WO2007004362A1 - スピーカエンクロージャ、これを備えたスピーカシステムおよび多チャンネルステレオシステム - Google Patents

スピーカエンクロージャ、これを備えたスピーカシステムおよび多チャンネルステレオシステム Download PDF

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Shinpei Hoshino
Hiroyuki Shirakawa
Hirofumi Osaki
Katsutoki Hanayama
Raoul Bauer
Henri Malratic
Bertrand Mellot
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Abstract

 優れた位相周波数特性を維持すると共に、スピーカユニットから放射される音響波の波面に乱れが生ずることのないスピーカエンクロージャ、スピーカシステムおよび多チャンネルステレオシステムを提供することを課題とする。  本発明のスピーカエンクロージャは、バッフル板21の前面に、標準聴取位置Pを中心とする仮想円Rに倣った断面円弧状のユニット配設面27を備え、或いはバッフル板21の前面に、標準聴取位置Pを中心とする仮想球(球R)に倣った部分球面状のユニット配設面27を備えたものである。

Description

明 細 書
スピーカェンクロージャ、これを備えたスピーカシステムおよび多チャンネ ルステレオシステム 技術分野
[0001] 本発明は、前面にバッフル板を有するスピーカェンクロージャ、これを備えたスピー カシステムおよび多チャンネルステレオシステムに関するものである。
背景技術
[0002] 従来、聴取位置と各スピーカユニットとの距離が等しくなるように、複数個のスピー 力ユニットをスピーカェンクロージャに糸且み込んだスピーカシステムが、知られている( 例えば、特許文献 1参照)。このスピーカェンクロージャでは、高域用スピーカユニット を取り付ける上ユニット取付け板と、中域用スピーカユニットを取り付ける中ユニット取 付け板と、低域用スピーカユニットを取り付ける下ユニット取付け板と、をそれぞれ突 き合せるように接着して、上向きに反ったバッフル板が構成されている。これにより、 聴取位置において、各スピーカユニットからの再生音の到達時間に差が生ずることが なぐ位相周波数特性に優れた力 Sスピーカシステムが構成されて 、る。
特許文献 1:実開昭 56—46389号公報
発明の開示
発明が解決しょうとする課題
[0003] このように従来のスピーカシステム(スピーカェンクロージャ)では、各ユニット取付け 板の突合せ部が入隅形状となるため、各スピーカユニットを音源として半球状に放射 された音響波の波面の一部が、この突合せ部で回祈し再生音に乱れが生ずる問題 力 Sあった(図 5 (b)参照)。また、各ユニット取付け板の突合せ部により、バッフル板自 体の剛性が低下し、共振による再生音が乱れる問題があった。
[0004] 本発明は、優れた位相周波数特性を維持すると共に、スピーカユニットから放射さ れる音響波の波面に乱れが生ずることのな 、スピーカェンクロージャ、これを備えた スピーカシステムおよび多チャンネルステレオシステムを提供することをその課題とし ている。 課題を解決するための手段
[0005] 本発明のスピーカェンクロージャは、バッフル板の前面に、標準聴取位置を中心と する仮想円に倣った断面円弧状のユニット配設面を備えたことを特徴とする。
[0006] 同様に、本発明の他のスピーカェンクロージャは、バッフル板の前面に、標準聴取 位置を中心とする仮想球に倣った部分球面状のユニット配設面を備えたことを特徴と する。
[0007] この構成によれば、ノ ッフル板のユニット配設面が、標準聴取位置を中心とする仮 想円或いは仮想球の球面に倣つた形状に形成されて 、るため、 2次元曲面或 ヽは 3 次元曲面となるこのユニット配設面に段差や角度変化が生ずることがなぐこれにスピ 一力ユニットを組み込んだ場合、ノ ッフル板による音響波の回析を有効に防止するこ とができる。したがって、スピーカユニットから放射された音響波の波面が乱れること がなぐ高品位再生を達成することができる。また、ユニット配設面に複数のスピーカ ユニットを設けた場合、標準聴取位置において、各スピーカユニットからの再生音の 到達時間に差が生ずることがなぐ位相周波数特性を向上させることができる。なお、 聴取位置は、聴取するユーザの耳の位置であり、スピーカユニットの発音源位置から の距離が 2. 5〜3. Omであって床力もの高さが約 1. Omを標準 (標準聴取位置)とし ている。また、前者の発明におけるユニット配設面は、いわゆる縦置きのスピーカェン クロージャでは縦断面円弧状に、横置きのスピーカェンクロージャでは横断面円弧 状に形成することが、好ましい。また、ユニット配設面は、バッフル板の前面の全域で あってもよいし、一部の領域であってもよい。
[0008] これらの場合、縦置きであって、縦長のラウンドバッフル形であること力 好まし!/、。
[0009] この構成によれば、ラウンドバッフルにおける上面視凸となる曲面と、仮想円或いは 仮想球の球面に倣った凹となる曲面の合成により、ノ ッフル板のユニット配設面は、 正面 (前面)から見てほぼ楕円形となる。これに、一般的な 2ウェイや 3ウェイのスピー 力ユニットを取り付けた場合、高域用スピーカユニットは、楕円形の長端である幅狭部 分に配設されることになる。このため、高域用スピーカユニットでは、音の広がりが良 好となり、システム全体として良好な指向感度特性 (指向周波数特性)を得ることがで きる。なお、高さ lm程度の床置き縦長の形態では、ノ ッフル板は、標準聴取位置と の関係で幾分上向きとなることは、 、うまでもな 、。
[0010] これらの場合、少なくともノ ッフル板の前部は、継ぎ目の無 、単板および合板の ヽ ずれかで構成されていること力 好ましい。
[0011] バッフル板に継ぎ目があるとバッフル板の剛性が低くなり、共振等の問題が発生す るが、継ぎ目の無い板材を用いることにより、共振等による音の乱れを有効に防止す ることがでさる。
[0012] これらの場合、ユニット配設面は、ノ ッフル板の前面を研削して形成されて!、ること 力 好ましい。
[0013] 2次元曲面となるユニット配設面は、ノ ッフル板を単に折り曲げることにより比較的 簡単に形成できるが(3次元曲面は難しい)、折り曲げるとバッフル板の裏面もこれに 倣って 2次元曲面となってしまい、位相反転形のスピーカェンクロージャ等を構成しよ うとする場合、好ましくない。なお、スピーカェンクロージャの裏板は、バッフル板(の 裏面)と平行に形成することが、好ましい。
[0014] 本発明のスピーカシステムは、上記したスピーカェンクロージャと、スピーカ取付け 面に取り付けた 1以上のスピーカユニットと、を備えたことを特徴とする。
[0015] この構成によれば、音響波の回析現象を有効に防止することができるため、スピー 力ユニットから放射された音響波の波面が乱れることがなぐ高品位再生を達成する ことができる。
[0016] この場合、帯域の異なる複数のスピーカユニットを備えることが、好ま 、。
[0017] この構成によれば、複数のスピーカユニットと上記のスピーカェンクロージャとの協 働により、より一層の高品位再生を達成することができる。
[0018] また、ユニット配設面は、ノ ッフル板の前面を研削して形成されており、ユニット配 設面には、ダクトの開口部およびパッシブラジェタのいずれ力が、さらに設けられてい ること力 好ましい。
[0019] この構成によれば、低音域における高品位再生を実現することができると共に、ダク トおよびパッシブラジェタは、楕円形のユニット配設面の長端である幅狭部分、言い 換えればバッフル板の厚肉部分に配設されることになる。このため、特にダクトにあつ ては、実ダクト長を維持しつつダクトのバッフル板以外の部分を短くすることができる [0020] さらに、複数のスピーカユニットを備え、スピーカェンクロージャは、スピーカユニット 毎に独立した複数の分割ェンクロージャで構成することができる。
[0021] この構成によれば、高品位再生を維持しつつ、スピーカェンクロージャを分割可能 とすることで、運搬性や設置の自由度を高めることができる。
[0022] 本発明の多チャンネルステレオシステムは、上記したスピーカシステムの複数個を、 仮想円または仮想球面にユニット配設面が合致するように且つ標準聴取位置を囲む ように、それぞれ配置したことを特徴とする。
[0023] この構成によれば、標準聴取位置において、これを囲む各スピーカユニットからの 距離が同一となる。このため、複数のスピーカユニットからの再生音の到達時間に差 が生ずることがなぐシステムとして位相周波数特性を向上させることができる。
図面の簡単な説明
[0024] [図 1]実施形態に係るスピーカシステムの模式図である。
[図 2]実施形態に係るスピーカシステムの外観斜視図である。
[図 3]スピーカシステムのェンクロージャにおける、平面図(a)、正面図(b)、縦断面図 (c)である。
[図 4]図 3 (c)における、 A— A線断面図(a)、 B— B線断面図(b)、 C— C線断面図(c )、D— D線断面図(d)である。
[図 5]ェンクロージャの前面における音響波の状態を、従来技術 (a)と比較して示す 断面図(a)である。
[図 6]第 2実施形態に係るスピーカシステムの模式図である。
[図 7]第 3実施形態に係るスピーカシステムの模式図である。
[図 8]実施形態に係る多チャンネルステレオシステムの平面図である。
符号の説明
[0025] 1A スピーカシステム 1B スピーカシステム
1C スピーカシステム 2 ェンクロージャ
4 高域用スピーカユニット 5 中域用スピーカユニット
6 低域用スピーカユニット 21 バッフル板 22 側板 23 天板
24 底板 25 裏板
27 ユニット配設面 28 ダクト
62 ダクト材 71 上部ェンクロージャ
72 中間部ェンクロージャ 73 下部ェンクロージャ
81 左スピーカユニット 82 センタースピーカユニット
83 右スピーカユニット 91 左部ェンクロージャ
92 中間部ェンクロージャ 93 右部ェンクロージャ
100 多チャンネルステレオシステム P 聴取位置
R 仮想円 球 R 仮想球
発明を実施するための最良の形態
[0026] 以下、添付図面を参照して、本発明の一実施形態に係るスピーカェンクロージャ( 以下、「ェンクロージャ」という。)を適用したスピーカシステムおよび多チャンネルステ レオシステムについて説明する。図 1は実施形態に係るスピーカシステムの模式図で あり、図 2はスピーカシステムの外観斜視図である。両図に示すように、このスピーカ システム 1Aは、縦長に形成したラウンドバッフルタイプのェンクロージャ 2と、ェンクロ ージャ 2を支持するロースタンド 3と、ェンクロージャ 2に組み込んだ高域用スピーカュ ニット 4、中域用スピーカユニット 5および低域用スピーカユニット 6と、で構成されてい る。ロースタンド 3は、ェンクロージャ 2が着座するスタンドベース 11と、スタンドベース 11から四方に延びる 4本の脚部 12と力もなり、各脚部 12にはアジャストボルト 13が組 み込まれている。なお、本実施形態において、「前面」もしくは「前方」といった場合、 聴取位置 (標準聴取位置)に正対する面もしくは方向を指し、「後方」と!、つた場合は 、その逆を指すものとする。
[0027] ェンクロージャ 2は、 V、ずれも MDF (Medium Density
Fiberboard)を主材とする、バッフル板 21、両側板 22, 22、天板 23、底板 24および 裏板 25からなり、縦長に且つ曲面を強調すべく断面略紡錘形状 (厳密には、天板 23 および底板 24に平行な断面形状が略紡錘形状)に形成されている。バッフル板 21 は、聴取位置 (標準聴取位置) Pに向くように、すなわち天板 23が底板 24に対して後 方に位置するように幾分上向き斜めに配設され、また裏板 25は、ノ ッフル板 21に平 行になるように斜めに傾けて配設されている。一方、床置きのェンクロージャ 2を構成 すべぐ底板 24は水平に、天板 23は床板 24に平行に配設されている。これにより、 詳細は後述する力 各スピーカユニット 4, 5, 6と聴取位置 Pとの距離が等しくなるよう に、且つシステム全体の重心位置が後方に移動して略前後中間位置にくるようにし ている(図 1参照)。なお、本実施形態のェンクロージャ 2は、高さ 1200mmに設計さ れている。
[0028] 図 2ないし図 4に示すように、天板 23は、ェンクロージャ 2の断面形状に倣って略紡 錘形状に形成され、上側から、仕上げ材としての突板 31、これと同形の天板本体 32 およびェンクロージャ 2の内周面と相補的形状を為す天板補強枠 33と、を積層して 構成されている。同様に、底板 24は略紡錘形状に形成され、下側から、下面を化粧 仕上げ (突板)とした底板本体 35およびェンクロージャ 2の内周面と相補的形状を為 す底板補強枠 36と、を積層して構成されている。各側板 22は、外表面を化粧仕上げ (突板)とすると共に、上記の紡錘形状に倣って短辺方向を内側に湾曲させ且つ全 体が略方形 (平行四辺形)に形成されている。裏板 25は、弓形断面を有し外表面を 化粧仕上げ (突板に漆塗装)とした裏板本体 38と、裏板本体 38の内側に積層した裏 板補強板 39と、で構成されている。この場合、裏板本体 38には、両側板 22, 22の後 端が突き当てられ、この両側板 22, 22の後端部間に裏板補強板 39が配設されてい る。また、裏板 25の下部には、ターミナル取付け部 40が窪入形成されている(図 3 (c )参照)。
[0029] バッフル板 21は、各スピーカユニット 4, 5, 6が取り付けられる漆仕上げの主バッフ ル板 42と、主バッフル 42の裏面に積層した副バッフル板 43と、で構成されている。 そして、詳細は後述するが、バッフル板 (主バッフル板 42) 21の前面には、円弧状に 窪入形成したユニット配設面 27が形成されており、ユニット配設面 27には、上側から 高域用スピーカユニット 4が取り付けられる第 1ユニット開口 45、中域用スピーカュ- ット 5が取り付けられる第 2ユニット開口 46、低域用スピーカユニット 6が取り付けられ る第 3ユニット開口 47およびダクト 28が構成されたダクト開口 48が、それぞれ形成さ れている(図 3 (b)および (c)参照)。 [0030] 一方、ェンクロージャ 2の内部において、第 1ユニット開口 45に連なる上部空間 51 には、天板 23から垂下した前向き「V」字状の縦隔板 52と、第 1ユニット開口 45と第 2 ユニット開口 46との境界部分力も後方に延びる横隔板 53と、が配設されており、これ により高域用スピーカユニット 4用のチャンバ一(空気室) 54が構成されている。横隔 板 53の下側には、ェンクロージャ 2の内周面に対し相補的形状に形成された第 1補 強枠 56が設けられている。また、第 2ユニット開口 46と第 3ユニット開口 47との境界 部分には、ェンクロージャ 2の内周面に対し相補的形状に形成された第 2補強枠 57 が設けられている。同様に、第 3ユニット開口 47とダクト開口 48との境界部分には、ェ ンクロージャ 2の内周面に対し相補的形状に形成された第 3補強枠 58が設けられて いる。さらに、第 1補強枠 56と第 2補強枠 57との間、および第 2補強枠 57と第 3補強 枠 58との間には、両側板 22, 22の後部に内貼りするように一対の内貼り補強材 59, 59が、それぞれ設けられている。
[0031] 一方、ェンクロージャ 2の下部空間 61には、ダクト開口 48に連なる筒状のダクト材 6 2が設けられている。ダクト材 62は、主バッフル板 42の裏面に直接固着されており、 ダクト開口 48と共に上記のダクト (音響ポート) 28を構成している。詳細は後述するが 、主バッフル板 42におけるダクト開口 48の形成部分は厚肉に形成されており、その 分、ダクト材 62は短く形成されている。このため、ダクト材 62を主バッフル板 42に直 接固着することと相俟って、ダクト 28を、そのダクト長に比して強固に形成することが できる。
[0032] 次に、バッフル板 21およびこれに形成したユニット配設面 27について、詳細に説 明する。図 1に示すように、主バッフル板 (バッフル板 21) 42の前面には、聴取位置 P を中心とする仮想円 Rに倣った縦断面円弧状のユニット配設面 27が、形成されてい る。ユニット配設面 27は、主バッフル板 42の前面を掘り込むように研削して形成され ており、ラウンドバッフルにおける上面視凸となる曲面と、仮想円 Rに倣った凹となる 曲面の合成により、正面 (前面)から見て略楕円形に形成されている。
[0033] また、ユニット配設面 27は、上記の第 1ユニット開口 45、第 2ユニット開口 46、第 3 ユニット開口 47およびダクト開口 48を包含するように、主バッフル板 42の前面全域 に達する大きさを有している。これにより、高域用スピーカユニット 4が組み込まれる第 1ユニット開口 45とダクト開口 48とが、それぞれ楕円形の上下長端部に配置されるこ ととなる。そして、高域用スピーカユニット 4が、楕円形の長端である幅狭部分に配設 されることにより、高域用スピーカユニット 4における音の広がりが促進され、システム 全体として良好な指向感度特性を得ることが可能となる。また、ダクト開口 48が主バッ フル板 42の厚肉部分に配設されるため、上記したようにダクト 28の剛性を高めること ができる。なお、ダクト 28に代えて、ノッシブラジェタ等を設けて、位相反転形のェン クロージャ 2を構成するようにしてもよ ヽ。
[0034] 以上のように、本実施形態において、ェンクロージャ 2のユニット配設面 27が、聴取 位置 Pを中心とする仮想円 Rに倣った縦断面円弧状に形成されているため、図 5に示 すように、ユニット配設面 27に段差や角度変化が生ずることがなぐノ ッフル板 21に よる音響波の回析を有効に防止することができる。したがって、各スピーカユニット 4, 5, 6から放射された音響波の波面が乱れることがなぐ高品位再生を達成することが できる。また、各スピーカユニット 4, 5, 6と聴取位置 Pとの距離が等しくなるため、各ス ピー力ユニット 4, 5, 6からの再生音の到達時間に差が生ずることがなぐ位相周波 数特性を向上させることができる。なお、本実施形態の聴取位置 Pは、聴取するユー ザの耳の位置であり、各スピーカユニット 4, 5, 6の発音源位置から距離が 3. Omで あって床からの高さが 1. Omに設定されている。
[0035] なお、本実施形態のユニット配設面 27は、聴取位置 Pを中心とする仮想円 R (聴取 位置 Pとユニット配設面 27の左右中心とを通る平面内に描かれた聴取位置 Pを中心 とする円)に倣った縦断面円弧状に形成されているが、聴取位置 Pを中心とする仮想 球 (球 R)に倣った部分球面状に形成するようにしてもよい(図 1参照)。また、本実施 形態のェンクロージャ 2は、 MDFを主体とする木質材で構成している力 挽板、ベニ ァコア合板、パーティクルボード、ランバーコア合板、集成材等或いはこれらの組み 合わせで構成することは元より、榭脂材 (成形品)で構成するようにしてもよい。なお、 以下の他の実施形態でも同様である。
[0036] 次に、図 6を参照して、本発明の第 2実施形態に係るスピーカシステム 1Bについて 説明する。このスピーカシステム 1Bでは、縦置きのェンクロージャ 2Bがスピーカュ- ットの単位で分割されている。すなわち、高域用スピーカユニット 4は上部ェンクロー ジャ 71に組み込まれ、中域用スピーカユニット 5は中間部ェンクロージャ 72に組み込 まれ、低域用スピーカユニット 6は下部ェンクロージャ 73に組み込まれている。上部 ェンクロージャ 71は、バッフル板 21a、両側板 22a、天板 23a、底板 24aおよび裏板 2 5aを有し、ノ ッフル板 21aには、聴取位置 Pを中心とする仮想円 Rに倣った縦断面円 弧状のユニット配設面 27aが形成されている。同様に、中間部ェンクロージャ 72も、 バッフル板 21b、両側板 22b、天板 23b、底板 24bおよび裏板 25bを有し、バッフル 板 21bには、縦断面円弧状のユニット配設面 27bが形成されている。同様に、下部ェ ンクロージャ 73も、バッフル板 21c、両側板 22c、天板 23c、底板 24cおよび裏板 25c を有し、ノ ッフル板 21cには、縦断面円弧状のユニット配設面 27cが形成されている 。但し、各ェンクロージャ 71, 72, 73の天板 23a, 23b, 23cおよび底板 24a, 24b, 24cは水平に配設され、裏板 24a, 24b, 24cは鉛直に配設されている。
[0037] そして、これら上部ェンクロージャ 71、中間部ェンクロージャ 72および下部ェンクロ ージャ 73を段積みするように重ねた状態では、各ェンクロージャ(分割ェンクロージ ャ) 71, 72, 73のユニット配設面 27a, 27b, 27cは、面一となつて 2次元曲面を構成 すると共に、裏板 24a, 24b, 24cも面一となるように構成されている。すなわち、第 2 実施形態のェンクロージャ 2B (71, 72, 73)は、第 1実施形態のェンクロージャ 2をス ピー力ユニット 4, 5, 6単位で分割した基本形態となっている。なお、各ェンクロージ ャ 71, 72, 73の幅は、同一に形成してもよいし、上から下に向力つて幅広になるよう に形成してもよい。
[0038] このような構成では、スピーカシステム 1Bが 3つの分割システム(分割ェンクロージ ャ)で構成されているため、全体が大型化しても個々に運搬が可能となるため取り扱 いが容易になる。し力も、適切に設置 (段積み)した状態では、各分割システムにおけ る各ユニット配設面 27a, 27b, 27cが、段差等の無い一体の 2次元曲面(3次元曲面 )を構成することになるため、音響波の回析等を排除して高品位再生を達成すること ができる。
[0039] 次に、図 7を参照して、本発明の第 3実施形態に係るスピーカシステム 1Cについて 説明する。このスピーカシステム 1Cでは、横置きのェンクロージャ 2Cをスピーカュ- ットの単位で分割した形態となっている。すなわち、左スピーカユニット 81は左部ェン クロージャ 91に組み込まれ、センタースピーカユニット 82は中間部ェンクロージャ 92 に組み込まれ、右スピーカユニット 83は右部ェンクロージャ 93に組み込まれている。 左部ェンクロージャ 91および右部ェンクロージャ 93は、バッフル板 21d、両側板 22d 、天板 23d、底板 24dおよび裏板 25dをそれぞれ有し、各バッフル板 21dには、聴取 位置 Pを中心とする仮想円 Rに倣った横断面円弧状のユニット配設面 27dが形成さ れている。同様に、中間部ェンクロージャ 92も、バッフル板 21e、両側板 22e、天板 2 3e、底板 24eおよび裏板 25eを有し、ノ ッフル板 21eには、横断面円弧状のユニット 配設面 27eが形成されて 、る。
[0040] そして、これら左部ェンクロージャ 91、中間部ェンクロージャ 92および右部ェンクロ ージャ 93を横並びに配置した状態では、各ェンクロージャ(分割ェンクロージャ) 91, 92, 93のユニット配設面 27d, 27e, 27dは、面一となつて 2次元曲面を構成すると 共に、裏板 25d, 25e, 25dも面一となるように構成されている。なお、各ェンクロージ ャ 91, 92, 93のユニット酉己設面 27d, 27e, 27d力 2次元曲面となるため、左咅ェンク ロージャ 91と右部ェンクロージャ 93とは、左右反転した形状となる。
[0041] このような構成では、スピーカシステム 1Cが横並びの 3つの分割システム(分割ェン クロージャ)で構成されているため、全体が大型化しても個々に運搬が可能となるた め取り扱いが容易になる。また、適切に設置 (横並び)した状態では、各分割システム における各ユニット配設面 27d, 27e, 27dが、段差等の無い一体の 2次元曲面(3次 元曲面)を構成するため、音響波の回析等を排除して高品位再生を達成することが できる。し力も、各ユニット配設面 27d, 27e, 27dが上記の仮想円(仮想球)に倣って 配置される限りにおいて、これら各ェンクロージャ(分割システム) 91, 92, 93を側方 に相互に離して設置することも可能である。
[0042] 次に、図 8を参照して、上記実施形態のスピーカシステムを適用した多チャンネルス テレオシステム 100、さらにはホームシァタについて説明する。この多チャンネルステ レオシステム 100は、例えば、聴取位置 Pの左前方、右前方、左後方および右後方 に、第 1実施形態のスピーカシステム 1Aをそれぞれ配置すると共に、前方正面に第 3実施形態のスピーカシステム 1Cを配置して、構成されている。この場合、各スピー カシステムにおける全てのェンクロージャ 2 (2c)のユニット配設面 27が、聴取位置 P を中心とする共通の仮想球 (球 R)に倣って、縦横の断面円弧状或いは部分球面状 に形成し、聴取位置 Pに対し等距離となるように配置している。また、第 3実施形態の スピーカシステムは、低音域の広がりを考慮した低域用のもの(センターシステムのみ でもよい)としている。すなわち、全体として 5 (4. 1)チャンネルのステレオシステムが 構築されている。このような構成では、聴取位置 Pにおいて臨場感に富む再生音を得 ることがでさる。
[0043] 更に、同図に示すように、第 3実施形態のスピーカシステム 1Cの上方に、テレビジョ ンゃプロジェンタ等の大画面のディスプレイ(ハイビジョン) Dを配置すること力 好ま しい。このような構成では、映画館や劇場に匹敵する臨場感、すなわち次世代のホ 一ムシァタを構成することができる。
[0044] なお、本実施形態では、ラウンドバッフルタイプのェンクロージャにつ 、て説明した 力 本発明は、バッフル板を備えた各種の非密閉形、密閉形、バスレフ形等のェンク ロージャにも適用可能である。

Claims

請求の範囲
[1] ノノ ッッフフルル板板のの前前面面にに、、標標準準聴聴取取位位置置をを中中心心ととすするる仮仮想想円円にに倣倣っったた断断面面円円弧弧状状ののュュ ニニッットト配配設設面面をを備備ええたたここととをを特特徴徴ととすするるススピピーーカカェェンンククロローージジャャ。。
[2] ババッッフフルル板板のの前前面面にに、、標標準準聴聴取取位位置置をを中中心心ととすするる仮仮想想球球にに倣倣っったた部部分分球球面面状状ののュュ ニニッットト配配設設面面をを備備ええたたここととをを特特徴徴ととすするるススピピーーカカェェンンククロローージジャャ。。
[3] 縦縦置置ききででああっってて、、縦縦長長ののララウウンンドドババッッフフルル形形ででああるるここととをを特特徴徴ととすするる請請求求項項 11ままたたはは 22 にに記記載載ののススピピーーカカェェンンククロローージジャャ。。
[4] 少少ななくくとともも前前記記ババッッフフルル板板のの前前部部はは、、継継ぎぎ目目のの無無いい単単板板おおよよびび合合板板ののいいずずれれかかでで 構構成成さされれてていいるるここととをを特特徴徴ととすするる請請求求項項 11ままたたはは 22にに記記載載ののススピピーーカカェェンンククロローージジャャ。。
[5] 前前記記ユユニニッットト配配設設面面はは、、前前記記ババッッフフルル板板のの前前面面をを研研削削ししてて形形成成さされれてて ヽヽるるここととをを特特 徴徴ととすするる請請求求項項 11ままたたはは 22にに記記載載ののススピピーーカカェェンンククロローージジャャ。。
[6] 請請求求項項 11ままたたはは 22にに記記載載ののススピピーーカカェェンンククロローージジャャとと、、
前前記記ユユニニッットト配配設設面面にに取取りり付付けけたた 11以以上上ののススピピーーカカユユニニッットトとと、、をを備備ええたたここととをを特特徴徴とと すするるススピピーーカカシシスステテムム。。
[7] 帯帯域域のの異異ななるる複複数数ののススピピーーカカユユニニッットトをを備備ええたたここととをを特特徴徴ととすするる請請求求項項 66にに記記載載ののスス ピピーーカカシシスステテムム。。
[8] 前前記記ユユニニッットト配配設設面面はは、、前前記記ババッッフフルル板板のの前前面面をを研研削削ししてて形形成成さされれてておおりり、、
前前記記ユユニニッットト配配設設面面ににはは、、ダダククトトのの開開口口部部おおよよびびパパッッシシブブララジジェェタタののいいずずれれ力力がが、、ささ ららにに設設けけらられれてて ヽヽるるここととをを特特徴徴ととすするる請請求求項項 66にに記記載載ののススピピーーカカシシスステテムム。。
[9] 複複数数ののススピピーーカカユユニニッットトをを備備ええ、、
前前記記ススピピーーカカェェンンククロローージジャャはは、、前前記記ススピピーーカカユユニニッットト毎毎にに独独立立ししたた複複数数のの分分割割ェェ ンンククロローージジャャでで構構成成さされれてて ヽヽるるここととをを特特徴徴ととすするる請請求求項項 66にに記記載載ののススピピーーカカシシスステテムム。。
[10] 請請求求項項 66にに記記載載ののススピピーーカカシシスステテムムのの複複数数個個をを、、前前記記仮仮想想円円ままたたはは前前記記仮仮想想球球面面 にに前前記記ユユニニッットト配配設設面面がが合合致致すするるよよううにに且且つつ前前記記標標準準聴聴取取位位置置をを囲囲むむよよううにに、、そそれれぞぞ *
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