WO2009153866A1 - 風車の動特性監視装置及びその方法 - Google Patents

風車の動特性監視装置及びその方法 Download PDF

Info

Publication number
WO2009153866A1
WO2009153866A1 PCT/JP2008/061133 JP2008061133W WO2009153866A1 WO 2009153866 A1 WO2009153866 A1 WO 2009153866A1 JP 2008061133 W JP2008061133 W JP 2008061133W WO 2009153866 A1 WO2009153866 A1 WO 2009153866A1
Authority
WO
WIPO (PCT)
Prior art keywords
dynamic characteristic
monitoring
wind turbine
wind
windmill
Prior art date
Application number
PCT/JP2008/061133
Other languages
English (en)
French (fr)
Inventor
橋本 雅之
強志 若狭
崇俊 松下
有永 真司
Original Assignee
三菱重工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 三菱重工業株式会社 filed Critical 三菱重工業株式会社
Priority to EP08777332.1A priority Critical patent/EP2287465B1/en
Priority to CN2008801183784A priority patent/CN101878366A/zh
Priority to AU2008358216A priority patent/AU2008358216A1/en
Priority to PCT/JP2008/061133 priority patent/WO2009153866A1/ja
Priority to KR1020107011804A priority patent/KR101159444B1/ko
Priority to CA2704988A priority patent/CA2704988C/en
Priority to US12/745,155 priority patent/US8405239B2/en
Priority to BRPI0819450-5A priority patent/BRPI0819450A2/pt
Priority to JP2010517590A priority patent/JP5260649B2/ja
Priority to TW097123960A priority patent/TW201000754A/zh
Publication of WO2009153866A1 publication Critical patent/WO2009153866A1/ja

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F03MACHINES OR ENGINES FOR LIQUIDS; WIND, SPRING, OR WEIGHT MOTORS; PRODUCING MECHANICAL POWER OR A REACTIVE PROPULSIVE THRUST, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F03DWIND MOTORS
    • F03D7/00Controlling wind motors 
    • F03D7/02Controlling wind motors  the wind motors having rotation axis substantially parallel to the air flow entering the rotor
    • F03D7/04Automatic control; Regulation
    • F03D7/042Automatic control; Regulation by means of an electrical or electronic controller
    • F03D7/043Automatic control; Regulation by means of an electrical or electronic controller characterised by the type of control logic
    • F03D7/045Automatic control; Regulation by means of an electrical or electronic controller characterised by the type of control logic with model-based controls
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F03MACHINES OR ENGINES FOR LIQUIDS; WIND, SPRING, OR WEIGHT MOTORS; PRODUCING MECHANICAL POWER OR A REACTIVE PROPULSIVE THRUST, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F03DWIND MOTORS
    • F03D7/00Controlling wind motors 
    • F03D7/02Controlling wind motors  the wind motors having rotation axis substantially parallel to the air flow entering the rotor
    • F03D7/04Automatic control; Regulation
    • F03D7/042Automatic control; Regulation by means of an electrical or electronic controller
    • F03D7/043Automatic control; Regulation by means of an electrical or electronic controller characterised by the type of control logic
    • F03D7/046Automatic control; Regulation by means of an electrical or electronic controller characterised by the type of control logic with learning or adaptive control, e.g. self-tuning, fuzzy logic or neural network
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05BINDEXING SCHEME RELATING TO WIND, SPRING, WEIGHT, INERTIA OR LIKE MOTORS, TO MACHINES OR ENGINES FOR LIQUIDS COVERED BY SUBCLASSES F03B, F03D AND F03G
    • F05B2270/00Control
    • F05B2270/30Control parameters, e.g. input parameters
    • F05B2270/32Wind speeds
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/70Wind energy
    • Y02E10/72Wind turbines with rotation axis in wind direction

Abstract

 風車を安定した状態で運転させることができるとともに、風車の制御パラメータを適切な時期に変更することを目的とする。風速に応じて決定される複数の領域別に、風車の動特性モデルを同定し、同定した動特性モデルを領域毎に監視する。

Description

風車の動特性監視装置及びその方法
 本発明は、風車の動特性監視装置及びその方法に関するものである。
 風車の制御を行う場合、風車の建設時等に制御パラメータを設定し、この制御パラメータを用いて風車の制御を行うことが一般的に行われる。
 このような制御パラメータは、季節による温度や風況、或いは、経年変化に応じて最適な値に変更することが好ましい。しかしながら、一般的に、建設時に一旦設定された制御パラメータは以降の制御において変更されることはない。従って、効率が悪い状態で継続して運転がなされるおそれがある。
 また、例えば、風車翼のピッチ角度を変更するために用いられるアクチュエータ等の駆動機器の動特性は、経年劣化に伴い変化することが考えられるが、これらの駆動機器に関する動特性は監視されていない。従って、アクチュエータ等については、異常が発生したときに通知されるアラーム等によって異常の発生に気づくこととなり、機器の異常発生を未然に防ぐことが困難であった。
 また、例えば、特許文献1には、風車翼のピッチ角制御において、ピッチ角指令値を出力するピッチ角制御系に、補償制御器とパラメータ同定器を付与したシステムが開示されている。このシステムでは、ピッチ角制御系が算出した操作量に対して、補償制御器が出力する制御補償指令値を加算した操作量を最終的なピッチ角制御指令として出力する。このシステムでは、パラメータ同定器が風力発電機のパラメータをオンラインで同定し、同定したパラメータを補償制御器において利用することで、上記制御補償指令値を求めている。
特開2006-37850号公報
 上記特許文献1のシステムは、補償制御器とパラメータ同定器を設け、パラメータ同定器で補償制御器のパラメータをオンライン同定することにより、制御補償指令値を算出している。しかしながら、本手法では本来の制御器の制御パラメータが固定されているため、季節による温度や風況の変化、あるいは経年変化に対して、本来の制御器の制御特性が劣化する恐れがあった。また、動特性監視は実施しておらず、風車の特性変化を検知することができないという問題点があった。
 本発明は、上記問題を解決するためになされたもので、本来の制御器の制御パラメータを直接調整することにより、経年変化等が発生した場合の該制御器の制御性能を維持することが可能であるとともに、風車システムの特性変化を検知可能な風車の動特性監視装置及びその方法を提供することを目的とする。
 上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を採用する。
 本発明の第1の態様は、風速に応じて決定される複数の領域別に、風車の動特性モデルを同定する同定部と、前記同定部によって同定された動特性モデルを前記領域毎に監視する監視部とを具備する風車の動特性監視装置である。
 風車の動特性は風速に対し非線形性が高いため、動特性を高い性能で分析することが難しい。本態様では、風速に応じて複数の領域に区分し、領域毎に同定を行うので、線形性が保たれる範囲で同定を行うことが可能となる。これにより、動特性の監視性能を向上させることが可能となる。
 上記領域は、例えば、固定ピッチ角で、かつ、発電機出力が最大出力点になるように回転数を調整する第1運転領域と、固定ピッチ角で、かつ、回転数が定格回転数になるように発電機出力を調整する第2運転領域と、回転数及び出力が一定となるように、ピッチ角を制御する第3運転領域とに区分される。
 上記風車の動特性監視装置において、前記監視部は、前記運転領域毎に、前記同定部によって同定された動特性モデルにおける所定の動特性パラメータの時系列変化を監視し、該動特性パラメータの時系列変化に基づいて風車の制御パラメータの調整が必要であるか否かを判断することとしてもよい。
 これにより、制御パラメータの調整を逐次行うのではなく、ある一定以上の劣化等が動特性において確認された場合に制御パラメータの調整を行うことが可能となる。これにより、適切な時期に制御パラメータを変更することができる。
 前記監視部は、例えば、前記所定の動特性パラメータの値が初期の値に対して予め設定されている所定の変化量を超えて変化した場合に、風車の制御パラメータの調整が必要であると判断することとしてもよい。
 上記動特性モデルは、例えば、むだ時間を含む伝達関数で表され、監視部は、むだ時間及び伝達関数の係数の少なくともいずれか一つの時系列変化に基づき、制御パラメータの調整時期を判断することとしてもよい。前記むだ時間を含む伝達関数には、二次以上の高次の伝達関数も含まれる。
 上記風車の動特性監視装置において、前記監視部は、前記所定の動特性パラメータを風速または風速及び風向の組み合わせに基づいて複数のクラスに分類し、該クラス毎に前記動特性パラメータの時系列変化を監視することとしてもよい。
 このように、風速、または風速及び風向の組み合わせに基づくクラス毎に動特性パラメータの時系列変化を監視することで、より正確に風車の動特性を把握することが可能となる。
 本発明の第2の態様は、複数の風車の運転状態を監視し、複数の前記風車に対して制御指令を与える風車監視システムであって、上記いずれかの風車の動特性監視装置を備える風車監視システムである。
 本発明の第3の態様は、運転制御方法に応じて決定される複数の運転領域別に、風車の動特性モデルを同定し、同定した動特性モデルを前記運転領域毎に監視する風車の動特性監視方法である。
 本発明によれば、風車を安定した状態で運転させることができるとともに、風車の制御パラメータを適切な時期に変更することができるという効果を奏する。
本発明の一実施形態に係る風車の動特性監視装置が備える機能を展開して示した機能ブロック図である。 本発明の一実施形態に係る風車の動特性監視装置のハードウェア構成を示した図である。 運転領域の区分を説明する図である。 第1運転領域及び第2運転領域の場合の同定モデルを示した図である。 第3運転領域の場合の同定モデルを示した図である。 ピッチ角制御の同定モデルを示した図である。 時系列変化テーブルの一例を示した図である。 本発明の一実施形態に係る風車の動特性監視装置の動作フローを示した図である。 第1運転領域及び第2運転領域の場合の同定モデルの他の構成例を示した図である。 第3運転領域の場合の同定モデルの他の構成例を示した図である。 本発明の一実施形態に係る風車監視システムを示した図である。
符号の説明
 10 風車の動特性監視装置
 11 同定部
 12 記憶部
 13 監視部
 14 表示部
 31 出力制御器
 32 第1動特性モデル
 33 第2動特性モデル
 41 ピッチ角制御器
 42 第3動特性モデル
 43 第4動特性モデル
 51 第5動特性モデル
 60 風車監視システム
 以下に、本発明に係る風車の動特性監視装置及びその方法の一実施形態について、図面を参照して説明する。
 図1は、本発明の一実施形態に係る風車の動特性監視装置が備える機能を展開して示した機能ブロック図、図2は本発明の一実施形態に係る風車の動特性監視装置のハードウェア構成を示した図である。
 図1に示されるように、本実施形態に係る風車の動特性監視装置10は、同定部11、記憶部12、監視部13、及び表示部14を備えている。
 風車の動特性監視装置10は、例えば、図2に示されるように、コンピュータシステム(計算機システム)であり、CPU(中央演算処理装置)1、RAM(Random Access
Memory)などの主記憶装置2、HDD(Hard Disk Drive)などの補助記憶装置3、キーボードやマウスなどの入力装置4、及びモニタやプリンタなどの出力装置5などを備えて構成されている。
 補助記憶装置3には、各種プログラムが格納されており、CPU1が補助記憶装置3から主記憶装置2にプログラムを読み出し、実行することにより種々の処理を実現させる。
 図1において、同定部11は、風速に応じて決定される複数の運転領域別に、風車の動特性モデルを同定する。
 本実施形態において、運転領域は、図3に示すように、3つの領域に分類される。
 第1運転領域は、風速が最も低い領域であり、固定ピッチ角で、かつ、発電機出力が最大出力点になるように回転数が制御される。第2運転領域は、中間の風速領域であり、固定ピッチ角で、かつ、回転数が定格回転数になるように発電機出力が制御される。第3運転領域は、風速が最も大きい領域であり、回転数及び出力が一定となるように、ピッチ角が制御される。上記第1運転領域、第2運転領域において、ピッチ角は発電機出力が最大となるピッチ角に固定される。
 第1運転領域及び第2運転領域では、ピッチ角を固定し、発電機回転数により発電機出力を制御するので、図4に示すような同定モデルが用いられる。
 図4に示される同定モデルにおいて、G(s)及びG(s)は、同定する動特性を表す伝達関数(動特性モデル)である。図4において、発電機回転数の設定値と発電機の実回転数との差分が出力制御器31に入力され、その出力である出力設定値が第1動特性モデル32の入力とされている。また、風速が第2動特性モデル33の入力とされている。第1動特性モデル32の出力及び第2動特性モデル33の出力は加算され、発電機回転数とされる。
 上記出力制御器31には、例えば、P制御器、PI制御器、PID制御器等のいずれかを採用することができる。
 図3に示される第3運転領域では、回転数及び出力が一定となるように、ピッチ角を制御するので、図5に示すような同定モデルが用いられる。
 図5に示される同定モデルにおいて、G(s)及びG(s)は、同定する動特性を表す伝達関数(動特性モデル)である。図5において、発電機回転数の設定値と発電機の実回転数との差分がピッチ角制御器41に入力され、その出力であるピッチ角設定値が第3動特性モデル42の入力とされている。また、風速が第4動特性モデル43の入力とされている。第3動特性モデル42の出力及び第4動特性モデル43の出力は加算され、発電機回転数とされる。
 上記ピッチ角制御器41には、例えば、P制御器、PI制御器、PID制御器等のいずれかを採用することができる。
 また、ピッチ角制御については、図6に示すような同定モデルが用いられる。図6において、ピッチ角設定値が第5動特性モデル51の入力とされ、その出力が実ピッチ角となっている。
 図4から図6に示した各動特性モデルG(s)~G(s)は、全てむだ時間を要素とする伝達関数で表される。同定部11による動特性モデルの同定は、以下の手順で行われる。ここでは、動特性モデルG(s)を例に挙げて説明する。
 動特性モデルG(s)は、例えば、一次遅れ及びむだ時間を要素とする一次の伝達関数として、以下の(1)式で表される。
Figure JPOXMLDOC01-appb-M000001
 上記(1)式をz変換により離散化すると以下の(2)式が得られる。
Figure JPOXMLDOC01-appb-M000002
 このときの入出力をそれぞれU(z),Y(z)とすると、以下の(3)式で表される漸化式が得られる。
Figure JPOXMLDOC01-appb-M000003
 続いて、上記(3)式から、実際の入出力データを用いて、公知の線形予側法を適用することにより、係数a,K,lをそれぞれ求め、更に、この係数a,K,lから(1)式で表した第1動特性モデルG(s)の時定数、ゲイン、むだ時間に関する動特性パラメータT、K、Lをそれぞれ算出する。
 上記の解法を用いて、同定部11は、他の動特性モデルG(s)~G(s)についても動特性パラメータの値を算出する。なお、同定部11による同定の方法については、上記例に限定されるものではなく、時間応答波形から直接的に上記(1)式の動特性パラメータT、K、Lをそれぞれ算出することとしてもよい。
 記憶部12は、同定部11によって算出された各動特性パラメータを運転領域毎に、時間情報及び風速と対応付けて格納する。
 監視部13は、記憶部12に格納された各動特性パラメータのうち、特定の動特性パラメータを運転領域別に取得し、運転領域毎に、取得した動特性パラメータを風速に基づいて複数のクラスに分類し、クラス毎に動特性パラメータの時系列変化を示す時系列変化テーブルを作成する。
 図7に、特定の動特性パラメータとして時定数を選定した場合の第1運転領域における時系列変化テーブルを示す。図7では、横軸に時間、縦軸に動特性パラメータ(例えば、時定数)を示し、風速を1m毎のクラスに分けている。
 監視部13は、このような時系列変化テーブルを運転領域毎に作成すると、作成した時系列変化テーブルを表示部14に出力する。なお、上記説明では、時定数に関する時系列変化テーブルを作成する場合について述べたが、選択する動特性パラメータについては、時定数に限定されない。
 例えば、他の動特性パラメータを選定してもよいし、複数の動特性パラメータを選定し、これらについてそれぞれ時系列変化テーブルを作成することとしてもよい。また、上記例においては、風速に応じて複数のクラスに分類したが、これに限定されず、例えば、風速と風向の組み合わせに基づいてクラス分類を行うこととしてもよい。
 また、上述のように、監視部13により風速及び風向の組み合わせに基づいてクラス分類が行われる場合には、記憶部12に格納された各動特性パラメータは、その動特性パラメータが得られたときの風速及び風向に関連付けられているものとする。
 また、監視部12は、作成した時系列変化テーブルに基づいて、風車の制御パラメータの調整が必要であるか否かを判断する。具体的には、時系列変化テーブルにおける動特性パラメータの値が初期値(または、制御パラメータの調整が行われた場合には、制御パラメータの調整が行われたときの値)に対して予め設定されている所定の変化量(例えば、20%)を超えて変化した場合に、風車の制御パラメータの調整が必要であると判断し、その旨を表示部14に出力する。
 表示部14は、制御パラメータの調整が必要である旨を表示モニタに表示することにより、ユーザに通知する。
 次に、上記構成を備える風車の動特性監視装置の動作について図8を参照して説明する。
 まず、図3から図5に示した同定モデルにおいて各動特性モデルG(s)~G(s)の入力、出力に相当するデータ、例えば、出力設定値、ピッチ角設定値、風速等が同定部11に入力される。
 同定部11は、風速に基づいて運転領域を特定し、特定した運転領域に対応する同定モデルを用いて動特性モデルの同定を行い、各動特性パラメータを算出する(図8のステップSA1)。
 具体的には、第1または第2運転領域であれば、図4に示される同定モデルを用いて動特性モデルG(s)及びG(s)の各動特性パラメータを算出し、算出した動特性パラメータを風速、運転領域、及び時間に対応付けて記憶部12に出力する。
 また、第3運転領域であれば、図5及び図6に示される同定モデルを用いて動特性モデルG(s)からG(s)の各動特性パラメータを算出し、算出した動特性パラメータを風速、運転領域、及び時間に対応付けて記憶部12に出力する。
 これにより、記憶部12には、同定部11によって算出された動特性パラメータが運転領域等に関連付けられて格納されることとなる。
 次に、監視部12は、所定の時間間隔で記憶部12に格納された動特性パラメータ及びそれに関連付けられるデータを読み出し、これらの情報に基づいて図6に示したような時系列変化テーブルを作成し、これを表示部14に出力する(図8のステップSA2)。これにより、表示部14には、監視部12によって作成された時系列変化テーブルが表示される(図8のステップSA3)。これにより、ユーザは動特性パラメータの時系列変化を確認することが可能となる。
 また、監視部12は、この時系列変化テーブルに基づいて制御パラメータの調整が必要であるか否かを判断する(図8のステップSA4)。この結果、制御パラメータの調整が必要であると判断した場合には、その旨を示す信号を表示部14に出力する。これにより、表示部14には、制御パラメータの調整が必要である旨が表示され、ユーザに通知することが可能となる(図8のステップSA5)。
 また、監視部12によって制御パラメータの調整が必要であると判断された場合には、図示しない制御パラメータ調整部によって、制御パラメータの調整が行われる。具体的には、図4に示される出力制御器31、図5に示されるピッチ角制御器41のPIDパラメータの調整が行われる。PIDパラメータの調整については、公知のジグラー・ニコルス(Ziegler & Nichols)の限界感度法や北森法など、公知の方法を採用することが可能である。
 以上、説明してきたように、本実施形態に係る風車の動特性監視装置10によれば、風車の動特性の変化を把握することができ、これにより、風車の駆動系の状態に応じて、適切な時期に、適切な制御パラメータに変更することが可能となり、運転効率の低下を回避することができる。
 また、本実施形態に係る風車の動特性監視装置10によれば、線形性が保たれる範囲で運転領域を区分し、この区分毎に動特性モデルの同定を行うので、同定の結果を信頼性の高いものとすることが可能となる。
 また、アクチュエータ等のピッチ駆動系に関する動特性パラメータの時系列変化を観察することで、駆動系の応答の劣化の進展度合いを把握することができる。これにより、例えば、グリース給脂や実機点検等が必要である旨をユーザに対して早期に知らせることが可能となる。この結果、例えばピッチ角動作不良が発生して風車運転が不可能となる前に、メンテナンスを行うことが可能となる。
 なお、上述した本実施形態においては、動特性モデルG(s)~G(s)を一次遅れ及びむだ時間を要素とする一次の伝達関数で表したが、動特性モデルの表現については上記例に限定されない。例えば、以下の(4)式や(5)式に示すように、動特性モデルG(s)~G(s)を2次以上の高次の伝達関数として表してもよい。
Figure JPOXMLDOC01-appb-M000004
 上記(4)式は、係数に遅れの要素を含んだ式であり、(5)式は、(4)式において更にむだ時間を考慮した式となっている。
 また、上述のように動特性モデルG(s)~G(s)を2次以上の高次の伝達関数として同定を行った場合には、監視部13は、むだ時間及び上記伝達関数の係数の少なくともいずれか一つの時系列変化に基づき、制御パラメータの調整時期を判断することとしてもよい。
 また、上記実施形態においては、図4及び図5に示すような同定モデルを用いて動特性モデルG(s)~G(s)の各動特性パラメータを算出することとしたが、同定モデルについてはこの例に限定されない。例えば、第1または第2運転領域であれば、図4に示される同定モデルに代えて、図9に示すような同定モデルを用いてもよい。図9に示した同定モデルでは、出力制御器31と第1動特性モデル32との間に、第2動特性モデル33の出力が入力されるようなモデルとされており、出力制御器31の出力と第2動特性モデル33の出力とが加算され、この結果が第1動特性モデル32の入力とされている。
 また、同様に、例えば、第3運転領域であれば、図5に示される同定モデルに代えて、図10に示すような同定モデルを用いてもよい。図10に示した同定モデルでは、ピッチ角制御器41と第3動特性モデル42との間に、第4動特性モデル43の出力が入力されるようなモデルとされており、ピッチ角制御器41の出力と第4動特性モデル43の出力とが加算され、この結果が第3動特性モデル42の入力とされている。
 このように、同定モデルの構成が変わっても、上述の如き効果を得ることが可能である。
 また、上述した本実施形態に係る風車の動特性監視装置10は、風車の内部に設けられていてもよいし、風車の外部に設けられていてもよい。また、風車に対して1対1で設けられていてもよいし、或いは、複数の風車に対して1台設けられていてもよい。
 また、本実施形態に係る風車の動特性監視装置10は、図11に示すように、複数台の風車の運転を制御する風車監視システム60に設けられていてもよい。この場合、各風車1からは通信回線を介して同定に必要となる入出力データが送信されてくることとなる。
 また、制御パラメータの調整が必要であると判断した場合には、通信回線を介して各風車1に対して調整後の制御パラメータを送信する。このとき、風車毎に制御パラメータを変更してもよいし、地形や風況などが略同等のエリア毎に同じパラメータとなるように変更することとしてもよい。制御パラメータは風車毎に風車監視システム60において管理する。
 なお、上記実施形態では、同定部11によって算出されたデータ等を記憶する記憶部12を設け、この記憶部12から監視部13が情報を読み出す構成としたが、これに代えて、記憶部12を介さずに、同定部11から監視部13に直接的にデータが入力されることとしてもよい。この場合、監視部13は、同定部11から入力されるデータに基づいて、図6に示されるような時系列変化テーブルを更新することとしてもよい。このようにすることで、動特性パラメータの時間的変化を常に把握することが可能となる。
 なお、本実施形態においては、制御パラメータの調整が必要である旨を表示部14に表示することによってユーザに通知したが、通知方法についてはこの例に限定されず、例えば、音声による通知や、ランプの点灯による通知等、他の方法を採用することとしてもよい。

Claims (5)

  1.  風速に応じて決定される複数の領域別に、風車の動特性モデルを同定する同定部と、
     前記同定部によって同定された動特性モデルを前記領域毎に監視する監視部と
     を具備する風車の動特性監視装置。
  2.  前記監視部は、前記運転領域毎に、前記同定部によって同定された動特性モデルにおける所定の動特性パラメータの時系列変化を監視し、該動特性パラメータの時系列変化に基づいて風車の制御パラメータの調整が必要であるか否かを判断する請求項1に記載の風車の動特性監視装置。
  3.  前記監視部は、前記所定の動特性パラメータを風速または風速及び風向の組み合わせに基づいて複数のクラスに分類し、該クラス毎に前記動特性パラメータの時系列変化を監視する請求項2に記載の風車の動特性監視装置。
  4.  複数の風車の運転状態を監視し、複数の前記風車に対して制御指令を与える風車監視システムであって、
     請求1から請求項3に記載の風車の動特性監視装置を備える風車監視システム。
  5.  運転制御方法に応じて決定される複数の運転領域別に、風車の動特性モデルを同定し、同定した動特性モデルを前記運転領域毎に監視する風車の動特性監視方法。
PCT/JP2008/061133 2008-06-18 2008-06-18 風車の動特性監視装置及びその方法 WO2009153866A1 (ja)

Priority Applications (10)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP08777332.1A EP2287465B1 (en) 2008-06-18 2008-06-18 Wind-turbine-dynamic-characteristics monitoring apparatus and method therefore
CN2008801183784A CN101878366A (zh) 2008-06-18 2008-06-18 风车的动特性监视装置及其方法
AU2008358216A AU2008358216A1 (en) 2008-06-18 2008-06-18 Device and method for monitoring dynamic characteristics of windmill
PCT/JP2008/061133 WO2009153866A1 (ja) 2008-06-18 2008-06-18 風車の動特性監視装置及びその方法
KR1020107011804A KR101159444B1 (ko) 2008-06-18 2008-06-18 풍차의 동적 특성 감시 장치 및 그 방법
CA2704988A CA2704988C (en) 2008-06-18 2008-06-18 Wind-turbine-dynamic-characteristics monitoring apparatus and method therefor
US12/745,155 US8405239B2 (en) 2008-06-18 2008-06-18 Wind-turbine-dynamic-characteristics monitoring apparatus and method therefor
BRPI0819450-5A BRPI0819450A2 (pt) 2008-06-18 2008-06-18 Aparelho de monitoração das características dinâmicas de uma turbina eólica e método para tal
JP2010517590A JP5260649B2 (ja) 2008-06-18 2008-06-18 風車の動特性監視装置及びその方法
TW097123960A TW201000754A (en) 2008-06-18 2008-06-26 Device for monitoring dynamic characteristics of windmill and method thereof

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2008/061133 WO2009153866A1 (ja) 2008-06-18 2008-06-18 風車の動特性監視装置及びその方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
WO2009153866A1 true WO2009153866A1 (ja) 2009-12-23

Family

ID=41433796

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
PCT/JP2008/061133 WO2009153866A1 (ja) 2008-06-18 2008-06-18 風車の動特性監視装置及びその方法

Country Status (10)

Country Link
US (1) US8405239B2 (ja)
EP (1) EP2287465B1 (ja)
JP (1) JP5260649B2 (ja)
KR (1) KR101159444B1 (ja)
CN (1) CN101878366A (ja)
AU (1) AU2008358216A1 (ja)
BR (1) BRPI0819450A2 (ja)
CA (1) CA2704988C (ja)
TW (1) TW201000754A (ja)
WO (1) WO2009153866A1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2317133A1 (en) * 2009-10-30 2011-05-04 General Electric Company System and device for controlling a wind turbine using seasonal parameters
EP2559892A4 (en) * 2010-04-13 2017-06-21 Gamesa Innovation & Technology, S.L. Methods for monitoring wind turbines
JP2019532215A (ja) * 2016-10-17 2019-11-07 ロマックス テクノロジー リミテッド 風力タービンの負荷を決定する方法

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA2557396C (en) * 2004-02-27 2010-12-21 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Wind turbine generator, active damping method thereof, and windmill tower
WO2007123552A1 (en) * 2006-04-26 2007-11-01 Midwest Research Institute Adaptive pitch control for variable speed wind turbines
WO2010057737A2 (en) * 2008-11-18 2010-05-27 Vestas Wind Systems A/S A method for controlling operation of a wind turbine
US20100274400A1 (en) * 2009-04-22 2010-10-28 Vestas Wind Systems A/S Wind turbine configuration system
US8433539B2 (en) * 2009-08-31 2013-04-30 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Wind turbine monitoring device, method, and program
TWI417746B (zh) 2010-12-03 2013-12-01 Ind Tech Res Inst 裝置的效能預測及故障檢測之方法
KR101215503B1 (ko) * 2011-02-21 2012-12-26 삼성중공업 주식회사 풍력발전기의 나셀 풍속 보정 시스템 및 그 방법
EP2518308A1 (en) * 2011-04-29 2012-10-31 Siemens Aktiengesellschaft Controlling the operation of a wind turbine based on a terrain class parameter value
DK178737B1 (en) * 2015-04-27 2016-12-12 Envision Energy (Jiangsu) Co Ltd Method for operating a wind turbine based on degradation of wind turbine blade
EP3088733B1 (en) 2015-04-27 2018-10-17 Envision Energy (Jiangsu) Co., Ltd. Method for operating a wind turbine based on degradation of wind turbine blade
EP3521612A1 (en) * 2018-01-31 2019-08-07 Siemens Gamesa Renewable Energy A/S Method for controlling the pitch angle of wind turbine blades
KR102620287B1 (ko) 2020-12-31 2024-01-02 주식회사 대산 소나무 심재로부터 추출된 항산화제 및 이를 추출하는 방법

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002023845A (ja) * 2000-07-13 2002-01-25 Hitachi Ltd 機器の遠隔診断システム
JP2002048050A (ja) * 2000-08-07 2002-02-15 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 風力発電装置のピッチ角制御方法及びその装置
JP2005147047A (ja) * 2003-11-18 2005-06-09 Fuji Heavy Ind Ltd 水平軸風車及びその制御方法
JP2006037850A (ja) 2004-07-27 2006-02-09 Univ Of Ryukyus 風力発電機のピッチ角制御装置
JP2007032488A (ja) * 2005-07-28 2007-02-08 Univ Of Ryukyus ウインドファームにおける発電電力平準化装置および方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4461957A (en) * 1982-06-17 1984-07-24 Control Data Corporation Speed tolerant alternator system for wind or hydraulic power generation
JP4470933B2 (ja) 2006-09-08 2010-06-02 祥人 平田 任意の観測地点数に対応した風況予測制御による地域型風力発電システム
CN100476651C (zh) 2007-08-23 2009-04-08 上海交通大学 大型海上风力发电场监控系统

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002023845A (ja) * 2000-07-13 2002-01-25 Hitachi Ltd 機器の遠隔診断システム
JP2002048050A (ja) * 2000-08-07 2002-02-15 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 風力発電装置のピッチ角制御方法及びその装置
JP2005147047A (ja) * 2003-11-18 2005-06-09 Fuji Heavy Ind Ltd 水平軸風車及びその制御方法
JP2006037850A (ja) 2004-07-27 2006-02-09 Univ Of Ryukyus 風力発電機のピッチ角制御装置
JP2007032488A (ja) * 2005-07-28 2007-02-08 Univ Of Ryukyus ウインドファームにおける発電電力平準化装置および方法

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
See also references of EP2287465A4

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2317133A1 (en) * 2009-10-30 2011-05-04 General Electric Company System and device for controlling a wind turbine using seasonal parameters
EP2559892A4 (en) * 2010-04-13 2017-06-21 Gamesa Innovation & Technology, S.L. Methods for monitoring wind turbines
JP2019532215A (ja) * 2016-10-17 2019-11-07 ロマックス テクノロジー リミテッド 風力タービンの負荷を決定する方法

Also Published As

Publication number Publication date
CA2704988C (en) 2013-01-08
CA2704988A1 (en) 2009-12-23
EP2287465B1 (en) 2016-06-22
TW201000754A (en) 2010-01-01
EP2287465A1 (en) 2011-02-23
US20100301606A1 (en) 2010-12-02
KR20100082800A (ko) 2010-07-19
AU2008358216A1 (en) 2009-12-23
BRPI0819450A2 (pt) 2015-07-14
EP2287465A4 (en) 2014-11-19
CN101878366A (zh) 2010-11-03
JP5260649B2 (ja) 2013-08-14
US8405239B2 (en) 2013-03-26
KR101159444B1 (ko) 2012-06-25
JPWO2009153866A1 (ja) 2011-11-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5260649B2 (ja) 風車の動特性監視装置及びその方法
EP3613982B1 (en) Method for controlling operation of a wind turbine
EP1790851A2 (en) Windpark control system
EP3317523B1 (en) Methods and systems for generating wind turbine control schedules
JP2008274953A (ja) 風力タービンの運転方法及び風力タービン
US20150337802A1 (en) System and method for pitch fault detection
JP2010506094A (ja) 風力タービンの制御システム
JP6783110B2 (ja) 予兆診断装置及びそれを有する発電装置制御システム
WO2009016020A1 (en) Wind turbine monitoring system
CN111615589A (zh) 用于协同控制风电场的风力涡轮机的方法和装置
US9188021B2 (en) Steam turbine blade vibration monitor backpressure limiting system and method
Do et al. State-of-the-art in integrated prognostics and health management control for utility-scale wind turbines
EP3855019A1 (en) System and method for operating a wind turbine
CN101994647A (zh) 风力涡轮的控制方法、中央控制器及其系统
EP2754888A2 (en) Method and apparatus for operating a wind turbine
WO2016042652A1 (ja) 風力発電設備および風力発電設備の損傷度診断装置
WO2019230191A1 (ja) 風力発電システム
WO2018076236A1 (en) Wind farm and method and controller for feeding the same
US20210388815A1 (en) Method of controlling a wind turbine
Verma et al. Predictive analysis of wind turbine faults: A data mining approach
JP2021174114A (ja) 状態監視装置及び状態監視方法
US11808249B2 (en) Reaction to an overspeed event
US20240133362A1 (en) Controlling a wind turbine with respect to dynamic stability
Meyer SCADA-based fault detection in wind turbines: data-driven techniques and applications
Do et al. Effects of actuator faults on large-scale wind turbine dynamics with an industry-standard controller

Legal Events

Date Code Title Description
WWE Wipo information: entry into national phase

Ref document number: 200880118378.4

Country of ref document: CN

121 Ep: the epo has been informed by wipo that ep was designated in this application

Ref document number: 08777332

Country of ref document: EP

Kind code of ref document: A1

WWE Wipo information: entry into national phase

Ref document number: 2704988

Country of ref document: CA

Ref document number: 2008358216

Country of ref document: AU

WWE Wipo information: entry into national phase

Ref document number: 2008777332

Country of ref document: EP

WWE Wipo information: entry into national phase

Ref document number: 3684/DELNP/2010

Country of ref document: IN

ENP Entry into the national phase

Ref document number: 2008358216

Country of ref document: AU

Date of ref document: 20080618

Kind code of ref document: A

ENP Entry into the national phase

Ref document number: 20107011804

Country of ref document: KR

Kind code of ref document: A

WWE Wipo information: entry into national phase

Ref document number: 2010517590

Country of ref document: JP

WWE Wipo information: entry into national phase

Ref document number: 12745155

Country of ref document: US

NENP Non-entry into the national phase

Ref country code: DE

ENP Entry into the national phase

Ref document number: PI0819450

Country of ref document: BR

Kind code of ref document: A2

Effective date: 20100524