WO2010029736A1 - ズームレンズ系、撮像装置及びカメラ - Google Patents

Abstract

　物体側から像側へと順に、正パワーの第１レンズ群、負パワーの第２レンズ群、正パワーの第３レンズ群及び正パワーの第４レンズ群からなり、第１レンズ群が２枚以下のレンズ素子で、第２レンズ群が２枚のレンズ素子で、第３レンズ群が物体側から像側へと順に正パワーの物体側レンズ素子、負パワーのレンズ素子及び正パワーの像側レンズ素子の３枚で構成され、条件ω_Ｗ≧３６及びｆ_Ｔ／ｆ_Ｗ＞４．５（ω_Ｗ：広角端での半画角、ｆ_Ｔ：望遠端での全系の焦点距離、ｆ_Ｗ：広角端での全系の焦点距離）を満足する、小型でありながら、広角端での広い画角と高いズーミング比とをバランスよく備えた高性能なズームレンズ系、撮像装置及びカメラ。

Description

ズームレンズ系、撮像装置及びカメラ

　本発明は、ズームレンズ系、撮像装置及びカメラに関する。特に本発明は、小型でありながら、広角端での広い画角と高いズーミング比とをバランスよく備えた高性能なズームレンズ系、該ズームレンズ系を含む撮像装置、及び該撮像装置を備えた薄型でコンパクトなカメラに関する。

　デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラ等の、光電変換を行う撮像素子を持つカメラ（以下、単にデジタルカメラという）に対するコンパクト化及び高性能化の要求は極めて強い。特に、１台のデジタルカメラで、広角域から高望遠域までの広い焦点距離範囲をカバーすることができる、ズーミング比が高いズームレンズ系を搭載したカメラが、その利便性から強く要望されている。一方、近年では、撮影範囲が広い広角域を持つズームレンズ系も求められている。

　前記のごとくズーミング比が高いズームレンズ系や、広角域を持つズームレンズ系として、従来より、物体側から像側へと順に、正のパワーを有する第１レンズ群と、負のパワーを有する第２レンズ群と、正のパワーを有する第３レンズ群と、正のパワーを有する第４レンズ群とが配置された、正負正正の４群構成を有するズームレンズが種々提案されている。

　特開２００８－１４６０１６号公報は、前記正負正正の４群構成を有し、広角端から望遠端への変倍に際して、少なくとも第１レンズ群、第２レンズ群、第３レンズ群が移動して各レンズ群間の間隔が変化し、第２レンズ群が３枚以下のレンズからなり、第２レンズ群の広角端、望遠端での横倍率の比と、第３レンズ群の広角端、望遠端での横倍率の比との関係を規定したズームレンズを開示している。

　特開２００８－１２２８８０号公報は、前記正負正正の４群構成を有し、第２レンズ群が３枚以下のレンズからなり、第２レンズ群中の最も物体側に両凹負レンズが配置され、該両凹負レンズのシェイプファクターを規定した、ズーミング比が３～１２のズームレンズを開示している。

　特開２００８－１２２８７９号公報は、前記正負正正の４群構成を有し、第１レンズ群が負レンズと正レンズとからなり、該正レンズのシェイプファクターを規定したズームレンズを開示している。

　特開２００８－０５２１１６号公報は、前記正負正正の４群構成を有し、第１レンズ群が正レンズと負レンズとからなり、第２レンズ群が物体側から順に負レンズと正レンズとからなり、該第２レンズ群における負レンズの屈折率及びアッベ数を規定したズームレンズを開示している。

　特開２００８－０５２１１３号公報は、前記正負正正の４群構成を有し、第２レンズ群が最も物体側に両凹形状の負レンズを有し、全体として２枚以下の負レンズと１枚の正レンズからなり、該両凹形状の負レンズのシェイプファクターを規定した、ズーミング比が３．８～１０のズームレンズを開示している。

　特開２００８－０５２１１０号公報は、前記正負正正の４群構成を有し、第２レンズ群が物体側から順に負レンズと正レンズとからなり、該正レンズの屈折率及びアッベ数を規定したズームレンズを開示している。

　特開２００７－３２８１７８号公報は、前記正負正正の４群構成を有し、第１レンズ群が物体側から順に負レンズと正レンズとからなり、第２レンズ群が物体側から順に負レンズと正レンズとからなり、第３レンズ群が１枚の正レンズと１枚の負レンズとを含む３枚以下のレンズからなり、第４レンズ群が１枚の正レンズからなるズームレンズを開示している。

　特開２００７－２５６４５２号公報は、前記正負正正の４群構成を有し、第３レンズ群が物体側から順に第１正レンズと第２両凹負レンズと第３負レンズとからなり、変倍時、広角端と比較して望遠端において、第１レンズ群と第２レンズ群との間隔が増大し、第２レンズ群と第３レンズ群との間隔が減少しているズームレンズを開示している。

　特開２００７－２４０７４７号公報は、前記正負正正の４群構成を有し、第１レンズ群が物体側から順に負レンズと正レンズの２枚、第２レンズ群が物体側から順に負レンズと正レンズの２枚、第３レンズ群が物体側から順に正レンズと正レンズと負レンズの３枚、第４レンズ群が正レンズ１枚からなり、変倍時、広角端に対して望遠端において、第１レンズ群と第２レンズ群との間隔が増大し、第３レンズ群が第２レンズ群との距離が減少するように物体側に位置し、第２レンズ群と第３レンズ群との間に変倍時に光軸方向に移動する明るさ絞りを備え、明るさ絞りが広角端に対して望遠端にて物体側に位置するズームレンズを開示している。

　特開２００７－１７１３７１号公報は、前記正負正正の４群構成を有し、第１レンズ群が広角端に比べ望遠端において物体側に位置し、広角端に比べ望遠端で、第１レンズ群と第２レンズ群の間隔が大きく、第２レンズ群と第３レンズ群の間隔が小さく、第３レンズ群と第４レンズ群の間隔が大きく、第１レンズ群が負レンズと正レンズとからなり、第２レンズ群が物体側から像側へ順に負レンズ、正レンズからなり、第２レンズ群中の負レンズの焦点距離又は第２レンズ群の焦点距離と広角端における全系の焦点距離との比が規定されたズームレンズを開示している。

　特開２００８－１７２３２１号公報は、前記正負正正の４群構成を有し、複数のレンズ群の間隔を変化させて広角端から望遠端までのズーミングを行うズームレンズと、撮像素子と、画像回復処理部とを備え、光軸上におけるズームレンズの最物体側屈折面から撮像面までの最大長さと、広角端、望遠端における全系の焦点距離と、望遠端における最小Ｆナンバーと、撮像面における有効撮像領域の対角長の半分との関係が規定された撮像装置を開示している。

特開２００８－１４６０１６号公報 特開２００８－１２２８８０号公報 特開２００８－１２２８７９号公報 特開２００８－０５２１１６号公報 特開２００８－０５２１１３号公報 特開２００８－０５２１１０号公報 特開２００７－３２８１７８号公報 特開２００７－２５６４５２号公報 特開２００７－２４０７４７号公報 特開２００７－１７１３７１号公報 特開２００８－１７２３２１号公報

　しかしながら、前記特許文献に開示のズームレンズはいずれも、薄型でコンパクトなデジタルカメラに適用し得る程度に小型化されたものではあるが、広角端での画角とズーミング比とのバランスという点で、近年の要求を満足し得るものではない。

　本発明の目的は、小型でありながら、広角端での広い画角と高いズーミング比とをバランスよく備えた高性能なズームレンズ系、該ズームレンズ系を含む撮像装置、及び該撮像装置を備えた薄型でコンパクトなカメラを提供することである。

　（Ｉ）上記目的の１つは、以下のズームレンズ系により達成される。すなわち本発明は、
物体側から像側へと順に、正のパワーを有する第１レンズ群と、負のパワーを有する第２レンズ群と、正のパワーを有する第３レンズ群と、正のパワーを有する第４レンズ群とからなり、
前記第１レンズ群が、２枚以下のレンズ素子で構成され、
前記第２レンズ群が、２枚のレンズ素子で構成され、
前記第３レンズ群が、物体側から像側へと順に、正のパワーを有する物体側レンズ素子と、負のパワーを有するレンズ素子と、正のパワーを有する像側レンズ素子との３枚のレンズ素子で構成され、
以下の条件（ａ－１）及び（ｂ－２）：
　　ω_Ｗ≧３６　・・・（ａ－１）
　　ｆ_Ｔ／ｆ_Ｗ＞４．５　・・・（ｂ－２）
（ここで、
　ω_Ｗ：広角端での半画角（°）、
　ｆ_Ｔ：望遠端での全系の焦点距離、
　ｆ_Ｗ：広角端での全系の焦点距離
である）
を満足する、ズームレンズ系
に関する。

　上記目的の１つは、以下の撮像装置により達成される。すなわち本発明は、
物体の光学的な像を電気的な画像信号として出力可能な撮像装置であって、
物体の光学的な像を形成するズームレンズ系と、
該ズームレンズ系により形成された光学的な像を電気的な画像信号に変換する撮像素子とを備え、
前記ズームレンズ系が、
物体側から像側へと順に、正のパワーを有する第１レンズ群と、負のパワーを有する第２レンズ群と、正のパワーを有する第３レンズ群と、正のパワーを有する第４レンズ群とからなり、
前記第１レンズ群が、２枚以下のレンズ素子で構成され、
前記第２レンズ群が、２枚のレンズ素子で構成され、
前記第３レンズ群が、物体側から像側へと順に、正のパワーを有する物体側レンズ素子と、負のパワーを有するレンズ素子と、正のパワーを有する像側レンズ素子との３枚のレンズ素子で構成され、
以下の条件（ａ－１）及び（ｂ－２）：
　　ω_Ｗ≧３６　・・・（ａ－１）
　　ｆ_Ｔ／ｆ_Ｗ＞４．５　・・・（ｂ－２）
（ここで、
　ω_Ｗ：広角端での半画角（°）、
　ｆ_Ｔ：望遠端での全系の焦点距離、
　ｆ_Ｗ：広角端での全系の焦点距離
である）
を満足するズームレンズ系である、撮像装置
に関する。

　上記目的の１つは、以下のカメラにより達成される。すなわち本発明は、
物体の光学的な像を電気的な画像信号に変換し、変換された画像信号の表示及び記憶の少なくとも一方を行うカメラであって、
物体の光学的な像を形成するズームレンズ系と、該ズームレンズ系により形成された光学的な像を電気的な画像信号に変換する撮像素子とを含む撮像装置を備え、
前記ズームレンズ系が、
物体側から像側へと順に、正のパワーを有する第１レンズ群と、負のパワーを有する第２レンズ群と、正のパワーを有する第３レンズ群と、正のパワーを有する第４レンズ群とからなり、
前記第１レンズ群が、２枚以下のレンズ素子で構成され、
前記第２レンズ群が、２枚のレンズ素子で構成され、
前記第３レンズ群が、物体側から像側へと順に、正のパワーを有する物体側レンズ素子と、負のパワーを有するレンズ素子と、正のパワーを有する像側レンズ素子との３枚のレンズ素子で構成され、
以下の条件（ａ－１）及び（ｂ－２）：
　　ω_Ｗ≧３６　・・・（ａ－１）
　　ｆ_Ｔ／ｆ_Ｗ＞４．５　・・・（ｂ－２）
（ここで、
　ω_Ｗ：広角端での半画角（°）、
　ｆ_Ｔ：望遠端での全系の焦点距離、
　ｆ_Ｗ：広角端での全系の焦点距離
である）
を満足するズームレンズ系である、カメラ
に関する。

　（II）上記目的の１つは、以下のズームレンズ系により達成される。すなわち本発明は、
物体側から像側へと順に、正のパワーを有する第１レンズ群と、負のパワーを有する第２レンズ群と、正のパワーを有する第３レンズ群と、正のパワーを有する第４レンズ群とからなり、
前記第１レンズ群が、負のパワーを有するレンズ素子と、正のパワーを有するレンズ素子との２枚のレンズ素子で構成され、
前記第１レンズ群において、前記負のパワーを有するレンズ素子と前記正のパワーを有するレンズ素子とが接合して接合レンズ素子を構成し、
前記第２レンズ群が、２枚のレンズ素子で構成され、
前記第３レンズ群が、３枚のレンズ素子で構成され、
以下の条件（ａ－１）及び（ｂ－２）：
　　ω_Ｗ≧３６　・・・（ａ－１）
　　ｆ_Ｔ／ｆ_Ｗ＞４．５　・・・（ｂ－２）
（ここで、
　ω_Ｗ：広角端での半画角（°）、
　ｆ_Ｔ：望遠端での全系の焦点距離、
　ｆ_Ｗ：広角端での全系の焦点距離
である）
を満足する、ズームレンズ系
に関する。

　上記目的の１つは、以下の撮像装置により達成される。すなわち本発明は、
物体の光学的な像を電気的な画像信号として出力可能な撮像装置であって、
物体の光学的な像を形成するズームレンズ系と、
該ズームレンズ系により形成された光学的な像を電気的な画像信号に変換する撮像素子とを備え、
前記ズームレンズ系が、
物体側から像側へと順に、正のパワーを有する第１レンズ群と、負のパワーを有する第２レンズ群と、正のパワーを有する第３レンズ群と、正のパワーを有する第４レンズ群とからなり、
前記第１レンズ群が、負のパワーを有するレンズ素子と、正のパワーを有するレンズ素子との２枚のレンズ素子で構成され、
前記第１レンズ群において、前記負のパワーを有するレンズ素子と前記正のパワーを有するレンズ素子とが接合して接合レンズ素子を構成し、
前記第２レンズ群が、２枚のレンズ素子で構成され、
前記第３レンズ群が、３枚のレンズ素子で構成され、
以下の条件（ａ－１）及び（ｂ－２）：
　　ω_Ｗ≧３６　・・・（ａ－１）
　　ｆ_Ｔ／ｆ_Ｗ＞４．５　・・・（ｂ－２）
（ここで、
　ω_Ｗ：広角端での半画角（°）、
　ｆ_Ｔ：望遠端での全系の焦点距離、
　ｆ_Ｗ：広角端での全系の焦点距離
である）
を満足するズームレンズ系である、撮像装置
に関する。

　上記目的の１つは、以下のカメラにより達成される。すなわち本発明は、
物体の光学的な像を電気的な画像信号に変換し、変換された画像信号の表示及び記憶の少なくとも一方を行うカメラであって、
物体の光学的な像を形成するズームレンズ系と、該ズームレンズ系により形成された光学的な像を電気的な画像信号に変換する撮像素子とを含む撮像装置を備え、
前記ズームレンズ系が、
物体側から像側へと順に、正のパワーを有する第１レンズ群と、負のパワーを有する第２レンズ群と、正のパワーを有する第３レンズ群と、正のパワーを有する第４レンズ群とからなり、
前記第１レンズ群が、負のパワーを有するレンズ素子と、正のパワーを有するレンズ素子との２枚のレンズ素子で構成され、
前記第１レンズ群において、前記負のパワーを有するレンズ素子と前記正のパワーを有するレンズ素子とが接合して接合レンズ素子を構成し、
前記第２レンズ群が、２枚のレンズ素子で構成され、
前記第３レンズ群が、３枚のレンズ素子で構成され、
以下の条件（ａ－１）及び（ｂ－２）：
　　ω_Ｗ≧３６　・・・（ａ－１）
　　ｆ_Ｔ／ｆ_Ｗ＞４．５　・・・（ｂ－２）
（ここで、
　ω_Ｗ：広角端での半画角（°）、
　ｆ_Ｔ：望遠端での全系の焦点距離、
　ｆ_Ｗ：広角端での全系の焦点距離
である）
を満足するズームレンズ系である、カメラ
に関する。

　本発明によれば、小型でありながら、広角端での広い画角と高いズーミング比とをバランスよく備えた高性能なズームレンズ系、該ズームレンズ系を含む撮像装置、及び該撮像装置を備えた薄型でコンパクトなカメラを提供することができる。

図１は、実施の形態Ｉ－１（実施例Ｉ－１）に係るズームレンズ系の無限遠合焦状態を示すレンズ配置図である。 図２は、実施例Ｉ－１に係るズームレンズ系の無限遠合焦状態の縦収差図である。 図３は、実施例Ｉ－１に係るズームレンズ系の望遠端における、像ぶれ補正を行っていない基本状態及び像ぶれ補正状態での横収差図である。 図４は、実施の形態Ｉ－２（実施例Ｉ－２）に係るズームレンズ系の無限遠合焦状態を示すレンズ配置図である。 図５は、実施例Ｉ－２に係るズームレンズ系の無限遠合焦状態の縦収差図である。 図６は、実施例Ｉ－２に係るズームレンズ系の望遠端における、像ぶれ補正を行っていない基本状態及び像ぶれ補正状態での横収差図である。 図７は、実施の形態Ｉ－３（実施例Ｉ－３）に係るズームレンズ系の無限遠合焦状態を示すレンズ配置図である。 図８は、実施例Ｉ－３に係るズームレンズ系の無限遠合焦状態の縦収差図である。 図９は、実施例Ｉ－３に係るズームレンズ系の望遠端における、像ぶれ補正を行っていない基本状態及び像ぶれ補正状態での横収差図である。 図１０は、実施の形態Ｉ－４（実施例Ｉ－４）に係るズームレンズ系の無限遠合焦状態を示すレンズ配置図である。 図１１は、実施例Ｉ－４に係るズームレンズ系の無限遠合焦状態の縦収差図である。 図１２は、実施例Ｉ－４に係るズームレンズ系の望遠端における、像ぶれ補正を行っていない基本状態及び像ぶれ補正状態での横収差図である。 図１３は、実施の形態Ｉ－５（実施例Ｉ－５）に係るズームレンズ系の無限遠合焦状態を示すレンズ配置図である。 図１４は、実施例Ｉ－５に係るズームレンズ系の無限遠合焦状態の縦収差図である。 図１５は、実施例Ｉ－５に係るズームレンズ系の望遠端における、像ぶれ補正を行っていない基本状態及び像ぶれ補正状態での横収差図である。 図１６は、実施の形態Ｉ－６（実施例Ｉ－６）に係るズームレンズ系の無限遠合焦状態を示すレンズ配置図である。 図１７は、実施例Ｉ－６に係るズームレンズ系の無限遠合焦状態の縦収差図である。 図１８は、実施例Ｉ－６に係るズームレンズ系の望遠端における、像ぶれ補正を行っていない基本状態及び像ぶれ補正状態での横収差図である。 図１９は、実施の形態Ｉ－７（実施例Ｉ－７）に係るズームレンズ系の無限遠合焦状態を示すレンズ配置図である。 図２０は、実施例Ｉ－７に係るズームレンズ系の無限遠合焦状態の縦収差図である。 図２１は、実施例Ｉ－７に係るズームレンズ系の望遠端における、像ぶれ補正を行っていない基本状態及び像ぶれ補正状態での横収差図である。 図２２は、実施の形態Ｉ－８（実施例Ｉ－８）に係るズームレンズ系の無限遠合焦状態を示すレンズ配置図である。 図２３は、実施例Ｉ－８に係るズームレンズ系の無限遠合焦状態の縦収差図である。 図２４は、実施例Ｉ－８に係るズームレンズ系の望遠端における、像ぶれ補正を行っていない基本状態及び像ぶれ補正状態での横収差図である。 図２５は、実施の形態Ｉ－９（実施例Ｉ－９）に係るズームレンズ系の無限遠合焦状態を示すレンズ配置図である。 図２６は、実施例Ｉ－９に係るズームレンズ系の無限遠合焦状態の縦収差図である。 図２７は、実施例Ｉ－９に係るズームレンズ系の望遠端における、像ぶれ補正を行っていない基本状態及び像ぶれ補正状態での横収差図である。 図２８は、実施の形態Ｉ－１０（実施例Ｉ－１０）に係るズームレンズ系の無限遠合焦状態を示すレンズ配置図である。 図２９は、実施例Ｉ－１０に係るズームレンズ系の無限遠合焦状態の縦収差図である。 図３０は、実施例Ｉ－１０に係るズームレンズ系の望遠端における、像ぶれ補正を行っていない基本状態及び像ぶれ補正状態での横収差図である。 図３１は、実施の形態Ｉ－１１に係るデジタルスチルカメラの概略構成図である。 図３２は、実施の形態II－１（実施例II－１）に係るズームレンズ系の無限遠合焦状態を示すレンズ配置図である。 図３３は、実施例II－１に係るズームレンズ系の無限遠合焦状態の縦収差図である。 図３４は、実施例II－１に係るズームレンズ系の望遠端における、像ぶれ補正を行っていない基本状態及び像ぶれ補正状態での横収差図である。 図３５は、実施の形態II－２（実施例II－２）に係るズームレンズ系の無限遠合焦状態を示すレンズ配置図である。 図３６は、実施例II－２に係るズームレンズ系の無限遠合焦状態の縦収差図である。 図３７は、実施例II－２に係るズームレンズ系の望遠端における、像ぶれ補正を行っていない基本状態及び像ぶれ補正状態での横収差図である。 図３８は、実施の形態II－３（実施例II－３）に係るズームレンズ系の無限遠合焦状態を示すレンズ配置図である。 図３９は、実施例II－３に係るズームレンズ系の無限遠合焦状態の縦収差図である。 図４０は、実施例II－３に係るズームレンズ系の望遠端における、像ぶれ補正を行っていない基本状態及び像ぶれ補正状態での横収差図である。 図４１は、実施の形態II－４（実施例II－４）に係るズームレンズ系の無限遠合焦状態を示すレンズ配置図である。 図４２は、実施例II－４に係るズームレンズ系の無限遠合焦状態の縦収差図である。 図４３は、実施の形態II－５（実施例II－５）に係るズームレンズ系の無限遠合焦状態を示すレンズ配置図である。 図４４は、実施例II－５に係るズームレンズ系の無限遠合焦状態の縦収差図である。 図４５は、実施例II－５に係るズームレンズ系の望遠端における、像ぶれ補正を行っていない基本状態及び像ぶれ補正状態での横収差図である。 図４６は、実施の形態II－６（実施例II－６）に係るズームレンズ系の無限遠合焦状態を示すレンズ配置図である。 図４７は、実施例II－６に係るズームレンズ系の無限遠合焦状態の縦収差図である。 図４８は、実施例II－６に係るズームレンズ系の望遠端における、像ぶれ補正を行っていない基本状態及び像ぶれ補正状態での横収差図である。 図４９は、実施の形態II－７（実施例II－７）に係るズームレンズ系の無限遠合焦状態を示すレンズ配置図である。 図５０は、実施例II－７に係るズームレンズ系の無限遠合焦状態の縦収差図である。 図５１は、実施例II－７に係るズームレンズ系の望遠端における、像ぶれ補正を行っていない基本状態及び像ぶれ補正状態での横収差図である。 図５２は、実施の形態II－８（実施例II－８）に係るズームレンズ系の無限遠合焦状態を示すレンズ配置図である。 図５３は、実施例II－８に係るズームレンズ系の無限遠合焦状態の縦収差図である。 図５４は、実施例II－８に係るズームレンズ系の望遠端における、像ぶれ補正を行っていない基本状態及び像ぶれ補正状態での横収差図である。 図５５は、実施の形態II－９に係るデジタルスチルカメラの概略構成図である。

　（実施の形態Ｉ－１～１０）
　図１、４、７、１０、１３、１６、１９、２２、２５及び２８は、各々実施の形態Ｉ－１～１０に係るズームレンズ系のレンズ配置図である。

　図１、４、７、１０、１３、１６、１９、２２、２５及び２８は、いずれも無限遠合焦状態にあるズームレンズ系を表している。各図において、（ａ）図は広角端（最短焦点距離状態：焦点距離ｆ_Ｗ）のレンズ構成、（ｂ）図は中間位置（中間焦点距離状態：焦点距離ｆ_Ｍ＝√（ｆ_Ｗ＊ｆ_Ｔ））のレンズ構成、（ｃ）図は望遠端（最長焦点距離状態：焦点距離ｆ_Ｔ）のレンズ構成をそれぞれ表している。また各図において、（ａ）図と（ｂ）図との間に設けられた直線乃至曲線の矢印は、広角端から中間位置を経由して望遠端への、各レンズ群の動きを示す。さらに各図において、レンズ群に付された矢印は、無限遠合焦状態から近接物体合焦状態へのフォーカシングを表す。すなわち、無限遠合焦状態から近接物体合焦状態へのフォーカシングの際の移動方向を示している。

　各実施の形態に係るズームレンズ系は、物体側から像側へと順に、正のパワーを有する第１レンズ群Ｇ１と、負のパワーを有する第２レンズ群Ｇ２と、正のパワーを有する第３レンズ群Ｇ３と、正のパワーを有する第４レンズ群とを備え、ズーミングに際して、各レンズ群の間隔、すなわち、前記第１レンズ群と第２レンズ群との間隔、第２レンズ群と第３レンズ群との間隔、及び第３レンズ群と第４レンズ群との間隔がいずれも変化するように、各レンズ群が光軸に沿った方向にそれぞれ移動する。各実施の形態に係るズームレンズ系は、これら各レンズ群を所望のパワー配置にすることにより、高い光学性能を保持しつつ、レンズ系全体の小型化を可能にしている。

　なお図１、４、７、１０、１３、１６、１９、２２、２５及び２８において、特定の面に付されたアスタリスク＊は、該面が非球面であることを示している。また各図において、各レンズ群の符号に付された記号（＋）及び記号（－）は、各レンズ群のパワーの符号に対応する。また各図において、最も右側に記載された直線は、像面Ｓの位置を表し、該像面Ｓの物体側（像面Ｓと第４レンズ群Ｇ４の最像側レンズ面との間）には、光学的ローパスフィルタや撮像素子のフェースプレート等と等価な平行平板Ｐが設けられている。

　さらに図１、４、７、１０、１３、１６、１９、２２、２５及び２８において、第３レンズ群Ｇ３の最物体側に開口絞りＡが設けられており、該開口絞りＡは、撮像時の広角端から望遠端へのズーミングの際に、第３レンズ群Ｇ３と一体的に光軸上を移動する。

　図１に示すように、実施の形態Ｉ－１に係るズームレンズ系において、第１レンズ群Ｇ１は、物体側から像側へと順に、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状の第１レンズ素子Ｌ１と、物体側に凸面を向けた正メニスカス形状の第２レンズ素子Ｌ２とからなる。これら第１レンズ素子Ｌ１と第２レンズ素子Ｌ２とは接合されている。

　実施の形態Ｉ－１に係るズームレンズ系において、第２レンズ群Ｇ２は、物体側から像側へと順に、両凹形状の第３レンズ素子Ｌ３と、物体側に凸面を向けた正メニスカス形状の第４レンズ素子Ｌ４とからなる。第３レンズ素子Ｌ３は、その両面が非球面である。

　また実施の形態Ｉ－１に係るズームレンズ系において、第３レンズ群Ｇ３は、物体側から像側へと順に、物体側に凸面を向けた正メニスカス形状の第５レンズ素子Ｌ５と、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状の第６レンズ素子Ｌ６と、両凸形状の第７レンズ素子Ｌ７とからなる。これらのうち、第５レンズ素子Ｌ５と第６レンズ素子Ｌ６とは接合されている。また、第５レンズ素子Ｌ５は、その物体側面が非球面である。

　また実施の形態Ｉ－１に係るズームレンズ系において、第４レンズ群Ｇ４は、両凸形状の第８レンズ素子Ｌ８のみからなる。該第８レンズ素子Ｌ８は、その物体側面が非球面である。

　なお、実施の形態Ｉ－１に係るズームレンズ系において、像面Ｓの物体側（像面Ｓと第８レンズ素子Ｌ８との間）には、平行平板Ｐが設けられている。

　実施の形態Ｉ－１に係るズームレンズ系において、撮像時の広角端から望遠端へのズーミングの際に、第１レンズ群Ｇ１及び第３レンズ群Ｇ３は、物体側へ移動し、第２レンズ群Ｇ２は、像側に凸の軌跡を描いて像側へ移動し、第４レンズ群Ｇ４は、物体側に凸の軌跡を描いて像側へ移動する。すなわち、ズーミングに際して、第２レンズ群Ｇ２と第３レンズ群Ｇ３との間隔が減少するように、各レンズ群が光軸に沿ってそれぞれ移動する。

　図４に示すように、実施の形態Ｉ－２に係るズームレンズ系において、第１レンズ群Ｇ１は、物体側から像側へと順に、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状の第１レンズ素子Ｌ１と、両凸形状の第２レンズ素子Ｌ２とからなる。これら第１レンズ素子Ｌ１と第２レンズ素子Ｌ２とは接合されている。また、第２レンズ素子Ｌ２は、その像側面が非球面である。

　実施の形態Ｉ－２に係るズームレンズ系において、第２レンズ群Ｇ２は、物体側から像側へと順に、両凹形状の第３レンズ素子Ｌ３と、物体側に凸面を向けた正メニスカス形状の第４レンズ素子Ｌ４とからなる。第３レンズ素子Ｌ３は、その両面が非球面である。

　また実施の形態Ｉ－２に係るズームレンズ系において、第３レンズ群Ｇ３は、物体側から像側へと順に、両凸形状の第５レンズ素子Ｌ５と、両凹形状の第６レンズ素子Ｌ６と、両凸形状の第７レンズ素子Ｌ７とからなる。これらのうち、第５レンズ素子Ｌ５と第６レンズ素子Ｌ６とは接合されている。また、第５レンズ素子Ｌ５は、その物体側面が非球面である。

　また実施の形態Ｉ－２に係るズームレンズ系において、第４レンズ群Ｇ４は、両凸形状の第８レンズ素子Ｌ８のみからなる。該第８レンズ素子Ｌ８は、その物体側面が非球面である。

　なお、実施の形態Ｉ－２に係るズームレンズ系において、像面Ｓの物体側（像面Ｓと第８レンズ素子Ｌ８との間）には、平行平板Ｐが設けられている。

　実施の形態Ｉ－２に係るズームレンズ系において、撮像時の広角端から望遠端へのズーミングの際に、第１レンズ群Ｇ１及び第３レンズ群Ｇ３は、物体側へ移動し、第２レンズ群Ｇ２は、像側に凸の軌跡を描いて像側へ移動し、第４レンズ群Ｇ４は、物体側に凸の軌跡を描いて像側へ移動する。すなわち、ズーミングに際して、第２レンズ群Ｇ２と第３レンズ群Ｇ３との間隔が減少するように、各レンズ群が光軸に沿ってそれぞれ移動する。

　図７に示すように、実施の形態Ｉ－３に係るズームレンズ系において、第１レンズ群Ｇ１は、物体側から像側へと順に、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状の第１レンズ素子Ｌ１と、両凸形状の第２レンズ素子Ｌ２とからなる。これら第１レンズ素子Ｌ１と第２レンズ素子Ｌ２とは接合されている。また、第２レンズ素子Ｌ２は、その像側面が非球面である。

　実施の形態Ｉ－３に係るズームレンズ系において、第２レンズ群Ｇ２は、物体側から像側へと順に、両凹形状の第３レンズ素子Ｌ３と、物体側に凸面を向けた正メニスカス形状の第４レンズ素子Ｌ４とからなる。第３レンズ素子Ｌ３は、その両面が非球面である。

　また実施の形態Ｉ－３に係るズームレンズ系において、第３レンズ群Ｇ３は、物体側から像側へと順に、両凸形状の第５レンズ素子Ｌ５と、両凹形状の第６レンズ素子Ｌ６と、両凸形状の第７レンズ素子Ｌ７とからなる。これらのうち、第５レンズ素子Ｌ５と第６レンズ素子Ｌ６とは接合されている。また、第５レンズ素子Ｌ５は、その物体側面が非球面である。

　また実施の形態Ｉ－３に係るズームレンズ系において、第４レンズ群Ｇ４は、像側に凸面を向けた正メニスカス形状の第８レンズ素子Ｌ８のみからなる。該第８レンズ素子Ｌ８は、その物体側面が非球面である。

　なお、実施の形態Ｉ－３に係るズームレンズ系において、像面Ｓの物体側（像面Ｓと第８レンズ素子Ｌ８との間）には、平行平板Ｐが設けられている。

　実施の形態Ｉ－３に係るズームレンズ系において、撮像時の広角端から望遠端へのズーミングの際に、第１レンズ群Ｇ１及び第３レンズ群Ｇ３は、物体側へ移動し、第２レンズ群Ｇ２は、像側に凸の軌跡を描いて像側へ移動し、第４レンズ群Ｇ４は、物体側に凸の軌跡を描いて像側へ移動する。すなわち、ズーミングに際して、第２レンズ群Ｇ２と第３レンズ群Ｇ３との間隔が減少するように、各レンズ群が光軸に沿ってそれぞれ移動する。

　図１０に示すように、実施の形態Ｉ－４に係るズームレンズ系において、第１レンズ群Ｇ１は、物体側から像側へと順に、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状の第１レンズ素子Ｌ１と、両凸形状の第２レンズ素子Ｌ２とからなる。これら第１レンズ素子Ｌ１と第２レンズ素子Ｌ２とは接合されている。また、第２レンズ素子Ｌ２は、その像側面が非球面である。

　実施の形態Ｉ－４に係るズームレンズ系において、第２レンズ群Ｇ２は、物体側から像側へと順に、両凹形状の第３レンズ素子Ｌ３と、物体側に凸面を向けた正メニスカス形状の第４レンズ素子Ｌ４とからなる。第３レンズ素子Ｌ３は、その両面が非球面である。

　また実施の形態Ｉ－４に係るズームレンズ系において、第３レンズ群Ｇ３は、物体側から像側へと順に、両凸形状の第５レンズ素子Ｌ５と、両凹形状の第６レンズ素子Ｌ６と、両凸形状の第７レンズ素子Ｌ７とからなる。これらのうち、第５レンズ素子Ｌ５と第６レンズ素子Ｌ６とは接合されている。また、第５レンズ素子Ｌ５は、その物体側面が非球面である。

　また実施の形態Ｉ－４に係るズームレンズ系において、第４レンズ群Ｇ４は、像側に凸面を向けた正メニスカス形状の第８レンズ素子Ｌ８のみからなる。該第８レンズ素子Ｌ８は、その物体側面が非球面である。

　なお、実施の形態Ｉ－４に係るズームレンズ系において、像面Ｓの物体側（像面Ｓと第８レンズ素子Ｌ８との間）には、平行平板Ｐが設けられている。

　実施の形態Ｉ－４に係るズームレンズ系において、撮像時の広角端から望遠端へのズーミングの際に、第１レンズ群Ｇ１及び第３レンズ群Ｇ３は、物体側へ移動し、第２レンズ群Ｇ２は、像側に凸の軌跡を描いて像側へ移動し、第４レンズ群Ｇ４は、物体側に凸の軌跡を描いて像側へ移動する。すなわち、ズーミングに際して、第２レンズ群Ｇ２と第３レンズ群Ｇ３との間隔が減少するように、各レンズ群が光軸に沿ってそれぞれ移動する。

　図１３に示すように、実施の形態Ｉ－５に係るズームレンズ系において、第１レンズ群Ｇ１は、物体側から像側へと順に、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状の第１レンズ素子Ｌ１と、両凸形状の第２レンズ素子Ｌ２とからなる。これら第１レンズ素子Ｌ１と第２レンズ素子Ｌ２とは接合されている。また、第２レンズ素子Ｌ２は、その像側面が非球面である。

　実施の形態Ｉ－５に係るズームレンズ系において、第２レンズ群Ｇ２は、物体側から像側へと順に、両凹形状の第３レンズ素子Ｌ３と、物体側に凸面を向けた正メニスカス形状の第４レンズ素子Ｌ４とからなる。第３レンズ素子Ｌ３は、その両面が非球面である。

　また実施の形態Ｉ－５に係るズームレンズ系において、第３レンズ群Ｇ３は、物体側から像側へと順に、両凸形状の第５レンズ素子Ｌ５と、両凹形状の第６レンズ素子Ｌ６と、両凸形状の第７レンズ素子Ｌ７とからなる。これらのうち、第５レンズ素子Ｌ５と第６レンズ素子Ｌ６とは接合されている。また、第５レンズ素子Ｌ５は、その物体側面が非球面である。

　また実施の形態Ｉ－５に係るズームレンズ系において、第４レンズ群Ｇ４は、像側に凸面を向けた正メニスカス形状の第８レンズ素子Ｌ８のみからなる。該第８レンズ素子Ｌ８は、その物体側面が非球面である。

　なお、実施の形態Ｉ－５に係るズームレンズ系において、像面Ｓの物体側（像面Ｓと第８レンズ素子Ｌ８との間）には、平行平板Ｐが設けられている。

　実施の形態Ｉ－５に係るズームレンズ系において、撮像時の広角端から望遠端へのズーミングの際に、第１レンズ群Ｇ１及び第３レンズ群Ｇ３は、物体側へ移動し、第２レンズ群Ｇ２は、像側に凸の軌跡を描いて像側へ移動し、第４レンズ群Ｇ４は、物体側に凸の軌跡を描いて像側へ移動する。すなわち、ズーミングに際して、第２レンズ群Ｇ２と第３レンズ群Ｇ３との間隔が減少するように、各レンズ群が光軸に沿ってそれぞれ移動する。

　図１６に示すように、実施の形態Ｉ－６に係るズームレンズ系において、第１レンズ群Ｇ１は、物体側から像側へと順に、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状の第１レンズ素子Ｌ１と、両凸形状の第２レンズ素子Ｌ２とからなる。これら第１レンズ素子Ｌ１と第２レンズ素子Ｌ２とは接合されている。また、第２レンズ素子Ｌ２は、その像側面が非球面である。

　実施の形態Ｉ－６に係るズームレンズ系において、第２レンズ群Ｇ２は、物体側から像側へと順に、両凹形状の第３レンズ素子Ｌ３と、物体側に凸面を向けた正メニスカス形状の第４レンズ素子Ｌ４とからなる。第３レンズ素子Ｌ３は、その両面が非球面である。

　また実施の形態Ｉ－６に係るズームレンズ系において、第３レンズ群Ｇ３は、物体側から像側へと順に、物体側に凸面を向けた正メニスカス形状の第５レンズ素子Ｌ５と、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状の第６レンズ素子Ｌ６と、両凸形状の第７レンズ素子Ｌ７とからなる。これらのうち、第５レンズ素子Ｌ５と第６レンズ素子Ｌ６とは接合されている。また、第５レンズ素子Ｌ５は、その物体側面が非球面である。

　また実施の形態Ｉ－６に係るズームレンズ系において、第４レンズ群Ｇ４は、像側に凸面を向けた正メニスカス形状の第８レンズ素子Ｌ８のみからなる。該第８レンズ素子Ｌ８は、その物体側面が非球面である。

　なお、実施の形態Ｉ－６に係るズームレンズ系において、像面Ｓの物体側（像面Ｓと第８レンズ素子Ｌ８との間）には、平行平板Ｐが設けられている。

　実施の形態Ｉ－６に係るズームレンズ系において、撮像時の広角端から望遠端へのズーミングの際に、第１レンズ群Ｇ１及び第３レンズ群Ｇ３は、物体側へ移動し、第２レンズ群Ｇ２は、像側に凸の軌跡を描いて像側へ移動し、第４レンズ群Ｇ４は、物体側に凸の軌跡を描いて像側へ移動する。すなわち、ズーミングに際して、第２レンズ群Ｇ２と第３レンズ群Ｇ３との間隔が減少するように、各レンズ群が光軸に沿ってそれぞれ移動する。

　図１９に示すように、実施の形態Ｉ－７に係るズームレンズ系において、第１レンズ群Ｇ１は、物体側から像側へと順に、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状の第１レンズ素子Ｌ１と、両凸形状の第２レンズ素子Ｌ２とからなる。これら第１レンズ素子Ｌ１と第２レンズ素子Ｌ２とは接合されている。また、第２レンズ素子Ｌ２は、その像側面が非球面である。

　実施の形態Ｉ－７に係るズームレンズ系において、第２レンズ群Ｇ２は、物体側から像側へと順に、両凹形状の第３レンズ素子Ｌ３と、物体側に凸面を向けた正メニスカス形状の第４レンズ素子Ｌ４とからなる。第３レンズ素子Ｌ３は、その両面が非球面である。

　また実施の形態Ｉ－７に係るズームレンズ系において、第３レンズ群Ｇ３は、物体側から像側へと順に、両凸形状の第５レンズ素子Ｌ５と、両凹形状の第６レンズ素子Ｌ６と、両凸形状の第７レンズ素子Ｌ７とからなる。これらのうち、第５レンズ素子Ｌ５と第６レンズ素子Ｌ６とは接合されている。また、第５レンズ素子Ｌ５は、その物体側面が非球面である。

　また実施の形態Ｉ－７に係るズームレンズ系において、第４レンズ群Ｇ４は、像側に凸面を向けた正メニスカス形状の第８レンズ素子Ｌ８のみからなる。該第８レンズ素子Ｌ８は、その物体側面が非球面である。

　なお、実施の形態Ｉ－７に係るズームレンズ系において、像面Ｓの物体側（像面Ｓと第８レンズ素子Ｌ８との間）には、平行平板Ｐが設けられている。

　実施の形態Ｉ－７に係るズームレンズ系において、撮像時の広角端から望遠端へのズーミングの際に、第１レンズ群Ｇ１及び第３レンズ群Ｇ３は、物体側へ移動し、第２レンズ群Ｇ２は、像側に凸の軌跡を描いて像側へ移動し、第４レンズ群Ｇ４は、物体側に凸の軌跡を描いて像側へ移動する。すなわち、ズーミングに際して、第２レンズ群Ｇ２と第３レンズ群Ｇ３との間隔が減少するように、各レンズ群が光軸に沿ってそれぞれ移動する。

　図２２に示すように、実施の形態Ｉ－８に係るズームレンズ系において、第１レンズ群Ｇ１は、物体側から像側へと順に、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状の第１レンズ素子Ｌ１と、両凸形状の第２レンズ素子Ｌ２とからなる。これら第１レンズ素子Ｌ１と第２レンズ素子Ｌ２とは接合されている。また、第２レンズ素子Ｌ２は、その像側面が非球面である。

　実施の形態Ｉ－８に係るズームレンズ系において、第２レンズ群Ｇ２は、物体側から像側へと順に、両凹形状の第３レンズ素子Ｌ３と、物体側に凸面を向けた正メニスカス形状の第４レンズ素子Ｌ４とからなる。第３レンズ素子Ｌ３は、その両面が非球面である。

　また実施の形態Ｉ－８に係るズームレンズ系において、第３レンズ群Ｇ３は、物体側から像側へと順に、両凸形状の第５レンズ素子Ｌ５と、両凹形状の第６レンズ素子Ｌ６と、両凸形状の第７レンズ素子Ｌ７とからなる。これらのうち、第５レンズ素子Ｌ５と第６レンズ素子Ｌ６とは接合されている。また、第５レンズ素子Ｌ５は、その物体側面が非球面である。

　また実施の形態Ｉ－８に係るズームレンズ系において、第４レンズ群Ｇ４は、像側に凸面を向けた正メニスカス形状の第８レンズ素子Ｌ８のみからなる。該第８レンズ素子Ｌ８は、その物体側面が非球面である。

　なお、実施の形態Ｉ－８に係るズームレンズ系において、像面Ｓの物体側（像面Ｓと第８レンズ素子Ｌ８との間）には、平行平板Ｐが設けられている。

　実施の形態Ｉ－８に係るズームレンズ系において、撮像時の広角端から望遠端へのズーミングの際に、第１レンズ群Ｇ１及び第３レンズ群Ｇ３は、物体側へ移動し、第２レンズ群Ｇ２は、像側に凸の軌跡を描いて像側へ移動し、第４レンズ群Ｇ４は、物体側に凸の軌跡を描いて像側へ移動する。すなわち、ズーミングに際して、第２レンズ群Ｇ２と第３レンズ群Ｇ３との間隔が減少するように、各レンズ群が光軸に沿ってそれぞれ移動する。

　図２５に示すように、実施の形態Ｉ－９に係るズームレンズ系において、第１レンズ群Ｇ１は、物体側から像側へと順に、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状の第１レンズ素子Ｌ１と、物体側に凸面を向けた正メニスカス形状の第２レンズ素子Ｌ２とからなる。これら第１レンズ素子Ｌ１と第２レンズ素子Ｌ２とは接合されている。

　実施の形態Ｉ－９に係るズームレンズ系において、第２レンズ群Ｇ２は、物体側から像側へと順に、両凹形状の第３レンズ素子Ｌ３と、物体側に凸面を向けた正メニスカス形状の第４レンズ素子Ｌ４とからなる。第３レンズ素子Ｌ３は、その両面が非球面である。

　また実施の形態Ｉ－９に係るズームレンズ系において、第３レンズ群Ｇ３は、物体側から像側へと順に、物体側に凸面を向けた正メニスカス形状の第５レンズ素子Ｌ５と、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状の第６レンズ素子Ｌ６と、両凸形状の第７レンズ素子Ｌ７とからなる。これらのうち、第５レンズ素子Ｌ５と第６レンズ素子Ｌ６とは接合されている。また、第５レンズ素子Ｌ５は、その物体側面が非球面である。

　また実施の形態Ｉ－９に係るズームレンズ系において、第４レンズ群Ｇ４は、両凸形状の第８レンズ素子Ｌ８のみからなる。該第８レンズ素子Ｌ８は、その物体側面が非球面である。

　なお、実施の形態Ｉ－９に係るズームレンズ系において、像面Ｓの物体側（像面Ｓと第８レンズ素子Ｌ８との間）には、平行平板Ｐが設けられている。

　実施の形態Ｉ－９に係るズームレンズ系において、撮像時の広角端から望遠端へのズーミングの際に、第１レンズ群Ｇ１及び第３レンズ群Ｇ３は、物体側へ移動し、第２レンズ群Ｇ２は、像側に凸の軌跡を描いて像側へ移動し、第４レンズ群Ｇ４は、物体側に凸の軌跡を描いて像側へ移動する。すなわち、ズーミングに際して、第２レンズ群Ｇ２と第３レンズ群Ｇ３との間隔が減少するように、各レンズ群が光軸に沿ってそれぞれ移動する。

　図２８に示すように、実施の形態Ｉ－１０に係るズームレンズ系において、第１レンズ群Ｇ１は、物体側に凸面を向けた正メニスカス形状の第１レンズ素子Ｌ１のみからなる。

　実施の形態Ｉ－１０に係るズームレンズ系において、第２レンズ群Ｇ２は、物体側から像側へと順に、両凹形状の第２レンズ素子Ｌ２と、物体側に凸面を向けた正メニスカス形状の第３レンズ素子Ｌ３とからなる。第２レンズ素子Ｌ２は、その両面が非球面である。

　また実施の形態Ｉ－１０に係るズームレンズ系において、第３レンズ群Ｇ３は、物体側から像側へと順に、両凸形状の第４レンズ素子Ｌ４と、両凹形状の第５レンズ素子Ｌ５と、両凸形状の第６レンズ素子Ｌ６とからなる。これらのうち、第４レンズ素子Ｌ４と第５レンズ素子Ｌ５とは接合されている。また、第４レンズ素子Ｌ４は、その物体側面が非球面である。

　また実施の形態Ｉ－１０に係るズームレンズ系において、第４レンズ群Ｇ４は、両凸形状の第７レンズ素子Ｌ７のみからなる。該第７レンズ素子Ｌ７は、その物体側面が非球面である。

　なお、実施の形態Ｉ－１０に係るズームレンズ系において、像面Ｓの物体側（像面Ｓと第７レンズ素子Ｌ７との間）には、平行平板Ｐが設けられている。

　実施の形態Ｉ－１０に係るズームレンズ系において、撮像時の広角端から望遠端へのズーミングの際に、第１レンズ群Ｇ１及び第３レンズ群Ｇ３は、物体側へ移動し、第２レンズ群Ｇ２は、像側に凸の軌跡を描いて像側へ移動し、第４レンズ群Ｇ４は、物体側に凸の軌跡を描いて像側へ移動する。すなわち、ズーミングに際して、第２レンズ群Ｇ２と第３レンズ群Ｇ３との間隔が減少するように、各レンズ群が光軸に沿ってそれぞれ移動する。

　実施の形態Ｉ－１～１０に係るズームレンズ系では、第１レンズ群Ｇ１が１枚又は２枚のレンズ素子、第２レンズ群Ｇ２が２枚のレンズ素子、第３レンズ群Ｇ３が３枚のレンズ素子からなるので、光学全長（レンズ全長）が短いレンズ系となっている。

　実施の形態Ｉ－１～９に係るズームレンズ系では、第１レンズ群Ｇ１が、物体側から像側へと順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズ素子Ｌ１と、正レンズ素子Ｌ２とで構成され、かつ、これら２枚のレンズ素子が接合して接合レンズ素子を構成しているので、コンパクトなレンズ系となっている。またこのような構成により、色収差を良好に補正することができる。また実施の形態Ｉ－１０に係るズームレンズ系では、第１レンズ群Ｇ１が、物体側に凸面を向けた正メニスカス形状の第１レンズ素子Ｌ１のみで構成されるので、よりコンパクトで軽量なレンズ系となっている。なおこの場合には、第１レンズ群Ｇ１単独での色収差や球面収差の補正が困難となるため、望遠側のＦナンバーを比較的大きく（暗く）する必要がある。

　実施の形態Ｉ－１～１０に係るズームレンズ系では、第２レンズ群Ｇ２において、物体側のレンズ素子である第３レンズ素子Ｌ３又は第２レンズ素子Ｌ２が非球面を有するので、収差、特に広角端での歪曲収差をさらに良好に補正することができる。また、第３レンズ群Ｇ３において、物体側の正レンズ素子である第５レンズ素子Ｌ５又は第４レンズ素子Ｌ４が非球面を有するので、収差、特に球面収差をさらに良好に補正することができる。

　実施の形態Ｉ－１～９に係るズームレンズ系では、第３レンズ群Ｇ３が、物体側から像側へと順に、正のパワーを有する第５レンズ素子Ｌ５と、負のパワーを有する第６レンズ素子Ｌ６と、正のパワーを有する第７レンズ素子Ｌ７との３枚のレンズ素子で構成され、かつ、物体側の正レンズ素子である第５レンズ素子Ｌ５と第６レンズ素子Ｌ６とが接合して接合レンズ素子を構成しているので、正レンズ素子で発生する軸上収差が負レンズ素子で補正され、少ないレンズ枚数で良好な光学性能を得ている。また実施の形態Ｉ－１０に係るズームレンズ系では、第３レンズ群Ｇ３が、物体側から像側へと順に、正のパワーを有する第４レンズ素子Ｌ４と、負のパワーを有する第５レンズ素子Ｌ５と、正のパワーを有する第６レンズ素子Ｌ６との３枚のレンズ素子で構成され、かつ、物体側の正レンズ素子である第４レンズ素子Ｌ４と第５レンズ素子Ｌ５とが接合して接合レンズ素子を構成しているので、正レンズ素子で発生する軸上収差が負レンズ素子で補正され、少ないレンズ枚数で良好な光学性能を得ている。

　実施の形態Ｉ－１～１０に係るズームレンズ系では、さらに第４レンズ群Ｇ４が１枚のレンズ素子からなり、該レンズ素子が正のパワーを有するので、光学全長（レンズ全長）が短いレンズ系となっており、かつ、無限遠物体から近距離物体へフォーカスを行う場合には、各図に示すように第４レンズ群Ｇ４を物体側に繰り出すことで迅速なフォーカスを容易にしている。

　また実施の形態Ｉ－１～１０に係るズームレンズ系では、撮像時の広角端から望遠端へのズーミングの際に、第１レンズ群Ｇ１、第２レンズ群Ｇ２、第３レンズ群Ｇ３及び第４レンズ群Ｇ４を光軸に沿ってそれぞれ移動させてズーミングを行うが、これら第１レンズ群Ｇ１、第２レンズ群Ｇ２、第３レンズ群Ｇ３及び第４レンズ群Ｇ４のうちのいずれかのレンズ群、あるいは、各レンズ群の一部のサブレンズ群を光軸に直交する方向に移動させることによって、全系の振動による像点移動を補正する、すなわち、手ぶれ、振動等による像のぶれを光学的に補正することができる。

　全系の振動による像点移動を補正する際に、例えば第３レンズ群Ｇ３が光軸に直交する方向に移動することにより、ズームレンズ系全体の大型化を抑制してコンパクトに構成しながら、偏心コマ収差や偏心非点収差が小さい優れた結像特性を維持して像ぶれの補正を行うことができる。

　なお、前記各レンズ群の一部のサブレンズ群とは、１つのレンズ群が複数のレンズ素子で構成される場合、該複数のレンズ素子のうち、いずれか１枚のレンズ素子又は隣り合った複数のレンズ素子をいう。

　（実施の形態II－１～８）
　図３２、３５、３８、４１、４３、４６、４９及び５２は、各々実施の形態II－１～８に係るズームレンズ系のレンズ配置図である。

　図３２、３５、３８、４１、４３、４６、４９及び５２は、いずれも無限遠合焦状態にあるズームレンズ系を表している。各図において、（ａ）図は広角端（最短焦点距離状態：焦点距離ｆ_Ｗ）のレンズ構成、（ｂ）図は中間位置（中間焦点距離状態：焦点距離ｆ_Ｍ＝√（ｆ_Ｗ＊ｆ_Ｔ））のレンズ構成、（ｃ）図は望遠端（最長焦点距離状態：焦点距離ｆ_Ｔ）のレンズ構成をそれぞれ表している。また各図において、（ａ）図と（ｂ）図との間に設けられた直線乃至曲線の矢印は、広角端から中間位置を経由して望遠端への、各レンズ群の動きを示す。さらに各図において、レンズ群に付された矢印は、無限遠合焦状態から近接物体合焦状態へのフォーカシングを表す。すなわち、無限遠合焦状態から近接物体合焦状態へのフォーカシングの際の移動方向を示している。

　各実施の形態に係るズームレンズ系は、物体側から像側へと順に、正のパワーを有する第１レンズ群Ｇ１と、負のパワーを有する第２レンズ群Ｇ２と、正のパワーを有する第３レンズ群Ｇ３と、正のパワーを有する第４レンズ群とを備え、ズーミングに際して、各レンズ群の間隔、すなわち、前記第１レンズ群と第２レンズ群との間隔、第２レンズ群と第３レンズ群との間隔、及び第３レンズ群と第４レンズ群との間隔がいずれも変化するように、各レンズ群が光軸に沿った方向にそれぞれ移動する。各実施の形態に係るズームレンズ系は、これら各レンズ群を所望のパワー配置にすることにより、高い光学性能を保持しつつ、レンズ系全体の小型化を可能にしている。

　なお図３２、３５、３８、４１、４３、４６、４９及び５２において、特定の面に付されたアスタリスク＊は、該面が非球面であることを示している。また各図において、各レンズ群の符号に付された記号（＋）及び記号（－）は、各レンズ群のパワーの符号に対応する。また各図において、最も右側に記載された直線は、像面Ｓの位置を表し、該像面Ｓの物体側（像面Ｓと第４レンズ群Ｇ４の最像側レンズ面との間）には、光学的ローパスフィルタや撮像素子のフェースプレート等と等価な平行平板Ｐが設けられている。

　さらに図３２、３５、３８、４１、４３、４６、４９及び５２において、第３レンズ群Ｇ３の最物体側に開口絞りＡが設けられており、該開口絞りＡは、撮像時の広角端から望遠端へのズーミングの際に、第３レンズ群Ｇ３と一体的に光軸上を移動する。

　図３２に示すように、実施の形態II－１に係るズームレンズ系において、第１レンズ群Ｇ１は、物体側から像側へと順に、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状の第１レンズ素子Ｌ１と、両凸形状の第２レンズ素子Ｌ２とからなる。これら第１レンズ素子Ｌ１と第２レンズ素子Ｌ２とは接合されている。

　実施の形態II－１に係るズームレンズ系において、第２レンズ群Ｇ２は、物体側から像側へと順に、両凹形状の第３レンズ素子Ｌ３と、物体側に凸面を向けた正メニスカス形状の第４レンズ素子Ｌ４とからなる。第３レンズ素子Ｌ３は、その両面が非球面である。

　また実施の形態II－１に係るズームレンズ系において、第３レンズ群Ｇ３は、物体側から像側へと順に、物体側に凸面を向けた正メニスカス形状の第５レンズ素子Ｌ５と、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状の第６レンズ素子Ｌ６と、両凸形状の第７レンズ素子Ｌ７とからなる。これらのうち、第５レンズ素子Ｌ５と第６レンズ素子Ｌ６とは接合されている。また、第５レンズ素子Ｌ５は、その物体側面が非球面である。

　また実施の形態II－１に係るズームレンズ系において、第４レンズ群Ｇ４は、両凸形状の第８レンズ素子Ｌ８のみからなる。

　なお、実施の形態II－１に係るズームレンズ系において、像面Ｓの物体側（像面Ｓと第８レンズ素子Ｌ８との間）には、平行平板Ｐが設けられている。

　実施の形態II－１に係るズームレンズ系において、撮像時の広角端から望遠端へのズーミングの際に、第１レンズ群Ｇ１及び第３レンズ群Ｇ３は、物体側へ移動し、第２レンズ群Ｇ２は、像側に凸の軌跡を描いて像側へ移動し、第４レンズ群Ｇ４は、略単調に像側へ移動する。すなわち、ズーミングに際して、第２レンズ群Ｇ２と第３レンズ群Ｇ３との間隔が減少するように、各レンズ群が光軸に沿ってそれぞれ移動する。

　図３５に示すように、実施の形態II－２に係るズームレンズ系において、第１レンズ群Ｇ１は、物体側から像側へと順に、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状の第１レンズ素子Ｌ１と、両凸形状の第２レンズ素子Ｌ２とからなる。これら第１レンズ素子Ｌ１と第２レンズ素子Ｌ２とは接合されている。また、第２レンズ素子Ｌ２は、その像側面が非球面である。

　実施の形態II－２に係るズームレンズ系において、第２レンズ群Ｇ２は、物体側から像側へと順に、両凹形状の第３レンズ素子Ｌ３と、物体側に凸面を向けた正メニスカス形状の第４レンズ素子Ｌ４とからなる。第３レンズ素子Ｌ３は、その両面が非球面である。

　また実施の形態II－２に係るズームレンズ系において、第３レンズ群Ｇ３は、物体側から像側へと順に、両凸形状の第５レンズ素子Ｌ５と、両凹形状の第６レンズ素子Ｌ６と、両凸形状の第７レンズ素子Ｌ７とからなる。これらのうち、第５レンズ素子Ｌ５と第６レンズ素子Ｌ６とは接合されている。また、第５レンズ素子Ｌ５は、その物体側面が非球面である。

　また実施の形態II－２に係るズームレンズ系において、第４レンズ群Ｇ４は、両凸形状の第８レンズ素子Ｌ８のみからなる。該第８レンズ素子Ｌ８は、その物体側面が非球面である。

　なお、実施の形態II－２に係るズームレンズ系において、像面Ｓの物体側（像面Ｓと第８レンズ素子Ｌ８との間）には、平行平板Ｐが設けられている。

　実施の形態II－２に係るズームレンズ系において、撮像時の広角端から望遠端へのズーミングの際に、第１レンズ群Ｇ１及び第３レンズ群Ｇ３は、物体側へ移動し、第２レンズ群Ｇ２は、像側に凸の軌跡を描いて像側へ移動し、第４レンズ群Ｇ４は、物体側に凸の軌跡を描いて像側へ移動する。すなわち、ズーミングに際して、第２レンズ群Ｇ２と第３レンズ群Ｇ３との間隔が減少するように、各レンズ群が光軸に沿ってそれぞれ移動する。

　図３８に示すように、実施の形態II－３に係るズームレンズ系において、第１レンズ群Ｇ１は、物体側から像側へと順に、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状の第１レンズ素子Ｌ１と、両凸形状の第２レンズ素子Ｌ２とからなる。これら第１レンズ素子Ｌ１と第２レンズ素子Ｌ２とは接合されている。また、第２レンズ素子Ｌ２は、その像側面が非球面である。

　実施の形態II－３に係るズームレンズ系において、第２レンズ群Ｇ２は、物体側から像側へと順に、両凹形状の第３レンズ素子Ｌ３と、物体側に凸面を向けた正メニスカス形状の第４レンズ素子Ｌ４とからなる。第３レンズ素子Ｌ３は、その両面が非球面である。

　また実施の形態II－３に係るズームレンズ系において、第３レンズ群Ｇ３は、物体側から像側へと順に、両凸形状の第５レンズ素子Ｌ５と、両凹形状の第６レンズ素子Ｌ６と、両凸形状の第７レンズ素子Ｌ７とからなる。これらのうち、第５レンズ素子Ｌ５と第６レンズ素子Ｌ６とは接合されている。また、第５レンズ素子Ｌ５は、その物体側面が非球面である。

　また実施の形態II－３に係るズームレンズ系において、第４レンズ群Ｇ４は、像側に凸面を向けた正メニスカス形状の第８レンズ素子Ｌ８のみからなる。該第８レンズ素子Ｌ８は、その物体側面が非球面である。

　なお、実施の形態II－３に係るズームレンズ系において、像面Ｓの物体側（像面Ｓと第８レンズ素子Ｌ８との間）には、平行平板Ｐが設けられている。

　実施の形態II－３に係るズームレンズ系において、撮像時の広角端から望遠端へのズーミングの際に、第１レンズ群Ｇ１及び第３レンズ群Ｇ３は、物体側へ移動し、第２レンズ群Ｇ２は、像側に凸の軌跡を描いて像側へ移動し、第４レンズ群Ｇ４は、物体側に凸の軌跡を描いて像側へ移動する。すなわち、ズーミングに際して、第２レンズ群Ｇ２と第３レンズ群Ｇ３との間隔が減少するように、各レンズ群が光軸に沿ってそれぞれ移動する。

　図４１に示すように、実施の形態II－４に係るズームレンズ系において、第１レンズ群Ｇ１は、物体側から像側へと順に、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状の第１レンズ素子Ｌ１と、両凸形状の第２レンズ素子Ｌ２とからなる。これら第１レンズ素子Ｌ１と第２レンズ素子Ｌ２とは接合されている。また、第２レンズ素子Ｌ２は、その像側面が非球面である。

　実施の形態II－４に係るズームレンズ系において、第２レンズ群Ｇ２は、物体側から像側へと順に、両凹形状の第３レンズ素子Ｌ３と、物体側に凸面を向けた正メニスカス形状の第４レンズ素子Ｌ４とからなる。第３レンズ素子Ｌ３は、その両面が非球面である。

　また実施の形態II－４に係るズームレンズ系において、第３レンズ群Ｇ３は、物体側から像側へと順に、両凸形状の第５レンズ素子Ｌ５と、両凹形状の第６レンズ素子Ｌ６と、両凸形状の第７レンズ素子Ｌ７とからなる。これらのうち、第５レンズ素子Ｌ５と第６レンズ素子Ｌ６とは接合されている。また、第５レンズ素子Ｌ５は、その物体側面が非球面である。

　また実施の形態II－４に係るズームレンズ系において、第４レンズ群Ｇ４は、像側に凸面を向けた正メニスカス形状の第８レンズ素子Ｌ８のみからなる。該第８レンズ素子Ｌ８は、その物体側面が非球面である。

　なお、実施の形態II－４に係るズームレンズ系において、像面Ｓの物体側（像面Ｓと第８レンズ素子Ｌ８との間）には、平行平板Ｐが設けられている。

　実施の形態II－４に係るズームレンズ系において、撮像時の広角端から望遠端へのズーミングの際に、第１レンズ群Ｇ１及び第３レンズ群Ｇ３は、物体側へ移動し、第２レンズ群Ｇ２は、像側に凸の軌跡を描いて像側へ移動し、第４レンズ群Ｇ４は、物体側に凸の軌跡を描いて像側へ移動する。すなわち、ズーミングに際して、第２レンズ群Ｇ２と第３レンズ群Ｇ３との間隔が減少するように、各レンズ群が光軸に沿ってそれぞれ移動する。

　図４３に示すように、実施の形態II－５に係るズームレンズ系において、第１レンズ群Ｇ１は、物体側から像側へと順に、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状の第１レンズ素子Ｌ１と、両凸形状の第２レンズ素子Ｌ２とからなる。これら第１レンズ素子Ｌ１と第２レンズ素子Ｌ２とは接合されている。また、第２レンズ素子Ｌ２は、その像側面が非球面である。

　実施の形態II－５に係るズームレンズ系において、第２レンズ群Ｇ２は、物体側から像側へと順に、両凹形状の第３レンズ素子Ｌ３と、物体側に凸面を向けた正メニスカス形状の第４レンズ素子Ｌ４とからなる。第３レンズ素子Ｌ３は、その両面が非球面である。

　また実施の形態II－５に係るズームレンズ系において、第３レンズ群Ｇ３は、物体側から像側へと順に、物体側に凸面を向けた正メニスカス形状の第５レンズ素子Ｌ５と、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状の第６レンズ素子Ｌ６と、両凸形状の第７レンズ素子Ｌ７とからなる。これらのうち、第５レンズ素子Ｌ５と第６レンズ素子Ｌ６とは接合されている。また、第５レンズ素子Ｌ５は、その物体側面が非球面である。

　また実施の形態II－５に係るズームレンズ系において、第４レンズ群Ｇ４は、像側に凸面を向けた正メニスカス形状の第８レンズ素子Ｌ８のみからなる。該第８レンズ素子Ｌ８は、その物体側面が非球面である。

　なお、実施の形態II－５に係るズームレンズ系において、像面Ｓの物体側（像面Ｓと第８レンズ素子Ｌ８との間）には、平行平板Ｐが設けられている。

　実施の形態II－５に係るズームレンズ系において、撮像時の広角端から望遠端へのズーミングの際に、第１レンズ群Ｇ１及び第３レンズ群Ｇ３は、物体側へ移動し、第２レンズ群Ｇ２は、像側に凸の軌跡を描いて像側へ移動し、第４レンズ群Ｇ４は、物体側に凸の軌跡を描いて像側へ移動する。すなわち、ズーミングに際して、第２レンズ群Ｇ２と第３レンズ群Ｇ３との間隔が減少するように、各レンズ群が光軸に沿ってそれぞれ移動する。

　図４６に示すように、実施の形態II－６に係るズームレンズ系において、第１レンズ群Ｇ１は、物体側から像側へと順に、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状の第１レンズ素子Ｌ１と、両凸形状の第２レンズ素子Ｌ２とからなる。これら第１レンズ素子Ｌ１と第２レンズ素子Ｌ２とは接合されている。また、第２レンズ素子Ｌ２は、その像側面が非球面である。

　実施の形態II－６に係るズームレンズ系において、第２レンズ群Ｇ２は、物体側から像側へと順に、両凹形状の第３レンズ素子Ｌ３と、物体側に凸面を向けた正メニスカス形状の第４レンズ素子Ｌ４とからなる。第３レンズ素子Ｌ３は、その両面が非球面である。

　また実施の形態６に係るズームレンズ系において、第３レンズ群Ｇ３は、物体側から像側へと順に、物体側に凸面を向けた正メニスカス形状の第５レンズ素子Ｌ５と、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状の第６レンズ素子Ｌ６と、両凸形状の第７レンズ素子Ｌ７とからなる。これらのうち、第５レンズ素子Ｌ５と第６レンズ素子Ｌ６とは接合されている。また、第５レンズ素子Ｌ５は、その物体側面が非球面である。

　また実施の形態II－６に係るズームレンズ系において、第４レンズ群Ｇ４は、像側に凸面を向けた正メニスカス形状の第８レンズ素子Ｌ８のみからなる。該第８レンズ素子Ｌ８は、その物体側面が非球面である。

　なお、実施の形態II－６に係るズームレンズ系において、像面Ｓの物体側（像面Ｓと第８レンズ素子Ｌ８との間）には、平行平板Ｐが設けられている。

　実施の形態II－６に係るズームレンズ系において、撮像時の広角端から望遠端へのズーミングの際に、第１レンズ群Ｇ１及び第３レンズ群Ｇ３は、物体側へ移動し、第２レンズ群Ｇ２は、像側に凸の軌跡を描いて像側へ移動し、第４レンズ群Ｇ４は、物体側に凸の軌跡を描いて像側へ移動する。すなわち、ズーミングに際して、第２レンズ群Ｇ２と第３レンズ群Ｇ３との間隔が減少するように、各レンズ群が光軸に沿ってそれぞれ移動する。

　図４９に示すように、実施の形態II－７に係るズームレンズ系において、第１レンズ群Ｇ１は、物体側から像側へと順に、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状の第１レンズ素子Ｌ１と、両凸形状の第２レンズ素子Ｌ２とからなる。これら第１レンズ素子Ｌ１と第２レンズ素子Ｌ２とは接合されている。また、第２レンズ素子Ｌ２は、その像側面が非球面である。

　実施の形態II－７に係るズームレンズ系において、第２レンズ群Ｇ２は、物体側から像側へと順に、両凹形状の第３レンズ素子Ｌ３と、物体側に凸面を向けた正メニスカス形状の第４レンズ素子Ｌ４とからなる。第３レンズ素子Ｌ３は、その両面が非球面である。

　また実施の形態II－７に係るズームレンズ系において、第３レンズ群Ｇ３は、物体側から像側へと順に、両凸形状の第５レンズ素子Ｌ５と、両凹形状の第６レンズ素子Ｌ６と、両凸形状の第７レンズ素子Ｌ７とからなる。これらのうち、第５レンズ素子Ｌ５と第６レンズ素子Ｌ６とは接合されている。また、第５レンズ素子Ｌ５は、その物体側面が非球面である。

　また実施の形態II－７に係るズームレンズ系において、第４レンズ群Ｇ４は、像側に凸面を向けた正メニスカス形状の第８レンズ素子Ｌ８のみからなる。該第８レンズ素子Ｌ８は、その物体側面が非球面である。

　なお、実施の形態II－７に係るズームレンズ系において、像面Ｓの物体側（像面Ｓと第８レンズ素子Ｌ８との間）には、平行平板Ｐが設けられている。

　実施の形態II－７に係るズームレンズ系において、撮像時の広角端から望遠端へのズーミングの際に、第１レンズ群Ｇ１及び第３レンズ群Ｇ３は、物体側へ移動し、第２レンズ群Ｇ２は、像側に凸の軌跡を描いて像側へ移動し、第４レンズ群Ｇ４は、物体側に凸の軌跡を描いて像側へ移動する。すなわち、ズーミングに際して、第２レンズ群Ｇ２と第３レンズ群Ｇ３との間隔が減少するように、各レンズ群が光軸に沿ってそれぞれ移動する。

　図５２に示すように、実施の形態II－８に係るズームレンズ系において、第１レンズ群Ｇ１は、物体側から像側へと順に、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状の第１レンズ素子Ｌ１と、両凸形状の第２レンズ素子Ｌ２とからなる。これら第１レンズ素子Ｌ１と第２レンズ素子Ｌ２とは接合されている。また、第２レンズ素子Ｌ２は、その像側面が非球面である。

　実施の形態II－８に係るズームレンズ系において、第２レンズ群Ｇ２は、物体側から像側へと順に、両凹形状の第３レンズ素子Ｌ３と、物体側に凸面を向けた正メニスカス形状の第４レンズ素子Ｌ４とからなる。第３レンズ素子Ｌ３は、その両面が非球面である。

　また実施の形態II－８に係るズームレンズ系において、第３レンズ群Ｇ３は、物体側から像側へと順に、物体側に凸面を向けた正メニスカス形状の第５レンズ素子Ｌ５と、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状の第６レンズ素子Ｌ６と、両凸形状の第７レンズ素子Ｌ７とからなる。これらのうち、第５レンズ素子Ｌ５と第６レンズ素子Ｌ６とは接合されている。また、第５レンズ素子Ｌ５は、その物体側面が非球面である。

　また実施の形態II－８に係るズームレンズ系において、第４レンズ群Ｇ４は、像側に凸面を向けた正メニスカス形状の第８レンズ素子Ｌ８のみからなる。該第８レンズ素子Ｌ８は、その物体側面が非球面である。

　なお、実施の形態II－８に係るズームレンズ系において、像面Ｓの物体側（像面Ｓと第８レンズ素子Ｌ８との間）には、平行平板Ｐが設けられている。

　実施の形態II－８に係るズームレンズ系において、撮像時の広角端から望遠端へのズーミングの際に、第１レンズ群Ｇ１及び第３レンズ群Ｇ３は、物体側へ移動し、第２レンズ群Ｇ２は、像側に凸の軌跡を描いて像側へ移動し、第４レンズ群Ｇ４は、物体側に凸の軌跡を描いて像側へ移動する。すなわち、ズーミングに際して、第２レンズ群Ｇ２と第３レンズ群Ｇ３との間隔が減少するように、各レンズ群が光軸に沿ってそれぞれ移動する。

　実施の形態II－１～８に係るズームレンズ系では、第１レンズ群Ｇ１が２枚のレンズ素子、第２レンズ群Ｇ２が２枚のレンズ素子、第３レンズ群Ｇ３が３枚のレンズ素子からなるので、光学全長（レンズ全長）が短いレンズ系となっている。

　実施の形態II－１～８に係るズームレンズ系では、第１レンズ群Ｇ１が、物体側から像側へと順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズ素子Ｌ１と、正レンズ素子Ｌ２とで構成され、かつ、これら２枚のレンズ素子が接合して接合レンズ素子を構成しているので、コンパクトなレンズ系となっている。またこのような構成により、色収差を良好に補正することができる。

　実施の形態II－１～８に係るズームレンズ系では、第２レンズ群Ｇ２において、物体側のレンズ素子である第３レンズ素子Ｌ３が非球面を有するので、収差、特に広角端での歪曲収差をさらに良好に補正することができる。また、第３レンズ群Ｇ３において、物体側の正レンズ素子である第５レンズ素子Ｌ５が非球面を有するので、収差、特に球面収差をさらに良好に補正することができる。

　実施の形態II－１～８に係るズームレンズ系では、第３レンズ群Ｇ３が、物体側から像側へと順に、正のパワーを有する第５レンズ素子Ｌ５と、負のパワーを有する第６レンズ素子Ｌ６と、正のパワーを有する第７レンズ素子Ｌ７との３枚のレンズ素子で構成され、かつ、物体側の正レンズ素子である第５レンズ素子Ｌ５と第６レンズ素子Ｌ６とが接合して接合レンズ素子を構成しているので、正レンズ素子で発生する軸上収差が負レンズ素子で補正され、少ないレンズ枚数で良好な光学性能を得ている。

　実施の形態II－１～８に係るズームレンズ系では、さらに第４レンズ群Ｇ４が１枚のレンズ素子からなり、該レンズ素子が正のパワーを有するので、光学全長（レンズ全長）が短いレンズ系となっており、かつ、無限遠物体から近距離物体へフォーカスを行う場合には、各図に示すように第４レンズ群Ｇ４を物体側に繰り出すことで迅速なフォーカスを容易にしている。

　また実施の形態II－１～８に係るズームレンズ系では、撮像時の広角端から望遠端へのズーミングの際に、第１レンズ群Ｇ１、第２レンズ群Ｇ２、第３レンズ群Ｇ３及び第４レンズ群Ｇ４を光軸に沿ってそれぞれ移動させてズーミングを行うが、これら第１レンズ群Ｇ１、第２レンズ群Ｇ２、第３レンズ群Ｇ３及び第４レンズ群Ｇ４のうちのいずれかのレンズ群、あるいは、各レンズ群の一部のサブレンズ群を光軸に直交する方向に移動させることによって、全系の振動による像点移動を補正する、すなわち、手ぶれ、振動等による像のぶれを光学的に補正することができる。

　全系の振動による像点移動を補正する際に、例えば第３レンズ群Ｇ３が光軸に直交する方向に移動することにより、ズームレンズ系全体の大型化を抑制してコンパクトに構成しながら、偏心コマ収差や偏心非点収差が小さい優れた結像特性を維持して像ぶれの補正を行うことができる。

　なお、前記各レンズ群の一部のサブレンズ群とは、１つのレンズ群が複数のレンズ素子で構成される場合、該複数のレンズ素子のうち、いずれか１枚のレンズ素子又は隣り合った複数のレンズ素子をいう。

　以下、例えば実施の形態Ｉ－１～１０及びII－１～８に係るズームレンズ系のごときズームレンズ系が満足することが好ましい条件を説明する。なお、各実施の形態に係るズームレンズ系に対して、複数の好ましい条件が規定されるが、これら複数の条件すべてを満足するズームレンズ系の構成が最も望ましい。しかしながら、個別の条件を満足することにより、それぞれ対応する効果を奏するズームレンズ系を得ることも可能である。

　例えば実施の形態Ｉ－１～１０に係るズームレンズ系のように、物体側から像側へと順に、正のパワーを有する第１レンズ群と、負のパワーを有する第２レンズ群と、正のパワーを有する第３レンズ群と、正のパワーを有する第４レンズ群とを備え、第１レンズ群が２枚以下のレンズ素子で構成され、第２レンズ群が２枚のレンズ素子で構成され、第３レンズ群が物体側から像側へと順に、正のパワーを有する物体側レンズ素子と、負のパワーを有するレンズ素子と、正のパワーを有する像側レンズ素子との３枚のレンズ素子で構成されている（以下、このレンズ構成を、実施の形態の基本構成Ｉという）ズームレンズ系、及び、例えば実施の形態II－１～８に係るズームレンズ系のように、物体側から像側へと順に、正のパワーを有する第１レンズ群と、負のパワーを有する第２レンズ群と、正のパワーを有する第３レンズ群と、正のパワーを有する第４レンズ群とを備え、第１レンズ群が負のパワーを有するレンズ素子と正のパワーを有するレンズ素子との２枚のレンズ素子で構成され、該負のパワーを有するレンズ素子と正のパワーを有するレンズ素子とが接合して接合レンズ素子を構成し、第２レンズ群が２枚のレンズ素子で構成され、第３レンズ群が３枚のレンズ素子で構成されている（以下、このレンズ構成を、実施の形態の基本構成IIという）ズームレンズ系は、以下の条件（ａ－１）及び（ｂ－２）を満足する。
　　ω_Ｗ≧３６　・・・（ａ－１）
　　ｆ_Ｔ／ｆ_Ｗ＞４．５　・・・（ｂ－２）
ここで、
　ω_Ｗ：広角端での半画角（°）、
　ｆ_Ｔ：望遠端での全系の焦点距離、
　ｆ_Ｗ：広角端での全系の焦点距離
である。

　例えば実施の形態Ｉ－１～１０に係るズームレンズ系のように、基本構成Ｉを有するズームレンズ系、及び、例えば実施の形態II－１～８に係るズームレンズ系のように、基本構成IIを有するズームレンズ系は、以下の条件（２－１）を満足することが好ましい。
　　－２．３＜ｆ_２／ｆ_Ｗ＜－１．５　・・・（２－１）
ここで、
　ｆ_２：第２レンズ群の合成焦点距離、
　ｆ_Ｗ：広角端での全系の焦点距離
である。

　前記条件（２－１）は、第２レンズ群の適切な焦点距離を規定している。条件（２－１）の上限を上回ると、第２レンズ群の焦点距離が大きくなり過ぎ、ズーミングの際に第２レンズ群の移動量が増大するため、４．５倍を超えるズーミング比のズームレンズ系をコンパクトに達成することが困難になる恐れがある。一方、条件（２－１）の下限を下回ると、第２レンズ群の焦点距離が小さくなり過ぎ、第２レンズ群の移動に伴う収差変動を補正することが困難になる恐れがある。

　なお、さらに以下の条件（２－１）’及び（２－１）’’の少なくとも１つを満足することにより、前記効果をさらに奏功させることができる。
　　－２．１＜ｆ_２／ｆ_Ｗ　・・・（２－１）’
　　ｆ_２／ｆ_Ｗ＜－１．７　・・・（２－１）’’

　例えば実施の形態Ｉ－１～１０に係るズームレンズ系のように、基本構成Ｉを有するズームレンズ系、及び、例えば実施の形態II－１～８に係るズームレンズ系のように、基本構成IIを有するズームレンズ系は、以下の条件（３－１）を満足することが好ましい。
　　０．４＜（β_２Ｔ／β_２Ｗ）／（β_３Ｔ／β_３Ｗ）＜１．３　・・・（３－１）
ここで、
　β_２Ｔ：第２レンズ群の望遠端での横倍率、
　β_２Ｗ：第２レンズ群の広角端での横倍率、
　β_３Ｔ：第３レンズ群の望遠端での横倍率、
　β_３Ｗ：第３レンズ群の広角端での横倍率
である。

　前記条件（３－１）は、第２レンズ群の横倍率変化と第３レンズ群の横倍率変化との比を規定している。条件（３－１）の上限を上回ると、第２レンズ群の変倍負担が過剰になり、パワー増大による収差の発生、特に望遠端での像面湾曲や倍率色収差等の軸外収差の発生を抑制することが困難になる恐れがある。一方、条件（３－１）の下限を下回ると、第３レンズ群の移動量増大によるレンズ系の大型化や、第３レンズ群のパワー増大による収差の発生、特に望遠端での球面収差等の軸上収差の発生を抑制することが困難になる恐れがある。

　なお、さらに以下の条件（３－１）’を満足することにより、前記効果をさらに奏功させることができる。
　　０．５＜（β_２Ｔ／β_２Ｗ）／（β_３Ｔ／β_３Ｗ）　・・・（３－１）’

　例えば実施の形態Ｉ－１～１０に係るズームレンズ系のように、基本構成Ｉを有するズームレンズ系、及び、例えば実施の形態II－１～８に係るズームレンズ系のように、基本構成IIを有するズームレンズ系は、以下の条件（４－１）を満足することが好ましい。
　　０．６＜Ｍ_１／Ｍ_３＜１．５　・・・（４－１）
ここで、
　Ｍ_１：広角端から望遠端へのズーミング時の、第１レンズ群の光軸方向の移動量（像側から物体側への移動を正とする）、
　Ｍ_３：広角端から望遠端へのズーミング時の、第３レンズ群の光軸方向の移動量（像側から物体側への移動を正とする）
である。

　前記条件（４－１）は、第１レンズ群の光軸方向の移動量と第３レンズ群の光軸方向の移動量との比を規定している。条件（４－１）の上限を上回ると、第１レンズ群の移動量が大きく、光学全長が長くなるため沈胴時のレンズ鏡筒が大きくなり、コンパクトなズームレンズ系を達成することが困難になる恐れがある。一方、条件（４－１）の下限を下回ると、第３レンズ群の移動量が大きくなり過ぎ、像面湾曲や倍率色収差の補正が困難になる恐れがある。

　なお、さらに以下の条件（４－１）’及び（４－１）’’の少なくとも１つを満足することにより、前記効果をさらに奏功させることができる。
　　０．８＜Ｍ_１／Ｍ_３　・・・（４－１）’
　　Ｍ_１／Ｍ_３＜１．２　・・・（４－１）’’

　例えば実施の形態Ｉ－１～１０に係るズームレンズ系のように、基本構成Ｉを有し、第２レンズ群が正のパワーを有するレンズ素子を含むズームレンズ系、及び、例えば実施の形態II－１～８に係るズームレンズ系のように、基本構成IIを有し、第２レンズ群が正のパワーを有するレンズ素子を含むズームレンズ系は、以下の条件（５）を満足することが好ましい。
　　１．８８＜ｎｄ_２ｐ＜２．２０　・・・（５）
ここで、
　ｎｄ_２ｐ：第２レンズ群の正のパワーを有するレンズ素子の、ｄ線に対する屈折率
である。

　前記条件（５）は、第２レンズ群の正のパワーを有するレンズ素子の屈折率を規定している。条件（５）の上限を上回ると、レンズ材料の量産が困難になる恐れがある。一方、条件（５）の下限を下回ると、広角端における像面湾曲及び歪曲収差、広角端から望遠端における全ズーム域でのコマ収差の補正が困難になる恐れがある。

　なお、さらに以下の条件（５）’及び（５）’’の少なくとも１つを満足することにより、前記効果をさらに奏功させることができる。
　　１．９０＜ｎｄ_２ｐ　・・・（５）’
　　ｎｄ_２ｐ＜２．１５　・・・（５）’’

　例えば実施の形態Ｉ－１～１０に係るズームレンズ系のように、基本構成Ｉを有し、第２レンズ群が負のパワーを有するレンズ素子を含むズームレンズ系、及び、例えば実施の形態II－１～８に係るズームレンズ系のように、基本構成IIを有し、第２レンズ群が負のパワーを有するレンズ素子を含むズームレンズ系は、以下の条件（６）を満足することが好ましい。
　　０．３５＜（ｒ_２ｎａ＋ｒ_２ｎｂ）／（ｒ_２ｎａ－ｒ_２ｎｂ）＜１．２０　・・・（６）
ここで、
　ｒ_２ｎａ：第２レンズ群の負のパワーを有するレンズ素子の、物体側面の曲率半径、
　ｒ_２ｎｂ：第２レンズ群の負のパワーを有するレンズ素子の、像側面の曲率半径
である。

　前記条件（６）は、第２レンズ群の負のパワーを有するレンズ素子のシェイプファクターを規定している。条件（６）の上限を上回ると、広角端における像面湾曲及び歪曲収差の補正が困難になる恐れがある。一方、条件（６）の下限を下回ると、広角端から望遠端における全ズーム域でのコマ収差の補正が困難になる恐れがある。

　なお、さらに以下の条件（６）’及び（６）’’の少なくとも１つを満足することにより、前記効果をさらに奏功させることができる。
　　０．５９＜（ｒ_２ｎａ＋ｒ_２ｎｂ）／（ｒ_２ｎａ－ｒ_２ｎｂ）　・・・（６）’
　　（ｒ_２ｎａ＋ｒ_２ｎｂ）／（ｒ_２ｎａ－ｒ_２ｎｂ）＜０．９０　・・・（６）’’

　例えば実施の形態Ｉ－１～１０に係るズームレンズ系のように、基本構成Ｉを有し、第２レンズ群が、物体側から像側へと順に、負のパワーを有するレンズ素子と、正のパワーを有するレンズ素子との２枚のレンズ素子で構成されるズームレンズ系、及び、例えば実施の形態II－１～８に係るズームレンズ系のように、基本構成IIを有し、第２レンズ群が、物体側から像側へと順に、負のパワーを有するレンズ素子と、正のパワーを有するレンズ素子との２枚のレンズ素子で構成されるズームレンズ系は、以下の条件（７）を満足することが好ましい。
　　－８．５＜（ｒ_２ｎｂ＋ｒ_２ｐａ）／（ｒ_２ｎｂ－ｒ_２ｐａ）＜－３．５　・・・（７）
ここで、
　ｒ_２ｎｂ：第２レンズ群の負のパワーを有するレンズ素子の、像側面の曲率半径、
　ｒ_２ｐａ：第２レンズ群の正のパワーを有するレンズ素子の、物体側面の曲率半径
である。

　前記条件（７）は、第２レンズ群を構成する２枚のレンズ素子間の空気レンズのシェイプファクターを規定している。条件（７）の上限を上回ると、広角端における像面湾曲及び歪曲収差の補正が困難になる恐れがある。一方、条件（７）の下限を下回ると、広角端から望遠端における全ズーム域でのコマ収差の補正が困難になる恐れがある。

　なお、さらに以下の条件（７）’及び（７）’’の少なくとも１つを満足することにより、前記効果をさらに奏功させることができる。
　　－８．０＜（ｒ_２ｎｂ＋ｒ_２ｐａ）／（ｒ_２ｎｂ－ｒ_２ｐａ）　・・・（７）’
　　（ｒ_２ｎｂ＋ｒ_２ｐａ）／（ｒ_２ｎｂ－ｒ_２ｐａ）＜－５．０　・・・（７）’’

　例えば実施の形態Ｉ－１～１０に係るズームレンズ系のように、基本構成Ｉを有し、第１レンズ群が正のパワーを有するレンズ素子を含むズームレンズ系、及び、例えば実施の形態II－１～８に係るズームレンズ系のように、基本構成IIを有するズームレンズ系は、以下の条件（８）を満足することが好ましい。
　　－１．８＜（ｒ_１ｐａ＋ｒ_１ｐｂ）／（ｒ_１ｐａ－ｒ_１ｐｂ）＜０．０　・・・（８）
ここで、
　ｒ_１ｐａ：第１レンズ群の正のパワーを有するレンズ素子の、物体側面の曲率半径、
　ｒ_１ｐｂ：第１レンズ群の正のパワーを有するレンズ素子の、像側面の曲率半径
である。

　前記条件（８）は、第１レンズ群の正のパワーを有するレンズ素子のシェイプファクターを規定している。条件（８）の上限を上回ると、望遠端におけるコマ収差の補正が困難になる恐れがある。一方、条件（８）の下限を下回ると、広角端における像面湾曲の補正が困難になる恐れがある。

　なお、さらに以下の条件（８）’及び（８）’’の少なくとも１つを満足することにより、前記効果をさらに奏功させることができる。
　　－１．２＜（ｒ_１ｐａ＋ｒ_１ｐｂ）／（ｒ_１ｐａ－ｒ_１ｐｂ）　・・・（８）’
　　（ｒ_１ｐａ＋ｒ_１ｐｂ）／（ｒ_１ｐａ－ｒ_１ｐｂ）＜－０．２　・・・（８）’’

　例えば実施の形態Ｉ－１～１０に係るズームレンズ系のように、基本構成Ｉを有するズームレンズ系、及び、例えば実施の形態II－１～８に係るズームレンズ系のように、基本構成IIを有するズームレンズ系は、以下の条件（９）を満足することが好ましい。
　　１．８７＜ｆ_３／ｆ_Ｗ＜３．００　・・・（９）
ここで、
　ｆ_３：第３レンズ群の合成焦点距離、
　ｆ_Ｗ：広角端での全系の焦点距離
である。

　前記条件（９）は、第３レンズ群の適切な焦点距離を規定している。条件（９）の上限を上回ると、第３レンズ群の焦点距離が大きくなり過ぎ、コンパクトなズームレンズ系を達成することが困難になる恐れがある。また、条件（９）の上限を上回ると、ぶれ補正のために例えば第３レンズ群を光軸に対して垂直方向に移動させる場合、その移動量が大きくなり過ぎ、望ましくない。一方、条件（９）の下限を下回ると、第３レンズ群の焦点距離が小さくなり過ぎ、第３レンズ群の収差補正能力が過剰になって、諸収差の補正バランスが悪くなり、コンパクトなズームレンズ系を達成することが困難になる恐れがある。

　なお、さらに以下の条件（９）’及び（９）’’の少なくとも１つを満足することにより、前記効果をさらに奏功させることができる。
　　１．９０＜ｆ_３／ｆ_Ｗ　・・・（９）’
　　ｆ_３／ｆ_Ｗ＜２．１０　・・・（９）’’

　例えば実施の形態Ｉ－１～１０に係るズームレンズ系のように、基本構成Ｉを有するズームレンズ系、及び、例えば実施の形態II－１～８に係るズームレンズ系のように、基本構成IIを有し、第３レンズ群が物体側から像側へと順に、正のパワーを有する物体側レンズ素子と、負のパワーを有するレンズ素子と、正のパワーを有する像側レンズ素子との３枚のレンズ素子で構成されるズームレンズ系は、以下の条件（１０）を満足することが好ましい。
　　０．５＜ｆ_３ＩＬ／ｆ_３＜１．５　・・・（１０）
ここで、
　ｆ_３ＩＬ：第３レンズ群の正のパワーを有する像側レンズ素子の焦点距離、
　ｆ_３：第３レンズ群の合成焦点距離
である。

　前記条件（１０）は、第３レンズ群の正のパワーを有する像側レンズ素子の適切な焦点距離を規定している。条件（１０）の上限を上回ると、光学全長を短くすることができるが、球面収差やコマ収差を他のレンズ素子でバランス良く補正することが困難になる恐れがある。一方、条件（１０）の下限を下回ると、球面収差やコマ収差を他のレンズ素子でバランス良く補正することができるが、光学全長を短くすることが困難になる恐れがある。

　なお、さらに以下の条件（１０）’及び（１０）’’の少なくとも１つを満足することにより、前記効果をさらに奏功させることができる。
　　１．０＜ｆ_３ＩＬ／ｆ_３　・・・（１０）’
　　ｆ_３ＩＬ／ｆ_３＜１．３　・・・（１０）’’

　例えば実施の形態Ｉ－１～１０に係るズームレンズ系のように、基本構成Ｉを有するズームレンズ系、及び、例えば実施の形態II－１～８に係るズームレンズ系のように、基本構成IIを有し、第３レンズ群が物体側から像側へと順に、正のパワーを有する物体側レンズ素子と、負のパワーを有するレンズ素子と、正のパワーを有する像側レンズ素子との３枚のレンズ素子で構成されるズームレンズ系は、以下の条件（１１）を満足することが好ましい。
　　－１．００＜ｆ_３ｎ／ｆ_３＜－０．２５　・・・（１１）
ここで、
　ｆ_３ｎ：第３レンズ群の負のパワーを有するレンズ素子の焦点距離、
　ｆ_３：第３レンズ群の合成焦点距離
である。

　前記条件（１１）は、第３レンズ群の負のパワーを有するレンズ素子の適切な焦点距離を規定している。条件（１１）の上限を上回ると、光学全長を短くすることができるが、球面収差やコマ収差を他のレンズ素子でバランス良く補正することが困難になる恐れがある。一方、条件（１１）の下限を下回ると、球面収差やコマ収差を他のレンズ素子でバランス良く補正することができるが、光学全長を短くすることが困難になる恐れがある。

　なお、さらに以下の条件（１１）’及び（１１）’’の少なくとも１つを満足することにより、前記効果をさらに奏功させることができる。
　　－０．５０＜ｆ_３ｎ／ｆ_３　・・・（１１）’
　　ｆ_３ｎ／ｆ_３＜－０．３５　・・・（１１）’’

　実施の形態Ｉ－１～１０及びII－１～８に係るズームレンズ系を構成している各レンズ群は、入射光線を屈折により偏向させる屈折型レンズ素子（すなわち、異なる屈折率を有する媒質同士の界面で偏向が行われるタイプのレンズ素子）のみで構成されているが、これに限定されるものではない。例えば、回折により入射光線を偏向させる回折型レンズ素子、回折作用と屈折作用との組み合わせで入射光線を偏向させる屈折・回折ハイブリッド型レンズ素子、入射光線を媒質内の屈折率分布により偏向させる屈折率分布型レンズ素子等で、各レンズ群を構成してもよい。特に、屈折・回折ハイブリッド型レンズ素子において、屈折率の異なる媒質の界面に回折構造を形成すると、回折効率の波長依存性が改善されるので、好ましい。

　さらに各実施の形態では、像面Ｓの物体側（像面Ｓと第４レンズ群Ｇ４の最像側レンズ面との間）には、光学的ローパスフィルタや撮像素子のフェースプレート等と等価な平行平板Ｐを配置する構成を示したが、このローパスフィルタとしては、所定の結晶軸方向が調整された水晶等を材料とする複屈折型ローパスフィルタや、必要とされる光学的な遮断周波数の特性を回折効果により達成する位相型ローパスフィルタ等が適用可能である。

（実施の形態Ｉ－１１）
　図３１は、実施の形態Ｉ－１１に係るデジタルスチルカメラの概略構成図である。図３１において、デジタルスチルカメラは、ズームレンズ系１とＣＣＤである撮像素子２とを含む撮像装置と、液晶モニタ３と、筐体４とから構成される。ズームレンズ系１として、実施の形態Ｉ－１に係るズームレンズ系が用いられている。図３１において、ズームレンズ系１は、第１レンズ群Ｇ１と、第２レンズ群Ｇ２と、開口絞りＡと、第３レンズ群Ｇ３と、第４レンズ群Ｇ４とから構成されている。筐体４は、前側にズームレンズ系１が配置され、ズームレンズ系１の後側には、撮像素子２が配置されている。筐体４の後側に液晶モニタ３が配置され、ズームレンズ系１による被写体の光学的な像が像面Ｓに形成される。

　鏡筒は、主鏡筒５と、移動鏡筒６と、円筒カム７とで構成されている。円筒カム７を回転させると、第１レンズ群Ｇ１、第２レンズ群Ｇ２、開口絞りＡと第３レンズ群Ｇ３及び第４レンズ群Ｇ４が撮像素子２を基準にした所定の位置に移動し、広角端から望遠端までのズーミングを行うことができる。第４レンズ群Ｇ４はフォーカス調整用モータにより光軸方向に移動可能である。

　こうして、デジタルスチルカメラに実施の形態Ｉ－１に係るズームレンズ系を用いることにより、解像度及び像面湾曲を補正する能力が高く、非使用時の光学全長が短い小型のデジタルスチルカメラを提供することができる。なお、図３１に示したデジタルスチルカメラには、実施の形態Ｉ－１に係るズームレンズ系の替わりに実施の形態Ｉ－２～１０に係るズームレンズ系のいずれかを用いてもよい。また、図３１に示したデジタルスチルカメラの光学系は、動画像を対象とするデジタルビデオカメラに用いることもできる。この場合、静止画像だけでなく、解像度の高い動画像を撮影することができる。

　なお、本実施の形態Ｉ－１１に係るデジタルスチルカメラでは、ズームレンズ系１として実施の形態Ｉ－１～１０に係るズームレンズ系を示したが、これらのズームレンズ系は、全てのズーミング域を使用する必要はない。すなわち、所望のズーミング域に応じて、光学性能が確保されている範囲を切り出し、実施の形態Ｉ－１～１０で説明したズームレンズ系よりも低倍率のズームレンズ系として使用してもよい。

　さらに、実施の形態Ｉ－１１では、いわゆる沈胴構成の鏡筒にズームレンズ系を適用した例を示したが、これに限られない。例えば、第１レンズ群Ｇ１内等の任意の位置に、内部反射面を持つプリズムや、表面反射ミラーを配置し、いわゆる屈曲構成の鏡筒にズームレンズ系を適用してもよい。さらに、実施の形態Ｉ－１１において、第２レンズ群Ｇ２全体、第３レンズ群Ｇ３全体、第２レンズ群Ｇ２あるいは第３レンズ群Ｇ３の一部等のズームレンズ系を構成している一部のレンズ群を、沈胴時に光軸上から退避させる、いわゆるスライディング鏡筒にズームレンズ系を適用してもよい。

　また、以上説明した実施の形態Ｉ－１～１０に係るズームレンズ系と、ＣＣＤやＣＭＯＳ等の撮像素子とから構成される撮像装置を、携帯電話機器、ＰＤＡ（Ｐｅｒｓｏｎａｌ　Ｄｉｇｉｔａｌ　Ａｓｓｉｓｔａｎｃｅ）、監視システムにおける監視カメラ、Ｗｅｂカメラ、車載カメラ等に適用することもできる。

（実施の形態II－９）
　図５５は、実施の形態II－９に係るデジタルスチルカメラの概略構成図である。図５５において、デジタルスチルカメラは、ズームレンズ系１とＣＣＤである撮像素子２とを含む撮像装置と、液晶モニタ３と、筐体４とから構成される。ズームレンズ系１として、実施の形態II－１に係るズームレンズ系が用いられている。図５５において、ズームレンズ系１は、第１レンズ群Ｇ１と、第２レンズ群Ｇ２と、開口絞りＡと、第３レンズ群Ｇ３と、第４レンズ群Ｇ４とから構成されている。筐体４は、前側にズームレンズ系１が配置され、ズームレンズ系１の後側には、撮像素子２が配置されている。筐体４の後側に液晶モニタ３が配置され、ズームレンズ系１による被写体の光学的な像が像面Ｓに形成される。

　鏡筒は、主鏡筒５と、移動鏡筒６と、円筒カム７とで構成されている。円筒カム７を回転させると、第１レンズ群Ｇ１、第２レンズ群Ｇ２、開口絞りＡと第３レンズ群Ｇ３及び第４レンズ群Ｇ４が撮像素子２を基準にした所定の位置に移動し、広角端から望遠端までのズーミングを行うことができる。第４レンズ群Ｇ４はフォーカス調整用モータにより光軸方向に移動可能である。

　こうして、デジタルスチルカメラに実施の形態II－１に係るズームレンズ系を用いることにより、解像度及び像面湾曲を補正する能力が高く、非使用時の光学全長が短い小型のデジタルスチルカメラを提供することができる。なお、図５５に示したデジタルスチルカメラには、実施の形態II－１に係るズームレンズ系の替わりに実施の形態II－２～８に係るズームレンズ系のいずれかを用いてもよい。また、図５５に示したデジタルスチルカメラの光学系は、動画像を対象とするデジタルビデオカメラに用いることもできる。この場合、静止画像だけでなく、解像度の高い動画像を撮影することができる。

　なお、本実施の形態II－９に係るデジタルスチルカメラでは、ズームレンズ系１として実施の形態II－１～８に係るズームレンズ系を示したが、これらのズームレンズ系は、全てのズーミング域を使用する必要はない。すなわち、所望のズーミング域に応じて、光学性能が確保されている範囲を切り出し、実施の形態II－１～８で説明したズームレンズ系よりも低倍率のズームレンズ系として使用してもよい。

　さらに、実施の形態II－９では、いわゆる沈胴構成の鏡筒にズームレンズ系を適用した例を示したが、これに限られない。例えば、第１レンズ群Ｇ１内等の任意の位置に、内部反射面を持つプリズムや、表面反射ミラーを配置し、いわゆる屈曲構成の鏡筒にズームレンズ系を適用してもよい。さらに、実施の形態II－９において、第２レンズ群Ｇ２全体、第３レンズ群Ｇ３全体、第２レンズ群Ｇ２あるいは第３レンズ群Ｇ３の一部等のズームレンズ系を構成している一部のレンズ群を、沈胴時に光軸上から退避させる、いわゆるスライディング鏡筒にズームレンズ系を適用してもよい。

　また、以上説明した実施の形態II－１～８に係るズームレンズ系と、ＣＣＤやＣＭＯＳ等の撮像素子とから構成される撮像装置を、携帯電話機器、ＰＤＡ（Ｐｅｒｓｏｎａｌ　Ｄｉｇｉｔａｌ　Ａｓｓｉｓｔａｎｃｅ）、監視システムにおける監視カメラ、Ｗｅｂカメラ、車載カメラ等に適用することもできる。

　以下、実施の形態Ｉ－１～１０及びII－１～８に係るズームレンズ系を具体的に実施した数値実施例を説明する。なお、各数値実施例において、表中の長さの単位はすべて「ｍｍ」であり、画角の単位はすべて「°」である。また、各数値実施例において、ｒは曲率半径、ｄは面間隔、ｎｄはｄ線に対する屈折率、ｖｄはｄ線に対するアッベ数である。また、各数値実施例において、＊印を付した面は非球面であり、非球面形状は次式で定義している。

ここで、κは円錐定数、Ａ４、Ａ６、Ａ８及びＡ１０は、それぞれ４次、６次、８次及び１０次の非球面係数である。

　図２、５、８、１１、１４、１７、２０、２３、２６及び２９は、各々実施の形態Ｉ－１～１０に係るズームレンズ系の縦収差図である。

　図３３、３６、３９、４２、４４、４７、５０及び５３は、各々実施の形態II－１～８に係るズームレンズ系の縦収差図である。

　各縦収差図において、（ａ）図は広角端、（ｂ）図は中間位置、（ｃ）図は望遠端における各収差を表す。各縦収差図は、左側から順に、球面収差（ＳＡ（ｍｍ））、非点収差（ＡＳＴ（ｍｍ））、歪曲収差（ＤＩＳ（％））を示す。球面収差図において、縦軸はＦナンバー（図中、Ｆで示す）を表し、実線はｄ線（ｄ－ｌｉｎｅ）、短破線はＦ線（Ｆ－ｌｉｎｅ）、長破線はＣ線（Ｃ－ｌｉｎｅ）の特性である。非点収差図において、縦軸は像高（図中、Ｈで示す）を表し、実線はサジタル平面（図中、ｓで示す）、破線はメリディオナル平面（図中、ｍで示す）の特性である。歪曲収差図において、縦軸は像高（図中、Ｈで示す）を表す。

　また図３、６、９、１２、１５、１８、２１、２４、２７及び３０は、各々実施の形態Ｉ－１～１０に係るズームレンズ系の望遠端における横収差図である。

　また図３４、３７、４０、４５、４８、５１及び５４は、各々実施の形態II－１～３及び５～８に係るズームレンズ系の望遠端における横収差図である。

　各横収差図において、上段３つの収差図は、望遠端における像ぶれ補正を行っていない基本状態、下段３つの収差図は、第３レンズ群Ｇ３全体を光軸と垂直な方向に所定量移動させた望遠端における像ぶれ補正状態に、それぞれ対応する。基本状態の各横収差図のうち、上段は最大像高の７０％の像点における横収差、中段は軸上像点における横収差、下段は最大像高の－７０％の像点における横収差に、それぞれ対応する。像ぶれ補正状態の各横収差図のうち、上段は最大像高の７０％の像点における横収差、中段は軸上像点における横収差、下段は最大像高の－７０％の像点における横収差に、それぞれ対応する。また各横収差図において、横軸は瞳面上での主光線からの距離を表し、実線はｄ線（ｄ－ｌｉｎｅ）、短破線はＦ線（Ｆ－ｌｉｎｅ）、長破線はＣ線（Ｃ－ｌｉｎｅ）の特性である。なお各横収差図において、メリディオナル平面を、第１レンズ群Ｇ１の光軸と第３レンズ群Ｇ３の光軸とを含む平面としている。

　なお、各実施例のズームレンズ系について、望遠端における、像ぶれ補正状態での第３レンズ群Ｇ３の光軸と垂直な方向への移動量は、以下に示すとおりである。

　撮影距離が∞で望遠端において、ズームレンズ系が０．３°だけ傾いた場合の像偏心量は、第３レンズ群Ｇ３全体が光軸と垂直な方向に上記の各値だけ平行移動するときの像偏心量に等しい。

　各横収差図から明らかなように、軸上像点における横収差の対称性は良好であることがわかる。また、＋７０％像点における横収差と－７０％像点における横収差とを基本状態で比較すると、いずれも湾曲度が小さく、収差曲線の傾斜がほぼ等しいことから、偏心コマ収差、偏心非点収差が小さいことがわかる。このことは、像ぶれ補正状態であっても充分な結像性能が得られていることを意味している。また、ズームレンズ系の像ぶれ補正角が同じ場合には、ズームレンズ系全体の焦点距離が短くなるにつれて、像ぶれ補正に必要な平行移動量が減少する。したがって、いずれのズーム位置であっても、０．３°までの像ぶれ補正角に対して、結像特性を低下させることなく充分な像ぶれ補正を行うことが可能である。

（数値実施例Ｉ－１）
　数値実施例Ｉ－１のズームレンズ系は、図１に示した実施の形態Ｉ－１に対応する。数値実施例Ｉ－１のズームレンズ系の面データを表Ｉ－１に、非球面データを表Ｉ－２に、各種データを表Ｉ－３に示す。

表　Ｉ－１（面データ）
  面番号         r           d           nd         vd                
    物面             ∞                                               
     1         34.17398     0.80000     1.84666    23.8               
     2         23.28840     3.20000     1.72916    54.7               
     3       5217.68300        可変                                   
     4*      -101.29280     1.20000     1.85976    40.6               
     5*         5.58800     1.94000                                   
     6          8.33970     1.70000     1.94595    18.0               
     7         14.57504        可変                                   
   8(絞り)           ∞     0.00000                                   
     9*         4.49421     2.50000     1.77377    47.2               
    10         49.59507     0.40000     1.80518    25.5               
    11          4.00635     0.50000                                   
    12         15.55736     1.80000     1.72916    54.7               
    13        -14.61304        可変                                   
    14*        33.73569     1.80000     1.58913    61.3               
    15        -33.83382        可変                                   
    16               ∞     1.00000     1.51680    64.2               
    17               ∞        (BF)                                   
    像面             ∞                                               

表　Ｉ－２（非球面データ）
  第4面
   K= 0.00000E+00, A4= 1.31031E-04, A6=-1.09009E-06, A8= 0.00000E+00 
   A10= 0.00000E+00 
  第5面
   K=-3.29074E+00, A4= 2.12847E-03, A6=-4.41308E-05, A8= 1.38765E-06 
   A10=-1.96733E-08 
  第9面
   K=-3.35821E-01, A4=-1.87980E-04, A6= 2.72768E-05, A8=-8.64444E-06 
   A10= 9.43500E-07 
  第14面
   K= 0.00000E+00, A4= 6.36985E-05, A6= 2.61378E-06, A8=-4.23871E-08 
   A10= 0.00000E+00

表　Ｉ－３（各種データ）
  ズーム比     4.70670
                広角      中間      望遠
  焦点距離       5.1677   11.2241   24.3226
 Ｆナンバー     3.26552   3.95949   6.17921
    画角        38.2451   18.4933    8.9525
    像高         3.8300    3.8300    3.8300
 レンズ全長     42.0558   44.3663   50.2027
    ＢＦ        0.49262   0.49148   0.49424
    d3           0.6000    9.2713   11.8247 
    d7          16.3737    6.6282    1.3000 
    d13          2.4277    5.0960   17.3459 
    d15          5.3218    6.0394    2.3979 
 入射瞳位置     11.9231   24.8818   26.5373
 射出瞳位置    -14.8030  -20.5171  -84.7163
 前側主点位置   15.3448   30.1092   43.9172
 後側主点位置   36.8881   33.1422   25.8801
単レンズデータ
  レンズ     始面     焦点距離
     1         1      -89.3631
     2         2       32.0735
     3         4       -6.1279
     4         6       18.1963
     5         9        6.2362
     6        10       -5.4342
     7        12       10.6008
     8        14       28.9594
ズームレンズ群データ
  群   始面    焦点距離  レンズ構成長    前側主点位置  後側主点位置
   1      1    50.88919     4.00000        -0.12750       1.59066
   2      4   -10.02146     4.84000         0.08964       1.49662
   3      8    10.73240     5.20000        -0.44561       1.35068
   4     14    28.95942     1.80000         0.57117       1.22717
ズームレンズ群倍率
  群   始面    広角       中間       望遠
   1      1    0.00000    0.00000    0.00000
   2      4   -0.26534   -0.34441   -0.37754
   3      8   -0.50578   -0.87494   -1.47619
   4     14    0.75668    0.73194    0.85759

（数値実施例Ｉ－２）
　数値実施例Ｉ－２のズームレンズ系は、図４に示した実施の形態Ｉ－２に対応する。数値実施例Ｉ－２のズームレンズ系の面データを表Ｉ－４に、非球面データを表Ｉ－５に、各種データを表Ｉ－６に示す。

表　Ｉ－４（面データ）
  面番号         r           d           nd         vd                
    物面             ∞                                               
     1         40.17948     0.80000     1.84666    23.8               
     2         23.56264     2.90000     1.72916    54.7               
     3*       -78.62613        可変                                   
     4*       -32.30717     0.90000     1.85976    40.6               
     5*         5.22240     1.57660                                   
     6          8.00312     1.70000     1.94595    18.0               
     7         16.49725        可変                                   
   8(絞り)           ∞     0.00000                                   
     9*         4.75256     2.50000     1.85976    40.6               
    10        -35.91834     0.40000     1.84666    23.8               
    11          4.16751     0.60000                                   
    12         27.28345     1.70000     1.72916    54.7               
    13        -10.06040        可変                                   
    14*        69.06646     1.80000     1.58913    61.3               
    15        -16.68187        可変                                   
    16               ∞     1.00000     1.51680    64.2               
    17               ∞        (BF)                                   
    像面             ∞                                               

表　Ｉ－５（非球面データ）
  第3面
   K= 0.00000E+00, A4= 1.00635E-05, A6= 2.00336E-08, A8=-3.67849E-10 
   A10= 2.09570E-12 
  第4面
   K= 0.00000E+00, A4= 2.19524E-04, A6=-2.78331E-06, A8= 1.69876E-08 
   A10=-7.33419E-11 
  第5面
   K=-3.55559E+00, A4= 2.64501E-03, A6=-6.55344E-05, A8= 1.99956E-06 
   A10=-3.03716E-08 
  第9面
   K=-3.36052E-01, A4=-2.56554E-04, A6=-1.09572E-05, A8= 1.81372E-06 
   A10= 2.49143E-07 
  第14面
   K= 0.00000E+00, A4= 2.98603E-05, A6= 1.32897E-05, A8=-5.35963E-07 
   A10= 9.83328E-09

表　Ｉ－６（各種データ）
  ズーム比     4.80457
                広角      中間      望遠
  焦点距離       4.5752    9.4589   21.9817
 Ｆナンバー     3.24164   3.96792   5.48053
    画角        42.9876   21.6472    9.8964
    像高         3.8300    3.8300    3.8300
 レンズ全長     38.0247   39.2126   47.0138
    ＢＦ        0.50403   0.48145   0.48595
    d3           0.5000    6.3389   13.3987 
    d7          14.1500    6.0612    1.4500 
    d13          2.0480    5.3574   13.2555 
    d15          4.9461    5.0970    2.5471 
 入射瞳位置     10.1008   18.1127   32.5124
 射出瞳位置    -15.0312  -23.3115  -81.9242
 前側主点位置   13.3286   23.8112   48.6308
 後側主点位置   33.4496   29.7537   25.0321
単レンズデータ
  レンズ     始面     焦点距離
     1         1      -68.8117
     2         2       25.1648
     3         4       -5.1717
     4         6       14.9749
     5         9        5.0246
     6        10       -4.3904
     7        12       10.2776
     8        14       22.9863
ズームレンズ群データ
  群   始面    焦点距離  レンズ構成長    前側主点位置  後側主点位置
   1      1    39.89001     3.70000         0.69584       2.25671
   2      4    -8.69175     4.17660        -0.10633       1.12937
   3      8     9.93739     5.20000         0.05910       1.65467
   4     14    22.98629     1.80000         0.91949       1.57791
ズームレンズ群倍率
  群   始面    広角       中間       望遠
   1      1    0.00000    0.00000    0.00000
   2      4   -0.29603   -0.36951   -0.52797
   3      8   -0.53474   -0.89256   -1.25795
   4     14    0.72455    0.71897    0.82971

（数値実施例Ｉ－３）
　数値実施例Ｉ－３のズームレンズ系は、図７に示した実施の形態Ｉ－３に対応する。数値実施例Ｉ－３のズームレンズ系の面データを表Ｉ－７に、非球面データを表Ｉ－８に、各種データを表Ｉ－９に示す。

表　Ｉ－７（面データ）
  面番号         r           d           nd         vd                
    物面             ∞                                               
     1         41.02146     0.80000     1.84666    23.8               
     2         22.94949     2.90000     1.72916    54.7               
     3*       -67.14728        可変                                   
     4*       -29.93103     0.90000     1.85976    40.6               
     5*         5.46456     1.36330                                   
     6          7.77602     1.70000     1.94595    18.0               
     7         15.86423        可変                                   
   8(絞り)           ∞     0.00000                                   
     9*         4.80894     2.50000     1.85976    40.6               
    10        -17.74441     0.40000     1.84666    23.8               
    11          4.20335     0.60000                                   
    12         31.08621     1.70000     1.88300    40.8               
    13        -13.05352        可変                                   
    14*      -351.70210     1.80000     1.58913    61.3               
    15        -13.85677        可変                                   
    16               ∞     1.00000     1.51680    64.2               
    17               ∞        (BF)                                   
    像面             ∞                                               

表　Ｉ－８（非球面データ）
  第3面
   K= 0.00000E+00, A4= 1.28200E-05, A6= 4.77959E-08, A8=-1.86769E-09 
   A10= 1.77279E-11 
  第4面
   K= 0.00000E+00, A4= 2.18900E-04, A6=-2.69906E-06, A8= 1.79580E-08 
   A10=-8.75673E-11 
  第5面
   K=-3.91033E+00, A4= 2.61805E-03, A6=-6.55634E-05, A8= 2.01069E-06 
   A10=-2.88747E-08 
  第9面
   K=-3.23663E-01, A4=-2.30616E-04, A6=-5.24116E-06, A8= 7.79597E-07 
   A10= 2.49143E-07 
  第14面
   K= 0.00000E+00, A4=-3.12216E-05, A6= 2.03557E-05, A8=-1.20427E-06 
   A10= 2.70800E-08

表　Ｉ－９（各種データ）
  ズーム比     4.71121
                広角      中間      望遠
  焦点距離       5.1452   11.1841   24.2400
 Ｆナンバー     3.42188   4.22392   5.78635
    画角        39.6255   18.5721    8.9850
    像高         3.8300    3.8300    3.8300
 レンズ全長     37.9988   39.3104   46.9908
    ＢＦ        0.50333   0.49039   0.48704
    d3           0.5000    6.5774   12.9775 
    d7          13.7284    5.1752    1.4500 
    d13          2.0537    5.2917   13.8767 
    d15          5.5502    6.1124    2.5363 
 入射瞳位置     10.3440   18.4859   31.7927
 射出瞳位置    -15.3270  -23.3750  -79.0858
 前側主点位置   13.8169   24.4288   48.6485
 後側主点位置   32.8536   28.1263   22.7507
単レンズデータ
  レンズ     始面     焦点距離
     1         1      -62.8019
     2         2       23.7796
     3         4       -5.3122
     4         6       14.6288
     5         9        4.6384
     6        10       -3.9805
     7        12       10.6028
     8        14       24.4372
ズームレンズ群データ
  群   始面    焦点距離  レンズ構成長    前側主点位置  後側主点位置
   1      1    38.39690     3.70000         0.79630       2.35434
   2      4    -8.99282     3.96330        -0.01055       1.26577
   3      8    10.19180     5.20000        -0.11865       1.64853
   4     14    24.43722     1.80000         1.17683       1.84637
ズームレンズ群倍率
  群   始面    広角       中間       望遠
   1      1    0.00000    0.00000    0.00000
   2      4   -0.32619   -0.41844   -0.59589
   3      8   -0.56490   -0.98777   -1.24463
   4     14    0.72720    0.70473    0.85120

（数値実施例Ｉ－４）
　数値実施例Ｉ－４のズームレンズ系は、図１０示した実施の形態Ｉ－４に対応する。数値実施例Ｉ－４のズームレンズ系の面データを表Ｉ－１０、非球面データを表Ｉ－１１に、各種データを表Ｉ－１２に示す。

表　Ｉ－１０（面データ）
  面番号         r           d           nd         vd                
    物面             ∞                                               
     1         52.01161     0.70000     2.14422    17.5               
     2         30.29174     2.70000     1.88300    40.8               
     3*       -68.93172        可変                                   
     4*       -29.25016     0.90000     1.85976    40.6               
     5*         5.57991     1.29350                                   
     6          7.75524     1.70000     1.94595    18.0               
     7         15.81911        可変                                   
   8(絞り)           ∞     0.00000                                   
     9*         4.81042     2.50000     1.85976    40.6               
    10        -18.28238     0.40000     1.84666    23.8               
    11          4.18970     0.60000                                   
    12         29.63278     1.70000     1.88300    40.8               
    13        -13.26513        可変                                   
    14*      -100.17020     1.80000     1.58913    61.3               
    15        -12.44993        可変                                   
    16               ∞     1.00000     1.51680    64.2               
    17               ∞        (BF)                                   
    像面             ∞                                               

表　Ｉ－１１（非球面データ）
  第3面
   K= 0.00000E+00, A4= 1.11763E-05, A6= 6.04108E-08, A8=-1.62005E-09 
   A10= 1.29352E-11 
  第4面
   K= 0.00000E+00, A4= 2.15031E-04, A6=-2.51196E-06, A8= 2.01524E-08 
   A10=-1.35791E-10 
  第5面
   K=-4.10516E+00, A4= 2.58676E-03, A6=-6.56085E-05, A8= 2.01499E-06 
   A10=-2.78095E-08 
  第9面
   K=-3.25260E-01, A4=-2.37329E-04, A6= 2.53317E-06, A8=-3.12721E-07 
   A10= 2.49143E-07 
  第14面
   K= 0.00000E+00, A4=-6.65976E-05, A6= 2.09044E-05, A8=-1.09796E-06 
   A10= 2.33315E-08

表　Ｉ－１２（各種データ）
  ズーム比     4.71478
                広角      中間      望遠
  焦点距離       5.1452   11.1816   24.2585
 Ｆナンバー     3.41052   4.22585   5.79994
    画角        39.6445   18.5595    9.0076
    像高         3.8300    3.8300    3.8300
 レンズ全長     37.7034   39.2217   46.7153
    ＢＦ        0.50567   0.48684   0.49053
    d3           0.5000    6.6859   13.0642 
    d7          13.8101    5.3033    1.4500 
    d13          1.9866    5.4671   13.9039 
    d15          5.6076    5.9850    2.5132 
 入射瞳位置      9.9360   18.0988   30.8459
 射出瞳位置    -15.4051  -24.1853  -86.5796
 前側主点位置   13.4174   24.2129   48.3457
 後側主点位置   32.5582   28.0401   22.4567
単レンズデータ
  レンズ     始面     焦点距離
     1         1      -64.5049
     2         2       24.1405
     3         4       -5.3860
     4         6       14.5880
     5         9        4.6629
     6        10       -3.9933
     7        12       10.5739
     8        14       23.9499
ズームレンズ群データ
  群   始面    焦点距離  レンズ構成長    前側主点位置  後側主点位置
   1      1    38.59696     3.40000         0.76368       2.37911
   2      4    -9.14257     3.89350         0.02054       1.30690
   3      8    10.22038     5.20000        -0.13538       1.63901
   4     14    23.94991     1.80000         1.28369       1.95955
ズームレンズ群倍率
  群   始面    広角       中間       望遠
   1      1    0.00000    0.00000    0.00000
   2      4   -0.32754   -0.42079   -0.59565
   3      8   -0.56224   -0.97116   -1.23595
   4     14    0.72388    0.70891    0.85372

（数値実施例Ｉ－５）
　数値実施例Ｉ－５のズームレンズ系は、図１３に示した実施の形態Ｉ－５に対応する。数値実施例Ｉ－５のズームレンズ系の面データを表Ｉ－１３に、非球面データを表Ｉ－１４に、各種データを表Ｉ－１５に示す。

表　Ｉ－１３（面データ）
  面番号         r           d           nd         vd                
    物面             ∞                                               
     1         77.48544     0.70000     2.14422    17.5               
     2         42.37542     2.50000     1.88300    40.8               
     3*       -54.64303        可変                                   
     4*       -24.97959     0.90000     1.85976    40.6               
     5*         5.48270     0.96780                                   
     6          7.81948     1.70000     2.00170    20.6               
     7         20.38775        可変                                   
   8(絞り)           ∞     0.00000                                   
     9*         4.85241     2.50000     1.85976    40.6               
    10        -19.04782     0.40000     1.84666    23.8               
    11          4.26231     0.60000                                   
    12         37.18501     1.50000     1.88300    40.8               
    13        -13.66920        可変                                   
    14*      -136.73890     1.80000     1.80420    46.5               
    15        -14.90167        可変                                   
    16               ∞     1.00000     1.51680    64.2               
    17               ∞        (BF)                                   
    像面             ∞                                               

表　Ｉ－１４（非球面データ）
  第3面
   K= 0.00000E+00, A4= 1.47762E-05, A6= 5.09518E-08, A8=-1.94970E-09 
   A10= 1.59565E-11 
  第4面
   K= 0.00000E+00, A4= 2.31527E-04, A6=-2.90013E-06, A8= 1.68839E-08 
   A10=-5.66432E-11 
  第5面
   K=-3.52458E+00, A4= 2.23158E-03, A6=-4.53310E-05, A8= 1.14427E-06 
   A10=-1.66385E-08 
  第9面
   K=-3.07449E-01, A4=-2.44430E-04, A6=-4.77575E-06, A8= 7.41211E-07 
   A10= 2.49143E-07 
  第14面
   K= 0.00000E+00, A4=-6.50732E-05, A6= 1.34430E-05, A8=-7.09989E-07 
   A10= 1.38939E-08

表　Ｉ－１５（各種データ）
  ズーム比     4.71152
                広角      中間      望遠
  焦点距離       5.1466   11.1810   24.2483
 Ｆナンバー     3.33816   4.20129   6.20279
    画角        39.6377   18.5711    9.0207
    像高         3.8300    3.8300    3.8300
 レンズ全長     37.7216   39.2545   46.7249
    ＢＦ        0.51113   0.48442   0.49197
    d3           0.5000    6.7559   11.8660 
    d7          14.5217    5.5731    1.4500 
    d13          1.9080    6.0145   15.8554 
    d15          5.7131    5.8587    2.4937 
 入射瞳位置      9.9785   17.5384   25.2778
 射出瞳位置    -15.2007  -27.1412 -894.2331
 前側主点位置   13.4393   24.1941   48.8689
 後側主点位置   32.5751   28.0734   22.4766
単レンズデータ
  レンズ     始面     焦点距離
     1         1      -82.6114
     2         2       27.3598
     3         4       -5.1588
     4         6       11.8601
     5         9        4.7266
     6        10       -4.0816
     7        12       11.4782
     8        14       20.6601
ズームレンズ群データ
  群   始面    焦点距離  レンズ構成長    前側主点位置  後側主点位置
   1      1    40.76881     3.20000         1.00946       2.53622
   2      4    -9.96079     3.56780        -0.07786       1.19845
   3      8    10.69375     5.00000        -0.39913       1.39101
   4     14    20.66011     1.80000         1.11237       1.92123
ズームレンズ群倍率
  群   始面    広角       中間       望遠
   1      1    0.00000    0.00000    0.00000
   2      4   -0.33513   -0.42447   -0.54264
   3      8   -0.55997   -0.96877   -1.32146
   4     14    0.67269    0.66693    0.82944

（数値実施例Ｉ－６）
　数値実施例Ｉ－６のズームレンズ系は、図１６に示した実施の形態Ｉ－６に対応する。数値実施例Ｉ－６のズームレンズ系の面データを表Ｉ－１６に、非球面データを表Ｉ－１７に、各種データを表Ｉ－１８に示す。

表　Ｉ－１６（面データ）
  面番号         r           d           nd         vd                
    物面             ∞                                               
     1         97.05992     0.70000     2.14422    17.5               
     2         46.46025     2.50000     1.88300    40.8               
     3*       -47.77710        可変                                   
     4*       -22.51907     0.90000     1.85976    40.6               
     5*         5.49697     0.96780                                   
     6          7.89898     1.70000     2.00170    20.6               
     7         21.79417        可変                                   
   8(絞り)           ∞     0.00000                                   
     9*         4.55112     2.50000     1.85976    40.6               
    10         21.65382     0.40000     2.00170    20.6               
    11          4.17957     0.60000                                   
    12         22.76037     1.50000     1.88300    40.8               
    13        -13.19010        可変                                   
    14*      -136.73890     1.80000     1.80420    46.5               
    15        -15.86951        可変                                   
    16               ∞     1.00000     1.51680    64.2               
    17               ∞        (BF)                                   
    像面             ∞                                               

表　Ｉ－１７（非球面データ）
  第3面
   K= 0.00000E+00, A4= 1.36523E-05, A6= 9.09025E-08, A8=-2.14561E-09 
   A10= 1.60945E-11 
  第4面
   K= 0.00000E+00, A4= 2.88191E-04, A6=-4.57427E-06, A8= 4.34209E-08 
   A10=-2.20674E-10 
  第5面
   K=-3.39371E+00, A4= 2.17647E-03, A6=-4.18815E-05, A8= 9.46075E-07 
   A10=-1.34979E-08 
  第9面
   K=-2.88099E-01, A4=-2.38380E-04, A6=-5.03439E-06, A8= 6.92510E-07 
   A10= 2.49143E-07 
  第14面
   K= 0.00000E+00, A4=-3.29945E-05, A6= 1.29659E-05, A8=-6.41813E-07 
   A10= 1.26725E-08

表　Ｉ－１８（各種データ）
  ズーム比     4.71468
                広角      中間      望遠
  焦点距離       5.1453   11.1795   24.2583
 Ｆナンバー     3.39777   4.28927   6.21311
    画角        39.6513   18.5719    9.0119
    像高         3.8300    3.8300    3.8300
 レンズ全長     37.7137   39.1679   46.7282
    ＢＦ        0.50696   0.48248   0.49531
    d3           0.5000    6.6971   12.2770 
    d7          14.5410    5.6054    1.4500 
    d13          1.8762    5.9504   15.4550 
    d15          5.7217    5.8647    2.4832 
 入射瞳位置      9.7713   17.1562   25.9486
 射出瞳位置    -14.9074  -25.6276 -188.1820
 前側主点位置   13.1991   23.5490   47.0880
 後側主点位置   32.5684   27.9884   22.4699
単レンズデータ
  レンズ     始面     焦点距離
     1         1      -78.4663
     2         2       27.0118
     3         4       -5.0639
     4         6       11.6547
     5         9        6.2779
     6        10       -5.2304
     7        12        9.6459
     8        14       22.1770
ズームレンズ群データ
  群   始面    焦点距離  レンズ構成長    前側主点位置  後側主点位置
   1      1    40.90528     3.20000         1.17728       2.70651
   2      4    -9.86216     3.56780        -0.12987       1.13155
   3      8    10.54809     5.00000        -0.46117       1.32934
   4     14    22.17696     1.80000         1.12122       1.93013
ズームレンズ群倍率
  群   始面    広角       中間       望遠
   1      1    0.00000    0.00000    0.00000
   2      4   -0.32678   -0.41123   -0.53591
   3      8   -0.55362   -0.96329   -1.31450
   4     14    0.69528    0.68993    0.84183

（数値実施例Ｉ－７）
　数値実施例Ｉ－７のズームレンズ系は、図１９に示した実施の形態Ｉ－７に対応する。数値実施例Ｉ－７のズームレンズ系の面データを表Ｉ－１９に、非球面データを表Ｉ－２０に、各種データを表Ｉ－２１に示す。

表　Ｉ－１９（面データ）
  面番号         r           d           nd         vd                
    物面             ∞                                               
     1         32.96612     0.70000     2.00170    20.6               
     2         22.83794     2.80000     1.72916    54.7               
     3*       -69.62549        可変                                   
     4*       -22.07623     0.90000     1.85976    40.6               
     5*         5.75481     0.86420                                   
     6          7.35601     1.70000     1.94595    18.0               
     7         15.40257        可変                                   
   8(絞り)           ∞     0.00000                                   
     9*         4.47675     2.00000     1.85976    40.6               
    10        -30.92880     0.75000     1.84666    23.8               
    11          3.86195     0.65000                                   
    12         37.07756     1.70000     1.88300    40.8               
    13        -13.24229        可変                                   
    14*       -53.65745     1.75000     1.72916    54.7               
    15        -10.92395        可変                                   
    16               ∞     1.00000     1.51680    64.2               
    17               ∞        (BF)                                   
    像面             ∞                                               

表　Ｉ－２０（非球面データ）
  第3面
   K= 0.00000E+00, A4= 1.10641E-05, A6= 4.57255E-08, A8=-8.67085E-10 
   A10= 5.11073E-12 
  第4面
   K= 0.00000E+00, A4= 2.91216E-04, A6=-3.21053E-06, A8= 1.77359E-08 
   A10=-2.22730E-11 
  第5面
   K=-4.07185E+00, A4= 2.40517E-03, A6=-5.39975E-05, A8= 1.54921E-06 
   A10=-1.98020E-08 
  第9面
   K=-3.22033E-01, A4=-2.27689E-04, A6=-5.46309E-06, A8= 1.38100E-06 
   A10= 2.49143E-07 
  第14面
   K= 0.00000E+00, A4=-1.14847E-04, A6= 1.94114E-05, A8=-9.80977E-07 
   A10= 1.87787E-08

表　Ｉ－２１（各種データ）
  ズーム比     5.65255
                広角      中間      望遠
  焦点距離       5.1474   12.2494   29.0958
 Ｆナンバー     3.29148   4.19974   5.64552
    画角        39.6524   17.0575    7.5686
    像高         3.8300    3.8300    3.8300
 レンズ全長     37.4155   39.4580   47.4088
    ＢＦ        0.51923   0.48599   0.48733
    d3           0.5000    6.6544   14.2072 
    d7          13.9561    5.0650    1.4500 
    d13          2.0691    6.3617   13.8957 
    d15          5.5569    6.0767    2.5544 
 入射瞳位置     10.6264   19.3044   38.9535
 射出瞳位置    -16.4307  -33.493817791.8698
 前側主点位置   14.2106   27.1380   68.0969
 後側主点位置   32.2681   27.2086   18.3130
単レンズデータ
  レンズ     始面     焦点距離
     1         1      -76.8672
     2         2       23.8899
     3         4       -5.2312
     4         6       13.4990
     5         9        4.6706
     6        10       -4.0154
     7        12       11.2282
     8        14       18.4919
ズームレンズ群データ
  群   始面    焦点距離  レンズ構成長    前側主点位置  後側主点位置
   1      1    34.93433     3.50000         0.57704       2.07781
   2      4    -8.79494     3.46420         0.22280       1.54666
   3      8    10.51843     5.10000        -0.37852       1.36836
   4     14    18.49195     1.75000         1.24919       2.00432
ズームレンズ群倍率
  群   始面    広角       中間       望遠
   1      1    0.00000    0.00000    0.00000
   2      4   -0.36654   -0.49299   -0.85494
   3      8   -0.61890   -1.14128   -1.19737
   4     14    0.64952    0.62321    0.81361

（数値実施例Ｉ－８）
　数値実施例Ｉ－８のズームレンズ系は、図２２に示した実施の形態Ｉ－８に対応する。数値実施例Ｉ－８のズームレンズ系の面データを表Ｉ－２２に、非球面データを表Ｉ－２３に、各種データを表Ｉ－２４に示す。

表　Ｉ－２２（面データ）
  面番号         r           d           nd         vd                
    物面             ∞                                               
     1         32.95375     0.70000     2.00170    20.6               
     2         22.80973     2.80000     1.72916    54.7               
     3*       -69.31601        可変                                   
     4*       -22.01499     0.90000     1.85976    40.6               
     5*         5.75371     0.86860                                   
     6          7.34911     1.75000     1.94595    18.0               
     7         15.39695        可変                                   
   8(絞り)           ∞     0.00000                                   
     9*         4.45399     2.10000     1.85280    39.0               
    10        -17.72421     0.70000     1.84666    23.8               
    11          3.85579     0.65000                                   
    12         36.52641     1.65000     1.88300    40.8               
    13        -13.24632        可変                                   
    14*       -56.84676     1.75000     1.77250    49.6               
    15        -11.49370        可変                                   
    16               ∞     1.00000     1.51680    64.2               
    17               ∞        (BF)                                   
    像面             ∞                                               

表　Ｉ－２３（非球面データ）
  第3面
   K= 0.00000E+00, A4= 1.08559E-05, A6= 4.56266E-08, A8=-9.75382E-10 
   A10= 6.49788E-12 
  第4面
   K= 0.00000E+00, A4= 2.90363E-04, A6=-3.22130E-06, A8= 1.76877E-08 
   A10=-1.63471E-11 
  第5面
   K=-4.05487E+00, A4= 2.40019E-03, A6=-5.41180E-05, A8= 1.54831E-06 
   A10=-1.96087E-08 
  第9面
   K=-3.25149E-01, A4=-2.33992E-04, A6=-6.33264E-06, A8= 1.49061E-06 
   A10= 2.49143E-07 
  第14面
   K= 0.00000E+00, A4=-9.21462E-05, A6= 1.85796E-05, A8=-9.58669E-07 
   A10= 1.85225E-08

表　Ｉ－２４（各種データ）
  ズーム比     5.65143
                広角      中間      望遠
  焦点距離       5.1464   12.2483   29.0845
 Ｆナンバー     3.28775   4.20162   5.63938
    画角        39.6477   17.0627    7.5618
    像高         3.8300    3.8300    3.8300
 レンズ全長     37.4024   39.4747   47.4053
    ＢＦ        0.51712   0.48392   0.48597
    d3           0.5000    6.6381   14.1989 
    d7          13.9284    5.0648    1.4500 
    d13          2.0462    6.3703   13.8354 
    d15          5.5422    6.0491    2.5664 
 入射瞳位置     10.6398   19.3085   39.0455
 射出瞳位置    -16.3124  -33.5943 4986.8387
 前側主点位置   14.2124   27.1545   68.2996
 後側主点位置   32.2561   27.2264   18.3208
単レンズデータ
  レンズ     始面     焦点距離
     1         1      -76.6194
     2         2       23.8425
     3         4       -5.2273
     4         6       13.4427
     5         9        4.3641
     6        10       -3.6856
     7        12       11.1829
     8        14       18.3408
ズームレンズ群データ
  群   始面    焦点距離  レンズ構成長    前側主点位置  後側主点位置
   1      1    34.88350     3.50000         0.57925       2.07992
   2      4    -8.79375     3.51860         0.23102       1.58458
   3      8    10.51324     5.10000        -0.43381       1.32739
   4     14    18.34077     1.75000         1.21705       1.99607
ズームレンズ群倍率
  群   始面    広角       中間       望遠
   1      1    0.00000    0.00000    0.00000
   2      4   -0.36735   -0.49402   -0.85879
   3      8   -0.62064   -1.14402   -1.19704
   4     14    0.64710    0.62127    0.81105

（数値実施例Ｉ－９）
　数値実施例Ｉ－９のズームレンズ系は、図２５に示した実施の形態Ｉ－９に対応する。数値実施例Ｉ－９のズームレンズ系の面データを表Ｉ－２５に、非球面データを表Ｉ－２６に、各種データを表Ｉ－２７に示す。

表　Ｉ－２５（面データ）
  面番号         r           d           nd         vd                
    物面             ∞                                               
     1         26.24654     0.80000     1.92286    20.9               
     2         19.47359     2.90000     1.77250    49.6               
     3        109.68850        可変                                   
     4*      -124.53210     0.95000     1.85976    40.6               
     5*         5.25923     1.75650                                   
     6          8.20781     1.70000     2.14422    17.5               
     7         12.83109        可変                                   
   8(絞り)           ∞     0.00000                                   
     9*         4.65332     2.45000     1.80139    45.4               
    10         14.95742     0.50000     1.92286    20.9               
    11          4.24062     0.48000                                   
    12         13.11167     1.50000     1.80420    46.5               
    13        -19.34140        可変                                   
    14*        18.34229     1.70000     1.82080    42.7               
    15       -317.88590        可変                                   
    16               ∞     1.00000     1.51680    64.2               
    17               ∞        (BF)                                   
    像面             ∞                                               

表　Ｉ－２６（非球面データ）
  第4面
   K= 0.00000E+00, A4= 1.07024E-04, A6=-1.68199E-06, A8= 1.05423E-08 
   A10= 0.00000E+00 
  第5面
   K=-2.21584E+00, A4= 1.55616E-03, A6=-1.26061E-05, A8= 2.01423E-07 
   A10=-1.53348E-09 
  第9面
   K=-4.25982E-01, A4=-7.34038E-06, A6= 2.29644E-05, A8=-6.67959E-06 
   A10= 7.69046E-07 
  第14面
   K= 0.00000E+00, A4= 5.76025E-05, A6= 1.05741E-06, A8= 0.00000E+00 
   A10= 0.00000E+00

表　Ｉ－２７（各種データ）
  ズーム比     5.64641
                広角      中間      望遠
  焦点距離       5.1434   12.2384   29.0417
 Ｆナンバー     3.16726   3.84698   5.55779
    画角        39.9424   17.6011    7.5082
    像高         3.8300    3.8300    3.8300
 レンズ全長     40.6659   43.5886   54.5657
    ＢＦ        0.49444   0.50779   0.49981
    d3           0.5000    9.9099   17.8974 
    d7          15.7039    5.4929    1.4500 
    d13          3.8122    6.0562   16.2028 
    d15          4.4189    5.8852    2.7792 
 入射瞳位置     11.4804   26.4000   46.7566
 射出瞳位置    -16.2416  -23.5842 -223.5063
 前側主点位置   15.0431   32.4214   72.0331
 後側主点位置   35.5225   31.3502   25.5239
単レンズデータ
  レンズ     始面     焦点距離
     1         1      -86.6861
     2         2       30.2265
     3         4       -5.8494
     4         6       16.6426
     5         9        7.6225
     6        10       -6.5602
     7        12        9.9213
     8        14       21.1761
ズームレンズ群データ
  群   始面    焦点距離  レンズ構成長    前側主点位置  後側主点位置
   1      1    47.77654     3.70000        -0.84574       0.84735
   2      4    -9.55092     4.40650         0.14386       1.58661
   3      8    10.80176     4.93000        -0.72013       1.19828
   4     14    21.17606     1.70000         0.05105       0.81526
ズームレンズ群倍率
  群   始面    広角       中間       望遠
   1      1    0.00000    0.00000    0.00000
   2      4   -0.27501   -0.37722   -0.55107
   3      8   -0.56320   -1.08618   -1.42840
   4     14    0.69506    0.62519    0.77224

（数値実施例Ｉ－１０）
　数値実施例Ｉ－１０のズームレンズ系は、図２８に示した実施の形態Ｉ－１０に対応する。数値実施例Ｉ－１０のズームレンズ系の面データを表Ｉ－２８に、非球面データを表Ｉ－２９に、各種データを表Ｉ－３０に示す。

表　Ｉ－２８（面データ）
  面番号         r           d           nd         vd                
    物面             ∞                                               
     1         31.86466     2.50000     1.72916    54.7               
     2        134.84140        可変                                   
     3*      -248.26680     1.20000     1.85976    40.6               
     4*         5.75364     1.94000                                   
     5          8.39253     1.70000     1.94595    18.0               
     6         14.57504        可変                                   
   7(絞り)           ∞     0.00000                                   
     8*         4.61391     2.50000     1.77377    47.2               
     9        -92.73069     0.40000     1.80518    25.5               
    10          4.14814     0.50000                                   
    11         16.83120     1.80000     1.72916    54.7               
    12        -14.51842        可変                                   
    13*       165.08590     1.80000     2.00170    20.6               
    14        -32.87752        可変                                   
    15               ∞     1.00000     1.51680    64.2               
    16               ∞        (BF)                                   
    像面             ∞                                               

表　Ｉ－２９（非球面データ）
  第3面
   K= 0.00000E+00, A4= 1.34480E-04, A6=-9.96145E-07, A8= 0.00000E+00 
   A10= 0.00000E+00 
  第4面
   K=-3.36150E+00, A4= 2.01372E-03, A6=-3.87027E-05, A8= 1.15749E-06 
   A10=-1.46790E-08 
  第8面
   K=-2.95367E-01, A4=-2.26495E-04, A6= 2.36597E-05, A8=-8.11256E-06 
   A10= 8.89822E-07 
  第13面
   K= 0.00000E+00, A4= 3.02355E-05, A6= 2.23022E-06, A8=-5.36111E-08 
   A10= 0.00000E+00 

表　Ｉ－３０（各種データ）
  ズーム比     4.70823
                広角      中間      望遠
  焦点距離       5.1685   11.2200   24.3347
 Ｆナンバー     3.26820   4.15816   6.23804
    画角        38.1988   18.9234    9.0070
    像高         3.8300    3.8300    3.8300
 レンズ全長     42.0225   44.1238   50.1723
    ＢＦ        0.51010   0.48494   0.50099
    d2           0.6000    8.7177   12.8658 
    d6          17.4325    7.1763    1.3000 
    d12          2.4468    7.1761   17.7813 
    d14          5.6931    5.2289    2.3842 
 入射瞳位置     11.3010   21.9379   26.1297
 射出瞳位置    -15.2274  -25.3743 -112.2135
 前側主点位置   14.7720   28.2896   45.2106
 後側主点位置   36.8540   32.9039   25.8377
単レンズデータ
  レンズ     始面     焦点距離
     1         1       56.6431
     2         3       -6.5263
     3         5       18.4496
     4         8        5.7447
     5         9       -4.9222
     6        11       10.9553
     7        13       27.4958
ズームレンズ群データ
  群   始面    焦点距離  レンズ構成長    前側主点位置  後側主点位置
   1      1    56.64310     2.50000        -0.44284       0.62602
   2      3   -10.93149     4.84000         0.09096       1.50158
   3      7    11.09254     5.20000        -0.43515       1.35811
   4     13    27.49578     1.80000         0.75332       1.64997
ズームレンズ群倍率
  群   始面    広角       中間       望遠
   1      1    0.00000    0.00000    0.00000
   2      3   -0.25336   -0.31207   -0.35399
   3      7   -0.48346   -0.83216   -1.40202
   4     13    0.74496    0.76276    0.86564

　以下の表Ｉ－３１に、各数値実施例のズームレンズ系における各条件の対応値を示す。

表　Ｉ－３１（条件の対応値）

（数値実施例II－１）
　数値実施例II－１のズームレンズ系は、図３２に示した実施の形態II－１に対応する。数値実施例II－１のズームレンズ系の面データを表II－１に、非球面データを表II－２に、各種データを表II－３に示す。

表　II－１（面データ）
  面番号         r           d           nd         vd                
    物面             ∞                                               
     1         34.84177     0.80000     1.84666    23.8               
     2         22.99333     3.20000     1.72916    54.7               
     3      -7811.04900        可変                                   
     4*       -58.44512     1.20000     1.85976    40.6               
     5*         5.19121     1.67940                                   
     6          8.20411     1.70000     1.94595    18.0               
     7         16.41950        可変                                   
   8(絞り)           ∞     0.00000                                   
     9*         4.44243     2.50000     1.77377    47.2               
    10        793.42870     0.40000     1.80518    25.5               
    11          4.01346     0.50000                                   
    12         15.48439     1.80000     1.72916    54.7               
    13        -12.85234        可変                                   
    14        121.92800     1.80000     1.58913    61.3               
    15        -16.82223        可変                                   
    16               ∞     1.00000     1.51680    64.2               
    17               ∞        (BF)                                   
    像面             ∞                                               

表　II－２（非球面データ）
  第4面
   K= 0.00000E+00, A4= 9.54547E-05, A6=-6.85975E-07, A8= 0.00000E+00 
   A10= 0.00000E+00 
  第5面
   K=-3.14137E+00, A4= 2.36281E-03, A6=-5.94676E-05, A8= 1.73729E-06 
   A10=-2.29781E-08 
  第9面
   K=-2.74176E-01, A4=-2.89782E-04, A6=-1.87247E-05, A8= 1.84381E-06 
   A10= 2.49143E-07

表　II－３（各種データ）
  ズーム比     4.80270
                広角      中間      望遠
  焦点距離       4.5807    9.4609   21.9997
 Ｆナンバー     3.33997   4.26195   6.23446
    画角        42.9736   21.6329    9.7950
    像高         3.8300    3.8300    3.8300
 レンズ全長     40.0369   43.5052   49.5867
    ＢＦ        0.51919   0.46391   0.50046
    d3           0.5000    7.9401   13.0837 
    d7          15.4856    7.7577    1.4500 
    d13          1.8860    6.9437   15.4487 
    d15          5.0667    3.8205    2.5245 
 入射瞳位置     10.9762   21.7930   28.9202
 射出瞳位置    -14.4240  -25.5869  -98.9580
 前側主点位置   14.1528   27.8180   46.0536
 後側主点位置   35.4562   34.0443   27.5870
単レンズデータ
  レンズ     始面     焦点距離
     1         1      -82.4113
     2         2       31.4469
     3         4       -5.4975
     4         6       15.7497
     5         9        5.7657
     6        10       -5.0110
     7        12        9.8968
     8        14       25.2137
ズームレンズ群データ
  群   始面    焦点距離  レンズ構成長    前側主点位置  後側主点位置
   1      1    51.72567     4.00000        -0.10347       1.61339
   2      4    -9.29681     4.57940         0.03326       1.40517
   3      8    10.04351     5.20000        -0.17000       1.52851
   4     14    25.21371     1.80000         1.00018       1.66201
ズームレンズ群倍率
  群   始面    広角       中間       望遠
   1      1    0.00000    0.00000    0.00000
   2      4   -0.23531   -0.28990   -0.34528
   3      8   -0.50392   -0.79018   -1.45189
   4     14    0.74684    0.79846    0.84841

（数値実施例II－２）
　数値実施例II－２のズームレンズ系は、図３５に示した実施の形態II－２に対応する。数値実施例II－２のズームレンズ系の面データを表II－４に、非球面データを表II－５に、各種データを表II－６に示す。

表　II－４（面データ）
  面番号         r           d           nd         vd                
    物面             ∞                                               
     1         42.20045     0.80000     1.84666    23.8               
     2         24.97099     2.90000     1.72916    54.7               
     3*       -75.26600        可変                                   
     4*       -30.93809     0.90000     1.85976    40.6               
     5*         5.39301     1.48910                                   
     6          7.94718     1.70000     1.94595    18.0               
     7         16.31084        可変                                   
   8(絞り)           ∞     0.00000                                   
     9*         4.79974     2.50000     1.85976    40.6               
    10        -14.66516     0.40000     1.84666    23.8               
    11          4.21186     0.60000                                   
    12         35.77043     1.70000     1.88300    40.8               
    13        -12.04398        可変                                   
    14*       217.18110     1.80000     1.58913    61.3               
    15        -13.09408        可変                                   
    16               ∞     1.00000     1.51680    64.2               
    17               ∞        (BF)                                   
    像面             ∞                                               

表　II－５（非球面データ）
  第3面
   K= 0.00000E+00, A4= 1.11021E-05, A6= 5.76903E-08, A8=-1.20097E-09 
   A10= 7.11123E-12 
  第4面
   K= 0.00000E+00, A4= 2.30985E-04, A6=-2.75552E-06, A8= 1.66601E-08 
   A10=-7.35706E-11 
  第5面
   K=-3.84341E+00, A4= 2.62504E-03, A6=-6.59135E-05, A8= 2.01477E-06 
   A10=-2.90630E-08 
  第9面
   K=-3.34609E-01, A4=-2.42708E-04, A6=-1.34729E-05, A8= 2.29294E-06 
   A10= 2.49143E-07 
  第14面
   K= 0.00000E+00, A4=-7.38521E-05, A6= 2.41783E-05, A8=-1.21687E-06 
   A10= 2.41573E-08

表　II－６（各種データ）
  ズーム比     4.80618
                広角      中間      望遠
  焦点距離       4.5741    9.4586   21.9840
 Ｆナンバー     3.17859   3.86582   5.42033
    画角        42.9885   21.6541    9.9636
    像高         3.8300    3.8300    3.8300
 レンズ全長     38.0091   39.1967   46.9950
    ＢＦ        0.50369   0.48002   0.48548
    d3           0.5000    6.5541   13.4853 
    d7          14.2364    6.0247    1.4500 
    d13          2.0453    5.1834   13.2422 
    d15          4.9347    5.1654    2.5429 
 入射瞳位置     10.2416   18.5093   32.3551
 射出瞳位置    -15.2779  -24.0293 -119.2210
 前側主点位置   13.4899   24.3176   50.3017
 後側主点位置   33.4350   29.7382   25.0110
単レンズデータ
  レンズ     始面     焦点距離
     1         1      -73.8101
     2         2       26.0324
     3         4       -5.2811
     4         6       14.9110
     5         9        4.4716
     6        10       -3.8275
     7        12       10.3771
     8        14       21.0233
ズームレンズ群データ
  群   始面    焦点距離  レンズ構成長    前側主点位置  後側主点位置
   1      1    40.40143     3.70000         0.74496       2.30550
   2      4    -8.92286     4.08910        -0.07408       1.17904
   3      8     9.99157     5.20000         0.00641       1.72344
   4     14    21.02326     1.80000         1.07139       1.73540
ズームレンズ群倍率
  群   始面    広角       中間       望遠
   1      1    0.00000    0.00000    0.00000
   2      4   -0.30086   -0.37802   -0.53517
   3      8   -0.53235   -0.88850   -1.23765
   4     14    0.70689    0.69703    0.82152

（数値実施例II－３）
　数値実施例II－３のズームレンズ系は、図３８に示した実施の形態II－３に対応する。数値実施例II－３のズームレンズ系の面データを表II－７に、非球面データを表II－８に、各種データを表II－９に示す。

表　II－７（面データ）
  面番号         r           d           nd         vd                
    物面             ∞                                               
     1         45.85976     0.80000     1.99537    20.7               
     2         29.11404     2.90000     1.72916    54.7               
     3*       -53.85413        可変                                   
     4*       -25.46575     0.90000     1.85976    40.6               
     5*         5.63440     1.26530                                   
     6          7.75478     1.70000     1.94595    18.0               
     7         16.03039        可変                                   
   8(絞り)           ∞     0.00000                                   
     9*         4.71706     2.50000     1.85976    40.6               
    10        -18.88062     0.40000     1.84666    23.8               
    11          4.07067     0.60000                                   
    12         27.20686     1.70000     1.88300    40.8               
    13        -13.21394        可変                                   
    14*       -27.27719     1.80000     1.58913    61.3               
    15         -9.08645        可変                                   
    16               ∞     1.00000     1.51680    64.2               
    17               ∞        (BF)                                   
    像面             ∞                                               

表　II－８（非球面データ）
  第3面
   K= 0.00000E+00, A4= 1.55793E-05, A6= 9.89542E-08, A8=-2.52133E-09 
   A10= 1.88413E-11 
  第4面
   K= 0.00000E+00, A4= 2.21228E-04, A6=-2.60266E-06, A8= 2.80404E-08 
   A10=-2.18179E-10 
  第5面
   K=-4.02825E+00, A4= 2.44947E-03, A6=-6.10416E-05, A8= 1.81237E-06 
   A10=-2.33467E-08 
  第9面
   K=-3.27967E-01, A4=-2.38864E-04, A6= 2.05340E-06, A8=-2.80359E-07 
   A10= 2.49143E-07 
  第14面
   K= 0.00000E+00, A4=-2.18840E-04, A6= 2.64753E-05, A8=-1.43060E-06 
   A10= 2.94071E-08

表　II－９（各種データ）
  ズーム比     4.71026
                広角      中間      望遠
  焦点距離       5.1471   11.1747   24.2442
 Ｆナンバー     3.37951   4.26288   5.82717
    画角        39.6207   18.5810    9.0669
    像高         3.8300    3.8300    3.8300
 レンズ全長     37.4195   39.2554   46.9929
    ＢＦ        0.50787   0.47994   0.48735
    d3           0.5000    6.3404   13.0419 
    d7          13.2159    5.0825    1.4500 
    d13          2.0670    6.0369   13.9177 
    d15          5.5634    5.7503    2.5306 
 入射瞳位置     10.0791   17.5825   31.1768
 射出瞳位置    -16.1690  -27.9793 -130.1302
 前側主点位置   13.6376   24.3694   50.9210
 後側主点位置   32.2724   28.0807   22.7487
単レンズデータ
  レンズ     始面     焦点距離
     1         1      -82.0580
     2         2       26.3049
     3         4       -5.2953
     4         6       14.4381
     5         9        4.6158
     6        10       -3.9238
     7        12       10.2753
     8        14       22.3094
ズームレンズ群データ
  群   始面    焦点距離  レンズ構成長    前側主点位置  後側主点位置
   1      1    38.79697     3.70000         0.95258       2.53991
   2      4    -8.95747     3.86530         0.01413       1.29905
   3      8    10.04210     5.20000        -0.14701       1.62444
   4     14    22.30935     1.80000         1.63839       2.34577
ズームレンズ群倍率
  群   始面    広角       中間       望遠
   1      1    0.00000    0.00000    0.00000
   2      4   -0.31803   -0.40123   -0.57334
   3      8   -0.57715   -1.00309   -1.26790
   4     14    0.72277    0.71565    0.85963

（数値実施例II－４）
　数値実施例II－４のズームレンズ系は、図４１示した実施の形態II－４に対応する。数値実施例II－４のズームレンズ系の面データを表II－１０、非球面データを表II－１１に、各種データを表II－１２に示す。

表　II－１０（面データ）
  面番号         r           d           nd         vd                
    物面             ∞                                               
     1         53.88697     0.70000     2.14422    17.5               
     2         33.61269     2.70000     1.88300    40.8               
     3*       -78.62344        可変                                   
     4*       -29.61440     0.90000     1.85976    40.6               
     5*         5.38671     0.96970                                   
     6          7.60867     1.70000     2.00170    20.6               
     7         17.83321        可変                                   
   8(絞り)           ∞     0.00000                                   
     9*         4.83218     2.50000     1.85976    40.6               
    10        -20.78204     0.40000     1.84666    23.8               
    11          4.18088     0.60000                                   
    12         23.22285     1.70000     1.88300    40.8               
    13        -15.27630        可変                                   
    14*      -136.73890     1.80000     1.80420    46.5               
    15        -15.17350        可変                                   
    16               ∞     1.00000     1.51680    64.2               
    17               ∞      (BF)                                     
    像面             ∞                                               

表　II－１１（非球面データ）
  第3面
   K= 0.00000E+00, A4= 9.46580E-06, A6= 9.24959E-08, A8=-1.94161E-09 
   A10= 1.28468E-11 
  第4面
   K= 0.00000E+00, A4= 1.90757E-04, A6=-2.48139E-06, A8= 2.09358E-08 
   A10=-1.46592E-10 
  第5面
   K=-3.89389E+00, A4= 2.60950E-03, A6=-6.64984E-05, A8= 1.90753E-06 
   A10=-2.68626E-08 
  第9面
   K=-3.22756E-01, A4=-2.20274E-04, A6= 5.00961E-06, A8=-3.55501E-07 
   A10= 2.49143E-07 
  第14面
   K= 0.00000E+00, A4=-1.11027E-04, A6= 2.59208E-05, A8=-1.40393E-06 
   A10= 3.02037E-08

表　II－１２（各種データ）
  ズーム比     4.71881
                広角      中間      望遠
  焦点距離       5.1431   11.1843   24.2692
 Ｆナンバー     3.29015   4.01644   5.64694
    画角        39.7157   18.5745    9.0447
    像高         3.8300    3.8300    3.8300
 レンズ全長     37.7132   39.2444   46.7393
    ＢＦ        0.50614   0.49010   0.49206
    d3           0.5000    7.4045   13.6271 
    d7          14.3643    5.4342    1.4500 
    d13          1.9500    5.0840   13.7078 
    d15          5.4231    5.8620    2.4927 
 入射瞳位置     10.3093   19.3769   31.0347
 射出瞳位置    -15.2175  -23.9137 -135.6330
 前側主点位置   13.7701   25.4354   50.9771
 後側主点位置   32.5701   28.0602   22.4701
単レンズデータ
  レンズ     始面     焦点距離
     1         1      -79.5444
     2         2       26.9705
     3         4       -5.2388
     4         6       12.2305
     5         9        4.7756
     6        10       -4.0810
     7        12       10.6564
     8        14       21.0837
ズームレンズ群データ
  群   始面    焦点距離  レンズ構成長    前側主点位置  後側主点位置
   1      1    40.89749     3.40000         0.70645       2.32389
   2      4    -9.80946     3.56970         0.03582       1.34116
   3      8    10.36947     5.20000        -0.27027       1.56787
   4     14    21.08371     1.80000         1.11484       1.92371
ズームレンズ群倍率
  群   始面    広角       中間       望遠
   1      1    0.00000    0.00000    0.00000
   2      4   -0.33279   -0.43459   -0.60000
   3      8   -0.54499   -0.93456   -1.18725
   4     14    0.69337    0.67332    0.83303

（数値実施例II－５）
　数値実施例II－５のズームレンズ系は、図４３に示した実施の形態II－５に対応する。数値実施例II－５のズームレンズ系の面データを表II－１３に、非球面データを表II－１４に、各種データを表II－１５に示す。

表　II－１３（面データ）
  面番号         r           d           nd         vd                
    物面             ∞                                               
     1         72.51541     0.70000     2.14422    17.5               
     2         39.51138     2.50000     1.88300    40.8               
     3*       -55.00216        可変                                   
     4*       -23.36420     0.90000     1.85976    40.6               
     5*         5.36561     0.96780                                   
     6          7.68729     1.70000     2.00170    20.6               
     7         20.68962        可変                                   
   8(絞り)           ∞     0.00000                                   
     9*         4.79509     2.50000     1.85976    40.6               
    10         44.30962     0.40000     1.92286    20.9               
    11          4.40867     0.60000                                   
    12         45.74631     1.50000     1.88300    40.8               
    13        -11.53971        可変                                   
    14*      -136.73890     1.80000     1.80420    46.5               
    15        -15.82100        可変                                   
    16               ∞     1.00000     1.51680    64.2               
    17               ∞      (BF)                                     
    像面             ∞                                               

表　II－１４（非球面データ）
  第3面
   K= 0.00000E+00, A4= 1.24803E-05, A6= 9.08317E-08, A8=-2.33945E-09 
   A10= 1.85152E-11 
  第4面
   K= 0.00000E+00, A4= 2.77065E-04, A6=-3.77369E-06, A8= 2.47575E-08 
   A10=-8.28560E-11 
  第5面
   K=-3.36549E+00, A4= 2.29896E-03, A6=-4.42800E-05, A8= 1.10735E-06 
   A10=-1.73401E-08 
  第9面
   K=-3.06895E-01, A4=-2.66342E-04, A6=-6.16613E-06, A8= 1.02159E-06 
   A10= 2.49143E-07 
  第14面
   K= 0.00000E+00, A4=-1.32129E-05, A6= 8.84512E-06, A8=-3.60278E-07 
   A10= 5.67504E-09

表　II－１５（各種データ）
  ズーム比     4.70795
                広角      中間      望遠
  焦点距離       5.1502   11.1790   24.2468
 Ｆナンバー     3.36799   4.22164   6.08586
    画角        39.6209   18.5718    9.0129
    像高         3.8300    3.8300    3.8300
 レンズ全長     37.7293   39.2264   46.7259
    ＢＦ        0.52281   0.48281   0.49318
    d3           0.5000    6.7039   12.2752 
    d7          14.3915    5.5340    1.4500 
    d13          1.9080    5.9320   15.4461 
    d15          5.8392    6.0058    2.4937 
 入射瞳位置      9.8461   17.4472   26.6088
 射出瞳位置    -15.2303  -25.9995 -199.2630
 前側主点位置   13.3125   23.9072   47.9124
 後側主点位置   32.5791   28.0474   22.4792
単レンズデータ
  レンズ     始面     焦点距離
     1         1      -76.7398
     2         2       26.3674
     3         4       -5.0028
     4         6       11.4615
     5         9        6.0763
     6        10       -5.3307
     7        12       10.5659
     8        14       22.1004
ズームレンズ群データ
  群   始面    焦点距離  レンズ構成長    前側主点位置  後側主点位置
   1      1    40.03698     3.20000         0.97862       2.50463
   2      4    -9.76321     3.56780        -0.11090       1.15656
   3      8    10.61743     5.00000        -0.21552       1.49225
   4     14    22.10036     1.80000         1.12077       1.92968
ズームレンズ群倍率
  群   始面    広角       中間       望遠
   1      1    0.00000    0.00000    0.00000
   2      4   -0.33448   -0.42476   -0.56065
   3      8   -0.55885   -0.96325   -1.28459
   4     14    0.68817    0.68244    0.84089

（数値実施例II－６）
　数値実施例II－６のズームレンズ系は、図４６に示した実施の形態II－６に対応する。数値実施例II－６のズームレンズ系の面データを表II－１６に、非球面データを表II－１７に、各種データを表II－１８に示す。

表　II－１６（面データ）
  面番号         r           d           nd         vd                
    物面             ∞                                               
     1         97.05992     0.70000     2.14422    17.5               
     2         46.46025     2.50000     1.88300    40.8               
     3*       -47.77710        可変                                   
     4*       -22.51907     0.90000     1.85976    40.6               
     5*         5.49697     0.96780                                   
     6          7.89898     1.70000     2.00170    20.6               
     7         21.79417        可変                                   
   8(絞り)           ∞     0.00000                                   
     9*         4.55112     2.50000     1.85976    40.6               
    10         21.65382     0.40000     2.00170    20.6               
    11          4.17957     0.60000                                   
    12         22.76037     1.50000     1.88300    40.8               
    13        -13.19010        可変                                   
    14*      -136.73890     1.80000     1.80420    46.5               
    15        -15.86951        可変                                   
    16               ∞     1.00000     1.51680    64.2               
    17               ∞      (BF)                                     
    像面             ∞                                               

表　II－１７（非球面データ）
  第3面
   K= 0.00000E+00, A4= 1.36523E-05, A6= 9.09025E-08, A8=-2.14561E-09 
   A10= 1.60945E-11 
  第4面
   K= 0.00000E+00, A4= 2.88191E-04, A6=-4.57427E-06, A8= 4.34209E-08 
   A10=-2.20674E-10 
  第5面
   K=-3.39371E+00, A4= 2.17647E-03, A6=-4.18815E-05, A8= 9.46075E-07 
   A10=-1.34979E-08 
  第9面
   K=-2.88099E-01, A4=-2.38380E-04, A6=-5.03439E-06, A8= 6.92510E-07 
   A10= 2.49143E-07 
  第14面
   K= 0.00000E+00, A4=-3.29945E-05, A6= 1.29659E-05, A8=-6.41813E-07 
   A10= 1.26725E-08

表　II－１８（各種データ）
  ズーム比     4.71468
                広角      中間      望遠
  焦点距離       5.1453   11.1795   24.2583
 Ｆナンバー     3.39777   4.28927   6.21311
    画角        39.6513   18.5719    9.0119
    像高         3.8300    3.8300    3.8300
 レンズ全長     37.7137   39.1679   46.7282
    ＢＦ        0.50696   0.48248   0.49531
    d3           0.5000    6.6971   12.2770 
    d7          14.5410    5.6054    1.4500 
    d13          1.8762    5.9504   15.4550 
    d15          5.7217    5.8647    2.4832 
 入射瞳位置      9.7713   17.1562   25.9486
 射出瞳位置    -14.9074  -25.6276 -188.1820
 前側主点位置   13.1991   23.5490   47.0880
 後側主点位置   32.5684   27.9884   22.4699
単レンズデータ
  レンズ     始面     焦点距離
     1         1      -78.4663
     2         2       27.0118
     3         4       -5.0639
     4         6       11.6547
     5         9        6.2779
     6        10       -5.2304
     7        12        9.6459
     8        14       22.1770
ズームレンズ群データ
  群   始面    焦点距離  レンズ構成長    前側主点位置  後側主点位置
   1      1    40.90528     3.20000         1.17728       2.70651
   2      4    -9.86216     3.56780        -0.12987       1.13155
   3      8    10.54809     5.00000        -0.46117       1.32934
   4     14    22.17696     1.80000         1.12122       1.93013
ズームレンズ群倍率
  群   始面    広角       中間       望遠
   1      1    0.00000    0.00000    0.00000
   2      4   -0.32678   -0.41123   -0.53591
   3      8   -0.55362   -0.96329   -1.31450
   4     14    0.69528    0.68993    0.84183

（数値実施例II－７）
　数値実施例II－７のズームレンズ系は、図４９に示した実施の形態II－７に対応する。数値実施例II－７のズームレンズ系の面データを表II－１９に、非球面データを表II－２０に、各種データを表II－２１に示す。

表　II－１９（面データ）
  面番号         r           d           nd         vd                
    物面             ∞                                               
     1         29.91925     0.70000     2.00170    20.6               
     2         19.98281     2.80000     1.76802    49.2               
     3*      -103.25020        可変                                   
     4*       -22.49507     0.90000     1.85976    40.6               
     5*         5.57366     0.90550                                   
     6          7.37692     1.70000     1.94595    18.0               
     7         16.02009        可変                                   
   8(絞り)           ∞     0.00000                                   
     9*         4.61199     2.00000     1.85976    40.6               
    10        -24.88350     0.75000     1.84666    23.8               
    11          4.01400     0.65000                                   
    12         37.05789     1.70000     1.88300    40.8               
    13        -13.32109        可変                                   
    14*       -53.65745     1.75000     1.72916    54.7               
    15        -10.88388        可変                                   
    16               ∞     1.00000     1.51680    64.2               
    17               ∞        (BF)                                   
    像面             ∞                                               

表　II－２０（非球面データ）
  第3面
   K= 0.00000E+00, A4= 8.49664E-06, A6= 8.32166E-08, A8=-1.86812E-09 
   A10= 1.35563E-11 
  第4面
   K= 0.00000E+00, A4= 3.21225E-04, A6=-3.69715E-06, A8= 1.31982E-08 
   A10= 7.49330E-11 
  第5面
   K=-3.85293E+00, A4= 2.46791E-03, A6=-5.22942E-05, A8= 1.46924E-06 
   A10=-2.07319E-08 
  第9面
   K=-3.41482E-01, A4=-2.06492E-04, A6=-4.06797E-06, A8= 1.45582E-06 
   A10= 2.49143E-07 
  第14面
   K= 0.00000E+00, A4=-1.53654E-04, A6= 2.28406E-05, A8=-1.19750E-06 
   A10= 2.33325E-08

表　II－２１（各種データ）
  ズーム比     5.65218
                広角      中間      望遠
  焦点距離       5.1467   12.2494   29.0902
 Ｆナンバー     3.27980   4.14117   5.61334
    画角        39.6446   17.0676    7.5838
    像高         3.8300    3.8300    3.8300
 レンズ全長     37.3937   39.5062   47.4016
    ＢＦ        0.51662   0.48573   0.48730
    d3           0.5000    6.7890   14.0599 
    d7          13.7902    4.9612    1.4500 
    d13          2.0482    6.1467   13.9872 
    d15          5.6833    6.2680    2.5617 
 入射瞳位置     10.5854   19.8135   39.4360
 射出瞳位置    -16.5628  -32.6546 1650.8359
 前側主点位置   14.1812   27.5353   69.0390
 後側主点位置   32.2470   27.2568   18.3114
単レンズデータ
  レンズ     始面     焦点距離
     1         1      -62.2622
     2         2       22.0170
     3         4       -5.1196
     4         6       13.1930
     5         9        4.6720
     6        10       -4.0344
     7        12       11.2755
     8        14       18.4072
ズームレンズ群データ
  群   始面    焦点距離  レンズ構成長    前側主点位置  後側主点位置
   1      1    34.46402     3.50000         0.35636       1.89994
   2      4    -8.71102     3.50550         0.17113       1.48371
   3      8    10.59742     5.10000        -0.27952       1.44857
   4     14    18.40715     1.75000         1.24804       2.00315
ズームレンズ群倍率
  群   始面    広角       中間       望遠
   1      1    0.00000    0.00000    0.00000
   2      4   -0.37097   -0.50667   -0.87796
   3      8   -0.62790   -1.14806   -1.18357
   4     14    0.64112    0.61103    0.81229

（数値実施例II－８）
　数値実施例II－８のズームレンズ系は、図５２に示した実施の形態II－８に対応する。数値実施例II－８のズームレンズ系の面データを表II－２２に、非球面データを表II－２３に、各種データを表II－２４に示す。

表　II－２２（面データ）
  面番号         r           d           nd         vd                
    物面             ∞                                               
     1         28.71329     0.70000     2.00170    20.6               
     2         19.42508     2.80000     1.76802    49.2               
     3*      -115.20360        可変                                   
     4*       -21.87243     0.90000     1.85976    40.6               
     5*         5.39818     0.92440                                   
     6          7.35762     1.70000     1.94595    18.0               
     7         16.90012        可変                                   
   8(絞り)           ∞     0.00000                                   
     9*         4.55090     2.00000     1.85976    40.6               
    10         32.15726     0.75000     1.92286    20.9               
    11          4.10556     0.65000                                   
    12         28.55014     1.70000     1.88300    40.8               
    13        -13.03525        可変                                   
    14*       -56.93994     1.75000     1.77377    47.2               
    15        -11.83795        可変                                   
    16               ∞     1.00000     1.51680    64.2               
    17               ∞        (BF)                                   
    像面             ∞                                               

表　II－２３（非球面データ）
  第3面
   K= 0.00000E+00, A4= 8.25518E-06, A6= 8.05537E-08, A8=-1.83404E-09 
   A10= 1.36190E-11 
  第4面
   K= 0.00000E+00, A4= 3.76370E-04, A6=-5.54490E-06, A8= 4.02068E-08 
   A10=-8.60389E-11 
  第5面
   K=-3.69163E+00, A4= 2.59884E-03, A6=-5.44387E-05, A8= 1.45475E-06 
   A10=-2.17379E-08 
  第9面
   K=-4.14883E-01, A4=-9.21666E-05, A6=-2.91362E-07, A8= 1.60430E-06 
   A10= 2.49143E-07 
  第14面
   K= 0.00000E+00, A4=-1.24204E-04, A6= 2.14219E-05, A8=-1.13415E-06 
   A10= 2.25228E-08

表　II－２４（各種データ）
  ズーム比     5.65625
                広角      中間      望遠
  焦点距離       5.1459   12.2513   29.1062
 Ｆナンバー     3.30007   4.13787   5.63730
    画角        39.6542   17.0649    7.5694
    像高         3.8300    3.8300    3.8300
 レンズ全長     37.3809   39.5083   47.4075
    ＢＦ        0.51436   0.48968   0.49235
    d3           0.5000    6.8693   13.9472 
    d7          13.6634    4.9010    1.4500 
    d13          2.0228    5.9040   14.0872 
    d15          5.8060    6.4698    2.5563 
 入射瞳位置     10.4667   20.0406   39.5259
 射出瞳位置    -16.4143  -30.4506-1223.4949
 前側主点位置   14.0484   27.4408   67.9400
 後側主点位置   32.2350   27.2570   18.3013
単レンズデータ
  レンズ     始面     焦点距離
     1         1      -62.2976
     2         2       21.8405
     3         4       -4.9602
     4         6       12.6774
     5         9        5.9660
     6        10       -5.1661
     7        12       10.3331
     8        14       18.9932
ズームレンズ群データ
  群   始面    焦点距離  レンズ構成長    前側主点位置  後側主点位置
   1      1    34.07693     3.50000         0.29738       1.84285
   2      4    -8.59236     3.52440         0.11198       1.40959
   3      8    10.58063     5.10000        -0.21934       1.49499
   4     14    18.99322     1.75000         1.22482       2.00464
ズームレンズ群倍率
  群   始面    広角       中間       望遠
   1      1    0.00000    0.00000    0.00000
   2      4   -0.37011   -0.51005   -0.87962
   3      8   -0.63165   -1.15123   -1.18680
   4     14    0.64593    0.61228    0.81818

　以下の表II－２５に、各数値実施例のズームレンズ系における各条件の対応値を示す。

表　II－２５（条件の対応値）

　本発明に係るズームレンズ系は、デジタルカメラ、携帯電話機器、ＰＤＡ（Ｐｅｒｓｏｎａｌ　Ｄｉｇｉｔａｌ　Ａｓｓｉｓｔａｎｃｅ）、監視システムにおける監視カメラ、Ｗｅｂカメラ、車載カメラ等のデジタル入力装置に適用可能であり、特にデジタルカメラ等の高画質が要求される撮影光学系に好適である。

Ｇ１　　第１レンズ群
Ｇ２　　第２レンズ群
Ｇ３　　第３レンズ群
Ｇ４　　第４レンズ群
Ｌ１　　第１レンズ素子
Ｌ２　　第２レンズ素子
Ｌ３　　第３レンズ素子
Ｌ４　　第４レンズ素子
Ｌ５　　第５レンズ素子
Ｌ６　　第６レンズ素子
Ｌ７　　第７レンズ素子
Ｌ８　　第８レンズ素子
Ａ　　　開口絞り
Ｐ　　　平行平板
Ｓ　　　像面
１　　　ズームレンズ系
２　　　撮像素子
３　　　液晶モニタ
４　　　筐体
５　　　主鏡筒
６　　　移動鏡筒
７　　　円筒カム

Claims (25)

1. 　物体側から像側へと順に、正のパワーを有する第１レンズ群と、負のパワーを有する第２レンズ群と、正のパワーを有する第３レンズ群と、正のパワーを有する第４レンズ群とからなり、
   前記第１レンズ群が、２枚以下のレンズ素子で構成され、
   前記第２レンズ群が、２枚のレンズ素子で構成され、
   前記第３レンズ群が、物体側から像側へと順に、正のパワーを有する物体側レンズ素子と、負のパワーを有するレンズ素子と、正のパワーを有する像側レンズ素子との３枚のレンズ素子で構成され、
   以下の条件（ａ－１）及び（ｂ－２）を満足する、ズームレンズ系：
   　　ω_Ｗ≧３６　・・・（ａ－１）
   　　ｆ_Ｔ／ｆ_Ｗ＞４．５　・・・（ｂ－２）
   ここで、
   　ω_Ｗ：広角端での半画角（°）、
   　ｆ_Ｔ：望遠端での全系の焦点距離、
   　ｆ_Ｗ：広角端での全系の焦点距離
   である。
2. 　第２レンズ群が正のパワーを有するレンズ素子を含み、以下の条件（５）を満足する、請求項１に記載のズームレンズ系：
   　　１．８８＜ｎｄ_２ｐ＜２．２０　・・・（５）
   ここで、
   　ｎｄ_２ｐ：第２レンズ群の正のパワーを有するレンズ素子の、ｄ線に対する屈折率
   である。
3. 　第２レンズ群が負のパワーを有するレンズ素子を含み、以下の条件（６）を満足する、請求項１に記載のズームレンズ系：
   　　０．３５＜（ｒ_２ｎａ＋ｒ_２ｎｂ）／（ｒ_２ｎａ－ｒ_２ｎｂ）＜１．２０　・・・（６）
   ここで、
   　ｒ_２ｎａ：第２レンズ群の負のパワーを有するレンズ素子の、物体側面の曲率半径、
   　ｒ_２ｎｂ：第２レンズ群の負のパワーを有するレンズ素子の、像側面の曲率半径
   である。
4. 　第２レンズ群が、物体側から像側へと順に、負のパワーを有するレンズ素子と、正のパワーを有するレンズ素子との２枚のレンズ素子で構成され、以下の条件（７）を満足する、請求項１に記載のズームレンズ系：
   　　－８．５＜（ｒ_２ｎｂ＋ｒ_２ｐａ）／（ｒ_２ｎｂ－ｒ_２ｐａ）＜－３．５　・・・（７）
   ここで、
   　ｒ_２ｎｂ：第２レンズ群の負のパワーを有するレンズ素子の、像側面の曲率半径、
   　ｒ_２ｐａ：第２レンズ群の正のパワーを有するレンズ素子の、物体側面の曲率半径
   である。
5. 　第１レンズ群が正のパワーを有するレンズ素子を含み、以下の条件（８）を満足する、請求項１に記載のズームレンズ系：
   　　－１．８＜（ｒ_１ｐａ＋ｒ_１ｐｂ）／（ｒ_１ｐａ－ｒ_１ｐｂ）＜０．０　・・・（８）
   ここで、
   　ｒ_１ｐａ：第１レンズ群の正のパワーを有するレンズ素子の、物体側面の曲率半径、
   　ｒ_１ｐｂ：第１レンズ群の正のパワーを有するレンズ素子の、像側面の曲率半径
   である。
6. 　以下の条件（９）を満足する、請求項１に記載のズームレンズ系：
   　　１．８７＜ｆ_３／ｆ_Ｗ＜３．００　・・・（９）
   ここで、
   　ｆ_３：第３レンズ群の合成焦点距離、
   　ｆ_Ｗ：広角端での全系の焦点距離
   である。
7. 　以下の条件（１０）を満足する、請求項１に記載のズームレンズ系：
   　　０．５＜ｆ_３ＩＬ／ｆ_３＜１．５　・・・（１０）
   ここで、
   　ｆ_３ＩＬ：第３レンズ群の正のパワーを有する像側レンズ素子の焦点距離、
   　ｆ_３：第３レンズ群の合成焦点距離
   である。
8. 　第３レンズ群が、正のパワーを有する物体側レンズ素子と負のパワーを有するレンズ素子とが接合した接合レンズ素子を含む、請求項１に記載のズームレンズ系。
9. 　第４レンズ群が、正のパワーを有するレンズ素子１枚からなる、請求項１に記載のズームレンズ系。
10. 　以下の条件（１１）を満足する、請求項１に記載のズームレンズ系：
    　　－１．００＜ｆ_３ｎ／ｆ_３＜－０．２５　・・・（１１）
    ここで、
    　ｆ_３ｎ：第３レンズ群の負のパワーを有するレンズ素子の焦点距離、
    　ｆ_３：第３レンズ群の合成焦点距離
    である。
11. 　物体の光学的な像を電気的な画像信号として出力可能な撮像装置であって、
    物体の光学的な像を形成するズームレンズ系と、
    該ズームレンズ系により形成された光学的な像を電気的な画像信号に変換する撮像素子とを備え、
    前記ズームレンズ系が、
    物体側から像側へと順に、正のパワーを有する第１レンズ群と、負のパワーを有する第２レンズ群と、正のパワーを有する第３レンズ群と、正のパワーを有する第４レンズ群とからなり、
    前記第１レンズ群が、２枚以下のレンズ素子で構成され、
    前記第２レンズ群が、２枚のレンズ素子で構成され、
    前記第３レンズ群が、物体側から像側へと順に、正のパワーを有する物体側レンズ素子と、負のパワーを有するレンズ素子と、正のパワーを有する像側レンズ素子との３枚のレンズ素子で構成され、
    以下の条件（ａ－１）及び（ｂ－２）：
    　　ω_Ｗ≧３６　・・・（ａ－１）
    　　ｆ_Ｔ／ｆ_Ｗ＞４．５　・・・（ｂ－２）
    （ここで、
    　ω_Ｗ：広角端での半画角（°）、
    　ｆ_Ｔ：望遠端での全系の焦点距離、
    　ｆ_Ｗ：広角端での全系の焦点距離
    である）
    を満足するズームレンズ系である、撮像装置。
12. 　物体の光学的な像を電気的な画像信号に変換し、変換された画像信号の表示及び記憶の少なくとも一方を行うカメラであって、
    物体の光学的な像を形成するズームレンズ系と、該ズームレンズ系により形成された光学的な像を電気的な画像信号に変換する撮像素子とを含む撮像装置を備え、
    前記ズームレンズ系が、
    物体側から像側へと順に、正のパワーを有する第１レンズ群と、負のパワーを有する第２レンズ群と、正のパワーを有する第３レンズ群と、正のパワーを有する第４レンズ群とからなり、
    前記第１レンズ群が、２枚以下のレンズ素子で構成され、
    前記第２レンズ群が、２枚のレンズ素子で構成され、
    前記第３レンズ群が、物体側から像側へと順に、正のパワーを有する物体側レンズ素子と、負のパワーを有するレンズ素子と、正のパワーを有する像側レンズ素子との３枚のレンズ素子で構成され、
    以下の条件（ａ－１）及び（ｂ－２）：
    　　ω_Ｗ≧３６　・・・（ａ－１）
    　　ｆ_Ｔ／ｆ_Ｗ＞４．５　・・・（ｂ－２）
    （ここで、
    　ω_Ｗ：広角端での半画角（°）、
    　ｆ_Ｔ：望遠端での全系の焦点距離、
    　ｆ_Ｗ：広角端での全系の焦点距離
    である）
    を満足するズームレンズ系である、カメラ。
13. 　物体側から像側へと順に、正のパワーを有する第１レンズ群と、負のパワーを有する第２レンズ群と、正のパワーを有する第３レンズ群と、正のパワーを有する第４レンズ群とからなり、
    前記第１レンズ群が、負のパワーを有するレンズ素子と、正のパワーを有するレンズ素子との２枚のレンズ素子で構成され、
    前記第１レンズ群において、前記負のパワーを有するレンズ素子と前記正のパワーを有するレンズ素子とが接合して接合レンズ素子を構成し、
    前記第２レンズ群が、２枚のレンズ素子で構成され、
    前記第３レンズ群が、３枚のレンズ素子で構成され、
    以下の条件（ａ－１）及び（ｂ－２）を満足する、ズームレンズ系：
    　　ω_Ｗ≧３６　・・・（ａ－１）
    　　ｆ_Ｔ／ｆ_Ｗ＞４．５　・・・（ｂ－２）
    ここで、
    　ω_Ｗ：広角端での半画角（°）、
    　ｆ_Ｔ：望遠端での全系の焦点距離、
    　ｆ_Ｗ：広角端での全系の焦点距離
    である。
14. 　第２レンズ群が正のパワーを有するレンズ素子を含み、以下の条件（５）を満足する、請求項１３に記載のズームレンズ系：
    　　１．８８＜ｎｄ_２ｐ＜２．２０　・・・（５）
    ここで、
    　ｎｄ_２ｐ：第２レンズ群の正のパワーを有するレンズ素子の、ｄ線に対する屈折率
    である。
15. 　第２レンズ群が負のパワーを有するレンズ素子を含み、以下の条件（６）を満足する、請求項１３に記載のズームレンズ系：
    　　０．３５＜（ｒ_２ｎａ＋ｒ_２ｎｂ）／（ｒ_２ｎａ－ｒ_２ｎｂ）＜１．２０　・・・（６）
    ここで、
    　ｒ_２ｎａ：第２レンズ群の負のパワーを有するレンズ素子の、物体側面の曲率半径、
    　ｒ_２ｎｂ：第２レンズ群の負のパワーを有するレンズ素子の、像側面の曲率半径
    である。
16. 　第２レンズ群が、物体側から像側へと順に、負のパワーを有するレンズ素子と、正のパワーを有するレンズ素子との２枚のレンズ素子で構成され、以下の条件（７）を満足する、請求項１３に記載のズームレンズ系：
    　　－８．５＜（ｒ_２ｎｂ＋ｒ_２ｐａ）／（ｒ_２ｎｂ－ｒ_２ｐａ）＜－３．５　・・・（７）
    ここで、
    　ｒ_２ｎｂ：第２レンズ群の負のパワーを有するレンズ素子の、像側面の曲率半径、
    　ｒ_２ｐａ：第２レンズ群の正のパワーを有するレンズ素子の、物体側面の曲率半径
    である。
17. 　以下の条件（８）を満足する、請求項１３に記載のズームレンズ系：
    　　－１．８＜（ｒ_１ｐａ＋ｒ_１ｐｂ）／（ｒ_１ｐａ－ｒ_１ｐｂ）＜０．０　・・・（８）
    ここで、
    　ｒ_１ｐａ：第１レンズ群の正のパワーを有するレンズ素子の、物体側面の曲率半径、
    　ｒ_１ｐｂ：第１レンズ群の正のパワーを有するレンズ素子の、像側面の曲率半径
    である。
18. 　以下の条件（９）を満足する、請求項１３に記載のズームレンズ系：
    　　１．８７＜ｆ_３／ｆ_Ｗ＜３．００　・・・（９）
    ここで、
    　ｆ_３：第３レンズ群の合成焦点距離、
    　ｆ_Ｗ：広角端での全系の焦点距離
    である。
19. 　第３レンズ群が、物体側から像側へと順に、正のパワーを有する物体側レンズ素子と、負のパワーを有するレンズ素子と、正のパワーを有する像側レンズ素子との３枚のレンズ素子で構成される、請求項１３に記載のズームレンズ系。
20. 　以下の条件（１０）を満足する、請求項１９に記載のズームレンズ系：
    　　０．５＜ｆ_３ＩＬ／ｆ_３＜１．５　・・・（１０）
    ここで、
    　ｆ_３ＩＬ：第３レンズ群の正のパワーを有する像側レンズ素子の焦点距離、
    　ｆ_３：第３レンズ群の合成焦点距離
    である。
21. 　以下の条件（１１）を満足する、請求項１９に記載のズームレンズ系：
    　　－１．００＜ｆ_３ｎ／ｆ_３＜－０．２５　・・・（１１）
    ここで、
    　ｆ_３ｎ：第３レンズ群の負のパワーを有するレンズ素子の焦点距離、
    　ｆ_３：第３レンズ群の合成焦点距離
    である。
22. 　第３レンズ群において、正のパワーを有する物体側レンズ素子と負のパワーを有するレンズ素子とが接合して接合レンズ素子を構成する、請求項１９に記載のズームレンズ系。
23. 　第４レンズ群が、正のパワーを有するレンズ素子１枚からなる、請求項１３に記載のズームレンズ系。
24. 　物体の光学的な像を電気的な画像信号として出力可能な撮像装置であって、
    物体の光学的な像を形成するズームレンズ系と、
    該ズームレンズ系により形成された光学的な像を電気的な画像信号に変換する撮像素子とを備え、
    前記ズームレンズ系が、
    物体側から像側へと順に、正のパワーを有する第１レンズ群と、負のパワーを有する第２レンズ群と、正のパワーを有する第３レンズ群と、正のパワーを有する第４レンズ群とからなり、
    前記第１レンズ群が、負のパワーを有するレンズ素子と、正のパワーを有するレンズ素子との２枚のレンズ素子で構成され、
    前記第１レンズ群において、前記負のパワーを有するレンズ素子と前記正のパワーを有するレンズ素子とが接合して接合レンズ素子を構成し、
    前記第２レンズ群が、２枚のレンズ素子で構成され、
    前記第３レンズ群が、３枚のレンズ素子で構成され、
    以下の条件（ａ－１）及び（ｂ－２）：
    　　ω_Ｗ≧３６　・・・（ａ－１）
    　　ｆ_Ｔ／ｆ_Ｗ＞４．５　・・・（ｂ－２）
    （ここで、
    　ω_Ｗ：広角端での半画角（°）、
    　ｆ_Ｔ：望遠端での全系の焦点距離、
    　ｆ_Ｗ：広角端での全系の焦点距離
    である）
    を満足するズームレンズ系である、撮像装置。
25. 　物体の光学的な像を電気的な画像信号に変換し、変換された画像信号の表示及び記憶の少なくとも一方を行うカメラであって、
    物体の光学的な像を形成するズームレンズ系と、該ズームレンズ系により形成された光学的な像を電気的な画像信号に変換する撮像素子とを含む撮像装置を備え、
    前記ズームレンズ系が、
    物体側から像側へと順に、正のパワーを有する第１レンズ群と、負のパワーを有する第２レンズ群と、正のパワーを有する第３レンズ群と、正のパワーを有する第４レンズ群とからなり、
    前記第１レンズ群が、負のパワーを有するレンズ素子と、正のパワーを有するレンズ素子との２枚のレンズ素子で構成され、
    前記第１レンズ群において、前記負のパワーを有するレンズ素子と前記正のパワーを有するレンズ素子とが接合して接合レンズ素子を構成し、
    前記第２レンズ群が、２枚のレンズ素子で構成され、
    前記第３レンズ群が、３枚のレンズ素子で構成され、
    以下の条件（ａ－１）及び（ｂ－２）：
    　　ω_Ｗ≧３６　・・・（ａ－１）
    　　ｆ_Ｔ／ｆ_Ｗ＞４．５　・・・（ｂ－２）
    （ここで、
    　ω_Ｗ：広角端での半画角（°）、
    　ｆ_Ｔ：望遠端での全系の焦点距離、
    　ｆ_Ｗ：広角端での全系の焦点距離
    である）
    を満足するズームレンズ系である、カメラ。

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