WO2011007745A1 - マイクロ波プラズマ処理装置およびマイクロ波プラズマ処理方法 - Google Patents
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- a stable standing wave is generated to generate plasma, thereby performing processing such as nitriding processing or oxidation processing.
- a slow wave material 33 having a dielectric constant larger than that of a vacuum is provided on the upper surface of the planar antenna 31 so as to cover at least the entire slot forming portion of the planar antenna 31.
- the slow wave material 33 can be formed of, for example, quartz, ceramics, a resin such as fluorine resin or polyimide.
- the slow wave material 33 has a function of adjusting the plasma by shortening the wavelength of the microwave because the wavelength of the microwave becomes longer in vacuum.
- the planar antenna 31 and the microwave transmission plate 28 and the slow wave member 33 and the planar antenna 31 are arranged in close contact with each other, but may be separated from each other.
- N 2 gas is introduced into the chamber 1, the N 2 gas is turned into plasma (excitation), and plasma nitridation is performed on the wafer W by the plasma.
- plasmas having different modes stored in the storage unit 53 are formed so that a plasma nitriding process with high in-plane uniformity can be performed.
- Two or more processing recipes that can obtain a desired, typically uniform plasma processing distribution are selected from a plurality of processing recipes, and plasma processing is performed on the wafer W by the selected two or more processing recipes. .
- the plasma is turned off, and then the nitrogen gas is stopped, and the purge gas is supplied into the chamber 1 from a purge gas supply system (not shown) to purge the chamber 1, and then the gate
- the valve 26 is opened and the wafer W is unloaded from the loading / unloading port 25.
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Abstract
マイクロ波プラズマ処理装置(100)は、チャンバー(1)と、マイクロ波発生源(39)と、導波機構(37a,37b,31,28)と、プラズマ処理を行うためのガスを導入するガス導入部(15)と、チャンバー(1)内を排気するための排気装置が接続される排気口(23)と、処理条件を制御する制御部(50)とを具備し、制御部(50)は、互いにモードの異なるプラズマが形成される複数の処理レシピについてそれにより生成したプラズマによるプラズマ処理分布を予め記憶しておき、複数の処理レシピから、組み合わせることにより所望のプラズマ処理分布が得られる2以上の処理レシピを選択し、選択した2以上の処理レシピによりプラズマ処理を行わせる。
Description
本発明は、被処理体にマイクロ波プラズマによる処理を施すマイクロ波プラズマ処理装置およびマイクロ波プラズマ処理方法に関する。
プラズマ処理は、窒化処理、酸化処理、成膜、エッチング等種々の処理に用いられており、半導体デバイスの製造に不可欠な技術であるが、近時、LSIの高集積化、高速化の要請からLSIを構成する半導体素子のデザインルールが益々微細化され、また、被処理基板である半導体ウエハが大型化されており、それにともなって、プラズマ処理装置においてもこのような微細化および大型化に対応するものが求められている。
このような要求に対応できるプラズマ処理装置として、RLSA(Radial Line Slot Antenna)マイクロ波プラズマ処理装置が注目されている(例えば特開2000-294550号公報)。
RLSAマイクロ波プラズマ処理装置は、複数のスロットを有する平面アンテナであるRLSA(Radial Line Slot Antenna;ラジアルラインスロットアンテナ)にて処理室内にマイクロ波を導入してプラズマを発生させることによりマイクロ波プラズマを発生させ、チャンバー内の載置台に載置された状態の半導体基板にプラズマ処理を施すものである。これにより、高密度で低電子温度のプラズマを生成することができ、低ダメージでかつ高効率の処理を行うことができる。
このようなRLSAマイクロ波プラズマ処理装置においては、安定した定在波を発生させてプラズマを生成することにより、窒化処理や酸化処理等の処理を行う。
ところで、プラズマ処理においては、近時、半導体ウエハの面内における処理の均一性に対する要求が益々厳しくなっているが、上述のように安定した定在波を発生させてプラズマ処理を行う場合には、半径方向または円周方向にプラズマ密度の分布が形成されるため、要求されるプラズマ処理の面内均一性を確保することが困難になりつつある。
本発明の目的は、面内均一性の高いマイクロ波プラズマ処理を行うことができるマイクロ波プラズマ処理装置およびマイクロ波プラズマ処理方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、上記マイクロ波プラズマ処理方法を実施するためのプログラムが記憶された記憶媒体を提供することにある。
本発明の他の目的は、上記マイクロ波プラズマ処理方法を実施するためのプログラムが記憶された記憶媒体を提供することにある。
本発明者らは、上記目的を達成するために検討した結果、以下のことを知見した。
(1)マイクロ波プラズマ処理装置は、安定した定在波を発生させて、プラズマ処理を行うものであるが、定在波はマイクロ波のパワーに依存し最も安定な整数倍の波長で存在するため、パワーを変化させるとプラズマ密度が不連続的に変化するモードジャンプという現象が発生する。プラズマ処理中にこのようなモードジャンプが生じると不均一なプラズマ処理となるため、通常はマイクロ波パワーが変動してもモードジャンプが生じない領域でプロセスを行っている。しかし、モードジャンプによりプラズマの密度分布が異なる複数のモードのプラズマが出現するため、このような複数のモードのプラズマを積極的に利用することにより、プラズマ処理分布を制御することができる。
(2)モードの異なる複数のプラズマは、マイクロ波のパワーだけでなく、チャンバー内圧力やガス流量等の他の処理条件が変化することによっても生じさせることができる。このため、マイクロ波のパワーも含めた処理条件を変化させて生成される複数のモードのプラズマを組み合わせることにより、プラズマ処理分布を制御することができる。
(3)したがって、複数の処理レシピについてそれにより生成したプラズマによるプラズマ処理分布を把握しておき、これらの処理レシピから所望のプラズマ処理分布が得られる2以上の処理レシピを組み合わせてプラズマ処理することが有効である。
本発明は、このような知見に基づいて完成されたものである。
すなわち、本発明の一つの観点によれば、マイクロ波プラズマによって被処理体にプラズマ処理を施すマイクロ波プラズマ処理装置であって、被処理体を収容するチャンバーと、マイクロ波を発生させるマイクロ波発生源と、マイクロ波発生源で発生されたマイクロ波を前記チャンバーに向けて導く導波機構と、前記チャンバー内に、プラズマ処理を行うためのガスを導入するガス導入部と、記チャンバー内を排気するために排気管を介して排気装置が接続される排気口と、処理条件を制御する制御部とを具備し、前記制御部は、互いにモードの異なるプラズマが形成される複数の処理レシピについて、それらを用いて生成されたプラズマによるプラズマ処理分布を予め記憶しておき、前記複数の処理レシピから、組み合わせることにより所望のプラズマ処理分布が得られる2以上の処理レシピを選択し、選択した2以上の処理レシピにより被処理体に対してプラズマ処理を行うように制御する、マイクロ波プラズマ処理装置が提供される。
本発明の他の観点によれば、被処理体を収容するチャンバーと、マイクロ波を発生させるマイクロ波発生源と、マイクロ波発生源で発生されたマイクロ波を前記チャンバーに向けて導く導波機構と、前記チャンバー内にプラズマ処理を行うためのガスを導入するガス導入部と、前記チャンバー内を排気するために排気管を介して排気装置が接続される排気口とを具備するマイクロ波プラズマ処理装置を用いて被処理体にマイクロ波プラズマ処理を施すマイクロ波プラズマ処理方法であって、互いにモードの異なるプラズマが形成される複数の処理レシピについて、それらを用いて生成されたプラズマによるプラズマ処理分布を予め把握しておくことと、前記複数の処理レシピから、組み合わせにより所望のプラズマ処理分布が得られる2以上の処理レシピを選択することと、選択した2以上の処理レシピにより被処理体にプラズマ処理を行うこととを含む、マイクロ波プラズマ処理方法が提供される。
本発明のさらに他の観点によれば、コンピュータ上で動作し、被処理体を収容するチャンバーと、マイクロ波を発生させるマイクロ波発生源と、マイクロ波発生源で発生されたマイクロ波を前記チャンバーに向けて導く導波機構と、前記チャンバー内にプラズマ処理を行うためのガスを導入するガス導入部と、前記チャンバー内を排気するために排気管を介して排気装置が接続される排気口とを具備するマイクロ波プラズマ処理装置を制御するためのプログラムが記憶された記憶媒体であって、前記プログラムは、実行時に、互いにモードの異なるプラズマが形成される複数の処理レシピについて、それらを用いて生成されたプラズマによるプラズマ処理分布を予め把握しておくことと、前記複数の処理レシピから、組み合わせにより所望のプラズマ処理分布が得られる2以上の処理レシピを選択することと、選択した2以上の処理レシピにより被処理体にプラズマ処理を行うこととを含む、マイクロ波プラズマ処理方法が行われるように、コンピュータに前記マイクロ波プラズマ処理装置を制御させる、記憶媒体が提供される。
本発明のさらに他の観点によれば、被処理体を収容するチャンバーと、前記チャンバー内にマイクロ波を導入してプラズマを生成するマイクロ波発生部と、前記チャンバー内に前記プラズマを生成するためのガスを導入するガス導入部と、前記チャンバー内を排気するために排気管を介して排気装置を接続する排気口とを具備するマイクロ波プラズマ処理装置を用いて被処理体にマイクロ波プラズマ処理を施すマイクロ波プラズマ処理方法であって、第1のモードの第1のプラズマを生成して、被処理体に第1のプラズマ処理をすることと、前記第1のモードとは異なる第2のモードの第2のプラズマを生成して、前記被処理体に第2のプラズマ処理をすることとを含み、前記第1のプラズマ処理のプラズマ処理分布と、前記第2のプラズマ処理のプラズマ処理分布の組み合わせにより、所望のプラズマ処理分布を得る、マイクロ波プラズマ処理方法が提供される。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。
以下の実施形態では、マイクロ波プラズマ処理として、RLSAマイクロ波プラズマ処理を用い、被処理体として半導体ウエハを用いて、プラズマ処理としてプラズマ窒化処理を行う場合について説明する。ただし、マイクロ波プラズマ処理としてはRLSAマイクロ波プラズマ処理に限らず他のマイクロ波プラズマ処理であってもよく、窒化処理に限らず、酸化処理、エッチング処理、化学蒸着(CVD)成膜等の他の処理にも適用することができ、被処理体としても半導体ウエハに限らず、FPD用のガラス基板等、他の被処理体にも適用可能である。
以下の実施形態では、マイクロ波プラズマ処理として、RLSAマイクロ波プラズマ処理を用い、被処理体として半導体ウエハを用いて、プラズマ処理としてプラズマ窒化処理を行う場合について説明する。ただし、マイクロ波プラズマ処理としてはRLSAマイクロ波プラズマ処理に限らず他のマイクロ波プラズマ処理であってもよく、窒化処理に限らず、酸化処理、エッチング処理、化学蒸着(CVD)成膜等の他の処理にも適用することができ、被処理体としても半導体ウエハに限らず、FPD用のガラス基板等、他の被処理体にも適用可能である。
図1は、本発明の一実施形態に係るマイクロ波プラズマ処理装置を示す断面図である。このマイクロ波プラズマ処理装置は、複数のスロットを有する平面アンテナであるRLSA(Radial Line Slot Antenna;ラジアルラインスロットアンテナ)にて処理室内にマイクロ波を導入してプラズマを発生させることにより、高密度かつ低電子温度のマイクロ波プラズマを発生させ得るRLSAマイクロ波プラズマ処理装置として構成されている。ここでは、プラズマ処理としてプラズマ窒化処理を行うものを例示する。
このプラズマ処理装置100は、気密に構成され、接地された略円筒状のチャンバー1を有している。チャンバー1の底壁1aの略中央部には円形の開口部10が形成されており、底壁1aにはこの開口部10と連通し、下方に向けて突出する排気室11が設けられている。
チャンバー1内には被処理基板であるウエハWを水平に支持するためのAlN等のセラミックスからなるサセプタ(載置台)2が設けられている。このサセプタ2は、排気室11の底部中央から上方に延びる円筒状のAlN等のセラミックスからなる支持部材3により支持されている。サセプタ2の外縁部にはウエハWをガイドするためのガイドリング4が設けられている。また、サセプタ2には抵抗加熱型、例えば、Mo、W材のような抵抗線のヒータ5が埋め込まれており、このヒータ5はヒータ電源5aから給電されることによりサセプタ2を加熱して、その熱で被処理体であるウエハWを加熱する。また、載置台2には、熱電対6が挿入されており、ウエハWの加熱温度を、例えば室温から900℃までの範囲で温度制御可能となっている。チャンバー1の内周には、不純物の少ない石英からなる円筒状のライナー7が設けられ、チャンバー構成材料による金属汚染を防止している。また、載置台2の外周側には、チャンバー1内を均一排気するための複数の孔8aが形成された石英製のバッフルプレート8が環状に設けられ、このバッフルプレート8は、金属製または石英製部材の複数の支柱9により支持されている。
サセプタ2には、ウエハWを支持して昇降させるための3本(2本のみ図示)のウエハ支持ピン42がサセプタ2の表面に対して突没可能に設けられ、これらウエハ支持ピン42はアーム状の支持板43に固定されている。そして、ウエハ支持ピン42は、エアシリンダ等の駆動機構44により支持板43を介して昇降される。
チャンバー1の側壁には環状をなすガス導入部材15が設けられており、このガス導入部材15にはガス供給系16が接続されている。ガス導入部材はノズル状やシャワー状に配置してもよい。このガス供給系16は、例えばプラズマ生成ガスであるArガスを供給するArガス供給源17および処理ガスであるN2ガスを供給するN2ガス供給源18を有しており、これらのガスが、それぞれガスライン20を介してガス導入部材15に至り、ガス導入部材15からチャンバー1内に導入される。ガスライン20の各々には、マスフローコントローラ21およびその前後の開閉バルブ22が設けられている。なお、前記N2ガスに代えて、例えばNH3ガス、N2とH2との混合ガスなどを用いることもできる。また、後述するようにArガスに代えて他の希ガス、例えばKr、He、Ne、Xeなどのガスを用いてもよいし、これらの2つ以上を混合してもよい。また、プラズマ窒化処理の際に、希ガスを含まなくてもよく、この場合は処理ガスがプラズマ生成ガスを兼ねることとなる。
上記排気室11の側面には排気口23が形成され、排気口23には排気管23aが接続されており、この排気管23aには高速真空ポンプを含む排気装置24が接続されている。そしてこの排気装置24を作動させることによりチャンバー1内のガスが、バッフルプレート8を介して排気室11の空間11a内へ均一に排出され、排気管23を介して排気される。これによりチャンバー1内を所定の真空度、例えば0.133Paまで高速に減圧することが可能となっている。
チャンバー1の側壁には、プラズマ処理装置100に隣接する搬送室(図示せず)との間でウエハWの搬入出を行うための搬入出口25と、この搬入出口25を開閉するゲートバルブ26とが設けられている。
チャンバー1の上部は開口部となっており、チャンバー1の上端部の上にプレート27がシール部材29aを介して気密にシールされた状態で設けられている。このプレート27は環状をなし、その内周に沿って内側に突出する環状の支持部27aが形成されている。この支持部27aに、例えば石英やAl2O3、AlN等のセラミックスのような絶縁体(誘電体)からなり、マイクロ波を透過するマイクロ波透過板28がシール部材29bを介して気密な状態で支持されている。従って、チャンバー1の上部の開口部は、プレート27およびマイクロ波透過板28により気密な状態で閉塞されており、チャンバー1内は気密に保持される。
マイクロ波透過板28の上方には、サセプタ2と対向するように、円板状の平面アンテナ31が設けられている。この平面アンテナ31はチャンバー1の側壁上端に係止されている。平面アンテナ31は、マイクロ波透過板よりも少し大きな径を有し、例えば表面が銀または金メッキされた銅またはアルミニウムまたはNiからなる円板であり、多数のマイクロ波放射孔32(スロット)が所定のパターンで貫通して形成された構成となっている。
このマイクロ波放射孔32は、例えば図2に示すように長い形状をなすものが対をなし、典型的には対をなすマイクロ波放射孔32同士が「T」字状に配置され、これらの対が複数、同心円状に配置されている。スロット32の長さや配列間隔は、マイクロ波の波長(λg)に応じて決定され、例えばマイクロ波放射孔32の間隔は、λg/4~λgとなるように配置される。なお、図2においては、同心円状に形成された隣接するスロット32同士の間隔をΔrで示している。また、スロット32は、円形状、円弧状等の他の形状であってもよい。さらに、スロット32の配置形態は特に限定されず、同心円状のほか、例えば、螺旋状、放射状に配置することもできる。
この平面アンテナ31の上面には、真空よりも大きい誘電率を有する遅波材33が、少なくとも平面アンテナ31のスロット形成部分の全部を覆うように設けられている。遅波材33は、例えば石英、セラミックス、フッ素系樹脂やポリイミドのような樹脂等で形成することができる。この遅波材33は、真空中ではマイクロ波の波長が長くなることから、マイクロ波の波長を短くしてプラズマを調整する機能を有している。なお、平面アンテナ31とマイクロ波透過板28との間、および、遅波材33と平面アンテナ31との間は、密着して配置されているが、離間していてもよい。
チャンバー1の上面には、これら平面アンテナ31および遅波材33を覆うように、例えばアルミニウムやステンレス鋼、銅等の金属材からなる導波管機能を有するカバー部材34が設けられている。チャンバー1の上面とカバー部材34とはシール部材35によりシールされている。カバー部材34には、冷却水流路34aが形成されており、そこに冷却水を通流させることにより、カバー部材34、遅波材33、平面アンテナ31、マイクロ波透過板28を冷却して、これらの破損、変形を防止するようになっている。なお、平面アンテナ31およびカバー部材34は接地されている。
カバー部材34の上壁の中央には開口部36が形成されており、この開口部36には導波管37が接続されている。この導波管37の端部には、インピーダンス整合部(チューナ)38を介してマイクロ波発生源を構成するマイクロ波発生装置39が接続されている。これにより、マイクロ波発生装置39で発生した例えば周波数2.45GHzのマイクロ波が導波路を構成する導波管37を介して上記平面アンテナ31へ伝搬されるようになっている。なお、マイクロ波の周波数としては、8.35GHz、1.98GHz等を用いることもできる。
導波管37は、上記カバー部材34の開口部36から上方へ延出する断面円形状の同軸導波管37aと、この同軸導波管37aの上端部にモード変換器40を介して接続された水平方向に延びる矩形導波管37bとを有している。矩形導波管37bと同軸導波管37aとの間のモード変換器40は、矩形導波管37b内をTEモードで伝播するマイクロ波をTEMモードに変換する機能を有している。同軸導波管37aの中心には内導体41が延在しており、この内導体41の下端部は、平面アンテナ31の中心に接続固定されている。これにより、マイクロ波は、同軸導波管37aの内導体41を介して平面アンテナ31へ均一に効率よく伝播され、平面アンテナ31のマイクロ波放射孔32からマイクロ波透過板28を透過してチャンバー1内に放射される。
なお、導波路を構成する導波管37、平面アンテナ31、マイクロ波透過板28は、マイクロ波発生源を構成するマイクロ波発生装置39で発生されたマイクロ波をチャンバー1内に導く導波機構として機能する。
マイクロ波プラズマ処理装置100の各構成部は、制御部50に接続されて制御されるようになっている。制御部50はコンピュータで構成されており、図3に示すように、マイクロプロセッサを備えたプロセスコントローラ51と、このプロセスコントローラに接続されたユーザーインターフェース52および記憶部53とを備えている。
プロセスコントローラ51は、プラズマ処理装置100において、温度、圧力、ガス流量、マイクロ波出力、バイアス印加用の高周波電力等のプロセス条件が所望のものとなるように、各構成部、例えばヒータ電源5a、ガス供給系16、排気装置24、マイクロ波発生装置39などを制御するようになっている。
ユーザーインターフェース52は、オペレータがプラズマ処理装置100を管理するためにコマンドの入力操作等を行うキーボードや、プラズマ処理装置100の稼働状況を可視化して表示するディスプレイ等を有している。また、記憶部53は、プラズマ処理装置100で実行される各種処理をプロセスコントローラ51の制御にて実現するためのプログラムや、処理条件に応じてプラズマ処理装置100の各構成部に処理を実行させるためのプログラムすなわち処理レシピが格納されている。
制御プログラムや処理レシピは記憶部53の中の記憶媒体(図示せず)に記憶されている。記憶媒体は、ハードディスクや半導体メモリであってもよいし、CDROM、DVD、フラッシュメモリ等の可搬性のものであってもよい。また、記憶媒体に記憶しておく代わりに、処理レシピ等を他の装置から、例えば専用回線を介して適宜伝送させるようにしてもよい。
そして、必要に応じて、ユーザーインターフェース52からの指示等にて任意の処理レシピを記憶部53から呼び出してプロセスコントローラ51に実行させることで、プロセスコントローラ51の制御下で、プラズマ処理装置100での所望の処理が行われる。
本実施形態では、制御部50の記憶部53に複数の処理レシピが記憶されている。これら複数のレシピは、互いにモードの異なるプラズマが形成されるものであり、各処理レシピにより生成したプラズマの密度分布も予め記憶部53に記憶しておき、これら複数の処理レシピから、組み合わせにより所望のプラズマ密度分布が得られる2以上の処理レシピを選択し、選択した2以上の処理レシピによりウエハWに対してプラズマ処理を行わせるように制御する。このようなモードの異なるプラズマを形成する複数の処理レシピは、例えば、プラズマ処理を行うためのガスの流量、マイクロ波のパワー、およびチャンバー1内の圧力の少なくとも1つを異ならせることにより準備される。
このように構成されたRLSA方式のプラズマ処理装置100においては、まず、ヒータ5によりサセプタ2の温度を例えば250~800℃で加熱した状態で、ゲートバルブ26を開いて搬入出口25からウエハWをチャンバー1内に搬入し、サセプタ2上に載置する。
そして、Arガスを500~2000mL/min(sccm)の流量で導入し、チャンバー1内の圧力を、66.7~667Pa(0.5~5Torr)に調整し、その状態でパワー1000~4000W、パワー密度0.51~2.1W/cm2でマイクロ波を導入してプラズマを着火する。
プラズマ着火は、マイクロ波発生装置39をオンにして、そこで発生したマイクロ波を、インピーダンス整合部(チューナ)38を経て導波管37に導き、矩形導波管37b、モード変換器40、および同軸導波管37aを順次通過させて内導体41を介して平面アンテナ31に供給し、平面アンテナ31のマイクロ波放射孔32からマイクロ波透過板28を介してチャンバー1内におけるウエハWの上方空間に放射させ、チャンバー1内に供給されたArガスを励起することにより行う。このとき、マイクロ波は、矩形導波管37b内ではTEモードで伝搬し、このTEモードのマイクロ波はモード変換器40でTEMモードに変換されて、同軸導波管37a内を平面アンテナ31に向けて伝搬されていく。平面アンテナ31からマイクロ波透過板28を経てチャンバー1に放射されたマイクロ波によりチャンバー1内で電磁界が形成され、Arガスが励起されてプラズマ化する。
プラズマを着火した後、チャンバー1内にN2ガスを導入し、N2ガスをプラズマ化(励起)し、そのプラズマによりウエハWに対してプラズマ窒化処理を行う。
従来は、このようなプラズマ窒化処理を行う場合に、単一の処理レシピを用い、安定した定在波を発生させてプラズマを生成するが、定在波が発生する場合には、半径方向にプラズマ密度分布が形成されたり、円周方向にプラズマ密度分布が形成されたりし、良好なプラズマ処理の面内均一性を確保することが困難である。
例えば、図4A、図4Bは、いずれも平面アンテナのマイクロ波放射孔を図5に示すようなハの字状としてプラズマ密度分布が生じやすい状態とし、2.45GHzで400Wのマイクロ波を放射した際のプラズマの発光状態(明るい部分はプラズマ密度が高く、暗い部分はプラズマ密度が低い)を示しており、図4Aはチャンバー内の圧力を140Paとした場合であり、図4Bは圧力を20Paとした場合である。これら図から、圧力が140Paの場合と20Paの場合とで明らかにプラズマのモードが異なっており、いずれもプラズマ密度分布が均一でないことがわかる。
図4A、図4Bは、処理条件が異なることにより、プラズマモードジャンプが生じてモードが異なるプラズマが生成されることを示すが、本実施形態においては、このようなモードジャンプを積極的に利用することにより、所望のプラズマ処理分布、すなわち均一な窒化処理分布(窒素濃度分布)を得ることができる。
モードジャンプは、プラズマ生成条件を変化させた際に、プラズマのモードが突発的に変化する現象をいう。具体的には、例えば、図6に示すように、マイクロ波のパワーを変化させた場合に、モードジャンプが生じてプラズマの状態(ここではプラズマ密度)がステップ状(階段状)に変化する。そして、モードジャンプが生じた部分の間の平坦な部分は、同一のプラズマモードであり、安定した処理を行うことができる領域となる。モードジャンプはマイクロ波のパワーのみならず、チャンバー内の圧力やガス流量等の他の条件を変化させても生じ、これら処理条件を適宜変化させる(すなわち処理レシピを変化させる)ことにより、異なったプラズマ密度分布を有する多数のプラズマモードを得ることができる。
このため、本実施形態においては、このプラズマ窒化処理の際に、面内均一性の高いプラズマ窒化処理が実施可能なように、記憶部53に記憶されている互いにモードの異なるプラズマが形成される複数の処理レシピから、組み合わせることにより所望の、典型的には均一なプラズマ処理分布が得られる2以上の処理レシピを選択し、選択した2以上の処理レシピによりウエハWに対してプラズマ処理を行う。
つまり、従来は、1つの処理レシピで形成されるプラズマでプラズマ窒化処理を行っており、面内均一性の低い場合が生じていたが、このような場合でも、モードの異なるプラズマが生成される他の処理レシピを組み合わせることにより、面内均一性の高いプラズマ処理を行うことができる。
具体例を示す。チャンバー1内の圧力:30Pa(225mTorr)、Arガスの流量:1000mL/min(sccm)、N2ガス流量:100mL/min(sccm)、マイクロ波パワー:1500W、温度:400℃という条件の処理レシピAでプラズマ窒化処理を38sec行った場合には、プラズマ密度は中心が低く周辺が高い谷型の分布となり、このようなプラズマモードで窒化処理を行った場合には、図7に示すようにプラズマ密度に対応した谷型の窒素濃度分布となる(図中の+は濃度が高いことを示し、数字が大きいほど高い濃度であり、-は濃度が低いことを示し、数字が大きいほど低い濃度である。以下同じ。)この場合の窒素濃度の平均値(Ave.)は14.1%、σ/Ave.は2.46%と均一性が悪い結果となった。また、チャンバー1内の圧力:30Pa(225mTorr)、Arガスの流量:1000mL/min(sccm)、N2ガス流量:100mL/min(sccm)、マイクロ波パワー:1800W、温度:400℃という条件の処理レシピBは、上記処理レシピAからモードジャンプが生じて異なるプラズマモードとなり、この処理レシピBでプラズマ窒化処理を36sec行った場合には、プラズマ密度は中心が高く周辺が低い山型の分布となり、このようなプラズマモードで窒化処理を行った場合には、図8に示すようにプラズマ密度に対応した山型の窒素濃度分布となる。この場合の窒素濃度の平均値(Ave.)は14.7%、σ/Ave.は3.10%と均一性が悪い結果となった。
これに対し、これら処理レシピAと処理レシピBとを組み合わせることにより、面内均一性の高いプラズマ処理を行うことができ、窒素濃度の面内均一性を高めることができる。実際に、処理レシピAで27sec間処理した後、マイクロ波パワーを1800Wに上昇させて処理レシピBで9sec間処理した結果、図9に示すように明確な山や谷が見られない窒素濃度分布となり、窒素濃度の平均値(Ave.)は14.30%、σ/Ave.は0.72%となり、σ/Ave.が1.0%未満という高い面内均一性が達成された。
このように、事前に所定の処理レシピによるプラズマのモードを把握しておくことにより、2以上の処理レシピを組み合わせて所望のプラズマ処理分布を形成することができ、プラズマ窒化処理の面内均一性を良好にすることができる。なお、上記処理レシピA、Bと同様、チャンバー1内の圧力:30Pa(225mTorr)、Arガスの流量:1000mL/min(sccm)、N2ガス流量:100mL/min(sccm)、温度:400℃とした際には、マイクロ波パワーが500~1600W(パワー密度:0.25~0.85W/cm2)であれば谷型のプラズマ密度分布となるプラズマモードとなり、このプラズマモードにより窒化処理を行うことにより谷型の窒化処理面内分布が得られ、一方、マイクロ波パワーが1700~4000W(パワー密度:0.86~2.1W/cm2)であれば山型のプラズマ密度分布となるプラズマモードとなり、このプラズマモードにより窒化処理を行うことにより山型の窒化処理面内分布が得られることが確認されているから、プラズマ処理分布が谷型となる条件および山型となる条件の中からそれぞれ適宜選択した条件の処理レシピを組み合わせることにより面内均一性の高いプラズマ窒化処理を行うことができる。
以上はマイクロ波パワーを変化させたてプラズマモードを変化させた場合の具体例であるが、以下にチャンバー1内の圧力、Arガス流量、N2ガス流量を変化させた具体例を示す。
まず、Arガスの流量:1000mL/min(sccm)、N2ガス流量:200mL/min(sccm)、マイクロ波パワー:1850W、温度:400℃に固定し、チャンバー1内の圧力を20Pa、30Pa、40Pa、50Pa、66.66Paと変化させ、プラズマモードを変化させてプラズマ窒化処理を行った。その際の窒素濃度の分布は図10のようになり、プラズマモードにより窒素濃度の分布が大きく変化することがわかる。したがって、これらのプラズマモードを適宜組み合わせれば、窒素濃度分布(プラズマ処理分布)のばらつきをより小さくすることができる。
次に、チャンバー内圧力:40Pa(300mTorr)、N2ガス流量:200mL/min(sccm)、マイクロ波パワー:1850W、温度:400℃に固定し、Arガス流量を500mL/min(sccm)、1000mL/min(sccm)、2000mL/min(sccm)と変化させ、プラズマモードを変化させてプラズマ窒化処理を行った。その際の窒素濃度の分布は図11のようになり、プラズマモードにより窒素濃度の分布が大きく変化することがわかる。したがって、これらのプラズマモードを適宜組み合わせれば、窒素濃度分布(プラズマ処理分布)のばらつきをより小さくすることができる。
次に、チャンバー内圧力:40Pa(300mTorr)、Arガス流量:1000mL/min(sccm)、マイクロ波パワー:1850W、処理温度:400℃に固定し、N2ガス流量を20mL/min(sccm)、40mL/min(sccm)、100mL/min(sccm)、200mL/min(sccm)、400mL/min(sccm)と変化させ、プラズマモードを変化させてプラズマ窒化処理を行った。その際の窒素濃度の分布は図12のようになり、プラズマモードにより窒素濃度の分布が大きく変化することがわかる。したがって、これらのプラズマモードを適宜組み合わせれば、窒素濃度分布(プラズマ処理分布)のばらつきをより小さくすることができる。
なお、上記具体例は、プロセス条件を1つずつ変化させてプラズマモードを変化させたが、2以上の条件を変化させてもモードを変化させることができることはいうまでもない。
2以上の処理レシピを組み合わせるには、プラズマ窒化処理の全処理時間を2以上の処理レシピで配分すればよく、その配分の方法は任意である。例えば、2つの処理レシピを組み合わせる場合は、前半を一方の処理レシピで処理し、後半を他方の処理レシピで処理してもよいし、2つの処理レシピでの処理を交互に複数回行ってもよい。また、2以上の処理レシピのそれぞれの処理時間を変化させることによりプラズマ処理分布を制御することもできる。この2以上の処理レシピの配分の制御は、制御部50により行われる。
プラズマのモードの変更は、チャンバー内の圧力、ガス流量、マイクロ波のパワーの少なくとも1つを変化させることにより行うことができ、したがって、モードの異なるプラズマを形成する複数の処理レシピは、プラズマ処理を行うためのガスの流量、マイクロ波のパワー、およびチャンバー内の圧力の少なくとも1つを異ならせることにより準備すればよいが、短時間でプラズマのモードを変更する観点からは、マイクロ波パワーを変化させることが好ましい。実際の装置においてマイクロ波パワーによりプラズマモードを変更するためには、モードジャンプの前後でインピーダンス整合部(チューナ)38が反射波を最小にするための同期を取る必要があるが、そのために約2sec程度の時間を要する。したがって、処理レシピの変更スパンは5sec以上であることが好ましい。
本実施形態においてプラズマ窒化処理を行う際の好ましい条件としては、チャンバー内圧力:6.66~666Pa(0.05~5Torr)Arガス流量:500~2000mL/min(sccm)、N2ガス流量:5~200mL/min(sccm)、ウエハWの温度:250~500℃、マイクロ波のパワー:500~4000W(パワー密度:0.25~2.1W/cm2)を挙げることができ、これらの範囲内でマイクロ波パワー、チャンバー内圧力、アルゴンガスの流量等の処理条件が異なる2以上の処理レシピを用いることが好ましい。
このようにして、窒化処理が終了した後、プラズマをオフにし、その後窒素ガスを停止し、図示しないパージガス供給系からチャンバー1内にパージガスを供給してチャンバー1内のパージを行い、次いで、ゲートバルブ26を開いて搬入出口25からウエハWを搬出する。
本実施形態においては、複数の処理レシピについてプラズマを形成した際のプラズマ処理分布を予め記憶しておき、複数の処理レシピから、組み合わせにより所望のプラズマ処理分布が得られる2以上の処理レシピを選択し、選択した2以上の処理レシピにより被処理体であるウエハWに対してプラズマ窒化処理を行うようにしたので、面内均一性(N濃度または膜厚)が良好なプラズマ窒化処理を行うことができる。具体的には、従来のプラズマ処理分布(被処理体であるウエハの面内での処理のばらつきである窒素濃度のばらつき(σ)を処理の平均値(窒素濃度の平均値)で割った値は数%程度であったが、本実施形態では1%以下とすることができた。
また、このようにマイクロ波を平面アンテナ31の多数のマイクロ波放射孔32から放射させてマイクロ波プラズマを形成するので、略1×1010~5×1012/cm3の高密度で、かつウエハW近傍では0.7~1.2eV以下の低電子温度プラズマとなり、ラジカルを主体とした下地へのイオンのダメージの少ないプラズマ窒化処理を実現することができる。
このように、複数の処理レシピについてプラズマ処理分布を予め記憶しておき、前記複数の処理レシピから、組み合わせにより所望のプラズマ処理分布が得られる2以上の処理レシピを選択し、選択した2以上の処理レシピにより被処理体、例えばウエハに対してプラズマ処理を行うようにすることにより、任意のプラズマ処理分布を得ることができ、典型的には面内均一性が良好なマイクロ波プラズマ処理を行うことができる。そして、このようにマイクロ波プラズマ処理を行うことにより、被処理体の面内での処理のばらつき(σ)を処理の平均値で割った値で1%以下の面内均一性を得ることができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されることなく、本発明の思想の範囲内で種々の変形が可能である。
例えば、本発明は、上述したように、酸化処理にも好適であり、その場合には、処理ガスとしてO2ガス、NO2ガス等の酸素含有ガスと希ガスを用いて処理を行うことができる。
例えば、本発明は、上述したように、酸化処理にも好適であり、その場合には、処理ガスとしてO2ガス、NO2ガス等の酸素含有ガスと希ガスを用いて処理を行うことができる。
Claims (14)
- マイクロ波プラズマによって被処理体にプラズマ処理を施すマイクロ波プラズマ処理装置であって、
被処理体を収容するチャンバーと、
マイクロ波を発生させるマイクロ波発生源と、
マイクロ波発生源で発生されたマイクロ波を前記チャンバーに向けて導く導波機構と、
前記チャンバー内に、プラズマ処理を行うためのガスを導入するガス導入部と、
前記チャンバー内を排気するために排気管を介して排気装置が接続される排気口と、
処理条件を制御する制御部と
を具備し、
前記制御部は、互いにモードの異なるプラズマが形成される複数の処理レシピについて、それらを用いて生成されたプラズマによるプラズマ処理分布を予め記憶しておき、前記複数の処理レシピから、組み合わせることにより所望のプラズマ処理分布が得られる2以上の処理レシピを選択し、選択した2以上の処理レシピにより被処理体に対してプラズマ処理を行わせる、マイクロ波プラズマ処理装置。 - 前記導波機構は、マイクロ波発生源で発生されたマイクロ波を伝送する導波路と、前記導波路にて伝送されたマイクロ波を前記チャンバーに向けて放射する複数のマイクロ波放射孔を有する導体からなる平面アンテナと、前記チャンバーの天壁を構成し、前記平面アンテナのマイクロ波放射孔から放射されたマイクロ波を透過する、誘電体からなるマイクロ波透過板とを有する、請求項1に記載のマイクロ波プラズマ処理装置。
- 前記モードの異なるプラズマを形成する複数の処理レシピは、前記プラズマ処理を行うためのガスの流量、マイクロ波のパワー、および前記チャンバー内の圧力の少なくとも1つを異ならせることにより準備される、請求項1に記載のマイクロ波プラズマ処理装置。
- 前記モードの異なるプラズマは、モードジャンプにより形成される、請求項1に記載のマイクロ波プラズマ処理装置。
- 前記所望のプラズマ処理分布は、被処理体の面内での処理のばらつき(σ)を処理の平均値で割った値で1%以下である、請求項1に記載のマイクロ波プラズマ処理装置。
- 被処理体を収容するチャンバーと、マイクロ波を発生させるマイクロ波発生源と、マイクロ波発生源で発生されたマイクロ波を前記チャンバーに向けて導く導波機構と、前記チャンバー内にプラズマ処理を行うためのガスを導入するガス導入部と、前記チャンバー内を排気するために排気管を介して排気装置が接続される排気口とを具備するマイクロ波プラズマ処理装置を用いて被処理体にマイクロ波プラズマ処理を施すマイクロ波プラズマ処理方法であって、
互いにモードの異なるプラズマが形成される複数の処理レシピについて、それらを用いて生成されたプラズマによるプラズマ処理分布を予め把握しておくことと、
前記複数の処理レシピから、組み合わせにより所望のプラズマ処理分布が得られる2以上の処理レシピを選択することと、
選択した2以上の処理レシピにより被処理体にプラズマ処理を行うこととを含む、マイクロ波プラズマ処理方法。 - 前記モードの異なるプラズマを形成する複数の処理レシピは、前記プラズマ処理を行うためのガスの流量、マイクロ波のパワー、および前記チャンバー内の圧力の少なくとも1つを異ならせることにより準備される、請求項6に記載のマイクロ波プラズマ処理方法。
- 前記モードの異なるプラズマは、モードジャンプにより形成される、請求項6に記載のマイクロ波プラズマ処理方法。
- 前記所望のプラズマ処理分布は、被処理体の面内での処理のばらつき(σ)を処理の平均値で割った値で1%以下である、請求項6に記載のマイクロ波プラズマ処理方法。
- コンピュータ上で動作し、被処理体を収容するチャンバーと、マイクロ波を発生させるマイクロ波発生源と、マイクロ波発生源で発生されたマイクロ波を前記チャンバーに向けて導く導波機構と、前記チャンバー内にプラズマ処理を行うためのガスを導入するガス導入部と、前記チャンバー内を排気するために排気管を介して排気装置が接続される排気口と、を具備するマイクロ波プラズマ処理装置を制御するためのプログラムが記憶された記憶媒体であって、前記プログラムは、実行時に、互いにモードの異なるプラズマが形成される複数の処理レシピについて、それらを用いて生成されたプラズマによるプラズマ処理分布を予め把握しておくことと、前記複数の処理レシピから、組み合わせにより所望のプラズマ処理分布が得られる2以上の処理レシピを選択することと、選択した2以上の処理レシピにより被処理体にプラズマ処理を行うこととを含む、マイクロ波プラズマ処理方法が行われるように、コンピュータに前記マイクロ波プラズマ処理装置を制御させる、記憶媒体。
- 被処理体を収容するチャンバーと、前記チャンバー内にマイクロ波を導入してプラズマを生成するマイクロ波発生部と、前記チャンバー内に前記プラズマを生成するためのガスを導入するガス導入部と、前記チャンバー内を排気するために排気管を介して排気装置を接続する排気口とを具備するマイクロ波プラズマ処理装置を用いて被処理体にマイクロ波プラズマ処理を施すマイクロ波プラズマ処理方法であって、
第1のモードの第1のプラズマを生成して、被処理体に第1のプラズマ処理をすることと、
前記第1のモードとは異なる第2のモードの第2のプラズマを生成して、前記被処理体に第2のプラズマ処理をすることと
を含み、
前記第1のプラズマ処理のプラズマ処理分布と、前記第2のプラズマ処理のプラズマ処理分布の組み合わせにより、所望のプラズマ処理分布を得る、マイクロ波プラズマ処理方法。 - 前記第1のプラズマ処理により山型のプラズマ処理分布が得られ、前記第2のプラズマ処理により谷型のプラズマ処理分布が得られる、請求項11に記載のマイクロ波プラズマ処理方法。
- 前記第1のプラズマ処理と前記第2のプラズマ処理を繰り返し行う、請求項11に記載のマイクロ波プラズマ処理方法。
- 前記第1モードの前記第1のプラズマおよび前記第2のモードの第2のプラズマは、ガスの流量、マイクロ波のパワー、および前記チャンバー内の圧力の少なくとも1つの条件を互いに異ならせて生成される、請求項11に記載のマイクロ波プラズマ処理方法。
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