WO2008075486A1

WO2008075486A1 - 通信端末装置

Info

Publication number: WO2008075486A1
Application number: PCT/JP2007/067588
Authority: WO
Inventors: Kazuhiro Yokota
Original assignee: Japan Ecology Corporation
Priority date: 2006-12-21
Filing date: 2007-09-10
Publication date: 2008-06-26
Also published as: JP2008158656A

Abstract

　筐体と、前記筐体裏面位置の、前記筐体を把持する使用者の指に対応した位置に備えられた操作キーと、前記筐体に対して出没動自在に備えられたキートップと、前記操作キーのそれぞれに対応したオン・オフスイッチと、前記操作キーの出没動に従って第１の情報信号を発生させるスイッチ回路と、発生した前記第１の情報信号を送信コード信号に変換するコード回路と、コード化された信号を送受信する送受信器と、受信したコード信号を前記操作キーを出没動させる第２の情報信号に変換するアンコード回路と、を備えている通信端末装置。

Description

明細書

通信端末装置

技術分野

[0001] 本発明は、特に盲ろう者などの何らかの障害を持つ人とその他の人とのコミュニケーシヨンを可能にした通信端末装置に関する。

本願 (ま、 2006年 12月 21曰 ίこ、曰本 ίこ出願された特願 2006— 344472号 ίこ基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。

背景技術

[0002] 従来、盲ろう者を含めた目の不自由な人と周囲の人とのコミュニケーションを図るッールとして、指に装着し、常に携帯することによってメニュー選択や文字入力などの人力を、いつでもどこでもすぐに入力できる常装着型入力システム（例えば、特許文献 1および 2)および盲ろう者と周囲の人との間のポータブル対話装置 (例えば、特許文献 3)が知られている。

[0003] 従来の常装着型入力システムの一例を、図 17に基づき説明する。

図 17ίこ示すよう ίこ、使用者の左手 201の各旨 201a, 201b, 201c, 201d, 201e に旨輪型センサモジユーノレ 202, 203, 204, 205, 206を嵌め、力、つ左手 201の手首に腕時計型バンド 207を着け、さらに携帯型情報処理機 208を、使用者が持つ必要があった。指輪型センサモジュール 202ないし 206の内部にはそれぞれ、図示を省略した衝撃センサ、信号増幅器、光信号発振部が実装されている。また、腕時計型バンド 207の内部には、図示を省略した光受信部、解析部および微弱電波送信器が組み込まれている。

[0004] 各々の指に装着されたセンサモジュール 202〜206内の衝撃センサは、各々の指力 S、床や壁 ·大腿部などの支持面を指先で叩いた（以後、打ち指という。）ときに発生する衝撃を検出するようになっている。検出された衝撃信号は、信号増幅器で周波数弁別および初期増幅が行われた後、光信号発信部によって光ノルスとして発信される。光ノルスは、腕時計型バンド 207内の光受信部で受光され、受光信号はバンド 207内の解析部に入力され、出力文字コードを決定する。出力文字コードは、微弱電波送信器を通じて、内部に無線受信部を持つ携帯型情報処理機 208に送られ、この処理機にて処理され入力情報が決定されるようになっている。

[0005] また従来のポータブル対話装置の一例を、図 18ないし図 20に基づき説明する。この対話装置は、図 18に示すように、盲ろう者が点字入力を行いそして点字触知をするための第 1の操作ユニット 300と、図 19に示すように介助者が可視文字列の入力および判読を行うための第 2の操作ユニット 310と、図 20に示すように、これら第 1および第 2の操作ユニットを電気的および/または電子的に結合する連係装置 320と、を備えた可搬式装置である。連係装置 320は、制御 ·記憶部 321を備え、基本的には通常のワードプロセッサーまたはパーソナルコンピュータの主要部と同様な構成を有する。すなわち連係装置 320は、第 1の操作ユニット 300に組み込まれる力、、または第 2の操作ユニット 310に組み込まれる。

[0006] この装置は、第 1の操作ユニット 300からの点字入力キーボード 301のキー操作に応じてピンディスプレイ 302に点字を形成し音声を出力するとともに、第 2の操作ュニット 310のディスプレイ 311上に対応する可視文字入力キーボード 312の操作に応じてディスプレイ 311上に可視文字列を表示するとともに、前記第 1の操作ユニット 300 のピンディスプレイ 302上に対応する点字列を形成し、両者間の対話を可能にする。

[0007] 特許文献 1：特許第 2698320号公報

特許文献 2 :特開 2000— 321971号公報

特許文献 3：特開 2001— 75473号公報

発明の開示

発明が解決しょうとする課題

[0008] 上述の常装着型入力システム（例えば、特許文献 1および 2)およびポータブル対話装置 (例えば、特許文献 3)において、常装着型入力システムの場合、システムを構成する装置を常に身体に装着しなければコミュニケーションが図れず、この装着が盲ろう者に限らず健常者においても身体的違和感を伴わせるというおそれがある。またポータブル対話装置の場合、連係装置が第 1の操作ユニットまたは第 2の操作ュニットに組み込まれるので、ポータブルといってもかなりの重量となり、使用者にはかなりの肉体的負担となるおそれがある。 [0009] 本発明は、このような従来の構成が有していた問題を解決しょうとするものであり、特に盲ろう者などの何らかの障害を持つ人とその他の人力、持ち運びが容易であつて、し力、も容易かつ正確にコミュニケーションを図れる通信端末装置を提供することを目白勺とする。

課題を解決するための手段

[0010] 本発明は、上記目的を達成するために、筐体と、前記筐体裏面位置の、前記筐体を把持する使用者の指に対応した位置に備えられた操作キーと、前記筐体に対して出没動自在に備えられたキートップと、前記操作キーのそれぞれに対応したオン'ォフスイッチと、前記操作キーの出没動に従って第 1の情報信号を発生させるスィッチ回路と、発生した前記第 1の情報信号を送信コード信号に変換するコード回路と、コード化された信号を送受信する送受信器と、受信したコード信号を前記操作キーを出没動させる第 2の情報信号に変換するアンコード回路と、を備えて!/、る通信端末装置を提供する。

[0011] 上記通信端末装置による作用は、次の通りである。すなわち、操作者が持ち運び容易な通信端末装置を両手または片手にて持ち、筐体の裏面に所望配設した操作キーの操作をするとスィッチ回路にて第 1の情報信号が発生し、さらにコード化回路にてコード化信号が発生して送受信器からコード化信号を発信する。一方、この通信端末装置は有線または無線の形を通して別の通信端末装置の送受信器から発信されたコード化信号を当該通信端末装置の送受信器にて受信し、アンコード回路にて受信コード信号を第 2の情報信号に変換して上記操作キーを出没動させる。このため、これらコードを文字情報たとえば指点字または記号化した情報に対応させれば、容易かつ正確に、この端末装置を持つ盲ろう者または会話障害者を含めた何らかの障害を持つ人と、同一端末装置を持つ他の周囲の人とのコミュニケーションを図ること力 Sできる。また、これら通信端末装置をパーソナルコンピュータを介して信号のやり取りを行い、パーソナルコンピュータのディスプレイに文字出力や音声出力をするようにしてもよい。さらに、筐体の裏面に操作キーを配置したため、筐体を両手または片手にて把持した際に、自然にその指先に操作キーが当接されるため、使い勝手を向上することができる効果がある。 [0012] また、本発明の通信端末装置は、少なくとも 3つの前記操作キーを含み、かっこれら操作キーが前記筐体の長さ方向に沿って配置されてレ、てもよレ、。

[0013] 上記通信端末装置による作用は、操作キーの所望配置により、たとえば相互に間隔をあけた少なくとも 3つずつの操作キーをこれまた間隔をあけて 2列に配した場合は、両手の 3本ずつの指を使用して指点字などの情報の入出力が可能となる。また、相互に間隔をあけた 3つの操作キーを配した場合は、片手が不自由でかつ会話障害を持つ者力、不自由でない方の片手にて少なくとも 3つの操作キーの操作に従い記号化した情報に基づく会話をこの通信端末装置を通して行うことができる。

[0014] また、本発明の通信端末装置は、前記操作キーが、前記キートップに固定した可動軸と、前記可動軸を前記筐体に対し突出させる方向に付勢するソレノイドとを備えていてもよい。

[0015] 上記通信端末装置による作用は、操作キーの筐体に対する出没動の動きを容易ならしめること力 Sでさる。

[0016] また、本発明の通信端末装置は、操作データ入力用キースィッチを前記筐体に設けられ、前記操作データ入力用キースィッチが、機能キースィッチと、カーソルキースイッチとを備えていてもよい。

[0017] 上記通信端末装置による作用は、いわゆるパーソナルコンピュータのキースィッチと同様な機能のキースィッチを筐体のたとえば表面に配設したので、この通信端末装置自体にパーソナルコンピュータ通信機能を持たせて、同一端末装置同士にてのコミュニケーシヨン通信に加えて、容易にパーソナルコンピュータ通信を行える。しかも、操作者は、両手でもつゲーム機または片手持ち型のモパイル通信機器端末もしくはリモートコントロール機の操作と同様な感覚でこの通信端末装置を操作することができる。

[0018] また、本発明の通信端末装置は、前記筐体に表示画面を具備していてもよい。表示画面として、液晶表示装置、 LED (発光ダイオード）ディスプレイ装置または EL (ェレクト口.ルミネッセンス）ディスプレイ装置などを使用できる。

[0019] 上記通信端末装置による作用は、表示画面を配設したので、指点字などに不慣れな健常者が、視覚障害者などと当該通信端末装置を通して表示画面に表示される文字などの情報を見ながら容易にコミュニケーションを図ることができる。

[0020] また、本発明の通信端末装置は、各種情報を記録したメモリ媒体用のコネクタを具備していてもよい。メモリ媒体としては、メモリカードまたはメモリスティックなどを使用できる。各種情報としては、通信端末装置の使い方を定義するプログラムたとえば会話障害者用のナースコールに対応できるものである。メモリ媒体用コネクタは、通信装置自体の汎用性を持たせるため、筐体に設けた内蔵型、または筐体に設けた US Bコネクタに、メモリ媒体用コネクタに電気的に繋がる USBコネクタを結合接続して使用する外付け型であることができる。

[0021] 上記通信端末装置による作用は、メモリ媒体をコネクタに揷入すれば、この通信端末装置にて使用することができ、とりわけ会話障害者自身の所望コミュニケーション情報を記録したメモリ媒体を使用することができるので、より当該会話障害者以外の者とのコミュニケーションの汎用性を広めることができる。

[0022] また、本発明の通信端末装置は、音声出力装置を具備していてもよい。

[0023] 上記通信端末装置による作用は、操作キーの出没動によって伝わる情報を、指による触覚以外の聴覚を利用して、同時に音声出力装置を通して認識できるので、よりコミュニケーションを行い易くすることができる。音声出力装置は、筐体に設けた内蔵型または適当な接続手段を介して電気的に繋がるいわゆる外付け型であることができる。

発明の効果

[0024] 上述したような本発明に係る通信端末装置は、盲ろうまたは会話障害などの何らかのコミュニケーション障害を持つ人とその周りの人力 S、持ち運びが容易であって、しかも容易かつ正確にコミュニケーションを図れる通信端末装置を提供できる。

図面の簡単な説明

[0025] [図 1]本発明の実施の形態における通信端末装置を示す正面図である。

[図 2]図 1の背面図である。

[図 3]図 1の左側面図である。

[図 4]図 3の断面図である。

[図 5]本発明の実施の形態における操作キーを示す断面図である。 [図 6]図 1の上面図である。

[図 7]図 1の底面図である。

[図 8]図 7の断面図である。

[図 9]本発明の実施の形態における回路基板の構成を示すブロック図である。

[図 10]信号を種々のコードに変換できるコード表の一例を示すテーブルである。

[図 11]信号を種々のコードに変換できるコード表の他の例を示すテーブル図である。

[図 12]信号を種々のコードに変換できるコード表のまた他の例を示すテーブル図である。

[図 13]信号を種々のコードに変換できるコード表のさらに他の例を示すテーブル図である。

[図 14]本発明の実施の形態における通信端末装置の操作状態を示す斜視図である

[図 15]本発明の実施の形態における別の形状の通信端末装置の正面斜視図である

[図 16]本発明の実施の形態における別の形状の通信端末装置の裏面斜視図である

[図 17]従来の常装着型入力システムを左手に装着した状態を示す斜視図である。

[図 18]従来のポータブル対話装置の点字入力用キーボードの構成を示す平面図である。

[図 19]従来のポータブル対話装置のディスプレイを示す平面図である。

[図 20]従来のポータブル対話装置の基本システム構成を示すブロック図である。符号の説明

2·· '筐体 2a…筐体の表面 2b…筐体の裏面 3···カーソルメニューキースィッチ（カーソルキースィッチ） 4···コントロールキースィッチ（機能キースィッチ） 5·· 'ファンクシヨンキースィッチ（機能キースィッチ） 6···シフトキースィッチ（機能キースィッチ）

7…表示装置 7a…表示画面 8, 9, 10, 11, 12, 13…操作キー 8a, 9a, 10a, 11a, 12a, 13a…キートップ 18…可動軸 19···ソレノイド 23…オン'オフスィッチ

51···コード回路 52···アンコード回路 60A, 60Β···送受信器 68···コネクタ 97 …スピーカ（音声出力装置） D…スィッチ回路

発明を実施するための最良の形態

[0027] 以下、本発明に係る通信端末装置の実施の形態を、図 1ないし図 16に基づいて説明する。なお、本実施形態において示す各方向は、通信端末装置を正立状態にしたときの方向を示すものである。

通信端末装置は、図 1ないし図 9に示すように、箱状の筐体 2を母体にして、筐体 2 の表面 2aに操作データ入力用キースィッチとして、略十字形状のカーソルメニューキ一スィッチ 3を中心にその上方にコントロールキースィッチ 4と、ファンクションキースィツチ 5と、シフトキースィッチ 6とが水平方向に略等間隔に配設されている。カーソルメニューキースィッチ 3がカーソルキースィッチを成し、コントロールキースィッチ 4、ファンクシヨンキースィッチ 5およびシフトキースィッチ 6が機能キースィッチを成す。コントローノレキースィッチ 4、ファンクションキースィッチ 5、およびシフトキースィッチ 6の上方に表示装置 7が配設されている。機能スィッチ群の上方に、液晶表示画面などの表示画面 7aを配設し、筐体 2内には、表示装置 7を収納している。

[0028] カーソルメニューキースィッチ 3、コントロールキースィッチ 4、ファンクションキースィツチ 5およびシフトキースィッチ 6はそれぞれ、一般的なキーボードにおける対応するオルタネート（Alt)キー、コントロール（Ctrl)キー、ファンクション（F)キーおよびシフト（Shift)キーの機能を果たす。これらキースィッチおよび表示画面 7は、図 9に示すように、マイクロコンピュータである CPU50に接続している。

[0029] 筐体 2の表面 2aにおいて、表示画面 7aとコントロールキースィッチ 4、ファンクションキースィッチ 5およびシフトキースィッチ 6との間に、キヤプスロック（CapsLock)キー 9 4およびナンバーロック（NumLock)キー 95を配設している。これらキーは、一般的なキーボードにおける対応するキヤプスロック（CapsLock)キーおよびナンバーロック（NumLock)キーの機能を果たす。これらキー 94, 95も、 CPU50に接続している

〇

[0030] 筐体 2の筐体の裏面 2bに、この筐体 2を両手にて握持する使用者の親指を除いた人指し指、中指、薬指、小指のそれぞれの指のうちの 3本の指があたる位置に、 6個の操作キー 8, 9, 10, 11 , 12, 13が筐体に対して出没動可能に配設されている。操作キー 8, 9, 10は所定間隔あけて 1列（以後、 A列と称す。）を成し、操作キー 11 , 1 2, 13も所定間隔あけて 1列（以後、 B列と称す。）を成し、これら操作キーの上側の A 列上にエスケープキースィッチ 14および B列上にエンターキースィッチ 15を並べて配設し、操作キ一の下側の A列上にデリートキ一スィッチ 16および B列上にスペースキースィッチ 17を並べて配設している。つまり、エスケープキースィッチ 14およびェンターキースィッチ 15は、使用者の人指し指で操作し易い位置に配設され、デリートキースィッチ 16およびスペースキースィッチ 17は、使用者の小指で操作し易い位置に配設されている。

[0031] エスケープキースィッチ 14、エンターキースィッチ 15、デリートキースィッチ 16およびスペースキースィッチ 17は、情報修飾キースィッチを成し、それぞれ一般的なキーボードにおける対応するエスケープ（Escape)キー、エンター（Enter)キー、デリート (Delete)キーおよびスペース（Space)キーの機能を果たす。これらキースィッチも、 CPU50に接続している。

[0032] 筐体 2の裏面 2bでエスケープキースィッチ 14およびエンターキースィッチ 15の上方には、音声出力装置である小型かつ薄型のスピーカ 97が配設されている。さらにスピーカ 97とエスケープキースィッチ 14およびエンターキースィッチ 15との間に、電源のオン'オフスィッチ 98を配設している。

[0033] 筐体 2は、使用者が把持しやすい直方体形状であり、かつ筐体 2の裏面 2bに使用者が把持した状態にて左右の手の人指し指、中指、薬指および小指があたる位置に、これら操作キーおよび情報修飾キースィッチをそれぞれ配設して!/、る。

[0034] これら操作キーは、図 2、 4および図 8に示すキートップ 8a, 9a, 10a, 11a, 12aおよび 13aと、これらキートップそれぞれを上端に装着した可動軸 18と、ソレノイド 19とを具備している。つまり、キートップ 8a〜13aが筐体 2の裏面 2bの表面から突出するように配設され、可動軸 18およびソレノイド 19は筐体 2内に収容されて配設されている。ソレノイド 19は、各キートップを筐体 2の裏面 2bに対して突出方向に付勢するもので、図 5に示すように、可動軸 18に上に向けて拡径したテーパ状開口を持つ磁性材料からなるプランジャ 19aを揷通して固定し、下固定板 22にねじ 21によって固定した電磁石 19bと、その近傍に設けた励磁コイル 19cと、その励磁コイル 19c周りの環状ボビン 19dとを具備し、電磁石 19bに設けた軸受 19eに可動軸 18を揷通している。図 5中、 19fはソレノイドのヨークであり、 19gはプランジャ 19a内に挿入されて励磁コィノレ 19cの非通電時にプランジャ 19aと電磁石 19bとを所望間隔あけて保持するばねである。

[0035] 励磁コイル 19cに通電しない場合は、電磁石 19bは磁極性を持たず、プランジャ 19 aに対しばね 19gによって図 5に示すように所望間隔をあけた位置を保持し、可動軸 1 8をしてキートップ 8a, 9a, 10a, 1 1 a, 12aおよび 13aを筐体 2の裏面 2b力も突出させるようになつている。任意のキートップが押されて、可動軸 18が筐体 2の裏面 2bに対し没動方向へ、すなわち図 5に示すような矢印 C方向へ例えば 3mm移動するが、当該キートップの押圧力が解除されると、ばね 19gの復帰力とによって原位置を保持するようになつている。

[0036] 励磁コイル 19cに通電されると、電磁石 19bが磁極性を持ち、プランジャ 19aを吸引し、図 5に示す状態から矢印 C方向に例えば 3mm移動し、可動軸 18に装着したキートップを筐体 2の裏面 2bから移動させるようになつている。

[0037] 可動軸 18の上端 18aの上方の上固定板 20には、図 4に示すように各操作キー 8 , 9, 10, 1 1 , 12, 13に対応したオン.オフスィッチ 23が配設されてスィッチ回路 Dを形成する。これら各オン'オフスィッチ 23からのオンオフ信号はそれぞれ、 CPU50内のドライブ、回路 70, 71 , 72, 73, 74, 75へと入るようになっている。

[0038] 図 9に示すように、 CPU50は、各オン'オフスィッチ 23からのオンオフ信号を送信コードに変換するコード回路 51を具備するとともに、送受信器 60A, 60Bから受信したコード信号を、操作キー 8 , 9, 10, 1 1 , 12, 13を駆動する電位に変換するアンコード回路 52を具備している。

[0039] コード回路 51は、各オン'オフスィッチ 23からのオンオフ信号を種々のコードに変換できるコード表テーブルを備えている。例えば図 10に一例を示すと、コード回路 5 1は、各オン'オフスィッチ 23からのオンオフ信号を日本語のひらがなおよび各種記号に変換するコード表テーブルを備えている。左右 6個の操作キー 8 , 9, 10, 1 1 , 1 2, 13ならびにシフトキースィッチ 6、コントローノレキースィッチ 4およびファンクションキースィッチ 5の組み合わせで 256種類の信号を作ることが可能で、従来のキーボードの信号を全て賄う。文字は、操作キー 8, 9, 10, 11 , 12, 13の組み合わせの指点字で、 16進法表示により 64種類を表現できる。またシフトキースィッチ 6、コントロールキースィッチ 4およびファンクションキースィッチ 5と操作キー 8, 9, 10, 11 , 12, 1 3の指点字との組み合わせにより、 256種類の文字を含めた命令や記号が表現でき

[0040] 文字部は 16進法表示され、図 10中、縦軸は左手によって操作される操作キー 8,

9, 10での組み合わせ、横軸は右手によって操作される操作キー 11 , 12, 13での組み合わせを示している。左手側操作キー 8は縦軸の 16進法での 1を示し、操作キー 9 は 16進法で 2、 3を示し、操作キー 10は 16進法での 4〜7を示す。同様に右手側操作キー 11は、 16進法での 1を示し、操作キー 12は 16進法での 2、 3を、操作キー 13 は 16進法での 4〜7を示す。したがって、図 10中、シフトキーにあたる Shiftが記載してある左下の空白部分は、英語ほか外国語の小文字を表示する配列となり、ファンクシヨンキーにあたる Fnが記載してある右下の空白部分は、キーボードでのファンクシヨンキーを表示する配列となる。コントロールキーにあたる Ctrlが記載してある図 9の右上の空白部分はキーボードでのショートカットキーを表示する配列となる。

[0041] また例えば図 11に示した例に従えば、コード回路 51は、各オン'オフスィッチ 23からのオンオフ信号を英語のアルファベットの大文字および各種記号に変換するコード表テープ、ノレを備えている。左右 6ί固の操作キー 8, 9, 10, 11 , 12, 13ならびにシフトキースィッチ 6、コントロールキースィッチ 4およびファンクションキースィッチ 5の組み合わせで 256種類の信号を作ることが可能である。また文字は操作キー 8, 9, 10, 1 1 , 12, 13の組み合わせの指点字で、 16進法表示により 64種類を表現できること、またシフトキースィッチ 6、コントローノレキースィッチ 4およびファンクションキースィッチ 5と操作キー 8, 9, 10, 11 , 12, 13の旨点、字との糸且み合わせにより、 256種類の文字を含めた命令や記号が表現できることは、図 10の場合と同様である。

[0042] 図 11中、シフトキーにあたる Shiftが記載してある左下の空白部分は、英語のアルファベットの小文字を表示する配列となり、ファンクションキーにあたる Fnが記載してある右下の空白部分は、キーボードにてのファンクションキーを表示する配列となる。コントロールキーにあたる Ctrlが記載してある図 11の右上の空白部分は、キーボードにてのショートカットキーを表示する配列となる。

[0043] コード回路 51は、各オン'オフスィッチ 23からのオンオフ信号を種々のコードに変換できるコード表テーブルとして、さらに図 12に示すような数字および各種記号に関するテーブルを備えている。図 12中、シフトキーにあたる Shiftが記載してある左下の空白部分は、数字等の全角および半角を規定する配列となり、ファンクションキーにあたる Fnが記載してある右下の空白部分は、キーボードでのファンクションキーを表示する配列となる。コントロールキーにあたる Ctrlが記載してある図 12の右上の空白部分はキーボードでのショートカットキーを表示する配列となる。

[0044] コード回路 51は、この通信端末装置を片手操作時における、各オン'オフスィッチ 2 3からのオンオフ信号を種々のコードに変換できるコード表テーブルをも備えている。例えば、図 13に示すようなコード表テーブルである。横軸は、右手によって操作される操作キー 11 , 12, 13での組み合わせを示している。縦軸は、同じく右手によって 2 度目に操作される操作キー 11 , 12, 13での組み合わせを示している。右手側操作キー 11は 16進法での 1を示し、操作キー 12は 16進法で 2、 3を示し、操作キー 13は 16進法での 4〜7を示す。右手の代わりに左手を使う場合は、操作キー 8〜； 10を使用することとなる。その操作原理は、右手による操作キー 11〜； 13のものと同じである

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[0045] 図 13中、シフトキーにあたる Shiftが記載してある左下の空白部分は、大文字および小文字を表示する配列となり、ファンクションキーにあたる Fnが記載してある右下の空白部分はキーボードでのファンクションキーを表示する配列となる。コントロールキーにあたる Ctrlが記載してある図 13の右上の空白部分はキーボードでのショートカットキーを表示する配列となる。

[0046] アンコード回路 52もまた、コード回路 51と同様なテーブルを具備している力コード回路 51とは入力信号と出力信号が逆となる機能を持ち、日本語のひらがなまたは英語のアルファベットなどの信号を各オン'オフスィッチ 23のオンオフ信号に変換することとなる。

また、上述の各コード表は、キャップスロックキー 94およびナンバーロックキー 95を操作することで切り替えることができるように構成されている。例えば、ナンバーロックキー 95を操作することで、図 12のコード表を採用することができるように構成されている。

[0047] 双方向通信可能な送受信器 60A, 60Bは、ネットワークモジユレータなどを備えた発信回路 61A, 61Bと、受信回路 62A, 62Bとを具備している。一方の送受信器 60 Aに、ランポート 65, 66が電気的に接続している。他方の送受信器 60Bにパーソナルコンピュータとの接続用に USBポート 67が電気的に接続している。

図 6, 7に示すように、ランポート 65, 66は筐体 2の上面に配設されており、 USBポート 67は筐体 2の底面に配設されている。つまり、直接、ランポート 65, 66からランケ一ブルを介して他の端末機または USBポート 67から USBケーブルを介してパーソナルコンピュータに接続することができるように構成されている。なお、送受信器にァンテナを取り付け、アンテナを通して無線にて他の端末またはパーソナルコンビユータと接続するような態様であってもよい。アンテナとしては、例えば赤外線ポートを使用する。無線通信の場合、発信回路には、赤外線 LEDなどを設けることとなる。

[0048] 図 9に示すように、 CPU50には、受信したコード信号をソレノイド 19のオンオフ信号に変換するドライブ回路 70, 71 , 72, 73, 74, 75が接続している。これらドライブ回路は、対応するソレノイド 19にそれぞれに接続し、各ソレノイド 19の励磁コイル 19cに通電し、対応するキートップを筐体 2の裏面 2bに対し突出方向に吸引するようになつている。

[0049] CPU50にはまた、各種情報を記憶したメモリカード用のコネクタ 68が、筐体 2の左側面に揷入口 68aを設けた形（例えば、図 3参照）で筐体 2内に設けられて、接続している。

[0050] 筐体 2内には、音声出力装置であるスピーカ 97が設けられ、 CPU50に接続してい

[0051] さらに、カーソルメニューキースィッチ 3の入力回路 76、コントロールキースィッチ 4 の入力回路 77、ファンクションキースィッチ 5の入力回路 78、シフトキースィッチ 6の入力回路 79、エスケープキースィッチ 14の入力回路 80、エンターキースィッチ 15の入力回路 81、デリートキースィッチ 16の入力回路 82、スペースキースィッチ 17の入力回路 83、キャップスロックキー 95の入力回路 84、およびナンバーロックキー 95の入力回路 85が、 CPU50内に設けられている。

[0052] 図 1ないし図 9において、 91は電源接続用のアダプタ、 92は上固定板 20および下固定板 22を筐体 2に固定する支柱、 93は表示装置を上固定板 20に固定する支柱である。なお、アダプタ 91は筐体 2の底面に配設されている。

[0053] 次に、上述の実施の態様につき、その動作を説明する。

図 14に示すように、ある操作者が表面 2aに臨んで筐体 2を両手すなわち右手 RH および左手 LHにて持ち、両手の親指で表面 2aに配設した各種キーを操作し、また一方、両手の親指を除いた他の 8本の指で裏面 2bに配設した各種キーを操作する。操作キー 8ないし 13のいずれかを押すと、押されたキーに対応した各オン ·オフスィツチ 23が作動し、オンオフ信号を発生する。

[0054] これらオンオフ信号は、 CPU50に送られる。 CPU50内のコード回路 51は、操作キ一 8ないし 13の押された個所から図 10ないし図 13に示したコード表テーブルに従い、指点字に従った文字のコード信号を送受信器 60Aまたは 60Bから第 1の情報信号として発信する。これら信号は、ランポート 65, 66からランケーブルを介して他の端末機または USBポート 67から USBケーブルを介してパーソナルコンピュータに送られ、他の操作者が持っている他方の通信端末機の操作キーのキートップの出没動を通して第 1の情報信号に対応した適切な文字、点字などを理解するとともに表示画面 7 aに表示された文字、点字などを理解する。パーソナルコンピュータにおいてもそのディスプレイ画面に適切な文字、点字などを表示する。

[0055] 一方、他の操作者が持っている他の通信端末機またはパーソナルコンピュータから発信された文字や点字信号は、前者の場合はランポート 65, 66からランケーブルを介して、また後者の場合には USBポート 67から USBケーブルを介して送受信器 60 Aまたは 60Bに送られ、さらに CPU50へ送られる。 CPU50のアンコード回路 52は、受け取った信号を図 10ないし図 13に示したコード表テーブルとは逆の関係となるコード表テーブルに基づき操作キーを出没動させる第 2の情報信号に変換し、ドライブ回路 70ないし 75に送られて、対応する操作キー 8ないし 13を駆動し、それぞれの操作キーのキートップ 8aないし 13aを、筐体 2の裏面 2bに対し出没動させる。これらキ一トップの動きを通して、操作者は第 2の情報信号に対応した適切な文字、点字などを理解するとともに、表示画面 7aに表示されるこれら文字、点字を理解する。

[0056] また、通信端末機を片手入力操作する場合は、操作キー 8ないし 13のキートップを 2回の入力操作により、図 13に示すコード表テーブルにて変換して、後は上述したような通常の両手操作の場合と同様にして、上述のようなコミュニケーションを達成すること力 Sでさる。

[0057] 本実施形態によれば、通信端末装置は、筐体 2と、筐体の裏面 2bにて筐体 2を把持する者の親指以外の指のそれぞれに対応して筐体 2に対してキートップを出没動自在に配設した情報入出力用の複数の操作キー 8〜； 13と、複数の操作キー 8〜13 のそれぞれに対応したオン'オフスィッチ 23を具備し、操作キー 8〜； 13の出没動の組み合わせに従って第 1の情報信号を発生させるスィッチ回路 Dと、発生した第 1の情報信号を送信コード信号に変換するコード回路 51と、コード化された信号を送受信する送受信器 60A, 60Bと、受信したコード信号を操作キー 8〜； 13を出没動させる第 2の情報信号に変換するアンコード回路 52とを備えている。

[0058] したがって、操作者が持ち運び容易な通信端末装置を両手または片手にて持ち、筐体の裏面 2bに所望配設した操作キー 8〜； 13の操作をしてスィッチ回路 Dにて第 1 の情報信号を発生し、さらにコード回路 51にてコード化信号を成して送受信器 60A , 60Bからコード化信号を発信できる。一方、この実施形態の通信端末装置は有線または無線の形を通して別の通信端末装置の送受信器から発信されたコード化信号を通信端末装置の送受信器 60A, 60Bにて受信し、アンコード回路 52にて受信コード信号を第 2の情報信号に変換して操作キー 8〜； 13を出没動させることができる。これらコードを文字情報たとえば指点字または記号化した情報に対応させれば、容易かつ正確に、この通信端末装置を持つ盲ろう者または会話障害者を含めた何らかの障害を持つ人と、同一端末装置を持つ他の周囲の人とのコミュニケーションを図ること力 Sできる。また、これら通信端末装置を、パーソナルコンピュータを介して信号のやり取りを行い、パーソナルコンピュータのディスプレイに文字出力や音声出力をすることもできる。さらに、筐体の裏面に操作キーを配置したため、筐体を両手または片手にて把持した際に、自然にその指先に操作キーが当接されるため、使い勝手を向上すること力 Sでさる。 [0059] また、操作キー 8〜； 13を、操作キー 8, 9, 10は所定間隔あけて筐体 2の長さ方向に 1列になるように配置し、操作キー 11 , 12, 13も所定間隔あけて筐体 2の長さ方向に 1列になるように配置したため、両手の 3本ずつの指を使用して指点字などの情報の入出力が可能となる。また、相互に間隔をあけた 3つの操作キーを配した場合は、片手が不自由でかつ会話障害を持つ者が、不自由でない方の片手にて少なくとも 3 つの操作キーの操作に従い記号化した情報に基づく会話をこの通信端末装置を通して fiうこと力でさる。

[0060] また、操作キー 8〜； 13が、キートップ 8a〜13aに固定した可動軸 18と、可動軸 18を筐体 2に対し突出させる方向に付勢するソレノイド 19とを具備するようにしたため、操作キー 8〜； 13の筐体 2に対する出没動の動きを容易ならしめることができる。

[0061] また、操作データ入力用キースィッチを筐体 2に配設してなり、操作データ入力用キースィッチ力 S、機能キースィッチ 4〜6と、カーソルキースィッチ 3とを具備したものであるため、いわゆるパーソナルコンピュータのキースィッチと同様な機能のキースイツチを筐体 2のたとえば表面 2aに配設したので、この通信端末装置自体にパーソナルコンピュータ通信機能を持たせて、同一端末装置同士にてのコミュニケーション通信に加えて、容易にパーソナルコンピュータ通信を行うことができる。しかも、操作者は、両手でもつゲーム機または片手持ち型のモパイル通信機器端末もしくはリモートコントロール機の操作と同様な感覚でこの通信端末装置を操作することができる。

[0062] また、筐体 2に表示画面 7aを具備したため、通信内容を表示画面 7aにて容易に視認すること力 Sできると共に、指点字などに不慣れな健常者が、視覚障害者などと当該通信端末装置を通して表示画面 7aに表示される文字などの情報を見ながら容易にコミュニケーションを図ることができる。

[0063] また、各種情報を記録したメモリ媒体用のコネクタ 68を具備したため、メモリ媒体をコネクタ 68に揷入すれば、この通信端末装置にて使用することができ、とりわけ会話障害者自身の所望コミュニケーション情報を記録したメモリ媒体を使用することができるので、より当該会話障害者以外の者とのコミュニケーションの汎用性を広めることができる。

[0064] そして、通信端末装置にスピーカ 97を具備したため、操作キー 8〜； 13の出没動によって伝わる情報を、指による触覚以外の聴覚を利用して、同時にスピーカ 97を通して認識できるので、よりコミュニケーションを行!/、易くすること力 Sできる。

[0065] 尚、本発明の技術範囲は上述した実施形態に限られるものではなぐ本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。例えば、筐体や各種操作キーの形状や各ポートの配置などの具体的な構成については上記実施形態に限ることなく適宜変更が可能である。

[0066] 例えば、図 15に示すように、筐体 102の両側面に凸部 103を形成し、使用者が両手で把持する際に、掌が凸部 103に当接し、より把持し易くするように構成してもよい。また、図 16に示すように、筐体の裏面 102bにおいて、各操作キー 108〜； 1 13が配置されている位置に対応するように、筐体裏面の表面 102cが波状に形成され、使用者が各操作キー 108〜1 13の位置を認識し易くすることができると共に、筐体 102を持ち易くすること力 Sできるように構成してもよい。更に、マイクを設けて音声入力できるように構成してもよい。

産業上の利用可能性

[0067] 操作者が持ち運び容易な本発明の通信端末装置を両手または片手にて持ち、筐体の裏面に所望配設した操作キーの操作をすると、本発明の通信端末装置は、スィツチ回路にて第 1の情報信号を発生し、さらにコード化回路にてコード化信号を成して送受信器からコード化信号を発信できる。一方、この発明の通信端末装置は有線または無線の形を通して別の通信端末装置の送受信器から発信されたコード化信号を当該通信端末装置の送受信器にて受信し、アンコード回路にて受信コード信号を第 2の情報信号に変換して上記操作キーを出没動させる。このため、これらコードを文字情報たとえば指点字または記号化した情報に対応させれば、容易かつ正確に、この端末装置を持つ盲ろう者または会話障害者を含めた何らかの障害を持つ人と、同一端末装置を持つ他の周囲の人とのコミュニケーションを図ることができる。また、これら通信端末装置をパーソナルコンピュータを介して信号のやり取りを行い、パーソナルコンピュータのディスプレイに文字出力や音声出力をするようにしてもょレ、。さらに、筐体の裏面に操作キーを配置したため、筐体を両手または片手にて把持した際に、自然にその指先に操作キーが当接されるため、使い勝手を向上することができる ¾]果がある。

Claims

請求の範囲

[1] 筐体と、前記筐体裏面位置の、前記筐体を把持する使用者の指に対応した位置に備えられた操作キーと、前記筐体に対して出没動自在に備えられたキートップと、前記操作キーのそれぞれに対応したオン ·オフスィッチと、前記操作キーの出没動に従つて第 1の情報信号を発生させるスィッチ回路と、発生した前記第 1の情報信号を送信コード信号に変換するコード回路と、コード化された信号を送受信する送受信器と

、受信したコード信号を前記操作キーを出没動させる第 2の情報信号に変換するァンコード回路と、を備えている通信端末装置。

[2] 請求項 1に記載の通信端末装置であって、少なくとも 3つの前記操作キーを含み、かつこれら操作キーが前記筐体の長さ方向に沿って配置されている。

[3] 請求項 1に記載の通信端末装置であって、前記操作キーが、前記キートップに固定した可動軸と、前記可動軸を前記筐体に対し突出させる方向に付勢するソレノイドとを備えている。

[4] 請求項 1に記載の通信端末装置であって、前記筐体には操作データ入力用キースイッチが設けられ、前記操作データ入力用キースィッチが、機能キースィッチと、カーソルキースィッチとを備えて!/、る。

[5] 請求項 1に記載の通信端末装置であって、前記筐体に表示画面を備えて!/、る。

[6] 請求項 1に記載の通信端末装置であって、各種情報を記録したメモリ媒体用のコネクタを備える。

[7] 請求項 1に記載の通信端末装置であって、音声出力装置を備えて!/、る。