WO2004042628A1

WO2004042628A1 - コンテンツ配信サーバ

Info

Publication number: WO2004042628A1
Application number: PCT/JP2002/011531
Authority: WO
Inventors: Tomoyuki Furutono; Hirofumi Kobayashi; Yumiko Tatezono; Masaya Oda; Yuji Goto
Original assignee: Fujitsu Limited
Priority date: 2002-11-05
Filing date: 2002-11-05
Publication date: 2004-05-21

Abstract

　コンテンツ配信のサービス品質及び運用効率の向上を図る。ネットワークリソース管理部（１１）は、ネットワーク（２）の現在から将来にわたっての使用状況を含むネットワークリソースの管理を行う。コンテンツ価格算出部（１２）は、ネットワークリソースにもとづき、コンテンツ価格情報として、コンテンツの価格または割引率の算出を行う。配信要求受付部（１３）は、コンテンツ配信に関するユーザインタフェース全体の制御を行い、コンテンツ価格情報をカスタマ（３１）に提示し、カスタマ（３１）からのコンテンツ配信の予約要求を受け付けて、希望の配信時刻に要求されたコンテンツの配信を行う。予約要求処理部（１４）は、コンテンツ配信に必要なネットワークリソースの予約を行い、予約情報を管理する。カスタマ情報保持部（１６）は、課金の情報を含むカスタマ情報を保持する。

Description

配信サーバ技術分野

本発明はコンテンツ配信システムに関し、特にネットワークを用いてコンテンッの配信を行うコンテンッ配信サーバに関するものである。

明

背景技術

近年、インターネットを経由して、音楽 ·動画の配信やプログラムのダウン口 —ドなどを行って、対価を徴収するサービスが提供されており、コンテンツ品質書

や性能の向上により、ネットワークを通過するデータのトラフィックが飛躍的に増大している。

特に AD S L (Asymmetric Digital Subscriber Line)の普及により、カスタマが大量のデータを受信できるようになり、コンテンツを提供するサーバに対する接続要求や送受信されるデータ量が飛躍的に増大しており、このため、トラフィック増大に伴う様々な問題が発生している。

例えば、カスタマ側から見ると、

( 1 ) サービスを提供するサーバにつながりにくい。

( 2 ) サービスを受ける場合、コンテンツの品質劣化、ダウンロード時間の長時間化が発生する。

( 3 ) カス夕マは、接続できない場合、いつまで待てばよいか判断できない、などが挙げられる。

また、サービス提供者側から見ると、

( 1 ) サーバや回線が輻輳状態となり、サービスの品質が劣化する。

( 2 ) 輻輳によるシステムダウンの恐れがある。

( 3 ) 十分なカスタマを収容するために、設備投資がかさむ。

( 4 ) 接続できなかったカスタマを逃すことになるため、ビジネスチャンスを失う、などが挙げられる。これらの問題点を解決するための最も単純な方法は、回線容量の増強や帯域管理装置の導入、サーバの性能や台数の確保、負荷分散装置の導入など、ハードウエアについての設備投資を行う方法である。

一方、従来技術として、ネットワークの現在の使用.状況に応じてコンテンツ価格を決定し、ネットワークリソースの使用量が小さい時刻に、カスタマにネットワークをアクセスするよう促す技術が提案されている。例えば、特開平 1 1一 1 2 2 3 9 4号公報（段落番号〔0 0 1 5〕〜〔0 0 3 8〕，第 1図）参照。また、過去及び現時点のネットワークリソースの使用状況からコンテンッ価格を決定し、上記と同様に、ネットワークリソースの使用量が小さい時刻に、カスタマにネットワークをアクセスするよう促す技術が提案されている。例えば、特開 2 0 0 1—2 6 5 9 8 4号公報（段落番号〔 0 0 2 6〕〜〔 0 0 3 0〕，第 1 図）参照。

し力、し、上記のような設備の増強によって、トラフィック増大に対処しようとすると、トラフィックは、カスタマの増加やコンテンツの高品質化に伴い指数関数的に増大するので、短期間のうちに設備の更新や増加を繰り返す必要がでてくる。さらに、カス夕マからのアクセスは、同一時間に集中する傾向があり、このアクセスのピークに合わせて設備を準備すると、アクセスの少ない時間帯も存在するので過剰な設備投資となってしまい、効率的な運用ができないといった問題があった。

また、上記の従来技術（特開平 1 1— 1 2 2 3 9 4号公報、特開 2 0 0 1 _ 2 6 5 9 8 4号公報）は、カス夕マに対して心理的にネットワークリソースの使用状況の小さい時間にネットワークにアクセスするよう働きかけて、ネットワーク使用率を平滑化する効果を持っている。

' しかし、従来技術（特開平 1 1— 1 2 2 3 9 4号公報）は、あくまでも現時点の使用状況のみにしたがい価格を決定するため、実際にネットワークリソースの使用状況が低い時間帯がいつであるのかを判断することができないといった問題があった。

さらに、従来技術（特開 2 0 0 1— 2 6 5 9 8 4号公報）では、現在及び過去のネットワーク使用状況とコンテンッ価格とをカスタマに提示することにより、実際のネットワーク使用状況の低い時間帯をカスタマに提示している。

しかし、デ一夕が現在及び過去によるものなので、未来の状況が反映できない点や (例えば、深夜 3 ： 0 0頃、通常はリソースが空いているはずだが、たまたまサッカーの生中継が設定されている日がある等)、単にネットワークリソースの空いている時間に、アクセスするよう促しているだけなので、該当時刻に実際にネットワークリソースが必要量確保できるかどうかの保証ができないといった問題があった。また、サービス要求を見合わせたカスタマがサービスを再度選択するかどうかの保証もなく、ビジネスチヤンスの喪失防止の保証とはならない。一方、これまでの従来のコンテンツ配信技術に対し、ネットワークの輻輳状態が予測されている状態にあって、どうしてもコンテンツの配信を希望するカス夕マに対する割り込み許容と、その場合のコンテンツ配信品質保証との関係や、ネットワーク状況に余裕がある場合に、カス夕マへ動的に働きかけて、ネットヮーク効率を向上させるような施策については、十分に考慮されておらず、適切な解決がなされていなかった。発明の開示

本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、コンテンツ配信のサービス品質及び運用効率の向上を図ったコンテンツ配信サーバを提供することを目的とする。

本発明では上記課題を解決するために、図 1に示すような、ネットワーク 2を用いてコンテンツの配信を行うコンテンツ配信サーバ 1 0において、ネットヮ一ク 2の現在から将来にわたっての使用状況を含むネットワークリソースの管理を行うネットワークリソース管理部 1 1と、ネットワークリソースにもとづき、コンテンッ価格情報として、コンテンツの価格または割引率の算出を行うコンテンッ価格算出部 1 2と、コンテンツ配信に関するユーザイン夕フェース全体の制御を行い、コンテンツ価格情報をカス夕マ 3 1に提示し、カス夕マ 3 1からのコンテンッ配信の予約要求を受け付けて、希望の配信時刻に要求されたコンテンツの配信を行う配信要求受付部 1 3と、コンテンツ配信に必要なネットワークリソースの予約を行い、予約情報を管理する予約要求処理部 1 4と、課金の情報を含むカスタマ情報を保持するカスタマ情報保持部 1 6と、を有することを特徴とするコンテンッ配信サーバ 1 0が提供される。

ここで、ネットワークリソース管理部 1 1は、ネットワーク 2の現在から将来にわたつての使用状況を含むネットワークリソースの管理を行う。コンテンツ価格算出部 1 2は、ネットワークリソースにもとづき、コンテンツ価格情報として、コンテンツの価格または割引率の算出を行う。配信要求受付部 1 3は、コンテンッ配信に関するユーザィン夕フェース全体の制御を行い、コンテンツ価格情報をカスタマ 3 1に提示し、カス夕マ 3 1からのコンテンツ配信の予約要求を受け付けて、希望の配信時刻に要求されたコンテンツの配信を行う。予約要求処理部 1 4は、コンテンツ配信に必要なネットワークリソースの予約を行い、予約情報を管理する。カスタマ情報保持部 1 6は、課金の情報を含むカスタマ情報を保持する。

本発明の上記および他の目的、特徴および利点は本発明の例として好ましい実施の形態を表す添付の図面と関連した以下の説明により明らかになるであろう。図面の簡単な説明

図 1は、本発明のコンテンツ配信サーバの原理図である。

図 2は、コンテンツ配信システムの構成例を示す図である。

図 3は、カスタマがコンテンツ購入を行うためのコンテンツ購入画面を示す図である。

図 4は、コンテンツ価格割引率算出表を示す図である。

図 5は、ネットワーク使用率管理表を示す図である。

図 6は、コンテンッ価格情報を提示するためのコンテンッ購入画面を示す図である。

図 7は、ネットワーク使用率管理表の更新イメージを示す図である。

図 8は、予約情報管理表を示す図である。

図 9は、カス夕マ情報管理表を示す図である。

図 1 0は、動作シーケンスを示す図である。

図 1 1は、動作シーケンスを示す図である。図 1 2は、ネットワークリソース状態を示す図である。

図 1 3は、ネットワークリソース不足時の画面イメージを示す図である < 図 1 4は、予約情報管理表を示す図である。

図 1 5は、ペイバック募集画面を示す図である。

図 1 6は、交渉成立時のコンテンツ購入画面を示す図である。

図 1 7は、動作シーケンスを示す図である。

図 1 8は、動作シーケンスを示す図である。

図 1 9は、ディスカウントサービス通知ウィンドウを示す図である。

図 2 0は、ネットワークリソースの状態を示す図である。

図 2 1は、予約情報管理表を示す図である。

図 2 2は、動作シーケンスを示す図である。

図 2 3は、動作シーケンスを示す図である。発明を実施するための最良の形態

以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図 1は本発明のコンテンッ配信サーバの原理図である。コンテンツ配信サーバ 1 0は、ネットワーク 2 を介して、カスタマユーザが持つパソコン等のカスタマ端末装置（以下、カス夕マユーザ及びカス夕マ端末装置を含めて単にカスタマと呼ぶ） 3 1と接続し、力スタマ 3 1へコンテンツの配信サービスを行うサーバである。

ネトワークリソース管理部 1 1は、ネットワーク 2の現在から将来にわたつての使用状況（現在の使用状況及び使用予定状況）を含むネットワークリソースの管理を行う。コンテンツ価格算出部 1 2は、ネットワークリソースにもとづき、予約時刻に応じて、コンテンツ価格情報の算出を行う。コンテンツ価格情報とは、コンテンツの価格またはコンテンツ価格割引率を指し、さらにはカスタマ 3 1へ提示する際の、後述するコンテンツ価格割引率の時間分布のことも含める。配信要求受付部 1 3は、コンテンツ配信に関するユーザインタフェース全体の制御を行う。例えば、コンテンツ価格情報をカスタマ 3 1に提示し、カスタマ 3 1からのコンテンツ配信の予約要求を受け付ける。そして、希望の配信時刻に要求されたコンテンツを、コンテンツが格納されているコンテンツ D B (デ一夕べース） 1 5から抽出して、コンテンツの配信を行う。

予約要求処理部 1 4は、コンテンツ配信に必要なネットワークリソースの予約を行ってコンテンツ配信品質を確保し、予約情報を管理する。カス夕マ情報保持部 1 6は、課金の情報を含むカス夕マ情報を保持する。

特定時刻割引実行部 1 7は、ネットワークリソースを周期的に参照して、空き時間である特定時刻を検出し、ネットワークリソースに追加のコンテンツ配信要求を受け付ける余地が存在する場合には、特定時刻でコンテンッ価格を割引するためのディスカウント広告通知要求を出力する。なお、各構^ ¾要素に対する詳細な動作については図 3以降で説明する。

次に本発明のシステム構成について説明する。図 2はコンテンツ配信システムの構成例を示す図である。コンテンツ配信システム 1は、カス夕マ 3 1〜3 3とコンテンツ配信サーバ 1 0と、ネットワーク 2に接続するためのエッジノード（ルータ） 2 1、 2 2を有する。

エッジノード 2 1、 2 2は、ネットワーク 2の網端に設置される。エッジノ一ド 2 1は、カスタマ 3 1〜3 3の回線を収容し、エッジノード 2 2は、コンテンッ配信サーバ 1 0の回線を収容する。

ネットワーク 2は、例えば、 M P L S (Multi Protocol Label Switching)ネットワークであり、エッジノード 2 1、 2 2間は、 A D S L等の高速回線で直結される。また、コンテンツ配信サ一バ 1 0とエッジノード 2 2の間は、複数のカスタマがコンテンツ配信サーバ 1 0に同時にアクセス可能なように、ギガビットィ —サネット（Ethernet は登録商標）などの十分に高速な回線で接続されている。カスタマ 3 1〜3 3を収容するエッジノード 2 1と、コンテンツ配信サーバ 1 0を収容するエッジノード 2 2との間には、コンテンツを配信するための L S P (Label Switched Paths)が設定され、特にコンテンツ配信の品質保証を実現するために、 C R— L D P (Constraint- Based Label Distribution Protocol)により C R— L S Pが設定される。この C R— L S Pにより、エッジノード間には指定した帯域を保証するパスの設定が可能となる。なお、エッジノ一ド 2 1、 2 2の機能は、カス夕マ側及びコンテンツ配信サーバ 1 0側それぞれの装置に含まれる構成でもよい。次に本発明の動作として、カスタマ 31に対してサービスに必要なネットヮ一クリソースを確保した上で予約を受け付けて、コンテンッ配信を行う際の第 1の実施の形態について詳しく説明する。

なお、以降では、図 2で上述したシステム構成上で動作するものとする。具体的には、 C R— L S Pを最大 1 0 0 M b p s使用可能とし、 ATM (Asynchronous Transfer Mode) を用いた M P L S転送を実現するものとする。また、 CR— LSPは、ビデオ配信を行うに当たって十分な品質（低遅延で揺らぎが小さい）を提供できる CBR (Constant Bit Rate) や RT— VBR (Real- Time Variable Bit Rate) によるものとする。

図 3はカス夕マ 31がコンテンツ購入を行うためのコンテンツ購入画面を示す図である。カスタマ 31は、例えば、映画の視聴を行いたい場合、自身の保有する PCのブラウザからコンテンツ配信業者の映画購入 URLを指定して、コンテンッ購入画面 300— 1を表示する。

コンテンッ購入画面 300— 1において、「タイトル」の右側の入力欄 301 に、配信を受けたいコンテンツ名（図では映画のタイトル名として "a a a" ) を入力し、検索ポタン 302を押下することにより、コンテンツ名を含むコンテンッ配信要求が、配信要求受付部 13に送信される。なお、コンテンツ名を直接指定する上記の方法以外にも、プルダウンメニューからの選択、一覧からの選択、コンテンツ名の一部から複数の候補を抽出するなどの方法でもよい。

配信要求受付部 13は、カスタマ 31からのコンテンツ配信要求を受け付けると、コンテンツ価格算出部 12に対して、コンテンツ価格情報として、現在のコンテンッ価格割引率（コンテンツ価格そのものでもよい）の決定を依頼する。図 4はコンテンッ価格割引率算出表を示す図である。コンテンッ価格算出部 1 2は、コンテンツ価格割引率算出表 12 aを用いて、コンテンツ価格割引率を算出する。

コンテンツ価格割引率算出表 12 aは、縦軸がコンテンツ価格（％) 、横軸がパスの帯域使用率（％) である。図では例えば、帯域使用率が 0%ならばコンテンッの価格は 60%程度まで値引きされ、帯域使用率が 80%以上からは割引は実施されなくなつている（定価で配信する）。このようなコンテンツ価格割引率算出表 12 aを用いて、コンテンツ価格算出部 12は、コンテンツ価格情報である、コンテンツ配信の割引率または価格を決定する。

なお、コンテンツ価格割引率算出表 12 aを上述のパスの帯域使用率と価格との簡単な関数によるものでなく、さらにコンテンツ配信サーバ 10の CPU使用率を反映させたり、コンテンツのタイトルにより割引率を変動させたりして、コンテンッ価格情報を求めてもよい。

図 5はネットワーク使用率管理表を示す図である。ネットワークリソース管理部 11は、現在のネットワークリソースの使用状況及び現在以降の使用予定状況をネットワーク使用率管理表 1 l a (縦軸はネットワーク使用率 (%) 、横軸は時間）の形で管理している。なお、ここではネットワークリソースを、 CR— L S Pの帯域使用率と定義するが、その他に、コンテンツ配信サーバ 10の CPU 使用率やコンテンツの同時配信数などを考慮してもよい。

ここでは、 CR— L S P容量を 100Mb p sとしたので、図 5を参照すると、現在〜 0 ： 30 ： 10Mbp sまで、 0 ： 30〜1 ： 30 ： 35Mbp sまで、 1 : 30〜 2 : 30 : 65Mbp sまで、 2 ： 30〜： 85Mbp sまで、の要求追加を許容できると判断し、逆に上記を超える帯域の追加は拒否する。例えば、現在〜 0 ： 30の間は、 1 OMbp sを超える帯域を所要するコンテンツ配信は許容できない。

コンテンツ価格算出部 12は、上述のコンテンツ価格割引率算出表 12 aとネットワーク使用率管理表 11 aにより、コンテンッ価格割引率の時間分布を作成し、配信要求受付部 13に返却する。

配信要求受付部 13は、コンテンツ価格算出部 12が作成したコンテンツ価格割引率の時間分布をカスタマ 31に提示し、カスタマ 31のコンテンツ購入に関する判断を促す。

図 6はコンテンツ価格情報を提示するためのコンテンツ購入画面を示す図である。コンテンツ購入画面 300— 2には、コンテンツのタイトル入力欄 301、コンテンツ価格グラフ 303、視聴開始時刻記入檷 304、視聴価格表示欄 30 5、予約ポタンとして〇Kポタン 306 a及び Cancelポタン 306 bが表示される。コンテンツ価格グラフ 3 0 3は、コンテンツ価格割引率の時間分布をコンテンッ価格に変換して表示したものである。図の例では現在から 5 ： 0 0までの分布を示しているが、スケール変更ポタン等を用意し、時間軸のスケールが変えられるなどの機能があってもよい。

カス夕マ 3 1は、コンテンツ価格グラフ 3 0 3の価格分布を参照して、視聴開始時刻記入欄 3 0 4に視聴開始希望時刻を入力する。視聴開始希望時刻を入力すると、視聴価格表示欄 3 0 5は、入力結果に応じて、視聴に必要なコンテンツ価格を画面に表示する（図では、 1 ： 3 0から視聴を開始すると視聴価格が 7 0 0 円と表示）。

カス夕マ 3 1は、視聴開始時刻と視聴価格に納得した上で、「予約しますか？」横の OKポタン 3 0 6 aまたは Cancelポタン 3 0 6 bを押す。 OKポタン 3 0 6 aが押下されたら、配信要求受付部 1 3にコンテンツ配信予約要求が送信される。なお、上記では "予約" という言葉を用いているが、予約する時刻が現在なら、コンテンツの視聴を即時に開始する。

カス夕マ 3 1からの配信予約要求を受信した配信要求受付部 1 3は、配信に必要な C R— L S P上の帯域を確保した後、図 5のネットワーク使用率管理表 1 1 aを更新する。

図 7はネットワーク使用率管理表 1 1 aの更新イメージを示す図である。ネットワーク使用率管理表 1 1 a— 1では、 1 ： 3 0から 4 ： 0 0までの 1 5 0分間にコンテンツ配信に 1 O M b p sだけ、使用帯域が増加したことを示している。図 8は予約情報管理表を示す図である。予約要求処理部 1 4は、予約情報管理表 1 4 aにカス夕マの予約時刻などの予約情報を保持する。予約情報管理表 1 4 aは、カス夕マ名、コンテンツのタイトル、開始時刻、放送時間、リソース情報の項目から構成される。例えば、カスタマ 3 1は、タイトル " a a a " のコンテンッを 1 : 3 0〜 4 : 0 0まで 1 0 M b p sを利用して視聴する予約情報が記載されている。

図 9はカスタマ情報管理表を示す図である。カスタマ情報保持部 1 6は、累積視聴率及びペイバック（PayBack) 属性の項目からなるカス夕マ情報管理表 1 6 aを保持する。累積視聴率は、図 6の画面上でカスタマが入力した視聴開始時刻によって決定した価格のことであり、課金のための情報として記録される。また、ペイパック属性とは、コンテンツ配信サービスのキャンセルを許容するか否かを示す属性であり、コンテンツ配信の予約時に設定されるものである。ぺィバック属性が "有" というのは、現在視聴中の自身へのコンテンツ配信が他ュ —ザの割り込み希望によりキャンセルされる可能性があることを示し（ただし、キャンセルを許容したカスタマには、キャンセル料が支払われる）、ペイバック属性が "無" というのは、自身へのコンテンツ配信がキャンセルされる可能性がないことを示す (キャンセルはしないことを示す) 。ペイバック属性に関連した詳細の動作については、第 2の実施の形態で後述する。

予約要求処理部 1 4は、周期的に自身が保持する予約情報管理表 1 4 aを参照し、コンテンツ配信時刻に該当するカスタマ 3 1を抽出する。そして、予約時刻には、ネットワークリソースの確保を行い、予約時刻であることを配信要求受付部 1 3へ通知する。配信要求受付部 1 3は、この通知を受けるとコンテンツ D B 1 5から該当のコンテンツを抽出してカスタマ 3 1へ配信する。

次にシーケンス図を用いて動作について説明する。図 1 0、図 1 1は動作シーケンスを示す図である。

〔S 1〕ネットワーク 2を介し、カスタマ 3 1は、コンテンツ配信サーバ 1 0

(配信要求受付部 1 3 ) に対してコンテンツ配信要求を送信する。

[ S 2〕配信要求受付部 1 3は、カス夕マ 3 1からの配信要求を受け付けると、コンテンッ価格情報取得要求をコンテンツ価格算出部 1 2に送信する。

〔S 3〕コンテンツ価格算出部 1 2は、ネットワークリソース使用状況取得要求をネットワークリソース管理部 1 1に送信する。

〔S 4〕ネットワークリソース管理部 1 1は、現在から将来にわたってのネットワークリソース使用状況（使用予定状況）をコンテンツ価格算出部 1 2に返却する。 ·

〔S 5〕コンテンツ価格算出部 1 2は、返却内容からコンテンツ価格またはコンテンッ割引率を算出する。

〔S 6〕コンテンツ価格算出部 1 2は、コンテンツ価格情報の内容を配信要求受付部 1 3へ返却する。〔S 7〕配信要求受付部 1 3は、ネットワーク 2を介して、カス夕マ 3 1にコンテンッ価格情報を提示する。

〔S 8〕カスタマ 3 1は、ネットワーク 2を介して、配信要求受付部 1 3に対して、コンテンツ配信予約要求を送信する。

〔S 9〕配信要求受付部 1 3は、予約要求処理部 1 4に予約要求を送信して、コンテンッ配信時刻とコンテンツ配信に必要なネットワークリソースの予約を実施する。

〔S 1 0〕予約要求処理部 1 4は、予約情報管理表 1 4 aに予約情報を書き込む。〔 S 1 1〕配信要求受付部 1 3は、ネットワークリソース管理部 1 1にネットヮークリソース更新要求を送信する。

〔S 1 2〕配信要求受付部 1 3は、カス夕マ情報の登録要求をカスタマ情報保持部 1 6へ送信する。

〔S 1 3〕ネットワークリソース管理部 1 1は、ネットワークリソース更新要求を受信すると、予約に対応するリソース使用状況及び使用予定を更新する。

〔S 1 4〕カスタマ情報保持部 1 6は、決定したコンテンツ価格または割引率を記録する（ペイバック属性も含む）。

〔S 1 5〕予約要求処理部 1 4は、自身が保持する予約情報管理表 1 4 aをスキヤンする。

C S 1 6 ) 予約要求処理部 1 4は、スキャン時に、配信の必要がある予約が存在した場合、配信要求受付部 1 3に通知する。

〔S 1 7〕配信要求受付部 1 3は、通知を受けると、コンテンツ D B 1 5にァクセスし、該当コンテンツをネットワーク 2を介してカスタマ 3 1に配信する。このように、本発明によれば、ネットワークリソースの輻輳している時間にァクセスできなかったカス夕マは、ネットワークリソースの空きの大きい時間にァクセスするようになる。

また、その際のコンテンツ配信の品質保証が可能になるため、ネットヮ一クリソース使用率向上による設備投資の回収度を向上させることができる。また、従来ならネットワークリソースの不足でサービス提供ができなかつたカスタマを獲得することができるので、収入増を図ることが可能になる。次にコンテンッ配信サービスのキヤンセルを許容するか否かのペイバック属性に関連した本発明の第 2の実施の形態について説明する。第 2の実施の形態で実施したいサービスは、次のような例である。

2 0 ： 0 0からサッカーの生中継がコンテンツとして提供されることになつていて、コンテンツ配信を予約するカスタマが殺到したとする。この場合、第 1の実施の形態の方法によると、各カスタマに対してサービスに必要なネットワークリソースを確保した上で予約を受け付けるため、ユーザ数に上限が生じることになる。例えば、パス容量が 1 0 O M b p sで、コンテンツの使用する帯域が 1コンテンッ当たり 1 M b p sだったとすると、最大 1 0 0人までしか C R— L S P 内に収容できない。

このとき、 1 0 0人に漏れたカスタマがどうしても中継を見たい場合、うまく予約できた 1 0 0人のいずれかと交渉して代わってもらうことが考えられ、この交渉の仲介を実施するのが第 2の実施の形態のサービスである。

上記の例にしたがって以降説明する。まず、カスタマ 3 1は、第 1の実施の形態と同様の手順で、 2 0 ： 0 0に配信開始で、サッカー中継の配信サービスを申し込む。配信要求受付部 1 3は、予約要求処理部 1 4に対して申し込みの予約を依頼する。

図 1 2はネットワークリソース状態を示す図である。縦軸は L S P使用率 (%) 、横軸は時間であり、ネットワークリソース管理部 1 1で管理されるネットヮ一クリソース状態を示している。

予約要求処理部 1 4は、ネットワークリソース管理部 1 1にネットワークリソ —スの使用状況を問い合わせた結果、 2 0 : 0 0からは図 1 2に示すようにパスの帯域が不足しており、該当サービスを受け付けられない状況であった場合、予約要求処理部 1 4は、配信要求受付部 1 3に対して、サービス受付不可の旨を通知する。

配信要求受付部 1 3はこの時、カスタマ 3 1に対してネットワークリソース不足時の画面イメージを表示する。図 1 3はネットワークリソース不足時の画面ィメージを示す図である。図の画面 3 1 0には、サービスが受け付けられない旨と、サービス配信中の他ユーザとの交代の交渉ができる旨が表示されている。カス夕マ 3 1は交渉を行う場合には〇Kポタン 3 1 1 aを、交渉を行わない場合は Cancelポタン 3 1 1 bを押下する。

カスタマ 3 1が交渉を希望すると、配信要求受付部 1 3は予約要求処理部 1 4 に問い合わせる。図 1 4は予約情報管理表を示す図である。予約要求処理部 1 4 は、予約情報管理表 1 4 a— 1を参照して、交代してもらうカスタマの候補を抽出する。

図に示すような予約状況であると、サッカー中継が 3時間あるとして、カス夕マ 3 1が交渉する相手としては、カスタマ 3 3、 3 4、 3 6が対象である。さらに、これらのカスタマ 3 3、 3 4、 3 6は、キャンセル問い合わせを許容するかどうかのペイバック属性も、カスタマ情報保持部 1 6内のカス夕マ情報管理表 1 6 aに保持しておき、問い合わせを実施するかどうかの判断に用いる。

ここで、カスタマ 3 3、 3 4 , 3 6のうち、カスタマ情報管理表 1 6 aのペイバック属性が "有" と記録されている者がカスタマ 3 3であったとする。すると、配信要求受付部 1 3は、抽出したカスタマ 3 3の画面上に、ペイバック募集画面を表示する。

図 1 5はペイバック募集画面を示す図である'。ペイバック募集画面 3 2 0には、右下のようなポップアップウィンドウ 3 2 1が表示され、交渉内容が示される。カスタマ 3 3が了承する場合には了承ポタン 3 2 1 aを、拒否する場合には拒否ポタン 3 2 1 bを押下する。カス夕マ 3 3が了承したとすると、配信要求受付部 1 3は、交渉成立時のコンテンツ購入画面をカスタマ 3 1に対して表示する。図 1 6は交渉成立時のコンテンツ購入画面を示す図である。配信要求受付部 1 3は、図で示すようなコンテンツ購入画面 3 0 0— 3をカスタマ 3 1に提示すると共に（画面には、あらたに割増料金 3 0 7が示されている）、予約要求処理部 1 4に依頼してカスタマ 3 3への配信サービスあるいは予約を停止し、カスタマ 3 1へのサービスを予約あるいは配信サービスの開始を実施する。さらに、カスタマ情報保持部 1 6は、課金に必要な情報をカスタマ情報管理表 1 6 aに記録する。

次にシーケンス図を用いて動作について説明する。図 1 7、図 1 8は動作シーケンスを示す図である。カスタマ情報保持部 1 6には、配信要求受付部 1 3を介して、あらかじめサービス停止を許容するかどうかの属性の設定を、カスタマ 3 3によりネットワーク 2を介して設定させておく。

〔S 2 1〕カスタマ 3 3は、キャンセル情報（ペイバック属性情報）を含む予約を配信要求受付部 1 3へ送信する。

C S 2 2 ) 配信要求受付部 1 3は、キャンセル情報をカス夕マ情報保持部 1 6へ送信する。

〔S 2 3〕カス夕マ情報保持部 1 6は、カス夕マ情報（ペイバック属性 "有" ）をカス夕マ情報管理表 1 6 aに登録する。

〔S 2 4〕カスタマ 3 1は、コンテンツ配信要求を配信要求受付部 1 3へ送信する。

C S 2 5 ) 配信要求受付部 1 3は、予約要求処理部 1 4へコンテンツ配信予約情報取得要求を送信する。

〔S 2 6〕予約要求処理部 1 4は、予約情報を配信要求受付部 1 3へ返却する。 C S 2 7 ] 配信要求受付部 1 3は、配信要求の受付判断を行う。すなわち、カスタマ 3 1の配信要求が受付可能かどうかを判断する。ここではカス夕マ 3 1の受付を不可と判断する。

〔S 2 8〕配信要求受付部 1 3は、カス夕マ情報取得要求をカスタマ情報保持部 1 6へ送信する。

〔S 2 9〕カス夕マ情報保持部 1 6は、指定のカスタマ情報を取得して、指定力ス夕マ情報を返却する。すなわち、カスタマ 3 1と視聴を交代可能なカスタマ情報を返却する。

〔S 3 0〕配信要求受付部 1 3は、予約済みのカス夕マ内でキャンセル〇K (ぺィバック属性が "有"）の者を検索して、サービスの停止を許容できるカスタマが存在するかどうかをチェックする。

〔S 3 1〕配信要求受付部 1 3は、カスタマ情報から抽出した複数のカス夕マに対して、サービス停止許容許可を打診する。また、同時に打診したカス夕マからの応答がない場合に備え、タイマをスタートする。一定時間応答がなかった場合は、カス夕マ 3 1へサービス不可の旨を伝える。なお、ここでは、カス夕マ 3 3 から、キャンセルしてもよいという応答があったものとする。〔S 32〕配信要求受付部 13は、予約停止を許容して、カスタマ 33の予約の解除を認識する。

〔S 33〕配信要求受付部 13は、カスタマ 33の予約解除要求とカスタマ 31 の予約要求を行う。

〔S34〕予約要求処理部 14は、カスタマ 33の予約を解除し、カス夕マ 31 の予約を行う。

CS 35〕配信要求受付部 13は、キャンセル料金割増料金算出要求をコンテンッ価格算出部 12へ送信する。

CS 36〕コンテンツ価格算出部 12は、料金内容を配信要求受付部 13,へ返却する。

CS 37〕配信要求受付部 13は、コンテンツ価格算出部 12であらたに算出された料金をカスタマ情報保持部 16へ設定する。

〔S38〕カスタマ情報保持部 16は、受信した料金情報をカスタマ情報管理表 16 aに記録する。

[S 39〕予約要求処理部 14は、自身が保持する予約情報管理表 14 aをスキヤンする。

CS40] 予約要求処理部 14は、スキャン時に、配信の必要がある予約が存在した場合、配信要求受付部 13に通知する。

〔S41〕配信要求受付部 13は、通知を受けると、コンテンツ DB 15にァクセスし、該当コンテンツをネットワーク 2を介してカス夕マ 31に配信する。このようにして、本発明では、視聴をより強く希望するカスタマと譲渡するカス夕マとの仲介を効率よく実施することにより、マージンの獲得が可能になる。

次にネットワークリソ一スが空いている特定時刻を検出し、特定時刻でコンテンッ価格を割引する旨の広告を行う本発明の第 3の実施の形態について説明する。第 3の実施の形態で実施したいサービスは、次のような例である。

14： 00頃から 1時間以上、ネットワークの使用率が 30%程度しかなく、 13： 50頃になっても、コンテンツ視聴の予約が入らず、該当ネットワークリソースが使用される見込みがなかったとする。この時、ネットワークリソースの空きを有効に利用するために、複数のカスタマに対して、 14： 00から 1時間をディスカウントする旨を通知する。通知されたカスタマが視聴を希望する場合、ディスカウント視聴を申し込み、コンテンツ配信サービスを開始するというものである。

上記の例にしたがって以降説明する。特定時刻割引実行部 1 7は、ネットヮ一クリソース管理部 1 1に周期的に問い合わせを行い、ネットワークリソース（ここでは C R— L S Pの帯域)の空き状況をモニタする。

特定時刻割引実行部 1 7が、ある一定時間（1時間とする)以上、ネットワークリソース使用率がしきい値 (ここでは 5 0 %)以下の状態が継続することを検出すると、配信要求受付部 1 3に依頼して複数のカスタマの画面上にディスカウントサービス通知ウィンドウを表示する。

図 1 9はディスカウントサービス通知ウィンドウを示す図である。画面 3 3 0 には、 1 4 ： 0 0から 1時間の間、ディスカウントを行う旨が表示されている。また、カスタマはこのサ一ビスに申し込む場合には「申し込む」ポタン 3 3 1 a を、申し込まない場合は Cancelポタン 3 3 1 bを押下する。

図 2 0はネットワークリソースの状態を示す図である。縦軸は L S P使用率 (%) 、横軸は時間であり、ネットワークリソース管理部 1 1で管理されるネットワークリソース状態を示している。図で示すリソ一ス状態の場合、少なくとも

1 4 : 0 0から 1時間はしきい値 5 0 %を下回るので、この時間帯をデイスカウント対象とする。なお、ここでは、特定時刻割弓 I実行部 1 7がディスカウントを実行する判断に、一定時間の空きとネットワークリソース使用率とに対するしきい値を用いたが、他の方法によってもよい。

また、カスタマへの通知は、メッセンジャなどのソフトウェアを使用することも可能であり、方法は問わない。さらに、通知するカス夕マの抽出には、カス夕マ情報保持部 1 6が保持しているカス夕マ情報にしたがって抽出する方法や、配信サ一ビスを現在行っているカス夕マを予約要求処理部 1 4に問い合わせて抽出する方法など、任意の方法で構わない。

一方、ディスカウントを受けたいカスタマが、図 1 9の「申し込む」ポタン 3 3 1 aを押下すると、配信要求受付部 1 3は、予約要求処理部 1 4に予約を依頼し、カスタマ情報保持部 1 6は、該当カス夕マに対して、 1時間の間、コンテンッ料金を割引する旨を記録する。

図 2 1は予約情報管理表を示す図である。予約情報管理表 1 4 a— 2には、あらたに「ディスカウント率」攔が追加されている。ここでは、コンテンツの基本料金に対して一律何％の割引にするかを示している。

このように、ディスカウント対象のカス夕マから配信要求を受けた場合、配信要求受付部 1 3はカスタマ情報保持部 1 6のディスカウント情報を参照して、コンテンッ価格算出部 1 2にディスカウント情報を渡し、該当カスタマのコンテンッ配信に対するコンテンツ価格を決定する。なお、配信要求受信から配信までの動作は、本価格決定動作以外は、第 1の実施の形態と同様の動作を行う。

次にシーケンス図を用いて動作について説明する。図 2 2、図 2 3は動作シーケンスを示す図である。

〔S 5 1〕特定時刻割引実行部 1 7は、ネッ卜ワークリソース管理部 1 1を定期的に参照し（ステップ S 5 2、 5 3のように）、ネットワークリソースの空きをチェックする。

〔 S 5 2〕特定時刻割引実行部 1 7は、ネットワークリソース使用予定情報取得要求をネットワークリソース管理部 1 1に送信する。

〔S 5 3〕ネットワークリソース管理部 1 1は、ネットワークリソース使用予定情報を返却する。

〔S 5 4〕特定時刻割引実行部 1 7は、ネットワークリソースの空き時刻を見つけると、ディスカウント広告通知要求を配信要求受付部 1 3へ送信する。

〔S 5 5〕配信要求受付部 1 3は、ディスカウント率取得要求をコンテンツ価格算出部 1 2へ送信する。このように、広告依頼を受けた配信要求受付部 1 3は、コンテンツ価格算出部 1 2に問い合わせて、ネットワークリソースの空きに対するディスカウント率の取得を行う。

〔S 5 6〕コンテンツ価格算出部 1 2は、ディスカウント率を配信要求受付部 1 3へ通知する。

C S 5 7 ] 配信要求受付部 1 3は、ディスカウント広告表示を行う。

〔S 5 8〕ディスカウント広告を受信した複数のカスタマのうち、デイスカウントを希望するカスタマ 3 1は、配信要求受付部 1 3にディスカウントを申し込む。〔S 5 9〕配信要求受付部 1 3は、予約要求処理部 1 4へディスカウント予約要求を送信する。

〔 S 6 0〕予約要求処理部 1 4は、予約情報管理表 1 4 a— 2に予約情報の書き込みを行う。

〔S 6 1〕配信要求受付部 1 3は、ディスカウント予約情報設定要求をカス夕マ情報保持部 1 6へ送信する。

〔S 6 2〕カスタマ情報保持部 1 6は、カスタマ情報管理表 1 6 aにカスタマ情報（ディスカウント要求情報）を記録する。

〔 S 6 3〕予約要求処理部 1 4は、自身が保持する予約情報管理表 1 4 a— 2をスキャンする。

〔S 6 4〕予約要求処理部 1 4は、スキャン時に、配信の必要がある予約が存在した場合、配信要求受付部 1 3に通知する。

〔S 6 5〕配信要求受付部 1 3は、通知を受けると、コンテンツ D B 1 5にァクセスし、ディスカウント対象のコンテンツをネッ 1、ワーク 2を介してカス夕マ 3 1に配信する。このように、本発明によれば、本来無！:に空いていたネットヮークリソースを用いてコンテンツ配信を実施することができるので、カスタマから対価を徴収することが可能になる。

以上説明したように、本発明によれば、カスタマのアクセスする時刻がネットワークリソースの空きの大きい時間に移動することにより、ネットワークの使用効率が平滑化される。同時に、カス夕マは、同じコンテンツについて、より安い料金でサービスを受けることが可能となる。

また、予約によってコンテンツ配信時刻において使用するネットヮ一クリソ一ス量が算出可能であるため、カスタマがコンテンツ配信に必要なネットワークリソースを確保し、カスタマに快適なコンテンツ配信を提供することが可能となる。さらに、ネットワークリソース輻輳時においてもカスタマの予約により視聴契約を成立できるため、ビジネスチャンスの喪失を防ぐ効果もある。

一方、特定時刻にコンテンツ配信を強く希望するカスタマに対して、コンテンッ配信に必要なネットワークリソ一ス量を確保しながら、コンテンツ配信サービスを提供することができる。また、コンテンツ配信を強く希望するカスタマにネットワークリソースを讓渡したカスタマは、コンテンツ視聴を中断することにより、ペイバックを受けることが可能になる。

さらに、ネットワークリソースの空きを検出して積極的にカスタマに対してネットワークリソースの使用を促すため、ネットワークリソースの空きが解消され、より効率的なネットワーク運用が可能になる。また、カスタマは、コンテンツサ —ビスの割引を受けることが可能になる。

以上説明したように、本発明のコンテンツ配信サーバは、現在から将来にわたつての使用状況を含むネットワークリソースにもとづき、コンテンッ価格情報を求めてカス夕マに提示し、カス夕マからのコンテンツ配信の予約要求を受け付ける。そして、コンテンツ配信に必要なネットワークリソースの予約を行って、コンテンッ配信を行う構成とした。これにより、ネットワークを有効に活用して、コンテンッ配信のサービス品質及び運用効率の向上を図ることが可能になる。上記については単に本発明の原理を示すものである。さらに、多数の変形、変更が当業者にとって可能であり、本発明は上記に示し、説明した正確な構成および応用例に限定されるものではなく、対応するすべての変形例および均等物は、添付の請求項およびその均等物による本発明の範囲とみなされる。

Claims

請求の範囲

1 . ネットヮ一クを用いてコンテンツの配信を行うコンテンツ配信サーバにおいて、

ネットワークの現在から将来にわたっての使用状況を含むネットワークリソ一スの管理を行うネットワークリソース管理部と、

ネットワークリソースにもとづき、コンテンツ価格情報として、コンテンツの価格または割引率の算出を行うコンテンツ価格算出部と、

コンテンツ配信に関するユーザインタフェース全体の制御を行い、前記コンテンッ価格情報をカスタマに提示し、カスタマからのコンテンツ配信の予約要求を受け付けて、希望の配信時刻に要求されたコンテンツの配信を行う配信要求受付部と、

コンテンツ配信に必要なネットワークリソースの予約を行い、予約情報を管理する予約要求処理部と、

課金の情報を含むカス夕マ情報を保持するカス夕マ情報保持部と、

を有することを特徴とするコンテンッ配信サーバ。

2 . 前記カス夕マ情報保持部は、前記カスタマ情報として、コンテンツ配信サ

—ビスのキャンセルを許容するか否かのペイバック属性情報を含み、前記配信要求受付部は、第 1のカス夕マからの配信要求時に、第 1のカスタマが希望する時刻にネットワークリソースが不足しているが前記時刻に配信要求がある場合、前記ペイバック属性情報にもとづいて、第 2のカス夕マと交渉し、第 2のカス夕マの配信予約をキャンセルして、第 1のカスタマへのコンテンツ配信を行うことを特徴とする請求の範囲第 1項記載のコンテンッ配信サーバ。

3 . ネットワークリソースを周期的に参照して、ネットワークリソースが空いている特定時刻を検出し、ネットワークリソースに追加のコンテンツ配信要求を受け付ける余地が存在する場合、前記特定時刻でコンテンッ価格を割引するための割引広告通知要求を出力する特定時刻割引実行部をさらに有し、前記配信要求受付部は、前記割引広告通知要求を受信し、カスタマに対して、前記特定時刻でコンテンッ価格を割引する旨の広告を行つて、前記特定時刻での申し込みを受け付けることを特徴とする請求の範囲第 1項記載のコンテンツ配信サーバ。

4. ネットワークを用いてコンテンツの配信を行うコンテンツ配信システムにおいて、

コンテンツの配信要求を行うカス夕マ端末装置と、

ネットワークの現在から将来にわたっての使用状況を含むネットワークリソースの管理を行うネットヮ一クリソース管理部と、ネットワークリソースにもとづき、コンテンツ価格情報として、コンテンツの価格または割引率の算出を行うコンテンッ価格算出部と、コンテンツ配信に関するユーザィンタフェース全体の制御を行い、前記コンテンツ価格情報をカスタマに提示し、カスタマからのコンテンッ配信の予約要求を受け付けて、希望の配信時刻に要求されたコンテンツの配信を行う配信要求受付部と、コンテンツ配信に必要なネットワークリソースの予約を行い、予約情報を管理する予約要求処理部と、課金の情報を含むカスタマ情報を保持するカスタマ情報保持部と、力構成されるコンテンツ配信サーバと、ネットヮ一クのエッジに設置され、前記カス夕マ端末装置または前記コンテンッ配信サーバの回線を収容するェッジノードと、

を有することを特徴とするコンテンツ配信システム。

5 . 前記カス夕マ情報保持部は、前記カスタマ情報として、コンテンツ配信サ一ビスのキャンセルを許容するか否かのペイバック属性情報を含み、前記配信要求受付部は、第 1のカス夕マからの配信要求時に、第 1のカスタマが希望する時刻にネットワークリソースが不足しているが前記時刻に配信要求がある場合、前記ペイバック属性情報にもとづいて、第 2のカスタマと交渉し、第 2のカスタマの配信予約をキャンセルして、第 1のカスタマへのコンテンツ配信を行うことを特徴とする請求の範囲第 4項記載のコンテンツ配信システム。

6 . ネットワークリソースを周期的に参照して、ネットワークリソースが空いている特定時刻を検出し、ネットワークリソースに追加のコンテンツ配信要求を受け付ける余地が存在する場合、前記特定時刻でコンテンッ価格を割引するための割弓 I広告通知要求を出力する特定時刻割引実行部をさらに有し、前記配信要求受付部は、前記割引広告通知要求を受信し、カスタマに対して、前記特定時刻でコンテンツ価格を割引する旨の広告を行って、前記特定時刻での申し込みを受け付けることを特徴とする請求の範囲第 4項記載のコンテンツ配信システム。

7 . ネットワークを用いてコンテンツの配信を行うコンテンツ配信方法において、

ネットワークの現在から将来にわたっての使用状況を含むネットワークリソ一スを管理し、

カス夕マへのコンテンツ配信時のネットワークリソースに応じて、コンテンツ価格情報として、コンテンツの価格または割引率をカスタマと交渉の上決定し、決定したコンテンッ価格情報を記録し、

コンテンツ配信時刻におけるネットワークリソースを必要時間予約し、予約時刻にカスタマにコンテンツを配信することを特徴とするコンテンツ配信方法。

8 . 第 1のカスタマからの配信要求時に、第 1のカスタマが希望する時刻にネットワークリソースが不足しているが前記時刻に配信要求がある場合、コンテンッ配信サービスのキヤンセルを許容するか否かのペイバック属性情報にもとづいて、第 2のカスタマと交渉し、第 2のカス夕マの配信予約をキャンセルして、第 2のカスタマにはキャンセル料を支払い、第 1のカス夕マから割増料金を徴収の上、第 1のカスタマへのコンテンツ配信を行うことを特徴とする請求の範囲第 7 項記載のコンテンツ配信方法。

9 . ネットワークリソースを周期的に参照して、ネットワークリソースが空いている特定時刻を検出し、ネットワークリソースに追加のコンテンツ配信要求を受け付ける余地が存在する場合、カスタマに対して、前記特定時刻でコンテンツ価格を割引する旨の広告を行って、前記特定時刻での申し込みを受け付けることを特徴とする請求の範囲第 7項記載のコンテンツ配信方法。