WO2003105519A1 - サーバ、移動通信システム、位置情報管理方法、無線基地局、移動局、移動通信システムにおける呼び出し方法及び移動通信方法 - Google Patents

サーバ、移動通信システム、位置情報管理方法、無線基地局、移動局、移動通信システムにおける呼び出し方法及び移動通信方法 Download PDF

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Abstract

時間とともに変化する移動局の状態に応じて移動局の位置情報管理を円滑に行うことを目的とする。移動局においてパケット送受信がないままスリープ状態判断タイマがタイムアウトしたことで通知される当該移動局からのスリープ状態への遷移通知に基づき、当該移動局がスリープ状態に遷移したと判断され、リンクレイヤでの制御処理が実行される(S12)(移動局がセルを移行する場合もリンクレイヤでの制御処理)。その後、移動局においてパケット送受信がないままアイドル状態判断タイマがタイムアウトしたことで通知される当該移動局からのアイドル状態への遷移通知に基づき、当該移動局がアイドル状態に遷移したと判断され、ネットワークレイヤでの制御処理が実行される(S14)(移動局が位置登録エリアを変更する場合もネットワークレイヤでの制御処理)。このように、移動局にてパケット送受信が行われない期間に応じた移動局の状態に基づく制御処理が実行される。

Description

明糸田書
サーバ、 移動通信システム、 位置情報管理方法、 無線基地局、 移動局、 移動通信 システムにおける呼び出し方法及び移動通信方法 技術分野
本発明は、 サーバ、 移動通信システム、 位置情報管理方法、 無線基地局、 移動 局、 移動通信システムにおける呼び出し方法及び移動通信方法に関する。
背景技術
W e bブラウジングのようなパケット通信モデルを想定した場合、 当該パケッ ト通信モデノレには、 移動局がパケットを連続的にダウンロードする期間と、 ダウ ンロード後に移動局がページを閲覧する期間 (ページ閲覧期間) の 2つの期間が ある。 この特徴に着目し、 ページ閲覧期間において無線基地局から送出される制 御信号を移動局にて間欠的に受信させることによりバッテリーセービングを行う 技術が、 「IN2001- 198 マルチメディア無線パケット通信における適応バッテリー セービング制御方式(電子情報通信学会および情報ネットワーク研究会、 2002年 3月発行)」 において提案されている。 この技術では、 ページ閲覧期間中に移動局 がパッテリーセ一ビングを行う状態を 「バッテリーセービングモード」 として新 規に定義している。
一方、 パケット通信の通信形態に応じて、 当該パケットが許容できる遅延時間 が規定されている。 このため、 規定された許容遅延時間に応じて、 移動局がバッ テリーセービングモードへ移行するタイミング及び移動局が制御信号を間欠受信 する周期が設定される。
し力 し、 上述した従来技術では、 大別してバッテリーセ^"ビングモードとアイ ドルモードの 2つの待ち受け状態が存在する。 これらを従来の移動通信システム が実装する場合、 従来の移動通信システムには、 大別して通信状態と待ち受け状 態の 2つの状態しかなく、 待ち受け状態も 1種類しか無いため、 位置情報管理サ ーバは、 通信状態と待ち受け状態のうち何れか一方の状態での移動局の位置情報 管理 (移動管理) しか出来なかった。
また、 位置情報管理サーバが同一レイヤにおいて複数の異なる待ち受け状態の 移動局の位置情報管理を行うための構成を実装出来たとしても、 位置情報管理サ ーバは、 当該複数の待ち受け状態に対応して位置登録エリアを 2重に管理する必 要が生じ、 位置情報管理サーバの負担が過大になってしまう。
本発明は、 上記課題を解決するために成されたものであり、 時間とともに変化 する移動局の複数の状態において移動局の位置情報管理を円滑に行うことができ るサーバ、 移動通信システム、 位置情報管理方法、 無線基地局、 移動局、 移動通 信システムにおける呼び出し方法及び移動通信方法を提供することを目的とする。 発明の開示
上記目的を達成するために、 本発明に係るサーバは、 複数の移動局と、 網に接 続された複数の無線基地局と共に移動通信システムを構成し、前記網に接続され、 前記無線基地局が形成するセルの集合により形成される呼び出しェリァ及び前記 移動局の位置情報を管理するサーバであって、 前記移動局の状態として、 スリー プ状態又はアイ ドル状態を含む複数の状態の中から、 前記セル内で当該移動局と 無線基地局との間でパケット送受信が行われない期間に応じた状態を判断する判 断手段と、 前記判断で得られた状態に応じて、 当該移動局の呼出周期と当該移動 局による間欠受信の受信タイミングの両方又は一方を当該移動局に対し設定する 設定手段とを備えたことを特徴とする。
また、 本発明に係る移動通信システムは、 複数の移動局と、 網に接続された複 数の無線基地局と、 前記網に接続され、 前記無線基地局が形成するセルの集合に より形成される呼び出しエリア及ぴ前記移動局の位置情報を管理するサーバとを 含んで構成される移動通信システムであって、 前記サーバが、 前記移動局の状態 として、 スリープ状態又はアイ ドル状態を含む複数の状態の中から、 前記セル内 で当該移動局と無線基地局との間でパケット送受信が行われない期間に応じた状 態を判断する判断手段と、 前記判断で得られた状態に応じて、 当該移動局の呼出 周期と当該移動局による間欠受信の受信タイミングの両方又は一方を当該移動局 に対し設定する設定手段とを備えたことを特徴とする。 '
更に、 本発明に係る位置情報管理方法は、 複数の移動局と、 網に接続された複 数の無線基地局と共に移動通信システムを構成し、 前記網に接続され、 前記無線 基地局が形成するセルの集合により形成される呼び出しエリア及び前記移動局の 位置情報を管理するサーバ、 における位置情報管理方法であって、 前記移動局の 状態として、 スリープ状態又はアイドル状態を含む複数の状態の中から、 前記セ ル内で当該移動局と無線基地局との間でバケツト送受信が行われない期間に応じ た状態を判断し、 前記判断で得られた状態に応じて、 当該移動局の呼出周期と当 該移動局による間欠受信の受信タイミングの両方又は一方を当該移動局に対し設 定することを特徴とする。
これらの発明によれば、 サーバは、 移動局の状態として、 スリープ状態又はァ ィドル状態を含む複数の状態の中から、 前記セル内で当該移動局と無線基地局と の間でバケツト送受信が行われない期間に応じた状態を判断し、 前記判断で得ら れた状態に応じて、 当該移動局の呼出周期と当該移動局による間欠受信の受信タ ィミングの両方又は一方を当該移動局に対し設定するため、 時間とともに変化す る移動局の複数の状態に応じて、 移動局の位置情報管理を円滑に行うことができ る。
なお、 上記のサーバは、 各々の呼び出しエリアに在圏している前記状態に移行 した移動局の数と、 前記各々の呼び出しエリア内で呼び出しチャネルの各々の受 信タイミングでの着信トラヒックの両方又は一方を測定し、 当該測定値を保持す る測定保持手段を更に備え、 設定手段は、 判断手段により移動局の状態がスリー プ状態であると判断された場合に、 前記保持された測定値に応じて、 当該移動局 の呼出周期と当該移動局による間欠受信の受信タイミングの両方又は一方を当該 移動局に対し設定する構成とすることが望ましい。
更に、 上記のサーバは、 移動局が位置登録している位置登録エリアを変更した ことを検出するエリア変更検出手段と、 前記エリア変更検出手段により前記移動 局が前記位置登録ェリァを変更したことを検出した場合、 前記移動局の呼出信号 を受信するタイミング毎に分けられた複数の着信群の中から、 所定の情報に基づ いて一の着信群を選択し、 選択された着信群を当該移動局に割り当てる着信群割 当制御手段とを更に備えた構成とすることが望ましい。
例えば、本発明に係るサーバは、図 3 0に示すように構成することが望ましい。 即ち、 サーバ 9 0は、 上記の判断手段 9 1と設定手段 9 2とを含んで構成され、 判断手段 9 1が、 移動局の状態として、 スリープ状態又はアイドル状態を含む複 数の状態の中から、 セル内で当該移動局と無線基地局との間でバケツト送受信が 行われない期間に応じた状態を判断し、 設定手段 9 2が、 当該判断で得られた状 態に応じて、 当該移動局の呼出周期と当該移動局による間欠受信の受信タィミン グの両方又は一方を当該移動局に対し設定する。
このとき、 サーバ 9 0は、 更に、 各々の呼び出しエリアに在圏している状態に 移行した移動局の数と、 各々の呼び出しエリア内で呼び出しチャネルの各々の受 信タイミングでの着信トラヒックの両方又は一方を測定し、 当該測定値を保持す る測定保持手段 9 3を更に備え、 設定手段 9 2が、 移動局の状態がスリープ状態 であると判断された場合に、測定保持手段 9 1により保持された測定 :に応じて、 当該移動局の呼出周期と当該移動局による間欠受信の受信タイミングの両方又は 一方を当該移動局に対し設定する構成とすることが望ましい。
また、 サーバ 9 0は、 エリァ変更検出手段 9 4と着信群割当制御手段 9 5とを 更に備え、 エリア変更検出手段 9 4によって移動局が位置登録している位置登録 エリアを変更したことが検出されると、 着信群割当制御手段 9 5が、 移動局の呼 出信号を受信するタイミング毎に分けられた複数の着信群の中から、 所定の情報 に基づいて一の着信群を選択し、 選択された着信群を当該移動局に割り当てる構 成とすることが望ましい。
なお、 上記のようなサーバ 9 0と同様の構成を基地局 8 0に備えても良い (伹 し、 基地局 8 0のエリアはただ一つなので、 基地局 8 0はエリア変更検出手段 9 4に相当する構成を含まない) 。 この場合、 例えば、 リンクレイヤでの制御を基 地局 8 0が、 ネットワークレイヤでの制御をサーバ 9 0が、 それぞれ分担して実 行することができる。
ところで、移動局の状態がスリープ状態であると判断された場合の制御に関し、 以下のような発明が挙げられる。
上記目的を達成するために、本発明に係る移動通信システムの呼び出し方法は、 無線基地局と、 前記無線基地局が形成するセル内で当該無線基地局とパケットの 送受信を行うことが可能な複数の移動局とを含んで構成され、 前記移動局が、 パ ケットの送受信が予め定められた期間行われない場合、 前記無線基地局からの信 号を周期的に受信するスリープモードへ移行し、 前記無線基地局が、 前記移動局 を指定してバケツト到着を通知すること又は前記スリープモードに移行している 移動局宛ての着バケツトを送信することが可能な呼び出しチャネルを備え、 当該 呼び出しチヤネルを所定の周期で間欠送信することが可能とされている移動通信 システムにおける呼び出し方法であって、 前記スリープモードには、 前記パケッ トの送受信が行われない期間に応じた複数のスリープ状態が存在し、 各スリープ 状態に対応する呼び出し周期及び前記移動局が間欠受信を行う受信タイミングが 設定可能とされており、 前記無線基地局は、 所定の場合に、 前記セル内に存在す るスリープモードに移行している移動局の数と前記呼び出しチャネルの呼び出し トラヒックの両方又は一方に応じて、 前記移動局に対し、 呼び出し周期と受信タ イミングの両方又は一方の変更を指示し、 前記移動局は、 当該変更指示に基づく 呼び出し周期及び受信タイミングにて間欠受信を行うことを特徴とする。
上記の移動通信システムの呼び出し方法に係る発明は、 以下のように移動通信 システムに係る発明としても記述することができる。 即ち、 本発明に係る移動通 信システムは、 無線基地局と、 前記無線基地局が形成するセル内で当該無線基地 局とパケットの送受信を行うことが可能な複数の移動局とを含んで構成され、 前 記移動局が、 パケットの送受信が予め定められた期間行われない場合、 前記無線 基地局からの信号を周期的に受信するスリープモードへ移行し、 前記無線基地局 力 前記移動局を指定してバケツト到着を通知すること又は前記スリープモード に移行している移動局宛ての着パケットを送信することが可能な呼び出しチヤネ ルを備え、 当該呼び出しチャネルを所定の周期で間欠送信することが可能とされ ている移動通信システムであって、 前記スリープモードには、 前記パケッ トの送 受信が行われない期間に応じた複数のスリープ状態が存在し、 各スリープ状態に 対応する呼び出し周期及び前記移動局が間欠受信を行う受信タイミングが設定可 能とされており、 前記無線基地局は、 前記セル内に存在するスリープモードに移 行している移動局の数と前記呼び出しチャネルの呼び出しトラヒックの両方又は 一方を測定し、 該測定値を保持する測定保持手段と、 所定の場合に、 前記保持さ れた測定値に応じて、 前記移動局に対し、 呼び出し周期と受信タイミングの両方 又は一方の変更を指示する変更指示手段とを備え、 前記移動局は、 当該変更指示 に基づく呼び出し周期及び受信タイミングにて間欠受信を行う間欠受信制御手段 を備えたことを特徴とする。
なお、 上記所定の場合は、 前記移動局が新規に前記スリープモードに移行する 場合、 又は前記スリープモードに既に移行している移動局が新たに前記セル内に 移動してきた場合、 又は前記スリープモードに既に移行している移動局が前記ス リープ状態を変更する場合、 又は前記無線基地局が決定した任意の場合であるこ とを特 ί敷とする。
本発明に係る無線基地局は、 複数の移動局とともに移動通信システムを構成す る無線基地局であるとともに、 当該移動通信システムでは、 前記移動局が、 前記 無線基地局が形成するセル内で当該無線基地局とパケットの送受信を行い、 パケ ットの送受信が予め定められた期間行われない場合、 前記無線基地局からの信号 を周期的に受信するスリープモードへ移行し、 前記無線基地局が、 前記移動局を 指定してバケツト到着を通知すること又は前記スリープモードに移行している移 動局宛ての着バケツトを送信することが可能な呼び出しチャネルを備え、 当該呼 び出しチャネルを所定の周期で間欠送信することが可能とされている移動通信シ ステムを構成する無線基地局であって、 前記スリープモードには、 前記パケット の送受信が行われない期間に応じた複数のスリープ状態が存在し、 各スリープ状 態に対応する呼び出し周期及び前記移動局が間欠受信を行う受信タイミングが設 定可能とされており、 前記セル内に存在するスリープモードに移行している移動 局の数と前記呼び出しチャネルの呼び出しトラヒックの両方又は一方を測定し、 該測定値を保持する測定保持手段と、 前記移動局が新規に前記スリープモードに 移行する場合、 又は前記スリープモードに既に移行している移動局が新たに前記 セル内に移動してきた場合、 又は前記スリープモードに既に移行している移動局 が前記スリープ状態を変更する場合、 又は前記無線基地局が決定した任意の場合 に、 前記保持された測定値に応じて、 前記移動局に対し、 呼び出し周期と受信タ ィミングの両方又は一方の変更を指示する変更指示手段と、 を備えたことを特徴 とする。
従来は、 待ち受け状態の移動局が非常に多い環境では、 呼び出しチャネルにて 送信すべき呼び出しトラヒックが増えてしまい、 呼び出しチャネルが圧迫され、 呼損が発生するおそれがあった。 また、 移動局が間欠受信すべき受信タイミング は、 呼び出しトラヒックとは何ら関係なく予め定められているので、 トラヒック が特定の受信タイミングに集中するおそれがあった。 また、 従来の P H Sに関す る技術では、 移動局が待ち受けを行う群番号は電話番号により予め規定されてい たため、 特定のセ^ ·内において、 特定の群のみトラヒックが混んでくることが想 定され、 このような場合、 呼び出し呼が呼損となるという問題があった。 また、 移動局が間欠受信を行う周期は、 トラヒックによらず全ての群において一律であ るため、 効果的なバッテリーセービングが行えないおそれがあった。 また、 Bluetoothに関する技術では、 マスターは、 Park Modeで潜在的に接続されたス レーブに対し、 同期保持のため 1周期あたり N B個のバケツトを連続して送信す るため、 チャネル効率の低下が問題となるおそれがあった。 即ち、 基本周期は、 最低でも、 Ν Β Χ ΔΒΒは各パケットの送信時間間隔) 以上の時間間隔を空け て設定しなければならず、 極めて短い基本周期を設定するのが困難であった。 ま た、 Park Modeにおいては、 長時間マスターと接続状態に無いスレーブは、 マス ターから送信される、 Beacon channel からの制御パケットを間引き受信するこ とが可能であり、 効果的なバッテリーセービングを行うことが可能であった。 し かし、 セルラシステムのように待ち受け状態が長い移動局が非常に多く存在する システムでは、 多数の移動局についての基本周期が長い周期に集中してしまう問 題が生じるおそれがあった。
し力、し、 本発明によれば、 無線基地局が、 所定の場合に、 セル内に存在するス リーブモードに移行している移動局の数と呼び出しチャネルの呼び出しトラヒッ クの両方又は一方に応じて、 移動局に対し呼び出し周期と受信タイミングの両方 又は一方の変更を指示し、 当該移動局が当該変更指示に基づく呼び出し周期及び 受信タイミングにて間欠受信を行うため、 特定の受信タイミングに着信トラヒッ クが集中するという問題を回避でき、 それと同時に各々の受信タイミングでの着 信トラヒックを平滑化できるという効果がある。 また、 チャネルを有効利用する ことが可能となる。
また、 受信タイミングの変更と同時に、 呼び出し周期の変更を行うことも可能 であるため従来と比べ効果的にバッテリーセービングを行うことが可能となる。 更に、 従来は、 移動局が通信を行わない期間が長くなるにつれて、 長い呼び出 し周期に多くの移動局が集中する問題があつたが、 呼び出し周期に応じたトラヒ ックも考慮するため特定の呼び出し周期に移動局が集中するという問題を回避す ることが可能となり、 複数の呼び出し周期同士でもトラヒックを平滑化すること が可能となる。
上記目的を達成するために、本発明に係る移動通信システムの呼び出し方法は、 複数の移動局と、 網に接続された複数の無 if泉基地局と、 前記網に接続され、 前記 無線基地局が形成するセルの集合により形成される呼び出しェリァ及ぴ前記移動 局の位置情報を管理するサーバとを含んで構成され、 前記移動局が、 パケットの 送受信が予め定められた期間行われない場合、 前記無線基地局からの信号を周期 的に受信するスリープモードへ移行し、 前記無線基地局が、 前記移動局を指定し てバケツト到着を通知すること又は前記スリープモードに移行している移動局宛 ての着バケツトを送信することが可能な呼び出しチャネルを備え、 当該呼び出し チャネルを所定の周期で間欠送信することが可能とされている移動通信システム における呼び出し方法であって、 前記スリープモードには、 前記パケットの送受 信が行われない期間に応じた複数のスリープ状態が存在し、 各スリープ状態に対 応する呼び出し周期が複数用意され、 各呼び出し周期に対応づけられた呼び出し ェリァ及ぴ前記移動局が間欠受信を行う受信タイミングが設定可能とされており、 前記サーバは、 所定の場合に、 前記各々の呼び出しエリアに在圏している前記ス リーブモードに移行している移動局の数と、 前記各々の呼び出しエリア内で前記 呼び出しチャネルの各々の受信タイミングでの着信トラヒックの両方又は一方に 応じて、 前記移動局に対し、 呼び出し周期と受信タイミングの両方又は一方の変 更を指示し、 前記移動局は、 当該変更指示に基づく呼び出し周期及び受信タイミ ングにて間欠受信を行うことを特徴とする。
上記の移動通信システムの呼び出し方法に係る発明は、 以下のように移動通信 システムに係る発明としても記述することができる。 即ち、 本発明に係る移動通 信システムは、 複数の移動局と、 網に接続された複数の無線基地局と、 前記網に 接続され、 前記無線基地局が形成するセルの集合により形成される呼び出しエリ ァ及び前記移動局の位置情報を管理するサーバとを含んで構成され、 前記移動局 力 パケットの送受信が予め定められた期間行われない場合、 前記無線基地局か らの信号を周期的に受信するスリープモードへ移行し、 前記無線基地局が、 前記 移動局を指定してバケツト到着を通知すること又は前記スリープモードに移行し ている移動局宛ての着パケットを送信することが可能な呼び出しチャネルを備え、 当該呼び出しチャネルを所定の周期で間欠送信することが可能とされている移動 通信システムであって、 前記スリープモードには、 前記パケットの送受信が行わ れない期間に応じた複数のスリープ状態が存在し、 各スリープ状態に対応する呼 び出し周期が複数用意され、 各呼び出し周期に対応づけられた呼び出しエリア及 び前記移動局が間欠受信を行う受信タイミングが設定可能とされており、 前記サ ーバは、 前記各々の呼び出しエリアに在圏している前記スリープモードに移行し ている移動局の数と、 前記各々の呼び出しエリア内で前記呼び出しチャネルの 各々の受信タイミングでの着信トラヒックの両方又は一方を測定し、 該測定値を 保持する測定保持手段と、 所定の場合に、 前記保持された測定値に応じて、 前記 移動局に対し、 呼び出し周期と受信タイミングの両方又は一方の変更を指示する 変更指示手段とを備え、 前記移動局は、 当該変更指示に基づく呼び出し周期及び 受信タイミングにて間欠受信を行う間欠受信制御手段を備えたことを特徴とする。 なお、 上記所定の場合は、 前記移動局が新規に前記スリープモードに移行する 場合、 又は前記スリープモードに既に移行している移動局が前記スリープ状態を 変更する場合、 又は前記スリープモードに既に移行している移動局が新しい呼び 出しエリァに移動した場合、 又は前記サーバが決定した任意の場合であることを 特徴とする。
本発明に係るサーバは、 複数の移動局と、 網に接続された複数の無線基地局と ともに移動通信システムを構成し、 前記網に接続され、 前記無線基地局が形成す るセルの集合により形成される呼び出しエリア及び前記移動局の位置情報を管理 するサーバであるとともに、 当該移動通信システムでは、 前記移動局が、 前記無 線基地局が形成するセル内で当該無線基地局とバケツトの送受信を行い、 パケッ トの送受信が予め定められた期間行われない場合、 前記無線基地局からの信号を 周期的に受信するスリープモードへ移行し、 前記無線基地局が、 前記移動局を指 定してバケツト到着を通知すること又は前記スリープモードに移行している移動 局宛ての着バケツトを送信することが可能な呼び出しチャネルを備え、 当該呼び 出しチャネルを所定の周期で間欠送信することが可能とされている移動通信シス テムを構成するサーバであって、 前記スリープモードには、 前記パケットの送受 信が行われない期間に応じた複数のスリープ状態が存在し、 各スリープ状態に対 応する呼び出し周期が複数用意され、 各呼び出し周期に対応づけられた呼び出し ェリァ及び前記移動局が間欠受信を行う受信タイミングが設定可能とされており、 前記各々の呼び出しエリアに在圏している前記スリーブモードに移行している移 動局の数と、 前記各々の呼び出しェリァ内で前記呼び出しチャネルの各々の受信 タイミングでの着信トラヒックの両方又は一方を測定し、 該測定値を保持する測 定保持手段と、 前記移動局が新規に前記スリープモードに移行する場合、 又は前 記スリープモードに既に移行している移動局が前記スリープ状態を変更する場合、 又は前記スリープモードに既に移行している移動局が新しい呼び出しエリアに移 動した場合、 又は前記サーバが決定した任意の場合に、 前記保持された測定値に 応じて、 前記移動局に対し、 呼び出し周期と受信タイミングの両方又は一方の変 更を指示する変更指示手段と、 を備えたことを特徴とする。
上記では、 サーバが、 所定の場合に、 各々の呼び出しエリアに在圏しているス リープモードの移動局の数と、 各々の呼び出しェリァ内で呼び出しチャネルの 各々の受信タイミングでの着信トラヒックの両方又は一方に応じて、 移動局に対 し、 呼び出し周期と受信タイミングの両方又は一方の変更を指示し、 当該移動局 が当該変更指示に基づく呼び出し周期及び受信タイミングにて間欠受信を行うた め、 呼び出しエリア内で特定の受信タイミングに着信トラヒックが集中する問題 を回避でき、 それと同時に各々の受信タイミングでの着信トラヒックを平滑化で きるという効果がある。
また、 受信タイミングの変更と同時に、 呼び出し周期の変更を行うことも可能 であるため従来と比べ効果的にバッテリーセ一ビングを行うことが可能となる。 更に、 従来は、 移動局が通信を行わない期間が長くなるにつれて、 長い呼び出 し周期に多くの移動局が集中する問題があつたが、 呼び出し周期に応じたトラヒ ックも考慮するため特定の呼び出し周期に移動局が集中するという問題を回避す ることが可能となり、 複数の呼び出し周期同士でもトラヒックを平滑化すること が可能となる。
上記の移動通信システムでは、 各呼び出しエリア毎にサーバを設け、 当該複数 のサーバ間に所定の規則に基づく階層関係を持たせることができ、 かかる構成の 移動通信システムに対し、 本発明を適用することができる。
即ち、 本発明に係る移動通信システムの呼び出し方法では、 前記移動通信シス テムにて、 各呼び出しエリア毎にサーバが設けられ、 当該複数のサーバ間に所定 の規則に基づく階層関係が設けられ、 各階層毎のサーバは、 対応する呼び出しェ リアに在圏している前記スリープモードに移行している移動局の数と、 前記呼び 出しエリァ内で前記呼び出しチャネルの各々の受信タイミングでの着信トラヒッ クの両方又は一方に応じて、 前記移動局に対し、 呼び出し周期と受信タイミング の両方又は一方の変更を指示することを特徴とする。
また、 移動通信システムでは、 各呼び出しエリア毎にサーバが設けられ、 当該 複数のサーバ間に所定の規則に基づく階層関係が設けられ、 各階層毎のサーバが 備えた前記変更指示手段は、 対応する呼び出しエリアに在圏している前記スリー プモードに移行している移動局の数と、 前記呼び出しエリア内で前記呼び出しチ ャネルの各々の受信タイミングでの着信トラヒックの両方又は一方に応じて、 前 記移動局に対し、 呼び出し周期と受信タイミングの両方又は一方の変更を指示す ることを特徴とする。
上記発明によれば、 1つのサーバに集中していた処理を各階層のサーバで分散 するため、 処理負荷を分散し 1つのサーバにかかる処理負荷を削減することがで きる。 また、 故障時に全てのシステムが停止するという問題を回避できる。 上記の移動通信システムでは、 各移動局にサービスクラスを設定することがで き、 かかる移動通信システムに対し、 本発明を適用してサービスクラスも考慮し た制御を行うことができる。 即ち、 本発明に係る移動通信システムの呼び出し方法では、 前記無線基地局又 は前記サーバが、 前記移動局のサービスクラスを認識し、 さらに当該サービスク ラスに応じて、 前記移動局に対し、 呼び出し周期と受信タイミングの両方又は一 方の変更を指示することを特徴とする。
また、本発明に係る移動通信システムでは、前記無線基地局又は前記サーバが、 前記移動局のサービスクラスを認識し該サービスクラス情報を保持する認識保持 手段をさらに備え、前記無線基地局又は前記サーバが備えた前記変更指示手段力 さらに前記認識されたサービスクラスに応じて、 前記移動局に対し、 呼び出し周 期と受信タイミングの両方又は一方の変更を指示することを特徴とする。
また、 上記無線基地局は、 前記移動局のサービスクラスを認識し該サービスク ラス情報を保持する認識保持手段をさらに備え、 前記変更指示手段は、 さらに前 記認識されたサービスクラスに応じて、 前記移動局に対し、 呼び出し周期と受信 タイミングの両方又は一方の変更を指示する構成とすることが望ましい。
更に、 上記のサーバは、 前記移動局のサービスクラスを認識し該サービスクラ ス情報を保持する認識保持手段をさらに備え、 前記変更指示手段は、 さらに前記 認識されたサービスクラスに応じて、 前記移動局に対し、 呼び出し周期と受信タ ィミングの両方又は一方の変更を指示する構成とすることが望ましい。
上記の発明によれば、 移動局のサービスクラスに応じて、 呼び出し周期と受信 タイミングの両方又は一方を設定することが可能であるため、 移動局により当該 サービスクラスに応じた適切な間欠受信が実現できる。
例えば、 サービスクラスとしては、 リアルタイムクラスと非リアルタイムクラ スを移動局に設定することができ、 非リアルタイムクラスの移動局に対しては、 呼び出し周期を長くして効果的なバッテリーセービングを行うことが可能となる。 また、 リアルタイムクラスの移動局に対しては、 呼び出し周期を短く設定して、 呼び出し遅延を極力抑えることが可能となる。
本発明に係る移動局は、 無線基地局とともに移動通信システムを構成し、 前記 無線基地局が形成するセル内で当該無線基地局とパケットの送受信を行うことが 可能とされ、 パケットの送受信が予め定められた期間行われない場合、 前記無線 基地局からの信号を周期的に受信するスリープモードへ移行する移動局であると ともに、 前記移動通信システムでは、 前記無線基地局が、 前記移動局を指定して パケット到着を通知すること又は前記スリープモードに移行している移動局宛て の着パケットを送信することが可能な呼び出しチャネルを備え、 当該呼び出しチ ャネルを所定の周期で間欠送信することが可能とされている移動通信システムを 構成する移動局であって、 前記スリープモードには、 前記パケットの送受信が行 われない期間に応じた複数のスリープ状態が存在し、 各スリープ状態に対応する 呼び出し周期及び前記移動局が間欠受信を行う受信タイミングが設定可能とされ ており、 当該移動局が新規に前記スリープモードに移行する場合、 又は前記スリ ープモードに既に移行している移動局が新たに前記セル内に移動してきた場合、 又は前記スリープモードに既に移行している移動局が前記スリープ状態を変更す る場合、 又は前記無線基地局が決定した任意の場合に、 前記無線基地局から、 前 記セル内に存在するスリーブモードに移行している移動局の数と前記呼び出しチ ャネルの呼び出しトラヒックの両方又は一方の測定値に応じた、 呼び出し周期と 受信タイミングの両方又は一方の変更指示を受信する変更指示受信手段と、 当該 変更指示に基づく呼び出し周期及び受信タイミングにて間欠受信を行う間欠受信 制御手段とを備えたことを特徴とする。
また、 本発明に係る移動局は、 網に接続された複数の無線基地局と、 前記網に 接続され、 前記無線基地局が形成するセルの集合により形成される呼び出しエリ ァ及び在圏する移動局の位置情報を管理するサーバとともに移動通信システムを 構成し、 前記無線基地局が形成するセル内で当該無線基地局とバケツトの送受信 を行うことが可能とされ、 バケツトの送受信が予め定められた期間行われない場 合、 前記無線基地局からの信号を周期的に受信するスリープモードへ移行する移 動局であるとともに、 前記移動通信システムでは、 前記無線基地局が、 前記移動 局を指定してバケツト到着を通知すること又は前記スリープモードに移行してい る移動局宛ての着バケツトを送信することが可能な呼び出しチャネルを備え、 当 該呼び出しチャネルを所定の周期で間欠送信することが可能とされている移動通 信システムを構成する移動局であって、 前記スリープモードには、 前記パケット の送受信が行われない期間に応じた複数のスリープ状態が存在し、 各スリープ状 態に対応する呼び出し周期が複数用意され、 各呼び出し周期に対応づけられた呼 び出しエリア及び前記移動局が間欠受信を行う受信タイミングが設定可能とされ ており、 当該移動局が新規に前記スリープモードに移行する場合、 又は前記スリ ープモードに既に移行している移動局が新たに前記セル内に移動してきた場合、 又は前記スリープモードに既に移行している移動局が前記スリープ状態を変更す る場合、又は前記無線基地局が決定した任意の場合に、前記サーバから、前記各々 の呼び出しェリァに在圏している前記スリープモードに移行している移動局の数 と、 前記各々の呼び出しェリァ内で前記呼び出しチャネルの各々の受信タイミン グでの着信トラヒックの両方又は一方の測定値に応じた、 呼び出し周期と受信タ イミングの両方又は一方の変更指示を受信する変更指示受信手段と、 当該変更指 示に基づく呼び出し周期及び受信タイミングにて間欠受信を行う間欠受信制御手 段とを備えたことを特徴とする。
次に、 移動局の状態がアイドル状態であると判断された場合の制御に関し、 以 下のような発明が挙げられる。
本発明に係るサーバは、 移動局の呼出信号を受信するタイミング毎に分けられ た複数のグループ (以下 「着信群」 という) の中から、 所定の情報に基づいて一 の着信群を検出する着信群検出手段と、 移動局が位置登録している位置登録エリ ァを変更したことを検出するエリァ変更検出手段とを備え、 ェリァ変更検出手段 により、 移動局が位置登録エリアを変更したことを検出した場合、 着信群検出手 段は、 検出した着信群 (以下 「指定着信群」 という) を移動局に割り当てること を特 ί敷とする。 このような本発明にかかるサーバによれば、 着信群検出手段が、 移動局の呼出 信号を受信するタイミング毎に分けられた複数の着信群の中から、 所定の情報に 基づいて一の着信群を検出する。 又、 エリア変更検出手段が、 移動局が位置登録 している位置登録エリアを変更したことを検出する。 そして、 エリア変更検出手 段により、 移動局が位置登録エリアを変更したことを検出した場合、 着信群検出 手段が、 検出した指定着信群を移動局に割り当てる。
また、 本発明に係る移動通信システムは、 移動局の呼出信号を受信するタイミ ング毎に分けられた複数の着信群の中から、 所定の情報に基づいて一の着信群を 検出する着信群検出手段と、 移動局が位置登録している位置登録ェリ了を変更し たことを検出するエリア変更検出手段とを備え、 エリア変更検出手段により、 移 動局が位置登録エリアを変更したことを検出した場合、 着信群検出手段は、 検出 した着信群 (指定着信群) を移動局に割り当てることを特徴とする。
このような本発明にかかる移動通信システムによれば、 着信群検出手段が、 移 動局の呼出信号を受信するタイミング毎に分けられた複数の着信群の中から、 所 定の情報に基づいて一の着信群を検出する。 又、 エリア変更検出手段が、 移動局 が位置登録している位置登録エリアを変更したことを検出する。 そして、 エリア 変更検出手段により、 移動局が位置登録ェリァを変更したことを検出した場合、 着信群検出手段が、 検出した指定着信群を移動局に割り当てる。
従来の P H Sに関する技術では、 受信タイミングが定められた着信群の着信群 番号が、 各移動局の電話番号に対応して予め規定されているため、 位置登録エリ ァにおいて、 各着信群に属する移動局の数が不均衡となれば、 各着信群の着信ト ラフィック負荷に不均衡が生じるという問題点があった。 そのため、 無線基地局 のバッファがオーバーフローし、 呼び出し信号が移動局に送信されず、 無線基地 局に到着した着信呼が呼損となるおそれがあった。 又、 その呼損を防ぐために、 呼び出し信号の送信に用いる制御チャネルの容量を、 ある程度余裕を持たせて設 計しなければならないという問題もあった。 更に、 従来技術 1の方法では、 移動 局が要求するサービス品質を考慮していないため、 Q o S (Quality Of Service) 制御を行うことが困難であった。
また、 各着信群に割り当てられる呼び出し信号を受信する受信タイミングをフ レーム毎に変化させる従来技術がある。 この技術では、 変化させた受信タイミン グを、図 2 7 Aに示す制御チャネルを用いて、無線基地局が移動局に通知する(特 開平 5— 1 1 4 8 8 3号公報参照) 。 制御チャネルは、 1単位が、 1つの報知タ ィムスロッ ト 1 0 1と、 6つのタイムス口ッ ト 1 0 2 ~ 1 0 7の合計 7タイムス ロットのフレームから構成される。 制御チャネルの負荷を軽減するために、 どの 着信群に属する移動局であっても、 報知タイムスロット 1 0 1を受信する。 無線 基地局は、 この報知タイムスロット 1 0 1において、 報知タイムスロットに続く タイムスロッ ト 1 0 2〜 1 0 7における各着信群の呼び出し信号の受信タイミン グ、 即ち、 タイムスロッ トの位置を通知する。 報知タイムスロッ ト 1 0 1は、 着 信群番号を報知するためのスロット 1 0 8〜1 1 3から構成されている。例えば、 移動局は、 図 2 7 Bに示す制御チャネルを受信した場合、 各着信群番号が示され たスロッ ト 1 2 1〜 1 2 6を含む報知タイムス口ッ ト 1 1 4から、 各着信群の呼 び出し信号の受信タイミングを把握することができる。 そして、 各移動局は、 報 知タイムスロッ ト 1 1 4以降のタイムスロッ ト 1 1 5〜1 2 0において、 報知タ ィムスロッ ト 1 1 4から把握した受信タイミングで、 呼び出し信号を受信する。 例えば、 タイムスロッ ト 1 1 5においては、 スロッ ト 1 2 1に着信群番号が示さ れていた着信群番号「2」の着信群に属する移動局が、呼び出し信号を受信する。 このように、 この方法では、 全ての移動局について、 フレーム毎に移動局が属す る着信群に対応する受信タイミングが変化する。
このように、 フレーム毎に全ての移動局について、 各移動局が属する着信群に 対応する受信タイミングが変化する技術では、 無線基地局は、 フレーム毎に、 全 ての移動局に対して報知タイムスロッ トを送信しなければならず、 移動局は、 フ レーム毎に報知タイムスロッ トを受信しなければならなかった。 よって、 チヤネ ルの利用効率が非常に悪くなるという問題点や、 無線基地局及び移動局の着信制 御の負荷が大きくなるという問題点、移動局が受信すべきタイムスロットが増え、 バッテリーセービングが行えないという問題点があった。 更に、 フレーム毎に、 移動局が属する着信群に対応する受信タイミングが変化するため、 移動局は、 必 ずしも間欠受信を行えるとは限らず、 効果的なバッテリーセービングが行えない という問題点があった。 特に、 着信呼が無線基地局に到着した順番で、 各着信群 の受信タイミングが割り当てられ、 呼び出し信号が送信される場合には、 同一の フレーム内で、 同一の着信群の移動局への呼び出し信号を、 2回以上送信してし まうことがあった。 そのため、 更に、 チャネルの利用効率を悪化させてしまうと いう問題点があった。
し力、し、 上記サーバに係る発明及び移動通信システムに係る発明によれば、 着 信群検出手段は、 エリア変更検出手段が、 移動局が位置登録している位置登録ェ リアを変更したことを検出した場合にだけ、 指定着信群を割り当てればよい。 そ のため、サーバ又は移動通信システムでは、チャネルを有効利用することができ、 着信群検出手段の着信制御の負荷を軽減することができる。
更に、 上記サーバに係る発明及び移動通信システムに係る発明において、 エリ ァ変更検出手段は、 移動局の位置登録エリア変更を検出した際、 移動局に割り当 てられている着信群 (以下 「変更前着信群」 という) を取得する着信群取得手段 を有し、 着信群検出手段は、 着信群取得手段が取得した変更前着信群と、 検出し た指定着信群が同一か異なるかを判断し、 異なる場合にのみ検出した指定着信群 を移動局に割り当てることが好ましい。
これによれば、 変更前着信群と指定着信群が異なり、 着信群に変更がある場合 にだけ、 着信群検出手段が、 検出した指定着信群を移動局に割り当て、 変更前着 信群と指定着信群が同一であり、 着信群に変更がない場合には、 検出した指定着 信群の移動局への割り当てを省略することができる。 よって、 移動通信システム は、より一層、チャネルを有効利用することができる。又、移動局の作用として、 7141
余計な情報を取得する必要がないため、 常に冗長な情報信号を受信せずに済むと いう作用がある。 その結果、 移動局は、 受信時間の効率化によるバッテリーセー ビングを拡大することができる。
又、 本発明に係るサーバ又は本発明に係る移動通信システムは、 位置登録エリ ァの各着信群のタイミングにおける着信トラフィック量を測定するトラフィック 量測定手段や、 位置登録エリァの各着信群に属する移動局の数を測定する移動局 数測定手段を備え、 着信群検出手段は、 トラフィック量測定手段や移動局数測定 手段による測定結果に基づいて、一の着信群を検出することが好ましい。ここで、 着信トラフィック量とは、 着信呼の数をいう。 これによつて、 位置登録エリアの 各着信群のタイミングにおける着信トラフィック量や、 位置登録エリアの各着信 群に属する移動局数に基づいて、 指定着信群の割り当てを行うことができる。 そ のため、 サーバ又は移動通信システムは、 特定の着信群のタイミングに、 着信ト ラフィック負荷が集中することを防止でき、 各着信群の着信トラフィック負荷の 平滑化を図ることができる。 又、 同一のフレーム内で、 同一の着信群の移動局へ の呼び出し信号を 2回以上送信してしまうことを回避できる。 よって、 更に、 チ ャネノレを有効利用することができる。
又、 例えば、 データ通信等において、 着信群の着信トラフィック量が少ない場 合や、 着信群に属する移動局数が少ない場合であっても、 一つの着信呼に含まれ るデータ量や、 一つの移動局が受信するデータ量が多く、 その着信群に着信トラ フィック負荷が集中する場合がある。 そのため、 本発明に係るサーバ又は本発明 に係る移動通信システムは、 位置登録エリアの各着信群のタイミングで送信する データ量を測定するデータ量測定手段を備え、 着信群検出手段は、 そのデータ量 測定手段による測定結果に基づいて、 一の着信群を検出することが好ましい。 こ れによれば、 位置登録エリアの各着信群のタイミングで送信する実際のデータ量 に基づいて、 指定着信群の割り当てを行うことができるため、 特定の着信群のタ イミングに、 着信トラフィック負荷が集中することを、 トラフィック量測定手段 や移動局数測定手段による測定結果に基づいて一の着信群を検出する場合よりも 防止でき、各着信群の着信トラフィック負荷の平滑化を、より図ることができる。 又、 上記サーバに係る発明及び移動通信システムに係る発明において、 着信群 検出手段は、 移動局が要求するサービス品質を取得する品質取得手段を備え、 品 質取得手段が取得したサービス品質に基づいて、 一の着信群を検出することが好 ましい。 これによれば、 サーバ又は移動通信システムは、 移動局が要求するサー ビス品質を考慮して指定着信群の検出ができ、 Q o S制御を行うことが容易とな る。
又、 本発明に係る移動局は、 位置登録している位置登録エリアと異なる位置登 録エリアに移動した場合、 それを検出し、 位置登録エリア変更要求を行う要求手 段と、 無線基地局から情報信号を受信した場合、 通知された情報に従い、 着信群 の設定を変更する設定変更手段とを備え、 要求手段により位置登録ェリァ変更要 求を行つた際、 無線基地局から通知された情報の中に着信群情報が含まれている 場合、 設定変更手段は、 着信群の設定を変更することを特徴とする。
このような本発明に係る移動局によれば、 要求手段が、 位置登録している位置 登録エリアと異なる位置登録エリアに移動し、 それを検出し、 位置登録エリア変 更要求を行う。 又、 設定変更手段が、 無線基地局から情報信号を受信した場合、 通知された情報に従い、 着信群の設定を変更する。 そして、 要求手段により位置 登録エリア変更要求を行った際、 無線基地局から通知された情報の中に着信群情 報が含まれている場合、 設定変更手段が、 着信群の設定を変更する。
よって、 移動局は、 余計な情報を取得する必要がないため、 冗長な情報信号を 受信せずに済む。 その結果、 移動局は、 受信時間の効率化によるバッテリーセー ビングを拡大することができる。
又、 設定変更手段は、 着信群情報が含まれていなかった場合、 位置登録エリア を変更する前に属していた着信群を継続して使用することが好ましい。 これによ れば、 移動局は、 着信群に変更がない場合には、 着信群の設定の変更を行わなく てよいため、 着信制御の負荷を更に軽減できる。
図面の簡単な説明
図 1は、 第 1部の実施形態の想定する移動通信システムの構成図である。 図 2 Aは、 第 1部の実施形態の想定する無線基地局が間欠送信する呼び出し周 期のうち呼び出し周期 Aを示す図である。
図 2 Bは、 第 1部の実施形態の想定する無線基地局が間欠送信する呼び出し周 期のうち呼び出し周期 Bを示す図である。
図 2 Cは、 第 1部の実施形態の想定する無線基地局が間欠送信する呼び出し周 期のうち呼び出し周期 Cを示す図である。
図 2 Dは、 第 1部の実施形態の想定する無線基地局が間欠送信する呼び出し周 期のうち呼び出し周期 Dを示す図である。
図 2 Eは、 第 1部の実施形態の想定する無線基地局が間欠送信する呼び出し周 期のうち呼び出し周期 Eを示す図である。
図 3 Aは、 呼び出しエリア Aと呼び出し周期 Aとの対応付けを示す図である。 図 3 Bは、 呼び出しエリア Bと呼び出し周期 Bとの対応付けを示す図である。 図 3 Cは、 呼び出しエリア Cと呼び出し周期 Cとの対応付けを示す図である。 図 4 Aは、 第 1の呼び出し方法を説明するための移動通信システムの構成図で める。
図 4 Bは、 第 1の呼び出し方法における呼び出し周期 Aと 3つの受信タイミン グを示す図である。
図 4 Cは、 第 1の呼び出し方法における呼び出し周期 Bと 3つの受信タイミン グを示す図である。
図 4 Dは、 第 1の呼び出し方法における呼び出し周期 Cと 3つの受信タイミン グを示す図である。
図 5 Aは、 第 2の呼び出し方法を説明するための移動通信システムの構成図で ある。 図 5 Bは、 第 2の呼び出し方法における呼び出し周期じと 3つの受信タイミン グを示す図である。
図 5 Cは、 第 2の呼び出し方法における呼び出し周期 Bと 3つの受信タイミン グを示す図である。
図 5 Dは、 第 2の呼び出し方法における呼び出し周期 Aと 3つの受信タイミン グを示す図である。
図 6は、 第 2の呼び出し方法の変形例を説明するための図である。
図 7は、 無線基地局の第 1の処理動作に関する流れ図である。
図 8は、 無線基地局の第 2の処理動作に関する流れ図である。
図 9は、 位置情報管理サーバの第 1の処理動作に関する流れ図である。
図 1 0は、 位置情報管理サーバの第 2の処理動作に関する流れ図である。 図 1 1は、 位置情報管理サーバの第 3の処理動作に関する流れ図である。 図 1 2は、 位置情報管理サーバの第 4の処理動作に関する流れ図である。 図 1 3は、 移動局の処理動作に関する流れ図である。
図 1 4 Aは、 無線基地局が第 1の処理動作において自局配下のセルに在圏しス リーブモードに移行している移動局を認識するためのテーブルである。
図 1 4 Bは、 無線基地局が第 1の処理動作において個々の呼び出し周期につい て自局配下のセル内で各々の受信タイミングに対応する移動局の数及び該受信タ ィミングにおける着信トラヒック量を管理する上で用いるテーブルである。 図 1 5 Aは、 無線基地局が第 2の処理動作において自局配下のセルに在圏しス リーブモードに移行している移動局を認識するためのテープルである。
図 1 5 Bは、 無線基地局が第 2の処理動作においてリアルタイムクラスにおい て呼び出し周期及び受信タイミングを管理するためのテーブルである。
図 1 5 Cは、 無線基地局が第 2の処理動作において非リアルタイムクラスにお いて呼び出し周期及び受信タイミングを管理するためのテーブルである。
図 1 6 Aは、 位置情報管理サーバが第 1の処理動作において管理下の呼び出し ェリァ内に位置しスリープモードに移行している移動局を認識するためのテープ ノレである。
図 1 6 Bは、 位置情報管理サーバが第 1の処理動作において呼び出し周期毎に 移動局の位置情報を管理するとともに各々の受信タイミングに対応する移動局の 数及び該受信タイミングにおける着信トラヒック量を管理する上で用いるテープ ルである。
図 1 7 Aは、 位置情報管理サーバが第 2の処理動作において管理下の呼び出し エリア内に位置しスリープモードに移行している移動局を認識するためのテープ ルである。
図 1 7 Bは、 位置情報管理サーバが第 2の処理動作においてリアルタイムクラ スにおいて呼び出し周期及び受信タイミングを管理するためのテーブルである。 図 1 7 Cは、 位置情報管理サーバが第 2の処理動作において非リアルタイムク ラスにおいて呼び出し周期及び受信タイミングを管理するためのテーブルである。 図 1 8 Aは、 位置情報管理サーバが第 3の処理動作において管理下の呼び出し エリア内に位置しスリープモードに移行している移動局を認識するためのテープ ルである。
図 1 8 Bは、 位置情報管理サーバが第 3の処理動作において個々の呼び出しェ リァについて移動局の位置情報を管理するとともに各々の受信タイミングに対応 する移動局の数及び該受信タイミングにおける着信トラヒック量を管理する上で 用いるテーブルである。
図 1 9 Aは、 位置情報管理サーバが第 4の処理動作において管理下の呼び出し エリア内に位置しスリープモードに移行している移動局を認識するためのテープ ルである。
図 1 9 Bは、 位置情報管理サーバが第 4の処理動作においてリアルタイムクラ スにおいて呼び出し周期及び受信タイミングを管理するためのテーブルである。 図 1 9 Cは、 位置情報管理サーバが第 4の処理動作において非リアルタィムク ラスにおいて呼び出し周期及ぴ受信タイミングを管理するためのテーブルである。 図 2 0は、 移動通信システムの構成に関する機能ブロック図である。
図 2 1 Aは、 第 2部の第 1実施形態に係る移動通信システムの構成図である。 図 2 1 Bは、 図 2 1 Aの位置登録エリア Aの着信群を示す図である。
図 2 1 Cは、 図 2 1 Aの位置登録エリア Bの着信群を示す図である。
図 2 2 Aは、 第 2部の第 1実施形態に係る位置管理テーブルを示す図である。 図 2 2 Bは、第 2部の第 1実施形態に係る着信群管理テーブルを示す図である。 図 2 2 Cは、 第 2部の第 1実施形態に係る測定結果テーブルを示す図である。 図 2 3は、 第 2部の第 1実施形態に係る位置情報管理サーバの動作手順を示す フロー図である。
図 2 4は、 第 2部の第 1実施形態に係る移動局の動作手順を示すフロー図であ る。
図 2 5 Aは、 第 2部の第 2実施形態に係る位置管理テーブルを示す図である。 図 2 5 Bは、 第 2部の第 2実施形態に係るリアルタイムクラス着信群管理テー ブノレを示す図である。
図 2 5 Cは、 第 2部の第 2実施形態に係るノンリアルタイムクラス着信群管理 テーブルを示す図である。
図 2 6は、 第 2部の第 2実施形態に係る位置情報管理サーバの動作手順を示す フロー図である。
図 2 7 Aは、 従来の移動通信方法における制御チャネルの第 1の例を示す図で ある。
図 2 7 Bは、 従来の移動通信方法における制御チャネルの第 2の例を示す図で ある。
図 2 8は、 第 3部の実施形態に係る移動局の動作手順を示すフロー図である。 図 2 9は、 第 3部の実施形態に係る移動局に対する制御動作を示すフロー図で ある。 図 3 0は、 第 3部に関するサーバ■基地局の構成例を示す図である。
発明を実施するための最良の形態
以下では、 本発明に係る実施形態として、 (第 1部) 移動局がスリープ状態で あると判断された場合のリンクレイヤでの制御に係る構成と処理、(第 2部)移動 局がアイドル状態であると判断された場合のネットワークレイャでの制御に係る 構成と処理を順に説明し、その後、 (第 3部)移動局の状態に応じた制御処理を説 明する。
[ (第 1部) 移動局がスリープ状態であると判断された場合のリンクレイヤで の制御に係る構成と処理]
以下、 図面を参照しながら、 本発明に係る呼出方法及び移動通信システムの実 施形態を説明する。
[移動通信システムの構成]
図 1には、 第 1部の実施形態に係る移動通信システムの概略構成を示す。 図 1 に示す移動局 1は、 無線基地局 2が形成するセル 3に在圏し、 セルの集合が形成 する呼び出しエリア 6に対応する位置登録エリアに位置登録を行う。 移動局 1の 位置に関する情報および状態 (スリープモード、 切断状態等) に関する情報は、 網 4に接続された位置情報管理サーバ 5によって管理されている。 なお、 以下の 第 1部では、 呼び出しエリア 6と、 呼び出しエリア 6に対応する位置登録ェリァ とが同一の例で説明する。 そのため、 説明を簡易にするため、 以下では 「呼び出 しエリア 6に対応する位置登録エリアに位置登録する」を、「呼び出しエリア 6に 位置登録する」 と表記する。 し力 し、 本発明にとって、 これらは同一である必要 はなく、 位置情報管理サーバ 5がこれらの対応関係を把握し両者を管理していれ ば構わない。
図 2 0には、 本実施形態の移動通信システムの構成に関する機能プロック図を 示す。 なお、 図 2 0では図を簡略化するため、 移動局 1、 無線基地局 2をそれぞ れ 1つずつ記載したが、 実際には、 同様の構成の移動局 1、 無線基地局 2が複数 存在するものとする。
この図 2 0に示すように、 移動局 1は、 無線基地局 2や他の移動局 1との間で 無線によるパケット通信等を行う無線通信部 1 Bと、 通信状態において一定期間。 パケットの送受信が行われない場合に無線基地局 2から送信された信号を周期的 に間欠受信するスリープモードに移行したり当該周期の変更等を行う間欠受信制 御部 1 Cと、 上記各部の動作を監視 ·制御する制御部 1 Aとを含んで構成されて いる。
無線基地局 2は、 網 4を介して位置情報管理サーバ 5と通信する網通信部 2 B と、 自局配下のセル内に存在するスリープモードに移行している移動局の数と呼 び出しチャネルの呼び出しトラヒックの両方又は一方を測定し該測定値を保持す る測定保持部 2 Cと、 移動局が新規にスリープモードに移行する場合又はスリ一 プモードに既に移行している移動局が新たにセル内に移動してきた場合又はスリ ープモードに既に移行している移動局がスリープ状態を変更する場合又は無線基 地局が決定した任意の場合に、 保持された測定値に応じて、 移動局に対し、 呼び 出し周期と受信タイミングの両方又は一方の変更を指示する変更指示部 2 Dと、 移動局のサービスクラスを認識し該サービスクラス情報を保持する認識保持部 2 Eと、 移動局 1や他の無線基地局 2との間で無線によるバケツト通信等を行う無 線通信部 2 Fと、 タイマーを内蔵し上記各部の動作を監視■制御する制御部 2 A とを含んで構成されている。
位置情報管理サーバ 5は、 網 4を介して無線基地局 2と通信する網通信部 5 B と、 各々の呼び出しエリアに在圏しているスリープモードに移行している移動局 の数と各々の呼び出しエリア内で呼び出しチャネルの各々の受信タイミングでの 着信トラヒックの両方又は一方を測定し該測定値を保持する測定保持部 5 Cと、 移動局が新規にスリープモードに移行する場合又はスリープモードに既に移行し ている移動局が新しい呼び出しエリアに移動してきた場合又はスリープモードに 既に移行している移動局がスリープ状態を変更する場合又は位置情報管理サーバ が決定した任意の場合に、 保持された測定値に応じて、 移動局に対し、 呼び出し 周期と受信タイミングの両方又は一方の変更を指示する変更指示部 5 Dと、 移動 局のサービスクラスを認識し該サービスクラス情報を保持する認識保持部 5 Eと、 上記各部の動作を監視 ·制御する制御部 5 Aとを含んで構成されている。
[受信タイミング、 呼び出し周期及び呼び出しエリアについて]
次に、 図 2 A〜図 2 E、 図 3 A〜図 3 Cを用いて本実施形態における受信タイ ミング、 呼び出し周期及び呼び出しエリアについて説明する。
図 1の無線基地局 2は、 スリープモード中の移動局に対し、 図 2 A〜図 2 Eの 呼び出し周期 A〜Eの何れかの呼び出し周期にて呼び出し信号を間欠送信してい るものとし、 呼び出し周期 Aに対応する周期を Tとすると、 呼び出し周期 Bの周 期は 2 T、 呼び出し周期 Cの周期は 3 Τ、 呼び出し周期 Dの周期は 4 Τ、 呼び出 し周期 Εの周期は 5 Τで、 それぞれ表される。
また、 各呼び出し周期には、 各移動局が受信すべき受信タイミングが規定され ており、 例えば、 呼び出し周期 Αでは受信タイミングとして A 1、 A 2、 A 3の 3つがある。 同様に、 呼び出し周期 Bでは受信タイミングとして B 1、 B 2、 B
3の 3つがあり、 呼び出し周期 Cでは受信タイミングとして C 1、 C 2、 C 3の 3つがある。 また、 呼び出し周期 Dでは受信タイミングとして D 1、 D 2、 D 3 の 3つがあり、 呼び出し周期 Eでは受信タイミングとして E 1、 E 2、 E 3の 3 つがある。
更に、 図 3 A〜図 3 Cに示すように、 呼び出し周期は呼び出しエリアと対応付 けられている。 つまり、 呼び出しエリア Aは、 呼び出し周期 Aに対応している。 同様に、 呼び出しエリア Bは、 呼び出し周期 Bに対応しており、 呼び出しエリア Cは、 呼び出し周期 Cに対応している。
[本実施形態における処理動作]
以下、 本実施形態における処理動作を説明する。 以下では、 まず、 本発明の要 部を成す第 1の呼び出し方法と第 2の呼び出し方法とを順に説明し、 その後、 図 7〜図 1 3に基づき無線基地局、 位置情報管理サーバ及び移動局の各々における 詳細な処理動作を順に説明する。
[第 1の呼び出し方法]
最初に、 図 4 A〜図 4 Dを用いて本発明に係る第 1の呼び出し方法について説 明する。
第 1の呼び出し方法においては、 セルのみを考えている。 ここで、 呼び出し周 期には、 図 4 B〜図 4 Dに示す 3種類 (呼び出し周期 A~ C ) があり、 移動局が 受信すべき受信タイミングは、 各呼び出し周期について 3種類あるものとする。 即ち、 呼び出し周期 Aでは受信タイミング A 1、 A 2、 A 3が対応し、 呼び出し 周期 Bでは受信タイミング B 1、 B 2、 B 3が対応し、 呼び出し周期 Cでは受信 タイミング C 1、 C 2、 C 3が対応しているものとする。
以下、 ①移動局が新たにスリープモードに移行する場合、 ②スリープモードに 移行している移動局がセルを変更する場合、 ③移動局がスリープ状態を変更する 場合、 ④無線基地局が任意の時点で受信タイミングを変更する場合の 4つの場合 の動作方法を順に説明する。
①移動局が新たにスリープモードに移行する場合
今、 移動局 1が、 セル 3 A内で, 無線棊地局 2とパケットのやり取りを行って いるものとする。 移動局 1は、 パケッ トのやり取り終了後、 スリープモード移行 を判断するためのタイマを起動させる。 このタイマが満了すると、 移動局 1は、 無線基地局 2に対し、 スリープモードに移行する旨を通知する。
スリープモードに移行しょうとしている移動局 1は、 まず呼び出し周期 Aで待 ち受けを行うため、 通知を受けた無線基地局 2は、 自局配下のセル 3 A内で、 呼 ぴ出し周期 Aで間欠受信を行っている移動局の数及び各受信タイミング A 1〜A 3にかかっているトラヒックを、 自局 (無線基地局 2 ) が持つテーブルに予め設 定された所定の閾値とそれぞれ比較することで、 トラヒック量を評価する。 例え ば、 ここでのトラヒック量の評価としては、 セル 3 A内で呼び出し周期 Aの各受 信タイミング A 1〜A 3で間欠受信を行っている実際の移動局の数と、 対応する 受信タイミングに属している移動局数の平均とを比較するとともに、 各受信タイ ミング A 1〜 A 3でのトラヒックと所定のトラヒック閾値とを比較することで行 う。 なお、 評価方法はこれらに限定されるものではなく、 上記以外の方法にて行 つてもよい。
今、 該セル 3 A内で、 受信タイミング A 1でのトラヒックが多く、 受信タイミ ング A 2でのトラヒックが少ないものとすると、 無線基地局 2は、 移動局 1に対 し、 受信タイミング A 2で待ち受けを行うように指示する。 受信タイミング A 2 で間欠受信を行うよう指示を受けた移動局 1は、 呼び出し周期 Aで且つ受信タイ ミング A 2にて間欠受信を行う。
また、 受信タイミング A 1〜A 3全ての受信タイミングにおいてトラヒックが 混んでいる場合には、 無線基地局 2は、 移動局 1をスリープモードに移行させな いか、 又は呼び出し周期 Bにおいてトラヒックが空いている受信タイミング B 1 〜B 3の何れかを割り当てる。 例えば、 呼び出し周期 Bの受信タイミング B 2で 間欠受信を行うよう指示された移動局 1は、 該タイミングにおいて間欠受信を行 。
②スリープモードに移行している移動局がセルを変更する場合
今、 移動局 1が、 既にスリープモードに移行しており、 最初、 セル 3 Bに在圏 し、 その後、 セル 3 Aに移動してきたものとする。 ここで、 セル 3 Bでは、 呼び 出し周期 Bで受信タイミング B 1で間欠受信を行っていたものとする。 移動局 1 は、 やりとりする無線基地局の I Dが変化したことを認識し、 移動先のセル 3 A の無線基地局 2に対し、 自局はスリープモードであり、 呼び出し周期 Bで受信タ ィミング B 1にて間欠受信を行っている旨を通知する。
通知を受けた無線基地局 2は、 該呼び出し周期 Bにおける受信タイミング B 1 〜B 3の着信トラヒックを評価する。 例えば、 自局配下のセル 3 A内で、 呼び出 し周期 Bで間欠受信を行っている移動局の数及び各受信タイミング B 1〜: B 3に かかっているトラヒックを、 自局 (無線基地局 2 ) が持つテーブルに予め設定さ れた所定の閾値とそれぞれ比較することで、 トラヒック量を評価する。 ここでの トラヒック量の評価としては、 セル 3 A内で呼び出し周期 Bの各受信タイミング B 1 〜B 3で間欠受信を行っている実際の移動局の数と、 対応する受信タイミン グに属している移動局数の平均とを比較するとともに、 各受信タイミング B l ~ B 3でのトラヒックと所定のトラヒック閾値とを比較することで行う。 なお、 評 価方法はこれらに限定されるものではなく、 上記以外の方法にて行ってもよい。 今、受信タイミング B 1のトラヒックが空いている場合には、移動局 1に対し、 受信タイミング B 1で間欠受信を行うよう通知する。 移動局 1は、 そのまま呼び 出し周期 Bで受信タイミング B 1で間欠受信を行う。 一方、 受信タイミング B 1 が混んでいる場合には、 受信タイミング B 2 、 B 3のトラヒックを評価し、 受信 タイミング B 3が空いていれば、 受信タイミング B 3で間欠受信を行うように移 動局 1に通知する。 指示を受けた移動局 1は、 呼び出し周期 Bで受信タイミング B 3にて間欠受信を行う。
また、 受信タイミング B 1 〜 B 3全てのタイミングが混んでいる場合には、 呼 び出し周期 A及び呼び出し周期 Cに対応するトラヒックを上記同様の方法で評価 し、 呼び出し周期 Aにおける受信タイミング A 2が空いているとすれば、 該受信 タイミング A 2にて間欠受信を行うよう指示する。 指示を受けた移動局 1は、 呼 び出し周期 Aに変更し、 受信タイミング A 2にて間欠受信を行う。
③移動局がスリープ状態を変更する場合
今、 移動局 1が、 既にスリープモードに移行しており、 呼び出し周期 Aで受信 タイミング A 2にて間欠受信をしているものとする。 この移動局 1が、 スリープ モードに移行した後、 スリープモード変更のためのタイマを起動させ、 そのタイ マが満了し、 スリープ状態を変更しょうとしている。 つまり、 呼び出し周期 Aか ら呼び出し周期 Bへ変更しょうとしているものとする。
移動局 1は、 無線基地局 2に対し、 上記タイマが満了し、 呼び出し周期 Bへ移 行する旨を通知する。 通知を受けた無線基地局 2は、 該呼び出し周期 Bにおける 受信タイミング B 1〜B 3の着信トラヒックを評価する。 例えば、 自局配下のセ ル 3 A内で、 呼び出し周期 Bで間欠受信を行つている移動局の数及び各受信タィ ミング B 1〜B 3にかかっているトラヒックを、 自局 (無線基地局 2 ) が持つテ 一ブルに予め設定された所定の閾値とそれぞれ比較することで、 トラヒック量を 評価する。 ここでのトラヒック量の評価としては、 セル 3 A内で呼び出し周期 B の各受信タイミング B 1〜B 3で間欠受信を行っている実際の移動局の数と、 対 応する受信タイミングに属している移動局数の平均とを比較するとともに、 各受 信タイミング B 1〜B 3でのトラヒックと所定のトラヒック閾値とを比較するこ とで行う。 なお、 評価方法はこれらに限定されるものではなく、 上記以外の方法 にて行ってもよい。
その結果、 受信タイミング B 3が空いているとすると、 無線基地局 2は、 移動 局 1に対し、 受信タイミング B 3にて間欠受信を行うよう指示する。 指示を受け た移動局 1は、 呼び出し周期 Bへ変更し、 受信タイミング B 3にて間欠受信を行 う。 また、 上記でトラヒックを評価した結果、 呼び出し周期 Bに空きが無い (受 信タイミング B 1〜B 3全てで空きが無い) 場合には、 移動局 1を移行させない 力 又は、呼び出し周期 Cの受信タイミング C 1〜C 3でのトラヒックを評価し、 ' 何れかの受信タイミングで空きがあれば、 そちらへ移行させる。
今、 呼び出し周期 B、 Cにも空きが無い場合には、 呼び出し周期 Aのまま移行 させない旨を指示する。 指示を受けた移動局 1は、 そのままの状態を維持する。
④無線基地局が任意の時点で受信タイミングを変更する場合
今、 呼び出し周期 Bで受信タイミング B 2に対する着信トラヒックが急激に増 加したものとする。 この状態で無線基地局 2は、 呼び出しチャネルの圧迫を回避 するため、 呼び出し周期 Bの受信タイミング B 2で間欠受信を行っている移動局 1に対し、 空いている受信タイミング B 3を通知し、 指示を受けた移動局 1は、 受信タイミング B 3にて間欠受信を行う。 [第 2の呼び出し方法]
次に、 図 5 A〜図 5 Dを用いて本発明に係る第 2の呼び出し方法について説明 する。
第 2の呼び出し方法においては、 セルを複数まとめた呼び出しェリァ構成をと つているものとする。 ここで、 呼び出し周期には、 図 5 B〜図 5 Dに示す 3種類 (呼び出し周期 A〜C ) があり、 移動局が受信すべき受信タイミングは、 各呼び 出し周期について 3種類あるものとする。 即ち、 呼び出し周期 Aでは受信タイミ ング A l、 A 2、 A 3が対応し、呼び出し周期 Bでは受信タイミング B 1、 B 2、 B 3が対応し、 呼び出し周期 Cでは受信タイミング C 1、 C 2、 C 3が対応して いるものとする。
以下、 ①スリープモードに移行している移動局が呼び出しエリアを変更する場 合、 ②移動局が新たにスリープモードに移行する場合、 ③移動局がスリープ状態 を変更する場合、 ④位置情報管理サーバが任意の時点で受信タイミングを変更す る場合の 4つの場合の動作方法を順に説明する。
①スリープモードに移行している移動局が呼び出しエリアを変更する場合 移動局 1は、 既にスリープモードに移行しており、 呼び出しエリア Aに対応す るエリアに位置登録を行っているものとし、 呼び出し周期 Aの受信タイミング A
1で受信を行っているものとする。 移動局 1は、 移動し、 呼び出しエリア I Dが それまでの呼び出しエリア I Dと異なっていることを認識すると、 位置登録を行 う。 移動局 1は、 位置情報管理サーバ 5に対し、 自局 (移動局 1 ) がスリープモ 一ドにあり、 直前の呼び出しエリア Aにおいて受信タイミング A 1で受信を行つ ていたことを通知する。
通知を受けた位置情報管理サーバ 5は、 移動先の呼び出しエリア B内のトラヒ ックを評価する。 例えば、 呼び出しエリア B內で、 呼び出し周期 Bで間欠受信を 行っている移動局の数及び各受信タイミング B 1〜B 3にかかっているトラヒッ クを、 自局 (位置情報管理サーバ 5 ) が持つテーブルに予め設定された所定の閾 値とそれぞれ比較することで、 トラヒック量を評価する。 ここでのトラヒック量 の評価としては、 呼び出しエリア B内で呼び出し周期 Bの各受信タイミング B 1 〜B 3で間欠受信を行っている実際の移動局の数と、 対応する受信タイミングに 属している移動局数の平均とを比較するとともに、 各受信タイミング B 1〜B 3 でのトラヒックと所定のトラヒック閾値とを比較することで行う。 なお、 評価方 法はこれらに限定されるものではなく、 上記以外の方法にて行ってもよい。
評価した結果、 移動先の呼び出しエリア Bにおいても、 受信タイミング B 1が 空いている場合には、 移動局 1に対し、 受信タイミング B 1にて間欠受信を行う よう指示する。 指示を受けた移動局 1は、 そのまま受信タイミング B 1にて間欠 受信を行う。
一方、 例えば受信タイミング B 1が混んでおり、 受信タイミング B 3が空いて いる場合には、 移動局 1に対し、 受信タイミングを受信タイミング B 3に変更す るよう変更指示を行う。 この変更指示を受けた移動局 1は、 受信タイミング B 3 にて間欠受信を行う。
また、 受信タイミング B 1〜B 3全てにおいてトラヒックが混んでいる場合に は、 位置情報管理サーバ 5は、 呼び出しエリアを呼び出しエリア B以外に変更す るよう変更指示を行う。 変更指示を受けた移動局 1は、 該呼び出しエリアに位置 登録を行う。
②移動局が新たにスリープモードに移行する場合
今、移動局 1力 S、無線基地局 2とバケツトのやり取りを行っているものとする。 移動局 1は、 パケットのやり取り終了後、 スリープモード移行を判断するための タイマを起動させる。 その後、 予め定められた期間、 パケットの送受がなくタイ マが満了すると、 移動局 1は、 スリープモードへ移行するものとする。
移動局 1は、スリープモードへ移行する旨を位置情報管理サーバ 5に通知する。 この通知を受けた位置情報管理サーバ 5は、 該移動局 1が、 間欠受信を行う呼び 出し周期 Aに対応する呼び出しエリア A内のトラヒックを評価する。 例えば、 呼 び出しエリア A内で、 呼び出し周期 Aで間欠受信を行っている移動局の数及び各 受信タイミング A 1〜A 3にかかっているトラヒックを、 自局 (位置情報管理サ ーバ 5 )が持つテーブルに予め設定された所定の閾値とそれぞれ比較することで、 トラヒック量を評価する。 ここでのトラヒック量の評価としては、 呼び出しエリ ァ A内で呼び出し周期 Aの各受信タイミング A 1〜A 3で間欠受信を行っている 実際の移動局の数と、 対応する受信タイミングに属している移動局数の平均とを 比較するとともに、 各受信タイミング A 1〜 A 3でのトラヒックと所定のトラヒ ック閾値とを比較することで行う。 なお、 評価方法はこれらに限定されるもので はなく、 上記以外の方法にて行ってもよい。
ここで、 呼び出しエリア A内で受信タイミング A 1でのトラヒックが空いてい るとすると、 位置情報管理サーバ 5は、 移動局 1に対し、 受信タイミング A 1で 間欠受信を行うよう指示する。 指示を受けた移動局 1は、 呼び出し周期 Aの受信 タイミング A 1で間欠受信を行い、 呼び出しエリア Aに対応する該呼び出しエリ ァに位置登録を行う。
③移動局がスリープ状態を変更する場合
移動局 1は、 既にスリープモードに移行しているものとし、 呼び出し周期 Aの 受信タイミング A 1で間欠受信を行っているものとする。 また、 移動局 1は、 呼 び出し周期 Aで間欠受信を始めると同時に、 スリープモード変更のためのタイマ を起動させ、 そのタイマが満了したものとする。
移動局 1は、 上記タイマが満了し、 呼び出し周期 Aから呼び出し周期 Bへ移行 する旨を位置情報管理サーバ 5に通知する。 通知を受けた位置情報管理サーバ 5 は、 呼び出し周期 Bに対応する呼び出しエリア内の着信トラヒックを評価する。 例えば、 呼び出しエリア B内で、 呼び出し周期 Bで間欠受信を行っている移動局 の数及び各受信タイミング B 1 ~ B 3にかかっているトラヒックを、 自局 (位置 情報管理サーバ 5 ) が持つテーブルに予め設定された所定の閾値とそれぞれ比較 することで、 トラヒック量を評価する。 ここでのトラヒック量の評価としては、 呼び出しエリア B内で呼び出し周期 Bの各受信タイミング B 1〜: B 3で間欠受信 を行っている実際の移動局の数と、 対応する受信タイミングに属している移動局 数の平均とを比較するとともに、 各受信タイミング B 1〜B 3でのトラヒックと 所定のトラヒック閾値とを比較することで行う。 なお、 評価方法はこれらに限定 されるものではなく、 上記以外の方法にて行ってもよい。
その結果、 該呼び出しエリア Bにおいて受信タイミング B 1が空いている場合 には、 移動局 1に対し、 呼び出し周期 Bの受信タイミング B 1で間欠受信を行う よう指示する。移動局 1は、指示された受信タイミング B 1にて間欠受信を行う。 また、 呼び出し周期 Bの受信タイミング B 1〜B 3の全てについてトラヒック が混んでいる場合には、 位置情報管理サーバ 5は、 そのままの呼び出し周期 Aで 間欠受信を行うか又は呼び出し周期 Cで間欠受信を行うよう指示する。 この指示 を受けた移動局 1は、 該受信タィミングにて間欠受信を行う。
④位置情報管理サーバが任意の時点で受信タイミングを変更する場合 今、 呼び出しエリア Bにおいて、 移動局 1が呼び出し周期 Bの受信タイミング B 2で間欠受信を行っているときに、 当該受信タイミング B 2での着信トラヒッ クが急激に増加したものとする。 位置情報管理サーバ 5は、 呼び出しチャネルの 圧迫を回避するため、移動局 1に対し、空いている受信タイミング B 3を通知し、 この指示を受けた移動局 1は、 受信タイミング B 3にて間欠受信を行う。
なお、 上記第 2の呼び出し方法の変形例として、 図 6の態様がある。 即ち、 図 6に示す位置情報管理サーバ 5 Z、 5 Y、 5 Xは、 呼び出しエリア Cに対応する 位置情報管理サーバ 5 Zを頂点として、 呼び出しエリアの大きさが小さくなる方 向に階層化されている。 各々の階層において、 スリープモードに移行している移 動局数及ぴスリープモードに移行している移動局が間欠受信を行っているタイミ ングを認識する機能を有している。 スリープモードにおいて、 各階層毎に、 前述 した第 2の呼び出し方法の処理が実行される。
このように階層構造とした上で第 2の呼び出し方法の処理を実行することで、 1つの位置情報管理サーバに集中していた処理を各階層で分散することができ、 1つの位置情報管理サーバに過度の負荷がかかるのを回避することができる。 ま た、 負荷分散の構成とすれば、 故障時に全てのシステムがダウンしてしまうとい つた事態を回避できる。
( 1 ) 無線基地局の第 1の処理動作
図 Ίに沿って、 無線基地局 2の第 1の処理動作を説明する。 無線基地局 2は、 移動局 1から、 新たにスリープモードへ移行する又はスリープ状態を変更する又 は新たにセルに移動した旨の通知があるか否かを判断する (7 0 1 )。 ここで、移 動局 1からの通知が無い場合には、 例えば一定時間おきに、 自セル内で移動局 1 が間欠受信している呼び出し周期の受信タイミングでの現状のトラヒックを評価 する。 例えば、 移動局 1が当該時点で呼び出し周期 Aの受信タイミング A 1で間 欠受信しているとすると、 無線基地局 2は、 自局配下のセル 3 A内で呼び出し周 期 Aの受信タイミング A 1でのトラヒックを評価する (7 1 0 )。例えば、 ここで のトラヒック量の評価としては、 セル 3 A内で呼び出し周期 Aの受信タイミング A 1で間欠受信を行っている実際の移動局の数と、 受信タイミング A 1〜Α 3で 間欠受信を行っている移動局数の平均値とを比較するとともに、 受信タイミング A 1でのトラヒックと所定のトラヒック閾値とを比較することで行う。 なお、 評 価方法はこれらに限定されるものではなく、 上記以外の方法にて行ってもよレ、。 上記 7 1 0にて無線基地局 2は、 例えば図 1 4 A、 図 1 4 Bのテーブルを利用 して、 移動局数の平均値や着信トラヒック量を求め、 トラヒックの評価を行って もよい。 図 1 4 A、 図 1 4 Bには無線基地局 2が持つテーブルの構成例を示す。 無線基地局 2は、 自局配下のセルに在圏しスリープモードに移行している移動局 を認識するためのテーブル 1 4 Aを有し、 このテーブル 1 4 Aでは、 移動局の識 別番号 (ΜΤ 1、 ΜΤ 2等) と、 移動局が間欠受信を行っている呼び出し周期と が対応づけられて記憶されている。 また、 無! ¾基地局 2は、 個々の呼び出し周期 について自局配下のセル内で各々の受信タイミングに.対応する移動局の数及び該 受信タイミングにおける着信トラヒック量を管理する上で用いるテーブル 1 4 B を有し、 このテーブル 1 4 Bでは、 各呼び出し周期毎に、 当該呼び出し周期で間 欠受信を行う移動局の識別番号とその受信タイミングとが対応づけられて記憶さ れている。
7 1 0でトラヒックが空いている場合は、無線基地局 2は何も行わない。一方、 トラヒックが混んでいる場合は、 該呼び出し周期 Aの他の受信タイミング A 2、 A 3及び他の呼び出し周期 B、 Cにおけるトラヒックを測定する (7 1 1 )。 そし て、 その測定結果より、 トラヒックに余裕がある受信タイミング又は呼び出し周 期が存在するか否かを判断する (7 1 2 )。 ここでの各受信タイミングについての 余裕有無の判断では、 上記 7 1 0でのトラヒック評価方法と同様の方法を採用す ることができる。
7 1 2でトラヒックに余裕がある受信タイミング又は呼び出し周期が存在する 場合には、 該受信タイミング又は呼び出し周期又はこれら両者を移動局 1に通知 する (7 1 3 )。 一方、 トラヒックに余裕がある受信タイミング又は呼び出し周期 が存在しない場合には、 現状維持を移動局 1に対し通知する (7 0 6 )。
ところで、 7 0 1で移動局 1から通知があった場合には、 当該通知が、 移動局 1が新規にスリープモードへ移行する旨の通知であるか否かを判断する(7 0 2 )。 当該通知が新規にスリープモードへ移行する旨の通知であれば、 呼び出し周期 A のある 1つの受信タイミング (例えば受信タイミング A 1 ) でのトラヒックを測 定し(7 0 3 )、該呼び出し周期 Aの受信タイミング A 1にてトラヒックに余裕が あるか否かを判断する (7 0 4 )。 ここでの余裕有無の判断では、 上記 7 1 0での トラヒック評価方法と同様の方法を採用することができる。
7 0 4の判断にて受信タイミング A 1でのトラヒックに余裕がある場合には、 当該空いている受信タイミング A 1を移動局 1に通知する (7 0 5 )。 一方、 7 0 4の判断にて受信タイミング A 1でのトラヒックに余裕が無い場合には、 該呼ぴ 出し周期 Aの他の受信タイミング A 2、 A 3及び他の呼び出し周期 B、 Cにおけ るトラヒックを測定する (7 1 1 )。 そして、 その測定結果より、 トラヒックに余 裕がある受信タイミング又は呼び出し周期が存在するか否かを判断する(7 1 2 )。 ここでの各受信タイミングについての余裕有無の判断では、 上記 7 1 0でのトラ ヒック評価方法と同様の方法を採用することができる。
7 1 2でトラヒックに余裕がある受信タイミング又は呼び出し周期が存在する 場合には、 該受信タイミング又は呼び出し周期又はこれら両者を移動局 1に通知 する (7 1 3 )。一方、 トラヒックに余裕がある受信タイミング又は呼び出し周期 が存在しない場合には、 現状維持を移動局 1に対し通知する (7 0 6 )。
また、 7 0 2で移動局 1からの通知が、 移動局 1が新規にスリープモードへ移 行する旨の通知でなければ、 当該通知が、 移動局 1がスリープ状態を変更する旨 の通知であるか否かを判断する (7 0 7 )。 当該通知が、移動局 1がスリープ状態 を変更する旨の通知であれば、 該移動局 1が指定した呼び出し周期における各受 信タイミングでの着信トラヒックを測定する (7 0 8 )。 ここでは、例えば、該移 動局 1が呼び出し周期 Aから呼び出し周期 Bへ変更しようとしており、 変更先と して呼び出し周期 Bを指定したものとする。 よって、 7 0 8では、 指定された呼 び出し周期 Bの受信タイミング B 1〜B 3の各々での着信トラヒックを測定する。 そして、 7 0 4にて該呼び出し周期 Bの各受信タイミングにてトラヒックに余 裕があるか否かを判断する (7 0 4 )。 ここでの余裕有無の判断では、上記 7 1 0 でのトラヒック評価方法と同様の方法を採用することができる。 7 0 4の判断に て何れかの受信タイミングでのトラヒックに余裕がある場合には、 当該余裕があ る受信タイミングを移動局 1に通知する (7 0 5 )。一方、 7 0 4の判断にて何れ の受信タイミングでもトラヒックに余裕が無い場合には、 他の呼び出し周期 (残 りの候補である呼び出し周期 C )の各受信タイミングでのトラヒックを測定し(7 1 1 )、その測定結果より、 トラヒックに余裕がある受信タイミングが存在するか 否かを判断する (7 1 2 )。 ここでの各受信タイミングについての余裕有無の判断 では、上記 7 1 0でのトラヒック評価方法と同様の方法を採用することができる。 7 1 2でトラヒックに余裕がある受信タイミングが存在する場合には、 該受信タ イミングを移動局 1に通知する (7 1 3 )。 一方、 トラヒックに余裕がある受信タ ィミングが存在しない場合には、 現状維持を移動局 1に対し通知する (7 0 6 )。 また、 7 0 7で移動局 1からの通知が、 移動局 1がスリープ状態を変更する旨 の通知でなければ、 当該通知が、 移動局 1がスリープモードであり新たなセルに 移動した旨の通知であるか否かを判断する (7 0 9 )。 ここで、 当該通知が、移動 局 1がスリープモードであり新たなセルに移動した旨の通知でなければ、 7 0 1 へ戻り、 処理を繰り返す。 一方、 当該通知が、 移動局 1がスリープモードであり 新たなセルに移動した旨の通知であれば、 当該通知とともに移動局 1により通知 される呼び出し周期 (即ち、 移動局 1がセルの移動前に間欠受信していた呼び出 し周期) における各受信タイミングでの着信トラヒックを測定する (7 0 8 )。例 えば、 呼び出し周期 Bが移動局 1から通知された場合は、 呼び出し周期 Bの受信 タイミング B 1〜: B 3の各々での着信トラヒックを測定する。
そして、 7 0 4にて該呼び出し周期 Bの各受信タイミングにてトラヒックに余 裕があるか否かを判断する (7 0 4 )。 ここでの余裕有無の判断では、上記 7 1 0 でのトラヒック評価方法と同様の方法を採用することができる。 7 0 4の判断に て何れかの受信タイミングでのトラヒックに余裕がある場合には、 当該余裕があ る受信タイミングを移動局 1に通知する (7 0 5 )。一方、 7 0 4の判断にて何れ の受信タイミングでもトラヒックに余裕が無い場合には、 他の呼び出し周期 (残 りの候補である呼び出し周期 C )の各受信タイミングでのトラヒックを測定し( 7 1 1 )、その測定結果より、 トラヒックに余裕がある受信タイミングが存在するか 否かを判断する (7 1 2 )。 ここでの各受信タイミングについての余裕有無の判断 では、上記 7 1 0でのトラヒック評価方法と同様の方法を採用することができる。 7 1 2でトラヒックに余裕がある受信タイミングが存在する場合には、 該受信タ イミングを移動局 1に通知する (7 1 3 )。一方、 トラヒックに余裕がある受信タ ィミングが存在しない場合には、 現状維持を移動局 1に対し通知する (7 0 6 )。 上記では、 無線基地局が、 移動局が新規にスリープモードに移行する場合、 又 はスリープモードに既に移行している移動局が新たにセル内に移動してきた場合、 又はスリープモードに既に移行している移動局がスリープ状態を変更する場合、 又は無線基地局が決定した任意の場合に、 セル内に存在するスリープモードに移 行している移動局の数と呼び出しチャネルの呼び出しトラヒックの両方又は一方 に応じて、 移動局に対し呼び出し周期と受信タイミングの両方又は一方の変更を 指示し、 当該移動局が当該変更指示に基づく呼び出し周期及び受信タイミングに て間欠受信を行うため、 特定の受信タイミングに着信トラヒックが集中するとい う問題を回避でき、 それと同時に各々の受信タイミングでの着信トラヒックを平 滑化できるという効果がある。
また、 移動局 1からの通知が無い場合でも、 当該移動局 1が間欠受信している 呼び出し周期の受信タイミングでの現状のトラヒックを評価し、 もし混んでいる と無線基地局 2が判断すれば、 他の余裕のある受信タィミング又は呼び出し周期 を探して、 当該余裕のある受信タイミング又は呼び出し周期又はこれら両者を移 動局 1に通知し間欠受信させるため、 間欠受信中の受信タイミングでの着信トラ ヒックが急激に増加しても、 当該輻輳状態を迅速に解消することができる。
( 2 ) 無線基地局の第 2の処理動作
図 8に沿って、 無線基地局 2の第 2の処理動作を説明する。 無線基地局 2は、 移動局 1から、 新たにスリープモードへ移行する又はスリープ状態を変更する又 は新たなセルに移動した旨の通知があるか否かを判断する (8 0 1 )。 ここで、移 動局 1からの通知が無い場合には、 例えば一定時間おきに、 自セル内で移動局 1 が間欠受信している呼び出し周期の受信タイミングでの現状のトラヒックを評価 する。 例えば、 移動局 1が当該時点で呼び出し周期 Aの受信タイミング A 1で間 欠受信しているとすると、 無線基地局 2は、 自局配下のセル 3 A内で呼び出し周 期 Aの受信タイミング A 1でのトラヒックを評価する (8 1 0 )。例えば、 ここで のトラヒック量の評価としては、 セル 3 A内で呼び出し周期 Aの受信タイミング A 1で間欠受信を行っている実際の移動局の数と、 受信タイミング A 1〜A 3で 間欠受信を行っている移動局数の平均値とを比較するとともに、 受信タイミング A 1でのトラヒックと所定のトラヒック閾値とを比較することで行う。 なお、 評 価方法はこれらに限定されるものではなく、 上記以外の方法にて行ってもよい。 上記 8 1 0にて無線基地局 2は、 例えば図 1 5 A、 図 1 5 B、 図 1 5 Cのテー ブルを利用して、 移動局数の平均値や着信トラヒック量を求め、 トラヒックの評 価を行ってもよい。 図 1 5 A、 図 1 5 B、 図 1 5 Cには無線基地局 2が持つテー ブルの構成例を示す。 無線基地局 2は、 自局配下のセルに在圏しスリープモード に移行している移動局を認識するためのテーブル 1 5 Aを有し、 このテープノレ 1 5 Aでは、 移動局の識別番号 (MT 1、 MT 2等) と、 移動局が間欠受信を行つ ている呼び出し周期と、 移動局が属するサービスクラスとが対応づけられて記憶 されている。 また、 無,線基地局 2は、 各サービスクラスにおいて呼び出し周期及 び受信タイミングを管理するためのテーブル 1 5 B、 1 5 Cを持つ。 テーブル 1 5 Bでは、 各呼び出し周期毎に、 当該呼び出し周期で間欠受信を行う移動局の識 別番号とその受信タイミングとが対応づけられて記憶されており、 テーブル 1 5 Cも同様に構成されている。 ここでは、 サービスクラスとして、 処理の迅速性が 強く求められるリアルタィムクラス及び処理の迅速性は求められず節電等が求め られる非リアルタイムクラスが存在する例を示すが、 それ以外にもクラス分けが 可能なものには適用可能である。
8 1 0でトラヒックが空いている場合は、無線基地局 2は何も行わない。一方、 トラヒックが混んでいる場合は、 該呼び出し周期 Aの他の受信タイミング A 2、 A 3及び他の呼び出し周期 B、 Cにおけるトラヒックを測定する (8 1 1 )。 そし て、 その測定結果より、 トラヒックに余裕がある受信タイミング又は呼び出し周 期が存在するか否かを判断する (8 1 2 )。 ここでの各受信タイミングについての 余裕有無の判断では、 上記 8 1 0でのトラヒック評価方法と同様の方法を採用す ることができる。 8 1 2でトラヒックに余裕がある受信タイミング又は呼び出し周期が存在する 場合には、 サービスクラスに応じて、 該受信タイミング又は呼び出し周期又はこ れら両者を移動局 1に通知する (8 1 3 )。 一方、 トラヒックに余裕がある受信タ ィミング又は呼び出し周期が存在しない場合には、 現状維持を移動局 1に対し通 知する (8 0 6 )。
ところで、 8 0 1で移動局 1から通知があった場合には、 当該通知が、 移動局 1が新規にスリープモードへ移行する旨の通知であるか否かを判断する(8 0 2 )。 当該通知が新規にスリープモードへ移行する旨の通知であれば、 移動局 1のサー ビスクラスを確認し、 該移動局 1が間欠受信を行う該サービスクラスに対応する 呼び出し周期 Aのトラヒックを測定し(8 0 3 )、該呼び出し周期のトラヒックに 余裕があるか否かを判断する (8 0 4 )。 ここでの余裕有無の判断では、 上記 8 1 0でのトラヒック評価方法と同様の方法を採用することができる。
8 0 4の判断にて何れかの受信タイミングでのトラヒックに余裕がある場合に は、サービスクラスに応じて空いている受信タイミングを移動局 1に通知する(8 0 5 )。 例えば、 リアルタイムクラスの場合には、 呼損が生じないように、 なるベ くすいている受信タイミングを割り当てる。 一方、 8 0 4の判断にて何れの受信 タイミングでもトラヒックに余裕が無い場合には、 該呼び出し周期 Aの他の受信 タイミング A 2、 A 3及び他の呼び出し周期 B、 Cにおけるトラヒックを測定す る (8 1 1 )。 そして、 その測定結果より、 トラヒックに余裕がある受信タイミン グ又は呼び出し周期が存在するか否かを判断する (8 1 2 )。 ここでの各受信タイ ミングについての余裕有無の判断では、 上記 8 1 0でのトラヒック評価方法と同 様の方法を採用することができる。
8 1 2でトラヒックに余裕がある受信タイミング又は呼び出し周期が存在する 場合には、 サービスクラスに応じて、 該受信タイミング又は呼び出し周期又はこ れら両者を移動局 1に通知する (8 1 3 )。 一方、 トラヒックに余裕がある受信タ ィミング又は呼び出し周期が存在しない場合には、 現状維持を移動局 1に対し通 知する (8 0 6 )。
また、 8 0 2で移動局 1からの通知が、 移動局 1が新規にスリープモードへ移 行する旨の通知でなければ、 当該通知が、 移動局 1がスリープ状態を変更する旨 の通知であるか否かを判断する (8 0 7 )。 当該通知が、移動局 1がスリープ状態 を変更する旨の通知であれば、 該移動局 1のサービスクラスを確認し、 該移動局 1が指定した呼び出し周期における各受信タイミングでの着信トラヒックを測定 する (8 0 8 )。 ここでは、例えば、該移動局 1が呼び出し周期 Aから呼び出し周 期 Bへ変更しようとしており、 変更先として呼び出し周期 Bを指定したものとす る。 よって、 8 0 8では、 指定された呼び出し周期 Bの受信タイミング B 1〜B 3の各々での着信トラヒックを測定する。
そして、 8 0 4にて該呼び出し周期 Bの各受信タイミングにてトラヒックに余 裕があるか否かを判断する (8 0 4 )。 ここでの余裕有無の判断では、上記 8 1 0 でのトラヒック評価方法と同様の方法を採用することができる。 8 0 4の判断に て何れかの受信タイミングでのトラヒックに余裕がある場合には、 サービスクラ スに応じて、 当該余裕がある受信タイミングを移動局 1に通知する (8 0 5 )。一 方、 8 0 4の判断にて何れの受信タイミングでもトラヒックに余裕が無い場合に は、 他の呼び出し周期 (残りの候捕である呼び出し周期 C ) の各受信タイミング でのトラヒックを測定し ( 8 1 1 )、その測定結果より、 トラヒックに余裕がある 受信タイミングが存在するか否かを判断する(8 1 2 )。 ここでの各受信タイミン グについての余裕有無の判断では、 上記 8 1 0でのトラヒック評価方法と同様の 方法を採用することができる。 8 1 2でトラヒックに余裕がある受信タイミング が存在する場合には、 サービスクラスに応じて、 該受信タイミングを移動局 1に 通知する (8 1 3 )。 一方、 トラヒックに余裕がある受信タイミングが存在しない 場合には、 現状維持を移動局 1に対し通知する (8 0 6 )。
また、 8 0 7で移動局 1からの通知が、 移動局 1がスリープ状態を変更する旨 の通知でなければ、 当該通知が、 移動局 1がスリープモードであり新たなセルに 移動した旨の通知であるか否かを判断する (8 0 9 )。 ここで、 当該通知が、 移動 局 1がスリープモードであり新たなセルに移動した旨の通知でなければ、 8 0 1 へ戻り、 処理を繰り返す。 一方、 当該通知が、 移動局 1がスリープモードであり 新たなセルに移動した旨の通知であれば、該移動局 1のサービスクラスを確認し、 当該通知とともに移動局 1により通知される呼び出し周期 (即ち、 移動局 1がセ ルの移動前に間欠受信していた呼び出し周期) における各受信タイミングでの着 信トラヒックを測定する (8 0 8 )。 例えば、 呼び出し周期 Bが移動局 1から通知 された場合は、 呼び出し周期 Bの受信タイミング B 1 ~ B 3の各々での着信トラ ヒックを測定する。
そして、 8 0 4にて該呼び出し周期 Bの各受信タイミングにてトラヒックに余 裕があるか否かを判断する (8 0 4 )。 ここでの余裕有無の判断では、 上記 8 1 0 でのトラヒック評価方法と同様の方法を採用することができる。 8 0 4の判断に て何れかの受信タイミングでのトラヒックに余裕がある場合には、 当該余裕があ る受信タイミングを移動局 1に通知する (8 0 5 )。 一方、 8 0 4の判断にて何れ の受信タイミングでもトラヒックに余裕が無い場合には、 他の呼び出し周期 (残 りの候補である呼び出し周期 C)の各受信タイミングでのトラヒックを測定し( 8 1 1 )、その測定結果より、 トラヒックに余裕がある受信タイミングが存在するか 否かを判断する (8 1 2 )。 ここでの各受信タイミングについての余裕有無の判断 では、上記 8 1 0でのトラヒック評価方法と同様の方法を採用することができる。 8 1 2でトラヒックに余裕がある受信タイミングが存在する場合には、 サービス クラスに応じて、 該受信タイミングを移動局 1に通知する (8 1 3 )。 一方、 トラ ヒックに余裕がある受信タイミングが存在しない場合には、 現状維持を移動局 1 に対し通知する (8 0 6 )。
上記では、 移動局のサービスクラスに応じて、 呼び出し周期と受信タイミング の両方又は一方を設定することが可能であるため、 移動局により当該サービスク ラスに応じた適切な間欠受信が実現できる。 例えば、 サービスクラスとしては、 を移動局に設定することができ、 非 リアルタイムクラスの移動局に対しては、 呼び出し周期を長くして効果的なバッ テリーセ一ビングを行うことが可能となる。 また、 リアルタイムクラスの移動局 に対しては、 呼び出し周期を短く設定して、 呼び出し遅延を極力抑えることが可 能となる (
( 3 ) 位置情報管理サーバの第 1の処理動作
図 9に沿って、 位置情報管理サーバ 5の第 1の処理動作を説明する。 位置情報 管理サーバ 5は、 移動局 1から、 新たにスリープモードへ移行する又はスリープ 状態を変更する又は新たな呼び出しエリアに移動した旨の通知があるか否かを判 断する (9 0 1 )。 ここで、移動局 1からの通知が無い場合には、 例えば一定時間 おきに、 配下の呼び出しエリア内で移動局 1が間欠受信している呼び出し周期の 受信タイミングでの現状のトラヒックを評価する。 例えば、 移動局 1が当該時点 で呼び出し周期 Aの受信タイミング A 1で間欠受信しているとすると、 無線基地 局 2は、 配下の呼び出しエリア内で呼び出し周期 Aの受信タイミング A 1でのト ラヒックを評価する (9 1 0 )。 例えば、 ここでのトラヒック量の評価としては.、 配下の呼び出しェリァ内で呼び出し周期 Aの受信タイミング A 1で間欠受信を行 つている実際の移動局の数と、 受信タイミング A 1〜 A 3で間欠受信を行つてい る移動局数の平均値とを比較するとともに、 受信タイミング A 1でのトラヒック と所定のトラヒック閾値とを比較することで行う。 なお、 評価方法はこれらに限 定されるものではなく、 上記以外の方法にて行ってもよい。
上記 9 1 0にて位置情報管理サーバ 5は、 例えば図 1 6 A、 図 1 6 Bのテープ ルを利用して、 移動局数の平均値や着信トラヒック量を求め、 トラヒックの評価 を行ってもよレ、。 図 1 6 A、 図 1 6 Bには位置情報管理サーバ 5が持つテーブル の構成例を示す。 位置情報管理サーバ 5は、 管理下の呼び出しェリァ内に位置し スリープモードに移行している移動局を認識するためのテーブル 1 6 Aを有し、 このテーブル 1 6 Aでは、 移動局の識別番号 (MT 1、 MT 2等) と、 移動局が 間欠受信を行っている呼び出し周期と、 位置登録を行っている呼び出しエリアと が対応づけられて記憶されている。 また、 位置情報管理サーバ 5は、 呼び出し周 期毎に、 移動局の位置情報を管理するとともに各々の受信タイミングに対応する 移動局の数及び該受信タイミングにおける着信トラヒック量を管理する上で用い るテーブル 1 6 Bを有し、 このテープ/レ 1 6 Bでは、 呼び出しエリアクラス毎及 ぴ呼び出しェリァ毎に、 当該呼び出しェリアに対応する呼び出し周期で間欠受信 を行う移動局の識別番号とその受信タイミングとが対応づけられて記憶されてい る。
9 1 0でトラヒックが空いている場合は、 位置情報管理サーバ 5は何も行わな い。 一方、 トラヒックが混んでいる場合は、 該呼び出し周期 Aの他の受信タイミ ング A 2、 A 3及び他の呼び出し周期 B、 Cにおけるトラヒックを測定する (9 1 1 )。 そして、 その測定結果より、 トラヒックに余裕がある受信タイミング又は 呼び出し周期が存在するが否かを判断する(9 1 2 )。 ここでの各受信タイミング についての余裕有無の判断では、 上記 9 1 0でのトラヒック評価方法と同様の方 法を採用することができる。
9 1 2でトラヒックに余裕がある受信タイミング又は呼び出し周期が存在する 場合には、 該受信タイミング又は呼び出し周期又はこれら両者を移動局 1に通知 する (9 1 3 )。一方、 トラヒックに余裕がある受信タイミング又は呼び出し周期 が存在しない場合には、 現状維持を移動局 1に対し通知する (9 0 6 )。
ところで、 9 0 1で移動局 1から通知があった場合には、 当該通知が、 移動局
1が新規にスリープモードへ移行する旨の通知であるか否かを判断する(9 0 2 )。 当該通知が新規にスリープモードへ移行する旨の通知であれば、 呼び出し周期 A のある 1つの受信タイミング (例えば受信タイミング A 1 ) でのトラヒックを測 定し(9 0 3 )、該呼び出し周期 Aの受信タイミング A 1にてトラヒックに余裕が あるか否かを判断する (9 0 4 )。 ここでの余裕有無の判断では、上記 9 1 0での トラヒック評価方法と同様の方法を採用することができる。 9 0 4の判断にて受信タイミング A 1でのトラヒックに余裕がある場合には、 当該空いている受信タイミング A 1を移動局 1に通知する (9 0 5 )。 一方、 9 0 4の判断にて受信タイミング A 1でのトラヒックに余裕が無い場合には、 該呼び 出し周期 Aの他の受信タイミング A 2、 A 3及び他の呼び出し周期 B、 Cにおけ るトラヒックを測定する ( 9 1 1 )。 そして、 その測定結果より、 トラヒックに余 裕がある受信タイミング又は呼び出し周期が存在するか否かを判断する(9 1 2 )。 ここでの各受信タイミングについての余裕有無の判断では、 上記 9 1 0でのトラ ヒック評価方法と同様の方法を採用することができる。
9 1 2でトラヒックに余裕がある受信タイミング又は呼び出し周期が存在する 場合には、 該受信タイミング又は呼び出し周期又はこれら両者を移動局 1に通知 する (9 1 3 )。 一方、'トラヒックに余裕がある受信タイミング又は呼び出し周期 が存在しない場合には、 現状維持を移動局 1に対し通知する (9 0 6 )。
また、 9 0 2で移動局 1からの通知が、 移動局 1が新規にスリープモードへ移 行する旨の通知でなければ、 当該通知が、 移動局 1がスリープ状態を変更する旨 の通知であるか否かを判断する (9 0 7 )。 当該通知が、移動局 1がスリープ状態 を変更する旨の通知であれば、 該移動局 1が指定した呼び出し周期における各受 信タイミングでの着信トラヒックを測定する (9 0 8 )。 ここでは、例えば、該移 動局 1が呼び出し周期 Aから呼び出し周期 Bへ変更しようとしており、 変更先と して呼び出し周期 Bを指定したものとする。 よって、 9 0 8では、 指定された呼 び出し周期 Bの受信タイミング B 1〜B 3の各々での着信トラヒックを測定する。 そして、 9 0 4にて該呼び出し周期 Bの各受信タイミングにてトラヒックに余 裕があるか否かを判断する (9 0 4 )。 ここでの余裕有無の判断では、上記 9 1 0 でのトラヒック評価方法と同様の方法を採用することができる。 9 0 4の判断に て何れかの受信タイミングでのトラヒックに余裕がある場合には、 当該余裕があ る受信タイミングを移動局 1に通知する (9 0 5 )。一方、 9 0 4の判断にて何れ の受信タイミングでもトラヒックに余裕が無い場合には、 他の呼び出し周期 (残 りの候補である呼び出し周期 C )の各受信タイミングでのトラヒックを測定し( 9 1ェ)、その測定結果より、 トラヒックに余裕がある受信タイミングが存在するか 否かを判断する (9 1 2 )。 ここでの各受信タイミングについての余裕有無の判断 では、上記 9 1 0でのトラヒック評価方法と同様の方法を採用することができる。 9 1 2でトラヒックに余裕がある受信タイミングが存在する場合には、 該受信タ イミングを移動局 1に通知する (9 1 3 )。一方、 トラヒックに余裕がある受信タ ィミングが存在しない場合には、 現状維持を移動局 1に対し通知する (9 0 6 )。 また、 9 0 7で移動局 1からの通知が、 移動局 1がスリープ状態を変更する旨 の通知でなければ、 当該通知が、 移動局 1がスリープモードであり新たな呼び出 しエリアに移動した旨の通知であるか否かを判断する (9 0 9 )。 ここで、 当該通 知が、 移動局 1がスリープモードであり新たな呼び出しェリァに移動した旨の通 知でなければ、 9 0 1へ戻り、 処理を繰り返す。 一方、 当該通知が、 移動局 1が スリープモードであり新たな呼び出しェリアに移動した旨の通知であれば、 当該 通知とともに移動局 1により通知される呼び出し周期 (即ち、 移動局 1が呼び出 しエリアの移動前に間欠受信していた呼び出し周期) における各受信タイミング での着信トラヒックを測定する (9 0 8 )。例えば、呼び出し周期 Bが移動局 1か ら通知された場合は、 呼び出し周期 Bの受信タイミング B 1〜B 3の各々での着 信トラヒックを測定する。
そして、 9 0 4にて該呼び出し周期 Bの各受信タイミングにてトラヒックに余 裕があるか否かを判断する (9 0 4 )。 ここでの余裕有無の判断では、上記 9 1 0 でのトラヒック評価方法と同様の方法を採用することができる。 9 0 4の判断に て何れかの受信タイミングでのトラヒックに余裕がある場合には、 当該余裕があ る受信タイミングを移動局 1に通知する (9 0 5 )。一方、 9 0 4の判断にて何れ の受信タイミングでもトラヒックに余裕が無い場合には、 他の呼び出し周期 (残 りの候補である呼び出し周期 C )の各受信タイミングでのトラヒックを測定し(9 1 1 )、その測定結果より、 トラヒックに余裕がある受信タイミングが存在するか 否かを判断する (9 1 2 )。 ここでの各受信タイミングについての余裕有無の判断 では、上記 9 1 0でのトラヒック評価方法と同様の方法を採用することができる。 9 1 2でトラヒックに余裕がある受信タイミングが存在する場合には、 該受信タ イミングを移動局 1に通知する (9 1 3 )。 一方、 トラヒックに余裕がある受信タ ィミングが存在しない場合には、 現状維持を移動局 1に対し通知する (9 0 6 )。 上記では、 位置情報管理サーバが、 移動局が新規にスリープモードに移行する 場合、 又はスリープモードに既に移行している移動局がスリープ状態を変更する 場合、 又はスリープモードに既に移行している移動局が新しい呼び出しエリアに 移動した場合、 又は位置情報管理サーバが決定した任意の場合に、 各々の呼び出 しエリアに在圏しているスリープモードの移動局の数と、 各々の呼び出しエリア 内で呼び出しチャネルの各々の受信タイミングでの着信トラヒックの両方又は一 方に応じて、 移動局に対し、 呼び出し周期と受信タイミングの両方又は一方の変 更を指示し、 当該移動局が当該変更指示に基づく呼び出し周期及び受信タイミン グにて間欠受信を行うため、 呼び出しェリァ内で特定の受信タイミングに着信ト ラヒックが集中する問題を回避でき、 それと同時に各々の受信タイミングでの着 信トラヒックを平滑化できるという効果がある。
また、 移動局 1からの通知が無い場合でも、 当該移動局 1が間欠受信している 呼び出し周期の受信タイミングでの現状のトラヒックを評価し、 もし混んでいる と位置情報管理サーバ 5が判断すれば、 他の余裕のある受信タイミング又は呼び 出し周期を探して、 当該余裕のある受信タイミング又は呼び出し周期又はこれら 両者を移動局 1に通知し間欠受信させるため、 間欠受信中の受信タイミングでの 着信トラヒックが急激に増加しても、 当該輻輳状態を迅速に解消することができ る。
( 4 ) 位置情報管理サーバの第 2の処理動作
図 1 0に沿って、 位置情報管理サーバ 5の第 2の処理動作を説明する。 位置情 報管理サーバ 5は、 移動局 1から、 新たにスリープモードへ移行する又はスリー プ状態を変更する又は新たな呼び出しエリアに移動した旨の通知があるか否かを 判断する (1 0 0 1 )。 ここで、移動局 1からの通知が無い場合には、例えば一定 時間おきに、 配下の呼び出しェリァ内で移動局 1が間欠受信している呼び出し周 期の受信タイミングでの現状のトラヒックを評価する。 例えば、 移動局 1が当該 時点で呼び出し周期 Aの受信タイミング A 1で間欠受信しているとすると、 無線 基地局 2は、 配下の呼び出しェリァ内で呼び出し周期 Aの受信タイミング A 1で のトラヒックを評価する (1 0 1 0 )。例えば、 ここでのトラヒック量の評価とし ては、 配下の呼び出しエリア内で呼び出し周期 Aの受信タイミング A 1で間欠受 信を行っている実際の移動局の数と、 受信タイミング A 1〜A 3で間欠受信を行 つている移動局数の平均値とを比較するとともに、 受信タイミング A 1でのトラ ヒックと所定のトラヒック閾値とを比較することで行う。 なお、 評価方法はこれ らに限定されるものではなく、 上記以外の方法にて行ってもよい。
上記 1 0 1 0にて位置情報管理サーバ 5は、 例えば図 1 7 A、 図 1 7 B、 図 1 7 Cのテーブルを利用して、 移動局数の平均ィ直ゃ着信トラヒック量を求め、 トラ ヒックの評価を行ってもよい。 図 1 7 A、 図 1 7 B、 図 1 7 Cには位置情報管理 サーバ 5が持つテーブルの構成例を示す。 位置情報管理サーバ 5は、 管理下の呼 び出しエリア内に位置しスリープモードに移行している移動局を認識するための テーブル 1 7 Aを有し、 このテーブル 1 7 Aでは、 移動局の識別番号 (MT 1、 MT 2等) と、 移動局が間欠受信を行っている呼び出し周期と、 位置登録を行つ ている呼び出しエリアと、 移動局が属するサービスクラスとが対応づけられて記 憶されている。 また、 位置情報管理サーバ 5は、 各サービスクラスにおいて呼び 出し周期及び受信タイミングを管理するためのテーブル 1 7 B、 1 7 Cを持つ。 テーブル 1 7 Bでは、 呼び出しエリアクラス毎及び呼び出しエリア毎に、 当該呼 び出しエリアに対応する呼び出し周期で間欠受信を行う移動局の識別番号とその 受信タイミングとが対応づけられて記憶されており、 テーブル 1 7 Cも同様に構 成されている。 ここでは、 サービスクラスとして、 処理の迅速性が強く求められ るリアルタイムクラス及ぴ処理の迅速性は求められず節電等が求められる非リア ルタイムクラスが存在する例を示すが、 それ以外にもクラス分けが可能なものに は適用可能である。
1 0 1 0でトラヒックが空いている場合は、 位置情報管理サーバ 5は何も行わ ない。 一方、 トラヒックが混んでいる場合は、 該呼び出し周期 Aの他の受信タイ ミング A 2、 A 3及び他の呼び出し周期 B、 Cにおけるトラヒックを測定する(1 0 1 1 )。 そして、その測定結果より、 トラヒックに余裕がある受信タイミング又 は呼び出し周期が存在するか否かを判断する (1 0 1 2 )。 ここでの各受信タイミ ングについての余裕有無の判断では、 上記 1 0 1 0でのトラヒック評価方法と同 様の方法を採用することができる。
1 0 1 2でトラヒックに余裕がある受信タイミング又は呼び出し周期が存在す る場合には、 サービスクラスに応じて、 該受信タイミング又は呼び出し周期又は これら両者を移動局 1に通知する (1 0 1 3 )。一方、 トラヒックに余裕がある受 信タイミング又は呼び出し周期が存在しない場合には、 現状維持を移動局 1に対 し通知する (1 0 0 6 )。
ところで、 1 0 0 1で移動局 1から通知があった場合には、 当該通知が、 移動 局 1が新規にスリープモードへ移行する旨の通知であるか否かを判断する (1 0 ◦ 2 )。当該通知が新規にスリープモードへ移行する旨の通知であれば、移動局 1 のサービスクラスを確認し、 該移動局 1が間欠受信を行う該サービスクラスに対 応する呼び出し周期 Aのトラヒックを測定し(1 0 0 3 )、該呼び出し周期のトラ ヒックに余裕があるか否かを判断する(1 0 0 4 )。ここでの余裕有無の判断では、 上記 1 0 1 0でのトラヒック評価方法と同様の方法を採用することができる。
1 0 0 4の判断にて受信タイミング A 1でのトラヒックに余裕がある場合には、 サービスクラスに応じて空いている受信タイミングを移動局 1に通知する (1 0 0 5 )。 例えば、 リアルタイムクラスの場合には、 呼損が生じないように、 なるベ くすいている受信タイミングを割り当てる。 一方、 1 0 0 4の判断にて受信タイ ミング A 1でのトラヒックに余裕が無い場合には、 該呼び出し周期 Aの他の受信 タイミング A 2、 A 3及び他の呼び出し周期 B、 Cにおけるトラヒックを測定す る (1 0 1 1 )。 そして、 その測定結果より、 トラヒックに余裕がある受信タイミ ング又は呼び出し周期が存在するか否かを判断する(1 0 1 2 )。 ここでの各受信 タイミングについての余裕有無の判断では、 上記 1 0 1 0でのトラヒック評価方 法と同様の方法を採用することができる。
1 0 1 2でトラヒックに余裕がある受信タイミング又は呼び出し周期が存在す る場合には、 サービスクラスに応じて、 該受信タイミング又は呼び出し周期又は これら両者を移動局 1に通知する (1 0 1 3 )。一方、 トラヒックに余裕がある受 信タイミング又は呼び出し周期が存在しない場合には、 現状維持を移動局 1に対 し通知する (1 0 0 6 )。
また、 1 0 0 2で移動局 1からの通知が、 移動局 1が新規にスリープモードへ 移行する旨の通知でなければ、 当該通知が、 移動局 1がスリープ状態を変更する 旨の通知であるか否かを判断する (1 0 0 7 )。 当該通知が、移動局 1がスリープ 状態を変更する旨の通知であれば、 該移動局 1のサービスクラスを確認し、 該移 動局 1が指定した呼び出し周期における各受信タイミングでの着信トラヒックを 測定する (1 0 0 8 )。 ここでは、例えば、該移動局 1が呼び出し周期 Aから呼び 出し周期 Bへ変更しようとしており、 変更先として呼び出し周期 Bを指定したも のとする。 よって、 1 0 0 8では、 指定された呼び出し周期 Bの受信タイミング B 1〜B 3の各々での着信トラヒックを測定する。
そして、 1 0 0 4にて該呼び出し周期 Bの各受信タイミングにてトラヒックに 余裕があるか否かを判断する (1 0 0 4 )。 ここでの余裕有無の判断では、上記 1 0 1 0でのトラヒック評価方法と同様の方法を採用することができる。 1 0 0 4 の判断にて何れかの受信タイミングでのトラヒックに余裕がある場合には、 サー ビスクラスに応じて、 当該余裕がある受信タイミングを移動局 1に通知する (1 0 0 5 )。一方、 1 0 0 4の判断にて何れの受信タイミングでもトラヒックに余裕 が無い場合には、 他の呼び出し周期 (残りの候補である呼び出し周期 C) の各受 信タイミングでのトラヒックを測定し(1 0 1 1 )、その測定結果より、 トラヒッ クに余裕がある受信タイミングが存在するか否かを判断する(1 0 1 2 )。 ここで の各受信タイミングについての余裕有無の判断では、 上記 1 0 1 0でのトラヒッ ク評価方法と同様の方法を採用することができる。 1 0 1 2でトラヒックに余裕 がある受信タイミングが存在する場合には、 サービスクラスに応じて、 該受信タ イミングを移動局: Lに通知する (1 0 1 3 )。一方、 トラヒックに余裕がある受信 タイミングが存在しない場合には、 現状維持を移動局 1に対し通知する (1 0 0 6 )。
また、 1 0 0 7で移動局 1からの通知が、 移動局 1がスリープ状態を変更する 旨の通知でなければ、 当該通知が、 移動局 1がスリープモードであり新たな呼び 出しエリアに移動した旨の通知であるか否かを判断する (1 0 0 9 )。 ここで、 当 該通知が、 移動局 1がスリープモードであり新たな呼び出しェリアに移動した旨 の通知でなければ、 1 0 0 1へ戻り、 処理を繰り返す。 一方、 当該通知が、 移動 局 1がスリープモードであり新たな呼び出しェリァに移動した旨の通知であれば、 該移動局 1のサービスクラスを確認し、 当該通知とともに移動局 1により通知さ れる呼び出し周期 (即ち、 移動局 1が呼び出しエリアの移動前に間欠受信してい た呼び出し周期) における各受信タイミングでの着信トラヒックを測定する (1 0 0 8 )。例えば、呼び出し周期 Bが移動局 1から通知された場合は、呼び出し周 期 Bの受信タイミング B 1〜B 3の各々での着信トラヒックを測定する。
そして、 1 0 0 4にて該呼び出し周期 Bの各受信タイミングにてトラヒックに 余裕があるか否かを判断する (1 0 0 4 )。 ここでの余裕有無の判断では、上記 1 0 1 0でのトラヒック評価方法と同様の方法を採用することができる。 1 0 0 4 の判断にて何れかの受信タイミングでのトラヒックに余裕がある場合には、 当該 余裕がある受信タイミングを移動局 1に通知する (1 0 0 5 )。 一方、 1 0 0 4の 判断にて何れの受信タイミングでもトラヒックに余裕が無い場合には、 他の呼ぴ 出し周期 (残りの候補である呼び出し周期 c ) の各受信タイミングでのトラヒッ クを測定し (1 0 1 1 )、 その測定結果より、 トラヒックに余裕がある受信タイミ ングが存在するか否かを判断する ( 1 0 1 2 )。 ここでの各受信タイミングについ ての余裕有無の判断では、 上記 1 0 1 0でのトラヒック評価方法と同様の方法を 採用することができる。 1 0 1 2でトラヒックに余裕がある受信タイミングが存 在する場合には、 サービスクラスに応じて、 該受信タイミングを移動局 1に通知 する (1 0 1 3 )。 一方、 トラヒックに余裕がある受信タイミングが存在しない場 合には、 現状維持を移動局 1に対し通知する (1 0 0 6 )。
上記では、 移動局のサービスクラスに応じて、 呼び出し周期と受信タイミング の両方又は一方を設定することが可能であるため、 移動局により当該サービスク ラスに応じた適切な間欠受信が実現できる。 例えば、 サービスクラスとしては、 リアルタィムクラスと非リアルタイムクラスを移動局に設定することができ、 非 リアルタイムクラスの移動局に対しては、 呼び出し周期を長くして効果的なバッ テリーセ一ビングを行うことが可能となる。 また、 リアルタイムクラスの移動局 に対しては、 呼び出し周期を短く設定して、 呼び出し遅延を極力抑えることが可 能となる。
( 5 ) 位置情報管理サーバの第 3の処理動作
図 1 1に沿って、 位置情報管理サーバ 5の第 3の処理動作を説明する。 位置情 報管理サーバ 5は、 移動局 1から、 新たにスリープモードへ移行する又はスリー プ状態を変更する又は新たな呼び出しエリアに移動した旨の通知があるか否かを 判断する (1 1 0 1 )。 ここで、移動局 1からの通知が無い場合には、 例えば一定 時間おきに、 配下の呼び出しェリァ内で移動局 1が間欠受信している呼び出し周 期の受信タイミングでの現状のトラヒックを評価する。 例えば、 移動局 1が当該 時点で呼び出し周期 Aの受信タイミング A 1で間欠受信しているとすると、 無線 基地局 2は、 配下の呼び出しェリァ内で呼び出し周期 Aの受信タイミング A 1で のトラヒックを評価する (1 1 1 0 )。例えば、 ここでのトラヒック量の評価とし ては、 配下の呼び出しエリア内で呼び出し周期 Aの受信タイミング A 1で間欠受 信を行っている実際の移動局の数と、 受信タイミング A 1〜A 3で間欠受信を行 つている移動局数の平均値とを比較するとともに、 受信タイミング A 1でのトラ ヒックと所定のトラヒック閾値とを比較することで行う。 なお、 評価方法はこれ らに限定されるものではなく、 上記以外の方法にて行ってもよい。
上記 1 1 1 0にて位置情報管理サーバ 5は、 例えば図 1 8 A、 図 1 8 Bのテー ブルを利用して、 移動局数の平均値や着信トラヒック量を求め、 トラヒックの評 価を行ってもよい。 図 1 8 A、 図 1 8 Bには位置情報管理サーバ 5が持つテープ ルの構成例を示す。 位置情報管理サーバ 5は、 管理下の呼び出しェリァ内に位置 しスリープモードに移行している移動局を認識するためのテーブル 1 8 Aを有し、 このテーブル 1 8 Aでは、 移動局の識別番号 (MT 1、 MT 2等) と、 位置登録 を行っている呼び出しエリアとが対応づけられて記憶されている。 また、 位置情 報管理サーバ 5は、 個々の呼び出しェリアについて移動局の位置情報を管理する とともに各々の受信タイミングに対応する移動局の数及び該受信タイミングにお ける着信トラヒック量を管理する上で用いるテーブル 1 8 Bを有し、 このテープ ル 1 8 Bでは、 呼び出しエリア毎に、 当該呼び出しエリアに対応する呼び出し周 期で間欠受信を行っている移動局の識別番号とその受信タイミングとが対応づけ られて記憶されている。
1 1 1 0でトラヒックが空いている場合は、 位置情報管理サーバ 5は何も行わ ない。 一方、 トラヒックが混んでいる場合は、 自位置情報管理サーバ 5より上位 又は下位の位置情報管理サーバを検索し、 該呼び出し周期 Aの他の受信タイミン グ A 2、 A 3及び他の呼び出し周期 B、 Cにおけるトラヒックを測定する (1 1 1 1 )。そして、 その測定結果より、 トラヒックに余裕がある受信タイミング又は 呼び出し周期が存在するか否かを判断する (1 1 1 2 )。 ここでの各受信タイミン グについての余裕有無の判断では、 上記 1 1 1 0でのトラヒック評価方法と同様 の方法を採用することができる。 1 1 1 2でトラヒックに余裕がある受信タイミング又は呼び出し周期が存在す る場合には、 該受信タイミング又は呼び出し周期又はこれら両者を移動局 1に通 知すると同時に、該位置情報管理サーバに該移動局を追加する(1 1 1 3)。一方、 トラヒックに余裕がある受信タイミング又は呼び出し周期が存在しない場合には、 現状維持を移動局 1に対し通知する (1 106)。
ところで、 1 1 01で移動局 1から通知があった場合には、 当該通知が、 移動 局 1が新規にスリープモードへ移行する旨の通知であるか否かを判断する (1 1 02)。当該通知が新規にスリープモードへ移行する旨の通知であれば、呼び出し 周期 Aのある 1つの受信タイミング (例えば受信タイミング A 1) でのトラヒッ クを測定し(1 103)、該呼び出し周期 Aの受信タイミング A 1にてトラヒック に余裕があるか否かを判断する (1 104)。 ここでの余裕有無の判断では、上記 1 1 10でのトラヒック評価方法と同様の方法を採用することができる。
1 104の判断にて受信タイミング A 1でのトラヒックに余裕がある場合には、 当該空いている受信タイミング A 1を移動局 1に通知する (1 105)。 一方、 1 104の判断にて受信タイミング A 1でのトラヒックに余裕が無い場合には、 自 位置情報管理サーバ 5より上位又は下位の位置情報管理サーバを検索し、 該呼び 出し周期 Aの他の受信タイミング A 2、 A 3及び他の呼び出し周期 B、 Cにおけ るトラヒックを測定する ( 1 1 1 1 )。 そして、 その測定結果より、 トラヒックに 余裕がある受信タイミング又は呼び出し周期が存在するか否かを判断する ( 1 1 1 2)。 ここでの各受信タイミングについての余裕有無の判断では、上記 1 1 1 0 でのトラヒック評価方法と同様の方法を採用することができる。
1 1 12でトラヒックに余裕がある受信タイミング又は呼び出し周期が存在す る場合には、 該受信タイミング又は呼び出し周期又はこれら両者を移動局 1に通 知すると同時に、該位置情報管理サーバに該移動局を追加する(1 1 1 3)。一方、 トラヒックに余裕がある受信タイミング又は呼び出し周期が存在しない場合には、 現状維持を移動局 1に対し通知する (1 106)。 また、 1 1 0 2で移動局 1からの通知が、 移動局 1が新規にスリープモードへ 移行する旨の通知でなければ、 当該通知が、 移動局 1がスリープ状態を変更する 旨の通知であるか否かを判断する (1 1 0 7 )。 当該通知が、移動局 1がスリープ 状態を変更する旨の通知であれば、 該移動局 1が指定した呼び出し周期における 各受信タイミングでの着信トラヒックを測定する(1 1 0 8 )。ここでは、例えば、 該移動局 1が呼び出し周期 Aから呼び出し周期 Bへ変更しようとしており、 変更 先として呼び出し周期 Bを指定したものとする。 よって、 1 1 0 8では、 指定さ れた呼び出し周期 Bの受信タイミング B 1〜 B 3の各々での着信トラヒックを測 定する。
そして、 1 1 0 4にて該呼び出し周期 Bの各受信タイミングにてトラヒックに 余裕があるか否かを判断する (1 1 0 4 )。 ここでの余裕有無の判断では、上記 1 1 1 0でのトラヒック評価方法と同様の方法を採用することができる。 1 1 0 4 の判断にて何れかの受信タイミングでのトラヒックに余裕がある場合には、 当該 余裕がある受信タイミングを移動局 1に通知する (1 1 0 5 )。 一方、 1 1 0 4の 判断にて何れの受信タイミングでもトラヒックに余裕が無い場合には、 自位置情 報管理サーバ 5より上位又は下位の位置情報管理サーバを検索し、 他の呼び出し 周期 (残りの候補である呼び出し周期 C ) の各受信タイミングでのトラヒックを 測定し(1 1 1 1 )、その測定結果より、 トラヒックに余裕がある受信タイミング が存在するか否かを判断する (1 1 1 2 )。 ここでの各受信タイミングについての 余裕有無の判断では、 上記 1 1 1 0でのトラヒック評価方法と同様の方法を採用 することができる。 1 1 1 2でトラヒックに余裕がある受信タイミングが存在す る場合には、 該受信タイミングを移動局 1に通知すると同時に、 該位置情報管理 サーバに該移動局を追加する (1 1 1 3 )。 一方、 トラヒックに余裕がある受信タ ィミングが存在しない場合には、現状維持を移動局 1に対し通知する,(1 1 0 6 )。 また、 1 1 0 7で移動局 1からの通知が、 移動局 1がスリープ状態を変更する 旨の通知でなければ、 当該通知が、 移動局 1がスリープモードであり新たな呼ぴ 出しエリアに移動した旨の通知であるか否かを判断する (1 109)。 ここで、 当 該通知が、 移動局 1がスリープモードであり新たな呼び出しェリァに移動した旨 の通知でなければ、 1 101へ戻り、 処理を繰り返す。 一方、 当該通知が、 移動 局 1がスリープモードであり新たな呼び出しェリァに移動した旨の通知であれば、 当該通知とともに移動局 1により通知される呼び出し周期 (即ち、 移動局 1が呼 び出しェリァの移動前に間欠受信していた呼び出し周期) における各受信タイミ ングでの着信トラヒックを測定する (1 108)。 例えば、呼び出し周期 Bが移動 局 1から通知された場合は、 呼び出し周期 Bの受信タイミング B 1〜B 3の各々 での着信トラヒックを測定する。
そして、 1 104にて該呼び出し周期 Bの各受信タイミングにてトラヒックに 余裕があるか否かを判断する (1 104)。 ここでの余裕有無の判断では、上記 1 1 1 0でのトラヒック評価方法と同様の方法を採用することができる。 1 104 の判断にて何れかの受信タイミングでのトラヒックに余裕がある場合には、 当該 余裕がある受信タイミングを移動局 1に通知する (1 105)。 一方、 1 1 04の 判断にて何れの受信タイミングでもトラヒックに余裕が無い場合には、 自位置情 報管理サーバ 5より上位又は下位の位置情報管理サーバを検索し、 他の呼び出し 周期 (残りの候補である呼び出し周期 C) の各受信タイミングでのトラヒックを 測定し(1 1 1 1)、その測定結果より、 トラヒックに余裕がある受信タイミング が存在するか否かを判断する (1 1 1 2)。 ここでの各受信タイミングについての 余裕有無の判断では、 上記 1 1 10でのトラヒック評価方法と同様の方法を採用 することができる。 1 1 1 2でトラヒックに余裕がある受信タイミングが存在す る場合には、 該受信タイミングを移動局 1に通知すると同時に、 該位置情報管理 サーバに該移動局を追加する (1 1 1 3)。一方、 トラヒックに余裕がある受信タ イミングが存在しない場合には、現状維持を移動局 1に対し通知する(1 106)。 上記では、 1つの位置情報管理サーバに集中していた処理を各階層の位置情報 管理サーバで分散するため、 処理負荷を分散し 1つのサーバにかかる処理負荷を 削減することができる。 また、 故障時に全てのシステムが停止するという問題を 回避できる。
( 6 ) 位置情報管理サーバの第 4の処理動作
図 1 2に沿って、 位置情報管理サーバ 5の第 4の処理動作を説明する。 位置情 報管理サーバ 5は、 移動局 1力ゝら、 新たにスリープモードへ移行する又はスリ一 プ状態を変更する又は新たな呼び出しエリアに移動した旨の通知があるか否かを 判断する (1 2 0 1 )。 ここで、移動局 1からの通知が無い場合には、例えば一定 時間おきに、 配下の呼び出しエリア内で移動局 1が間欠受信している呼び出し周 期の受信タイミングでの現状のトラヒックを評価する。 例えば、 移動局 1が当該 時点で呼び出し周期 Aの受信タイミング A 1で間欠受信しているとすると、 無線 基地局 2は、 配下の呼び出しェリァ内で呼び出し周期 Aの受信タイミング A 1で のトラヒックを評価する (1 2 1 0 )。例えば、 ここでのトラヒック量の評価とし ては、 配下の呼び出しエリア内で呼び出し周期 Aの受信タイミング A 1で間欠受 信を行っている実際の移動局の数と、 受信タイミング A 1〜A 3で間欠受信を行 つている移動局数の平均値とを比較するとともに、 受信タイミング A 1でのトラ ヒックと所定のトラヒック閾値とを比較することで行う。 なお、 評価方法はこれ らに限定されるものではなく、 上記以外の方法にて行ってもよい。
上記 1 2 1 0にて位置情報管理サーバ 5は、 例えば図 1 9 A、 図 1 9 B、 図 1 9 Cのテーブルを利用して、 移動局数の平均値や着信トラヒック量を求め、 トラ ヒックの評価を行ってもよレ、。 図 1 9 A、 図 1 9 B、 図 1 9 Cには位置情報管理 サーバ 5が持つテーブルの構成例を示す。 位置情報管理サーバ 5は、 管理下の呼 び出しエリア内に位置しスリ ^"プモードに移行している移動局を認識するための テーブル 1 9 Aを有し、 このテーブル 1 9 Aでは、 移動局の識別番号 (MT 1、 MT 2等) と、 位置登録を行っている呼び出しエリアと、 移動局が属するサービ スクラスとが対応づけられて記憶されている。 また、 位置情報管理サーバ 5は、 各サービスクラスにおいて呼び出し周期及び受信タイミングを管理するためのテ 1 一ブル 1 9 B、 1 9 Cを持つ。 テーブル 1 9 Bでは、 呼び出しエリア毎に、 当該 呼び出しェリァに対応する呼び出し周期で間欠受信を行う移動局の識別番号とそ の受信タイミングとが対応づけられて記憶されており、 テープノレ 1 9 Cも同様に 構成されている。 ここでは、 サービスクラスとして、 処理の迅速性が強く求めら れるリアルタイムクラス及び処理の迅速性は求められず節電等が求められる非リ アルタイムクラスが存在する例を示すが、 それ以外にもクラス分けが可能なもの には適用可能である。
1 2 1 0でトラヒックが空いている場合は、 位置情報管理サーバ 5は何も行わ なレ、。 一方、 トラヒックが混んでいる場合は、 自位置情報管理サーバ 5より上位 又は下位の位置情報管理サーバを検索し、 該呼び出し周期 Aの他の受信タイミン グ A 2、 A 3及び他の呼び出し周期 B、 Cにおけるトラヒックを測定する (1 2 1 1 )。 そして、 その測定結果より、 トラヒックに余裕がある受信タイミング又は 呼び出し周期が存在するか否かを判断する (1 2 1 2 )。 ここでの各受信タイミン. グについての余裕有無の判断では、 上記 1 2 1 0でのトラヒック評価方法と同様 の方法を採用することができる。
1 2 1 2でトラヒックに余裕がある受信タイミング又は呼び出し周期が存在す る場合には、 サービスクラスに応じて該受信タイミング又は呼び出し周期又はこ れら両者を移動局 1に通知すると同時に、 該位置情報管理サーバに該移動局を追 加する (1 2 1 3 )。 一方、 トラヒックに余裕がある受信タイミング又は呼び出し 周期が存在しない場合には、 現状維持を移動局 1に対し通知する (1 2 0 6 )。 ところで、 1 2 0 1で移動局 1から通知があった場合には、 当該通知が、 移動 局 1が新規にスリープモードへ移行する旨の通知であるか否かを判断する ( 1 2 0 2 )。 当該通知が新規にスリープモードへ移行する旨の通知であれば、移動局 1 のサービスクラスを確認し、 該移動局 1が間欠受信を行う該サービスクラスに対 応する呼び出し周期 Aのトラヒックを測定し(1 2 0 3 )、該呼び出し周期のトラ ヒックに余裕があるか否かを判断する( 1 2 0 4 )。ここでの余裕有無の判断では、 上記 1 2 1 0でのトラヒック評価方法と同様の方法を採用することができる。
1 2 0 4の判断にて受信タイミング A 1でのトラヒックに余裕がある場合には、 サービスクラスに応じて空いている受信タイミングを移動局 1に通知する (1 2 0 5 )。 例えば、 リアルタイムクラスの場合には、 呼損が生じないように、 なるベ くすいている受信タイミングを割り当てる。 一方、 1 2 0 4の判断にて受信タイ ミング A 1でのトラヒックに余裕が無い場合には、 自位置情報管理サーバ 5より 上位又は下位の位置情報管理サーバを検索し、 該呼び出レ周期 Aの他の受信タイ ミング A 2、 A 3及び他の呼び出し周期 B、 Cにおけるトラヒックを測定する(1 2 1 1 )。 そして、 その測定結果より、 トラヒックに余裕がある受信タイミング又 は呼び出し周期が存在するか否かを判断する (1 2 1 2 )。 ここでの各受信タイミ ングについての余裕有無の判断では、 上記 1 2 1 0でのトラヒック評価方法と同 様の方法を採用することができる。
1 2 1 2でトラヒックに余裕がある受信タイミング又は呼び出し周期が存在す る場合には、 サービスクラスに応じて該受信タイミング又は呼び出し周期又はこ れら両者を移動局 1に通知すると同時に、 該位置情報管理サーバに該移動局を追 加する (1 2 1 3 )。 一方、 トラヒックに余裕がある受信タイミング又は呼び出し 周期が存在しない場合には、 現状維持を移動局 1に対し通知する (1 2 0 6 )。 また、 1 2 0 2で移動局 1からの通知が、 移動局 1が新規にスリープモードへ 移行する旨の通知でなければ、 当該通知が、 移動局 1がスリープ状態を変更する 旨の通知であるか否かを判断する (1 2 0 7 )。 当該通知が、移動局 1がスリープ 状態を変更する旨の通知であれば、 該移動局 1のサービスクラスを確認し、 該移 動局 1が指定した呼び出し周期における各受信タイミングでの着信トラヒックを 測定する (1 2 0 8 )。 ここでは、例えば、該移動局 1が呼び出し周期 Aから呼び 出し周期 Bへ変更しょうとしており、 変更先として呼び出し周期 Bを指定したも のとする。 よって、 1 2 0 8では、 指定された呼び出し周期 Bの受信タイミング B 1〜: B 3の各々での着信トラヒックを測定する。 そして、 1 2 0 4にて該呼び出し周期 Bの各受信タイミングにてトラヒックに 余裕があるか否かを判断する (1 2 0 4 )。 ここでの余裕有無の判断では、上記 1 2 1 0でのトラヒック評価方法と同様の方法を採用することができる。 1 2 0 4 の判断にて何れかの受信タイミングでのトラヒックに余裕がある場合には、 サー ビスクラスに応じて、 当該余裕がある受信タイミングを移動局 1に通知する (1 2 0 5 )。一方、 1 2 0 4の判断にて何れの受信タイミングでもトラヒックに余裕 が無い場合には、 自位置情報管理サーバ 5より上位又は下位の位置情報管理サー バを検索し、 他の呼び出し周期 (残りの候補である呼び出し周期 C ) の各受信タ ィミングでのトラヒックを測定し ( 1 2 1 1 )、 その測定結果より、 トラヒックに 余裕がある受信タイミングが存在するか否かを判断する (1 2 1 2 )。 ここでの各 受信タイミングについての余裕有無の判断では、 上記 1 2 1 0でのトラヒック評 価方法と同様の方法を採用することができる。 1 2 1 2でトラヒックに余裕があ る受信タイミングが存在する場合には、 サービスクラスに応じて該受信タイミン グを移動局 1に通知すると同時に、 該位置情報管理サーバに該移動局を追加する ( 1 2 1 3 )。一方、 トラヒックに余裕がある受信タイミングが存在しない場合に は、 現状維持を移動局 1に対し通知する (1 2 0 6 )。
また、 1 2 0 7で移動局 1からの通知が、 移動局 1がスリープ状態を変更する 旨の通知でなければ、 当該通知が、 移動局 1がスリープモードであり新たな呼び 出しエリアに移動した旨の通知であるか否かを判断する (1 2 0 9 )。 ここで、 当 該通知が、 移動局 1がスリープモードであり新たな呼び出しェリアに移動した旨 の通知でなければ、 1 2 0 1へ戻り、 処理を繰り返す。 一方、 当該通知が、 移動 局 1がスリープモードであり新たな呼び出しェリァに移動した旨の通知であれば、 該移動局 1のサービスクラスを確認し、 当該通知とともに移動局 1により通知さ れる呼び出し周期 (即ち、 移動局 1が呼び出しエリアの移動前に間欠受信してい た呼び出し周期) における各受信タイミングでの着信トラヒックを測定する (1 2 0 8 )。例えば、呼び出し周期 Bが移動局 1から通知された場合は、呼び出し周 期 Bの受信タイミング B 1〜B 3の各々での着信トラヒックを測定する。
そして、 1 204にて該呼び出し周期 Bの各受信タイミングにてトラヒックに 余裕があるか否かを判断する (1 204)。 ここでの余裕有無の判断では、上記 1 210でのトラヒック評価方法と同様の方法を採用することができる。 1 204 の判断にて何れかの受信タイミングでのトラヒックに余裕がある場合には、 当該 余裕がある受信タイミングを移動局 1に通知する (1 205)。一方、 1 204の 判断にて何れの受信タイミングでもトラヒックに余裕が無い場合には、 自位置情 報管理サーバ 5より上位又は下位の位置情報管理サーバを検索し、 他の呼び出し 周期 (残りの候補である呼び出し周期 C) の各受信タイミングでのトラヒックを 測定し(121 1)、 その測定結果より、 トラヒックに余裕がある受信タイミング が存在するか否かを判断する (121 2)。 ここでの各受信タイミングについての 余裕有無の判断では、 上記 1210でのトラヒック評価方法と同様の方法を採用 することができる。 1 21 2でトラヒックに余裕がある受信タイミングが存在す る場合には、 サービスクラスに応じて該受信タイミングを移動局 1に通知すると 同時に、該位置情報管理サーバに該移動局を追加する (1 213)。 一方、 トラヒ ックに余裕がある受信タイミングが存在しない場合には、 現状維持を移動局 1に 対し通知する (1 206)。
上記では、 移動局により当該サービスクラスに応じた適切な間欠受信が実現で きるとともに、 1つの位置情報管理サーバに集中していた処理を各階層の位置情 報管理サーバで分散するため、 処理負荷を分散し 1つのサーバにかかる処理負荷 を削減することができる。 また、 故障時に全てのシステムが停止するという問題 を回避できる。
(7) 移動局の処理動作
図 13に沿って、 移動局 1の処理動作を説明する。 移動局 1は、 自局内の所定 のタイマ (スリープモード移行判断用タイマ) が満了し新たにスリープモードへ 移行する移行要求が発生しているか否かを判断する (1301)。 ここで、 新たにスリープモードへの移行要求が発生している場合は、 無線基地 局 2又は位置情報管理サーバ 5から受信タイミングのみを通知されたか否かを判 断する (1 3 0 4 )。 受信タイミングのみ通知された場合には、移動局 1は、受信 タイミングを該通知された番号(指定番号) に変更し(1 3 0 6 )、予め定めたデ フォルトの呼び出し周期 (例えば呼び出し周期 A) で該変更後の受信タイミング にて間欠受信を行う (1 3 0 8 )。一方、 1 3 0 4で受信タイミングだけでなく呼 び出し周期に関しても通知された場合には、 移動局 1は、 受信タイミング及び呼 び出し周期を、 それぞれ該通知された受信タイミング及び呼び出し周期に変更し ( 1 3 0 5 )、 該変更後の呼び出し周期及び受信タイミングにて間欠受信を行う ( 1 3 0 8 )。
1 3 0 1で、 新たにスリープモードへの移行要求が発生していない場合は、 既 にスリープモードに移行済みでスリープ状態を変更する変更要求が発生している か否かを判断する (1 3 0 2 )。
ここで、 スリープモードの変更要求が発生している場合は、 無線基地局 2又は 位置情報管理サーバ 5から受信タイミングのみを通知されたか否かを判断する ( 1 3 0 4 )。 受信タイミングのみ通知された場合には、移動局 1は、受信タイミ ングを該通知された番号(指定番号) に変更し (1 3 0 6 )、 予め定めたデフオノレ トの呼び出し周期 (例えば呼び出し周期 A) で該変更後の受信タイミングにて間 欠受信を行う (1 3 0 8 )。一方、 1 3 0 4で受信タイミングだけでなく呼び出し 周期に関しても通知された場合には、 移動局 1は、 受信タイミング及び呼び出し 周期を、 それぞれ該通知された受信タイミング及び呼び出し周期に変更し (1 3 0 5 )、該変更後の呼び出し周期及び受信タイミングにて間欠受信を行う (1 3 0 8 ) 0
1 3 0 2で、 スリープモードの変更要求が発生していない場合は、 自局 (移動 局 1 ) が新規のセル内又は新規の呼び出しエリア内へ移動してきたか否かを判断 する (1 3 0 3 )。 なお、 前述した図 6のように複数の位置情報管理サーバ 5 Z、 5 Y、 5 X力 呼び出しエリア Cに対応する位置情報管理サーバ 5 Zを頂点とし て、 呼び出しェリァの大きさが小さくなる方向に階層化されたシステム構成の場 合は、自局(移動局 1 )が新規の位置情報管理サーバ配下へ移動してきた場合も、 1 3 0 3では肯定判断されるものとする。
ここで、 新規のセル内又は新規の位置情報管理サーバ配下へ移動してきた場合 は、 無線基地局 2又は位置情報管理サーバ 5から受信タイミングのみを通知され たか否かを判断する (1 3 0 4 )。受信タイミングのみ通知された場合には、移動 局 1は、 受信タイミングを該通知された番号 (指定番号) に変更し (1 3 0 6 )、 予め定めたデフォルトの呼び出し周期 (例えば呼び出し周期 A) で該変更後の受 信タイミングにて間欠受信を行う (1 3 0 8 )。一方、 1 3 0 4で受信タイミング だけでなく呼び出し周期に関しても通知された場合には、 移動局 1は、 受信タイ ミング及び呼び出し周期を、 それぞれ該通知された受信タイミング及び呼び出し 周期に変更し(1 3 0 5 )、該変更後の呼び出し周期及び受信タイミングにて間欠 受信を行う (1 3 0 8 )。
なお、 1 3 0 1、 1 3 0 2、 1 3 0 3の何れでも否定判断された場合は、 それ までの呼び出し周期及び受信タイミングを維持し(1 3 0 7 )、当該呼び出し周期 及び受信タイミングにて間欠受信を行う (1 3 0 8 )。
上記の移動局の動作により、 無線基地局又は位置情報管理サーバからの呼び出 し周期と受信タイミングの両方又は一方に関する変更指示に基づく呼び出し周期 及び受信タイミングによる間欠受信、 又は該移動局のサービスクラスに応じた適 切な間欠受信が実現されることとなる。
[ (第 2部) 移動局がアイ ドル状態であると判断された場合のネットワークレ ィャでの制御に係る構成と処理]
[第 1実施形態]
以下、 第 2部の第 1実施形態について、 図面を参照しながら説明する。
(移動通信システム及び各装置の構成) 移動通信システムの構成を図 1に示す。 移動通信システムは、 位置情報管理サ ーバ 5と、 通信網 4と、 複数の移動局 1と、 複数の無線基地局 2とから構成され る。 位置情報管理サーバ 5は、 通信網 4に接続され、 移動局 1の位置に関する位 置情報や、移動局 1に割り当てられている着信群に関する着信群情報を管理する。 又、 位置情報管理サーバ 5は、 各移動局 1に、 呼び出し信号を受信すべきタイミ ングの指定着信群の割り当てや、 移動局 1への指定着信群の通知等を行う。 位置 情報管理サーバ 5は、 通信網 4及び無線基地局 2を介して、 移動局 1と信号の送 受信を行う。 なお、 「着信群」 とは、 第 1部における 「呼び出し周期」 と 「受信 タイミング」 の組合せに相当する。 但し、 以下の第 2部では呼び出し周期が一定 の場合について説明するため、 「着信群」 は受信タイミングに相当することとな る。
通信網 4には、 位置情報管理サーバ 5、 複数の無線基地局 2が接続され、 通信 網 4は、 位置情報管理サーバ 5と無線基地局 2との間の通信や、 無線基地局 2同 士の通信を中継する。 無線基地局 2は、 セル 3と呼ばれる無線ェリァを形成し、 セル 3内に在圏する移動局 1と無線回線を設定して、 通信を行う。 無線基地局 2 は、 自局がカバーするセル 3に在圏する複数の待ち受け状態の移動局 1に、 着信 群毎に定められたタイミングで、 周期的に呼び出し信号を送信する。 セル 3は複 数集合して位置登録エリア 6を形成する。 又、 無線基地局 2は、 自局が属してい る位置登録ェリァの位置登録ェリア I Dを含む制御信号を、 定期的に移動局 1に 送信している。 これにより移動局 1が位置登録エリアの変更を検出できる。 尚、 位置登録ェリア I Dとは、 位置登録ェリア 6を識別するための各位置登録ェリァ 6に固有の文字や記号、 数字である。 又、 無線基地局 2は、 位置登録ェリア I D ではなく、 基地局 I Dを送信するようにしてもよい。 これによつても、 移動局 1 は位置登録エリアの変更を検出できる。 又、 無線基地局 2は、 通信網 4と接続さ れ、 セル 3内に在圏する移動局 1から送信される位置情報管理サーバ 5への信号 や他の移動局 1への信号を中継する。 又、 無線基地局 2は、 通信網 4を介して位 置情報管理サーバ 5との間で信号の送受信を行う。
移動局 1は、 自局が在圏するセル 3が属する位置登録ェリア 6に位置登録を行 い、 無線基地局 2を介して通信を行う。 移動局 1は、 割り当てられた着信群に属 し、 待ち受け状態のときに、 その着信群のタイミングで、 呼び出し信号を間欠的 に受信する間欠受信を行う。
次に、 図 2 1 A〜図 2 1 Cを用いて、 位置情報管理サーバ 5及び移動局 1につ いて、 より詳細に説明する。 図 2 1 Aにおいては、 位置登録エリア A、 位置登録 エリア Bという 2つの位置登録エリアを用いて説明する。 尚、 図示されていない 1 位置登録ェリァは、 位置登録ェリア A、 位置登録ェリア Bだけでなく、 位置 登録エリア C、位置登録エリア Dというように、多数存在する。又、移動局 1は、 最初、 位置登録エリア Aに位置登録されており、 位置登録エリア Aに含まれるセ ルをカバーする無線基地局 2 aと無線回線を設定して通信を行っている。ここで、 移動局 1が、 位置登録エリア Aから位置登録エリア Bの方向へ移動して、 位置登 録エリア Bに含まれるセルをカバーする無線基地局 2 bとの間の無線回線に切り 替えて、 通信を行うとする。 尚、 図 2 1 Aでは、 各位置登録エリアに設けられて いる無線基地局 2 a、 2 bは、 1つずつしか図示されていないが、 実際には、 複 数存在する。 又、 図 2 1 Aにおける位置登録エリア Aの着信群は、 図 2 1 Bに示 す着信群 8 aであり、 位置登録ェリア Bの着信群は、 図 2 1 Cに示す着信群 8 b である。 各着信群には、 着信群を識別するための各着信群に固有の番号である着 信群番号が付与されている。 図 2 1 Aの場合、 移動局 1は、 変更前の位置登録ェ リア Aにおいて、図 2 1 Bに示す着信群番号が 1である着信群 9 aに属している。 まず、 位置情報管理サーバ 5について説明する。 位置情報管理サーバ 5は、 網 インタフェース 2 1と、 測定部 2 2と、 制御部 2 3と、 データベース 2 4とから 構成される。 網インタフ ース 2 1は、 通信網 4、 測定部 2 2、 制御部 2 3と接 続されている。 網インタフェース 2 1は、 移動局 1が位置登録している位置登録 エリアを変更したことを検出するエリア変更検出手段である。 又、 網インタフエ ース 2 1は、 移動局 1の位置登録エリア変更を検出した際、 その移動局に割り当 てられている変更前着信群を取得する着信群取得手段を有する。 具体的には、 網 インタフェース 2 1は、 移動局 1からの位置登録要求の信号 1 0を、 無線基地局 2 b、 通信網 4を介して受信する。 この位置登録要求の信号 1 0には、 位置登録 エリア Bに移動局 1を位置登録する位置登録エリア変更要求と、 移動局 1が、 変 更する前の位置登録ェリァである位置登録ェリァ Aにおいて属していた変更前着 信群である着信群 9 aの着信群番号 「1」 が含まれている。 よって、 網インタフ エース 2 1は、 位置登録要求の信号 1 0を受信することにより、 移動局 1が位置 登録されている位置登録ェリアの変更が発生したことや、 変更前着信群を取得で きる。 そして、 網インタフ ース 2 1は、 制御部 2 3に、 受信した位置登録要求 の信号 1 0を伝送する。
又、 網インタフェース 2 1は、 制御部 2 3が位置登録エリアの変更を行う移動 局 1に割り当てた指定着信群を、 通知する通知手段としても機能する。 具体的に は、 網インタフェース 2 1は、 制御部 2 3の制御に基づいて、 指定着信群の通知 を行う。 網インタフェース 2 1は、 移動局 1に割り当てた着信群番号を含む情報 信号 1 1を取得する。 網ィンタフエース 2 1は、 通信網 4、 無線基地局 2 bを介 して、 移動局 1に、 情報信号 1 1を送信して、 制御部 2 3が割り当てた位置登録 エリア Bで属すべき指定着信群を、 移動局 1に通知する。
データベース 2 4は、 移動局 1に関する位置情報や、 移動局 1に関する着信群 情報を保持する保持手段である。 データベース 2 4は、 位置管理テーブル 2 4 a と、 着信群管理テーブル 2 4 bと、 測定結果テーブル 2 4 cとから構成される。 図 2 2 A〜図 2 2 Cに、 データベース 2 4のより詳細な構成を示す。 図 2 2 Aに 示す位置管理テーブル 2 4 aは、 各移動局 1の移動局 I Dと、 各移動局 1が位置 登録を行っている位置登録エリアを示す位置登録エリア I Dの情報とを対応付け て、 保持している。
又、 図 2 2 Bに示す着信群管理テーブル 2 4 bは、 位置登録ェリァ毎の領域に 分かれている。 着信群管理テーブル 2 4 bは、 位置登録エリア毎に、 その位置登 録ェリアに位置登録を行っている移動局 1の移動局 I Dと、 その移動局 1に割り 当てられている指定着信群の着信群番号を対応付けて、 保持している。 更に、 着 信群管理テーブル 2 4 bは、 測定部 2 2が、 着信群に属する移動局 1の数や、 各 着信群における着信トラフィック量やデータ量を認識し、 管理する。 図 2 2 Cに 示す測定結果テーブル 2 4 cは、 測定部 2 2による測定結果を保持する。 測定結 果テーブル 2 4 cは、 着信群番号と、 その着信群番号の着信群に関する測定結果 を対応付けて保持している。 尚、 図 2 2 Cでは、 測定結果の一例として、 各着信 群における着信トラフィック量を保持しているが、 測定結果テーブル 2 4 cは、 他にも測定結果として、 着信群に属する移動局 1の数や、 各着信群のタイミング で送信するデータ量等を保持する。
測定部 2 2は、 各位置登録ェリァの各着信群のタイミングにおける着信トラフ ィック量を測定するトラフィック量測定手段である。 又、 測定部 2 2は、 各位置 登録エリアの各着信群に属する移動局 1の数を測定する移動局数測定手段として も機能する。 又、 測定部 2 2は、 各位置登録エリアの各着信群のタイミングで送 信するデータ量を測定するデータ量測定手段としても機能する。 測定部 2 2は、 網インタフェース 2 1、制御部 2 3、データベース 2 4と接続している。以下に、 位置登録ェリア Bにおけるトラフィック測定処理例を示す。
例えば、 測定部 2 2は、 位置登録ェリア Bに位置登録を行っている複数の移動 局 1に宛てられた着信呼の数を監視し、 位置登録エリア Bの各着信群のタイミン グにおける着信トラフィック量を測定する。 例えば、 測定部 2 2は、 位置登録ェ リア Bに含まれるセル 3をカバーする複数の無線基地局 2 bについて、 各無線基 地局 2 bに一定期間に到着した着信呼の数や、 そのとき各無線基地局 2 bのバッ ファに溜まっている着信呼の数等を、 着信呼の宛先の移動局 1毎に常時もしくは 定期的に測定する。 これにより、 測定部 2 2は、 移動局 1毎の着信呼の数を把握 する。 次に、 測定部 2 2は、 着信群管理テーブル 2 4 bを参照し、 各移動局 1が 属する着信群を把握する。 そして、 測定部 2 2は、 受信した移動局 1毎の着信呼 の数と、 各移動局 1が属する着信群から、 各着信群の着信呼の数を求める。 これ により、 測定部 2 2は、 着信呼の数を着信群毎に監視することができる。 又、 測 定部 2 2は、 他の方法により、 各着信群の着信トラフィック量を測定するように 又、 測定部 2 2は、 位置登録エリア Bで待ち受けを行っている複数の移動局 1 の数を、 着信群毎に常時もしくは定期的に監視することにより、 位置登録エリア Bの各着信群に属する移動局 1の数を測定することができる。 例えば、 測定部 2 2は、 着信群管理テーブル 2 4 bを参照し、 位置登録エリア毎、 着信群毎に、 移 動局 1の数を数えることにより、 位置登録エリア Bに属する移動局 1の数を着信 群毎に監視できる。 又、 測定部 2 2は、 他の方法により、 各着信群に属する移動 局 1の数を測定するようにしてもよい。
又、 測定部 2 2は、 位置登録エリア Bに位置登録を行っている複数の移動局 1 に宛てられた着信呼のデータ量を、 着信群毎に常時もくしは定期的に監視するこ とにより、 位置登録エリア Bの各着信群のタイミングで送信するデータ量を測定 する。 尚、 着信呼のデータ量は、 着信呼に含まれるパケット数等で把握すること ができる。 例えば、 測定部 2 2は、 位置登録エリア Bに含まれるセル 3をカバー する複数の無線基地局 2 bについて、 各無線基地局 2 bに一定期間に到着した着 信呼のバケツト数等のデータ量や、 そのとき各無線基地局 2 bのバッファに溜ま つている着信呼のパケット数のデータ量等を、 着信呼の宛先の移動局 1毎に測定 する。 これにより、 測定部 2 2は、 移動局 1毎の着信呼のデータ量を把握する。 次に、 測定部 2 2は、 着信群管理テーブル 2 4 bを参照し、 各移動局 1が属する 着信群を把握する。 そして、 測定部 2 2は、 受信した移動局 1毎の着信呼のパケ ット数等のデータ量と、 各移動局 1が属する着信群から、 各着信群の着信呼のパ ケット数等のデータ量を求める。 これにより、 測定部 2 2は、 着信呼のデータ量 を着信群毎に監視することができる。 又、 測定部 2 2は、 他の方法により、 各着 信群で送信するデータ量を測定するようにしてもよい。
測定部 2 2は、 測定した位置登録ェリア Bにおける各着信群の着信トラフイツ ク量、 移動局 1の数、 移動局 1あての着信呼のデータ量等の測定結果と、 着信群 番号とを、 制御部 2 3に通知する。 又、 測定部 2 2は、 測定した位置登録エリア Bにおける各着信群のトラフィック量、 移動局 1の数、 移動局 1あての着信呼の データ量等の測定結果と、 着信群番号とを測定結果テーブル 2 4 cに記録する。 測定部 2 2は、 定期的に測定を行う場合には、 定期的に測定結果テーブル 2 4 c のトラフィック量、移動局 1の数、移動局 1あての着信呼のデータ量を更新する。 又、制御部 2 3が着信群の割り当てを行う際に測定部 2 2が測定を行う場合には、 測定結果テーブル 2 4 cは、 次の測定まで測定結果を保持していてもよく、 一定 時間経過後に破棄するようにしてもよい。
制御部 2 3は、 網ィンタフェース 2 1、 測定部 2 2、 データベース 2 4と接続 されている。 制御部 2 3は、 複数の着信群の中から、 所定の情報に基づいて指定 着信群を検出する着信群検出手段である。 網インタフ ース 2 1により、 移動局 1が位置登録ェリァを変更したことを検出した場合、 制御部 2 3は、 検出した指 定着信群を移動局 1に割り当てる。 即ち、 制御部 2 3は、 移動局 1が位置登録ェ リアを変更した際に、 その移動局 1に対して、 指定着信群の割り当てを行う。 具体的には、 網インタフェース 2 1力 S、 位置登録要求の信号 1 0を受信し、 制 御部 2 3に伝送し、 制御部 2 3がその信号を取得することにより、 網インタフエ ース 2 1が位置登録ェリァの変更の発生を検出する。 この際、 制御部 2 3は、 位 置登録要求の信号 1 0力ゝら、 位置情報を変更する位置登録エリアの位置登録エリ ァ I Dと、 移動局 1の着信群の着信群番号とを取得する。
制御部 2 3は、 測定部 2 2から測定結果の通知を受け、 その測定結果に基づい て位置登録エリア Bにおける指定着信群を検出する。 この場合、 制御部 2 3は、 位置登録エリア Bの各着信群における着信トラフィック量に基づいて、 指定着信 群を検出する。 例えば、 制御部 2 3は、 位置登録エリア Bの着信群の中で、 着信 トラフィック量が少ない着信群を選択し、 当該着信群を指定着信群として検出す る。 又、 制御部 2 3は、 位置登録エリア Bの各着信群に属する移動局 1の数に基 づいて、 指定着信群を検出する。 例えば、 制御部 2 3は、 位置登録エリア Bの着 信群の中で、 属している移動局の数が少なく、 更に、 待ち受けを行っている移動 局の数が少ない着信群を選択し、 当該着信群を指定着信群として検出する。 又、 制御部 2 3は、 変更先の位置登録エリア Bの各着信群のタイミングで送信するデ ータ量に基づいて、 指定着信群を検出する。 例えば、 制御部 2 3は、 位置登録ェ リア Bの着信群の中で、 送信するデータ量が少ない着信群を選択し、 当該着信群 を指定着信群として検出する。このように、制御部 2 3は、着信トラフィック量、 移動局 1の数、 各着信群のタイミングで送信するデータ量のいずれか 1つに基づ いて、 着信群を選択してもよく、 着信トラフィック量、 移動局 1の数、 各着信群 のタイミングで送信するデータ量のいずれか 2つ、 又は、 全てに基づいて、 着信 群を選択し、 当該着信群を指定着信群として検出してもよい。
図 2 1 Aの場合、 上記したように、 移動局 1は、 変更前の位置登録エリア Aに おいて、 着信群番号が 「1」 である着信群 9 a (図 2 I B参照) に属している。 ここで、 位置登録エリア Bでは、 着信群番号が 「1」 の着信群の着信トラフイツ ク量が大きく、 着信群番号が 「2」 の着信群の着信トラフィック量が小さい場合 を想定する。 この場合、 制御部 2 3は、 位置登録エリア Bにおける指定着信群と して、 着信群番号 「2」 の着信群を選択し、 当該着信群を指定着信群として検出 する。
尚、 制御部 2 3は、 測定部 2 2から、 定期的に、 各位置登録エリアについての 測定結果の通知を受けるようにしてもよい。 又、 制御部 2 3は、 着信群の割り当 てを行う際に、各位置登録ェリァについて、着信トラフィック量、移動局 1の数、 移動局 1あての着信呼のデータ量等を測定するように測定部 2 2に指示をし、 測 定結果の通知を受けるようにしてもよい。 尚、 この場合には、 制御部 2 3は、 測 定部 2 2に、測定させる項目の種類を指定して指示をする。即ち、制御部 2 3は、 着信トラフィック量、 移動局 1の数、 移動局 1あての着信呼のデータ量のいずれ か 1つ、 又は 2つ以上、 或いは全てを測定するよう指定して、 指示をする。
又、 制御部 2 3は、 網ィンタフェース 2 1の制御も行う。 制御部 2 3は、 位置 登録ェリア Bにおける指定着信群を検出すると、その指定着信群の着信群番号と、 網インタフェース 2 1から伝送された位置登録要求の信号 1 0に含まれていた変 更前着信群の着信群番号とが同一であるか異なるかを判断する。 制御部 2 3は、 変更前着信群と指定着信群の着信群番号が異なり、着信群に変更がある場合には、 検出した指定着信群を、 移動局 1に割り当てる。 そして、 制御部 2 3は、 移動局 1の移動局 I Dと対応付けて、 割り当てた指定着信群の着信群番号を含む情報信 号 1 1を網インタフェース 2 1に伝送し、 移動局 1に位置登録完了通知と共に着 信群変更を指示する。 一方、 制御部 2 3は、 変更前着信群と指定着信群の着信群 番号が同一であり、 着信群に変更がない場合には、 検出した指定着信群を、 移動 局 1に割り当てず、網ィンタフェース 2 1に対して何も指示は行わない。よって、 この場合には、 網インタフ-一ス 2 1は、 移動局 1に指定着信群の着信群番号の 通知を行わず、 移動局 1へ位置登録完了通知のみ行う。
図 2 1 Aの場合、 変更前着信群である着信群が着信群番号 「1」 であり、 指定 着信群である着信群の着信群番号 「2」 とは異なると判断し、 着信群に変更があ ると判断する。 そのため、 制御部 2 3は、 検出した指定着信群を移動局 1に割り 当て、 割り当てた指定着信群の着信群番号 「2」 を含む情報信号 1 1を網インタ フェース 2 1に伝送し、 移動局 1に位置登録完了通知と共に着信群変更を指示す る。
又、 制御部 2 3は、 移動局 1に位置登録エリア Bにおける指定着信群を割り当 てると、 指定着信群の着信群番号を着信群管理テーブル 2 4 bに追加して、 記録 する。 具体的には、 制御部 2 3は、 着信群管理テーブル 2 4 bの位置登録エリア Bの領域に、 指定着信群を割り当てた移動局 1の移動局 I Dと対応付けて、 指定 着信群である着信群の着信群番号 「2」 を記録する。 このようにして、 制御部 2 3は、 移動局 1の移動局 I Dと、 その移動局 1が属している着信群の着信群番号 との関係を登録し、 着信群管理テーブル 2 4 bを自動的に作成する。
又、 制御部 2 3は、 位置登録要求の信号 1 0を取得すると、 その信号に含まれ る変更先の位置登録ェリァの位置登録ェリア I Dを位置管理テーブル 2 4 aに記 録し、位置登録を行う。具体的には、制御部 2 3は、位置管理テーブル 2 4 aに、 位置登録要求をしてきた移動局 1の移動局 I Dと対応付けて、 位置登録エリア B の位置登録エリア I Dを記録する。 このようにして、 制御部 2 3は、 移動局 1の 移動局 I Dと、 その移動局 1が属している位置登録エリアの位置登録エリア I D との関係を登録し、 位置管理テーブル 2 4 aを作成して、 移動局 1の位置情報を 管理する。
次に、 移動局 1について説明する。 図 2 1 Aに示すように、 移動局 1は、 無線 部 4 1と制御部 4 2と力、ら構成され、無線部 4 1と制御部 4 2は接続されている。 無線部 4 1は、 位置登録している位置登録エリアと異なる位置登録エリアに移動 した場合、 それを検出し、 位置登録エリア変更要求を行う要求手段である。 又、 無線部 4 1は、 無線基地局 2 a、 2 bから情報信号を受信し、 通知された情報の 中から、 新たな位置登録エリァで呼び出し信号を受信すべきタイミングの着信群 を取得する取得手段である。 具体的には、 移動局 1は、 位置登録エリアの変更が 発生した際に、 位置情報管理サーバ 5へ位置登録要求の信号 1 0を送信し、 位置 情報管理サーバ 5が変更先の位置登録エリア Bで呼び出し信号を受信すべきタイ ミングの着信群として割り当てた指定着信群の着信群番号を含む情報信号 1 1を、 位置情報管理サーバ 5から、 通信網 4、 無線基地局 2 bを介して受信する。 無線 部 4 1は、 着信群番号を含む情報信号 1 1を受信した場合のみ制御部 4 2に、 情 報信号 1 1を伝送する。
又、 無線部 4 1は、 制御部 4 2による制御に基づいて、 無線基地局 2 a、 2 b 力 ら送信される呼び出し信号を受信する受信手段としても機能する。 無線部 4 1 は、 指定着信群のタイミングで、 呼び出し信号の間欠受信を行う。 又、 無線部 4 フ 4 1は、 常に、 無線基地局 2 a、 2 bから送信される位置登録エリア I Dを含む制 御信号を受信し、 受信した制御信号を制御部 4 2に伝送する。
又、 無線部 4 1は、 制御部 4 2による制御に基づいて、 位置登録要求の信号 1 0を送信する送信手段としても機能する。無線部 4 1は、無線基地局 2 a、 2 b、 通信網 4を介して、 位置登録要求の信号 1 0を、 位置情報管理サーバ 5に送信す る。
制御部 4 2は、無線部 4が無線基地局 2 a、 2 bから情報信号を受信した場合、 通知された情報に従い、 着信群の設定を変更する設定変更手段である。 制御部 4 2は、 無線部 4 1により位置登録エリア変更要求を行った際、 無線基地局 2 a、 2 bから通知された情報の中に着信群情報が含まれている場合に、 着信群の設定 を変更する。 まず、 制御部 4 2は、 無線基地局 2 a、 2 bから通知された情報の 中に着信群情報が含まれているか否かを半 lj断する。 ここでは、 制御部 4 2は、 位 置情報管理サーバ 5から指定着信群着信群番号の通知があるか否かを判断する。 具体的には、 制御部 4 2は、 無線部 4 1から着信群番号を含む情報信号 1 1の伝 送があれば、 着信群番号の通知があると判断し、 着信群番号を含む情報信号 1 1 の伝送がなければ、 着信群番号の通知がないと判断する。
制御部 4 2は、 着信群番号の通知があると判断し、 通知された情報の中に着信 群情報が含まれていた場合には、 着信群番号を含む情報信号 1 1力 ら、 指定着信 群の着信群番号を取得する。 制御部 4 2は、 呼び出し信号を受信するタイミング を、 取得した指定着信群のタイミングに設定し直す。 そして、 制御部 4 2は、 そ の設定し直した着信群番号の指定着信群のタイミングで、 呼び出し信号を受信す るように、 無線部 4 1を制御する。
一方、 制御部 4 2は、 着信群番号の通知がないと判断し、 通知された情報の中 に着信群情報が含まれていなかった場合には、 呼び出し信号を受信するタイミン グの設定の変更は行わない。 そして、 制御部 4 2は、 変更先の位置登録エリア B においても、 位置登録ェリァを変更する前に属していた位置登録ェリァ Aで属し ていた変更前着信群を継続して使用し、 変更前着信群のタイミングで呼び出し信 号を受信するように、 無線部 4 1を制御する。
又、 制御部 4 2は、 位置登録要求の信号 1 0を生成し、 無線部 4 1を、 位置登 録要求の信号 1 0を送信するよう制御する。 制御部 4 2は、 無,線部 4 1から、 無 線部 4 1が受信した位置登録ェリア I Dを含む制御信号を取得する。 制御部 4 2 は、 その制御信号に含まれる位置登録ェリァ I Dが変更したことを認識すると、 位置登録エリアが変更したと判断し、 位置登録要求の信号 1 0を生成する。 制御 部 4 2は、 位置登録エリアの変更要求と、 位置登録エリア変更前の位置登録エリ ァで属していた変更前着信群の着信群番号とを含む位置登録要求の信号 1 0を生 成する。 そして、 制御部 4 2は、 生成した位置登録要求の信号 1 0を、 無線部 4 1に伝送し、 位置情報管理サーバ 5に送信するよう指示をして、 制御する。
図 2 1 Aの場合、 無線部 4 1は、 最初、 位置登録ェリァ Aの位置登録ェリァ I Dを含む制御信号を受信している。 そして、 移動局 1が、 位置登録エリア Aから 位置登録ェリア Bに向かつて移動し、 位置登録ェリア Aと位置登録ェリア Bとの 境界にさしかかると、 無線部 4 1は、 位置登録エリア Bの位置登録エリア I Dを 含む制御信号を受信するようになる。 そのため、 制御部 4 2は、 制御信号に含ま れる位置登録ェリア I Dが位置登録ェリア Bの位置登録ェリア I Dに変更したこ とを認識し、 位置登録エリアが変更したと判新する。 そして、 制御部 4 2は、 変 更先の位置登録エリア Bの位置登録エリア I Dと、 位置登録エリア Aで属してい た変更前着信群である着信群 9 a (図 2 I B参照) の着信群番号 「 1」 とを含む 位置登録要求の信号 1 0を生成し、 無線部 4 1に位置情報管理サーバ 5に送信さ せる。
そして、 無線基地局 2 bから、 無線部 4 1は、 着信群番号を含む情報信号 1 1 を受信するため、 制御部 4 2は、 指定着信群である着信群の着信群番号 「2」 を 取得する。制御部 4 2は、呼び出し信号を受信するタィミングを、着信群番号「 1 j の着信群のタイミングから、 取得した着信群番号 「2」 の着信群のタイミングに 設定し直す。 これにより、 位置登録エリア Bにおいては、 無線部 4 1は、 着信群 番号 「2」 の着信群 9 b (図 2 1 C参照) のタイミングで、 呼び出し信号を間欠 受信する。
(移動通信方法)
次に、 移動通信システムを用いて行う移動通信方法について説明する。 まず、 位置情報管理サーバ 5の動作について説明する。 図 2 3は、 位置情報管理サーバ 5の動作手順を示すフロー図である。 まず、 位置情報管理サーバ 5は、 移動局 1 から位置登録要求があるか否かを監視する (S 1 0 1 ) 。 具体的には、 網インタ フェース 2 1が移動局 1から受信し制御部 2 3に伝送する位置登録要求の信号 1 0を、 位置情報管理サーバ 5の制御部 2 3が、 取得したか否かにより判断する。 ステップ (S 1 0 1 ) において、 移動局 1からの位置登録エリア Bでの位置登 · 録要求があった場合、 位置情報管理サーバ 5は、 位置登録エリア Bの各着信群の タイミングにおける着信トラフィック量や、 位置登録ェリア Bの各着信群に属す る移動局 1の数、 位置登録エリア Bの各着信群のタイミングで到着するデータ量 等を測定する ( S 1 0 2 )。具体的には、位置情報管理サーバ 5の制御部 2 3が、 測定部 2 2に、 位置登録エリア Bについて着信群毎の着信トラフィック量や移動 局 1の数、 各着信群のタイミングで到着するデータ量を測定するよう指示し、 測 定部 2 2が測定を行う。 一方、 ステップ (S 1 0 1 ) において、 位置登録要求が なかった場合には、 位置情報管理サーバ 5は、 位置登録要求があるか否かの監視 を続ける。
次に、 位置情報管理サーバ 5は、 ステップ (S 1 0 2 ) における測定結果に基 づいて、 位置登録エリア Bにおける指定着信群を選択し、 当該着信群を指定着信 群として検出する (S 1 0 3 ) 。 具体的には、 位置情報管理サーバ 5の制御部 2 3が、 測定部 2 2から測定結果の通知を受け、 その測定結果に基づいて、 位置登 録エリア Bの着信群の中で着信トラフィック量が少ない着信群を選択したり、 位 置登録エリア Bの着信群の中で、 属している移動局 1の数が少なく待ち受けを行 つている移動局 1の数が少ない着信群を選択したり、 位置登録エリア Bの着信群 の中で、 送信すベきデータ量が少なレ、着信群を選択する。
次に、 位置情報管理サーバ 5は、 検出した指定着信群の着信群番号と、 変更前 着信群の着信群番号とが同一であるか異なるかを判断する (S 104) 。 具体的 には、 位置情報管理サーバ 5の制御部 23が、 指定着信群の着信群番号と、 網ィ ンタフェース 21から伝送された位置登録要求の信号 10に含まれている変更前 着信群の着信群番号とが同一であるか異なるかを判断する。
ステップ (S 1 04) において、 変更前着信群の着信群番号と指定着信群の着 信群番号とが異なる場合には、 位置情報管理サーバ 5は、 移動局 1に指定着信群 を割り当て、 割り当てた指定着信群の着信群番号を、 移動局 1に通知する (S 1 05) 。 一方、 ステップ (S 104) において、 両着信群番号が同一であった場 合には、 位置情報管理サーバ 5は、 移動局 1に指定着信群の着信群番号の通知を 行わず、 ステップ (S 106) に進む。
最後に、 位置情報管理サーバ 5は、 着信群管理テーブル 24 bに、 指定着信群 の着信群番号を追加して、 記録する (S 106) 。 具体的には、 位置情報管理サ ーバ 5の制御部 23が、着信群管理テープノレ 24 bの位置登録ェリア Bの領域に、 指定着信群を割り当てた移動局 1の移動局 I Dと対応付けて、 指定着信群の着信 群番号を記録する。 位置情報管理サーバ 5は、 このステップ (S 10 1) 〜 (S 106) の動作を繰り返す。
次に、 移動局 1の動作について説明する。 図 24は、 移動局 1の動作手順を示 すフロー図である。 まず、 移動局 1は、 位置登録エリア Aから位置登録エリア B に変更した場合には、 位置登録要求を行う (S 201) 。 具体的には、 移動局 1 の制御部 42力 位置登録要求の信号 10を生成し、 無線部 41が、 位置情報管 理サーバ 5に位置登録要求の信号 10を送信する。
移動局 1は、 ステップ (S 201) において、 位置登録要求を行った場合、 一 定時間待って、 位置情報管理サーバ 5から、 指定着信群の着信群番号の通知があ るか否かを判断する (S 2 0 2 ) 。 具体的には、 移動局 1の制御部 4 2は、 無線 部 4 1から着信群番号を含む情報信号 1 1の伝送があれば、 着信群番号の通知が あると判断し、 着信群番号を含む情報信号 1 1の伝送がなければ、 着信群番号の 通知がないと判断する。
ステップ (S 2 0 2 ) において、 移動局 1は、 指定着信群の着信群番号の通知 があると判断した場合には、 呼び出し信号を受信するタイミングを、 通知された 着信群番号の指定着信群のタイミングに設定し直す (S 2 0 3 ) 。 具体的には、 移動局 1の制御部 4 2が、 着信群番号を含む情報信号 1 1から、 指定着信群の着 信群番号を取得し、 その着信群番号の指定着信群のタイミングに設定し直す。 一方、 ステップ (S 2 0 2 ) において、 移動局 1は、 指定着信群の着信群番号 の通知がないと判断した場合には、 移動局 1の制御部 4 2は、 呼び出し信号を受 信するタイミングの設定の変更は行わず、 位置登録エリアを変更する前に属して いた位置登録エリァ Aで属していた変更前着信群のタイミングのままに設定して おき、 変更前着信群を継続して使用する ( S 2 0 4 ) 。
そして、 移動局 1は、 設定された着信群のタイミングで、 待ち受けを行い、 呼 び出し信号を間欠受信する (S 2 0 5 )。具体的には、移動局 1の制御部 4 2が、 設定したタイミングで、 待ち受け信号を受信するよう無線部 4 1を制御し、 無線 部 4 1が、 制御部 4 2の制御に従い、 そのタイミングで間欠受信する。 移動局 1 は、 ステップ (S 2 0 1 ) 〜 (S 2 0 5 ) の動作を繰り返す。
(第 1実施形態の効果)
このような第 1実施形態に係る移動通信システム、 位置情報管理サーバ 5、 移 動局 1、 移動通信方法によれば、 ,網インタフェース 2 1力 移動局 1が移動し、 位置登録している位置登録エリアを変更したことを、 位置登録要求の信号 1 0を 受信することにより、 検出する。 又、 制御部 2 3が、 複数の着信群の中から、 所 定の情報に基づいて指定着信群を検出する。 そして、 網インタフェース 2 1によ り、 移動局 1が位置登録ェリァを変更したことを検出した場合、 制御部 2 3が、 検出した指定着信群を、 移動局 1に割り当てる。 最後に、 網インタフェース 2 1 力 制御部 2 3が割り当てた指定着信群の着信群番号を含む情報信号 1 1を、 位 置登録エリアの変更を行う移動局 1に通知する。
よって、 制御部 2 3は、 移動局 1が位置登録している位置登録エリアを変更し たことを網インタフェース 2 1が検出した場合にだけ、 指定着信群を割り当てれ ばよく、 網インタフェース 2 1も、 位置登録エリアの変更が発生した際にだけ、 その変更を行う移動局 1に対してのみ指定着信群の着信群番号を含む情報信号 1 1の送信を行えばよい。 そのため、 移動通信システムは、 チャネルを有効利用す ることができ、 制御部 2 3の着信制御の負荷を軽減することができる。
更に、網ィンタフェース 2 1は、移動局 1の位置登録ェリァ変更を検出した際、 変更前着信群を取得する着信群取得手段を有し、 制御部 2 3は、 網インタフエ一 ス 2 1が取得した変更前着信群の着信群番号を取得し、 取得した変更前着信群の 着信群番号と、指定着信群の着信群番号とが同一か異なるかを判断する。そして、 制御部 2 3は、異なる場合にのみ、検出した指定着信群を移動局 1に割り当てる。 又、 網インタフェース 2 1も、 変更前着信群の着信群番号と指定着信群の着信群 番号とが異なり、 着信群に変更がある場合にだけ、 指定着信群の着信群番号を含 む情報信号 1 1を移動局 1に送信し、 変更前着信群の着信群番号と指定着信群の 着信群番号とが同一であり、 着信群に変更がない場合には、 移動局 1への通知を 省略する。 よって、 移動通信システムは、 より一層、 チャネルを有効利用するこ とができる。又、移動局 1の作用として、余計な情報を取得する必要がないため、 冗長な情報信号を受信せずに済むという作用がある。 その結果、 移動局 1は、 受 信時間の効率化によるバッテリーセービングを拡大することができる。
更に、 制御部 2 3は、 位置登録エリア毎に各着信群のタイミングにおける着信 トラフィック量や、 位置登録エリア Bの各着信群に属する移動局 1の数に基づい て、 着信群の割り当てを行うことができる。 そのため、 移動通信システムは、 特 定の着信群のタイミングに、 着信トラフィック負荷が集中することを防止でき、 各着信群の着信トラフィック負荷の平滑化を図ることができる。 又、 同一のフレ ーム内で、 同一の着信群の移動局 1への呼び出し信号を 2回以上送信してしまう ことを回避できる。 よって、 更に、 チャネルを有効利用することができる。
又、 制御部 2 3は、 位置登録エリア毎に各着信群のタイミングで送信するデー タ量に基づいて、 着信群の割り当てを行うことができる。 そのため、 データ通信 等において、 着信群の着信トラフィック量が少ないにもかかわらず、 又、 着信群 に属する移動局数が少ないにもかかわらず、一つの着信呼に含まれるデータ量や、 一つの移動局が受信するデータ量が多くなつてしまった場合であっても、 特定の 着信群のタイミングに着信トラフィック負荷が集中することをより確実に防止で き、 各着信群の着信トラフィック負荷のさらなる平滑化を図ることができる。 又、 移動局 1によれば、 無線部 4 1が、 位置登録している位置登録エリアと異 なる位置登録ェリァに移動し、 それを検出し、 位置登録ェリァ変更要求を行う。 又、 無線部 4 1が、 無線基地局 2 bから情報信号 1 1を受信した場合、 制御部 4 2が、 通知された情報に従い着信群の設定を変更する。 そして、 無線部 4 1によ り位置登録エリア変更要求を行った際、 無線基地局 2 bから通知された情報の中 に着信群情報が含まれている場合、 制御部 4 2が、 情報信号 1 1に含まれる着信 群番号の指定着信群に、 着信群の設定を変更する。 そして、 無線部 4 1が、 その 指定着信群で呼び出し信号を受信する。
よって、 移動局 1は、 余計な情報を取得する必要がないため、 冗長な情報信号 を受信せずに済む。 その結果、 移動局 1は、 受信時間の効率化によるバッテリー セービングを拡大することができる。
更に、 無線部 4 1が、 着信群番号を含む情報信号 1 1を受信しなかった場合、 即ち、 無線基地局 2 bから通知された情報の中に着信群情報含まれていなかった 場合、 制御部 2 3は、 位置登録エリア Bにおいて、 変更前着信群を継続して使用 し、 変更前着信群のタイミングで呼び出し信号を受信するように、 無線部 4 1を 制御する。 そのため、 移動局 1は、 着信群に変更がない場合には、 着信群の設定 の変更を行わなくてよく、 呼び出し信号を受信するタイミングの変更を行わなく てよいため、 着信制御の負荷を更に軽減できる。
[第 2実施形態]
次に、 第 2部の第 2実施形態について、 図面を参照しながら説明する。
(移動通信システム及び各装置の構成)
本実施形態に係る移動通信システムは、 図 2 2 A〜図 2 2 Cに示される位置情 報管理サーバ 5のデータベース 2 4を、 図 2 5 A〜図 2 5 Cに示すデータベース 2 2 と置き換え、 それに伴い、 位置情報管理サーバ 5の測定部 2 2、 制御部 2 3の動作の一部が異なっている以外は、 図 2 1 Aに示す移動通信システムと、 実 質的に同様である。 そのため、 実質的に同様の部分については、 重複した記載を 省略する。
データベース 2 2 4は、 図 2 5 Aに示す位置管理テープノレ 2 2 4 aと、 図 2 5 Bに示すリアルタイムクラス着信群管理テーブル 2 2 4 bと、 図 2 5 Cに示すノ ンリアルタイムクラス着信群管理テーブル 2 2 4 cとから構成される。
移動局 1が要求するサービス品質には、 図 2 5 Aにおいては、 リアルタイムク ラスとノンリアルタイムクラスという 2つのサービスクラスがある。 リアルタイ ムクラスは、 リアルタイム性が要求され、 許容遅延時間が非常に短いというサー ビス品質であり、 例えば、 動画通信や音声通信等を行う移動局 1に要求される。 又、 ノンリアルタイムクラスは、 リアルタイム性が要求されず、 許容遅延時間も 比較的に長いというサービス品質であり、 例えば、 データ通信を行う移動局 1に 要求される。 よって、 要求するサービス品質に応じて、 移動局 1の種別を分ける ことができる。
このように、 図 2 5 Aでは、 サービス品質として、 リアルタイムクラス、 ノン リアルタイムクラスを用いているが、 サービス品質の内容は特に限定されない。 例えば、 呼損率の程度をサービス品質として用いることができる。 具体的には、 呼損率を閾値以下に抑える場合に、 その呼損率をパラメータとし、 呼損率の閾ィ直 が異なる複数のサービスクラスを用意することができる。 他にも、 着信呼に含ま れるデータの緊急度等をサービス品質として用いることができる。 尚、 サービス 品質は、 クラス分けできるものを用いることが制御の上で、 好ましい。
データベース 2 2 4では、 サ一ビス品質別に着信群管理テーブルが設けられて いる。 具体的には、 図 2 5 Bのリアルタイムクラス着信群管理テーブル 2 2 4 b と、 図 2 5 Cのノンリアルタイムクラス着信群管理テーブル 2 2 4 cとが設けら れている。 リアルタイムクラス着信群管理テーブル 2 2 4 bは、 リアノレタイムク ラスのサービス品質を要求する移動局 1の着信群に関する情報が保持され、 ノン リアルタイムクラス着信群管理テーブル 2 2 4 cは、 ノンリアルタイムクラスの サービス品質を要求する移動局 1の着信群に関する情報が保持される。
リアルタイムクラス着信群管理テーブル 2 2 4 b , ノンリアルタイムクラス着 信群管理テーブル 2 2 4 cは、 それぞれ、 位置登録エリア毎の領域に分かれてい る。 リアルタイムクラス着信群管理テーブル 2 2 4 b、 ノンリアルタイムクラス 着信群管理テーブル 2 2 4 cは、 それぞれ、 位置登録エリアの領域毎に、 その位 置登録エリアに位置登録を行っている移動局 1の移動局 I Dと、 その移動局 1に 割り当てられ移動局 1が待ち受けを行っている着信群の着信群番号とを対応付け て、 保持している。 以下、 位置登録エリア Bでの処理例を示す。
本実施形態において、 測定部 2 2は、 位置登録エリア Bの各着信群のタイミン グにおける着信トラフィック量、 位置登録ェリア Bの各着信群に属する移動局 1 の数、 位置登録エリア Bの各着信群のタイミングで送信するデータ量を、 サ一ビ ス品質別に測定する。 尚、 この点以外は、 測定部 2 2は、 第 1実施形態と同様に 動作する。
例えば、 測定部 2 2は、 位置登録エリア Bに位置登録を行っている複数の移動 局 1に宛てられた着信呼の数を、 着信群毎に、 サービスクラス別に監視する。 ま ず、 測定部 2 2は、 第 1実施形態と同様にして、 移動局 1毎の着信呼の数を把握 する。 次に、 測定部 2 2は、 図 2 5 B ^ 十1 J ブル 2 2 4 bを参照し、 リアルタイムクラス着信群管理テーブル 2 2 4 bに登録 されている各移動局 1が属する着信群を把握する。 そして、 測定部 2 2は、 受信 した移動局 1毎の着信呼の数と、 各移動局 1が属する着信群から、 各着信群の着 信呼の数を求めることにより、 リアルタイムクラスについて、 着信呼の数を着信 群毎に監視する。 ノンリアルタイムクラスについても同様にして、 図 2 5 Cに示 すノンリアルタイムクラス着信群管理テーブル 2 2 4 cを参照することにより、 ノンリアルタイムクラスについて、 着信呼の数を着信群毎に監視する。 測定部 2 2は、 このようにして、 位置登録エリア Bの各着信群のタイミングにおける着信 トラフィック量を、 サービス品質別に測定する。
又、 測定部 2 2は、 位置登録エリア Bで、 待ち受けを行っている複数の移動局
1の数を、 着信群毎に、 サービスクラス別に監視する。 例えば、 測定部 2 2は、 リアルタイムクラス着信群管理テーブル 2 2 4 bを参照し、 着信群毎に、 移動局 1の数を数えることにより、 リアルタイムクラスについて、 位置登録エリア Bに 属する移動局 1の数を、 着信群毎に監視する。 ノンリアルタイムクラスについて も同様にして、 ノンリアルタイムクラス着信群管理テーブル 2 2 4 cを参照する ことにより、 ノンリアルタイムクラスについて、 着信呼の数を着信群毎に監視す ることができる。 測定部 2 2は、 このようにして、 位置登録ェリア Bの各着信 群に属する移動局 1の数を、 サービス品質別に測定する。
又、 測定部 2 2は、 位置登録エリア Bに位置登録を行っている複数の移動局 1 に宛てられた着信呼のデータ量を、 着信群毎に、 サービスクラス別に監視する。 例えば、 測定部 2 2は、 第 1実施形態と同様にして、 移動局 1毎の着信呼のデー タ量を把握する。 次に、 測定部 2 2は、 リアルタイムクラス着信群管理テーブル 2 2 4 bを参照し、 リアルタイムクラス着信群管理テーブル 2 2 4 bに登録され ている各移動局 1が属する着信群を把握する。 そして、 測定部 2 2は、 受信した 移動局 1毎の着信呼のバケツト数等のデータ量と、 各移動局 1が属する着信群か ら、 各着信群の着信呼のデータ量を求めることにより、 リアルタイムクラスにつ いて、 着信呼のデータ量を着信群毎に監視する。 ノンリアルタイムクラスについ ても同様にして、 ノンリアルタイムクラス着信群管理テーブル 2 2 4 cを参照す ることにより、 ノンリアルタイムクラスについて、 着信呼のデータ量を着信群毎 に監視する。 測定部 2 2は、 このようにして、 位置登録エリア Bの各着信群のタ イミングで送信するデータ量を、 サービス品質別に測定する。
測定部 2 2は、 測定した着信トラフィック量、 移動局 1の数、 着信呼のデータ 量等を、サービス品質の種類であるサービスクラス及び着信群番号と対応付けて、 制御部 2 3に通知する。 又、 測定部 2 2は、 測定したトラフィック量、 移動局 1 の数、 着信呼のデータ量等を、 着信群番号及びサービスクラスと対応付けて、 保 持する。
又、 本実施形態において、 制御部 2 3は、 移動局 1が要求するサービス品質を 取得する品質取得手段を備える。 そして、 制御部 2 3は、 取得したサービス品質 に基づいて、 指定着信群を検出する。 尚、 この点以外は、 制御部 2 3は、 第 1実 施形態と同様に動作する。 まず、 制御部 2 3は、 ある移動局 1の指定着信群を選 択する際に、 位置管理テーブル 2 2 4 aを参照し、 当該移動局 1の移動局 I Dか ら、 当該移動局 1のサービスクラスを取得する。
次に、 制御部 2 3は、 測定部 2 2から、 サービスクラス別の位置登録エリア B の各着信群のタイミングにおける着信トラフィック量や、 サービスクラス別の位 置登録ェリア Bの各着信群に属する移動局 1の数、 サービスクラス別の位置登録 エリア Bの各着信群のタイミングで送信すべきデータ量を取得する。 そして、 制 御部 2 3は、 位置登録ェリア Bの各着信群の各サービスクラスの着信トラフイツ ク量が、 移動局 1のサービスクラスにとって、 多いか少ないかを判断し、 少ない と判断した着信群を選択する。 又、 制御部 2 3は、 位置登録エリア Bの各着信群 に属する各サービスクラスの移動局 1の数が、 移動局 1のサービスクラスにとつ て、 多いか少ないかを判断し、 少ないと判断した着信群を選択してもよい。 又、 制御部 2 3は、位置登録ェリア Bの各着信群のタイミングで送信するデータ量が、 移動局 1のサービスクラスにとって、 多いか少ないかを判断し、 少ないと判断し た着信群を選択してもよい。
例えば、 制御部 2 3は、 ある着信群のリアルタイムクラスの着信トラフィック 量が多い場合、 その着信群は、 リアルタイムクラスの移動局 1にとつては、 リア ノレタイムクラスの着信トラフィック量が多いため、 適さないと判断する。 一方、 制御部 2 3は、 同じ着信群について、 多少、 リアルタイムクラスの着信トラフィ ック量が多くても、 リアルタイムクラスとノンリアルタイムクラスの着信トラフ ィック量を合計した着信トラフィック量がそれ程多くなければ、 ノンリアノレタイ ムクラスの移動局 1にとつては、 その着信群を利用できると判断する。
又、 制御部 2 3は、 呼損率の閾値が異なる複数のサービスクラスを用意した場 合も同様に制御することができる。 例えば、 制御部 2 3は、 ある着信群の呼損率 の閾値が高いクラスの着信トラフィック量が多い場合、 その着信群は、 呼損率の 閾値が高いクラスの移動局 1にとつては、 呼損率の閾値が高いクラスの着信トラ フィック量が多いため、 適さないと判断する。
一方、 制御部 2 3は、 同じ着信群について、 多少、 呼損率の閾値が高いクラス の着信トラフィック量が多くても、 呼損率の閾値が高いクラスと低いクラスの着 信トラフィック量を合計した着信トラフィック量がそれ程多くなければ、 呼損率 の閾値が低レ、クラスの移動局 1にとつては、その着信群を利用できると判断する。 又、 制御部 2 3は、 リアルタィムクラスの着信トラフィック量が少ない着信群 や、 呼損率の閾値が高いクラスの着信トラフィック量が少ない着信群を、 優先し て、 リアルタイムクラスや呼損率の閾値が高いクラスの移動局 1に割り当てるよ うにしてもよい。
又、 制御部 2 3は、 ある着信群に属するリアルタイムクラスの移動局 1の数が 多い場合、 その着信群は、 リアルタイムクラスの移動局 1にとつては、 リアルタ ィムクラスの移動局 1の数が多いため、 適さないと判断する。
一方、 制御部 2 3は、 同じ着信群について、 多少、 リアルタイムクラスの移動 局 1の数が多くても、 リアルタイムクラスとノンリアルタイムクラスの移動局 1 を合計した移動局 1の数がそれ程多くなければ、 ノンリアルタイムクラスの移動 局 1にとつては、 その着信群を利用できると判断する。 尚、 制御部 2 3は、 呼損 率の閾値が異なる複数のサービスクラスを用意した場合も、 同様に制御すること ができる。
又、 制御部 2 3は、 属しているリアルタイムクラスの移動局 1の数が少ない着 信群や、属している呼損率の閾値が高いクラスの移動局 1の数が少ない着信群を、 優先して、 リアルタイムクラスや呼損率の閾値が高いクラスの移動局 1に割り当 てるようにしてもよ 、。
又、 ある着信群のタイミングで送信するリアルタイムクラスのデータ量が多い 場合、制御部 2 3は、その着信群は、リアルタイムクラスの移動局 1にとつては、 リアルタイムクラスのデータ量が多いため、 適さないと判断する。
一方、 制御部 2 3は、 同じ着信群について、 多少、 リアルタイムクラスのデー タ量が多くても、 リアルタイムクラスとノンリアルタイムクラスのデータ量を合 計したデータ量がそれ程多くなければ、 ノンリアルタイムクラスの移動局 1にと つては、 その着信群を利用できると判断する。
尚、 制御部 2 3は、 呼損率の閾値が異なる複数のサービスクラスを用意した場 合も、 同様に制御することができる。 又、 制御部 2 3は、 送信すべきリアルタイ ムクラスのデータ量が少ない着信群や、 送信すべき呼損率の閾値が高いクラスの データ量が少ない着信群を、 優先して、 リアルタイムクラスや呼損率の閾値が高 いクラスの移動局 1に割り当てるようにしてもよい。 このようにして、 制御部 2 3は、 取得したサービス品質に基づいて、 指定着信群を選択し、 検出する。
(移動通信方法)
次に、 位置情報管理サーバ 5の動作について説明する。 以下、 位置登録エリア Bにおける処理例を示す。 図 2 6は、 位置情報管理サーバ 5の動作手順を示すフ ロー図である。 ステップ (S 3 0 1 ) は、 ステップ (S 1 0 1 ) と同様である。 ステップ (S 301) において、 移動局 1からの位置登録要求があった場合、 位 置情報管理サーバ 5は、 位置登録エリア Bの各着信群のタイミングにおける着信 トラフィック量や、 位置登録エリア Bの各着信群に属する移動局 1の数、 位置登 録エリア Bの各着信群のタィミングで到着するデータ量等を、 サービス品質別に 測定する (S 302) 。 具体的には、 位置情報管理サーバ 5の制御部 23が、 リ アルタイムクラスとノンリアルタイムクラス毎に、 測定を行う。
次に、 位置情報管理サーバ 5は、 移動局 1が要求するサービス品質を取得し、 そのサービス品質と、 ステップ (S 302) における測定結果に基づいて、 位置 登録エリア Bにおける指定着信群を選択し、 当該着信群を指定着信群として検出 する (S 303) 。 具体的には、 位置情報管理サーバ 5の制御部 23力 位置管 理テーブル 224 aを参照し、 その移動局 1のサービスクラスを取得し、 測定部 22力ゝら、 サービスクラス別の着信トラフィック量や、 移動局 1の数、 データ量 を取得して、 指定着信群を選択する。
ステップ (S 304) 、 (S 305) は、 ステップ (S 104) 、 (S 1 05) と同様である。 最後に、 位置情報管理サーバ 5は、 サービスクラス別に設けられ たリアルタィムクラス着信群管理テーブル 224 bと、 ノンリアルタィムクラス 着信群管理テーブル 224 cのいずれかに、指定着信群の着信群番号を追加して、 記録する (S 306) 。 例えば、 移動局 1のサービスクラスがリアルタイムクラ スであった場合、 位置情報管理サーバ 5の制御部 23が、 リアルタイムクラス着 信群管理テーブル 224 bの位置登録ェリア Bの領域に、 指定着信群を割り当て た移動局 1の移動局 I Dと対応付けて、 指定着信群の着信群番号を記録する。 位 置情報管理サーバ 5は、 このステップ (S 30 1) 〜 (S 306) の動作を繰り 返す。
(第 2実施形態の効果)
このような第 2実施形態に係る移動通信システム、 位置情報管理サーバ 5、 移 動通信方法によれば、 位置管理テーブル 224 a力 S、 各移動局 1を識別する移動 局 I Dと、 各移動局 1が要求するサービス品質を示すサービスクラスとを対応付 けて保持する。 又、 データベース 2 4は、 サービス品質別に、 リアルタイムクラ ス着信群管理テーブル 2 2 4 bと、 ノンリアルタイムクラス着信群管理テーブル 2 2 4 cといった着信群管理テーブルが設けられ、 それぞれが、 リアノレタイムク ラスのサービス品質を要求する移動局 1の着信群情報や、 ノンリアルタイムクラ スのサービス品質を要求する移動局 1の着信群情報を保持する。
更に、 測定部 2 2力 S、 位置登録エリア Bの各着信群のタイミングにおける着信 トラフィック量や、 位置登録エリア Bの各着信群に属する移動局 1の数、 位置登 録エリア Bの各着信群のタイミングで送信するデータ量等を、 サービス品質別に 測定する。
そのため、 制御部 2 3は、 位置管理テーブル 2 2 4 aを参照して、 移動局 1が 要求するサービス品質を取得し、 測定部 2 2から、 サービス品質別の着信トラフ イツク量や、 移動局 1の数、 データ量を取得することにより、 移動局 1のサービ ス品質と、 サービス品質別の着信トラフィック量や、 移動局 1の数、 データ量を 用いて、 指定着信群の検出を行うことができる。 又、 指定着信群を、 リアルタイ ムクラス着信群管理テーブル 2 2 4 b、 ノンリアルタイムクラス着信群管理テー ブル 2 2 4 cに記録することにより、 サービス品質別に着信群に関する情報の管 理を行うことができる。
よって、 移動通信システムは、 移動局 1が要求するサービス品質を考慮して指 定着信群の検出を行い、 その管理をすることができる。 その結果、 例えば、 リア ルタイムクラスの移動局 1に宛てられたデータを含む着信呼が、 無線基地局 2の バッファにおいてオーバーフローしてしまわないように、 指定着信群を割り当て ること等ができ、 移動通信システムは、 許容遅延時間等を考慮した Q o S制御を 行うことが容易となる。 又、 呼損率をパラメータとしてサービス品質を定めてい る場合には、 呼損率が、 各サービスクラスの閾値を越えないように、 指定着信群 を割り当てること等ができる。 そのため、 移動通信システムは、 ユーザが支払う 料金に応じて、 呼損率を閾値以下に抑えるといった Q o S制御を行うことが容易 となる。
[変更例]
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。 上記実施形態においては、 位置情報管理サーバ 5は全移動局 1の位置情報を管理 する機能と、 各位置登録エリァでの着信群情報を全て管理する機能の両方を有し ているが、 各位置登録エリアに位置情報管理サーバを設け、 位置登録エリア毎の 位置情報管理サーバが、 位置情報を管理する機能と、 着信群に関する情報を管理 する機能とを備えてもよい。
又、制御部 2 3は、変更前着信群の着信群番号を、移動局 1に送信してもらい、 位置登録要求の信号 1 0から取得しているが、 位置登録エリアにおける指定着信 群の着信群番号を追加する前の着信群管理テーブル 2 4 bから、 変更前着信群の 着信群番号を取得するようにしてもよい。
又、 移動局 1のサービスクラスを、 位置管理テーブル 2 2 4 aで保持せずに、 移動局 1が、 位置登録要求の信号 1 0に含めるようにしてもよい。
又、 図 2 2 A〜図 2 2 C、 図 2 5 A〜図 2 5 Cに示したデータベース 2 4、 2 2 4では、 移動局 I Dがキーになっており、 移動局 I Dに着信群番号や位置登録 エリア I Dが対応付けられているが、 着信群番号や位置登録エリア I Dをキーと し、 それらに、 移動局 I Dを対応付けるようにしてもよい。
又、 図 2 2 A〜図 2 2 Cに示したデータベース 2 4と同様にして、 データべ一 ス 2 2 4にも、 測定部 2 2による測定結果を保持する測定結果テーブルを設け、 測定部 2 2は、測定結果を、その測定結果テーブルに記録するようにしてもよい。
[ (第 3部) 移動局の状態に応じた制御処理]
以下では、 移動局からの状態通知と連携した位置情報管理サーバ及び基地局で の制御処理を説明する。 図 2 8には移動局の動作手順を、 図 2 9には位置情報管 理サーバ及び基地局による移動局の状態に応じた制御処理を、 それぞれ示す。 図 2 8に示すように、 移動局では、 バケツト送受信後、 自局がスリープ状態へ 遷移したと判断するためのタイマ (以下 「第 1タイマ」 という) を起動する (S 1 ) 。 その後、 第 1タイマがタイムアウトする前に当該移動局においてパケット 送受信があった場合は、 第 1タイマを再起動する (S 1へ戻る) 。 一方、 バケツ ト送受信がないまま第 1タイマがタイムアウトした場合は、 S 3で肯定判断とな り、 自局がスリープ状態へ遷移したことを基地局へ通知するとともに、 自局がそ の後アイドル状態へ遷移したと判断するためのタイマ (以下 「第 2タイマ」 とい う) を起動する (S 4 ) 。
基地局では、 移動局から状態遷移の通知を受信したときに、 図 2 9の処理が割 り込み実行される。 上記 S 4にて移動局からスリープ状態への遷移が通知された ことを受けて、 基地局は当該通知を受信し、 当該移動局がスリープ状態へ遷移し たと判断し (図 2 9の S 1 1で肯定判断し) 、 第 1部で説明したリンクレイヤで の制御処理を当該移動局に対し実行する (S 1 2 ) 。 この中で、 当該移動局がセ ルを移行する場合もリンクレイヤでの制御処理が実行される。
移動局では、 上記のようにリンクレイヤでの制御処理を受けることとなる (図
2 8の3 5 ) 。 その後、 第 2タイマがタイムアウトする前に当該移動局でパケッ ト送受信があつた場合は、移動局のスリープ状態が解除されたと判断できるため、 第 1タイマを再起動する (S 1へ戻る) 。 一方、 パケット送受信がないまま第 2 タイマがタイムアウトした場合は、 S 7で肯定判断となり、 自局がさらにアイド ル状態へ遷移したことを位置情報管理サーバへ通知する (S 8 ) 。
位置情報管理サーバでも、 移動局から状態遷移の通知を受信したときに、 図 2 9の処理が割り込み実行される。 上記 S 8にて移動局からアイドル状態への遷移 が通知されたことを受けて、 位置情報管理サーバは当該通知を受信し、 当該移動 局がアイドル状態へ遷移したと判断し (図 2 9の S 1 3で肯定判断し) 、 第 2部 で説明したネットワークレイヤでの制御処理を当該移動局に対し実行する (S 1 4 ) 。 この中で、 当該移動局が位置登録エリアを変更する場合もネットワークレ ィャでの制御処理が実行される。
移動局では、 上記のようにネットワークレイャでの制御処理を受けることとな る (図 2 8の S 9 ) 。 その後、 パケット送受信があるまで、 ネットワークレイヤ での制御処理 (S 9 ) が継続実行される。 パケット送受信があれば、 移動局のァ ィ ドル状態が解除されたと判断できるため、 S 1 へ戻り、 第 1タイマを再起動す る。
このようにして、 移動局においてバケツト送受信が行われない期間に応じて、 移動局の状態 (スリープ状態又はアイドル状態) が的確に判断され、 各状態に応 じたリンクレイャでの制御処理 (第 1部で述べた制御処理) 又はネットワークレ ィャでの制御処理 (第 2部で述べた制御処理) が実行されるため、 時間とともに 変化する移動局の複数の状態に応じて、 移動局の位置情報管理を円滑に行うこと ができる。
なお、 位置情報管理サーバが、 基地局が持つリンクレイヤでの制御機能をも備 え、 図 2 9の制御処理全体を位置情報管理サーバが実行する形態を採用してもよ い。
また、 上記第 3部のように、 リンクレイヤでの制御処理とネットワークレイヤ での制御処理とを組み合わせた実施形態のみならず、 前述のリンクレイヤでの制 御処理を実行するだけで、 特定の受信タイミングへの着信トラヒックの集中を回 避し、 各々の受信タイミングでの着信トラヒックを平滑化できるという効果、 チ ャネルを有効利用でき従来に比べ効果的にバッテリーセービングを行うことがで きるという効果、 及び、 特定の呼び出し周期への移動局の集中を回避し、 複数の 呼び出し周期同士でもトラヒックを平滑化できるという効果が得られることは言 うまでもない。また、前述のネットワークレイヤでの制御処理を実行するだけで、 チャネルを有効利用することができ、 着信群検出に係る着信制御の負荷を軽減す ることができる、 という効果が得られることは言うまでもない。
産業上の利用可能性 以上説明したように、 本発明によれば、 サーバは、 移動局の状態として、 スリ ープ状態又はアイドル状態を含む複数の状態の中から、 前記セル内で当該移動局 と無線基地局との間でバケツト送受信が行われない期間に応じた状態を判断し、 前記判断で得られた状態に応じて、 当該移動局の呼出周期と当該移動局による間 欠受信の受信タイミングの両方又は一方を当該移動局に対し設定するため、 時間 とともに変化する移動局の複数の状態に応じて、 移動局の位置情報管理を円滑に 行うことができる。

Claims

言青求の範圏
1 . 複数の移動局と、 網に接続された複数の無線基地局と共に移動通信シス テムを構成し、 前記網に接続され、 前記無線基地局が形成するセルの集合により 形成される呼び出しェリァ及び前記移動局の位置情報を管理するサーバであって、 前記移動局の状態として、 スリープ状態又はアイドル状態を含む複数の状態の 中から、 前記セル内で当該移動局と無線基地局との間でパケット送受信が行われ ない期間に応じた状態を判断する判断手段と、
前記判断で得られた状態に応じて、 当該移動局の呼出周期と当該移動局による 間欠受信の受信タイミングの両方又は一方を当該移動局に対し設定する設定手段 と、
を備えたサーバ。
2 . 各々の呼び出しエリアに在圏している前記状態に移行した移動局の数と、 前記各々の呼び出しエリア内で呼び出しチャネルの各々の受信タイミングでの着 信トラヒックの両方又は一方を測定し、 当該測定値を保持する測定保持手段を更 に備え、
前記設定手段は、
前記判断手段により移動局の状態がスリープ状態であると判断された場合に、 前記保持された測定値に応じて、 当該移動局の呼出周期と当該移動局による間欠 受信の受信タイミングの両方又は一方を当該移動局に対し設定する、
ことを特徴とする請求の範囲第 1項に記載のサーバ。
3 . 移動局が位置登録している位置登録エリアを変更したことを検出するェ リア変更検出手段と、
前記ェリァ変更検出手段により前記移動局が前記位置登録ェリァを変更したこ とを検出した場合、 前記移動局の呼出信号を受信するタイミング毎に分けられた 複数の着信群の中から、 所定の情報に基づいて一の着信群を選択し、 選択された 着信群を当該移動局に割り当てる着信群割当制御手段と、 を更に備えた請求の範囲第 1項又は第 2項に記載のサーバ。
4 . 複数の移動局と、 網に接続された複数の無線基地局と、 前記網に接続さ れ、 前記無線基地局が形成するセルの集合により形成される呼び出しェリァ及び 前記移動局の位置情報を管理するサーバとを含んで構成される移動通信システム であって、
前記サーバが、
前記移動局の状態として、 スリープ状態又はアイドル状態を含む複数の状態の 中から、 前記セル内で当該移動局と無線基地局との間でバケツト送受信が行われ ない期間に応じた状態を判断する判断手段と、
前記判断で得られた状態に応じて、 当該移動局の呼出周期と当該移動局による 間欠受信の受信タイミングの両方又は一方を当該移動局に対し設定する設定手段 とを備えた、
ことを特徴とする移動通信システム。
5 . 複数の移動局と、 網に接続された複数の無線基地局と共に移動通信シス テムを構成し、 前記網に接続され、 前記無線基地局が形成するセルの集合により 形成される呼び出しェリァ及び前記移動局の位置情報を管理するサーバ、 におけ る位置情報管理方法であって、
前記移動局の状態として、 スリープ状態又はアイ ドル状態を含む複数の状態の 中から、 前記セル内で当該移動局と無線基地局との間でバケツト送受信が行われ ない期間に応じた状態を判断し、
前記判断で得られた状態に応じて、 当該移動局の呼出周期と当該移動局による 間欠受信の受信タイミングの両方又は一方を当該移動局に対し設定する、 ことを特徴とする位置情報管理方法。
6 . 複数の移動局と、 網に接続された複数の無線基地局とともに移動通信シ ステムを構成し、 前記網に接続され、 前記無線基地局が形成するセルの集合によ り形成される呼び出しエリア及び前記移動局の位置情報を管理するサーバである とともに、
当該移動通信システムでは、 前記移動局が、 前記無線基地局が形成するセル内 で当該無線基地局とバケツトの送受信を行い、 バケツトの送受信が予め定められ た期間行われない場合、 前記無線基地局からの信号を周期的に受信するスリープ モードへ移行し、 前記無線基地局が、 前記移動局を指定してパケット到着を通知 すること又は前記スリープモードに移行している移動局宛ての着バケツトを送信 することが可能な呼び出しチャネルを備え、 当該呼び出しチャネルを所定の周期 で間欠送信することが可能とされている移動通信システムを構成するサーバであ つて、
前記スリープモードには、 前記バケツトの送受信が行われない期間に応じた複 数のスリープ状態が存在し、 各スリープ状態に対応する呼び出し周期が複数用意 され、 前記移動通信システムでは各呼び出し周期に対応づけられた呼び出しェリ ァ及び前記移動局が間欠受信を行う受信タイミングが設定可能とされており、 前記各々の呼び出しエリアに在圏している前記スリープモードに移行している 移動局の数と、 前記各々の呼び出しエリア内で前記呼び出しチャネルの各々の受 信タィミングでの着信トラヒックの両方又は一方を測定し、 該測定値を保持する 測定保持手段と、
前記移動局が新規に前記スリープモードに移行する場合、 又は前記スリープモ 一ドに既に移行している移動局が前記スリープ状態を変更する場合、 又は前記ス リーブモードに既に移行している移動局が新しい呼び出しエリアに移動した場合、 又は前記サーバが決定した任意の場合に、 前記保持された測定値に応じて、 前記 移動局に対し、 呼び出し周期と受信タイミングの両方又は一方の変更を指示する 変更指示手段と、
を備えたサーバ。
7 . 前記移動通信システムでは、 各呼び出しエリア毎にサーバが設けられ、 当該複数のサーバ間に所定の規則に基づく階層関係が設けられ、 各階層毎のサーバが備えた前記変更指示手段は、 対応する呼び出しェリアに在 圏している前記スリープモードに移行している移動局の数と、 前記呼び出しエリ ァ内で前記呼び出しチャネルの各々の受信タイミングでの着信トラヒックの両方 又は一方に応じて、 前記移動局に対し、 呼び出し周期と受信タイミングの両方又 は一方の変更を指示する、
ことを特徴とする請求の範囲第 6項に記載のサーバ。
8 . 前記移動局のサービスクラスを認識し該サービスクラス情報を保持する 認識保持手段をさらに備え、
前記変更指示手段は、 さらに前記認識されたサービスクラスに応じて、 前記移 動局に対し、 呼び出し周期と受信タイミングの両方又は一方の変更を指示する、 ことを特微とする請求の範囲第 6項又は第 7項に記載のサーバ。
9 . 複数の移動局とともに移動通信システムを構成する無線基地局であると ともに、
当該移動通信システムでは、 前記移動局が、 前記無線基地局が形成するセル内 で当該無線基地局とパケットの送受信を行い、 パケットの送受信が予め定められ た期間行われない場合、 前記無線基地局からの信号を周期的に受信するスリープ モー ドへ移行し、 前記無線基地局が、 前記移動局を指定してパケット到着を通知 すること又は前記スリープモードに移行している移動局宛ての着バケツトを送信 することが可能な呼び出しチャネルを備え、 当該呼び出しチャネルを所定の周期 で間欠送信することが可能とされている移動通信システムを構成する無線基地局 であって、
前記スリープモードには、 前記バケツトの送受信が行われない期間に応じた複 数のスリープ状態が存在し、 前記移動通信システムでは各スリープ状態に対応す る呼び出し周期及び前記移動局が間欠受信を行う受信タイミングが設定可能とさ れており、
前記セル内に存在するスリープモードに移行している移動局の数と前記呼び出 しチャネルの呼び出しトラヒックの両方又は一方を測定し、 該測定値を保持する 測定保持手段と、
前記移動局が新規に前記スリープモードに移行する場合、 又は前記スリープモ 一ドに既に移行している移動局が新たに前記セル内に移動してきた場合、 又は前 記スリープモードに既に移行している移動局が前記スリープ状態を変更する場合、 又は前記無線基地局が決定した任意の場合に、 前記保持された測定値に応じて、 前記移動局に対し、 呼び出し周期と受信タイミングの両方又は一方の変更を指示 する変更指示手段と、
を備えた無線基地局。
1 0 . 前記移動局のサービスクラスを認識し該サービスクラス情報を保持す る認識保持手段をさらに備え、
前記変更指示手段は、 さらに前記認識されたサービスクラスに応じて、 前記移 動局に対し、 呼び出し周期と受信タイミングの両方又は一方の変更を指示する、 ことを特徴とする請求の範囲第 9項に記載の無線基地局。
1 1 . 無線基地局とともに移動通信システムを構成し、 前記無線基地局が形 成するセル内で当該無線基地局とバケツトの送受信を行うことが可能とされ、 パ ケットの送受信が予め定められた期間行われない場合、 前記無線基地局からの信 号を周期的に受信するスリープモードへ移行する移動局であるとともに、
前記移動通信システムでは、 前記無線基地局が、 前記移動局を指定してパケッ ト到着を通知すること又は前記スリープモードに移行している移動局宛ての着パ ケットを送信することが可能な呼び出しチャネルを備え、 当該呼び出しチャネル を所定の周期で間欠送信することが可能とされている移動通信システムを構成す る移動局であって、
前記スリープモードには、 前記バケツトの送受信が行われない期間に応じた複 数のスリープ状態が存在し、 前記移動通信システムでは各スリープ状態に対応す る呼び出し周期及び前記移動局が間欠受信を行う受信タイミングが設定可能とさ れており、
当該移動局が新規に前記スリープモードに移行する場合、 又は前記スリープモ 一ドに既に移行している移動局が新たに前記セル内に移動してきた場合、 又は前 記スリープモードに既に移行している移動局が前記スリープ状態を変更する場合、 又は前記無線基地局が決定した任意の場合に、 前記無線基地局から、 前記セル内 に存在するスリープモードに移行している移動局の数と前記呼び出しチャネルの 呼び出しトラヒックの両方又は一方の測定 に応じた、 呼び出し周期と受信タイ ミングの両方又は一方の変更指示を受信する変更指示受信手段と、
当該変更指示に基づく呼び出し周期及び受信タイミングにて間欠受信を行う間 欠受信制御手段と、
を備えた移動局。
1 2 . 網に接続された複数の無線基地局と、 前記網に接続され、 前記無線基 地局が形成するセルの集合により形成される呼び出しエリア及び在圏する移動局 の位置情報を管理するサーバとともに移動通信システムを構成し、 前記無線基地 局が形成するセル内で当該無線基地局とパケットの送受信を行うことが可能とさ れ、 パケットの送受信が予め定められた期間行われない場合、 前記無線基地局か らの信号を周期的に受信するスリープモードへ移行する移動局であるとともに、 前記移動通信システムでは、 前記無線基地局が、 前記移動局を指定してバケツ ト到着を通知すること又は前記スリープモードに移行している移動局宛ての着パ ケットを送信することが可能な呼び出しチャネルを備え、 当該呼び出しチャネル を所定の周期で間欠送信することが可能とされている移動通信システムを構成す る移動局であって、
前記スリープモードには、 前記バケツトの送受信が行われない期間に応じた複 数のスリープ状態が存在し、 各スリープ状態に対応する呼び出し周期が複数用意 され、 前記移動通信システムでは各呼び出し周期に対応づけられた呼び出しエリ ァ及び前記移動局が間欠受信を行う受信タイミングが設定可能とされており、 当該移動局が新規に前記スリープモードに移行する場合、 又は前記スリープモ 一ドに既に移行している移動局が新たに前記セル内に移動してきた場合、 又は前 記スリープモードに既に移行している移動局が前記スリープ状態を変更する場合、 又は前記無線基地局が決定した任意の場合に、 前記サーバから、 前記各々の呼び 出しエリアに在圏している前記スリープモードに移行している移動局の数と、 前 記各々の呼び出しエリア内で前記呼び出しチャネルの各々の受信タイミングでの 着信トラヒックの両方又は一方の測定 に応じた、 呼び出し周期と受信タイミン グの両方又は一方の変更指示を受信する変更指示受信手段と、
当該変更指示に基づく呼び出し周期及び受信タイミングにて間欠受信を行う間 欠受信制御手段と、
を備えた移動局。
1 3 . 無線基地局と、 前記無線基地局が形成するセル内で当該無線基地局と パケットの送受信を行うことが可能な複数の移動局とを含んで構成され、
前記移動局が、 パケットの送受信が予め定められた期間行われない場合、 前記 無線基地局からの信号を周期的に受信するスリープモードへ移行し、
前記無線基地局が、 前記移動局を指定してパケット到着を通知すること又は前 記スリープモードに移行している移動局宛ての着パケットを送信することが可能 な呼び出しチャネルを備え、 当該呼び出しチャネルを所定の周期で間欠送信する ことが可能とされている移動通信システムであって、
前記スリープモードには、 前記パケットの送受信が行われない期間に応じた複 数のスリープ状態が存在し、 前記移動通信システムでは各スリープ状態に対応す る呼び出し周期及び前記移動局が間欠受信を行う受信タイミングが設定可能とさ れており、
前記無線基地局は、
前記セル内に存在するスリープモードに移行している移動局の数と前記呼び出 しチャネルの呼び出しトラヒックの両方又は一方を測定し、 該測定値を保持する 測定保持手段と、
所定の場合に、 前記保持された測定値に応じて、 前記移動局に対し、 呼び出し 周期と受信タイミングの両方又は一方の変更を指示する変更指示手段とを備え、 前記移動局は、
当該変更指示に基づく呼び出し周期及び受信タイミングにて間欠受信を行う間 欠受信制御手段を備えた、
ことを特徴とする移動通信システム。
1 4 . 複数の移動局と、 網に接続された複数の無線基地局と、 前記網に接続 され、 前記無線基地局が形成するセルの集合により形成される呼び出しエリア及 び前記移動局の位置情報を管理するサーバとを含んで構成され、
前記移動局が、 パケットの送受信が予め定められた期間行われない場合、 前記 無線基地局からの信号を周期的に受信するスリープモードへ移行し、
前記無線基地局が、 前記移動局を指定してパケット到着を通知すること又は前 記スリープモードに移行している移動局宛ての着パケットを送信することが可能 な呼び出しチャネルを備え、 当該呼び出しチャネルを所定の周期で間欠送信する ことが可能とされている移動通信システムであって、
前記スリープモードには、 前記パケットの送受信が行われない期間に応じた複 数のスリープ状態が存在し、 各スリープ状態に対応する呼び出し周期が複数用意 され、 前記移動通信システムでは各呼び出し周期に対応づけられた呼び出しェリ ァ及び前記移動局が間欠受信を行う受信タイミングが設定可能とされており、 前記サーバは、
前記各々の呼び出しエリアに在圏している前記スリープモードに移行している 移動局の数と、 前記各々の呼び出しェリァ内で前記呼び出しチャネルの各々の受 信タイミングでの着信トラヒックの両方又は一方を測定し、 該測定値を保持する 測定保持手段と、
所定の場合に、 前記保持された測定値に応じて、 前記移動局に対し、 呼び出し 周期と受信タイミングの両方又は一方の変更を指示する変更指示手段とを備え、 前記移動局は、
当該変更指示に基づく呼び出し周期及び受信タイミングにて間欠受信を行う間 欠受信制御手段を備えた、
ことを特徴とする移動通信システム。
1 5 . 無線基地局と、 前記無線基地局が形成するセル内で当該無線基地局と パケットの送受信を行うことが可能な複数の移動局とを含んで構成され、 前記移動局が、 パケッ トの送受信が予め定められた期間行われない場合、 前記 無線基地局からの信号を周期的に受信するスリープモードへ移行し、
前記無線基地局が、 前記移動局を指定してパケット到着を通知すること又は前 記スリープモードに移行している移動局宛ての着バケツトを送信することが可能 な呼び出しチャネルを備え、 当該呼び出しチャネルを所定の周期で間欠送信する ことが可能とされている移動通信システムにおける呼び出し方法であって、 前記スリープモードには、 前記バケツトの送受信が行われない期間に応じた複 数のスリープ状態が存在し、 前記移動通信システムでは各スリープ状態に対応す る呼び出し周期及び前記移動局が間欠受信を行う受信タイミングが設定可能とさ れており、
前記無線基地局は、 所定の場合に、 前記セル内に存在するスリープモードに移 行している移動局の数と前記呼び出しチャネルの呼び出しトラヒックの両方又は 一方に応じて、 前記移動局に対し、 呼び出し周期と受信タイミングの両方又は一 方の変更を指示し、
前記移動局は、 当該変更指示に基づく呼び出し周期及び受信タイミングにて間 欠受信を行う、
ことを特徴とする移動通信システムの呼び出し方法。
1 6 . 複数の移動局と、 網に接続された複数の無線基地局と、 前記網に接続 され、 前記無線基地局が形成するセルの集合により形成される呼び出しェリァ及 び前記移動局の位置情報を管理するサーバとを含んで構成され、 前記移動局が、 パケットの送受信が予め定められた期間行われない場合、 前記 無線基地局からの信号を周期的に受信するスリープモー'ドへ移行し、
前記無線基地局が、 前記移動局を指定してパケット到着を通知すること又は前 記スリープモードに移行している移動局宛ての着パケットを送信することが可能 な呼び出しチャネルを備え、 当該呼び出しチャネルを所定の周期で間欠送信する ことが可能とされている移動通信システムにおける呼び出し方法であって、 前記スリープモードには、 前記バケツトの送受信が行われない期間に応じた複 数のスリープ状態が存在し、 各スリープ状態に対応する呼び出し周期が複数用意 され、 前記移動通信システムでは各呼び出し周期に対応づけられた呼び出しエリ ァ及び前記移動局が間欠受信を行う受信タイミングが設定可能とされており、 前記サーバは、 所定の場合に、 前記各々の呼び出しエリアに在圏している前記 スリープモードに移行している移動局の数と、 前記各々の呼び出しエリア内で前 記呼び出しチャネルの各々の受信タイミングでの着信トラヒックの両方又は一方 に応じて、 前記移動局に対し、 呼び出し周期と受信タイミングの両方又は一方の 変更を指示し、
前記移動局は、 当該変更指示に基づく呼び出し周期及び受信タイミングにて間 欠受信を行う、
ことを特徴とする移動通信システムの呼び出し方法。
1 7 . 移動局の呼出信号を受信するタイミング毎に分けられた複数の着信群 の中から、 所定の情報に基づいて一の着信群を検出する着信群検出手段と、 前記移動局が位置登録している位置登録ェリ了を変更したことを検出するエリ ァ変更検出手段とを備え、
該ェリァ変更検出手段により、 前記移動局が前記位置登録ェリアを変更した場 合、 前記着信群検出手段は、 前記検出した着信群を該移動局に割り当てることを 特徴とするサーバ。
1 8 . 前記エリア変更検出手段は、 前記移動局の位置登録エリア変更を検出 した際、 該移動局に割り当てられている変更前着信群を取得する着信群取得手段 を有し、
前記着信群検出手段は、 前記着信群取得手段が取得した変更前着信群と、 前記 検出した着信群が同一か異なるかを判断し、 異なる場合にのみ該検出した着信群 を該移動局に割り当てることを特徴とする請求の範囲第 1 7項に記載のサーバ。
1 9 . 前記位置登録エリアの各着信群のタイミングにおける着信トラフイツ ク量を測定するトラフィック量測定手段を備え、
前記着信群検出手段は、 前記トラフィック量測定手段による測定結果に基づい て、 前記一の着信群を検出することを特徴とする請求の範囲第 1 7項又は第 1 8 項に記載のサーバ。
2 0 . 前記位置登録エリアの各着信群に属する前記移動局の数を測定する移 動局数測定手段を備え、
前記着信群検出手段は、 前記移動局数測定手段による測定結果に基づいて、 前 記一の着信群を検出することを特徴とする請求の範囲第 1 7項又は第 1 8項に記 載のサーバ。
2 1 . 前記位置登録エリアの各着信群のタイミングで送信するデータ量を測 定するデータ量測定手段を備え、
前記着信群検出手段は、 前記データ量測定手段による測定結果に基づいて、 前 記一の着信群を検出することを特徴とする請求の範囲第 1 7項又は第 1 8項に記 載のサーバ。
2 2 . 前記着信群検出手段は、 前記移動局が要求するサービス品質を取得す る品質取得手段を備え、
該品質取得手段が取得したサービス品質に基づいて、 前記一の着信群を検出す ることを特徴とする請求の範囲第 1 7項〜第 2 1項のいずれか 1項に記載のサー ノ
2 3 . 位置登録している位置登録エリアと異なる位置登録エリアに移動した 場合、 それを検出し、 位置登録エリア変更要求を行う要求手段と、
無線基地局から情報信号を受信した場合、 通知された情報に従い、 着信群の設 定を変更する設定変更手段とを備え、
前記要求手段により位置登録ェリァ変更要求を行つた際、 前記無線基地局から 通知された情報の中に着信群情報が含まれている場合、 前記設定変更手段は、 前 記着信群の設定を変更することを特徴とする移動局。
2 4 . 前記設定変更手段は、 前記着信群情報が含まれていなかった場合、 位 置登録エリアを変更する前に属していた着信群を継続して使用することを特徴と する請求の範囲第 2 3項に記載の移動局。
2 5 . 移動局の呼出信号を受信するタイミング毎に分けられた複数の着信群 の中から、 所定の情報に基づいて一の着信群を検出する着信群検出手段と、 前記移動局が位置登録している位置登録ェリァを変更したことを検出するェリ ァ変更検出手段とを備え、
該ェリァ変更検出手段により、 前記移動局が前記位置登録ェリアを変更したこ とを検出した場合、 前記着信群検出手段は、 前記検出した着信群を該移動局に割 り当てることを特徴とする移動通信システム。
2 6 . 移動局の呼出信号を受信するタイミング毎に分けられた複数の着信群 の中から、 所定の情報に基づいて一の着信群を検出するステップと、
前記移動局が位置登録している位置登録ェリァを変更したことを検出するステ ップと、
前記移動局が前記位置登録ェリァを変更したことを検出した場合、 前記検出し た着信群を該移動局に割り当てるステップと
を有することを特徴とする移動通信方法。
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