WO2006095508A1

WO2006095508A1 - フラッディング抑制方法

Info

Publication number: WO2006095508A1
Application number: PCT/JP2006/301512
Authority: WO
Inventors: Kunio Hato; Muneyoshi Suzuki
Original assignee: Nippon Telegraph And Telephone Corporation
Priority date: 2005-03-08
Filing date: 2006-01-31
Publication date: 2006-09-14
Also published as: CN1943190B; JPWO2006095508A1; US7756146B2; EP1858212A4; JP4094658B2; EP1858212B1; US20090109848A1; EP1858212A1; CN1943190A

Abstract

　宛先アドレスがブロードキャストアドレス，未知のマルチキャストアドレスまたは未知のユニキャストアドレスであるＭＡＣフレームを受信した場合、受信したポート以外の全てにポートにＭＡＣフレームを同報することにより発生するフラッディングを抑制する。ＭＡＣフレームのヘッダ情報と、該ＭＡＣフレームを受信したポートと、該ＭＡＣフレームに対応するサービスＶＬＡＮ識別子のうち一つ以上の組み合わせをキーとして、宛先グループ識別子が検索できる宛先グループ識別子検索テーブル（２Ａ－Ｔ１）と、宛先グループ識別子をキーとして、送信する単数または複数の中継ポート、または送信しない単数または複数の中継ポートが検索できる中継ポート検索テーブル（２Ａ－Ｔ２）とを用いることで、上記目的を達成する出力制御を実現する。

Description

明細書

フラッデイング抑制方法

技術分野

[0001] 本発明は、プロバイダが加入者に提供する仮想ローカルエリアネットワーク（VLAN )サービスにおける、加入者のフレームの配送経路のフラッデイングを抑制する方法に関するものである。

背景技術

[0002] ブリッジによって提供されるネットワークにおいて、宛先アドレスがブロードキヤストアドレス，未知のマルチキャストアドレスまたは未知のュ-キャストアドレスである MAC フレームを受信した場合、ブリッジは受信したポート以外の全てのポートに MACフレ一ムを同報する。このため、ネットワークに接続された端末は、受信の必要のない M ACフレームを受信する可能性が増大し、また、ブリッジ間を接続するリンクは転送する必要のない MACフレームによって帯域を圧迫される可能性があるという問題がある。

[0003] 同様に、未知の VLANに所属し、宛先アドレスがブロードキャストアドレス，未知のマルチキャストアドレスまたは未知のュ-キャストアドレスの MACフレームを受信した場合、ブリッジは受信したポート以外の全てのポートに MACフレームを同報する。この問題は、従来のブリッジによって提供されるネットワークでは、 IEEE標準 802.1 D内で規定された GARP(Generic Attribute Registration Protocol)や、 IGMP(Intern et Group Management Protocol)スヌービング、またはこれらと類似のプロトコルによつて解決することが可能である。

[0004] GARPでは、隣接するブリッジとの間で互いの属性情報を交換することで、特定のマルチキャストアドレスの宛先アドレスや特定の VLANに所属する MACフレームを転送するべき隣接のブリッジを知り、それ以外のブリッジには無駄な MACフレームを転送しない。し力し、この方法には、経路上の全てのブリッジがこの制御プロトコルを実装し、互いに属性情報を交換しなければならな、と、う問題点がある。

[0005] また、 IGMPスヌービングでは、上位レイヤで交換されるマルチキャストの経路情報を、本来受信対象ではないブリッジが覼き見ることで、特定のマルチキャストアドレスを持つ MACフレームの転送するべき方向を知るものである。

しかし、この方法には、ブリッジにおいて上位レイヤの経路情報が覼き見るという処理の負荷が高ぐ高速な転送が要求されるブリッジには実装が難しいという問題点がある。また、 GARPの方法と同様に、経路上の全てのブリッジが行わないと効果的ではないという問題点がある。

[0006] このような問題点があるため、ブリッジによって提供されるネットワークにおけるフラッデイング防止方法として、 GARPや IGMPスヌービングなどの方法は広く使用されているとは言い難い状況である。特に、多数の加入者を収容し高速な転送が要求されるプロバイダのネットワーク上で、これらの方法が使われて、る例は知られて、な、。ブリッジによって提供されるネットワークにおけるフラッデイング抑制の問題は、プロバイダが加入者に提供する仮想 LANサービスではさらに深刻化する。

[0007] 何らかの手段を用いて経路上のブリッジに対してフラッデイング抑制の設定がなされた場合、その設定に従ってフラッデイングを抑制するためには加入者の MACフレームのヘッダ情報の複数の箇所を検査し、その設定と比較した上で抑制する力否かを判断するという処理が必要となる。プロノイダネットワークにおいては、多数の加入者を収容するため、それらの設定情報は論理的に区別して保持 ·処理する必要があり、通常は検査しない加入者の VLAN情報の検査を行うなど、転送処理自体が高負荷になる一方、高速な転送が要求されるという二律背反の問題がある。

[0008] また、フラッデイング抑制を行わな力つた場合、エッジ転送装置並びに中継転送装置において、フラッデイングされた不要な MACフレームの転送処理が必要となり、他の加入者の転送処理が影響されるなどの問題がある。さらに、一般には中継回線や加入者の構内網と比較して加入者回線は帯域が小さぐまた、その加入者の拠点ごとに帯域の大小の差が激しいため、帯域の大きな拠点で発生したトラフィックのフラッデイングが帯域の小さな拠点に流れ込んだ場合、不要なトラフィックによって帯域の小さな拠点の通信が阻害されるという問題がある。

[0009] このため、プロバイダは、 GARPや IGMPスヌービング、これらと類似のプロトコルを使用することなぐプロバイダ網を通過する加入者のフレームのフラッデイングを抑制し、不要なトラフィックの転送を減少させる必要がある。

[0010] 本願発明者らは、前記のような従来技術における種々の問題点を解消するための研究につとめ、その過程で本発明^ iij案するにいたった。

[0011] 非特許文献 1： GARP： IEEE802.1D-1998

非特許文献 2 :IGMP : RFC2236 IGMP Version 2

発明の開示

[0012] 本発明の一側面として、複数の加入者ローカルエリアネットワーク力それぞれ少なくとも一つの加入者ポートおよび少なくとも一つの中継ポートを有する複数のエッジ転送装置を介して、中継網に接続されることによって実現する仮想ローカルエリアネットワークの、該中継網におけるフラッデイングを抑制するための、 MACフレーム転送方法を提供する。この方法は、エッジ転送装置において、加入者ローカルエリアネットワーク力もその加入者ポートを介して MACフレームを受信するステップと、前記 MACフレームが受信された加入者ポートから当該 MACフレームに対応するサービス VLAN識別子を特定するステップと、前記 MACフレームの送信元および一つな Vヽし複数の宛先の組を識別する宛先グループ識別子を取得するステップと、前記取得された宛先グループ識別子に基づき、前記少なくとも一つの中継ポートの中に当該 MACフレームを転送する一つ以上の中継ポートがあるか否かを判定するステップと、前記 MACフレームを転送する一つ以上の中継ポートがあると判定された場合に、少なくとも前記 MACフレームおよび前記サービス VLAN識別子を含む中継 MAC フレームを生成するステップと、前記中継 MACフレームに前記宛先グループ識別子を付与するステップと、前記宛先グループ識別子が付与された中継 MACフレームを前記一つ以上の中継ポートに転送するステップとを含むことを特徴とする。

[0013] 前記方法の一実施形態において、前記少なくとも一つの加入者ポートの中に、前記受信した加入者ポート以外の、前記特定されたサービス VLAN識別子に対応する一つ以上の加入者ポートがある力否かを判定するステップと、前記特定されたサービス VLAN識別子に対応する一つ以上の加入者ポートがあると判定された場合に、その一つ以上の加入者ポートに前記 MACフレームを転送するステップとをさらに含むものとしてもよい。追加的または代替的に、前記エッジ転送装置において、前記中継網から中継ポートを介して中継 MACフレームを受信するステップと、前記中継 MAC フレームの宛先グループ識別子を特定するステップと、前記特定された宛先グループ識別子に基づき、前記少なくとも一つの中継ポートの中に、前記受信した中継ポート以外の、当該中継 MACフレームを転送する一つ以上の中継ポートがあるか否かを判定するステップと、前記中継 MACフレームを転送する一つ以上の中継ポートがあると判定された場合に、その中継 MACフレームを、前記一つ以上の中継ポートに転送するステップとをさらに含むものとしてもよい。追カ卩的または代替的に、前記エツジ転送装置において、前記中継網から中継ポートを介して中継 MACフレームを受信するステップと、前記少なくとも一つの加入者ポートの中に、前記受信した中継 M ACフレームのサービス VLAN識別子に対応する一つ以上の加入者ポートがあるか否かを判定するステップと、前記中継 MACフレームのサービス VLAN識別子に対応する一つ以上の加入者ポートがあると判定された場合に、前記中継 MACフレーム力 MACフレームを抽出して、その抽出された MACフレームを前記一つ以上の加入者ポートに転送するステップとをさらに含むものとしてもよい。

[0014] また、前記方法の他の実施形態にお!、て、受信される MACフレームのヘッダ情報の少なくとも一部、その MACフレームを受信する前記加入者ポート、およびその MA Cフレームに対応するサービス VLAN識別子のうち少なくとも一つを、宛先グループ識別子に対応させて検索更新可能に記録する宛先グループ識別子検索テーブルを設定するステップをさらに含み、前記宛先グループ識別子を取得するステップは、前記宛先グループ識別子検索テーブルを検索するステップを含むものとしてもょヽ。追加的または代替的に、宛先グループ識別子を、一つまたは複数の中継ポートおよび各中継ポートがその宛先グループ識別子に対応する中継 MACフレームを中継可能か否かの情報と対応させて検索更新可能に記録する中継ポート検索テーブルを設定するステップをさらに含み、前記中継 MACフレームを転送する一つ以上の中継ポートがある力否かを判定するステップは、前記中継ポート検索テーブルを検索するステツプを含むものとしてもよい。

[0015] また、前記方法のさらに他の実施形態において、前記 MACフレームの宛先グループ識別子を取得するステップで、宛先グループ識別子の取得に失敗した場合に、前記 MACフレームを廃棄するステップをさらに含むものとしてもよい。追カ卩的または代替的に、前記受信された MACフレームにユーザデータがカプセル化されているか否かを判定し、ユーザデータがカプセルィ匕されていないと判断された場合に、当該 MACフレームを廃棄するステップをさらに含むことを特徴とするものとしてもよい。

[0016] 前記宛先グループ識別子は、前記 MACフレームの所定の場所に付与されるものとすることができる。例えば、前記中継 MACフレームを、宛先アドレスをさらに含むものとし、前記宛先グループ識別子を付与するステップでは、前記宛先グループ識別子を、前記中継 MACフレームの宛先アドレスとしてセットするものとしてもよい。あるいは、前記中継 MACフレームを、前記 MACフレームに対応する転送用 VLAN識別子をさらに含むものとし、前記宛先グループ識別子を付与するステップでは、前記宛先グループ識別子を、前記転送用 VLAN識別子としてセットするものとしてもょヽ。また、前記宛先グループ識別子を付与するステップでは、前記宛先グループ識別子を、前記中継 MACフレームのサービス VLAN識別子としてセットするものとしてもよい。

[0017] 前記方法のさらに他の実施形態にあっては、少なくとも二つの中継ポートを有する中継転送装置において、前記中継網力その中継ポートを介して中継 MACフレームを受信するステップと、前記中継 MACフレームの宛先グループ識別子を特定するステップと、前記特定された宛先グループ識別子に基づき、前記少なくとも二つの中継ポートの中に、前記受信した中継ポート以外の、当該中継 MACフレームを転送する一つ以上の中継ポートがあるか否かを判定するステップと、前記中継 MACフレームを転送する一つ以上の中継ポートがあると判定された場合に、その中継 MACフレームを、前記一つ以上の中継ポートに転送するステップとをさらに含むものとしてもよい。

[0018] 前記方法のさらに他の実施形態においては、前記中継網に接続されたすベてのェッジ転送装置および中継転送装置によって構成されるノードの物理的接続形態および各ノードを接続する中継ポートを示すトポロジ情報に基づき、前記中継 MACフレームがその宛先グループ識別子により特定される一つないし複数の宛先に転送される経路を求め、その転送に使用されるエッジ転送装置および中継転送装置ならびにそれらの中継ポートを出力するステップをさらに含み、前記中継 MACフレームを転送する一つ以上の中継ポートがあるか否かを判定するステップでは、前記出力されたエッジ転送装置および中継転送装置ならびにそれらの中継ポートに基づ!/、て、判定がなされるちのとしてちよ!、。

[0019] 前記方法のさらに他の実施形態において、宛先グループ識別子を、一つまたは複数の中継ポートおよび各中継ポートがその宛先グループ識別子に対応する中継 MA Cフレームを中継可能か否かの情報と対応させて検索更新可能に記録する中継ポート検索テーブルを設定するステップをさらに含み、前記中継 MACフレームを転送する一つ以上の中継ポートがあるか否かを判定するステップは、前記特定された宛先グループ識別子で、前記中継ポート検索テーブルを検索ステップを含むものとしてちょい。

[0020] 前記方法のさらに他の実施形態において、所与の宛先グループ識別子に対して、前記中継網に接続されたすベてのエッジ転送装置および中継転送装置によって構成されるノードの物理的接続形態および各ノードを接続する中継ポートを示すトポロジ情報に基づき、中継 MACフレームがその宛先グループ識別子により特定される一つないし複数の宛先に転送される経路を求め、その転送に使用されるエッジ転送装置および中継転送装置ならびにそれらの中継ポートを出力するステップと、前記出力されたエッジ転送装置および中継転送装置ならびにそれらの中継ポートにより、前記中継ポート検索テーブルを更新するステップとをさらに含むものとしてもよ、。

[0021] 前記方法のさらに他の実施形態において、 MACフレームの送信元および一つな V、し複数の宛先の組を、宛先グループ識別子と対応させて検索更新可能に記録する宛先経路設定情報テーブルを設定するステップと、ネットワーク管理者に、複数の宛先の組を入力させるステップと、前記宛先経路設定情報テーブルを検索して、前記入力された一つないし複数の宛先の組に対応する宛先グループ識別子が取得された場合に、その取得された宛先グループ識別子を出力し、取得されなカゝつた場合に、未使用の宛先グループ識別子を新規に割り当てて前記宛先経路設定情報テーブルに登録してその割り当てられた宛先グループ識別子を出力するステップと、前記新規に割り当てられた宛先グループ識別子を含む宛先経路設定情報テーブルに基づき、前記複数のエッジ転送装置のうち、前記宛先グループ識別子を有する中継 M ACフレームの宛先となる一つないし複数のエッジ転送装置がそれぞれ有する宛先グループ識別子検索テーブルを更新するステップとをさらに含むものとしてもょ、。さらに、前記中継網に接続されたすベてのエッジ転送装置および中継転送装置によつて構成されるノードの物理的接続形態および各ノードを接続する中継ポートを示すトポロジ情報を検索更新可能に記録するトポロジ情報テーブルを設定するステップと、前記すベてのエッジ転送装置において、宛先グループ識別子を、一つまたは複数の中継ポートおよび各中継ポートがその宛先グループ識別子に対応する中継 MACフレームを中継可能力否かの情報と対応させて検索更新可能に記録する中継ポート検索テーブルを設定するステップと、前記すベての中継転送装置において、宛先グループ識別子を、一つまたは複数の中継ポートおよび各中継ポートがその宛先ダループ識別子に対応する中継 MACフレームを中継可能力否かの情報と対応させて検索更新可能に記録する中継ポート検索テーブルを設定するステップと、所与の宛先グループ識別子を、その宛先グループ識別子を有する中継 MACフレームの転送に使用されるエッジ転送装置および中継転送装置、ならびにそれらの中継ポートの組と対応させて検索更新可能に記録する中継経路設定情報テーブルを設定するステツプと、前記宛先経路設定情報テーブルに宛先グループ識別子が新規に登録された場合に、前記トポロジ情報テーブルに基づき、前記新規に割り当てられた宛先ダループ識別子を有する中継 MACフレームが該宛先グループ識別子により特定される一つないし複数の宛先に転送される経路を求め、その転送に使用されるエッジ転送装置および中継転送装置ならびにそれらの中継ポートを出力するステップと、前記新規に割り当てられた宛先グループ識別子、前記出力されたエッジ転送装置および中継転送装置ならびにそれらの中継ポートの組を登録することにより前記中継経路設定情報テーブルを更新するステップと、前記中継経路設定情報テーブルが、前記新規に割り当てられた宛先グループ識別子で更新された場合に、その更新された中継経路設定情報テーブルに基づき、前記すベてのエッジ転送装置および中継転送装置のうち、前記新規に割り当てられた宛先グループ識別子を有する中継 MACフレームの転送の経路となるエッジ転送装置および中継転送装置がそれぞれ有する中継ポート検索テーブルを更新するステップとをさらに含むものとしてもよ、。

本発明の他の側面として、加入者ローカルエリアネットワークを中継網に接続することによって仮想ローカルエリアネットワークに参加させるエッジ転送装置を提供する。このエッジ転送装置は、前記加入者ローカルエリアネットワークとの間で MACフレームを送受信する少なくとも一つの加入者ポートと、前記中継網との間で中継 MACフレームを送受信する少なくとも一つの中継ポートと、受信される MACフレームのへッダ情報の少なくとも一部、その MACフレームを受信する加入者ポート、およびその MACフレームに対応するサービス VLAN識別子のうち少なくとも一つを、前記 MA Cフレームの送信元および一つないし複数の宛先の組を識別する宛先グループ識別子に対応させて検索更新可能に記録する宛先グループ識別子検索テーブルと、宛先グループ識別子を、一つまたは複数の中継ポートおよび各中継ポートがその宛先グループ識別子に対応する中継 MACフレームを中継可能カゝ否かの情報と対応させて検索更新可能に記録する中継ポート検索テーブルと、 MACフレームを加入者ポートから受信した場合に、当該 MACフレームのヘッダ情報の少なくとも一部、その MACフレームを受信した加入者ポート、およびその MACフレームに対応するサービス VLAN識別子のうち少なくとも一つによって、前記宛先グループ識別子検索テ一ブルを検索し、宛先グループ識別子を取得する宛先グループ識別子検索モジュールと、前記宛先グループ識別子検索モジュールが宛先グループ識別子を取得した場合に、その宛先グループ識別子によって、前記中継ポート検索テーブルで、前記少なくとも一つの中継ポートの中から当該 MACフレームを転送する一つ以上の中継ポートを検索する中継ポート検索モジュールと、前記中継ポート検索モジュールで、前記少なくとも一つの中継ポートの中から当該 MACフレームを転送する一つ以上の中継ポートが検索された場合に、その転送する一つ以上の中継ポートを送信可能にし、それ以外の中継ポートを送信不能にする送信制御モジュールと、前記 MACフレームが受信された加入者ポートから、当該 MACフレームに対応するサービス VLA N識別子を特定し、少なくとも前記 MACフレームおよび前記サービス VLAN識別子を含む中継 MACフレームを生成し、前記中継ポート検索モジュールにより検索された一つ以上の中継ポートに転送する MACリレー部と、前記 MACリレー部により前記一つ以上の中継ポートに転送される中継 MACフレームに前記宛先グループ識別子検索モジュールにより取得された宛先グループ識別子を付与する宛先グループ識別子付与モジュールとを含むことを特徴とする。

[0023] 本発明のさらに他の側面として、複数の加入者ローカルエリアネットワーク力それぞれ少なくとも一つの加入者ポートおよび少なくとも一つの中継ポートを有する複数のエッジ転送装置を介して、中継網に接続されることによって実現する仮想ローカルエリアネットワークの、該中継網におけるフラッデイングを抑制するシステムを提供する。このシステムは、前記複数のエッジ転送装置は、前記エッジ転送装置を含むことを特徴とするものである。

[0024] 前記システムの一実施形態にお!ヽて、前記システムは、前記中継網を構成する前記複数のエッジ転送装置および他の中継転送装置のうちの少なくとも二つとそれぞれ接続する少なくとも二つの中継ポートを有する中継転送装置をさらに含むものとすることができる。この中継転送装置は、例えば、前記中継網力その中継ポートを介して受信した中継 MACフレームの宛先グループ識別子を抽出する宛先グループ識別子抽出モジュールと、宛先グループ識別子を、一つまたは複数の中継ポートおよび各中継ポートがその宛先グループ識別子に対応する中継 MACフレームを中継可能か否かの情報と対応させて検索更新可能に記録する中継ポート検索テーブルと、前記宛先グループ識別子抽出モジュールが抽出した前記中継 MACフレームの宛先グループ識別子によって、前記中継ポート検索テーブルで、前記少なくとも二つの中継ポートのうち前記受信した中継ポート以外の中継ポートから、当該中継 MACフレームを転送する一つ以上の中継ポートを検索する中継ポート検索モジュールと、前記中継ポート検索モジュールで、前記中継 MACフレームを転送する一つ以上の中継ポートが検索された場合に、その転送する一つ以上の中継ポートを送信可能にし、それ以外の中継ポートを送信不能にする送信制御モジュールと、前記中継 MAC フレームを、前記中継ポート検索モジュールにより検索された一つ以上の中継ポートに転送する MACリレー部とを含むものとすることができる。

[0025] 本発明のさらに他の実施形態として、前記システムは、ネットワーク管理者が入出力する機能を備えたオペレーション装置をさらに含むものとすることができる。前記オペレーシヨン装置は、例えば、 MACフレームの送信元および一つないし複数の宛先の組を、宛先グループ識別子と対応させて検索更新可能に記録する宛先経路設定情報テーブルと、ネットワーク管理者力入力された複数の宛先の組によって、前記宛先経路設定情報テーブルを検索する宛先経路設定情報テーブル検索モジュールと、前記宛先経路設定情報テーブル検索モジュールで、前記入力された一つないし複数の宛先の組に対応する宛先グループ識別子が取得された場合に、その取得された宛先グループ識別子を出力し、取得されなカゝつた場合に、未使用の宛先グループ識別子を新規に割り当てて前記宛先経路設定情報テーブルに登録してその割り当てられた宛先グループ識別子を出力する宛先グループ識別子登録出力モジユールと、前記新規に割り当てられた宛先グループ識別子を含む宛先経路設定情報テ一ブルに基づき、前記複数のエッジ転送装置のうち、前記宛先グループ識別子を有する中継 MACフレームの宛先となる一つな!/、し複数のエッジ転送装置がそれぞれ有する宛先グループ識別子検索テーブルを更新する宛先グループ識別子更新モジユールと、所与の宛先グループ識別子に対して、前記中継網に接続されたすベてのエッジ転送装置および中継転送装置によって構成されるノードの物理的接続形態および各ノードを接続する中継ポートを示すトポロジ情報を、検索更新可能に記録するトポロジ情報テーブルと、前記宛先グループ識別子登録出力モジュールにより、前記宛先経路設定情報テーブルに宛先グループ識別子が新規に登録された場合に、前記トポロジ情報テーブルを検索し、前記新規に割り当てられた宛先グループ識別子を有する中継 MACフレームがその宛先グループ識別子により特定される一つないし複数の宛先に転送される経路を求め、その転送に使用されるエッジ転送装置および中継転送装置ならびにそれらの中継ポートを出力する経路計算部と、所与の宛先グループ識別子を、その宛先グループ識別子を有する中継 MACフレームの転送に使用されるエッジ転送装置および中継転送装置、ならびにそれらの中継ポートの組と対応させて検索更新可能に記録する中継経路設定情報テーブルと、前記新規に割り当てられた宛先グループ識別子、前記出力されたエッジ転送装置および中継転送装置ならびにそれらの中継ポートの組を登録することにより前記中継経路設定情報テーブルを更新する中継経路設定情報テーブル更新モジュールと、前記中継経路設定情報テーブル更新モジュールにより、前記中継経路設定情報テーブルが、前記新規に割り当てられた宛先グループ識別子で更新された場合に、その更新された中継経路設定情報テーブルに基づき、前記すベてのエッジ転送装置および中継転送装置のうち、前記新規に割り当てられた宛先グループ識別子を有する中継 MACフレームの転送の経路となるエッジ転送装置および中継転送装置がそれぞれ有する中継ポート検索テーブルの、各中継ポートがその宛先グループ識別子に対応する中継 MACフレームを中継可能か否かの情報を更新する中継ポート検索テーブル更新モジュールとを含むものとすることができる。

図面の簡単な説明

[図 1]本発明の第一の実施形態に係るフラッデイング抑制方法が適用されるネットヮーク構成例を示すブロック図である。

[図 2] (a)は、本発明の第一，第二の実施形態に係るフラッデイング抑制方法が適用されるエッジ転送装置の構成例を示す機能ブロック図であり、（b)は、フラッデイング抑制のためのシステムにおける、エッジ転送装置を制御する手段 (モジュール)の構成例を示すブロック図である。

[図 3] (a)は、本発明の第一，第一の実施形態に係るフラッデイング抑制方法が適用される中継転送装置の構成例を示す機能ブロック図であり、（b)は、フラッデイング抑制のためのシステムにおける、中継転送装置を制御する手段 (モジュール)の構成例を示すブロック図である。

[図 4] (a)は、本発明の第一，第二の実施形態に係るフラッデイング抑制方法が適用されるオペレーション装置の構成例を示す機能ブロック図であり、（b)は、フラッディング抑制のためのシステムにおける、オペレーション装置を制御する手段（モジュール）の構成例を示すブロック図である。

[図 5]本発明の第一，第二の実施形態に係るフラッデイング抑制方法が適用されるェッジ転送装置の加入者ポートで送受信される MACフレームのフォーマット図である。

[図 6]本発明の第二の実施形態に係るフラッデイング抑制方法が適用されるネットヮークの構成例を示すブロック図である。

[図 7]本発明の第一，第二の実施形態に係るフラッデイング抑制方法が適用されるェッジ転送装置ならびに中継転送装置の中継ポートで送受信される中継 MACフレームのフォーマット図（その 1)である。

[図 8]本発明の第一，第二の実施形態に係るフラッデイング抑制方法が適用されるェッジ転送装置ならびに中継転送装置の中継ポートで送受信される中継 MACフレームのフォーマット図（その 2)である。

[図 9]本発明の第一，第二の実施形態に係るフラッデイング抑制方法が適用されるェッジ転送装置ならびに中継転送装置の中継ポートで送受信される中継 MACフレームのフォーマット図（その 3)である。

[図 10]本発明の第一，第二の実施形態に係るフラッデイング抑制方法が適用されるエッジ転送装置ならびに中継転送装置の中継ポートで送受信される中継 MACフレームのフォーマット図（その 4)である。

[図 11]本発明の第一の実施形態に係るフラッデイング抑制方法の動作概要を示すフローチャートである。発明を実施するための最良の形態

[0027] 以下に、添付の図面を参照しながら、本発明の実施の形態を詳細に説明する。

[0028] 本発明の一実施形態に係るフラッデイング抑制方法は、図 11の動作フローチャートに示すように、エッジ転送装置力 MACフレームのヘッダ情報の一部またはすベてと、該 MACフレームを受信したポートと、該 MACフレームに対応するサービス VLA N識別子のうち一つ以上の組み合わせをキーとして、宛先グループ識別子が検索できる宛先グループ識別子検索テーブルと、宛先グループ識別子をキーとして、送信する複数または単数の中継ポート、または送信しな、複数または単数の中継ポートが検索できる中継ポート検索テーブルとを持ち、エッジ転送装置が、 MACフレームを加入者ポートから受信した (ステップ A)際に、該 MACフレームのヘッダ情報と、該 MACフレームを受信したポートと、該 MACフレームに対応するサービス VLAN識別子のうち一つ以上の組み合わせをキーに前記宛先グループ識別子検索テーブル力も宛先グループ識別子を検索するステップ (ステップ B)と、この宛先グループ識別子検索ステップで宛先グループ識別子が検索された場合で、かつ前記 MACフレームが MACリレー部によって単数あるいは複数の中継ポートに転送される場合 (ステツプ Cで Yes)、前記 MACフレームに対応するサービス VLAN識別子を含む中継 MA Cフレームの予め定められた場所に、前記検索された宛先グループ識別子を付与するステップ (ステップ D)と、前記宛先グループ識別子をキーに、前記中継ポート検索テーブルから中継ポートを検索するステップ (ステップ E)と、この中継ポート検索ステップで送信する単数または複数の中継ポートが検索された場合、当該中継 MACフレームを当該中継ポートに送信可能とし (ステップ F, G)、中継ポートが検索され、かつ、送信しない単数または複数の中継ポートが検索された場合には、該中継 MAC フレームは該中継ポートに送信不可能とするステップ (ステップ H, I)と、を含むことを最も主要な特徴とする。

[0029] より具体的に、本発明の一実施形態に係る、エッジ転送装置におけるフラッディング抑制方法にっ、て説明する。複数の加入者ローカルエリアネットワークが複数のェッジ転送装置を介して中継網に接続されることによって仮想ローカルエリアネットヮーク (VLAN)が実現する。中継網を構成する転送装置には、加入者サイトに接続されるエッジ転送装置と加入者サイトに直接接続されず中継網内でエッジ転送装置間の転送経路を提供する中継転送装置とがある。エッジ転送装置は、加入者サイトに接続されて、該加入者サイトとの間で MACフレームを送受信する単数あるいは複数の加入者ポートと、中継網に接続されて、該中継網との間で中継 MACフレームを送受信する単数あるいは複数の中継ポートを備える。加入者ポートには、対応する単数あるいは複数のサービス VLAN識別子が予め定められている。すなわち、加入者ポートから受信された MACフレームに対して、該加入者ポートに対応するサービス VLA N識別子を対応づけることができる。したがって、 MACフレームが加入者ポートから受信されると、その加入者ポートから当該 MACフレームに対応するサービス VLAN 識別子が特定されることになる。中継 MACフレームは、 MACフレーム，該 MACフレームに対応するサービス VLAN識別子および中継網における送信元に対応する送信元アドレス並びに宛先に対応する宛先アドレスを少なくとも含む。

[0030] エッジ転送装置は、各ポートから受信された MACフレームまたは中継 MACフレームを所定の条件に従って転送処理する MACリレー部を有する。エッジ転送装置において、 MACフレームを加入者ポートから受信した際に、当該 MACフレームにュ一ザデータがカプセル化されている場合には、当該 MACフレームは MACリレー部に転送され、次のような転送処理が行われる。すなわち、（1)当該 MACフレームを受信した加入者ポート以外の加入者ポートであって、かつ当該 MACフレームに対応するサービス VLAN識別子に対応する単数あるいは複数の加入者ポートがあれば該当する加入者ポートに当該 MACフレームを転送する（第一のリレー処理）、（2)当該 MACフレーム及び当該 MACフレームに対応するサービス VLAN識別子を含む中継 MACフレームを、転送すべき単数あるいは複数の中継ポートがあれば該当する中 «Iポートに当該 MACフレームを転送する（第二のリレー処理)。（1)と（2)の転送処理は、いずれか一方あるいは両方行うことができる。一方で、（1)、（2)の転送処理を行う所定の条件が満たされな力つた場合、当該 MACフレームは廃棄される。エツジ転送装置において、中継 MACフレームを中継ポートから受信した際に、該中継 M ACフレームにユーザデータをカプセル化した MACフレームが含まれている場合には、該中継 MACフレームは MACリレー部に転送され、次のような転送処理が行われる。すなわち、（3)当該 MACフレームに対応するサービス VLAN識別子に対応する単数ある、は複数の加入者ポートがあれば該当する加入者ポートに当該 MAC フレームを転送する（第三のリレー処理）、（4)該中継 MACフレームを、前記中継 M ACフレームを受信した中継ポート以外の、転送すべき単数あるいは複数の中継ポートがあれば該当する中継ポートに当該 MACフレームを転送する（第四のリレー処理)。（3)と (4)の転送処理は、いずれか一方あるいは両方行うことができる。一方で、（3)、（4)の転送処理を行う所定の条件が満たされなかった場合、前記中継 MAC フレームは廃棄される。

MACフレームを転送する宛先として、宛先の中継ポート、宛先の加入者ポート、宛先のエッジ転送装置、宛先の MACアドレスのいずれかが用いられる。中継 MACフレームを転送する宛先の組み合わせを識別する宛先グループ識別子が予め定められている。前記エッジ転送装置は、 MACフレームのヘッダ情報の一部または全てと、当該 MACフレームを受信したポートと、当該 MACフレームに対応するサービス V LAN識別子のうち一つ以上の組み合わせをキーとして、宛先グループ識別子が検索できる宛先グループ識別子検索テーブルと、宛先グループ識別子をキーとして、送信する単数または複数の中継ポート、または送信しな、単数または複数の中継ポートが検索できる、中継ポート検索テーブルとを有する。

[0032] 前記エッジ転送装置力 MACフレームを加入者ポートから受信した際に、当該 M ACフレームのヘッダ情報と、当該 MACフレームを受信したポートと、当該 MACフレームに対応するサービス VLAN識別子のうち一つ以上の組み合わせをキーに前記宛先グループ識別子検索テーブルから宛先グループ識別子を検索する (宛先ダループ識別子検索ステップ)。この宛先グループ識別子検索ステップで宛先グループ識別子が検索された場合で、かつ当該 MACフレームが MACリレー部によって単数あるいは複数の中継ポートに転送される場合、当該 MACフレームに対応するサービス VLAN識別子を含む中継 MACフレームの予め定められた場所に、前記検索された宛先グループ識別子を付与する (宛先グループ識別子付与ステップ)。前記検索された宛先グループ識別子をキーに、前記中継ポート検索テーブルから中継ポートを検索する（中継ポート検索ステップ)。そして、この中継ポート検索ステップで送信する単数または複数の中継ポートが検索された場合、前記中継 MACフレームを当該中継ポートに送信可能とし、送信しない単数または複数の中継ポートが検索された場合は、前記中継 MACフレームは当該中継ポートに送信不可能とする。

[0033] ここで、前記エッジ転送装置が、前記宛先グループ識別子を前記中継 MACフレームの宛先アドレスとして付与するものであってもよいが、前記中継 MACフレームが、図 10に示すように、前記 MACフレームに対応する転送用 VLAN識別子を少なくとも含むものであった場合、前記エッジ転送装置は、宛先グループ識別子を前記中継 MACフレームの転送用 VLAN識別子として付与するものであってもよい。また、前記エッジ転送装置が、前記宛先グループ識別子を前記中継 MACフレームのサービス VLAN識別子として付与するものとしてもよぐあるいは、前記エッジ転送装置が、前記宛先グループ識別子を前記中継 MACフレームのサービス VL AN識別子と宛先アドレスの組として付与するものであってもよ、。

[0034] また、本発明の他の実施形態に係るフラッデイング抑制方法として、前記エッジ転送装置と、単数または複数のエッジ転送装置の設定，操作，管理，監視のうち少なくとも一つを行、、ネットワーク管理者からの入出力機能を備えたオペレーション装置とを、単数または複数組み合わせたネットワークシステムにおけるフラッデイング抑制方法が提供される。ここで、前記オペレーション装置は、 MACフレームを転送する複数の宛先の組をキーに宛先グループ識別子が検索できる、宛先経路設定情報テープルを持つ。この方法は、オペレーション装置力ネットワーク管理者力複数の宛先の組を入力された際に、該複数の宛先の組をキーに宛先経路設定情報テーブルを検索する宛先経路設定情報テーブル検索ステップと、この宛先経路設定情報テープル検索ステップで宛先グループ識別子が検索された場合、該宛先グループ識別子を出力し、前記宛先経路設定情報テーブルを検索ステップで宛先グループ識別が検索されなかった場合、該複数の宛先の組に対し未使用の宛先グループ識別子を新規に割り当て、その組み合わせを宛先経路設定情報テーブルに登録し、該宛先グループ識別子を出力する宛先グループ識別子出力ステップとを含む。

また、本発明のさらに他の実施形態に係るフラッデイング抑制方法として、前記エツジ転送装置と、単数または複数のエッジ転送装置の設定，操作，管理，監視のうち少なくとも一つを行い、ネットワーク管理者からの入出力機能を備えたオペレーション装置と、中継転送装置とを、単数または複数組み合わせたネットワークシステムにおけるフラッデイング抑制方法が提供される。前記中継転送装置は、中継網から中継 MA Cフレームを送受信する単数ある、は複数の中継ポートを備え、中継 MACフレームを中継ポートから受信した際に、該中継 MACフレームを MACリレー部に転送し、該 MACリレー部は、該中継 MACフレームを、該中継 MACフレームを受信した中継ポート部以外の、単数あるいは複数の中継ポートに転送する（第五のリレー処理)か、さもなければ該中継 MACフレームを廃棄する。前記中継転送装置は、宛先グループ識別子をキーとして、送信する単数または複数の中継ポート、または送信しない単数または複数の中継ポートが検索できる、中継ポート検索テーブルを有する。この方法は、前記中継転送装置が、中継 MACフレームを中継ポートから受信した際に、該中継 MACフレームカゝら宛先グループ識別子を抽出する宛先グループ識別子抽出ステップと、この宛先グループ識別子抽出ステップにおヽて抽出された宛先グループ識別子をキーに、前記中継ポート検索テーブルから中継ポートを検索する中継ポート検索ステップと、この中継ポート検索ステップで送信する単数または複数の中継ポートが検索された場合、該中継 MACフレームを該中継ポートに送信可能とし、送信しな、単数または複数の中継ポートが検索された場合は、該中継 MACフレームは該中継ポートに送信不可能とするステップと、を含む。

本発明のさらに他の実施形態に係るフラッデイング抑制方法として、前記エッジ転送装置と、単数または複数のエッジ転送装置の設定，操作，管理，監視のうち少なくとも一つを行、、ネットワーク管理者からの入出力機能を備えたオペレーション装置と、中継転送装置とを、単数または複数組み合わせたネットワークシステムにおけるフラッデイング抑制方法が提供される。前記中継転送装置は、中継網から中継 MACフレームを送受信する単数あるいは複数の中継ポートを備え、中継 MACフレームを中継ポートから受信した際に、該中継 MACフレームを MACリレー部に転送し、該 MA Cリレー部は、該中継 MACフレームを、該中継 MACフレームを受信した中継ポート部以外の、単数あるいは複数の中継ポートに転送する（第五のリレー処理)か、さもなければ該中継 MACフレームを廃棄する。前記オペレーション装置は、単数または複数の中継転送装置の設定，操作，管理，監視のうち少なくとも一つを行う機能と、エツジ転送装置または中継転送装置をキーに、その装置に接続しているエッジ転送装置または中継転送装置、及びその接続の両端の中継ポートを検索できる、トポロジ情報テーブルと、複数の宛先をキーにトポロジ情報テーブルを検索し、その複数の宛先の間の経路となる複数のエッジ転送装置または中継転送装置とその中継ポートを出力する経路計算部と、宛先グループ識別子をキーに、単数または複数のエッジ転送装置または中継転送装置と中継ポートの組を検索できる中継経路設定情報テーブルとを有する。この方法は、前記オペレーション装置が、ネットワーク管理者力複数の宛先の組を入力された際に、請求項 6に記載の方法で該複数の宛先の組に対応する宛先グループ識別子が新規に割り当てられた場合、該複数の宛先を経路計算部に入力し、複数のエッジ転送装置または中継転送装置と中継ポートを出力するステップと、該複数の宛先の組に対応する宛先グループ識別子と該出力結果の組を中継経路設定情報テーブルに登録するステップと、該出力結果に含まれる各エッジ転送装置ならびに中継転送装置に対し、対応する中継ポートの設定情報を送出するステツプと、エッジ転送装置ならびに中継転送装置が、オペレーション装置から前記ステツプの通り設定情報を受信した際に、その設定情報に従い中継ポートの設定を変更するステップとを含む。

[0037] なお、本発明に係るフラッデイング抑制方法にぉヽては、 MACフレームを転送する宛先として、宛先の中継ポート，宛先の加入者ポート，宛先のエッジ転送装置，宛先の MACアドレスの!/、ずれかを用いることが好まし!/、。

[0038] 一方、本発明は、フラッデイング抑制装置 (システム）として具体ィ匕することが可能である。本発明の一実施形態に係るフラッデイング抑制装置は、前記フラッデイング抑制方法を用いるフラッデイング抑制装置である。前記エッジ転送装置は、 MACフレームのヘッダ情報の一部または全てと、当該 MACフレームを受信したポートと、当該 MACフレームに対応するサービス VLAN識別子のうち一つ以上の組み合わせをキ一として、宛先グループ識別子が検索できる宛先グループ識別子検索テーブルと、宛先グループ識別子をキーとして、送信する単数または複数の中継ポート、または送信しな、単数または複数の中継ポートが検索できる、中継ポート検索テーブルとを有する。本実施形態によるフラッデイング抑制装置は、 MACフレームを加入者ポートから受信した際に、当該 MACフレームのヘッダ情報と、当該 MACフレームを受信したポートと、当該 MACフレームに対応するサービス VLAN識別子のうち一つ以上の組み合わせをキーに前記宛先グループ識別子検索テーブルから宛先グループ識別子を検索する宛先グループ識別子検索手段と、宛先グループ識別子が検索された場合で、かつ当該 MACフレームが MACリレー部によって単数あるいは複数の中継ポートに転送される場合、当該 MACフレームに対応するサービス VLAN識別子を含む中継 MACフレームの予め定められた場所に、前記検索された宛先グループ識別子を付与する宛先グループ識別子付与手段と、前記検索された宛先グループ識別子をキーに、前記中継ポート検索テーブルから中継ポートを検索する中継ポート検索手段と、この中継ポート検索手段により送信する単数または複数の中継ポートが検索された場合、前記中継 MACフレームを当該中継ポートに送信可能とし、送信しない単数または複数の中継ポートが検索された場合は、前記中継 MACフレームは当該中継ポートに送信不可能とする送信制御手段と、を含む。

[0039] また、他の実施形態にお!、て、本発明のフラッデイング抑制装置は、前記構成に加えて、単数または複数のエッジ転送装置の設定，操作，管理，監視のうち少なくとも一つを行ヽ、ネットワーク管理者力もの入出力機能を備えたオペレーション装置を、単数または複数組み合わせたネットワークシステムに用いられるフラッデイング抑制装置として具体ィ匕することも可能である。前記オペレーション装置は、 MACフレームを転送する複数の宛先の組をキーに宛先グループ識別子が検索できる、宛先経路設定情報テーブルを持つ。本実施形態によるフラッデイング抑制装置は、前記オペレーシヨン装置が、ネットワーク管理者力も複数の宛先の組を入力された際に、該複数の宛先の組をキーに宛先経路設定情報テーブルを検索する宛先経路設定情報テーブル検索手段と、この宛先経路設定情報テーブル検索手段により宛先グループ識別子が検索された場合、該宛先グループ識別子を出力し、前記宛先経路設定情報テーブルを検索ステップで宛先グループ識別が検索されなカゝつた場合、該複数の宛先の組に対し未使用の宛先グループ識別子を新規に割り当て、その組み合わせを宛先経路設定情報テーブルに登録し、該宛先グループ識別子を出力する宛先グループ識別子出力手段とを含む。

さらに他の実施形態において、本発明のフラッデイング抑制装置は、前記構成に加えて、中継網から中継 MACフレームを送受信する単数あるいは複数の中継ポートを備え、中継 MACフレームを中継ポートから受信した際に、該中継 MACフレームを MACリレー部に転送し、該 MACリレー部は、該中継 MACフレームを、該中継 MA Cフレームを受信した中継ポート部以外の、単数あるいは複数の中継ポートに転送する第五のリレー処理を行うか、さもなければ該中継 MACフレームを廃棄する中継転送装置とを、単数または複数組み合わせたネットワークシステムに用いられるフラッデイング抑制装置として具体ィ匕することも可能である。前記中継転送装置は、宛先グループ識別子をキーとして、送信する単数または複数の中継ポート、または送信しない単数または複数の中継ポートが検索できる、中継ポート検索テーブルを有する。本実施形態によるフラッデイング抑制装置は、前記中継転送装置が、中継 MACフレームを中継ポートから受信した際に、該中継 MACフレーム力宛先グループ識別子を抽出する宛先グループ識別子抽出手段と、この宛先グループ識別子抽出手段にお V、て抽出された宛先グループ識別子をキーに、前記中継ポート検索テーブルから中継ポートを検索する中継ポート検索手段と、この中継ポート検索手段で送信する単数または複数の中継ポートが検索された場合、該中継 MACフレームを該中継ポートに送信可能とし、送信しない単数または複数の中継ポートが検索された場合は、該中継 MACフレームは該中継ポートに送信不可能とする送信制御手段とを含む。

[0041] さらに他の実施形態において、本発明のフラッデイング抑制装置における前記オペレーシヨン装置を、前記構成に加え、単数または複数の中継転送装置の設定，操作 ,管理，監視のうち少なくとも一つを行う機能と、エッジ転送装置または中継転送装置をキーに、その装置に接続しているエッジ転送装置または中継転送装置、及びその接続の両端の中継ポートを検索できる、トポロジ情報テーブルと、複数の宛先をキーにトポロジ情報テーブルを検索し、その複数の宛先の間の経路となる複数のエッジ転送装置または中継転送装置とその中継ポートを出力する経路計算部と、宛先グループ識別子をキーに、単数または複数のエッジ転送装置または中継転送装置と中継ポ一トの組を検索できる中継経路設定情報テーブルとを有するものとした場合に、前記フラッデイング抑制装置は、ネットワーク管理者力複数の宛先の組を入力された際に、該複数の宛先の組に対応する宛先グループ識別子が新規に割り当てられた場合、該複数の宛先を経路計算部に入力し、複数のエッジ転送装置または中継転送装置と中継ポートを出力する出力手段と、前記複数の宛先の組に対応する宛先ダループ識別子と該出力結果の組を中継経路設定情報テーブルに登録する中継経路設定情報テーブル登録手段と、前記出力結果に含まれる各エッジ転送装置ならびに中継転送装置に対し、対応する中継ポートの設定情報を送出する中継ポートの設定情報送出手段と、エッジ転送装置ならびに中継転送装置が、オペレーション装置から前記中継ポートの設定情報送出手段の出力通りの設定情報を受信した際に、その設定情報に従、中継ポートの設定を変更する中継ポート設定変更手段とを含むものとして具体ィ匕することちできる。

[0042] 本発明の諸実施形態にお!ヽて、加入者に仮想 LANサービスを提供するエッジ転送装置は、加入者サイトから図 5に示すようなフォーマットを有する MACフレーム 12 を送受信する加入者ポートと、中継網から中継 MACフレームを送受信する中継ポートを有する。プロバイダは加入者に提供する個々の仮想 LANを、サービス VLAN識別子で識別する。図 7〜： L0に示すように、中継ポートから送受信する中継 MACフレーム 13、 14、 15、 16には種々の形式があるが、いずれも MACフレームと、この MA Cフレームが対応するサービス VL AN識別子をカプセルィ匕した形式となる。

[0043] 本発明の諸実施形態によるフラッデイング抑制方法におけるエッジ転送装置は、加入者サイトから MACフレームを受信した際に、 MACフレームのヘッダ情報，受信した加入者ポート，サービス VLAN識別子を検査し、 MACフレームに対し対応する宛先グループ識別子を付与する。宛先グループ識別子は、中継 MACフレームの宛先アドレス，転送用 VLAN識別子，サービス VLAN識別子，宛先アドレスとサービス V LAN識別子の組み合わせの!/、ずれかの形式で与えられ、中継 MACフレームに付与される。エッジ転送装置並びに中継転送装置が、前記手段で宛先グループ識別子が付与された中継 MACフレームを転送する場合は、転送前に宛先グループ識別子を検査し、中継ポートから送信可能か否かを検査する。

[0044] 以上の説明から明らかな通り、本発明は従来の技術と比較して、プロバイダが加入者に提供する仮想 LANサービスにおける、加入者の MACフレームのフラッデイングの抑制方法にぉ、て、中継 MACフレームのヘッダの単一の箇所を検査するだけでよいことと、経路上の全ての装置が制御プロトコルを実装したり、上位レイヤの経路情報を覼き見たりする必要がないこと、実施形態により、経路上の転送装置（中継転送装置）が加入者毎に区別した設定情報を保持する必要がないというフラッデイング抑制方法を提供できる点が最も異なるものである。

[0045] 本発明に係るフラッデイング抑制方法は、エッジ転送装置が、加入者サイトから MA

Cフレームを受信した際に、 MACフレームのヘッダ情報、受信した加入者ポート、サ一ビス VLAN識別子を検査し、 MACフレームに対し対応する宛先グループ識別子を付与するため、エッジ転送装置ならびに中継転送装置が中継 MACフレームのへッダの単一の箇所を検査するだけでょ、と、う第一の利点と、経路上の全ての装置が制御プロトコルを実装したり上記レイヤの経路情報を覼き見たりする必要はないという第二の利点、実施形態によっては、系路上の転送装置が加入者毎に区別した設定情報を保持する必要がないという第三の利点がある。このため、プロバイダが加入者に提供する仮想 LANサービスにおける、加入者の MACフレームのフラッデイングの抑制方法において、プロバイダ力フラッデイングによって発生した不要なトラフイツクによって、他の加入者の転送処理が影響されたり、帯域の小さな拠点の通信が阻害されることを防止することができるという顕著な効果を有する。

[0046] 〔第一の実施形態〕（Edge+Core+OpS+B- DA+CVLANフィルタ）

以下、より具体的な構成例（実施例 1)として、図 1を参照して、本発明の第一の実施形態による MACフレームの転送方法としてのフラッデイング抑制方法、及び MAC フレームのフラッデイングの抑制装置について説明する。

[0047] 図 1は、本発明の第一の実施形態に係るフラッデイング抑制方法が適用されるネットワーク構成例を示すブロック図である。図 1に示すように、本実施形態に係る中継網 1は、複数のエッジ転送装置 2A〜2E,複数の中継転送装置 3A〜3Eを備えており、この中継網 1は、エッジ転送装置 2Aを介して加入者網 4Aに、一次転送装置 2Bを介して加入者網 4Bに、一次転送装置 2Cを介して加入者網 4Cに、エッジ転送装置 2D を介して加入者網 4Dに、それぞれ接続されている。また、オペレーション装置 5は、中継網 1の全ての装置 2A〜2E (エッジ転送装置）， 3A〜3E (中継転送装置）と接続されている。中継網 1の各中継装置 2A〜2E、 3A〜3Eは、それぞれ、図示しないプ口セッサおよびメモリ（RAM, ROM,フラッシュメモリなど）を含むブリッジまたはスイツチである。本発明の実施形態に係る方法は、プログラム命令 (コード)の形態でコンビユータ可読媒体を介して頒布や保存が可能であり、処理モジュールの組合せとして、各転送装置のメモリないし外部の記憶装置に記憶されてネットワークシステムに実装される。

[0048] 本実施形態におけるエッジ転送装置の構成例を、図 2に示す。図 2 (a)に示す例において、エッジ転送装置 2Aは、複数の加入者ポート 2A— C1〜2A— C3,複数の中継ポート2八ー：61〜2八ー：63, MACリレー部 2A—R,宛先グループ識別子検索テ一ブル 2A—T1, 中継ポート検索テーブル 2A—T2,通信ポート 2A—1を有している。加入者ポート，中継ポートは、それぞれ、必要に応じてその数を決定することができる。なお、通信ポートは、加入者ポート，中継ポートで代用することも可能である。本実施形態によるフラッデイングを抑制するためのシステム SYSにおける、このエッジ転送装置 2Aを制御する手段 (モジュール)の構成例を図 2 (b)に示す。一実施形態において、システム SYSは、図 2 (a)に示すように、宛先グループ識別子検索モジュール 50と、中継ポート検索モジュール 52と、送信制御モジュール 54と、宛先グループ識別子付与モジュール 56とを含む。宛先グループ識別子検索モジュール 50は、宛先グループ識別子検索テーブル 2A— T1と接続されており、エッジ転送装置 2A が MACフレームまたは中継 MACフレームを受信した際に、宛先グループ識別子検索テーブル 2A— T1を検索して、宛先グループ識別子を取得する。中継ポート検索モジュール 52は、中継ポート検索テーブル 2A—T2と接続されており、取得された宛先グループ識別子によって、中継ポート検索テーブル 2A—T2を検索して、その宛先グループ識別子を有する MACフレームまたは中継 MACフレームを転送する一つ以上の中継ポートがある力否かを判定する。送信制御モジュール 54および宛先グループ識別子付与モジュール 56は MACリレー部 2A—Rと接続されており、前記判定結果に基づく処理を行う。すなわち、送信制御モジュール 54は、前記中継ポート検索モジュール 52で、前記少なくとも一つの中継ポートの中から当該 MACフレームまたは中継 MACフレームを転送する一つ以上の中継ポートが検索された場合に、その転送する一つ以上の中継ポートを送信可能にし、それ以外の中継ポートを送信不能にする。また、加入者ポートから受信された MACフレームが転送されるべきものと判定された場合には、 MACリレー部 2A—Rにおいて、サービス VLAN識別子等のデータを付カ卩して中継 MACフレームを生成し、宛先グループ識別子付与モジュール 56は、前記 MACリレー部 2A— Rにより前記一つ以上の中継ポートに転送される中継 MACフレームに前記宛先グループ識別子検索モジュール 50により取得された宛先グループ識別子を付与する。前記モジュール（50、 52、 54、 56)および前記テーブル（2A— Tl、 2Α— Τ2)は、通常、エッジ転送装置 2Α内のメモリに格納される力外部に記憶し、たとえば通信ポート 2Α— 1を介してエッジ転送装置 2Αを制御するよう構成してちょい。

本実施形態における中継転送装置の構成例を、図 3に示す。図 3 (a)に示す例において、中継転送装置 3Aは、複数の中継ポート3八ー81〜3八ー 6, MACリレー部 3A— R, 中継ポート検索テーブル 3A— T2,通信ポート 3A— 1を有している。中継ポートは必要に応じてその数を決定することができる。なお、通信ポートは中継ポートで代用することも可能である。本実施形態によるフラッデイングを抑制するためのシステム SYSにおける、この中継転送装置 3Aを制御する手段 (モジュール)の構成例を図 3 (b)に示す。一実施形態において、システム SYSは、図 3 (b)に示すように、宛先グループ識別子抽出モジュール 60と、中継ポート検索モジュール 62と、送信制御モジュール 64とを含む。宛先グループ識別子抽出モジュール 60は、中継網 1から中継ポートを介して受信した中継 MACフレームカゝらその宛先グループ識別子を抽出する。中継ポート検索モジュール 62は、前記中継ポート検索テーブル 3A—T2と接続されており、前記宛先グループ識別子抽出モジュール 60が抽出した前記中継 MACフレームの宛先グループ識別子によって、前記中継ポート検索テーブル 3A— T2を検索して、前記少なくとも二つの中継ポートのうち前記受信した中継ポート以外の中継ポートの中に、当該中継 MACフレームを転送する一つ以上の中継ポートがある力否かを判定する。送信制御モジュール 64は、前記 MACリレー部 3A— Rと接続されており、前記中継ポート検索モジュール 62で、前記少なくとも一つの中継ポートの中から中継 MACフレームを転送する一つ以上の中継ポートが検索された場合に、その転送する一つ以上の中継ポートを送信可能にし、それ以外の中継ポートを送信不能にする。前記モジュール（60、 62、 64)および前記テーブル（3A— T2)は、通常、中継転送装置 3A内のメモリに格納される力外部に記憶し、たとえば通信ポート 3A—1を介して中継転送装置 3Aを制御するよう構成してもよい。

本実施形態におけるオペレーション装置の構成例を、図 4に示す。図 4 (a)に示す例において、オペレーション装置 5は、宛先経路設定情報テーブル 5— T1,トポロジ情報テーブル 5—T2, 中継経路設定情報テーブル 5—T3,通信ポート 5— 1,管理者入出力 5— 2,経路計算部 5— 3を有している。本実施形態によるフラッデイングを抑制するためのシステム SYSにおける、このオペレーション装置 5を制御する手段（モジュール)の構成例を図 4 (b)に示す。一実施形態において、システム SYSは、図 4 (b)に示すように、宛先経路設定情報テーブル検索モジュール 70と、宛先グループ識別子登録出力モジュール 72と、宛先グループ識別子更新モジュール 74と、中継経路設定情報テーブル更新モジュール 76と、中継ポートテーブル更新モジユール 78とを含む。宛先経路設定情報テーブル検索モジュール 70および宛先グループ識別子登録出力モジュール 72は、宛先経路設定情報テーブル 5— Tlと接続されている。宛先経路設定情報テーブル検索モジュール 70は、管理者入出力 5— 2を介してネットワーク管理者力も入力された複数の宛先の組によって、前記宛先経路設定情報テーブル 5— T1を検索する。宛先グループ識別子登録出力モジュール 72は、前記宛先経路設定情報テーブル検索モジュール 70で、前記入力された一つな!/、し複数の宛先の組に対応する宛先グループ識別子が取得された場合に、その取得された宛先グループ識別子を出力し、取得されなカゝつた場合に、未使用の宛先グループ識別子を新規に割り当てて前記宛先経路設定情報テーブル 5— T1に登録してその割り当てられた宛先グループ識別子を出力する。宛先グループ識別子更新モジュール 74は、前記新規に割り当てられた宛先グループ識別子を含む宛先経路設定情報テーブル 5—T1に基づき、中 «網 1に接続されて、るすべてのエッジ転送装置のうち、前記宛先グループ識別子を有する中継 MACフレームの宛先となる一つないし複数のエッジ転送装置がそれぞれ有する宛先グループ識別子検索テーブル (たとえば、図 2の 2A—T1)を更新する。トポロジ情報テーブル 5—T2は、所与の宛先ダループ識別子に対して、前記中継網 1に接続されたすベてのエッジ転送装置 2A〜2E および中継転送装置 3A〜3Eによって構成されるノードの物理的接続形態および各ノードを接続する中継ポートを示すトポロジ情報を、検索更新可能に記録する。経路計算部 5— 3は、前記宛先グループ識別子登録出力モジュール 72により、前記宛先経路設定情報テーブル 5— T1に宛先グループ識別子が新規に登録された場合に、前記トポロジ情報テーブル 5— T2を検索し、前記新規に割り当てられた宛先グループ識別子を有する中継 MACフレームがその宛先グループ識別子により特定される一つないし複数の宛先に転送される経路を求め、その転送に使用されるエッジ転送装置および中継転送装置ならびにそれらの中継ポートを出力する。中継経路設定情報テーブル 5— T3は、所与の宛先グループ識別子を、その宛先グループ識別子を有する中継 MACフレームの転送に使用されるエッジ転送装置および中継転送装置、ならびにそれらの中継ポートの組と対応させて検索更新可能に記録する。中継経路設定情報テーブル更新モジュール 76は、中継経路設定情報テーブル 5—T3と接続されており、前記新規に割り当てられた宛先グループ識別子、前記出力されたエツジ転送装置および中継転送装置ならびにそれらの中継ポートの組を登録することにより前記中継経路設定情報テーブル 5— T3を更新する。中継ポート検索テーブル更新モジュール 78は、前記中継経路設定情報テーブル更新モジュール 76により、前記中継経路設定情報テーブル 5— T3が、前記新規に割り当てられた宛先グループ識別子で更新された場合に、その更新された中継経路設定情報テーブル 5—T3〖こ基づき、中継網 1に接続されているすべてのエッジ転送装置および中継転送装置のうち、前記新規に割り当てられた宛先グループ識別子を有する中継 MACフレームの転送の経路となるエッジ転送装置および中継転送装置がそれぞれ有する中継ポート検索テーブル（たとえば、 2A— T2や 3A— T2)の、各中継ポートがその宛先グループ識別子に対応する中継 MACフレームを中継可能力否かの情報を更新する。前記モジュール（70、 72、 74、 76、 78)および前記テーブル（5— Tl、 5— Τ2、 5— Τ3) は、通常、オペレーション装置 5内のメモリに格納される力外部に記憶し、たとえば通信ポート 5—1を介してオペレーション装置 5を制御するよう構成してもよい。

[0051] 加入者網 4A〜4D内では、図 5に示す MACフレーム形式 12の形式で情報を伝達する。ユーザ MACフレームは、図 5に示すように、宛先 MACアドレス，送信元 MAC アドレス， VLANタグ 12a,ユーザデータの情報を有している。 VLANタグ 12a内には、優先度， VLAN識別子などの情報を含む。ネットワークによっては VLANタグを持たないユーザ MACフレームを転送する。ユーザ MACフレーム形式 12は、一連の IEEE802標準に準拠するものである。

[0052] 加入者網 4Aは，内部に VLAN 10 :4A—1の論理的なネットワークを有しており、 V LAN 10 :4A—1内に端末 4A—11が接続されている。加入者網 4Bは、内部に VLA N 10 :4B— 1と VLAN 20 :4B— 2の論理的なネットワークを有しており、 VLAN 10 : 4B— 1内に端末 4B - 11が接続されて!ヽる。

[0053] 加入者網 4Cは、内部に VLAN 10 :4C— 1と VLAN 20 :4C— 2の論理的なネットワークを有しており、 VLAN 20 :4C— 2内に端末 4C— 21が接続されている。加入者網 4Dは、内部に VLAN 20 :4D— 2の論理的なネットワークを有しており、 VLAN 20 ： 4D— 2内に端末 4D - 21が接続されて!ヽる。

ここでは、加入者網 4A, 4B, 4C, 4Dは、単一のサービス VLAN 100に所属しているとする。

[0054] また、本実施形態では、宛先グループ識別子を中継 MACフレームの宛先アドレスとして付与するものとする。また、本実施形態では、 MACフレームを転送する宛先として、宛先のエッジ転送装置を用いるものとする。

[0055] 本実施形態では、ネットワーク管理者がオペレーション装置 5に対して、管理者入出力 5— 2を通じてサービス VLAN 100の加入者網 4A, 4B, 4Cにそれぞれ所属する VLAN 10 :4A— 1, 4B— 1, 4C— 1の宛先であるエッジ転送装置 2A, 2B, 2Cを入力したとき、オペレーション装置 5は、前記エッジ転送装置の組をキーに宛先経路設定情報テーブル 5— T1を検索し、宛先グループ識別子が検索された場合、検索結果をサービス VLAN 100の VLAN 10に対する宛先グループ識別子として割り当て、宛先グループ識別子が検索されなカゝつた場合、新しい宛先グループ識別子を割り当て、前記エッジ転送装置の組を新、宛先グループ識別子との組み合わせを宛先経路設定情報テーブル 5— T1に登録する。

[0056] サービス VLAN 100, VLAN 10と前記いずれかの手段で得られた宛先グループ識別子の組み合わせを通信ポート 5—1を通じてエッジ転送装置 2A, 2B, 2Cに設定する。

エッジ転送装置 2A, 2B, 2Cは、通信ポート 2A— 1などを通じて前記設定を受信し、宛先グループ識別子検索テーブル 2A— T1に登録する。

[0057] 本実施形態では、前記検索手段の結果、宛先グループ識別子が新規に割り当てられた場合、オペレーション装置 5は前記エッジ転送装置の組を経路計算部 5— 3に入力し、経路計算部 5— 3はトポロジ情報テーブル 5— T2を参照して前記エッジ転送装置 2A, 2B, 2C間を中継するための経路となるエッジ転送装置 2A, 2B, 2C、中継転送装置 3A, 3B, 3Cとその中継ポートを出力し、前記宛先グループ識別子と前記出力結果の組を中継経路設定情報テーブルに登録し、通信ポート 5— 1を通じて出力結果に含まれるエッジ転送装置 2A, 2B, 2C, 中継転送装置 3A, 3B, 3Cに対し、中継ポートの設定情報を送出する。

[0058] エッジ転送装置 2A, 2B, 2C, 中継転送装置 3A, 3B, 3Cは通信ポート 3A— 1などを通じて前記設定を受信し、中継ポート検索テーブル 2A— T2, 3A— T2に登録する。

[0059] 加入者網 4A内の端末 4A— 11からエッジ転送装置 2Aに MACフレームを受信する。受信した MACフレームの形式は MACフレーム形式 12である。この MACフレームの宛先 MACアドレスはブロードキャストアドレス、送信元 MACアドレスは加入者網 4A内にある送信元の端末 4A— 11を表わしている。また、 VLAN識別子は送信元端末、及び宛先端末が所属する VLANの番号を表わしている。この MACフレームでは、 VLAN識別子は 10である。

[0060] エッジ転送装置 2Aは、この MACフレームを MACリレー部 2A—Rで検索するが特定の宛先ではな、ため、受信した加入者ポートから判定されたサービス VLAN識別子と MACフレームの VLAN識別子に基づき宛先グループ識別子テーブル 2A— T 1を検索し、該 MACフレームの宛先グループ識別子を検索する。前記検索手段で宛先グループ識別子が検索された場合、該 MACフレームの転送するための中継 M ACフレームの宛先アドレスは、該宛先グループ識別子となる。

[0061] 次に、エッジ転送装置 2Aは該宛先グループ識別子に基づき中継ポート検索テーブル 2A— T2を検索し、該中継 MACフレームを転送可能な中継ポートを得る。前記検索手段で得られた中継ポートに該中継 MACフレームを送出する。該中継 MACフレームは中継転送装置 3Aを経由し、中継転送装置 3Cに到着する。

[0062] 該中継 MACフレームを受信した中継転送装置 3Cは、該中継 MACフレームを M ACリレー部 2A— Rで検索するが特定の宛先ではないため、該中継 MACフレーム力も宛先アドレスを抽出し、該宛先アドレスに基づき、中継ポート検索テーブル SATSを検索し、該中継 MACフレームを転送可能な中継ポートを得る。

[0063] このとき、図 1における中継転送装置 3Eを経由してサービス VLAN100の VLAN10 は存在しな、ため、中継転送装置 2Eに接続する中継転送装置 3Cの中継ポートは検索されない。同様に、中継転送装置 3Dにおいて中継ポート検索テーブルを検索したときも、エッジ転送装置 3Eに接続する中継ポートは検索されな!、。

[0064] 以上のようにして該中継 MACフレームは、エッジ転送装置 2Bと 2Cのみに到着する。エッジ転送装置 2Bと 2Cは該中継 MACフレームから MACフレームを抽出し、それぞれ加入者網 4Cならびに加入者網 4Dに送出する。 [0065] 〔第二の実施开態〕 Edge+Core+OpS+B-DA+マルチキャストフィルタ

以下、図 6を参照して、本発明の第二の実施形態に係る MACフレーム転送方法のフラッデイング抑制方法、及び MACフレームのフラッデイングの抑制装置にっヽて説明する。

[0066] 本実施形態における、ネットワークの構成例を図 6に示す。第一の実施形態における図 1の例と同一の部分については、詳細な説明を省略する。エッジ転送装置ならびに中継転送装置の構成例は第一の実施形態（実施例 1)と同一であるので省略する

[0067] 加入者網 4Aはマルチキャストグループ 10を受信する端末 4A— 31が接続されて!ヽる。加入者網 4Bはマルチキャストグループ 10を受信する端末 4B— 31が接続されている。加入者網 4Cはマルチキャストグループ 10を受信する端末 4C— 31が接続されて、る。加入者網 4Dはマルチキャストグループ 10を受信しな、端末 4D— 31が接続されている。

[0068] 本実施形態では、宛先グループ識別子を中継 MACフレームの宛先アドレスとして付与するものとする。

また、本実施例では MACフレームを転送する宛先として宛先のエッジ転送装置を用いるものとする。なお、前述のように、本発明に係るフラッデイング抑制方法においては、 MACフレームを転送する宛先として、宛先のエッジ転送装置以外にも、宛先の中継ポート，宛先の加入者ポート，宛先の MACアドレス等を用いることができる。

[0069] ネットワーク管理者がオペレーション装置 5に対して、管理者入出力 5— 2を通じてサービス VLAN100の加入者網 4A, 4B, 4Cでマルチキャストグループ 10を受信する端末 4A— 31, 4B- 31, 4C— 31の宛先であるエッジ転送装置 2A, 2B, 2Cを入力したとき、オペレーション装置 5は前記エッジ転送装置の組をキーに宛先経路設定情報テーブルを検索し、前記検索手段で宛先グループ識別子が検索された場合、検索結果をサービス VLAN100のマルチキャストグループ 10に対する宛先グループ識別子として割り当て、宛先グループ識別子が検索されなカゝつた場合、新しい宛先グループ識別子を割り当て、前記エッジ転送装置の組と新 Uヽ宛先グループ識別子との組み合わせを宛先経路設定情報テーブルに登録する。サービス VLAN100,マルチキャストグループ 10と前記いずれかの手段で得られた宛先グループ識別子の組み合わせを通信ポート 5— 1を通じて前記設定を受信し、宛先グループ識別子検索テーブル 2A—T1に登録する。

[0070] 前記検索手段の結果、宛先グループ識別子が新規に割り当てられた場合、ォペレーシヨン装置 5は前記エッジ転送装置の組を経路計算部 5— 3に入力し、経路計算部 5— 3はトポロジ情報テーブル 5— T2を参照して前記エッジ転送装置 2A, 2B, 2C 間を中継するための経路となるエッジ転送装置 2A, 2B, 2C、中継転送装置 3A, 3 B, 3Cとその中継ポートを出力し、前記宛先グループ識別子と前記出力結果の組を中継経路設定情報テーブルに登録し、通信ポート 5— 1を通じて出力結果に含まれるエッジ転送装置 2A, 2B, 2C, 中継転送装置 3A, 3B, 3Cに対し、中継ポートの設定情報を送出する。

[0071] エッジ転送装置 2A, 2B, 2C, 中継転送装置 3A, 3B, 3Cは、通信ポート 3A— 1などを通じて前記設定を受信し、中継ポート検索テーブル 2A— T2, 3A— T2に登録する。

加入者網 4A内の端末 4A— 11からエッジ転送装置 2Aに MACフレームを受信する。受信した MACフレームの形式は MACフレーム形式 12である。この MACフレームの宛先 MACアドレスは、マルチキャストグループ 10を表わすマルチキャストァドレス、送信元 MACアドレスは加入者網 4A内にある送信元の端末 4A— 11を表わしている。また、 VLANタグはないものとする。

[0072] エッジ転送装置 2Aは、この MACフレームを MACリレー部 2A—Rで検索するが特定の宛先ではな、ため、受信した加入者ポート 0から判定されたサービス VLAN識別子と MACフレームの宛先アドレスのマルチキャストアドレスに基づき宛先グループ識別子検索テーブル 2A—T1を検索し、該 MACフレームの宛先グループ識別子を検索する。

前記検索手段で宛先グループ識別子が検索された場合、該 MACフレームの転送するための中継 MACフレームの宛先アドレスは、該宛先グループ識別子となる。

[0073] 次に、エッジ転送装置 2Aは該宛先グループ識別子に基づき中継ポート検索テーブル 2A— T2を検索し、該中継 MACフレームを転送可能な中継ポートを得る。前記検索手段で得られた中継ポートに該中継 MANフレームを送出する。該中継 MACフレームは中継転送装置 3Aを経由し、中継転送装置 3Cに到着する。

[0074] 該中継 MACフレームを受信した中継転送装置 3Cは、該中継 MACフレームを M ACリレー部 2A— Rで検索するが特定の宛先ではないため、該中継 MACフレーム力も宛先アドレスを抽出し、該宛先アドレスに基づき、中継ポート検索テーブル SATSを検索し、該中継 MACフレームを転送可能な中継ポートを得る。このとき、図 1における中継転送装置 3Eを経由してサービス VLAN100のマルチキャストグループ 10 を受信する端末は存在しないため、中継転送装置 3Eに接続する中継転送装置 3C の中継ポートは検索されない。同様に、中継転送装置 3Dにおいて中継ポート検索テ一ブル 3A—T2を検索したときも、エッジ転送装置 2Eに接続する中継ポートは検索されない。

[0075] 以上のようにして、該中継 MACフレームは、エッジ転送装置 2Bと 2Cのみに到着する。エッジ転送装置 2Bと 2Cは該中継 MACフレームから MACフレームを抽出し、それぞれ加入者網 4Cならびに加入者網 4Dに送出する。

これにより、ブリッジが受信したポート以外の全てにポートに MACフレームを同報するため、ネットワークに接続された端末は受信の必要のない MACフレームを受信する可能性が増大し、また、ブリッジ間を接続するリンクは転送する必要のない MAC フレームによって帯域を圧迫される可能性があるという問題点を解消することができる

[0076] 上記実施形態は、いずれも本発明の一例を示したものであり、本発明はこれらに限定されるものではなぐ本発明の趣旨を変更しない範囲内で適宜の変更 ·改良を行つてもよ、ことは、うまでもな！/、。

Claims

請求の範囲

[1] 複数の加入者ローカルエリアネットワーク力それぞれ少なくとも一つの加入者ポートおよび少なくとも一つの中継ポートを有する複数のエッジ転送装置を介して、中継網に接続されることによって実現する仮想ローカルエリアネットワークの、当該中継網におけるフラッデイングを抑制するための、 MACフレーム転送方法であって、エッジ転送装置において、加入者ローカルエリアネットワーク力その加入者ポートを介して MACフレームを受信するステップと、

前記 MACフレームが受信された加入者ポートから当該 MACフレームに対応するサービス VLAN識別子を特定するステップと、

前記 MACフレームの送信元および一つないし複数の宛先の組を識別する宛先グループ識別子を取得するステップと、

前記取得された宛先グループ識別子に基づき、前記少なくとも一つの中継ポートの中に当該 MACフレームを転送する一つ以上の中継ポートがある力否かを判定するステップと、

前記 MACフレームを転送する一つ以上の中継ポートがあると判定された場合に、少なくとも前記 MACフレームおよび前記サービス VLAN識別子を含む中継 MACフレームを生成するステップと、

前記中継 MACフレームに前記宛先グループ識別子を付与するステップと、前記宛先グループ識別子が付与された中継 MACフレームを前記一つ以上の中継ポートに転送するステップと

を含むことを特徴とする方法。

[2] 前記少なくとも一つの加入者ポートの中に、前記受信した加入者ポート以外の、前記特定されたサービス VLAN識別子に対応する一つ以上の加入者ポートがあるか否かを判定するステップと、

前記特定されたサービス VLAN識別子に対応する一つ以上の加入者ポートがあると判定された場合に、その一つ以上の加入者ポートに前記 MACフレームを転送するステップと

をさらに含むことを特徴とする請求の範囲第 1項に記載の方法。 [3] 前記エッジ転送装置において、前記中継網から中継ポートを介して中継 MACフレームを受信するステップと、

前記中継 MACフレームの宛先グループ識別子を特定するステップと、前記特定された宛先グループ識別子に基づき、前記少なくとも一つの中継ポートの中に、前記受信した中継ポート以外の、当該中継 MACフレームを転送する一つ以上の中継ポートがある力否かを判定するステップと、

前記中継 MACフレームを転送する一つ以上の中継ポートがあると判定された場合に、その中継 MACフレームを、前記一つ以上の中継ポートに転送するステップとをさらに含むことを特徴とする請求の範囲第 1項に記載の方法。

[4] 前記エッジ転送装置において、前記中継網から中継ポートを介して中継 MACフレームを受信するステップと、

前記少なくとも一つの加入者ポートの中に、前記受信した中継 MACフレームのサ一ビス VLAN識別子に対応する一つ以上の加入者ポートがあるカゝ否かを判定するステツプと、

前記中継 MACフレームのサービス VL AN識別子に対応する一つ以上の加入者ポートがあると判定された場合に、前記中継 MACフレーム力 MACフレームを抽出して、その抽出された MACフレームを前記一つ以上の加入者ポートに転送するステップと

をさらに含むことを特徴とする請求の範囲第 1項に記載の方法。

[5] 受信される MACフレームのヘッダ情報の少なくとも一部、その MACフレームを受信する前記加入者ポート、およびその MACフレームに対応するサービス VLAN識別子のうち少なくとも一つを、宛先グループ識別子に対応させて検索更新可能に記録する宛先グループ識別子検索テーブルを設定するステップをさらに含み、前記宛先グループ識別子を取得するステップは、前記宛先グループ識別子検索テ一ブルを検索するステップを含むことを特徴とする請求の範囲第 1項に記載の方法。

[6] 宛先グループ識別子を、一つまたは複数の中継ポートおよび各中継ポートがその宛先グループ識別子に対応する中継 MACフレームを中継可能カゝ否かの情報と対応させて検索更新可能に記録する中継ポート検索テーブルを設定するステップをさらに含み、

前記中継 MACフレームを転送する一つ以上の中継ポートがあるか否かを判定するステップは、前記中継ポート検索テーブルを検索するステップを含むことを特徴とする請求の範囲第 1項または第 3項に記載の方法。

[7] 前記 MACフレームの宛先グループ識別子を取得するステップで、宛先グループ識別子の取得に失敗した場合に、前記 MACフレームを廃棄するステップをさらに含むことを特徴とする請求の範囲第 1項に記載の方法。

[8] 前記受信された MACフレームにユーザデータがカプセル化されて!/、るか否かを判定し、ユーザデータがカプセルィ匕されていないと判定された場合に、当該 MACフレームを廃棄するステップをさらに含むことを特徴とする請求の範囲第 1項に記載の方法。

[9] 前記中継 MACフレームは、宛先アドレスをさらに含み、

前記宛先グループ識別子を付与するステップでは、前記宛先グループ識別子を、前記中継 MACフレームの宛先アドレスとしてセットすることを特徴とする請求の範囲第 1項に記載の方法。

[10] 前記中継 MACフレームは、前記 MACフレームに対応する転送用 VLAN識別子をさらに含み、

前記宛先グループ識別子を付与するステップでは、前記宛先グループ識別子を、前記転送用 VLAN識別子としてセットすることを特徴とする請求の範囲第 1項に記載の方法。

[11] 前記宛先グループ識別子を付与するステップでは、前記宛先グループ識別子を、前記中継 MACフレームのサービス VLAN識別子としてセットすることを特徴とする請求の範囲第 1項に記載の方法。

[12] 少なくとも二つの中継ポートを有する中継転送装置において、前記中継網からその中継ポートを介して中継 MACフレームを受信するステップと、

前記中継 MACフレームの宛先グループ識別子を特定するステップと、前記特定された宛先グループ識別子に基づき、前記少なくとも二つの中継ポートの中に、前記受信した中継ポート以外の、当該中継 MACフレームを転送する一つ以上の中継ポートがある力否かを判定するステップと、

[13] 前記中継網に接続されたすベてのエッジ転送装置および中継転送装置によって構成されるノードの物理的接続形態および各ノードを接続する中継ポートを示すトポロジ情報に基づき、前記中継 MACフレームがその宛先グループ識別子により特定される一つないし複数の宛先に転送される経路を求め、その転送に使用されるエッジ転送装置および中継転送装置ならびにそれらの中継ポートを出力するステップをさらに含み、

前記中継 MACフレームを転送する一つ以上の中継ポートがあるか否かを判定するステップでは、前記出力されたエッジ転送装置および中継転送装置ならびにそれらの中継ポートに基づいて、判定がなされることを特徴とする請求の範囲第 1項または第 12項に記載の方法。

[14] 宛先グループ識別子を、一つまたは複数の中継ポートおよび各中継ポートがその宛先グループ識別子に対応する中継 MACフレームを中継可能カゝ否かの情報と対応させて検索更新可能に記録する中継ポート検索テーブルを設定するステップをさらに含み、

前記中継 MACフレームを転送する一つ以上の中継ポートがあるか否かを判定するステップは、前記特定された宛先グループ識別子で、前記中継ポート検索テープルを検索するステップを含むことを特徴とする請求の範囲第 12項に記載の方法。

[15] 所与の宛先グループ識別子に対して、前記中継網に接続されたすベてのエッジ転送装置および中継転送装置によって構成されるノードの物理的接続形態および各ノードを接続する中継ポートを示すトポロジ情報に基づき、中継 MACフレームがその宛先グループ識別子により特定される一つないし複数の宛先に転送される経路を求め、その転送に使用されるエッジ転送装置および中継転送装置ならびにそれらの中継ポートを出力するステップと、

前記出力されたエッジ転送装置および中継転送装置ならびにそれらの中継ポートにより、前記中継ポート検索テーブルを更新するステップと

をさらに含むことを特徴とする請求の範囲第 6項に記載の方法。

[16] 所与の宛先グループ識別子に対して、前記中継網に接続されたすベてのエッジ転送装置および中継転送装置によって構成されるノードの物理的接続形態および各ノードを接続する中継ポートを示すトポロジ情報に基づき、中継 MACフレームがその宛先グループ識別子により特定される一つないし複数の宛先に転送される経路を求め、その転送に使用されるエッジ転送装置および中継転送装置ならびにそれらの中継ポートを出力するステップと、

をさらに含むことを特徴とする請求の範囲第 14項に記載の方法。

[17] MACフレームの送信元および一つないし複数の宛先の組を、宛先グループ識別子と対応させて検索更新可能に記録する宛先経路設定情報テーブルを設定するステツプと、

ネットワーク管理者に、複数の宛先の組を入力させるステップと、

前記宛先経路設定情報テーブルを検索して、前記入力された一つな!/ヽし複数の宛先の組に対応する宛先グループ識別子が取得された場合に、その取得された宛先グループ識別子を出力し、取得されなカゝつた場合に、未使用の宛先グループ識別子を新規に割り当てて前記宛先経路設定情報テーブルに登録してその割り当てられた宛先グループ識別子を出力するステップと、

前記新規に割り当てられた宛先グループ識別子を含む宛先経路設定情報テープルに基づき、前記複数のエッジ転送装置のうち、前記宛先グループ識別子を有する中継 MACフレームの宛先となる一つないし複数のエッジ転送装置がそれぞれ有する宛先グループ識別子検索テーブルを更新するステップと

をさらに含むことを特徴とする請求の範囲第 5項に記載の方法。

[18] 前記中継網に接続されたすベてのエッジ転送装置および中継転送装置によって構成されるノードの物理的接続形態および各ノードを接続する中継ポートを示すトポロジ情報を検索更新可能に記録するトポロジ情報テーブルを設定するステップと、前記すベてのエッジ転送装置において、宛先グループ識別子を、一つまたは複数の中継ポートおよび各中継ポートがその宛先グループ識別子に対応する中継 MAC フレームを中継可能力否かの情報と対応させて検索更新可能に記録する中継ポート検索テーブルを設定するステップと、

前記すベての中継転送装置において、宛先グループ識別子を、一つまたは複数の中継ポートおよび各中継ポートがその宛先グループ識別子に対応する中継 MACフレームを中継可能力否かの情報と対応させて検索更新可能に記録する中継ポート検索テーブルを設定するステップと、

所与の宛先グループ識別子を、その宛先グループ識別子を有する中 «MACフレームの転送に使用されるエッジ転送装置および中継転送装置、ならびにそれらの中継ポートの組と対応させて検索更新可能に記録する中継経路設定情報テーブルを設定するステップと、

前記宛先経路設定情報テーブルに宛先グループ識別子が新規に登録された場合に、前記トポロジ情報テーブルに基づき、前記新規に割り当てられた宛先グループ識別子を有する中継 MACフレームが該宛先グループ識別子により特定される一つないし複数の宛先に転送される経路を求め、その転送に使用されるエッジ転送装置および中継転送装置ならびにそれらの中継ポートを出力するステップと、

前記新規に割り当てられた宛先グループ識別子、前記出力されたエッジ転送装置および中継転送装置ならびにそれらの中継ポートの組を登録することにより前記中継経路設定情報テーブルを更新するステップと、

前記中継経路設定情報テーブルが、前記新規に割り当てられた宛先グループ識別子で更新された場合に、その更新された中継経路設定情報テーブルに基づき、前記すベてのエッジ転送装置および中継転送装置のうち、前記新規に割り当てられた宛先グループ識別子を有する中継 MACフレームの転送の経路となるエッジ転送装置および中継転送装置がそれぞれ有する中継ポート検索テーブルを更新するステツプと

をさらに含むことを特徴とする請求の範囲第 17項に記載の方法。

加入者サイトから MACフレームを送受信する単数あるいは複数の加入者ポートと、加入者ポートに対応する単数あるいは複数のサービス VLAN識別子が予め定められ、加入者ポートから受信された MACフレームは、該加入者ポートに対応するサービス VLAN識別子に対応し、中継網から中継 MACフレームを送受信する単数あるいは複数の中継ポートを備え、

中継 MACフレームは、 MACフレーム，該 MACフレームに対応するサービス VLA N識別子および中継網における送信元に対応する送信元アドレス並びに宛先に対応する宛先アドレスを少なくとも含み、 MACフレームを加入者ポートから受信した際に、当該 MACフレームにユーザデータがカプセル化されている場合、当該 MACフレームを MACリレー部に転送し、 MACリレー部は、当該 MACフレームを受信した加入者ポート以外の加入者ポートであって、かつ当該 MACフレームに対応するサービス VLAN識別子に対応する単数ある!/、は複数の加入者ポートに当該 MACフレームを転送する第一のリレー処理、及び当該 MACフレーム及び当該 MACフレームに対応するサービス VLAN識別子を含む中継 MACフレームを、単数あるいは複数の中継ポートに転送する第二のリレー処理の、、ずれか一方あるいは両方の処理を行う力さもなければ、当該 MACフレームを廃棄し、中継 MACフレームを中継ポートから受信した際に、該中継 MACフレームにユーザデータをカプセル化した MACフレームが含まれている場合、該中継 MACフレームを MACリレー部に転送し、 MAC リレー部は、当該 MACフレームに対応するサービス VLAN識別子に対応する単数あるいは複数の加入者ポートに当該 MACフレームを転送する第三のリレー処理、及び該中継 MACフレームを、前記中継 MACフレームを受信した中継ポート以外の、単数あるいは複数の中継ポートに転送する第四のリレー処理の、、ずれか一方あるいは両方の処理を行う力、さもなければ前記中継 MACフレームを廃棄し、 MACフレームを転送する宛先として、宛先の中継ポート、宛先の加入者ポート、宛先のエッジ転送装置、宛先の MACアドレスの、ずれかを用いるエッジ転送装置におけるフラッデイング抑制方法であって、

中継 MACフレームを転送する宛先の組み合わせを識別する宛先グループ識別子が予め定められ、前記エッジ転送装置は、 MACフレームのヘッダ情報の一部または全てと、当該 MACフレームを受信したポートと、当該 MACフレームに対応するサービス VLAN識別子のうち一つ以上の組み合わせをキーとして、宛先グループ識別子が検索できる宛先グループ識別子検索テーブルと、宛先グループ識別子をキーとして、送信する単数または複数の中継ポート、または送信しない単数または複数の中継ポートが検索できる、中継ポート検索テーブルとを有し、

前記エッジ転送装置力 MACフレームを加入者ポートから受信した際に、当該 M ACフレームのヘッダ情報と、当該 MACフレームを受信したポートと、当該 MACフレームに対応するサービス VLAN識別子のうち一つ以上の組み合わせをキーに前記宛先グループ識別子検索テーブルから宛先グループ識別子を検索する宛先グループ識別子検索ステップと、この宛先グループ識別子検索ステップで宛先グループ識別子が検索された場合で、かつ当該 MACフレームが MACリレー部によって単数あるいは複数の中継ポートに転送される場合、当該 MACフレームに対応するサービス VLAN識別子を含む中継 MACフレームの予め定められた場所に、前記検索された宛先グループ識別子を付与する宛先グループ識別子付与ステップと、前記検索された宛先グループ識別子をキーに、前記中継ポート検索テーブルから中継ポートを検索する中継ポート検索ステップと、この中継ポート検索ステップで送信する単数または複数の中継ポートが検索された場合、前記中継 MACフレームを当該中継ポートに送信可能とし、送信しない単数または複数の中継ポートが検索された場合は、前記中継 MACフレームは当該中継ポートに送信不可能とするステップと、を含むことを特徴とするフラッデイング抑制方法。

[20] 前記エッジ転送装置は、前記宛先グループ識別子を前記中継 MACフレームの宛先アドレスとして付与するステップを含むことを特徴とする請求の範囲第 19項に記載のフラッデイング抑制方法。

[21] 前記中継 MACフレームは、前記 MACフレームに対応する転送用 VLAN識別子を少なくとも含み、前記エッジ転送装置は、宛先グループ識別子を前記中継 MACフレームの転送用 VLAN識別子として付与するステップを含むことを特徴とする請求の範囲第 19項に記載のフラッデイング抑制方法。

[22] 前記エッジ転送装置は、前記宛先グループ識別子を前記中継 MACフレームのサ一ビス VLAN識別子として付与するステップを含むことを特徴とする請求の範囲第 1 9項に記載のフラッデイング抑制方法。

[23] 前記エッジ転送装置は、前記宛先グループ識別子を前記中継 MACフレームのサ一ビス VLAN識別子と宛先アドレスの組として付与するステップを含むことを特徴とする請求の範囲第 19項に記載のフラッデイング抑制方法。

[24] 前記エッジ転送装置と、単数または複数のエッジ転送装置の設定，操作，管理，監視のうち少なくとも一つを行い、ネットワーク管理者力の入出力機能を備えたォペレーシヨン装置とを、単数または複数組み合わせたネットワークシステムにおけるフラッデイング抑制方法であって、

前記オペレーション装置は、 MACフレームを転送する複数の宛先の組をキーに宛先グループ識別子が検索できる、宛先経路設定情報テーブルを持ち、

オペレーション装置力ネットワーク管理者力も複数の宛先の組を入力された際に、該複数の宛先の組をキーに宛先経路設定情報テーブルを検索する宛先経路設定情報テーブル検索ステップと、この宛先経路設定情報テーブル検索ステップで宛先グループ識別子が検索された場合、該宛先グループ識別子を出力し、前記宛先経路設定情報テーブルを検索ステップで宛先グループ識別が検索されなカゝつた場合、該複数の宛先の組に対し未使用の宛先グループ識別子を新規に割り当て、その組み合わせを宛先経路設定情報テーブルに登録し、該宛先グループ識別子を出力する宛先グループ識別子出力ステップとを含むことを特徴とする請求の範囲第 19項に記載のフラッデイング抑制方法。

[25] 前記エッジ転送装置と、単数または複数のエッジ転送装置の設定，操作，管理，監視のうち少なくとも一つを行い、ネットワーク管理者力の入出力機能を備えたォペレーシヨン装置と、中継網から中継 MACフレームを送受信する単数あるいは複数の中継ポートを備え、中継 MACフレームを中継ポートから受信した際に、該中継 MACフレームを MACリレー部に転送し、該 MACリレー部は、該中継 MACフレームを、該中継 MACフレームを受信した中継ポート部以外の、単数あるいは複数の中継ポートに転送する第五のリレー処理を行うか、さもなければ該中継 MACフレームを廃棄する中継転送装置とを、単数または複数組み合わせたネットワークシステムにおけるフラッデイング抑制方法であって、前記中継転送装置は、宛先グループ識別子をキーとして、送信する単数または複数の中継ポート、または送信しない単数または複数の中継ポートが検索できる、中継ポート検索テーブルを有し、前記中継転送装置が、中継 MACフレームを中継ポート力も受信した際に、該中継 MACフレーム力も宛先グループ識別子を抽出する宛先グループ識別子抽出ステップと、この宛先グループ識別子抽出ステップにお、て抽出された宛先グループ識別子をキーに、前記中継ポート検索テーブルから中継ポートを検索する中継ポート検索ステップと、この中継ポート検索ステップで送信する単数または複数の中継ポートが検索された場合、該中継 MACフレームを該中継ポートに送信可能とし、送信しない単数または複数の中継ポートが検索された場合は、該中継 MACフレームは該中継ポートに送信不可能とするステップと、を含むことを特徴とする請求の範囲第 19項に記載のフラッデイング抑制方法。

前記エッジ転送装置と、単数または複数のエッジ転送装置の設定，操作，管理，監視のうち少なくとも一つを行い、ネットワーク管理者力の入出力機能を備えたォペレーシヨン装置と、中継網から中継 MACフレームを送受信する単数あるいは複数の中継ポートを備え、中継 MACフレームを中継ポートから受信した際に、該中継 MACフレームを MACリレー部に転送し、該 MACリレー部は、該中継 MACフレームを、該中継 MACフレームを受信した中継ポート部以外の、単数あるいは複数の中継ポートに転送する第五のリレー処理を行うか、さもなければ該中継 MACフレームを廃棄する中継転送装置とを、単数または複数組み合わせたネットワークシステムにおけるフラッデイング抑制方法であって、

前記オペレーション装置は、単数または複数の中継転送装置の設定，操作，管理 ,監視のうち少なくとも一つを行う機能と、エッジ転送装置または中継転送装置をキ一に、その装置に接続しているエッジ転送装置または中継転送装置、及びその接続の両端の中継ポートを検索できるトポロジ情報テーブルと、複数の宛先をキーにトポロジ情報テーブルを検索し、その複数の宛先の間の経路となる複数のエッジ転送装置または中継転送装置とその中継ポートを出力する経路計算部と、宛先グループ識別子をキーに、単数または複数のエッジ転送装置または中継転送装置と中継ポートの組を検索できる中継経路設定情報テーブルとを有し、前記オペレーション装置が、ネットワーク管理者から複数の宛先の組を入力された際に、該複数の宛先の組に対応する宛先グループ識別子が新規に割り当てられた場合、該複数の宛先を経路計算部に入力し、複数のエッジ転送装置または中継転送装置と中継ポートを出力するステップと、該複数の宛先の組に対応する宛先ダループ識別子と該出力結果の組を中継経路設定情報テーブルに登録するステップと、該出力結果に含まれる各エッジ転送装置ならびに中継転送装置に対し、対応する中継ポートの設定情報を送出するステップと、エッジ転送装置ならびに中継転送装置が、オペレーション装置力も前記ステップの通り設定情報を受信した際に、その設定情報に従い中継ポートの設定を変更するステップとを含むことを特徴とする請求の範囲第 24項に記載のフラッデイング抑制方法。

加入者ローカルエリアネットワークを中継網に接続することによって仮想ローカルェリアネットワークに参加させるエッジ転送装置であって、

前記加入者ローカルエリアネットワークとの間で MACフレームを送受信する少なくとも一つの加入者ポートと、

前記中継網との間で中継 MACフレームを送受信する少なくとも一つの中継ポートと、

受信される MACフレームのヘッダ情報の少なくとも一部、その MACフレームを受信する加入者ポート、およびその MACフレームに対応するサービス VLAN識別子のうち少なくとも一つを、前記 MACフレームの送信元および一つないし複数の宛先の組を識別する宛先グループ識別子に対応させて検索更新可能に記録する宛先グループ識別子検索テーブルと、

宛先グループ識別子を、一つまたは複数の中継ポートおよび各中継ポートがその宛先グループ識別子に対応する中継 MACフレームを中継可能カゝ否かの情報と対応させて検索更新可能に記録する中継ポート検索テーブルと、

MACフレームを加入者ポートから受信した場合に、当該 MACフレームのヘッダ情報の少なくとも一部、その MACフレームを受信した加入者ポート、およびその MAC フレームに対応するサービス VLAN識別子のうち少なくとも一つによって、前記宛先グループ識別子検索テーブルを検索し、宛先グループ識別子を取得する宛先ダループ識別子検索モジュールと、

前記宛先グループ識別子検索モジュールが宛先グループ識別子を取得した場合に、その宛先グループ識別子によって、前記中継ポート検索テーブルで、前記少なくとも一つの中継ポートの中から当該 MACフレームを転送する一つ以上の中継ポートを検索する中継ポート検索モジュールと、

前記中継ポート検索モジュールで、前記少なくとも一つの中継ポートの中から当該 MACフレームを転送する一つ以上の中継ポートが検索された場合に、その転送する一つ以上の中継ポートを送信可能にし、それ以外の中継ポートを送信不能にする送信制御モジュールと、

前記 MACフレームが受信された加入者ポートから、当該 MACフレームに対応するサービス VLAN識別子を特定し、少なくとも前記 MACフレームおよび前記サービス VLAN識別子を含む中継 MACフレームを生成し、前記中継ポート検索モジユールにより検索された一つ以上の中継ポートに転送する MACリレー部と、

前記 MACリレー部により前記一つ以上の中継ポートに転送される中継 MACフレームに前記宛先グループ識別子検索モジュールにより取得された宛先グループ識別子を付与する宛先グループ識別子付与モジュールと

を含むことを特徴とするエッジ転送装置。

[28] 複数の加入者ローカルエリアネットワーク力それぞれ少なくとも一つの加入者ポートおよび少なくとも一つの中継ポートを有する複数のエッジ転送装置を介して、中継網に接続されることによって実現する仮想ローカルエリアネットワークの、該中継網におけるフラッデイングを抑制するシステムであって、

前記複数のエッジ転送装置は、請求の範囲第 27項に記載のエッジ転送装置を含むことを特徴とするシステム。

[29] 前記中継網を構成する前記複数のエッジ転送装置および他の中継転送装置のうちの少なくとも二つとそれぞれ接続する少なくとも二つの中継ポートを有する中継転送装置をさらに含む請求の範囲第 28項に記載のシステムであって、

前記中継転送装置は、

前記中継網力もその中継ポートを介して受信した中継 MACフレームの宛先グループ識別子を抽出する宛先グループ識別子抽出モジュールと、宛先グループ識別子を、一つまたは複数の中継ポートおよび各中継ポートがその宛先グループ識別子に対応する中継 MACフレームを中継可能カゝ否かの情報と対応させて検索更新可能に記録する中継ポート検索テーブルと、

前記宛先グループ識別子抽出モジュールが抽出した前記中継 MACフレームの宛先グループ識別子によって、前記中継ポート検索テーブルで、前記少なくとも二つの中継ポートのうち前記受信した中継ポート以外の中継ポートから、当該中継 MACフレームを転送する一つ以上の中継ポートを検索する中継ポート検索モジュールと、前記中継ポート検索モジュールで、前記中継 MACフレームを転送する一つ以上の中継ポートが検索された場合に、その転送する一つ以上の中継ポートを送信可能にし、それ以外の中継ポートを送信不能にする送信制御モジュールと、

前記中継 MACフレームを、前記中継ポート検索モジュールにより検索された一つ以上の中継ポートに転送する MACリレー部と

を含むことを特徴とするシステム。

ネットワーク管理者が入出力する機能を備えたオペレーション装置をさらに含む請求の範囲第 29項に記載のシステムであって、

前記オペレーション装置は、

MACフレームの送信元および一つな!/、し複数の宛先の組を、宛先グループ識別子と対応させて検索更新可能に記録する宛先経路設定情報テーブルと、

ネットワーク管理者力も入力された複数の宛先の組によって、前記宛先経路設定情報テーブルを検索する宛先経路設定情報テーブル検索モジュールと、

前記宛先経路設定情報テーブル検索モジュールで、前記入力された一つな、し複数の宛先の組に対応する宛先グループ識別子が取得された場合に、その取得された宛先グループ識別子を出力し、取得されなカゝつた場合に、未使用の宛先グループ識別子を新規に割り当てて前記宛先経路設定情報テーブルに登録してその割り当てられた宛先グループ識別子を出力する宛先グループ識別子登録出力モジユールと、

前記新規に割り当てられた宛先グループ識別子を含む宛先経路設定情報テープルに基づき、前記複数のエッジ転送装置のうち、前記宛先グループ識別子を有する中継 MACフレームの宛先となる一つないし複数のエッジ転送装置がそれぞれ有する宛先グループ識別子検索テーブルを更新する宛先グループ識別子更新モジユールと、

所与の宛先グループ識別子に対して、前記中継網に接続されたすベてのエッジ転送装置および中継転送装置によって構成されるノードの物理的接続形態および各ノードを接続する中継ポートを示すトポロジ情報を、検索更新可能に記録するトポロジ情報テーブルと、

前記宛先グループ識別子登録出力モジュールにより、前記宛先経路設定情報テ一ブルに宛先グループ識別子が新規に登録された場合に、前記トポロジ情報テープルを検索し、前記新規に割り当てられた宛先グループ識別子を有する中継 MACフレームがその宛先グループ識別子により特定される一つないし複数の宛先に転送される経路を求め、その転送に使用されるエッジ転送装置および中継転送装置ならびにそれらの中継ポートを出力する経路計算部と、

所与の宛先グループ識別子を、その宛先グループ識別子を有する中 «MACフレームの転送に使用されるエッジ転送装置および中継転送装置、ならびにそれらの中継ポートの組と対応させて検索更新可能に記録する中継経路設定情報テーブルと、前記新規に割り当てられた宛先グループ識別子、前記出力されたエッジ転送装置および中継転送装置ならびにそれらの中継ポートの組を登録することにより前記中継経路設定情報テーブルを更新する中継経路設定情報テーブル更新モジュールと、前記中継経路設定情報テーブル更新モジュールにより、前記中継経路設定情報テーブルが、前記新規に割り当てられた宛先グループ識別子で更新された場合に、その更新された中継経路設定情報テーブルに基づき、前記すベてのエッジ転送装置および中継転送装置のうち、前記新規に割り当てられた宛先グループ識別子を有する中継 MACフレームの転送の経路となるエッジ転送装置および中継転送装置がそれぞれ有する中継ポート検索テーブルの、各中継ポートがその宛先グループ識別子に対応する中継 MACフレームを中継可能力否かの情報を更新する中継ポート検索テーブル更新モジュールとを含むことを特徴とするシステム。

[31] 複数の加入者ローカルエリアネットワーク力それぞれ少なくとも一つの加入者ポートおよび少なくとも一つの中継ポートを有する複数のエッジ転送装置を介して、中継網に接続されることによって実現する仮想ローカルエリアネットワークの、該中継網におけるフラッデイングを抑制するシステムであって、

前記エッジ転送装置は、 MACフレームのヘッダ情報の一部または全てと、当該 M ACフレームを受信したポートと、当該 MACフレームに対応するサービス VLAN識別子のうち一つ以上の組み合わせをキーとして、宛先グループ識別子が検索できる宛先グループ識別子検索テーブルと、宛先グループ識別子をキーとして、送信する単数または複数の中継ポート、または送信しな、単数または複数の中継ポートが検索できる、中継ポート検索テーブルとを有し、

MACフレームを加入者ポートから受信した際に、当該 MACフレームのヘッダ情報と、当該 MACフレームを受信したポートと、当該 MACフレームに対応するサービス VLAN識別子のうち一つ以上の組み合わせをキーに前記宛先グループ識別子検索テーブルから宛先グループ識別子を検索する宛先グループ識別子検索手段と、宛先グループ識別子が検索された場合で、かつ当該 MACフレームが MACリレー部によって単数あるいは複数の中継ポートに転送される場合、当該 MACフレームに対応するサービス VLAN識別子を含む中継 MACフレームの予め定められた場所に、前記検索された宛先グループ識別子を付与する宛先グループ識別子付与手段と、前記検索された宛先グループ識別子をキーに、前記中継ポート検索テーブルから中継ポートを検索する中継ポート検索手段と、この中継ポート検索手段により送信する単数または複数の中継ポートが検索された場合、前記中継 MACフレームを当該中継ポートに送信可能とし、送信しない単数または複数の中継ポートが検索された場合は、前記中継 MACフレームは当該中継ポートに送信不可能とする送信制御手段と、を含むことを特徴とするシステム。

[32] 前記構成に加えて、

単数または複数のエッジ転送装置の設定，操作，管理，監視のうち少なくとも一つを行い、ネットワーク管理者力もの入出力機能を備えたオペレーション装置を、単数または複数組み合わせたネットワークシステムに用いられるシステムであって、前記オペレーション装置は、 MACフレームを転送する複数の宛先の組をキーに宛先グループ識別子が検索できる、宛先経路設定情報テーブルを持ち、

前記オペレーション装置が、ネットワーク管理者から複数の宛先の組を入力された際に、該複数の宛先の組をキーに宛先経路設定情報テーブルを検索する宛先経路設定情報テーブル検索手段と、この宛先経路設定情報テーブル検索手段により宛先グループ識別子が検索された場合、該宛先グループ識別子を出力し、前記宛先経路設定情報テーブルを検索ステップで宛先グループ識別が検索されなカゝつた場合、該複数の宛先の組に対し未使用の宛先グループ識別子を新規に割り当て、その組み合わせを宛先経路設定情報テーブルに登録し、該宛先グループ識別子を出力する宛先グループ識別子出力手段とを含むことを特徴とする請求の範囲第 31項に記載のシステム。

前記構成にカ卩えて、

中継網から中継 MACフレームを送受信する単数あるいは複数の中継ポートを備え、中継 MACフレームを中継ポートから受信した際に、該中継 MACフレームを MAC リレー部に転送し、該 MACリレー部は、該中継 MACフレームを、該中継 MACフレームを受信した中継ポート部以外の、単数あるいは複数の中継ポートに転送する第五のリレー処理を行うか、さもなければ該中継 MACフレームを廃棄する中継転送装置とを、単数または複数組み合わせたネットワークシステムに用いられるシステムであつて、

前記中継転送装置は、宛先グループ識別子をキーとして、送信する単数または複数の中継ポート、または送信しない単数または複数の中継ポートが検索できる、中継ポート検索テーブルを有し、前記中継転送装置が、中継 MACフレームを中継ポートから受信した際に、該中継 MACフレーム力も宛先グループ識別子を抽出する宛先グループ識別子抽出手段と、この宛先グループ識別子抽出手段において抽出された宛先グループ識別子をキーに、前記中継ポート検索テーブルから中継ポートを検索する中継ポート検索手段と、この中継ポート検索手段で送信する単数または複数の中継ポートが検索された場合、該中継 MACフレームを該中継ポートに送信可能とし、送信しない単数または複数の中継ポートが検索された場合は、該中継 MACフレ一ムは該中継ポートに送信不可能とする送信制御手段とを含むことを特徴とする請求の範囲第 32項に記載のシステム。

前記オペレーション装置が、単数または複数の中継転送装置の設定，操作，管理 ,監視のうち少なくとも一つを行う機能と、エッジ転送装置または中継転送装置をキ一に、その装置に接続しているエッジ転送装置または中継転送装置、及びその接続の両端の中継ポートを検索できる、トポロジ情報テーブルと、複数の宛先をキーにトポロジ情報テーブルを検索し、その複数の宛先の間の経路となる複数のエッジ転送装置または中継転送装置とその中継ポートを出力する経路計算部と、宛先グループ識別子をキーに、単数または複数のエッジ転送装置または中継転送装置と中継ポートの組を検索できる中継経路設定情報テーブルとを有し、

ネットワーク管理者力も複数の宛先の組を入力された際に、該複数の宛先の組に対応する宛先グループ識別子が新規に割り当てられた場合、該複数の宛先を経路計算部に入力し、複数のエッジ転送装置または中継転送装置と中継ポートを出力する出力手段と、前記複数の宛先の組に対応する宛先グループ識別子と該出力結果の組を中継経路設定情報テーブルに登録する中継経路設定情報テーブル登録手段と、前記出力結果に含まれる各エッジ転送装置ならびに中継転送装置に対し、対応する中継ポートの設定情報を送出する中継ポートの設定情報送出手段と、エッジ転送装置ならびに中継転送装置が、オペレーション装置から前記中継ポートの設定情報送出手段の出力通りの設定情報を受信した際に、その設定情報に従い中継ポートの設定を変更する中継ポート設定変更手段とを含むことを特徴とする請求の範囲第 33項に記載のシステム。