WO2011001790A1 - 圧縮データ送受信装置、データ圧縮装置、圧縮データ受信装置及びデータ圧縮方法 - Google Patents
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Abstract
Description
一方、データを圧縮して送受信する技術は、従来からデータ通信の分野においてよく知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、データの圧縮レベルを、受信側において伸長可能なレベルに変換する技術も知られている(例えば、特許文献2参照)。
また、従来から、データの種類に応じて圧縮を行う技術も知られている(例えば、特許文献3参照)。
図14は、送信側におけるデータの圧縮処理を模式的に示す図である。圧縮ツール141は、送信しようとするデータ(入力データ)142を圧縮し、圧縮データ143として出力する。
図15は、関連するバッファ型受信装置150を模式的に示す図である。バッファ型受信装置150は、伸長回路151と、受信回路152とを備え、さらにこれらの間にバッファ回路153を備えている。送信側から送信された圧縮データ143は、伸長回路151に供給され、伸長される。伸長されたデータはバッファ回路153に一旦蓄積され、その後、受信回路152に読み出される。
図16は、伸長回路151の伸長速度(出力データレート)の時間変化を示すグラフである。伸長回路151の伸長速度は、必ずしも一定ではなく、時間の経過とともに変化する。バッファ回路153は、伸長回路151の伸長速度が受信回路152の受信速度(速度限界又は最大受信速度)を上回ったとき、受信回路152が受信し切れなかったデータを一時的に保存し、データのオーバフローを防止する。
図17は、関連する圧縮データ変換装置を模式的に示す図である。変換回路171は、低性能伸長回路172において伸長処理が可能となるように、高圧縮データ173を一旦伸長し、伸長したデータを低圧縮データ174に変換する。これにより、図18に示すように、低性能伸長回路172における平均伸長速度を向上させることができる。
伸長回路と受信回路との間に設けられるバッファ回路は、データのオーバフローが生じない大きさの記憶容量を持つ必要がある。しかしながら、バッファ回路に必要とされる記憶容量を適切に見積もることは困難である。そのため、関連する圧縮データ受信装置では、必要以上に大きな記憶容量を持つバッファ回路が使用され、圧縮データ受信装置の製造コストの上昇を招いている。
特許文献2に記載された技術は、受信側において伸長可能となるように圧縮レベルを変更するものである。しかし、この技術は、圧縮データ全体の圧縮度を変更するものなので、受信側の装置構成を簡略化しようとすると、圧縮データ全体の圧縮度を低下させることになる。したがって、特許文献2に記載された技術は、より高い圧縮率の圧縮データを再構成可能デバイスに与えるという使用目的には適していない。
また、特許文献3に記載された技術は、画像情報変換装置(圧縮処理)におけるアンダーフロー及びオーバフローを抑制するものである。即ち、この技術は、送信側において圧縮されたデータのビットレートを一定にしようとするものである。特許文献3においても、特許文献2と同様に、受信側の装置構成を簡略化しようとすると、圧縮データ全体の圧縮度低下につながる。
本発明は上述した問題の1つ又はいくつかの問題を解決することのできるデータ圧縮方法、データ圧縮装置、圧縮データ受信装置及び圧縮データ送受信装置を提供する。
本発明の第2の視点によれば、入力データを圧縮して圧縮データを生成するデータ圧縮方法は、圧縮データを少なくとも1のデータ単位に対応して用意された互いに符合長の異なる複数の符合語の1つを適応的に割当てて生成し、前記圧縮データの圧縮度を符合語単位で調整することを特徴とする。
本発明の第3の視点によれば、圧縮データを少なくとも1のデータ単位に対応して用意された互いに符合長の異なる複数の符合語の1つを受信装置の予め定められた受信速度を超えないように適応的に割当てて生成する圧縮手段を含むデータ圧縮装置が得られる。
本発明の他の視点によれば、圧縮データ受信装置が得られる。圧縮データ受信装置は、圧縮データを伸張する伸張回路と、前記伸張回路によって伸張された伸張データを受信する受信回路とを備える。前記伸張回路は、少なくとも1のデータ単位に対応して用意された互いに符合長の異なる複数の符合語の1つを適応的に割当てられて構成された圧縮データを伸張する伸張手段を含み、前記伸張回路と前記受信回路とはバッファ回路を介さずに又小容量バッファ回路を介しては接続されている。
図2は、図1のデータ圧縮装置に含まれる調整圧縮ツールの概略構成を示すブロック図である。
図3は、本発明の第1の実施の形態に係る圧縮データ送受信装置に用いられる圧縮データ受信装置の概略構成を示すブロック図である。
図4は、図3の圧縮データ受信装置に含まれる伸長回路の伸長速度の時間変化を示すグラフである。
図5は、本発明の第2の実施の形態に係る圧縮データ送受信装置のデータ圧縮装置の概略構成を示すブロック図である。
図6は、図5のデータ圧縮装置の動作を説明するためのフローチャートである。
図7は、本発明の第2の実施の形態に係る圧縮データ送受信装置の圧縮データ受信装置の概略構成を示すブロック図である。
図8は、図7の圧縮データ受信装置の動作を説明するためのフローチャートである。
図9は、図5のデータ圧縮装置による圧縮工程及び図7の圧縮データ受信装置による伸長工程のアドレス及びデータの変化を説明するための図である。
図10A及び図10Bは、それぞれ差分アドレス群の圧縮に用いられる圧縮規則の一例を示す図、分割データ群の圧縮に用いられる圧縮規則の一例を示す図である。
図11は、本発明の第3の実施の形態に係る圧縮データ送受信装置に用いられるデータ圧縮装置の概略構成を示すブロック図である。
図12は、本発明の第3の実施の形態に係る圧縮データ送受信装置に用いられる圧縮データ受信装置の概略構成を示すブロック図である。
図13は、図12の圧縮データ受信装置に含まれる伸長回路の伸長速度の時間変化を示すグラフである。
図14は、関連するデータ圧縮装置の概略構成を示すブロック図である。
図15は、関連する圧縮データ受信装置の概略構成を示すブロック図である。
図16は、図15の圧縮データ受信装置における伸長速度の時間変化を示すグラフである。
図17は、関連する圧縮データ変換装置の概略構成を示すブロック図である。
図18は、図17の圧縮データ変換装置に用いられる低性能伸長回路の伸長速度の時間変化を示すグラフである。
実施形態によれば、予め定められた受信速度を超えないように、複数パターンの符号語を切り替えて入力データを圧縮するようにしたことで、圧縮度をほとんど変えることなく、受信側における伸長速度を制御することができる。伸長速度が受信速度を超えないように圧縮制御を行うことで、伸長回路と受信回路との間のバッファ回路を不要にし、あるいはバッファ回路の記憶容量を大幅に縮小することができ、圧縮データ受信装置の製造コストを低減することができる。
図1に、本発明の第1の実施の形態に係る圧縮データ送受信装置に用いられるデータ圧縮装置の概略構成を示す。このデータ圧縮装置は、調整圧縮ツール11と情報記憶部12とを有している。
調整圧縮ツール11は、入力データ13を圧縮して調整圧縮データ14として出力する。また、情報記憶部12は、調整圧縮ツール11によって利用される情報、即ち、受信側の伸長回路の伸長速度及び受信回路の受信速度に関する情報を記憶している。
調整圧縮ツール11の概略構成例を図2に示す。図2において、調整圧縮ツール11は、符号記憶部21、予備圧縮部22、判定部23、及び置換部24を有している。
符合記憶部21は、複数の符合語を記憶する符合記憶手段として機能する。即ち、符号記憶部21は、一つのデータ単位に対して互いに符号長が異な複数の符合語を記憶している。ただし、全てのデータ単位に対して複数の符号語を割り当てる必要はなく、少なくとも一つのデータ単位に対して、互いに符号長が異なる複数の符号語を割り当てればよい。また、データ単位に対して符号語を割り当てる代わりに、符号規則を定めておいてもよい。符号規則を定めておくことで、複数種類の符号を用意したのと同様の効果が得られる。いずれにせよ、符合記憶部21から符号語が出力される。
通常、符号語は2種類用意される。これら2種類の符号語のうち、一方の符号語の符号長は、他方の符号語の符号長よりも長い(又は短い)ものとする。
予備圧縮部22は、符号記憶部21に記憶されている複数の符号語のうちの一つの符号を用いて、入力データ13を圧縮し、予備圧縮データを生成する予備圧縮手段として機能する。予備圧縮部22において使用される符号語は、得られた予備圧縮データの符号長を最も短くする符号語である。
判定部23は、予備圧縮部22からの予備圧縮データを受信側において伸長したならば、その伸長速度(データレート)が受信速度(所定値)を超えるか否か判定する判定手段として機能する。伸長速度及び受信速度に関する情報は、情報記憶部12から読み出す。伸長速度及び受信速度に関する情報とは、例えば、伸長回路が1サイクルで何シンボルの伸長を行うか、すなわち、1サイクルあたり何個の符号語の伸張処理を行なうのか、受信回路が1サイクルで何バイトのデータを受信可能か、といった情報である。判定部23は、これらの情報を利用して、伸長回路の動作をエミュレートし、伸長回路の伸長速度が受信回路の受信速度を超えるか否か判定する。
置換部24は、判定部23において伸長速度が受信速度を超える判定された符号語を、符号語に置換する置換手段として機能する。伸長速度が受信速度を超える原因となった符号語を、より符号長の長い符号語に置換することにより、伸長速度を受信速度以下に抑制(調整)する。一部の符号語のみを符号長の異なる符号語に置換することで、圧縮データ全体の符号長(即ち、圧縮度)は、ほとんど変わらない。
以上のように、予備圧縮部22、判定部23及び置換部24は、(データ)圧縮手段として機能し、圧縮データの符号長ができるだけ短く、かつ圧縮データを伸長したときの伸長速度が受信速度以下となるように、符号語単位で圧縮度を調整しつつ、入力データ13を圧縮する。
符号語は、通常、標識符合(indicator code)部とそれに続くデジット部からなる。特殊な場合には、符号語は標識符合のみからなる。例によって説明すると、4ビットの連続ゼロ(“0b0000”)というデータ単位に対して、2つの符号語が用意される場合を考える。1つの符号語は、“0b0”であり、他の符号語は、“0b10000”という符号語である。ここで0bは2進表示でることを示す。前者は、符号語として1ビット、後者は5ビットである。前者の1ビットの“0”は、標識符合が0であることとデジット部のデジットの値が0であることを合わせて示す。後者である“0b10000”という符号語は標識符合“1”とデジット部4ビット“0000”から構成されている。
連続ゼロ以外の4ビットデータ“0b****”については、符号語“0b1****”を割り当てるものとする。この符号語は5ビットからなり、標識符合は“1”で、デジット部は4ビットの“****”からなる。
この符号語を用いて圧縮する場合、ゼロが8ビット連続するデータは、2ビットの圧縮データに、ゼロが16ビット連続するデータは、4ビットの圧縮データに圧縮される。このような圧縮データを伸長すると、先の例では2ビットの圧縮データが8ビットの伸長データに、後の例では4ビットの圧縮データが16ビットの伸長データになる。例えば、伸長回路が1サイクルにつき5ビットの圧縮データを伸長し、受信回路が1サイクルにつき16ビットの伸長データを受信可能であるとする。このとき、伸長回路に“0b00000”が入力されたとすると、伸長データは20ビット連続するゼロとなり、受信回路の受信速度(16ビット)を超えるため、受信回路で受信することができない。このような場合に、最後の0を“0b10000”に置換すると、伸長回路への入力は、2サイクル分の“0b00001”と“0b0000*”とになる。そして伸長回路は、“0b00001”を伸長して16ビットのゼロを出力する。このとき最後の1は、次に入力される4ビットをそのまま出力することを示すシンボルなので出力しない。そして、次のサイクルで入力される“0b0000*”のうちの最初の4ビットはそのまま出力する。その結果、伸長回路から出力される伸長データは、20ビット連続するゼロとなる。
判定部23は、伸長回路の伸長速度と受信回路の受信速度の情報に基づいて、圧縮データを伸長したときに受信回路の受信速度を超えるか否か、符号語単位で判定する。すなわち、先の例では、圧縮データ“0b00000”は、各デジットがそれぞれデータ”0000”を圧縮した符号語のそれぞれを表している。そし
回路の受信速度を超えないように符号語単位で圧縮度を下げることができるので、圧縮データ全体としては圧縮度をほとんど低下させることがない。
なお、上記例では、圧縮度の高い(符号長の短い)符号語と、圧縮度の低い(符号長の長い)符号語の2種類を切り替えて用いるものとしたが、同じデータに伸長できるのであれば、3以上の圧縮度の異なる符号語を切り替えて用いるようにしてもよい。3以上の圧縮度の異なる符号語を用いることで、伸長速度が受信速度を超えず、より高い圧縮度の調整圧縮データを生成することができる。
本実施の形態に係る調整圧縮ツール11は、圧縮方式を問わない。どのような圧縮方式においても、元のデータよりも符号長が長くなる符号が存在しているためである。
次に、図3を参照して、本発明の第1の実施の形態に係る圧縮データ送受信装置に用いられる圧縮データ受信装置について説明する。
図3の圧縮データ受信装置30は、伸長回路31と受信回路32とを有している。伸長回路31と受信回路32とは、バッファ回路を介することなく直接接続されている。
伸長回路31は、図1のデータ圧縮装置からの調整圧縮データ14の入力を受け、調整圧縮データ14を伸長する伸長部33を伸長手段として有している。上述したように、調整圧縮データ14は、複数の符号語を切り替えて入力データを圧縮したものであり、伸長部33は、このような調整圧縮データ14を伸長処理することができる。即ち、伸長部33は、符号語が標識符合のみからなる場合には標識符合から、圧縮前のデータを復元し、標識符合とデジット部からなる符号語の場合、標識符合からデジット部における圧縮ルールを知り、そのルールからデジット部の表すデジットを伸張されたときのデータすなわち圧縮前のデータに復元できる。
伸長回路31において伸長されたデータは、受信回路32に供給される。上述したように、調整圧縮データ14は、伸長回路31の伸長速度(伸長データのデータレート)が受信回路32の受信速度を超えないように調整されている。それゆえ、受信回路32を伸長回路31に直接接続することができる。受信回路32は、伸長回路31からの伸長データを受信し、所定のデータ処理を行う。
図4に、伸長回路31の伸長速度の時間変化を示す。図4に示すように、伸長回路31の伸長速度は、受信回路32の受信速度を超えることがない。
次に、図5乃至図10A及び図10Bを参照して本発明の第2の実施の形態に係る圧縮データ送受信装置について説明する。
本実施の形態に係る圧縮データ送受信装置は、FPGAに代表される再構成可能デバイスとその試験装置である。この場合、再構成可能デバイスの試験を行う試験装置の送信回路にデータ圧縮装置が用いられ、伸張回路及び受信回路に相当する再構成可能デバイスは圧縮データ受信装置を構成する。
また、入力データは、複数のアドレス及び複数のアドレスに各々対応するデータを含む構成情報となる。ここで、アドレスとは対応するデータを格納すべき番地に相当する情報であり、データとは、その番地に格納されるべき任意の値である。通常、アドレスは連続する値から構成され、一方、データはそのデータを使用する装置(ここでは、再構成可能デバイス)において指定されているフォーマットに従った任意の値である。
図5に、本実施の形態に係るデータ圧縮装置の概略構成を示す。このデータ圧縮装置は、分割部51、前処理部52、圧縮部53及び結合部54を有している。なお、圧縮部53が図1のデータ圧縮装置(調整圧縮ツール11及び情報記憶部12)に相当する。
図6は、図5のデータ圧縮装置の動作を説明するためのフローチャートである。以下、図5のデータ圧縮装置の動作について、図6をも参照して説明する。
まず、分割部51は、構成情報入力されると(ステップS11)、入力された構成情報をアドレス群とデータ群とに分割する(ステップS12)。
次に、2つの前処理部53は、分割されたアドレス群とデータ群に対して夫々前処理を行う(ステップS13)。これらの前処理は、アドレス群及びデータ群の各々の属性(特性)に合わせて、アドレス群及びデータ群をそれぞれ圧縮に適したデータ系列に変更するものである。この前処理により、圧縮されたアドレス群及びデータ群の圧縮度を向上させることができる。
次に、2つの圧縮部54は、前処理が行われたアドレス群とデータ群とに対して、それぞれ圧縮処理を行う(ステップS14)。ここでの圧縮処理は、符号語ごとに圧縮度を調整した圧縮データを得る処理である。アドレス群とデータ群とを別々の圧縮部53で圧縮するようにしたことで、アドレス群の圧縮にはアドレス圧縮に適した圧縮方式を、データ群の圧縮にはデータ圧縮に適した圧縮方式を、夫々採用することができる。これにより、圧縮されたアドレス群及びデータ群の圧縮度をさらに向上させることができる。
最後に、結合部54は、アドレス群及びデータ群の夫々について得た圧縮データを結合し、圧縮構成データとして出力する(ステップS15)。
次に、図7を参照して、図5のデータ圧縮装置に対応する圧縮データ受信装置の構成について説明する。
図7の圧縮データ受信装置は、分割部71、伸長部72、後処理部73、及び結合部74を有している。
図8は、図7の圧縮データ受信装置の動作を説明するためのフローチャートである。以下、図7の圧縮データ受信装置の動作について、図8をも参照して説明する。
まず、分割部71は、図5のデータ圧縮装置からの圧縮構成情報が入力されると(ステップS21)、入力された圧縮構成情報を圧縮されたアドレス群と圧縮されたデータ群とに分割する(ステップS22)。
次に、2つの伸長部72は、圧縮されたアドレス群と圧縮されたデータ群とを夫々伸長する(ステップS23)。これら伸長部72は、2つの圧縮部53の圧縮方式に夫々対応している。各伸長部72は、符号語単位で圧縮度を調整された圧縮アドレス群または圧縮データ群を伸長し、伸長されたアドレス群または伸長されたデータ群を出力する。属性の異なる圧縮されたアドレス群と圧縮されたデータ群とを別々に伸長するので、これらを共通の伸長部で伸長する場合に比して、伸長速度を大幅に向上させることができる。
次に、2つの後処理部73は、伸長されたアドレス群及び伸長されたデータ群に対して夫々後処理を行う(ステップS24)。この後処理は、前処理部53で行われた前処理(演算処理)の逆演算に等価な処理とする。
最後に、結合部74は、後処理されたアドレス群とデータ群とを結合して構成情報を復元する(ステップS25)。
図5のデータ圧縮装置及び図7の圧縮データ受信装置の動作について、図9、図10A及び図10Bを参照してさらに説明する。
図9は、構成情報90を圧縮して圧縮構成情報97を得る圧縮工程、及び圧縮構成情報97を伸長して構成情報90を復元する伸長工程における、アドレス及び対応するデータの変化の一例を示す図である。なお、図9に示すSと数字の組み合わせは、図6又は図8のステップ番号に対応している。
図9に示すように、圧縮工程では、構成情報90が、アドレス群91とデータ群92とに分割された後、それぞれ前処理されて差分アドレス群93と分割データ群94とになる。これらを夫々圧縮処理することにより、圧縮差分アドレス群95と圧縮分割データ群96とが得られる。得られた圧縮差分アドレス群95と圧縮分割データ群96とを結合することにより、圧縮構成情報97が得られる。
一方、伸長工程では、圧縮構成情報97が、圧縮差分アドレス群95と圧縮分割データ群96とに分割され、夫々伸長処理されて差分アドレス群93と分割データ群94になる。これら差分アドレス群93と分割データ群94を、夫々後処理することにより、アドレス群91とデータ群92に戻され、これらを結合することにより構成情報90が復元される。
詳述すると、構成情報90は、アドレスと対応するデータとの組を複数含んでいる。ここでは、その先頭からアドレス“0xA0000000”とデータ“0x00121200”の組、及びアドレス“0xA0000004”とデータ“0x00001111”の組が示されている。なお、“0x”は各デジットが16進数であることを示す。これらのアドレス及びデータはあくまでも一例であって、アドレス及びデータの値は本例に限定されるものではない。また、アドレスとデータの対応は必ずしも1対1である必要はなく、1のアドレスに複数のデータが対応するものであってもよい。
構成情報90が、アドレス群91及びデータ群92に分割されると、アドレス群91には、アドレス“0xA00000000”を先頭として、それに続くアドレス“0xA0000004”が含まれる。また、データ群92には、データ“0x00121200”を先頭として、それに続くデータ“0x00001111”が含まれる。
次に、アドレス群91に対する前処理として、隣り合うアドレスの差分を求める処理を行う。先頭のアドレス“0xA00000000”はそのままにして、それ以降のアドレスに対しては直前のアドレスを減算する演算処理を行う。その結果、差分アドレス群93は、アドレス“0xA00000000”を先頭とし、それに続く差分情報“0x00000004”(0xA0000004から0xA00000000を減算した値)と含む情報となる。
一般に、アドレス情報は、比較的連続した値を有するものの、互いに異なる値を持つために、圧縮が困難である。そこで、前処理として差分化を適用することにより、同一のアドレス差を有する情報を多数抽出する。これにより、アドレス情報の圧縮率を大幅に向上させることが可能となる。
一方、データ群92に対する前処理としては、各データの16ビット化を行う。データ“0x00121200”及び“0x00001111”を16ビットずつに分割することにより、分割データ群94として“0x0012”、“0x1200”、“0x0000”及び“0x1111”が得られる。
繰り返し構成を持つ再構成可能デバイスの設定情報として用いられるデータは、小数ビットを最小単位とした値となることが多い。それゆえ、前処理として16ビット化を適用することで、同一の値を有する情報を多数抽出することができる。これによりデータ情報の圧縮率を大幅に向上させることが可能となる。
差分アドレス群93を圧縮する圧縮方法としては、図10Aに示す識別符号とその符号の意味との関係を示す圧縮規則にしたがうものとする。これにより、アドレス“0xA00000000”は、32ビット情報であることを示す識別符号“0b11”と元のアドレスとの組み合わせである符号語“11|0xA00000000”となる(なお、“|”は、標識符合と後続する情報を峻別するために便宜上表示したものでこれ自体は情報ではない。)。また、差分情報“0x00000004”は、4ビット情報であることを示す識別符号“0b00”と“0x4”との組み合わせである符号語“00|0x4”となる。このように、差分情報に対して圧縮処理を行うようにしたことで、圧縮度を大幅に向上させることができる。なお、受信側において伸長速度が受信速度を超える場合には、受信速度に応じて符号系列“0b01”、“0b10”及び“0b11”のいずれかを選択し、差分情報“0x00000004”を8ビット若しくは16ビットの情報に変換し、又は32ビットの情報としてそのまま用いることで、伸長速度が受信速度以下となるようにする。例えば、差分情報“0x00000004”が、4ビットで圧縮される場合には、符号語は、“00|0x4”でその符合長は標識符合を入れて6ビットになるが、符号語8ビット情報で圧縮される場合には、8ビットを示す識別符号“0b10”と0x04との組合せである符号語“10|0x04”すなわち符号語としての長さが10ビットの符号語に圧縮できる。
一方、分割データ群94を圧縮する圧縮方法としては、分割アドレス群93の圧縮に用いられた圧縮方法とは異なり、図10Bに示す識別符号とその符号の意味との関係を示す圧縮規則を用いる。これにより、分割データ“0x0012”は、識別符号“0b100”と“0x12”との組み合わせである符号語“100|0x12”に変換される。また、分割データ“0x1200”は、識別符号“0b101”と“0x12”との組み合わせである符号語“101|0x12”に変換される。また、分割データ“0x0000”は、符号語“0b000”に変換される。さらに、分割データ“0x1111”は、識別符号“0b110”と“0x11”との組み合わせである符号語“110|0x11”に変換される。
ビット数の多いデータを高効率で圧縮しようとすると多数の圧縮規則が必要となるが、データを分割してビット数の少ない分割データに対して圧縮処理を行うようにしたことで、少ない圧縮規則で、大幅に圧縮度を向上させることができる。なお、データ群の圧縮処理においても、受信側において伸長速度が受信速度を超える場合には、図10Bに示す符号系列“0b001”、“0b100”及び“0b111”のいずれかを用いて符号語を生成することにより、伸長速度を受信速度以下にすることができる。
以上のようにして得られた圧縮差分アドレス群95と圧縮分割データ群96とを結合することで、圧縮構成情報97が得られる。ここでは、構成情報90を構成するアドレスとデータの並び順と対応するように、1つの圧縮アドレスに対して2つの圧縮データが順番に並ぶように結合されている。ただし、結合順序は任意に変更可能である。
伸長工程は、上述した圧縮工程と逆の工程となる。即ち、圧縮構成情報97が、圧縮差分アドレス群95と圧縮分割データ群96とに分割され、夫々伸長処理される。得られた差分アドレス群93に対しては後処理として加算処理が行われ、分割データ群94に対しては後処理として結合処理が行われる。最後に、得られたアドレス群91とデータ群92を結合して、構成情報90が復元される。
ここで、図10A及び図10Bに示す圧縮規則について説明する。
図10Aの圧縮規則は、4つの規則により構成される。即ち、4ビットの符号拡張なしのデータに対しては、識別符号“0b00”と4ビットとの組み合わせを、8ビットの符号拡張なしのデータに対しては、符号系列“0b01”と8ビットデータとの組み合わせを、16ビットの符号拡張なしのデータに対しては、識別符号“0b10”と16ビットデータとの組み合わせを、32ビットの符号拡張なしのデータに対しては、識別符号“0b11”と32ビットデータとの組み合わせを夫々符号語として割り当てる。
また、図10Bの圧縮規則は、8つの規則により構成される。なお、同図におけるα及びβは、夫々任意の4ビットデータを表している。
図10Bの圧縮規則は、全てゼロのデータに対しては、識別符号“0b000”を、4ビットの符号拡張なしのデータに対しては、識別符号“0b001”と4ビットデータとの組み合わせを、“0x0α0β”からなるデータに対しては、識別符号“0b010”と8ビットデータとの組み合わせを、“0xα0β0”からなるデータに対しては、識別符号“0b011”と8ビットデータとの組み合わせを、8ビットの符号拡張なしのデータに対しては、識別符号“0b100”と8ビットデータとの組み合わせを、8ビットのゼロ詰めデータ(“0xαβ00”)に対しては、識別符号“0b100”と8ビットデータとの組み合わせを、上位と下位バイトが同じデータ(“0xαβαβ”)に対しては、識別符号“0b110”と8ビットデータとの組み合わせを、16ビットの符号拡張なしのデータに対しては、識別符号“0b111”と16ビットデータとの組み合わせを、夫々符号語として割り当てる。
図10Aに示す圧縮規則を差分アドレス群の93の圧縮処理に適用し、図10Bに示す圧縮規則を分割データ群94の圧縮処理に適用することで、圧縮率を大幅に向上させることができる。換言すると、差分アドレス群93及び分割データ群94の圧縮処理に、各々に適した独自の規則数、規則内容からなる圧縮規則を適用することで、圧縮率を大幅に向上させることができる。又、これらの符号規則を用いることで、伸長速度が受信速度を超えないように、符号語ごとに圧縮度を調整することができる。
次に、図11乃至図13を参照して、本発明の第3の形態に係る圧縮データ送受信装置に用いられるデータ圧縮装置及び圧縮データ受信装置について説明する。
第1の実施の形態に係るデータ圧縮装置は、受信側における伸長回路の伸長速度が受信回路の受信速度を超えることがないように、符号語単位で圧縮度を制御する。この技術を用いれば、伸長回路と受信回路との間にバッファ回路が存在する場合に、バッファ回路においてオーバフローが生じないように制御することが可能である。本実施の形態は、伸長回路と受信回路との間に、記憶容量の小さいバッファ回路を接続することを可能にするものである。
図11は、本実施の形態に係る圧縮データ送受信装置に用いられるデータ圧縮装置の概略構成を示すブロック図である。図示のデータ圧縮装置は、バッファ回路調整圧縮ツール111と、情報記憶部112とを有している。情報記憶部112には、受信側における伸長回路に関する情報、受信回路に関する情報の他、バッファ回路に関する情報も格納されている。伸長回路、受信回路、及びバッファ回路に関する情報は、例えば、伸長回路は1サイクルで何シンボルの伸長を行うか、受信回路は1サイクルで何バイト受信可能か、バッファ回路には何シンボル格納可能か、といった情報である。
バッファ回路調整圧縮ツール111の構成は、第1の実施の形態に係る調整圧縮ツール11と同様である。ただし、判定部における判定は、バッファ回路においてオーバフローが生じるか否かを基準として行われる。つまり、伸長回路の伸長速度が受信回路の受信速度を超える場合であっても、その速度差がバッファ回路により吸収できる範囲内であれば、圧縮度の高い符号語を圧縮度の低い符号語に置換することなくそのまま出力させる。こうして、バッファ回路調整圧縮ツール111は、伸長回路とバッファ回路の動作をエミュレートして、受信回路において受信できるか否かを判断しつつ、入力データ13を圧縮し、バッファ回路調整圧縮データ113として出力する。バッファ回路調整圧縮データ113は、図1の調整圧縮データ14に比べて、同じかそれよりも高い圧縮度を持つ。
図12に、本実施の形態に係る圧縮データ送受信装置に用いられる圧縮データ受信装置120の概略構成を示す。図示の圧縮データ受信装置120は、図3の圧縮データ受信装置30の構成(伸長回路31及び受信回路32)に加え、伸長回路31と受信回路32との間に接続された、記憶容量の比較的小さい省面積バッファ回路121とを有している。
伸長回路31は、バッファ回路調整圧縮データ113が入力されるとその圧縮データを伸長する。このとき伸長速度は、受信回路32の受信速度を超える場合があるが、その差は省面積バッファ回路121により吸収される。バッファ回路調整圧縮データ113は、省面積バッファ回路121でオーバフローが生じないように、符号語ごとに圧縮度が調整されているので、受信回路32で受信できないという事態は生じない。
図14に、伸長回路31の伸長速度の時間変化を示す。この図からは分かり難いが、伸長速度が受信速度を超える場合もある。
本実施の形態では、省面積バッファ回路121の記憶容量(サイズ)を制限することで、従来に比べて製造コストを低減することができる。また、伸長回路31の伸長速度が受信回路32の受信速度を超えないように、画一的に圧縮度を制御するのではなく、省面積バッファ回路121でオーバフローが生じないように圧縮度を制御するため、符号規則の自由度が高まり、第1の実施の形態の場合よりも圧縮データ全体の圧縮度を高めることが可能になる。
以上、本発明についていくつかの実施の形態に即して説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で当業者であればなしうることが可能な各種変形、修正を含むことはもちろんである。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
圧縮データを送信する送信装置と圧縮データを復元して受信する受信装置とを含む圧縮データ送受信装置であって、
前記送信装置は圧縮データを少なくとも1のデータ単位に対応して用意された互いに符合長の異なる複数の符合語の1つを前記受信装置の予め定められた受信速度を超えないように適応的に割当てて生成する圧縮手段を含む、
ことを特徴とする圧縮データ送受信装置。
(付記2)
前記複数の符号語は、
第1の圧縮度を与える第1の符号語と、前記第1の圧縮度よりも低い第2の圧縮度を与える第2の符号語である、
ことを特徴とする付記1に記載の圧縮データ送受信装置。
(付記3)
前記圧縮データを伸張し伸長データを生成する伸長回路と、
前記伸張データを前記受信速度で受信する受信回路とを含み、
前記伸長回路と前記受信回路はバッファ回路を介することなく又小容量のバッファ回路を介して接続されている、
ことを特徴とする付記1または2に記載の圧縮データ送受信装置。
(付記4)
前記圧縮手段は、前記圧縮データとして、再構成可能デバイスのための構成情報のアドレス部と対応するデータ部にそれぞれ含まれるアドレス情報及びデータ情報のそれぞれの系列であるアドレス情報系列及びデータ情報系列が圧縮された圧縮アドレス情報系列及び圧縮データ情報系列をそれぞれ生成する第1の圧縮手段及び第2の圧縮手段を含むこと、
を特徴とする付記3記載の圧縮データ送受信装置。
(付記5)
前記アドレス情報系列及び前記データ情報系列を圧縮に適した系列に変換する前処理を行い前処理済みアドレス情報系列及び前処理済みデータ情報系列を生成する第1及び第2の前処理手段を含み、前処理済みアドレス情報系列及び前処理済みデータ情報系列が前記第1の圧縮手段及び前記第2の圧縮手段に供給されること、
を特徴とする付記4記載の圧縮データ送受信装置。
(付記6)
前記第1の前処理部は、前記アドレス情報系列を構成する隣接アドレス情報の差分として前記前処理済みアドレス情報系列を生成することを特徴とする付記5記載の圧縮データ送受信装置。
(付記7)
前記伸張回路は、前記圧縮データとして、
前記圧縮アドレス情報系列及び圧縮データ情報系列をそれぞれ伸張し、伸張アドレス情報系列と伸張データ情報系列を生成するする第1及び第2の伸張手段とを含むことを特徴とする付記4、5又は6記載の圧縮データ送受信装置。
(付記8)
前記アドレス情報系列から前記前処理済みアドレス情報系列を生成させる前記第1の処理手段の処理の逆処理を前記伸張アドレス情報系列に行い後処理済みアドレス情報系列を生成する第1の後処理手段と、
前記データ情報系列から前記前処理済みデータ情報系列を生成させる前記第2の処理手段の処理の逆処理を前記伸張データ情報系列に行い後処理済みデータ情報系列を生成する第2の後処理手段とを含むこと、
を特徴とする付記7記載の圧縮データ送受信装置。
(付記9)
前記第1の後処理部は伸張アドレス情報系列を構成する隣接アドレス情報間で加算処理を行ない前記後処理済みアドレス情報系列を生成することを特徴とする付記8記載の圧縮データ送受信装置。
(付記10)
前記第1及び第2の伸長手段は、
各々独自の圧縮規則によって伸長を行う、
ことを特徴とする、付記7、8又は9に記載の圧縮データ送受信装置。
(付記11)
入力データを圧縮して圧縮データを生成するデータ圧縮方法であって、圧縮データを少なくとも1のデータ単位に対応して用意された互いに符合長の異なる複数の符合語の1つを適応的に割当てて生成し、前記圧縮データの圧縮度を符合語単位で調整することを特徴とするデータ圧縮方法。
(付記12)
前記複数の符合語の1つの割当は、前記圧縮データの符合長ができるだけ短く、かつ、前記圧縮データが伸張されたときのデータレートが所定値を越えないように割当てることを特徴とする付記11記載のデータ圧縮方法。
(付記13)
前記圧縮データの生成は、
入力データを前記複数の符合語のなかで符合長が最も短くなる符合語で逐次圧縮して予備圧縮データを生成し、
当該予備圧縮データを伸張したときのデータレートが前記所定値を超えるか否か判定し、
前記予備圧縮データを伸張したときのデータレートが前記所定値を超えると判定した場合に、前記予備圧縮データに含まれる対応する符号語を、より長い符合長の符号語に置換することを含むことを特徴とする付記12に記載のデータ圧縮方法。
(付記14)
前記所定値は、前記圧縮データを伸張した伸張データを受信する受信回路の受信速度である、
ことを特徴とする付記11、12又は13に記載のデータ圧縮方法。
(付記15)
圧縮データを少なくとも1のデータ単位に対応して用意された互いに符合長の異なる複数の符合語の1つを受信装置の予め定められた受信速度を超えないように適応的に割当てて生成する圧縮手段を含むデータ圧縮装置。
(付記16)
前記複数の符合語の1つの割当は、前記圧縮データの符合長ができるだけ短く、かつ、前記圧縮データが伸張されたときのデータレートが所定値を越えないように割当てることを特徴とする付記15記載のデータ圧縮装置。
(付記17)
前記少なくとも1のデータ単位に対応して用意された互いに符合長の異なる複数の符合語を記憶する符合記憶部手段を含む付記15又は16記載のデータ圧縮装置
(付記18)
前記データ圧縮手段は、
入力データを前記複数の符合語のなかで符合長が最も短くなる符合語で逐次圧縮する予備データ圧縮手段と、
当該予備圧縮データを伸張したときのデータレートが前記所定値を超えるか否か判定する判定手段と、
前記判定手段が前記予備圧縮データを伸張したときのデータレートが前記所定値を超えると判定した場合に、前記予備圧縮データに含まれる対応する符号語を、より長い符号長の符号語に置換する置換手段とを備える、
ことを特徴とする付記15、16又17記載のデータ圧縮装置。
(付記19)
前記所定値を記憶する情報記憶手段をさらに備えている、
ことを特徴とする付記17又は18記載のデータ圧縮装置。
(付記20)
圧縮データを伸張する伸張回路と、前記伸張回路によって伸張された伸張データを受信する受信回路とを備え、
前記伸張回路は、
少なくとも1のデータ単位に対応して用意された互いに符合長の異なる複数の符合語の1つを適応的に割当てられて構成された圧縮データを伸張する伸張手段を含み、
前記伸張回路と前記受信回路とはバッファ回路を介さずに又小容量バッファ回路を介しては接続されていることを特徴とする圧縮データ受信装置。
この出願は、2009年6月30日に出願された日本出願特願第2009−154931号を基礎とする優先権を主張し、その開示のすべてをここに取り込む。
Claims (20)
- 圧縮データを送信する送信装置と圧縮データを復元して受信する受信装置とを含む圧縮データ送受信装置であって、
前記送信装置は圧縮データを少なくとも1のデータ単位に対応して用意された互いに符合長の異なる複数の符合語の1つを前記受信装置の予め定められた受信速度を超えないように適応的に割当てて生成する圧縮手段を含む、
ことを特徴とする圧縮データ送受信装置。 - 前記複数の符号語は、
第1の圧縮度を与える第1の符号語と、前記第1の圧縮度よりも低い第2の圧縮度を与える第2の符号語である、
ことを特徴とする請求項1に記載の圧縮データ送受信装置。 - 前記圧縮データを伸張し伸長データを生成する伸長回路と、
前記伸張データを前記受信速度で受信する受信回路とを含み、
前記伸長回路と前記受信回路はバッファ回路を介することなく又小容量のバッファ回路を介して接続されている、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の圧縮データ送受信装置。 - 前記圧縮手段は、前記圧縮データとして、再構成可能デバイスのための構成情報のアドレス部と対応するデータ部にそれぞれ含まれるアドレス情報及びデータ情報のそれぞれの系列であるアドレス情報系列及びデータ情報系列が圧縮された圧縮アドレス情報系列及び圧縮データ情報系列をそれぞれ生成する第1の圧縮手段及び第2の圧縮手段を含むこと、
を特徴とする請求項3記載の圧縮データ送受信装置。 - 前記アドレス情報系列及び前記データ情報系列を圧縮に適した系列に変換する前処理を行い前処理済みアドレス情報系列及び前処理済みデータ情報系列を生成する第1及び第2の前処理手段を含み、前処理済みアドレス情報系列及び前処理済みデータ情報系列が前記第1の圧縮手段及び前記第2の圧縮手段に供給されること、
を特徴とする請求項4記載の圧縮データ送受信装置。 - 前記第1の前処理部は、前記アドレス情報系列を構成する隣接アドレス情報の差分として前記前処理済みアドレス情報系列を生成することを特徴とする請求項5記載の圧縮データ送受信装置。
- 前記伸張回路は、前記圧縮データとして、
前記圧縮アドレス情報系列及び圧縮データ情報系列をそれぞれ伸張し,伸張アドレス情報系列と伸張データ情報系列を生成するする第1及び第2の伸張手段とを含むことを特徴とする請求項4、5又は6記載の圧縮データ送受信装置。 - 前記アドレス情報系列から前記前処理済みアドレス情報系列を生成させる前記第1の処理手段の処理の逆処理を前記伸張アドレス情報系列に行い後処理済みアドレス情報系列を生成する第1の後処理手段と、
前記データ情報系列から前記前処理済みデータ情報系列を生成させる前記第2の処理手段の処理の逆処理を前記伸張データ情報系列に行い後処理済みデータ情報系列を生成する第2の後処理手段とを含むこと、
を特徴とする請求項7記載の圧縮データ送受信装置。 - 前記第1の後処理部は伸張アドレス情報系列を構成する隣接アドレス情報間で加算処理を行ない前記後処理済みアドレス情報系列を生成することを特徴とする請求項8記載の圧縮データ送受信装置。
- 前記第1及び第2の伸長手段は、
各々独自の圧縮規則によって伸長を行う、
ことを特徴とする、請求項7、8又は9に記載の圧縮データ送受信装置。 - 入力データを圧縮して圧縮データを生成するデータ圧縮方法であって、圧縮データを少なくとも1のデータ単位に対応して用意された互いに符合長の異なる複数の符合語の1つを適応的に割当てて生成し、前記圧縮データの圧縮度を符合語単位で調整することを特徴とするデータ圧縮方法。
- 前記複数の符合語の1つの割当は、前記圧縮データの符合長ができるだけ短く、かつ、前記圧縮データが伸張されたときのデータレートが所定値を越えないように割当てることを特徴とする請求項11記載のデータ圧縮方法。
- 前記圧縮データの生成は、
入力データを前記複数の符合語のなかで符合長が最も短くなる符合語で逐次圧縮して予備圧縮データを生成し、
当該予備圧縮データを伸張したときのデータレートが前記所定値を超えるか否か判定し、
前記予備圧縮データを伸張したときのデータレートが前記所定値を超えると判定した場合に、前記予備圧縮データに含まれる対応する符号語を、より長い符合長の符号語に置換することを含むことを特徴とする請求項12に記載のデータ圧縮方法。 - 前記所定値は、前記圧縮データを伸張した伸張データを受信する受信回路の受信速度である、
ことを特徴とする請求項11、12又は13に記載のデータ圧縮方法。 - 圧縮データを少なくとも1のデータ単位に対応して用意された互いに符合長の異なる複数の符合語の1つを受信装置の予め定められた受信速度を超えないように適応的に割当てて生成する圧縮手段を含むデータ圧縮装置。
- 前記複数の符合語の1つの割当は、前記圧縮データの符合長ができるだけ短く、かつ、前記圧縮データが伸張されたときのデータレートが所定値を越えないように割当てることを特徴とする請求項15記載のデータ圧縮装置。
- 前記少なくとも1のデータ単位に対応して用意された互いに符合長の異なる複数の符合語を記憶する符合記憶部手段を含む請求項15又は16記載のデータ圧縮装置。
- 前記データ圧縮手段は、
入力データを前記複数の符合語のなかで符合長が最も短くなる符合語で逐次圧縮する予備データ圧縮手段と、
当該予備圧縮データを伸張したときのデータレートが前記所定値を超えるか否か判定する判定手段と、
前記判定手段が前記予備圧縮データを伸張したときのデータレートが前記所定値を超えると判定した場合に、前記予備圧縮データに含まれる対応する符号語を、より長い符号長の符号語に置換する置換手段とを備える、
ことを特徴とする請求項15、16又17記載のデータ圧縮装置。 - 前記所定値を記憶する情報記憶手段をさらに備えている、
ことを特徴とする請求項17又は18記載のデータ圧縮装置。 - 圧縮データを伸張する伸張回路と、前記伸張回路によって伸張された伸張データを受信する受信回路とを備え、
前記伸張回路は、
少なくとも1のデータ単位に対応して用意された互いに符合長の異なる複数の符合語の1つを適応的に割当てられて構成された圧縮データを伸張する伸張手段を含み、
前記伸張回路と前記受信回路とはバッファ回路を介さずに又小容量バッファ回路を介しては接続されていることを特徴とする圧縮データ受信装置。
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