WO2008133346A1

WO2008133346A1 - ソフトライセンス管理方法、通信ネットワークシステム及びソフトライセンス管理プログラム

Info

Publication number: WO2008133346A1
Application number: PCT/JP2008/058308
Authority: WO
Inventors: Hiroshi Taguchi
Original assignee: Nec Corporation
Priority date: 2007-04-25
Filing date: 2008-04-23
Publication date: 2008-11-06
Also published as: JPWO2008133346A1

Abstract

　通信制御装置１～３で使用中のソフトライセンスキー情報を暗号化した形で保守監視装置４にて収集し、更にソフトライセンスキー情報送受信手段６を介してソフトライセンスキー提供者５に通知する。ソフトライセンスキー提供者５は受信したソフトライセンスキー情報を秘密鍵を用いてソフトライセンスキー情報復号化部５２で復号化し、出力部５３により出力する。これにより、ライセンス管理サーバを設置することなく、通信事業者側の書き換えを防止した形で、ソフトライセンスキー提供者５が確実にソフトライセンスキーの使用状況を確認することができる。

Description

ソフトライセンス管理方法、通信ネットワークシステム

及びソフトライセンス管理プログラム

技術分野：

本発明はソフトライセンス管理方法、通信ネットワークシステム及ぴソフトラィセンス管理プログラムに係り、特明に通信制御装置と、保守監視装置と、ソフトライセンスキー提供者（端末）とがネットワーク接続される通信ネットワークシステムにおけるソフトライセンス管理方法、書通信ネットワークシステム及びソフトライセンス管理プログラムに関する。

背景技術：

従来より、ユーザ端末とソフトウェア管理サーバとベンダ端末とがインターネットに接続されている通信ネットワークシステムにおいて、ソフトウェア管理サーバが毎月、ライセンス情報データベースからデータ（ソフトウェアのユーザのライセンスキー自体やその有効期限など）を抽出して所定のデータ形式の報告書を作成し、ベンダ端末に送信するソフトウェア管理方法が知られている（例えば、特開 2 0 0 2— 2 9 7 2 5 5号公報参照）。特開 2 0 0 2— 2 9 7 2 5 5号公報に記載のソフトウェア管理方法によれば、ソフトウェア管理サーバが、ユーザ端末におけるソフトウェアの利用状況を得ることができ、また、ベンダ端末もソフトウェアの利用状況を把握することができるため、ソフトウェアベンダから、ユーザ企業におけるソフトウェア管理を請け負うアウトソーシングビジネスを構築する。

また、インターネットを介して利用者サーバとデータセンタサーバとが接続されており、利用者サーバではアプリケーションソフトをインストールして利用者がそのアプリケーションソフトを利用し、データセンタサーバではサービス提供に係るアプリケーションソフトウエアのライセンスの生成管理等を行う通信ネットワークシステムが知られている（例えば、特開 2 0 0 2— 3 5 1 5 6 4号公報参照）。この従来の通信ネットワークシステムでは、利用者サーバではライセンス管理エージェントによって収集された利用状況をデータセンタサーバに送付し、同時に現在使用しているカウンタ付きライセンスキーを暗号ィ匕して送付する。他方、データサーバの申請変更受付部は、カウンタ付きライセンスキーを復号ィ匕し、得られた利用状況をデータベースに登録し保存する。これにより、特開 2 0 0 2 - 3 5 1 5 6 4号公報に記載の通信ネットワークシステムでは、利用者サーバがデータセンタと常時インターネットに接続することにより生じていた問題を回避する。発明の開示：

発明が解決しようとする課題

しかしながら、上記の特開 2 0 0 2 - 2 9 7 2 5 5号公報及ぴ特開 2 0 0 2— 3 5 1 5 6 4号公報に記載の従来の通信ネットワークシステムやソフトウェア管理方法では、管理サーバ（データセンタサーバ）とユーザ端末（ベンダ端末、利用者サーバ）とがインターネット接続されているシステムが前提となっており、ィンターネット網に組み込まれていないユーザ端末には適用できない。

固定電話や携帯電話の通信制御処理を司る装置は、悪意ある外部の人間によるハッキングやウイルス送付攻撃を防御するために、インターネット網に接続しないクローズド .ネットワークを構築しており、外部の人間がアクセスできない通信ネットワークシステムを構築している。

このような通信ネットワークシステムのソフトライセンス管理方法の一つとして、ソフトライセンスキー提供者側にライセンス管理サーバを設置し、通信事業者のネットワークに直接接続させてソフトライセンスキー情報を収集することで使用状況をチェックする方法が提案されている。しかし、この従来方法では通信ネットワークシステムがクローズド ·ネットワークとなっており、ソフトライセンスキーの使用状況を管理することを目的としてネットワーク外部にライセンス管理サーバを設置することが難しく、ソフトライセンスキー提供者がソフトライセンスキーの使用状況を正確に把握することができない。そのために、仮にソフトライセンスキーが不正使用されていたとしても、ソフトライセンスキー提供者側での検出が難しく、適正なソフトライセンス収入の確保が難しくなる場合がある。

また、通信事業者が通信制御装置を使用する場合、通信制御処理を実現する専用のハードウエアを必要とし、ハードウェア提供メーカはハードウエア数を把握することができる。一方、ソフトライセンス契約により呼同時接続容量の拡大や、高付加価値機能を使用する場合においては、ソフトライセンスキーの通信制御装置単位に使用することを可能とし、かつ、ハードウェアのアップグレードやハードゥエァ故障時にハードウエアの交換を行つた場合についても同じソフトライセンスキーの使用を可能とするために、同一ソフトライセンスキーの繰り返し使用ができる必要がある。し力し、従来は共通のソフトライセンスキーではライセンス適用に対する制限が十分できないことで、ソフトライセンスキーの不正コピー使用を防止することができない。

更に、ライセンスの不正使用防止において、ソフトライセンス契約時にソフトライセンスキー提供者から通信事業者に対して通信制御装置毎にユニークなソフトライセンスキーを払い出すことで、ソフトライセンスキーの不正コピ一を防止できるが、この方法ではハードウエアを出荷する度にソフトライセンスキーを払い出す必要があり、グローバルな通信ネットワーク市場では、ソフトライセンスキーの管理が煩雑になる。一方で、共通キーを通信事業者に対して払い出す方式の場合は、ソフトライセンスキーの払い出し業務は簡素化できるが、同一キーのコピー使用が可能となり、不正使用を防止できない。

本発明は以上の点に鑑みなされたもので、ソフトライセンスキーの管理について、ライセンス管理サーバを設置することなく、クローズド 'ネットワークにおいても、ソフトライセンスの使用状況を正確にチェックし得るソフトライセンス管理方法、通信ネットワークシステム及びソフトライセンス管理プログラムを提供することを目的とする。

また、本発明の他の目的は、暗号化したソフトライセンスキー情報を収集してから復号ィヒしてソフトライセンスキー使用状況をチェックする機能を具備することで、ソフトライセンスキーの払い出し業務の簡素化と不正使用の防止を両立し得るソフトライセンス管理方法、通信ネットワークシステム及びソフトライセンス管理プログラムを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

上記の目的を達成するため、本発明は、その一態様として、呼同時接続容量の拡大や、高付加価値機能を使用するためのソフトライセンスキーを使用する通信制御装置と、ソフトライセンスキーを提供するソフトライセンスキー提供者との間で通信する通信ネットワークシステムにおけるソフトライセンス管理方法であつて、通信制御装置が当該装置に投入されているソフトライセンスキー情報を、公開鍵を用いて暗号ィヒする第 1のステップと、通信制御装置が第 1のステップにより得た暗号ィヒ済みのソフトライセンスキー情報を送信する第 2のステップと、ソフトライセンスキー提供者が暗号化済みのソフトライセンスキー情報を取得する第 3のステップと、ソフトライセンスキー提供者が喑号ィ匕済みのソフトライセンスキー情報を秘密鍵を使用して復号する第 4のステップと、ソフトライセンスキー提供者が第 4のステツプで復号して得たソフトライセンスキー情報を出力し、通信制御装置におけるソフトライセンスキーの使用状況の確認を行う第 5のステップとを含むことを特徴とするソフトライセンス管理方法を提供する。

また、上記の目的を達成するため、本発明は、その一態様として、呼同時接続容量の拡大や、高付加価値機能を使用するためのソフトライセンスキーを使用する通信制御装置と、ソフトライセンスキーを提供するソフトライセンスキー提供者との間で通信する通信ネットワークシステムであって、通信制御装置は、当該装置に投入されているソフトライセンスキー情報を管理する管理手段と、管理手段が管理しているソフトライセンスキー情報を公開鍵を用いて暗号化する暗号化手段と、暗号ィ匕済みのソフトライセンスキー情報を送信する送信手段とを有し、ソフトライセンスキー提供者は、暗号化済みのソフトライセンスキー情報を取得する取得手段と、取得した暗号化済みのソフトライセンスキー情報を秘密鍵を使用して復号する複号化手段と、復号化手段で復号して得たソフトライセンスキー情報を出力し、通信制御装置におけるソフトライセンスキーの使用状況の確認を行う出力手段とを有することを特徴とする通信ネットワークシステムを提供する。また、上記の目的を達成するため、本発明は、その一態様として、呼同時接続容量の拡大や、高付加価値機能を使用するためのソフトライセンスキーを使用する通信制御装置から直接又は間接的にソフトライセンスキー情報をソフトライセンスキー提供者が取得し、取得したそのソフトライセンスキー情報をソフトライセンスキー提供者により、コンピュータを用いて処理させるソフトライセンス管理プログラムであって、コンピュータに、公開鍵を用いてソフトライセンスキー情報を暗号化して得られた喑号ィヒ済みのソフトライセンスキー情報を通信制御装置から直接又は間接的に取得する第 1のステップと、取得した暗号化済みのソフトライセンスキー情報を秘密鍵を使用して復号する第 2のステップと、第 2のステツプで復号して得たソフトライセンスキー情報を出力し、通信制御装置におけるソフトライセンスキーの使用状況の確認を行う第 3のステップとを実行させることを特徴とするソフトライセンス管理プログラムを提供する。

発明の効果：

本発明によれば、ソフトライセンスキー提供者が、通信制御装置に投入されているソフトライセンスキーの使用状況がライセンス管理サーバを設置することなく、確認できる。これにより、従来の課題であったソフトライセンスキー提供者がソフトライセンスキーの適正な使用状況が確認できなかった問題が解決される。また、本発明によれば、通信制御装置からソフトライセンスキー情報を取得する際に、公開鍵を使用して暗号化を行うことにより、秘密鍵を保有するソフトラィセンスキー提供者のみがソフトライセンスキー情報を復号して確認できることで、ユーザ側での内容の確認や書き換えを防止することができる。

更に、本発明によれば、ソフトライセンスキー提供者が通信制御装置に対して共通キーによるソフトライセンスキーを払い出すことができるため、不正使用を防止するために、通信制御装置毎にユニークなソフトライセンスキーを払い出す必要が無く、ソフトライセンスキー管理方法を簡素化することができる。図面の簡単な説明：

図 1は、本発明のソフトライセンス管理方法及び通信ネットワークシステムの一実施の形態の構成図である。

図 2は、図 1の各部の一実施例の概略構成図である。

図 3は、図 1及び図 2の通信制御装置におけるソフトライセンスキー情報の収集処理説明用フローチャートである。

図 4は、図 1及び図 2の保守監視装置におけるソフトライセンスキー情報の収集処理説明用フローチャートである。

図 5は、図 1及び図 2のソフトライセンスキー情報提供者におけるソフトライセンスキー情報出力処理説明用フローチヤ一トである。発明を実施するための最良の形態：

次に、発明を実施するための最良の形態について説明する。図 1は本発明になるソフトライセンス管理方法及び通信ネットワークシステムの一実施の形態の構成図を示す。本実施の形態の通信ネットワークシステムでは、通信制御装置 1、通信制御装置 2、及び通信制御装置 3が保守監視装置 4に接続され、保守監視装置 4がソフトライセンスキー情報送受信手段 6を介してソフトライセンスキー提供者 5とが接続されている。

通信制御装置 1、通信制御装置 2、及び通信制御装置 3は通信事業者が所有しており、ソフトライセンスキー提供者 5が提供する、呼同時接続容量、高付加価値機能を有効とするソフトライセンスキーをそれぞれ使用しており、使用中のソフトライセンスキー情報を、通信制御装置 1、通信制御装置 2、および通信制御装置 3において公開鍵を使用して暗号化を行い、暗号化されたソフトライセンスキー情報を、保守監視装置 4に送信する。

保守監視装置 4は、通信ネットワークシステムの稼動状況を監視する装置で、通信制御装置 1、通信制御装置 2、および通信制御装置 3から送信された、暗号化ソフトライセンスキー情報を受信し、保守監視装置 4で監視する通信制御装置群の暗号化ソフトライセンスキー情報として蓄積する。すなわち、保守監視装置 4はネットワーク内に収容する通信制御装置 1〜3のソフトライセンスキー使用状況の情報を取得して蓄積する。

保守監視装置 4で蓄積された、暗号ィヒソフトライセンスキー情報群は、ソフトライセンスキー情報送受信手段 6経由でソフトライセンスキー提供者 5に供給される。ソフトライセンスキー提供者 5は、入力された暗号化ソフトライセンスキ一情報群を、秘密鍵を使用して復号し、ソフトライセンスキー使用状況を確認する。ここで、上記のソフトライセンスキー情報送受信手段は、ク口ーズド ·ネットワークにおいては、記録媒体を用いた送受信や、 f t p (File Transfer Protocol)というファイル転送プロトコルを利用した送受信手段がある。

このようにして、本実施の形態では、通信制御装置 1〜 3で使用中のソフトラィセンスキー情報を暗号ィヒした形で保守監視装置 4にて収集し、更にソフトライセンスキー情報送受信手段 6を介してソフトライセンスキー提供者 5に通知するようにしたため、ライセンス管理サーバを設置することなく、ソフトライセンスキー提供者 5は、通信制御装置 1〜3で使用中のソフトライセンスキー使用状況を正確に確認することが可能となる。

また、本実施の形態では、共通キーを使用したソフトライセンスキーの提供方式においても、その後通信制御装置 1〜 3カゝら暗号化した形でソフトライセンスキー情報の収集を行うことで、通信事業者側の書き換えを防止した形で、確実にソフトライセンスキーの使用状況を確認することを可能とし、ソフトライセンスキーの払い出しの業務の簡素化と、不正使用の防止を両立させることができる。 (実施例 1 )

次に、本発明の実施例 1について図面と共に詳細に説明する。図 1において、通信制御装置 1、通信制御装置 2、および通信制御装置 3は、通信ネットワークシステムを実現する装置の 1つであり、呼同時接続容量の設定、高付加価値機能を有効化するソフトライセンスキーを投入している。なお、図 1では通信制御装置は一例として 3台を図示しているがこれに限定されるものではない。

保守監視装置 4は、通信制御装置 1、通信制御装置 2、および通信制御装置 3 の運転状況を監視する装置である。ソフトライセンスキー提供者 4は、通信制御装置 1、通信制御装置 2、および通信制御装置 3に投入するソフトライセンスキ —の開発メ一力でソフトライセンスキーの使用状況を監視する。

図 2は、本発明の一実施例の機能構成図を示す。同図中、図 1と同一構成部分には同一符号を付してある。なお、通信制御装置 1、通信制御装置 2、および通信制御装置 3はそれぞれ同一構成であるので、通信制御装置 1について代表して説明する。図 2において、通信制御装置 1は、ソフトライセンスキー情報送受信部 1 1、ソフトライセンスキー情報暗号化部 1 2及ぴソフトライセンスキー情報管理部 1 3とから構成されている。ソフトライセンスキー情報管理部 1 3は、投入されているソフトライセンスキー情報としてキー本体の共通情報と共に、ソフトライセンスキー識別子、ハードゥエァ識別子、ソフトライセンスキー投入時間といった装置固有情報を管理している。

通信制御装置 1のソフトライセンスキー情報暗号化部 1 2は、ソフトライセンスキー管理部 1 3からソフトライセンスキー情報を取得し、公開鍵を使用して喑号化を行い、暗号ィヒを行ったソフトライセンスキー情報をソフトライセンスキー情報送受信部 1 1に受け渡す。ソフトライセンスキー情報送受信部 1 1は、保守監視装置 4のソフトライセンスキー情報送受信部 4 1に対して送信を行う。保守監視装置 4は、ソフトライセンスキー情報送受信部 4 1及びソフトライセンスキー情報群蓄積部 4 2とカゝらなる。ソフトライセンスキー情報送受信部 4 1 は、ソフトライセンスキー情報群蓄積部 4 2に対して暗号化したソフトライセンスキー情報を受け渡す機能と、ソフトライセンスキー情報群蓄積部 4 2から暗号化したソフトライセンスキー情報群を取得し、ソフトライセンスキー提供者 5のソフトライセンスキー情報送受信部 5 1に対して送付する機能を具備する。ソフトライセンスキー提供者 5は、ソフトライセンスキー情報送受信部 5 1及びソフトライセンスキー情報復号化部 5 2、及びソフトライセンスキー情報出力部 5 3とからなる。ソフトライセンスキー情報復号化部 5 2は、ソフトライセンスキー情報送受信部 5 1から受信した暗号ィヒされたソフトライセンスキー情報群について、秘密鍵を使用して復号処理を行いソフトライセンスキー情報出力部 5 3に受け渡す。ソフトライセンスキー情報出力部 5 3は、復号したソフトライセンスキー情報群をモニタ画面やファイルに出力する。このように、秘密鍵を所有する特定のソフトライセンスキー提供者 5のみが、公開鍵を用いて暗号ィ匕されたソフトライセンスキー情報を復号することで、ソフトライセンスキーの使用状況を確認することを可能とし、情報の漏洩を防止することができる。

なお、上記実施例では、保守監視装置 4のソフトライセンスキー情報送受信部 4 1からソフトライセンスキー提供者 5のソフトライセンスキー情報送受信部 5 1に対する暗号化されたソフトライセンスキー情報群は、記録媒体に記録されてソフトライセンスキー提供者 5に配布される力 f t pいうファイル転送プロトコルを利用してソフトライセンスキー提供者 5に送付される。通信制御装置 1、保守監視装置 4及びソフトライセンスキー提供者 5は閉じた通信ネットワークシステム（クローズド 'ネットワーク）を構成している。

次に、図 1、図 2に示す通信ネットワークシステムにおいて、ソフトライセンスキー情報の収集、およびソフトライセンスキー情報の出力の動作について、図 3、図 4、および図 5に示す各処理フローチャートを併せ参照して説明する。まず、通信制御装置におけるソフトライセンスキー情報の収集処理について図 3のフローチャートと共に説明する。図 2の通信制御装置 1のソフトライセンスキー情報暗号化部 1 2は、ソフトライセンスキー情報管理部 1 3で管理する当該装置 1に投入されているソフトライセンスキー情報として、キー本体の共通情報、およびソフトライセンスキー識別子、ハードウェア識別子、ソフトライセンスキ一投入時間等の装置固有情報を取得し (図 3のステップ 1 0 1 )、取得したソフトライセンスキー情報について、公開鍵を使用して自動的に暗号化を行う（図 3のステップ 1 0 2 )。このように、ソフトライセンスキー使用状況を示すソフトライセンスキー情報は、公開鍵を使用して暗号ィヒを行うことで、通信事業者側での情報の確認と書き換えを防止することができる。

通信制御装置 1は、ソフトライセンスキー情報暗号化部 1 2によりソフトライセンスキー情報の暗号化を行った後に、ソフトライセンスキー情報送受信部 1 1 を経由して、図 2の保守監視装置 4のソフトライセンスキー情報送受信部 4 1に対して喑号ィヒされたソフトライセンスキー情報を送信する（図 3のステップ 1 0 3 )。図 3で示した各ステップの処理は、図 2の保守監視装置 4から通信制御装置 1に対してソフトライセンスキー情報取得要求を行う場合と、通信制御装置 1から保守監視装置 4に対して定期的にソフトライセンスキー情報を送付する場合とで、実行される。

次に、保守監視装置 4におけるソフトライセンスキー情報の収集処理について図 4のフローチヤ一トと共に説明する。図 2の保守監視装置 4はソフトライセンスキー情報送受信部 4 1を経由して通信制御装置 1から暗号ィヒされたソフトライセンスキー情報を取得し（図 4のステップ 2 0 1 )、ソフトライセンスキー情報群蓄積部 4 2において暗号ィ匕されたソフトライセンスキー情報を蓄積する（図 4のステップ 2 0 2 )。その後、保守監視装置 4はソフトライセンスキー情報送受信部 4 1を経由して、ステップ 2 0 2で蓄積した暗号ィ匕されたソフトライセンスキー情報群を、ソフトライセンスキー提供者 5に対して送信する（図 4のステップ 2 0 3 )。

次に、ソフトライセンスキー情報提供者 5におけるソフトライセンスキー情報出力処理について図 5のフローチヤ一トと共に説明する。図 2のソフトライセンスキー提供者 5は、保守監視装置 4から送信された、暗号ィヒされたソフトライセンスキー情報群をソフトライセンスキー情報送受信部 5 1にて受信して取得する (図 5のステップ 3 0 1 )。続いて、ソフトライセンスキー情報提供者 5は、取得した上記の暗号化されたソフトライセンスキー情報群をソフトライセンスキー情報復号ィ匕部 5 2において、秘密鍵を使用して復号した後（図 5のステップ 3 0 2 )、復号されたソフトライセンスキー情報群を、ソフトライセンスキー情報出力部 5 3においてモニタ画面やファイルに出力する（図 5のステップ 3 0 3 )。

これにより、ソフトライセンスキー提供者 5は、ソフトライセンスキー情報出力部 5 3において出力されたソフトライセンスキー情報において、当該通信事業者に対して払い出しているソフトライセンスキーと突き合わせを行い、当該事業者におけるソフトライセンスキーの使用状況の確認を行う。

このように、本実施例によれば、ソフトライセンスキー提供者 5力通信事業者の通信制御装置 1〜 3に投入されている各ソフトライセンスキーの使用状況が確認できるため、従来の課題であったソフトライセンスキー提供者がソフトライセンスキーの適正な使用状況が確認できなかった問題が解決される。

また、本実施例によれば、ソフトライセンスキー提供者 5が通信制御装置 1〜 3から保守監視装置 4を介してソフトライセンスキー情報を取得する際に、公開鍵を使用して暗号化されたソフトライセンスキー情報を取得するようにしたため、秘密鍵を保有するソフトライセンスキー提供者 5のみがソフトライセンスキー情報を復号して確認、でき、そのためユーザ側（通信制御装置 1〜 3側）での内容の確認や書き換えを防止することができる。

更に、本実施例によれば、公開鍵を使用して暗号化することで、ソフトライセンスキー情報送受信手段 6を利用したソフトライセンスキー情報をソフトライセンスキー提供者 5に通知することができ、セキュリティ対策を施した状態で簡易な通知を可能とする。また、ソフトライセンスキー提供者 5が通信事業者に対して共通キーによるソフトライセンスキーを払い出すことができるため、不正使用を防止するために、通信制御装置毎にユニークなソフトライセンスキーを払い出す必要が無く、ソフトライセンスキー管理方法を簡素化することができる。

なお、本発明は上記の実施の形態及び実施例 1に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で種々の変更が可能であることはいうまでもない。例えば図 3〜図 5に示す各ステップの処理をコンピュータのソフトウェアにより実現させるソフトライセンス管理プログラムも本発明に包含されるものである。また、図 1や図 2では通信事業者が構築している通信ネットワークが保守監視装置を設置しているため、保守監視装置 4が設けられているが、暗号化されたソフトライセンスキー情報の送付については、保守監視装置 4以外の装置、例えば通信制御装置からソフトライセンスキー提供者 5に直接行うなどの方法も可能である。

また、ソフトライセンスキー情報送受信手段 6として公衆網を使用することもできる。その場合は保守監視装置 4等からソフトライセンスキー提供者 5に対する送付方法については、保守監視装置 4が電子メール機能等を使用してソフトラィセンスキー提供者 5に対してソフトライセンスキー情報群を送付するような、一般的なヌーラ等でソフトライセンスキー情報群をソフトライセンスキー提供者

5に取得させることができる。この場合は、公衆網を利用したソフトライセンスキー情報をソフトライセンスキー提供者に通知することができ、高度なセキユリティ対策を施した状態で、通信事業者側での不正書き換えを防止した形で、例えば電子メールを使用した簡易な通知を可能とし、ソフトライセンスキー提供者 5 がソフトライセンスキーの使用状況を正確に把握することができる。

更に、上記実施例では、通信制御装置に投入されたソフトライセンスキーの使用状況をソフトライセンスキー提供者がチェックすることで共通キーの払い出しを可能とするソフトライセンスキー管理方法を記述しているが、本発明の通信制御装置にはパソコンなどの情報端末装置も包含するものである。

本願は、 2 0 0 7年 4月 2 5日出願の日本国特許出願 2 0 0 7— 1 1 5 5 0 9 を基礎とするものであり、同特許出願の開示内容は全て本願に組み込まれる。

Claims

請求の範囲

1 . 呼同時接続容量の拡大や、高付加価値機能を使用するためのソフトライセンスキーを使用する通信制御装置と、前記ソフトライセンスキーを提供するソフトライセンスキ一提供者との間で通信する通信ネットワークシステムにおけるソフトライセンス管理方法であって、

前記通信制御装置が当該装置に投入されているソフトライセンスキー情報を、公開鍵を用いて暗号ィ匕する第 1のステップと、

前記通信制御装置が前記第 1のステップにより得た暗号ィヒ済みのソフトライセンスキー情報を送信する第 2のステップと、

前記ソフトライセンスキー提供者が前記暗号ィヒ済みのソフトライセンスキー情報を取得する第 3のステップと、

前記ソフトライセンスキー提供者が前記暗号化済みのソフトライセンスキー情報を秘密鍵を使用して復号する第 4のステップと、

前記ソフトライセンスキー提供者が前記第 4のステップで復号して得たソフトライセンスキー情報を出力し、前記通信制御装置における前記ソフトライセンスキーの使用状況の確認を行う第 5のステップと

を含むことを特徴とするソフトライセンス管理方法。

2 . 呼同時接続容量の拡大や、高付加価値機能を使用するためのソフトライセンスキーを使用する複数の通信制御装置と、前記複数の通信制御装置の保守監視を行う保守監視装置と、前記保守監視装置との間で通信する前記ソフトライセンスキーを提供するソフトライセンスキー提供者とからなる通信ネットワークシステムにおけるソフトライセンス管理方法であって、

前記通信制御装置が当該装置に投入されているソフトライセンスキー情報を、公開鍵を用いて暗号ィヒする第 1のステップと、

前記通信制御装置が前記第 1のステップにより得た暗号化済みのソフトライセンスキー情報を送信する第 2のステップと、前記保守監視装置が前記複数の通信制御装置からの前記暗号化済みのソフトラィセンスキー情報を取得する第 3のステップと、

前記保守監視装置が前記第 3のステツプで取得した複数の前記暗号化済みのソフトライセンスキー情報を暗号ィヒ済みソフトライセンスキー情報群として蓄積する第 4のステップと、

前記保守監視装置が前記暗号化済みソフトライセンスキー情報群を送信する第 5のステップと、

前記ソフトライセンスキー提供者が前記暗号化済みソフトライセンスキー情報群を取得する第 6のステップと、

前記ソフトライセンスキー提供者が前記暗号ィヒ済みソフトライセンスキー情報群を秘密鍵を使用して復号して複数のソフトライセンスキー情報を得る第 7のステツプと、

前記ソフトライセンスキー提供者が前記第 7のステツプで復号して得た複数のソフトライセンスキー情報を出力し、前記通信制御装置における前記ソフトライセンスキーの使用状況の確認を行う第 8のステップと

を含むことを特徴とするソフトライセンス管理方法。

3 . 前記通信ネットワークシステムは、前記暗号化済みのソフトライセンスキ一情報を記録媒体を用いて、又はファイル転送プロトコルを使用して送受信するクローズド ·ネットワークであることを特徴とする請求項 1又は 2記載のソフトライセンス管理方法。

4 . 前記暗号化済みのソフトライセンスキー情報は、電子メールにより公衆網を介して前記ソフトライセンスキー提供者に送信されることを特徴とする請求項 1又は 2記載のソフトライセンス管理方法。

5 . 呼同時接続容量の拡大や、高付加価値機能を使用するためのソフトライセンスキーを使用する通信制御装置と、前記ソフトライセンスキーを提供するソフ I υ 'j υ / u «J υ υ トライセンスキー提供者との間で通信する通信ネットワークシステムであって、

通信制御装置は、

当該装置に投入されているソフトライセンスキー情報を管理する管理手段と、前記管理手段が管理している前記ソフトライセンスキー情報を公開鍵を用いて暗号化する暗号化手段と、

暗号化済みのソフトライセンスキー情報を送信する送信手段と

を有し、前記ソフトライセンスキー提供者は、

前記暗号化済みのソフトライセンスキー情報を取得する取得手段と、

取得した前記暗号化済みのソフトライセンスキー情報を秘密鍵を使用して復号する復号化手段と、

前記復号化手段で復号して得たソフトライセンスキー情報を出力し、前記通信制御装置における前記ソフトライセンスキーの使用状況の確認を行う出力手段と

を有することを特徴とする通信ネットワークシステム。

6 . 呼同時接続容量の拡大や、高付加価値機能を使用するためのソフトライセンスキーを使用する複数の通信制御装置と、前記複数の通信制御装置の保守監視を行う保守監視装置と、前記保守監視装置との間で通信する前記ソフトライセンスキーを提供するソフトライセンスキー提供者とからなる通信ネットワークシステムであって、

前記通信制御装置は、

暗号化済みのソフトライセンスキー情報を送信する第 1の送信手段と

を有し、前記保守監視装置は、

前記複数の通信制御装置から前記暗号化済みのソフトライセンスキー情報を収集する収集手段と、

収集した複数の前記暗号化済みのソフトライセンスキー情報を喑号ィ匕済みソフトライセンスキー情報群として蓄積する蓄積手段と、

前記暗号化済みソフトライセンスキー情報群を送信する第 2の送信手段とを有し、前記ソフトライセンスキー提供者は、

前記暗号化済みソフトライセンスキー情報群を取得する取得手段と、取得した前記暗号化済みソフトライセンスキー情報群を秘密鍵を使用して復号して複数のソフトライセンスキー情報を得る復号化手段と、

前記復号化手段で復号して得た複数のソフトライセンスキー情報を出力し、前記通信制御装置における前記ソフトライセンスキーの使用状況の確認を行う出力手段と

を有することを特^ ¾とする通信ネットワークシステム。

7. 前記通信ネットワークシステムは、前記暗号化済みのソフトライセンスキ一情報を記録媒体を用いて、又はファイル転送プロトコルを使用して送受信するクローズド ·ネットワークであることを特徴とする請求項 5又は 6記載の通信ネットワークシステム。

8 . 前記暗号化済みのソフトライセンスキー情報は、電子メールにより公衆網を介して前記ソフトライセンスキー提供者に送信されることを特徴とする請求項 5又は 6記載の通信ネットワークシステム。

9 . 呼同時接続容量の拡大や、高付加価値機能を使用するためのソフトライセンスキーを使用する通信制御装置が、前記ソフトライセンスキーを提供するソフトライセンスキー提供者にソフトライセンスキー情報を、コンピュータを用いて送信するソフトライセンス管理プログラムであって、

前記コンピュータに、

前記通信制御装置に投入されているソフトライセンスキー情報を、公開鍵を用いて暗号化する第 1のステップと、

前記第 1のステップにより得た暗号化済みのソフトライセンスキー情報を送信 ,v w, u u. / y o i> '' g する第 2のステップと

を実行させることを特徴とするソフトライセンス管理プログラム。

1 0 . 呼同時接続容量の拡大や、高付加価値機能を使用するためのソフトライセンスキーを使用する通信制御装置から直接又は間接的にソフトライセンスキー情報をソフトライセンスキー提供者が取得し、取得したそのソフトライセンスキ一情報を前記ソフトライセンスキー提供者により、コンピュータを用いて処理させるソフトライセンス管理プログラムであって、

前記コンピュータに、

公開鍵を用いて前記ソフトライセンスキー情報を暗号化して得られた暗号化済みのソフトライセンスキー情報を前記通信制御装置から直接又は間接的に取得する第 1のステップと、

取得した前記暗号化済みのソフトライセンスキー情報を秘密鍵を使用して復号する第 2のステップと、

前記第 2のステップで復号して得たソフトライセンスキー情報を出力し、前記通信制御装置における前記ソフトライセンスキーの使用状況の確認を行う第 3のステップと

を実行させることを特^ [とするソフトライセンス管理プログラム。