WO2007129671A1

WO2007129671A1 - 測定器用ホルダ及びバイオセンサ測定器

Info

Publication number: WO2007129671A1
Application number: PCT/JP2007/059391
Authority: WO
Inventors: Takahiko Kitamura; Shingo Kaimori; Akira Harada; Toshifumi Hosoya; Tsuyoshi Fujimura; Isao Karube; Masao Gotoh; Hideaki Nakamura; Tomoko Ishikawa
Original assignee: Sumitomo Electric Industries, Ltd.; National Institute Of Advanced Industrial Science And Technology
Priority date: 2006-05-10
Filing date: 2007-05-02
Publication date: 2007-11-15
Also published as: JP2007301105A

Abstract

すでに所有している測定器を用いて、穿刺、試料の採取、試料の測定等を行うことができる測定器用ホルダを提供する。　バイオセンサ測定器３０を測定器保持部１１に装着した場合には、駆動機構１３によって穿刺器具２５を駆動して穿刺し、コネクタ部１４に取り付けられているバイオセンサチップ２０によって試料Ｂを採取して、取り付けられているバイオセンサ測定器３０により測定することができる。この際、すでに所有している測定器３０を測定器用ホルダ１０に取り付けることにより、無駄をなくすとともに使用者の負担を軽減することができる。また、バイオセンサ測定器３０を装着しない状態でも、測定器用ホルダ１０を単独で用いて、駆動機構１３によって穿刺器具２５を駆動して穿刺を行うことができる。

Description

明細書

測定器用ホルダ及びバイオセンサ測定器

技術分野

[0001] 本発明は測定器用ホルダに係り、例えば従来よりある特定の試料中の成分を測定する測定器を取り付けることにより、被検体の穿刺、試料の採取および成分の測定を一度に行うことができる測定器用ホルダに関するものである。

背景技術

[0002] 従来より、穿刺手段を一体的に収容して、穿刺、試料の採取および成分の測定を行う成分測定装置が知られている (例えば特許文献 1参照)。

図 8に示すように、特許文献 1に記載の成分測定装置 100は、筐体 101aと蓋体 10 lbからなる本体 101を有しており、筐体 101aの一側面には指先の形状に対応して設置された指当て部 102を有している。筐体 101aの内部には、穿刺手段 104を収納するハウジング 103が、チップ退避機構 105によって軸方向に移動可能に設けられており、ハウジング 103の先端に成分測定装置用チップ 113を着脱可能に取り付けるようになつている。なお、チップ 113の内部には、穿刺針を備えたチップ本体が出没可能に設けられている。また、筐体 101aの内部には、血液の採取を検出するとともに血液中の所定成分を測定する測定手段 106と、ハウジング 103内を減圧状態とするポンプ 107と、ハウジング 103内の減圧状態を解除、緩和または保持する電磁弁 108と電源である電池 109等が設けられている。さらに、回路基板 110上には、制御手段 111が設けられており、回路基板 110の上方には、蓋体 101bに設けられている窓 114を介して測定結果等を表示する表示部 112が設けられて、る。

[0003] 従って、未使用のチップ 113をノヽウジング 103内に挿入して穿刺手段 104に装着し、さらに押し込んで穿刺手段 104のスプリング等を圧縮して作動可能状態とする。そして、電源をオンとし、指当て部 102に指を押し当てて、蓋体 101bに設けられている操作ボタン 115を押して穿刺手段 104を作動させ、チップ 113内のチップ本体を移動させて穿刺し、ポンプ 107によってハウジング 103とともに減圧されたチップ 113内部に血液を採取する。制御手段 111は、採取された血液を分析測定して、その結果を表示部 112に表示する。

特許文献 1 :特開 2002— 85384号公報（図 1)

発明の開示

発明が解決しょうとする課題

[0004] ところで、前述した特許文献 1に記載の成分測定装置 100では、指を穿刺する穿刺部分 (104)と、採取した試料を分析'測定する測定器部分 (111)とが一体的で設けられているため、新たに測定器を購入する場合には便利である力すでに所有している測定器を用いて血液等の測定を行うことができない。また、測定器が大きぐかつ、重量があり、取り扱いにくいところがある。

[0005] 本発明の目的はすでに所有して!/、る測定器を用いて、穿刺、試料の採取、試料の測定等を行うことができる測定器用ホルダを提供することにある。さらに、小型かつ軽量で取り扱ヽ易、測定器用ホルダ及びバイオセンサ測定器を提供することにある。課題を解決するための手段

[0006] 前述した目的を達成するために、本発明にかかる測定器用ホルダは、試料を測定するバイオセンサ測定器を取り付けるための測定器保持部と、前記試料を採取するための穿刺器具を穿刺時に移動させる駆動機構と、バイオセンサチップを装着し前記駆動機構により移動するコネクタ部とを有するものである。

[0007] このように構成された測定器用ホルダにぉヽては、バイオセンサ測定器を測定器保持部に装着した場合には、駆動機構によって穿刺器具を駆動して穿刺し、コネクタ部に取り付けられて、るノィォセンサチップによって試料を採取して、取り付けられてヽるバイオセンサ測定器により測定することができる。この際、すでに所有している測定器を測定器用ホルダに取り付けることにより、無駄をなくすとともに使用者の負担を軽減することができる。また、バイオセンサ測定器を装着しない状態でも、駆動機構によつて穿刺器具を駆動して穿刺を行、、別体の測定器を用いて測定を行うこともできる。また、本発明における穿刺器具は針、ランセット針、力-ユーレ等のことをさしている

[0008] また、本発明に力かる測定器用ホルダは、前記コネクタ部と前記バイオセンサ測定器の検出部とを電気的に接続する導通部を有するものである。 [0009] このように構成された測定器用ホルダにぉ、ては、バイオセンサチップを装着するコネクタ部が、導通部によってバイオセンサ測定器の検出部と電気的に接続されているので、コネクタ部に挿入されているノィォセンサチップ力もの検出信号を検出部に伝達することができ、短時間で試料の成分の測定を行うことができる。

[0010] また、本発明に力かる測定器用ホルダは、前記導通部にフレキシブルコードが用いられているものである。

[0011] このように構成された測定器用ホルダにおいては、コネクタ部における導通部としてフレキシブルコードを用いたので、駆動機構によって穿刺器具を駆動させることによりノィォセンサチップが移動する場合でも、常に測定器の検出部と電気的に接続した状態を保持することができる。

[0012] また、本発明にカゝかる測定器用ホルダは、前記穿刺器具とバイオセンサチップが一体ィ匕したチップを装着するコネクタ部を有するものである。

[0013] このように構成された測定器用ホルダにぉヽては、バイオセンサチップに穿刺器具がー体的に設けられているので、駆動機構によってバイオセンサチップを移動させることにより、穿刺および試料の採取を行うことができる。

[0014] また、本発明にかかる連結型バイオセンサ測定器は、上述の発明の測定器用ホルダにバイオセンサ測定器を取り付けたものである。

[0015] このように構成されたノィォセンサ測定器にぉ、ては、バイオセンサ測定器を測定器保持部に装着して、駆動機構によって穿刺器具を駆動して穿刺することにより、コネクタ部に取り付けられているバイオセンサチップによる試料の採取、取り付けられているバイオセンサ測定器による測定を一連の動作として行うことができる。この際、すでに所有している測定器を測定器用ホルダに取り付けることにより、無駄をなくすとともに使用者の負担を軽減することができる。

[0016] また、本発明にかかる一体型バイオセンサ測定器は、上述の発明の測定器用ホルダとバイオセンサ測定器が一体型となっていることである。

発明の効果

[0017] 本発明によれば、バイオセンサ測定器を測定器保持部に装着した場合には、駆動機構によって穿刺器具を駆動して穿刺し、コネクタ部に取り付けられているバイオセンサチップによって試料を採取して、取り付けられているバイオセンサ測定器により測定することができる。この際、すでに所有している測定器を測定器用ホルダに取り付けることにより、無駄をなくすとともに使用者の負担を軽減することができるという効果が得られる。また、ノィォセンサ測定器を装着しない状態でも、駆動機構によって穿刺器具を駆動して穿刺を行うことができる。

図面の簡単な説明

[0018] [図 1]本発明の測定器用ホルダに係る第 1実施形態を示す斜視図および本発明に係るバイオセンサシステムの分解斜視図である。

[図 2] (A)は測定器用ホルダの正面図である。 (B)は測定器用ホルダの側面図である

[図 3] (A)は穿刺器具 (針)付きバイオセンサチップの正面図である。 (B)は穿刺器具 (針)付きバイオセンサチップの側面図である。

[図 4] (A)はバイオセンサ測定器の一例を示す正面図である。（B)は図 4 (A)中 B— B位置の断面図である。（C)は図 4 (A)中 A方向力も見た端面図である。

[図 5] (A)〜（C)は、測定器用ホルダにバイオセンサ測定器を取り付けたノィォセンサ測定器を用いて血液の測定を行う場合の工程図である。

[図 6] (A)〜（D)は、測定器用ホルダおよびバイオセンサ測定器を各々独立して用いて血液の測定を行う場合の工程図である。

[図 7]バイオセンサ測定器と測定器用ホルダの取付構造の別の例を示す構成図である。

[図 8]従来の成分測定装置を示す分解斜視図である。

符号の説明

[0019] 10 測定器用ホルダ

11 測定器保持部

13 スプリング (駆動機構）

14 コネ、クタ咅

17 導通部

17a フレキシブルコード 20 バイオセンサチップ

25 穿刺器具 (針）

30 バイオセンサ測定器

33 検出部

40 バイオセンサ測定器

B 血液 (試料）

発明を実施するための最良の形態

[0020] 以下、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。

図 1は本発明の測定器用ホルダに係る実施形態を示す斜視図および本発明に係るバイオセンサシステムの分解斜視図、図 2 (A)は測定器用ホルダの正面図、図 2 (B )は測定器用ホルダの断面図、図 3 (A)は穿刺器具 (針)付きバイオセンサチップの正面図、図 3 (B)は穿刺器具 (針)付きバイオセンサチップの側面図、図 4 (A)はバイォセンサ測定器の一例を示す正面図、図 4 (B)は図 4 (A)中 B— B位置の断面図、図 4 (C)は図 4 (A)中 C方向から見た端面図である。

[0021] 図 1および図 2に示すように、本発明の実施形態に係る測定器用ホルダ 10は、採取された試料の成分を測定するバイオセンサ測定器 30を取り付けるための測定器保持部 11と、試料を採取するための穿刺器具 12と、穿刺時に穿刺器具 12を移動させる駆動機構 13と、ノィォセンサチップ 20を装着するコネクタ部 14とを有している。また、本発明に係るバイオセンサ測定器 40は、測定器用ホルダ 10にバイオセンサ測定器 30を装着したものである。

[0022] ここで、測定器用ホルダ 10に付いて詳述する前に、まず、従来より用いられているバイオセンサチップ 20およびバイオセンサ測定器 30について概略を説明する。図 3 (A)および (B)には、従来より一般的に用いられている穿刺針付きバイオセンサチップ 20aの一例が示されて!/、る。

図 3 (A)および (B)に示すように、穿刺針付きバイオセンサチップ 20aでは、上下の基板 22a、 22bと、これらの基板 22a、 22bに挟まれたスぺーサ層 23からなる積層構造のチップ本体 24を有しており、例えばスぺーサ層 23の先端部に穿刺器具 12である穿刺針 25がー体的に設けられている。また、下基板 22bとスぺーサ層 23との間には検知用電極 21a、 21bが設けられており、チップ本体 24の先端部において両検知用電極 21a、 21bが所定の間隔をおいて対向している。一方、チップ本体 24の後端部（図 3においては上部）では、下基板 22bが後方へ突出しており、検知用電極 21a 、 21bは基板 22bの上面に露出している。

なお、穿刺針が設けられていないバイオセンサチップとしては、穿刺針を有していな!、ことの除き、前述した穿刺針付きバイオセンサチップと同様な構造をして!/、る。

[0023] なお、バイオセンサチップ 20には、測定器用ホルダ 10に取り付ける際に便利なように、チップ本体 24の幅方向に突出した棒状や板状の取っ手 26を設けておくのが望ましい。これにより、後述する測定器用ホルダ 10のコネクタ部 14に設けられているスリット 14aを用、て、コネクタ部 14の先端力もバイオセンサチップ 20を容易に挿入することができる。

[0024] 図 4には従来より用いられて、るバイオセンサ測定器 30の一例が示されて、る。バィォセンサ測定器 30は、例えば従来より測定器として単体で使用されているものを用いることができ、バイオセンサチップ 20を装着するチップ挿入取付口 31が開口されて設けられている。チップ挿入取付口 31の内部には、バイオセンサチップ 20の後端部において露出している検知用電極 21a、 21bに接触して導通する端子 32a、 32b が設けられている。また、バイオセンサ測定器 30は、検知用電極 21a、 21bからの検知電流により試料の分析 ·測定を行う検出部 33および測定結果を表示する表示部 3 4等を有している。

[0025] 図 1および図 2に示すように、測定器用ホルダ 10は、前述したようなバイオセンサ測定器 30を保持する測定器保持部 11を有しており、測定器用ホルダ 10の先端には、穿刺器具 12を駆動する駆動機構としての例えばスプリング 13や、バイオセンサチップ 20を装着してスプリング 13により移動されるコネクタ部 14等を有する穿刺部 15が一体的に設けられている。

[0026] 測定器保持部 11では、バイオセンサ測定器 30を着脱可能に保持して固定するためのロック機構として例えば前壁 11aおよび後壁 l ib等が設けられている。また、前壁 11aには、バイオセンサ測定器 30のチップ挿入取付口 31 (図 4参照）に挿入することにより、バイオセンサ測定器 30の一端を固定するとともに、バイオセンサ測定器 3 0の検出部 33と導通するための測定器用端子 16a、 16bが突出して設けられている。なお、ロック機構としては、種々のものが考えられる。

[0027] 穿刺器具 12としては、前述した穿刺針付きバイオセンサチップ 20aを用いることができる。また、駆動機構であるスプリング 13の先端には、バイオセンサチップ 20を装着するコネクタ部 14が往復移動可能に設けられており、コネクタ部 14には、装着されたバイオセンサチップ 20の検知用電極 21a、 21bと接触する端子 14a、 14bが設けられている。この端子 14a、 14bと測定器用端子 16a、 16bとは、導通部 17によって電気的に接続されている。導通部 17における前半分は、コネクタ部 14の移動に対応して伸縮できるように、フレキシブルコード 17aを用いるのが望ましい。後半分 17bは、電線や基板を用いることができる。

[0028] 穿刺部 15は、先端からバイオセンサチップ 20を挿入して、コネクタ部 14に交換可能に装着するようになっている。なお、穿刺部 15の先端部にスリット 15aを設けることにより、バイオセンサチップ 20の取っ手 26を指で把持した状態でスリット 15aに沿つてノィォセンサチップ 20の装着および取り外しができるようにするのが望まし、。

[0029] 次に、測定器用ホルダの使用状態について説明する。

まず、図 5 (A)〜（C)に基づ、て、測定器用ホルダ 10の測定器保持部 11にバイオセンサ測定器 30を取り付けた状態、すなわち、バイオセンサ測定器 40を用いて測定を行う場合について説明する。

[0030] 図 5 (A)に示すように、バイオセンサ測定器 30を、ロック機構である前壁 1 laと後壁 1 lbとの間に押し込んで測定器用ホルダ 10の測定器保持部 11に取り付けてバイオセンサ測定器 40を形成する。この際、測定器用ホルダ 10に設けられている測定器用端子 16a、 16bを測定器 30のチップ挿入取付口 31に挿入して、端子 32a、 32bと接続する。次いで、図 5 (B)に示すように、穿刺針付きバイオセンサチップ 20aを、測定器用ホルダ 10の穿刺部 15の先端力も挿入してコネクタ部 14に装着し、さらに押し込んでスプリング 13を押し縮めて穿刺の準備を完了する。そして、図 5 (C)に示すように、穿刺部 15の先端を指等に当接させ、測定器用ホルダ 10に設けられている押しボタン 18を押して、スプリング 13を解放してバイオセンサチップ 20aの穿刺針 25により穿刺する。なお、押しボタン 18の位置は任意であり、片手で測定器用ホルダ 10を保持して操作しやす!/、箇所に設けるのが望ま、。

[0031] これにより、穿刺ロカも流出した血液がバイオセンサチップ 20a内部に収容される。

血液は、検知用電極 21a、 21b部分に設けられている試薬と反応して微電流を発生し、微電流は検知用電極 21a、 21bからコネクタ部 14の端子 14a、 14bを介して導通部 17のフレキシブルコード 17a等に流れ、測定器用端子 16a、 16bおよびバイオセンサ測定器 30の端子 32a、 32bを経て検出部 33に伝達される。そして、分析'測定の結果が表示部 34に表示される。上述した実施形態の場合、測定器用ホルダにバィォセンサ測定器を連結して、るので、バイオセンサチップはバイオセンサ測定器ではなぐ測定器用ホルダに装着している。そこで、連結型バイオセンサ測定器においてノィォセンサチップをバイオセンサ測定器に間違って装着するのを防止するために、バイオセンサ測定器にノィォセンサチップを認識しな、ような電気回路を備えておくことが望ましい。

[0032] 次に、バイオセンサチップ 20と測定器用ホルダ 10とを分離して使用する場合について説明する。

まず、図 6 (A)に示すように、測定器用ホルダ 10の穿刺部 15の先端から穿刺針 25 を挿入してコネクタ部 14に装着し、穿刺針 25をさらに押し込んでスプリング 13を押し縮めて穿刺動作の準備を行う。次いで、穿刺部 15の先端を指等に当接させて、測定器用ホルダ 10の押しボタン 18を押してスプリング 13を解放して穿刺する。そして、バィォセンサ測定器 30のチップ挿入取付口 31に、穿刺針 25が取り付けられてヽなヽバイオセンサチップ 20bを挿入する。そして、図 6 (D)に示すように、指等に流出して V、る血液 Bにバイオセンサチップ 20bを近づけて血液 Bを採取し、測定結果が表示部 34に表示される。

[0033] 以上、説明した測定器用ホルダ 10およびバイオセンサシステム 40によれば、バイォセンサ測定器 30を測定器保持部 11に装着した場合には、穿刺針付きバイオセンサチップ 20aを測定器用ホルダ 10に装着して、スプリング 13によって穿刺針付きノィォセンサチップ 20aを駆動して穿刺するとともに、バイオセンサチップ 20aによって血液を採取して、取り付けられているバイオセンサ測定器 30により測定することができる。この際、すでに所有している測定器を測定器用ホルダ 10に取り付けて用いることにより、無駄をなくすとともに使用者の負担を軽減することができる。また、バイオセンサ測定器 30を測定器用ホルダ 10に装着しな、場合には、穿刺針 15を装着してスプリング 13によって駆動して穿刺を行うこともできる。

[0034] なお、本発明の測定器用ホルダは、前述した実施形態に限定されるものでなぐ適宜な変形，改良等が可能である。

例えば、前述した実施形態においては、すでに所有しているノィォセンサ測定器 3 0のチップ挿入取付口 31を用、てバイオセンサチップ 20の検知用電極 21 a、 2 lbと電気的に接続する場合について説明したが、図 7に示すように、新たにバイオセンサ測定器 30Bを作成する場合には、測定器用ホルダ 10B側に端子受け 19a、 19bを凹設し、ノィォセンサ測定器 30Bに接続端子 35a、 35bを突出して設けるようにすることもできる。なお、図 7において、図 1〜図 6において前述した部位と共通する部位には同じ符号を付して、重複する説明を省略することとする。

また、上述の実施形態では測定器用ホルダとバイオセンサ測定器とが別体構造であって、これらを連結した連結型バイオセンサ測定器について詳細に説明したが、測定器用ホルダとバイオセンサ測定器とを一体にした一体型バイオセンサ測定器であつてもよい。

[0035] 本発明を詳細にまた特定の実施態様を参照して説明したが、本発明の精神と範囲を逸脱することなく様々な変更や修正を加えることができることは当業者にとって明らかである。

本出願は、 2006年 5月 10日出願の日本特許出願 (特願 2006— 131948)、に基づくものであり、その内容はここに参照として取り込まれる。

産業上の利用可能性

[0036] 以上のように、本発明に係る測定器用ホルダは、バイオセンサ測定器を装着した場合には、駆動機構によって穿刺器具を駆動して穿刺し、コネクタ部に取り付けられて V、るバイオセンサチップによって試料を採取して、取り付けられて、るバイオセンサ測定器により測定することができる。この際、すでに所有している測定器を測定器用ホルダに取り付けることにより、無駄をなくすとともに使用者の負担を軽減することができるという効果を有し、従来よりある測定器を取り付けて、被検体の穿刺、試料の採取および成分の測定を一度に行うことができる測定器用ホルダ等として有用である。

Claims

請求の範囲

[1] 試料を測定するバイオセンサ測定器を取り付けるための測定器保持部と、前記試料を採取するための穿刺器具を穿刺時に移動させる駆動機構と、バイオセンサチップを装着し前記駆動機構により移動するコネクタ部とを有することを特徴とする測定器用ホルダ。

[2] 前記コネクタ部と前記バイオセンサ測定器の検出部とを電気的に接続する導通部を有することを特徴とする請求項 1に記載の測定器用ホルダ。

[3] 前記導通部にフレキシブルコードが用いられていることを特徴とする請求項 1または

2に記載の測定器用ホルダ。

[4] 前記穿刺器具とバイオセンサチップが一体ィ匕したチップを装着するコネクタ部を有することを特徴とする請求項 1から 3のいずれかに記載の測定器用ホルダ。

[5] 請求項 1から請求項 4のいずれかに記載の測定器用ホルダに、バイオセンサ測定器を取り付けたことを特徴とする連結型バイオセンサ測定器。

[6] 請求項 1から請求項 4のいずれかに記載の測定器用ホルダと、バイオセンサ測定器がー体型であることを特徴とする一体型バイオセンサ測定器。