録媒体140に記録された情報を再生することができる。なお、参照光R照射時には、シャッター(図示せず)を入れて情報光Iを遮断している。シャッターは、例えば、レンズ81とレンズ82の間に挿入することができる。なお、再生時にはシーク光源120から光は照射しない。
 本実施形態では、記録は記録媒体141の内周から外周に向けて、同心円状又はらせん状に行われ、参照光Rの入射角度を変化させて記録する2光束角度多重記録を用いる。
 図5は、本実施形態に係るホログラム記録再生装置10の記録動作を表すフローチャート図である。初めに、記録媒体140をホログラム記録再生装置10内にセットする。本実施形態では、記録媒体140の管理領域141にプリピットが設けられているものとして説明する。もちろん、プリピットを設けなくても、管理領域141の記録状態を把握できるので、本実施形態の効果は得られる。
 図6は、記録媒体140にプリピット147が設けられている図を示す。本実施形態では、記録動作を行う際に、記録媒体140のどれだけの領域にホログラムが書き込まれているかを把握する場合、図6に示すように、プリピット147が設けられている位置(図6の破線)から周方向に記録媒体140を一回転させる。
 ステップS10では、シーク光源120から出射される光を記録媒体140に形成された管理領域141に照射するための基準位置を検出する。基準位置とは、管理領域141を把握するための位置をいい、管理領域141の一部を示す。例えば、基準位置の検出は、記録媒体140に形成された孔の縁などにシーク光源120から光を照射することにより検出することができる。
 ステップS20では、基準位置、すなわち基準位置を含む管理領域141にシーク光源20から出射する光が当たるように移動する。
 ステップS30では、記録媒体140を駆動機構150によりz軸回転させながら、シーク光源120から光を管理領域141全体に照射する。記録媒体140中の管理領域141を透過したシーク光の偏光状態を偏光子42で特定の位相の光だけを透過させ、その透過した光を受光素子130で検出することにより、記録媒体140の使用状況(追記可能状態、追記中、追記不可能状態)を把握する。シーク光は、図7に示すように、プリピット147の境界による散乱や、マーク145が形成された場所と形成されていない境界領域で屈折率の乱れ(異方性)により偏光状態が変化するため、このような検出をすることができる。図7は、図6で示す破線の断面図を示す。
 ステップS40では、管理領域141のマーク145から追記不可能と判断した場合(ステップS40で「NO」)は、ステップS50へ進む。一方で、追記可能と判断した場合(ステップS40で「YES」))は、ステップS60へ進む。なお、追記が可能か不可能かは、管理領域141にマーク145がどれくらい形成されているかで判別することができる。以下、具体的に、追記可能状態、追記中、追記不可能状態の3つについて順に図を用いて説明する。
 図8は、図6に示す破線から周方向に記録媒体140を一回転した場合の受光素子130で偏光状態がどのように検出されるかを示す図である。図8は、記録媒体140の管理領域141にマーク145が形成されていない状態、つまり記録媒体140が未使用であることを示す。
 この場合、プリピット147の境界でシーク光源120から出射した光の偏光が乱れるために検出される光強度は2つのピークを持つ。また、マーク145にシーク光源120から光を照射した場合も同様の現象により、マーク145、1つにつき2つのピークが検出される。なお、図8には4つのピークが見られるが、これは0°と360°を示しているからである。
 図9は、追記中の記録媒体140において図6に示す破線から周方向に記録媒体140を一回転した場合の受光素子130で偏光状態がどのように検出されるかの一例を示す図である。図9は、記録媒体140の管理領域141にマーク145が1つか形成されている状態、つまり記録媒体140が追記中であることを示し、受光素子130で検出される信号には1周につき4つのピークが検出されている。
 また、管理領域141に形成されるマーク145の個数で、記録媒体140の使用状況を把握することが可能である。例えば、図10に示すように、管理領域141に記録媒体140の使用領域を定義して、その領域に並ぶマーク145の個数、形成されるマーク145間の長さによって、記録媒体140の使用量を把握することができる。
 図10は管理領域141の一部である媒体使用量記録領域に4つのマーク145を記録した例を示しており、前述した媒体が追記中であることを示す4つのピークの他に、媒体の使用量を示す8つのピークを検出することができる。このようにすることで、記録媒体140がどれくらい記録されているかということを把握することができる。
 なお、図11に示すように、ユーザーの任意で、プリピット147を挟むようにマーク145を記録することで追記不可状態を表現することもできる。
 ステップS60では、記録媒体140に記録するために、記録媒体140とホログラム記録再生装置10の位置関係を精密に制御する。
 ステップS70では、情報記録開始位置に参照光Rと情報光Iが照射されるように記録媒体140を制御する。情報記録開始位置は、記録媒体140上でホログラム記録可能な領域であれば任意に設定することができるが、前述したようにフォトポリマーの記録メカニズムや情報管理の観点から、図2に示すような連続した管理領域141の隣接位置に設定することが望ましい。
 ステップS80では、参照光Rと情報光Iを照射して記録媒体140中に所望の数のホログラムを形成して記録する。このとき、ミラー30を回転させて参照光Rの入射角度を変えて多重記録をする。
 ステップS90では、記録を終了しない場合(ステップS90で「NO」)は、ステップS70に進み、記録を終了する場合(ステップS90で「YES」)は、ステップS100に進む。ステップS90で「NO」に進む場合、記録されていない隣接領域に参照光Rと情報光Iが照射されるように記録媒体140を制御する。
 ステップS100では、ステップ20と同様にして管理領域141にシーク光源120から出射する光がくるように記録媒体140を制御する。
 ステップS110では、記録媒体140の管理領域141に、所望の量記録したことを示すマーク145を、管理領域141に参照光R又は情報光Iのうち少なくとも1つを照射して形成し、記録媒体140の使用状況を追記する。
 これらの参照光R又は情報光Iのうち少なくとも1つの光を用いることができるのは、これらの光が1つの光源20から出射した同じ波長を有する光であるからである。つまり、これらの光は記録媒体140を構成するフォトポリマーに反応し、屈折率が異なる部分を有するマークを形成する。
 このように、記録媒体140に管理領域141を設けることで、管理領域141に形成されたマーク145を検出するだけで、記録媒体140の記録状態を容易に把握することができるので、ホログラム記録再生装置10の記録を短時間で行うことができる。
 なお、マーク145、1つにつき、ホログラム146として記録された情報量を定義することや、記録領域148に対してどれくらいの割合でホログラム146が形成されているかということを定義することで、記録状態を把握してもよい。また、マーク145は、通常のホログラム記録と同様に参照光R及び情報光Iを照射して、ホログラムとして形成することにより、情報を記録した日時や、温度などの記録条件、その他詳細な情報を記録することもできる。
 10 … ホログラム記録再生装置、20 … 光源、30、31 … ミラー、40~42 … 1/4波長板、80~89 … レンズ、90~92 … 偏光ビームスプリッタ、100 … 空間光変調器、110 … 撮像器、120 … シーク光源、130 … シーク光受光素子(受光素子)、140 … ホログラム記録媒体(光情報記録媒体、記録媒体)、150 … 駆動機構

Claims (5)

  1.  ホログラムの記録領域と、前記ホログラムの記録領域の使用状況に対応して屈折率が異なる部分を記録した管理領域とを有する、フォトポリマーを含む記録媒体に対して、前記記録媒体の前記管理領域に波長が550nm以上800nm以下の光を照射する工程と、
     前記記録媒体の屈折率が異なる部分にしたがって偏光された前記光を受光素子で検出する工程と、
    を備え、
     前記偏光された光を用いて、前記記録媒体の使用状況を検出することを特徴とする検出方法。
  2.  前記屈折率が異なる部分は、前記参照光又は前記情報光の少なくとも1つを前記管理領域に照射して形成されることを特徴とする請求項1に記載の検出方法。
  3.  前記受光素子が屈折率の異なる部分を検出した場合、
     前記参照光及び前記情報光を用いて、前記記録媒体に記録する工程と、
     を更に備えることを特徴とする請求項2に記載の検出方法。
  4.  前記記録媒体に前記参照光及び前記情報光を用いて記録した後に、前記参照光又は前記情報光の少なくとも1つを前記記録媒体の前記管理領域の一部に照射して前記屈折率が異なる部分を形成する工程と、
     を更に備えることを特徴とする請求項3に記載の検出方法。
  5.  前記記録媒体の管理領域の一部にプリピットが設けられていることを特徴とする請求項4に記載の検出方法。
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