WO2006049092A1

WO2006049092A1 - イヤホンアダプタ

Info

Publication number: WO2006049092A1
Application number: PCT/JP2005/019869
Authority: WO
Inventors: Takanao Senda
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co., Ltd.
Priority date: 2004-11-05
Filing date: 2005-10-28
Publication date: 2006-05-11
Also published as: KR20070084037A; JPWO2006049092A1; US20080101642A1; CN101057522A

Abstract

　イヤホンアダプタ６は、イヤホン３のイヤホン端子４が差し込まれる差込み口１２と、ＴＶ装置１のイヤホン差込み口２に差込み可能な端子１４とを有するイヤホンアダプタ本体７と、端子１４をＴＶ装置１のイヤホン差込み口２に差し込んだ状態で、イヤホンアダプタ本体７をＴＶ装置１に固定する固定機構８とを備えている。これにより、イヤホン端子４の抜けに伴うＴＶ装置１のスピーカからの突然の音声出力を防止することができる。

Description

イヤホンアダプタ

技術分野

[0001] 本発明は、イヤホンアダプタに関し、さらに詳細には、イヤホンを、例えばテレビ（以下「τν」という）装置等の音響機器に取り付ける際に使用されるイヤホンアダプタに関する。

背景技術

[0002] TV番組を視聴する際、視聴者は、 TV装置に備え付けのスピーカから音声を出力させるのが一般的である。しかし、 TV装置のスピーカ力も音声を出力させることが適当でない場面も多い。

[0003] 一般家庭では、深夜又は早朝の時間帯に TV装置のスピーカから音声を出力させると、近隣の家庭に迷惑をかけるのは当然である。また、ホテルや病院などにおいても、 TV装置のスピーカから音声を出力させることが適当でない場合がある。

[0004] このように、 TV装置のスピーカから音声を出力させることが適当でない場合、視聴者は、 TV装置のイヤホン差込み口（ジャック）にイヤホン端子 (プラグ）を差し込み、ィャホンを経由して TV番組の音声を楽しむことになる。 TV装置のイヤホン差込み口にイヤホン端子を差し込むと、通常、 TV装置のスピーカからの音声出力が停止するように構成されて、るので、近隣の住人や同室の入院患者に迷惑が力かることはな、。

[0005] しかし、通常、 TV番組を視聴する場合の視聴位置は TV装置の画面力ゝら数メートル離れた位置になるので、その間のイヤホンコードに人や物が引っ掛力つたり、視聴者が体勢を変えたりした瞬間にイヤホン端子が TV装置のイヤホン差込みロカ抜けて、 TV装置のスピーカ力も急に音声が発せられてしまう場合がある。イヤホンで TV装置の音声を聴くのは、通常、 TV装置のスピーカから音声を出力させることができない場面であり、 TV装置のスピーカから突然音声が出力された場合には、近隣の住人や同室の入院患者を驚力せることになる。特に、病院の共同部屋で入院患者が TV番組を視聴して、る場合、同室の入院患者に与える影響は甚大である。

[0006] このような問題を解決するために、イヤホン端子が TV装置のイヤホン差込み口から抜けたことを検知し、 TV装置のスピーカからの音声出力を自動的に停止させる (零にセットする）回路を TV装置に備え付ける技術が提案されている（例えば、特許文献 1参照)。

[0007] また、このような TV装置のスピーカ力の音声漏れを防止するために、病院などで利用される TV装置においては、スピーカ線を切断することも行われている。

[0008] 尚、ヘッドホン用プラグ変換アダプタも種々提案されており、中でも、アダプタの重さによってヘッドホンが着用者の頭部からずれ落ちてしまうことを防止するために、携帯型テープレコーダ等の音声出力用差込み口に差込み可能なミニプラグと、前記ミニプラグに所定長さの電気コードを介して接続され、ヘッドホンの標準プラグが差し込まれる標準プラグ用ジャックと、前記標準プラグ用ジャックに設けられ、ヘッドホン着用者の衣服又はベルトに係止可能なクリップとを備えたヘッドホン用プラグ変換ァダプタが提案されている (例えば、特許文献 2参照)。

特許文献 1 :実開平 2— 13395号公報

特許文献 2：実公平 1 15089号公報

発明の開示

発明が解決しょうとする課題

[0009] しかし、上記特許文献 1等のように TV装置側の回路に新たな機能を付加することは、商品の高コスト化を招くだけでなぐ TV装置以外の音響機器も含め、一般的に、イヤホン差込み口を有する音響機器のすべてにこれを搭載することは現実的でなヽ

[0010] また、スピーカ線を切断した TV装置は、商品価値が落ちてしま、、その後の転売等が不可能となってしまう。

[0011] また、上記のような構成のヘッドホン用プラグ変換アダプタでは、ミニプラグが携帯型テープレコーダ等の音声出力用差込み口にそのまま差し込まれているだけであるため、ミニプラグと標準プラグ用ジャックとを接続する電気コードに何らかの外力が加わった場合には、ミニプラグが携帯型テープレコーダ等の音声出力用差込み口から抜けてしま!/、、携帯型テープレコーダ等に備え付けのスピーカから急に音声が発せられてしまうと!、う問題を解決することはできな、。 [0012] 本発明は、従来技術における前記課題を解決するためになされたものであり、 TV 装置等の音響機器側の回路に新たな機能を付加することなぐまた、 TV装置等の音響機器の商品価値を落とすことなぐイヤホン端子が TV装置等のスピーカを有する音響機器のイヤホン差込みロカも抜けたときに、スピーカから音声が突然出力されてしまうことを防止することのできるイヤホンアダプタを提供することを目的とする。課題を解決するための手段

[0013] 前記目的を達成するため、本発明に係るイヤホンアダプタの構成は、イヤホンのィャホン端子が差し込まれる差込み口と、音響機器のイヤホン差込み口に差込み可能な端子とを有するイヤホンアダプタ本体と、前記端子を前記音響機器の前記イヤホン差込み口に差し込んだ状態で、前記イヤホンアダプタ本体を前記音響機器に固定する固定機構とを備えたことを特徴とする。

[0014] このイヤホンアダプタの構成によれば、端子を音響機器のイヤホン差込み口に差し込んだ状態で、イヤホンアダプタ本体を音響機器に固定することができるので、ィャホンコードに人や物が引っ掛力つたり、視聴者が体勢を変えたりするなど、何らかの原因でイヤホン端子が引っ張られても、イヤホン端子力イヤホンアダプタ本体の差込み口力も抜け落ちるだけで、イヤホンアダプタ本体の端子が音響機器のイヤホン差込みロカ抜けることはない。そして、このように、イヤホン端子がイヤホンアダプタ本体の差込み口力抜け落ちた場合でも、イヤホンアダプタ本体の端子が音響機器のイヤホン差込みロカ抜けることはないので、依然として、音響機器のスピーカからの音声出力は停止したままとなる。従って、イヤホン端子の抜けに伴う音響機器のスピ一力からの突然の音声出力を防止することができる。

[0015] 前記本発明のイヤホンアダプタの構成においては、前記イヤホンアダプタ本体が、前記差込み口を支持する差込み口支持体と、前記端子を支持する端子支持体と、前記差込み口支持体と前記端子支持体とを接続する電気コードとを備え、前記固定機構が、前記電気コードと前記音響機器とを連結する可撓性の連結部材カもなるのが好ましい。この好ましい例によれば、差込み口支持体が電気コード及び連結部材を介して音響機器側に引っ張られた状態となるので、イヤホンコードに人や物が引つ掛かったり、視聴者が体勢を変えたりするなど、何らかの原因でイヤホン端子が引つ張られても、端子支持体に加わる力を小さく抑えることができる。このため、イヤホン端子力イヤホンアダプタ本体の端子差込みロカも抜け落ちるだけで、イヤホンァダプタ本体の端子支持体の端子が音響機器のイヤホン差込み口力抜けることはな、ので、イヤホン端子の抜けに伴う音響機器のスピーカからの突然の音声出力を防止することができる。また、この場合には、前記連結部材がリング状の止め部を有するのが好ましい。この好ましい例によれば、連結部材を音響機器の背面に取り付けられている既存のねじを用いて音響機器にねじ止めすることができる。また、この場合には、前記連結部材が鉤部を有するのが好ましい。この好ましい例によれば、連結部材を音響機器の背面に設けられたスリットに引っ掛けて音響機器に固定することができる。また、この場合には、前記連結部材が、その途中に設けられた、前記連結部材を係止可能な係合部を有するのが好ましい。この好ましい例によれば、連結部材を、音響機器の背面に設けられたアンテナ端子等に引っ掛けた状態で、連結部材を係合部に係止することにより、音響機器に固定することができる。この場合にはさらに、前記連結部材が、略球状の係止部材が多数連結された構造を有し、前記係合部が、前記係止部材を貫通させる貫通孔と、前記貫通孔に連通して設けられた、前記係止部材の抜けを防止する抜け防止孔とを有するのが好ましい。

[0016] また、前記本発明のイヤホンアダプタの構成にぉ、ては、前記イヤホンアダプタ本体が、前記差込み口と前記端子を一体的に支持する差込み口 Z端子支持体を備えているのが好ましい。また、この場合には、前記差込み口と前記端子が、それらの中心軸をずらした状態で前記差込み口 Z端子支持体に支持されて、るのが好まし、。この好まし!/、例によれば、接着層を用いてイヤホンアダプタ本体を音響機器に接着固定する場合に、差込み口 Z端子支持体の端子側の端面における接着層の形成面積を広くすることができるので、差込み口 Z端子支持体と音響機器との接着強度を向上させることができる。また、差込み口 Z端子支持体内の、差込み口の先端部と端子の基端部を、差込み口 Z端子支持体の長手方向で重ねることができるので、差込み口 Z端子支持体の長手方向の長さを短くすることが可能となる。

[0017] また、前記本発明のイヤホンアダプタの構成においては、前記固定機構が、前記音響機器にねじ止め可能なねじ孔を有しているのが好ましい。また、前記本発明のィャホンアダプタの構成においては、前記固定機構が、前記音響機器に接着固定可能な接着層を有しているのが好ましい。これらの好ましい例によれば、イヤホンァダプタ本体を音響機器に確実に固定することができる。

[0018] また、前記本発明のイヤホンアダプタの構成においては、前記固定機構が、前記ィャホンアダプタ本体の方向に付勢されるアームと、前記アームを支持する支持部とを有しているのが好ましい。この好ましい例によれば、イヤホンアダプタ本体の音響機器への着脱が容易となる。また、この場合には、前記アーム及び Z又は支持部が長さ調節可能なスライド構造を有しているのが好ましい。この好ましい例によれば、当該イヤホンアダプタを、様々な大きさの音響機器に対応させることが可能となる。また、イヤホンアダプタの収納時に、コンパクトな収納を実現することもできる。

[0019] また、前記本発明のイヤホンアダプタの構成においては、前記固定機構が、高さ調節可能なクランプ部と、前記クランプ部を支持する支持部とを有して、るのが好ましい。この好ましい例によれば、イヤホンアダプタ本体の音響機器への着脱が容易となる。また、この場合には、前記クランプ部及び z又は支持部が長さ調節可能なスライド構造を有しているのが好ましい。この好ましい例によれば、当該イヤホンアダプタを、様々な大きさの音響機器に対応させることが可能となる。また、イヤホンアダプタの収納時に、コンパクトな収納を実現することもできる。

[0020] また、前記本発明のイヤホンアダプタの構成にお!、て、前記差込み口は、前記ィャホンアダプタ本体が前記音響機器に固定されたときに、前記音響機器の前記ィャホン差込み口の正面から見た 2次元平面内で回転可能となるように設けられて、るのが好ましい。この好ましい例によれば、イヤホン端子が差し込まれる差込み口を、ィャホンの使用者 (視聴者)の体勢変化に柔軟に追随させることができ、イヤホンの使用者に快適な付け心地を提供することが可能となる。また、イヤホン端子の抜け防止をも実現することが可能となる。

[0021] また、前記本発明のイヤホンアダプタの構成にお!、て、前記差込み口は、前記ィャホンアダプタ本体が前記音響機器に固定されたときに、前記音響機器の前記ィャホン差込み口の正面から見た 2次元平面に直交する面内で回転可能となるように設けられているのが好ましい。この好ましい例によれば、イヤホン端子が差し込まれる差込み口を、イヤホンの使用者 (視聴者)の体勢変化に柔軟に追随させることができ、ィャホンの使用者に快適な付け心地を提供することが可能となる。

[0022] また、前記本発明のイヤホンアダプタの構成にぉ、て、前記イヤホンアダプタ本体は、前記固定機構に対し結合部を介して取り付け Z取り外し可能に設けられているのが好ましい。この好ましい例によれば、以下のような効果が得られる。すなわち、普段は、イヤホンアダプタ本体を固定機構力も取り外しておくことにより、音響機器のスピー力から音声を出力させることができる。一方、深夜又は早朝の時間帯など、音響機器のスピーカからの音声出力を止めたい場合には、イヤホンアダプタ本体を、音響機器に固定されている固定機構に取り付けた後、イヤホンアダプタ本体の差込み口にイヤホンのイヤホン端子を差し込み、イヤホンを経由して TV番組等の音声を聴くことができる。また、この場合には、前記結合部は、前記イヤホンアダプタ本体に設けられた第 1の結合部と、前記固定機構に設けられた第 2の結合部とからなり、前記第 1 の結合部と前記第 2の結合部とを互いに結合させることにより、前記イヤホンアダプタ本体が前記固定機構に取り付けられるのが好ましい。

[0023] 本発明のイヤホンアダプタは、イヤホン差込み口とイヤホン端子が 1つずつ備わつている場合に上記効果をより効果的に発揮することができる。音声信号以外の操作信号等を伝達する差込み口が別にイヤホン差込み口の近隣に並設され、これらがまとめて 1本のイヤホンコードに接続されている場合には、音響機器が単独のイヤホン差込み口のみを有する場合に比してイヤホン端子が抜けにく、からである。

発明の効果

[0024] 本発明によれば、音響機器側の回路に新たな機能を付加することなぐまた、音響機器の商品価値を落とすことなぐイヤホン端子力 Sスピーカを有する音響機器のィャホン差込みロカも抜けたときに、スピーカから音声が突然出力されてしまうことを防止することができる。

図面の簡単な説明

[0025] [図 1]本発明の第 1の実施の形態におけるイヤホンアダプタの一例（固定機構がねじ止め）とイヤホン及び TV装置との関係を示す側面図

[図 2]本発明の第 1の実施の形態におけるイヤホンアダプタの他の例（固定機構が接着固定）とイヤホン及び TV装置との関係を示す側面図

[図 3]本発明の第 1の実施の形態におけるイヤホンアダプタのさらに他の例（固定機構がゼンマイばねによるアームの付勢力）とイヤホン及び TV装置との関係を示す側面図

[図 4]本発明の第 1の実施の形態におけるイヤホンアダプタのさらに他の例（固定機構がコイルばねによるアームの付勢力）とイヤホン及び _TV装置との関係を示す側面図

[図 5]本発明の第 1の実施の形態におけるイヤホンアダプタのさらに他の例（固定機構が洗濯バサミ構造によるアームの付勢力）とイヤホン及び TV装置との関係を示す側面図

[図 6]本発明の第 1の実施の形態におけるイヤホンアダプタのさらに他の例（固定機構がクランプ機構)とイヤホン及び TV装置との関係を示す側面図

[図 7A]本発明の第 2の実施の形態におけるイヤホンアダプタの一例と TV装置との関係を示す側面図

[図 7B]本発明の第 2の実施の形態におけるイヤホンアダプタ本体を TV装置に固定した状態を示す正面図

[図 8A]本発明の第 3の実施の形態におけるイヤホンアダプタの一例と TV装置との関係を示す側面図

[図 8B]本発明の第 3の実施の形態におけるイヤホンアダプタの固定機構のアームを省ヽた構成を示す正面図

[図 9A]本発明の第 3の実施の形態におけるイヤホンアダプタの他の例と TV装置との関係を示す側面図

[図 9B]本発明の第 3の実施の形態におけるイヤホンアダプタのさらに他の例と TV装置との関係を示す側面図

[図 10]本発明の第 4の実施の形態におけるイヤホンアダプタの一例と TV装置との関係を示す側面図

[図 11]本発明の第 4の実施の形態のイヤホンアダプタ本体が固定される TV装置の概略背面図 [図 12]本発明の第 4の実施の形態におけるイヤホンアダプタの他の例を示す側面図 [図 13]本発明の第 4の実施の形態におけるイヤホンアダプタのさらに他の例を示す側面図

[図 14]本発明の第 5の実施の形態におけるイヤホンアダプタの一例と TV装置との関係を示す側面図

[図 15]本発明の第 6の実施の形態におけるイヤホンアダプタの一例とイヤホン及び T V装置との関係を示す側面図

[図 16]本発明の第 6の実施の形態におけるイヤホンアダプタ本体と固定機構との関係を示す図

[図 17]本発明の第 6の実施の形態におけるイヤホンアダプタの他の例と TV装置との関係を示す側面図

発明を実施するための最良の形態

[0026] 以下、実施の形態を用いて本発明をさらに具体的に説明する。

[0027] [第 1の実施の形態]

図 1は本発明の第 1の実施の形態におけるイヤホンアダプタの一例とイヤホン及び TV装置との関係を示す側面図である。

[0028] 図 1において、 1はテレビ装置であり、 2は TV装置 1に設けられたイヤホン差込み口である。 3はイヤホンであり、 4はイヤホン 3に設けられたイヤホン端子である。イヤホン 3とイヤホン端子 4とは、イヤホンコード 5を介して接続されて、る。

[0029] 図 1に示すように、本実施の形態におけるイヤホンアダプタ 6は、イヤホンアダプタ本体 7と、イヤホンアダプタ本体 7を TV装置 1に固定する固定機構 8とを備えている。固定機構 8は、ねじ孔 9が穿設された支持基板 10と、支持基板 10を TV装置 1に固定するねじ 11とにより構成されている。イヤホンアダプタ本体 7は、イヤホン 3のィャホン端子 4が差し込まれる差込み口 12と、 TV装置 1のイヤホン差込み口 2に差込み可能な端子 14と、差込み口 12と端子 14を一体的に支持する差込み口 Z端子支持体 1 3とにより構成されており、当該イヤホンアダプタ本体 7は、端子 14を支持基板 10の裏側 (TV装置 1側）の面力突出させた状態で支持基板 10に取り付けられている。そして、端子 14を TV装置 1のイヤホン差込み口 2に差し込んだ状態で、支持基板 10 を TV装置 1にねじ止めすることにより、イヤホンアダプタ本体 7が TV装置 1に固定される。

[0030] また、本実施の形態のイヤホンアダプタ 6において、差込み口 Z端子支持体 13は、支持基板 10の表側の面に垂直に設けられた第 1の支持体 13aと、第 1の支持体 13a に回転軸 15によって回転可能に連結された、差込み口 12を有する第 2の支持体 13 bとにより構成されている。すなわち、イヤホン 3のイヤホン端子 4が差し込まれる差込み口 12を有する第 2の支持体 13bは、イヤホンアダプタ 6の側面から見て、 2次元平面内で 180度の範囲で回転できるように構成されている（図 1の矢印 16参照)。尚、この場合、差込み口 12と端子 14とは、フレキシブル配線を介して電気的に接続されている。

[0031] 以上のように、本実施の形態のイヤホンアダプタ 6の構成によれば、端子 14を TV 装置 1のイヤホン差込み口 2に差し込んだ状態で、イヤホンアダプタ本体 7を TV装置 1に固定することができるので、イヤホンコード 5に人や物が引っ掛力つたり、視聴者が体勢を変えたりするなど、何らかの原因でイヤホン端子 4が引っ張られても、ィャホン端子 4がイヤホンアダプタ本体 7の差込み口 12から抜け落ちるだけで、イヤホンァダプタ本体 7の端子 14が TV装置 1のイヤホン差込み口 2から抜けることはない。そして、このように、イヤホン端子 4がイヤホンアダプタ本体 7の差込み口 12から抜け落ちた場合でも、イヤホンアダプタ本体 7の端子 14が TV装置 1のイヤホン差込み口 2から抜けることはないので、依然として、 TV装置 1が備える図示しないスピーカからの音声出力は止まったままとなる。従って、イヤホン端子 4の抜けに伴う TV装置 1のスピー力からの突然の音声出力を防止することができるので、視聴者は安心して深夜番組を楽しむことができるようになる。また、共同部屋の入院患者は、突然の音声漏れを警戒することなぐ他の患者に迷惑を掛けずに TV番組を楽しむことができるようになる。

[0032] また、本実施の形態のイヤホンアダプタ 6にお!/、ては、イヤホンアダプタ 6側の単独の構成により、イヤホンアダプタ本体 7の TV装置 1への固定が実現される。従って、 T V装置 1側に何らかの突起等、引っ掛ける対象がなくても、 TV装置 1にイヤホンァダプタ本体 7を固定することができる。すなわち、本実施の形態によれば、汎用性の高 V、イヤホンアダプタを提供することが可能となる。

[0033] また、本実施の形態のイヤホンアダプタ 6の構成によれば、イヤホン端子 4を抜けやすい状態 (イヤホンアダプタ本体 7の差込み口 12が、 TV装置 1のイヤホン差込み口 2と同じ方向を向いている状態）にしたまま、 TV装置 1のスピーカからの音声漏れを防止することが可能となるため、イヤホンコード 5に人の足が引っ掛力つた場合でも、すぐにイヤホン端子 4が抜け落ち、人の転倒事故を防止することもできる。

[0034] さらに、本実施の形態のイヤホンアダプタ 6の構成によれば、 TV装置 1のイヤホン差込み口 2の保護も可能となる。すなわち、イヤホン端子 4を TV装置 1のイヤホン差込み口 2に直接差し込んでいたとして、イヤホンコード 5に人が引っ掛力つたり、ィャホン 3の使用者 (視聴者)が視聴体勢を変えたりするなど、何らかの原因で TV装置 1 のイヤホン差込み口 2の正面力見て前後方向以外の方向からイヤホン端子 4に力がかかった場合には、イヤホン端子 4が曲がったり、 TV装置 1のイヤホン差込み口 2 に傷が入ったりして、イヤホン 3や TV装置 1が故障することがあった。しかし、本実施の形態のイヤホンアダプタ 6を用いれば、イヤホン 3やイヤホンアダプタ 6が故障するだけで、 TV装置 1が故障する可能性はかなり低くなる。イヤホン 3やイヤホンアダプタ 6と TV装置 1の価格差を考えれば、 TV装置 1の故障が少なくなることによるメリットは非常に大きい。

[0035] また、本実施の形態のイヤホンアダプタ 6の構成によれば、差込み口 Z端子支持体 13が、支持基板 10の表側の面に垂直に設けられた第 1の支持体 13aと、第 1の支持体 13aに回転軸 15によって回転可能に連結された、差込み口 12を有する第 2の支持体 13bとにより構成されているので、イヤホン端子 4が差し込まれる差込み口 12を、イヤホン 3の使用者 (視聴者)の体勢変化に柔軟に追随させることができ、イヤホン 3 の使用者に快適な付け心地を提供することが可能となる。

[0036] 尚、本実施の形態においては、固定機構として、ねじ孔 9が穿設された支持基板 1 0と、支持基板 10を TV装置 1に固定するねじ 11とにより構成された固定機構 8を例に挙げて説明したが、固定機構は力かる構成のものに限定されるものではなぐィャホンアダプタ本体 7の端子 14を TV装置 1のイヤホン差込み口 2に差し込んだ状態で、イヤホンアダプタ本体 7を TV装置 1に固定できるものであればよ!、。 [0037] 例えば、図 2に示すように、支持基板 10と、支持基板 10の裏側 (TV装置 1側）の面に貼り付けられた、支持基板 10を TV装置 1に接着固定可能な両面テープ 17とにより固定機構 18を構成し、両面テープ 17の粘着力を利用して、イヤホンアダプタ本体 7を TV装置 1に固定するようにしてもょ、。このような構成の固定機構 18を用いれば、上述のねじ 11を利用する場合に比べて、ねじ穴が開いてしまう等の TV装置 1に与える影響を最小限に留めることができる。また、イヤホンアダプタ本体 7の着脱も容易となる。従って、 TV装置 1の転売等に支障を来たすことはない。この場合、支持基板 10と TV装置 1との固定が可能であれば、両面テープに限らず、単に接着剤を用いてもよ、し、面ファスナなどを用いることも可能である。

[0038] また、図 3に示すように、先端部分力イヤホンアダプタ本体 7の方向に付勢されるァーム 19と、イヤホンアダプタ本体 7が取り付けられると共に、アーム 19の基端部が回動自在に連結される支持部としての支持基板 20とにより固定機構 21を構成し、ァーム 19の先端部分の付勢力を利用して、イヤホンアダプタ本体 7を TV装置 23に固定するようにしてもよい。詳細は図示していないが、アーム 19の先端部分のイヤホンァダプタ本体 7の方向への付勢は、例えば、支持基板 20とアーム 19とを連結する回転軸 22にゼンマイばねを組み込むことによって実現することができる。また、図 4に示すように、支持基板 20とアーム 19との間にコイルばね 25を介在させることによつても、アーム 19の先端部分のイヤホンアダプタ本体 7の方向への付勢を実現することができる。さらに、図 5に示すように、支持基板 20及びアーム 19の基端を、回転軸 22に対してアーム 19の先端部分と反対側にも延長し、この部分を把手部 26とすることもできる。把手部 26においては、アーム 19と支持基板 20との間にコイルばね 27が介在され、両者は離反する方向へと付勢される。そして、これにより、アーム 19の先端部分のイヤホンアダプタ本体 7の方向への付勢が実現される。このように、固定機構をいわば洗濯バサミのような構造とすることにより、イヤホンアダプタ本体 7の TV装置 23 への着脱が容易となる。以上のような構造の固定機構においては、支持基板 20ゃァーム 19と TV装置 23とが接触する部分に弹カ材を用いるのが望ましい。これにより、 TV装置 23に傷が付くことを防止することができる。また、弾力材と TV装置 23の筐体との間の滑り止め効果により、イヤホンアダプタ本体 7が TV装置 23に固定された状態からずれることを防止することもできる。尚、図 3〜図 5中、 24は TV装置 23に設けられたイヤホン差込み口である。

[0039] また、図 6に示すように、高さ調節可能なクランプ部 29と、イヤホンアダプタ本体 7が取り付けられると共に、クランプ部 29が支持される支持部としての支持基板 30とにより固定機構 28を構成するようにしてもよい (クランプ機構)。クランプ部 29は、一端が支持基板 30に支持されると共に、ねじ溝 32が刻まれたシャフト 31と、シャフト 31のねじ溝 32に螺合する雌ねじが切られたナット 33と、支持基板 30とナット 33との間に位置した状態でシャフト 31に挿通された押圧体 34とにより構成されている。この場合、押圧体 34は、ナット 33を回転させることによって支持基板 30の方向に移動させることができる。そして、端子 14を TV装置 23のイヤホン差込み口 24に差し込んだ状態で、ナット 33を回転させて押圧体 34を TV装置 23の背面に押圧することにより、ィャホンアダプタ本体 7が TV装置 23に固定される。このように、固定機構としてクランプ部 2 9を有する固定機構 28用いることにより、イヤホンアダプタ本体 7の TV装置 23への着脱が容易となる。この場合、支持基板 30や押圧体 34と TV装置 23とが接触する部分に弾力材を用いるのが望ましい。これにより、 TV装置 23に傷が付くことを防止することができる。また、弹カ材と TV装置 23の筐体との間の滑り止め効果により、ィャホンアダプタ本体 7が TV装置 23に固定された状態力ずれることを防止することもできる。

[0040] 以上のように、固定機構を、洗濯バサミのような形状やクランプ形状とした場合には、特に薄型 TV装置に対して本発明のイヤホンアダプタを使用することが可能となる。従来の陰極線管 TV装置であっても、何らかの突起があれば、そこにアーム 19やクランプ部 29の押圧体 34を引っ掛けて、イヤホンアダプタ本体 7を固定することは可能であるが、近年流行の薄型 TV装置（LCD (Liquid Crystal Display)、 PDP (Plasma D isplay Panel)、有機 EL (Electro Luminescence)、 FED (Field Emission Display)など) であれば、 TV装置自体にアーム 19やクランプ部 29の押圧体 34を引っ掛けることが可能であるため、イヤホンアダプタ本体 7をより確実に固定することができる。

[0041] イヤホンアダプタ本体 7の TV装置 23への取り付けに際しては、 TV装置 23の上下左右いずれかの方向からアーム 19やクランプ部 29の押圧体 34を TV装置 23の背面側に回して、引っ掛けるようにすればよい。 TV装置 23におけるイヤホン差込み口 24 の位置はメーカによって様々であるため、支持基板 20、 30やアーム 19及びクランプ部 29の長さは、多少余裕を持った長さにしておくのが望ましい。

[0042] 例えば、支持基板 20、 30の長さは、イヤホン差込み口 24が一般的に TV装置 23 の端に近い部分に備わっていることを考慮して決定することができる。また、一般に、薄型 TV装置の奥行きは 10cm前後から 30cm前後のものが多いので、アーム 19が開ききつた状態で、アーム 19の先端部分と支持基板 20との間の距離が 30cm程度となるように、固定機構 21を構成すればよい。また、クランプ部 29を有する固定機構 2 8の場合には、支持基板 30と押圧体 34との間の距離が 30cm程度となるように構成すればよい。もっとも、近年の TV装置の薄型化を考えれば、奥行きが 10cm程度のものが多くなると予想されるので、これらの距離を 10cm程度にしておくことも可能である。

[0043] その他、図示はしていないが、固定機構を、榭脂等の弾性を有する素材を用いて略 Π字形状のものとして構成し、これにより、固定機構を、イヤホンアダプタ本体の方向に付勢させることも可能である。この場合、アームを回動自在に支持する回転軸やクランプ部といった部品を使用する必要がないため、固定機構の構成を単純化することができる。そして、これにより、イヤホンアダプタの製造原価の低減と製造工程の簡略ィ匕を図ることが可能となる。

[0044] また、固定機構を、イヤホンアダプタ本体の方向に付勢させる構成とせず、 TV装置のイヤホン差込み口の正面から見て前後方向に一定の長さを有するものとして構成し、単に TV装置をこの固定機構の上に載せるようにしてもよい。この構成によれば、 TV装置の自重により、イヤホンアダプタ本体を TV装置に固定することができる。そして、このような非常に簡単な構成でイヤホンアダプタを実現することにより、汎用性のより高いイヤホンアダプタを提供することが可能となる。

[0045] また、本実施の形態のイヤホンアダプタ本体 7にお、ては、差込み口 Z端子支持体 13が、支持基板 10 (あるいは 20又は 30)の表側の面に垂直に設けられた第 1の支持体 13aと、第 1の支持体 13aに回転軸 15によって回転可能に連結された、差込み口 12を有する第 2の支持体 13bとにより構成され、第 2の支持体 13bが、イヤホンアダプタ 6の側面力見て、 2次元平面内で回転できるように構成されている力例えば、ピボット軸受けを用いて、第 2の支持体を第 1の支持体に対して自由に回転できるように構成してもよい。この構成によれば、イヤホン端子 4が差し込まれる端子差込み口を、イヤホン 3の使用者 (視聴者)の体勢変化にさらに柔軟に追随させることができ、イヤホン 3の使用者により快適な付け心地を提供することが可能となる。

[0046] [第 2の実施の形態]

図 7Aは本発明の第 2の実施の形態におけるイヤホンアダプタの一例と TV装置との関係を示す側面図、図 7Bは本実施の形態におけるイヤホンアダプタ本体を TV装置に固定した状態を示す正面図である。

[0047] 図 7Aに示すように、本実施の形態におけるイヤホンアダプタ 35は、イヤホンァダプタ本体 36と、イヤホンアダプタ本体 36を TV装置 37に固定する固定機構 38とを備えている。固定機構 38は、先端部分力イヤホンアダプタ本体 36の方向に付勢されるァーム 39と、イヤホンアダプタ本体 36が取り付けられると共に、アーム 39の基端部が回動自在に連結される支持部としての支持基板 40とにより構成され、アーム 39の先端部分の付勢力を利用して、イヤホンアダプタ本体 36を TV装置 37に固定するようにされている。アーム 39の先端部分のイヤホンアダプタ本体 36の方向への付勢は、支持基板 40とアーム 39との間に介在されたコイルばね 41によって実現されている。ィャホンアダプタ本体 36は、支持基板 40の表側の面に回転部 42を介して設けられた、イヤホン端子 4 (図 1参照）が差し込まれる差込み口 43を支持する差込み口支持体 4 4と、支持基板 40の裏側 (TV装置 37側）の面に設けられた、 TV装置 37のイヤホン差込み口 45に差込み可能な端子 46とにより構成されて、る。詳細は図示して、なヽ力回転部 42は、雄側を構成する回転軸と雌側を構成する回転体とが回転可能に一定のクリアランスを確保した状態で嵌合されて構成されている。尚、差込み口支持体 44の回転動作の円滑を確保するために、回転部 42に軸受けを組み込むことも可能である。この構成により、差込み口支持体 44は、 TV装置 37のイヤホン差込み口 4 5の正面から見て、 2次元平面内で回転可能となる（図 7Bの矢印 46の方向）。

[0048] このように、イヤホンアダプタ 35に回転部 42を設けて差込み口支持体 44を回転可能に構成したので、イヤホン端子 4が差し込まれる差込み口 43を、イヤホン 3 (図 1参照)の使用者 (視聴者)の体勢変化に柔軟に追随させることができ、イヤホン 3の使用者に快適な付け心地を提供することが可能となる。

[0049] 尚、本実施の形態のイヤホンアダプタ 35においては、上記第 1の実施の形態のィャホンアダプタとは異なり、図 1等の回転軸 15に相当する構成を備えていない。従つて、イヤホン端子 4が差し込まれる差込み口 43は、 TV装置 37のイヤホン差込み口 4 5の正面から見た 2次元平面に直交する面内では回転することができない。このため、イヤホン端子 4が差し込まれる差込み口 43の、イヤホン 3の使用者 (視聴者)の体勢変化への追随を確保しつつ、イヤホン端子 4の抜け防止をも実現することが可能となる。

[0050] [第 3の実施の形態]

図 8Aは本発明の第 3の実施の形態におけるイヤホンアダプタの一例と TV装置との関係を示す側面図、図 8Bは本実施の形態におけるイヤホンアダプタの固定機構のアームを省いた構成を示す正面図である。尚、上記第 2の実施の形態のイヤホンァダプタの構成部材と同じ構成部材には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。

[0051] 図 8Aにおいて、 47はイヤホンアダプタ本体 36が取り付けられる支持基板である。

図 8A、図 8Bに示すように、支持基板 47にはスライド体 48がスライド可能に取り付けられており、スライド体 48にはアーム 49の基端部が回動自在に連結されている。スライド体 48とアーム 49との間にはコイルばね 50が介在されており、これによりアーム 49 の先端部分力 Sイヤホンアダプタ本体 36の方向に付勢されている。支持基板 47には、長孔カゝらなるスライドレール 47aが設けられている。また、スライド体 48にも、長孔からなるスライドレール 48aが設けられている。そして、スライドレール 47aとスライドレール 48aとを一部重ねた状態で、両スライドレール 47a、 48a〖こボルト 51を揷通してナット 52で締結することにより、スライド体 48が、支持基板 47に対してスライド可能に取り付けられる。

[0052] 支持基板 47に沿ってスライド体 48をスライドさせる場合には、ー且ナット 52を緩め、希望の長さとなるまでスライド体 48をスライドさせた後、再度ナット 52を締結してスライド体 48を固定する。これにより、上記第 1の実施の形態で説明したように支持基板の長さを一定以上にしておかなくても、様々な大きさの TV装置に対応させることが可能となる。また、イヤホンアダプタの収納時には、コンパクトな収納を実現することもできる。

[0053] 尚、本実施の形態のイヤホンアダプタにお、ては、支持基板のみを長さ調節可能なスライド構造としているが、アームや、上記第 1の実施の形態で説明したクランプ部についても長さ調節可能なスライド構造とすることができる。例えば、図 9Aに示すィャホンアダプタにおいては、さらに、スライド体 48にスライド体 54の基端部が回動自在に連結されており、スライド体 54にはアーム 49がスライド可能に取り付けられている。また、図 9Bに示すイヤホンアダプタにおいては、クランプ部 29のシャフト 31がスライド体 53を介して支持基板 30に支持されて、る。図 9Aのアーム 49を伸縮させるスライド構造、及び図 9Bのクランプ部 29を伸縮させるスライド構造は、上記と同様の構成であるため、さらなる説明は省略する。

[0054] [第 4の実施の形態]

図 10は本発明の第 4の実施の形態におけるイヤホンアダプタの一例と TV装置との関係を示す側面図、図 11は本実施の形態のイヤホンアダプタ本体が固定される TV 装置の概略背面図である。

[0055] 図 10に示すように、本実施の形態におけるイヤホンアダプタ 54は、イヤホンァダプタ本体 55と、イヤホンアダプタ本体 55を TV装置 56に固定する固定機構 57とを備えている。イヤホンアダプタ本体 55は、イヤホン端子が差し込まれる差込み口 61を支持する差込み口支持体 62と、 TV装置 56のイヤホン差込み口 58に差込み可能な端子 59を支持する端子支持体 60と、差込み口支持体 62と端子支持体 60とを接続する電気コード 63とにより構成されている。また、固定機構 57は、一端がイヤホンァダプタ本体 55の電気コード 63に固定され、他端にリング状の止め部 64が設けられた、連結部材としての可撓性のベルト 65により構成されている。そして、端子 59を TV装置 56のイヤホン差込み口 58に差し込んだ状態で、ベルト 65の他端の止め部 64を、 TV装置 56の背面に取り付けられて、る既存のねじ 67 (図 11参照）を用いて TV装置 56にねじ止めすることにより、イヤホンアダプタ本体 55が TV装置 56に固定される。この場合、ベルト 65の長さは、当該ベルト 65の止め部 64をねじ止めした場合に弛みのない状態となるように設定される。尚、ベルト 65を、例えば、ロック機構を有するアジヤスタを用いた伸縮可能な構成にすれば、ねじ 67の位置が多少ずれて、ても容易に対応させることが可能となる。また、液晶 TV装置にスタンド用アームを取り付けるべサ（VESA)規格対応のねじ 100を用いてベルト 65の他端の止め部 64を TV装置 56にねじ止めすることもできる。

[0056] 本実施の形態のイヤホンアダプタ 54の構成によれば、 TV装置 56のイヤホン差込み口 58に差込み可能な端子 59を支持する端子支持体 60と、イヤホン端子が差し込まれる差込み口 61を支持する差込み口支持体 62とを接続する電気コード 63に固定されたベルト 65の他端を TV装置 56に固定することにより、イヤホンアダプタ本体 55 を TV装置 56に固定するようにしたので、以下のような効果が得られる。すなわち、差込み口支持体 62が電気コード 63及びベルト 65を介して TV装置 56側に引っ張られた状態となるので、イヤホンコードに人や物が引っ掛力つたり、視聴者が体勢を変えたりするなど、何らかの原因でイヤホン端子が引っ張られても、端子支持体 60に加わる力を小さく抑えることができる。このため、イヤホン端子力イヤホンアダプタ本体 55 の端子差込み口 61から抜け落ちるだけで、イヤホンアダプタ本体 55の端子支持体 6 0の端子 59が TV装置 56のイヤホン差込み口 58から抜けることはな!/、ので、イヤホン端子の抜けに伴う TV装置 56のスピーカからの突然の音声出力を防止することができる。

[0057] 尚、本実施の形態においては、固定機構として、一端力イヤホンアダプタ本体 55の電気コード 63に固定され、他端にリング状の止め部 64が設けられたベルト 65により構成された固定機構 57を例に挙げて説明したが、例えば、図 12に示すような、他端に鉤部 68が設けられたベルト 69を用い、鉤部 68を、 TV装置 56の背面に設けられたスリット 70 (図 11参照）に引っ掛けることにより、イヤホンアダプタ本体 55を TV装置 5 6に固定するようにしてもよい。また、例えば、図 13に示すような構成を採ることもできる。すなわち、固定機構を、一端力 Sイヤホンアダプタ本体 55の電気コード 63に固定され、その途中に係合部 104が設けられた連結部材としての可撓性の結束部材 105により構成することもできる。この場合、結束部材 105は、略球状の係止部材 103が多数連結された構造を有しており、係合部 104は、係止部材 103を貫通させる貫通孔 1 04aと、貫通孔 104aに連通して設けられた、係止部材 103の抜けを防止する抜け防止孔としてのスリット 104bとを有している。そして、結束部材 105を、 TV装置 56の背面に設けられたアンテナ端子 106 (図 11参照）に引っ掛けた状態で、係合部 104の貫通孔 104aに貫通させ、結束部材 105を係合部 104のスリット 104bに滑り込ませることにより、イヤホンアダプタ本体 55を TV装置 56に固定することができる。また、この構成に限らず、連結部材の途中に当該連結部材を係止可能な係合部を有する構成であればよい。また、固定機構を構成する連結部材は、必ずしもその一端力 Sイヤホンアダプタ本体 55の電気コード 63に固定されている必要はなぐ連結部材の途中が電気コード 63に固定されていてもよい。この場合の固定方法は、結び付ける等、いかなる方法であってもよい。

[0058] [第 5の実施の形態]

図 14は本発明の第 5の実施の形態におけるイヤホンアダプタの一例と TV装置との関係を示す側面図である。

[0059] 図 14に示すように、本実施の形態におけるイヤホンアダプタ 71は、イヤホンァダプタ本体 72と、イヤホンアダプタ本体 72を TV装置 1に固定する固定機構とを備えている。イヤホンアダプタ本体 72は、イヤホン端子が差し込まれる差込み口 77と、 TV装置 1のイヤホン差込み口 2に差込み可能な端子 76と、差込み口 77と端子 76を一体的に支持する差込み口 Z端子支持体 101とにより構成されている。また、固定機構は、差込み口 Z端子支持体 101の端子 76側の端面 (TV装置 1に接する面）に設けられた接着層 78により構成されている。そして、イヤホンアダプタ本体 72の端子 76を TV装置 1のイヤホン差込み口 2に差し込めば、接着層 78によってイヤホンアダプタ本体 72が TV装置 1に固定される。

[0060] 本実施の形態のイヤホンアダプタ 71にお、ては、差込み口 77と端子 76力それらの中心軸をずらした状態で差込み口 Z端子支持体 101に支持されて、る。このような構成とすることにより、まず、差込み口 Z端子支持体 101の端子 76側の端面における接着層 78の形成面積を広くすることができるので、差込み口 Z端子支持体 101 と TV装置 1との接着強度を向上させることができる。また、差込み口 Z端子支持体 1 01内の、差込み口 77の先端部と端子 76の基端部を、差込み口 Z端子支持体 101 の長手方向で重ねることができるので、差込み口 Z端子支持体 101の長手方向の長さを短くすることが可能となる。

[0061] [第 6の実施の形態]

図 15は本発明の第 6の実施の形態におけるイヤホンアダプタの一例とイヤホン及び TV装置との関係を示す側面図である。

[0062] 図 15において、 80はテレビ装置であり、 79は TV装置 80に設けられたイヤホン差込み口である。 3はイヤホンであり、 4はイヤホン 3に設けられたイヤホン端子である。イヤホン 3とイヤホン端子 4とは、イヤホンコード 5を介して接続されて、る。

[0063] 図 15に示すように、本実施の形態におけるイヤホンアダプタ 81は、イヤホンァダプタ本体 82と、イヤホンアダプタ本体 82を TV装置 80に固定する固定機構 83とを備えている。イヤホンアダプタ本体 82は、イヤホン 3のイヤホン端子 4が差し込まれる差込み口 84と、 TV装置 80のイヤホン差込み口 79に差込み可能な端子 85と、差込み口 84と端子 85を一体的に支持する差込み口 Z端子支持体 102と、別体の固定機構 8 3に係止される係止片 86とにより構成されている。一方、固定機構 83は、イヤホンァダプタ本体 82の端子 85を貫通させる貫通孔 87と、イヤホンアダプタ本体 82の係止片 86が係止される係止部 88と、 TV装置 80に接する面に設けられた接着層 89とにより構成されている。

[0064] イヤホンアダプタ本体 82は、その係止片 86が固定機構 83の係止部 88に係止されることによって固定機構 83に取り付けられる。係止片 86と係止部 88の位置は、ィャホンアダプタ本体 82が固定機構 83に取り付けられた際、イヤホンアダプタ本体 82の端子 85が TV装置 80のイヤホン差込み口 79に差込み可能となるように調整される。図 15に示す例においては、係止片 86が差込み口 Z端子支持体 102の TV装置 80 側の端面力も ammの位置に設けられ、係止部 88が固定機構 83の TV装置 80側の端面から ammの位置に設けられて!/、る。

[0065] 図 16に、本実施の形態におけるイヤホンアダプタ本体と固定機構との関係を示す。図 16において、 90は、イヤホンアダプタ本体 82の係止片 86を係止位置 91まで案内するガイド溝である。

[0066] 図 16に示すように、イヤホンアダプタ本体 82の係止片 86は、固定機構 83の係止部 88に嵌め込まれた後、反時計回りに 90度回転させられて、ガイド溝 90に沿って係止位置 91まで案内される。詳細は図示していないが、係止位置 91には、ガイド溝 90 の底面に凸状の突起が設けられており、係止片 86は、この突起を越えることによって係止位置 91に係止される。これにより、イヤホンアダプタ本体 82が固定機構 83に取り付けられる。逆に、差込み口 Z端子支持体 102を掴んで時計回りに回転させれば、係止片 86がガイド溝 90に案内されて係止部 88に到達し、係止片 86の係止状態が解除される。そして、差込み口 Z端子支持体 102を固定機構 83から離す方向に引つ張ることにより、イヤホンアダプタ本体 82が固定機構 83から取り外される。

[0067] このように、イヤホンアダプタ本体 82を固定機構 83に対し結合部 (イヤホンアダプタ本体 82に設けられた第 1の結合部としての係止片 86と固定機構 83に設けられた第 2の結合部としての係止部 88)を介して取り付け Z取り外し可能に設けることにより、固定機構 83だけを TV装置 80に固定させておくことが可能となる。そして、この固定機構 83にイヤホンアダプタ本体 82を取り付けた場合には、固定機構 83とイヤホンァダプタ本体 82とが一体となり、イヤホンアダプタ本体 82の端子 85が TV装置 80のィャホン差込み口 79に差し込まれた状態となる。

[0068] 本実施の形態のイヤホンアダプタ 81の構成によれば、以下のような効果が得られる。すなわち、普段は、イヤホンアダプタ本体 82を固定機構 83から取り外しておくことにより、 TV装置 80のスピーカから音声を出力させることができる。一方、深夜又は早朝の時間帯など、 TV装置 80のスピーカからの音声出力を停止させたい場合には、イヤホンアダプタ本体 82を、 TV装置 80に固定されている固定機構 83に取り付けた後、イヤホンアダプタ本体 82の差込み口 84にイヤホン 3のイヤホン端子 4を差し込み、イヤホン 3を経由して TV番組の音声を聴くことができる。そして、イヤホンコード 5に人や物が引っ掛カゝつたり、視聴者が体勢を変えたりするなど、何らかの原因でィャホン端子 4が弓 Iつ張られても、イヤホン端子 4がイヤホンアダプタ本体 82の差込み口 84 力抜け落ちるだけで、イヤホンアダプタ本体 82の端子 85が TV装置 80のイヤホン差込み口 79から抜けることはない。その結果、イヤホン端子 4の抜けに伴う TV装置 8 0のスピーカからの突然の音声出力を防止することができる。

[0069] また、本実施の形態のイヤホンアダプタ 81の構成によれば、上記第 1〜第 5の実施の形態のイヤホンアダプタと異なり、 TV装置のスピーカ力の音声出力も可能としつつ、さらに、必要に応じてイヤホンアダプタ本体 82を取り付けて、イヤホン端子 4の抜けに伴う TV装置のスピーカからの突然の音声出力を防止することが可能となる。

[0070] 尚、本実施の形態においては、固定機構 83の TV装置 80への固定手段が接着層 89である場合を例に挙げて説明したが、固定手段としては、上記第 1〜第 5の実施の形態で説明した種々の手段を用いることができる。

[0071] また、本実施の形態においては、イヤホンアダプタ本体 82の係止片 86を固定機構 83の係止部 88に係止させることにより、イヤホンアダプタ本体 82が固定機構 83に取り付けられるようにされている力イヤホンアダプタ本体 82の固定機構 83への取り付け手段としては、両者を取り付け Z取り外し可能な手段であればょ、。

[0072] 一例として、図 17に示す構成が考えられる。図 17において、 91はイヤホンアダプタ本体、 92はイヤホンアダプタ本体 91を TV装置 80に固定する固定機構である。図 17 に示すように、差込み口 Z端子支持体 102の外周には、外筒部 93の移動を規制するストッパ部 94が設けられており、内周に第 1の結合部としてのねじ溝 95が刻まれた外筒部 93がこのストツバ部 94に外側から係合されている。一方、固定機構 92の外周には第 2の結合部としてのねじ溝 96が刻まれている。そして、イヤホンアダプタ本体 9 1の外筒部 93の内周のねじ溝 95と固定機構 92の外周のねじ溝 96とがねじ止め（結合)されることにより、イヤホンアダプタ本体 91が固定機構 92に取り付けられる。固定機構 92は、上記と同じぐ接着層 89によって TV装置 80に固定される。

[0073] イヤホンアダプタ本体 91を固定機構 92に取り付ける場合には、差込み口 Z端子支持体 102の外周に設けられた外筒部 93を固定機構 92に嵌め込んで回転させることにより、両者をねじ止めする。この場合、外筒部 93のねじ込みに伴い、ストッパ部 94 によってテレビ装置 80側に押し込まれた端子 85は、固定機構 92の貫通孔 87を通つて徐々に TV装置 80のイヤホン差込み口 79に差し込まれる。イヤホンアダプタ本体 9 1を固定機構 92から取り外す場合には、外筒部 93を反対方向に回転させて引き抜けばよい。

[0074] 上記第 1〜第 6の実施の形態においては、イヤホンアダプタを TV装置、特に薄型の TV装置に使用する場合を例に挙げて説明した力本発明のイヤホンアダプタは、他の音響機器に使用することも可能である。例えば、 AMZFMラジオや CDプレーャ、メモリオーディオなどの音響機器やポータブル DVDプレーヤ、 PCなどの映像音響機器に対しても本発明のイヤホンアダプタは有効である。そして、本発明のィャホンアダプタを用いれば、例えば、新幹線の中でポータブル DVDプレーヤにイヤホンを接続して映画を楽しむ際に、イヤホン端子が抜けて車内に音声が響き渡ることを防止することができる。

[0075] 特に、音響機器力スピーカを備えて、て、イヤホン端子の接続時にスピーカからの音声出力が停止するように構成されている場合に、本発明は絶大なる効果を発揮する。もっとも、スピーカを備えていない音響機器に本発明のイヤホンアダプタを使用する場合であっても、イヤホン端子が抜けにくい効果、音響機器の故障を低減する効果を発揮させることは可能である。

[0076] また、上記第 1〜第 6の実施の形態においては、単に「イヤホン端子」とのみ述べているが、イヤホン端子としては、ステレオミニプラグや平型コネクタなど、規格で定められた種々のタイプが存在する。また、音響機器の中には、音声信号以外の操作信号等を伝達する差込み口が別にイヤホン差込み口の近隣に並設され、これら複数の差込み口を 1本のイヤホンコードに接続するように構成されたものがある。この場合、ィャホンコードの中腹部に機器の操作情報等を表示したり、機器の操作を可能にする操作部を設けたりするのが一般的である。これらのどのタイプのイヤホン端子であつても本発明の効果を得ることが可能である。ただ、平型コネクタや音声信号以外の操作信号等を伝達する差込み口が別にイヤホン差込み口の近隣に並設され、これらがまとめて 1本のイヤホンコードに接続されている場合には、単独のイヤホン差込み口のみを有する場合に比してイヤホン端子が抜けに《なっている。接点が多い分、いずれかの方向からの衝撃には強いからである。従って、本発明は、一般的に TV装置等のスピーカ付きの映像'音響機器に用いられているが音声信号のみを単独で伝達しているために抜けやすい、 3. 5mm径のミニプラグ (ステレオ、モノラルどちらであつてもよい)の場合に、その効果をよく発揮する。

[0077] また、上記第 1〜第 6の実施の形態においては、単に「イヤホン」とのみ述べている力ヘッドホン、ヘッドセットなど呼び方は違っても、これらはすべてイヤホンの一種である。

[0078] また、上記第 1〜第 6の実施の形態においては、イヤホンアダプタとして説明したが、イヤホンのイヤホン端子が差し込まれる差込み口付きの音響機器として構成することも可能である。

[0079] 例えば、スピーカと、音響機器本体に固定可能なイヤホン装置とを備えた差込み口付き音響機器として構成し、この差込み口付き音響機器の本体側にイヤホン装置を取り外し可能に接続する電気接続受け口を設ける。そして、電気接続受け口にィャホン装置が接続されている場合には、スピーカからの音声出力が停止するように構成する。

[0080] また、イヤホン装置には、イヤホンのイヤホン端子が差し込まれる差込み口と、電気接続受け口に接続可能な電気接続端子と、電気接続端子を電気接続受け口に接続した状態で、イヤホン装置を音響機器本体に固定する固定機構とを設ける。

[0081] 以上の構成により、上記第 1〜第 6の実施の形態で説明したのと同様の効果を奏する音響機器を実現することが可能となる。

[0082] また、イヤホン装置を音響機器本体に固定されたままの状態として構成し、イヤホン装置又は音響機器本体に設けたスィッチにより、イヤホン装置と音響機器本体との電気的接続を任意に断続設定 (ONZOFF)できるように構成してもよヽ。このような構成によれば、例えば、スィッチを ONにしたときにスピーカからの音声出力が OFFとなり、イヤホンのイヤホン端子をイヤホン装置の差込み口に差し込むことによってィャホンを経由した音声視聴が可能となる。この場合、イヤホン装置の差込み口からィャホン端子が抜けたとしても、スピーカから音声が漏れることはない。一方、スィッチを OF Fにしたときには、スピーカからの音声は通常通り出力される。

[0083] イヤホン装置と音響機器本体との電気的接続の ONZOFFは、通常の電源 ONZ OFFスィッチを用いて実現することもできる。

産業上の利用可能性

[0084] 以上のように、本発明のイヤホンアダプタによれば、イヤホン端子の抜けに伴う音響機器のスピーカからの突然の音声出力を防止することができ。従って、本発明は、例えば、病院の共同部屋における TV装置のイヤホンアダプタとして有用である。

Claims

請求の範囲

[I] イヤホンのイヤホン端子が差し込まれる差込み口と、音響機器のイヤホン差込み口に差込み可能な端子とを有するイヤホンアダプタ本体と、

前記端子を前記音響機器の前記イヤホン差込み口に差し込んだ状態で、前記ィャホンアダプタ本体を前記音響機器に固定する固定機構とを備えたイヤホンアダプタ。

[2] 前記イヤホンアダプタ本体が、前記差込み口を支持する差込み口支持体と、前記端子を支持する端子支持体と、前記差込み口支持体と前記端子支持体とを接続する電気コードとを備え、

前記固定機構が、前記電気コードと前記音響機器とを連結する可撓性の連結部材力もなる請求項 1に記載のイヤホンアダプタ。

[3] 前記連結部材カ^ング状の止め部を有する請求項 2に記載のイヤホンアダプタ。

[4] 前記連結部材が鉤部を有する請求項 2に記載のイヤホンアダプタ。

[5] 前記連結部材が、その途中に設けられた、前記連結部材を係止可能な係合部を有する請求項 2に記載のイヤホンアダプタ。

[6] 前記連結部材が、略球状の係止部材が多数連結された構造を有し、

前記係合部が、前記係止部材を貫通させる貫通孔と、前記貫通孔に連通して設けられた、前記係止部材の抜けを防止する抜け防止孔とを有する請求項 5に記載のィャホンアダプタ。

[7] 前記イヤホンアダプタ本体が、前記差込み口と前記端子を一体的に支持する差込み口 Z端子支持体を備えた請求項 1に記載のイヤホンアダプタ。

[8] 前記差込み口と前記端子が、それらの中心軸をずらした状態で前記差込み口 Z端子支持体に支持されている請求項 7に記載のイヤホンアダプタ。

[9] 前記固定機構が、前記音響機器にねじ止め可能なねじ孔を有する請求項 1に記載のイヤホンアダプタ。

[10] 前記固定機構が、前記音響機器に接着固定可能な接着層を有する請求項 1に記載のイヤホンアダプタ。

[II] 前記固定機構が、前記イヤホンアダプタ本体の方向に付勢されるアームと、前記ァームを支持する支持部とを有する請求項 1に記載のイヤホンアダプタ。

[12] 前記アーム及び Z又は支持部が長さ調節可能なスライド構造を有する請求項 11に記載のイヤホンアダプタ。

[13] 前記固定機構が、高さ調節可能なクランプ部と、前記クランプ部を支持する支持部とを有する請求項 1に記載のイヤホンアダプタ。

[14] 前記クランプ部及び Z又は支持部が長さ調節可能なスライド構造を有する請求項 1

3に記載のイヤホンアダプタ。

[15] 前記差込み口は、前記イヤホンアダプタ本体が前記音響機器に固定されたとき、前記音響機器の前記イヤホン差込み口の正面から見た 2次元平面内で回転可能となるように設けられて、る請求項 1に記載のイヤホンアダプタ。

[16] 前記差込み口は、前記イヤホンアダプタ本体が前記音響機器に固定されたとき、前記音響機器の前記イヤホン差込み口の正面から見た 2次元平面に直交する面内で回転可能となるように設けられて、る請求項 1に記載のイヤホンアダプタ。

[17] 前記イヤホンアダプタ本体は、前記固定機構に対し結合部を介して取り付け Z取り外し可能に設けられて、る請求項 1に記載のイヤホンアダプタ。

[18] 前記結合部は、前記イヤホンアダプタ本体に設けられた第 1の結合部と、前記固定機構に設けられた第 2の結合部とからなり、前記第 1の結合部と前記第 2の結合部とを互いに結合させることにより、前記イヤホンアダプタ本体が前記固定機構に取り付けられる請求項 17に記載のイヤホンアダプタ。