明細書
新規分子化合物 技術分野 :
本発明は新規分子化合物に関し、 更に詳しくは 3成分以上より構築される分子 化合物に関する。 背景技術 :
分子化合物は、 2種以上の化合物が水素結合ゃファンデルヮ一ルスカなどに代 表される、 比較的弱い相互作用によって結合した化合物である。 特に、 多分子包 接化合物を用いた分子化合物においては、 一つの分子が別の分子群の構築する結 晶格子の中に閉じ込められることから、 不安定化合物の安定化や活性化合物のコ ントロール、 また簡単な操作によってもとの各成分化合物に解離することから、 有用物質の選択的分離、 化学的安定化、 不揮発化、 徐放化、 粉末化などの技術分 野において応用されている。
また、 三成分以上の成分から構成される分子化合物としては、 例えば、 アント ラキノ ン系化合物、 ハイ ドロキノン、 及びベンゼンからなる分子化合物、 ビスナ フ トール、 ハイ ドロキノ ン、 及び種々の芳香族炭化水素化合物、 芳香族ィミン化 合物、 ヒ ドラジン化合物、 またはァゾベンゼン化合物からなる分子化合物、 アミ ノ安息香酸、 トリ二卜口ベンゼン、 及びトリニト口安息香酸が知られている。 (非 特許文献 1〜 3を参照)
また、 本出願人によって、 1, 1, 2, 2—テトラキス (4—ヒ ドロキシフエ ニル) ェタン、 平均分子量 1 0 0 0のポリエチレングリ コール、 及びアレスリ ン 又は塩化ベンザルコニゥムからなる分子化合物を報告した。 (特許文献 1を参照) 非特許文献 l : T e t r e h e d r o n L e t t e r s , V o 1. 3 6 , N o . 3 3, p p . 5 9 4 7— 5 9 5 0
非特許文献 2 : C h em i c a l C ommu n i c a t i o n, 2 0 0 2 , 1
7 8 8 - 1 7 8 9
非特許文献 3 : J . C h e m. S o c . C h em i c a l C ommu n i c a t i o n, 1 9 9 2, 3 0 0 - 3 0 1
特許文献 1 : WO 0 1 Z4 2 3 6 6号
しかし、 従来の技術では、 その結晶格子が比較的小さいため大きな分子は包接 されにく く、 十分な機能を有した化合物を包接しにく いという問題があった。 ま た、 3成分系においても、 使用できるゲス ト化合物が、 ホス ト化合物との関係で 制限されるという問題があった。 また、 特許文献 1記載の 3成分系では、 比較的 緩やかな空間であり、 結晶構造が緻密でないので、 徐放性、 安定性、 不揮発生等 の制御が難しいという問題があった。
発明の開示 :
本発明は、 分子の大きさ、 官能基の種類等の制限なしに、 有用物質を固定化で きる新たな分子化合物を提供することを目的とする。
本発明者らは、 テトラキスァリール化合物等の 3つ以上のフエノール性水酸基 を有する自己会合性化合物と、 グリコール化合物等の多価水酸基化合物等を組み 合わせることにより、 新たに第 3成分を含む分子化合物を構築できることを見出 し、 本発明を完成するに至った。
すなわち、 本発明は、
( 1 ) 少なく とも 3成分よりなる分子化合物において、 少なく とも 3以上の水素 結合能がある官能基を有する化合物、 及び 2以上の水酸基を有する鎖状または環 状脂肪族化合物を成分として含むことを特徴とする分子化合物に関し、
( 2) 水素結合能がある官能基が、 水酸基、 力ルポキシル基、 または置換基を有 していてもよいアミノ基であることを特徴とする ( 1 ) に記載の分子化合物、
(3〉 水素結合能がある官能基が、 フエノール性水酸基であることを特徴とする ( 1 ) に記載の分子化合物、
(4) 少なく とも 3以上の水素結合能がある官能基を有する化合物が、 式 ( I )
(式中、 Xは (CH2) n又は p—フエ二レン基を表し、 nは 0、 1、 2、 又は 3 であり、 Yは水酸基、 力ルポキシル基、 置換基を有してもよいアミノ基を表し、 R R2 は、 それぞれ独立に、 水素原子、 低級アルキル基、 置換基されていても よいフエニル基、 ハロゲン原子、 又は低級アルコキシ基を表す。) で表されるテト ラキスァリール系化合物であることを特徴とする ( 1 ) 又は (2 ) に記載の分子 化合物、
( 5) 式 ( I ) で表されるテ卜ラキスァリール系化合物が、 式 ( I I )
(式中、 R R X、 及び Yは、 前記と同じ意味を表す。) で表されるテトラキ スァリール系化合物であることを特徴とする (4) に記載の分子化合物、
( 6 ) 2以上の水酸基を有する鎖状または環状脂肪族化合物が、 式 ( I I I ) 〜 式 (V) からなる群から選ばれる少なく とも 1種であることを特徴とする ( 1 )
〜 ( 5) のいずれかに記載の分子化合物、
(式中、 R" は、 水素原子、 または炭化水素基を表し、 n 1は、 2以上の整数を 表し、 R11 同士は、 同一でも相異なっていてもよく、 R11同士で結合して環を形 成してもよい。)
(式中、 R12は、 水素原子、 または炭化水素基を表し、 1 2及ぴ113は、 それぞ れ独立に、 2以上の整数を表し、 R12同士、 及ぴ n 2同士は、 同一でも相異なつ ていてもよい。)
(式中、 R
13~R
18は、 それぞれ独立に水素原子、 または炭化水素基を表し、 R
13 または R"と R
15または R
16は結合して環を形成してもよく、 R
19は、 水素原子、 又は下記式
(式中、 R2Q及び R21 は、 それぞれ独立に水素原子、 または炭化水素基を表し、 n 6は、 0または 1以上のいずれかの整数を表し、 n 6が 2以上の場合、 R 2β 同 士、 R 21同士は、 同一でも相異なっていてもよい。) を表し、 η 4は、 1以上の整 数を表し、 η 5は、 0または 1以上のいずれかの整数を表し、 η 4が 2以上の場 合、 R17 同士、 R18 同士、 R1S 同士、 及び n 5同士は、 同一でも相異なっていて もよく、 n 5が 2以上の場合、 R17 同士、 及び R18 同士は、 同一でも相異なって いてもよい。)
(7 ) 式 ( I V) で表される化合物の分子量が 2 0 0未満であることを特徴とす る ( 6 ) に記載の分子化合物、
( 8) 第 3成分として、 芳香族炭化水素化合物、 またはへテロ原子含有化合物を 含むことを特徴とする ( 1 ) 〜 (7 ) のいずれかに記載の分子化合物に関する。
( 9) 少なく とも 3以上の水素結合能がある官能基を有する化合物、 及びゲス ト 化合物を、 2以上の水酸基を有する鎖状または環状脂肪族化合物を溶媒として再 結晶することを特徴とする分子化合の物製造方法に関し、
( 1 0 ) 水素結合能がある官能基が、 水酸基、 カルボキシル基、 または置換基を 有していてもよいアミノ基であることを特徴とする ( 9 ) に記載の分子化合物の 製造方法、
( 1 1 ) 水素結合能がある官能基が、 フエノール性水酸基であることを特徴とす る ( 9 ) に記載の分子化合物の製造方法、
( 1 2 ) 少なく とも 3以上の水素結合能がある官能基を有する化合物が、 式 ( I )
(式中、 Xは (CH2) n又は p—フエ二レン基を表し、 nは 0、 1、 2、 又は 3 であり、 Yは水酸基、 力ルポキシル基、 置換基を有してもよいアミノ基を表し、 R ^ R2 は、 それぞれ独立に、 水素原子、 低級アルキル基、 置換基されていても よいフエニル基、 ハロゲン原子、 又は低級アルコキシ基を表す。) で表されるテト ラキスァリ一ル系化合物であることを特徴とする ( 9 ) 又は ( 1 0 ) に記載の分 子化合物の製造方法、 '
( 1 3 ) 式 ( I ) で表されるテトラキスァリール系化合物が、 式 ( I I )
(式中、 II1、 R2、 X、 及び Yは、 前記と同じ意味を表す。) で表されるテトラキ スァリール系化合物であることを特徴とする ( 1 2) に記載の分子化合物の製造 方法、
( 1 4) 2以上の水酸基を有する鎖状または環状脂肪族化合物が、 式 ( I I I ) 〜式 (V) からなる群から選ばれる少なくとも 1種であることを特徴とする ( 9 ) ~ ( 1 3) のいずれかに記載の分子化合物の製造方法、
(式中、 R11は、 水素原子、 または炭化水素基を表し、 n 1は、 2以上の整数を 表し、 R11 同士は、 同一でも相異なっていてもよく、 R 11 同士で結合して環を形 成してもよい。)
(式中、 R12は、 水素原子、 または炭化水素基を表し、 11 2及ぴ11 3は、 それぞ れ独立に 2以上の整数を表し、 R12同士、 及ぴ n 2同士は、 同一でも相異なって いてもよい。)
(式中、 R13~R18は、 それぞれ独立に水素原子、 または炭化水素基を表し、 R13 または R14と R15または R16は結合して環を形成してもよく、 R19は、 水素原子、
又は下記式
(式中、 R2Q 及び R21 は、 それぞれ独立に水素原子、 または炭化水素基を表し、 n 6は、 0または 1以上のいずれかの整数を表し、 n 6が 2以上の場合、 R 2β 同 士、 R21同士は、 同一でも相異なっていてもよい。) を表し、 η 4は、 1以上の整 数を表し、 η 5は、 0または 1以上のいずれかの整数を表し、 η 4が 2以上の場 合、 R17 同士、 R18 同士、 R19 同士、 及び η 5同士は、 同一でも相異なっていて もよく、 η 5が 2以上の場合、 R17 同士、 及び R 18 同士は、 同一でも相異なって いてもよい。)
( 1 5) 式 ( I V) で表される化合物の分子量が 2 0 0未満であることを特徴と する ( 1 4) に記載の分子化合物の製造方法、
( 1 6 ) ゲス ト化合物が、 芳香族炭化水素化合物、 またはへテロ原子含有化合物 であることを特徴とする ( 9 ) ~ ( 1 5) のいずれかに記載の分子化合物の製造 方法に関する。
( 1 7 ) 少なく とも 3以上の水素結合能がある官能基を有する化合物、 及び 2以 上の水酸基を有する鎖状または環状脂肪族化合物を用いることを特徴とする包接 化方法に関し、
( 1 8 ) 水素結合能がある官能基が、 水酸基、 力ルポキシル基、 または置換基を 有していてもよいアミノ基であることを特徵とする( 1 7 )に記載の包接化方法、
( 1 9 ) 水素結合能がある官能基が、 フエノール性水酸基であることを特徴とす る ( 1 7 ) に記載の包接化方法、
( 2 0 ) 少なく とも 3以上の水素結合能がある官能基を有する化合物が、 式 ( I )
(式中、 Xは (CH2) n又は p—フエ二レン基を表し、 nは 0、 1、 2、 又は 3 であり、 Yは水酸基、 力ルポキシル基、 置換基を有してもよいアミノ基を表し、 R1 R2 は、 それぞれ独立に、 水素原子、 低級アルキル基、 置換基されていても よいフエニル基、 ハロゲン原子、 又は低級アルコキシ基を表す。) で表されるテト ラキスァリール系化合物であることを特徴とする ( 1 7) 又は ( 1 8) に記載の 包接化方法、
( 2 1 ) 式 ( I ) で表されるテトラキスァリール系化合物が、 式 ( I I )
(式中、 R R2、 X、 及び Yは、 前記と同じ意味を表す。) で表されるテトラキ スァリール系化合物であることを特徴とする請求項 2 0に記載の包接化方法。 2 2. 2以上の水酸基を有する鎖状または環状脂肪族化合物が、 式 ( I I I ) 〜 式 (V) からなる群から選ばれる少なく とも 1種であることを特徴とする ( 1 7)
〜 (2 1 ) のいずれかに記載の包接化方法、
(式中、 R11 は、 水素原子、 または炭化水素基を表し、 n 1は、 2以上の整数を 表し、 R11 同士は、 同一でも相異なっていてもよく、 R11 同士で結合して環を形 成してもよい。)
(式中、 R12は、 水素原子、 または炭化水素基を表し、 11 2及ぴ11 3は、 それぞ れ独立に、 2以上の整数を表し、 R12同士、 及ぴ n 2同士は、 同一でも相異なつ ていてもよい。)
(式中、 R
l3~R
18は、 それぞれ独立に水素原子、 または炭化水素基を表し、 R
13 または R
14と R
15または R
16は結合して環を形成してもよく、 R
19は、 水素原子、 又は下記式
(式中、 R2»及び R21 は、 それぞれ独立に水素原子、 または炭化水素基を表し、 n 6は、 0または 1以上のいずれかの整数を表し、 n 6が 2以上の場合、 R 2Q 同 士、 R21同士は、 同一でも相異なっていてもよい。) を表し、 n 4は、 1以上の整 数を表し、 n 5は、 0または 1以上のいずれかの整数を表し、 n 4が 2以上の場 合、 R17 同士、 R18 同士、 R19 同士、 及び n 5同士は、 同一でも相異なっていて もよく、 n 5が 2以上の場合、 R17 同士、 及び R 18 同士は、 同一でも相異なって いてもよい。)
( 2 3) 式 ( I V) で表される化合物の分子量が 2 0 0未満であることを特徴と する ( 2 2) に記載の包接化方法。
( 24) 第 3成分として、 芳香族炭化水素化合物、 またはへテロ原子含有化合物 を含むことを特徴とする ( 1 7 ) 〜 (2 3) のいずれかに記載の包接化方法に関 する。
本発明の分子化合物は、 少なく とも 3成分から構成されており、 そのうちの 2 成分として、 少なく とも 3以上の水素結合能がある官能基を有する化合物、 及び 2以上の水酸基を有する鎖状または環状脂肪族化合物を含むことを特徴とする。 水素結合能がある官能基は、 他の成分分子、 または自己と水素結合を介して相 互作用できる官能基であれば特に限定されないが、 具体的には、 水酸基、 力ルポ キシル基、 置換基を有していてもよいアミノ基を好ましく例示することができ、 特にフエノール性水酸基を好ましく例示することができる。 少なく とも 3以上の 水素結合能がある官能基を有する化合物の形状は特に限定されないが、 具体的に は、 水素結合能がある官能基が、 拡散方向、 放射線方向に位置する化合物を特に 好ましく例示することができる。
そのような化合物として、 具体的には、 式 ( I ) で表されるテ トラキスァリー ル化合物を例示することができる。 式 ( I ) 中、 Xは (CH2) n又は p—フエ二
レン基を表し、 nは 0、 1、 2、 又は 3であり、 Yは水酸基 ; 力ルポキシル基 ; アミノ基、 メチルァミノ基、 ジメチルァミノ基、 ァニリノ基等の置換基を有して もよいアミノ基を表し、 R R2 は、 それぞれ独立に、 水素原子、 メチル基、 ェ チル基、 n—プロピル基、 イソプロピル基、 n—ブチル基、 イソブチル基、 t — ブチル基、 n—ペンチル基等の低級アルキル基、 フエニル基、 4—メチルフエ二 ル基、 4一クロルフエニル基等の置換されていてもよいフエニル基、フッ素原子、 クロル原子、 臭素原子等のハロゲン原子、 又はメ トキシ基、 エトキシ基、 n—プ 口ポキシ基、 イソプロポキシ基、 n—ブトキシ基、 n—ペンチルォキシ基等の低 級アルコキシ基を表す。 式 ( I ) において、 Y、 R 及び R2 の置換位置は特に 制限されないが、 式 ( I I ) で表されるように、 Yの置換位置が特定の場所であ る場合を好ましく例示することができる。
式 ( I ) で表される化合物として具体的には 1 , 1, 2, 2 —テトラキス (4 ーヒ ドロキシフエニル) ェタン、 1 , 1 , 2, 2 — ( 3 —メチル一 4—ヒ ドロキ シフエニル) ェタン、 , a, ', a ' ーテトラキス ( 4ーヒ ドロキシフエニル) 一 p—キシレン、 ひ, , a ' , a ' ― ( 3 —メチル一 4ーヒ ドロキシフエニル) 一 P—キシレン、 a , a , a ' , a ' —テトラキス ( 3 , 5 —ジメチルー 4ーヒ ド ロキシフエニル) 一 p—キシレン、 ひ , a , a ' , a ' - ( 3—クロ口一 4ーヒ ド ロキシフエニル) 一 p—キシレン、 a , , a ' , a ' —テトラキス ( 3 , 5 —ジ クロロー 4—ヒ ドロキシフエ二 Jレ) 一 ρ—キシレン、 a , , a ' , a ' ーテトラ キス ( 3 —ブロモー 4ーヒ ドロキシフエニル) 一 p—キシレン、 a, , a ' , a ' ーテトラキス ( 3, 5—ジブロモ一 4ーヒ ドロキシフエニル) 一 p—キシレン、 a , a , a ' , ' ーテトラキス ( 3 — t —プチルー 4ーヒ ドロキシフエニル) 一 p—キシレン、 a , a , a ' , a ' —テトラキス ( 3 , 5 —ジ一 t ーブチルー 4一 ヒ ドロキシフエニル) 一 p—キシレン、 a, a , a ' , a ' —テトラキス ( 3 —フ ルオロー 4ーヒ ドロキシフエニル) 一 ρ—キシレン、 a , , a. ' , a ' —テトラ キス ( 3, 5 —ジフルオロー 4ーヒ ドロキシフエニル) 一 p—キシレン、 a, , a ', ' ーテトラキス ( 3 —メ 卜キシ一 4—ヒ ドロキシフエニル) 一 ρ—キシレ ン、 a , a , a ' , a ' —テ卜ラキス ( 3, 5 —ジメ トキシ一 4ーヒ ドロキシフエ
ニル) 一 p—キシレン、 a , , a ' , a ' —テトラキス ( 3 —フエ二ルー 4ーヒ ドロキシフエニル) 一!)一キシレン、 a , , a ' , a ' —テトラキス ( 3 , 5 — ジフエ二ルー 4ーヒ ドロキシフエニル) 一 p—キシレン、 a , , a ', ' ーテ トラキス ( 3 —フルオロー 5 —メチルー 4ーヒ ドロキシフエニル) 一 p—キシレ ン、 a, , a ' , a ' ーテトラキス ( 3 —クロ口一 5 —メチルー 4ーヒ ドロキシ フエニル) 一 p—キシレン、 a, , a ' , a ' ーテトラキス ( 3 —プロモー 5 — メチルー 4ーヒ ドロキシフエニル) 一 ρ—キシレン、 a , , a ' , a ' ーテトラ キス ( 3 —メ トキシー 5 _メチルー 4ーヒ ドロキシフエニル) 一 p—キシレン、 , a , a ' , —テトラキス ( 3 — t —ブチルー 5—メチル一 4ーヒ ドロキシ フエニル) 一 p—キシレン、 a, a , a ' , a ' —テトラキス ( 3 —フエニル一 5 ーメチルー 4—ヒ ドロキシフエニル) 一 p—キシレン、 a , a , a ' , a ' —テト ラキス ( 3 —クロロー 5 —ブロモー 4ーヒ ドロキシフエニル) 一 ρ—キシレン、 a , a , a ' , a ' ーテトラキス ( 3 —クロ口一 5 —フエ二ルー 4ーヒ ドロキシフ ェニル) 一 p —キシレン、 en , , a ' , a ' ーテトラキス ( 3—クロロー 5 —フ ェニルー 4ーヒ ドロキシフエニル) 一 p—キシレン、 1, 1, 2 , 2 —テトラキ ス ( 3—クロ口一 5 —フエ二ルー 4—ヒ ドロキシフエニル) ェタン、 1 , 1, 2 , 2 —テトラキス ( 3 , 5 —ジメチル一 4ーヒ ドロキシフエニル) ェタン、 1, 1 , 2 , 2 — ( 3 —クロロー 4—ヒ ドロキシフエニル) ェタン、 1 , 1, 2 , 2 —テ トラキス ( 3 , 5 —ジクロロー 4ーヒ ドロキシフエニル) ェタン、 1 , 1 , 2 , 2 —テ トラキス ( 3 —ブロモー 4—ヒ ドロキシフエニル) ェタン、 1, 1, 2, 2 —テトラキス ( 3 , 5 —ジブ口モー 4ーヒ ドロキシフエニル) ェタン、 1, 1 , 2 , 2 —テトラキス ( 3 — t —ブチルー 4ーヒ ドロキシフエニル) ェタン、 1 , 1, 2, 2 —テトラキス ( 3, 5 —ジー t —プチル一 4ーヒ ドロキシフエニル) ェタン、 1, 1 , 2 , 2 —テトラキス ( 3 —フルオロー 4ーヒ ドロキシフエニル) ェタン、 1, 1, 2 , 2 —テ卜ラキス ( 3 , 5 —ジフルオロー 4ーヒ ドロキシフ ェニル) ェタン、 1 , 1 , 2, 2—テトラキス ( 3 —メ トキシ一 4—ヒ ドロキシ フエニル) ェタン、 1, 1 , 2 , 2—テトラキス ( 3 , 5—ジメ トキシ一 4ーヒ ドロキシフエニル) ェタン、 1 , 1, 2 , 2 —テトラキス ( 3 —フエニル— 4一
ヒ ドロキシフエニル) ェタン、 1, 1, 2, 2—テトラキス ( 3 , 5—ジフエ二 ルー 4ーヒ ドロキシフエニル) ェタン、 1 , 1, 2, 2—テトラキス ( 3—フル オロー 5—メチル一 4ーヒ ドロキシフエニル) ェタン、 1, 1 , 2 , 2—テトラ キス ( 3—クロロー 5—メチル一 4—ヒ ドロキシフエニル) ェタン、 1 , 1, 2 , 2—テトラキス ( 3—ブロモー 5—メチル一 4ーヒ ドロキシフエニル) ェタン、 1 , 1 , 2 , 2—テトラキス ( 3—メ トキシー 5—メチルー 4—ヒ ドロキシフエ ニル) ェタン、 1 , 1 , 2, 2—テ卜ラキス ( 3— t —ブチル一 5—メチルー 4 ーヒ ドロキシフエニル) ェタン、 1, 1 , 2 , 2—テトラキス ( 3—フエ二ルー 5—メチル一 4—ヒ ドロキシフエニル) ェタン、 1 , 1 , 2, 2—テトラキス ( 3 一クロロー 5—ブロモ一 4—ヒ ドロキシフエニル) ェタン、 1, 1 , 2 , 2—テ トラキス (3—クロ口一 5—フエ二ルー 4ーヒ ドロキシフエニル) ェタン、 1 ,
1. 2 , 2—テトラキス ( 3—クロ口一 5—フエ二ルー 4—ヒ ドロキシフエニル) ェタン、 1 , 1, 3 , 3—テトラキス (4ーヒ ドロキシフエニル) プロパン、 1 , 1, 3 , 3 - ( 3—メチルー 4ーヒ ドロキシフエニル) プロパン、 1, 1, 3 , 3—テトラキス ( 3, 5—ジメチルー 4—ヒ ドロキシフエニル) プロパン、 1, 1 , 3, 3— (3—クロ口— 4—ヒ ドロキシフエニル) プロパン、 1, 1, 3 , 3—テトラキス ( 3, 5—ジクロロ一 4—ヒ ドロキシフエニル) プロパン、 1 ,
1. 3 , 3—テトラキス ( 3—ブロモー 4—ヒ ドロキシフエニル) プロパン、 1, 1, 3 , 3—テトラキス ( 3, 5—ジブロモ一 4ーヒ ドロキシフエニル) プロパ ン、 1 , 1 , 3 , 3—テトラキ ( 3— t 一ブチル一 4—ヒ ドロキシフエニル) プロパン、 1 , 1 , 3 , 3—テ 卜ラキス ( 3 , 5—ジー t一ブチル一 4ーヒ ドロ キシフエニル) プロパン、 1, 1 , 3, 3—テトラキス ( 3—フルオロー 4ーヒ ドロキシフエニル) プロパン、 1 , 1, 3, 3—テトラキス ( 3 , 5—ジフルォ 口一 4ーヒ ドロキシフエニル) プロパン、 1, 1 , 3 , 3—テトラキス ( 3—メ トキシー 4—ヒ ドロキシフエニル) プロパン、 1 , 1 , 3, 3—テトラキス ( 3 ,
5—ジメ トキシ一 4ーヒ ドロキシフエニル) プロパン、 1, 1, 3, 3—テトラ キス ( 3—フエニル一 4ーヒ ドロキシフエニル) プロパン、 1 , 1 , 3 , 3—テ トラキス ( 3 , 5—ジフエニル一 4ーヒ ドロキシフエニル) プ 13パン、 1, 1 ,
3, 3 —テトラキス ( 3 —フルオロー 5 —メチルー 4ーヒ ドロキシフエニル) プ 口パン、 1 , 1 , 3 , 3 —テトラキス ( 3 —クロロー 5 —メチル一 4—ヒ ドロキ シフエニル〉 プロパン、 1 , 1, 3, 3—テトラキス ( 3 —ブロモー 5 —メチル 一 4ーヒ ドロキシフエニル) プロパン、 1, 1 , 3 , 3 —テトラキス ( 3—メ ト キシー 5 —メチル一 4ーヒ ドロキシフエニル) プロパン、 1, 1 , 3, 3 —テト ラキス ( 3 — t —プチルー 5 —メチルー 4ーヒ ドロキシフエニル) プロパン、 1 , 1, 3, 3 —テトラキス ( 3 —フエ二ルー 5 —メチル一 4ーヒ ドロキシフエニル) プロパン、 1 , 1 , 3 , 3 —テトラキス ( 3 一ク Π D— 5 ーブロモー 4ーヒ ドロ キシフエニル) プロパン、 1 , 1, 3 , 3 一テ卜ラキス ( 3 —クロ Π一 5 —フエ ニル一 4ーヒ ドロキシフエニル) プロパン 、 1 , 1 , 3 , 3 —テトラキス ( 3 — クロロー 5 —フエニル一 4 —ヒ ドロキシフ X二ル) プロパン、 1, 1 , 4 , 4 - テトラキス ( 4ーヒ ドロキシフエニル) ブ夕ン , 1 , 1 , 4, 4一 ( 3 —メチル
— 4ーヒ ドロキシフエニル) ブタン、 1 , 1, 4 , 4 -テトラキス ( 3 , 5 —ジ メチルー 4ーヒ ドロキシフエニル) ブタン 、 1 , 1 , 4 4 — ( 3 —クロロー 4
—ヒ ドロキシフエニル) ブタン、 1, 1 , 4, 4ーテ卜ラキス ( 3, 5 —ジクロ ロー 4ーヒ ドロキシフエニル) ブタン、 1 , 1 , 4 , 4 テ卜ラキス ( 3 -ブロ モー 4 —ヒ ドロキシフエニル) ブタン、 1 , 1 , 4 , 4 テ卜ラキス ( 3 , 5 — ジブ口モー 4 —ヒ ドロキシフエニル) ブ夕ン、 1, 1, ·'·! , 4ーテ卜ラキス ( 3 一 t —プチルー 4ーヒ ドロキシフエニル) ブ夕ン、 1, 1 , 4 , 4 -テ卜ラキス
( 3 , 5—ジ一 t —プチルー 4ーヒ ドロキシフェニル) ブタン、 1 , 1 , 4 , 4 ーテトラキス ( 3 —フルオロー 4ーヒ ドロキシフエニル) ブタン、 1 , 1 , 4 , 4ーテトラキス ( 3 , 5 —ジフルオロー 4—ヒ ドロキシフエニル) ブタン、 1 , 1, 4 , 4ーテトラキス ( 3 —メ トキシ一 4 —ヒ ドロキシフエニル) ブタン、 1, 1, 4, 4ーテトラキス ( 3 , 5—ジメ トキシ一 4 —ヒ ドロキシフエニル) ブ夕 ン、 1, 1, 4 , 4ーテトラキス ( 3 —フエニル一 4ーヒ ドロキシフエニル) ブ タン、 1 , 1 , 4 , 4 —テトラキス ( 3 , 5 —ジフエ二ルー 4ーヒ ドロキシフエ ニル) ブタン、 1 , 1 , 4 , 4 —テトラキス ( 3 —フルオロー 5 —メチル一 4 一 ヒ ドロキシフエニル) ブタン、 1, 1 , 4, 4 —テトラキス ( 3 —クロ口一 5 —
メチルー 4ーヒ ドロキシフエニル) ブタン、 1 , 1 , 4, 4—テトラキス ( 3— ブロモー 5—メチルー 4—ヒ ドロキシフエニル) ブタン、 1 , 1, 4 , 4ーテ卜 ラキス ( 3—メ トキシー 5—メチル一 4—ヒ ドロキシフエニル) ブタン、 1 , 1, 4, 4—テ トラキス ( 3— t一プチルー 5—メチルー 4ーヒ ドロキシフエニル) ブタン、 1, 1, 4, 4—テトラキス (3—フエニル一 5—メチルー 4—ヒ ドロ キシフエニル) ブタン、 1 , 1 , 4, 4ーテトラキス ( 3—クロロー 5—ブロモ 一 4ーヒ ドロキシフエニル) ブタン、 1, 1 , 4, 4—テトラキス ( 3—クロ口 一 5—フエ二ルー 4ーヒドロキシフエニル) ブタン、 1, 1, 4 , 4ーテ卜ラキ ス ( 3—クロロー 5—フエニル一 4—ヒ ドロキシフエニル) ブタン、 1 , 1, 5 , 5—テトラキス (4ーヒドロキシフエニル) ペン夕ン、 1 , 1 , 5, 5— ( 3— メチル一 4ーヒ ドロキシフエニル) ペンタン、 1 , 1 , 5, 5—テトラキス ( 3, 5—ジメチルー 4ーヒ ドロキシフエニル) ペンタン、 1, 1, 5 , 5 - ( 3—ク ロロ一 4ーヒ ドロキシフエニル) ペンタン、 1 , 1, 5 , 5—テトラキス ( 3 , 5—ジクロロー 4ーヒ ドロキシフエニル) ペンタン、 1 , 1 , 5, 5—テトラキ ス ( 3—プロモー 4ーヒ ドロキシフエニル) ペンタン、 1, 1 , 5 , 5—テトラ キス ( 3 , 5—ジブロモ一 4—ヒ ドロキシフエニル) ペンタン、 1 , 1, 5, 5 ーテトラキス ( 3— t一ブチル一 4ーヒドロキシフエニル) ペンタン、 1, 1, 5 , 5—テトラキス ( 3, 5—ジー t —ブチルー 4ーヒ ドロキシフエニル) ペン タン、 1 , 1 , 5, 5—テトラキス ( 3—フルオロー 4—ヒ ドロキシフエニル) ペンタン、 1 , 1, 5 , 5—テトラキス ( 3, 5—ジフルオロー 4—ヒ ドロキシ フエニル) ペンタン、 1 , 1, 5, 5—テトラキス ( 3—メ トキシー 4ーヒ ドロ キシフエニル) ペンタン、 1 , 1 , 5 , 5—テトラキス ( 3, 5—ジメ トキシ一 4ーヒ ドロキシフエニル) ペンタン、 1, 1 , 5 , 5—テトラキス ( 3—フエ二 ルー 4—ヒ ドロキシフエニル) ペンタン、 1 , 1 , 5, 5—テ トラキス ( 3, 5 ージフエ二ルー 4ーヒ ドロキシフエニル) ペンタン、 1 , 1 , 5 , 5—テトラキ ス ( 3—フルオロー 5—メチル一 4—ヒ ドロキシフエニル) ペンタン、 1 , 1 , 5 , 5—テトラキス ( 3—クロロー 5—メチルー 4—ヒ ドロキシフエニル) ペン タン、 1 , 1, 5 , 5—テ卜ラキス ( 3—ブロモー 5—メチル一 4ーヒ ドロキシ
フエニル) ペンタン、 1, 1 , 5 , 5 —テ卜ラキス ( 3—メ トキシ一 5 —メチル 一 4ーヒ ドロキシフエニル) ペンタン、 1, 1 , 5, 5 —テトラキス ( 3 — t — ブチル一 5—メチル— 4—ヒ ドロキシフエニル) ペンタン、 1 , 1, 5, 5 —テ トラキス ( 3 —フエ二ルー 5 —メチルー 4—ヒ ドロキシフエニル)ペンタン、 1 , 1 , 5, 5 —テトラキス ( 3—クロロー 5—プロモー 4—ヒ ドロキシフエニル) ペンタン、 1 , 1, 5 , 5—テトラキス ( 3 —クロ口一 5 —フエニル一 4〜ヒ ド ロキシフエニル) ペンタン、 1, 1, 5 , 5 —テトラキス ( 3—クロロー 5 —フ ェニル一 4ーヒドロキシフエニル) ペンタン、 a, , a ' , a ' —テトラキス ( 4 —ヒ ドロキシフエニル) 一 p—キシレン、 a, , a ' , a ' 一 ( 3 —メチルー 4 —ヒ ドロキシフエニル) 一 p—キシレン、 a, a , a ' , a ' —テトラキス ( 3, 5 —ジメチルー 4—ヒ ドロキシフエニル) 一 p—キシレン、 · α, , a ' , a ' - ( 3—クロロー 4—ヒ ドロキシフエニル) 一 p—キシレン、 a , , a ' , a ' ― テトラキス ( 3, 5 —ジクロロー 4ーヒ ドロキシフエニル) 一 p—キシレン、 a , a , a ' , a ' —テトラキス ( 3—ブロモ一 4ーヒ ドロキシフエニル) 一 p—キシ レン、 a , , a ' , a ' ーテトラキス ( 3, 5 —ジブ口モー 4ーヒ ドロキシフエ ニル) 一 p—キシレン、 a, a , a ' , a ' ーテトラキス ( 3 — t —ブチル一 4— ヒ ドロキシフエニル) 一 p—キシレン、 , a , a ' , ' ーテトラキス ( 3 , 5 一ジ一 t —ブチルー 4ーヒ ドロキシフエ二ル) — p—キシレン、 en , , a ' , ' —テトラキス ( 3 —フルオロー 4—ヒ ドロキシフエニル) 一 p—キシレン、 a , α , ' , a ' ーテトラキス ( 3 , 5 —ジフルオロー 4ーヒ ドロキシフエニル) 一 P —キシレン、 a , , a ' , a ' ーテトラキス ( 3 —メ トキシー 4ーヒ ドロキシ フエニル) 一 p—キシレン、 a , a, a ' , a ' 一テ卜ラキス ( 3, 5 , 一ジメ 卜 キシー 4—ヒ ドロキシフエニル) 一 p—キシレン、 ひ, , a ' , a ' —テトラキ ス ( 3 —フエ二ルー 4ーヒ ドロキシフエニル) 一 p—キシレン、 a , a , a ' , a ' —テトラキス ( 3 , 5 , —ジフエ二ルー 4—ヒ ドロキシフエニル) 一 p—キシレ ン、 α, , a ' , a ' —テトラキス ( 3—フルオロー 5 —メチルー 4—ヒ ドロキ シフエニル) 一 p—キシレン、 a , , a ' , ' —テトラキス ( 3 —クロ口一 5 一メチル一 4—ヒ ドロキシフエニル) 一 p—キシレン、 a , a , a ' , a ' ーテト
ラキス ( 3 —プロモー 5 —メチルー 4—ヒ ドロキシフエニル) 一 p—キシレン、 , a , a ' , a ' ーテトラキス ( 3 —メ トキシ一 5 —メチルー 4—ヒ ドロキシフ ェニル) 一 p—キシレン、 , a , a ' , ' ーテトラキス ( 3 — t —ブチルー 5 —メチル一 4ーヒドロキシフエニル) 一 p—キシレン、 a , a , a ' , a ' ーテト ラキス( 3 —フエニル一 5 —メチルー 4—ヒ ドロキシフェニル)一 p—キシレン、 α , , a ' , a ' ーテトラキス ( 3 —クロ口一 5 —プロモー 4—ヒ ドロキシフエ ニル) 一 p—キシレン、 a , , a ' , ' ーテトラキス ( 3 —クロ口一 5 —フエ 二ルー 4—ヒ ドロキシフエニル) 一 ρ—キシレン、 a, , a ' , a ' ーテトラキ ス ( 3 —クロロー 5 —フエ二ルー 4ーヒ ドロキシフエニル) 一 p—キシレン、 1, 1, 2 , 2 —テトラキス ( 4—カルポキシフエニル) ェタン、 1 , 1 , 2, 2 - ( 3 —メチル一 4一力ルポキシフエニル) ェタン、 1 , 1 , 2 , 2 —テ卜ラキス ( 3, 5 —ジメチルー 4—カルポキシフエニル) ェタン、 1, 1, 2 , 2 - ( 3 一クロ口一 4—カルボキシフエニル) ェタン、 1, 1, 2 , 2 —テ卜ラキス ( 3, 5—ジクロロー 4一カルボキシフエニル) ェタン、 1 , 1, 2, 2 —テ卜ラキス ( 3 —ブロモ一 4—カルポキシフエニル) ェタン、 1, 1 , 2 , 2 —テ卜ラキス ( 3, 5 —ジブロモ— 4—カルボキシフエニル) ェタン、 1, 1, 2 , 2 —テト ラキス ( 3 — t ーブチルー 4—カルボキシフエニル) ェタン、 1, 1 , 2 , 2 - テトラキス ( 3 , 5 —ジ一 t 一ブチル— 4一力ルポキシフエニル) ェタン、 1 , 1 , 2, 2 —テトラキス ( 3 —フルオロー 4—カルポキシフエニル) ェタン、 1, 1, 2 , 2 —テトラキス ( 3 , 5—ジフルオロー 4—カルポキシフエニル) エタ ン、 1, 1 , 2 , 2 —テトラキス ( 3—メ トキシー 4一力ルポキシフエニル) ェ タン、 1, 1, 2 , 2 —テトラキス ( 3, 5 —ジメ トキシー 4一力ルポキシフエ ニル) ェタン、 1, 1, 2, 2—テトラキス ( 3—フエ二ルー 4一力ルポキシフ ェニル) ェタン、 1, 1, 2 , 2 —テトラキス ( 3 , 5 —ジフエ二ルー 4一カル ボキシフエニル) ェタン、 1, 1 , 2 , 2 —テ卜ラキス ( 3 —フルオロー 5 —メ チルー 4一力ルポキシフエニル) ェタン、 1 , 1, 2 , 2 —テトラキス ( 3 —ク ロロ一 5 —メチルー 4—カルボキシフエニル) ェタン、 1, 1, 2 , 2—テトラ キス ( 3—ブロモー 5 —メチルー 4一力ルポキシフエニル) ェタン、 1 , 1, 2 ,
2—テトラキス( 3—メ トキシー 5ーメチルー 4一力ルポキシフエニル)エタン、 1 , 1, 2 , 2—テトラキス (3— t—ブチル一 5—メチルー 4一力ルポキシフ ェニル) ェタン、 1 , 1 , 2 , 2—テトラキス ( 3—フエニル一 5—メチルー 4 一カルボキシフエニル) ェタン、 1 , 1, 2 , 2—テ卜ラキス ( 3—クロロー 5 ーブロモー 4一力ルポキシフエニル) ェタン、 1, 1, 2 , 2—テ卜ラキス ( 3 —クロロー 5—フエニル一 4—カルポキシフエニル) ェタン、 1, 1, 2 , 2— テトラキス ( 3—クロ口一 5—フエ二ルー 4一力ルポキシフエニル)ェタン、 1, 1, 2 , 2—テトラキス (4—ァミノフエ二ル) ェタン、 1, 1 , 2, 2 - ( 3 —メチル一 4—ァミノフエ二ル) ェタン、 1 , 1 , 2 , 2—テトラキス ( 3 , 5 —ジメチルー 4ーァミノフエニル) ェタン、 1 , 1 , 2, 2— ( 3—クロ口一 4 ーァミノフエニル) ェタン、 1 , 1, 2, 2—テ卜ラキス (3 , 5—ジクロロー 4ーァミノフエニル) ェタン、 1 , 1, 2 , 2—テ卜ラキス ( 3—プロモー 4— ァミノフエニル) ェタン、 1, 1 , 2 , 2—テトラキス ( 3 , 5—ジブロモ一 4 —ァミノフエニル) ェタン、 1, 1, 2, 2—テトラキス ( 3— tーブチルー 4 —ァミノフエニル) ェタン、 1 , 1, 2, 2—テトラキス ( 3, 5—ジ一 t ーブ チルー 4—ァミノフエニル) ェタン、 1, 1, 2 , 2—テトラキス ( 3—フルォ ロー 4—ァミノフエニル) ェタン、 1 , 1 , 2 , 2—テトラキス (3 , 5—ジフ ルォ口一 4—ァミノフエ二ル) ェタン、 1 , 1 , 2 , 2—テ卜ラキス (3—メ ト キシ一 4—ァミノフエ二ル) ェタン、 1, 1, 2, 2—テトラキス ( 3 , 5—ジ メ トキシ一 4—ァミノフエニル) ェタン、 1, 1 , 2, 2—テトラキス ( 3—フ ェニル一 4—ァミノフエニル) ェタン、 1, 1, 2 , 2—テトラキス ( 3 , 5一 ジフエ二ルー 4ーァミノフエニル) ェタン、 1 , 1, 2, 2—テトラキス ( 3— フルオロー 5—メチルー 4—ァミノフエニル) ェタン、 1, 1, 2 , 2 -テトラ キス ( 3—クロ口一 5—メチルー 4—ァミノフエニル) ェタン、 1, 1, 2 , 2 —テトラキス ( 3—ブロモ一 5—メチルー 4ーァミノフエニル) ェタン、 1 , 1 , 2 , 2—テ卜ラキス ( 3—メ トキシ一 5—メチルー 4—ァミノフエ二ル)ェタン、 1 , 1 , 2 , 2—テ卜ラキス ( 3— t一プチルー 5—メチルー 4ーァミノフエ二 ル) ェタン、 1, 1, 2 , 2—テトラキス ( 3—フエ二ルー 5—メチル一 4—ァ
ミノフエニル) ェタン、 1, 1, 2, 2 —テ卜ラキス ( 3 —クロ口一 5 —ブロモ — 4—ァミノフエニル) ェタン、 1 , 1 , 2, 2—テトラキス ( 3 —クロロー 5 一フエニル一 4ーァミノフエニル) ェタン、 1 , 1 , 2, 2 —テトラキス ( 3 — クロ口一 5—フエ二ルー 4ーァミノフエニル) ェタン、 a, , a ' , a ' —テト ラキス ( 4一力ルポキシフエニル) 一 p—キシレン、 a , a , a ' , a ' ― ( 3 — メチルー 4一力ルポキシフエニル) 一 p—キシレン、 α, , a ' , a ' ーテトラ キス ( 3 , 5 —ジメチルー 4一力ルポキシフエニル) 一 p—キシレン、 a, , a ' , a ' 一 ( 3 —クロロー 4—カルポキシフエニル) 一 p—キシレン、 a, , a ' , a ' —テトラキス ( 3, 5 —ジクロロー 4一力ルポキシフエニル) 一: —キ シレン、 a;, , a ' , a ' ーテトラキス ( 3—ブロモー 4—カルポキシフエニル) 一 p—キシレン、 a , , a ' , a ' —テトラキス ( 3 , 5 —ジブ口モー 4一カル ポキシフエニル) 一 p—キシレン、 a, a , a ' , a ' —テトラキス ( 3 — t ーブ チル一 4一力ルポキシフエ二リレ) 一 p—キシレン、 α, , a ' , a ' —テトラキ ス ( 3, 5—ジ一 t —プチルー 4—カルポキシフエニル) 一 p—キシレン、 α, a , a ' , ' ーテトラキス ( 3 —フルオロー 4一力ルポキシフエニル) 一 P—キ シレン、 a , a , a ' , a ' —テトラキス ( 3 , 5—ジフルオロー 4—カルポキシ フエニル) 一 p—キシレン、 《 , , ' , a ' ーテトラキス ( 3 —メ トキシ一 4 一力ルポキシフエニル) 一 P—キシレン、 a, a , a ' , a ' ーテトラキス ( 3, 5 —ジメ トキシー 4一力ルポキシフエニル) 一 p—キシレン、 a , a , a ' , a ' —テトラキス ( 3 —フエ二ルー 4—カルポキシフエニル) 一: —キシレン、 α , a , a ' , a ' —テトラキス ( 3 , 5 —ジフエ二ルー 4—カルポキシフエニル) 一 p—キシレン、 a , a , a ' , a ' ーテトラキス ( 3—フルオロー 5—メチルー 4 —カリレポキシフエ二 レ) 一 p—キシレン、 a , a , a ' , a ' ーテトラキス ( 3 — クロロー 5—メチル一 4一力ルポキシフエニル) 一 p—キシレン、 a , , a ' , a ' ーテトラキス ( 3 —ブロモ一 5 —メチルー 4一力ルポキシフエニル) 一 P— キシレン、 a , , a ' , a ' ーテトラキス ( 3—メ トキシ一 5—メチルー 4—力 ルポキシフエニル) 一 p—キシレン、 a , a , a ' , a ' ーテトラキス ( 3 — t — ブチルー 5 —メチル一 4一力ルポキシフエニル) 一: p—キシレン、 a, a , a ' ,
a ' ーテトラキス ( 3—フエ二ルー 5 —メチルー 4一力ルポキシフエニル) 一 P ーキシレン、 a , , a ' , ' ーテトラキス ( 3—クロロー 5 —プロモー 4一力 ルポキシフエニル) 一 p—キシレン、 a , a , a ' , a ' 一テ 卜ラキス ( 3—クロ ロー 5 一フエ二ルー 4一カルボキシフエニル) — p—キシレン、 a , a, ' , a ' ーテトラキス ( 3—クロロー 5 —フエ二ルー 4一力ルポキシフエニル) 一 ρ—キ シレン、 a , a , a ' , a ' ーテトラキス (4ーァミノフエニル) 一 p—キシレン、 , a , a ' , a ' 一 ( 3 —メチル一 4—ァミノフエ二ル) 一 p—キシレン、 α , a , a ' , a ' —テトラキス ( 3 , 5 ―ジメチルー 4—ァミノ フエニル) 一 ρ—キ シレン、 a , a , a ' , a ' 一 ( 3 —クロロー 4ーァミノフエニル) 一 p—キシレ ン、 , , a ' , a ' —テトラキス ( 3 , 5 —ジクロ口一 4ーァミノフエニル) — P —キシレン、 a , a , a ' , a ' —テトラキス ( 3 —ブロモー 4ーァミノフエ ニル) 一 p—キシレン、 α, , a ' , a ' ーテトラキス ( 3, 5 —ジブ口モー 4 ーァミノフエニル) 一 p—キシレン、 a , a , a ' , a ' —テトラキス ( 3 — t — ブチル一 4—ァミノフエニル) 一 p—キシレン、 a , a , a ' , a ' ーテトラキス ( 3, 5 —ジ一 t —プチル— 4ーァミノフエニル) 一 p—キシレン、 , a , a ' , ' 一テ卜ラキス ( 3 —フルオロー 4ーァミノフエニル) 一 p—キシレン、 , , a ' , a ' ーテトラキス ( 3, 5 —ジフルオロー 4—ァミノフエ二ル) 一 p— キシレン、 a , a , ' , a ' ーテトラキス ( 3 —メ トキシ一 4—ァミノフエニル) 一 p—キシレン、 a , a , a ' , a ' 一テ卜ラキス ( 3, 5 —ジメ 卜キシ一 4ーァ ミノフエニル) 一 p—キシレン、 《, , a ' , a ' ーテトラキス ( 3 —フエニル — 4ーァミノフエニル) 一 p—キシレン、 a , , a ' , a ' 一テ卜ラキス ( 3 , 5 —ジフエ二ルー 4ーァミノフエニル) 一 p—キシレン、 a, , a ' , a ' ーテ トラキス ( 3 —フルォロ一 5 —メチル一 4ーァミノフエニル) 一 p—キシレン、 a , , a ' , ' ーテトラキス ( 3 —クロ口一 5 —メチル一 4ーァミノフエニル) — p—キシレン、 a , a , a ' , a ' —テトラキス ( 3—プロモー 5 —メチルー 4 ーァミノフエニル) 一 p—キシレン、 a , a , a ' , a ' ーテトラキス ( 3 —メ ト キシ一 5 —メチルー 4ーァミノフエニル) 一 p—キシレン、 , a , a ', a ' - テトラキス ( 3 — t 一ブチル一 5 —メチル一 4ーァミノフエニル) 一 p—キシレ
ン、 ce, , a ' , a ' ーテトラキス ( 3 —フエ二ルー 5 —メチルー 4一アミノフ ェニル) 一 p—キシレン、 , , a ' , a ' —テトラキス ( 3 —クロ口一 5 —プ- ロモー 4—ァミノフエ二ル) 一 p—キシレン、 a, a , a ' , a ' ーテトラキス ( 3 一クロ口一 5—フエ二ルー 4—ァミノフエ二ル) 一 ρ—キシレン、 a , , a ' , a ' ーテトラキス ( 3 —クロロー 5—フエ二ルー 4ーァミノフエニル) 一 ρ—キ シレン等を例示することができる。
中でも、 空間性、 立体性の点で、 1 , 1, 2 , 2—テトラキス (4—ヒ ドロキ シフエ二ル) ェタン、 1, 1, 2, 2—テトラキス ( 3 —メチルー 4ーヒ ドロキ シフエニル) ェタン、 1, 1, 2, 2—テトラキス ( 3、 5 —ジメチルー 4ーヒ ドロキシフエニル) ェタン、 1 , 1 , 4 , 4ーテトラキス (4ーヒ ドロキシフエ ニル) ブタン、 1, 1 , 5, 5 —テ卜ラキス ( 4ーヒ ドロキシフエニル) ペン夕 ン、 1 , 1 , 2 , 2—テ卜ラキス ( 4一力ルポキシフエニル) ェタン、 1, 1 , 2 , 2 —テトラキス ( 4ーァミノフエニル) エタン等を好ましく例示することが できる。
本発明で用いられるテトラキスァリ一ル化合物等に代表される少なく とも 3以 上の水素結合能がある官能基を有する化合物は、 通常結晶性固体であるが、 ァモ ルファス或いは油状の場合もある。 また結晶多形を取ることもあるが、 これら形 態に係りなく用いることができる。
本発明に用いられる第 2成分は、 分子内に 2以上の水酸基を有する鎖状または 環状脂肪族化合物であれば特に制限されないが、 具体的には、 式 ( I I I ) 〜式 (V) で表される化合物を例示することができる。
式 ( I I I ) 中、 R11 は、 水素原子または、 メチル基、 ェチル基、 n—プロピ ル基、 イソプロピル基、 フエニル基、 ナフチル基、 ベンジル基等の炭化水素基を 表し、 n 1 は、 2以上の整数のいずれかを表し、 R11 同士は、 同一でも相異なつ ていてもよく、 R11 同士で結合して環を形成してもよい。 式 ( I I I ) で表され る化合物として、 具体的には、 エチレングリコール、 1 , 3 —プロパンジオール、 1, 4一ブタンジオール、 1 , 5 —ペンタンジオール、 1 , 6 —へキサンジォ一 ル、 3—メチル一 1, 5 —ペン夕ンジォ一ル、 シクロへキサン一 1 , 2 —ジォー
ル等を例示することができる。 これらの中でも、 より構造が緻密で結晶性のよい 化合物が得られる観点から分子量が 2 0 0未満であるのが特に好ましい。
式 ( I V) 中、 R12 は、 R11 と同様の意味を表し、 n 2及び n 3は、 それぞれ 独立に 2以上の整数を表し、 R12 同士、 n 2同士は、 同一でも相異なっていても よい。 式 ( I V) で表される化合物として具体的には、 ジエチレングリコール、 トリエチレングリコール、 テトラエチレングリコール、 ペン夕エチレングリコー ル、 へキサエチレングリコール、 ジプロピレングリコール、 ジブチレングリコー ル等を例示することができる。 これらの中でも、 より搆造が緻密で結晶性のよい 化合物が得られる観点から分子量が 2 0 0未満であるのが特に好ましい。
式 (V) 中、 R13〜R "は、 R 1 1 と同様の意味を表し、 R 13または R 14と R 15 または R16 は結合して環を形成してもよく、 n 4は、 1以上の整数を表し、 n 5 は、 0または 1以上のいずれかの整数を表し、 n 4が 2以上の場合、 R17 同士、 R18 同士、 R19 同士、 及び n 5同士は、 同一でも相異なっていてもよく、 n 5が 2以上の場合、 R17 同士、 及び R18 同士は、 同一でも相異なっていてもよい。 式 (V) で表される化合物として具体的には、 グリセリ ン、 ペン夕エリスリ トール 等を例示することができる。 これらの中でも、 より構造が緻密で結晶性のよい化 合物が得られる観点から分子量が 2 0 0未満であるのが特に好ましい。
本発明に用いられる第 3の成分としては、 少なく とも 3以上の水素結合能があ る官能基を有する化合物と、 2以上の水酸基を有する鎖状または環状脂肪族化合 物により形成される結晶格子の空隙に、 水素結合、 — 7C相互作用、 σ — 7T相互 作用等の弱い相互作用により捕捉され得る化合物であれば、特に制限されないが、 具体的には、 ベンゼン環、 ナフタレン環、 アントラセン骨格、 ピレン骨格を有す る芳香族炭化水素化合物、 またはへテロ原子化合物等を好ましく例示することが できる。
ヘテロ原子含有化合物としては、 分子内にヘテロ原子を有する化合物であれば 特に制限されないが、 具体的には、 イミダゾール、 2—メチルイミダゾール、 2 —ェチルイミダゾ一ル、 2—イソプロピルイミダゾール、 2— η—プロピルイミ ダゾール、 2—ゥンデシルー 1 Η—イミダゾ一ル、 2—ヘプ夕デシルー 1 Η—ィ
ミダゾール、 1 , 2—ジメチルイミダゾール、 2—ェチルー 4ーメチルイミダゾ ール、 2—フエニル— 1 Η—イミダゾ一ル、 4—メチルー 2—フエ二ルー 1 H— イミダゾ一ル、 2—フエニル一 4ーメチルイミダゾール、 1 —ベンジルー 2—メ チルイミダゾール、 1ーシァノエチルー 2—メチルイミダゾ一ル、 1ーシァノエ チルー 2—ェチルー 4一メチルイミダゾール、 1一シァノェチルー 2 -ゥンデシ ルイミダゾール、 1ーシァノエチル— 2—フエ二ルイミダゾ一ル、 1ーシァノエ チルー 2—ェチルー 4—メチルイミダゾリゥム トリメリティ ト、 1 —シァノエチ ルー 2—ゥンデシルイミダゾリゥムトリメリティ ト、 1ーシァノエチル— 2—フ ェニルイミダゾリ ゥム トリメ リティ ト、 2 , 4—ジァミ ノ一 6— [ 2 ' —メチル イミダゾリルー ( 1 ')] ーェチルー s— トリアジン、 2 , 4—ジァミノ一 6— ( 2 ' ーゥンデシルイミダゾリルー) —ェチルー s — トリアジン、 2 , 4ージアミノー 6一 [ 2, 一ェチル— 4一イミダゾリルー ( 1 ' )] ーェチルー s — 卜リアジン、 2 , 4—ジァミノー 6— [ 2 ' ーメチルイミダゾリル一 ( 1 ')] ーェチルー s — 卜リアジンィソシァヌル酸付加物、 2—フエ二ルイミダゾ一ルイソシァヌル酸付 加物、 2—メチルイミダゾールイソシァヌル酸付加物、 2—フエ二ルー 4, 5— ジヒ ドロキシメチルイミダゾ一ル、 2—フエ二ルー 4一メチル一 5—ヒ ドロキシ メチルイミダゾ一ル、 1 —シァノエチルー 2—フエ二ルー 4 , 5—ジ ( 2—シァ ノエトキシ) メチルイミダゾール、 1ー ドデシルー 2—メチルー 3—べンジルイ ミダゾリゥムクロライ ド、 1—ベンジル— 2—フエ二ルイミダゾール塩酸塩、 1 —ベンジル一 2—フエ二ルイミダゾリゥム トリメリティ ト等を例示することがで さる。
その他、 第 3の成分として、 2—ブロモ一 2—二トロプロパン一 1 , 3—ジォ ール、 2, 2—ジブ口モー 2—ニトロエタノール、 2 , 3 , 3— トリ ョードアリ ルアルコール等のアルコール類 ; 4ークロ口フエ二ル= ( 3—ョード) プロパル ギル ==エーテル、 4一クロ口フエ二ル= ( 3—ョード) プロパルギルォキシメチ ル-エーテル等のエーテル類; 2—プロモ— 4'—ヒ ドロキシァセトフエノ ン等の ケ卜ン類 ; 2, 2—ジブロモメチルダルタル二卜リル、 2, 4, 5, 6—テトラ クロ口イソフタロニトリル、 5—クロ口一 2 , 4 , 6— トリ フルォロイソフタ口
二トリル、 1, 2 —ジブ口モー 2 , 4 —ジシァノブタン等の二トリル類 ; ジブ口 ムニトリルプロピオンアミ ド、 2, 2—ジブ口モー 3 —二トリ 口プロピオンアミ ド、 N, N—ジェチル— m— トルアミ ド、 3 —ョードプロパルギル = N—プチル カーバメート等のアミ ド類; P —クロロー m—クレゾ一ル等のフエノール類; N, N _ジメチルジクロロフェニル尿素等の尿素 ; テトラメチルチウラムジスルフィ ド等のジスルフイ ド類;フエニル一 ( 2—シァノー 2 —クロロビニル)スルホン、 へキサブロモジメチルスルホン、 ジョ一ドメチルパラ 卜リルスルホン等のスルホ ン類 ; チォシアン酸メチルエステル、 イソチォシアン酸メチルエステル等のチォ シアン酸類及びイソチォシアン酸類 ; メチレンビスチオシァネート、 メチレンビ スイソチオシァネート等のチオシァネート類及びイソチオシァネート類 ; トリス (ヒ ドロキシメチル) ニトロメタン等のニトロ化合物類 ; 2, 3 , 5, 6 —テト ラクロロー 4 一メタンスルホ二ルビリジン、 2, 2 —ジチオービス一 (ピリジン - 1 —オキサイ ド)、 N—メチルピロリ ドン、 2 —べンズイミダゾ一ルカルバミン 酸メチル、 2 —ピリジンチオール一 1 一ォキシドナトリウム、へキサヒ ドロー 1 , 3, 5 — トリス ( 2 —ヒ ドロキシェチル) 一 s — トリアジン、 へキサヒ ドロー 1,
3 , 5 _ トリェチルー s — トリアジン、 2 —メチルチオ一 4 一 t 一プチルァミノ — 6 —シクロプロピルアミノー s — トリアジン、 N— (フルォロジクロロメチル チォ) フタルイミ ド、 1 一ブロモ一 3 —クロロー 5 , 5 —ジメチルヒダン トイン、 2 —メ トキシカルポニルベンズイミダゾール、 2 , 4 , 6 — トリクロ口フエニル マレイミ ド等の含窒素複素環化合物 ; 5 —メチルォキサゾリジン、 4一 ( 2—二 トロブチル) モルホリ ン、 4 , 4 ( 2 —ェチルー 2 —ニトロ トリメチレン) ジ モルホリ ン等の含窒素及び酸素複素環化合物 ; 3 , 3 , 4 , 4ーテトラヒ ドロチ ォフェンー 1, 1—ジオキサイ ド、 4, 5—ジクロロ一 1 , 2 —ジチオラン一 3 —オン、 5 —クロ口一 4 一フエ二ルー 1 , 2 —ジチオラン一 3 —オン、 3 , 3 ,
4 , 4ーテトラクロロテトラヒ ドロチォフェン一 1, 1 —ジォキシド等の含硫黄 複素環化合物 ; 5 —クロロー 2 —メチルー 4 一イソチアゾリ ンー 3—オン、 2— メチルー 4 一イソチアゾリ ン一 3 —オン、 4, 5 —ジクロロー 3— n —ォクチル イソチアゾリ ンー 3 —オン、 2 —ォクチルー 4 一イソチアゾリ ンー 3 —オン、 1 ,
2 —ベンズィソチアゾリ ンー 3 —オン、 2 —チオシァノメチルベンゾチアゾール、 2 — ( 4—チアゾリル) ベンズイミダゾール、 2 —チオシァノメチルベンゾチア ゾ一ル等の含窒素及び硫黄複素環化合物 ;
コレステロール等のステロイ ド類 ; ブルシン、 キニン、 テオフィ リ ン等のアル カロイ ド類 ; シネオール、 ヒノキチオール、 メントール、 テルビネオール、 ポル ネオ一ル、 ノポール、 シトラール、 シトロネロール、 シトロネラール、 ゲラニォ —ル、 メントン、 オイゲノール、 リナロール、 ジメチルォクタノ一ル、 キンモク セィ、 ジャスミン、 レモン、 ァスコルビン酸、 ニコチン酸、 ニコチン酸アミ ド ; エチレンジァミン、 トリメチレンジァミン、 テトラメチレンジァミン、 へキサ メチレンジァミン、 ジエチレントリァミン、 トリエチレンテトラミン、 テ卜ラエ チレンペン夕ミン、 ジプロピレンジァミン、 ジメチルァミノプロピルァミン、 ジ ェチルァミノプロピルアミン、 トリメチルへキサメチレンジァミン、 ペンタンジ ァミン、 ビス ( 2 —ジメチルアミノエチル) エーテル、 ペンタメチルジェチレン トリァミン、 アルキル一 t —モノアミン、 1, 4ージァザビシクロ ( 2, 2 , 2 ) オクタン (トリエチレンジァミン)、 N, N, Ν', Ν'—テトラメチルへキサメチ レンジァミ ン、 Ν, Ν, Ν', Ν,一テトラメチルプロピレンジァミン、 Ν , Ν, Ν', N'—テ トラメチルエチレンジァミン、 Ν, Ν—ジメチルシクロへキシルァ ミン、 ジメチルアミノエトキシエトキシエタノール、 ジメチルァミノへキサノー ル等の脂肪族ァミン類 ; ピぺリジン、 ピぺラジン、 メンタンジァミン、 イソホロ ンジァミン、 メチルモルホリ ン、 ェチルモルホリ ン、 Ν, Ν', Ν"— トリス (ジ メチルァミノプロピル) へキサヒ ドロー s — トリアジン、 3, 9 一ビス ( 3 —ァ ミノプロピル) 一 2, 4, 8, 1 0—テトラォキシスピロ ( 5 , 5 ) ゥンデカン ァダク ト、 Ν—アミノエチルピペラジン、 トリメチルアミノエチルピペラジン、 ビス ( 4一アミノシクロへキシル) メタン、 Ν, Ν'—ジメチルビペラジン、 1, 8 —ジァザビシクロ ( 4 , 5, 0 ) ゥンデセン一 7等の脂環式及び複素環式アミ ン類 ; ο—フエ二レンジァミン、 m—フエ二レンジァミン、 p—フエ二レンジァ ミン、 ジアミノジフエ二ルメタン、 ジアミノジフエニルスルホン、 ベンジルメチ ルァミ ン、 ジメチルベンジルァミン、 m—キシレンジァミ ン、 ピリジン、 ピコ リ
ン等の芳香族アミン類 ; エポキシ化合物付加ポリアミン、 マイケル付加ポリアミ ン、 マンニッヒ付加ポリアミン、 チォ尿素付加ポリアミン、 ケトン封鎖ポリアミ ン等の変成ポリアミン類 ; ジシアンジアミ ド、 グァニジン、 有機酸ヒ ドラジド、 ジァミノマレオニトリル、 ァミンイミ ド、 三フッ化ホウ素ーピペリジン錯体、 三 フッ化ホウ素—モノェチルアミン錯体 ; 2 —メチルイミダゾリ ン、 2 —フエニル ィミダゾリ ン等のィミダゾリ ン系化合物 ; ダイマ一酸とポリアミンとの縮合によ り得られるポリアミ ド等のアミ ド系化合物 ; カルボン酸のァリール及びチオアリ —ルエステルのような活性カルポニル化合物等のエステル系化合物 ; フエノール ノポラック、 クレゾールノポラック、 ポリオール、 ポリメルカプタン、 ポリサル ファイ ド、 2 — (ジメチルァミノメチルフエノール)、 2 , 4, 6 — トリス (ジメ チルアミノメチル) フエノール、 2 , 4, 6 — トリス (ジメチルアミノメチル) フェノールの トリ— 2 —ェチルへキシル塩酸塩 ; ブチル化尿素、 プチル化メラミ ン、 ブチル化チォ尿素、 三フッ化ホウ素 ; ェチルホスフィ ン、 ブチルホスフィ ン 等のアルキルホスフィ ン ; フエニルホスフィ ン等の第 1 ホスフィ ン ; ジメチルホ スフィ ン、 ジプロピルホスフィ ン等のジアルキルホスフィ ン ; ジフエニルホスフ イ ン、 メチルェチルホスフィ ン等の第 2ホスフィ ン ; トリメチルホスフィ ン、 卜 リエチルホスフィ ン等の第 3ホスフィ ン ; 無水フタル酸、 へキサヒ ドロ無水フタ ル酸、 メチルテトラヒ ドロ無水フ夕ル酸、 メチルへキサヒ ドロ無水フタル酸、 ェ ンドメチレンテトラヒ ドロ無水フタル酸、 メチルエンドメチレンテトラヒ ドロ無 水フ夕ル酸、 無水マレイン酸、 テトラメチレン無水マレイン酸、 無水トリメリ ッ ト酸、 無水クロレンド酸、 無水ピロメリ ッ ト酸、 ドデセニル無水コハク酸、 無水 ベンゾフエノ ンテトラカルボン酸、 エチレングリコールビス (アンヒ ドロ トリメ リテート)、 メチルシクロへキセンテトラカルボン酸無水物、 ポリアゼライン酸無 水物等の酸無水物系化合物 ; ァリールジァゾニゥム塩、 ジァリールョ一ドニゥム 塩、 トリァリ一ルスルホニゥム塩、 ト リ フエ二ルシラノール—アルミニウム錯体、 トリ フエニルメ トキシシラン一アルミニウム錯体、 シリルペルォキシドーアルミ 二ゥム錯体、 トリフエ二ルシラノールー トリス (サリシルアルデヒダート) アル ミニゥム錯体 ; 等が挙げられる。
本発明の分子化合物の製造方法は、 少なく とも 3以上の水素結合能がある官能 基を有する化合物、 2以上の水酸基を有する鎖状または環状脂肪族化合物及び第 3成分を直接混合するか、 溶媒中で混合することにより得ることができるし、 ま た第 3成分として低沸点の物質、 または蒸気圧の高い物質を用いる場合には、 少 なく とも 3以上の水素結合能がある官能基を有する化合物、 2以上の水酸基を有 する鎖状または環状脂肪族化合物に、 これらの物質の蒸気を作用させることによ り製造することができるが、 特に、 少なく とも 3以上の水素結合能がある官能基 を有する化合物と第 3成分を、 2以上の水酸基を有する鎖状または環状脂肪族化 合物を溶媒として再結晶する方法を好ましく例示することができる。
各成分の混合比率は、 形成する分子化合物の結晶状態により、 適宜選択するこ とができる。
本発明の分子化合物は、 有用物質の選択分離、 化学的安定化、 不揮発化、 粉末 化等の機能の点及び一定の組成の分子化合物を安定的に製造するなどの目的から、 特に結晶性であることが好ましい。 この際、 同一の分子化合物であっても結晶多 形を取ることがある。 結晶性の確認は主に X線回折パターンを調べることにより できる。 また結晶多形の存在は熱分析、 X線回折パターン、 固体 N M Rスぺク ト ル等で確認できる。
本発明の分子化合物の使用形態には特に制限はなく、 例えばそれぞれ異なる成 分化合物で構成された 2種類以上の分子化合物を混合して使用することもできる。 また本発明の分子化合物は目的とする機能を損なわない限り、 他の物質を併用し て使用することができる。 本発明の分子化合物に賦形剤等を与え、 顆粒や錠剤を 成型して使用することもできる。 更に樹脂、 塗料、 並びにそれらの原料や原料組 成物中に添加して使用することもできる。 本発明の分子化合物はそのまま有機合 成の原料として使用したり、 分子化合物の特異的な反応場として使用することも できる。 図面の簡単な説明 :
図 1 は、 実施例 1 において得られた結晶の T G— D T Aを示す図である。
図 2は、 実施例 1において得られた結晶の X R Dを示す図である。
図 3は、 実施例 1において得られた結晶の 1 H— NMRを示す図である。
図 4は、 実施例 2において得られた結晶の TG— DTAを示す図である。
図 5は、 実施例 2において得られた結晶の XRDを示す図である。
図 6は、 実施例 2において得られた結晶の 1 H— NMRを示す図である。
図 7は、 実施例 3において得られた結晶の TG— D TAを示す図である。
図 8は、 実施例 3において得られた結晶の XRDを示す図である。
図 9は、 実施例 3において得られた結晶の 1 H— NMRを示す図である。
図 1 0は、 実施例 4において得られた結晶の TG— DTAを示す図である。 図 1 1は、 実施例 4において得られた結晶の XRDを示す図である。
図 1 2は、 実施例 4において得られた結晶の 1 H— NMRを示す図である。 図 1 3は、 実施例 5において得られた結晶の TG— DTAを示す図である。 図 1 4は、 実施例 5において得られた結晶の XRDを示す図である。
図 1 5は、 実施例 5において得られた結晶の 1 H— NMRを示す図である。 発明を実施するための最良の形態 :
以下、 実施例により本発明を更に詳細に説明するが、 本発明は実施例によって なんら限定されるものではない。 実施例 1
1 , 1 , 2, 2—テトラキス (4—ヒ ドロキシフエニル) ェタン (TE P) とェ チレンダリコール、 ナフタレンからなる三成分系分子化合物
2 0 0 m lナスフラスコに室温でナフタレン ( 0. 5 g、 0. 0 0 3 9 m o 1 ) と TE P ( 3. l l g、 0. 0 0 7 8 m o 1 ) を抨とり、 そこにエチレングリコ —ル 7 0 m 1 を加え、 3 0分 1 0 0 °Cで攪拌、 溶解した。 溶解 3 0分後、 一晚室 温にて放置し結晶を析出させた。 得られた結晶を濾別し、 真空乾燥機で乾燥させ 結晶を得た。 得られた結晶は 1 H— NMRスぺク トルより TE P : エチレングリ コール : ナフタレン = 1 : 4 : 1の包接比であり、 TG— DTA、 粉末 X線回折
パターンで 3成分より構成される包接体であることを確認した。
得られた結晶の TG— DTAを図 1に、 粉末 X線回折パターン (XRD) を図 2に、 1 HNMRを図 3に示した。 実施例 2
1, 1, 2 , 2—テトラキス (4—ヒ ドロキシフエニル) ェタン (TE P) とェ チレングリコール、 1一ナフ トールからなる三成分系分子化合物
1 0 0m lナスフラスコに室温で 1一ナフ トール ( l g、 0. 0 0 6 9 4 m o
1 ) と TE P ( 2. 7 6 g、 0. 0 1 3 9 m o 1 ) を秤取り、 そこにエチレング リコール ( 3 3 m l ) を加え、 3 0分 1 0 0 °Cで攪拌し溶解させた。 溶解 3 0分 後、 一晩室温にて放置し結晶を析出させた。 得られた結晶を濾別し、 真空乾燥機 で乾燥させ結晶を得た。 得られた結晶は 1 H— NMRスぺク トルより TE P : ェ チレングリ コール: 1—ナフ トール = 1 : 4 : 1の包接比であり、 T G— DTA、 粉末 X線回折パターンで 3成分より構成される包接体であることを確認した。 得られた結晶の T G— D T Aを図 4に、 粉末 X線回折パターン (XRD) を図
5に、 1 HNMRを図 6に示した。 実施例 3
1, 1 , 2 , 2—テトラキス (4ーヒ ドロキシフエニル) ェタン (TE P) とェ チレングリコール、 2—ナフ 卜一ルからなる三成分系分子化合物
1 0 0m lナスフラスコに室温で 2—ナフ トール ( l g、 0. 0 0 6 9 4 m o 1 ) と TE P ( 2. 7 6 g、 0. 0 1 3 9 m o 1 ) を秤取り、 そこにエチレング リ コール ( 3 3m l ) を加え、 3 0分 1 0 0 °Cで攪拌し溶解させた。 溶解 3 0分 後、 一晩室温にて放置し結晶を析出させた。 得られた結晶を濾別し、 真空乾燥機 で乾燥させ結晶を得た。 得られた結晶は 1 H— NMRスぺク トルより TE P : ェ チレングリコール: 2—ナフ トール = 1 : 4 : 1の包接比であり、 TG— D TA、 粉末 X線回折パターンで 3成分より構成される包接体であることを確認した。 得られた結晶の TG— DT Aを図 7に、 粉末 X線回折パターン (XRD) を図
8に、 1 HNMRを図 9に示した。 実施例 4
1 , 1 , 2 , 2—テトラキス (4—ヒ ドロキシフエニル) ェ夕ン (TE P) とェ チレングリ コール、 1 —メ トキシナフタレンからなる三成分系分子化合物
1 0 0 m lナスフラスコに 1 —メ トキシナフタレン ( 1. 0 9 g、 0. 0 0 6 8 9 m o 1 ) と TE P ( 2. 7 6 g、 0. 0 0 6 8 9 m o 1 ) を枰取り、 そこに エチレングリコール ( 3 3m l ) を加え、 1 0 0でで 3 0分間加熱溶解させた。 その後室温にて冷却し析出した結晶を濾過し、 真空乾燥することにより生成物を 得た。得られた結晶は I H— NMRスぺク トルより T E P:エチレングリコール:
1ーメ トキシナフタレン = 1 : 5 : 1の包接比であり、 TG— DTA、 粉末 X線 回折パターンで 3成分より構成される包接体であることを確認した。
得られた結晶の T G— DTAを図 1 0に、 粉末 X線回折パターン (XRD) を 図 1 1に、 1 HNMRを図 1 2に示した。 実施例 5
1 , 1 , 2 , 2—テトラキス (4ーヒ ドロキシフエニル) ェタン (TE P) とェ チレングリコール、 2—メ トキシナフタレンからなる三成分系分子化合物
1 0 0 m lナスフラスコに 2—メ トキシナフタレン ( 1. 0 9 g、 0. 0 0 6 8 9 m o 1 ) と TE P ( 2. 7 6 g、 0. 0 0 6 8 9 m o 1 ) を秤取り、 そこに エチレンダリコール ( 3 3m l ) を加え、 1 0 0 °Cで 3 0分間加熱溶解させた。 その後室温にて冷却し析出した結晶を濾過し、 真空乾燥することにより生成物を 得た。得られた結晶は 1 H— NMRスぺク トルより T E P:エチレングリ コ一ル:
2—メ トキシナフタレン = 1 : 5 : 1の包接比であり、 TG— DTA、 粉末 X線 回折パターンで 3成分より構成される包接体であることを確認した。
得られた結晶の T G— DTAを図 1 3に、 粉末 X線回折パ夕一ン (X R D) を 図 1 4に、 1 HNMRを図 1 5に示した。
産業上の利用可能性 :
本発明の分子化合物を用いることにより、困難であったサイズの大きな分子や、 極性分子を、 固定化、 または包接化することができるようになり、 かつ結晶性が よく緻密であることから、 有用物質の選択的分離、 化学的安定化、 不揮発化、 徐 放化、 粉末化などの技術分野において応用範囲が広がり、 産業上の利用価値は高 いといえる。