WO2010116517A1 - 温度計の保護管 - Google Patents

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Abstract

 防振帯と保護管表面との間の隙間をなくして保護管の腐食と防振帯の剥離を解消し、しかも、防振帯を簡便に形成することができるフランジ取付、ねじ込み取付及び溶接取付の温度計保護管を提供する。 筒状部2と、その筒状部2の胴部外壁に螺旋状に成形された1本乃至複数本の防振帯である凸条部3とを有する温度計の保護管において、上記凸条部3が、筒状体の胴部外壁を切削加工することによって形成されたものあり、また、この保護管がフランジ取付、ねじ込み取付または溶接取付により配管に取り付ける形状であることを特徴とする。

Description

温度計の保護管
 本発明は、管壁に取り付けられ、その内部を流れる流体の温度を測定する温度計の保護管に関するものである。
 管の内部を流れる流体の温度を測定する場合、通常、円筒状若しくはテーパ付円筒状の保護管を、管壁を貫通して取り付け、その保護管内に熱電対、測温抵抗体等の温度センサを挿入することにより、流体温度を測定している。
 ところが、流体が高速で流れている管や容器の内部において、流れと直交する方向に温度計保護管を配置すると、カルマン渦による流力振動を受けて温度計保護管が破損する場合がある。
 周知のようにカルマン渦とは、一様な流れの中に物体(この場合、温度計保護管)を置いたときにその下流側に交互に発生する渦のことであり、カルマン渦が発生すると温度計保護管が振動する。この流力振動による疲労(温度計保護管の固有振動と流体の流れによる振動との同期現象による疲労)は、しばしば事故をもたらす原因の一つとなっている。
 温度計保護管の振動を防止するために、従来から温度計保護管の肉厚を厚くするなどの対策が取られていたが、肉厚を厚くすると温度計の応答が遅くなり、また、測定値に配管外部温度の影響が現れて測定精度が低下するという問題がある。
 そこで、図6に示すように、カルマン渦そのものの発生を防止するようにした保護管構造が提案されている(例えば非特許文献1参照)。
 同図に示す形態は、円柱形構造物(この場合、温度計保護管)50の表面に、細長い平板や線条からなる防振帯51を螺旋状に巻き付けたものであり、防振帯51の設計仕様は以下のように示されている。
  平板、線条の高さ:0.05D~0.12D
  平板、線条の数:3螺旋、平行巻
  巻きのピッチ:3.6D~5D
 ただし、Dは円柱形構造物50の直径である。
 このような防振帯51を巻き付ければ渦のでき方が不規則になり、温度計保護管の振動を防止することができる。上記防振帯51は、既存の部材を利用することができることから線条、より具体的には針金線で構成することが多い。この針金線を、上記設計仕様に従い、温度計保護管50の表面に3本巻き付け、図7の拡大図に示すように、温度計保護管50の表面にTIGスポット溶接を行うことにより固定していた。なお、図中の符号51aは溶接部を示している。
日本機械学会基準「配管内円柱状構造物の流力振動評価指針」,(1998年発行),B83~B84頁
 しかしながら、従来の温度計保護管50では、溶接されていない範囲の防振帯51と温度計保護管50表面との間に隙間の発生することが避けられない。
 このような隙間の残る温度計保護管50を、例えば石油化学プラントにおける流体温度測定に使用した場合、その隙間に不純物が付着し温度計保護管50を腐食させる原因となる。また、食品工業の分野で使用した場合には、隙間に付着した付着物が腐敗して製品に混入する虞れがある。
 さらには、流体中に固形物が含まれていると、その固形物が防振帯51に繰り返し衝突することにより、防振帯51が温度計保護管50の表面から剥離することも懸念される。
 このような問題を解消するために、図8(a)の側面図、およびそのC-C矢視横断面を示した図8(b)に示すように、温度計保護管50と防振帯としての巻付線52との接触部分をすべて溶接する、いわゆる全周溶接を施すことも実施された。しかしながら、全周溶接を行うには、多大な時間と労力を費やさなければならず、また、溶接線が長くなると熱応力や熱ひずみによる悪影響を受けやすくなるという新たな問題も発生する。なお、図中の符号53は温度計挿入孔であり、符号54は溶接部である。
 本発明は以上のような従来の温度計の保護管構造における課題を考慮してなされたもので、管壁に取り付け可能な構成を持ち、防振帯と温度計保護管表面との間の隙間をなくして温度計保護管の腐食を解消し、しかも、防振帯を簡便に形成することができる温度計の保護管を提供するものである。
 本発明は、筒状部と、その筒状部の胴部外壁に螺旋状に形成された1乃至複数本の凸条部とを有する温度計の保護管において、上記凸条部が、筒状体の胴部外面を切削加工することによって形成され、かつ、配管に取り付けるためのフランジを備えた、という構成を採っている。本発明において、筒状体とは筒状部の加工前の形態を示している。
 本発明に従えば、筒状部と凸条部を一体構造とすることができるため、筒状部とその胴部外周壁に形成される凸条との間に隙間ができず、針金線を巻き付けて全周溶接する場合に比べ、保護管製作期間を大幅に短縮して労力を削減することができる。また、溶接による熱応力や熱ひずみが抑制されるため、信頼性の高い保護管を提供することができる。加えて、測定対象の配管の壁に設けられたフランジに、保護管に付属するフランジによって取り付けることができる。
 本発明において、上記筒状体は、テーパを付けることによってその先端側を絞れば、配管に対して取り付け、または取り外しをスムーズに行うことができる。
 本発明において、フランジの代わりに雄ねじを備えることにより、測定対象の配管の壁に設けられた雌ねじに本保護管を取り付けることができる。
 本発明において、フランジまたは雄ねじの代わりに溶接が可能な箇所を備えることにより、測定対象の配管の壁に設けられた短管などに、溶接で本保護管を取り付けることができる。
 本発明の温度計の保護管構造によれば、切削加工によって防振帯を筒状部と一体に形成しているため、防振帯と保護管表面との間に隙間が存在せず、それにより不純物の付着が防止され、その不純物を原因とする保護管の腐食を解消することができる。さらには、流体中に固形物が含まれていても、その固形物の防振帯への繰り返し衝突によって防振帯が温度計保護管の表面から剥離することもない。
 また、防振帯を全周溶接する場合に比べ製作時間を大幅に短縮することができ、しかも、溶接を施さないため熱応力や熱ひずみの影響が軽減されて信頼性の高い保護管を提供することができるという長所を有し、加えて、フランジ、ねじ込みまたは溶接により管壁に取り付けることができる。
図1(a)本発明に係る温度計の保護管構造の凸条部構成を示す一部断面を有する側面図であり、図1(b)は図1(a)におけるA-A矢視横断面図である。 本発明に係るフランジにより取り付ける保護管の形状を示す側面図である。 本発明に係るフランジにより取り付ける保護管の形状の他の例を示す側面図である。 本発明に係るフランジにより取り付ける保護管の形状の他の例を示す側面図である。 図2b,図2cの保護管のフランジの溶接部を示す一部断面を有する側面図である。 図2b,図2cの保護管のフランジの溶接部の他の例を示す一部断面を有する側面図である。 本発明に係るフランジにより取り付ける保護管の形状の他の例を示す側面図である。 本発明に係るフランジにより取り付ける保護管の形状の他の例を示す側面図である。 本発明に係るねじにより取り付ける保護管の形状を示す側面図である。 図3aの保護管の種類の異なるねじを示す側面図である。 本発明に係るねじにより取り付ける保護管の形状の他の例を示す側面図である。 図3cの保護管の種類の異なるねじを示す側面図である。 本発明に係るねじにより取り付ける保護管の形状の他の例を示す側面図である。 図3eの保護管の種類の異なるねじを示す側面図である。 本発明に係る溶接により取り付ける保護管の形状を示す側面図である。 本発明に係る溶接により取り付ける保護管の形状の他の例を示す側面図である。 本発明に係る溶接により取り付ける保護管の形状の他の例を示す側面図である。 本発明に係る溶接により取り付ける保護管の形状の他の例を示す側面図である。 本発明に係るねじと溶接により取り付ける保護管の形状の他の例を示す側面図である。 図4eの保護管の種類の異なるネジを示す側面図である。 本発明に係るねじと溶接により取り付ける保護管の形状の他の例を示す側面図である。 図4gの保護管の種類の異なるネジを示す側面図である。 本発明に係るねじと溶接により取り付ける保護管の形状の他の例を示す側面図である。 図4iの保護管の種類の異なるネジを示す側面図である。 本発明に係るねじと溶接により取り付ける保護管の形状の他の例を示す側面図である。 図4kの保護管の種類の異なるネジを示す側面図である。 フランジの使用方法が図2と異なるタイプの保護管の形状を示す側面図である。 フランジの使用方法が図2と異なるタイプの保護管の形状を示す側面図であり、図5aとは保護管がテーパになっている点で異なる形状を示す図である。 従来のカルマン渦の発生を防止する保護管構造を示した側面図である。 図6の要部拡大図である。 図8(a)は従来の保護管構造の別の例を示す一部断面を有する側面図であり、図8(b)は図8(a)におけるC-C矢視横断面図であり、図8(c)は図8(b)の部分拡大図である。
 以下、図面に示した実施の形態に基づいて本発明を詳細に説明する。
 図1は、本発明に係る温度計の保護管のうち、凸条部が削り出されている先端部の一実施形態を示したものであり、図1(a)は側面図、図1(b)はA-A矢視横断面図である。なお、図1(a)において、中心線C.Lより右側半分は保護管1を断面で示し、左側半分は外観図で示している。
 これらの図において、本実施形態における温度計の保護管1の材質はSUS304であり、有底の筒状部2を有し、この筒状部2の胴部外壁に凸条部3が形成されている。上記凸条部3は図1(b)に示すように、円周方向に等間隔に3本配置されており、それぞれ平行な状態で管軸方向に向けて螺旋状に形成されている。
 筒状部2の中心(筒軸上)には筒孔Sが所定深さ穿設されており、熱電対、測温抵抗体等の温度センサが挿入されるようになっている。また、筒状部2の胴部外壁にはテーパ(管状部後端側の外径D2>管状部先端の外径D1)が付けられており先端側が若干絞られている。それにより、図示しない配管に対して取り付け、または取り外しがスムーズに行なえるようになっている。
 上記凸条部3は、従来、筒状部の胴部外壁に巻き付けられていた針金線に相当するものであり、本発明では削り出しにより螺旋状の凸条部3を形成している。この凸条部3がカルマン渦の発生を防止する防振帯として機能する。
 具体的には、保護管1は丸棒に対して穴開け加工を施すことにより有底筒状に製作し、保護管1の胴部について、隣接する凸条部3と凸条部3の間の範囲をフライス盤でエンドミルを用い溝状に切削することにより、凸条部3を筋状に形成する。
 このようにして切削加工によって形成された保護管1は、凸条部3が保護管1と一体物で製作されているため、従来の溶接による針金線取付方法のように保護管と針金線との間に隙間が発生しない。このため、不純物が付着して腐食が発生するという従来の保護管の問題を完全に解消することができるようになっている。また、流体中に固形物が含まれていて、それが凸条部3に繰り返し衝突しても、凸条部3が保護管1の表面から剥離することがない。
 製作は、丸棒に対してドリルで穴開け加工を施すことにより筒状体としての保護管1を製作し、その保護管1の胴部外壁をエンドミルで溝削りすることにより、凸条部3を螺旋状に形成した。製作された保護管1の外径(凸条部3を除く)は約φ20mm(D)であり、凸条部3の高さは2mm(約0.1D)とした。また、凸条部3は3螺旋、平行巻とし、巻きのピッチは約100mm(約5D)とした。
 このようにして得られた保護管1を、流体の流れと直交する方向で測定対象の配管に取り付け、保護管1の筒孔Sに熱電対を挿入し、流体の温度を測定した。上記構成を有する温度計の保護管1によれば、凸条部3に不純物が付着しないことが確認された。
 なお、上記実施形態では保護管1の材質としてSUS304を使用したが、保護管1の材質としてはこれに限らず、例えばSUS316、SUS316L、その他、用途に応じた耐熱耐食鋼等を使用することもできる。
 次に、保護管1の全体構造について3種類の実施形態の例を説明する。図2a~図2gは配管にフランジにより取り付ける保護管12a,12b,12c,12f,12g、図3a~図3fは配管にねじにより取り付ける保護管13a,13c,13e、図4a~図4lは配管に溶接若しくはネジ込み後の溶接により取り付ける保護管14a,14b,14c,14d,14e,14g,14i,14kである。いずれも、筒状部2には凸条部3が3螺旋、平行巻の形に削りだされており、各々の螺旋の高さは、図中にDで示す筒状部の外径の約10%である。なお、図2、図3及び図4のうち、図2のフランジ5は、中心線より右側半分は断面図で示し、左側半分は外観図で示している。フランジ5以外は全て外観図である。
 図2a,図2b,図2c,図2f,図2gの保護管12a,12b,12c,12f,12gは、筒状部2、凸条部3、短管4及びフランジ5から構成されており、フランジ5を、配管に溶接された短管に設けられたフランジに、ボルト止めすることにより配管に取り付ける。また、短管4の内側には雌ねじが切ってあり、温度センサに設けられている雄ねじをこれにねじ込んで保護管1に挿入した温度センサを固定する。
 図2aは、表面に凸条部3が削りだされた先端が閉止されていないストレート状の筒状部2を先ず製作し、その先端に閉止蓋2aを溶接して先端を封じたものと短管4を、フランジ5に溶接したものである。図2bは、表面に凸条部3がある有底でストレート状の筒状部2と短管4を、一体物として削り出して製作し、これをフランジに溶接したものである。図2cは、配管に設けられたフランジに対する保護管1の挿入と取り出しがスムーズに行えるよう、図2bの筒状部2にテーパを付けたものである。
 図2dと図2eは、図2b及び図2cのフランジへの溶接形態を示したもので、図2dは短管部4の下部とフランジ5の上面、または、フランジ5の上下面を溶接するケース、図2eは短管部4の下部とフランジ5をフルペネトレーション溶接するケースである。図2fは、表面に凸条部3がある有底でストレート状の筒状部2と短管4を別々に削りだしにより製作し、其々をフランジ5に溶接したものである。図2gは、配管に設けられたフランジに対する保護管1の挿入と取り出しがスムーズに行えるよう、図2fの筒状部2にテーパを付けたものである。
 図3a,図3c,図3eの保護管13a,13c,13eは、筒状部2、凸条部3及び雄ねじ部6から構成されている。雄ねじ部6は、下部表面に配管に取り付けるための雄ねじが切ってあり、この雄ねじを配管に溶接された雌ねじを切った短管などにスパナでねじ込んで取り付ける。スパナが使用できるよう、雄ねじ部6の頭部を六角形状としている。また、雄ねじ部6は、図2の短管4と同様に温度センサを固定するための雌ねじが内部に切られている。
 図3aは、表面に凸条部3が削りだされた先端が閉止されていないストレート状の筒状部2を先ず製作し、その先端に閉止蓋2aを溶接して先端を封じたものと、別に削り出しにより製作した雄ねじ部6を溶接したものである。図3cは、表面に凸条部3がある有底でストレート状の筒状部2と雄ねじ部6を、一体物として削り出して製作したものである。図3eは、配管側の短管に対する保護管1の挿入、取り外しがスムーズに行えるよう、図3cの筒状部2にテーパを付けたものである。図3b,図3d,図3fは、図3a,図3c,図3eの雄ねじ部6の下部表面のテーパ雄ねじを、ストレート雄ねじにした形態である。
 図4a,図4b,図4c,図4d,図4e,図4g,図4i,図4kは、管壁に設けた短管に、溶接または雄ねじをねじ込んだ後に溶接することにより取り付ける保護管14a,14b,14c,14d,14e,14g,14i,14kである。溶接用短管7、雄ねじ付き溶接用短管8及び雄ねじ付き六角頭部溶接用短管9の内部には、短管4及び雄ねじ部6と同様に温度センサを固定するための雌ねじが切られている。
 図4a,図4b,図4c,図4dの保護管14a,14b,14c,14dは、筒状部2、凸条部3及び溶接用短管7から構成されており、溶接用短管7を管壁に設けた短管などに溶接することにより管壁に取り付ける。図4a,図4cは、表面に凸条部3がある有底でストレート状の筒状部2と溶接用短管7を、一体物として削り出して製作したものである。管壁に溶接された短管に保護管を挿入し、図4aのものは、溶接用短管7の表面と配管側の短管を溶接する。図4cのものは、溶接用短管7の下部が刳り貫かれて下向きの溶接開先となっており、管壁に溶接された短管に保護管14cを挿入し、この開先と配管側短管を突き合せ溶接する。
 図4bは、保護管14bの配管側短管への挿入がスムーズに行えるよう、図4aの筒状部2にテーパを付けたものであり、図4dは、同様に図4cの筒状部2にテーパを付けたものである。図4e,図4gの保護管14e,14gは、筒状部2、凸条部3及び雄ねじ付き溶接用短管8から構成されている。雄ねじ付き溶接用短管8は、下部表面に管壁に溶接した短管に切った雌ねじにねじ込むための雄ねじが切ってあり、円形断面の頭部には、ねじ込むためにスパナが使用できるように向かい合う2つの箇所が平面8aになっている。
 保護管14e,14gの管壁への取り付けは、雄ねじ付き溶接用短管8の下部表面の雄ねじを、管壁に取り付けた短管の雌ねじにねじ込んだ後、溶接用短管8の平面8aと雄ねじの間の円筒形部分で当該短管と溶接する。図4eは、表面に凸条部3がある有底でストレート状の筒状部2と雄ねじ付き溶接用短管8を、一体物として削り出して製作したものである。図4gは、保護管14gの配管側短管への挿入がスムーズに行えるよう、図4cの筒状部2にテーパを付けたものである。
 図4f,図4hは、それぞれ図4e,図4gの雄ねじ付き溶接用短管8の下部表面のテーパ雄ねじを、ストレート雄ねじにした形態である。
 図4i,図4kの保護管14i,14kは、筒状部2、凸条部3及び雄ねじ付き六角頭部溶接用短管9から構成されている。雄ねじ付き六角頭部溶接用短管9は、下部表面に管壁に溶接した短管の雌ねじにねじ込むための雄ねじが切ってあり、頭部は、ねじ込むためにスパナ等が使用できるよう六角形状としている。保護管14i,14kの配管への取り付けは、雄ねじ付き六角頭部溶接用短管9の下部表面の雄ねじを、管壁に取り付けた短管の雌ねじにねじ込んだ後、六角の頭部と雄ねじの間の円筒形部分で当該短管と溶接する。
 図4iは、表面に凸条部3がある有底でストレート状の筒状部2と雄ねじ付き六角頭部溶接用短管9を、一体物として削り出して製作したものである。図4kは、保護管1の配管側短管への挿入がスムーズに行えるよう、図4iの筒状部2にテーパを付けたものである。図4j,図4lは、図4i,図4kの雄ねじ付き六角頭部溶接用短管9の下部表面のテーパ雄ねじを、ストレート雄ねじにした形態である。
 図5a,図5bは、図2に示したフランジにより配管に取り付ける型式の変形で、短管4の下部の外径が上部より太くなっているものである。図2の場合と同様に、配管側には配管に溶接された短管にフランジが設けられており、当該フランジの上面に短管4の下面が接するよう、保護管15a,15bを挿入した後、上から他のフランジを、短管4の下部の外径を太くした部分の上面に接するよう被せて2つのフランジにより短管4の下部の外径を太くした部分挟み、フランジ間をボルト締めすることにより配管に取り付ける。図2の短管4と同様に、図5の短管4の内側にも温度センサを固定するための雌ねじが切られている。
 図5aは、表面に凸条部3がある有底でストレート状の筒状部2と短管4を、一体物として削り出して製作したものであり、図5bは、配管に設けられたフランジに対する保護管15bの挿入と取り出しがスムーズに行えるよう、図5aの筒状部2にテーパを付けたものである。
 なお、図2、図3、図4及び図5に示した形状は、従来の、防振帯をTIGスポット溶接または全周溶接により取り付けた保護管にも適用できる。
1  保護管
2  筒状部
2e 筒状部閉止蓋
3  凸条部
4  温度センサ固定用短管
5  フランジ
6  雄ねじ部
7  溶接用短管
8  雌ねじ付き溶接用短管
8a 平面部
9  雄ねじ付き六角頭部溶接用短管

Claims (4)

  1.  筒状部と、その筒状部の胴部外壁に螺旋状に形成された1本乃至複数本の凸条部とを有する温度計の保護管において、
     前記凸条部が、前記筒状体の胴部外壁を切削加工することによって形成され、かつ、配管に取り付るためのフランジを備えたことを特徴とする温度計の保護管。
  2.  前記筒状体は、テーパが付けられることによりその先端が絞られていることを特徴とする請求項1に記載の温度計の保護管。
  3.  請求項1または2に記載の温度計保護管構造において、前記フランジの代わりに配管に取り付けるための雄ねじを備えたことを特徴とする温度計の保護管。
  4.  請求項1または2に記載の温度計保護管構造において、フランジの代わりに配管に取り付けるための溶接を行う個所を備えたことを特徴とする温度計の保護管。
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