明 細 書
セロオリゴ糖誘導体及びその製造方法
技術分野
[0001] 本発明は、セロオリゴ糖誘導体及びその製造方法に関する。
背景技術
[0002] 近年、界面活性剤は極めて広範な用途に用いられている。そのうち、イオン系界面 活性剤は、用いられる用途により、安全性、安定性、生分解性等の点で問題を有す る場合がある。これに対し、非イオン性界面活性剤は、上記の問題点が低減されると いう優れた特徴を有している。そのため、力かる非イオン性界面活性剤の研究力 今 日精力的に行われている。
[0003] これまで、多くの非イオン性界面活性剤が製造及び使用されており、例えば、ショ糖 脂肪酸エステル、モノステアリン酸ソルビタンなどが知られている。これらの非イオン 性界面活性剤は、分子内に糖部分に加えて長鎖脂肪酸などの構成成分を含み、こ れにより親水性と疎水性のバランスが維持されている。しかし、長鎖脂肪酸を含まな V、、糖鎖から構成される界面活性剤につ!/、ては報告例がほとんどな!/、。
[0004] わずかに、特許文献 1に、セロビオース又はセロオリゴ糖の 6位の水酸基を部分的 にメチルイ匕して得られるセロオリゴマー誘導体力 界面活性剤として有用であることが 記載されている。このセロオリゴマー誘導体は、疎水基であるメチル基が親水性であ るグルコース環に均一に置換されている点に特徴を有し、これにより界面活性が高く なるとされている。
[0005] しかし、この特許文献 1のセロオリゴマー誘導体は、酵素(セルラーゼ)を用いて合 成されるものであり、用いる酵素の基質特異性のため 6位にメチル基が交互に導入さ れたセ口オリゴ糖しか合成できないという欠点がある。また、特許文献 1には、セロオリ ゴマー誘導体の界面活性能評価の結果が記載されておらず、現に界面活性能を有 して 、るかは明らかではな!/、。
[0006] また、セルロース主鎖に沿って疎水基の導入位置に偏りがあるセロオリゴ糖につい てはこれまで報告例はなぐその溶液物性は極めて興味深!/、。
特許文献 1 :特開平 7— 138278号公報
発明の開示
発明が解決しょうとする課題
[0007] 本発明は、糖鎖に沿って疎水基の導入位置に偏りを有するセロオリゴ糖誘導体及 びその製造方法、並びに該セロオリゴ糖誘導体力 なる非イオン性界面活性剤及び ナノ粒子を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段
[0008] 本発明者は、上記の課題を解決するため鋭意研究を行った結果、長鎖疎水基 (C5 以上)を持たず、メチルイ匕されたグルコース又はセロオリゴ糖からなる疎水性部分と水 酸基を有する単糖又はオリゴ糖からなる親水性部分とをブロック的に含有するセロォ リゴ糖誘導体が、水、メタノール、クロ口ホルム等に溶解し、両親媒性を示すことを見 出した。また、このセロオリゴ糖誘導体は、水中ではミセルを形成しクロ口ホルム中で は逆ミセルを形成する非イオン性界面活性剤としての特徴を有することも見出した。 かかる知見に基づき、さらに研究を重ねた結果、本発明を完成するに至った。
[0009] 即ち、本発明は、以下のセロオリゴ糖誘導体及びその製造方法、並びに該セロオリ ゴ糖誘導体からなる非イオン性界面活性剤及びナノ粒子を提供する。
[0010] 項 1.アルキルィ匕されたグルコース又はセロオリゴ糖からなる疎水性部分と単糖又 はオリゴ糖からなる親水性部分とがブロック的に結合して 、るセ口オリゴ糖誘導体。
[0011] 項 2.—般式:
H- (B-A) -OR1
H-A- (B-A) -OR1
R1— (A— B) -OH 又は
R1— B—(A— B) — OH
(式中、 Aは、 2, 3, 6位の水酸基が C アルキル化されたグルコースからァノマー性
1-4
水酸基を除きかつ 4位のアルコール性水酸基から Hを除いて得られる疎水性部分 、又は、各グルコース残基の 2, 3, 6位の水酸基が C アルキルィ匕されたセロオリゴ
1-4
糖から還元性末端糖残基のァノマー性水酸基を除きかつ非還元性末端糖残基の 4 位のアルコール性水酸基から Hを除いて得られる疎水性部分であり、 Bは、単糖か
らァノマー性水酸基を除きかつ 1個のアルコール性水酸基から Hを除いて得られる 親水性部分、又は、オリゴ糖から還元性末端糖残基のァノマー性水酸基を除きかつ 非還元性末端糖残基の 1個のアルコール性水酸基から Hを除いて得られる親水 性部分であり、 2以上の Aを含む場合 Aは互いに同一又は異なっていてもよぐ 2以 上の Bを含む場合 Bは互いに同一又は異なっていてもよぐ Xは 1〜20の整数を示し 、 R1は H又は C アルキルを示す。但し、糖鎖は還元性末端を紙面右側になるよう
1-4
に配置する。 )
で示される項 1に記載のセロオリゴ糖誘導体。
項 3.—般式:
H-B'-A'-OR1 又は
R1 - A1 - B1 - OH
(式中、 A1は、 2, 3, 6位の水酸基が C アルキル化されたグルコースからァノマー
1-4
性水酸基を除きかつ 4位のアルコール性水酸基から Hを除いて得られる疎水性部 分、又は、各グルコース残基の 2, 3, 6位の水酸基が C アルキル化されたセロオリ
1-4
ゴ糖から還元性末端糖残基のァノマー性水酸基を除きかつ非還元性末端糖残基の
4位のアルコール性水酸基から Hを除いて得られる疎水性部分であり、 B1は、単糖 力 ァノマー性水酸基を除きかつ 1個のアルコール性水酸基から Hを除いて得ら れる親水性部分、又は、オリゴ糖から還元性末端糖残基のァノマー性水酸基を除き かつ非還元性末端糖残基の 1個のアルコール性水酸基力 Hを除いて得られる親 水性部分であり、 R1は H又は C アルキルを示す。但し、糖鎖は還元性末端を紙面
1-4
右側になるように配置する。 )で示される項 1又は 2に記載のセロオリゴ糖誘導体。 項 4 .一般式:
L
R1- - A1 - B1 - A2. — OR]
R1- - A1 - B1 -A2- -B2- OH
R1- - A1 - B1 -A2- -B3- -A3- OR1
R1- - A1 - B1 -A2- - B2- -A3- B3 -
H- B^A1- -B2- -OH
H- B^A1- - B2- -A2— OR1
H— B1— A1— B2— A2— B3— OH 又は
H - B1 - A1 - B2 - A2 - B3 - A3 - ORi
(式中、 A A2及び A3は、同一又は異なって、 2, 3, 6位の水酸基が C アルキル
1 -4 化されたグルコースからァノマー性水酸基を除きかつ 4位のアルコール性水酸基から Hを除いて得られる疎水性部分、又は、各グルコース残基の 2, 3, 6位の水酸基が C アルキル化されたセロオリゴ糖から還元性末端糖残基のァノマー性水酸基を除
1 -4
きかつ非還元性末端糖残基の 4位のアルコール性水酸基力 —Hを除いて得られる 疎水性部分であり、
B
2及び B
3は、同一又は異なって、単糖からァノマー性水酸 基を除きかつ 1個のアルコール性水酸基から Hを除いて得られる親水性部分、又 は、オリゴ糖から還元性末端糖残基のァノマー性水酸基を除きかつ非還元性末端糖 残基の 1個のアルコール性水酸基から Hを除いて得られる親水性部分であり、 R
1 は H又は C アルキルを示す。但し、糖鎖は還元性末端を紙面右側〖こなるように配
1-4
置する。)
で示される項 1又は 2に記載のセロオリゴ糖誘導体。
[0014] 項 5.前記疎水性部分が、一般式:
[0015] [化 1]
[0016] (式中、 ITは C アルキル、 mは 1〜8の整数を示す。 )
1〜4
で表される部分である項 1〜4のいずれかに記載のセロオリゴ糖誘導体。
[0017] 項 6.前記親水性部分が、ビラノース型単糖からァノマー性水酸基を除きかつ 1個 のアルコール性水酸基から Hを除いて得られる部分である力、又は、ビラノース型 単糖からなる群力 選ばれる 2以上が 1, 4ーグリコシド結合したオリゴ糖から還元性 末端糖残基のァノマー性水酸基を除きかつ非還元性末端糖残基の 4位のアルコー ル性水酸基から Hを除いて得られる部分である項 1〜5のいずれかに記載のセロ オリゴ糖誘導体。
[0018] 項 7.—般式 (I) :
[0019] [化 2]
[0020] (式中、 R1は H又は C アルキル、 R2は C アルキル、 mは 1〜8の整数、 nは 1〜8 〜4 1〜4
の整数を示す。 )
で表される項 1に記載のセロオリゴ糖誘導体。
[0021] 項 8.—般式 (II) :
[0022] [化 3]
[0023] (式中、 R1は H又は C アルキル、 R2は C アルキル、 mは 1〜8の整数、 nは 1〜8 〜4 1〜4
の整数を示す。 )
で表される項 1に記載のセロオリゴ糖誘導体。
[0024] 項 9.一般式 (III) :
[0025] [化 4]
[0026] (式中、 R1は H又は C アルキル、 R2は C アルキル、 m及び mは同一又は異な
1〜: 1〜: 1 2
つて 1〜8の整数、 nは 1〜8の整数を示す。 )
0
で表される項 1に記載のセロオリゴ糖誘導体。
[0027] 項 10.—般式(IV) :
[0028] [化 5]
[0029] (式中、 R2は C アルキル、 n及び nは同一又は異なって 1〜8の整数、 mは 1〜8
1〜4 1 2 0 の整数を示す。 )
で表される項 1に記載のセロオリゴ糖誘導体。
[0030] 項 11.項 1〜: L0のいずれかに記載のセロオリゴ糖誘導体力もなる界面活性剤。
[0031] 項 12.—般式 (I) :
[0032] [化 6]
[0033] (式中、 R1は H又は C アルキル、 R2は C アルキル、 mは 1〜8の整数、 nは 1〜8 〜4 1〜4
の整数を示す。 )
で表されるセロオリゴ糖誘導体の製造方法であって、一般式 (la):
[0034] [化 7]
[0035] (式中、 ITは C アルキル、 mは 1〜8の整数を示す。 )
1〜4
で表される疎水性ィ匕合物に、水酸基が保護された単糖又はオリゴ糖を 1, 4ーグリコ シド結合させた後、保護基を除去することを特徴とするセロオリゴ糖誘導体の製造方
法。
[0036] 項 13.項 1〜: L0のいずれかに記載のセロオリゴ糖誘導体力もなるナノ粒子。
[0037] 項 14.平均粒子半径が 2. 5〜250nm程度である項 13に記載のナノ粒子。
[0038] 以下、本発明を詳述する。
I.セロオリゴ糖誘導体
本発明のセロオリゴ糖誘導体は、水酸基がアルキルィ匕されたセルロース又はセロォ リゴ糖からなる疎水性部分と、水酸基がフリーの単糖又はオリゴ糖からなる親水性部 分とがブロック的にグリコシド結合したィ匕合物、又はその混合物である。このセロオリ ゴ糖誘導体は、水及び有機溶媒に対し両親媒性を示し、さらに界面活性能を有して おり非イオン性界面活性剤として用いられる。
[0039] 本発明のセロオリゴ糖誘導体は、この疎水性部分と親水性部分とをブロック的に含 有するものであれば特に限定はない。ここで、「ブロック的」とは、分子内に、アルキル 化されたグルコース又はセロオリゴ糖からなるブロック (疎水性部分)と、水酸基がフリ 一の単糖又はオリゴ糖からなるブロック (親水性部分)とが交互に鎖状に結合すること を意味する。
[0040] また、「アルキル化されたグルコース又はセロオリゴ糖」とは、グルコースが有する 2, 3, 6位の 3個の水酸基アルキル化されたもの、又はセロオリゴ糖の全てのグルコース 残基の 2, 3, 6位の 3個の水酸基がアルキル化されたものを意味する。
[0041] 本発明のセロオリゴ糖誘導体としては、次式のような種々のセロオリゴ糖誘導体を挙 げることができる。
[0042] H—(B— A) X OR1
H— A—(B— A) x 。
R1— (A— B) x— OH 又は
R1— B—(A— B) x— OH
(式中、 Aは、 2, 3, 6位の水酸基が C アルキル化されたグルコースからァノマー性
1-4
水酸基を除きかつ 4位のアルコール性水酸基から Hを除いて得られる疎水性部分 、又は、各グルコース残基の 2, 3, 6位の水酸基が C アルキルィ匕されたセロオリゴ
1-4
糖から還元性末端糖残基のァノマー性水酸基を除きかつ非還元性末端糖残基の 4
位のアルコール性水酸基から Hを除いて得られる疎水性部分であり、 Bは、単糖か らァノマー性水酸基を除きかつ 1個のアルコール性水酸基から Hを除いて得られる 親水性部分、又は、オリゴ糖から還元性末端糖残基のァノマー性水酸基を除きかつ 非還元性末端糖残基の 1個のアルコール性水酸基から Hを除いて得られる親水 性部分であり、 2以上の Aを含む場合 Aは互いに同一又は異なっていてもよぐ 2以 上の Bを含む場合 Bは互いに同一又は異なっていてもよぐ Xは 1〜20の整数を示し 、 R1は H又は C アルキルを示す。但し、糖鎖は還元性末端を紙面右側になるよう
1-4
に配置する。 )
本発明のセロオリゴ糖誘導体の例としては、次式のような種々のセロオリゴ糖誘導 体を挙げることができる。
[0043] H— B1— A1— OR1 又は
R1 - A1 - B1 - OH
(式中、 A1は、 2, 3, 6位の水酸基が C アルキル化されたグルコースからァノマー
1-4
性水酸基を除きかつ 4位のアルコール性水酸基から Hを除いて得られる疎水性部 分、又は、各グルコース残基の 2, 3, 6位の水酸基が C アルキル化されたセロオリ
1-4
ゴ糖から還元性末端糖残基のァノマー性水酸基を除きかつ非還元性末端糖残基の
4位のアルコール性水酸基から Hを除いて得られる疎水性部分であり、 B1は、単糖 力 ァノマー性水酸基を除きかつ 1個のアルコール性水酸基から Hを除いて得ら れる親水性部分、又は、オリゴ糖から還元性末端糖残基のァノマー性水酸基を除き かつ非還元性末端糖残基の 1個のアルコール性水酸基力 Hを除いて得られる親 水性部分であり、 R1は H又は C アルキルを示す。但し、糖鎖は還元性末端を紙面
1-4
右側になるように配置する。)
本発明のセロオリゴ糖誘導体の他の例としては、次式のような種々のセロオリゴ糖 誘導体を挙げることもできる。
[0044] R1 - A1 - B1 - A2 - OR1
R1 - A1 - B1 - A2 - B2 - OH
R1 - A1 - B1 - A2 - B3 - A3 -。
R1— A1— B1— A2— B2— A3— B3— OH
H-B'-A'-B^OH
H— B1— A1— B2— A2— B3— OH 又は
H - B1 - A1 - B2 - A2 - B3 - A3 - ORi
(式中、 A A2及び A3は、同一又は異なって、 2, 3, 6位の水酸基が C アルキル
1 -4 化されたグルコースからァノマー性水酸基を除きかつ 4位のアルコール性水酸基から Hを除いて得られる疎水性部分、又は、各グルコース残基の 2, 3, 6位の水酸基が C アルキル化されたセロオリゴ糖から還元性末端糖残基のァノマー性水酸基を除
1 -4
きかつ非還元性末端糖残基の 4位のアルコール性水酸基力 —Hを除いて得られる 疎水性部分であり、
B
2及び B
3は、同一又は異なって、単糖からァノマー性水酸 基を除きかつ 1個のアルコール性水酸基から Hを除いて得られる親水性部分、又 は、オリゴ糖から還元性末端糖残基のァノマー性水酸基を除きかつ非還元性末端糖 残基の 1個のアルコール性水酸基から Hを除いて得られる親水性部分であり、 R
1 は H又は C アルキルを示す。但し、糖鎖は還元性末端を紙面右側〖こなるように配
1-4
置する。)
疎水性部分は、水酸基がアルキルィ匕されたグルコース又はセロオリゴ糖から構成さ れる。
[0045] 疎水性部分は、具体的には、一般式:
[0046] [化 8]
[0047] (式中、 R2は C のアルキル、 mは 1〜8の整数を示す。 )
1〜4
で表される。
[0048] 水酸基が C アルキル化されたグルコース(m= l)は、ビラノース型グルコースの 2
1〜4
位、 3位及び 6位の水酸基が C アルキル化 (特に、メチル化)された構造を有して
1〜4
いる。
[0049] また、水酸基がアルキルィ匕されたセロオリゴ糖は、 2以上のビラノース型グルコース が 1, 4—グリコシド結合してなるセロオリゴ糖からなり、かつ、各グルコースの 2位、 3 位及び 6位の水酸基が C〜アルキル化 (特に、メチル化)された構造を有して ヽる。こ
4
のセロオリゴ糖は、グルコースが 2〜8個、好ましくは 2〜6個、より好ましくは 2〜4個 結合したものが挙げられる。
[0050] 一方、親水性部分は、単糖又はオリゴ糖から構成される。
[0051] 単糖としては、上記の疎水性部分との結合に関与する水酸基を除く全ての水酸基 力 Sフリーのビラノース型又はフラノ一ス型単糖であれば特に限定はない。また、該単 糖には、本発明の効果に悪影響を与えない範囲で、水酸基以外の官能基 (例えば、 アミノ基、ァセチルァミノ基等)を含んでいてもよい。好ましくはビラノース型単糖が挙 げられる。ビラノース型単糖の具体例としては、グルコース、ガラクトース、マンノース、 キシロース、リボース、 N—ァセチルダルコサミン、ダルコサミン、ァラビノース、ラムノ ース、フコース、 N-ァセチルガラタトサミン、ガラクトサミン等が挙げられる。例えば、単 糖がグルコースの場合、親水性部分は、式:
[0052] [化 9]
[0053] で表される。
[0054] また、オリゴ糖としては、上記単糖からなる群より選ばれる 2以上がグリコシド結合し たオリゴ糖が挙げられ、好ましくは上記ビラノース型単糖からなる群より選ばれる 2以 上が 1, 4ーグリコシド結合したオリゴ糖が挙げられる。具体的には、セロオリゴ糖 (例 えば、セロビオース等)、マルトオリゴ糖 (例えば、マルトース等)、キトオリゴ糖、キシロ オリゴ糖、キトサンオリゴ糖、ラタトース、 N-ァセチルラクトサミン等が挙げられる。この オリゴ糖は、単糖が 2〜8個、好ましくは 2〜6個、より好ましくは 2〜4個結合したもの であればよい。例えば、オリゴ糖がセロビオースの場合、親水性部分は、式:
[0056] で表される。
[0057] 上記の親水性部分を構成する単糖又はオリゴ糖のうち、界面活性能の点から、ダル コース、セロビオースが好ましい。
[0058] セロオリゴ糖誘導体は、上記のように親水性部分と疎水性部分がブロック的に配列 されており、これにより両親媒性及び界面活性能を有している。この親水性部分と疎 水性部分の種類や両者の割合を適宜選択することにより、本発明のセロオリゴ糖誘 導体に所望の界面活性能を付与できる。
[0059] 本発明のセロオリゴ糖誘導体の具体例としては、一般式 (I):
[0060] [化 11]
[0061] (式中、 R1は H又は C アルキル、 R2は C アルキル、 mは 1〜8の整数、 nは 1〜8 〜4 1〜4
の整数を示す。 )
で表される化合物、又はこれらの混合物が挙げられる。これは、上記11 81—八1ー OR1で示される化合物の下位概念に相当する。
[0062] 一般式(I)にお 、て、 R1で示される C〜4のアルキルとしては、メチル、ェチル、 n- プロピル、イソプロピル、 n—ブチル、イソブチル等が挙げられる。界面活性能の点か ら、 H又はメチル基が好ましい。
[0063] 一般式(I)において、 R2で示される C〜4のアルキルとして、メチル、ェチル、 n—プ 口ピル、イソプロピル、 n—ブチル、イソブチルが挙げられる。そのうち、合成の簡便性 、界面活性能等の点から、メチル又はェチル好ましぐ特にメチルが好ましい。
[0064] 一般式 (I)にお!/、て、 mは 2〜6の整数が好ましく、 2〜4の整数がより好まし!/、。また 、 nは 1〜6の整数が好ましぐ 1〜4の整数がより好ましい。
[0065] また、 mが 2の時は、 nが 1〜2の整数が好ましぐ mが 3の時は、 nが 1〜3の整数が 好ましぐ m力 の時は、 nが 1〜4の整数が好ましぐ mが 5の時は、 nが 1〜5の整数 が好ましぐ mが 6の時は、 nが 1〜6の整数が好ましぐ mが 7の時は、 nが 1〜8の整 数が好ましぐ mが 8の時は、 nが 1〜8の整数が好ましい。
[0066] 具体的には、一般式 (I)で表されるセロオリゴ糖誘導体において、 mと nの関係力 式:
0≤n≤l. 3m— 0. 6
mは 2〜6の整数、 nは 1〜6の整数
の関係を満たす場合、特に好ましい。
[0067] 本発明のセロオリゴ糖誘導体の他の具体例としては、一般式 (Π):
[0068] [化 12]
[0069] (式中、 R1は H又は C アルキル、 R2は C アルキル、 mは 1〜8の整数、 nは 1〜8 〜4 1〜4
の整数を示す。 )
で表される化合物、又はこれらの混合物が挙げられる。これは、上記 R1— A1— B1—
OHで示される化合物の下位概念に相当する。
[0070] 一般式 (Π)にお 、て、
R
2、 m及び nは、一般式 (I)で示されるものと同じである。
[0071] 一般式 (Π)にお 、て、 R1は H又はメチル基、 R2はメチル基が好まし 、。
[0072] 一般式(Π)にお!/、て、 mは 2〜6の整数が好ましく、 2〜4の整数がより好まし!/、。ま た、 nは 1〜6の整数が好ましぐ 1〜4の整数がより好ましい。
[0073] また、 mが 2の時は、 nが 1〜2の整数が好ましぐ mが 3の時は、 nが 1〜3の整数が 好ましぐ m力 の時は、 nが 1〜4の整数が好ましぐ mが 5の時は、 nが 1〜5の整数 が好ましぐ mが 6の時は、 nが 1〜6の整数が好ましぐ mが 7の時は、 nが 1〜8の整 数が好ましぐ mが 8の時は、 nが 1〜8の整数が好ましい。
[0074] 具体的には、一般式 (Π)で表されるセロオリゴ糖誘導体において、 mと nの関係力
式:
0≤n≤l. 3m— 0. 6
mは 2〜6の整数、 nは 1〜6の整数
の関係を満たす場合、特に好ましい。
[0075] 本発明のセロオリゴ糖誘導体の他の具体例としては、一般式 (ΠΙ):
[0076] [化 13]
[0077] (式中、 R1は H又は C アルキル、 R2は C アルキル、 m及び mは同一又は異な
1〜: 1〜: 1 2
つて 1〜8の整数、 nは 1〜8の整数を示す。 )
0
で表される化合物、又はこれらの混合物が挙げられる。これは、上記 R1— A1— B1—
A2 - OR1で示される化合物の下位概念に相当する。
[0078] 一般式 (III)にお 、て、 R1及び R2は一般式 (I)で示されるものと同じである。
[0079] 一般式 (III)にお!/、て、 R1は H又はメチル基、 R2はメチル基が好まし!/、。
[0080] 一般式(ΠΙ)において、 mは 1〜6の整数が好ましぐ 1〜4の整数がより好ましい。
mは 1〜6の整数が好ましぐ 1〜4の整数がより好ましい。また、 nは 1〜8の整数が
2 0
好ましぐ 1〜6の整数がより好ましい。
[0081] 具体的には、一般式 (ΠΙ)で表されるセロオリゴ糖誘導体において、 m、 m及び n
1 2 0 の関係が、式:
0≤n≤1. 3 (m +m )—0. 6
0 1 2
m +mは 2〜8の整数、 nは 1〜8の整数
1 2 0
の関係を満たす場合、特に好ましい。
[0082] 本発明のセロオリゴ糖誘導体の他の具体例としては、一般式 (IV):
[0084] (式中、 R2は C のアルキル、 n及び nは同一又は異なって 1〜8の整数、 mは 1〜
1〜4 1 2 0
8の整数を示す。 )
で表される化合物、又はこれらの混合物が挙げられる。これは、 H Bi—Ai— B
2 - OHで示される化合物の下位概念に相当する。
[0085] 一般式 (IV)にお 、て、 R1及び R2は一般式 (I)で示されるものと同じである。
[0086] 一般式(IV)において、 nは 1〜4の整数が好ましぐ 1〜3の整数がより好ましい。 n は 1〜4の整数が好ましぐ 1〜3の整数がより好ましい。 mは 2〜8の整数が好ましく
2 0
、 2〜6の整数がより好ましい。
[0087] 具体的には、一般式 (IV)で表されるセロオリゴ糖誘導体にぉ 、て、 m、 n及び n
0 1 2 の関係が、式:
0≤n +n≤1. 3m 0. 6
1 2 0
n +nは 2〜8の整数、 mは 2〜8の整数
1 2 0
の関係を満たす場合、特に好ましい。
[0088] なお、一般式 (I)〜 (IV)のセロオリゴ糖誘導体において、各糖の 1位 (ァノマー炭素 )の立体配置は、 ひ一又は |8—のいずれであっても良い。また、上述したように本発 明のセロオリゴ糖誘導体は、単一化合物であっても、混合物であってもよい。混合物 の場合、化合物の精製工程が簡便であり、作業性に優れている。
[0089] 本発明のセロオリゴ糖誘導体は、長鎖疎水基 (C5以上、特に C8以上の疎水基)を 有さず、親水性部分と疎水性部分がブロック的に結合したオリゴ糖鎖力 なり、水及 び有機溶媒に対し両親媒性を有し、しかも界面活性能を有している。そのため、本発 明のセロオリゴ糖誘導体は、広く非イオン性界面活性剤として有用である。
[0090] また、その構成単位は、食品添加物として認可されて 、るメチルセルロース乃至そ のアルキルィ匕体力ゝら形成されるため、人体への安全性が高ぐ生分解性を有している
II.セロオリゴ糖誘導体の 1¾告方法
本発明のセロオリゴ糖誘導体は、例えば、次のようにして製造することができる。こ れらは、セロオリゴ糖誘導体の製造方法の典型例を示すものであり、当業者であれば これらの記載及び公知の技術を参考にして容易に製造することができる。
Π— 1.一般式 ωで表されるセロオリゴ糖誘導体
一般式 (I)で表されるセロオリゴ糖誘導体は、アルコール性水酸基を有するダルコ ース又はセロオリゴ糖由来の疎水性ィ匕合物に、単糖又はオリゴ糖をグリコシド結合さ せて製造することができる。必要に応じ、単糖又はオリゴ糖の水酸基は保護されてい てもよぐ保護された水酸基はグリコシド結合後に脱保護される。
[0091] 具体的には、一般式 (I)で表されるセロオリゴ糖誘導体は、一般式 (la):
[0092] [化 15]
[0093] (式中、 ITは C アルキル、 mは 1〜8の整数を示す。 )
1〜4
で表される疎水性ィ匕合物に、単糖又はオリゴ糖を 1, 4ーグリコシド結合させることによ り製造することができる。一般式 (la)で表される疎水性ィ匕合物は、例えば、次のように して製造することができる (反応式 1〜6を参照)。
[0094] 一般式 (la)のうち、 mが 1の化合物(9)は次のようにして製造できる。
[0095] [化 16]
a) Acetic anhydride I Sodium acetate
b) Thiophenol / BF3'Et20 1 CH2CI2
c) Sodium methoxide I THF:MeOH (1 :1 , v/v)
d) p-methoxybenzaldehyde dimethylacetal 1.5 eq. I p-TsOH
e) R2-X / NaH / THF
f) BH3«THFノ TMSOTf / CH2CI2
g) R2-X I NaH I THF
h) Ammonium Cerium(IV)nitrate I CH3CN:H20 (9:1 , v/v)
i) Acetic anhydride/ pyridine
j) DAST I NBS / CH2CI2 (式中、 R2は C アルキル、 Xはハロゲン原子を示す。)
1〜4
グルコース(1)に無水酢酸を反応させて、水酸基を全てァセチル化して化合物(2) を得る。化合物(2)のァノマー炭素上の— OAcを— SPhに変換して化合物(3)とし、 これを脱ァセチルイ匕して化合物(4)を得る。化合物(4)の 4, 6位のジオールを、 p— メトキシベンズアルデヒドジメチルァセタールで保護して化合物(5)とし、 R2—Xで全 てのフリーの水酸基を— OR2として化合物(6)とする。なお、 Xとしては、ヨウ素、臭素 、塩素などが挙げられる。 R2— Xとしては、ヨウ化メチル、臭化メチル、ヨウ化工チル、 ヨウ化プロピル等を例示できる。次に、化合物(6)を還元して一級水酸基を有する化 合物(7)とし、この水酸基を OR2として化合物(8)を得る。化合物(8)から酸化的に
メトキシベンジル基を除去して化合物(9)を得る。化合物(9)の水酸基をァセチルイ匕 して化合物(10)とし、還元末端の 1位 (ァノマー炭素)上の— SPhを— Fに置換して 化合物(11)を得る。これらの反応は、いずれも公知の反応を用いて行うことができ、 或いは公知の反応力 当業者が適宜選択して行うことができる。
[0097] 一般式 (la)のうち、 mが 2の化合物(20)は次のようにして製造できる。
[0098] [化 17]
反応式 2
a) Acetic anhydride I Sodium acetate
b) Thiophenol I BF3«Et20 / CH2CI2
c) Sodium methoxide / THRMeOH (1 :1, /v)
d) p-methoxybenzaldehyde dimethylacetal 1.5 eq. I p-TsOH
e) R2-X / NaH / THF
f) BH3>THF I TMSOTf / CH2CI2
g) R2-X/ NaH I THF
h) Ammonium Cerium(IV)nitrate / CH3CN:H20 (9:1 , v/v)
i) Acetic anhydride/ pyridine
j) DAST I NBS I CH2CI2 (式中、 R2は C アルキル、 Xはハロゲン原子を示す。)
1〜4
セロビオース(12)を原料として、前記反応式 1の工程 a〜; jに従つて化合物(21 )及 び(22)を得る。これらの反応は、いずれも公知の反応を用いて行うことができ、或い は公知の反応から当業者が適宜選択して行うことができる。
[0100] 一般式 (la)のうち、 mが 3の化合物(24)は次のようにして製造できる。
[0101] [化 18] 反 J心式 J
k) Cp2HfCI2/AgCI04/anhydrous benzene
I) Sodium methoxide I THF:MeOH (1 :1 , v/v)
[0102] (式中、 R2は C アルキルを示す。 )
〜4
反応式 1で得られた化合物(11)と反応式 2で得られた化合物(20)とを、 Cp HfCl
2 2 及び AgClOで処理してグリコシド結合させて化合物(23)を得、これを脱ァセチルイ匕 することにより化合物(24)を得る。これらの反応は、いずれも公知の反応を用いて行 うことができ、或いは公知の反応力 当業者が適宜選択して行うことができる。
[0103] 一般式 (la)のうち、 m力 の化合物(26)は次のようにして製造できる。
[0104] [化 19]
k) Cp
2HfCl2/AgCI0
4/anhydrous benzene
I) Sodium methoxide I THF:MeOH (1 :1 , v/v)
[0105] (式中、 R2は C アルキルを示す。 )
〜4
反応式 2で得られた化合物(22)と化合物(20)を、 Cp HfCl及び AgCIOで処理し
2 2 4 てグリコシド結合させて化合物(25)を得、これを脱ァセチルイ匕することによりィ匕合物 ( 26)を得る。これらの反応は、前記反応式 3の工程 k〜lに従って行うことができる。
[0106] 一般式 (la)のうち、 mが 5の化合物(28)は次のようにして製造できる。
[0107] [化 20]
反応式 5
k) Cp
2HfCl2/AgCI04/anhydrous benzene
I) Sodium methoxide / THF: eOH (1 :1, v/v)
[0108] (式中、 R2は C アルキルを示す。 )
〜4
反応式 1で得られた化合物(11)と反応式 4で得られた化合物(26)を、 Cp HfCl及
2 2 び AgClOで処理してグリコシド結合させて化合物(27)を得、これを脱ァセチル化す
4
ることによりィ匕合物(28)を得る。これらの反応は、前記反応式 3の工程 k〜lに従って 行うことができる。
[0109] 一般式 (la)のうち、 mが 6の化合物(31)は次のようにして製造できる。
[0110] [化 21]
反応式 6
k) Cp2HfCI2/AgCI04/anhydrous benzene
I) Sodium methoxide I THRMeOH (1 :1 , v/v)
[0111] (式中、 R2は C アルキルを示す。)
〜
反応式 3で得られた化合物(23)を、 DAST/NBSを用いて一 SPhを— Fに変換して化 合物(29)を得る。化合物(29)と反応式 3で得られた化合物(24)とを、 Cp HfCl及び AgCIOで処理してグリコシド結合させて化合物(30)を得、これを脱ァセチルイ匕する
4
ことによりィ匕合物(31)を得る。
[0112] 一般式 (la)のうち、 mが 7の化合物、 mが 8の化合物も、上記の製造方法に準じて 当業者が容易に製造できる。
[0113] 力べして、本発明のセロオリゴ糖誘導体における疎水性部分 (la)を製造することが できる。上記反応式 1〜6で製造される化合物(9)、(20)、 (24)、 (26)、 (28)、 (31
)等は、一般式 (la)で表される疎水性ィ匕合物に相当する。
[0114] 次いで、上記一般式 (la)で表される疎水性化合物に、還元末端の 1位に水酸基を 有する単糖又はオリゴ糖をグリコシド結合させて、本発明のセロオリゴ糖誘導体を得
る。用いる糖の種類ゃグリコシド結合の方法は特に限定はなぐ公知の方法を採用す ることがでさる。
[0115] 典型例として、一般式 (la)で表される疎水性部分に、グルコース誘導体(32)を反 応させて化合物 (lb)を得て、これを脱保護して本発明の化合物 (If)を得る方法を反 応式 7— 1に示す。
[0116] [化 22] 反沁式 7-1
(le) (If)
m) BF3OEt2/ MS4A / vacuum 1x10"° Torr
n) NIS/ AgOTf/ Acetone-H20
o) Ac20/ Py
p) H2/ Pd(OH)2-C/ THF- eOH
q) MeONa/ MeOH
[0117] (式中、 R2は C アルキル、 mは 1〜8の整数、 nは 1〜8の整数を示す。)
1〜4
化合物(la)とグルコースオルトエステル誘導体(32)を、ルイス酸(BF · OEt等)存
3 2 在下反応させて、疎水性部分の非還元末端に 3— O—べンジルー 2, 6—ジー O—ピ ノ ロイル一 D—ビラノース単位を有するブロック型セロオリゴ糖誘導体 (lb)を得る。
[0118] 上記の工程 mで得られる化合物 (lb)は、分子内に水酸基を有しているため、反応 系中に存在するグルコースオルトエステル誘導体(32)とさらに反応して、ダルコビラ ノシド単位が 2個以上導入されたブロック型セロオリゴ糖誘導体も生成する。上記の 工程 mは、繰り返し行っても良ぐこれにより親水性のビラノース単位を増加させること ができる。例えば、実施例 1 (14) (15)を参照。
[0119] 化合物(lb)を NIS/AgOTf/アセトン一水と反応させて- SPhを- OHに変換して化合物
(Ic)を得、水酸基のァセチル化、ベンジル基の除去、次いで MeONaによるエステル 除去によりィ匕合物 (If)を得る。
[0120] また、反応式 7—1で得られる化合物 (lb)から、反応式 7— 2のようにして本発明の 化合物 (Ig)を得ることもできる。
[0121] [化 23] 反応式 7-2
(ig) r) NIS /AgOTf/ R11OH-CH2CI2
o) Ac20/ Py
p) H2/ Pd(OH)2-C/ THF-MeOH
q) MeONa/ eOH
[0122] (式中、 R11は C アルキル、 R2は C アルキル、 mは 1〜8の整数、 nは 1〜8の整
1〜4 ,―〜:
数を示す。 )
化合物(lb)を NIS/AgOTf/Ru-OH/CH C1と反応させて- SPhを- OR11に変換して化
2 2
合物(Ic) 'を得、水酸基のァセチル化、ベンジル基の除去、次いで MeONaによるェ ステル除去により化合物(Ig)を得る。
[0123] 他の典型例として、一般式 (la)で表される疎水性化合物に、親水性部分に相当す る単糖又は二糖類を反応させた例を以下に示す。まず、親水性部分の前駆体の製 造例を反応式 8〜 11に示す。
[0124] [化 24]
反応式 8
s) pivaloyl chloride I pyridine
t) p-TsOH / MeOH / THF
u) PivCI I Pyridine / CH2CI2
v) levulinic acid / DMAP / DCC I CH2CI2
w) DAST / NIS / CH2CI2 反応式 2で得られた化合物(16)の水酸基をビバロイル化して化合物(33)とし、こ れを酸処理 (P-TsOH等)して保護基 p—メトキシベンジリデン基を除去して化合物(3 4)を得る。これに 1級水酸基のみをビバロイル化して化合物(35)とし、これにレブリン 酸で 2級水酸基をエステル化して化合物(36)を得、 DASTZNISで一 SPhを一 Fに 変換して化合物(37)を得る。
[0126] [化 25]
反応式 9
x) di-n-butyltin oxide/ pivaloyl chloride/ toluene/ pyridine
y) acetic anhydride/ pyridine
z) PhSH/ BF3OEt2 / CH2CI2
aa) eOH/ DBU
bb) DAST/ NBS/ CH2CI2
cc) NIS/ AgOTf/ acetone-water
dd) CCi3CN/ DBU/ CH2CI2
[0127] 化合物(38)をジブチルチンォキシドで処理(105°C)し、 10°Cでピリジンを加えた 反応溶液中に、トルエンで希釈したピバロイルク口ライドを滴下しビバロイルイ匕して化 合物(39)とし、この 1位及び 4位の水酸基を無水酢酸'ピリジンで処理しァセチルイ匕 して化合物(40)を得る。例えば、木材学会誌 40,302- 307、 Carbohydrate Research 3 37(10): 951-954 (2002)を参照。これを、 PhSH/ BF - OEtで処理して OAcを—SPh
3 2
に変換して化合物 (41)を得る。この化合物 (41)を DBU/MeOHで処理して化合物( 42)を得る。この化合物(41)を DAST/NBSで処理して化合物(43)を得る。この化合
物(41)を NIS/AgOTfC処理して一SPhを一 OHとして化合物(42)を得、これを CCl N/DBUで処理して化合物(45)を得る。
[化 26]
反応式 10
a) Acetic anhydride / Sodium acetate
ee) 30% HBr/ AcOH/ CH2CI2
[0129] ラタトース(46)の全ての水酸基をァセチル化して化合物(47)を得、これを 30% HBr
/AcOHで処理して化合物(48)を得る。
[0130] [化 27]
反応式 11
ff) benzatdehyde dimethylacetal 1.5 eq. I p-TsOH
gg) Benzyl bromide I NaH / tetrabutylanmonium iodide /THF
hh) NaCNBH31 TMSCI / CH3CN I MS4A
ii) Acetic anhydride / pyridine
jj) DAST I NBS I CH2CI2
kk) CH3ONa in eOH / eOH / THF
II) NIS/ AgOTf/ Acetone:Water (9:1 , v/v)
mm) CCI3CN I DBU / anhydrous CH2CI2 反応式 2で得られた化合物(15)の水酸基を、ベンズアルデヒドジメチルァセタール 保護して化合物 (49)とし、水酸基をべンジル化して化合物(50)とする。これを NaCN BHで還元して化合物(51)とし、水酸基をァセチル化して化合物(52)を得る。
3
DSAT/NBSで— SPhを— Fに変換して化合物(53)とし、脱ァセチルイ匕して化合 物(54)を得る。また、化合物(52)の SPhを OHに変換して化合物(55)を得、こ
れを CC1 CN/DBUで処理して化合物(56)を得る。
3
[0132] 次に、一般式 (la)で表される疎水性部分と、上記反応式 8〜 11で得られた親水性 部分の前駆体とを反応させて、一般式 (I)で表される化合物を製造する。その製造例 を、以下の反応式 12、 13, 13'、 14, 15及び 15'に示す。
[0133] [化 28]
反応式 12
k) Cp
2HfCl
2/AgCI04/ /anhydrous benzene
n) N IS/AgOTf/Acetone-water
I) Sodium methoxide I THF: eOH (1 :1, /v)
[0134] (式中、 R2は C アルキルを示す。 )
反応式 8で得られた化合物(37)と反応式 2で得られた化合物(20)をグリコシド結 合させて化合物(57)を得、—SPhを一 0Hに変換し、ナトリウムメトキシドで脱エステル 化させて化合物(58)を得る。
[0135] [化 29]
反応式 13
k) Cp2HfCI2/AgCI04/anhydrous benzene
n) NIS/ AgOTf/ Acetone-H20
p) H2/ Pd(OH)2-C/ THF-MeOH
I) Sodium methoxide / THF:MeOH (1 :1 , v/v)
[0136] (式中、 R2は C アルキルを示す。 )
〜4
反応式 9で得られた化合物 (43)と反応式 2で得られた化合物(20)をグリコシド結 合させて化合物(59)を得、これに NIS/AgOTf¾反応させて一 SPhを一 OHに変換し て化合物(60)を得る。化合物(60)を還元し、ナトリウムメトキシドで脱エステルイ匕させ て化合物(61)を得る。
[0137] [化 30]
反応式 13'
k) Cp
2HfCl2/AgCI04/anhydrous benzene
n) NIS/ AgOTf/ Acetone-H20
p) H2/ Pd(OH)2-C/ THF-MeOH
I) Sodium methoxide / THF: eOH (1 :1 , v/v)
[0138] (式中、 R2は C アルキルを示す。)
反応式 9で得られた化合物 (43)と反応式 4で得られた化合物(26)をグリコシド結 合させて化合物(89)を得、これに NIS/AgOT 反応させて一 SPhを一 OHに変換し て化合物(90)を得る。化合物(90)を還元し、ナトリウムメトキシドで脱エステルイ匕させ て化合物(91)を得る。
[0139] [化 31]
反応式 14
k') AgOTf/dichloromethane
n) NIS/ AgOTf/ Acetone-H20
I) Sodium methoxide I THF:MeOH (1 :1 , v/v)
[0140] (式中、 R2は C アルキルを示す。 )
反応式 10で得られた化合物 (48)と反応式 2で得られた化合物(20)をグリコシド結 合させて化合物(62)を得、これに NIS/AgOT 反応させて SPhを—OHに変換し て化合物(63)を得る。化合物(63)をナトリウムメトキシドで脱エステルイ匕させて化合 物(64)を得る。
[0141] [化 32]
反応式 15
n) NIS/ AgOTf/ acetone-H20
p) H2/ Pd(OH)2-C/ THF-MeOH
I) Sodium methoxide / THF:MeOH (1 :1 , /v)
[0142] (式中、 R2は C アルキルを示す。 )
〜4
反応式 11で得られた化合物(56)と反応式 2で得られた化合物(20)をグリコシド結 合させて化合物(65)を得、これに NIS/AgOTl^反応させて SPhを OHに変換し て化合物(66)を得る。化合物(66)を還元し、ナトリウムメトキシドで脱エステルイ匕させ て化合物(67)を得る。
[0143] [化 33]
反応式 15'
nn) BF3OEt2/ CH2CI2
n) NIS/ AgOTf/ acetone-H20
p) H2/ Pd(OH)2-C/ THF-MeOH
I) Sodium methoxide / THF.MeOH (1 :1, v/v) (式中、 R2は C アルキルを示す。 )
1〜4
反応式 11で得られた化合物(56)と反応式 5で得られた化合物(26)をグリコシド結 合させて化合物(86)を得、これに NIS/AgOT 反応させて SPhを OHに変換し て化合物(87)を得る。化合物(87)を還元し、ナトリウムメトキシドで脱エステルイ匕させ て化合物(88)を得る。
TT 2.—般式 (Π)で表され^セロオリゴ糖謙 体
一般式 (II)で表されるセロオリゴ糖誘導体は、アルコール性水酸基を有する単糖又 はオリゴ糖と、グルコース又はセロオリゴ糖由来の疎水性ィ匕合物とをグリコシド結合さ せて製造することができる。必要に応じ、単糖又はオリゴ糖の水酸基は保護されてい
てもよぐ保護された水酸基はグリコシド結合後に脱保護される。
[0145] 一般式 (Π)で表されるセロオリゴ糖誘導体の典型的な製造例を、以下反応式 16〜
17に示す。
[0146] [化 34]
/¾ 、式 ID
(69)
00) NIS/ AgOTf/ dry CH2CI2
pp) Cp2HfCI2/AgCI04/ acetone-H20
p) H2/ Pd(OH)2-C/ THF-MeOH
1) Sodium methoxide / THF:MeOH (1 :1 , v/v)
[0147] (式中、 R2は C アルキルを示す。 )
1〜4
反応式 2で得られた化合物(21)と反応式 11で得られた化合物(54)を、無水塩ィ匕 メチレン中 NIS/AgOTfCグリコシド結合させて化合物(68)を得、これに水系溶媒中で Cp HfCl /AgCIOを反応させて— Fを— OHに変換し、還元して脱べンジル化し、ナト
2 2 4
リウムメトキシドで脱エステルイ匕して化合物(69)を得る。
[0148] [化 35]
反応式 17
k) Cp2HfCI2/AgCl04/anhydrous benzene
I) Sodium methoxide /THF:MeOH (1 :1 , v/v)
n) NIS/ AgOTf/ acetone-H20
p) H2/ Pd(OH)2-C/ THF-MeOH
[0149] (式中、 R2は C アルキルを示す。)
1〜4
反応式 2で得られた化合物(22)と反応式 9で得られた化合物 (42)をグリコシド結 合させて化合物(70)を得、これに NIS/AgOTl¾反応させて SPhを OHに変換し て、接触還元により脱べンジル化、ナトリウムメトキシドで脱エステルイ匕させて化合物( 71)を得る。
Π- 3. 一般式 (ΤΠ)で表されるセロオリゴ糖誘導体
一般式 (III)で表されるセロオリゴ糖誘導体の典型的な製造例を、以下反応式 18〜 19に示す。
[0150] [化 36]
反応式 18
(75) k) Cp2HfCI2/AgCI04/anhydrous benzene
I) Sodium methoxide I THF:MeOH (1 :1 , v/v)
n) NIS/ AgOTf/ acetone-H20
p) H2/ Pd(OH)2-C/ THF-MeOH
qq) DBU/ eOH (式中、 R2は C アルキルを示す。 )
1〜4
反応式 9で得られた化合物 (43)と反応式 2で得られた化合物(20)をグリコシド結 合させて化合物(72)を得、これを DBUを用いて選択的に脱ァセチル化してィヒ合物( 73)を得る。化合物(73)と化合物(22)をグリコシド結合させて化合物(74)を得、こ れに NIS/AgOT 反応させて— SPhを—OHに変換して、接触還元による脱べンジ ル化、ナトリウムメトキシドで脱エステルイ匕して化合物(75)を得る。
[0152] [化 37]
反応式 1 9
(82) j) DAST/ NBS/ CH2CI2
k) Cp2HfCI2/AgCI04/anhydrous benzene
I) Sodium methoxide I THF.MeOH (1 :1 , /v) n) NIS/ AgOTf/ acetone-H20
p) H2/ Pd(OH)2-C/ THF-MeOH
[0153] (式中、 R2は C アルキルを示す。 )
反応式 2で得られた化合物(22)と反応式 9で得られた化合物 (42)をグリコシド結 合させて化合物(76)を得、この— SPhを—Fに変換して化合物(77)を得る。一方、 反応式 2で得られた化合物(20)と反応式 9で得られた化合物 (43)をグリコシド結合 させて化合物(78)を得、これを脱ァセチルイ匕して化合物(79)を得る。化合物(77)と 化合物(79)をグリコシド結合させて化合物(80)を得、これに NIS/AgOT 反応させ て— SPhを— OHに変換して化合物(81)とし、これを接触還元により脱べンジル化、 ナトリウムメトキシドで脱エステルイ匕して化合物(82)を得る。
Π-4.一般式 (IV)で表されるセロオリゴ糖誘導体
一般式 (IV)で表されるセロオリゴ糖誘導体の典型的な製造例を、以下反応式 20に 示す。
[0154] [化 38]
反応式 20
I) Sodium methoxide / THF: eOH (1 :1 , v/v)
pp) Cp2HfCI2/AgCI04 acetone-H20
n) NIS/AgOTf/ actone-H20
p) H2/ Pd(0H)2-C/ THF-MeOH
[0155] (式中、 R2は C アルキルを示す。)
反応式 16で得られた化合物(65)を、 DAST/NBSで- SPhを- Fに変換して化合物(8 3)を得、これに反応式 11で得られた化合物(51)をグリコシド結合させて化合物(84 )を得る。化合物(84)を水系溶媒中で Cp H1C1 /AgCIOを反応させて— Fを— OHに
2 2 4
変換し、 THF-MeOH中接触還元して脱べンジルイ匕し、ナトリウムメトキシドで脱エステ ルイ匕して化合物(85)を得る。
[0156] 以上の典型例から、また該典型例から公知の反応を用いて、本発明のセロオリゴ糖 誘導体を製造することができる。
m.セロオリゴ糖誘導体の特徴
本発明のセロオリゴ糖誘導体は、水や有機溶媒に対し両親媒性を示すとともに、界 面活性能を有している。特に、 5糖以上、好ましくは 5〜7糖程度のセロオリゴ糖誘導 体は良好な界面活性剤能を有している。具体例として、試験例 1及び 2の結果より明 らかである。
[0157] また、本発明のセロオリゴ糖誘導体 (特に、 5糖以上のセロオリゴ糖誘導体)は、臨 界ミセル濃度 (mg/ml)程度以上で調製された水溶液、或いはこの水溶液を超音波処 理 (超音波処理時間: 5〜30秒程度)した水溶液にぉ 、て、平均粒子半径が 2.5〜250 nm程度、特に 5〜150nm程度の棒状な 、しラグビーボール状のナノ粒子を生成する。 なお、平均粒子半径は、ナノ粒子を原子間力顕微鏡で観察した時の粒子半径の平 均値を意味する。
[0158] このナノ粒子の形状は、概ね扁平楕円球体であり、乾燥工程を経てもナノ粒子の径 に変化が見られな力つたことから、該ナノ粒子内部はセロオリゴ糖誘導体により充填 されていると考えられる。
[0159] 本発明の長鎖疎水基を有さないセロオリゴ糖誘導体力もなるナノ粒子は、食品添加 物や医薬品コーティング剤として認可されているメチルセルロースの部分構造に相当 する。そのため、安全性が高く生分解性を有し生体にやさしい材料である。この高い 安全性の鑑み、ドラッグデリバリーシステム (DDS)の用途、例えば、難水溶性薬物を 担持するナノサイズ運搬体 (キャリア)として有用である。さらに、 DDS用途に利用する 場合は、ミセル外側に突き出した糖部分の構造をティラーメードすること、すなわち、 グリコシルイ匕により望みの糖を自由に選択、導入することができる。これにより、作用さ
せたい場所への特異的に薬物を運搬でき、薬物による副作用の軽減、効率的な治 療等が可能となる。
[0160] ところで、これまでシクロデキストリンの包摂機能は医薬品の製剤特性の改善や DD
S用担体などに利用されているが、本発明のようなオリゴ糖からなるナノ粒子を調製す る方法は見あたらない。
[0161] このように、疎水性薬剤をナノ粒子中に取り込ませ、霧状に噴霧したミセル中の薬 剤を粘膜、肺へ吸入させる薬物担体として利用することもできる。また、造影剤の担 体やィ匕粧料の担体として用いることも可能である。
発明の効果
[0162] 本発明のセロオリゴ糖誘導体は、疎水性部分と親水性部分をブロック的に配列した 糖鎖からなり、両親媒性及び界面活性能を有することから、広く非イオン性界面活性 剤として用いることができる。し力も、原料がセルロースや澱粉由来のグルコース、セ 口ビオース等であり入手が極めて容易であるため、大量生産に向いている。
図面の簡単な説明
[0163] [図 1]試験例 1におけるブロック的メチルイ匕セロオリゴ糖の分画の工程を示す図である
[図 2]試験例 2における表面張力の測定結果を示すグラフである。
[図 3]試験例 4におけるナノ粒子の TEM観察写真である。
[図 4]試験例 5におけるナノ粒子の AFM観察写真である
[図 5]試験例 5におけるナノ粒子の AFM観察写真である
発明を実施するための最良の形態
[0164] 本発明を、実施例を用いて更に詳述するが、これに限定されるものではない。
[0165] および13 C- NMR ^ベクトルの測定は、 Varian Inova 300 FT- NMR(300MHz)を用 いた。飛行時間型質量分析装置(MALDI-TOF-MS)スペクトルの測定は、 Bruker M
ALDI-TOF-MS REFLEX IIIを用いた。
「実窗列 l R^Me)
(1)セロビオースォクタアセテート (13)
セロビオース (12)(12.04g)及び酢酸ナトリウムを無水酢酸 (60 mL)に加え、混合物を 5
5°Cで終夜及び 100°Cで 3時間撹拌した。反応混合物を、氷水 (600 mL)中に注いで、 有機層を集め濃縮した。クルード結晶を濾過し、蒸留水で洗浄し、エタノールで再結 晶して、無色結晶の標記化合物 (20.8g、収率 88%)を得た。
(2)フエ-ル 2、 3、 6—トリ— O—ァセチル— —D—ダルコピラノシル— →4)— 2,3,6—トリ— O— ァセチノレ- 1-チォ- β -D -ダルコビラノシド (14)
セロビオースォクタアセテート (13)(20.0g)を、無水塩化メチレン (70 mL)に溶解し、こ れにチオフェノール (2.98 mL、 0.98当量)を室温でカ卩えた。その後、三フッ化ホウ素ェ 一テル錯体 (4.46 mL、 1.2当量)を 0° Cでカ卩えた。反応温度を徐々に室温まで昇温し 、室温にて終夜維持した。三フッ化ホウ素エーテル錯体 (9 mL)を加え、反応混合物を 1日間撹拌した。反応混合物を酢酸ェチルで希釈し、飽和 NaHCO aq及びブラインで
3
洗浄、 Na SOで乾燥後、濃縮乾燥して淡黄色結晶を得た。クルード結晶をエタノー
2 4
ルに懸濁させ、濾過し、エタノールで洗浄して無色結晶の標記化合物 (18. lg、収率 8 4.0%)を得た。
'H-NMR (CDC1 ): δ 1.9—2.2 (21H, CH CO), 3.63—3.73 (m, 2H, C— H, C - H), 3.
3 3 5' 5
75 (1H, C -H), 4.04 (d, 1H, J = 2.1, J = 12.3, C -H), 4.11 (dd, 1H, J = 5.4,
4 5', 6' 6', 6' 6' 5, 6
J = 11.7, C -H), 4.40 (dd, 1H, J = 4.2, J = 12.3, C -H), 4.49 (d, 1H, J =
6, 6 6 5', 6' 6', 6' 6' , 2'
7.8, C -H), 4.58 (d, 1H, J = 1.8, J = 11.7, C -H), 4.66 (d, 1H, J = 9.9, C— H
1' 5, 6 6, 6 6 1, 2 1
), 4.91 (t, 1H, J = 9.6, C -H), 4.92 (t, 1H, J = 9.0, C - H), 5.07 (t, 1H, J =
2, 3 2 2', 3' 2' 4', 5'
9.6, C -H), 5.14 (t, 1H, J = 9.3, C— H), 5.19 (t, 1H, J = 9.0, C— H),
4' 3', 4' 3' 3, 4 3
13C-NMR (CDC1 ): δ 20.5, 20.5, 20.6, 20.7, 20.8 (CH CO), 61.4 (C- 6'), 61.9 (C-
3 3
6), 67.6, 70.1, 71.5, 71.9, 72.8, 73.5 , 76.3 , 76.7, 85.4 (C- 1), 100.7 (C- 1'), 128.3, 128.8, 131.7, 133.0 (aromatic C), 169.0, 169.2, 169.5, 169.7, 170.2, 170.4 (CH C
3 o).
(3)フエ二ノレ β— D—ダルコビラノシル (1→4)— 1—チォ— β—D—ダルコビラノシド (15) 化合物 (14X18. lg)のテトラヒドロフラン (80 mL)及びメタノール (20 mL)の溶液に、 28% ナトリウムメトキシドのメタノール溶液をカロえ、室温で終夜撹拌した。その溶液を、 Daw ex H+で中和し、 Dawex H+を濾過し、メタノール及び 20%のメタノール/塩化メチレン (v/ V)で洗浄した。ろ液をあわせて濃縮乾燥し、標記化合物を得た (10.8g、収率約 100%)。
(4)フエ-ル 4,6- O-D-メトキシベンジリデン- β - D -ダルコビラノシル - (1→4)- 1-チォ- -ダルコビラノシド (16)
化合物 (15)(19.5g、 44.7 mM)及びァニスアルデヒドジメチルァセタール (19.5 mL、 0. 115 mol, 2.56当量)の Ν,Ν'-ジメチルホルムアミド (50 mL)懸濁液に、 p-トルエンスルホ ン酸 (6.1g、 0.7当量)をカ卩え、 25 mmHg下、 45° Cで 4h維持した。その後、固体の NaH CO (6g)を混合物に加え、濃縮した。不溶物を濾過し、 20%のメタノール/塩化メチレン
3
で洗浄してシロップを得た。クルード生成物をシリカゲルカラム (溶出液: 10%メタノー ル /CH C1 )で精製して、クルード結晶を得た。これをメタノールで再結晶して、無色
2 2
結晶の標記化合物 (12.0g、収率 48.0%)を得た。
m. p. 225-226°C; R value = 0.62 (10% MeOH / CH CI , (v/v))
f 2 2
'H-NMR (CD OD/CDC1 = 1/4, v/v): δ 3.33 - 3.40 (1H, H2), 3.40 (t, 1H, J =
3 3 2', 3'
8.7, H2,), 3.42 - 3.50 (m, 1H, H5), 3.48 - 3.55 (m, 1H, H5,), 3.56 - 3.64 (2H, H ,
3
H4), 3.66 - 3.76 (t, 1H, H4,), 3.70 (t, 1H, J = 9.0, H3,), 3.7 - 3.8 (1H, H6), 3.81 ( s, 3H, CH OPh), 3.89 (d, 2H, J = 2.7, H6), 4.31 (dd, 1H, J = 3.6, J = 9.9,
3 5, 6 5', 6' 6', 6'
H6,), 4.53 (d, 1H, J = 7.8, HI'), 4.62 (d, 1H, J = 9.9, HI), 5.51 (s, 1H, - CHP
1', 2' 1, 2
h), 7.2 - 7.6 (aromatic H)
13C-NMR (CD OD/CDC1 = 1/4, v/v): δ 54.7 (CH OPh), 60.7 (C ), 66.1, 67.7 (C
3 3 3 6 6
), 71.6 (C ), 72.6, 73.9 (C ), 75.8, 78.3, 79.7, 79.9, 87.5, 101.4 (- CHPh), 103.6 (
' 2 2,
C ), 113.1, 127.2, 127.3, 128.5, 129.1, 131.7, 132.4, 159.7
Anal. Calcd for C H O S: C, 56.51; H, 5.84; Found: C, 56.11; H, 5.83
26 32 11
(5)フエニル 4,6- O-D-メトキシベンジリデン- 2,3-ジ- O-メチル- β -D -ダルコビラノシ ル- (1→4)- 2,3,6-トリ- 0-メチル - 1-チォ- β - D -ダルコビラノシド (17)(R2=Me)
化合物 (16)(5.95g、 10.8 mM)のテトラヒドロフラン (40 mL)溶液に、室温で、ヨウ化メチ ル (4.72 mL、 75.8 mM)及び水素化ナトリウム (1.43g、 59.6 mM)を加えた。反応混合物 を終夜撹拌後、酢酸ェチルで希釈し、飽和 NaHCO水溶液及びブラインで洗浄し、 N
3
a SOで乾燥後、濃縮乾燥して淡黄色結晶を得た。クルード結晶をエタノールに懸濁
2 4
させて、濾過し、エタノールで洗浄して、無色結晶の標記化合物 (6.31g、収率 94%)を 得た。
[0168] Rf値 =0.43(EtOAc/n-へキサン =1:2、 v/v)
m.p. 137-138°C
[ α ] 26 3=— 43.2° (c 1.01、クロ口ホルム)
D
'H-NMR (CDCl ): δ 3.01 (t, 1H, J = 8.0, C - H), 3.10 (t, 1H, J = 8.4, C - H),
3 2', 3' 2' 2, 3 2
3.28 (t, 1H, J = 8.7, C— H), 3.39, 3.58, 3.60, 3.61, 3.63 (s, 3H, C OCH , s, 3H,
3, 4 3 6 3
C OCH , s, 3H, C OCH , s, 3H, C OCH , s, 3H, C OCH ), 3.81 (s, 3H, CH OPh)
2' 3 2 3 3 3 3' 3 3
, 4.37 (dd, 1H, J = 6.4 J = 13.6, C - H), 4.50 (d, 1H, J = 2.9, C - H), 4.52
5', 6' 6', 6' 6' , 2'
(d, 1H, J = 5.1, C -H), 5.50 (s, 1H, -CHPh), 7.2-7.6 (aromatic H),
1, 2 1
13C-NMR (CDCl ): δ 55.3 (CH OPh), 59.2, 60.8, 60.9, 61.1, 65.8, 68.8, 70.4, 77
3 3
.5, 78.8, 81.4, 81.9, 83.2, 84.1, 86.8, 87.3, 101.1 (-CHPh), 103.5 (C ), 113.5, 127.
3, 127.3, 128.8, 129.7, 131.8, 133.7, 160.0
Anal. Calcd for C H O S: C, 59.79; H, 6.80; Found: C, 59.53; H, 6.63
31 42 11
(6)フエ-ル 4.6- O-D-メトキシベンジル- 2.3-ジ- O-メチル- β -D-グルコピラノシル- ( 1→4)— 2.3.6—トリ— Ο—メチル 1—チォ— β— D—グルコビラノシド (18XR Me)
化合物 (17)(3.06g、 4.92 mM)無水塩化メチレン (6 mL)溶液に、 - 19°Cで、ボラン-テト ラヒドロフラン錯体の THF溶液 (36.4 mL)をカ卩えた。溶液の温度を、 15分かけて徐々 に昇温して- 16°Cとした。 15min後、トリメチルシリルトリフルォロメタンスルホネート (TM SOTf;約 540 L)を、 -16°C下、反応混合物に加えた。反応混合物の温度を 2時間か けて徐々に昇温して 0°Cとし、 0°Cで 4. 5h維持した。混合物を- 40°Cに冷却し、トリエ チルァミン (10 mL)をカ卩えた。次に、水素が発生しなくなるまでメタノールを溶液に加 えた。混合物を酢酸ェチルで希釈し、 3N-HCU飽和 NaHCO水溶液及びブラインで
3
洗浄、 Na SOで乾燥後、濃縮乾燥してクルード結晶を得た。化合物を、酢酸ェチル:
2 4
n-へキサン =丄: l(v/v)で溶出されたシリカゲルカラム (Wacogel C-200)で精製して無 色結晶の標記化合物 (2.77g、収率 90.0%)を得た。
[0169] R value = 0.46 (EtOAc I n— Hexane=l:l, v/v)
f
m.p. 94-95°C
[ α ] 26 9=- 8.4。 (c 0.771, chloroform);
D
'H-NMR (CDCl ): δ 2.93 (t, 1H, J = 8.0, C ,— H), 3.02 (t, 1H, J = 9.6, C - H),
3.23 (t, 2H, J = 8.7, J = 8.7, C— H, C — H), 3.34, 3.53, 3.57, 3.57, 3.63 (s, 3
3, 4 3' , 4' 3 3'
H, C OCH , s, 3H, C OCH , s, 3H, C OCH , s, 3H, C OCH , s, 3H, C OCH ), 3.
6 3 2' 3 2 3 3 3 3' 3
78 (s, 3H, CH OPh), 4.37 (dd, 1H, J = 6.4, J = 13.6, C - H), 4.31 (d, 1H, J
3 5', 6' 6', 6' 6' 1', 2
= 7.6, C -H), 4.47 (d, 1H, J = 10.0, C - H), 4.51 , 4.72 (d, 2H, 2H, J = 10.8, 1
' 1, 2 1 gem
I .0,— CH Ph), 7.2-7.6 (aromatic H)
2
13C-NMR (CDCl ): δ 55.3 (CH OPh), 59.1 , 60.6, 60.9, 61.1 , 62.6 (C ), 70.5, 74.
3 3 6'
4, 74.6, 77.7, 79.9, 82.2, 84.3, 86.4, 87.0, 87.3, 102.6, 113.9, 127.4, 128.8, 129.8, 130.1 , 131.8, 133.7, 159.4
Anal. Calcd for C H O S: C, 59.60; H, 7.10; Found: C, 59.46; H, 7.07
31 44 11
(7)フエニル 4— O—D—メトキシベンジル— 2.3.6—トリ— O—メチル— β—D—グルコビラノシル—
化合物 (18)(6.66g、 10.7 mM)のテトラヒドロフラン (30 mL)溶液に、 0°C下、水素化ナト リウム (ミネラルオイル中 60%、 0.512g)及びヨウ化メチル (0.8 mL、 12.8 mM)をカ卩えた。 反応混合物を室温で 5h維持し、混合物を酢酸ェチルで希釈し、飽和 NaHCO水溶
3 液及びブラインで洗浄、 Na SOで乾燥後、濃縮乾燥してクルード結晶を得た。クルー
2 4
ド結晶をエタノールで再結晶して、無色結晶の標記化合物 (5.78g、収率 84.9%)を得た Rf値 =0.70(EtOAc/n-へキサン =1 : 1、 v/v)
m.p. 82-84 °C
[ a ] 27·3= -22.7° (c 0.998, chloroform)
D
'H-NMR (CDCl ): δ 2.93 (t, 1H, J = 8.0, C - H), 3.06 (t, 1H, J = 9.6, C - H),
3 2', 3' 2' 2, 3 2
3.19 (t, 1H, J = 9.1 , C -H), 3.27 (t, 1H, J = 8.7, C— H), 3.34, 3.36, 3.52, 3.5
3' , 4' 3' 3, 4 3
7, 3.59, 3.62 (s, 3H, C OCH , s, 3H, C OCH , s, 3H, C OCH , s, 3H, C OCH , s,
6 3 6' 3 2' 3 2 3
3H, C OCH , s, 3H, C OCH ), 3.78 (s, 3H, CH OPh), 4.29 (d, 1H, J = 8.0, C
3 3 3' 3 3 1', 2' 1'
-H), 4.48 (d, 1H, J = 9.6, C - H), 4.53, 4.72 (d, 2H, 2H, J = 10.4, 10.4, — CH Ph
1, 2 1 gem 2
), 7.2-7.6 (aromatic H)
13C-NMR (CDCl ): δ 55.2, 59.1 , 59.3, 60.6, 60.6, 60.7, 61.0, 70.5, 71.1 , 74.5, 7
3
4.6, 77.1 , 77.7, 79.0, 81.9, 84.2, 86.7, 87.0, 87.3, 103.3, 113.8, 127.3, 128.8, 129.
7, 130.4, 131.7, 133.9, 159.3
(8)フエ-ル 2,3,6-トリ- O-メチル- β - D -ダルコビラノシル - (1→4)- 2,3,6-トリ- Ο-メチ ノレ- 1-チォ- β - D -ダルコビラノシド (20)(R2=Me)
化合物 (19)(2.00g、 3.21 mM)のァセトニトリル:水 =9:l(v/v)(66.7 mL)溶液に、 0°Cで、 アンモ-ゥムセリウム (IV)-トレート (3.52g、 6.41 mM)をカ卩えた。反応混合物を 0°Cで 12 h維持した。混合物を酢酸ェチルで希釈し、飽和 NaHCO水溶液及びブラインで洗浄
3
、 Na SOで乾燥後、濃縮乾燥してクルード結晶を得た。クルード生成物を、塩化メチ
2 4
レン、酢酸ェチル: n-へキサン = l:l(v/v)及び酢酸ェチルで溶出するシリカゲルカラ ムで精製して、無色結晶の標記化合物 (1.52g、収率 91.4%)を得た。
[0171] m.p. 96-97 °C
[ α ] 27·5=—47.0° (c 1.03, chloroform)
D
Rf value = 0.17 (EtOAc I n— Hexane)
'H-NMR (CDCl ): δ 2.93 (t, 1H, J = 8.0, C - H), 3.06 (t, 1H, J = 9.2, C - H),
3 2', 3' 2' 2, 3 2
3.08 (t, 1H, J = 9.2, C -H), 3.25 (t, 1H, J = 8.7, C - H), 3.36, 3.38, 3.51, 3.5
3' , 4' 3' 3, 4 3
7, 3.57, 3.61 (s, 3H, C OCH , s, 3H, C OCH , s, 3H, C OCH , s, 3H, C OCH , s,
6 3 6' 3 2' 3 2 3
3H, C OCH , s, 3H, C OCH ), 4.34 (d, 1H, J = 7.8, C - H), 4.48 (d, 1H, J =
3 3 3' 3 1', 2' 1' 1, 2
9.8, C -H), 7.2-7.6 (aromatic H)
1
13C-NMR (CDCl ): δ 59.1, 59.5, 60.4, 60.5, 60.6, 60.8, 70.4, 71.7 (C ), 72.8, 73
3 4'
.4 (C ), 77.5 (C ), 78.9 (C ), 81.8 (C ), 83.7 (C ), 86.1 (C ), 86.6 (C ), 87.2 (C ), 1
5' 4 5 2 2' 3' 3 1
03.2 (C ), 127.3, 128.7, 131.7, 133.8
1,
Anal. Calcd for C H O S: C, 55.58; H, 7.39; Found: C, 55.50; H, 7.24
24 38 10
(9)フエニル 4- O-ァセチル- 2,3,6-トリ- O-メチル- β - D -ダルコビラノシル - (1→4)- 2, 3,6-トリ- O-メチル -1-チォ- β - D -ダルコビラノシド (21)(R2=Me)
化合物 (20)(800mg、 1.54 mM)の塩化メチレン (5 mL)溶液に、無水酢酸 (320 L)及 びピリジン (275 L)をカ卩え、ー晚撹拌した。混合物を酢酸ェチルで希釈し、 1N-HC1 及び飽和 NaHCO水溶液及びブラインで洗浄、 Na SOで乾燥後、濃縮乾燥して、無
3 2 4
色結晶の標記化合物を定量的に得た。
[0172] m.p. 94.8-95.7° C
[ α ] ' = -37.8° (c 3.76, chloroform)
'H-NMR (CDCl ): δ 2.09 (COCH3), J = 9.3, C— H), 3.08 (dd, 1H, J = 9.0,
C -H), 3.24 (t, 1H, J = 9.0, C - H), 3.28 (t, 1H, J = 8.7, C - H), 3.34, 3.39, 3
.51, 3.54, 3.59, 3.60 (s, 3H, C OCH , s, 3H, C OCH , s, 3H, C OCH , s, 3H, C
OCH , s, 3H, C OCH , s, 3H, C OCH ), 4.38 (d, 1H, J = 7.8, C— H), 4.51 (d, 1
1', 1'
H, J = 9.9, C -H), 4.87 (t, 1H, J = 9.6, C — H), 7.2-7.6 (aromatic H)
1 1
13C-NMR (CDCl ): δ 20.8 (Ac), 59.1, 59.4, 60.3, 60.6, 60.6, 60.7, 70.3, 70.8 (C
), 72.0, 72.9 (C ), 77.6 (C ), 78.8, 81.7 (C ), 83.5 (C ), 83.9 (C ), 86.5 (C ), 87.2
(C ), 103.0 (C ), 127.3, 128.7, 131.7, 133.8, 169.8
1
(10) 4- O-ァセチル- 2.3.6-トリ- O-メチル - β -D-グルコピラノシル- →4)- 2.3.6-トリ -O-メチル -D-グルコビラノシル フルオライド(22XR2=Me)
化合物 (21)(864mg、 1.54 mM)の無水塩化メチレン (20 mL)溶液に、 - 78°C下、 (ジェ チルァミノ)サルファトリフルオライド (DASTX612 μ L、 4.63 mM,3.0当量)及び N-ブロ モスクシンイミド (NBS)(320mg、 1.80 mM、 1.17当量)をカ卩えた。反応混合物の温度を、 llhかけて徐々に昇温し- 25°Cとし、溶液を- 25°Cで 9h維持した。混合物を酢酸ェチ ルで希釈し、飽和 NaHCO水溶液及びブラインで洗浄、 Na SOで乾燥後、濃縮乾燥 して、無色オイルを定量的に得た。クルード生成物を、酢酸ェチル: n-へキサン =1:2( v/v)で溶出するシリカゲルカラム (Wacogel C_200)で精製して、無色結晶の標記化合 物 (725mg、収率約 100%)を得た。 α: β =4:1(1H-NMRデータから算出),
m.p. 56.0- 63.5°C
[ α ] 27·7= +27.7° (c 3.76, chloroform)
'H-NMR (CDCl ): δ 2.06 (s, 3H, CH CO), 3.05 (t, 1H, J = 9.3, C - H), 3.16 -
3.32 (1Η, C -H), 3.25 (t, 1H, J = 9.6, C - H), 3.50 - 3.62 (1H, C - H), 3.33, 3.3
8, 3.50, 3.52, 3.54, 3.57 (s, 3H, C OCH , s, 3H, C OCH , s, 3H, C OCH , s, 3H,
C OCH , s, 3H, C OCH , s, 3H, C OCH ), 4.35 (d, 1H, J = 7.8,C— H), 4.86 (t,
1', 1'
1H, J = 7.0, C -H), 5.16 (dd, 1H, J = 6.3, J = 53.1, C—H), 5.65 (dd, 1H,
1
J = 2.7, J = 53.4, C 一 H)
1
13C-NMR (CDCl ): δ 20.9, 58.9, 59.1, 59.2, 59.5, 60.1, 60.3, 60.7, 60.7, 69.4 (C
), 70.8 (C ), 72.0 (C ), 72.3 (C ), 72.3 (C ), 73.1 (C ), 76.7 (C ), 76.8 (C ), 80.2 (
6 4' 6' 5 5 5' 4 4
C ), 80.6 (C ), 80.8 (C ), 83.5 (C ), 83.9 (C ), 103.0, 103.1 (C ), 103.4 (C ), 106
2 2 3 2' 3' 1' l a
.4 (C ), 169.9 (CH3CO)
l a
MALDI-TOF-MS found [M+Na]+ = 493.15
( 11) 1で示されるィ ·〔2)〜(11)
反応式 1で示される化合物 (2)〜(11)は、実施例 1 ( 1)〜(10)に示される反応式 2の 化合物 (13)〜(22)の製法に準じて製造することができる。
(12)アルキル化セロオリゴ糖鎖形成の一般的方法
上記(8)で得られた化合物 (20)(69.6mg、 0.134 mM)及び上記(10)で得られたィ匕合 物 (22)(70.2mg、 0.149 mM)を、減圧下で終夜乾燥した後、化合物 (20)及びィ匕合物 (22 )を、無水ベンゼン (5 mL)に溶解した。反応混合物を、窒素雰囲気下で、活性モレキ ユラ一シーブ 4A(500mg)と共に室温で 2h撹拌した。化合物 (20)及びィ匕合物 (22)の溶液 に、 Cp H1C1 (62.3mgゝ 0.164 mM)及び AgCIO (68.1mgゝ 0.328 mM)を室温でカ卩え、混
2 2 4
合物を連続して lh撹拌した。不溶物を濾去し、酢酸ェチルで洗浄した。ろ液を酢酸 ェチルで希釈し、蒸留水、 NaHCO水溶液及びブラインで洗浄、 Na SOで乾燥後、
3 2 4
濃縮乾燥した。生成物は、プレパラティブ TLC (以下 PTLCと表記する) (溶出液: EtOA c: n-へキサン =1 : 1、 l :2(v/v))で単離して、原料ィ匕合物 (20X15.0 mg)、化合物 (25) (28. 0 mg)及びィ匕合物 (25 a )(40.8mg)を得た。
フエニル 4 o—ァセチル— 2.3.6—トリ— 0-メチル- β -D-グルコピラノシル- →4)- 2.3.6- トリ— Ο—メチル— β— D—ダルコビラノシル (1→4)— 2,3,6—トリ— Ο—メチル— β— D—グルコピ ラノシル- (1→4)- 2,3,6-トリ- Ο-メチル - 1-チォ- β -D-ダルコビラノシド(25)(R2=Me) [ a ] 28·8=—15.7° (c 0.942, chloroform)
D
'H-NMR (CDCl ): δ 2.09 (COCH ), 2.96, 2.96 (t, t, 1H, 1H, J = 9.0, C — H or C
3 3 2'
-H), 3.02 (t, 1H, J = 9.3, C - H), 3.09 (t, 1H, J = 9.0, C - H), 3.21 (t, 2H
2" 2'" , 3'" 2'" 2, 3 2
, J = 9.0, C — H and C — H), 3.24 (t, 1H, J = 9.0, C — H), 3.28 (t, 1H, J =
3' 3" 3' " , 4' " 3' " 3, 4
9.0, C -H), 3.24 - 3.32 (C — H and C - H), 3.32 - 3.38 (C - H), 3.42 - 3.49 (m, 1H
3 5' 5" 5
, C -H), 3.68 (2H, J = 9.0, C — H and C — H), 3.71 (t, 1H, J = 9.3, C— H), 4.32
5'" 4' 4" 4, 5 4
(d. 1H, J = 7.8, C ,- H or C - H), 4.34 (d. 1H, J = 8.4, C ,- H or C - H), 4.41 (d, 1
=f 'Ηΐ 'Ρ) ZVf '(8"Ζ =f 'Ηΐ 'Ρ)Ζε· '(8"Ζ =f 'Ηΐ 'Ρ) ZZ'f '(HDO) Ζ9 'ΐ9·ε '6S'S ' sex '9 τ ·ε ·ε ·ε 'ινζ '8ε·ε 'esx '('HDOD) ors 9 :(
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T
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- 9'ε - ΐ) - /^/ 匚 / - a- g - ^ - o- rw- 9'ε - ^^ - o- / ェ
ΓΖΟΟΐ =+[M+ ] '2"166 = +[ +n] Iou,ui ui IS3
·6"69ΐ '6·εει '6·ιει '8' 'ε'^ΐ 'βτοι '8'S6 'VLS '6·98 'ζ
•98 'ε· 8 '™ '9X8 '6·ΐ8 'ε·ΐ8 Τΐ8 Ό"6Ζ '6TZ 'VZL 'VZL 'ΓΐΖ '9 Ζ 'VOL '8·6 9 '2"89 'Ζ 9 '9 9 'S 9 'V09 'S 9 'S'6S 'Γ63 '0"63 '6 2 9 (\DQD) H N-DgI
(Η O BUIOJB) 9·Ζ - Z'L '("ΐΗ '8·ε = f 'Ηΐ ·Ρ) Ζ9"3 'し '
( H 'Ζ'β = "'
S ' f 'Ηΐ ' ) 06· '(ΐΗ '8·6 = f 'Ηΐ 'Ρ) OS^ '(HDO) ΐ9·ε '09·ε '8S'S ' ST ' ST ' sex ' ·ε 'ζ τ
'8ε·ε 'ζετ 'esx 'εε'ε '('HDOD) 60 9 :(
ειつ αつ) Η醒- H
T
匚 /、 - a- g - ^ - o- rw- 9·ε - ΐ) - / 、/ 匚 /、 - a- » -Λ^≠- -(Λ - 9·ε - Ϊ) - /^ / 匚 、 - a- g - ^ - o- rw- 9·ε - ^^ - o- / ェ
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ΖΟΟΐ = Ί66 = +[ +n] pu^e ui is3
(OD HD) 6·69ΐ '(つ O BUIOJB)
8·εει 'Γΐει 'r 'τιζι ュ0' ■∞ち) ε'εοι 'ぐ' ュ0' ■∞ち) ζτοι '('
' つ■∞ つ ·ΐο つ) Q-zoi '(つ) Z'LS '( D) Γ98 '(' D■∞ D) 0"S8 '(' D ' D) 8^8 '( … ) 6X8 '(… ■∞ "ZD■∞ ' ) 3X8 '(… ■∞ ' ) VZS '(' D■∞ " ■∞ D) Ζ 8 '( D) 6·ΐ8 '( D) 6"8Z '(' D^o' D) 8"ZZ '(" D) VLL '( つ■∞ つ■∞
D) S"ZZ '(' ■∞ つ) 8^ '( D■∞ ) ^ ' ' ) 6'ZL '(" ■∞ D■∞ ■∞ D) 0"2Z '(' D) 6 Ζ '("' D-io" o JO つ ·ΐο つ) ·0Ζ ' ' つ つ■∞ つ■∞ つ) r0 '8·0 9 ' 09 '9·09 '9 9 'S 9 'V09 'S 9 'Γ09 'V6 T6S '6 2 9 :( Iつ aつ) H N-DgI
(H ORBiiiojB) 9-i-Z'L '(H―… D
'9·6 = "'S '"V Ήΐ ' ) LS'f '(H-TD '6·6 = f Ήΐ 'Ρ) I 'f '(H-'^D '8"Z ='"' '"V Ή
LZlZl0/S00Zdr/13d 6 C88.90/900Z OAV
7.8), 4.90 (t, IH, J = 9.3, H4,, '), 5.75 (d. IH, J = 5.1, H ) 7.2 - 7.6 (aroma
4' " , 5' " 1 tic H)
13C-NMR (CDCl ): δ 20.9, 58.1, 58.9, 59.1, 59.2, 59.4, 60.2, 60.3, 60.6, 60.6, 6
3
0.7, 60.8, 69.9, 70.1, 70.9, 72.1, 72.9, 73.0, 74.7, 74.8, 77.4, 77.6, 80.8, 81.8, 83. 3, 83.4, 83.5, 83.9, 84.8, 85.0, 86.3, 102.9, 103.2, 103.4, 126.9, 128.9, 130.8, 134. 6, 169.9
フエ-ル 4— o—ァセチル トリ—o—メチル— β—D -ダルコビラノシル -(1→4)- 2,3,6- トリ— Ο—メチル— a— D—ダルコビラノシル (1→4)— 2,3,6—トリ— Ο—メチル— β— D—グルコピ ラノシル- (1→4)- 2,3,6-トリ- Ο-メチル - 1-チォ- a - D -ダルコビラノシド(25 a,)(R2=Me 1
'H-NMR (CDCl ): δ 2.10 (COCH ), 3.34, 3.36, 3.37, 3.40, 3.51, 3.52, 3.55, 3.56
3 3
, 3.57, 3.58, 3.58, 3.62 (OCH ), 4.33 (d, IH, J= 7.8), 4.36 (d, IH, J= 7.8), 4.90 (t,
3
IH, J = 9.3, H4' ' '), 5.69 (d. IH, J = 3.6, HI"), 5.76 (d, IH, J = 5.1, HI)
4' " , 5' " 1, 2
13C-NMR (CDCl ): δ 20.9, 58.1, 58.9, 59.1, 59.4, 59.5, 59.5, 60.3, 60.5, 60.6, 6
3
0.8, 69.6, 69.8, 70.4, 70.9, 72.0, 73.0, 73.8, 77.7, 80.7, 80.9, 81.2, 81.7, 83.4, 84. 1, 86.3, 86.9, 95.6, 103.2, 103.3, 126.9, 128.9, 130.7, 134.6, 169.9
(13)フエニル 2.3.6-トリ- O-メチル- β -D-グルコピラノシル- →4)- 2.3.6-トリ- Ο-メ チル— β—D—グルコピラノシル— →4)— 2.3.6—トリ— Ο—メチル— β—D—グルコピラノシル—( 1→4)— 2.3.6—トリ— Ο—メチル 1—チォ— β—D—グルコビラノシド(26XR2=Me)
化合物 (25)(29.7mg、 30.6 M)のテトラヒドロフラン (1 mL)及びメタノール (0.1 mL)溶 液に、 28%ナトリウムメトキシドのメタノール溶液 (4 L、 70 M)を室温でカ卩え、 30分間 撹拌した。反応混合物を酢酸ェチルで希釈し、水及びブラインで洗浄、 Na SOで乾
2 4 燥後、濃縮乾燥して化合物 (26)(28.4mg、収率約 100%)を得た。
m.p. 144-145。C;
[ α」 =— 16.0ο (c 1.59, chloroform)
D
'H-NMR (CDCl ): δ 2.92—3.02 (dd, J = 8.1, 9.0, dd, J = 8.1, 9.3, 3H, C — H, C
3 2' 2'
-H, and C — H), 3.09 (t, IH, J = 9.0, C— H), 3.12 (t, IH, J = 8.1, C — H)
' 2' " 2, 3 2 3' " , 4' " 3' "
, 3.22 (t, 2H, J = 9.0, C ,- H and C ,,- H), 3.29 (t, IH, J = 8.4, C - H), 3.33 - 3.39
(m, 1H, C -H), 3.35 - 3.40 (m, 1H, C— H), 3.53 - 3.56 (1H, C — H), 3.66 - 3.7
5'" 5 4' "
4 (C -H, C -H, and C - H), 3.62 - 3.84 (C - H, C - H, C - H, C - H), 4.32 (d.
4 4' 4" 6 6' 6" 6' "
1H, J = 8.7, C — H or C — H), 4.35 (d. 1H, J = 7.8, C — H or C — H), 4.40 (d, 1H, J
1' 1" 1' 1" 1
= 7.8, C -H), 4.51 (d, 1H, J = 9.9, C— H), 3.38, 3.39, 3.40, 3.40, 3.54, 3.5
'" , 2'" 1'" 1, 2 1
6, 3.59, 3.60, 3.61 , 3.64 (s, 3H, 3H, 3H, 3H, 9H, 3H, 3H, 3H, 3H, 3H, OCH ), 7.2
3
-7.6 (aromatic H)
13C-NMR (CDC1 ): δ 59.1 , 59.6, 60.0, 60.4, 60.4, 60.6, 60.6, 60.7, 60.8, 60.8, 7
3
0.1 (C or C or C or C ), 70.4 (C or C or C or C ), 72.0 (C ), 73.0 (C or
6 6' 6" 6' " 6 6' 6" 6' " 4' " 6
C or C or C ), 73.1 (C ), 74.7 (C and C ), 77.1 (C or C or C ), 77.8 (C
6' 6" 6' " 5' " 5' 5" 4 4' 4" or C or C ), 78.9 (C ), 81.9 (C ), 83.2 (C or C or C ), 83.4 (C or C or C
4 4' 4" 5 2 2' 2" 2' " 2' 2"
), 83.6 (C or C or C ), 84.8 (C or C ), 85.0 (C or C ), 86.0 (C ), 86.
2' " 2' 2" 2' " 3' 3" 3' 3" 3' "
7 (C ), 87.3 (C ), 103.1 (C or C or C ), 103.2 (C or C or C ), 103.3 (C o
3 1 1" 1 ' " 1' 1 " 1' "
r C or C ), 127.3, 128.8, 131.7, 133.9 (aromatic C)
1 " 1 ' "
MALDI-TOF-MS (Positive Reflector mode): calculated m/z 926.42; found m/z: [ M+Na]+ = 949.34, [M+K]+ = 965.32
( 14) 3- O-ベンジル- 6- O -ビバロイル- a -D-グルコビラノース 1.2.4-オルトピバレー 卜 (32 化合物 (26)「 a)(R2=Me m=4)lの ]^
反応はすべて、 1 X 10— 3Torrの真空を維持することができる高真空ラインを用いて行 つた。化合物 (26)(18mg、 19.4 iu M)及び化合物(32Xl6.3mg、 38.9 M)を活性モレキュ ラーシーブ 4A(200mg)と共に、ガラス製反応容器中で減圧下約 1日間乾燥を行った。 塩化メチレンを CaH力も蒸留し、高真空ラインで凍結及び解凍を 3回行い脱気し、反
2
応容器中に移した。ラバーセプタムを通してシリンジで BF - Et 0を反応容器に加えた
3 2
。その後、ガラス製反応容器をガスバーナーで焼き切り分離して、適当な温度の浴に 移し 19h連続して撹拌した。反応混合物に、トリェチルァミン (8.1 mL、 58 M)をカロえ、 濾過し、酢酸ェチルで洗浄した。あわせたろ液を蒸留水及びブラインで洗浄、無水 硫酸ナトリウムで乾燥後、濃縮乾燥した。得られた混合物中、原料テトラマー (59%)、 ペンタマ一 (32%)、へキサマー (10%)、ヘプタマ一 (1%)、ォクタマー (1%)であった。
なお、ここで、便宜上、テトラマーとは単糖力 個結合したィ匕合物 (n=0)、ペンタマ一
- ΐ- ^ - o- fw- 9'ε - ΐ) - / 匚 / - α- - ^ - o-fH-9'ε - ΐ) - / 、/ 匚 / - a- g - ^ - o- rw- 9'ε - ΐ) - / 、/ 匚 / - a- g - /
^ - O- fH- 9'S - ΐ) - / 、/ 匚 / - α- 8 - / ΰ - o- 、- 9 - べ:^- ο— ε— υ— /^/ 匚 / — a— g— / !^/ — 0— —9 — / ベ:^— ο—ε / ェ
εε·69ει =+ΡΝ+
]: z/ui punoj :ε9·9 εΐ
SW— d〇丄—
( ( HD)DOD) 8"6Ζΐ
(HD)DOD) 8"9 τ T8si 'βτζι 'Γΐει '8"82i ' LZI 'z'Lzi 'ε'εοι 'ζτοι '('
",TD) Ο Οΐ 'ε· 8 'Γ98 '6· 8 'VZS 'VZS '6·ΐ8 '6"8Ζ '8"ΖΖ 'Z'LL '8'SZ 'S'fL 'Ζ fL '9'fL 'O'fL '6'ZL 'VOL '9 9 '6 9 'Ζ 9 '9 9 'V09 'V6 'Γ63 '( ( Ηつ)つ〇っ) 0· 6S '( ( Ηつ)つ Οつ) 8'8S '( ( Ηつ)つ Οつ) Z'LZ '( ( HD)DOD)Z-LZ 9 (\DQD) H N-DgI
(H oRBiiiojB) g-i-Z'L
'(H— '… 8 = f 'Ηΐ ' ) L6'f '(¾ HD 'Ο'ΐΐ = f 'Ηΐ 'Ρ) 89· 'Qd HD 'Vll = f 'HI
'P) ZS'f '(H-""9D 'ζ-ΖΙ = f '0·ε = f Ήΐ 'ΡΡ) ΐ9· '(H-… 'ΐ·8 = f 'Ηΐ 'Ρ) S^ ' (H-D '6·6 = f 'Ηΐ 'Ρ) m '(H-'"^ 'ΐ·8 = f 'Ηΐ 'Ρ) Wf '(H-"^■∞ Η-'θ '8"Ζ = f '6·9 = f 'Ηΐ 'Ηΐ) l£-f '6Z'f '(Η」' つ 'ε ΐ = f 'Ο'Ζ = f 'Ηΐ 'ΡΡ) ZZ'f '(HDO) 19 τ '09·ε 'sex 'sex ' ex ' ·ε ·ε 'ζνζ 'ονζ '8∑τ '(Η 'ΗΙ) ζο·ε '(Η-' つ '
Η」 Ήε) 00·ε— 98 '( ( Ηつ)つ Οつ Ή6 Ή6
<s <s) ΐ2"ΐ ' 8·ΐ 9
:0303) Η醒- H
T ο- rw- 9'ε - ΐ) - /^/ 匚 / - α- 8- ^ - ο- fw- 9'ε - ΐ) - /^/
。 · ^—^ A ^ )(qi)呦 ^^ 、 止!^ [9ZT0] 一 c /
[ezio]
、
LZlZl0/S00Zdr/13d 39 C88.90/900Z OAV
ォ— β—D—ダルコビラノシド(Ib)(m=4, n=2)
JH-NMR (CDCl ): δ 1.04, 1.05, 1.21 , 1.24 (s, s, s, s, 9H, 9H, 9H, 9H, COC(CH
3 3
) ), 2.82-3.01 (3H, C — H, C — H, C — H), 3.37, 3.38, 3.38, 3.40, 3.51 , 3.53, 3.56
3 2, 2" 2' "
, 3.58, 3.60, 3.61 (OCH ), 3.97 (t, IH, J = 9.3, C -H), 4.18-4.24 (2H, C - H),
3 4" " 6
4.27, 4.31 , 4.33 (d, d, d, IH, IH, IH, J = 7.8, J = 7.5, J = 7.2, C — H or C — H or
l"
C -H), 4.33-4.38 (2H, C - H), 4.42(t, IH, J = 8.1 , C - H), 4.48 (d, IH, J =
1 ' " 6" " 1
11.4, CH Ph), 4.48-4.54 (d, IH, C - H), 4.51 (d, IH, J = 9.9, C - H), 4.48 (d, IH
2 1 " " 1
, J = 11.4, CH Ph), 4.76 (d, IH, J = 11.7, CH Ph), 5.01 (t, IH, J = 8.1 , C - H), 4
2 2 2
.91 (t, IH, J = 8.7, C -H), 5.11 (d, IH, J = 11.4, CH Ph), 7.2-7.6 (aromatic H)
2" " 2
13C-NMR (CDCl ): δ 27.0 (COC(CH ) ), 27.0 (COC(CH ) ), 27.2 (COC(CH ) ), 2
3 3 3 3 3 3 3
7.2 (COC(CH ) ), 38.6 (COC(CH ) ), 38.7 (COC(CH ) ), 38.9 (COC(CH ) ), 38.9 (
3 3 3 3 3 3 3 3
COC(CH ) ), 59.1 , 59.1 , 59.4, 60.4, 60.6, 60.7, 60.8, 60.8, 60.9, 63.0, 70.1 , 70.5,
3 3
72.3, 72.9, 74.2, 74.9, 76.2, 77.2, 78.9, 81.2, 81.9, 82.4, 83.4, 84.7, 85.0, 86.7, 87 .3, 100.0, 100.2, 103.1 , 126.8, 127.4, 127.9, 128.0, 128.5, 128.8, 130.9, 131.7, 133 .9, 137.9, 138.8, 176.7 (COC(CH ) ), 176.8 (COC(CH ) ), 177.9 (COC(CH ) ), 179.
3 3 3 3 3 3
4 (COC(CH ) )
3 3
MALDト TOF— MS (Positive Reflector mode): calculated m/z 1766.85; found m/z: [ M+Na]+ = 1790.00
フエ二ノレ 3— O—ベンジル— 2.6—ジ— O—ビバロイル— 8— D—グルコピラノシル— →4)— 3— Ο -ベンジル- 2,6-ジ- Ο -ビバロイル- - D -ダルコビラノシル - (1→4)- 3- Ο-ベンジル- 2, 6-ジ- Ο -ビバロイル- β - D -ダルコビラノシル - (1→4)- 2,3,6-トリ- Ο-メチル- β - D-グ ルコビラノシル (1→4)— 2,3,6—トリ— Ο—メチル — D—ダルコビラノシル (1→4)— 2,3,6—ト リ- Ο-メチル- β - D -ダルコビラノシル - (1→4)- 2,3,6-トリ- Ο-メチル - 1-チォ- β - D-グ ルコビラノシド (Ib)(m=4, n=3)
MALDト TOF— MS (Positive Linear mode): calculated m/z 2188.55; found m/z: [M+ Na]+= 2211.86
フエ二ノレ 3— O—ベンジル— 2,6—ジ— O—ビバロイル— β— D—ダルコビラノシル (1→4)— 3— Ο -ベンジル- 2」6 -ジ- Ο -ビバロイル-^ - D -ダルコピ 7ノシル - (1_→4)二 3- O-ベンジル- 2t
6—ジ— O—ビバロイル— — D—ダルコビラノシル (1→4)— 3— O—ベンジル— 2,6—ジ— O—ビバ ロイル— β— D—ダルコビラノシル (1→4)— 2,3,6—トリ— Ο—メチル— β—D—ダルコビラノシル — (1→4)— 2,3,6—トリ— Ο—メチル — D—ダルコビラノシル (1→4)— 2,3,6—トリ— Ο—メチル— β— D—ダルコビラノシル (1→4)— 2,3,6—トリ— Ο—メチル 1—チォ— β—D—ダルコビラノシド (lb) (m=4. n=4)
MALDト TOF— MS (Positive Linear mode): calculated m/z 2609.04; found m/z: [M+ Na]+= 2632.29
( 15)化合物 (26)と 3- O-ベンジル- 6- O -ビバロイル- oc -D -ダルコビラノース 1 ,2,4-ォ ルトピバレー K32) の重合方法の枪討
上記(134)の反応生成物を、繰り返して上記(13)の工程に付した場合の、重合反 応生成物の分布割合を調べた。表 1から分力るように、上記(13)の工程を繰り返すこ とにより、グルコース単位の重合度が増えた化合物が増加していくことが確認された。
[表 1]
〔0178
撹拌した。反応混合物を酢酸ェチルで希釈し、 NaHCO水溶液及びブラインで洗浄
3
、 Na SOで乾燥後、濃縮乾燥してクルード生成物を得た。クルード生成物をカラムク
2 4
口マトグラフィー (溶出液:酢酸ェチル: n-へキサン =1:4、 v/v)で精製して、化合物 (Ic) 及び (Ic),(25.3mg)を得た。
[0179] 化合物 (Ic)及び (Ic)'を、無水酢酸 (1 mL)およびピリジン (1 mL)で室温下終夜でァセ チル化して、化合物 (Id)及び (Id)'を得た。
[0180] 化合物 (Id)及び (led) 'のテトラヒドロフラン (1 mL)及びエタノール (1 mL)溶液に、水酸 ィ匕パラジウム Z炭素 (80mg)を加え、水素雰囲気下、室温で l lh撹拌した。水酸化パラ ジゥム Z炭素を濾別し、 20%のメタノール/塩化メチレン (v/v)で洗浄した。あわせたろ 液を濃縮乾燥して化合物 (Ie)及び (Ie) ' (21.8mg)を得た。
[0181] 化合物 (Ie)及び (Ie),のテトラヒドロフラン (4 mL)及びメタノール (1 mL)溶液に、 28%の ナトリウムメトキシド (0.1 mL)を加え、室温で終夜撹拌した。その混合物を Dawex H+で 中和し、 Dawex H+を濾別して、 20%のメタノール/塩化メチレン (v/v)及びメタノールで 洗浄した。あわせたろ液を濃縮乾燥して化合物 (ID及び (Ig)(19.0mg)を得た。
[0182] 化 )(Tg) :
JH-NMR (CDC1 ): δ 2.96 (C— Η (methylated glucose)), 3.40, 3.54, 3.57, 3.58, 3.
3 2
59 (OCH ), 4.33 (C— H (methylated glucose), 4.58 (C— H (non-methylated glucose))
3 1 1
; JH-NMR (D O at 20。 C): δ 3.14 (C— H (methylated glucose)), 3.41, 3.58, 3.59 (
2 2
OCH ), 4.43 (C— H (methylated glucose), 4.45 (C— H (non-methylated glucose)); JH
3 1 1
-NMR (CD OD): δ 2.90 (C— H (methylated glucose)), 3.40, 3.53, 3.56, 3.58 (OCH
3 2
), 4.38 (C— H (methylated glucose), (C— H (non-methylated glucose)); 13C— NMR (C
3 1 1
DC1 ): δ 61.0, 61.8, 63.1, 72.6, 76.3, 78.8, 84.9, 85.7, 105.2
3
MALDI-TOF-MS data.
化,合物 (ID: calculated m/z n=0: 834.41, n=l: 996.46, n=2: 1158.52, n=3: 1320.57, n=4: 1482.62; found m/z [M+Na]+ =857.4 (n=0), [M+Na]+=1019.4 (n=l), [M+Na]+ =11 81.5 (n=2), [M+Na]+ =1343.7 (n=3), [M+Na]+ =1505.6 (n=4);
化合物 (Ig): calculated m/z n=0: 848.43, n=l: 1010.48, n=2: 1172.53, n=3: 1334.5 8, n=4: 1496.64; found m/z [M+Na]+=871.4 (n=0), [M+Na]+ =1033.5 (n=l), [M+Na]+
=1195.5 (n=2), [M+Na]+=1357.6 (n=3), [M+Na]+ =1519.6 (n=4)
「麵列 1,
実施例 lで得られるブロック的メチル化セロオリゴ糖ライブラリー (ィ匕合物 (ιβ及び (ig) )について、各種溶媒に対する溶解性を検討した。
[0183] このライブラリ一は、水又はメタノールに任意の量で溶解することが分力つた。また、 このライブラリーのクロ口ホルム(CDC1 )に対する溶解性を調べるために、図 1に示し
3
た方法に従いライブラリーを分画したところ、クロ口ホルム可溶部(part A)及びクロ口 ホルム不溶部(part B)が重量比 44: 56で分画できた。
[0184] この分画されたライブラリー(part A及び B)を、 MALDI-TOF-MSにより分析した結 果を表 2に示す。なお、表 2中、置換度(D. S.、 degree of substitution)とは、セロォ リゴ糖誘導体の水酸基に導入された置換基の平均値を表す尺度であり、導入された 置換基の数をセロオリゴ糖誘導体の全水酸基の数で割り、これに 3を掛けた値である
[0185] ライブラリー (ィ匕合物 (ID及び (Ig))中に含まれるそれぞれのセロオリゴ糖誘導体の含 有割合は、 MALDI-TOF-MSスペクトル上で検出されたピークの高さ力も推定した。 いずれのセロオリゴ糖も水溶性であった力 4, 5量体はクロ口ホルムに溶解しやすぐ 6量体以上のオリゴ糖は水に溶解しやす力つた。また、還元性末端が水酸基である (2 1)の 6, 7量体は特に水溶性が高力つた。
[0186] 以上、グリコシル化と重合法を組み合わせた本合成法は、ブロックコポリマーのモデ ル合成に有効であり、 MALDI-TOF-MSによる微量分析法は、オリゴ糖誘導体の溶解 性をスクリーニングするのに有効であった。また、ブロック的メチルイ匕セロオリゴ糖ライ ブラリーは両親媒性を示した力 重合度(D.P.:degree of polymerization)や置換度(D .S.:degree of substitution)によりその溶解性が変化することが確認された。
[0187] [表 2]
全自動表面張力計 CBVP-Z (協和界面科学株式会社製)を用いて、試験例 1の Part Aの水溶液の表面張力を測定した。測定は、気温 28°Cの室温条件下、ウィルヘルミ (プレート)法により行った。
[0189] 蒸留水の表面張力が約 71mNZmであったのに対し、本発明のセロオリゴ糖誘導 体を含む水溶液 (Part A)の表面張力は約 45mNZmであり、界面活性能が確認さ れた。水溶液の化合物濃度と表面張力との関係を図 2に示す。
[0190] なお、 Part Aの固体サンプルを蒸留水に溶かし、濃度 (mg/mL)を横軸、表面張力 N/m)を縦軸として、所定の濃度溶液をそれぞれ調製してプロットを行った。
[0191] 図 2より、臨界ミセル濃度 (CMC)は、 lmg/mL程度であることが認められた。
「 施例 2Ί (R^Rt)
実施例 1 (5)において、ヨウ化メチルに代えてヨウ化工チルを用いること以外は、実 施例 1 (1)〜(15)と同様にして、本発明のセロオリゴ糖誘導体 (R2=Et)を製造した。 カゝかるセロオリゴ糖誘導体も、試験例 1のような両親媒性を示すと共に、試験例 2で示 すような界面活性能を有して 、る。
「纏列 3,
(1)フエニル 4.6- O-ベンジリデン- β - D-グルコピラノシル- →4)- 1-チォ- β - D-グ ルコビラノシド (49)
フエ-ルチォ - -セロビロシド (15)(5.99g、 13.7 mM)とべンズアルデヒドジメチルァ セタール (3.09 mL、 1.5当量)の Ν'-ジメチルホルムアミド (30 mL)懸濁液に、トルェ ンスルホン酸 (0.2g)を加えた。反応液を 15 mmHg下 45° Cで 3.5h維持した。トルエンス ルホン酸 (1.78g)を反応混合物にカ卩え、溶液を 15 mmHg下 50° Cで 30分維持した。そ の後、ベンズアルデヒドジメチルァセタール (2.50 mL)をカロえ、溶液を 15 mmHg下 50 ° Cで 1時間維持した。溶液を Amberlite IR_400(OH— )で中和し、混合物を濾過してク ルード生成物を得た。これを、シリカゲル 'カラム (溶離剤: 10%のメタノール/ CH C1 )で
2 2 精製して、無色の油状の標記化合物 (7.1g、収率約 100%)を得た。
[0192] なお、標記化合物 (49)は、ァセチルイ匕して次の化合物に変換して同定した。
フエ-ル 2J-ジ- O-ァセチル- 4.§- O-ベンジ 、ン- θ - D -ダルコビラノシル -し 1→4)-
2,3,6-トリ- O-ァセチル- 1-チォ- β -D -ダルコビラノシド「(49)の Ac体 1
'H-NMR (CDC1 ): δ 1.9-2.2 (15H, CH CO), 3.46 (m, 1H, C— H), 3.61 (m, 1H, C
3 3 5'
-H), 3.67 (t, 1H, J = 9.6, C - H), 3.71 (1H, C - H), 3.8—3.7 (1H, C - H), 4.08 (d
5 4', 5' 4' 4 6'
d, 1H, J = 5.1, J = 12.0, C -H), 4.34 (dd, 1H, J = 4.5, J = 9.9, C— H), 4.
5, 6 6, 6 6 5', 6' 6', 6' 6'
56 (d, 1H, J = 18.3, C - H), 4.58 (d, 1H, J = 7.5, C - H), 4.66 (d, 1H, J = 10.
6, 6 6 ,2' 1' 1, 2
2, C -H), 4.88 (t, 1H, J = 9.6, C - H), 4.91 (t, 1H, J = 9.3, C - H), 5.19 (t, 1H
1 2, 3 2 2', 3' 2'
, J = 9.0, C -H), 5.25 (t, 1H, J = 9.6, C— H), 5.47 (s, 1H, -CHPh)
3, 4 3 3', 4' 3'
13C-NMR (CDC1 ): δ 20.6, 20.7, 20.7, 20.8, 20.9 (CH CO), 61.9, 66.3, 68.4, 70.
3 3
1, 71.9, 72.5, 74.1, 76.5 , 76.8 , 77.9, 85.2 (C- 1), 101.5 (C- 1'), 126.0, 128.2, 128. 3,128.8, 129.2, 131.4, 133.2, 136.5 (aromatic C), 169.3, 169.5, 169.5, 170.1, 170.2
(CH CO)
3
(2)フエニル 2.3-ジ- O-ベンジル- 4.6- O-ベンジリデン- β - D-グルコピラノシル- → 4)— 2.3.6—トリ— Ο—ベンジル— 1—チォ— β—D—グルコビラノシド (50)
上記(1)で得られた化合物 (49)のテトラヒドロフラン (10 mL)溶液に、ミネラルオイルを 含む 60%NaH(920mg、 23.0 mM)及び臭化べンジル (2.74 mL、 23.0 mM)をカ卩えた。反 応混合物を、室温で llh、 50°Cで 1日間撹拌した。これに 0°Cにてメタノールを加えて 、反応混合物を酢酸ェチルで希釈し、水及びブラインで洗浄し、 Na SOで乾燥し、濃
2 4
縮乾燥して結晶を得た。クルード結晶を n-へキサンで洗浄して無色結晶の標記化合 物 (2.54g、収率 68%)を得た。
'H-NMR (CDC1 ): δ 3.37 (t, 1H, J = 8.1, C— H), 3.74 (dd, 1H, J = 1.2, J =
3 2', 3' 2' 5, 6 6, 6
7.5, C -H), 3.88 (dd, 1H, J = 4.5, J = 7.5, C— H), 4.21 (dd, 1H, J = 5.4, J
6 5, 6 6, 6 6 5', 6' 6', 6'
= 9.9, C -H), (4.57 (d, 1H, J = 7.8, C - H), 4.62 (d, 1H, J = 9.6, C - H), 5.48 (
6' 1', 2' 1' 1, 2 1 s, 1H, -CHPh)
13C-NMR (CDC1 ): δ 65.8, 68.0 (C ), 68.7, 73.1, 75.0, 75.5, 75.5, 75.6, 76.6, 79.
3 6
2, 80.0, 81.2, 81.7, 82.5, 84.9, 87.3 (C— 1), 101.1 (-CHPh), 102.8 (C- 1'), 126.0, 12 7.6—138.8 (aromatic C)
(3)フエ-ル 2,3,6—トリ— O—ベンジル— β— D—ダルコビラノシル (1→4)— 2,3,6—トリ— Ο— ベンジル- 1-チォ- β -D-ダルコビラノシド (51)
上記(2)で得られた化合物 (50) (2.00g、 2.06 mM)のァセトニトリル (10ml)溶液に、粉 末モレキュラーシーブ 4A (2.0g)及びナトリウムシァノボロハイドライド (0.53g、 8 mM)を カロえた。これにトリメチルクロロシラン (2.0ml、 15.8 mM)を、 2時間かけてゆっくり滴下し た。反応混合物を室温で 3時間維持し、セライト 535で濾過して、残渣を酢酸ェチルで 洗浄した。ろ液を常法によりワークアップして黄色シロップのクルード生成物を得た。 これを塩化メチレン溶出のシリカゲル 'カラム (Wacogel C_200)で洗浄して、無色結晶 の標記化合物 (1.28g、収率 64%)を得た。
[0194] 'H-NMR (CDC1 ): δ 3.2—3.6 (9Η), 3.84 (dd, 1H, J=3.9, 10.8, H6 or H6,), 3.74 (d
3
d, 1H, H6 or H6,), 4.00 (t, 1H, J= 9.0, C - H), 4.50 (d, 1H, J=7.2, HI '), 4.63 (d,
4
1H, J=9.9, Hl),4.1— 5.1 (12H, CH Ph), 7.2-7.6 (aromatic H)
2
13C-NMR (CDC1 ): δ 68.1, 71.0, 73.0, 73.4, 73.5, 74.9, 75.3, 75.4, 75.4, 76.3, 7
3
6.3, 79.2, 80.0, 82.0, 84.3, 84.8, 87.3 (C— 1), 102.4 (C- 1'), 127.3—138.9 (aromatic C)
(4)フエ-ル (4- O-ァセチル- 2.3.6-トリ- O-ベンジル- β - D-グルコピラノシル) - →4) —2.3.6—トリ— Ο—ベンジル— 1—チォ— D—グルコビラノシド (52)
上記(3)で得られた化合物 (51)のピリジン 2 mL溶液に、無水酢酸 2mLを室温で加え た。反応混合物を終夜撹拌し、濃縮乾燥した。残ったピリジン及び無水酢酸は、トル ェンとエタノールで共沸して除いた。クルード生成物を n-へキサンで洗浄して、結晶 の標記化合物 (1.17g、収率 90%)を得た。
[0195] 'H-NMR (CDC1 ): δ 1.81 (s, 3H, COCH ), 3.26—3.55 (7H), 3.61 (t, 1H, J=8.7), 3
3 3
.85 (dd, 1H, J=3.9, 11.1, H6 or H6,), 3.75 (dd'lH, H6 or H6,), 4.22 (t, 1H, C— H),
4
4.24 (d, 1H, J=11.4, CH Ph), 4.37 (d, 1H, J=11.7, CH Ph),4.4- 4.9 (9H, CH Ph), 4.
2 2 2
47 (d, 1H, J=12.3, CH Ph), 4.52 (d, 1H, J=7.5, Hl '),4.63(d, 1H, J=9.6, HI), 4.97 (
2
t, 1H, J =9.6, J = 9.9, C -H), 7.2-7.6 (aromatic H)
3' ,4' 4',5' 4'
13C-NMR (CDC1 ): δ 68.1, 71.0, 73.0, 73.1, 73.4, 74.9, 75.3, 75.4, 75.4, 76.3, 79.
3
2, 80.0, 82.0, 84.3, 74.8, 87.3 (C ), 102.4 (C ), 127.5-128.4 (aromatic C), 128.8, 1
1 1'
32.0, 133.6, 137.7, 138.1, 138,2, 138.3, 138.6, 138.9
15} 4- O-ァセチル- 2,3,6-トリ- O-ベンジル- β— D—グルコビラノシル (1→4)— 2,3,6—ト
リ- O-ベンジル- D -ダルコビラノシル フルオライド (53)
上記(4)で得られた化合物 (52X100 mg、 0.0984 mM)の無水塩化メチレン (2 mL)溶 液に、 DAST(39 ;z L、 0.295 mM)および NBS(24.5 mgゝ 0.138 mM)を- 45°Cでカ卩えた。 反応混合物の温度を、 2時間かけて 5° Cまで徐々に昇温した。混合物を酢酸ェチル で希釈し、飽和 NaHCO aq及びブラインで洗浄し、 Na SOで乾燥後、濃縮乾燥してク ルード生成物を得た。クルード生成物をシリカゲルカラム (溶出液;塩化メチレン→酢 酸ェチル: n—へキサン = 1:4 (v/v))で精製して標記化合物を定量的に得た。
'H-NMR (CDC1 ): δ 1.84 (s, 3H, COCH ), 4.95 (1H, C - H), 5.21 (dd, J = 6.4,
J = 53.6, C -H), 5.47 (dd, J = 2.7, J = 50.7, C — H), 7.1-7.5 (aromatic
H)
(6) 4— O—ァセチル— 2.3.6—トリ— O—ベンジル— 8—D—グルコピラノシル— →4)— 2.3.6—ト リ- Ο-ベンジル- D-グルコビラノシル フルオライド (54)
上記(5)で得られた化合物 (53)(5mg)のテトラヒドロフラン メタノール溶液 (1.1 mL, 10: 1 (v/v))〖こ、 28%ナトリウムメトキシドのメタノール溶液(5 L)を加えた。反応混合物 を、室温で lh撹拌した。混合物を酢酸ェチルで希釈し、水及びブラインで洗浄、 Na
SOで乾燥後、濃縮乾燥して標記化合物を定量的に得た。
(7) 4— O—ァセチル— 2.3.6—トリ— O—ベンジル— 8—D—グルコピラノシル— →4)— 2.3.6—ト リ- Ο-ベンジル- D-グルコピラノース (55)
上記(4)で得られた化合物 (52X150 mg、 0.148 mM)のアセトン/水 (9: 1 , v/v)(5 mL)の 溶液に、 N- iodosuccinimide(NIS)(65 mg、 0.289 mM)及び触媒量の銀トリフルォロメタ ンスルホネート (AgOTl)を、室温で加え、混合物を 2h撹拌した。反応混合物を酢酸ェ チルで希釈し、水とブラインで洗浄し、 Na SOで乾燥して、濃縮乾燥した。クルード生 成物を、分取薄層クロマトグラフィーで精製して、標記化合物 (55) (103mg、収率 76%) を得た。
(8) 4— O—ァセチル— 2,3,6—トリ— O—ベンジル— β— D—ダルコビラノシル (1→4)— 2,3,6—ト リ- Ο-ベンジル- a -D -ダルコビラノシルイミデート (56)
上記(7)で得られた化合物 (55) (103.1mg、 0.109 mM)の無水塩化メチレン (5 mL)溶 液に、トリクロロアセト-トリル (32.8 μ L、 0.327 mM)及び DBU(8.2 μ L、 0.0546 mM)を
室温で加え、反応混合物を 4.5h撹拌した。混合物をアルミナカラムで精製して、標記 化合物を定量的に得た。
(9)ァセチル 2,3,4,6-テトラ- O-ァセチル- β -D-ガラクトピラノシル -(1→4)- 2,3,6-トリ -Ο-ァセチル- D -ダルコビラノース (47)
ラタトース (46)(lg)及び酢酸ナトリウム (0.5g)を、無水酢酸 (6 mL)の中に懸濁させて、 1 30° Cで 35分撹拌した。混合物を氷水に注ぎ、クルード結晶を濾過し集めた。クルー ド結晶をメタノールから再結晶して、標記化合物 (0.962g、収率 51%)を得た。
JH-NMR (CDC1 ): δ 3.75 (m, 1H, C— H), 3.85 (t, 1H, J = 8.8, C— H), 3.87 (dt,
3 5 3, 4 4
1H, J = 8.0, C -H), 4.13 (dd, 1H, J = 4.8, J = 11.6, C -H), 4.0-4.2 (2H, C -
5' , 6' 5' 5, 6 5, 6 6 6'
Η), 4.45 (dd, 1Η, C - Η), 4.48 (d, 1Η, J = 7.8, C - Η), 4.95 (dd, 1Η, J = 3.4,
6 1' , 2' 1' 3' , 4'
C -H), 5.04 (dd, J = 8.3, J = 9.4, C - H), 5.10 (dd, 1H, C - H), 5.24 (t, 1H, C -
3' 1, 2 2, 3 2 2' 3
H), 5.35 (dd, 1H, J = 0.9, C — H), 5.67 (d, 1H, J = 8.2, C - H)
4' , 5' 4' 1, 2 1
( 10) 2.3.4.6-テトラ- O-ァセチル- β - D-ガラクトピラノシル - (1→4)- 2.3.6-トリ- Ο-ァ セチル- a -D-グルコピラノシルブロマイド (48)
上記(9)で得られた化合物 (47) (0.7584g、 1.118 mM)の無水塩化メチレン (5 mL)溶 液に、 30%の臭化水素の酢酸溶液(0.668 mL、 3.355 mM)を 0°Cでカ卩えた。反応混合 物を、 0°Cで 2h、その後室温で 7h撹拌した。溶液を酢酸ェチルで希釈し、水、飽和 Na HCO aq及びブラインで洗浄し、 Na SOで乾燥して、濃縮乾燥して、無色オイルの標
3 2 4
記化合物を得た。
(11) 1,4-ジ- O-ァセチル- 3- O-ベンジル- 2,6- O -ビバロイル- D -ダルコビラノース (40 1
標記化合物は、 Mokuzai Gakkaishi 40, 302— 307.、 Carbohydrate Research 337(10): 951-954 (2002)に従って製造した。
(12)フエニル 4- O-ァセチル- 3- O-ベンジル- 2,6- O -ビバロイル- 1-チォ- β - D-グ ルコビラノシド (41)
上記(11)で得られた化合物 (40)(69mg、 0.132 mM)の無水塩化メチレン (5 mL)の溶 液に、チォフエノール (12.9 レ 0.126 mM)及び三フッ化ホウ素ジェチルエーテル錯 体 (20.1 μ L、 0.159mM)を室温でカ卩えた。 llh撹拌した後、チォフエノール (13 μ L)を室
温で加えた。 1.5h後に、三フッ化ホウ素ジェチルエーテル錯体 (60 /z L)を室温でカロえ た。 16.5h後に、反応混合物を酢酸ェチルで希釈し、水、飽和 NaHCO aq及びブライ
3
ンで洗浄し、 Na SOで乾燥して、濃縮乾燥してクルード生成物を得た。生成物を PTL
2 4
C (溶離剤: EtOAc: n-へキサン =l:4(v/v))で精製して、結晶の標記化合物 (53.5mg、 収率 71%)を得た。
[0198] 'H-NMR (CDC1 ): δ 1.21 (s, 9H, COC(CH ) ), 1.26 (s, 9H, COC(CH ) ), 3.66 (d
3 3 3 3 3 dd, 1H, C -H), 3.78 (t 1H, J = 9.0, C - H), 4.07 (dd, 1H, J = 6.0, J = 12.3, C
5 2, 3 3 5, 6 6, 6 6
-H), 4.24 (dd, 1H, J = 2.1, J = 12.3, C— H), 4.52 (d, 1H, J - 11.1), 7.18-7.58 (a
5, 6 6, 6 6
romatic H)
13C-NMR (CDC1 ): δ 20.7, 27.1, 27.1, 38.7, 38.8, 62.7, 69.2, 70.8, 74.0, 76.4, 8
3
1.8, 86.7 (C-1), 127.5, 127.8, 128.0, 128.4, 128.9, 132.4, 132.8, 137.6, 169.3, 176. 4, 178.2
(13)フエニル 3- O-ベンジル- 2.6- O -ビバロイル- 1-チォ- β -D-グルコビラノシド (42) 上記(12)で得られた化合物 (41) (200mg、 0.350 mM)のメタノール (20 mL)溶液に、 1
,8-diazabicyclo[5,4,0]-7-undecene(DBU)(366 μ Lゝ 2.45 mM》を 0°Cで加え、反応混 合物を 0°Cで 2h撹拌した。反応混合物を酢酸ェチルで希釈し、 4N-HCU飽和 NaHC 0 aq、水及びブラインで洗浄し、 Na SOで乾燥後、濃縮乾燥して、クルード生成物を
3 2 4
得た。生成物を PTLC (溶離剤: EtOAc: n-へキサン =l:4(v/v))で精製して、結晶の標 記化合物 (112.6mg、収率 61%)を得た。
[0199] 'H-NMR (CDC1 ): δ 1.22 (s, 9H, COC(CH ) ), 1.26 (s, 9H, COC(CH ) ), 3.44—3.
3 3 3 3 3
62 (C -H, C -H, C -H), 4.33 (dd, 1H, J = 4.5, J = 12.3, C - H), 4.40 (dd, 1H, J
3 4 5 5,6 6,6 6 5,6
= 1.8, J = 12.0, C -H), 4.67 (d, 1H, J =10.2, C - H), 4.68 (d, 1H, J = 11.4, CH P
6,6 6 1,2 1 2 h), 4.74 (d, 1H, J = 11.4, CH Ph), 5.02 (dd 1H, J = 9.0, J = 9.0, C -H), 7.2-7.6
2 1, 2 2, 3 2
(aromatic H)
13C-NMR (CDC1 ): δ 27.1, 38.7, 38.8, 63.4, 69.8, 71.0, 74.9, 77.9, 83.9, 86.6, 1
3
27.6, 127.9, 128.0, 128.6, 128.8, 132.3, 132.9, 137.8, 176.6, 179.0
(14) 4- O-ァセチル- 3- O-ベンジル- 2,6- O -ビバロイル- D -ダルコビラノシルフルォ ライド、 (43)
上記(12)で得られた化合物 (41)(200mg、 0.350 mM)の無水塩化メチレン (5 mL)溶 液に、(diethylamino)sulfor trifluoride (DAST) (139 ^ L, 1.05 mM, 3.0当量)及び N— br omosuccinimide(NBS)(87. lmg, 0.489 mM、 1.4当量)を— 40°Cでカ卩えた。反応混合物の 温度を 5hかけて 0°Cまで徐々に昇温した。混合物を酢酸ェチルで希釈し、飽和 NaH CO aq及びブラインで洗浄し、 Na SOで乾燥後、濃縮乾燥して、クルード生成物を得
3 2 4
た。生成物を分取 TLC (溶離剤: EtOAc: n-へキサン =l :4(v/v))で精製して、結晶の 標記化合物 (132.5mg、収率 79%)を得た。
( 15) 4- O-ァセチル- 3- O-ベンジル- 2,6- O -ビバロイル- D -ダルコビラノース (44) 上記(12)で得られた化合物 (41) (295.3mg、 0.516 mM)のアセトン/水 (9: 1 , v/v)(10 mL)溶液に、 N- iodosuccinimide(NIS)(162.4mgゝ 0.722 mM)及び触媒量の銀トリフルォ ロメタンスルホネート (AgOTl)を室温でカ卩え、混合物を 2h撹拌した。反応混合物を酢 酸ェチルで希釈し、水及びブラインで洗浄し、 Na SOで乾燥後、濃縮乾燥した。クル
2 4
ード生成物を PTLCで精製して、標記化合物(180.9mg、収率 73%)を得た。
( 16) 4- O-ァセチル- 3- O-ベンジル- 2.6- O -ビバロイル- a -D-グルコビラノシルイミ デート (45)
上記(15)で得られた化合物 (44) (180.9mg、 0.377 mM)の無水塩化メチレン (5 mL) 溶液に、トリクロロアセトニトリル (113 L、 1.13 mM》及び DBU(28 μ L、 0.188 mM)を室 温で加えた。反応混合物を 3h撹拌し、アルミナカラムで精製して標記化合物を定量 的に得た。
( 17) 4- O-ァセチル- 2,3,6-トリ- O-メチル- β - D -ダルコビラノシル - (1→4)- 2,3,6-トリ - Ο-メチル- β - D -ダルコビラノシル - (1→4)- 2,3,6-トリ- Ο-ベンジル- β -D -ダルコビラ ノシル - (1→4)- 2,3,6-トリ- Ο-ベンジル- D -ダルコビラノシルフルオライド (68)(R2=Me) 実施例 1 (9)で得られた化合物 (21)(l lmg、 0.020 mM)及び上記(6)得られたィ匕合物 (54)(15mg、 0.017 mM)の無水塩化メチレン (1 mL)溶液に、 MS4A(100mg)をカ卩えて、室 温で 1.5h撹拌した。混合物に、 -78°Cで、 NIS(13.3mg、 0.059 mM)及び触媒量の AgO T l .5mg)を加えた。反応混合物を徐々に室温まで昇温し、 22時間撹拌した。不溶物 を濾別して酢酸ェチルで洗浄した。ろ液を酢酸ェチルで希釈し、蒸留水、 NaHCO aq
3 及びブラインで洗浄し、 Na SOで乾燥後、濃縮乾燥した。生成物を PTLC (溶離剤: Et
OAc: n-へキサン =l:2(v/v)で 2回)で分離して、標記化合物(4mg、収率 18%)を得た。
[0200] Calculated for C H FO : 1334.6; ESI-MS: [M+Na]+= 1357
74 91 21
'H-NMR (CDCl ): δ 3.18, 3.32, 3.46, 3.48, 3.52, 3.63 (OCH ), 5.46 (dd, CI— H
3
(18)化合物 (69)(R2=Me)の製法
上記(17)で得られる化合物 (68)を含水溶媒 (例えば acetone-water)中で Cp HfCl I
2 2
AgCIOを反応させて— Fを— OHに変換し、水素気流下、 Pd(OH) -炭素による接触
4 2
還元により脱べンジルイ匕し、ナトリウムメトキシドで脱エステルイ匕して標記化合物を得 た。
「纏列 4,
(1)フエニル 4- O-ァセチル- 2.3.6-トリ- O-メチル- β - D-グルコピラノシル- →4)- 2. 3.6-トリ- Ο-メチル - β -D-グルコピラノシル- →4)- 3- Ο-ベンジル- 2.6-ジ- Ο-ピバロ ィル- 1-チォ- β - D-グルコビラノシド (70XR2=Me)
実施例 3 (13)で得られた化合物 (42X10 mg、 0.019 mM)及び実施例 1 (10)で得ら れた化合物 (22X17.7 mg、 0.038 mM)の無水ベンゼン (2 mL)溶液に、活性 MS4A(200 ml)をカ卩え、室温で 3h撹拌した。反応混合物に、 Cp HfCl (15.7mg、 0.041 mM)及び A
2 2
gCIO (17.2mg、 0.083 mM)を室温でカ卩えて、 2. 5h撹拌した。不溶物を濾別し、酢酸
4
ェチルで洗浄した。ろ液を酢酸ェチルで希釈し、蒸留水、 NaHCO aq及びブラインで
3
洗浄し、 Na SOで乾燥後、濃縮乾燥した。生成物を PTLC (溶離剤: EtOAc: n-へキサ
2 4
ン =l:2(v/v)、数回)で精製して、標記化合物 (6.0mg、収率 32%)を得た。
[0201] Calculated for C H 0 S: 980.44; MALDI— TOF MS: [M+Na]+ = 1003.17
49 72 18
'H-NMR (CDCl ): δ 1.17, 1.22 (s, s, 9H, 9H, COC(CH ) ), 2.08 (s, 3H, COCH ),
3 3 3 3
3.08, 3.34, 3.48, 3.49, 3.55 (s, 3H, 3H, 3H, 3H, 6H, OCH ), 2.94—3.02 (t, t, C —
3 2'
H and C — H), 3.12—3.24 (t, t, C — H and C — H), 3.3—3.6 (C — H), 3.36—3.44 (C
2" 3' 3" 6" 5'
-H), 3.6-3.7 (m, 1H, C— H), 3.71 (t, 1H, J = 8.4, C— H), 3.82 (t, 1H, J = 9.0, C— H
' 5 3 4
), 4.20 (dd, 1H, J = 6.0, J = 12.0, C - H), 4.30 (d, 1H, J = 7.8, C— H or C - H), 4.3
6 1' 1"
5 (d, 1H, J = 8.1, C -H or C - H), 4.58 (d, 1H, J = 11.7, CH Ph), 4.66 (d, 1H, J =
1' 1" 2
10.2, C -H), 4.71 (dd, 1H, J = 2.1, J = 12.3, C - H), 4.84 (t, 1H, J = 9.5, C ,,- H), 5.
04 (dd, 1H, J = 9.0, J = 10.2, C - H), 5.08 (d, 1H, J = 11.4, CH Ph), 7.18-7.50 (aro
2 2
matic H)
13C-NMR (CDC1 ): δ 20.9, 27.0, 27.2, 38.7, 38.8, 58.7, 59.5, 60.3, 60.4, 60.6, 6
3
3.0, 69.7, 70.9, 72.1, 73.0, 74.3, 75.0, 78.2, 83.0, 83.5, 83.9, 85.0, 86.5, 103.0, 10 3.5, 126.6, 127.0, 127.8, 128.0, 128.8, 132.4, 133.2, 138.7, 169.8, 177.9
(2)化合物 (7lXR2=Me)の製法
上記(1)で得られた化合物 (70)を、 NIS/AgOTfC処理して- SPhを—OHに変換し、 水素雰囲気下 Pd(OH) -炭素による接触還元により脱べンジルイ匕し、ナトリウムメトキシ
2
ドで脱エステルイ匕して標記化合物を得た。
「纏列 5,
(1)フエ-ル 4- O-ァセチル- 3- O-ベンジル- 2.6-ジ- O -ビバロイル- 8 - D-グルコピ ラノシル— →4)— 2.3.6—トリ— Ο—メチル D—グルコピラノシル— →4)— 2.3.6—トリ— Ο— メチル -1-チォ- 8 - D-グルコビラノシド (59XR2=Me)
実施例 1 (8)で得られた化合物 (20X12.2 mg、 0.024 mM)及び実施例 3 (14)で得ら れた化合物 (43X22.7 mg、 0.047 mM)の無水ベンゼン (2 mL)溶液に、活性 MS4A(200 mg)をカ卩え、室温で 1.5h撹拌した。反応混合物に、 Cp HfCl (19.7mg、 0.052 mM)及び
2 2
AgClO (21.5mg、 0.104 mM)を室温でカ卩え、 3.5h撹拌した。不溶物を濾別し、酢酸ェ
4
チルで洗浄した。ろ液を酢酸ェチルで希釈して、蒸留水、 NaHCO aq及びブラインで
3
洗浄し、 Na SOで乾燥後、濃縮乾燥した。生成物は PTLC (溶離剤: EtOAc: n-へキ
2 4
サン =l:2(v/v)で分離して、標記化合物 (12.7mg、収率 55%)を得た。
Calculated for C H 0 S: 980.44; MALDI— TOF MS: [M+Na]+ = 1003.29
49 72 18
'H-NMR (CDCl ): δ 1.19, 1.21 (s, s, 9H, 9H, COC(CH ) ), 1.93 (s, 3H, COCH ),
3 3 3 3
3.38, 3.42, 3.52, 3.57, 3.59 (s, 3H, 3H, 3H, 3H, 6H, OCH ), 2.88 (dd, 1H, J = 7.8,
3
J = 9.0, C -H), 3.07 (dd, 1H, J = 8.7, J = 9.9, C - H), 3.17 (t, 1H, J = 9.3, C - H),
2' 2 3'
3.15-3.22 (C -H), 3.26 (t, 1H, J = 8.4, C - H), 3.34-3.42 (C - H), 3.56-3.64 (1H, C
5' 3 5
-H), 3.64-3.76 (1H, C - H), 3.68—3.76 (C— H and C - H), 3.73-3.78 (1H, C — H)
5" 4 6 6' 3"
, 3.74-3.80 (1H, C — H), 4.15 (dd, 1H, J = 12.6, J = 3.0, C — H), 4.20 (dd, 1H, J =
4' 6"
4.2, J = 12.3, C ,,- H), 4.27 (d, 1H, J = 7.8, C ,- H), 4.50 (d, 1H, J = 9.9, C - H), 4.5
3 (d, 1H, J = 12.3, CH Ph), 4.61 (d, 1H, J = 8.1, C - H), 4.63 (d, 1H, J = 11.4, CH
2 1"
Ph), 5.09 (dd, 1H, J = 8.1, J = 9.6, C — H), 5.19 (t, 1H, J = 9.6, C —H), 7.19— 7.5
2 2" 4"
5 (aromatic H)
13C-NMR (CDC1 ): δ 20.7 (COCH ), 27.1 (COC(CH ) ), 27.2 (COC(CH ) ), 38.8
3 3 3 3 3 3
(COC(CH ) ), 59.1 (C OCH or C OCH ), 59.4 (C OCH or C OCH ), 60.7 (C OC
3 3 6 3 6' 3 6 3 6' 3 2
H or C OCH , or C OCH or C OCH ), 60.8 (C OCH or C OCH , or C OCH or
3 2' 3 3 3 3' 3 2 3 2' 3 3 3
C OCH ), 62.1 (C ), 69.3 (C ), 70.3 (C or C ), 70.4 (C or C ), 72.1 (C ), 72.
3' 3 6" 4" 6 6' 6 6' 5"
5 (C ), 73.2 (CH Ph), 74.6 (C ), 75.8 (C ), 77.8 (C ), 79.0 (C ), 80.8 (C ), 82.0 (
2" 2 5' 4' 4 5 3"
C ), 83.4 (C ), 84.7 (C ), 86.8 (C ), 87.3 (C ), 99.9 (C ), 103.3 (C ), 127.3, 127.
2 2' 3' 3 1 1"
5, 127.7, 128.4, 128.8, 131.8, 133.9, 137.6 (aromatic C), 169.2 (COCH ), 176.5 (C
3
OC(CH ) ), 178.2 (COC(CH ) )
3 3 3 3
(2) (60)(R2=Me)の 去
上記(1)で得られた化合物 (59)を、 NIS/AgOTf/アセトン- H 0で処理して- SPhをー0
2
Hに変換して標記化合物を得た。
(3) (61)(R2=Me)の 去
上記(2)で得られた化合物 (59)を、水素雰囲気下 Pd(OH) -炭素による接触還元に
2
より脱べンジルイ匕し、ナトリウムメトキシドで脱エステルイ匕して標記化合物を得た。 「 施例 6Ί
( 1)フエニル 2.3.4.6-テトラ- O-ァセチル- β -D-ガラクトピラノシル -(1→4)- 2.3.6-トリ - Ο-ァセチル- β - D -ダルコビラノシル - (1→4)- 2,3,6-トリ- Ο-メチル- β -D -ダルコビラ
実施例 1 (8)で得られた化合物 (20)(10mg、 0.019 mM)及び実施例 3 (10)で得られ た化合物 (48)(26.9mg、 0.039 mM)の無水塩化メチレン (5 mL)溶液に、活性 MS4A(200 mg)をカ卩えて、室温で 4h撹拌した。反応混合物に、 AgOT l9.8mg、 0.077 mM)を室温 で加えて 3日間撹拌した。不溶物を濾別し、酢酸ェチルで洗浄した。ろ液を酢酸ェチ ルで希釈して、蒸留水、 NaHCO aq及びブラインで洗浄し、 Na SOで乾燥後、濃縮乾
3 2 4
燥した。生成物は PTLC (溶離剤: EtOAc: n-へキサン =2:l(v/v)で分離して、標記化 合物 (1.8mg、収率 6%)を得た。
ιε· '(H-"'D '9·6 = f 'HI ') wf '(HDO Ήε Ήε Ήε Ήε Ήε Ήε) 09·ε '6 τ '93 τ 'sex 'ο 'ε '8ζτ '(Η 'εつ 'ζ·8 = f 'HI 8ΐ·ε '(Η-¾ '9·6 = f 'rs = f 'HI 'ΡΡ) 6
0·ε '(Η」 '0·6 = f '8"Ζ = f 'Ηΐ 'ΡΡ) S6 '(HDOD Ήε) 8·ΐ 9 :Λつ αつ) Η醒- Ητ 0]
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Ή9) 6 τ '(HDO Ήε Ήε Ήε Ήε) sex
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εつ ο
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'Ζ·8 = f 'Ηΐ 'ΡΡ) Σθτ '(Η- D 'Ζ·8 = f 'ΐ·8 = f 'Ηΐ 'ΡΡ) Ζ6'Ζ 9 :Πθαθ) Η Ν-ΗΤ [S020] .ZlZT0/S00Zdf/X3d 89 C88.90/900Z OAV
(d, 1H, J = 7.8, C -H), 4.43 (d, 1H, J = 7.5, C - H), 4.51 (d, 1H, J = 10.2, C - H),
1' 1" 1
4.56 (d, 1H, J = 7.2, C — H), 4.96 (t, 1H, J = 8.7, C — H), 7.2-7.6 (aromatic H)
1'" 4' "
13C-NMR (CDC1 ): δ 20.8 (COCH ), 59.0 (OCH ), 59.2 (OCH ), 60.7 (OCH ), 60
3 3 3 3 3
.7 (OCH ), 60.8 (OCH ), 67.7, 69.9, 70.4, 71.5 (C ), 73.3, 73.5, 74.7, 75.1, 75.2,
3 3 4' "
76.4 (C ), 76.5-77.0 (C ), 77.9, 78.9, 82.0 (C ), 82.5, 83.2, 83.4 (C ), 85.0 (C )
4" 4' 2 2' 3'
, 86.7 (C ), 87.2 (C ), 102.2 (C ), 102.8 (C ), 103.4 (C ), 127.3, 127.4, 127.5, 1
3 1 1' " 1 "
27.5, 127.7, 127.7, 127.9, 127.9, 128.0, 128.2, 128.2, 128.3, 128.8, 131.7, 133.8, 1 36.5,, 138.1, 138.3, 138.3, 139.0, 169.9 (COCH )
3
(2)化合物 (66XR2=Me)の製法
上記(1)で得られた化合物 (65)を、 NIS/AgOTf/アセトン- H 0で処理して- SPhをー0
2
Hに変換して標記化合物を得た。
(3) (67)(R2=Me)の 去
上記(2)で得られた化合物 (66)を、水素雰囲気下 Pd(OH) -炭素による接触還元に
2
より脱べンジルイ匕し、ナトリウムメトキシドで脱エステルイ匕して標記化合物を得た。 「纏列 8,
Π )ィ [^ )(37)の 去
実施例 1 (4)で得られた化合物 (16)を、本文の反応式 8に記載の方法に従って化合 物 (37)を得た。
(2) (57)(R2=Me)の 去
上記(1)で得られた化合物 (37X11.3mg、 0.012 mM)及び実施例 1 (8)で得られたィ匕 合物 (20)(5.6mg、 0.011 mM)の無水ベンゼン (2 mL)溶液に、活性 MS4A(200mg)を加え て、室温で 1.5h撹拌した。反応混合物に、 Cp H1C1 (5.0mg、 0.013 mM)および AgCIO
2 2 4
(5.4mg、 0.026 mM)を室温でカ卩えて、 3日間撹拌した。不溶物を濾別し、酢酸ェチル で洗浄後、ろ液を酢酸ェチルで希釈して、蒸留水、 NaHCO aq及びブラインで洗浄し
3
、 Na SOで乾燥後、濃縮乾燥した。生成物を PTLC (溶離剤: EtOAc:n-へキサン =1:2
2 4
(v/v)で単離して、標記化合物 (1.6mg、収率 10%)。
(3)化合物 (58XR2=Me)の製法
上記(2)で得られた化合物 (57)を、ナトリウムメトキシドで脱エステルイ匕して標記化合
S 8 'ΐ 8 Ό"6Ζ '8"ΖΖ '9"ΖΖ 'Z'LL '8"9Ζ 'し ' ' (fD) V9L 'S"SZ 'S'SZ TSZ 'ST 'ST 'し"' ' )) 9"ΐΖ 'S Z '2 Ζ 'Ο Ζ 'し { { '9つ) 8"Ζ9 '(¾30) 8 9 'Ζ 9 'Ζ 9 '9 •09 '9 9 'V09 'ε·09 '2"6S 'S'6S 'Γ63 '0"6S '(HDOD) 8 2 9 -(OQD) H N-DgI
(H O BUIOJB) ' d
HD Tn=f Ήΐ 'Ρ) T0"S 'し"' ( '0·6 = f 'Ηΐ ') 96· '(¾HD 'ΗΖ),8· 89· 'Q dHD 'V\\=[ 'Ηΐ 'Ρ) 99· [つ 'V\\=[ 'Ηΐ 'Ρ) Wf 'し"" ΐΗ 'Z'L=[ 'Ηΐ 'Ρ) 9 'f '(ΐΗ '6·6=ί" 'Ηΐ 'Ρ) m 'し ' "ΐΗ 'S'Z=f 'Ηΐ 'Ρ) ZVf 'Qd HD 'Ζ·ΐΐ=ί" 'Ηΐ 'Ρ) Ζ ε· ) 'し" ΐΗ■∞ { JH JH 'ΗΖ) 9ε· —^· 'し" ΐΗ■∞ { JH JH '8"Ζ=Γ 'Ηΐ
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'9·6 '6=Γ 'ΗΪ 'ρρ) 60·ε ' ' ' Ήε) οο·ε- ΐ6 '('HDOD Ήε) 8·ΐ 9 :(
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imrn
LZlZl0/S00Zdr/13d 01 C88.90/900Z OAV
, 83.3, 83.5, 83.6, 85.1, 85.1, 85.1, 86.8, 87.3 (CI), 102.2 (CI " " '), 102.8 (CI " ',), 103.1 (CI ' or CI " or CI ",), 103.2 (CI ' or CI " or CI ",), 103.3 (CI ' or CI " or CI ' "), 127.3, 127.4, 127.5, 127.7, 127.7, 127.9, 128.0, 128.0, 128.2, 12 8.2, 128.3, 128.8, 131.7, 133.9, 138.2, 138.3, 138.3, 138.4, 138.4, 139.1 (aromatic C), 169.9 (COCH )
3
MALDI-TOF: calculated m/z 1832.82; found m/z: found [M+Na]+ = 1855.795
(2)化合物 (87XR2=Me)の製法
上記(1)で得られた化合物 (86)を、 NIS/AgOTf/アセトン- H 0で処理して- SPhをー0
2
Hに変換して標記化合物を得た。
(3) (88)(R2=Me)の 去
上記(2)で得られた化合物 (87)を、水素雰囲気下 Pd(OH) -炭素による接触還元に
2
より脱べンジルイ匕し、ナトリウムメトキシドで脱エステルイ匕して標記化合物を得た。 「¾細 0,
(1)フエ-ル 4- O-ァセチル- 3— O-ベンジル- 2.6-ジ- O -ビバロイルー β -D-グルコ ピラノシル— →4)— 2.3.6—トリ— O—メチル D—グルコピラノシル— →4)— 2.3.6—トリ— O —メチル— β—D—グルコピラノシル— →4)— 2.3.6—トリ— Ο—メチル— β—D—グルコビラノシ ル- →4)- 2.3.6-トリ- Ο-メチル - 1-チォ- β - D-グルコビラノシド (89XR2=Me)
真空ラインに接続したガラス反応管に実施例 3 (14)で得られた化合物 (43) (10.8 m g, 0.0224 mmol, 2.1 equiv.)、実施例 1 (8)で得られた化合物 (26)(10 mg, 0.0107 mmo 1, 1.0 equiv.)及び Molecular Sieves 4A (500mg)を入れて、高真空下ー晚乾燥させた 。無水 benzene (5mL)を真空ライン中でガラス反応管に移した。 Cp HfCl (9.1 mg, 0.0
2 2
237 mmol, 1,1 equiv.)と AgCIO (9.9 mg, 0.0475 mmol, 2.2 equiv.)を真空ライン中、
4
反応容器へ移し、室温で反応を開始した。 19時間後、セライトを用いて濾過し、 EtOA cで洗浄した。濾液を酢酸ェチルで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム、蒸留水、飽和 食塩水で洗浄、硫酸ナトリウムで乾燥、濃縮した。反応混合物は PTLCによって分離 精製 (EtOAc/n- Hexane=2:l, v/v, )し、標記化合物 (4.6 mg, 3.3Γ 10— 3mmol,収率 30. 1%)を得た。
'H-NMR (CDC1 ): δ 1.19, 1.22 (9Η, 9Η, C2- O- COC(CH ) , C6- Ο- COC(CH ) ,
respectively), 1.93 (3H, COCH ), 2.88 (dd, 1H, J=7.8, 9.3, H2,,,), 2.9—3.0 (dd, dd
3
, 2H, H2, and H2, '), 3.08 (dd, 1H, J=8.7, 9.9, H2), 3.13—3.24 (3H, H3, and H3,, and H3,,,), 3.26—3.42 (H5, H5,, H5,,, and H5,,,), 3.28 (t, J=8.7, H3), 3.38, 3.3 8, 3.39, 3.42, 3.52, 3.54, 3.56, 3.57, 3.58, 3.60, 3.61 (OCH ), 3.58—3.66 (H5,,, '),
3
3.66-3.80 (H4, H4, , and H4, '), 3.75—3.84 (H4, ' '), 3.65—3.84 (H6, H6, , H6" , a nd H6,, '), 4.15 (dd, 1H, J=3.0, H6,,, '), 4.21 (dd, 1H, J=4.2, 12.6, H6,,, '), 4.29 (d, 1H, J=7.2, HI " '), 4.31 (d, 1H, J=7.6), 4.34 (d, 1H, J=7.8), 4.51 (d, 1H, J=9.9, HI), 4.53 (d, 1H, J=ll.l, CH Ph), 4.61 (d, 1H, J=7.8, HI ' " '), 4.63 (d, 1H, J=ll.
2
1, CH Ph), 5.09 (dd, 1H, J=7.8, 9.3, H2,,, '), 5.19 (t, 1H, J=9.3, H4,,,,)
2
13C-NMR (CDC1 ): δ 20.7 (COCH ), 27.1, 27.2 (COC(CH ) ), 38.8 (COC(CH ) ),
3 3 3 3 3 3
59.2, 59.4, 60.4, 60.6, 60.7, 60.8 (OCH ), 62.1 (C6,,, '), 69.2 (C4,,, '), 70.2 (C6
3
and/ or C6' and/ or Co and/ or C6 ), 70.5 (C6 and/ or C6' and/ or C6' ' and/o r C6' "), 72.1 (C5" "), 72.5 (C2,,,,), 73.2 (CH Ph), 74.5 (C5
2 , and/or C5,, or
C5,, '), 74.7 (C5, or C5,, or C5,, '), 74.8 (C5, or C5,, or C5,, '), 75.9 (C4,,,) , 77.8 (C4 and C4, and C4, '), 79.0 (C5), 80.8 (C3,,,,), 82.0 (C2), 83.4 (C2, and /or C2, ' and/or C2,,,), 83.5 (C2, and/or C2, ' and/or C2,,,), 84.8 (C3, and/or C3,, and/or C3,,,), 85.0(C3, and/or C3,, and/or C3,,,), 86.7 (C3), 87.3 (CI), 99.9 (CI ' " '), 103.1 (CI ' and/or CI " and/or CI " '), 103.3 (CI ' and/or CI " and/or CI " '), 127.3, 127.5, 127.7, 128.4, 137.6 (aromatic C), 169.2 (COCH ), 17
3
6.5, 178.2 (COC(CH ) )
3 3
MALDI-TOF: calculated m/z 1388.64 found m/z: found [M+Na]+ = 1411.319
(2)化合物 (90XR2=Me)の製法
上記(1)で得られた化合物 (89)を、 NIS/AgOTf/アセトン- H 0で処理して- SPhをー0
2
Hに変換して標記化合物を得た。
(3)化合物 (9lXR2=Me)の製法
上記(2)で得られた化合物 (90)を、水素雰囲気下 Pd(OH) -炭素による接触還元に
2
より脱べンジルイ匕し、ナトリウムメトキシドで脱エステルイ匕して標記化合物を得た。 「 ,験 f列 3Ί ( ίΙ )
水溶液中でのセロオリゴ糖誘導体の会合状態を知るため、光散乱法を用いて、セロ オリゴ糖誘導体からなる会合体 (ナノ粒子)の形状を観察した。
(1)会合体 (ナノ粒子)の半径の測定条件
試験例 1で得られた Part Aの水溶液について、光散乱光度計(SLS-5000HM、大塚 電子 (株)製)を用いて、下記の条件で静的光散乱を測定した。また、動的光散乱 (D LS)は、 ALV- 5000/E correlator (ALV Co.)を備えた光散乱光度計(SLS- 5000HM、 大塚電子 (株)製)を用いて測定した。
[0207] 波長(wavelength): λ =632.8 nm (ヘリウム
0 一ネオンレーザー)
散乱角(scattering angle) : 30° から 150° まで 15° おきに測定した。
[0208] 平均温度(Avg. Temp.) : 25.08。 C
屈折率増分: dn/dc=0.1340 mL/g (メチルセルロース): Polymer Handbook 4th editi on/ editors, J. Brandrup, E.H. Immergut, and E.A. Grulke; associate editors, A. Ab e, D.R. Bloch; New York: Wiley , cl999を参照した。
[0209] Part Aの水溶液を、細孔径 (pore size) 0.2 μ mの PTFE膜ろ紙 (東洋濾紙 (株)製) で数回濾過した後、測定を行った。
(2) : (十ノ粒子)の半径 ^^合数
静的光散乱の解析結果を以下に示す。なお、これらの解析は、「新高分子実験学 1 高分子実験の基礎 分子特性解析:高分子学会編、共立出版 1994年 10月 25 日発行」に準じて行った。
[0210] Part Aのセロオリゴ糖:重量平均分子量 Mw = 1003 (MALDI- TOF MSスペクトルの ピーク強度力も見積もった)
高濃度側と低濃度側(図 2を参照)のナノ粒子の平均二乗慣性回転半径は次の通 り。
<高濃度側(0.349- 0.5048 mg/mL) >
ナノ粒子の重量平均分子量(Mw) =6.947 X 105 ;会合数(Aggregation Number) = 69 3 (Mw = 1003で割った。 )
第二ピリアル係数 (A ) =3.119 X 10— 3 cm3g"2mol
2
平均二乗慣性回転半径く R 2>1 2= 111.8 nm
<低濃度側(0.200284-0.30105 mg/mL) >
ナノ粒子の重量平均分子量(Mw) =2.975 X 105;会合数(Aggregation Number) = 29 7 (Mw = 1003で割った。 )
第二ピリアル係数 (A ) =9.912 X 10—4 cm3g— 2mol
2
平均二乗慣性回転半径く R 2>1 2= 52.17 應
g
この結果から、界面活性能を有するセロオリゴ糖誘導体は、水溶液中の濃度により 平均二乗慣性回転半径が変化することがわ力つた。高濃度の方が水溶液中でナノ 粒子の大きさが大きくなる傾向が見出された。また、光散乱法によって計算されたナ ノ粒子の重量平均分子量は、合成したセロオリゴ糖誘導体 Part Aの重量平均分子量 Mw=1003に比較して、極めて大きいことがわかった。よって、ナノ粒子はセロオリゴ糖 誘導体が上記の計算結果のように数多く会合した集合体であると結論付けた。一般 に、第二ピリアル係数について、高分子を溶解する溶媒の中でも、高分子との親和 性が高い溶媒(良溶媒: good solvent)は 10— 4 mol cm3/g2以上の第二ビリアル係数 Aを
2 与え、低い溶媒 (貧溶媒: poor solvent)はそれ以下の値を与える。よって、合成したセ 口オリゴ糖誘導体 Part Aにとつて、溶媒としての水は良溶媒であることがわ力 た。
[0211] 一方、 0.200284-0.30105 mg/mLまでの光散乱の測定データから Zimmプロットを行 つた場合に、計算された結果を以下に示した。
[0212] 静的光散乱:平均二乗慣性回転半径く R 2>1 2 64.4 應
g
動的光散乱:流体力学的半径 R 45.4 nm
h
R /R =1.42
g h
この数値から粒子は球体というよりむしろ棒状であると判断できる。(なお、 R /Rの g h 値が 1に近いほど真球に近くなる。 )
以上の結果をまとめると、セロオリゴ糖からなる界面活性剤が高濃度になると、徐々 に分子集合体 (会合体)の大きさが大きくなることが計算上で示された。
[0213] また、本発明のセロオリゴ糖誘導体は、非イオン性界面活性剤として比較的大きな 会合数を有することがわ力つた。また、粒子は球体というよりむしろ棒状の構造である ことが示された。化合物の濃度が高くなると本界面活性剤の会合数が増加することが 示された。単分子としては分子量が低いこのようなオリゴ糖が、分子サイズに比較して
巨大な会合体を形成することはこれまでに知られて ヽな ヽ。このような現象を光散乱 法という物理ィ匕学的な手法により解析することができた。
「麵列 4, (TEMffi^)
lmg/mLのセロオリゴ糖水溶液 (試験例 1の Part Aの水溶液) 2.5 Lを、高分子薄膜 でコートした銅グリッド上でゥラ -ルアセテート (ca. 2.0 wt %)の飽和水溶液 2.5 μ Lと混 合した後、減圧乾燥、蒸留水で 3回洗浄した。
[0214] 得られた粒子を、加速電圧 100 KeVで透過型電子顕微鏡 (TEM, JEOL JEM 1220) で観察した。倍率 (Magnification)は、 25,000倍であった。測定時におけるセロオリゴ 糖水溶液の濃度は、 1.0 mg/mLであった。ゥラ-ルアセテートでネガティブ染色した。 図 3に示すようにラグビーボール型のやや細長 、粒子が観察された
すなわち、水溶液中でセロオリゴ糖誘導体が自己組織ィ匕し、ナノ粒子構造が形成 することを実際に確認することができた。粒子のサイズは、上記の光散乱データと矛 盾しなかった。
「 ,験 f列 5Ί ( ^ · 力'顕微镱観
lmg/mLのセロオリゴ糖水溶液 (試験例 1の Part Aの水溶液)を 10s間超音波処理し 、マイ力上へ滴下した。次いで、自然乾燥後、原子間力顕微鏡 (AFM)で観察した。 原子間力顕微鏡は、 Olympus NV2000 (ォリンパス (株)製)を用いた。ノンコンタクトモ ードで、カンチレバー(Olympus AC240TS- C1)を用いて測定した。
[0215] 図 4の(a)と (b)はマイ力上の異なる場所におけるナノ粒子を観察したものである。
図 4 (a)及び (b)から、どの場所を観察しても同じような粒子構造体が観察されたこと が言える。
[0216] 図 4 (b)と図 5は同じ場所におけるナノ粒子の観察結果であり、ナノ粒子の高さ (粒 子直径)を示すために異なる表示法で示したものである。これより、高さ 30-300nm程 度の粒子状構造物が観測された。真空乾燥後も粒子の高さ方向に変化はな力つた ため、粒子状構造物は内部が充填されたナノ粒子であることがわ力つた。
[0217] 図 5では、左側の正方形部分に右上力 左下方向に引かれた斜線に沿った断面の 形状を右側の長方形の windowに示している。一つ一つの山が一つのオリゴ糖からな るナノ粒子を表している。 AFMは高さ方向の長さが正確に測定できるという特徴を持
つことから、ナノ粒子の高さが比較的そろっており、その高さデータは試験例 3におけ る光散乱法によるデータと矛盾しな 、と 、うことがわ力つた。
TEM像は高真空下で測定されており、粒子形態が変形する可能性があるが、 AFM 観察では常圧下大気中で観察されており、粒子形態が変化する可能性が低い。これ らのデータ力 実際の溶液中の光散乱実験データと矛盾しないことから、溶液中でも 乾燥してもオリゴ糖からなるナノ粒子の構造は安定に存在することが示唆される。