WO2005076159A1

WO2005076159A1 - データ管理システム、通信端末、およびデータ管理方法

Info

Publication number: WO2005076159A1
Application number: PCT/JP2005/000957
Authority: WO
Inventors: Makoto Kobayashi
Original assignee: Kabushiki Kaisha Toshiba
Priority date: 2004-02-05
Filing date: 2005-01-26
Publication date: 2005-08-18
Also published as: US20090070285A1; JP2005222288A

Abstract

メタデータを簡単に検索できるデータ管理システム、通信端末、およびデータ管理方法を提供する。（イ）通信端末ＡからＥが他の通信端末に所属したとき、（ロ）コンテンツデータ蓄積部３に対するコンテンツデータ３０の追加、削除、又は置換が生じたとき、（ハ）自分に所属している通信端末からメタデータ２０を受信したとき、のいずれかが生じたときに、メタデータ蓄積部２に蓄積しているメタデータ２０を更新し、自らが所属する通信端末があるときは更新されたメタデータ２０を所属する通信端末に無線で通知する。

Description

明細書

データ管理システム、通信端末、およびデータ管理方法

技術分野

[0001] 本発明は、文字、画像、音声等のコンテンツデータの所在、内容等の属性情報を示すメタデータを管理するデータ管理システム、通信端末、およびデータ管理方法に関し、特に、メタデータの取得が容易かつ迅速に行え、メタデータの階層管理を簡易な構成で容易に行えるようにしたデータ管理システム、通信端末、およびデータ管理方法に関する。

背景技術

[0002] 本出願は、日本国特許出願番号 2004— 029207に基づいており、この日本国出願の全内容は、本出願にぉレ、て参照され導入される。

[0003] 近年、複数のホストコンピュータを ISDN (Integrated Services Digital Network)、 A

DSL (Asymmetric Digital

Subscriber Line)、無線 LAN (Local Area Network)等の通信網を介して接続し、文字、画像、動画、音声等のそれぞれのデータフォーマットで構成されたコンテンツデータを通信網に接続された複数のホストコンピュータ間で共有できるようにしたコンテンッデータ共有システムが提案されてレ、る。

[0004] このようなコンテンツデータ共有システムでは、例えば、ホストコンピュータが保有する磁気ディスク装置であるハードディスクにコンテンツデータを格納するとともに、コンテンッデータの所在、内容、フォーマット等の属性情報を定義したメタデータを格納しており、通信網に接続されたホストコンピュータは、他のホストコンピュータのメタデータを参照することによって、所望のコンテンツデータを保有したホストコンピュータを特定し、コンテンツデータの位置情報を把握して特定したホストコンピュータのハードデイスクの所定の位置にアクセスする。

[0005] 一方、通信端末がメタデータを保有するものとして、メタデータを蓄積したメタデータ蓄積部を有する情報収集システムがある（特開 2003-163847号公報（[0048]、図 1参照。））。 [0006] この情報収集システムは、ネットワークと接続した第一通信部と、第一通信部にて受信した受信情報の中から、蓄積部に予め蓄積した嗜好データに合致した受信情報を選択する選択部と、選択部により選択された受信情報であるコンテンツデータ、該コンテンッデータの属性情報を示すメタデータをそれぞれ蓄積する蓄積部と、携帯端末と無線通信を行なう第二通信部とを備える通信端末と、更に、通信端末の第二通信部と無線通信を行なう携帯端末とから構成されている。

[0007] この情報収集システムによると、携帯端末が第二通信部の無線通信エリア内に存在していることが相互認識された際に、携帯端末又は通信端末の操作部からのユーザの指示により、携帯端末において独自に取得されたユーザの嗜好を示す嗜好データ又は携帯端末において独自に視聴された情報に関する録画番組情報、即ちメタデータを通信端末の第二通信部に送信することにより、嗜好データ蓄積部にユーザの嗜好データを蓄積することができる。これによつて、ユーザが嗜好するデータ、例えば、好みの放送番組の蓄積を逃さなレ、ようにしてレ、る。

[0008] しかし、この情報収集システムによると、通信端末は自らが保有するコンテンツデータに対応したメタデータを保有しているため、システム全体ではメタデータが分散することになり、所望のコンテンツデータを検索するためには、場合によっては、全ての通信端末のメタデータの検索が必要になり、かつ、コンテンツデータを重複して保有するという不都合が生じる。また、システム全体ではメタデータが分散して保有されているため、 1つの通信端末が故障等によって通信不能になると、その通信端末にァクセスしてメタデータを取得できなくなるという不都合がある。

特許文献 1 :特開 2003-163847号公報（[0048]、図 1)

発明の開示

[0009] 本発明の目的は、メタデータを簡単に検索できるデータ管理システム、通信端末、およびデータ管理方法を提供することにある。

[0010] 本発明は、上記した目的を達成するため、第 1のコンテンツデータを蓄積する第 1 のコンテンツデータ蓄積部と、前記第 1のコンテンツデータに対応した第 1の参照データを蓄積する第 1の参照データ蓄積部とを有する第 1の通信端末と、第 2のコンテンッデータを蓄積する第 2のコンテンツデータ蓄積部と、前記第 1の通信端末からネットワークを介して受信した前記第 1の参照データと前記第 2のコンテンツデータに対応した第 2の参照データを蓄積する第 2の参照データ蓄積部とを有する第 2の通信端末とを備えたデータ管理システムを提供する。

[0011] また、本発明は、上記した目的を達成するため、複数の通信端末が互いに接続されたグループと、前記グノレープのひとつの通信端末に接続された閲覧通信端末とを有し、前記閲覧通信端末は、前記ひとつの通信端末と、前記ひとつの通信端末と最上位の通信端末との間の通信端末とを介して前記グループの前記最上位の通信端末に接続され、前記閲覧通信端末は、所望のコンテンツデータを蓄積する前記ダループの通信端末を識別するために前記最上位の通信端末に蓄積される参照データから前記所望のコンテンツデータに対応する参照データを検索し、閲覧通信端末は、前記所望のコンテンツデータを受信し、再生するために識別された通信端末と通信するデータ管理システムを提供する。

[0012] また、本発明は、上記した目的を達成するため、第 1のコンテンツデータを蓄積するコンテンツデータ蓄積部と、ネットワークを介して他の通信端末に蓄積された前記第 1 のコンテンツデータに対応する第 1の参照データと、第 2のコンテンツデータに対応する第 2の参照データとを受信し蓄積する参照データ蓄積部とを有する通信端末を提供する。

[0013] また、本発明は、上記した目的を達成するため、コンテンツデータを蓄積するコンテンッデータ蓄積部と、前記コンテンツデータに対応する参照データを蓄積する参照データ蓄積部と、前記参照データを他の通信端末との間で送受信する通信部と、前記通信部を制御する制御部とを有し、前記制御部は、前記他の通信端末が接続されたとき、前記参照データ蓄積部に蓄積された前記参照データを更新し、前記通信部の制御に基づいて上位の通信端末に更新された前記参照データを報告する通信端末。

[0014] また、本発明は、上記した目的を達成するため、コンテンツデータに対応した参照データを蓄積する参照データ蓄積部と、所望の前記コンテンツデータを閲覧するための検索情報を入力する入力部と、前記検索情報に基づいて前記参照データ蓄積部に蓄積された前記参照データを検索する参照データ検索部と、前記参照データ検索部によって検索された前記参照データに対応する前記コンテンツデータを閲覧する閲覧部とを有する通信端末を提供する。

[0015] また、本発明は、上記した目的を達成するため、コンテンツデータに対応した参照データを蓄積する参照データ蓄積部と、所望の前記コンテンツデータを閲覧するための検索情報を入力する入力部と、前記検索情報に基づいて前記参照データ蓄積部に蓄積された前記参照データを検索する参照データ検索部と、前記参照データ検索部によって検索された前記参照データに対応する前記コンテンツデータを閲覧する閲覧部と、前記参照データおよび前記コンテンツデータをネットワークを介して受信する通信部と、検索された前記参照データに基づく前記コンテンツデータの通信を制御する制御部とを有する通信端末を提供する。

[0016] また、本発明は、上記した目的を達成するため、第 1のコンテンツデータに基づく第 1の参照データを蓄積し、他の通信端末に蓄積された第 2のコンテンツデータに対応する第 2の参照データを蓄積するデータ管理方法を提供する。

[0017] また、本発明は、上記した目的を達成するため、第 1の通信端末を上位の通信端末である第 2の通信端末に接続し、新たなコンテンツデータが前記第 1の通信端末に入力されたとき、前記新たなコンテンツデータを前記第 1の通信端末のコンテンツデータ蓄積部に蓄積するとともに蓄積された前記新たなコンテンツデータに対応する新たな参照データを蓄積し、蓄積された前記新たな参照データに基づいて参照データ蓄積部に蓄積している第 1の参照データを更新し、前記第 2の通信端末からの接続許可に基づいて前記第 1の通信端末から前記第 2の通信端末に更新された前記第 1の参照データを報告し、前記第 1の通信端末から報告された前記第 1の参照データを前記第 2の通信端末の参照データ蓄積部に蓄積し、報告された前記第 1の参照データの蓄積に基づいて前記第 2の通信端末の参照データ蓄積部に蓄積している第 2の参照データを更新するデータ管理方法を提供する。

[0018] また、本発明は、上記した目的を達成するため、ネットワークを介して受信したメタデータを蓄積する蓄積段階と、閲覧を所望するコンテンツデータの検索情報を入力する入力段階と、前記蓄積されたメタデータを前記検索情報に基づいて検索する検索段階と、前記検索によって前記蓄積されたメタデータに対応する前記コンテンツデーータタをを前前記記ネネッットトワワーーククをを介介ししてて閲閲覧覧すするる閲閲覧覧段段階階をを有有すするるデデーータタ管管理理方方法法をを提提供供すするる。。

[[00001199]] 本本発発明明にによよれればば、、複複数数のの通通信信端端末末ののココンンテテンンツツデデーータタにに対対応応すするるメメタタデデーータタをを簡簡単単にに検検索索すするるここととががででききるる。。

図図面面のの簡簡単単なな説説明明

[[00002200]] [[図図 11]]本本発発明明のの第第 11のの実実施施のの形形態態にに係係るる通通信信端端末末ののデデーータタ管管理理シシスステテムムをを示示すす全全体体図図ででああるる。。

[[図図 22]]通通信信端端末末 AAかからら EEのの主主要要部部をを示示すす回回路路ブブロロッックク図図ででああるる。。

[[図図 33]]通通信信端端末末 BBとと通通信信端端末末 DDのの動動作作をを説説明明すするる図図ででああるる。。

[[図図 44]]デデーータタ管管理理シシスステテムムにに対対ししてて新新規規参参入入すするる通通信信端端末末 FFをを示示すす図図ででああるる。。

[[図図 55]]第第 11のの実実施施のの形形態態のの動動作作にに係係るるフフロローーチチャャーートトででああるる。。

[[図図 66]]通通信信端端末末 AAののメメタタデデーータタ蓄蓄積積部部にに通通信信端端末末 FFののメメタタデデーータタ FF11MMがが蓄蓄積積さされれたた状状態態ののデデーータタ管管理理シシスステテムムをを示示すす図図ででああるる。。

[[図図 77]]通通信信端端末末 FFにに新新たたににココンンテテンンツツデデーータタがが追追加加さされれたた場場合合ににおおけけるるメメタタデデーータタのの更更新新のの流流れれをを示示すすタタイイミミンンググチチャャーートトででああるる。。

[[図図 88]]通通信信端端末末 FFにに蓄蓄積積さされれてていいたたココンンテテンンツツデデーータタがが削削除除さされれたた場場合合おおけけるるメメタタデデーータタのの更更新新のの流流れれをを示示すすタタイイミミンンググチチャャーートトででああるる。。

[[図図 99]]本本発発明明のの第第 22のの実実施施のの形形態態にに係係るる通通信信端端末末ののデデーータタ管管理理シシスステテムムをを示示すす全全体体図図ででああるる。。

[[図図 1100]]通通信信端端末末 GGのの主主要要部部をを示示すす回回路路ブブロロッックク図図ででああるる。。

[[図図 1111]]第第 22のの実実施施のの形形態態のの動動作作にに係係るるフフロローーチチャャーートトででああるる。。

[[図図 1122]]通通信信端端末末 GGがが受受信信メメタタデデーータタ蓄蓄積積部部にに最最上上位位ののメメタタデデーータタをを蓄蓄積積ししたた状状態態ででピピアアトトウウピピアアにによよりり通通信信端端末末 FFにに接接続続ししたた状状態態をを示示すす図図ででああるる。。

[[図図 1133]]通通信信端端末末 GGとと通通信信端端末末 FFののピピアアトトウウピピアアにによよるる通通信信フフロローーででああるる。。

符符号号のの説説明明

[[00002211]] 11 デデーータタ管管理理シシスステテムム

22 メメタタデデーータタ蓄蓄積積部部

* 4 メモリ

5 通信部

6 制御部

20 メタデータ

30 コンテンツデータ

40 所望データ入力部

41 メタデータ検索部

42 受信メタデータ蓄積部

43 閲覧部

44 制御部

50 アンテナ

A— G 通信端末

発明を実施するための最良の形態

[0022] 以下、本発明のデータ管理システム、通信端末、およびデータ管理方法による第 1 および第 2の実施の形態を説明する。第 1の実施の形態は、 1つの通信端末によってメタデータを効率的に管理するデータ管理システムの構築に係るものであり、第 2の実施の形態は、データ管理システムに蓄積されているメタデータに基づくコンテンツデータの利用に係るものである。

〔第 1の実施の形態〕

(データ管理システムの構成）

[0023] 図 1は、本発明の第 1の実施の形態に係る通信端末のデータ管理システムを示す全体図である。図 1では、無線でデータの送受信が可能な複数の通信端末 A Eをツリー状に位置させたデータ管理システム 1を示し、通信端末 Aおよび Cからなるグノレープと、通信端末 A， B， D，および Eからなるグループが存在している。通信端末 A 一 Eは、例えば、パーソナルコンピュータ（PC)であり、文字、画像、動画、音声等のコンテンツデータについて、その所在、内容等の属性情報を示す参照データとしてのメタデータ 20を蓄積するメタデータ蓄積部 2と、コンテンツデータ 30を蓄積するコンテンッデータ蓄積部 3とをそれぞれ有する。 [0024] メタデータ蓄積部 2は、例えば、コンテンツデータ 30を読み書き可能なハードデイスクによって構成されており、コンテンツデータ 30に係る属性情報をテキストデータやバイナリデータによって記述したメタデータ 20をディスク上に設けられる記憶領域に記憶する。ここで、メタデータ 20、例えば、メタデータ AIMについて説明すると、先頭の英文字 Aはコンテンツデータ 30を蓄積している通信端末 Aを示し、数字 1は格納順を示す序数であり、 Mはメタデータ 20であることを示す。

[0025] コンテンツデータ蓄積部 3は、例えば、コンテンツデータ 30を読み書き可能なハードディスクによって構成されており、コンテンツデータ 30をディスク上に設けられる記憶領域に記憶する。

(通信端末 A— Eの構成）

[0026] 通信端末 Aは、データ管理システム 1の最上位に位置しており、自らが蓄積するコンテンッデータ A1のメタデータ 20としてのメタデータ AIMと、下位に所属する通信端末 B— Eの全てのメタデータ 20としてのメタデータ B1M、 C1M、 C2M、 DIM, El M、および E2Mをメタデータ蓄積部 2に蓄積している。

[0027] 通信端末 Bは、通信端末 Aに所属し、自らが蓄積するコンテンツデータ B1のメタデータ 20としてのメタデータ B1Mと、下位に所属する通信端末 Dおよび Eのメタデータ 20としてのメタデータ D1M、 E1M、および E2Mをメタデータ蓄積部 2に蓄積している。

[0028] 通信端末 Cは、通信端末 Aに所属し、自らが蓄積するコンテンツデータ Cl、 C2のメタデータ 20としてのメタデータ C1M、 C2Mをメタデータ蓄積部 2に蓄積している。

[0029] 通信端末 Dは、通信端末 Bに所属し、自らが蓄積するコンテンツデータ Dl、のメタデータ 20としてのメタデータ DIMをメタデータ蓄積部 2に蓄積している。

[0030] 通信端末 Eは、通信端末 Bに所属し、自らが蓄積するコンテンツデータ El、 E2のメタデータ 20としてのメタデータ E1M、 E2Mをメタデータ蓄積部 2に蓄積している。

[0031] また、第 1の実施の形態におけるデータ管理システム 1では、他の通信端末に所属するときには 1基の通信端末と接続するように構成されている。

[0032] 図 2は、通信端末 A— Eの主要部を示す回路ブロック図である。なお、通信端末 A 一 Eは、コンテンツデータ提供通信端末としてその主要部が同一の構成を有することから、以下の説明では通信端末 Aについて説明する。

[0033] 通信端末 Aは、メタデータ 20を蓄積するメタデータ蓄積部 2と、コンテンツデータ 30 を蓄積するコンテンツデータ蓄積部 3と、通信端末 Aの動作に必要な制御プログラムおよびデータを格納するメモリ 4と、コンテンツデータ 30およびメタデータ 20の送受信を行う通信機能を有する通信部 5と、通信部 5に接続されて無線電波の送受信を行うアンテナ 50と、通信端末 Aの各部を制御する制御部 6とを有する。

[0034] 通信部 5は、無線 LANで使用される周波数帯の電波、例えば、 IEEE802.11bの規格に基づく 2. 4GHz帯の電波を使用する通信インターフェースを有するとともに、ィーサネット（登録商標）ケーブル等の通信線を接続することのできる図示しない通信ポートを有している。

[0035] 制御部 6は、通信端末 Aが他の通信端末に所属したとき、蓄積しているメタデータ 2 0を更新するとともに、通信部 5を制御して上位の通信端末に更新されたメタデータ 2 0を通知する。また、コンテンツデータ蓄積部 3に対するコンテンツデータ 30の追加、削除、置換、又は自分に所属している通信端末力もメタデータ 20を受信したとき、蓄積しているメタデータ 20を更新するとともに、通信部 5を制御して上位の通信端末に更新されたメタデータ 20を通知する。

[0036] また、制御部 6は、通信端末 Aが他の通信端末に所属しているか否かの情報を記憶する所属情報記憶部（図示せず)を有し、他の通信端末に所属しているとき、所属情報記憶部に所属を示すデータとして「1」が書き込まれる。また、他の通信端末に所属していないとき、所属情報記憶部に未所属を示すデータとして「0」が書き込まれる

(通信端末でメタデータを蓄積する動作）

[0037] 次に、メタデータ蓄積部にメタデータを蓄積する動作として、通信端末 Dにコンテンッデータ D2を追加する場合について説明する。

[0038] 図 3は、通信端末 Bと通信端末 Dの動作を説明する図である。通信端末 Bと通信端末 Dは、無線によるネットワークを介して接続されている。通信端末 Dは、新たなコンテンッデータ D2が入力されると（S100)、コンテンツデータ D2をコンテンツデータ蓄積部 3に蓄積する（S101)。次に、コンテンツデータ蓄積部 3に蓄積されたコンテンツデータ D2に対応したメタデータ D2M力タデータ蓄積部 2に蓄積される（S102)。メタデータ蓄積部 2は、新たなメタデータ D2Mの蓄積に基づいてメタデータ蓄積部 2に既存するメタデータ 20を更新する（S103)。

[0039] 次に、通信端末 Dは、メタデータ 20が更新されたことに基づいて上位の通信端末 B に無線による通信の要求を行う（S104)。

[0040] 次に、通信端末 Bは、通信端末 Dから通信の要求を受けると、通信端末 Bの通信を許可する応答を通信端末 Dに送信する（S105)。

[0041] 次に、通信端末 Dは、通信端末 Bから受信した通信の許可に基づいてネットワークを介して更新されたメタデータ 20を通信端末 Bに通知する（S106)。

[0042] 次に、通信端末 Bは、通信端末 Dから通知されたメタデータ 20をメタデータ蓄積部

2に蓄積する（S107)。メタデータ蓄積部 2は、通知されたメタデータ 20の蓄積に基づいてメタデータ蓄積部 2に既存するメタデータ 20を更新する（S108)。このことによつて通信端末 Bのメタデータ 20には通信端末 Dに蓄積されたコンテンツデータ D2に基づくメタデータ D2Mが蓄積される。

[0043] また、通信端末 Bは、通信端末 Aに所属しているので、通信端末 Aに対して通信の要求を行い（S109)、 S104から S108で説明した動作を実行することにより、通信端末 Aにメタデータ 20を通知する。

(通信端末 Fの新規参入動作）

[0044] 次に、このようなデータ管理システム 1に新たな通信端末 Fが参入する場合のデータ管理方法について説明する。

[0045] 図 4は、データ管理システム 1に対して新規参入する通信端末 Fを示す図である。

図 4において、通信端末 Fは、例えば、ノート型 PCであり、主要部は前述した通信端末 Aと同一の構成を有している。この通信端末 Fは、コンテンツデータ蓄積部 3にコンテンッデータ 30としてのコンテンツデータ F1を蓄積し、メタデータ蓄積部 2にコンテンッデータ F1に対応したメタデータ 20としてのメタデータ F1Mを蓄積してレ、る。

[0046] 図 5は、第 1の実施の形態の動作に係るフローチャートである。以下に、通信端末 F がデータ管理システム 1に新規参入し、最上位の通信端末 Aが通信端末 Fのメタデータ 20を取得するまでの動作を説明する。 [0047] 通信端末 Fは、データ管理システム 1に新規参入するにあたって最初に通信端末 C との通信に成功し、制御部 6においてデータの送受信に必要なプロトコルを確立することによって通信端末 Cと接続する。通信端末 Fの制御部 6は、接続がなされると所属情報記憶部に所属を示すデータ「1」を書き込む。この通信端末 Fは、接続に基づいてデータ管理システム 1に新規にメタデータ 20を追加することになるので、メタデータ 20が更新されたものとみなされる（S1 : YES)。更に、通信端末 Fは通信端末 Cに所属するので（S2 : YES)、上位の通信端末 Cに更新されたメタデータ 20を送信する（S 3)。この時点でメタデータ 20を管理する主体が通信端末 Cとなる（S4)。一方、メタデータ 20の更新がないとき（Sl : NO)、あるいはメタデータ 20が更新されたとしても、通信端末 Fが未所属の状態であるとき（S2： N〇）はメタデータ 20の通知は行わない。

[0048] 次に、通信端末 Cは、通信端末 Fからメタデータ F1Mを含むメタデータ 20を送信されることによってメタデータ蓄積部 2で蓄積しているメタデータ 20にメタデータ F1Mが追加されて更新される（S 1： YES)。通信端末 Cは通信端末 Aに所属してレ、る（S2： Y ES)ので、上位の通信端末 Aに更新されたメタデータ 20を送信する（S3)。このことにより、メタデータ 20を管理する主体が通信端末 Aとなる（S4)。

[0049] 通信端末 Aは、通信端末 Cからメタデータ F1Mを含むメタデータ 20を送信されることにより、メタデータ蓄積部 2で蓄積しているメタデータ 20にメタデータ F1Mが追加されて更新される（S2 : YES)。通信端末 Aはデータ管理システム 1の最上位に位置することから更新されたメタデータ 20の送信は行われなレ、（S2： NO)。

[0050] 図 6は、通信端末 Aのメタデータ蓄積部 2に通信端末 Fのメタデータ F1Mが蓄積された状態のデータ管理システム 1を示す図である。通信端末 Fが所属する通信端末 Cのメタデータ蓄積部 2と、通信端末 Cが所属する通信端末 Aのメタデータ蓄積部 2 にそれぞれメタデータ F1Mが蓄積されている。

[0051] 図 7は、通信端末 Fに新たにコンテンツデータ 30が追加された場合におけるメタデータ 20の更新の流れを示すタイミングチャートである。図 7において、通信端末 Fのコンテンッデータ蓄積部 3に新たにコンテンツデータ 30が追加されると、メタデータ蓄積部 2に蓄積されているメタデータ 20は、新たに追加されたコンテンツデータ 30に対応したメタデータによって更新される（S10)。次に、通信端末 Fは、更新されたメタデータ 20を無線で通信端末 Cに通知する。通信端末 Cは、通信端末 Fの通知に基づいてメタデータ蓄積部 2に蓄積しているメタデータ 20を更新する（Sl l)。次に、通信端末 Cは、更新されたメタデータ 20を無線で通信端末 Aに通知する。通信端末 Aは、通信端末 Cの通知に基づいてメタデータ蓄積部 2に蓄積しているメタデータ 20を更新する（S12)。このことにより通信端末 Aのメタデータ 20に通信端末 Fで新たに追加されたコンテンツデータ 30に対応したメタデータ 20としての F1Mが追加されることによってメタデータ 20が最新の状態となる。

[0052] 図 8は、通信端末 Fに蓄積されていたコンテンツデータ 30が削除された場合おけるメタデータ ₂₀の更新の流れを示すタイミングチャートである。図 ₈において、通信端末

Fのコンテンツデータ蓄積部 3に蓄積されていたコンテンツデータ 30が削除されると、メタデータ蓄積部 2に蓄積されているメタデータ 20は、コンテンツデータ 30の削除に基づいて更新される（S20)。次に、通信端末 Fは、更新されたメタデータ 20を無線で通信端末 Cに通知する。通信端末 Cは、通信端末 Fの通知に基づいてメタデータ蓄積部 2に蓄積しているメタデータ 20を更新する（S21)。次に、通信端末 Cは、更新されたメタデータ 20を無線で通信端末 Aに通知する。通信端末 Aは、通信端末 Cの通知に基づレ、てメタデータ蓄積部 2に蓄積してレ、るメタデータ 20を更新する（S22)。このことにより通信端末 Aのメタデータ 20から、削除されたコンテンツデータに対応したメタデータが削除されることによって最新の状態となる。

[0053] (第 1の実施の形態の効果）

[0054] 上記した第 1の実施の形態によれば、以下の効果が得られる。

(1)データ管理システム 1に所属する通信端末 A力 Eにおいて、以下の（ィ）から (ハ )の状態、

(ィ)通信端末 Aから Eが他の通信端末に所属したとき

(口）コンテンツデータ蓄積部 3に対するコンテンツデータ 30の追カロ、削除、又は置換が生じたとき

(ハ）自分に所属している通信端末力メタデータ 20を受信したとき

のいずれかが生じたときに、メタデータ蓄積部 2に蓄積しているメタデータ 20を更新し

、自らが所属する通信端末があるときは更新されたメタデータ 20を所属する通信端末に無線で通知するようにしたため、通信端末 A力 Eのメタデータ蓄積部 2で蓄積されている最新のメタデータ 20がデータ管理システム 1の上位に位置する通信端末に通知されてメタデータ蓄積部 2に蓄積される。このことにより、メタデータ管理プログラム等による面倒な制御を行わなくてもメタデータ 20がデータ管理システム 1の最上位の通信端末 Aに蓄積されることから、専用のサーバ装置の設置を不要にでき、構成を複雑化せずにメタデータ 20を効率良く階層管理することができる。

(2)データ管理システム 1で保有している全てのコンテンツデータ 30に対応したメタデータ 20を最上位の通信端末 Aで蓄積しているので、メタデータ 20の有効利用が図れるとともに所望のコンテンツデータ 30の有無、所在について容易に把握でき、複数のコンテンツデータ蓄積部 2でコンテンツデータ 30が重複して保有されることを防ぐことができる。

(3)通信端末 A力 Eが所望のコンテンツデータ 30の有無、所在を知りたいとき、上位の通信端末のメタデータ蓄積部 2に蓄積されたメタデータ 20にアクセスすることによって、自分と直接的な接続関係に無い他の通信端末のメタデータ 20であってもデータ管理システム 1の全ての通信端末に問い合わせをすることなしに取得することができ、所望のコンテンツデータ 30の有無、所在を容易に知ることができる。

(4)また、メタデータ 20を検索するにあたって全ての通信端末に問い合わせをしないで済むことにより、通信の確立、切断、再接続に係る時間を短縮でき、メタデータ 20 の取得を迅速に行うことができる。

[0055] なお、第 1の実施の形態のデータ管理システム 1では、各通信端末間における通信を無線のみで行う構成を説明した力無線 LAN以外に Bluetooth (登録商標）、 IrDA(InfraRed Data Association)等の他の通信規格に基づく無線を用いることもできる。更に、全体または一部を USB (Universal

Serial Bus)やイーサネット（登録商標）ケーブル等の有線で接続しても良い。

[0056] また、メタデータ蓄積部 2およびコンテンツデータ蓄積部 3をハードディスク以外の他の記憶媒体、例えば、 RAM (Random Access Memory)等の半導体メモリで形成することちでさる。

〔第 2の実施の形態〕 [0057] (データ管理システムの構成）

[0058] 図 9は、本発明の第 2の実施の形態に係る通信端末のデータ管理システムを示す全体図である。第 2の実施の形態は、第 1の実施の形態の図 6で説明したデータ管理システム 1に閲覧用の通信端末 Gが接続することにより所望のコンテンツデータを閲覧するものである。

[0059] 図 9において、通信端末 Gは、所望のコンテンツデータ 30についての情報を入力するキーボード、マウス等の入力デバイスを有した所望データ入力部 40と、データ管理システム 1から全てのメタデータ 20を受信して蓄積する受信メタデータ蓄積部 42と、受信したコンテンツデータ 30を閲覧する LCD(liquid Crystal Display)やスピーカ等の再生デバイスを有する閲覧部 43とを有して構成されている。

[0060] 図 10は、通信端末 Gの主要部を示す回路ブロック図である。通信端末 Gは、図 9に示すもののほか、所望データ入力部 40によって入力された所望のコンテンツデータ 30に係る情報に基づいてデータ管理システム 1におけるメタデータ 20の検索を行わせるメタデータ検索部 41と、コンテンツデータ 30およびメタデータ 20を受信する通信機能を有する通信部 5と、通信部 5に接続されて無線電波の送受信を行うアンテナ 5 0と、通信端末 Aの各部を制御する制御部 44とを有する。

[0061] 通信部 5は、第 1の実施の形態で説明したものと同一の 2. 4GHz帯の電波を使用する通信インターフェースを有し、所望のコンテンツデータ 30を有する通信端末とピァトウピア (Peer To Peer)で直接通信することのできる通信機能を備えている。

[0062] 制御部 44は、データ管理システム 1に所属する通信端末 Aから Fに対してメタデータ 20の検索をメタデータ検索部 41に実行させるメタデータ検索制御機能を有し、データ管理システム： Lから取得可能なメタデータ 20を全て取得して受信メタデータ蓄積部 42に蓄積する。

[0063] (コンテンツデータを閲覧する動作）

[0064] 図 11は、第 2の実施の形態の動作に係るフローチャートである。以下に、通信端末 Gがデータ管理システム 1に接続してコンテンツデータ 30を利用するまでの流れについて説明する。

[0065] 通信端末 Gは、最初にデータ管理システム 1のいずれかの通信端末と通信を行う。ここで、通信端末 Eと無線による通信に成功したとすると、通信端末 Gの制御部 6は、データの送受信に必要なプロトコルを確立することによって通信端末 Eと接続する（S 40)。

[0066] 次に、通信端末 Gの制御部 44は、通信端末 Eが他の通信端末に所属しているか否力、を制御部 6の所属情報記憶部に記憶されている所属情報に基づいて判断する。通信端末 Eは通信端末 Bに所属しており、所属情報は「1」である（S41 : YES)ので、最上位のメタデータ 20が未取得であると判断する（S41 : YES)。

[0067] 次に、通信端末 Gは、通信端末 Eを中継して通信端末 Bに接続する（S42)。次に、通信端末 Gの制御部 44は、通信端末 Bが他の通信端末に所属しているか否力 ^制御部 6の所属情報記憶部に記憶されている所属情報に基づいて判断する。通信端末 Bは通信端末 Aに所属しており、所属情報は「1」である（S41 : YES)ので、最上位のメタデータ 20が未取得であると判断する（S41 : YES)。

[0068] 次に、通信端末 Gは、通信端末 Eおよび通信端末 Bを中継して通信端末 Aに接続する（S42)。次に、通信端末 Gの制御部 44は、通信端末 Aが他の通信端末に所属しているか否力を制御部 6の所属情報記憶部に記憶されている所属情報に基づいて判断する。通信端末 Aの所属情報は「0」であり、どの通信端末にも所属していないと判断する（S41 : N〇）。このとき、通信端末 Gは、まだ最上位のメタデータ 20を取得していない。

[0069] 次に、通信端末 Gは、通信端末 Aのメタデータ蓄積部 2に蓄積されている最上位のメタデータ 20を取得して受信メタデータ蓄積部 42に蓄積する（S43)。

[0070] 次に、通信端末 Gの制御部 44は、メタデータ検索部 41に所望データ入力部 40によって入力されたコンテンツデータ 30の指示データに基づいて受信メタデータ蓄積部 42に蓄積されているメタデータ 20の検索を行わせる。

[0071] メタデータ検索部 41は、受信メタデータ蓄積部 42に蓄積した最上位のメタデータ 2 0から所望のコンテンツデータ 30に対応するメタデータ 20を検索し（S44)、所望のコンテンッデータがデータ管理システム 1に存在するときはどの通信端末に蓄積されてレ、るかを特定して（S45)制御部 44に通知する。

[0072] 制御部 44は、メタデータ検索部 41から所望のコンテンツデータ 30を有した通信端末につレ、て通知を受けると、所望のコンテンツデータ 30を有した通信端末とピアトウピアによる無線通信を確立し (S46)、所望のコンテンツデータ 30を通信部 5を介して受信する（S47)。受信したコンテンツデータ 30は閲覧部 43に出力される。閲覧部 43 は、受信したコンテンツデータ 30を再生デバイスで再生する。

[0073] 図 12は、通信端末 Gが受信メタデータ蓄積部 42に最上位のメタデータ 20を蓄積した状態でピアトウピアにより通信端末 Fに接続した状態を示す図である。以下に、通信端末 Gの所望データ入力部 40に画像コンテンツデータとしてのコンテンツデータ F 1が入力されたときのピアトウピアによる通信端末 Fと通信端末 Gとの通信について説明する。

[0074] 図 13は、通信端末 Gと通信端末 Fのピアトウピアによる通信フローである。まず、通信端末 Gは、通信端末 Fに対して無線によるピアトウピア接続の要求を行う（S50)。通信端末 Fは、通信端末 Gの接続要求に対して接続を許可すると接続許可を無線で通知する（S51)。次に、通信端末 Gは、所望データ入力部 40から画像のコンテンツデータ F1を送信してもらうように通信端末 Fに送信要求を通知する（S52)。通信端末 Fは、通信端末 Gの送信要求に応答して画像のコンテンツデータ F1を通信端末 G に送信する（S53)。通信端末 Gは、通信端末 Fから画像のコンテンツデータ F1を受信する（S54)。通信端末 Gの制御部 44は、通信端末 Fから受信した画像のコンテンッデータ F1を閲覧部 43に出力する。閲覧部 43は、受信した画像のコンテンツデータ F1を LCDに表示させることによって画像のコンテンツデータ F1の閲覧が可能になる（S55)。

[0075] (第 2の実施の形態の効果）

[0076] 上記した第 2の実施の形態によれば、以下の効果が得られる。

(1)第 1の実施の形態で説明したデータ管理システム 1の任意の通信端末と接続可能な通信端末 Gによって最上位のメタデータ 20を取得し、取得したメタデータ 20に基づいて所望のコンテンツデータ 30を蓄積している通信端末からコンテンツデータ 3 0を受信するので、データ管理システム 1に蓄積されているコンテンツデータ 30の有無、所在を容易かつ迅速に把握でき、コンテンツデータの共有を円滑に行うことができる。 (2)所望のコンテンツデータ 30を蓄積した通信端末と中継機器を介さずにピアトウピァによる直接的な通信を行うことでコンテンツデータ 30を最高の品質で受信することができるとともに、中継機器の伝送能力に基づく通信速度の低下を排除して速やかな通信を実現できる。

[0077] なお、第 2の実施の形態においては、通信端末 Gがデータ管理システム 1の通信端末 Aから最上位のメタデータ 20を取得する構成を説明したが、例えば、通信端末 B および Eのメタデータ蓄積部 2に蓄積されているメタデータ 20を順次蓄積しながら最上位の通信端末 Aに至るようにしても良い。このような構成によれば、各通信端末 A 一 Fの所属情報記憶部に記憶されている所属情報に基づいて最上位が特定できない状況、即ち、所属情報が「0」である通信端末 Aが通信不能でアクセスできない場合でも実質的な最上位である通信端末 Bまでのツリーで保有しているメタデータ 20を取得すること力 Sできる。

[0078] また、第 2の実施の形態では、通信端末 Gの受信メタデータ蓄積部 42に最上位のメタデータ 20を蓄積した後に所望データ入力部 40によって入力されたコンテンツデータ 30に係る指示データに基づいてメタデータ検索部 41がメタデータ 20の検索を行うものとしたが、最初に所望データ入力部 40から所望するコンテンツデータ 30の指示データを入力し、次に、データ管理システム 1の各通信端末からメタデータ 20を順次取得するようにしても良レ、。この場合には、所望のコンテンツデータ 30に係るメタデータ 20を発見できたときにメタデータ 20の取得を終了することができるので、メタデータ 20の取得に要する時間と受信メタデータ蓄積部 42の記憶領域の使用量を節約すること力 Sできる。

産業上の利用の可能性

[0079] 以上説明したように、メタデータ管理プログラム等による面倒な制御を行わなくてもメタデータ 20がデータ管理システム 1の最上位の通信端末 Aに蓄積されることから、専用のサーバ装置の設置を不要にでき、構成を複雑化せずにメタデータ 20を効率良く階層管理することができるので、複数の通信端末のコンテンツデータに対応するメタデータを簡単に検索することができる。

Claims

請求の範囲

[1] 第 1のコンテンツデータを蓄積する第 1のコンテンツデータ蓄積部と、前記第 1のコンテンッデータに対応した第 1の参照データを蓄積する第 1の参照データ蓄積部とを有する第 1の通信端末と、

第 2のコンテンツデータを蓄積する第 2のコンテンツデータ蓄積部と、前記第 1の通信端末力ネットワークを介して受信した前記第 1の参照データと前記第 2のコンテンッデータに対応した第 2の参照データを蓄積する第 2の参照データ蓄積部とを有する第 2の通信端末とを備えたデータ管理システム。

[2] 前記第 1の通信端末は、他の通信端末から受信した他の参照データに基づいて前記第 1の参照データを更新し、

第 1の通信端末は、更新された前記第 1の参照データを前記第 1の通信端末に接続された上位の通信端末としての前記第 2の通信端末に送信し、

前記第 2の通信端末は、前記第 2の参照データ蓄積部に蓄積された前記第 2の参照データを前記第 1の通信端末から受信した更新された前記第 1の参照データに基づいて更新し、

前記他の通信端末に蓄積された前記他の参照データは、前記第 1の通信端末および前記第 2の通信端末に蓄積される請求の範囲 1に記載のデータ管理システム。

[3] 前記第 1の通信端末は、前記第 2の通信端末に前記ネットワークを介して並列に接続された複数の通信端末を含む請求の範囲 1に記載のデータ管理システム。

[4] 前記第 1の通信端末は、前記第 2の通信端末に前記ネットワークを介して直列に接続された複数の通信端末を含む請求の範囲 1に記載のデータ管理システム。

[5] 前記第 1の通信端末と前記第 2の通信端末との通信は、無線で行われる請求の範囲

1に記載のデータ管理システム。

[6] 前記第 1の通信端末と前記第 2の通信端末との通信は、有線で行われる請求の範囲

1に記載のデータ管理システム。

[7] 複数の通信端末が互いに接続されたグノレープと、

前記グループのひとつの通信端末に接続された閲覧通信端末とを有し、前記閲覧通信端末は、前記ひとつの通信端末と、前記ひとつの通信端末と最上位の通信端末との間の通信端末とを介して前記グループの前記最上位の通信端末に接続され、

前記閲覧通信端末は、所望のコンテンツデータを蓄積する前記グループの通信端末を識別するために前記最上位の通信端末に蓄積される参照データから前記所望のコンテンツデータに対応する参照データを検索し、

閲覧通信端末は、前記所望のコンテンツデータを受信し、再生するために識別された通信端末と通信するデータ管理システム。

[8] 第 1のコンテンツデータを蓄積するコンテンツデータ蓄積部と、

ネットワークを介して他の通信端末に蓄積された前記第 1のコンテンツデータに対応する第 1の参照データと、第 2のコンテンツデータに対応する第 2の参照データとを受信し蓄積する参照データ蓄積部とを有する通信端末。

[9] 前記参照データ蓄積部および前記コンテンツデータ蓄積部は、コンテンツデータおよび参照データが読み書きされるハードディスクに設けられる請求の範囲 8に記載の通ィ ½末。

[10] 前記参照データ蓄積部および前記コンテンツデータ蓄積部は、コンテンツデータおよび参照データが読み書きされる半導体メモリに設けられる請求の範囲 8に記載の通信端末。

[11] コンテンツデータを蓄積するコンテンツデータ蓄積部と、

前記コンテンツデータに対応する参照データを蓄積する参照データ蓄積部と、前記参照データを他の通信端末との間で送受信する通信部と、

前記通信部を制御する制御部とを有し、

前記制御部は、前記他の通信端末が接続されたとき、前記参照データ蓄積部に蓄積された前記参照データを更新し、前記通信部の制御に基づいて上位の通信端末に更新された前記参照データを報告する通信端末。

[12] 前記制御部は、前記他の通信端末が接続されたか否かの情報を記憶する所属情報記憶部を有する請求の範囲 11に記載の通信端末。

[13] コンテンツデータに対応した参照データを蓄積する参照データ蓄積部と、

所望の前記コンテンツデータを閲覧するための検索情報を入力する入力部と、前記検索情報に基づいて前記参照データ蓄積部に蓄積された前記参照データを検索する参照データ検索部と、

前記参照データ検索部によって検索された前記参照データに対応する前記コンテンッデータを閲覧する閲覧部とを有する通信端末。

[14] コンテンツデータに対応した参照データを蓄積する参照データ蓄積部と、

前記参照データ検索部によって検索された前記参照データに対応する前記コンテンッデータを閲覧する閲覧部と、

前記参照データおよび前記コンテンツデータをネットワークを介して受信する通信部と、

検索された前記参照データに基づく前記コンテンツデータの通信を制御する制御部とを有する通信端末。

[15] 前記閲覧部は、ネットワークを介して前記コンテンツデータを蓄積する通信端末とピァトウピアで接続する請求の範囲 13に記載の通信端末。

[16] 第 1のコンテンツデータに基づく第 1の参照データを蓄積し、

他の通信端末に蓄積された第 2のコンテンツデータに対応する第 2の参照データを蓄積するデータ管理方法。

[17] 第 1の通信端末を上位の通信端末である第 2の通信端末に接続し、

新たなコンテンツデータが前記第 1の通信端末に入力されたとき、前記新たなコンテンッデータを前記第 1の通信端末のコンテンツデータ蓄積部に蓄積するとともに蓄積された前記新たなコンテンツデータに対応する新たな参照データを蓄積し、蓄積された前記新たな参照データに基づいて参照データ蓄積部に蓄積している第 1の参照データを更新し、

前記第 2の通信端末からの接続許可に基づいて前記第 1の通信端末から前記第 2 の通信端末に更新された前記第 1の参照データを報告し、

前記第 1の通信端末から報告された前記第 1の参照データを前記第 2の通信端末の参照データ蓄積部に蓄積し、

報告された前記第 1の参照データの蓄積に基づいて前記第 2の通信端末の参照データ蓄積部に蓄積している第 2の参照データを更新するデータ管理方法。

[18] 前記第 1の通信端末は、他の通信端末から受信した他の参照データに基づいて第 1 の参照データを更新し、

前記第 1の通信端末は、上位の通信端末として前記第 1の通信端末に接続された第 2の通信端末に更新された前記第 1の参照データを送信し、

前記第 2の通信端末は、第 2の参照データ蓄積部に蓄積された第 2の参照データを前記第 1の通信端末力送信された前記第 1の参照データに基づいて更新し、他の通信端末に蓄積された前記他の参照データは、前記第 1の通信端末および前記第 2の通信端末に蓄積される請求の範囲 17に記載のデータ管理方法。

[19] ネットワークを介して受信したメタデータを蓄積する蓄積段階と、

閲覧を所望するコンテンツデータの検索情報を入力する入力段階と、

前記蓄積されたメタデータを前記検索情報に基づいて検索する検索段階と、前記検索によって前記蓄積されたメタデータに対応する前記コンテンツデータを前記ネットワークを介して閲覧する閲覧段階を有するデータ管理方法。

[20] 前記閲覧段階は、前記ネットワークを介して前記コンテンツデータを蓄積する通信端末とピアトウピアで接続する接続段階を有する請求の範囲 19記載のデータ管理方法