JPH0614314A - 高能率符号化装置 - Google Patents

高能率符号化装置

Info

Publication number
JPH0614314A
JPH0614314A JP16759292A JP16759292A JPH0614314A JP H0614314 A JPH0614314 A JP H0614314A JP 16759292 A JP16759292 A JP 16759292A JP 16759292 A JP16759292 A JP 16759292A JP H0614314 A JPH0614314 A JP H0614314A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
code
generated
buffer memory
block
memory
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP16759292A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3208601B2 (ja
Inventor
Toshihiro Ueda
智弘 上田
Takashi Ito
俊 伊藤
Yoshinori Asamura
吉範 浅村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP16759292A priority Critical patent/JP3208601B2/ja
Priority to US08/048,732 priority patent/US5440344A/en
Publication of JPH0614314A publication Critical patent/JPH0614314A/ja
Priority to US08/385,987 priority patent/US5583573A/en
Priority to US08/655,641 priority patent/US5818529A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3208601B2 publication Critical patent/JP3208601B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Color Television Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 処理単位当りの符号量が固定にされており、
可変長符号化等の符号長の異なる符号語によって符号化
を実行する高能率符号化装置において、符号量制御の不
完全さによって、バッファメモリ内の符号量が既定符号
量からオーバーフローした場合でも、処理単位内の全て
のブロックのデータを記録することを可能にし、処理単
位内の重要なデータが欠落して再生画像が非常に見苦し
くなるという問題を回避しつつ、発生符号量のオーバー
フローを解消することを目的とする。 【構成】 符号量制御を伴う可変長符号化によって発生
する符号語を蓄積するバッファメモリと該バッファメモ
リに蓄積する符号語のうちEOBコードの直前の可変長
符号語を記録したバッファメモリの先頭アドレスと該符
号語長を記録するアドレスメモリを具備し、発生符号量
がバッファメモリの既定符号量をオーバーした場合に
は、該アドレスメモリに記録されているアドレスを参照
して、バッファメモリに記録されている符号語を削除
し、伝送または記録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、映像信号や音声信号を
ディジタル記録して再生するビデオテープレコーダー
(以下、VTRと略す。)や、ビデオディスクプレーヤ
ーなどのディジタル信号記録再生装置において、可変長
符号化を用いて伝送、蓄積を行う装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ディジタル信号記録再生装置においては
装置の小型化を図るため、そのディジタル映像信号の膨
大な情報量を圧縮し、記録する必要がある。ディジタル
映像信号を圧縮する方法は動き補償予測、直交変換、特
に離散コサイン変換(DiscreteCosine Transform ;D
CT)、帯域分割による方法等に加えてハフマン符号化
のような可変長符号化(Variable Length Coding;VL
C)、算術符号化等で圧縮し、伝送、蓄積を行う。例え
ば図8に動き補償予測を用いた従来のディジタル映像信
号の符号化装置を示す。
【0003】図8において1はアナログ映像信号の入力
端子、2はアナログ映像信号をディジタル映像信号に変
換するA/D変換器、3はディジタル映像信号を所定の
大きさ、形状のブロックに分割するブロック化回路であ
る。4は予測フレームもしくは予測フィールドを符号化
するときに、入力された入力ブロックと過去の映像から
動き補償予測によって生成した予測ブロックとの間でブ
ロック単位の減算を行い、誤差ブロックを生成する減算
器、5は予測を行わないリフレッシュフレームもしくは
リフレッシュフィールドであれば入力ブロックを、予測
フレームもしくは予測フィールドであれば誤差ブロック
を離散コサイン変換するDCT回路、6は後に示すバッ
ファメモリからの信号に基づいてDCT係数を量子化す
る量子化回路、7は量子化されたデータを可変長符号化
するVLC回路である。
【0004】8は伝送レートを一定にするために可変長
符号語を蓄積し、その時のバッファメモリの空き状態に
応じて量子化回路に量子化ステップサイズを変更するよ
うに制御する信号を送信するバッファメモリ、9は出力
端子である。10は量子化されたデータを逆量子化し、逆
DCTを施し、動き補償予測を行うローカルデコーダ部
であり、MC回路とする。
【0005】次に図8の動作について説明する。アナロ
グ映像信号が入力端子1に入力され、A/D変換器2で
アナログ映像信号がディジタル映像信号に変換される。
ディジタル映像信号はブロック化回路3に入力され、所
定の大きさ、所定の形状にブロック化される。例えば8
[画素]×8[ライン]を1つのブロックとするような
ブロック化が行われる。このブロック化されたデータを
入力ブロックとすると、この入力ブロックはその入力ブ
ロックが予測処理を施さないリフレッシュフレームもし
くはリフレッシュフィールドに含まれていればDCT回
路5にそのまま送られる。
【0006】またMC回路10へも入力ブロックは送ら
れ、動き補償予測処理に使用される。そしてMC回路10
からの出力と先述した入力ブロックが減算器4で減算さ
れ、誤差ブロックとなる。但し誤差ブロックは、その誤
差ブロックを算出するために使用した入力ブロックが予
測処理を施される予測フレームに属していた場合に算出
される。そして算出された誤差ブロックはDCT回路5
に送られる。
【0007】DCT回路5は処理を行っているフレーム
もしくはフィールドがリフレッシュフレームもしくはリ
フレッシュフィールドであれば入力ブロックに、そして
処理を行っているフレームもしくはフィールドが予測フ
レームもしくは予測フィールドであれば誤差ブロックに
DCTを施す。DCT回路5より出力されるDCT係数
は量子化回路6で後述するバッファメモリ8からの信号
に基づいて設定される量子化ステップで量子化され、V
LC回路7で可変長符号化される。量子化回路6から出
力されたブロックは量子化されたDCT係数をその内部
データとして持ち、図9に示すようなシーケンスに分か
れている。このシーケンスは低域成分ほど画像情報にと
って有用な情報が集中しており、高域成分へいくほどデ
ータの分布も小さくなり、画像情報に対する有用性が薄
れてくることが一般に言われている。
【0008】高域成分ではデータが0であるシーケンス
が多くなり、図9内に示すような順番でデータを並べて
いくと高域成分ほど0が続くことになる。この性質を利
用して0が続く長さとその後に生じる0でないデータの
値を組み合わせて図10のようなコードで置き換える。図
10はVLCコードの1例であり、ゼロランレングスは次
の0でないデータが出現するまでのゼロの続く個数であ
る。またデータはそのシーケンスにある実際のデータで
ある。このゼロランレングスとデータを1組として1つ
のコードに対応させる。
【0009】例えば図11に示すようなデータが分布して
いたとすると、先ほどの図9のような順番にデータを並
べていくとDC(直流成分)の後に10、15、4、0、
3、1、0、1、1、0、0、・・・・というデータが
続くことになる。これを図10に示すようなコードに置き
換えていく。例を示すとDCの値の後に(ゼロランレン
グス、データ)の組合せで(0、10)、(0、15)、
(0、4)、(1、3)、(0、1)、(1、1)、
(0、1)・・・というような組合せとしてコードに置
き換えていく。ブロックの最後まで0が続く場合、及び
ブロックの終了を示す場合はEOBコード(END of
BLOCK )を付加してブロックの符号化を終了する。
【0010】この場合出現する確率が高いものほど短い
コードを割当て、出現確率の低いものほど長いコードを
割り当てておけば、全体として必要なビットが少なくな
り、情報量を圧縮することができる。
【0011】このようなVLCコードを符号語としてバ
ッファメモリ8に蓄積していく。バッファメモリ8では
入力されてくるVLCコード、すなわち発生符号語の長
さを累算し、バッファメモリ8の残量を計算し、後から
発生するデータの量を制御し、処理単位内でデータ量が
一定になるようにするように量子化回路6に信号を送信
する。
【0012】例えば1フレーム処理分(処理単位が1フ
レームの場合)のバッファメモリ量を保持しておき、発
生データ量を累算し、バッファメモリ残量と処理が必要
な処理単位内のブロックの残量を比較して次に量子化処
理を行うブロックの量子化ステップを決定する。
【0013】図12にその動作を詳しく説明する。図12は
横軸に処理ブロックの個数/総ブロックの個数をとり、
縦軸に発生符号量の総和/バッファメモリの総量を示し
ている。今、総ブロック数の2割の処理が終了し、バッ
ファメモリにバッファメモリ総量の2割を越える符号量
が蓄積しているとすると(図12中A点)、量子化ステッ
プを大きくしなければ図12中B点に示すようにバッファ
メモリ総量をオーバーフローしてしまう。そこでA点で
次に量子化処理を行おうとしているブロックの量子化ス
テップを大きくし、発生符号量を少なくし、発生符号量
を制御する必要がある。またバッファメモリに余裕があ
れば量子化ステップを小さくし、発生符号量を多くする
よう制御する。
【0014】このようにして制御を行った符号語は、複
数ブロックよりなる処理単位が終了したときに出力端子
9より出力される。
【0015】また動き補償予測処理を行うために量子化
回路6の出力はMC回路10に出力され、MC回路10では
量子化回路6からの出力を逆量子化し、逆離散コサイン
変換(IDCT)を行い、動き補償予測処理を行い、減
算器4で入力ブロックと減算を行うデータ、予測ブロッ
クを生成する。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】このような処理におい
て、バッファメモリの符号量の制御は厳しく行う必要が
あり、バッファメモリの容量を十分に活用する事ができ
ない。また複数フレームもしくは複数フィールドにまた
がって符号化処理を行う場合、シーンチェンジ等の影響
によって突発的に情報量が増加し、発生符号量が既定符
号量をオーバーフローする事が起こる。この場合オーバ
ーフローした符号語は伝送または蓄積ができないため切
り捨てられてしまう。そしてその切り捨てられた符号語
によって再生画像がどのような影響を受けるかを全く考
慮されていない。
【0017】例えば複数ブロック分のデータが切り捨て
られてしまった場合には、再生時該複数ブロック分のデ
ータが存在せず、該ブロックを再生することができず、
周辺ブロックからの補間等により修正する必要がある。
【0018】本発明はかかる点に鑑み、発生符号量が既
定符号量をオーバーフローした場合に再生画像に影響の
少ない符号を切捨てる事によって伝送レートを保ち、バ
ッファメモリを十分に活用することができる符号量制御
装置を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明では、バッファメ
モリとは別に設けたアドレスメモリに、蓄積する符号語
がバッファメモリに記録される時のバッファメモリのア
ドレスとその符号語長とを記録しておき、バッファメモ
リ内の符号量が既定符号量をオーバーした時に、該アド
レスメモリを参照し、ブロック内で発生したEOBコー
ドの直前の符号語を削除する。このようにすることで符
号量制御の不完全さから生じる、バッファメモリの既定
符号量からのオーバーフローを解消する。
【0020】
【作用】本発明では、生成した可変長符号語をバッファ
メモリに蓄積するとともに、該バッファメモリとは別に
設けたアドレスメモリに、蓄積した符号語のバッファメ
モリ内のアドレスとその符号語長を記録する。バッファ
メモリ内に蓄積する符号量が、バッファメモリの既定符
号量をオーバーした時に、該アドレスメモリを参照し、
ブロック内のEOBコードの直前の符号語を削除する。
このように符号語を削除することで、符号量制御の不完
全さから生じる、バッファメモリの既定符号量からのオ
ーバーフローを解消することができる。この時削除され
る符号語は、ブロック内で発生したEOBコードの直前
のコードであるので、記録されるデータの中では高域成
分であると考えられ、この符号語の削除はブロック内の
直流成分や低域成分が欠落した時に再生画像にあらわれ
るような視覚上重大な影響を与えることがない。
【0021】
【実施例】実施例1.図1に本実施例の1構成図を示
す。1〜7、9、10は従来図と同じである。20はVLC
回路7で発生させた発生符号語のうちEOBコードの直
前の符号語を記憶したバッファメモリI22のアドレスと
その符号語長を記憶するアドレスメモリである。21はバ
ッファメモリI22内の既定符号量を発生符号量がどれだ
けオーバーしたのかを検出し、オーバーした符号量分の
みを除去するようにアドレスメモリ20を制御するCTL
回路である。22はVLC回路7からのVLCコードを蓄
積するバッファメモリIである。23はバッファメモリI
22から出力されるVLCコードを蓄積するバッファメモ
リIIである。
【0022】図3に図1に示したアドレスメモリ20の一
構成例のブロック図を示す。31はメモリのアドレスをイ
ンクリメントするアドレス加算器I、32はメモリに記録
するデータである、バッファメモリIのアドレスを示す
ようにインクリメントするアドレス加算器IIである。33
はアドレス加算器I31に示されたアドレスにアドレス加
算器IIからのアドレスとVLC回路7からのVLCコー
ド長を記録するメモリである。34は符号量制御を行う単
位ごとにゲートを開きCTL回路へデータを送信するゲ
ート回路である。
【0023】図4に図1に示したCTL回路21の一構成
例のブロック図を示す。40はバッファメモリIの既定の
符号量を示すアドレス既定値とアドレスメモリ回路のゲ
ートを通して入力されるデータの減算を行う減算器であ
る。41は減算器の結果からバッファメモリIにオーバー
フローが生じているかどうかを検知する比較回路I、42
はバッファメモリIのデータから削除したビット数を累
積する加算器、43は削除したビット数とオーバーフロー
しているビット数を比較し、バッファメモリIのデータ
の削除を行うか行わないかの選択を行う比較回路IIであ
る。
【0024】次に図1の動作について説明する。量子化
回路6の出力はVLC回路7に入力されそれぞれのデー
タに基づいたVLCコードが発生する。VLC回路7は
VLCコード(発生符号語)をバッファメモリI22に出
力し、その発生符号語の長さをアドレスメモリ20に出力
する。例えばVLCコードとして“1011”というコ
ードをVLC回路が発生させたとすると、そのVLCコ
ード“1011”を発生符号語としてバッファメモリI
22に出力し、そのVLCコード“1011”の長さ
“4”を発生符号語長としてアドレスメモリ20に出力す
る。またEOBコードがVLC回路7からバッファメモ
リI22に送信された場合には、EOBコード検知信号を
アドレスメモリ20に送信する。
【0025】アドレスメモリ20はブロック1つにつき1
つのアドレス記憶領域と符号語長記憶領域を持ち、バッ
ファメモリI22に記録した符号語(VLCコード)の先
頭のアドレスとその符号語(VLCコード)の長さを記
憶している。しかし処理ブロック1つにつき1対の記憶
領域しか持っていないので同一ブロック内で発生した符
号語については最新の符号語を記憶するものとする。よ
ってアドレスや符号語長を記憶した領域はその符号語
が、同一のブロック内から発生したものである限り、次
々に上書きされることになる。
【0026】ブロック処理内の最後に必ずEOBコード
がVLC回路7から出力され、そのEOBコードが出力
された時点でアドレスメモリ20はEOBコード発生直前
に記憶したアドレスと符号語長をそのブロックのデータ
として保持し、次のブロック処理のため新しいアドレス
記憶領域と符号語長記憶領域を準備し、上記と同様の処
理を繰り返す。
【0027】図3に示したアドレスメモリ20について、
その動作を説明する。VLC回路より送られてくるEO
Bコード検知信号がアドレス加算器I31に入力され、ア
ドレスメモリ内のメモリ33のアドレスを生成する。この
場合EOBコード検知信号がくる度にメモリ33のアドレ
スが更新されることになる。よって処理ブロック1個に
つきメモリ33には1つの記憶領域が割り当てられること
になる。同一ブロック内の符号語が処理され続けている
限りは、1つの記憶領域しか割り当てられていないので
次々に上書きされることになる。
【0028】またVLC回路7より送られてくる符号語
長(VLCコード長)は、アドレス加算器II32に入力さ
れ、バッファメモリI22において各々の符号語が記憶さ
れるアドレスと1対に対応するデータが、生成される。
ここでいうデータとは、例えばバッファメモリIの各V
LCコードが、書き込まれる各先頭アドレスである。こ
の先頭アドレスとそのアドレスから記録される符号語長
を1つのデータとして、メモリ33のアドレス加算器I31
が指し示すアドレスに記憶される。
【0029】またアドレス加算器II32の出力はゲート回
路34に送られる。ゲート回路34は、符号量制御を行う単
位毎に、すなわち30ブロック毎に符号量制御を行うので
あれば30ブロック毎に、また1フィールド毎に符号量制
御を行うのであれば1フィールド毎に、CTL回路21に
アドレス加算器II32の出力を送る。よってCTL回路21
には、符号量制御を行う単位が終了した時点で、アドレ
ス加算器II32の出力、例えばバッファメモリIが次の符
号語を記憶するアドレスが送られる。しかし、符号量制
御単位が終了しているので、このアドレスはバッファメ
モリI内の発生符号量と1対1に対応することになる。
よってCTL回路21にゲート回路34を通して送られたデ
ータは発生符号量を示しているのである。
【0030】メモリ33は、アドレス加算器31に示された
アドレスに、符号語長とアドレス加算器II32の出力を記
憶する。そしてCTL回路21よりバッファメモリI内の
符号量が、既定符号量からオーバーフローしていること
を示す信号が送られてきた場合には、記憶されたデータ
をバッファメモリI22とCTL回路21に送る。
【0031】バッファメモリI22には、バッファメモリ
I22に記憶されている符号語のうちブロック内で、EO
Bコードの直前に発生した符号語が記憶されているアド
レスと1対1対応するデータと、そのアドレスより記憶
されている符号語の長さを出力する。またCTL回路21
には符号語長のみを出力する。
【0032】バッファメモリI22は伝送レートに見合う
メモリ量より多くのメモリを持っており、伝送レートに
見合うメモリ量を既定値として従来例と同様の符号量制
御を行う。しかし処理単位終了後、バッファメモリI22
内で規定される既定符号量を発生符号量がオーバーフロ
ーしている場合にはCTL回路21からアドレスメモリ20
に信号が送られ、バッファメモリI22にオーバーフロー
が生じたことを知らせる。
【0033】図4に図1に示したCTL回路21の動作に
ついて説明する。アドレスメモリ20内のゲート回路34を
通して入力されたデータ、すなわちバッファメモリI22
内にある発生符号量と1対1に対応するデータは、バッ
ファメモリI22の既定符号量を示す既定値と共に減算器
40に入力され、減算される。その結果は、比較回路I41
に入力され、既定値の方がアドレスメモリ20からのデー
タより大きい場合には、バッファメモリI22では、その
既定符号量をオーバーフローしていないと判断し、一連
の動作を終了し、バッファメモリI22のデータは、その
ままバッファメモリII23に送られ、出力端子9より出力
される。
【0034】しかし、アドレスメモリ20からのデータの
方が既定値より大きい場合には、アドレスメモリ20とバ
ッファメモリI22に対して、バッファメモリI22内の発
生符号量が、バッファメモリI22の既定符号量をオーバ
ーフローしていることを知らせる信号を送信する。次に
CTL回路21は、アドレスメモリ20よりバッファメモリ
I22内の削除すべき符号語の符号語長を受け取る。この
符号語長は、加算器42に入力され、加算されていく。
【0035】そして減算器40の出力、すなわちバッファ
メモリI22内の発生符号量が既定符号量からオーバーフ
ローしているビット数と、バッファメモリI22内から削
除する符号語の合計ビット数を比較し、バッファメモリ
I22内の発生符号量が、既定符号量からオーバーフロー
しているかどうかを逐次監視する。そしてオーバーフロ
ー状態が、解消されれば、一連の動作を終了し、バッフ
ァメモリI22内の符号語を削除することを中止し、バッ
ファメモリI22内のデータをバッファメモリII23へと送
る。この時、アドレスメモリ20より削除するように指定
されたアドレスの符号語は、伝送されない。
【0036】このようにして、バッファメモリII23に
は、バッファメモリI22から任意の個数の符号語が削除
された、バッファメモリI22内の既定符号量内の符号語
が蓄積される。
【0037】このように制御することでブロック内で最
後に発生した符号語を除去し、バッファメモリI22内の
既定符号量からのオーバーフローを解消する。
【0038】よって上記の方法で例えば図11のようなブ
ロック内のデータを持ったブロックがVLCコードを除
去された場合、そのブロックを再生しようとした場合に
は図2のようなDCT係数に置き換えられ、逆DCTさ
れる。
【0039】図2では図11と比較すると高周波成分に近
いデータが失われてしまっている。よって再生された画
質は劣化するが画面内の全てのブロックのデータがバッ
ファメモリII23に保持された事になり画像内全てのブロ
ックのデータを伝送、蓄積することができる。
【0040】実施例2.実施例1において発生符号語量
がバッファメモリ内の既定符号語量をオーバーフローし
た場合に符号語を除去するブロックの選定を行っていな
かったが、実施例2では発生符号語量がバッファメモリ
内の既定符号語量をオーバーフローした場合に画像を構
成している左右両端、あるいは上下両端に位置するブロ
ックに対して、ブロック内で最後に発生した符号語の除
去を行う。
【0041】実施例2を図5に基づいて説明する。1か
ら10は従来例と同じである。また20、21、22は実施例1
と同じである。30はブロック単位でシャフリングを行う
シャフリングメモリである。
【0042】次に実施例2の動作について説明する。量
子化回路6からのブロック単位のデータはシャフリング
を施すためシャフリングメモリ30に記憶される。シャフ
リングメモリ30からの出力は画像の構成上中央付近のブ
ロックのデータと画像の構成上端点を含むブロックのデ
ータとが時系列で分割されて読み出される。
【0043】図6、図7にその様子を示す。図6は1フ
レームもしくは1フィールドを画面中央付近のブロック
を含む領域Aと画面端のブロックを含む領域Bに分割す
ることを示し、それぞれの領域内でシャフリングを行
い、読みだしの初めに端ブロック(領域B)、読みだし
終了付近で中央付近のブロック(領域A)というように
取り出し、見かけ上図7のような画面構成で符号化を行
う。読み出し順序はその逆であってもかまわない。
【0044】読み出されたブロックはその順番にVLC
回路7においてVLCコード(符号語)を発生し、以後
バッファメモリI22、アドレスメモリ20、CTL回路2
1、バッファメモリII23が実施例1と同様の動作をす
る。
【0045】このようにシャフリング処理を施すこと
で、バッファメモリI22内で発生符号量が既定符号量を
オーバーフローしたときに、人間の目につきにくい画面
の端のブロックに対してそのブロック内で発生した最後
の符号語を除去することで画面中央での画質の劣化を防
ぎ、突発的な符号量の発生によるバッファメモリ内の既
定符号量からのオーバーフローを解消することができ
る。
【0046】実施例3.実施例1、実施例2ではアドレ
スメモリに1ブロックに対し、1つの符号語と該符号語
長を1対として記録したが、1ブロックに対し複数の符
号語と該符号語長の記憶領域を準備し、1ブロックにつ
き複数の符号語を除去することも可能である。
【0047】実施例4.実施例1、実施例2では輝度信
号と色信号の区別を行っていなかったが、輝度信号と色
信号の合計発生符号量が、バッファメモリ内の既定符号
量をオーバーした場合には、色信号ブロックのEOBコ
ードの直前の符号語から順番に削除し、なおオーバーフ
ローの状態が続くのであれば、輝度信号ブロックのEO
Bコードの直前の符号語を削除する。
【0048】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので以下に記載されているような効果を奏する。
【0049】本発明では、可変長符号化のような符号語
の長さが処理ブロックによって異なり一定でない場合
に、バッファメモリ内の既定符号量を発生符号量がオー
バーフローしても画像内のブロックのデータを伝送、蓄
積が可能であるので、再生できないブロックが発生する
ことがなく、全画面のブロックを再生することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図
【図2】本発明の処理を行ったときの再生DCTブロッ
クを示す図
【図3】本発明のアドレスメモリ回路の一実施例を示す
ブロック図
【図4】本発明のCTL回路の一実施例を示すブロック
【図5】本発明の一実施例を示すブロック図
【図6】1フレームもしくは1フィールド内のシャフリ
ング前の領域の構成を示す図
【図7】1フレームもしくは1フィールド内のシャフリ
ング後の領域の構成を示す図
【図8】従来の符号化装置を示すブロック図
【図9】DCT後のブロック内のシーケンスを示す図
【図10】可変長符号の1例を示す図
【図11】DCT後のブロック内のDCT係数の1例を
示す図
【図12】符号量制御の1方法を示す図
【符号の説明】
7 VLC回路 20 アドレスメモリ 21 CTL回路 22 バッファメモリI 23 バッファメモリII

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタル化された映像信号を所定の大
    きさのブロックに分割し、ブロック毎に可変長符号化を
    用いて符号化し、複数ブロックの発生符号量を既定符号
    量以下で記録、伝送する装置であって、可変長符号化に
    よって発生する発生符号語を蓄積するバッファメモリ
    と、該バッファメモリに書き込まれた発生符号語の先頭
    アドレスと該発生符号語長を1対にして記憶する領域を
    複数用意したアドレスメモリを具備し、発生符号量が既
    定符号量より大きくなった場合にはアドレスメモリを参
    照し、該アドレスメモリに記録してある情報をもとに発
    生符号語を削除することを特徴とする高能率符号化装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載されたアドレスメモリに
    は、それぞれのブロックで発生するEOBコードの直前
    の発生符号語に関する情報のみを、バッファメモリに記
    憶したアドレスと該発生符号語長を1対で記憶し、発生
    符号量が既定符号量より大きくなった場合には、該アド
    レスメモリを参照して、発生符号語を削除することを特
    徴とする高能率符号化装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の発生符号語を削除するブ
    ロックを、最初に色信号ブロック、続いて輝度信号ブロ
    ックの順に選択することを特徴とする高能率符号化装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の発生符号語を削除するブ
    ロックを、最初に画像の上下左右両端のブロック、続い
    て画像の中央のブロックの順に選択することを特徴とす
    る高能率符号化装置。
JP16759292A 1992-04-28 1992-06-25 高能率符号化装置 Expired - Fee Related JP3208601B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16759292A JP3208601B2 (ja) 1992-06-25 1992-06-25 高能率符号化装置
US08/048,732 US5440344A (en) 1992-04-28 1993-04-21 Video encoder using adjacent pixel difference for quantizer control
US08/385,987 US5583573A (en) 1992-04-28 1995-02-09 Video encoder and encoding method using intercomparisons of pixel values in selection of appropriation quantization values to yield an amount of encoded data substantialy equal to nominal amount
US08/655,641 US5818529A (en) 1992-04-28 1996-05-30 Variable length coding of video with controlled deletion of codewords

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16759292A JP3208601B2 (ja) 1992-06-25 1992-06-25 高能率符号化装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0614314A true JPH0614314A (ja) 1994-01-21
JP3208601B2 JP3208601B2 (ja) 2001-09-17

Family

ID=15852622

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16759292A Expired - Fee Related JP3208601B2 (ja) 1992-04-28 1992-06-25 高能率符号化装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3208601B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6741651B1 (en) 1998-01-21 2004-05-25 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Variable-length encoder
US20100128996A1 (en) * 2008-11-21 2010-05-27 Samsung Electronics Co., Ltd. Method and apparatus for encoding and decoding image adaptive to buffer status
WO2011001790A1 (ja) * 2009-06-30 2011-01-06 日本電気株式会社 圧縮データ送受信装置、データ圧縮装置、圧縮データ受信装置及びデータ圧縮方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6741651B1 (en) 1998-01-21 2004-05-25 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Variable-length encoder
US20100128996A1 (en) * 2008-11-21 2010-05-27 Samsung Electronics Co., Ltd. Method and apparatus for encoding and decoding image adaptive to buffer status
US8503805B2 (en) * 2008-11-21 2013-08-06 Samsung Electronics Co., Ltd. Method and apparatus for encoding and decoding image adaptive to buffer status
WO2011001790A1 (ja) * 2009-06-30 2011-01-06 日本電気株式会社 圧縮データ送受信装置、データ圧縮装置、圧縮データ受信装置及びデータ圧縮方法
JP5146708B2 (ja) * 2009-06-30 2013-02-20 日本電気株式会社 圧縮データ送受信装置、データ圧縮装置、圧縮データ受信装置及びデータ圧縮方法
US9160361B2 (en) 2009-06-30 2015-10-13 Nec Corporation Compressed data transceiver apparatus, data compressor device, compressed data receiver device and data compression method

Also Published As

Publication number Publication date
JP3208601B2 (ja) 2001-09-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6449311B1 (en) Methods and apparatus for error concealment utilizing temporal domain motion vector estimation
US5416604A (en) Image compression method for bit-fixation and the apparatus therefor
US5629779A (en) Image coding method and apparatus therefor
US5832130A (en) Image signal coding device and method therefor
EP0501755B1 (en) Video signal recording/reproducing apparatus
US7075983B2 (en) Image processing apparatus
JPH06217274A (ja) 画像信号圧縮装置
KR100904329B1 (ko) 화상 처리 장치, 화상 처리 방법, 및 기록 매체
KR100272120B1 (ko) 양자화 컨트롤 회로
JP2002359853A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラムおよび記録媒体
KR20030086331A (ko) 양자화 장치, 양자화 방법, 양자화 프로그램 및 기록 매체
JP3208601B2 (ja) 高能率符号化装置
JPH07203456A (ja) 符号化装置と復号化装置と映像記録装置
US6498896B1 (en) Recording apparatus able to control the recording of compressed image pictures so that pictures which are necessary to restore the last pictures are recorded
JP3163699B2 (ja) 画像記録装置
JP3164162B2 (ja) 情報信号記憶装置及びその方法
JP3178233B2 (ja) 画像符号化方法及び画像符号化装置及び光ディスク
JPH02141088A (ja) 動画像符号化方式
KR100472435B1 (ko) Tlv 기능을 제공하는 디지털 비디오 기록 재생장치
JPH07236139A (ja) データ圧縮装置
JPH09214772A (ja) 静止画像データの圧縮装置
JP3458398B2 (ja) ディジタル画像信号の伝送装置
JPH01278185A (ja) 画像信号符号化装置
JPH0686255A (ja) 画像符号化装置
JP3332220B2 (ja) ディジタル信号再生装置及び再生方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070713

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080713

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090713

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100713

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100713

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110713

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees