WO2007088612A1

WO2007088612A1 - ファームウェアアップデート作業の予告情報通知方法

Info

Publication number: WO2007088612A1
Application number: PCT/JP2006/301695
Authority: WO
Inventors: Jinsuke Nakai
Original assignee: Fujitsu Limited
Priority date: 2006-02-01
Filing date: 2006-02-01
Publication date: 2007-08-09

Abstract

　複数のＯＳが動作可能な複数のパーティションを有する計算機システム３０を構成するハードウェアを動作させるファームウェアのアップデートに関する予告情報の通知を容易にするために、計算機システム３０を構成するハードウェア及びハードウェアを動作させるファームウェア等のステム構成情報を記憶するシステム構成情報記憶手段１１と、アップデート対象のファームウェアとその適用条件等の適用ファームウェア情報４２を記憶する適用ファームウェア情報記憶手段１２と、システム構成情報３７と適用ファームウェア情報４２とから予告情報を生成する予告情報生成手段１３と、生成した予告情報を出力する予告情報通知手段１４と、を備える。

Description

明細書

ファームウェアアップデート作業の予告情報通知方法

技術分野

[0001] 本発明は、複数の OSが動作可能な複数のパーティションを有する計算機システムを構成するハードウェアを動作させるファームウェアのアップデートの可否やアップデートに要する時間等の予告情報を通知するファームウェアアップデート作業の予告情報通知方法に関する。

背景技術

[0002] 基幹業務等で使用される計算機システムには、用途に応じて複数の OS (Operati on System)を同時に動作させるために複数のパーティションが動作する計算機システムが普及している。

[0003] このような計算機システムでは、計算機システムを構成する様々なハードウェアを動作させるために多くのファームウェアが使用されている。そして、各ファームウェアは、他のファームウェアやノヽードウエアの版数に依存して動作する。また、計算機システム内の全てのファームウェアの版数が最新の版数となっていない状態であっても、機能的に互換が保たれたファームウェア同士であれば動作する。

[0004] したがって、ファームウェアのアップデート作業は、版数の異なるハードウェアをどのように混在して、るかによってアップデート作業時間やアップデート方法が異なってくる。

[0005] このため、計算機システムの大型化、パーティション構成の複雑ィ匕に伴い、保守作業スケジュールを保守員が算出することは、非常に難しいという問題がある。

また、基幹業務系の計算機システムでは、ハードウェアの交換、ファームウェアのァップデートを活性状態で行なうことが必須条件であるので、事前にハードウェアの交換、ファームウェアのアップデート等の保守作業が活性状態で可能力否力を正確に知ることが要求される。

[0006] 特許文献 1には、システムボードの交換時等に最適な版数のファームウェアに自動的に更新できる計算機システムのファームウェアの版数管理方法について開示されている。

特許文献 1：特願 2005— 078506号公報

発明の開示

[0007] 本発明は、上述した問題に鑑みてなされたものであり、その解決しょうとする課題は、複数の OSが動作可能な複数のパーティションを有する計算機システムを構成するハードウェアを動作させるファームウェアのアップデートに関する予告情報を容易に通知することができるファームウェアアップデート作業の予告情報通知方法を提供することである。

[0008] 上記課題を解決するために、本発明に係る予告情報通知方法は、複数の OSが動作可能な複数のパーティションを有する計算機システムのシステム構成情報を記憶するシステム構成情報記憶手段力ゝら該システム構成情報を読出すシステム構成情報読出し処理と、前記計算機システムのハードウェアを動作させるファームウェアであつて、アップデートの対象となるファームウェアの適用条件に関する適用ファームウェア情報を記憶する適用ファームウェア情報記憶手段から該適用ファームウェア情報を読出す適用ファームウェア情報読出し処理と、前記システム構成情報と前記適用ファームウェア情報とから、前記アップデートの対象となるファームウェアのアップデート可否情報を含む予告情報を生成する予告情報生成処理と、該予告情報生成処理で生成した予告情報を出力して通知する予告情報通知処理と、を情報処理装置に実行させることを特徴とする。

[0009] 本発明によると、予告情報生成処理によって、システム構成情報と適用ファームゥエア情報とから予告情報が生成され、この予告情報が予告情報通知処理によって例えば表示装置等に出力されるので、アップデート対象のファームウェア力前記システム構成情報にある構成の計算機システムにおけるファームウェアに対してアップデート可能力否力を正確に認識することが可能となる。

[0010] 以上のように、本発明によると、複数の OSが動作可能な複数のパーティションを有する計算機システムを構成するハードウェアを動作させるファームウェアのアップデートに関する予告情報を容易に通知することができるファームウェアアップデート作業の予告情報通知方法を提供できる。図面の簡単な説明

[0011] [図 1]本発明の実施形態の概要を説明する図である。

[図 2]本発明の実施例に係る予告情報通知装置の構成例を示す図である。

[図 3]本実施例に係る計算機システムの要部を示す図である。

[図 4]本実施例に係るシステム構成情報の例を示す図である。

[図 5]本実施例に係る適用ファームウェア情報の例を示す図である。

[図 6]本実施例に係る予告情報通知装置が生成する予告情報の例を示す図である。

[図 7]本実施例に係る予告情報通知装置の処理を示すフローチャートである。

[図 8]予告情報通知装置による予告情報の表示例を示す図である。

発明を実施するための最良の形態

[0012] 以下、本発明の実施形態について図 1〜図 8に基づいて説明する。

図 1は、本発明の実施形態の概要を説明する図である。

本発明の実施例に係るファームウェアアップデート作業の予告情報通知方法を実現する予告情報通知装置 (以下、単に「予告情報通知装置」という） 10は、複数の O Sが動作可能な複数のパーティションを有する計算機システム 30を構成するハードウエア及びノヽードウエアを動作させるためのファームウェア等のステム構成情報を記憶するシステム構成情報記憶手段 11と、アップデート対象のファームウェアとその適用条件等の適用ファームウェア情報 42を記憶する適用ファームウェア情報記憶手段 1 2と、システム構成情報 37と適用ファームウェア情報 42とから予告情報を生成する予告情報生成手段 13と、この予告情報生成手段 3で生成した予告情報を出力して通知する予告情報通知手段 14と、を少なくとも備える。

[0013] システム構成情報記憶手段 11に格納されるシステム構成情報 37は、複数の OSが動作可能な複数のパーティションを有する計算機システム 30を構成するハードウェアの識別情報と、このハードウェアを動作させるためのファームウェアの識別情報と、計算機システム 30の動作状態を示す動作情報と、を少なくとも含む情報である。

[0014] 適用ファームウェア情報記憶手段 12に格納される適用ファームウェア情報 42は、アップデート対象のファームウエアに関する適用条件と、そのファームウエアが動作させるハードウェアに関する適用条件と、そのファームウェアをアップデートさせるための計算機システム 30に関する適用条件と、を少なくとも含む情報である。

[0015] 予告情報生成手段 13は、システム構成情報 37のハードウェアの識別情報、ソフトウェアの識別情報及び計算システムの動作情報が、適用ファームウェア情報 42のハ一ドウエア、ソフトウェア及び計算機システム 30に関する適用条件に適合する力否かを判定し、この判定結果力もアップデート対象のファームウェアがアップデート可能か否かを示すアップデート可否情報を含む予告情報を生成する。

[0016] 予告情報通知手段 14は、予告情報生成手段 3で生成した予告情報を出力して通知する。

図 2は、本発明の実施例に係る予告情報通知装置の構成例を示す図である。

[0017] 図 2に示す予告情報通知装置 10は、周辺機器や各種ソフトウェアを実行する他に本実施例に係るファームウェアアップデート作業の予告情報通知処理を実現するプログラムを実行する CPU21と、プログラムを実行するために使用される揮発性のメモリ 22 (例えば、 RAM)と、外部からのデータ入力手段である入力装置 23 (例えば、キ一ボードやマウス）と、予告情報等のデータを表示する出力装置 24と、予告情報通知装置 10が動作するために必要なプログラムやデータの他に本実施例に係るファームウェアアップデート作業の予告情報通知処理を実現するプログラムを記録する外部記録装置 25と、メモリ 22や外部記録装置 25のデータを可搬記録媒体 27 (例えば、フレキシブルディスクや MOディスク、 CD— Rや DVD— Rなど）に出力したり可搬記録媒体 27からプログラムやデータ等を読み出す媒体駆動装置 26と、ネットワーク 29 に接続するネットワーク接続装置 28と、を有し、これらの装置がバス 20に接続されて相互にデータの受け渡しが行える構成となっている。

[0018] ここで、本実施例に係るシステム構成情報記憶手段 11及び適用ファームウェア情報記憶手段 12は、メモリ 22又は外部記憶装置 25によって実現される。すなわち、 C PU21がメモリ 22等に格納された所定プログラムを実行することによって、例えば、媒体記憶媒体 27に記憶されたシステム構成情報 37や適用ファームウェア情報 42が、媒体駆動装置 26を介してメモリ 22又は外部記憶装置 25に格納される。或は、 CPU 21がネットワーク 29を介して図示しない他の情報処理装置等力システム構成情報 37や適用ファームウェア情報 42を取得し、メモリ 22又は外部記憶装置 25に格納するようにしてちょい。

[0019] また、本実施例に係る予告情報生成手段 13及び予告情報通知手段 14は、 CPU2 1がメモリ 22等に格納された所定のプログラムに記載された命令を実行することによつて実現される。

[0020] 以上の説明において、本実施例係る予告情報通知装置 10の構成例を図 2に示した力これに限定する趣旨ではない。例えば、図 3に示した計算機システム 30 (サービスプロセッサ）によっても実現することが可能である。

[0021] 図 3は、本実施例に係る計算機システム 30の要部を示す図である。

図 3に示す計算機システム 30は、計算機システム 30を構成する各ハードウェアを制御するためのハードウェアであるサービス ·プロセッサ ·ボード（Servece Process or Board) 31と、複数の OSを動作することが可能なパーティションを構成する 1又は 2以上のシステム ·ボート（System Board) 32a, 32b、 32c、 32d、 · · ·（以下、まとめて「システム 'ボート 32」という）と、を備える。

[0022] サービス.プロセッサ.ボード 31は、 RAM34等に格納されるプログラム（ファームゥエア A)を実行してシステム 'ボート 32を含む計算機システム 30を構成するハードゥエァの制御を行なうサービス 'プロセッサ ' CPU (Service Processor CPU) 33と、サ一ビス ·プロセッサ · CPU33が動作するために必要なプログラムやデータ等を一時的に格納する RAM34と、各システム ·ボート 32との IZF (interFace)であるコントローラ 35と、ファームウェア Aやコントローラ 35が実行するプログラムの他にシステム構成情報 37やファームウェア Aの版数情報 38 (例えば、 01版)等を格納する FMEM (F1 ash Memory) 36と、を有する。

[0023] システム.ボート 32は、複数の OSを動作することが可能な複数のパーティションを有する。図 3には、システム 'ボート 32aがパーティション 39a〜39cの 3つのパーティシヨンを構成する場合の例を示して、る。

[0024] パーティション 39aは、版数が 02版の CPU40aに版数が 01版のファームウェア Bを実行させることによって実現されていることを示している。同様に、ノーテイシヨン 39b は、版数が 05版の CPU40b、 40dに版数が 03版のファームウェア Bを実行させることによって実現され、パーティション 39cは、版数が 03版の CPU40cに版数が 02版のファームウェア Bを実行させることによって実現されて!、ることを示して!/、る。

[0025] なお、ファームウェア Bの版数情報 41a〜41cは、図示しないシステム 'ボート 32に備わる FMEMに格納される。

操作者が計算機システム 30に備わる図示しない入力手段によって所定の指示を行なうと、サービス 'プロセッサ 'CPU33は、コントローラ 35を介して各システム 'ボート 32と通信を行って、システム 'ボート 32のハードウェア情報（ノヽ一ドウエアタイプ）、パーティション情報 (パーティション構成情報、パーティション動作情報)及びファームウェア情報 (適用済み個別ファームウェア識別子、適用済み個別ファームウェア版数 )を取得する。

[0026] また、サービス 'プロセッサ 'CPU33は、サービス 'プロセッサ 'ボード 31に備わる F MEM36を参照し、サービス ·プロセッサ ·ボード 31につ!/、てのハードウェア情報（ノヽ一ドウエアタイプ)及びファームウェア情報 (適用済み個別ファームウェア識別子、適用済み個別ファームウェア版数)を取得する。

[0027] そして、サービス ·プロセッサ ·ボード 31及びシステム ·ボート 32から取得した情報からシステム構成情報 37を生成して FMEM36の所定のアドレスに格納する。

また、例えば、アップデート対象であるファームウェア A (2版) aとファームウェア B (3 版) bは、本実施例に係る予告情報通知装置 10によってアップデート可能力否かがチェックされた後、サービス ·プロセッサ ·ボード 31によってファームウェア A及び Bのアップデートが実施される。

[0028] なお、以上の説明では、計算機システム 30を構成するハードウェア及びノヽードゥエァで動作するファームウェアの例として、サービス 'プロセッサ 'ボード 31及びファームウェア Aと、システム 'ボート 32及びファームウェア Bについて示した力これに限定する趣旨ではない。

[0029] 本発明は、例えば、周辺機器との IZFとして使用される IZOプロセッサ ·ボード (I /O Processor Board)やチヤネノレ'ボート（Channel Board)等とこれらのハードウエアで動作するファームウェアについても適用できる。

[0030] また、本発明が図 3に示したパーティション 39a〜39cや CPU40a〜40dの数に限定されな!/ヽのは当然である。図 4は、本実施例に係るシステム構成情報 37の例を示す図である。

[0031] 図 4に示すシステム構成情報 37は、既に適用済みのファームウェアの総合版数を示すファーム総合版数と、計算機システム 30を構成するハードウェアに関する情報のハードウェア情報 (ハードウェアの識別情報）と、当該ハードウェアで動作するパーテイシヨンに関する情報のパーティション情報 (計算機システム 30の動作情報)と、当該ハードウェアを動作させるファームウェアに関する情報のファームウェア情報 (ファームウェアの識別情報）と、で構成されている。

[0032] ハードウェア情報には、ハードウェアの種別、ハードウェアの版数及び搭載される L SIの版数を示すノヽードウエアタイプを使用している。例えば、 "システム 'ボート（01版、 CPU— A版) "といったデータが格納される。

[0033] また、パーティション情報には、パーティション動作に使用しているシステムボードを示すパーティション構成情報と、パーティションの動作状態を示すパーティション動作情報と、を使用している。

[0034] パーティション構成情報は、パーティションがどのシステムボードを使用して動作しているかを示す情報である。例えば、システム ·ボート 32aと 32bとで 1つのパーティシヨンを動作させている場合には、 "システム 'ボート # 0— 1"といったデータが格納される。

[0035] パーティション動作情報は、計算機システム 30においてパーティションの動作状態を示す情報である。例えば、パーティションの動作状態に応じて、 "パーティション停止中"、 "パーティションオフライン中"、 "パーティション動作運用中"といったデータが格納される。

[0036] ここで、本実施例に係る計算機システム 30では、パーティションがパーティション停止中である場合には、計算機システム 30が停止中であることを意味する。また、パーテイシヨンがパーティション動作運用中又はパーティションオフライン中である場合には、計算機システム 30が運用中であることを意味する。

[0037] ファームウェア情報には、適用済み個別ファームウェアを識別する適用済み個別フアームウェア識別子と、適用済みの個別ファームウェアの版数を示す適用済み個別ファームウェア版数と、が使用される。 [0038] 適用済み個別ファーム識別子は、システムを構成する各ハードウェアに適用済みの個別ファームファイルを識別する名称である。例えば、図 3に示した"ファームウェア

A"や"ファームウェア B"と、つたファームウェア名が格納される。

[0039] 適用済み個別ファーム版数は、当該ハードウェアに適用済みのファームウェアの版数を示す情報である。例えば、 "01版"等の版数が格納される。

以上に説明したシステム構成情報 37は、計算機システム 30のハードウェア情報毎にパーティション情報を有し、パーティション情報毎にファームウェア情報を有する。

[0040] また、以上に説明したシステム構成情報 37にお、て、本実施例では、ハードウェアの識別情報としてハードウェア情報を使用し、計算機システム 30の動作情報としてパーテイシヨン情報を使用している。また、ファームウェアの識別情報としてファームゥェァ情報を使用している。

[0041] 図 5は、本実施例に係る適用ファームウェア情報 42の例を示す図である。

図 5に示す適用ファームウェア情報 42は、適用ファームウェア情報 42に登録されて

V、るファームウェア（以下、「個別ファームウェア」と、う）に共通のファームウェア情報である共通ファームウエア情報と、個別ファームウエアに関する情報である個別ファームウェア情報と、で構成されている。

[0042] なお、適用ファームウェア情報 42は、各個別ファームウェア毎に個別ファームウェア情報を有する。「登録」とは、この個別ファームウェア情報を追加することをいう。共通ファームウェア情報には、本適用ファームウェア情報 42の適用ファームウェア総合版数と、適用可能な総合版数を示す適用可能総合版数と、を使用している。

[0043] 適用ファームウェア総合版数は、例えば、総合版数を適用ファームウェア情報 42のデータ名（ファイル名）の一部に使用し、適用ファームウェア総合版数と当該データ名の一部の総合版数とを比較することによって、当該データの版数と中身が一致している力否かをチェックするために使用する。

[0044] 適用可能総合版数は、本適用ファームウェア情報 42に登録されているファームゥェァを適用（アップデート）できるファームウェア総合版数である。

個別ファームウェア情報には、個別ファームウェアを識別する名称である個別ファームウェア識別子と、ファームウェアの版数を示す個別ファームウェア版数と、適用可能な個別版数を示す適用可能ファームウェア版数と、アップデートする為の条件である適用可能条件と、ハードウェアタイプとの依存関係を示す適用可能ハードウェアタイブと、アップデートに必要な作業を示す適用作業タイプと、アップデートに必要な時間を示すアップデート時間と、を使用している。

[0045] 個別ファームウェア識別子は、個別ファームウェアを識別する名称である。例えば、図 3に示した，，ファームウェア A"や，，ファームウェア B"といったファームウェア名が格納される。

[0046] 個別ファームウェア版数は、個別ファームウェアの版数を示す情報である。例えば、 "01版"等の版数が格納される。

適用可能ファームウェア版数は、適用可能な個別ファームウェアの版数を示す情報である。他の個別ファームウェア版数との間に依存関係がある場合に使用し、例えば、適用対象の個別ファームウェア版数が 03版以上の個別ファームウェアに対してのみ適用が可能な場合には、" 03版"が格納される。

[0047] 適用可能条件は、個別ファームウェア版数にアップデートする為の条件を示す。例えば、 "装置全体 (計算機システム 30)が停止状態でアップデート可能"、 "装置全体 (計算機システム 30)が運用状態でアップデート可能 "と!/、つた情報が格納される。

[0048] 適用可能ハードウェアタイプは、ハードウェアタイプに依存して個別ファームウェアの種別も変更する必要がある場合に、該当するハードウェアタイプを記述する。ハードウエアタイプの情報が記述されている場合、そのハードウェアに対してのみファームウェアを適用する。例えば、個別ファームウェアが動作するためにシステム ·ボート (0 2版、 CPU— C版)が必要な場合に、 "システム 'ボート (01版、 CPU— A版) "といつた情報が格納される。

[0049] 適用作業タイプは、個別ファームウェアを適用するために必要な計算機システム 30 に対する操作を記述する。例えば、 "パーティション運用中に即時適用"、 "パーティシヨンのリブートにより適用"、 "個別ファームウェア単位のリブートにより即時適用"といった情報が格納される。

[0050] また、以上に説明した適用ファームウェア情報 42において、本実施例では、アップデート対象のファームウェアに関する適用条件として、個別ファームウェア識別子、個別ファームウェア版数及び適用可能ファームウェア版数を使用し、

ハードウェアに関する適用条件として、適用可能ハードウェアタイプを使用している。また、計算機システム 30に関する適用条件として、適用可能条件及び適用作業タイプを使用している。

[0051] 図 6は、本実施例に係る予告情報通知装置 10が生成する予告情報 43の例を示す図である。

図 6に示す予告情報 43は、適用ファームウェア情報 42に登録されている個別ファームウェアによるアップデートが可能か否かを示すアップデート可否情報と、当該個別ファームウェアをアップデートするにあたって必要となる操作を示す適用操作情報と、適用ファームウェア情報 42に登録されている個別ファームウェアによるアップデートに要する時間を示すアップデート情報と、で構成されて、る。

[0052] アップデート可否情報には、 "不可"、 "装置全体が運用中で可能"、 "装置全体が停止状態で可能"と、つた情報が格納される。

適用操作情報には、 "パーティション運用中に即時適用"、 "パーティションのリブートで可能"、"個別ファームウェアのリブートで可能"といった情報が格納される。

[0053] ここで、 "パーティション運用中に即時適用"とは、パーティションが運用中であれば特別な操作をすることなくアップデートが可能である（アップデートされた個別ファームウェアが有効に動作する）ことを示す。

[0054] また、 "パーティションのリブートで可能"とは、例えば、 FMEM等の不揮発'性メモリに格納された個別ファームウェアのアップデートを実行した後、パーティションのリブートによってアップデートされた個別ファームウェアが有効に動作することを示す。

[0055] 同様に、 "個別ファームウェアのリブートで可能"とは、例えば、 FMEM等の不揮発性メモリに格納された個別ファームウェアのアップデートを実行した後、個別ファームウェアのリブート (メモリへの再展開）によってアップデートされた個別ファームウェアが有効に動作することを示す。

[0056] 図 7は、本実施例に係る予告情報通知装置 10の処理を示すフローチャートである。

ファームウェアアップデート作業の予告情報通知処理を開始すると (ステップ S700 )、予告情報通知装置 10は、出力装置 24にアップデート対象を問い合せるメッセ一ジ（又はダイアログボックス等）を表示して処理をステップ S 701に移行する。

[0057] ステップ S701において、予告情報通知装置 10は、オペレータが入力装置 23を介して入力したアップデート対象（例えば、アップデート対象のパーティション番号、又はシステム全体)を取得し、処理をステップ S702に移行する。

[0058] 以下の説明では、処理を簡潔に説明するためにアップデート対象として特定のパーテイシヨン (パーティション番号）が指定された場合について説明する。なお、アップデート対象としてシステム全体が指定された場合には、以下に説明する処理を適用ファームウェア情報 42に登録されて、る全ての個別ファームウェア情報にっ、て実施すればよい。

[0059] ステップ S702において、予告情報通知装置 10は、適用ファームウェア情報 42の適用ファームウェア総合版数力アップデート可能な総合版数力否かをチェックするまず、予告情報通知装置 10は、システム構成情報記憶手段 11を参照して、システム構成情報 37からファームウェア総合版数を取得し、適用ファームウェア情報記憶手段 12を参照して、適用ファームウェア情報 42から適用ファームウェア総合情報と適用可能総合版数を取得する。

[0060] そして、適用ファームウェア情報 42のファイル名力得る総合版数と、適用ファームウェア総合版数と、を比較して版数が一致するか否カゝをチェックし、一致しない場合には、出力装置 24にエラーメッセージを表示して処理を終了する。

[0061] また、版数が一致する場合には、ファームウェア総合版数と適用可能総合版数とを比較して、ファームウェア総合版数が適用可能総合版数に含まれる力 (例えば、「ファームウェア総合版数」 >「適用可能総合版数」の関係が成り立つか)否かのチェックを行なう。

[0062] ファームウェア総合版数が適用可能総合版数に含まれない場合は、アップデートが不可であると判断し、予告情報通知装置 10は、処理をステップ S710に移行し、予告情報 43のアップデート可否情報に"アップデート不可"を設定する。

[0063] ファームウェア総合版数が適用可能総合版数に含まれる場合には、アップデート可能であると判断し、予告情報通知装置 10は、処理をステップ S 703に移行する。ステップ S703において、予告情報通知装置 10は、適用ファームウェア情報 42に登録されている個別ファームウェアの個別ファームウェア版数がアップデート可能な版数か否かをチェックする。

[0064] まず、予告情報通知装置 10は、適用ファームウェア情報 42の個別ファームウェア情報を参照し、個別ファームウェア識別子、個別ファームウェア版数、適用ファームゥエア版数及び適用可能ハードウェアタイプを取得する。

[0065] また、予告情報通知装置 10は、システム構成情報記憶手段 11を参照して、取得した個別ファームウェア識別子と同じ識別子の適用済み個別ファームウェア識別子を、ステップ S701で指定されたパーティション情報内で検索し、該当する適用済み個別ファームウェア識別子及び適用済み個別ファームウェア版数と、ハードウェアタイプを取得する。

[0066] そして、適用可能ファームウェア版数と適用済み個別ファームウェア版数とを比較して、適用済み個別ファームウェア版数が適用可能ファームウェア版数に含まれる力否力 (例えば、「適用済み個別ファームウェア版数」 >「適用可能ファームウェア版数」の関係が成り立つ力 )否かのチェックを行なう。

[0067] 適用済み個別ファームウェア版数が適用可能ファームウェア版数に含まれない場合には、処理をステップ S710に移行し、予告情報 43のアップデート可否情報に"ァップデート不可"を設定する。

[0068] また、適用済み個別ファームウェア版数が適用可能ファームウェア版数に含まれる場合には、ハードウェアタイプが適用可能ハードウェアタイプに適合する力否かをチエックする。

[0069] ここで、本実施例に係る適用可能ハードウェアタイプとハードウェアタイプには、例えば、 "システム 'ボート（01版、 CPU— A版）"といったデータが格納されるので、ノヽ一ドウエアタイプと適用可能ハードウェアタイプのハードウェアの種別が一致し、ハードウエアタイプのハードウェア版数及び搭載される LSIの版数が適用可能ハードゥエァタイプのハードウェア版数及び搭載される LSIの版数に含まれる場合に適合すると判別すればよい。

[0070] ハードウェアタイプが適用可能ハードウェアタイプに適合しない場合には、処理をステツプ S710に移行して、予告情報 43のアップデート可否情報に"アップデート不可" を設定し、ハードウェアタイプが適用可能ハードウェアタイプに適合する場合には、処理をステップ S 704に移行する。

[0071] ステップ S704において、予告情報通知装置 10は、計算機システム 30が運用中にアップデート可能か否かをチェックする。

まず、予告情報通知装置 10は、適用ファームウェア情報 42の個別ファームウェア情報を参照して適用可能条件を取得する。また、予告情報通知装置 10は、システム構成情報 37を参照し、パーティション構成情報とパーティション動作情報を取得する

[0072] そして、適用可能条件に"装置全体が運用状態でアップデート可能"が設定され、かつパーティション動作情報に"パーティション動作運用中"又は"パーティションオフライン"が設定されている場合には、計算機システム 30運用中にアップデート可能であると判断して処理をステップ S705に移行し、予告情報 43のアップデート可否情報を"装置全体が運用状態でアップデート可能"に設定する。

[0073] また、適用可能条件に"装置全体が停止状態でアップデート可能"が設定され、かつパーティション動作情報に"パーティション停止中"が設定されている場合には、計算機システム 30運用中のアップデートは不可であると判断して処理をステップ S706 に移行し、予告情報 43のアップデート可否情報を"装置全体が停止状態でアップデート可能"に設定する。

[0074] なお、図示しないが適用可能条件とパーティション動作情報とが上記以外の条件である場合には、アップデートが不可であると判断し、予告情報通知装置 10は、処理をステップ S710に移行して、予告情報 43のアップデート可否情報に"アップデート不可"を設定する。

[0075] ステップ S706において、予告情報通知装置 10は、パーティション構成情報からパーテイシヨンの数を取得し、パーティション動作情報と照合することによって運用中（動作中）のパーティションの数を取得する。

[0076] そして、予告情報通知装置 10は、「システム停止に必要な時間」を下記の式によつて算出し、予告情報 43のアップデート時間に加算する。「システム停止に必要な時間」 =「運用中のパーティション数」 X「1パーティションの停止に必要な時間」

ステップ S705又は S706の処理が完了すると、予告情報通知装置 10は、処理をステツプ S707に移行する。

[0077] ステップ S707において、予告情報通知装置 10は、パーティション運用中にアップデート可能力否かをチェックする。

まず、予告情報通知装置 10は、適用ファームウェア情報記憶手段 12の個別ファームウェア情報を参照し、適用作業タイプとアップデート時間を取得する。

[0078] そして、適用作業タイプに"パーティション運用中で即時適用"又は"個別ファームゥエア単位のリブートで即時適用"が設定され、かつパーティション動作情報に"パーテイシヨン動作運用中"が設定されている場合には、パーティション運用中にアップデート可能であると判断して処理をステップ S708に移行する。

[0079] ステップ S708において、予告情報通知装置 10は、予告情報 43の適用操作情報に"パーティション動作運用中で即時適用可能"又は"個別ファームウェア単位のリブートで適用可能"を設定する。

[0080] そして、適用操作情報力 'パーティション動作運用中"である場合には、「即時適用に必要な時間 (ステップ S707で取得したアップデート時間）」を予告情報 43のアップデート時間に加算する。また、適用操作情報力個別ファームウェア単位のリブートで即時適用"である場合には、「即時適用に必要な時間」と「個別ファームウェアのリブートに必要な時間」を予告情報 43のアップデート時間に加算する。

[0081] 一方、ステップ S707において、予告情報通知装置 10は、適用作業タイプに"パーテイシヨンのリブートで即時適用"が設定されている場合には、パーティション運用中のアップデートは不可であると判断して処理をステップ S709に移行する。

[0082] ステップ S709において、予告情報通知装置 10は、適用操作情報に"パーティションのリブートで適用可能"を設定する。そして、「計算機システム停止（1パーティションの停止）に必要な時間」と「即時適用に必要な時間」を予告情報 43のアップデート時間に加算する。

[0083] ステップ S708又はステップ S709の処理が完了すると、予告情報通知装置 10は、処理をステップ S711に移行して、以上の処理によって生成した予告情報 43を出力装置 24に表示してファームウェアアップデート作業の予告情報通知処理を終了する

[0084] なお、以上の説明では、システム構成情報 37、適用ファームウェア情報 42及び予告情報 43に設定されるデータを、例えば、 "アップデート不可"のように文字列で示しているが、それぞれ文字列に対応するコード (数値データ）を使用してよ!/ヽのは当然である。

[0085] 図 8は、予告情報通知装置 10による予告情報 43の表示例を示す図である。

図 8には、図 7で説明した処理によって生成された予告情報 43 (アップデート可否情報、適用操作情報、アップデート時間）がそれぞれアップデート可否 (→運用中可能）、アップデート後の影響 (→即時適用）、及びアップデート時間（→7分)として表示されて!/ヽる場合を示してヽる。

[0086] 以上に説明した予告情報通知装置 10によって、複数の OSが動作可能な複数のパーテイシヨンを有し、複数種類のファームウェアが複数の箇所に異版数で存在する計算機システムにおけるファームウェアのアップデートに際して、ハードウェアとファームウェアとの整合性や同一種類のファーム間の保証範囲条件等を考慮することによつて、アップデートの可否、アップデート時間、アップデート後のシステム影響等を容易に認識することが可能となる。

[0087] これにより、上記計算機システムに対する正確な保守作業スケジュールや保守マ- ユアルを容易に作成することが可能となり、保守作業の効率ィ匕を図ることが可能となる。

Claims

請求の範囲

[1] 複数の OSが動作可能な複数のパーティションを有する計算機システムのシステム構成情報を記憶するシステム構成情報記憶手段力該システム構成情報を読出すシステム構成情報読出し処理と、

前記計算機システムのハードウェアを動作させるファームウェアであって、アップデートの対象となるファームウェアの適用条件に関する適用ファームウェア情報を記憶する適用ファームウェア情報記憶手段力該適用ファームウェア情報を読出す適用ファームウェア情報読出し処理と、

前記システム構成情報と前記適用ファームウェア情報とから、前記アップデートの対象となるファームウェアのアップデート可否情報を含む予告情報を生成する予告情報生成処理と、

該予告情報生成処理で生成した予告情報を出力して通知する予告情報通知処理と、

を情報処理装置に実行させることを特徴とする予告情報通知方法。

[2] 前記システム構成情報は、複数の OSが動作可能な複数のパーティションを有する計算機システムを構成するハードウェアの識別情報と、該ハードウェアを動作させるためのファームウェアの識別情報と、前記計算機システムの動作状態を示す動作情報と、のうち少なくとも 1つを有する、ことを特徴とする請求項 1に記載の予告情報通知方法。

[3] 前記適用ファームウェア情報は、アップデート対象のファームウェアに関する適用条件と、該ファームウェアが動作させるハードウアに関する適用条件と、該ファームウェアをアップデートさせるための計算機システムに関する適用条件と、のうち少なくとも 1つを有する、ことを特徴とする請求項 1に記載の予告情報通知方法。

[4] 前記予告情報生成処理は、前記システム構成情報が、前記適用ファームウェア情報の適用条件に適合する力否かを判定し、該判定結果力前記アップデート対象のファームウェアがアップデート可能力否かを示すアップデート可否情報を生成する、ことを特徴とする請求項 1に記載の予告情報通知方法。

[5] 前記予告情報生成処理は、更に、前記適用ファームウェア情報の計算機システムに関する適用条件から、前記計算システムの動作情報に応じて、アップデート時に必要な計算機システムに対する操作を示す適用操作情報を生成する、ことを特徴とする請求項 1に記載の予告情報通知方法。

[6] 前記適用ファームウェア情報は、前記ファームウェアのアップデート処理に要する時間を示すアップデート時間情報を更に有し、

前記予告情報生成処理は、該アップデート時間情報から、前記適用ファームウェア情報に登録されている全てのファームウェアのアップデート処理に要する時間を算出する、

ことを特徴とする請求項 1に記載の予告情報通知方法。

[7] 前記システム構成情報は、該システム構成情報を識別するファームウェア総合識別情報を有し、

前記適用ファームウェア情報は、該適用ファームウェア情報がアップデート可能か否かを識別する適用可能総合識別情報を有し、

前記予告情報生成処理は、前記ファームウェア総合識別情報と前記適用可能総合識別情報とを比較し、前記ファームウェア総合識別情報が前記適用可能総合識別情報に含まれる場合に、前記アップデート対象のファームウェアがアップデート可能であると判断する、ことを特徴とする請求項 1に記載の予告情報通知方法。

[8] 前記システム構成情報は、前記計算機システムを構成するハードウェアを動作させるためのファームウェアを識別するファームウェア識別情報を有し、

前記適用ファームウェア情報は、前記ファームウェアがアップデート可能力否かを識別する適用可能ファームウェア識別情報を有し、

前記予告情報生成処理は、前記ファームウェア識別情報と前記適用可能ファームウェア識別情報とを比較し、前記ファームウェア識別情報が前記適用可能ファームゥエア識別情報に含まれる場合に、前記アップデート対象のファームウェアがアップデート可能であると版段する、ことを特徴とする請求項 1に記載の予告情報通知方法。

[9] 前記システム構成情報は、前記計算機システムを構成するハードウェアを識別するハードウェア識別情報を有し、

前記適用ファームウェア情報は、アップデートしたファームウェアが動作可能なハードウエアを識別する適用可能ハードウェア識別情報を有し、

前記予告情報生成処理は、前記ハードウア識別情報と前記適用可能ハードゥエァ識別情報とを比較し、前記ハードウア識別情報が前記適用可能ハードウア識別情報に含まれる場合に、前記アップデート対象のファームウェアがアップデート可能であると判断する、ことを特徴とする請求項 1に記載の予告情報通知方法。

[10] 前記システム構成情報は、前記計算機システムが有するパーティションのパーティシヨン動作情報を有し、

前記適用ファームウェア情報は、アップデートに必要なハードウェアの条件を示す適用可能条件を有し、

前記予告情報生成処理は、前記パーティション動作情報が示すパーティションの動作が、前記適用可能条件に適合する場合に、前記アップデート対象のファームゥエアがアップデート可能であると判断する、ことを特徴とする請求項 1に記載の予告情報通知方法。

[11] 前記システム構成情報は、前記計算機システムが有するパーティションのパーティシヨン動作情報を有し、

前記適用ファームウェア情報は、計算機システムに対する操作を示す適用作業タイプと、を有し、

前記予告情報生成処理は、前記パーティション動作情報に応じて前記適用作業タイブ力前記ファームウェアのアップデート時に必要な計算機システムに対する操作を示す適用操作情報を生成する、ことを特徴とする請求項 1に記載の予告情報通知方法。

[12] 前記システム構成情報は、該システム構成情報を識別するファームウェア総合版数、前記計算機システムを構成するハードウェアのハードウェアタイプ、該ハードウェアを動作させるためのファームウェアのファームウェア版数及びパーティション動作情報の少なくとも 1つを有する、ことを特徴とする請求項 1に記載の予告情報通知方法。

[13] 前記適用ファームウェア情報は、該適用ファームウェア情報がアップデートに使用可能な版数を示す適用可能総合版数、前記ファームウェアがアップデート可能な版数を示す適用可能ファームウェア版数、前記ファームウェアがアップデート可能なタィプを示す適用可能ハードウェアタイプ、アップデートに必要なハードウェアの条件を示す適用可能条件及び計算機システムに対する操作を示す適用作業タイプの少なくとも 1つを有する、ことを特徴とする請求項 1に記載の予告情報通知方法。

[14] 複数の OSが動作可能な複数のパーティションを有する計算機システムのシステム構成情報を記憶するシステム構成情報記憶手段力該システム構成情報を読出すシステム構成情報読出し処理と、

を情報処理装置に実行させて予告情報通知するためのプログラム。

[15] 前記システム構成情報は、複数の OSが動作可能な複数のパーティションを有する計算機システムを構成するハードウェアの識別情報と、該ハードウェアを動作させるためのファームウェアの識別情報と、前記計算機システムの動作状態を示す動作情報と、のうち少なくとも 1つを有する、ことを特徴とする請求項 14に記載の予告情報通知のためのプログラム。

[16] 前記適用ファームウェア情報は、アップデート対象のファームウェアに関する適用条件と、該ファームウェアが動作させるハードウアに関する適用条件と、該ファームウェアをアップデートさせるための計算機システムに関する適用条件と、のうち少なくとも 1つを有する、ことを特徴とする請求項 14に記載の予告情報通知のためのプログラム。

[17] 複数の OSが動作可能な複数のパーティションを有する計算機システムを構成するハードウェアの識別情報と、該ハードウェアを動作させるためのファームウェアの識別情報と、前記計算機システムの動作状態を示す動作情報と、を少なくとも有するシステム構成情報を記憶するシステム構成情報記憶手段と、

アップデート対象のファームウェアに関する適用条件と、該ファームウェアが動作させるハードウェアに関する適用条件と、該ファームウェアをアップデートさせるための計算機システムに関する適用条件と、を少なくとも有する適用ファームウェア情報を記憶する適用ファームウェア情報記憶手段と、

前記システム構成情報のハードウエアの識別情報、ソフトウエアの識別情報及び計算システムの動作情報力前記適用ファームウェア情報のハードウェア、ソフトウェア及び計算機システムに関する適用条件に適合するか否かを判定し、該判定結果力前記アップデート対象のファームウェアがアップデート可能か否かを示すアップデート可否情報を含む予告情報を生成する予告情報生成手段と、

該予告情報生成手段で生成した予告情報を出力して通知する予告情報通知手段と、

を備えることを特徴とする予告情報通知装置。

[18] 前記予告情報生成手段は、更に、前記適用ファームウェア情報の計算機システムに関する適用条件から、前記システム構成情報の計算システムの動作情報に応じて、前記ファームウェアのアップデート時に必要な計算機システムに対する操作を示す操作情報を生成する、ことを特徴とする請求項 17に記載の予告情報通知装置。

[19] 前記適用ファームウェア情報は、前記ファームウェアのアップデート処理に要する時間を示すアップデート時間情報を更に有し、

前記予告情報生成手段は、該アップデート時間情報から、アップデート対象であつてアップデート可能な全てのファームウェアのアップデート処理に要する時間を算出する、

ことを特徴とする請求項 17に記載の予告情報通知装置。