WO2007063582A1

WO2007063582A1 - 連続変換プログラム、連続変換方法および連続変換装置

Info

Publication number: WO2007063582A1
Application number: PCT/JP2005/021968
Authority: WO
Inventors: Masahito Mori
Original assignee: Fujitsu Limited
Priority date: 2005-11-30
Filing date: 2005-11-30
Publication date: 2007-06-07

Abstract

　複数のＸＭＬ文書を単純に結合したＸＭＬ文書に対して変換部（１５０）がスタイルシート記憶部（１２０）に記憶されたスタイルシートを順に適用する連続変換プロセッサ（１００）を一つのプロセスとして実行するよう構成する。また、マージルール(データを結合・追加するルール)やフィルタルール(データを削除・正規化するルール)に従ったスタイルシートを用意し、利用者に出力形式を選択させるだけでそれらのスタイルシートを適切な順序で連続変換プロセッサ（１００）が適用する。

Description

明細書

連続変換プログラム、連続変換方法および連続変換装置

技術分野

[0001] 本発明は、複数のスタイルシートを適用する XML文書の変換をスタイルシートごとに利用者に行わせる代わりに、複数のスタイルシートを用いた連続変換を行うことによって、スタイルシートを一つずつ適用する場合に必要となる一時的変換結果 XML 文書の削除を不要として利用者の負担を低減するとともに、生成されるプロセス数を減らして OSの負担を低減する連続変換プログラム、連続変換方法および連続変換装置に関するものである。背景技術

[0002] 近年、 XML文書がよく使われている力各分野で XMLの構造'仕様に関して標準ィ匕が進められてはいるものの、各利用者が独自の仕様を作成している。一つの XML 文書を参照するだけならこれで問題ないが、複数の XML文書を使用して新たな情報を作成する場合、異なる仕様でできた XML文書を共通化させる必要がある。

[0003] このため、 XML文書を共通化するための処理を行うものとして XSLTバーサがある

(例えば、特許文献 1参照。 ) o XSLTバーサ、変換対象となる XML文書と変換に関する論理が記述されたスタイルシートの指定を受け取って、変換対象 XML文書をスタイルシートに基づ、て変換し、変換結果 XML文書として出力するものである。

[0004] しかし、所望の変換結果を一回の変換で導くためにはスタイルシートが複雑になることから、複雑な変換を行うためには、複数のスタイルシートを用いて複数回変換を行わなければならない。

[0005] 図 15は、従来の複数回変換を示す図である。同図に示すように、従来の複数回変換では、スタイルシートを一つ適用して変換処理を行う XSLTバーサによる XML文書の変換処理を複数回利用する。すなわち、従来の複数回変換では、先に行った変換結果 XML文書を、次の変換処理の入力として、スタイルシートでの変換を繰り返して目的の結果 XML文書を出力する。

[0006] 具体的には、変換プロセスにお、て、最初の変換を行う。ここでは、 XML文書で記述されたデータ〜データを、 DTDの外部実体参照を利用して一つの XML文書

1 n

に単純に結合する。そして、 XSLTバーサに対して、単順に結合した XML文書とス

1

タイルシートを指定して、一時的な変換結果である XML文書を得る。

1 1

[0007] また、変換プロセスにおいて、 XSLTバーサに対して、変換プロセスの結果である

2 2 1

XML文書とスタイルシートを指定して、一時的な変換結果である XML文書を得る

1 2 2

。以下同様に、最後の変換プロセスである変換プロセスでは、 XSLTバーサに対し m m て、先の変換プロセスの結果である XML文書とスタイルシートを指定して、目 m— m— 1 m

的の変換結果である XML文書を得る。

m

[0008] 特許文献 1 :特開 2002— 32263号公報

発明の開示

発明が解決しょうとする課題

[0009] し力しながら、従来の複数回変換では、変換した結果に対して、更に変換処理を行つて目的の変換結果を得るためには、一時的な変換結果を XML文書として保持しておく必要が生じ、最終目的ではないファイルの管理を利用者に強いるという問題がある。また、 XSLTパーサを利用する処理は一般に一つのプロセスであり、変換処理を繰り返す回数の分、プロセス生成回数が増加し、プロセス生成回数の増加は、ノ、一ドウエア資源の割り当てと、つた OSへの負担を増加させると、う問題もある。

[0010] 例えば、 Apacheプロジェクトが提供する XSLT(xalan)を利用して処理を行う場合、複数回のコマンドの実行が必要になり、更に一時的な変換結果の XML文書を保持する必要がある。図 16は、 xalanを利用したコマンド実行例を示す図である。

[0011] 本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、スタイルシートを一つずつ適用する場合に必要となる一時的変換結果 XML文書の削除を不要として利用者の負担を低減するとともに、生成されるプロセス数を減らして OSの負担を低減する連続変換プログラム、連続変換方法および連続変換装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

[0012] 上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項 1の発明に係る連続変換プログラムは、変換対象 XML文書にスタイルシートを適用して変換結果 XML文書に変換する変換手順を、変換結果 XML文書を次の変換手順の変換対象 XML文書としつつスタイルシートの数だけ繰り返す繰返変換手順、をコンピュータに実行させることを特徴とする。

[0013] この請求項 1の発明によれば、変換対象 XML文書にスタイルシートを適用して変換結果 XML文書に変換する変換手順を、変換結果 XML文書を次の変換手順の変換対象 XML文書としつつスタイルシートの数だけ繰り返すよう構成したので、スタイルシートを一つずつ適用する場合に必要となる一時的変換結果 XML文書の削除を不要とすることができる。

[0014] また、請求項 2の発明に係る連続変換プログラムは、請求項 1の発明にお、て、前記繰返変換手順は、 XML文書を構成する要素のうち識別子が同一である要素の属性および内容の組合せ指定または要素および属性の追加指定を記述するマージルール、要素および属性の削除指定または要素および属性の出現順序指定を記述するフィルタルールを用いるスタイルシートの組合せに基づ、て変換手順を繰り返すことを特徴とする。

[0015] この請求項 2の発明によれば、マージルール、フィルタルールを用いるスタイルシートの組合せに基づ、て変換手順を繰り返すよう構成したので、スタイルシートを部品化して可用性を高めることができる。

[0016] また、請求項 3の発明に係る連続変換プログラムは、請求項 1または 2の発明において、前記繰返変換手順は、複数の異なる仕様の XML文書を単純に結合して得られる XML文書を最初の変換対象 XML文書とすることを特徴とする。

[0017] この請求項 3の発明によれば、複数の異なる仕様の XML文書を単純に結合して得られる XML文書を最初の変換対象 XML文書とするよう構成したので、異なる仕様の XML文書カゝら単一仕様の XML文書を作成することができる。

[0018] また、請求項 4の発明に係る連続変換プログラムは、請求項 1または 2の発明において、前記繰返変換手順は、単一のプロセスとして実行されることを特徴とする。

[0019] この請求項 4の発明によれば、繰返し行う変換を単一のプロセスとして実行するよう構成したので、生成されるプロセスの数を減らすことができる。

[0020] また、請求項 5の発明に係る連続変換プログラムは、請求項 1または 2の発明において、前記繰返変換手順は、最後の変換で得られる変換結果 XML文書の出力形式力決定されるスタイルシートおよび該スタイルシートの適用順序に基づいて変換手順を繰り返すことを特徴とする。

[0021] この請求項 5の発明によれば、最後の変換で得られる変換結果 XML文書の出力形式力決定されるスタイルシートおよびスタイルシートの適用順序に基づいて変換手順を繰り返すよう構成したので、スタイルシートの作成を不要とすることができる。

[0022] また、請求項 6の発明に係る連続変換方法は、変換対象 XML文書にスタイルシートを適用して変換結果 XML文書に変換する変換工程を、利用者の一回の指定で、変換結果 XML文書を次の変換工程の変換対象 XML文書としつつスタイルシートの数だけ繰り返す繰返変換工程、を含んだことを特徴とする。

[0023] この請求項 6の発明によれば、変換対象 XML文書にスタイルシートを適用して変換結果 XML文書に変換する変換工程を、利用者の一回の指定で、変換結果 XML 文書を次の変換工程の変換対象 XML文書としつつスタイルシートの数だけ繰り返すよう構成したので、スタイルシートを一つずつ適用する場合に必要となる一時的変換結果 XML文書の削除を不要とすることができる。

[0024] また、請求項 7の発明に係る連続変換方法は、請求項 6の発明にお、て、前記繰返変換工程は、 XML文書を構成する要素のうち識別子が同一である要素の属性および内容の組合せ指定または要素および属性の追加指定を記述するマージルール、要素および属性の削除指定または要素および属性の出現順序指定を記述するフィルタルールを用いるスタイルシートの組合せに基づ、て変換工程を繰り返すことを特徴とする。

[0025] この請求項 7の発明によれば、マージルール、フィルタルールを用いるスタイルシートの組合せに基づ、て変換手順を繰り返すよう構成したので、スタイルシートを部品化して可用性を高めることができる。

[0026] また、請求項 8の発明に係る連続変換方法は、請求項 6または 7の発明にお、て、前記繰返変換工程は、複数の異なる仕様の XML文書を単純に結合して得られる X ML文書を最初の変換対象 XML文書とすることを特徴とする。

[0027] この請求項 8の発明によれば、複数の異なる仕様の XML文書を単純に結合して得られる XML文書を最初の変換対象 XML文書とするよう構成したので、異なる仕様の XML文書カゝら単一仕様の XML文書を作成することができる。

[0028] また、請求項 9の発明に係る連続変換方法は、請求項 6または 7の発明にお、て、前記繰返変換工程は、最後の変換で得られる変換結果 XML文書の出力形式から決定されるスタイルシートおよび該スタイルシートの適用順序に基づいて変換工程を繰り返すことを特徴とする。

[0029] この請求項 9の発明によれば、最後の変換で得られる変換結果 XML文書の出力形式力決定されるスタイルシートおよびスタイルシートの適用順序に基づいて変換手順を繰り返すよう構成したので、スタイルシートの作成を不要とすることができる。

[0030] また、請求項 10の発明に係る連続変換装置は、変換対象 XML文書にスタイルシートを適用して変換結果 XML文書に変換する XML文書変換を、変換結果 XML文書を次の XML文書変換の変換対象 XML文書としつつスタイルシートの数だけ繰り返す繰返変換手段、を備えたことを特徴とする。

[0031] この請求項 10の発明によれば、変換対象 XML文書にスタイルシートを適用して変換結果 XML文書に変換する XML文書変換を、変換結果 XML文書を次の XML文書変換の変換対象 XML文書としつつスタイルシートの数だけ繰り返すよう構成したので、スタイルシートを一つずつ適用する場合に必要となる一時的変換結果 XML文書の削除を不要とすることができる。

発明の効果

[0032] 請求項 1、 6および 10の発明によれば、一時的変換結果 XML文書の削除を不要とすることができるので、利用者の負担を低減することができるという効果を奏する。

[0033] また、請求項 2および 7の発明によれば、スタイルシートを部品化して可用性を高めるので、スタイルシートを作成する負担を低減することができるという効果を奏する。

[0034] また、請求項 3および 8の発明によれば、異なる仕様の XML文書力単一仕様の X

ML文書を作成することができるので、異なる仕様の XML文書共通化することができるという効果を奏する。

[0035] また、請求項 4の発明によれば、生成されるプロセスの数を減らすので、 OSの負担を低減することができると、う効果を奏する。

[0036] また、請求項 5および 9の発明によれば、スタイルシートの作成を不要とするので、利用者の負担を低減することができるという効果を奏する。

図面の簡単な説明

[図 1]図 1は、本実施例に係る連続変換プロセスを説明するための説明図である。

[図 2]図 2は、本実施例に係る連続変換プロセッサの構成を示す機能ブロック図である。

[図 3]図 3は、本実施例に係る連続変換プロセッサの処理手順を示すフローチャートである。

[図 4]図 4は、コンピュータ装置の運用管理システムを示す図である。

[図 5-1]図 5— 1は、データ Aの記述例を示す図である。

[図 5-2]図 5— 2は、データ Bの記述例を示す図である。

[図 5- 3]図 5— 3は、データ Cの記述例を示す図である。

[図 6-1]図 6— 1は、コンピュータ装置全体の構成部品に関する単純に結合した XML 文書の記述例を示す図である。

[図 6-2]図 6— 2は、オペレーティングシステムの構成部品に関する単純に結合した X ML文書の記述例を示す図である。

[図 7-1]図 7— 1は、装置管理者用 XML文書の記述例を示す図である。

[図 7-2]図 7— 2は、アプリケーション開発者用 XML文書の記述例を示す図である。

[図 7-3]図 7— 3は、 OS管理者用 XML文書の記述例を示す図である。

[図 8]図 8は、スタイルシートの記述ルールを示す図である。

[図 9-1]図 9— 1は、スタイルシート Sに記述する論理を示す図である。

[図 9-2]図 9— 2は、スタイルシート Tに記述する論理を示す図である。

[図 9-3]図 9— 3は、スタイルシート Uに記述する論理を示す図である。

[図 9-4]図 9— 4は、スタイルシート Vに記述する論理を示す図である。

[図 10]図 10は、スタイルシート Vの記述例を示す図である。

[図 11]図 11は、ユーザインタフェースとして動作する XML出力ダイアログボックスが表示する画面例を示す図である。

[図 12]図 12は、出力形式とスタイルシートの適用順テーブルを示す図である。

[図 13- 1]図 13— 1は、装置管理者用 XML文書を生成するまでの XML出力ダイァログボックスによる処理の流れを示す図である。

[図 13-2]図 13— 2は、アプリケーション開発者用 XML文書を生成するまでの XML 出力ダイアログボックスによる処理の流れを示す図である。

[図 13- 3]図 13— 3は、 OS管理者用 XML文書を生成するまでの XML出力ダイァログボックスによる処理の流れを示す図である。

[図 14]図 14は、本実施例に係る連続変換プロセッサ（プログラム）を実行するコンビュータの構成を示す機能ブロック図である。

[図 15]図 15は、従来の複数回変換を示す図である。

[図 16]図 16は、 xalanを利用したコマンド実行例を示す図である。

符号の説明

10 XML出力ダイアログボックス

100 連続変換プロセッサ

110 ダイアログ IZF部

120 スタイルシート記憶部

130 第 1XML文書記憶部

140 第 2XML文書記憶部

150 変換部

160 変換対象設定部

170 変換結果出力部

180 制御部

200 コンピュータ

210 RAM

220 CPU

221 連続変換プロセス

230 HDD

240 LANインタフェース

250 人出力インタフェース

260 DVDドライブ発明を実施するための最良の形態

[0039] 以下に、本発明に係る連続変換プログラム、連続変換方法および連続変換装置の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。

実施例

[0040] まず、本実施例に係る連続変換プロセスについて説明する。図 1は、本実施例に係る連続変換プロセスを説明するための説明図である。同図に示すように、この連続変換プロセスでは、連続変換プロセッサ 100に対して、データ〜データを単純に結合

1 n

した変換対象となる XML文書とスタイルシート〜スタイノレシートを指定して、目的の

1 m

変換結果である XML文書を得る。

[0041] すなわち、連続変換プロセッサ 100の内部で、指定された順にスタイルシートを適用し、一時的な変換結果である XML文書を利用者に与えることなぐ目的の変換結果である XML文書を出力する。

[0042] このように、連続変換プロセッサ 100の内部で、指定された順にスタイルシートを適用することによって、最終目的ではないファイルの管理を利用者に強いることをなくすことができる。また、単一の連続変換プロセスにより連続変換を行うことによって、生成されるプロセス数を減らして OSの負担を低減することができる。

[0043] 次に、本実施例に係る連続変換プロセッサ 100の構成について説明する。図 2は、本実施例に係る連続変換プロセッサ 100の構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、この連続変換プロセッサ 100は、ダイアログ IZF部 110と、スタイルシート記憶部 120と、第 1XML文書記憶部 130と、第 2XML文書記憶部 140と、変換部 150と、変換対象設定部 160と、変換結果出力部 170と、制御部 180とを有する。

[0044] ダイアログ IZF部 110は、変換対象となる XML文書、スタイルシートの適用順などの情報を XML出力ダイアログボックス 10から取得する処理部である。

[0045] ここで、 XML出力ダイアログボックス 10は、変換対象となる複数の XML文書、最終的な XML文書の出力形式、出力先ファイルなどの情報を利用者力受け付けるプロセスであり、利用者はこの XML出力ダイアログボックス 10に対して連続変換に必要な情報を指定する。 [0046] また、この XML出力ダイアログボックス 10は、変換対象となる複数の XML文書を単純に結合してダイアログ IZF部 110に渡し、結合された XML文書を受け取ったダィァログ IZF部 110は、第 1XML文書記憶部 130に格納する。

[0047] また、この XML出力ダイアログボックス 10は、最終的な XML文書の出力形式からスタイルシートの適用順を決定してダイアログ IZF部 110に渡し、スタイルシートの適用順を受け取ったダイアログ IZF部 110は制御部 180に渡す。

[0048] すなわち、利用者は、連続変換にあたって、適用するスタイルシートを直接指定するのではなぐ最終的な XML文書の出力形式を指定する。すると、 XML出力ダイァログボックス 10が、最終的な XML文書の出力形式からスタイルシートの適用順を決定する。

[0049] このように、利用者にスタイルシートを直接指定させるのではなぐ最終的な XML文書の出力形式を指定させることによって、利用者にスタイルシートを作成させる負担を低減することができる。なお、最終的な XML文書の出力形式力もスタイルシートの適用順を決定する例については後述する。

[0050] また、 XML出力ダイアログボックス 10は、最終的な XML文書の出力形式に変換された XML文書を連続変換プロセッサ 100から受け取り、利用者が指定した出力先フアイルに出力する。

[0051] スタイルシート記憶部 120は、複数のスタイルシートを記憶する記憶部であり、このスタイルシート記憶部 120に記憶されたスタイルシートは、様々な出力形式への変換に用いられる。

[0052] 第 1XML文書記憶部 130および第 2XML文書記憶部 140は、各変換において入力または出力となる XML文書を記憶する記憶部である。すなわち、第 1XML文書記憶部 130が変換対象 XML文書を記憶する場合には、第 2XML文書記憶部 140は変換結果 XML文書を記憶し、第 2XML文書記憶部 140が変換対象 XML文書を記憶する場合には、第 1XML文書記憶部 130は変換結果 XML文書を記憶する。

[0053] 変換部 150は、第 1XML文書記憶部 130または第 2XML文書記憶部 140から変換対象 XML文書を読み出してスタイルシート記憶部 120に記憶されたスタイルシートを適用し、適用結果を変換結果 XML文書として第 2XML文書記憶部 140または第 IXML文書記憶部 130に格納する処理部である。

[0054] 変換対象設定部 160は、変換結果 XML文書を次の変換に備えて変換対象 XML 文書として設定する処理部である。すなわち、第 1XML文書記憶部 130に記憶された XML文書が変換対象 XML文書となって変換部 150によって変換され、変換結果 XML文書として第 2XML文書記憶部 140に格納されると、この変換対象設定部 16 0は、第 2XML文書記憶部 140に記憶された XML文書を変換対象 XML文書に設定し、第 1XML文書記憶部 130を変換結果 XML文書の格納先として設定する。

[0055] そして、次に第 2XML文書記憶部 140に記憶された XML文書が変換対象 XML 文書となって変換部 150によって変換され、変換結果 XML文書として第 1XML文書記憶部 130に格納されると、この変換対象設定部 160は、第 1XML文書記憶部 130 に記憶された XML文書を変換対象 XML文書に設定し、第 2XML文書記憶部 140 を変換結果 XML文書の格納先として設定する。

[0056] このように、この変換対象設定部 160が、第 1XML文書記憶部 130に記憶された X ML文書と第 2XML文書記憶部 140に記憶された XML文書を交互に変換対象 XM L文書に設定することによって、先の変換で変換結果 XML文書となった XML文書を次の変換で変換対象 XML文書とすることができる。なお、この変換対象設定部 160 は、第 1XML文書記憶部 130に記憶された XML文書を最初の変換対象 XML文書として設定する。

[0057] 変換結果出力部 170は、最後のスタイルシートが適用され、変換部 150により出力された変換結果 XML文書を第 1XML文書記憶部 130または第 2XML文書記憶部 140から読み出して XML出力ダイアログボックス 10に出力する処理部である。

[0058] 制御部 180は、連続変換プロセッサ 100全体の制御を行う処理部であり、具体的には、機能部間の制御の移動や機能部と記憶部の間のデータの受け渡しなどを行うことによって、連続変換プロセッサ 100を一つのプロセスとして機能させる。

[0059] 例えば、この制御部 180は、スタイルシート記憶部 120から順にスタイルシートを読み出して変換部 150に渡すとともに、変換部 150および変換対象設定部 160を制御して連続変換を行う。

[0060] 次に、本実施例に係る連続変換プロセッサ 100の処理手順について説明する。図 3は、本実施例に係る連続変換プロセッサ 100の処理手順を示すフローチャートである。なお、ここでは、ダイアログ I/F部 110が変換対象となる XML文書、スタイルシートの適用順などの情報を XML出力ダイアログボックス 10から取得し、変換対象となる XML文書を第 1XML文書記憶部 130に格納し、スタイルシート適用順を制御部 18 0に渡しているものとする。

[0061] 図 3に示すように、この連続変換プロセッサ 100は、 XML出力ダイアログボックス 10 が単純に結合し、第 1XML文書記憶部 130に記憶された XML文書を変換対象 XM L文書に変換対象設定部 160が設定する (ステップ S101)。

[0062] そして、制御部 180が未適用のスタイルシートがあるか否かを判定し (ステップ S10

2)、未適用のスタイルシートがある場合には、変換部 150が変換対象 XML文書にスタイルシートを適用して変換結果を変換結果 XML文書として出力する (ステップ S10

3)。そして、変換対象設定部 160が変換結果 XML文書を次の変換の変換対象 XM L文書に設定し (ステップ S 104)、制御部 180が制御をステップ 102に戻して未適用のスタイルシートがあるか否かを判定する。

[0063] 一方、未適用のスタイルシートがない場合には、変換結果出力部 170が、次の変換の変換対象 XML文書に設定された XML文書を XML出力ダイアログボックス 10に出力する (ステップ S 105)。

[0064] このように、変換部 150がスタイルシートを連続して適用することによって、利用者は複数のスタイルシートを適用する XML文書の複数回の変換を 1回の連続変換で行うことができる。

[0065] 次に、本実施例に係る連続変換プロセッサ 100をコンピュータ装置の運用管理システムに適用した場合について図 4〜図 13— 3を用いて説明する。図 4は、コンビユータ装置の運用管理システムを示す図である。

[0066] 同図に示すように、この運用管理システムでは、コンピュータ装置内に、装置の構成部品に関する情報を管理する装置管理機能と、オペレーティングシステムおよび

1 オペレーティングシステムを有し、オペレーティングシステム、オペレーティングシス

2 1

テム内に、それぞれのオペレーティングシステムの構成部品に関する情報を管理す

2

る OS管理機能、 OS管理機能を有する。 [0067] 装置管理機能は、コンピュータ装置の構成部品に関する情報を記述した XML文書であるデータ Aを出力する。データ Aには、部品の交換を行うための情報として、 C PUやメモリの注文名や故障を判断するための状態が含まれる。図 5—1に、データ A の記述例を示す。

[0068] OS管理機能、 OS管理機能は、それぞれオペレーティングシステム、オペレーテ

1 2 1

イングシステムの構成部品に関する情報を記述した XML文書であるデータ B、デー

2

タ Cを出力する。データ B、データ Cには CPUのクロック周波数やメモリの容量が含まれる。図 5— 2にデータ Bの記述例を示し、図 5— 3にデータ Cの記述例を示す。

[0069] なお、データ A、データ B、データ Cにおいて、同じ要素に対しては同じ識別子が設定されて!/、る。識別子が" ID0001"であるオペレーティングシステムなどがその例である。

[0070] 単純に結合した XML文書は、データ A、データ B、データ Cを外部実体参照により、一つの XML文書にしたものである。コンピュータ装置全体の構成部品に関する情報を結合する場合は、データ A、データ B、データ Cを全て外部実体参照により、一つの XML文書にする。図 6— 1に、コンピュータ装置全体の構成部品に関する単純に結合した XML文書の記述例を示す。

[0071] オペレーティングシステムの構成部品に関する情報を結合する場合は、データ B、データ Cを外部実体参照により、一つの XML文書にする。図 6— 2に、オペレーティングシステムの構成部品に関する単純に結合した XML文書の記述例を示す。

[0072] 装置管理者は、コンピュータ装置全体の性能や状態を参照するために、運用管理システムを使用する。したがって、装置管理者にとっては、部品の注文名は不要な情報となる。そこで、装置管理者は、部品の注文名が削除された、装置管理者用 XML 文書を取得する。図 7— 1に、装置管理者用 XML文書の記述例を示す。図 5— 1に示したデータ Aと比較すると、装置管理者用 XML文書では、 CPUやメモリの注文名が削除されている。

[0073] アプリケーション開発者は、コンピュータ装置全体をツリー構造で参照させる機能を有するアプリケーションを提供する。そこで、アプリケーション開発者は、ツリー階層のドリルダウン表示を考慮し、下位要素の状態を追加された、アプリケーション開発者用 XML文書を取得する。図 7— 2に、アプリケーション開発者用 XML文書の記述例を示す。この記述例では、図 5— 1〜図 5— 3に示したデータ A、データ Bおよびデータ Cがマージされて、下位要素の状態が追加されて！、る。

[0074] OS管理者は、各オペレーティングシステムの CPU仕様やメモリ仕様を参照するために、運用管理システムを使用する。したがって、 OS管理者にとっては、識別子は不要な情報となる。そこで、 OS管理者は、識別子が削除された、 OS管理者用 XML文書を取得する。図 7— 3に、 OS管理者用 XML文書の記述例を示す。図 5— 2に示したデータ Bおよび図 5— 3に示したデータ Cと比較すると、 OS管理者用 XML文書では、識別子が削除されている。

[0075] スタイルシート群としては、図 8の記述ルールに従って、部品化したスタイルシートを用意する。スタイルシートには、テンプレート 'ルールと呼ばれる、変換に関する論理が記述されている。部品化を明確にするため、マージルール (データを結合 '追加するルール)と、フィルタルール (データを削除'正規ィ匕するルール)を設けて、それぞれのルールに従った範囲内でスタイルシートを用意する。

[0076] 具体的には、スタイルシート群として、同じ識別子の値を持つ要素について全ての属性を出現させるスタイルシート Sと、注文名を削除するスタイルシート Tと、下位要素の状態を追加するスタイルシート U、及び識別子を削除するスタイルシート Vを用意する。

[0077] すなわち、スタイルシート Sには、図 9 1に示す論理を記述し、スタイルシート丁には、図 9— 2に示す論理を記述し、スタイルシート Uには、図 9— 3に示す論理を記述し、スタイルシート Vには、図 9— 4に示す論理を記述する。スタイルシート S、スタイルシート Uは、マージルールに従って記述したスタイルシートであり、スタイルシート T、スタイルシート Vは、フィルタルールに従って記述したスタイルシートである。

[0078] 図 10は、スタイルシート Vの記述例を示す図である。同図には、図 9—4に示した論理が具体的に記述されて、る。

[0079] 図 11は、ユーザインタフェースとして動作する XML出力ダイアログボックス 10が表示する画面例を示す図である。同図に示すように、利用者は、 [データ取得先の選択] により、データの取得先を選択する。すると、 XML出力ダイアログボックス 10は、選択されたパターンに従って外部実体参照の数を変更して、単純に結合した XML文書を、自動的に作成する。

[0080] また、利用者は、 [出力形式の選択]で、出力形式を排他選択し、スタイルシートの適用順を決定する。図 12は、出力形式とスタイルシートの適用順テーブルを示す図である。 XML出力ダイアログボックス 10の内部に、この出力形式とスタイルシートの適用順テーブルを用意する。そして、 XML出力ダイアログボックス 10は、 [出力形式の選択]で排他選択された出力形式に対応するスタイルシートの適用順を、このテーブルを参照することにより決定する。

[0081] 図 13— 1は、装置管理者用 XML文書を生成するまでの XML出力ダイアログボッタス 10による処理の流れを示す図である。 XML出力ダイアログボックス 10は、装置管理者から、 [データ取得先の選択]として"装置管理機能"、 "OS管理機能〃および〃

1

OS管理機能 "を受け付け、 [出力形式の選択]として"注文名の削除"を受け付け、 [

2

出力ファイルの指定」としてファイル名を受け付ける (ステップ S 201)。

[0082] そして、 XML出力ダイアログボックス 10は、 [データ取得先の選択]で選択された" 装置管理機能〃、〃OS管理機能〃および〃 OS管理機能〃からデータ A、データ Bおよ

1 2

びデータ Cを取得し、コンピュータ装置全体の構成部品に関する、単純に結合した X ML文書を作成する（ステップ S202)。

[0083] そして、 XML出力ダイアログボックス 10は、変換対象となる単純に結合した XML 文書と、出力形式とスタイルシートの適用順テーブルを参照して〃注文名の削除〃から決定したスタイルシート S, Tの適用順とを指定して、連続変換プロセッサ 100を実行する（ステップ S 203)。

[0084] そして、 XML出力ダイアログボックス 10は、連続変換プロセッサ 100の出力を [出力先ファイルの指定]で指定されたファイルに装置管理者用 XML文書として出力する（ステップ S 204)。

[0085] このように、 XML出力ダイアログボックス 10が、装置管理者からデータ取得先、出力形式および出力先ファイルを受け付け、連続変換プロセッサ 100を動作させて XM L文書の連続変換を行わせることによって、装置管理者は、装置管理者用 XML文書を容易に取得することができる。 [0086] 図 13— 2は、アプリケーション開発者用 XML文書を生成するまでの XML出力ダイァログボックス 10による処理の流れを示す図である。 XML出力ダイアログボックス 10 は、アプリケーション開発者から、 [データ取得先の選択]として"装置管理機能"、 "O S管理機能〃および" OS管理機能 "を受け付け、 [出力形式の選択]として〃下位要素

1 2

の状態の追加"を受け付け、 [出力ファイルの指定]としてファイル名を受け付ける (ステツプ S301)。

[0087] そして、 XML出力ダイアログボックス 10は、 [データ取得先の選択]で選択された" 装置管理機能〃、〃OS管理機能〃および〃 OS管理機能〃からデータ A、データ Bおよ

1 2

びデータ Cを取得し、コンピュータ装置全体の構成部品に関する、単純に結合した X ML文書を作成する（ステップ S302)。

[0088] そして、 XML出力ダイアログボックス 10は、変換対象となる単純に結合した XML 文書と、出力形式とスタイルシートの適用順テーブルを参照して〃下位要素の状態の追加"力も決定したスタイルシート S, Uの適用順とを指定して、連続変換プロセッサ 1 00を実行する（ステップ S303)。

[0089] そして、 XML出力ダイアログボックス 10は、連続変換プロセッサ 100の出力を [出力先ファイルの指定]で指定されたファイルにアプリケーション開発者用 XML文書として出力する (ステップ S304)。

[0090] このように、 XML出力ダイアログボックス 10力アプリケーション開発者力もデータ取得先、出力形式および出力先ファイルを受け付け、連続変換プロセッサ 100を動作させて XML文書の連続変換を行わせることによって、アプリケーション開発者は、アプリケーション開発者用 XML文書を容易に取得することができる。

[0091] 図 13— 3は、 OS管理者用 XML文書を生成するまでの XML出力ダイアログボックス 10による処理の流れを示す図である。 XML出力ダイアログボックス 10は、 OS管理者から、 [データ取得先の選択]として" OS管理機能〃および" OS管理機能〃を受け

1 2 付け、 [出力形式の選択]として"識別子の削除"を受け付け、 [出力ファイルの指定」としてファイル名を受け付ける（ステップ S401)。

[0092] そして、 XML出力ダイアログボックス 10は、 [データ取得先の選択]で選択された" O S管理機能 "および" OS管理機能 "からデータ Bおよびデータ Cを取得し、オペレーティングシステムの構成部品に関する、単純に結合した XML文書を作成する (ステツプ S402)。

[0093] そして、 XML出力ダイアログボックス 10は、変換対象となる単純に結合した XML 文書と、出力形式とスタイルシートの適用順テーブルを参照して〃識別子の削除〃から決定したスタイルシート S, Vの適用順とを指定して、連続変換プロセッサ 100を実行する（ステップ S403)。

[0094] そして、 XML出力ダイアログボックス 10は、連続変換プロセッサ 100の出力を [出力先ファイルの指定]で指定されたファイルに OS管理者用 XML文書として出力する (ステップ S404)。

[0095] このように、 XML出力ダイアログボックス 10が、 OS管理者力もデータ取得先、出力形式および出力先ファイルを受け付け、連続変換プロセッサ 100を動作させて XML 文書の連続変換を行わせることによって、 OS管理者は、 OS管理者用 XML文書を容易に取得することができる。

[0096] 次に、本実施例に係る連続変換プロセッサ（プログラム） 100を実行するコンビユータについて説明する。図 14は、本実施例に係る連続変換プロセッサ 100を実行するコンピュータの構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、このコンビユータ 200は、 RAM210と、 CPU220と、 HDD230と、 LANインタフェース 240と、入出力インタフェース 250と、 DVDドライブ 260とを有する。

[0097] RAM210は、プログラムやプログラムの実行途中結果などを記憶するメモリであり、 CPU220は、 RAM210からプログラムを読み出して実行する中央処理装置である。

[0098] HDD230は、プログラムやデータを格納するディスク装置であり、 LANインタフエース 240は、コンピュータ 200を LAN経由で他のコンピュータに接続するためのインタフエースである。

[0099] 入出力インタフェース 250は、マウスやキーボードなどの入力装置および表示装置を接続するためのインタフェースであり、 DVDドライブ 260は、 DVDの読み書きを行う装置である。

[0100] そして、このコンピュータ 200において実行される連続変換プロセッサ 100は、 DV Dに記憶され、 DVDドライブ 260によって DVDから読み出されてコンピュータ 200にインストールされる。

[0101] あるいは、この連続変換プロセッサ 100は、 LANインタフェース 240を介して接続された他のコンピュータシステムのデータベースなどに記憶され、これらのデータべ一スから読み出されてコンピュータ 200にインストールされる。

[0102] そして、インストールされた連続変換プロセッサ 100は、 HDD230に記憶され、 RA M210に読み出されて CPU220によって連続変換プロセス 221として実行される。

[0103] 上述してきたように、本実施例では、複数の XML文書を単純に結合した XML文書に対して、変換部 150がスタイルシート記憶部 120に記憶されたスタイルシートを順に適用することとしたので、目的の変換結果 XML文書を取得後に、不要となった一時的な変換結果 XML文書を削除する必要をなくして利用者の負担を低減することができる。

[0104] また、本実施例では、連続変換プロセッサ 100を一つのプロセスとして実行するので、生成されるプロセスが減り、 OSの負担を低減することができる。

[0105] また、本実施例では、マージやフィルタのルールに従ったスタイルシートを用意し、利用者に出力形式を選択させるだけでそれらのスタイルシートを適切な順序で適用することによって、様々なユーザ要件にあった変能を利用者に提供することができる。また、スタイルシートを部品化して可用性を高めることができ、利用者力 Sスタイルシートを作成する負担を低減することができる。

[0106] また、本実施例に係る連続変換プロセッサ 100を用いることによって、単純に結合した XML文書のサイズが大き、場合、複数の XML文書を結合するためのスタイルシートを適用する前に、不要な部分を削除するスタイルシートを適用して結合処理の際の変換対象となる XMLを小さくすることにより、プロセスのメモリ使用量を抑えることもできる。

[0107] また、一つの XML文書を別の XML文書に変換する場合でも、スタイルシートが複雑であるならば、本実施例に係る連続変換プロセッサ 100を用いることを前提に、簡単なスタイルシートに分けることによって、保守性の高いスタイルシートとすることができる。

[0108] なお、本実施例では、 XML出力ダイアログボックス 10が複数の XML文書の単純結合やスタイルシートの適用順の決定などを行う場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなぐこれらの機能など XML出力ダイアログボックス 10 のいずれかの機能を連続変換プロセッサ 100に含める場合にも同様に適用することができる。

産業上の利用可能性

以上のように、本発明に係る連続変換プログラム、連続変換方法および連続変換装置は、 XML文書の変換に有用であり、特に、変換に使用するスタイルシートが複雑な場合に適している。

Claims

請求の範囲

[1] 変換対象 XML文書にスタイルシートを適用して変換結果 XML文書に変換する変換手順を、変換結果 XML文書を次の変換手順の変換対象 XML文書としつつスタイルシートの数だけ繰り返す繰返変換手順、

をコンピュータに実行させることを特徴とする連続変換プログラム。

[2] 前記繰返変換手順は、 XML文書を構成する要素のうち識別子が同一である要素の属性および内容の組合せ指定または要素および属性の追加指定を記述するマージルール、要素および属性の削除指定または要素および属性の出現順序指定を記述するフィルタルールを用いるスタイルシートの組合せに基づ、て変換手順を繰り返すことを特徴とする請求項 1に記載の連続変換プログラム。

[3] 前記繰返変換手順は、複数の異なる仕様の XML文書を単純に結合して得られる XML文書を最初の変換対象 XML文書とすることを特徴とする請求項 1または 2に記載の連続変換プログラム。

[4] 前記繰返変換手順は、単一のプロセスとして実行されることを特徴とする請求項 1または 2に記載の連続変換プログラム。

[5] 前記繰返変換手順は、最後の変換で得られる変換結果 XML文書の出力形式から決定されるスタイルシートおよび該スタイルシートの適用順序に基づいて変換手順を繰り返すことを特徴とする請求項 1または 2に記載の連続変換プログラム。

[6] 変換対象 XML文書にスタイルシートを適用して変換結果 XML文書に変換する変換工程を、利用者の一回の指定で、変換結果 XML文書を次の変換工程の変換対象 XML文書としつつスタイルシートの数だけ繰り返す繰返変換工程、

を含んだことを特徴とする連続変換方法。

[7] 前記繰返変換工程は、 XML文書を構成する要素のうち識別子が同一である要素の属性および内容の組合せ指定または要素および属性の追加指定を記述するマージルール、要素および属性の削除指定または要素および属性の出現順序指定を記述するフィルタルールを用いるスタイルシートの組合せに基づ、て変換工程を繰り返すことを特徴とする請求項 6に記載の連続変換方法。

[8] 前記繰返変換工程は、複数の異なる仕様の XML文書を単純に結合して得られる XML文書を最初の変換対象 XML文書とすることを特徴とする請求項 6または 7に記載の連続変換方法。

[9] 前記繰返変換工程は、最後の変換で得られる変換結果 XML文書の出力形式カゝら決定されるスタイルシートおよび該スタイルシートの適用順序に基づいて変換工程を繰り返すことを特徴とする請求項 6または 7に記載の連続変換方法。

[10] 変換対象 XML文書にスタイルシートを適用して変換結果 XML文書に変換する X ML文書変換を、変換結果 XML文書を次の XML文書変換の変換対象 XML文書としつつスタイルシートの数だけ繰り返す繰返変換手段、

を備えたことを特徴とする連続変換装置。