WO2005066550A1

WO2005066550A1 - マイナスイオン表示装置、及びミスト発生装置

Info

Publication number: WO2005066550A1
Application number: PCT/JP2005/000073
Authority: WO
Inventors: Kenji Torigoe
Original assignee: Sera Corporation Inc.
Priority date: 2004-01-08
Filing date: 2005-01-06
Publication date: 2005-07-21
Also published as: KR20060117344A; JPWO2005066550A1

Abstract

【課題】簡単な構成で、マイナスイオンの放出状態を表示して視覚的に確認する。【解決手段】ハウジング内を、貯水室４、ポンプ室５、水車室７及びミスト室６に区分けし、貯水室４にはヒータ４ｄを備えた貯水タンク４ａを配置し、ポンプ室５にはポンプ５ａを配置する。水車室７内に配置した水車１とミスト室６内に配置したファン２とは同一の回転軸３に取り付けることで一体に回転可能とし、貯水タンク４ａ内の温湯をポンプ５によってノズル５ｂから噴出させ水車１に吹き付ける。温湯が水車１に吹き付けられることによって発生したミストは、マイナスイオンを大量に含んだ状態で、ファン２によりミスト室６に導入され、放出口６ａより放出される。この時、ハウジングの放出口６ａ形成面に設けた表示手段によって、水車１の回転数に基づき、マイナスイオンの放出状態を表示する。

Description

明細書

マイナスイオン表示装置、及びミスト発生装置

技術分野

[0001] 本発明は、ミストと共に生ずるマイナスイオンの放出状態を表示するマイナスイオン表示装置と、それを用いたミスト発生装置に関する。

背景技術

[0002] 例えば、特許文献 1に記載の横型ドライミスト発生装置は、回転軸に設けた複数枚のディスクを回転させることによって水槽の水を巻き上げ、巻き上げた水をゲージで破砕させ、完全ィ匕したミストを発生させるものである。さらに、本装置は、水破砕の際のレナード効果を利用して、ミストにマイナスイオンを大量に含めて放出することもできるものである。通常、このようなミスト発生装置の使用者は、本装置に対して、ミストとマイナスイオンが高効率で放出されることを当然に期待する。

実際に、ミストについては、使用者は、放出されたミストで設置室内全体が白く霞んでいく様子を見たり、肌がしっとりして呼吸が楽になることを体感することにより、ミストの放出状態や、本装置が期待に添うミスト発生放出機能を十分に発揮していることを確認できる。

[0003] 特許文献 1 :特開 2001— 46922号公報

発明の開示

発明が解決しょうとする課題

[0004] しかし、本装置にぉ、て、マイナスイオンにっ、ては、ミストの放出状態力推測するのみで、マイナスイオンの放出状態を視覚的に確認することはできな力つた。

そこで、本発明は上記問題点に鑑み、簡単な構成で、マイナスイオンの放出状態を視覚的に確認できるマイナスイオン表示装置、及びミスト発生装置を提供することを課題とする。

課題を解決するための手段

[0005] 上記課題を解決するため、請求項 1の発明に係るマイナスイオン表示装置は、ハウジング内に組み込まれた水車の羽根に温湯を吹き付け、前記温湯を羽根との衝突により破砕してミストイ匕すると同時にマイナスイオンを発生させ、発生したミストおよびマィナスイオンを送風ファンによって吸気口力ハウジング内に導入した空気と共に放出口力放出させるミスト発生装置用のマイナスイオン表示装置であって、マイナスィオンの放出状態を表示する表示手段を備えて構成される。

[0006] 請求項 2の発明に係るマイナスイオン表示装置は、表示手段が、水車の回転数に基づ、て、マイナスイオンの放出状態を表示するように構成される。

[0007] 請求項 3の発明に係るマイナスイオン表示装置は、表示手段が、水車の回転数を検出する検出部と、検出部で検出された回転数をマイナスイオンの放出量に換算する換算部と、換算した放出量を表示する表示部とから構成される。

[0008] 請求項 4の発明に係るマイナスイオン表示装置は、検出部が、水車に装着した磁石と、磁石の接近を検出する磁気センサとから構成される。

[0009] 請求項 5の発明に係るミスト発生装置は、請求項 1乃至請求項 4のいずれかに記載のマイナスイオン表示装置を用いてなるように構成される。

発明の効果

[0010] 請求項 1、 5の発明によれば、マイナスイオンの放出状態を、視覚的に確認できる。

また、請求項 2の発明によれば、ミストとマイナスイオンの発生箇所により近い構成の動作状態、すなわち水車の回転数に基づいてマイナスイオンの放出状態を表示でき、表示内容の信頼性を向上できる。さらに、請求項 3の発明によれば、水車の回転数とマイナスイオンの放出量の比例関係を利用して、比較的正確にマイナスイオンの放出状態を表示できる。そして、請求項 4の発明によれば、表示手段を、簡単かつ安価に構成できる。

発明を実施するための最良の形態

[0011] 本発明に係るミスト発生装置の実施の形態を、図面に基づいて詳細に説明する。

図 1一図 3は、横長の略直方体形状力もなるハウジング内に、電源コード以外の全ての構成部材を納め、外観をすつきりさせたミスト発生装置の一実施形態を示したものである。ハウジング内には、水車 1と、この水車 1に連動する送風ファン 2が配設されている。水車 1と送風ファン 2は、ハウジング長手に沿って水平支持された 1本の回転軸 3によって、回転自在に取り付けられている。そして、両者は一体に回転するようになっている。

ハウジング内は、下部を貯水室 4とポンプ室 5とに区分けし、上部はミスト室 6と水車室 7とで占領されている。

貯水室 4には、貯水タンク 4aがビルトインされており、注水口 4bと、のぞき窓 4cとが設けられて、ると共に、ヒータ 4dが組み込まれて、る。

[0012] 貯水室 4の隣に位置するポンプ室 5には、貯水タンク 4aの温湯を吸い込み、ノズル 5bから噴出させ、水車室 7内に配置された水車 1の羽根に温湯を吹き付けるポンプ 5 aが設置されている。このポンプ 5aとノズル 5bは、温湯の吹き付けにより水車 1を回転させる吹付手段を構成してヽる。

水車室 7の底部は貯水室 4に連通した下り傾斜面になっていて、落下したドレン水を貯水室に流れ込ませるドレン水回収手段が構成されている。

[0013] ミスト室 6も水車室 7と連通しており、水車 1と一体回転する送風ファン 2によって、水車に吹き付けられて発生した水車室 7内のミストとマイナスイオンを、ミスト室 6内に導入しミスト室 6の正面に開口した放出口 6aから外部に放出するようになって、る。尚前記水車室 7のハウジングには、ミスト室 6のハウジング内へミストとマイナスィォンの導入を促し放出口吸気口 7aが設けられて、る。

[0014] ミスト室の放出口 6a近傍には、回転する水車 1の回転数に基づいて、マイナスィォンの放出状態を表示する、マイナスイオン表示装置としての表示手段 20 (図 3 (a)、 ( b)参照）が設けられている。この表示手段 20は、マイナスイオンが放出口 6aから放出されているか否かの ONZOFF状態、並びに、 ON状態の場合におけるマイナスィオンの放出量の多少、すなわちマイナスイオンの放出程度を、マイナスイオンの放出状態として表示可能に構成されている。表示手段 20は、水車 1の回転数を検出する検出部 21と、検出部 21で検出された回転数をマイナスイオンの放出量に換算する換算部 22と、換算した放出量を表示する表示部 23とから構成されて、る。

[0015] 検出部 21は、水車 1と共に回転するように軸部分に装着された小片の永久磁石 21 aと、その永久磁石 21aの回転軌道に近接するように水車室 7内に固定された磁気センサ 21bとから構成されている。磁気センサ 21bは、永久磁石 21aの接近を検出した際にパルス状の電気信号を出力するように形成されてヽる。 [0016] 換算部 22は、磁気センサ 21bからのノルス数を計数して単位時間当たりの計数値 (パルス数 Z分)を算出し、その計数値に対応する第 1一第 4出力端子から、個別に電気信号を出力するように形成されている。換算部 22には、算出された計数値を第 1一第 4出力端子に対応させるため、予め計数値を 4つの計数範囲に区分けしてなる第 1一第 4区分が設定されている。例えば、第 1区分は「0≤計数値 < 10」に設定され、計数値がその範囲内の場合に、第 1出力端子力電気信号が出力されるように構成されている。同様に、第 2区分は「10≤計数値く 60」に、第 3区分は「60≤計数値く 120」に、第 4区分は「計数値く 120」に設定され、計数値が夫々の範囲内の場合に、対応する第 2—第 4出力端子力電気信号が出力されるように構成されている。尚、換算部 22の第 1一第 4区分の設定は、マイナスイオンの放出量が回転数に対して略正比例することを利用して行う。

[0017] 表示部 23は、第 lLED23a—第 4LED23dから構成され、換算部 22の第 1一第 4 出力端子に夫々接続されている。これらの第 lLED23a—第 4LED23dは、「OFF 状態」、「少ない」、「適量」及び「多い」からなるマイナスイオンの放出度に対応する目盛りが印刷された表示プレート 24上に、目盛りに沿って一列に配設されている。表示プレート 24は、放出口 6aの形成面に設けられている。

[0018] 8は電源コードであり、商用電源力もヒータ 4dとポンプ 5aと表示手段 20とに電源を供給するためのものであり、ハウジング内には、電気的な絶縁と十分な水漏れ防止、並びに随所に配置したセンサと内蔵されたコンピュータ（図示せず)とによって、完璧な温度管理対策が施されて!/ヽる。

[0019] このように形成されたミスト発生装置は、注水口 4bから貯水タンク 4a内に注水し、所定量注水したら注水口 4bを閉じ、電源を ONして貯水タンク内の水が適温になるまでスタンバイする。

貯水タンク 4d内の水が適温になると、例えばスタンバイ状態を示す赤ランプ力運転状態になったことを示す青ランプに変わるなどして知らせ、ポンプ 5aが自動的に作動する。

[0020] ポンプ 5aの作動で貯水タンク 4a内の温湯がノズル 5bから噴射され水車 1の羽根に吹き付けられると、羽根との衝突によって、回転せられた水車 1と一緒に送風ファン 2 も回転すると共に、破砕した温湯はミストイ匕され、さらにこのミストと共にマイナスイオンが発生する。水車室 7内に満たされたミストとマイナスイオンはミスト室 6に吸い込まれ、落下したドレン水は貯水タンク 4a内に回収される。

そして、ミスト室 6内に導入されたミストとマイナスイオンは、吸気ロカゝらハウジング内に導入した空気と共に放出口 6aから勢い良く放出される。そして浴室内は、ミストとマィナスイオンで満たされる。

この時、貯水タンク 4a内の温度は、放出されるミストの温度との連携を保ちつつ適温に保たれる。

[0021] 本装置は、この動作中において、第 lLED23aを点灯させることで、マイナスイオンを放出していない OFF状態であることを表示する。同様に、第 lLED23aと第 2LED 23bを点灯させることで、マイナスイオンの放出状態が「少ない」放出程度であることを表示し、第 lLED23a—第 3LED23Cを点灯させることで「適度」な放出程度であることを、さらに、第 lLED23a—第 4LED23dを点灯させる事で「多い」放出程度であることを表示する。尚、図3 (&)では、第11^：023&—第31^：023₍：を点灯させて（黒丸で示す）、「適度」な放出程度を表示して、る。

[0022] このように、本装置は、可搬式で、電源さえ確保できれば設置場所を選ばな、し、給湯器がなくても利用でき、特に前記実施形態の装置は、水車 1と送風ファン 2とが同軸で一体回転するので、送風ファン回転用の動力は不要である。また、マイナスィオンの放出状態を表示する表示手段 20を設けたので、ミストと共に発生するマイナスイオンの放出状態を視覚的に確認できる。また、ミストとマイナスイオンの発生は、水車の羽根での水破砕によるものであるから、これらの発生箇所により近、構成の動作状態、すなわち水車の回転数に基づいてマイナスイオンの放出状態を表示した場合の方が、例えば遠、構成の動作状態としてのポンプの圧力に基づ、て表示した場合よりも、外乱を減らして、表示内容の信頼性を向上できる。また表示手段 20を、検出部 21と換算部 22と表示部 23とから構成したので、比較的正確にマイナスイオンの放出状態を表示できる。さらに、検出部を、永久磁石と磁気センサとから構成したので、表示手段を、簡単かつ安価に構成できる。

[0023] 尚、本発明は上記実施形態に限定されるものではなぐ以下に例示するように、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各部の形状並びに構成を適宜に変更して実施することも可能である。

(1)吹付手段は、商用電源で駆動するポンプ 5aによって温湯をノズル 5bに供給するものに限らず、浴室水栓を介して給湯器等の給湯設備カゝら供給された温湯をノズル 5bから水車 1に噴出させるように構成しても良い。この場合は、ポンプ 5a、貯水タンク 4a、ヒータ 4dが不要となり、本装置をより小型化できる。さらにポンプ 5a、ヒータ 4dを駆動する商用電源が不要となり、消費電力を低減できる。この時、ハウジングには、噴出した後の落下したドレン水を装置外部に排水するためのドレンロを設けることが望ましい。

(2)本装置を上記（1)のように商用電源が不要となるように構成した場合、乾電池等の他の駆動用電源を表示手段用に設けることもできる。

(3)表示手段 20は、 LEDに限らず、液晶を使用してマイナスイオンの放出状態を表示可能に構成しても良い。

(4)表示部 23は、放出口 6aの形成面に限らず、本装置の使用者に表示し易い面として、上面、側面等に設けても良い。

(5)水車 1は、 1基に限らず、送風ファン 2の両側に 2基設けて構成しても良い。その際には、吹付手段を構成するノズルを 2基として各水車室内に配置し、夫々の水車の羽根に温湯を吹き付けて、両水車を回転させるように構成する。この場合、ミストとマィナスイオンをより多く放出できる。

(6)換算部 22の計数値の区分けは、 4区分に限らず、マイナスイオンの放出能力に応じて他の区分数に区分けしても良い。その際の計数範囲も任意に区分けできる。

(7)表示手段 20は、マイナスイオンの放出量に換算するための換算基準として、水車の回転数に限らず、送風ファン 2の回転数、ノズル 5bにおける温湯の噴出圧力や供給量、ポンプ 5aの送出圧力、吸気口 7aと放出口 6aとの間に生ずる圧力差に伴う放出口 6aでの風量等、他の換算基準に基づいて、マイナスイオンの放出状態を表示するように構成しても良、。

(8)水車 1と送風ファン 2は、ノズル 5bの吹き付けにより回転させるものに限らず、両者の少なくとも一方を回転駆動用モータに接続して回転するように構成しても良い。この場合、水車 1または送風ファン 2を強制的に回転させ、ミストとマイナスイオンの放出状態を安定させることができる。

図面の簡単な説明

[0024] [図 1]本発明に係るミスト発生装置の説明図である。

[図 2]図 1の A— A断面を示す説明図である。

[図 3]表示手段の一例を示す (a)説明図、 (b)ブロック図である。

符号の説明

[0025] 1 · ·水車、 2 · ·送風ファン、 3 ·回転軸、 4 · ·貯水室、 4a · ·貯水タンク、 4b · ·注水口、 4c ··のぞき窓、 4(1··ヒータ、 5··ポンプ室、 5a "ポンプ、 5b. ·ノス、ノレ、 6··ミスト室、 6 a"放出口、 7··水車室、 7a"吸気口、 8··電源コード、 20 ··マイナスイオン表示装置としての表示手段、 21··検出部、 22··換算部、 23··表示部、 21a' '永久磁石、 2 lb' ·磁気センサ、 24· '表示プレート、 23a- '第 1LED、 23b- '第 2LED、 23c' ·第 3 LED, 23d''第 4LED。

Claims

請求の範囲

[1] ハウジング内に組み込まれた水車の羽根に温湯を吹き付け、前記温湯を羽根との衝突により破砕してミストイ匕すると同時にマイナスイオンを発生させ、発生したミストおよびマイナスイオンを送風ファンによって吸気口力ハウジング内に導入した空気と共に放出ロカ放出させるミスト発生装置用のマイナスイオン表示装置であって、マイナスイオンの放出状態を表示する表示手段を備える

ことを特徴とするマイナスイオン表示装置。

[2] 表示手段が、

水車の回転数に基づ、て、マイナスイオンの放出状態を表示するものである請求項 1または請求項 2に記載のマイナスイオン表示装置。

[3] 表示手段が、

水車の回転数を検出する検出部と、検出部で検出された回転数をマイナスイオンの放出量に換算する換算部と、換算した放出量を表示する表示部と、

力なる請求項 1または請求項 2に記載のマイナスイオン表示装置。

[4] 検出部が、

水車に装着した磁石と、磁石の接近を検出する磁気センサと、

力なる請求項 3に記載のマイナスイオン表示装置。

[5] 請求項 1乃至請求項 4のいずれかに記載のマイナスイオン表示装置を用いてなることを特徴とするミスト発生装置。