WO2011024540A1 - 移動判定装置及び移動判定方法 - Google Patents

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Abstract

 本発明の目的は、より高い精度で移動通信端末の移動判定を行える移動判定装置及び移動判定方法を提供することである。移動通信端末1は、在圏する通信エリアを示す在圏情報を取得する在圏情報取得部12と、在圏情報を移動通信端末1の在圏する通信エリアの履歴である在圏情報履歴として記憶する記憶部14と、移動通信端末1の周辺に位置する通信エリアの数を取得する周辺エリア数取得部13と、周辺エリア数に応じて記憶手段によって記憶された在圏情報履歴の参照範囲を特定する参照範囲特定部15と、在圏情報履歴の参照範囲と在圏情報とを比較して移動通信端末が移動しているか否かを判定する判定部16と、を備える。

Description

移動判定装置及び移動判定方法
 本発明は、複数の通信エリアの何れかに在圏して無線通信を行うことによって移動体通信を行う移動通信端末が移動しているか否かを判定する移動判定装置及び移動判定方法に関する。
 複数の基地局と移動通信端末との間の無線接続を行うセルラ移動通信システムにおいて、移動通信端末は、移動に伴い接続先の基地局を切り替えるいわゆるハンドオーバを行う。
 従来から、過去のハンドオーバ先をハンドオーバ履歴として固定数保持し、新たにハンドオーバが行われる際に、新しいハンドオーバ先がハンドオーバ履歴に含まれるか否かで、移動通信端末が移動状態なのか定常状態なのを判定する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000-209630号公報
 しかしながら、上記特許文献1ではハンドオーバ履歴は固定数であり、均一の移動判定を行っている。ハンドオーバ履歴が固定数であると、例えば、接続可能な基地局が密集している場所では、接続可能な基地局の数がハンドオーバ履歴の数よりも多くなる。その場合、移動通信端末が定常状態であるにも関わらず、新しいハンドオーバ先がハンドオーバ履歴に含まれずに移動状態と判定されることがある。逆に、例えば、接続可能な基地局が散在している場所では、接続可能な基地局の数がハンドオーバ履歴の数よりも少なくなる。その場合、移動通信端末が移動状態であるにも関わらず、新しいハンドオーバ先がハンドオーバ履歴に含まれていて静止状態と判定されることがある。すなわち、上記の技術では、より高い精度で移動通信端末の移動判定を行うことができなかった。それにより、例えば移動通信端末のユーザは、ユーザの正確な移動状態に伴ったピンポイントな情報提供サービスを受けることができなかった。
 本発明は、以上の問題点を解決するためになされたものであり、より高い精度で移動通信端末の移動判定を行える移動判定装置及び移動判定方法を提供することを目的とする。
 上記の目的を達成するために、本発明に関わる移動判定装置は、複数の通信エリアの何れかに在圏して無線通信を行うことによって移動体通信を行う移動通信端末が移動しているか否かを判定する移動判定装置であって、移動通信端末が在圏する通信エリアを示す在圏情報を取得する在圏情報取得手段と、在圏情報取得手段によって取得された在圏情報を移動通信端末の在圏する通信エリアの履歴である在圏情報履歴として記憶する記憶手段と、移動通信端末の周辺に位置する通信エリアの数を示す周辺エリア数を取得する周辺エリア数取得手段と、周辺エリア数取得手段によって取得された周辺エリア数に応じて、記憶手段によって記憶された在圏情報履歴の参照範囲を特定する参照範囲特定手段と、参照範囲特定手段によって特定された参照範囲の記憶手段によって記憶された在圏情報履歴と、在圏情報取得手段によって取得された在圏情報とを比較して移動通信端末が移動しているか否かを判定する判定手段と、を備えることを特徴とする。
 本発明に関わる移動判定装置では、移動通信端末の在圏する通信エリアと、過去に在圏した通信エリアの履歴の内、周辺に位置する通信エリアの数に応じた参照範囲の通信エリアとを比較して、移動しているか否かを判定する。
 さて、都心部など周辺に位置する通信エリアの数が多い地域では、移動通信端末が移動していない場合でも、在圏する通信エリアが数多くの周辺に位置する通信エリアに切り替わることがある。周辺に位置する通信エリアの数が多い場合、例えば、移動判定装置は比較対象とする、過去に在圏した通信エリアの履歴の参照範囲を多く取ることで、現在の在圏する通信エリアが過去に在圏した通信エリアと対応し、移動通信端末が移動していないと判定することができる。
 逆に、郊外部など周辺に位置する通信エリアの数が少ない地域では、移動通信端末が移動している場合でも、在圏する通信エリアが周辺に位置する通信エリアに切り替わることは少なくなることがある。周辺に位置する通信エリアの数が少ない場合、例えば、移動判定装置は比較対象とする、過去に在圏した通信エリアの履歴の参照範囲を少なく取ることで、現在の在圏する通信エリアが過去に在圏した通信エリアと対応しなくなり、移動通信端末が移動している判定することができる。
 以上のように、本発明に関わる移動判定装置は、周辺に位置する通信エリアの数に基づいて履歴の参照範囲を変化させる移動判定を行うことで、より高い精度で移動通信端末の移動判定を行うことが可能になる。
 在圏情報取得手段は、一定時間間隔にて在圏情報を取得することが望ましい。この構成によれば、例えば、在圏情報取得手段は常に在圏情報を取得する必要がなくなり、従って移動判定装置の電力消費を抑制して移動判定を行うことができる。
 周辺エリア数取得手段は、一定の通信品質を満たす通信エリアの周辺エリアの数を取得することが望ましい。この構成によれば、例えば、周辺エリアとして一定の電波品質を満たさない周辺エリアも含める場合に比べて、周辺エリアが移動通信端末と通信可能な通信エリアである可能性が高まり、移動判定装置はより高い精度で移動判定を行うことができる。
 判定手段で移動しているか否かを判定した後に、判定結果に応じて、予め定められた処理を実行する特定処理実行手段をさらに備えることが望ましい。これにより、例えば、移動通信端末が移動しているか否かに応じて好適なサービスの提供等を行うことができる。
 記憶手段は、在圏情報を在圏情報履歴として記憶する際、在圏情報が在圏情報取得手段によって取得された取得時刻を在圏情報取得時刻とし、在圏情報が在圏情報履歴に含まれない場合は、在圏情報と在圏情報取得時刻とを更に記憶し、在圏情報が在圏情報履歴に含まれる場合は、在圏情報履歴に含まれる該当の在圏情報の取得時刻を在圏情報取得時刻に更新して記憶し、参照範囲特定手段は、在圏情報履歴に含まれる在圏情報の取得時刻の間隔にも応じて、記憶手段によって記憶された在圏情報履歴の参照範囲を特定することが望ましい。この構成によれば、在圏情報履歴として取得時刻も含めることで、移動判定装置は、過去の在圏情報の位置だけでなくその位置にいた時刻まで判断材料に加味することができるため、より高い精度で移動判定を行うことができる。
 記憶手段は、在圏情報を在圏情報履歴として記憶する際に、更に在圏情報により示される通信エリア毎にその記憶回数も記憶し、判定手段は、参照範囲特定手段によって特定された参照範囲の記憶手段によって記憶された在圏情報履歴に含まれる在圏情報の内、在圏情報の全体の記憶回数と比べて所定の割合を超える記憶回数である在圏情報を抽出し、抽出された在圏情報に基づいた位置に移動通信端末が位置すると更に判定することが望ましい。例えば、在圏情報履歴に含まれる全ての在圏情報に基づいた位置よりも、在圏情報履歴に含まれる在圏情報の内、在圏情報の全体の記憶回数と比べて所定の割合を超える記憶回数である在圏情報に基づいた位置に、移動通信端末が位置する可能性は高い。つまり、この構成によれば、移動判定と併せて移動判定装置は移動通信端末の概算位置も判定することができる。
 記憶手段は、周辺エリア数取得手段によって取得された周辺エリア数を、移動通信端末の周辺に位置する通信エリアの数の履歴である周辺エリア数履歴として更に記憶し、参照範囲特定手段は、周辺エリア数履歴に応じて、記憶手段によって記憶された在圏情報履歴の参照範囲を特定することが望ましい。この構成によれば、単一の周辺エリア数から参照範囲を特定する場合に比べて、移動判定装置はより高い精度で移動判定を行うことができる。
 ところで、本発明は、上記のように移動判定装置の発明として記述できる他に、以下のように移動判定方法の発明としても記述することができる。これはカテゴリが異なるだけで、実質的に同一の発明であり、同様の作用及び効果を奏する。
 即ち、本発明に関わる移動判定方法は、複数の通信エリアの何れかに在圏して無線通信を行うことによって移動体通信を行う移動通信端末が移動しているか否かを判定する移動判定方法であって、移動通信端末が在圏する通信エリアを示す在圏情報を取得する在圏情報取得ステップと、在圏情報取得ステップにおいて取得された在圏情報を移動通信端末の在圏する通信エリアの履歴である在圏情報履歴として記憶する記憶ステップと、移動通信端末の周辺に位置する通信エリアの数を示す周辺エリア数を取得する周辺エリア数取得ステップと、周辺エリア数取得ステップにおいて取得された周辺エリア数に応じて、記憶ステップにおいて記憶された在圏情報履歴の参照範囲を特定する参照範囲特定ステップと、参照範囲特定ステップにおいて特定された参照範囲の記憶ステップにおいて記憶された在圏情報履歴と、在圏情報取得ステップにおいて取得された在圏情報とを比較して移動通信端末が移動しているか否かを判定する判定ステップと、を含むことを特徴とする。
 本発明によれば、周辺に位置する通信エリアの数に基づいて履歴の参照範囲を変化させる移動判定を行うことで、より高い精度で移動通信端末の移動判定を行うことが可能になる。
セクタと移動通信端末の関係を示す図である。 移動経路におけるセクタの図である。 周辺セクタが密集している地域での待ち受け中の移動通信端末の在圏の移り変わりを表した図である。 周辺セクタが散在している地域での待ち受け中の移動通信端末の在圏の移り変わりを表した図である。 本発明の実施形態に係る移動判定装置の構成を示す図である。 記憶部に格納される在圏情報履歴の例を示すテーブルである。 記憶部に格納される周辺エリア数履歴の例を示すテーブルである。 本発明の実施形態に係る移動通信端末のハードウェア構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る移動判定装置で実行される処理(移動判定方法)を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る移動判定装置で実行される処理(移動判定方法)の例を時系列に表した図である。
 以下、図面とともに本発明に係る移動判定装置及び移動判定方法の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明においては同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
 図1は、移動体通信を行う移動通信端末1が無線通信を行う仕組みを例示した図である。基地局は無線通信が行える通信エリアを形成しており、移動通信端末1がその通信エリアに在圏することで、移動通信端末1はその通信エリアを形成している基地局と無線通信が行える。通信エリアの例としてはセクタやセルなどがある。このようにセクタで通信エリアを構成する移動体通信システムとして、例えばLTE(Long Term Evolution)がある。以後、本実施形態では通信エリアをセクタとする。基地局が形成するセクタの範囲は限られているため、複数の基地局を設置することで、移動通信端末1は移動時においても無線通信を行うことが可能となる。
 図2は、移動通信端末1を携帯した人が自宅からオフィスに向かうまでに在圏するセクタ(在圏セクタ)の例を示している。初めに、人が自宅にいる際は移動通信端末1はセクタAに在圏している。次に、オフィスへ向かうまでに、移動通信端末1はセクタB及びセクタCに順に在圏する。オフィスにいる間は、移動通信端末1はセクタCとセクタDとセクタEの何れかに在圏することになる。このように移動通信端末1が複数のセクタ内に位置する場合、その何れか一つのセクタに在圏することになる。
 ここで、移動通信端末1が複数のセクタ内に位置する場合、どのセクタに在圏するかについて説明する。何れかのセクタに在圏しており待ち受け中(Idle状態)の移動通信端末1は、在圏セクタを示す情報(在圏情報)と、移動通信端末1の周辺に位置する一つ以上のセクタであり、次に在圏する可能性のあるセクタの候補である周辺セクタを示す情報(周辺情報)とを含む報知情報を、在圏セクタから取得する。在圏情報は、具体的にはセクタのIDであるスクランブリングコードやセクタ名等の情報を含んでいる。
 本実施形態では、在圏情報を、在圏セクタのセクタ名とする。周辺情報は、具体的にはセクタのIDであるスクランブリングコードやセクタ名等の情報を含んだ各周辺セクタの情報の集合体である。本実施形態では、周辺情報を、周辺セクタのセクタ名の集合体とする。移動通信端末1は、報知情報を元に、在圏セクタの、及び、周辺セクタそれぞれの、通信品質(受信条件)としての受信レベル(RSCP)と受信品質(Ec/NO)とを常に監視し、その結果を(メジャメントレポートとして)定期的に基地局側へ報告する。在圏しているセクタの通信品質が悪化した場合に、基地局側は移動通信端末1から報告されたメジャメントレポートから、最も通信品質のよい一つのセクタを、移動通信端末1へ通知し、移動通信端末1はそのセクタを、待ち受けに適したセクタである在圏セクタ(Activeセクタ)として登録する。通信品質がよいセクタが変わるたびに、在圏セクタも変更される。
 図3及び図4に、移動していない状態で待ち受け中の移動通信端末1の在圏セクタの時系列の移り変わりの例を示す。図3及び図4のそれぞれの(a)と(b)は、(a)は在圏セクタの電波の受信レベル(単位はdBm)の移り変わりを、(b)は在圏セクタの電波の受信品質(単位はdBm)の移り変わりを示す。図3は移動通信端末1の周辺に位置するセクタが5つ(セクタA、セクタB、セクタC、セクタD、セクタE)ある例である。時間と共に在圏セクタが5つのセクタの内の何れか1つに切り替わっていることがわかる。つまり、この図から、周辺セクタが複数ある場合、移動通信端末1が移動していない状態においても、通信品質が変化することに伴い、在圏セクタの変更が発生することがわかる。続いて、図4は移動通信端末1の周辺に位置するセクタが1つのみの場合の例であり、周辺セクタが存在しないために在圏セクタが変更されず、時間が経過しても在圏セクタが常に1つであることがわかる。
 さて、移動通信端末1には、自身の位置情報を定期的、自動的に測位し、サービス提供者へ通知する機能を持つものがある。この機能を用いることで、例えば、移動通信端末1の位置情報を元にピンポイントの天気情報や街のイベント情報などをPushで配信するサービスや、最寄の駅の終電情報などをお知らせする行動支援型サービスなどを提供するアプリケーションを実現することができる。
 ここで、上記の通り、移動通信端末1が移動していない状態においても、周辺セクタが複数ある環境では、移動通信端末1にとって通信品質のよい在圏セクタが時間によって頻繁に変化する(セクタがバタつく)ため、移動通信端末1が移動していなくても在圏セクタが変更されてしまう。ここで、以後、移動通信端末1が移動していないことを、移動通信端末1が静止している、と呼ぶ。移動通信端末1が静止しているとは、上記の機能の観点から、わずかに移動している場合(例えば数m四方)であって、ほぼ同一の位置とできる場合を含む。移動判定装置は、以上の背景を鑑み、より実ユーザの移動状態に合致した高い精度の移動静止の判定を行うものである。
 ここで、図5に本実施形態に係る移動判定装置である移動通信端末1の構成を示す。移動判定装置は、移動通信端末1が移動しているか否かを判定する装置である。移動通信端末1は無線通信によって基地局21と通信し、更に基地局21を通じて移動体通信網2と通信する。また、移動体通信網2はインターネットや電話通信網などから成るネットワーク3と接続している。つまり、移動通信端末1は基地局を通じてネットワーク3と接続することができる。ここで、移動通信端末1は、在圏情報取得部12と周辺エリア数取得部13と参照範囲特定部15と判定部16と記憶部14と報知情報受信部11と特定処理実行部17とから構成される。
 報知情報受信部11は、後述する無線通信部の一機能であり基地局21からそのセクタ内に常に送信している報知情報を受信する。そして、報知情報受信部11は、報知情報に含まれる在圏情報を保持する。また、報知情報受信部11は、報知情報に含まれる周辺情報を保持する。また、報知情報受信部11は、報知情報に含まれる周辺情報に基づき、各周辺エリアの通信品質としての受信レベルと受信品質とを取得し、各周辺エリアに対応付けて通信品質を示す情報を保持する。
 在圏情報取得部12は、移動通信端末1が在圏するセクタを示す在圏情報を取得する在圏情報取得手段である。在圏情報取得部12は、報知情報受信部11から在圏情報を取得する。在圏情報取得部12は、新しい在圏情報を取得すると、その在圏情報を記憶部14へ出力する。また、在圏情報取得部12は在圏情報を判定部16へ出力する。
 在圏情報取得部12は、一定時間間隔にて在圏情報を取得してもよい。移動判定装置が移動通信端末1の移動判定を行う際、在圏情報取得部12にて常に(無線通信部の一機能である報知情報受信部11が保持する)在圏情報を監視し続ける必要がある。例えば、在圏情報取得部12を実現するのは移動判定を利用するアプリケーションのCPU(アプリCPU)であるため、電力の消費が問題となる。在圏情報取得部12は、一定時間間隔にて報知情報受信部11から在圏情報を取得することで、監視を行い続けることによる電力の消費を抑制することができる。例えば、在圏情報取得部12は、定期的に5分間隔で報知情報受信部11から在圏情報を取得してもよい。この場合の電力消費に対する抑制効果を以下に示す。在圏情報を取得するのに0.1秒かかるとすると、常時在圏情報を取得する場合は1日あたり86400秒間の消費電流が必要であるが、5分間隔で在圏情報を取得する場合は1日あたり28.8秒間の消費電流のみ必要であるため、約0.03%程度に消費電流を削減することが可能になる。なお、在圏情報取得部12は、一定時間間隔ではなく任意のタイミングで在圏情報を取得してもよい。
 また、在圏情報取得部12は、報知情報受信部11から在圏情報を取得する際に、移動通信端末1が在圏している時刻として取得した取得時刻である在圏情報取得時刻を報知情報受信部11から更に取得し、入力とすることができる。在圏情報と同じく、在圏情報取得部12は在圏情報取得時刻を記憶部14へ出力する。また、在圏情報取得部12は在圏情報取得時刻を判定部16へ出力する。
 周辺エリア数取得部13は、移動通信端末1の周辺に位置する通信エリアを示す周辺セクタの数を取得する周辺セクタ数取得手段である。周辺エリア数取得部13は報知情報受信部11から周辺情報を取得する。周辺エリア数取得部13は取得された周辺情報から、周辺情報を構成する周辺セクタの数(周辺セクタ数)をカウントすることによって取得する。周辺エリア数取得部13が新しい周辺セクタ数を取得すると、その周辺セクタ数を記憶部14へ出力する。また、周辺エリア数取得部13は周辺セクタ数を参照範囲特定部15へ出力する。
 また、周辺エリア数取得部13は、例えば、在圏情報取得部が報知情報受信部11から在圏情報を取得するタイミングで、報知情報受信部11から周辺情報、及び、周辺情報を構成する各周辺セクタの通信品質としての受信レベルと受信品質とを入力する。周辺エリア数取得部13は、一定の通信品質を満たす周辺セクタの数を取得してもよい。そのような周辺セクタ数を以後、「移動通信端末1が見えているセクタ数」と呼ぶ。具体的には、周辺エリア数取得部13は報知情報受信部11から取得した周知情報、及び、各周辺エリアの通信品質としての受信レベルと受信品質とから、予め設定し記憶した受信レベル及び受信品質の周辺情報のみを抽出し、その抽出した周辺情報の数を移動通信端末1が見えているセクタ数として保持する。例えば、報知情報で通知された周辺情報が、セクタB、セクタC、セクタD、セクタFとする。周辺エリア数取得部13が通信品質に応じて抽出した結果、セクタBとセクタFを抽出したとする。この場合、周辺情報はセクタB、セクタC、セクタD、セクタFの4つであるのに対し、移動通信端末1が見えているセクタ数はセクタBとセクタFの2になる。以降、移動通信端末1が見えているセクタ数のことを周辺エリア数とする。
 上記のように一定の通信品質を満たす場合のみを周辺セクタとすることによって、周辺セクタとして考慮するセクタを適切なものにすることができ、より高い精度で移動判定を行うことができる。なお、周辺情報は報知情報に基づくものではなく、移動通信端末1が受信する周辺セクタの電波(報知情報)に基づいて周辺情報を形成し、取得してもよい。
 記憶部14は、在圏情報取得部12によって取得された在圏情報を移動通信端末1の在圏する通信エリアの履歴である在圏情報履歴として記憶する記憶手段である。記憶部14は在圏情報取得部12から在圏情報を入力する。記憶部14は、入力の在圏情報を保持し、在圏情報履歴として記憶する。記憶部14によって記憶された在圏情報履歴は参照範囲特定部15によって参照される。なお、記憶部14が在圏情報取得部12によって取得された在圏情報を在圏情報履歴として記憶するタイミングは、当該在圏情報によって移動通信端末1の移動判定が行われた後である(即ち、在圏情報取得部12によって取得された在圏情報自体は、在圏情報履歴として移動通信端末1の移動判定には用いられない)。
 記憶部14は、在圏情報取得部12から在圏情報が入力されると同時に、在圏情報取得部12から在圏情報取得時刻が入力されてもよい。そして、入力の在圏情報と同じセクタを示す在圏情報が在圏情報履歴に含まれない場合は、入力の在圏情報と共に入力の在圏情報取得時刻を新たに記憶する。逆に入力の在圏情報と同じセクタを示す在圏情報が在圏情報履歴に含まれる場合は、在圏情報履歴に含まれる該当の在圏情報の取得時刻を入力の在圏情報取得時刻に更新して記憶してもよい。
 記憶部14が記憶する在圏情報履歴の一例を図6に示す。図6では、在圏情報取得時刻と在圏情報とが対応付けられて記憶されている。記憶部14が在圏情報履歴を記憶する順番は在圏情報取得時刻の時刻順でもよいし、その他の順番でもよい。記憶部14が在圏情報履歴を記憶する際、在圏情報履歴に含まれる在圏情報の数が予め設定し記憶した数に達したら、最も古い在圏情報を消して、新しい在圏情報を記憶することで、予め設定し記憶した数以上の在圏情報が記憶されないようにしてもよい。また、在圏情報取得時刻を元に、過去2時間分の在圏情報のみを記憶してもよい。ここで、例えば、図6の状態の時に、記憶部14がさらに、在圏情報取得時刻が「6月30日15:15」、在圏情報が「セクタB」の組を登録する際、すでに図6に含まれている、在圏情報取得時刻が「6月29日8:40」、在圏情報が「セクタB」の組の在圏情報取得時刻のみを「6月30日15:15」に更新する。
 また、記憶部14は、在圏情報を在圏情報履歴として記憶する際に、更にその記憶更新回数も記憶してよい。記憶部14が初めての入力の在圏情報を記憶する際は、記憶更新回数を0とし、以降の入力の在圏情報において、先ほどの初めての入力の在圏情報と同じ通信エリアを示す在圏情報を記憶部14が更新して記憶する際は、記憶更新回数を1に更新する。以下、記憶部14が更新して記憶するたびに記憶更新回数を1ずつ加算していく。
 また、記憶部14は、周辺エリア数取得部13によって取得された周辺エリア数を、移動通信端末の周辺に位置する通信エリアの数の履歴である周辺エリア数履歴として更に記憶してもよい。周辺エリア数履歴の一例を図7に示す。図7では、在圏情報取得時刻と共に、在圏情報取得時に同時に取得した周辺セクタ数を、周辺セクタ数履歴として記憶している。図7では、在圏情報を5分間隔で取得しており、各取得時の周辺セクタ数を、在圏情報取得時刻と共に時系列に記憶している。
 参照範囲特定部15は、周辺エリア数取得部13によって取得された周辺セクタの数に応じて、記憶部14によって記憶された在圏情報履歴の参照範囲を特定する参照範囲特定手段である。参照範囲特定部15には2つの入力がある。参照範囲特定部15は周辺エリア数取得部13からの周辺エリア数を1つ目の入力とする。参照範囲特定部15は記憶部14からの在圏情報履歴を2つ目の入力とする。
 参照範囲は、判定部16が移動通信端末1の移動判定を行う際の判断材料として、在圏情報履歴のどの範囲を、現時点で取得した在圏情報と比較するのかを決定するためのものである。後述するように判定部16は、移動通信端末1が移動しているか否かを判定するため、比較対象の(現時点の)在圏情報と在圏情報が取得された時点から時間的に遡った在圏情報(在圏情報履歴)とを比較する。
 具体的には、参照範囲特定部15は、以下のように上記の参照範囲を特定する。例えば以下のように、参照範囲特定部15は、在圏情報履歴に含まれる在圏情報の取得時刻の間隔にも応じて、記憶部14によって記憶された在圏情報履歴の参照範囲を特定してもよい。ここで、1つ目の入力である周辺エリア数をNとし、在圏情報取得部12が一定時間間隔に在圏情報を取得する際の一定時間間隔をm分とする。例えば、参照範囲特定部15は、2つ目の入力である在圏情報履歴に含まれる要素の内、現在時刻から過去N*m分までの範囲の要素を参照範囲として特定する。
 図6を用いて、参照範囲特定部15が参照範囲を特定する一例を示す。在圏情報取得部12の在圏情報を取得する一定時間間隔が5分、つまりmが5であり、6月29日の12:00現在の在圏情報履歴が図6の状態であり、6月29日の12:00現在の周辺エリア数が3、つまりNが3であった場合、参照範囲特定部15は、在圏情報履歴に含まれる要素の内、過去15分(=3*5)、つまり6月29日の11:45から12:00までの範囲の要素、すなわちセクタEとセクタCを含む要素を参照範囲として特定する。参照範囲特定部15は、特定した参照範囲を示す情報を判定部16へ出力する。
 また、参照範囲特定部15の参照範囲の特定方法の更なる別の一例として、周辺セクタ数の基準値を予め定めておき、在圏情報取得時の周辺セクタ数がその基準値未満であれば参照範囲を過去、基準値未満用所定数分、基準値以上であれば参照範囲を過去、基準値以上用所定数分としてもよい(これらの情報は参照範囲特定部15に予め設定し記憶させておく)。例えば周辺セクタ数の基準値を5とし、在圏情報取得時の周辺セクタ数が2であったら、基準値を下回っているので、参照範囲を基準値未満用所定数である30分とし、在圏情報取得時の周辺セクタ数が8だったら基準値を上回っているで、参照範囲を基準値以上用所定数である60分とする。
 さらに、参照範囲特定部15は、記憶部14に記憶された周辺エリア数履歴を参照して、当該周辺エリア数履歴に応じて、記憶部14によって記憶された在圏情報履歴の参照範囲を特定してもよい。例えば、周辺エリア数履歴に含まれる過去1時間分の周辺エリア数の平均を算出し、それを先ほどの式のNとする。この参照範囲の特定について図7を用いて一例を示す。先ほどと同様に、在圏情報取得部12の在圏情報を取得する一定時間間隔が5分、つまりmが5であり、6月29日の12:00現在の在圏情報履歴が図6の状態であった場合、Nは過去1時間分の周辺エリア数である3、2、3、4、5、2、2、3、4、4、2、2との平均である3となり、参照範囲特定部15は、在圏情報履歴に含まれる要素の内、過去15分(=3*5)、つまり6月29日の11:45から12:00までの範囲の要素、すなわちセクタEとセクタCを含む要素を参照範囲として特定する。なお、参照範囲は変動させても、平均の算出範囲(上記の場合は過去1時間分)は固定でよい。
 参照範囲特定部15の参照範囲の特定方法の一例として、周辺セクタ数の過去の平均値の基準値を予め定めておき、在圏情報取得時の周辺セクタ数の過去の平均値がその基準値未満であれば参照範囲を過去、基準値未満用所定数分、基準値以上であれば参照範囲を過去、基準値以上用所定数分としてもよい(これらの情報は参照範囲特定部15に予め設定し記憶させておく)。例えば周辺セクタ数の過去の平均値の基準値を5とし、在圏情報取得時の過去の周辺セクタ数の平均値が3であったら、基準値を下回っているので、参照範囲を基準値未満用所定数である20分とし、在圏情報取得時の過去の周辺セクタ数の平均値が9だったら基準値を上回っているで、参照範囲を基準値以上用所定数である50分とする。
 参照範囲特定部15の参照範囲の特定方法の一例として、忘却係数を用いて、現在時刻に近い時刻の周辺セクタ数を計算結果に強く反映させてもよい。忘却係数を0.5とすると、過去の周辺セクタ数の平均値を、ΣA(n)*(0.5)^nとする。ここでA(n)は、周辺エリア数履歴の内、過去(n-1)回前の周辺セクタ数を表す。これにより、現状に近い時間の観測値が計算結果に強く反映され、その結果、静止状態になるのが早くわかるようになる。上記のように過去の複数の周辺エリア数の情報を用いることによって、単一の周辺エリア数から参照範囲を特定する場合に比べて、高い精度で移動判定を行うことができる。
 判定部16は、参照範囲特定部15によって特定された参照範囲の記憶部14によって記憶された在圏情報履歴と、在圏情報取得部12によって取得された在圏情報とを比較して移動通信端末1が移動しているか否かを判定する判定手段である。判定部16には2つの入力がある。判定部16は、参照範囲特定部15からの参照範囲を1つ目の入力とする。判定部16は、在圏情報取得部12からの在圏情報を2つ目の入力とする。判定部16は、2つ目の入力である在圏情報が示す通信エリアが、1つ目の入力である参照範囲に含まれる在圏情報のいずれかが示す通信エリアと一致する場合、静止していると判定する。逆に一致しない場合は移動していると判定する。判定結果は特定処理実行部17に出力される。
 図6を用いて、判定部16が判定する一例を示す。図6の在圏情報履歴の状態の際に判定部16が判定を行うとし、この時点での在圏情報をセクタD、参照範囲をセクタC、セクタE、セクタD、セクタBとする。参照範囲に在圏情報であるセクタDが含まれているため、判定部16は、移動通信端末1が静止していると判定する。逆に、この時点での在圏情報をセクタA、参照範囲を上記と同じとすると、参照範囲に在圏情報であるセクタAが含まれていないため、判定部16は、移動通信端末1が移動していると判定する。
 判定部16は、参照範囲特定部15によって特定された参照範囲の記憶部14によって記憶された在圏情報履歴に含まれる在圏情報の内、在圏情報の全体の記憶回数と比べて所定の割合を超える記憶回数である在圏情報を抽出し、抽出された在圏情報に基づいた位置に移動通信端末が位置するとさらに判定してもよい。例えば、在圏情報履歴に含まれる在圏情報の記憶更新回数の平均値を取り、それよりも多い記憶更新回数を持つ在圏情報を抽出し、抽出された在圏情報の位置の中間地点に移動通信端末1が位置すると判定する。上記の構成により、移動通信端末1は、移動判定に加え、自端末1の概算位置を判定することができる。
 ここで、図6を使って一例を示す。図6の在圏情報履歴の内、在圏情報がセクタAの記憶回数が1、在圏情報がセクタBの記憶回数が2、在圏情報がセクタDの記憶回数が8、在圏情報がセクタEの記憶回数が1、在圏情報がセクタCの記憶回数が9であったとする。判定部16は、在籍情報履歴全体の記憶回数の平均、すなわち4.2よりも多い記憶回数の在圏情報、すなわち、セクタDとセクタCを抽出し、移動通信端末1は、セクタDとセクタCの中間地点に位置すると判定する。
 特定処理実行部17は、判定部16から判定結果を入力として受け取り、判定結果に応じて、予め定められた特定処理を実行する特定処理実行手段である。例えば、GPS測位による位置情報を利用したアプリケーションを実行している移動通信端末1が、移動判定装置によって静止していると判定された場合は、位置情報に変化はないためGPS測位を停止し、次に移動判定装置によって移動していると判定された場合に、GPS測位を再開する。位置情報を利用したアプリケーションとは、例えば、上述したような移動通信端末1の位置に応じて天気予報や街のイベント情報を配信するサービスを受けるためのものである。特定処理実行部17は、GPS測位により得られた自端末1の位置を示す情報を、例えば、サービス提供者のサーバに送信することによって当該サービスの提供を受ける。上記のように、移動通信端末1が移動していると判定された場合のみに測位が行われることによって、GPS測位による電力消費を抑えることができる。特定処理の他の具体例としては、音楽再生、無線LAN起動などが挙げられる。
 続いて、図8に本実施形態に係る移動通信端末1のハードウェア構成を示す。図8に示すように、移動通信端末1は、CPU41、RAM42、ROM43、操作部44、無線通信部45、ディスプレイ46及びアンテナ47等のハードウェアにより構成されている。また、移動通信端末1は、携帯電話機として機能するための音声処理部やスピーカやマイク、及びGPS測位部や音楽再生部や無線LAN接続部といった、図示しない構成要素を有している。これらの構成要素は、バスを介して各種信号の入出力が可能なように接続されている。これらの構成要素がプログラム等により動作することにより、上述した移動判定装置である移動通信端末1の機能が発揮される。本実施形態では、移動通信端末1は、移動体通信を行うことができる携帯電話機である。
 引き続いて、図9のフローチャートを用いて、本実施形態に係る移動通信端末1に含まれる移動判定装置により実行される処理(移動判定方法)を説明する。この処理は、移動通信端末1が判定材料となる情報を取得してから移動判定を行うまでの処理である。
 まず、報知情報は基地局21によって、報知情報受信部11に送信され、報知情報受信部11は報知情報を受信する(S1)。次に、基地局21によって送信された在圏情報を、在圏情報取得部12は受信する(S2、在圏情報取得ステップ)。この際、基地局21によって送信された在圏情報取得時刻も、在圏情報取得部12は受信する。
 次に、基地局21によって送信された周辺情報、及び、周辺情報を構成する各周辺セクタの通信品質としての受信レベルと受信品質とを示す情報を、周辺エリア数取得部13は取得して、それらの情報に基づいて周辺エリア数を取得する(S3、周辺エリア数取得ステップ)。なお、周辺情報、及び、周辺情報を構成する各周辺セクタの通信品質としての受信レベルと受信品質とを取得するタイミングは在圏情報を取得するタイミングと同一でもよい。
 次に、周辺エリア数取得部13によって送信された周辺セクタ数と、記憶部14によって送信された在圏情報履歴とを、参照範囲特定部15は受信する。受信した周辺セクタ数と在圏情報履歴とから、参照範囲特定部15は、在圏情報履歴の参照範囲を特定する(S4、参照範囲特定ステップ)。
 次に、在圏情報取得部12によって送信された在圏情報と、参照範囲特定部15によって送信された参照範囲とを、判定部16は受信する。受信した在圏情報と参照範囲とから、判定部16は、在圏情報と参照範囲に含まれる在圏情報とを比較して判定をする(S5、判定ステップ)。S5にて、対応していないと判定された場合、判定部16は、移動通信端末1は移動していると判定する(S6、判定ステップ)。S6にて移動していると判定された場合、特定処理実行部17により特定処理が実行される(S7)。
 S7に続き、S8からS10では、記憶部14によって、取得した在圏情報を在圏情報履歴に保存する処理が行われる。まず、記憶部14は、在圏情報履歴に含まれる在圏情報の数が所定数を超えているか判定し(S8)、超えている場合は、在圏情報履歴に含まれる最も古い在圏情報を削除する(S9)。S8で超えていないと判定した場合に続き、またはS9に続き、記憶部14は、取得した在圏情報を在圏情報履歴に保存し(S10、記憶ステップ)、一通りの移動判定処理が終了する。
 S5にて、移動通信端末1が対応していると判定した場合、判定部16は、移動通信端末1は静止していると判定する(S11、判定ステップ)。S11にて静止していると判定された場合、特定処理実行部17により特定処理が実行される(S12)。S12に続いて、記憶部14は、在圏情報履歴内の、S5にて対応していると判定された対象である在圏情報に関連する取得時刻を、S1にて取得した取得時刻に更新し(S13)、一通りの移動判定処理が終了する。
 次に図10を用いて、具体的な例を元に、移動通信端末1における移動判定の処理内容を説明する。図10は、図2で説明した通り、移動通信端末1を携帯した人が自宅からオフィスに向かうまでの間の移動通信端末1の動作を時系列に表したものである。
 図10の1行目は、移動通信端末1の状態を示している。すなわち、移動しているのか、静止しているのかを示している。移動通信端末1は、初めは自宅付近で静止していたが、途中で自宅からオフィスに向けて移動し、最後はオフィス付近で静止している。
 図10の2行目は、在圏情報取得部12による在圏情報の取得のタイミングを示している。図10では、在圏情報取得部12は、定常的に在圏情報を取得しているのではなく、定期的に在圏情報を取得しており、その他の時間は取得を停止している。これにより移動通信端末1の電力消費を抑えることが可能となる。在圏情報取得部12の実例としては、アプリCPUが挙げられる。
 図10の3行目は、在圏情報取得部12が実際に取得した在圏情報(ここではセクタ名)を示している。移動通信端末1は、初めは自宅付近で在圏しており、最後はオフィス付近で在圏していることがわかる。オフィス付近では、移動通信端末1は複数のセクタ内に位置しており、頻繁に在圏エリアがそれら複数のセクタに切り替わっているのがわかる。
 図10の4行目は、周辺エリア数取得部13による周辺エリア数の取得タイミングを示している。図10では、周辺エリア数取得部13は、定常的に周辺エリア数を取得しているのではなく、定期的に周辺エリア数を取得しており、その他の時間は取得を停止している。これにより移動通信端末1の電力消費を抑えることが可能となる。
 図10の5行目は、周辺エリア数取得部13が実際に取得した周辺セクタ数を示している。移動通信端末1は、初めは周辺セクタ数が少ない自宅付近に位置し、最後は周辺セクタ数が多いオフィス付近に位置していることがわかる。
 図10の6行目は、時系列におけるその時点での在圏情報履歴の内容を示していると同時に、参照範囲特定部15によって特定された参照範囲を網掛け部分として示している。在圏情報履歴に含まれる在圏情報は、新しく取得した順に上から下に並んでいる。初め、在圏情報履歴の内容はABABBA、、、であり、図10の1列目で在圏情報取得部12は在圏情報としてAを取得しているので、図10の2列目では在圏情報履歴にそのAを先頭に追加して、AABABB、、、となっている。
 図10の7行目は、判定部16による移動判定結果を示している。丸が移動していると判定部16が判定したこと、バツが静止していると判定部16が判定したことを示している。判定部16は具体的に、各列の、3行目の在圏セクタが、6行目の参照範囲に含まれているか否かで移動しているか否かの判定を行っている。
 図10の1行目の移動通信端末の移動状態と、7行目の移動判定の結果とを比べると、移動通信端末1に含まれる移動判定装置が、正確に移動通信端末1の移動判定を行っているのがわかる。
 ここで、図10の9列目の判定を見てみると、在圏情報履歴に含まれる在圏情報の内、新しい方から5つ目に、取得した在圏情報と同じCがあるため、判定部16は移動通信端末1が移動していないと判定している。もし5行目の周辺セクタ数が5ではなく4以下であった場合、移動通信端末1は移動していないにも関らず移動していると判定されていた。つまり、参照範囲を周辺セクタ数に応じて変動させることで、このような高精度な移動判定が行える。
 上述したように、本実施形態によれば移動判定の対象となる移動通信端末1の周辺に位置するセクタの数に応じた参照範囲の在圏履歴情報と、現時点での在圏セクタとが比較されて、移動判定が行われる。
 例えば、ユーザが渋谷や新橋等の都心部の多くのセクタが見える環境(周辺セクタが相対的に多い場合)にいる場合、上記の参照範囲が多く取られる。従って、移動通信端末1が移動していないにもかかわらずセクタのばたつきが起こったとしても、移動通信端末1が移動したと判定する誤りを低減させることができる。一方で、参照範囲を一律に長くする(例えば、2時間(5分間隔のデータの場合24つのデータ))と郊外部(周辺セクタが相対的に少ない場合)では、以下のような問題が生じる。ユーザの行動範囲が、上記のセクタ(例えば、24個のセクタ)で完結してしまい、セクタ間の移動を行ってもばたつきと判断されてしまうこととなる。即ち、ユーザが郊外部(周辺セクタが相対的に少ない場合)にいる場合、上記の参照範囲を少なくすることによって、上記の誤りを低減させることができる。
 即ち、上記のように、本実施形態によれば、より高い精度で通信エリアの在圏情報を用いた移動通信端末1の移動判定を行うことが可能になる。また、これにより、上述したように必要な場合のみに移動判定に応じたGPS測位を行うことができ、効率的にGPS測位を行うことができる。
 また、本実施形態のように在圏情報の取得時刻を取得して利用することが望ましい。この構成によれば時刻まで判断材料に加味することができるため、より高い精度で移動判定を行うことができる。但し、必ずしも取得時刻を取得する必要はない。
 なお、本実施形態は、移動通信端末は、携帯電話機としたが、それ以外でも移動体通信を行うことができる端末、例えば移動通信機能を備えたPC(Personal Computer)やPDA(Personal Digital Assistance)でもよい。
 また、本実施形態は、移動判定装置は、移動判定の対象でもある移動通信端末であることとしたが、移動判定の対象の移動通信端末とは別の主体(例えば、移動通信端末が接続する移動体通信網上のサーバ)であってもよい。その場合は、判定に必要な情報を移動判定の対象の移動通信端末から取得して、移動判定を行う。
 1…移動通信端末、2…セクタ、21…基地局、3…ネットワーク、11…報知情報受信部、12…在圏情報取得部、13…周辺エリア数取得部、14…記憶部、15…参照範囲特定部、16…判定部、17…特定処理実行部、40…移動通信端末、41…CPU、42…RAM、43…ROM、44…操作部、45…無線通信部、46…ディスプレイ、47…アンテナ。

Claims (8)

  1.  複数の通信エリアの何れかに在圏して無線通信を行うことによって移動体通信を行う移動通信端末が移動しているか否かを判定する移動判定装置であって、
     前記移動通信端末が在圏する前記通信エリアを示す在圏情報を取得する在圏情報取得手段と、
     前記在圏情報取得手段によって取得された前記在圏情報を前記移動通信端末の在圏する前記通信エリアの履歴である在圏情報履歴として記憶する記憶手段と、
     前記移動通信端末の周辺に位置する前記通信エリアの数を示す周辺エリア数を取得する周辺エリア数取得手段と、
     前記周辺エリア数取得手段によって取得された前記周辺エリア数に応じて、前記記憶手段によって記憶された前記在圏情報履歴の参照範囲を特定する参照範囲特定手段と、
     前記参照範囲特定手段によって特定された参照範囲の前記記憶手段によって記憶された前記在圏情報履歴と、前記在圏情報取得手段によって取得された在圏情報とを比較して前記移動通信端末が移動しているか否かを判定する判定手段と、を備える移動判定装置。
  2.  前記在圏情報取得手段は、一定時間間隔にて前記在圏情報を取得する、ことを特徴とする請求項1に記載の移動判定装置。
  3.  前記周辺エリア数取得手段は、一定の通信品質を満たす前記通信エリアの前記周辺エリア数を取得する、ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の移動判定装置。
  4.  前記判定手段で移動しているか否かを判定した後に、判定結果に応じて、予め定められた処理を実行する特定処理実行手段をさらに備えることを特徴とする、請求項1~3の何れか一項に記載の移動判定装置。
  5.  前記記憶手段は、前記在圏情報を前記在圏情報履歴として記憶する際、前記在圏情報が前記在圏情報取得手段によって取得された取得時刻を在圏情報取得時刻とし、前記在圏情報が前記在圏情報履歴に含まれない場合は、前記在圏情報と前記在圏情報取得時刻とを更に記憶し、前記在圏情報が前記在圏情報履歴に含まれる場合は、前記在圏情報履歴に含まれる該当の前記在圏情報の取得時刻を前記在圏情報取得時刻に更新して記憶し、
     前記参照範囲特定手段は、前記在圏情報履歴に含まれる前記在圏情報の取得時刻の間隔にも応じて、前記記憶手段によって記憶された前記在圏情報履歴の参照範囲を特定する、ことを特徴とする請求項1~4の何れか一項に記載の移動判定装置。
  6.  前記記憶手段は、前記在圏情報を前記在圏情報履歴として記憶する際に、更に在圏情報により示される前記通信エリア毎にその記憶回数も記憶し、
     前記判定手段は、前記参照範囲特定手段によって特定された参照範囲の前記記憶手段によって記憶された前記在圏情報履歴に含まれる前記在圏情報の内、前記在圏情報の全体の前記記憶回数と比べて所定の割合を超える記憶回数である在圏情報を抽出し、抽出された在圏情報に基づいた位置に前記移動通信端末が位置すると更に判定する、ことを特徴とする請求項1~5の何れか一項に記載の移動判定装置。
  7.  前記記憶手段は、前記周辺エリア数取得手段によって取得された前記周辺エリア数を、前記移動通信端末の周辺に位置する前記通信エリアの数の履歴である周辺エリア数履歴として更に記憶し、
     前記参照範囲特定手段は、前記周辺エリア数履歴に応じて、前記記憶手段によって記憶された前記在圏情報履歴の参照範囲を特定する、ことを特徴とする請求項1~6の何れか一項に記載の移動判定装置。
  8.  複数の通信エリアの何れかに在圏して無線通信を行うことによって移動体通信を行う移動通信端末が移動しているか否かを判定する移動判定方法であって、
     前記移動通信端末が在圏する前記通信エリアを示す在圏情報を取得する在圏情報取得ステップと、
     前記在圏情報取得ステップにおいて取得された前記在圏情報を前記移動通信端末の在圏する前記通信エリアの履歴である在圏情報履歴として記憶する記憶ステップと、
     前記移動通信端末の周辺に位置する前記通信エリアの数を示す周辺エリア数を取得する周辺エリア数取得ステップと、
     前記周辺エリア数取得ステップにおいて取得された前記周辺エリア数に応じて、前記記憶ステップにおいて記憶された前記在圏情報履歴の参照範囲を特定する参照範囲特定ステップと、
     前記参照範囲特定ステップにおいて特定された参照範囲の前記記憶ステップにおいて記憶された前記在圏情報履歴と、前記在圏情報取得ステップにおいて取得された在圏情報とを比較して前記移動通信端末が移動しているか否かを判定する判定ステップと、を含む移動判定方法。
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