スピロピペリジン誘導体、 それを有効成分とするノシセプチン受容体拮抗薬及 び医薬組成物 技 術 分 野 明
本発明は、 医薬の分野において有用なスピロピペリジン誘導体に関する。 この 化合物は、 ノシセプチン受容体 OR L 1 (Op i o i d r e c e p t o r 1
田
i ke— 1受容体) へのノシセプチンの結合を阻害する作用を有し、 鎮痛薬、 モ ルヒネに代表される麻薬性鎮痛薬耐性克服薬、 モルヒネに代表される麻薬性鎮痛 薬による依存性若しくは退薬性症候群克服薬、 鎮痛作用増強薬、 抗肥満薬、 脳機 能改善薬、 アルツハイマー病予防薬、 アルツハイマー病治療薬、 痴呆症予防薬、 抗痴呆薬、 精神分裂症治療薬、 パーキンソン病及び舞踏病に代表される退行性神 経変性疾患治療薬、 抗うつ薬、 尿崩症治療薬、 多尿症治療薬又は低血圧治療薬と して有用である。 背 景 技 術
ノシセプチン (o r ph an i n FQと同一物質) は、 ォピオイドペプチド と類似の構造を持つ 17アミノ酸よりなるペプチドである。 ノシセプチンは侵害 刺激に対する反応性の増強活性、 食欲増進活性、 空間学習能力を低下させる活性、 古典的ォピエイト作動薬の鎮痛作用に対する拮抗作用、 ドーパミン放出抑制作用、 水利尿作用、 血管拡張作用及び全身血圧降下作用などを有しており、 脳内でノシ セプチン受容体 ORL 1を介して痛みや食欲の調節又は記憶 ·学習等に関与して いると考えられている [ネイチヤー (Na t u r e) , 377巻、 532頁 (1 995年) ;ソサイエティ一' フォー 'ニューロサイエンス (S o c i e t y f o r Ne u r o s c i e n c e) , 22卷、 455頁 (1996年) ; ニューロレポ一ト (Ne u r oR e p o r t) 、 8巻、 423頁 (1 997 年) ;ョ一口ピアン ·ジャーナル'ォブ'ニューロサイエンス (Eu r. J. N
e u r o s c i e nc e) , 9巻、 194頁 (1997年) ;ニューロサイェン ス (Ne u r o s c i e nc e) 、 75巻、 1頁及び 333頁 (1996年) ; ライフ ·サイエンス (L i f e S c i e nc e s) , 60巻、 PL 15頁及び PL 141頁 (1997年) ;プロシ一ディング ·フォー ·ナショナル ·ァカデ ミ一 · ォブ ' サイエンス ( Proceedings for National academy of sciences) 、 94巻、 14858頁 (1997年) 参照] 。
又、 ノシセプチン受容体 ORL 1の発現が阻止されたノックアウト ·マウスに おいては、 モルヒネ耐性が減弱されること、 又は記憶 '学習能力が向上すること が知られている [ニューロサイエンス · レ夕一ズ (N e u r o s c i e n c e Le t t e r s) , 237巻、 136頁 (1997年) ;ネイチヤー (N a t u r e) 、 394巻、 577頁 (1998年) 参照] 。
更に、 ノシセプチン自身がモルヒネ退薬時に見られるような禁断症状様の作用 を引き起こすこと、 非ペプチド性のノシセプチン受容体アンタゴニストが、 モル ヒネ耐性、 依存性、 退薬症候群様の症状を改善することが示されている [サイコ ファーマコロジ一 (Psychopharmacology) 、 151卷、 344— 350頁 (20 0 0年) 、 ジャーナル ォブ ニューロサイエンス (Journal of Neuroscience) 、 20巻、 7640頁 (2000年) 参照) ] 。
一方、 ノシセプチン前駆蛋白質の欠損マウスにおいては、 不安様作用およびス トレスに対する反応の変化が示されている 「プロシーデイング ·フォー ·ナショ ナル ' アカデミー ' ォブ ' サイエンス (Proceedings for National academy of sciences) 、 96卷、 10444頁 (1999年) 参照] 。
したがって、 ノシセプチン受容体 ORL 1へのノシセプチンの結合を特異的に 阻害する物質は、 癌性疼痛、 術後疼痛、 偏頭痛、 痛風、 慢性リウマチ、 慢性疼痛、 神経痛等の痛みを伴う疾患に対する鎮痛薬、 モルヒネに代表される麻薬性鎮痛薬 耐性克服薬、 モルヒネに代表される麻薬性鎮痛薬による依存性若しくは退薬症候 群の克服薬、 鎮痛作用増強薬、 抗肥満薬、 脳機能改善薬、 アルツハイマー病予防 薬、 アルッ八イマ一病治療薬、 痴呆症予防薬、 抗痴呆薬、 精神分裂症治療薬、 パーキンソン病及び舞踏病に代表される退行性神経変性疾患治療薬、 抗うつ薬、 尿崩症治療薬、 多尿症治療薬又は低血圧治療薬として有用である。
ノシセプチン受容体 OR L 1へのノシセプチンの結合を特異的に阻害する物質 としては、 例えば国際公開公報 WO 99Z36421号、 W〇 99ノ 59997 号、 WO00Z14067号、 WO00Z27815号、 WO00Z31061 号、 ヨーロッパ特許庁公開公報 EP 963987 A2号、 EP970957A1 号、 日本特許公開公報 2000 _ 53572号等に記載されている。 これらはい ずれもスピロピぺリジン環を有する化合物ではない。
一方、 WO 99Z29696号には、 特定のスピロピペリジン環を包含する化 合物が OF Q (ノシセプチンと同一物) 受容体のアンタゴニストとなる旨の開示 がある。 しかしながら、 WO 99/29696号に記載の化合物は、 本発明の化 合物の特徴である、 1) スピロピペリジン環と置換基 Bとが、 炭素鎖長が少なく とも 3のアルキレン鎖で結合されていること、 2) 置換基 B (—CONH—又 は— NHCO— ) が必須であること、 3) 置換基 Bが、 環式基を構成する炭素原 子に結合していること、 4) 更に、 前記環式基にスぺ一サーを介して又は介する ことなくァリール基等が結合していること、 等の点で本発明の化合物と異なって いる。 更に、 W099Z29696号に記載の化合物は、 ノシセプチン受容体へ の結合能が十分でないためノシセプチン受容体阻害活性の点で満足のいくもので はなかった。
又、 本発明の化合物と類似の構造を有する化合物としては、 例えば特表平 1 0— 510247号、 WO 98/5131 1号等にスピロ環を含む幅広い構造群 の記載がある。 しかしながらこれらの公報はいずれも具体的なスピロピペリジン 環化合物は開示しておらず、 又、 これらの公報に記載の化合物は、 本願発明の化 合物の置換基 Bに相当する部分が環式基 (本願においては A環に相当する) 上の 窒素原子に結合しており、 置換基 Bが環式基 (A環) 上の炭素原子に結合するこ とを特徴とする本化合物とは構造を異にするものである。 更に、 これらは α—ァ ドレナリンレセプ夕一拮抗作用を有するものであり、 本発明に係るノシセプチン 受容体拮抗作用とは関連のないものである。 発 明 の 開 示
本発明は、 ノシセプチン受容体 OR L 1へのノシセプチンの結合をきわめて低
濃度で拮抗する作用を有する新規なスピロピペリジン誘導体を提供するとともに、 これを適用した鎮痛薬、 モルヒネに代表される麻薬性鎮痛薬耐性克服薬、 モルヒ ネに代表される麻薬性鎮痛薬による依存性若しくは退薬性症候群克服薬、 鎮痛作 用増強薬抗肥満薬、 脳機能改善薬、 アルツハイマー病予防薬、 アルツハイマー病 治療薬、 痴呆症予防薬、 抗痴呆薬、 精神分裂症治療薬、 パーキンソン病及び舞踏 病に代表される退行性神経変性疾患治療薬、 抗うつ薬、 尿崩症治療薬、 多尿症治 療薬又は低血圧治療薬を提供することを目的とする。
本発明者らは、 ノシセプチン受容体 O R L 1へのノシセプチンの結合を阻害す る化合物につき鋭意検討を行い、 従来のノシセプチン受容体の拮抗薬とは構造が 異なる、 1 ) ピぺリジン環の 4位に 5員のスピロ環が縮合し、 更に該 5員にベン ゼン環が縮合した構造、 即ち、 スピロピペリジン環を有し、 2 ) 該ピペリジン環 の窒素原子と置換基 B (― C O N H—又は一 N H C O— ) とが、 炭素鎖長が 3又 は 4のアルキレン鎖で結合され、 3 ) 置換基 Bは、 環式基 (A環) の環を構成す る炭素原子に結合し、 4 ) 更に、 A環上の置換基 Bが結合する炭素原子に隣接す る原子上に、 スぺ一サー Dを介して又は介することなく A rが結合していること、 を特徵とする特定の化合物が、 文献未記載の新規物質であって、 又、 ノシセプチ ン受容体 O R L 1へのノシセプチンの結合をきわめて低濃度で拮抗することを見 いだすとともに、 これらの化合物がノシセプチン受容体に関連する疾患の治療薬 として有効であることを見いだし、 かかる知見に基づいて本発明を完成するに 至った。
即ち、 本発明は、
( 1 ) 一般式 [ I ]
(以下 「A環」 という。 ) は、 窒素原子、 酸素原子及び硫黄原子からなる群から 選択される 1種若しくは 2種以上の複素原子を含有してもよい、 3〜 6員の単環 性の芳香族環又は脂肪族環を表す。
置換基 Bは、 A環の環を構成する炭素原子に結合しており、 一 CONH_ 又は一 NHCO—を表す。
置換基 Dは、 A環において置換基 Bが結合する炭素原子に隣接した原子に 結合しており、 単結合、 _0—、 — S—、 — C (O) 一又は— [C (R2a) (R2b) ] m2—を表す。 m2は、 1又は 2の整数を表す。 尺2&及び1 213は、 各々同一又は異なって、 水素原子、 炭素数 1〜3のアルキル基又は炭素数 1〜3 のハロゲン化アルキル基を表し、 そして A r上に置換基がある場合には R2a又 は R 2 bのいずれか一方と A r上の置換基とがいつしょになって、 一般式 (W) 一 (CH2) kl-Q- (CH2) k2 - (W)
[式中、 Qは、 単結合、 — O—、 —S—又は一 NH_を表す。 1^ 1及び¾:2は、 同一又は異なって、 0又は 1〜2の整数を表す。 但し、 k l及び k2が同時に 0 となることはない。 ] で表される置換基を形成してもよい。
R1は、 A環の環を構成する炭素原子に結合しており、 各々同一又は異 なって、 水酸基、 ハロゲン原子、 モノ低級アルキルアミノ基、 ジ低級アルキルァ ミノ基、 低級アルキルスルホニル基、 低級アルキルスルホキシド基、 低級アルキ ルァミノ基、 フッ素原子で置換されていてもよい低級アルキルォキシ基、 低級ァ ルキルカルボニルォキシ基、 低級アルキルカルボニルァミノ基又はグループ αか らなる群から選択される置換基を有していてもよい低級アルキル基を表すか、 2 つの R1がいつしょになってォキソ基を形成する。
mlは、 0又は 1〜4の整数である。
nは、 0又は 1を表す。
R3a及び R3bは、 同一又は異なって、 水素原子、 ハロゲン原子、 炭素数 1〜 3のアルキル基又は炭素数 1〜 3のハロゲン化アルキル基を表す。
R4は、 水素原子、 ハロゲン原子、 水酸基、 炭素数 1〜3のアルキル基又
は炭素数 1 3のハロゲン化アルキル基を表す。
R5a及び R5bは、 同一又は異なって、 水素原子、 ハロゲン原子、 炭素数 1 3のアルキル基又は炭素数 1 3のハロゲン化アルキル基を表す。
そして R3bと R5aとがいつしょになって一 CH2— — CH2CH2—又は一 CH2CH2CH2—を形成してもよい。
R6は、 各々同一又は異なって、 ハロゲン原子又は炭素数 1 3のアルキ ル基を表す。 Xは、 0又は 1 8の整数を表す。
R7は、 — O—若しくは— CH2—を表すか、 又は R7と R8とがいつしょ になって—CH=CH—を形成する。
R8は、 —O— —CH2—若しくは— C (〇) —を表すか、 又は R7と R
8とがいつしょになって—CH CH—を形成する。 但し、 R7と R8とが同時 に一 O—となることはない。
A rは、 置換基を有していてもよい単環性若しくは双環性のァリール基又 はへテロァリール基を表し、 該置換基としては、 ハロゲン原子、 シァノ基、 フッ 素原子で置換されていてもよい低級アルキルォキシ基、 アミノ基、 モノ低級アル キルアミノ基、 ジ低級アルキルアミノ基、 低級アルキル力ルポニルァミノ基、 低 級アルキルスルホニル基及びグループ αからなる群から選択される置換基を有し ていてもよい低級アルキル基からなる群から選択される 1種若しくは 2種以上で あり、 そして該置換基は、 R2a又は R2bといつしょになって、 一般式 (W) ― (CH2) kl— Q - (CH2) k2— (W)
[式中、 Qは、 単結合、 —O— — S—又は— NH_を表す。 1^ 1及び1<:2は、 同一又は異なって、 0又は 1 2の整数を表す。 但し、 、 k l及び k 2が同時に 0となることはない。 ] で表される置換基を形成してもよい。
Y1は、 — CR9a—又は— N—を表し、 Y2は、 —CR9b—又は— N—を 表し、 Y3は、 — CR9c—又は— N—を表し、 そして Y4は、 —CR9d—又は— N—を表す。 R9a R9b R9e及び R9dは、 各々同一又は異なって、 水素原子、 ハロゲン原子又は低級アルキル基を表す。 但し、 Yi Y4のうち同時に 2っ以 上が—N—となることはない。 ] で表されるスピロピペリジン誘導体又はその薬 学上許容される塩、
グループ α :水酸基、 ハロゲン原子、 モノ低級アルキルアミノ基、 ジ低級アルキ ルァミノ基及び低級アルキルカルポニル基。
(2) スピロピペリジン誘導体が、 一般式 [ I一 a]
[式中、 A環、 D、 R R3a、 R3b、 R4、 R5a、 R5b、 R6、 R7、 R8、 A r、 Y1, Y2、 Y3、 Y4、 ml、 n及び xは、 前記に同じである。 ] で表され るものである (1) に記載の化合物又はその薬学上許容される塩、
(3) スピロピペリジン誘導体が、 一般式 [I— b]
[式中、 D1は、 A環において置換基 Bが結合する炭素原子に隣接した原子に結 合しており、 — O—、 —S—、 一 C (〇) —又は一 [C (R2 a) (R2b) ] m 2—を表す。 A環、 B、 R1, R2a、 R2b、 R3a、 R3b、 R4、 R5a、 R5b、 R 6、 R7、 R8、 A r、 YK Y2、 Y3、 Y4、 ml、 m2、 n及び xは、 前記に 同じである。 ] で表されるものである (1) に記載の化合物又はその薬学上許容 される塩、
(4) 置換基 Dが、 基— [C (R2a) (R2b) ] m2—
[式中、 R2 a、 R2b及び m2は、 前記に同じである。 ] である (1) に記載の 化合物又はその薬学上許容される塩、
(5) Arが、 置換基を有していてもよいフエニル基、 置換基を有して いてもよいピロール基、 置換基を有していてもよいォキサゾール基及び置換基を 有していてもよいイミダゾ一ル基からなる群から選択される基である (1) に記
載の化合物又はその薬学上許容される塩、
(6) R7が、 — 0—であり、 且つ R8が、 — CH2—である (1) に記 載の化合物又はその薬学上許容される塩、
(7) Y Y2、 Υ3及び Υ4が、 いずれも— CH—である (1) に記 載の化合物又はその薬学上許容される塩、
(8) 一般式 [I] で表される化合物又はその薬学上許容される塩を含 有する医薬組成物、
(9) 一般式 [I]
[式中、 A環、 B、 D、 R R3a、 R3b、 R4、 R5a、 R5b、 R6、 R7、 R8、 Ar、 Y Y2、 Y3、 Y4、 ml, n及び xは、 前記に同じである。 ] で表さ れる化合物又はその薬学上許容される塩を有効成分とするノシセプチン受容体拮 抗薬、
(10) —般式 [ I ] で表される化合物又はその薬学上許容される塩を 有効成分とする、 鎮痛薬、 麻薬性鎮痛薬耐性克服薬、 麻薬性鎮痛薬による依存性 若しくは退薬性症候群克服薬、 鎮痛作用増強薬、 抗肥満薬、 脳機能改善薬、 アル ッハイマー病予防薬、 アルツハイマー病治療薬、 痴呆症予防薬、 抗痴呆薬、 精神 分裂症治療薬、 パーキンソン病治療薬、 舞踏病治療薬、 抗うつ薬、 尿崩症治療薬、 多尿症治療薬又は低血圧治療薬、
(1 1) 一般式 [ I -a]
[式中、 A環、 D、 R R 3 a R 3 b R
4、 R 5 a R 5 b R R
7、 R A
Y丄 2 Y 3 Y ' m n及び xは、 前記に同じである。 ] で表され る化合物の製造方法であって、
(1 a) 一般式 [I I]
[式中、 R
6、 R
7、 R
8、 Υ
1, Υ
2、 Υ
3、 Υ
4及び χは、 前記に同じであ る。 ] で表される化合物と、 一般式 [I I I]
[式中、 P1は、 保護基を表す。 L1は、 ハロゲン原子、 メタンスルホ二ルォキ シ基及び p—トルエンスルホニルォキシ基からなる群から選択される脱離基を表 すか、 又は L1と R4aとがいつしょになって、 エーテル結合 (一 O—) を形成す る。 R4aは、 水素原子、 ハロゲン原子、 炭素数 1〜 3のアルキル基若しくは炭 素数 1〜 3のハロゲン化アルキル基を表すか、 又は R4aと L 1とがいつしょに なってエーテル結合 (_0—) を形成する。 R3a、 R3b、 R5a、 R5bは、 前記 に同じである。 ] で表される化合物を、 塩基性触媒の存在下又は非存在下で縮合 して一般式 [ I V]
[式中、 R
3a、 R
3b、 R
4、 R
5a、 R
5b、 R
6、 R
7、 R
8、 Y
1, Y
2、 Y
3、 Y
4、 P n及び xは、 前記に同じである。 ] で表される化合物を得る工程、 (l b) 一般式 [I V] で表される化合物の保護基 P
1を除去し、 一般式 [V]
[式中、 R3a、 R3b、 R4、 R5a、 R5b、 R6、 R7、 R8、 Y Y2, Υ3、 Υ 4、 n及び xは、 前記に同じである。 ] で表される化合物を得る工程、
(1 c) 一般式 [V] で表される化合物と、 一般式 [V I]
[式中、 A環、 Ar、 D、 R1及び mlは、 前記に同じである。 ] で表される化 合物又はその反応性誘導体とを縮合する工程、 を包含する方法、
(12) 一般式 [I一 a]
[式中、 A環、 D、 R R3a、 R3b、 R4、 R5a、 R5b、 R6、 R7、 R8、 A r、 Y1, Y2、 Y3、 Y4、 ml、 n及び xは、 前記に同じである。 ] で表され る化合物の製造方法であつて、
一般式 [V]
[V]
式中、 R
3a、 R
3b、 R
4、 R
5a、 R
5b、 R
6、 R
7、 R
8、 Y
1, Y
2、 Y
3、 Y
4、 n及び xは、 前記に同じである。 ] で表される化合物と一般式 [V I]
[式中、 A環、 Ar、 D、 R1及び mlは、 前記に同じである。 ] で表される化 合物又はその反応性誘導体とを縮合する工程、 を包含する方法、
(13) 一般式 [ I— a' ]
[式中、 A環、 D、 R R3a、 R3b、 R4、 R5a、 R6、 R7、 R8、 Ar、 Y1, Y2、 Y3、 Y4、 ml、 n及び xは、 前記に同じである。 ] で表される化合物の 製造方法であって、
(2 a) —般式 [ I I]
[II]
[式中、 R6、 R7、 R8、 Υ1, Υ2、 Υ3、 Υ4及び χは、 前記に同じであ る。 ] で表される化合物と一般式 [V I I]
[式中、 R3a、 R3b、 R4、 R5a及び、 nは、 前記に同じである。 P1は、 保護 基を表す。 ] で表される化合物を還元剤の存在下で縮合して一般式 [ I V' ]
、 ,Υ3
[式中、 R3a R3b R4 R5a R6 R7 R8 Y Y2 Y3 Y4 P n及び xは、 前記に同じである。 ] で表される化合物を得る工程、
(2 b) —般式 [ I V' ] で表される化合物の保護基 P 1を除去し、 一般式 [V ]
[式中、 R3a R3b R4 R5a R6 R7 R8 Y1, Y2 Y3 Y4 x 及び nは、 前記に同じである。 ] で表される化合物を得る工程、
(2 c) 一般式 [V' ] で表される化合物と、 一般式 [V I]
[式中、 A環、 D Ar R1及び mlは、 前記に同じである。 ] で表される化 合物又はその反応性誘導体とを縮合する工程、 を包含する方法、
(14) 一般式 [I— c]
[式中、 D2は、 —CO 2
—又は— [C (R
2a) (R
2b) ]
m3-CH (R
2cc)、 _ を表す。 R
2eは、 R
2aと同義である。 m3は、 0又は 1を表す。 A1環
は、 窒素原子を少なくとも 1つ含有している 3〜 6員の単環性の芳香族環又は脂 肪族環を表し、 — CONH—は、 A 1環上において置換基 D2が結合している窒 素原子に隣接した炭素原子上に結合している。 R3a、 R3b、 R4、 R5a、 R5b、 R6、 R7、 R8、 Ar、 Y1, Y2、 Y3、 Y4、 ml、 n及び xは、 前記に同じ である。 ] で表される化合物の製造方法であって、
一般式 [I X' ]
R3a、 R3b、 R4、 R5a、 R5b、 R6、 R7、 R8、 Y Y2、 Y3、 Y4、 ml、 n及び xは、 前記に同じである。 ] で表される化合物と、 一般式 [X]
A r -Z [X]
[式中、 Zは、 一 [C (R2a) (R2b) ] m3— CO— R2c、 又は—COOH若 しくはその反応性誘導体を表す。 R2eは、 R2aと同義である。 m3は、 0又は 1を表す。 Arは、 前記に同じである。 ] で表される化合物とを縮合する工程を 包含する方法、 に関する。
更に本発明は、
[式中、 Al環、 D2、 R R3a、 R3b、 R4、 R5a、 R5b、 R6、 R7、 R8、 Ar、 Y1, Y2、 Y3、 Y4、 ml、 n及び xは、 前記に同じである。 ] で表さ れる化合物又はその薬学上許容される塩、
(16) 一般式 [ I— d]
[式中、 R1, R2a、 R2b、 R3a、 R3b、 R4、 R5a、 R5b、 Y1, Y2、 Y3、 Y4、 A r及び mlは、 前記に同じである。 ] で表される化合物又はその薬学上 許容される塩、
(17) —般式 [ I一 e ]
[l-e]
[式中、 R R2a、 R2b、 R3a、 R3b、 R4、 R5a、 R5b、 Y1, Y2、 Y3、 Y4、 A r及び mlは、 前記に同じである。 ] で表される化合物又はその薬学上 許容される塩、
(18) 置換基 R
1を含む A環部分、 即ち、 下式
で表される部分が、 下記の群から選択されるものである (1 ) から (7 ) に記載 の化合物又はその薬学上許容される塩、
( 1 9 ) 鎮痛、 麻薬性鎮痛薬耐性克服、 麻薬性鎮痛薬による依存性若し くは退薬性症候群克服、 鎮痛作用増強、 抗肥満、 脳機能改善、 アルツハイマー病 予防、 アルッ八イマ一病治療、 痴呆症予防、 抗痴呆、 精神分裂症治療、 パーキン ソン病治療、 舞踏病治療、 抗うつ、 尿崩症治療、 多尿症治療又は低血圧治療に適 する医薬組成物の調製のための (1 ) から (7 ) に記載の化合物又はその塩の使 用、
( 2 0 ) ( 1 ) から (7 ) に記載の化合物又はその薬学上許容される塩 を患者に投与することを特徴とする、 鎮痛、 麻薬性鎮痛薬耐性克服、 麻薬性鎮痛 薬による依存性若しくは退薬性症候群克服、 鎮痛作用増強、 抗肥満、 脳機能改善、 アルツハイマー病治療、 痴呆症治療、 精神分裂症治療、 パーキンソン病治療、 舞 踏病治療、 抗うつ、 尿崩症治療、 多尿症治療又は低血圧治療の方法、 に関する。 以下に、 本明細書に記載された記号及び用語について説明する。
本発明においてスピロピペリジンとは、 ピペリジン環の 4位の炭素原子に 5員 環基構造がスピロ結合してスピロ環をなし、 更に、 該スピロ環が芳香族環と縮合 している、 式 [ a ] で表される基をいう。
「ハロゲン原子」 としては、 フッ素原子、 塩素原子、 臭素原子、 ヨウ素原子が 例示される。
「低級アルキル基」 としては、 炭素数 1〜6の直鎖状又は炭素数 3〜6の分岐 鎖状のアルキル基が例示され、 例えばメチル基、 ェチル基、 プロピル基、 イソプ 口ピル基、 n—ブチル基、 イソブチル基、 sec—ブチル基、 ter t—ブチル基、 n—ペンチル基、 イソペンチル基、 ネオペンチル基、 ter t—ペンチル基、 1—メ チルブチル基、 2 _メチルブチル基、 1, 2—ジメチルプロピル基、 1一ェチル プロピル基、 n—へキシル基、 イソへキシル基、 1ーメチルペンチル基、 2—メ チルペンチル基、 3—メチルペンチル基、 1, 1—ジメチルブチル基、 1, 2— ジメチルブチル基、 2, 2—ジメチルブチル基、 1一ェチルブチル基、 1, 1, 2—トリメチルプロピル基、 1, 2, 2—トリメチルプロピル基、 1—ェチルー 2—メチルプロピル基、 1—ェチル _ 1—メチルプロピル基等が挙げられる。
「炭素数 1〜 3のハロゲン化アルキル基」 としては、 メチル基、 ェチル基、 プ 口ピル基、 ィソプロピル基等の炭素数 1〜 3のアルキル基における任意の水素原 子が 1又は 2以上のハロゲン原子で置換されている基を表し、 例えばモノフルォ ロメチル基、 ジフルォロメチル基、 トリフルォロメチル基、 モノクロロメチル基、 ジクロロメチル基、 モノフルォロェチル基、 ジフルォロェチル基、 トリフルォロ ェチル基、 モノクロ口ェチル基、 ジクロロェチル基、 モノフルォロプロピル基、 ジフルォロプロピル基、 モノクロ口プロピル基、 ジクロロプロピル基等が挙げら れる。
「ォキソ基」 とは、 2つの置換基がそれらが結合する炭素原子とともに力ルポ 二ル基を形成する基を意味する。
「フッ素原子で置換されていてもよい低級アルキルォキシ基」 としては、 酸素 原子に前記低級アルキル基又はフッ素原子で置換されている低級アルキル基が置 換した基が例示され、 具体的には低級アルキルォキシ基としてメトキシ基、 エト キシ基、 プロポキシ基、 イソプロピルォキシ基、 ブトキシ基、 イソブトキシ基、 ter t—ブトキシ基、 ペンチルォキシ基等が挙げられ、 又、 フッ素原子で置換され ている低級アルキルォキシ基としてフルォロメトキシ基、 ジフルォロメ卜キシ基、 トリフルォロメトキシ基、 1 , 2—ジフルォロエトキシ基等が挙げられる。
「モノ低級アルキルアミノ基」 としては、 ァミノ基に前記低級アルキル基がモ ノ置換した基が例示され、 具体的にはメチルァミノ基、 ェチルァミノ基、 プロピ
ルァミノ基、 イソプロピルアミノ基、 プチルァミノ基、 sec—プチルァミノ基、 ter t -プチルァミノ基等が挙げられる。
「ジ低級アルキルアミノ基」 としては、 ァミノ基に前記低級アルキル基がジ置 換した基が例示され、 具体的にはジメチルァミノ基、 ジェチルァミノ基、 ェチル メチルァミノ基、 ジプロピルアミノ基、 メチルプロピルアミノ基、 ジイソプロピ ルァミノ基等が挙げられる。
「低級アルキルスルホニル基」 としては、 スルホニル基に前記低級アルキル基 が置換した基が例示され、 具体的にはメチルスルホニル基、 メチルスルホニル基、 プロピルスルホニル基、 イソプロピルスルホニル基、 プチルスルホニル基、 sec—プチルスルホニル基、 ter t—プチルスルホニル基等が挙げられる。
「低級アルキルスルホキシド基」 としては、 スルホキシド (― S O _) 基に前 記低級アルキル基が置換した基が例示され、 具体的にはメチルスルホキシド基、 ェチルスルホキシド基、 プロピルスルホキシド基、 イソプロピルスルホキシド基、 プチルスルホキシド基、 sec—プチルスルホキシド基、 ter t—プチルスルホキシ ド基等が挙げられる。
「低級アルキルスルホニルァミノ基」 としては、 ァミノ基に前記低級アルキル スルホニル基がモノ置換した基が例示され、 具体的にはメチルスルホニルァミノ 基、 ェチルスルホニルァミノ基、 プロピルスルホニルァミノ基、 イソプロピルス ルホニルァミノ基、 プチルスルホニルァミノ基、 sec—プチルスルホニルァミノ 基、 ter t—プチルスルホニルァミノ基等が挙げられる。
「低級アルキルカルボニル基」 としては、 カルボニル基に前記低級アルキル基 が置換した基が例示され、 具体的にはァセチル基、 プロピオニル基、 プチリル基、 イソプチリル基、 バレリル基、 イソバレリル基、 ビバロイル基等が挙げられる。
「低級アルキル力ルポニルァミノ基」 としては、 ァミノ基に前記低級アルキル カルポニル基がモノ置換した基が例示され、 具体的にはァセトアミド基、 プロピ ォニルァミノ基、 イソプチリルアミノ基、 バレリルアミノ基、 イソバレリルアミ ノ基、 ピバロィルァミノ基等が挙げられる。
「低級アルキルカルポニルォキシ基」 としては、 酸素原子に前記低級アルキル カルポニル基が置換した基が例示され、 具体的にはァセトキシ基、 プロピオニル
ォキシ基、 バレリルォキシ基、 イソバレリルォキシ基、 ピバロィルォキシ基等が 挙げられる。
「グループ 0!」 からなる群から選択される置換基としては、 水酸基、 ハロゲン 原子、 モノ低級アルキルアミノ基、 ジ低級アルキルアミノ基及び低級アルキル力 ルポニル基からなる群から選択される置換基をいう。
「グループ αからなる群から選択される置換基を有していてもよい低級アルキ ル基」 としては、 低級アルキル基にグループ αからなる群から選択される置換基 が置換した基、 及び置換基を有していてない低級アルキル基が例示され、 又、 該 低級アルキル基はグループ αからなる群から選択される 1種若しくは 2種以上の 置換基で置換されていてもよい。
一般式 [ I ] で表されるスピロピペリジン誘導体の 「薬学上許容される塩」 と は、 医薬として許容されうる慣用的なものを意味し、 アミノ基を有する場合の当 該ァミノ基における酸付加塩又はピペリジン環を含む塩基性複素環における酸付 加塩の塩類が例示される。
該酸付加塩としては、 塩酸塩、 硫酸塩、 硝酸塩、 りん酸塩、 過塩素酸塩等の無 機酸塩、 マレイン酸塩、 フマール酸塩、 酒石酸塩、 くえん酸塩、 ァスコルビン酸 塩、 トリフルォロ酢酸塩等の有機酸塩、 メタンスルホン酸塩、 イセチオン酸塩、 ベンゼンスルホン酸塩、 ρ―トルエンスルホン酸塩等のスルホン酸塩等が例示さ れる。
以下、 本発明の化合物を更に具体的に開示するため、 一般式 [ I ] において用 いられる各種記号につき、 具体例を挙げて詳細に説明する。
一般式 [ I ] において Α環としては、 3〜 6員環の単環性の芳香族環又は脂肪 族環が例示され、 環を構成する原子として窒素原子、 酸素原子及び硫黄原子から なる群から選択される 1種若しくは 2種以上の複素原子を含有してもよく、 好ま しくは窒素原子及び Z又は酸素原子を含有し、 より好ましくは窒素原子を含有す る。
具体的な芳香族環としては、 ベンゼン環、 ピロ一ル環、 フラン環、 チォフェン 環、 イミダゾリン環、 ピラゾリン環、 チアゾリン環、 イソチアゾリン環、 ォキサ ゾリン環、 イソォキサゾリン環、 トリァゾリン環、 テトラゾリン環、 ォキサジァ
ゾリン環、 チアジアゾリン環、 ピリジン環、 ピラジン環、 ピリミジン環、 ピリダ ジニン環、 インドリン環等が例示され、 又、 脂肪族環としてはシクロプロパン環、 シクロブタン環、 シクロペンタン環、 シクロへキサン環、 シクロペンテン環、 シ クロへキセン環、 デヒドロピロリジン環、 ァゼチジン環、 ピロリジン環、 ピロリ ドン環、 ォキサゾリドン環、 イミダゾリドン環、 ピぺリジン環、 ピぺラジン環、 モルホリン環、 テトラヒドロフラン環、 テトラヒドロピラン環、 イミダゾリン環、 ォキサゾリン環、 ィソォキサゾリン環等が例示される。
好ましい 3〜 6員の単環性の芳香族環又は脂肪族環としては、 下記の構造のも のが推奨される (下記の構造において、 B及び Dは、 置換基の結合を示す。 又、 R 1は省略している) 。
1 ) 5員、
2 ) 複素原子として窒素原子を含有する環、
3 ) 複素原子として窒素原子を含有し、 置換基 Dが該窒素原子に結合している環 (即ち、 以下で述べる A 1環に該当する) 、
4 ) 5員であって複素原子として窒素原子を含有し、 置換基 Dが該窒素原子に結 合している環、 が推奨され、 特に、 構造 (1 ) が推奨される。
—般式 [ I ] における R 1は、 A環の環を構成する任意の炭素原子上に結合し
ており、 具体的には、 水酸基、 ハロゲン原子、 モノ低級アルキルアミノ基、 ジ低 級アルキルアミノ基、 低級アルキルスルホニル基、 低級アルキルスルホキシド基、 低級アルキルスルホニルァミノ基、 フッ素原子で置換されていてもよい低級アル キルォキシ基、 低級アルキルカルポニルォキシ基、 低級アルキルカルポニルアミ ノ基、 グループ αからなる群から選択される置換基を有していてもよい低級アル キル基等が例示され、 そして 2つの R 1がいつしょになってォキソ基、 が例示さ れる。 m lは、 0又は 1〜4の整数を表す。 m l = 0のとき、 A環には R 1の代 わりに水素原子が結合していることを表す。
好ましい R 1としては、 水酸基の他に、 フッ素、 塩素、 臭素、 ヨウ素等のハロ ゲン原子;メチルァミノ基、 ェチルァミノ基、 n—プロピルアミノ基、 イソプロ ピルアミノ基等のモノ低級アルキルアミノ基;ジメチルァミノ基、 ジェチルアミ ノ基、 ジ (n _プロピル) アミノ基、 ジイソプロピルアミノ基等のジ低級アルキ ルァミノ基;メチルスルホニル基、 ェチルスルホニル基等の低級アルキルスルホ ニル基;メチルスルホキシド基、 ェチルスルホキシド基等の低級アルキルスルホ キシド基;メチルスルホニルァミノ基、 ェチルスルホニルァミノ基等の低級アル キルスルホニルァミノ基;メトキシ基、 エトキシ基、 イソプロピルォキシ基、 モ ノフルォロメチルォキシ基、 ジフルォロメチルォキシ基等のフッ素原子で置換さ れていてもよい低級アルキルォキシ基;ァセチルォキシ基、 ェチルカルポニルォ キシ基等の低級アルキルカルボニルォキシ基;ァセトアミド基、 ェチルカルポ二 ルァミノ基等の低級アルキル力ルポニルァミノ基;メチル基、 ェチル基、 n—プ 口ピル基、 イソプロピル基、 n—ブチル基、 イソブチル基等の低級アルキル基; クロロメチル基、 クロ口ェチル基、 フルォロメチル基、 フルォロェチル基等のハ ロゲン原子を有している低級アルキル基; ヒドロキシメチル基、 ヒドロキシェチ ル基、 ヒドロキシプロピル基等の水酸基を有している低級アルキル基;メチルァ ミノメチル基、 ェチルァミノメチル基、 イソプロピルアミノメチル基等のモノ低 級アルキルアミノ基を有している低級アルキル基;ジメチルァミノメチル基、 ジ ェチルァミノメチル基、 ジィソプロピルァミノメチル基等のジ低級アルキルァミ ノ基を有している低級アルキル基;メチルカルボニルメチル基、 ェチルカルポ二 ルメチル基等の低級アルキル力ルポ二ル基を有している低級アルキル基等が例示
される。
なかでも置換基を有していない (即ち、 m=0) か、 水酸基;フッ素原子;メ チル基、 ェチル基、 n—プロピル基、 イソプロピル基等の炭素数 1〜3のアルキ ル基;メトキシ基、 エトキシ基等の炭素数 1〜3のアルキルォキシ基; 2つの R 1がいつしょになってォキソ基 (窒素原子を含有する環式基の場合は、 ォキソ基 が窒素原子のベータ位に位置するもの) 等が推奨される。
A環と R 1との組み合わせとして、 好ましくは下記のものが例示される。
[Msは、 メタンスルホニル基の略であり、 以下 「メシル基」 ということがあ る。 ]
上記組み合わせのなかでもより好ましくは、 構造 (16) 〜 (22) 、 構造 (26) 、 構造 (29) 、 構造 (32) 、 構造 (40) 及び構造 (41) 等が推 奨され、 特に好ましくは構造 (16) 、 構造 (22) 、 構造 (29) 及び構造
(32) が推奨される。
置換基 Bは、 — CONH—又は—NHCO—を表し、 特に— CONH— (A環 側にアミド基の炭素原子が結合している) が推奨される。 置換基 Bは、 A環の環 を構成する任意の炭素原子に結合している。 又、 置換基 Bの A環における立体配 置は特に限定されず、 (R) 配置、 (S) 配置、 又はそれらの混合物のいずれで も差しつかえない。
置換基 Dは、 A環において置換基 Bが結合する炭素原子に隣接した原子 (例え ば、 炭素原子又は窒素原子、 好ましくは窒素原子) に結合しており、 単結合、 一 O—、 — S―、 — C (O) 一又は一 [C (R2a) (R2b) ] m2—を表す。 m2 は、 1又は 2の整数を表す。
本発明においては、 置換基 Bと置換基 Dを A環上で互いに隣接した原子上に配 置させることにより、 ノシセプチン受容体への拮抗作用を増大させることができ る。
一方、 1 23及び1 213は、 各々同一又は異なって、 水素原子、 炭素数 1〜3の アルキル基又は炭素数 1〜 3のハロゲン化アルキル基を表し、 そして A r上に置 換基がある場合、 R2a若しくは R2bのいずれか一方と A r上の置換基とがいつ しょになって、 一般式 (W)
一 (CH2) kl一 Q— (CH2) k2- (W)
[式中、 Qは、 単結合、 — O—、 — S—又は— NH—を表す。 k l、 k 2は同一 又は異なって、 0又は 1〜2の整数を表す。 但し、 k 1及び k 2が同時に 0とな ることはない。 ] で表される置換基を形成してもよい。 この場合一般式 (W) で 表される置換基は、 A r基において置換基 Dが結合している原子に隣接する原子 上に結合していることが好ましい。
具体的な R 2 a又は R2bとしては、
R2a = H、 R2b = H、 m2 = l、
R2a = CH3、 R2 = H (或いは R2b=CH3、 R2a = H) 、 m2= l、
R2a = CH2F、 R2b = H (或いは R2b=CH2F、 R2a = H) 、 m2 = l、 R2a = CF3、 R2b = H (或いは R2b = CF3、 R2a = H) 、 m2= l、
R2a = CH3、 R2b = CH3 (或いは R2b=CH3、 R2a = CH3) 、 m 2 = 1 ,
• R2a=C2H5、 R2b = H (或いは R2b=C2H5、 R2a = H) 、 m2 = l、 • R2a=CH3、 R2b=C2H5 (或いは R2b=CH3、 R2a = C2H5) 、 m2 =1、 等が例示され、
更に、 「R
2a若しくは R
2bのいずれか一方と A r基上の置換基とがいつしょ になって、 一般式 (W) で表される置換基を形成する」 基としては、 基 (Ar— D-) として下記のものが例示される。
(46) (47) (48) (49)
(50) (51) (52)
置換基 Dとして好ましくは—O—、 — S—、 -C (0) 一又は—C (R2a) (R2b) —が例示され (このグループを置換基 D1という) 、 より好ましくは一 C (O) 一又は— C (R2a) (R2b) —が推奨され (このグループを置換基 D2 という) 、 そして R2a及び Z又は R2bとして好ましくは、 水素原子、 炭素数 1 〜 3のアルキル基又は炭素数 1〜 3のハロゲン化アルキル基が例示される。
置換基 Dとしてもっとも好ましくは— CH2—、 -CH (CH3) 一、 -CH (CH2F) ―、 — C (CH3) (CH3) —等が推奨される。
置換基 Dが A環の環を構成する炭素原子上に結合している場合、 置換基 Dの立 体配置は特に限定されず、 (R) 配置、 (S) 配置、 又はそれらの混合物いずれ でも差しつかえない。
一般式 [I] で表される化合物において、 ピぺリジンの窒素原子と置換基 Bと は、 炭素鎖長が 3 (n = 0の場合) 又は 4 (n=lの場合) のアルキレン基で結 合されている。 このアルキレン基もノシセプチン受容体拮抗作用の点で重要な基 である。
R3a及び R3bとしては、 同一又は異なって、 水素原子、 ハロゲン原子、 炭素
数 1〜 3のアルキル基又は炭素数 1〜 3のハロゲン化アルキル基が例示される。 又、 R3bは、 R5aといつしょになって _CH2—、 —CH2CH2—又は— CH2 CH2CH2—を形成してもよい。 尚、 R3bが R3aと入れ替わっても差し支えな い。
なかでも R 3 a及び Z又は R 3 bとして水素原子又は炭素数 1〜 3のアルキル基 が推奨され、 より好ましくは、
• R3a = H、 R3b = H、
• R3a=CH3、 R3b = H (又は、 R3a = H、 R3b=CH3)
• R3a=CH3、 R3b = CH3等が推奨される。
R4としては、 水素原子、 ハロゲン、 水酸基、 炭素数 1〜3のアルキル基又は 炭素数 1〜 3のハロゲン化アルキル基が例示され、 好ましくは水素原子又はフッ 素原子が推奨される。
R5a及び R5bとしては、 同一又は異なって、 水素原子、 ハロゲン原子、 炭素 数 1〜 3のアルキル基又は炭素数 1〜 3のハロゲン化アルキル基が例示される。 又、 R3bと R5aとがいつしょになって _CH2_、 — CH2CH2—又は _CH2
CH2CH2—を形成してもよい。 又、 R5aが R5bと入れ替わっても差し支えな い。
好ましい R 5 a及び/又は R 5 bとしては、 水素原子又は炭素数 1〜 3のアルキ ル基が例示され、 より好ましくは、
· R5a = H、 R5b = H、
• R5a = H、 R5b = CH3 (又は R5a = CH3、 R5b = H) 、
• R5a=CH3、 R5b=CH3、 等が推奨される。
一般式 [ I] において R6は、 ピぺリジン環の環を構成する任意の炭素原子に 結合しており、 ハロゲン原子又は炭素数 1〜3のアルキル基を表す。 Xは、 0又 は 1〜8の整数を表す。 Xが 0のとき、 R6の代わりに水素原子が結合している ことを表す。 R6として好ましくは、 フッ素原子であるか、 又は x=0が例示さ れる。
において、 R6b及び Z又は R6dがフッ素原子のものが特に推奨される。
一般式 [ I] において R7としては、 —0—又は—CH2—を表すか、 若しく は R7と R8とがいつしょになって— CH=CH—を形成する。
一方、 R8としては、 一〇_、 — CH2—又は _C (O) 一を表すか、 又は R7 と R8とがいつしょになって一 CH=CH—を形成する。 但し、 R7と R8とが同 時に一 O—となることはない。
具体的な R 7及び R 8の組み合わせとして、
R7 = 0、 R8 = CH2、
· R7 = 0、 R8 = CO、
R =CHり、 R :し H2、
R7 = CH2、 R8 = 0、 .
R7 = CH2, R8 = CO、
R7と R8とがいつしょになって—CH=CH—を形成する、 等が例示され、 特に、 R7 = 0、 R8 = CH2が推奨される。
一般式 [ I] において Y1は、 _CR9a—又は— N—を表し、 Y2は、 — CR9 b—又は— N—を表し、 Y3は、 — CR9c—又は— N—を表し、 そして Y4は— C R9d—又は一 N—を表す。 但し、 丫 〜丫4のうち同時に 2つ以上が— N—とな ることはない。 以下、 「R9a、 R9b、 R9c及び R9dをまとめて R9ということ がある。
具体的な R9としては、 水素原子以外にフッ素原子、 塩素原子等のハロゲン、 メチル基、 ェチル基、 プロピル基等の低級アルキル基が例示され、 好ましくは、 水素原子、 フッ素原子、 塩素原子、 メチル基等が推奨される。
具体的な組み合わせとしては、
. Y^Y^Y^Y^CR9,
- YX = N, Y2 = Y3 = Y4 = CR9、
Y2 = N、 Y1 = Y3 = y4 = CR9
Y3 = N、 Y^Y^Y^CR9,
Y4 = N、 Y1 = Y2 = Y3 = CR9等が例示され、 なかでも · Yi = N、 Y2 = Y3 = Y4 = CH、
Y2 = N、 Y^Y^Y^CH,
Y3 = N、 γ! = γ2 = γ4 = ΟΗ,
Yi = Y2 = Y4 = cH、 Y3 = CF,
Yi = Y3 = Y4 = cH、 Y2 = CF、
- Y^Y^Y^CH, Y3 = C (CH3) 、
YX = Y3 = Y4 = CH, Y2 = C (CH3) 、
Y2 = Y3 = Y4 = CH, Y' = C (CH3) 等が好ましく、 特に Y1 = Y2 = Y3 = Y4=CHが推奨される。
一般式 [I] において A rとしては、 置換基を有していてもよい単環性又は双 環性のァリール基又はへテロアリール基であり、 該置換基としては、 ハロゲン原 子;シァノ基;フッ素原子で置換されていてもよい低級アルキルォキシ基;アミ ノ基、 モノ低級アルキルアミノ基;ジ低級アルキルアミノ基;低級アルキルカル ポニルァミノ基;低級アルキルスルホニル基;水酸基、 ハロゲン、 モノ低級アル キルアミノ基、 ジ低級アルキルアミノ基、 低級アルキルカルボニル基からなる群 から選択される置換基を有していてもよい低級アルキル基;置換基が R2a又は R2bといつしょになって一般式 (W)
一 (CH2) kl-Q- (CH2) k2- (W)
[式中、 Qは、 単結合、 — 0_、 — S—又は— NH—を表す。 k l、 k 2は同一 又は異なって、 0又は 1〜2の整数を表す。 但し、 k 1及び k 2が同時に 0とな ることはない。 ] で表される置換基、 からなる群から選択される 1種若しくは 2 種以上の置換基が例示される。
具体的な A rとしては、 フエニル基、 ピロリル基、 フリル基、 チェニル基、 ィ ミダゾリル基、 ピラゾリル基、 チアゾリル基、 イソチアゾリル基、 ォキサゾリル 基、 イソォキサゾリル基、 チアジアゾィル基、 トリァゾリル基、 テトラゾリル基、
ォキサジァゾリル基、 チアジアゾリル基、 ピリジル基、 ビラジニル基、 ピリミジ ニル基、 ピリダジニル基、 インドリル基、 ベンゾフラニル基、 ベンゾチェ二ル基、 ベンゾイミダゾリル基、 ベンゾォキサゾリル基、 ベンゾイソォキサゾリル基、 ベ ンゾチアゾリル基、 ベンゾイソチアゾリル基、 キノリル基、 イソキノリル基、 ナ フチリジニル基、 キノキサリニル基、 キナゾリニル基等が例示される。
なかでもフエニル基、 フリル基、 ピロリル基、 イミダゾリル基、 ピリジル基、 チアゾリル基、 ォキサゾリル基、 イソォキサゾリル基、 ビラジニル基等が好まし く、 特にフエニル基、 イミダゾリル基、 ピロリル基、 ォキサゾリル基等が推奨さ れる。
又、 A rが有していてもよい具体的な置換基としては、 フッ素原子、 塩素原子、 臭素原子、 ョード原子等のハロゲン原子;メトキシ基、 エトキシ基、 n—プロピ ルォキシ基、 イソプロピルォキシ基、 フルォロメトキシ基、 ジフルォロメトキシ 基、 トリフルォロメトキシ基、 1, 2—ジフルォロエトキシ基等のフッ素原子で 置換されていてもよい低級アルキルォキシ基;ァミノ基;シァノ基;メチルアミ ノ基、 ェチルァミノ基、 n—プロピルアミノ基、 イソプロピルアミノ基、 n—ブ チルァミノ基、 イソプチルァミノ基等のモノ低級アルキルアミノ基;ジメチルァ ミノ基、 ジェチルァミノ基、 ジ (n—プロピル) アミノ基、 ジイソプロピルアミ ノ基、 ジ (n—プチル) アミノ基、 ジイソプチルァミノ基等のジ低級アルキルァ ミノ基;ァセチルォキシ基、 ェチルカルボニルォキシ基、 n—プロピル力ルポ二 ルォキシ基等の低級アルキル力ルポニルォキシ基;ァセトアミド基、 ェチルカル ポニルァミノ基、 n—プロピルカルボニルァミノ基等の低級アルキルカルボニル アミノ基;メチルスルホニル基、 ェチルスルホニル基、 n—プロピルスルホニル 基等の低級アルキルスルホニル基;メチル基、 ェチル基、 プロピル基、 イソプロ ピル基、 ブチル基、 イソブチル基、 sec—ブチル基、 ter t—ブチル基、 ペンチル 基、 イソペンチル基、 ネオペンチル基、 ter t—ペンチル基、 1—メチルブチル基、 2 _メチルブチル基、 1 , 2—ジメチルプロピル基、 1—ェチルプロピル基、 へ キシル基、 イソへキシル基、 1ーメチルペンチル基、 2—メチルペンチル基、 3—メチルペンチル基、 1, 1ージメチルブチル基、 1 , 2—ジメチルブチル基、 2 , 2—ジメチルブチル基、 1 一ェチルブチル基、 1, 1 , 2—トリメチルプロ
ピル基、 1, 2, 2—トリメチルプロピル基、 1 _ェチル _ 2—メチルプロピル 基、 1ーェチルー 1一メチルプロピル基等の低級アルキル基;ヒドロキシメチル 基、 ヒドロキシェチル基、 ヒドロキシプロピル基等の水酸基を有している低級ァ ルキル基;クロロメチル基、 ジクロロメチル基、 トリクロロメチル基、 フルォロ メチル基、 ジフルォロメチル基、 トリフルォロメチル基等のハロゲンを有してい る低級アルキル基;メチルァミノメチル基、 ェチルァミノメチル基、 プロピルァ ミノメチル基、 ィソプロピルァミノメチル基等のモノ低級アルキルァミノ基を有 している低級アルキル基;ジメチルァミノメチル基、 ジェチルァミノメチル基、 ェチルメチルアミノメチル基等のジ低級アルキルアミノ基を有している低級アル キル基;メチルカルポニルメチル基、 ェチルカルポニルメチル基、 n—プロピル カルボニルメチル基等の低級アルキルカルボ二ル基を有している低級アルキル基 等が例示される。
一方、 R 2 a又は R 2 bのいずれか一方と A r基上の置換基とがいつしょになつ て、 一般式 (W)
- ( C H 2) k l - Q - (C H 2) k 2 - (W)
[式中、 Qは、 単結合、 _〇一、 — S—又は一 NH—を表す。 k l、 k 2は同一 又は異なって、 0又は 1〜2の整数を表す。 伹し、 k 1及び k 2が同時に 0とな ることはない。 ] で表される置換基を形成する具体的な基としては、 前記記載の 通りである。
A rが有していてもよい好ましい置換基としては、 フッ素原子、 塩素原子、 臭 素原子、 メチル基、 ェチル基、 n—プロピル基、 イソプロピル基、 ter t—ブチル 基、 モノフルォロメチル基、 ジフルォロメチル基、 トリフルォロメチル基、 メト キシ基、 エトキシ基、 トリフルォロメトキシ基等が推奨される。
より具体的な 「置換基を有していてもよい A r」 としては、 フエニル基、 2— クロ口フエ二ル基、 3—クロ口フエ二ル基、 4 _クロ口フエ二ル基、 2—ブロモ フエニル基、 3—ブロモフエニル基、 4—プロモフエ二ル基、 2 _フルオロフェ ニル基、 3—フルオロフェニル基、 4一フルオロフェニル基、 2—クロ口— 4— フルオロフェニル基、 2 , 6—ジクロロフェニル基、 2 , 4—ジフルオロフェニ ル基、 3, 4—ジフルオロフェニル基、 2 , 6—ジフルオロフェニル基、 4ーフ
ルオロー 2—トリフルォロメチルフエニル基、 2—トリフルォロメチルフエニル 基、 4一トリフルォロメチルフエニル基、 2—モノフルォロメチル基、 4一モノ フルォロメチルフエニル基、 2—ジフルォロメチル基、 4—ジフルォロメチル フエニル基、 2—トリル基、 3—トリル基、 4—トリル基、 2, 4—ジメチル フエニル基、 3, 4ージメチルフエニル基、 2, 6—ジメチルフエニル基、 4— ェチルフエニル基、 2—メトキシフエ二ル基、 2 , 6—ジメトキシフエ二ル基、
2—エトキシフエニル基、 4—シァノフエニル基、 4—メタンスルホニルフエ二 ル基、 フラン一 2—ィル基、 フラン一 3—ィル基、 ピロ一ル— 2—ィル基、 1 _ メチルピロール— 2—ィル基、 イミダゾ一ル— 2—ィル基、 1—メチルイミダ ゾール—2—ィル基、 5—メチルイミダゾ一ルー 4ーィル基、 1, 4—ジメチル イミダゾ—ル— 5—ィル基、 4ーメチルォキサゾールー 5—ィル基、 チアゾ一 ル—2—ィル基、 チアゾール—4ーィル基、 チアゾール—5—ィル基、 2 , 4 - ジメチルチアゾ一ルー 5—ィル基、 イソチアゾールー 4—ィル基、 5—メチルイ ソチアゾール—4—ィル基、 1 , 2, 4 _トリァゾール— 3—ィル基、 1 H—テ トラゾ一ルー 5—ィル基、 ピラゾール— 3—ィル基、 ピリジン— 4ーィル基、 ピ リジン一 2—ィル基、 3—フルォロピリジン— 4—ィル基、 2—フルォロピリジ ン— 3—ィル基、 2—メトキシピリジン— 3—ィル基、 2—メトキシピリジン— 6—ィル基、 ピラジン— 2—ィル基、 ピリミジン— 5—ィル基、 2 , 4—ジメト キシピリミジン— 5—ィル基、 2, 3—ジヒドロべンゾフラン— 3—ィル基、 1, 2—ジヒドロピリジン一 2—オン— 3—ィル基、 2—メチルベンゾキサゾールー 5—ィル基、 2—メチルベンゾキサゾール—6—ィル基、 1 _メチルベンズイミ ダゾール— 2—ィル基、 2—ェチル— 1 , 3, 4—チアジアゾール—5—ィル基、 1 , 2 , 3—チアジアゾール—4—ィル基、 インダン— 1—ィル基等が例示され、 より好ましくは 2 , 4—ジフルオロフェニル基、 4—メチルォキサゾ一ルー 5— ィル基、 1ーメチルピロール— 2—ィル基、 1—メチルイミダゾ一ルー 2—ィル 基等が推奨される。
本発明の好ましい化合物群として一般式 [ I 一 a ] 又は一般式 [ I 一 b ] で表 されるものが例示される。
上記化合物群のなかでも更に好ましくは、 下記の一般式 [I一 c] から一般式 [I -e] で表されるものが推奨される。
本発明の化合物において特に好ましくは、
• 1—ベンジル一 N— [3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4, ーピ ペリジン] — 1_ィル] プロピル] —D—プロリンアミド、
• 1— (2, 4—ジフルォロベンジル) 一 N— [3—スピロ [イソベンゾフラ ン— 1 (3H) , 4' —ピペリジン] — 1—ィルプロピル] —D—プロリンアミ ド、
• 1— [ (1—メチル— 1H—イミダゾールー 2—ィル) メチル] _N_ [3— スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4' ーピペリジン] _ 1ーィルプロピ ル] — D—プロリンアミド、
• 1—ベンジル一 N— [3—スピロ [6 _フルォロイソべンゾフラン一 1 (3 H) , 4' —ピペリジン] ] 一 1—ィルプロピル] —D—プロリンアミド、
• 1— (2, 4—ジフルォロベンジル) 一 N— (3— [3—ォキソスピロ [イソ ベンゾフラン— 1 (3H) , 4 ' —ピペリジン] ] ] — 1—ィルプロピル) 一 D—プロリンアミド、
• 1— (2, 4—ジフルォロベンジル) 一N— (3—スピロ [イソベンゾフラ ン— 1 (3H) , 4' —ピペリジン] — 1—ィルプロピル) — 2, 5—ジヒド 口— 1 H—ピロ一ルー 2—力ルポキサミド、
• (4 S) - 1 - (2, 4ージフルォロベンジル) —4—ヒドロキシ _N_ (3—スピロ [イソべンゾフランー 1 (3H) , 4, ーピペリジン] — 1—ィル プロピル) 一 D—プロリンアミド、
· 1— (2, 4—ジフルォロベンジル) — 4一ォキソ— N— (3—スピロ [イソ ベンゾフラン一 1 (3H) , 4, —ピペリジン] 一 1—ィルプロピル) 一 D—プ 口リンアミド、
• 1— (2, 4—フルォロベンジル) 一4, 4ージフルオロー N— (3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4' —ピペリジン] — 1ーィルプロピル) 一 D—プロリンアミド、 1一 (2—クロ口— 4—フルォロベンジル) — N— [3— スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4, 一ピペリジン] — 1—ィルプロピ ル) 一 D—プロリンアミド、
• 1 - [2—フルオロー 1一 (4一フルオロフェニル) ェチル] — N— [3—ス ピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4 ' —ピペリジン] 一 1—ィルプロピ
ル) 一D—プロリンアミド、
• 1一 (2, 3—ジヒドロ一 1一べンゾフラン一 3—ィル) 一 N— [3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4' —ピペリジン] — 1—ィルプロピル) 一 D—プロリンアミド、
· 1 - [ (4—メチル— 1, 3—ォキサゾ一ルー 5 Γル) メチル] — N— [3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4' ーピペリジン] 一 1ーィル プロピル) —D—プロリンアミド、
• (4 S) - 1 - (2—クロロー 4—フルォロベンジル) —4—ヒドロキシー N— [3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4, 一ピペリジン] 一 1— ィルプロピル) —D—プロリンアミド、
• (4R) —3— (2, 4—ジフルォロベンジル) — 2_ォキソ—N— (3—ピ ペリジン— 1ーィルプロピル) — 1, 3—ォキサゾリジン— 4—カルポキサミド、 • 1— [1— (4—フルオロフェニル) 一 1ーメチルェチル] — N— [3—スピ 口 [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4' —ピペリジン] 一 1一^ Γルブチル] ― D—プロリンアミド等が例示される。
一般式 [I] で表される化合物の製造方法
一般式 [I] で表される化合物は、 例えば以下の方法により製造できる。
製造方法 1
製造方法 1は、 一般式 [I I] で表される化合物を原料とし、 3段階反応によ り一般式 [ I一 a] で表される化合物を得る方法である。
[式中、 L
1は、 ハロゲン原子、 メタンスルホニルォキシ基、 p—トルエンスル ホニルォキシ基等の脱離基を表すか、 又は L
1と R
4 aとがいつしよになってエー テル結合 (― O—) を形成する。 R
4aは、 水素原子、 ハロゲン原子、 炭素数 1 〜 3のアルキル基又は炭素数 1〜 3のハロゲン化アルキル基を表すか、 若しくは R
4aと L
1とがいつしょになってエーテル結合 (― O—) を形成する。 P
1は、 保護基を表す。 A環、 D、 R
1, R
3a、 R
3b、 R
4、 R
5a、 R
5b、 R
6、 R
7、 R
8、 Ar、 Y Y
2、 Y
3、 Y
4、 ml、 n及び xは、 前記に同じである。 ] 即ち、 製造方法 1は、
(l a) —般式 [I I] で表される化合物と一般式 [I I I] で表される化合物 を、 塩基性触媒の存在下又は非存在下で縮合 (アルキル化反応) して一般式 [ I V] で表される化合物を得る工程、
(l b) 一般式 [I V] で表される化合物の保護基 P1を除去し、 一般式 [V] で表される化合物を得る工程、
(1 c) 一般式 [V] で表される化合物と、 一般式 [V I] で表される化合物又 はその反応性誘導体とを縮合 (アミド化) する工程、 を包含する方法である。 尚、 式 [I I] で表される化合物又は一般式 [I I I] で表される化合物の置 換基中に反応に関与しないォキソ基、 水酸基が存在する場合、 ォキソ基、 水酸基 は、 適宜、 ォキソ基の保護基、 水酸基の保護基で保護した後に反応を行い、 最終 段階で当該保護基を除去してもよい。
ォキソ基の保護基としては、 エチレンケタール、 トリメチレンケタール、 ジメ チルケタール等のァセタール、 ケタール等が挙げられ、 又、 水酸基の保護基とし ては、 トリメチルシリル基、 tert—プチルジメチルシリル基、 tert—プチルジ フエニルシリル基等の置換シリル基、 メトキシメチル基、 2—メトキシェトキシ メチル基、 トリメチルシリルエトキシメチル基等の低級アルコキシメチル基、 テ トラヒドロビラニル基、 ベンジル基、 p—メトキシベンジル基、 2, 3—ジメト キシベンジル基、 トリチル基等のァラルキル基、 ホルミル基、 ァセチル基等のァ シル基等が挙げられ、 特にメトキシメチル基、 テトラヒドロビラニル基、 トリチ ル基、 トリメチルシリルエトキシメチル基、 tert—プチルジメチルシリル基、 ァ セチル基等が好ましい。
これらの保護基の導入方法又は除去方法としては、 例えば、 「プロテクティ ブ ·グループス ·イン 'オーガニック ·シンセシス (P r o t e c t i ve G r oup s i n Or g an i c Syn t he s i s 、 T. W. Gr e e ne著、 J ohn Wi l e y&Son s社 (1981年) 」 に記載されている 方法が適用できる。
P1は、 ァミノ基の保護基であり、 アミド型とイミド型が存在し、 工程 (1 a) の条件下で安定なァミノ基の保護基であれば特に限定されず、 例えばべンジ ル基、 p—メトキシベンジル基、 3, 4—ジメトキシベンジル基、 o—二トロべ ンジル基、 p—二トロべンジル基、 ベンズヒドリル基、 トリチル基等のァラルキ ル基、 ホルミル基、 ァセチル基、 プロピオニル基、 プチリル基、 ピバロイル基等 の低級アルカノィル基、 ベンゾィル基、 フエニルァセチル基、 フエノキシァセチ ル基等のァリールアルカノィル基、 メトキシカルボニル基、 エトキシカルポニル 基、 プロピルォキシカルポニル基、 tert_ブトキシカルボニル基 (以下、 「Bo c基」 ということがある。 ) 等の低級アルコキシカルボニル基、 ベンジルォキシ カルポニル基、 p—ニトロべンジルォキシカルボ二ル基、 フエネチルォキシカル ポニル基、 9—フルォレニルメトキシカルポニル基 (以下、 「Fmoc基」 とい うことがある。 ) 等のァラルキルォキシカルボニル基、 卜リメチルシリル基、 tert—プチルジメチルシリル基等の低級アルキルシリル基、 フタルイミド基 (ィ ミド型) 、 ァリールォキシ力ルポニル基等が挙げられ、 特に、 フタルイミド基、 t er t—ブトキシカルポニル基等が推奨される。
一般式 [I I I] で表される化合物において、 L1としては、 ハロゲン原子、 メタンスルホニルォキシ基、 p—トルエンスルホニルォキシ基等の脱離基を表す か、 又は L1と R4aとがいつしょになってエーテル結合 (― O—) を形成する。 一般式 [I I I] で表される化合物として具体的には、 N— (3—ブロモプロ ピル) —フタルイミド、 N— (3—プロモブチル) —フタルイミド、 N—グリシ ジルフタルイミド等が例示される。
尚、 一般式 [ I I I ] で表される化合物において L1と R4aとがいつしょに なってエーテル結合 (一〇一) を形成している化合物を用いてこの反応を行った 場合、 一般式 [I V] で表される化合物において R4が水酸基 (OH) となる。
この水酸基は、 例えばジェチルアミノサルフェートトリフルオリド、 四塩化炭 素—トリフエニルホスフィン、 四臭化炭素—トリフエニルホスフィン等の試薬を 用いて容易にハロゲン化可能である。
工程 (1 a)
一般式 [I I I] で表される化合物の使用量としては、 一般式 [I I] で表さ れる化合物 1モルにつき、 0. 1〜10モルが例示され、 好ましくは 0. 9〜1. 5モルが推奨される。
通常、 この反応は溶媒の存在下で行い、 溶媒としては、 クロ口ホルム、 塩化メ チレン、 四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素、 テトラヒドロフラン、 エーテル、 1, 4—ジォキサン、 ジグライム等のエーテル系溶媒、 酢酸メチル、 酢酸ェチル、 酢酸ブチル等のエステル系溶媒、 ジメチルホルムアミド、 ジメチルァセトアミド、 ジメチルスルホキシド等の極性溶媒等が用いられる。
又、 この反応は、 塩基性触媒の存在下又は非存在下、 好ましくは存在下に行わ れ、 好ましい塩基性触媒としては、 トリェチルァミン、 ジイソプロピルェチルァ ミン、 ピリジン他等の有機アミン系触媒、 炭酸ナトリウム、 炭酸水素ナトリウム、 炭酸力リゥム等の無機塩基性触媒等が例示される。
塩基性触媒の使用量としては、 一般式 [I I] で表される化合物 1モルにつき、 1. 0〜 5モルが例示され、 好ましくは 1. 1〜2. 5モルが推奨される。
又、 反応の促進の目的で、 ヨウ化カリウム、 ヨウ化ナトリウム等のヨウ化物を 一般式 [I I] で表される化合物 1モルに対し、 0. 01〜0. 5モル、 好まし くは 0. 05〜0. 2モル程度加えてもよい。
反応温度としては 0〜120t:、 好ましくは 0〜100でが例示され、 通常 1〜24時間、 好ましくは 1〜12時間で反応が終了する。
反応終了後、 過剰の試薬を有機溶媒による液-液抽出、 カラムクロマトダラ フィ一、 結晶化、 沈殿化等の従来公知の精製方法により精製し、 一般式 [I V] で表される化合物を得ることができる (以下の工程において、 同様の精製を行 なってよい) 。
工程 (l b)
ァミノ保護基 P1の除去方法としては、 使用する保護基の種類に応じて、 文献
記載の方法 [プロテクティブ ·グループス 'イン ·オーガニック ·シンセシス (P r o t e c t i v e Gr ou s i n O r an i c S y n t h e s i s) 、 T. W. Gr e en e著、 J ohn Wi l e y&S on s社 (19 81年) 参照] 又はそれに準じる方法に従って行うことが可能である。
即ち、 脱保護は、 加水分解又は水素化により行われ、 例えば 0. 01モルない し大過剰の酸、 好ましくはトリフルォロ酢酸、 ギ酸、 塩酸等の酸を用いる加水分 解;等モルないし大過剰の塩基、 好ましくは水酸化カリウム、 水酸化カルシウム 等の塩基を用いる加水分解;水素化ホウ素ナトリゥム等の水素化金属錯体を用い る水素化還元若しくはパラジウム担持触媒 (例えばパラジウムカーボン) 、 ラ ネー二ッケル触媒等を用いる水素化分解により行われる。
例えば P1がフタルイミドである場合、 一般式 [I V] で表される化合物を、 メタノール、 エタノール等の低級アルコール中、 3〜10当量のヒドラジンを加 えて 1〜6時間加熱環流することにより一般式 [V] で表される化合物とするこ とができる。 一方、 P1が、 tert—ブトキシカルポニル基である場合、 一般式 [I V] で表される化合物を、 クロ口ホルム、 ジクロロメタン、 1, 4—ジォキ サン等の溶媒中でトリフルォロ酢酸又は塩酸等の強酸とともに 0〜 40 にて 5 分〜 24時間反応することにより、 一般式 [V] で表される化合物とすることが できる。
工程 ( 1 c )
ここでは一般式 [V] で表される化合物 (ァミン成分) と一般式 [V I] で表 される化合物又はその反応性誘導体 (カルボン酸成分) との縮合 (アミド化) 反 応を行い、 一般式 [I— a] で表される化合物を得る。 アミド化は、 カルボン酸 を活性化して (特に、 カルボン酸を反応性誘導体に変換した後) ァミンと反応さ せる、 ペプチド合成法で用いられる従来公知の方法が採用できる。
一般式 [V I] で表される化合物と一般式 [V] で表される化合物とを縮合す る方法としては、 例えば 1, 3—ジシクロへキシルカルポジイミド、 1—ェチ ル—3— (3' —ジメチルァミノプロピル) カルポジイミド等の縮合剤を用いて 縮合する方法、 又は 1, 3—ジシクロへキシルカルポジイミド、 1—ェチルー 3- (3' ージメチルァミノプロピル) カルポジイミド等の縮合剤と N—ヒドロ
キシベンゾトリァゾールを併用して縮合する方法等が例示される。
又、 反応性誘導体を用いて縮合する方法としては、 一般式 [V I ] で表される 化合物 (カルボン酸) を、
1 ) 塩化チォニル、 塩化ォキザリル、 ォキシ塩化リン等の塩素化剤により酸塩化 物とする方法 (酸塩化物法) 、
2 ) イソブチルクロ口ホルメート、 メチルクロ口ホルメート等を用いた混合酸無. 水物とする方法 (混酸無水物) 、
3 ) p—ニトロフエニルエステル、 N—ヒドロキシスクシンイミドエステル等の 活性エステルとする方法 (活性エステル) 、 等の方法により 「反応性誘導体」 と した後、 得られた反応性誘導体を、 単離して又は単離することなく、 一般式 [V] で表される化合物 (ァミン) と反応させればよい。 尚、 反応性誘導体の調 製は、 例えば、 「ペプチド合成の基礎と実験」 (泉屋信夫他、 丸善株式会社、 1 9 8 3年) に記載されている方法に準じて行うことができる。
本反応のアミド化は溶媒中で行うことができ、 その溶媒としてはアミド化方法 に応じて任意に選択でき、 例えば 1, 4 _ジォキサン、 テトラヒドロフラン、 ジ ェチルエーテル等のエーテル系溶媒、 ベンゼン、 トルエン、 キシレン、 クロ口べ ンゼン等の芳香族炭化水素、 ジクロロェタン、 クロ口ホルム、 ジクロロメタン、 四塩化炭素のハロゲン化炭化水素、 ピリジン、 酢酸ェチル、 N, N—ジメチルホ ルムアミド、 ジメチルスルホキシド等が挙げられる。
一般式 [V I ] で表される化合物又はその反応性誘導体の使用量としては、 1 モルの一般式 [V] で表される化合物に対し、 0 . 8〜3 . 0モルが例示され、 好ましくは 1 . 1〜1 . 3モルが推奨される。
本反応は、 塩基性触媒の存在下で行うことにより反応を加速することができる。 そのような塩基性触媒としては、 炭酸リチウム、 炭酸ナトリウム、 炭酸カリウム 等のアルカリ金属炭酸塩、 炭酸水素ナトリウム、 炭酸水素カリウム等のアルカリ 金属炭酸水素塩、 トリェチルァミン、 ジイソプロピルェチルァミン、 トリ _ n— プチルァミン、 1 , 5—ジァザビシクロ [ 4. 3 . 0 ]— 5—ノネン、 1, 8—ジ ァザビシクロ [ 5 . 4. 0 ]— 7—ゥンデセン、 ピリジン、 N, N—ジメチルアミ ノビリジン等の有機塩基等が例示される。
塩基性触媒の使用量としては、 一般式 [V I] で表される化合物又はその反応 性誘導体 1モルにつき 0. 1〜2. 0モルが例示され、 好ましくは 0. 1〜1. 2モルが推奨される。
一般式 [V] で表される化合物と一般式 [V I] で表される化合物又はその反 応性誘導体とを、 反応溶媒中、 温度 0〜60t:、 好ましくは 0〜30 にて約 3 0分〜 24時間、 好ましくは 30分〜 1 5時間反応することにより、 一般式 [ I— a] で表される化合物が得られる。
尚、 一般式 [V I] で表される化合物としては、 従来公知の化合物が使用可能 であり、 2—ビフエ二ルカルボン酸、 4—ビフエ二ルカルボン酸、 2 _ベンゾィ ル安息香酸等の安息香酸誘導体、 N -べンジルプロリン誘導体、 N -ベンゾィル プロリン誘導体、 N—ベンジルピペリジンカルボン酸、 N—ベンジルァゼチジン カルボン酸、 N_ベンゾィルァゼチジンカルボン酸、 4一べンジルーォキサゾリ ドンカルボン酸、 3—ベンジルイミダゾリドン— 4一力ルボン酸、 N—ベンジル ピぺリジン—2—カルボン酸、 3 _ベンジルイミダゾリドン— 4—カルボン酸、 3 _フエ二ルビリジン— 2—カルボン酸、 4—フエニルメチル— 2—ォキソ—ォ キサゾリジン— 5—カルボン酸、 1—フエニルメチル— 1 H—イミダゾールー 2—カルボン酸、 2—フエ二ルビリジン— 3—カルボン酸等が例示される。 又、 一般式 [V I— a]
[Vl-a]
[式中、 D
2は、 一 C (O) —又は— [C (R
2a) (R
2b) ]
m2—を表す。 m 2は、 1又は 2を表す。 Al、 R
2a、 R
2b、 Ar及び mlは、 前記に同じであ る。 ] で表される化合物は、 後述する一般式 [V I I I] で表される化合物 (又 はその低級アルキルエステル) から保護基 P
2を除去したァミンと一般式 [X] で表される化合物とを工程 (3 c) に準じて縮合反応を行い、 必要に応じて該低 級アルキルエステルを加水分解することにより調製できる。 その方法を下式に示 す。
R: H or Me
尚、 一般式 [I I] で表される化合物は、 例えば以下の製造方法 A又は製造方 法 B等によって調製することができる。
製造方法 A
製造方法 Λ
[式中、 R9a、 R9b、 R9c及び R9dは、 前記に同じである。 Bnは、 ベンジル 基を表す。 ]
市販されているか既知の合成方法に従って合成できるブロモベンジルアルコ一 ル誘導体丄をテトラヒドロフラン中、 _ 78から— 50 にて 2当量の n -プチ ルリチウム等のリチォ化剤によりリチォ化して化合物 とした後、 この化合物 を N—ベンジルピペリドンと反応させ、 ジアルコール を得る。 ジアルコール^ _ をテトラヒドロフラン、 クロ口ホルム等の有機溶媒に溶解し、 ジアルコール _ ^を 過剰のトリェチルァミン、 ジイソプロピルチルァミンなどの塩基の存在下、 1. 0〜1. 3当量のトシルク口リド、 メシルクロリド等と反応させた後に、 得られ た反応物を室温から還流条件下の温度で、 1〜24時間かけて環化させ、 環化体 4を得る。 その後、 環化体 4のベンジル基を脱保護し、 一般式 [I I] で表され
る化合物を得る。 脱保護の方法としては、 メタノール、 エタノール等のアルコ— ル性溶媒中、 環化体 をパラジウム担持触媒 (例えばパラジウムカーボン) 、 水 酸化パラジウム、 ラネーニッケル触媒等を用いて接触還元する方法等が挙げられ る。
製造方法 B
製造方法 B
[式中、 Y2及び Bnは、 前記に同じである。 ]
市販されているか既知の合成方法に従って合成できる化合物^ _をテトラヒドロ フラン中、 _ 78〜― 50 にて 2当量の n—ブチルリチウム等のリチォ化剤に よりリチォ化して化合物^ _とし、 続いて化合物 と N_ベンジルピペリドンとを 反応させヒドロキシルカルボン酸丄を得て、 引き続き化合物丄を酸性条件下で環 化させてベンズラクトン を得る。 その後、 ベンズラクトン のベンジル基を脱 保護して一般式 [I I] で表される化合物を得る。
製造方法 2
製造方法 2は、 一般式 [I I] で表される化合物を原料としていわゆる還元的 アルキル化法により一般式 [I一 a' ] で表される化合物を得る方法である。 尚、 一般式 [I一 a' ] で表される化合物は、 一般式 [I一 a] で表される化合物に おいて R5b = Hである化合物である。
製造方法 2
Y1, Y2、 Y3、 Y4、 ml、 n及び xは前記に同じである。 ]
即ち、 製造方法 2は、
(2 a) —般式 [I I] で表される化合物と一般式 [V I I] で表される化合物 を還元剤の存在下で縮合 (還元的アルキル化反応) して一般式 [I V' ] で表さ れる化合物を得る工程、
(2 b) —般式 [ I V' ] で表される化合物の保護基 P1を除去し、 一般式
[V ] で表される化合物を得る工程、
(2 c) —般式 [V' ] で表される化合物と、 一般式 [V I] で表される化合物 又はその反応性誘導体とを縮合する工程、 を包含する方法である。
工程 (2 a)
一般式 [I I] で表される化合物と一般式 [V I I] で表される化合物を、 反 応溶媒中、 還元剤の存在下で縮合 (還元的アルキル化反応) して、 一般式 [ I V ] で表される化合物を得る。
一般式 [V I I] で表される化合物として具体的には、 3— (N-tert-B o c—ァミノ) 一シクロペン夕ノン、 4_ (N— tert— B o c—ァミノ) 一シクロ へキサノン、 3— (N— tert— B o c—ァミノ) —プチ口アルデヒド、 3—メチ ルー 3— (N_tert— B o c—ァミノ) —プチ口アルデヒド、 3, 3—ジメチ ル一 3_ (N— tert— B o c—ァミノ) 一ブチ口アルデヒド、 2—フルオロー 3— N— tert— Bo c—ァミノ) 一プロピオンアルデヒド、 N— (3—ォキソブ
チル) —フタルイミド等が例示される。
一般式 [ I I ] で表される化合物の使用量としては、 一般式 [V I I ] で表さ れる化合物 1モルに対し 0. 5〜2. 0モルが例示され、 好ましくは 0. 7 5〜 0. 9 5モルが推奨される。
反応溶媒としては、 メタノール、 エタノール、 プロパノール、 2—プロパノー ル等のアルコール類、 ェチルェ一テル、 テトラヒドロフラン、 1, 4—ジォキサ ン等のエーテル類、 塩化メチレン、 クロ口ホルム、 1, 2—ジクロ口ェ夕ン等の ハロゲン化炭化水素類、 ベンゼン、 トルエン、 クロ口ベンゼン、 キシレン等の芳 香族炭化水素類、 ジメチルホルムアミド、 ァセトニトリル、 へキサメチルりん酸 トリアミド等の非プロトン性極性溶媒、 又はその混合溶媒等が挙げられる。
又、 還元剤としては、 例えば水素化ホウ素リチウム、 水素化ホウ素ナトリウム、 水素化シァノホウ素ナトリウム、 水素化シァノホウ素亜鉛、 トリァセトキシ水素 化ホウ素ナトリウム、 水素化リチウムアルミニウム等が例示され、 特に、 水素化 シァノホウ素ナトリウム、 水素化シァノホウ素亜鉛、 トリァセトキシ水素化ホウ 素ナトリウムが推奨される。
還元剤の使用量としては、 1モルの一般式 [I I]で表される化合物に対し 1モ ル〜 1 0モルが例示され、 好ましくは 1〜5モルが推奨される。
反応温度は、 0〜1 5 0 、 好ましくは 2 0〜 1 0 0 が例示され、 通常、 5 分間〜 48時間、 好ましくは 1 0分間〜 24時間で反応が終了する。
ついで得られた反応混合物から過剰の還元剤を除去し、 従来公知の単離方法を 用いて一般式 [ I V' ] で表される化合物を得る。
尚、 工程 (2 a) を還元剤の非存在下で縮合反応を行った場合、 式 (B)
[式中、 R3a、 R3b、 R4、 R5a、 R6、 R7、 R8、 Y1, Y2、 Y3、 Y4、 P n及び xは、 前記に同じである。 ] で表される化合物が得られる。 この化合物は、 従来公知の水素化方法により水素化することにより一般式 [ I V' ] で表される
化合物へと導くことが可能である。
工程 (2 b)
一般式 [I V' ] で表される化合物の保護基 P1を除去することにより、 一般 式 [V' ] で表される化合物とする。 保護基 P1の除去条件としては、 工程 (1 b) に準じて行うことができる。
工程 (2 c)
工程 (2 b) で得られた一般式 [V' ] で表される化合物と、 一般式 [V I] で表される化合物又はその反応性誘導体とを工程 (l c) に記載の反応条件に準 じて反応を行い、 一般式 [I一 a' ] で表される化合物とする。
製造方法 3
製造方法 3は、 一般式 [V] で表される化合物を原料として、 3段階反応によ り一般式 [I一 c] で表される化合物を得る方法である。
[式中、 P2は、 P1と同義である (但し、 イミ ド型の保護基を除く) 。 Z は、 ― [C (R2a) (R2 ) ] m3— CO— R2c、 又は—COOH若しくはその 反応性誘導体を表す。 D2は、 一 C (〇) —又は— [C (R2a) (R2b) ] m 3-CH (R2c) —を表す。 R2cは、 R2aと同義である。 m3は、 0又は 1を 表す。 A1環、 R R3a、 R3b、 R4、 R5a、 R5b、 R6、 R7、 R8、 Y1, Y2、 Y3、 Y4、 Ar、 ml, n及び xは、 前記に同じである。 ]
即ち、 製造方法 3は、
(3 a) —般式 [V] で表される化合物と一般式 [V I I I] で表される化合物 又はその反応性誘導体とを縮合 (アミド化反応) して一般式 [I X] で表される 化合物とする工程、
(3 b) 一般式 [ I X] で表される化合物の保護基 P2を除去して一般式 [ I X' ] で表される化合物とする工程、
(3 c) 一般式 [I X' ] で表される化合物と一般式 [X] で表される化合物と を縮合する工程、 により一般式 [I一 c] で表される化合物を得る方法である。 工程 (3 a)
一般式 [V] で表される化合物と一般式 [V I I I] で表される化合物又はそ の反応性誘導体とを工程 (l c) の方法に準じて縮合 (アミド化) 反応して、 一 般式 [I X] で表される化合物とする。 反応条件は工程 (l c) で用いたものを 準用することができる。
P2は、 P1と同義であり、 特に Bo c基、 ベンジルォキシカルボニル基、 F moc基、 ァリルォキシカルボニル基等が推奨される。
一般式 [V I I I] で表される化合物として、 N—ベンジルプロリン誘導体、
N—ベンジルピペリジンカルボン酸、 N—ベンジルァゼチジンカルボン酸、 4_ ベンジルーォキサゾリドンカルボン酸、 3—べンジルイミダゾリドンカルボン酸 等が例示される。
又、 一般式 [V I I I] で表される化合物の反応性誘導体としては、 一般式 [V I] で表される化合物の反応性誘導体と同様のものが例示される。
工程 (3 b)
一般式 [ I X] で表される化合物の保護基 P2を除去する工程であり、 工程 (l b) で用いた反応条件を準用できる。 例えば Bo c基は、 トリフルォロ酢酸、 塩酸等の強酸を用い、 クロ口ホルム、 ジクロロメタン又は 1, 4—ジォキサン等 の溶媒中又は無溶媒下、 0〜40でにぉぃて0. 1〜 2時間程度反応することに より除去可能である。 ベンジル基は、 パラジウム担持触媒 (例えばパラジウム カーボン) 、 酸化白金等の遷移金属触媒を用いた水素化分解により除去可能であ り、 又、 ベンゾィル基は、 主に塩酸、 臭素化水素などの過激な酸性条件下で除去 可能である。
工程 (3 c)
一般式 [I X' ] で表される化合物と一般式 [X] で表される化合物とを縮合 反応して、 一般式 [I一 c] で表される化合物を得る。
当該反応においては置換基 D2の種類に応じて適宜、 一般式 [X] で表される 化合物を選択できる。
例えば一般式 [I] における D2が _C (〇) —であるとき、 Zが— COOH 若しくはその反応性誘導体であるものを使用し、 D2がー [C (R2a) (R2 b) ] m3-CH (R2a) 一であるとき、 Zが— [C (R2a) (R2b) ] m3— C O— R 2 cであるものを使用すればよい。
以下に、 一般式 [X] で表される化合物の具体的な構造を示す。
工程 (3 c— l) :—般式 [X— a] で表される化合物を用いる場合
この反応は、 工程 (3 b) で得られた一般式 [I X' ] で表される化合物と一 般式 [X— a] で表される化合物とを、 還元剤の存在下で縮合 (還元的アルキル 化反応) する方法である。 この反応は、 工程 (2 a) で用いた反応条件を準用し て行うことができる。
工程 (3 c— 2) :—般式 [X— b] で表される化合物を用いる場合
この反応は、 工程 (3 b) で得られた一般式 [I X' ] で表される化合物と一 般式 [X— b] で表される化合物又はその反応性誘導体とを縮合 (アミド化) す ることにより得られる。 即ち、 工程 (l c) に記載の方法に準じて反応を行うこ とにより、 一般式 [I] で表される化合物を得ることができる。
又、 一般式 [X— b] で表される化合物の反応性誘導体としては、 一般式 [V I ] で表される化合物の反応性誘導体と同種のものが例示できる。
尚、 製造方法 3において、 一般式 [V I I I] で表される化合物として、 N—
Bo c—4—ヒドロキシプロリンを用いた場合、 一般式 [I— g] で表される化 合物が得られ、 この水酸基は、 適宜誘導体化することによりプロリンの 4位に置 換基 (R1) が導入された化合物を得ることができる。
例えば、
1) RC 1を用いた水酸基のアルコキシル化、
2) RCOC 1を用いた水酸基のァセチル化、
3) ジェチルアミノサルファートリフルオリドなどのフッ素化剤を用いた水酸基 のフッ素化、
4) 水酸基をメシルクロリド (Ms C 1 ) ノトリチルァミン (E t 3N) により メシル化後、 得られたメチル体を従来公知の方法によるアジド化、 水素化を経由 してアミノ基に変換し、 得られたアミノ基をァセチル化、
5) 水酸基の酸化によるカルポニル化、
6) 5) のカルボニル化合物のジェチルアミノサルファートリフルオリドによる ジフルォロ化、
7) 5) のカルボニル化合物をメチルマグネシウムプロミド (MeMgB r) な どのグリニヤー (Gr i gn a r d) 試薬を用いてメチル基を付加して、 3級ァ ルコール化、
8) 水酸基をメシル化し、 該メシル体をメタンチオールナトリウム塩 (Me SN a) を作用させてチオメチル化、
9) 8) のチオメチル化合物を 4酸化オスミウム (Os04) ZN_メチルモル ホリンォキシド (NMO) などを用いて酸化することによるメタンスルホニル化、 等が例示される。 この合成方法を下式に示す。
水酸基の誘導体化
M
上記反応は、 A環部分の 3位に水酸基を含有する誘導体、 例えば B o c-3- ヒドロキシプロリン誘導体等にも適用することが可能である。
一方、 一般式 [V] で表される化合物は、 下記の製造方法 4によっても調製す ることができる。
製造方法 4
製造方法 4一 1 保護 1≤兀
JTBDPS JBDPS
N3 X OH Ή2Ν ν Ό
9 10. 11
1Δ
この方法は、 R 5 a及び R 5 bがいずれもメチル基であるときに好ましい方法で あり、 有機合成で用いる従来公知の方法を組み合わせて調製することができる。 即ち、 既知の化合物であるヒドロキシルアジド の水酸基を ter t—プチルジ フエニルシリル (T B D P S ) 基などの水酸基の保護基を用いて保護し、 得られ たアジド 1 0を、 パラジウム担持触媒 (例えばパラジウムカーボン) 若しくは白 金触媒等を用いた接触還元又はトリフエニルホスフィン—水を用いた還元により ァミン 1 1とする。 ァミン 1 1を、 4級化したピペリドン 1 2と反応させて化合 物 1 3を得る。 化合物 1 3とリチウム塩 1 4とを反応させ化合物 1 5とした後、 化合物 1 5を環化させ化合物 1 6とし、 化合物 1 6の水酸基の保護基を脱保護し てアルコール 1 7とする。 アルコール 1 7の水酸基を、 例えばメタンスルホン酸 クロリド Zトリェチルァミンによりメシル体とし、 メシル体をアジ化ナトリゥム と反応させ、 得られたアジドを引き続き接触還元することによりァミノ基に変換 して一般式 [V] で表される化合物であるアミン 1 8とする。
更に、 一般式 [V] で表される化合物は、 下記の方法によっても調製できる <
製造方法 4一 2
[R5a、 R5b、 R6、 R7、 R8、 Y1, Y2、 Y3、 Y4及び xは、 前記に同じで ある。 ]
一般式 [I I] で表される化合物と、 化合物 19とを、 塩基性触媒の存在下又 は非存在下、 好ましくは存在下で、 縮合 (アルキル化) 反応することにより化合 物 20とし、 化合物 20のエステル基を還元してアルコール 21とする。 このァ ルコールを前記方法と同様の方法によりメシル化反応、 アジド化反応及び水素化 還元反応を経て化合物 22 (即ち、 一般式 [V] で表される化合物) とすること ができる。
一般式 [I I] で表される化合物と化合物 19との反応としては、 ジメチルホ ルムアミド、 ジメチルスルホキシドなどの溶媒中で、 炭酸ナトリウム、 炭酸カリ ゥム、 炭酸水素ナトリウム等の無機塩基を用い、 更に、 触媒量のヨウ化カリウム またはヨウ化ナトリウムの存在下、 一般式 [I I] で表される化合物に対し 1〜 2当量の化合物 19を用いて、 90 で 1〜24時間加熱することで行われる。 又、 化合物 20から化合物 21への反応は、 後述する工程 (5 b) に準じて行 うことができる。
化合物 19としては、 例えば 2 _プロペン力ルポン酸メチル、 3—トリフルォ ロメチルー 2—プロペンカルボン酸メチル等が例示される。
製造方法 5
この製造方法は、 一般式 [I] における Bが基— NHCO—の場合に好ましい
方法である。 この方法を下記の式に示す。
β½方法 5
Υ2、 Υ3、 Υ4、 い、 ml, n及び xは、 前記に同じである。 ]
具体的な方法としては、
(5 a) 一般式 [I I] で表される化合物と一般式 [X I] で表される化合物と を、 塩基性触媒の存在下又は非存在下、 好ましくは存在下で、 縮合 (アルキル ィ匕) 反応することにより一般式 [X I I] で表される化合物とする工程、
(5 b) 一般式 [X I I] で表される化合物のエステル基を加水分解してカルボ ン酸 [X I I ' ] とする工程、
(5 c) カルボン酸 [X I Γ ] と一般式 [X I I I] で表されるァミンとを縮 合 (アミド化) 反応する工程、 により一般式 [ I -h] で表される化合物とする。 工程 (5 a)
この工程において、 一般式 [ I I] で表される化合物と一般式 [X I] で表さ れる化合物との反応は、 工程 (l a) に記載の反応条件に準じて行うことができ る。 例えば塩基性触媒として炭酸ナトリウム、 炭酸カリウム、 炭酸水素ナトリウ ム等の無機塩基を用い、 触媒量のヨウ化力リゥムまたはヨウ化ナトリゥムの存在 下、 ジメチルホルムアミド、 ジメチルスルホキシドなどの溶媒中で、 1モルの一 般式 [I I] で表される化合物に対し 1〜2モルの一般式 [X I] で表される化 合物を用いて、 90 で 1〜24時間加熱することで行われる。
一般式 [X I] として具体的には、 4—ブロモブタン酸メチル、 2—メチルー 4一ブロモブタン酸メチル (米国特許 US 3972880号に記載の化合物) 、 2, 2—ジメチルー 4—ブロモブタン酸メチル (EP 266949号に記載の化 合物) 、 3—メチル—4一ブロモブタン酸メチル (WO00 05223号に記 載の化合物) 等が例示される。
工程 (5 b)
一般式 [X I I] で表される化合物のエステル基を加水分解により除去し、 力 ルボン酸 [X I Γ ] とする。 具体的には、 一般式 [X I I] で表される化合物 を、 メタノール、 エタノール、 テトラヒドロフラン等の水に可溶性の溶媒中、 一 般式 [X I I] で表される化合物に対し 0. 1〜1. 0当量の水酸化ナトリウム、 水酸化カリウム、 水酸化リチウム等の塩基及び水の存在下、 0〜40 程度で 1 〜 24時間加水分解することにより行われる。
工程 (5 c)
カルボン酸 [X I I ' ] と一般式 [X I I I] で表されるァミンとを縮合 (ァ ミド化) 反応して目的とする一般式 [I— h] で表される化合物とする。 アミド 化反応は、 工程 (l c) に記載している方法に準じて、 カルボン酸 [X I Γ ] を反応誘導体に変換して行うことが可能であり、 工程 (l c) に記載の反応条件 が用いられる。 例えば、 1モルのカルボン酸 [X I Γ ] と 1モルの一般式 [X I I I] で表されるァミンとを、 ジシクロへキシルカルポジイミド、 1—ェチ ルー 3— (3' —ジメチルァミノプロピル) カルポジイミド等の縮合剤 (カルボ ン酸に対し 1. 0〜1. 2モル) 及びジメチルァミノピリジン (0. 01〜0. 2モル) の存在下、 クロ口ホルム、 ジメチルホルムアミドなどの溶媒中で、 0〜 50 にて 1時間〜 24時間反応することにより得られる。
一般式 [X I I I] で表される化合物として具体的には、 ビフエニルァミン、 2—フエノキシァニリン、 2—ベンジルァ二リン、 2 _ベンゾィルァニリン、 2—ァミノべンズヒドロ一ル、 2—アミノジフエニルスルフイド、 2—アミノジ フエニルァミン、 3—ァミノ一2— (4—フルオロフエノキシ) ピリジン等が例 示される。
製造方法 6
この方法は、 一般式 [ I ] で表されるスピロピペリジン誘導体が R5 b==H (又は R5a = H) であるときの製造方法の一つである。
製造方法 6
[式中、 A環、 D、 R R3a、 R3b、 R4、 R5a、 R6、 R7、 R8、 Y1, Y2、 Y3、 Y4、 Ar、 ml、 n及び xは、 前記に同じである。 ]
即ち、 製造方法 6は、 一般式 [X I V] で表される化合物と一般式 [I I] で 表される化合物とを、 還元剤の存在下で縮合 (還元的アルキル化) することによ り、 一般式 [I— a' ] で表される化合物とする方法である。
この方法は、 ァミンの還元的アルキル化反応であり、 製造工程 2 a) に準じて 行うことができ、 反応条件も製造工程 2 a) に記載のものが適用できる。
尚、 一般式 [X I V] で表される化合物としては、 一般式 [V I] で表される 化合物を原料として、 例えば以下の方法によって調製できる。
製造方法 C
方法 a)
一般式 [V I] で表される化合物又はその反応性誘導体と、 化合物 23とをェ 程 (l c) に準じてアミド化反応し、 得られたアミドのエステル基 (― C〇〇
R) を、 水素化ホウ素ナトリウム、 水素化時イソブチルアルミニウム、 水素化ホ ゥ素リチウム等の還元剤を用いて還元してアルコールとした後、 該アルコールを 酸化剤 [例えば、 三酸化硫黄 ·ピリジン錯体又は s w e r n酸化条件 (塩化オギ ザリル、 ジメチルスルホキシド) 等] により酸化してアルデヒド (R 5 a = H) である一般式 [X I V] で表される化合物とする。
方法 b )
一般式 [V I ] で表される化合物又はその反応性誘導体と、 化合物 2 0とをェ 程 (l c ) に準じてアミド化反応し、 得られたアミドのアルコール部分を酸化剤 [例えば、 三酸化硫黄,ピリジン錯体又は s w e r n酸化条件 (塩化オギザリル、 ジメチルスルホキシド) 等] により酸化してアルデヒド又はケトンである一般式 [X I V] で表される化合物とする。
化合物 2 3としては、 3 —ァミノプロピオン酸メチル、 3—ァミノ一 2—メチ ルプロピオン酸メチル、 3—ァミノ— 2, 2 —ジメチルプロピオン酸メチル、 4—ァミノ酪酸メチル、 2—アミノシクロペンタン力ルポン酸ェチル、 2—アミ ノシクロへキサン力ルポン酸ェチル、 3—ァミノ— 3—メチル酪酸メチル、 3— ァミノ酪酸メチル等が例示され、 又、 化合物 2 4としては、 3 _アミノブロパ ノール、 3—アミノー 2 —メチルプロパノール、 3 _アミノー 2, 2—ジメチル プロパノール、 4—アミノブタノ一ル、 2 —アミノシクロペンタン一 1—メタ ノール、 2 —アミノシクロへキサン一 1—メタノール、 3—ァミノ一 3—メチル ブタノール、 3 _アミノブ夕ノール等が例示される。
製造方法 7
製造方法 7は、 5段階により本願発明の化合物を得る方法であるが、 反応段階 の最後に A環を形成するものである。
[式中、 Q1は、 —OH又は一 N— P2を表す。 Q2は, —〇_又は一 NH—を表 す。 R1, R2a、 R2b、 R2c、 R3a、 R3b、 R4、 R5a、 R5b、 R6、 R7、 R 8、 Ar、 P2、 Y1, Y2、 Y3、 Y4、 m3、 n及び xは前記に同じである。 ] 即ち、 製造方法 7は、
(7 a) —般式 [V] で表される化合物と化合物 25又はその反応性誘導体とを 縮合 (アミド化) 反応し、 化合物 26とする工程、
(7 b) 化合物 26のァミノ保護基 (Bo c) を除去し、 化合物 27とする工程、 (7 c) 化合物 27と、 一般式 [X— a] で表される化合物とを還元剤の存在下 で縮合 (還元的アルキル化) する工程、
(7 d) Q1が、 — NH— P2である場合、 保護基 P2を除去する工程、
(7 e) 工程 (7 c) 又は工程 (7 d) で得られた化合物と、 力ルポニルジイミ ダゾール、 ビス (トリクロロメチル) 力一ポネート、 トリクロロメチルクロロホ ルメート、 クロ口ギ酸メチル、 クロ口ギ酸ェチル、 クロロギ酸フエニル、 炭酸ジ
メチル、 炭酸ジェチル、 ジチォ炭酸 S, S—ジメチル、 ジチォ炭酸 S, S—ジェ チル、 尿素からなる群より選ばれる化合物とを、 塩基性触媒の存在下又は非存在 下で閉環反応する工程、 を含有する方法である。
工程 (7 a) は、 工程 (l a) に準じる方法で行うことができる。
化合物 25としては、 2—tert—ブトキシカルポニルァミノ _ 3— Fmo c— ァミノプロピオン酸、 tert—ブトキシカルポ二ルセリン、 tert—ブトキシカルボ ニルスレオニン、 tert—ブトキシカルボ二ルー D—セリン、 tert—ブトキシカル ボニル—D—スレオニン、 tert—ブトキシカルボ二ルー D—ァロスレオニン、 t e r t _ブトキシカルボ二ルー 3—ヒドロキシ— D—バリン等が例示される。 化合物 25は、 2つのアミノ基を有している場合があり、 その場合、 その保護 基を除去する段階が異なるので、 異なるメカニズムで除去できる保護基を用いる ことができる。 例えば、 2位及び 3位にアミノ基を有する化合物において 2位の ァミノ基が Bo c基で保護されている場合、 Bo c基は強酸 (塩酸、 トリフルォ 口酢酸等) により除去可能であり、 3位のアミノ基は前記強酸により安定な保護 基、 例えば、 ベンジルォキシカルボニル基、 Fmo c基、 ァリールォキシカルボ ニル基等の保護基が採用できる。
工程 (7 b) では、 工程 (7 a) で得られた化合物の Boc基を除去する。 除 去の条件は、 工程 (l b) に準じて行うことができる。
工程 (7 c) において化合物 27と、 一般式 [X_a] で表される化合物とを 縮合する際の反応条件としては、 工程 (3 c) に準じて行うことができる。 工程 (7 d) は、 化合物 25において Q1が— NH— P 2である時に必要なェ 程である。 ここでは Q1が— NH—P2である場合の保護基 P2を除去する。 この 反応は、 工程 (l b) に準じて行うことができる。 例えば、 P2が Fmo c基で ある場合、 Fmo c基は、 Bo c基の除去で用いる酸 (トリフルォロ酢酸、 濃塩 酸等) では安定であるが、 ピぺリジン、 ピリジン、 ジメチルァミノピリジンなど の塩基で処理することで除去可能である。
工程 ( 7 e )
化合物 28とカルボ二ルジィミダゾール、 ビス (トリクロロメチル) カーボ ネート、 トリクロロメチルクロ口ホルメート、 クロ口ギ酸メチル、 クロ口ギ酸ェ
チル、 クロロギ酸フエニル、 炭酸ジメチル、 炭酸ジェチル、 ジチォ炭酸 S, S - ジメチル、 ジチォ炭酸 S , S—ジェチル、 尿素からなる群より選ばれる化合物と を、 塩基性触媒の存在下又は非存在下、 好ましくは存在下で閉環反応することに より、 化合物 2 9を得る。
本反応では、 1モルの化合物 2 8に対して、 カルボニルジイミダゾール、 ビス (トリクロロメチル) カーボネート、 トリクロロメチルクロ口ホルメート、 クロ 口ギ酸メチル、 クロ口ギ酸ェチル、 クロロギ酸フエニル、 炭酸ジメチル、 炭酸ジ ェチル、 ジチォ炭酸 S , S—ジメチル、 ジチォ炭酸 S, S—ジェチル、 尿素等の 化合物を 0 . 9 5〜1 0モル、 好ましくは 1 . 1〜 2モル使用する。
塩基性触媒としてはトリエチルァミン、 ジイソプロピルェチルァミン、 4—ジ メチルアミノビリジン等の有機塩基、 水素化ナトリウム、 炭酸ナトリウム、 炭酸 カリウム、 炭酸水素ナトリウム等の無機塩基が例示される。 又、 塩基性触媒の使 用量としては、 1モルの化合物 2 8に対し 0 . 9〜 5モルが例示され、 好ましく は 1〜4モルが推奨される。
反応は、 通常、 不活性溶媒中で行われ、 例えばェチルエーテル、 テトラヒドロ フラン、 ジォキサン等のエーテル類、 塩化メチレン、 クロ口ホルム、 1 , 2—ジ クロ口ェ夕ン等のハロゲン化炭化水素類、 ベンゼン、 トルエン、 クロ口ベンゼン、 キシレン等の芳香族炭化水素類、 ジメチルホルムアミド、 へキサメチルりん酸ト リアミド等の非プロトン性極性溶媒、 又はその混合溶媒等が例示される。
反応温度としては、 0〜1 5 0 、 好ましくは 1 0〜1 0 が例示され、 通 常、 5分間〜 4 8時間、 好ましくは 1 0分間〜 2 4時間で反応が終了する。 反応 終了後、 過剰の試薬を従来公知の方法により除去し、 化合物 2 9を得る。
製造方法 1〜 7において各々の反応後の反応液中には過剰の試薬、 副生成物等 を含有している場合があり、 各々の段階で反応後の反応液を濃縮した後或いは濃 縮せずに従来公知の方法により単離精製することにより目的物を取り出すことが できる。
単離精製は、 例えばシリカゲル、 アルミナ等の吸着樹脂またはイオン交換樹脂 を用いるカラムクロマトグラフィー、 薄層クロマトグラフィー、 高速液体クロマ トグラフィー、 溶媒抽出又は再結晶 ·再沈澱等の分離手段を単独又は適宜組み合
わせて行うことにより、 達成される。
更に、 一般式 [I] の化合物がラセミ体等である場合、 従来公知の方法に準じ た分離方法 (光学活性カラムによる分離、 再結晶、 光学分割剤を用いた結晶化 等) により光学活性体を分離してもよい。
一般式 [I] で表される化合物は、 分子内にピぺリジン性三級アミノ基 (塩基 性複素環) を有し、 又、 置換基として一級アミノ基、 二級アミノ基、 三級アミノ 基を有する場合があり、 これらのアミノ基を従来公知の方法により薬学的に許容 されうる塩とすることができ、 又、 逆に塩から遊離化合物への変換も従来公知の 方法に従って行うことができる。
そのような塩としては、 塩酸塩、 硫酸塩、 硝酸塩、 りん酸塩、 過塩素酸塩等の 無機酸塩、 マレイン酸塩、 フマール酸塩、 酒石酸塩、 くえん酸塩、 ァスコルビン 酸塩、 トリフルォロ酢酸塩等の有機酸塩、 メタンスルホン酸塩、 イセチオン酸塩、 ベンゼンスルホン酸塩、 p—トルエンスルホン酸塩等のスルホン酸塩等が例示さ れる。
本発明の化合物の医薬としての有用性は、 例えば下記の薬理試験例により証明 される。
薬理試験例 1 (ノシセプチン受容体結合阻害実験)
ヒトノシセプチン受容体遺伝子をコードする c DN Aを発現べクタ一 p C R 3 ( I n V i t r o g e n社製) に組み込み、 pCR3ZORL lを作製した。 次 に pCR3ZORL 1をトランスフエクタム (N i p p o n g e n e社製) を用 いて CHO細胞に導入し、 lmgZml G 418に耐性の安定発現株 (C HO ZORL 1細胞) を得た。 この安定発現株より膜画分を調製し、 受容体結合実験 を行なった。 膜画分 1 l g、 50 pM [125 I] Ty r 14-Noc i c e p t i n (Am e r s h am Pha rma c i a社製) 、 lmgの Wh e a t g e r m agg l u t i n i n SPA be ad s (P VTベースのもの; Am e r s h am P h a r ma c i a社製) 及び被験化合物を NC bu f f e r (5 OmM He p e s、 l OmM塩化ナトリウム、 ImM塩化マグネシウム、 2. 5 mM塩化カルシウム、 0. 1%BSA、 0. 025%バシトラシン、 pH 7. 4) に懸濁し、 37でで 60分間インキュベーションした後、 放射活性を測
定した。 ノシセプチン受容体に対する結合活性は、 本発明化合物による 25 I ] Ty r 14一 No c i c e p t i n結合の 50 %阻害濃度 ( I C5。値) で表 した。 その結果を表 1に示す。 表 1. ノシセプチン受容体結合阻害作用
ノシセプチン受容体 OR L 1を安定発現した CH〇細胞を用いて、 ノシセプチ ン誘導 G蛋白質活性化に対する被験化合物の作用を検討した。 CHO/ORL 1 細胞より調製した膜画分、 50 nMノシセプチン、 200 pM GTP r [35 S] (NEN社製) 、 1. 5mgの Wh e a t g e r m agg l u t i n i n SPA b e ad s (Ame r s h am P h a r m a c i a社製) 及び被験化 合物を GDP bu f f e r (2 OmM He p e s、 l O OmM塩化ナトリウ ム、 1 OmM塩化マグネシウム、 ImM EDTA、 5 GDP、 pH7. 4) 中で混合し、 25 で 150分間インキュベートした後、 放射活性を測定し た。 ノシセプチン誘導 G蛋白質活性化に対する拮抗作用は、 本発明化合物による GTPr [35S] 結合の 50%阻害濃度 (I C5Q値) で表した。 その結果を表 2に示す。 このことから本発明化合物は、 ノシセプチン受容体に対しきわめて低 濃度で拮抗し、 又、 ノシセプチンによる G蛋白質活性化に対してもきわめて低濃 度で拮抗作用を有することが示された。
表 2 . ノシセプチン誘導 G蛋白質活性化に対する拮抗作用
一般式 [ I ] で表される化合物又は薬学上許容される塩を含有する医薬組成物 一般式 [ I ] で表される化合物又は薬学上許容される塩は、 経口又は非経口的 に投与することができ、 その投与に適する形態に製剤化することにより、 鎮痛薬、 モルヒネに代表される麻薬性鎮痛薬耐性克服薬、 モルヒネに代表される麻薬性鎮 痛薬による依存性若しくは退薬性症候群克服薬、 鎮痛作用増強薬、 抗肥満薬、 脳 機能改善薬、 アルツハイマー病治療薬、 アルツハイマー病治療薬、 痴呆症予防薬、 抗痴呆薬、 精神分裂症治療薬、 パーキンソン病及び舞踏病に代表される退行性神 経変性疾患治療薬、 抗うつ薬、 尿崩症治療薬、 多尿症治療薬又は低血圧治療薬と して供することができる。
本発明の化合物を臨床的に用いるにあたり、 その投与形態に合わせ薬剤学的に 許容される添加剤を加えて各種製剤化の後投与することも可能である。 その際の 添加剤としては、 製剤分野において通常用いられる各種の添加剤が使用可能であ り、 例えばゼラチン、 乳糖、 白糖、 酸化チタン、 デンプン、 結晶セルロース、 ヒ ドロキシプロピルメチルセルロース、 カルポキシメチルセルロース、 トウモロコ シデンプン、 マイクロクリスタリンワックス、 白色ワセリン、 メタケイ酸アルミ ン酸マグネシウム、 無水りん酸カルシウム、 クェン酸、 クェン酸三ナトリウム、 ヒドロキシプロピルセルロース、 ソルビ) ル、 ソルビタン脂肪酸エステル、 ポ リソルベート、 ショ糖脂肪酸エステル、 ポリオキシエチレン、 硬化ヒマシ油、 ポ リビニルピロリドン、 ステアリン酸マグネシウム、 軽質無水ケィ酸、 タルク、 植
物油、 ベンジルアルコール、 アラビアゴム、 プロピレングリコール、 ポリアルキ レングリコール、 シクロデキストリン又はヒドロキシプロビルシクロデキストリ ン等が挙げられる。
これらの添加剤との混合物として製剤化される剤形としては、 例えば錠剤、 力 プセル剤、 顆粒剤、 散剤若しくは坐剤等の固形製剤;又は例えばシロップ剤、 ェ リキシル剤若しくは注射剤等の液体製剤等が挙げられ、 これらは、 製剤分野にお ける通常の方法に従って調製することができる。 尚、 液体製剤にあっては、 用時 に水又は他の適当な媒体に溶解又は懸濁させる形であってもよい。 又、 特に注射 剤の場合、 必要に応じて生理食塩水又はブドウ糖液に溶解又は懸濁させてもよく、 更に緩衝剤や保存剤を添加してもよい。
これらの製剤は、 本発明の化合物を医薬組成物全体の 1 . 0〜1 0 0重量%、 好ましくは 1 . 0〜 6 0重量%の割合で含有することができる。 これらの製剤は、 治療上有効な他の化合物を含んでいてもよい。
本発明の化合物を鎮痛薬、 モルヒネに代表される麻薬性鎮痛薬耐性克服薬、 モ ルヒネに代表される麻薬性鎮痛薬による依存性若しくは退薬性症候群克服薬、 鎮 痛作用増強薬、 抗肥満薬、 脳機能改善薬、 アルツハイマー病予防薬、 ァルツハイ マー病治療薬、 痴呆症予防薬、 抗痴呆薬、 精神分裂症治療薬、 パーキンソン病及 び舞踏病に代表される退行性神経変性疾患治療薬、 抗うつ薬、 尿崩症治療薬、 多 尿症治療薬又は低血圧治療薬として使用する場合、 その投与量及び投与回数は、 患者の性別、 年齢、 体重、 症状の程度及び目的とする治療効果の種類と範囲等に より異なるが、 一般に経口投与の場合、 成人 1日あたり、 0 . 0 1〜2 0 m g Z k gを 1〜数回に分けて、 又、 非経口投与の場合は、 0 . 0 0 2〜1 0 m g Z k gを 1〜数回に分けて投与するのが好ましい。 又、 症状によっては予防的に投与 することも可能である。 発明を実施するための最良の形態
以下に、 実施例を挙げて本発明を詳細に説明するが、 本発明は実施例に限定さ れるものではない。 尚、 実施例で用いた各種試薬は、 特に記載しない限り市販品 を使用した。
尚、 H— NMRはテトラメチルシランを標準物質として用いて測定した。 又、 マススぺクトルは Qu a t t r o I I (マイクロマス社製) を用いてエレクトロ スプレイイオン化法 (ES I) で測定した。
実施例 1
1一べンジルー N— [3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4, 一ピぺ リジン] — 1—ィル] プロピル] —D—プロリンアミドの合成
1) 2 - (3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4, 一ピペリジン一 1一ィル] プロピル] — 1H—イソインドール— 1, 3 (2H) —ジオン
窒素雰囲気下、 スピロ [イソべンゾフラン— 1 (3H) , 4' —ピベリジ ン] ·塩酸塩 (J. Or g. Ch em. , 40卷 (10号) , 1427— 33頁、 (1975年) に記載の方法により調製した。 ) 1. 00 gのジメチルホルムァ ミド 20ml溶液に炭酸カリウム 1. 82 g及びN— (3—ブロモプロピル) フ タルイミド 1. 54 gを順次加え 90 にて 4時間攪拌した。 反応液を室温まで 冷却後、 反応液に水を加え酢酸ェチルで抽出し、 酢酸ェチル層を飽和食塩水で洗 浄後、 無水硫酸ナトリウムで乾燥した。 溶媒を減圧留去した後、 残渣をシリカゲ ルカラムクロマトグラフィー [クロ口ホルム Zメタノール =20/1] にて分離 精製し、 表題化合物 1. 57 gを淡黄色固体として得た。
2) 3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4, 一ピペリジン] — 1—ィ ルプロパン— 1ーァミン
1) で得られた 2— (3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4' —ピ ペリジン— 1 _ィル] プロピル] — 1H—イソインドール— 1, 3 (2H) —ジ オン 1. 57 gのエタノール溶液 30m 1にヒドラジン 1水和物 0. 80 gを加 え、 環流条件下、 4時間攪拌した。 反応液を室温まで冷却後、 溶媒を減圧留去し た。 析出した個体を濾別し、 濾液を減圧留去して表題化合物 1. 39 gを得た。 3) 1— (tert—ブトキシカルボニル) — N— [3—スピロ [イソベンゾフラ ン— 1 (3H) , 4, —ピペリジン] — 1—ィル] プロピル] —D—プロリンァ ミド
N— tert—ブトキシカルポ二ルー D—プロリン 1. 20 g、 1ーェチルー 3_ (3 ' —ジメチルァミノプロピル) カルポジイミド ·塩酸塩 1. 10 g及びヒド
ロキシベンズトリアゾール 0. 88 gをクロ口ホルム 10m 1に溶解し、 室温で 30分間攪拌した。 この反応溶液に 2) で得られた 3—スピロ [イソベンゾフラ ンー 1 (3H) , 4, 一ピペリジン] 一 1—ィルプロパン一 1—ァミン 1. 39 gのクロ口ホルム溶液を加え、 更に室温で 3時間攪拌した。 反応液に水を加えク ロロホルムで抽出し、 クロ口ホルム層を飽和重曹水、 飽和塩化アンモニゥム水で 順次洗浄後、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 溶媒を減圧留去した後、 残渣をシリ 力ゲルカラムクロマトグラフィー [クロ口ホルム Zメタノール = 30 1] て分 離精製し、 表題化合物 1. 70 gを淡黄色油状物質として得た。
4) N— [3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4, 一ピペリジン] 一 1_ィル] プロピル] —D—プロリンアミド · 2塩酸塩
3) で得られた 1— (tert—ブトキシカルポニル) _N— [3—スピロ [イソ ベンゾフラン— 1 (3H) , 4, —ピペリジン] _ 1 _ィル] プロピル] —D— プロリンアミド 1. 70 gを 4 N—塩酸 メタノール 5m 1に溶解し、 一晚攪拌 した。 次いで反応溶媒を減圧留去し、 表題化合物 1. 4 O gを淡黄色固体として 得た。
5) 1—ベンジル一 N— [3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4, 一 ピぺリジン] — 1—ィル] プロピル] —D—プロリンアミド
4) で得られた N— [3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4' ーピ ペリジン] — 1 _ィル] プロピル] —D—プロリンアミド · 2塩酸塩 0. 14g のジメチルホルムアミド溶液 1 Om 1に、 ベンズアルデヒド 0. 09 g及びトリ ァセトキシ水素化ホウ素ナトリウム 0. 2 O gを順次加え、 室温にて 4時間攪拌 した。 反応液に飽和重曹水を注意深く加え、 クロ口ホルムで抽出し、 クロ口ホル ム層を飽和食塩水で洗浄後、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 溶媒を減圧留去した 後、 残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー [クロ口ホルム/メタノール = 20Z1] て分離精製し、 表題化合物 0. 13 gを無色アモルファスとして得た。 1 H-NMR (300 MHz, CDC 1 3) δ : 1. 71 -2. 05 (10 Η, m) , 2. 21 -2. 31 (1 H, m) , 2. 34- 2. 49 (4H, m) , 2. 84- 2. 90 (2H, m) , 3. 02— 3. 10 (1H, m) , 3. 18-3. 29 (2H, m) , 3. 31 -3. 43 ( 1 H, m) , 3. 51 (1H, d, J
= 1 2. 8Hz) , 3. 88 ( 1 H, d, J = 12. 8Hz) , 5. 07 (2H, s) , 7. 02 - 7. 06 (1 H, m) , 7. 20 - 7. 39 (8H, m) , 7. 6 1 (1 H, b r s)
ES I—MS Found : / z 434. 3 [M + H] + 実施例 2
1— (2, 4ージフルォロベンジル) 一 N— [3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4' —ピペリジン] — 1—ィルプロピル] —D—プロリンアミドの 合成
ベンズアルデヒドの代わりに 2, 4—ジフルォロベンズアルデヒドを用いる他 は実施例 1に準じて反応を行い、 表題化合物を無色アモルファスとして得た。 1 H-NMR (300MHz, CDC 1 3) δ : 1. 7 1 -2. 05 (1 OH, m) , 2. 20 - 2. 30 (1H, m) , 2. 33-2. 51 (4H, m) , 2.
74- 2. 92 (2H, m) 2. 95 - 3. 02 (lH, m) , 3. 1 7 ( 1 H, d d, J = 5. 2, 10. 2Hz) , 3. 24— 3. 39 (2H, m) , 3. 4
8 (1H, d, J = 12. 7Hz) , 3. 92 ( 1 H, d, J = 12. 7Hz) , 5. 07 (2H, s) , 6. 80 - 6. 88 (2H, m) , 7. 07— 7. 10
( 1 H, m) , 7. 2 1 -7. 28 (4H, m) , 7. 6 1 (1 H, b r s) ES I—MS Found: m/ z 470. 2 [M + H] + 実施例 3
1— C (1—メチル— 1H—イミダゾールー 2—ィル) メチル] 一 N— [3—ス ピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4, 一ピペリジン] — 1一^ Γルプロピ ル] _D—プロリンアミドの合成
ベンズアルデヒドの代わりに 1—メチルイミダゾ一ル— 2—力ルポキシアルデ ヒドを用いる他は実施例 1に準じて反応を行い、 表題化合物を淡黄色ァモルファ スとして得た。
1 H-NMR (300 MHz, CDC 1 3) 6 1. 75 - 1. 96 (8H, m ) , 2. 02-2. 18 (2Η, m) , 2. 1 9— 2. 30 ( 1 Η, m) , 2.
46- 2. 80 (5H, m) , 2. 93— 2. 98 (2H, m) , 3. 10— 3 40 (4H, m) , 3. 67 (3H, s) , 3. 7 1 ( 1 H, d, J = 14. 1
Hz) , 3. 87 (1H, d, J = 14. 1 Hz) , 5. 07 (2H, s) , 6
84 (1H, d, J = 6. 9Hz) , 6. 94 ( 1 H, d, J = 12. 5Hz)
7. 1 1 -7. 14 (1 H, m) , 7. 19- 7. 25 ( 1 H, m) , 7. 26 - 7. 29 (lH, m) , 7. 79 (1H, b r s)
ES I— MS Found : m/ z 438. 2 [M + H] + 実施例 4
1一べンジルー N— [3—スピロ [ベンゾフラン一 3 (2H) , 4, 一ピベリジ ン] _ 1—ィルプロピル] —D—プロリンアミドの合成
スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4, —ピペリジン] ·塩酸塩の代わ りにスピロ [ベンゾフラン一 3 (2H) , 4' —ピペリジン] '塩酸塩 (W09 4Z29309号に記載の方法により調製した。 ) を用いる他は実施例 1に準じ て反応を行い、 表題化合物を無色アモルファスとして得た。
1 H-NMR (300MHz, CDC 1 3) 6 : 1. 62- 2. 04 (13 H, m) , 2. 17-2. 44 (3H, m) , 2. 83— 2. 92 (1H, m) , 3. 02- 3. 10 (lH, m) , 3. 17-3. 5 1 (3H, m) , 3. 50 (1 H, d, J = 12. 9Hz) , 3. 88 ( 1 H, d, J = 12. 9Hz) , 4. 34 (2H, s) , 6. 75— 6. 88 (2H, m) , 7. 02 - 7. 06 (2 H, m) , 7. 23 - 7. 37 (5H, m) , 7. 54— 7. 64 ( 1 H, m) ES I— MS Found : m/ z 434. 2 [M + H] + 実施例 5
1一ベンジル一 N— [3— [3—ォキソスピロ [6—ァザイソべンゾフラン一 1 (3H) , 4' —ピペリジン] ] — 1—ィルプロピル] 一 D—プロリンアミドの 合成
1) 3- (1一ベンジル一 4—ヒドロキシピペリジン一 4—ィル) イソニコチン 酸
窒素雰囲気下、 イソニコチン酸 2. 46 gのテトラヒドロフラン 130ml溶 液に 2, 2, 6, 6—テトラメチルピペリジン 5. 06m 1を加え— 50 まで 冷却後、 反応液に 1. 54M n—ブチルリチウム へキサン溶液 32. 5ml を反応液が— 5 O :を保つように 20分かけて滴下し、 一 50 にて 1時間攪拌 した。 その後、 1—ベンジル一 4—ピぺリドン 4. 92 gのテトラヒドロフラン 15ml溶液を、 反応液が— 50でを保つように滴下し、 更に— 50 で 30分 攪拌した。 反応液に水 60m 1を加え室温まで昇温後、 酢酸ェチル 5 Om 1を加 え水で抽出した。 水層を酢酸ェチル 6 Om 1で二回洗浄後、 水層の液性を 6N— 塩酸 15mlを加えて酸性とし、 更に室温で 3時間攪拌した。 次いで反応液に炭 酸水素ナトリウム 8 g加えて液性をアルカリ性とし、 酢酸ェチルで抽出した。 酢 酸ェチル層を飽和食塩水で洗浄後、 無水硫酸ナトリウムで乾燥した。 溶媒を減圧 留去し、 表題化合物の粗生成物 2. 40 gを得た。
2) 3—才キソスピロ [6—ァザイソべンゾフラン一 1 (3H) , 4' —ピペリ ジン] ·塩酸塩
1) で得られた 3— (1一ベンジル— 4—ヒドロキシピペリジン— 4—ィル) イソニコチン酸 1. 20 gの 1, 2—ジクロロェタン 2 Om 1溶液に 1—クロ口 ェチルクロ口ホルメート 0. 80mlを加え、 70 にて 3時間攪拌した。 反応 液を室温まで冷却し、 その後溶媒を減圧留去し、 得られた残渣をメタノール 20 mlに溶解させ、 この溶液を 1時間加熱還流した。 室温まで冷却後、 溶媒を減圧 留去した。 得られた粗生成物をテトラヒドロフランに溶解し、 室温にて一晩攪拌 した。 不溶物を濾別した後溶媒を減圧留去し、 得られた残渣をテトラヒドロフラ ンと水の混合液 (1 : 1) 10mlに溶解し、 炭酸水素ナトリウム 0. 86 と ジ— tert—プチルジカーボネート 1. 15 gを加え室温で 3時間攪拌した。 次い で反応液を酢酸ェチルで抽出し、 酢酸ェチル層を飽和食塩水で洗浄後、 無水硫酸 ナトリウムで乾燥した。 溶媒を減圧留去後、 残渣をシリカゲルカラムクロマトグ ラフィー [n—へキサン Z酢酸ェチルの混合液を、 2/:!〜 lZl〜l/3 (容量 比) と変化させながら溶出した。 ] にて分離精製し tert—ブチルカーバメート 体 1. 13 gを得た。 得られた tert—ブチルカーバメート体 1. 13 gをテト ラヒドロフラン 1 Omlに溶解し、 この溶液に 4 N—塩酸/ジォキサン溶液 4.
63m lを加え、 室温で 5時間攪拌した。 次いで溶媒を減圧留去し、 表題化合物 924 mgを淡黄色アモルファスとして得た。
3) 3— [3—ォキソスピロ [6—ァザイソべンゾフラン一 1 (3H) , 4' 一 ピぺリジン] ] _ 1—ィルプロパン— 1—ァミン
スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4, —ピペリジン] ·塩酸塩の代わ りに 2) で得られた 3—ォキソスピロ [6—ァザイソべンゾフラン— 1 (3H) , 4' ーピペリジン] ·塩酸塩を用いる他は実施例 1に準じて反応を行い、 表題化 合物を淡黄色アモルファスとして得た。
4) 1—ベンジル—N— [3— [3—ォキソスピロ [6—ァザイソべンゾフラン - 1 (3H) , 4' ーピペリジン] ] — 1—ィルプロピル] —D—プロリンアミ F
3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4, 一ピペリジン] — 1—ィル プロパン— 1—ァミンの代わりに 3) で得られた 3— [3—ォキソスピロ [6— ァザイソべンゾフラン一 1 (3H) , 4, 一ピペリジン] ] 一 1—ィルプロパン 一 1一アミンを用いる他は実施例 1に準じて反応を行い、 表題化合物を淡黄色ァ モルファスとして得た。
1H-NMR (300MHz, CDC 1 3) δ : 1. 63— 1. 95 (8Η, m) , 2. 1 7-2. 56 (7H, m) , 2. 86— 2. 97 (2H, m) , 3. 03-3. 1 1 (1H, m) , 3. 18— 3. 42 (3H, m) , 3. 5 1 (1 H, d, J = 13. 1 Hz) , 3. 89 ( 1 H, d, J = 12. 9Hz) , 7. 24- 7. 40 (5H, m) , 7. 54— 7. 63 (lH, m) , 7. 76 (1 H, d, J = 3. 95Hz) , 8. 75 ( 1 H, s) , 8. 86 (1H, d, J =4. 94Hz)
ES I— MS Found : m/ z 449. 2 [M + H] + 実施例 6
1—ベンジル一 N— [3— [スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4, 一 (3—フルォロピペリジン) ] — 1 _ィル] プロピル] 一 D—プロリンアミドの 合成
1) tert—ブチル— 4— [ (トリメチルシリル) ォキシ] 一 3, 6—ジヒドロピ リジン— 1 (2H) —力ルポキシレート
N— tert—ブトキシカルポ二ルー 4ーピペリドン 10. 00 gのジメチルホル ムアミド 20ml溶液にクロロトリメチルシラン 7. 7ml及びトリェチルアミ ン 17mlを順次加え 80でにて 16時間攪拌した。 反応液を室温まで冷却後、 n—へキサン 100m 1で希釈し、 n—へキサン層を飽和重曹水で洗浄後、 無水 硫酸ナトリウムで乾燥した。 溶媒を減圧留去した後、 残渣をシリカゲルカラムク 口マトグラフィ— [へキサン 酢酸ェチル =9/1] にて分離精製し、 表題化合 物 10. 66 gを無色液体として得た。
2) N— tert—ブトキシカルポニル— 3 _フルオロー 4—ピぺリドン
1) で得られた tert—ブチル—4— [ (トリメチルシリル) ォキシ] —3,
6—ジヒドロピリジン一 1 (2H) —カルボキシレート 5. O O gのァセトニト リル 200ml溶液に N—フルォロ一 N, 一クロロメチル一トリエチレンジアミ ン—ビス (テトラフルォロポレート) 8. 00 gを加え室温にて 4時間攪拌した。
反応液に 5%食塩水を加え酢酸ェチルで抽出し、 酢酸ェチル層を飽和食塩水で洗 浄後、 無水硫酸ナトリウムで乾燥した。 溶媒を減圧留去した後、 残渣をシリカゲ ルカラムクロマトグラフィー [n—へキサン Z酢酸ェチル =9Z1] にて分離精 製し、 表題化合物 2. 42 gを無色液体として得た。
3) N—ベンジル一 3—フルオロー 4—ピぺリドン
2) で得られた N— tert—ブトキシカルボニル— 3—フルオロー 4—ピペリド ヽ.ン ン 2. 42 gに 4N—塩酸 Zメタノール溶液 2 Om 1を加え、 室温にて 16時間 攪拌した。 溶媒を減圧留去して得られた塩酸塩をジメチルホルムアミド 3 Oml に溶解させ、 更にべンズアルデヒド 1. 41 g、 トリァセトキシ水素化ホウ素ナ トリウム 3. 06 gを順次加え、 室温にて 2時間攪拌した。 反応液に 1N—水酸 化ナトリウムを加え、 酢酸ェチルで抽出し、 無水硫酸ナトリウムで乾燥した。 溶 媒を減圧留去した後、 残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー [クロ口ホル ム Zメタノール = 100 1] にて分離精製し、 表題化合物 1. 02 gを無色ァ モルファスとして得た。
4) 1一ベンジル— 3—フルオロー 4— [2 - (ヒドロキシメチル) フエニル]
ピぺリジン一 4—オール
2 _ブロモベンジルアルコール 1. 16 gのテトラヒドロフラン 30ml溶液 を一 78tに冷却後、 n—ブチルリチウム (1. 54N) 7. 5mlをゆっくり 滴下し、 同温度にて 20分攪拌した。 この反応液に 3) で得られた N—ベンジ ル一 3—フルオロー 4ーピペリドン 80 Omgのテトラヒドロフラン 2ml溶液 を滴下後、 0T:へ昇温し、 同温度で 3時間攪拌した。 反応液に飽和重曹水を注意 深く加え、 酢酸ェチルで抽出し、 酢酸ェチル層を無水硫酸ナトリウムで乾燥した。 溶媒を減圧留去した後、 残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー [η—へキ サン 酢酸ェチル =4 1] にて分離精製し、 表題化合物 458 mgを無色ァモ ルファスとして得た。
5) 1 ' - (フエニルメチル) ースピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4, 一 (3—フルォロピペリジン) ]
4) で得られた 1—ベンジル _ 3—フルオロー 4一 [2 - (ヒドロキシメチ ル) フエニル] ピぺリジン— 4—オール 45 Omgのクロ口ホルム 1 Om 1溶液 にトリエチルァミン 0. 60m l、 p—トルエンスルホニルクロリド 408mg、 4—ジメチルァミノピリジン 5 Omgを順次加え、 室温にて 1時間攪拌した。 反 応液に 1N—水酸化ナトリウム水溶液を加え、 酢酸ェチルで抽出し、 酢酸ェチル 層を飽和食塩水で洗浄後、 無水硫酸ナトリウムで乾燥した。 溶媒を減圧留去した 後、 残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー [n—へキサン 酢酸ェチル = 5/1] にて分離精製し、 表題化合物 389mgを無色アモルファスとして得た。
6) スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4' _ (3—フルォロピベリジ ン) ] ·塩酸塩
5) で得られた 1 ' ― (フエニルメチル) —スピロ [イソべンゾフラン— 1 (3H) , 4' - (3—フルォロピペリジン) ] 388mgのメタノール 2 Om 1溶液に 20%パラジウムカーボン 8 Omg、 4 N—塩酸 メタノール溶液 1 m 1を順次加え、 水素雰囲気下室温にて 5時間攪拌した。 反応液を濾過後、 濾液を 減圧留去し、 表題化合物 259mgを無色アモルファスとして得た。
7) 1—ベンジル一N— [3 - [スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4' 一 (3—フルォロピペリジン) ] 一 1—ィル] プロピル] —D—プロリンァ
3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4' —ピペリジン] — 1—イ^/ プロパン— 1—ァミンの代わりに、 6) で得られた 3—スピロ [イソベンゾフラ ンー 1 (3H) , 4, 一 (3—フルォロピペリジン) ] — 1ーィルプロパン一 1ーァミンを用いる他は実施例 1に準じて反応を行い、 表題化合物を淡黄色ァモ ルファスとして得た。
1 H-NMR (300MHz , CDC 1 3) (5 : 1. 65 - 1. 93 (6H, m) , 1. 93 - 2. 06 (lH, m) , 2. 18— 2. 45 (3H, m) , 2.
45 - 2. 62 (3H, m) , 2. 68— 2. 78 (lH, m) , 3. 00— 3. 10 (2H, m) , 3. 14— 3. 28 (2H, m) , 3. 28 -3. 45 ( 1
H, m) , 3, 46- 3. 54 (lH, m) , 3. 88 ( 1 H, d, J— 12.
6Hz) , 4. 53— 4. 76 ( 1 H, m) , 5. 13 (2H, q, J = 12.
0Hz) , 6. 99 - 7. 08 (1H, m) , 7. 19— 7. 39 (8H, m) ,
7. 50— 7. 62 (1 H, m)
ES I— MS Found : m/ z 452. 2 [M + H] + 実施例 7
1一べンジルー N [3—スピロ [6— — 1 (3H)
4' —ピペリジン] ] — 1—ィルプロピル] —D—プロリンアミドの合成
1) 3—スピロ [6 _フルォロイソべンゾフラン一 1 (3H) , 4' ーピベリジ ン] ] — 1—ィルプロパン一 1—ァミン
スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4, ーピペリジン] ·塩酸塩の代わ りにスピロ [6—フルォロイソべンゾフラン一 1 (3H) , 4 ' —ピベリジ ン] '塩酸塩 (EP 518805号に記載の方法により調製した。 ) を用いる他 は実施例 1に準じて反応を行い、 表題化合物を無色アモルファスとして得た。
2) 1一べンジル一N— [3—スピロ [6—フルォロイソべンゾフラン一 1 (3 H) , 4, —ピペリジン] ] — 1—ィルプロピル] —D—プロリンアミド
3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4' —ピペリジン] _ 1ーィル プロパン— 1—ァミンの代わりに、 1) で得られた 3—スピロ [6—フルォロイ
ソベンゾフラン一 1 (3H) , 4' —ピペリジン] ] — 1—ィルプロパン一 1— アミンを用いる他は実施例 1に準じて反応を行い、 表題化合物を無色ァモルファ スとして得た。
1H-NMR (300MHz, CDC 1 3) δ 1. 80 - 2. 68 (1 OH, m) , 3. 04- 3. 70 (1 OH, m) , 4. 22-4. 31 (lH, m) , 4. 42 (2H, s) , 5. 08 (2H, s) , 7. 00— 7. 12 (2H, m) , 7. 25 - 7. 32 (lH, m) , 7. 42 - 7. 58 (5H, m) , 8. 50— 8. 58 (1 H, m)
ES I— MS Found : / z 452. 2 [M + H] + 実施例 8 .
1 _ベンジル _N— [3—スピロ [5—フルォロイソべンゾフラン— 1 (3H) , 4' —ピペリジン] ] — 1—ィルプロピル] —D—プロリンアミドの合成
1) 2 _ブロモ _ 5—フルォ口べンジルアルコール
2—ブロモ— 5—フルォロトルエン 1 1. 30 g、 N—ブロモコハク酸イミド 14. 00 g、 ァゾビスイソブチロニトリル 948mgを四塩化炭素 60m 1に 溶解し、 還流条件下 3時間攪拌した。 反応溶液を室温まで冷却後、 n—へキサン で希釈し不溶物を濾別した。 濾液を減圧濃縮後、 得られた残渣に炭酸カルシウム 15 g、 水 50mし 1, 4—ジォキサン 50m 1を順次加え、 還流条件下、 二 日間攪拌した。 反応溶液を酢酸ェチルで希釈後、 不溶物を濾別した。 濾液を水で 洗浄し、 硫酸ナトリウムで乾燥後、 減圧濃縮した。 得られた残渣を n—へキサン で洗浄し、 表題化合物 5. 50 gを得た。
2) スピロ [5—フルォロイソべンゾフラン一 1 (3H) , 4, 一 (1 '—ベン ジルピペリジン) ] ·塩酸塩
1) で得られた 2—ブロモー 5—フルォ口べンジルアルコール 4. 20 gを 3 0m 1のテトラヒドロフランに溶解し、 — 78 に冷却後、 1. 59M n—ブ チルリチウム/ n—へキサン溶液 28m lを滴下した。 反応液を一 78でで10 分攪拌後、 1一ベンジルピペリドン 4. Om 1のテトラヒドロフラン 1 5m 1溶 液を加えた。 反応液を室温まで昇温後、 この反応液に飽和塩化アンモニゥム水溶
液を加えて反応を停止した。 生成物を酢酸ェチルで抽出し、 酢酸ェチル層を硫酸 ナトリゥムで乾燥した。 減圧下溶媒を除去して得られた残渣をシリカゲルカラム クロマトグラフィー [酢酸ェチル Zn—へキサン =1 1] で精製し、 粗精製物
3. 90 gを得た。 得られた粗精製物 3. 90 g、 塩化 p—トルエンスルホニル 2. 30 g、 ジメチルァミノピリジン 73mg、 トリェチルァミン 5. 0mlを クロ口ホルムに溶解させ、 得られた溶液を室温で一晩攪拌した後、 飽和重曹水溶 液を加えて反応を停止させた。 生成物をクロ口ホルムで抽出し、 クロ口ホルム層 を硫酸ナトリウムで乾燥後、 溶媒を減圧濃縮した。 残渣をシリカゲルカラムクロ マトグラフィー [酢酸ェチル /n—へキサン =5ノ1] で精製した。 精製物に 4 N—塩酸 酢酸ェチルを加え、 析出した白色固体を酢酸ェチルで洗浄後、 減圧下 乾燥して表題化合物 2. 10 gを得た。
3)スピロ [ 5—フルォロイソべンゾフラン一 1 (3H) , 4 ' —ピベリジ ン] ·塩酸塩
2) で得られたスピロ [5—フルォロイソべンゾフラン一 1 (3H) , 4' - (1 '—ベンジルピペリジン) ] '塩酸塩 2. 10 gをメタノール 60m 1に溶 解し、 水酸化パラジウム 20 Omgを加え、 水素雰囲気下で 12時間攪拌した。 触媒を濾別後、 濾液を減圧下濃縮し表題化合物 1. 35 gを得た。
4) 1—ベンジルー N— [3—スピロ [5—フルォロイソべンゾフラン一 1 (3 H) , 4, —ピペリジン] ] — 1ーィルプロピル] —D—プロリンアミド
スピロ [イソべンゾフラン— 1 (3H) , 4' —ピペリジン] ·塩酸塩の代わ りに、 3) で得られたスピロ [5—フルォロイソべンゾフラン一 1 (3H) , 4' —ピペリジン] '塩酸塩を用いる他は実施例 1に準じて反応を行い、 表題化 合物を無色アモルファスとして得た。
1H-NMR (30 OMHz, CDC 1 3) (5 : 1. 81— 2. 68 (1 OH, m) , 3. 02-3. 71 (1 OH, m) , 4. 22 -4. 32 (1H, m) ,
4. 43 (2H, s) , 5. 09 (2H, s) , 7. 00— 7. 1 1 (2H, m) , 7. 21-7. 31 ( 1 H, m) , 7. 42 - 7. 58 (5H, m) , 8. 49— 8. 58 (1H, m)
ES I— MS Found : / z 452. 2 [M + H] +
実施例 9
1 _ベンジル— N— [3—スピロ (1H—インデン一 1, 4' —ピペリジン) ― 1—ィルプロピル] _D—プロリンアミドの合成
1) 3—スピロ (111_ィンデン— 1, 4' —ピペリジン) 一 1ーィルプロパ ンー 1ーァミン
スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4' —ピペリジン] '塩酸塩の代わ りにスピロ (1^1ーィンデンー 1, 4, —ピペリジン) ·塩酸塩を用いる他は実 施例 1に準じて反応を行い、 表題化合物を無色油状物質として得た。
2) 1—ベンジル一 N— [3—スピロ (1H—インデン一 1, 4, —ピベリジ ン) _ 1ーィルプロピル] —D—プロリンアミド
3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4' ーピペリジン] — 1—ィル プロパン一 1—ァミンの代わりに 1) で得られた 3—スピロ (1H—インデン— 1, 4' —ピペリジン) — 1—ィルプロパン— 1—アミンを用いる他は実施例 1 に準じて反応を行い、 表題化合物を無色ァモルファスとして得た。
1 H-NMR (300MHz, CDC 1 3) δ : 1. 34 (2Η, d, J = 12. 2Hz) , 1. 69— 1. 9 1 (6H, m) , 2. 16— 2. 41 (5H, m) , 2. 48 (2H, t , J = 7. 0Hz) , 2. 90— 3. 00 (2H, m) , 3.
0 1 -3. 10 (lH, m) , 3. 1 9— 3. 27 (2H, m) , 3. 3 1 -3. 39 (1H, m) , 3. 49 ( 1 H, d, J = 12. 9Hz) , 3. 88 (1H, d, J = 12. 9Hz) , 6. 73 ( 1 H, d, J = 5. 8Hz) , 6. 80
(1H, d, J = 5. 8HZ) , 7. 12-7. 40 (9H, m) , 7. 61 (1H, b r s)
ES I - MS Found : m/ z 430. 3 [M + H] + 実施例 10
1一 (2, 4ージフルォロベンジル) 一 N— (3— [3—ォキソスピロ [6—ァ ザイソべンゾフラン— 1 (3H) , 4, —ピペリジン] ] — 1—ィルプロピ ル) —D—プロリンアミドの合成
ベンズアルデヒドの代わりに、 2, 4ージフルォロベンズアルデヒドを用いる 他は実施例 5に準じて反応を行い、 表題化合物を淡黄色ァモルファスとして得た。 1 H-NMR (300MHz, CDC 1 3) 6 : 1. 62— 1. 95 (6H, m ) , 2. 18-2. 59 (8H, m) , 2. 85— 3. 02 (4Η, m) , 3. 13-3. 22 ( 1 Η, m) , 3. 25— 3. 39 (2Η, m) , 3. 47 ( 1 Η, d, J = 12. 5Hz) , 3. 92 (1Η, d, J = 12. 8Hz) , 6. 77 - 6. 90 (2Η, m) , 7. 19-7. 30 (lH, m) , 7. 53- 7. 62 (1Η, m) , 7. 74- 7. 79 (lH, m) , 8. 82-8. 91 (2 H, m)
ES I— MS Found : / z 485. 1 [M + H] + 実施例 1 1
1 - (2, 4—ジフルォロベンジル) — N— (3 - [3—ォキソスピロ [7—ァ ザイソべンゾフラン— 1 (3H) , 4 ' —ピペリジン] ] _ 1ーィルプロピ ル) —D—プロリンアミドの合成
1) 2- (1—ベンジル—4—ヒドロキシピペリジン— 4一ィル) ニコチン酸 窒素雰囲気下、 2—プロモー 3—シァノピリジン 10. 00 及び1 _べンジ ル一4—ピペリドン 12. 41 gのテトラヒドロフラン 300m l溶液を一 7 0でまで冷却後、 反応液に 1. 54M n—ブチルリチウム/へキサン溶液 42. 6m 1を反応液が— 7 Ot:を保つように 40分かけて滴下し、 その後、 _20t: まで昇温し、 20分攪拌した。 反応液に水 200m lを加え室温まで昇温後、 酢 酸ェチルで抽出した。 酢酸ェチル層を飽和食塩水で洗浄後、 溶媒を減圧留去し、 得られた残渣を水 200m lとテトラヒドロフラン 100mlに溶解させ、 6 N—塩酸 30m lを加え反応液を酸性とし、 室温で 2時間攪拌した。 反応液に炭 酸水素ナトリウム 25 gを加える事で液性をアルカリ性とし、 反応混合物を酢酸 ェチルで抽出した。 酢酸ェチル層を飽和食塩水で洗浄後、 無水硫酸ナトリウムで 乾燥した。 溶媒を減圧留去後、 残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー [ク ロロホルム メタノール = 100/2] にて分離精製し、 表題化合物 6. 82 g を得た。
2) 3—ォキソスピロ [7—ァザイソべンゾフラン一 1 (3H) , 4, 一ピペリ ジン] ,塩酸塩
3— (1 _ベンジル— 4ーヒドロキシピペリジン一4—ィル) イソニコチン酸 の代わりに、 1) で得られた 2— (1 _ベンジル— 4—ヒドロキシピペリジン一 4一ィル) ニコチン酸を用いる他は実施例 5に準じて反応を行い、 表題化合物を 淡黄色アモルファスとして得た。
3) 1 - (2, 4ージフルォロベンジル) 一 N— (3 - [3—ォキソスピロ [7—ァザイソべンゾフラン一 1 (3H) , 4' —ピペリジン] ] _ 1 _ィルプ 口ピル) — D—プロリンアミド
スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4' —ピペリジン] ·塩酸塩の代わ りに 2) で得られた 3—ォキソスピロ [7—ァザイソべンゾフラン— 1 (3H) , 4' —ピペリジン] ·塩酸塩を用いる他は実施例 2に準じて反応を行い、 表題化 合物を淡黄色ァモルファスとして得た。
1 H-NMR (300 MHz, CDC 1 3) (5 : 1. 63— 1. 94 (8H, m ) , 2. 16-2. 58 (7H, m) , 2. 91-3. 08 (3H, m) , 3.
13— 3. 44 (3H, m) , 3. 49 ( 1 H, d, J = 12. 9Hz) , 3.
94 (1H, d, J = 12. 6Hz) , 6. 78— 6. 89 (2H, m) , 7.
21 -7. 30 (1H, m) , 7. 43— 7. 49 (lH, m) , 7. 63— 7.
73 (1H, m) , 8. 18 ( 1 H, d, J = 1. 65Hz) , 8. 82-8. 86 ( 1 H, m)
ES I—MS Found : m/ z 485. 2 [M + H] + 実施例 12
1 - (2, 4ージフルォロベンジル) 一 N— (3— [3—ォキソスピロ [4—ァ ザイソべンゾフラン— 1 (3H) , 4' —ピペリジン] ] — 1ーィルプロピル
1) —D—プロリンアミドの合成
1) 3- (1一べンジル _ 4ーヒドロキシピペリジン一 4—ィル) ピリジン一
2—カルボン酸
窒素雰囲気下、 N—メチルピコリンアミド 7. 50 gのテトラヒドロフラン 3
90m 1溶液を一 651:まで冷却後、 反応液に 1. 54M n—ブチルリチウム Zへキサン溶液 78m lを反応液が一 65 を保つように 25分かけて滴下 し、 — 65 にて 1時間攪拌した。 次いで 1—ベンジル _4ーピペリドン 13. 50 gのテトラヒドロフラン 3 Om 1溶液を反応液が— 50でを保つように滴下 し、 — 50 で 15分攪拌した。 反応液を 30分かけて 10でまで昇温後、 2 N—塩酸 9 Omlを加え、 室温にて 1晚攪拌した。 反応液に飽和重曹水を加えて 液性をアルカリ性とし、 反応混合物を酢酸ェチルで抽出した。 酢酸ェチル層を飽 和食塩水で洗浄後、 無水硫酸ナトリウムで乾燥した。 溶媒を減圧留去後、 残渣を シリカゲルカラムクロマトグラフィ― [クロ口ホルムノメタノール = 100/ 1] にて分離精製し、 表題化合物 9. 64 gを得た。
2) 3—才キソスピロ [4ーァザイソべンゾフラン一 1 (3H) , 4' —ピペリ ジン] ·塩酸塩
3— (1—ベンジルー 4—ヒドロキシピペリジン— 4一ィル) イソニコチン酸 の代わりに、 1) で得られた 3— (1—ベンジル— 4—ヒドロキシピペリジン— 4—ィル) ピリジン—2 _カルボン酸を用いる以外は実施例 5に準じて反応を行 い、 表題化合物を淡黄色アモルファスとして得た。
3) 1— (2, 4—ジフルォロベンジル) — N— (3— [3—ォキソスピロ [4ーァザイソべンゾフラン一 1 (3H) , 4' ーピペリジン] ] — 1—ィルプ 口ピル) — D—プロリンアミド
スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4, 一ピペリジン] ·塩酸塩の代わ りに、 2) で得られた 3—ォキソスピロ [4—ァザイソべンゾフラン一 1 (3 H) , 4' ーピペリジン] '塩酸塩を用いる他は実施例 2に準じて反応を行い、 表題化合物を淡黄色ァモルファスとして得た。
1 H-NMR (30 OMH z , CDC 1 3) (5 : 1. 61— 1. 95 (7 H, m) , 2. 16-2. 30 (3H, m) , 2. 32- 2. 44 (lH, m) , 2. 46-2. 61 (4H, m) , 2. 87 - 2. 99 (3H, m) , 3. 13— 3. 22 (1H, m) , 3. 27 - 3. 36 (2H, m) , 3. 47 (1H, d, J = 12. 5Hz) , 3. 92 ( 1 H, d, J = 12. 6Hz) , 6. 78— 6. 89 (2H, m) , 7. 19-7. 28 ( 1 H, m) , 7. 52 - 7. 58 (2
H, m) , 7. 7 9 ( 1 H, d, J = 1. 3 1Hz) , 8. 8 7— 8. 9 0 ( 1 H, m)
ES I—MS F o u n d : m/ z 48 5. 2 [M + H] + 実施例 1 3
1一 (2, 4—ジフルォロベンジル) — N— (3 - [3—ォキソスピロ [5—ァ ザイソべンゾフラン一 1 (3H) , 4' —ピペリジン] ] 一 1—ィルプロピル 1 ) 一 D_プロリンアミドの合成
1) 4- ( 1 _ベンジル— 4—ヒドロキシピペリジン— 4—ィル) ニコチン酸 窒素雰囲気下、 ニコチン酸 5. 0 0 gのテトラヒドロフラン 2 60m 1溶液に
2, 2, 6, 6—テトラメチルピペリジン 1 0. 3m 1を加え _ 5 O まで冷却 後、 反応液に 1. 54M n—ブチルリチウム Zへキサン溶液 6 6m 1を反応液 が— 50 を保つように 2 5分かけて滴下し、 _ 5 0 にて 1時間攪拌した。 更 に、 1一べンジルー 4—ピぺリドン 1 0. 00 gのテトラヒドロフラン 30m l 溶液を、 反応液が— 5 0 を保つように滴下し、 その後— 5 で 30分攪拌し た。 反応液に水 1 2 0m lを加え室温まで昇温後、 反応液に酢酸ェチル 1 0 0m 1を加え水で抽出した。 水層を酢酸ェチルで洗浄後、 水層を 6 N—塩酸 2 6 m 1 を加えて液性を酸性とし、 室温で 5時間攪拌した。 反応液に炭酸水素ナトリウム を 2 5 g加えて液性をアルカリ性とし、 反応混合物を酢酸ェチルで抽出した。 酢 酸ェチル層を飽和食塩水で洗浄後、 無水硫酸ナトリウムで乾燥した。 溶媒を減圧 留去後、 残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー [はじめにクロ口ホルム Z メタノール = 1 00/1で溶出し、 続いてクロ口ホルム Zメタノール = 1 00/2 で溶出した。 ] にて分離精製し、 表題化合物 5. 1 8 gを得た。
2) 3—ォキソスピロ [5—ァザイソべンゾフラン一 1 (3H) , 4' —ピペリ ジン] ·塩酸塩
3 - (1 _ベンジルー 4—ヒドロキシピペリジン— 4—ィル) イソニコチン酸 の代わりに、 1) で得られた 4— (1一ベンジル— 4—ヒドロキシピペリジン— 4一ィル) ニコチン酸を用いる以外は実施例 5に準じて反応を行い、 表題化合物 を淡黄色ァモルファスとして得た。
3) 1— (2, 4—ジフルォロベンジル) 一N— (3— [3—ォキソスピロ [5—ァザイソべンゾフラン一 1 (3H) , 4' —ピペリジン] ] — 1—ィルプ 口ピル 1 ) — D—プロリンアミド
スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4, ーピペリジン] '塩酸塩の代わ りに 1) で得られた 3—ォキソスピロ [5—ァザイソべンゾフラン一 1 (3H) , 4' —ピペリジン] ·塩酸塩を用いる他は実施例 2に準じて反応を行い、 表題化 合物を淡黄色アモルファスとして得た。
1 H-NMR (30 OMH z , CDC 1 3) (5 : 1. 55— 1. 94 (8H, m) , 2. 13-2. 57 (6H, m) , 2. 87— 3. 01 (3H, m) , 3. 14-3. 63 (5H, m) , 3. 92 (1H, d, J = 13. 2Hz) , 6. 78- 6. 90 (2H, m) , 7. 18— 7. 36 (2H, m) , 7. 51— 7. 58 (1H, m) , 8. 85 ( 1 H, d, J = 5. 42Hz) , 9. 15 ( 1 H, s)
ES I— MS Found : / z 485. 2 [M + H] + 実施例 14
1 - (2, 4—ジフルォロベンジル) 一 N— [3—スピロ [7—メチルイソベン ゾフラン一 1 (3H) , 4' —ピペリジン] ] _ 1—ィルプロピル] — D—プロ リンアミドの合成
1) 1_ベンジルー 4— [2- (ヒドロキシメチル) —6—メチルフエニル] ピ ペリジン— 4—オール
窒素雰囲気下、 2—ブロモ— 3—メチル安息香酸 5. 33 gのテトラヒドロフ ラン 100m 1の溶液を O :まで冷却後、 反応液に水素化リチウムアルミニウム 3. 00gをゆっくり加え、 反応液が 0でを保つように 2時間攪拌した。 水 20 m 1を徐々に加える事で反応を停止し、 その後、 飽和ロッシエル塩 (酒石酸ナト リウムカリウム四水和物) 水溶液 100mlを加え、 室温にて 30分間攪拌した。 反応液を酢酸ェチルで抽出し、 酢酸ェチル層を飽和食塩水で洗浄後、 無水硫酸ナ トリウムで乾燥した。 溶媒を減圧留去し、 得られた残渣をテトラヒドロフラン 1 50m lに溶解させ、 この溶液を— 78^まで冷却後、 反応液に 1. 54M
n—ブチルリチウム Zへキサン溶液 25m 1を滴下し、 一 78 を保つように 3 0分攪拌した。 その後、 1—ベンジルー 4—ピぺリドン 3. 79 gのテトラヒド 口フラン 50ml溶液を、 反応液が一 78でを保つように滴下し、 その後室温ま で緩やかに昇温して、 更に 1. 5時間攪拌した。 次いで反応液に水を加え、 酢酸 ェチル抽出し、 酢酸ェチル層を飽和食塩水で洗浄後、 無水硫酸ナトリウムで乾燥 した。 溶媒を減圧留去後、 残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー [はじめ に n—へキサン Z酢酸ェチル = 1/1で溶出し、 続いてクロ口ホルム/メタノール = 4/1で溶出した。 ] にて分離精製し、 表題化合物を得た。
2) N—べンジルースピロ [7—メチルイソべンゾフラン— 1 (3H) , 4, - ピぺリジン]
1) で得られた 1—ベンジルー 4 _ [2 - (ヒドロキシメチル) ー6—メチル フエニル] ピぺリジン— 4—オール 1. 58 gのクロ口ホルム 10m 1溶液にト リエチルァミン lm 1、 塩化トルエンスルホニル 3 g及びジメチルァミノピリジ ン 500mgを順次加え、 クロ口ホルム溶液を室温で 2時間攪拌した。 その後、 反応液に水 1 Om 1を加えクロ口ホルムで抽出し、 クロ口ホルム層を無水硫酸ナ トリウムで乾燥した。 溶媒を減圧留去後、 残渣をシリカゲルカラムクロマトダラ フィー [n—へキサン Z酢酸ェチル =3/1] にて分離精製し、 表題化合物 55 9. 5mgを得た。
3) スピロ [7—メチルイソべンゾフラン一 1 (3H) , 4' —ピペリジン] · 塩酸塩
2) で得られた N—ベンジルースピロ [7—メチルイソべンゾフラン一 1 (3 H) , 4, —ピペリジン] 559. 5mgのメタノール 5m 1溶液に水酸化パラ ジゥムを 20mg加え、 水素雰囲気下、 室温で一晩攪拌した。 水酸化パラジウム を濾別して、 濾液を減圧留去し、 得られた残渣に 4N—塩酸/ジォキサン 0. 5 mlを加えて室温で 10分間攪拌した。 次いで反応液を濃縮することにより表題 化合物 464. 9 mgを淡黄色アモルファスとして得た。
4) 1— (2, 4—ジフルォロベンジル) 一 N— [3—スピロ [7—メチルイソ ベンゾフラン一 1 (3H) , 4' —ピペリジン] ] — 1ーィルプロピル] 一 D— プロリンアミド
スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4' —ピペリジン] '塩酸塩の代わ りに、 2) で得られたスピロ [ 7—メチルイソべンゾフラン一 1 (3H) , 4' ーピペリジン] '塩酸塩を用いる他は実施例 2に準じて反応を行い、 表題化 合物を無色アモルファスとして得た。
1 H-NMR (300 MHz, CDC 1 3) δ : 1. 61 - 1. 95 (7Η, m ) , 2. 16-2. 58 (l lH, m) , 2. 82 - 3. 02 (3H, m) , 3. 1 1— 3. 2 1 (1H, m) , 3. 22 - 3. 38 (2H, m) , 3. 47 (1 H, d, J = 12. 9Hz) , 3. 90 ( 1 H, d, J = 12. 6Hz) , 5. 02 (2H, s) , 6. 25-6. 91 (2H, m) , 6. 98— 7. 09 (2 H, m) , 7. 12- 7. 31 (2H, m) , 7. 48— 7. 58 ( 1 H, m) E S I -MS Found : m/ z 484. 2 [M + H] + 実施例 15
1— (2, 4ージフルォロベンジル) 一 N— [3—スピロ [7—メチルイソベン ゾフラン一 1 (3H) , 4' —ピペリジン] ] — 1ーィルプロピル] — D—プロ リンアミドの合成
2—ブロモ— 3—メチル安息香酸の代わりに 2_ブロモ _4—メチル安息香酸 を用いる他は実施例 14に準じて反応を行い、 表題化合物を無色アモルファスと して得た。
1 H-NMR (300 MHz, CDC 1 3) δ : 1. 6 3 - 2. 06 (8 Η, m) , 2. 16-2. 53 (1 OH, m) , 2. 81— 3. 00 (3H, m) , 3. 12- 3. 41 (3H, m) , 3. 47 (1H, d, J = 12. 9Hz) , 3. 9 1 (1H, d, J = 12. 9Hz) , 5. 02 (2H, s) , 6. 77— 6. 90 (3H, m) , 7. 08 (2H, m) , 7. 1 9 - 7. 28 (1 H, m) , 7. 56 - 7. 66 ( 1 H, m)
ES I—MS Found : / z 484. 2, [M + H] + 実施例 16
1— (2 —ジフルォロベンジル) —N— [3—スピロ [5—メチルイソベン
ゾフラン一 1 (3H) , 4' —ピペリジン] ] — 1—ィルプロピル] — D—プロ リンアミドの合成
2—プロモー 3—メチル安息香酸の代わりに 2—プロモー 5—メチル安息香酸 を用いる他は実施例 14に準じて反応を行い、 表題化合物を無色アモルファスと して得た。
1 H-NMR (30 OMH z , CDC 1 3) δ : 1. 60— 2. 07 (9Η, m) , 2. 14-2. 53 (9H, m) , 2. 31— 3. 01 (3H, m) , 3.
12-3. 41 (3H, m) , 3. 47 ( 1 H, d, J = 12. 5Hz) , 3.
91 (1H, d, J = 12. 9Hz) , 5. 02 (2H, s) , 6. 78— 6. 90 (2H, m) , 6. 93— 7. 10 (3H, m) , 7. 20— 7. 28 ( 1 H, m) , 7. 55 - 7. 65 (1H, m)
ES I— MS Found : m/ z 484. 3, [M + H] + 実施例 17
1一 (2, 4—ジフルォロベンジル) _N_ [3 - [3—ォキソスピロ [イソべ ンゾフラン一 1 (3H) , 4' —ピペリジン] ] ] — 1—ィルプロピル) 一 D— プロリンアミドの合成
1) 3— [3—才キソスピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4' —ピベリジ ン] ] _ 1—ィルプロパン— 1—ァミン
スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4' ーピペリジン] '塩酸塩の代わ りに 3—ォキソスピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4' ーピペリジン] · 塩酸塩 (US 3686 186号に記載の方法により調製した。 ) を用いる他は実 施例 1に準じて反応を行い、 表題化合物を淡黄色アモルファスとして得た。
2) 1 - (2, 4—ジフルォロベンジル) 一 N— (3— [3—才キソスピロ [ィ ソベンゾフラン一 1 (3H) , 4' ーピペリジン] ] ] — 1—ィルプロピル) 一
D—プロリンアミド
3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4' ーピペリジン] ー 1—ィル プロパン— 1ーァミンの代わりに、 1) で得られた 3— [3—ォキソスピロ [ィ ソベンゾフラン一 1 (3H) , 4, ーピペリジン] ] — 1—ィルプロパン一 1—
アミンを用いる他は実施例 2に準じて反応を行い、 表題化合物を淡黄色ァモル ファスとして得た。
1H-NMR (3 0 0MHz, CDC 1 3) (5 : 1. 6 2 - 1. 94 (7 H, m) , 2. 1 5 - 2. 3 0 (3H, m) , 2. 3 1— 2. 43 ( 1 H, m) , 2. 46 - 2. 58 (4H, m) , 2. 8 6— 3. 0 1 (3H, m) , 3. 1 3— 3. 2 1 (l H, m) , 3. 23 - 3. 40 (2H, m) , 3. 47 (1 H, d, J = 1 2. 5Hz) , 3. 92 ( 1 H, d, J = 1 2. 6Hz) , 6. 7 8— 6. 90 (2H, m) , 7. 1 9— 7. 2 9 ( 1 H, m) , 7. 32 - 7. 3 8 (1 H, m) , 7. 49 - 7. 6 1 (2H, m) , 7. 62— 7. 7 0 (l H, m) , 7. 84- 7. 9 1 (1 H, m)
ES I— MS F o u n d : m/ z 484. 4 [M + H] + 実施例 1 8
1一 C (1一メチル _ 1 H—イミダゾ一ルー 2—ィル) メチル] — N— [3—ス ピロ [7—メチルイソべンゾフラン一 1 (3H) , 4, ーピペリジン] ] — 1— ィルプロピル) —D—プロリンアミドの合成
2, 4ージフルォロベンズアルデヒドの代わりに 1—メチルイミダゾールー 2—カルボキシアルデヒド (J . Me d. Ch em. , 2 2巻、 1 3 9 9— 40 2頁、 (1 97 9年) に記載の化合物) を用いる他は実施例 14に準じて反応を 行い、 表題化合物を淡黄色アモルファスとして得た。
1 H-NMR (3 0 0 MHz, CDC 1 3) δ 1 H— NMR (30 0MHz, CDC 1 3) d : 1. 2 1 - 1. 3 1 ( 1 H, m) , 1. 5 5— 2. 0 9 ( 1 1 H, m) , 2. 34- 2. 7 2 (7H, m) , 2. 89 - 3. 0 8 (2H, m) , 3. 1 7 - 3. 3 7 (2H, m) , 3. 64- 3. 78 (1 H, m) , 3. 8 3 (3H, s) , 4, 2 3 ( 1 H, d, J = 14. 4Hz) , 4. 34— 4. 3 8 (1H, m) , 5. 02 〈2H, s〉 , 6. 93— 7. 38 (6H, m)
ES I— MS F o u n d : m/z 45 2. 3 [M + H] + 実施例 1 9
1—ベンジル一 N— [3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4, 一ピぺ リジン] _ 1 _ィルブチル] —D—プロリンアミドの合成
1) 2 - [3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4' —ピペリジン] 一 1—ィルブチル] — 1 H_イソインドール— 1, 3 (2H) —ジオン
2 - (3—才キソブチル) 一 1H_イソインドール— 1, 3 (2H) —ジオン 250mgとスピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4' —ピペリジン] '塩 酸塩 39 Omgのメタノール 4m 1溶液に、 0. 3 M水素化シァノホウ素ナトリ ゥム— 1 2塩化亜鉛メタノール溶液 1 1. 5mlを加え、 環流条件下 10時間 攪拌した。 反応液を室温まで冷却後、 反応液に 1N—塩酸 5mlを注意深く加え、 水を加えクロ口ホルムで抽出し、 クロ口ホルム層を飽和食塩水で洗浄後、 無水硫 酸ナトリウムで乾燥した。 溶媒を減圧留去した後、 析出した固体を少量のクロ口 ホルムで洗浄して、 表題化合物 334mgを粗生成物として得た。
2) 3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4, 一ピペリジン] — 1 Γ ルブタン— 1—ァミン
2— (3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4' —ピペリジン一 1— ィル] プロピル] — 1H—イソインドール— 1, 3 (2H) —ジオンの代わりに 1) で得られた 2_ [3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4' —ピぺ リジン] — 1—ィルブチル] 一 1H—イソインドール— 1, 3 (2H) —ジオン を用いる他は実施例 1に準じて反応を行い、 表題化合物を得た。
3) 1—ベンジル一N— [3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4, - ピぺリジン] 一 1一ィルブチル] —D—プロリンアミド
3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4, 一ピペリジン] — 1ーィル プロパン一 1—ァミンの代わりに 2) で得られた 3—スピロ [イソベンゾフラ ンー 1 (3H) , 4 ' —ピペリジン] — 1—ィルブタン— 1ーァミンを用いる他 は実施例 1に準じて反応を行い、 表題化合物を淡黄色アモルファスとして得た。 1 H-NMR (30 OMH z , CDC 1 3) δ : 0. 98— 1. 10 (3Η, m) , 1. 19- 1. 35 (2H, m) , 1. 41 -2. 05 (6Η, m) , 2. 12-2. 45 (3H, m) , 2. 48— 2. 88 (5H, m) , 3. 00— 3. 1 1 (lH, m) , 3. 15— 3. 56 (4H, m) , 3. 82— 3. 94 (1
H, m) , 5. 03- 5. 1 1 (2H, m) , 7. 16- 7. 62 (1 OH, m)
ES I— MS Found : m/ z 448. 4 [M + H] + 実施例 20
1—ベンジル一 N— [ (I RS, 3 SR) _3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4, —ピペリジン] — 1一ィルシクロペンチル] —D—プロリンアミ ド及び 1—ベンジルー N— [ (1 S, 3RS) _3—スピロ [イソベンゾフラ ン— 1 (3H) , 4, —ピペリジン一 1 Γルシクロペンチル] — D—プロリン アミドの合成
1) 1一 tert—ブチルジメチルシロキシシクロペンタン— 3—オール
1, 3—シクロペンタンジオール 1. 00 gのジメチルホルムアミド 80m 1 溶液を O :に冷却し、 イミダゾール 750mg、 tert—ブチルクロロジメチルシ ラン 1. 43 gを順次加え、 室温まで昇温し同温度にて 1時間攪拌した。 反応液 に水を加え、 酢酸ェチルで抽出し、 酢酸ェチル層を水、 飽和食塩水で順次洗浄後、 無水硫酸ナトリウムで乾燥した。 溶媒を減圧留去した後、 残渣をシリカゲルカラ ムクロマトグラフィー [n—へキサン 酢酸ェチル =5 1] にて分離精製し、 表題化合物 926mgを無色液体として得た。
2) 3— (tert—ブチルジメチルシロキシ) シクロペンタン— 1一オン
1) で得られた 1一 tert—ブチルジメチルシロキシシクロペンタン一 3—ォー ル 92 Omgのジメチルスルホキシド 2 Oml溶液にトリェチルァミン 4. 7m 1 , サルファトリオキシド—ピリジン複合体 3. 4 gのジメチルスルホキシド 5 ml溶液を順次加え、 室温で 1時間攪拌した。 反応液に水を加え、 酢酸ェチルで 抽出し、 酢酸ェチル層を水、 飽和食塩水で順次洗浄後、 無水硫酸ナトリウムで乾 燥した。 溶媒を減圧留去した後、 残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー [n—へキサン 酢酸ェチル =10 1] にて分離精製し、 表題化合物 766m gを無色液体として得た。
3) 3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4' —ピペリジン] _ 1ーィ ルシクロペンタノール
2) で得られた、 3— (tert—ブチルジメチルシロキシ) シクロペンタン— 1—オン 76 Omgのメタノール 1 Oml溶液にスピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4, —ピペリジン] '塩酸塩 900mg、 0. 3 Mシァノ水素化ホウ 素ナトリウム一 1 2塩化亜鉛メタノール溶液 16. 7mlを順次加え、 室温に て 14時間攪拌した。 溶媒を留去後、 残渣に 1 N—水酸化ナトリゥム水溶液を加 え、 酢酸ェチルで抽出し、 酢酸ェチル層を飽和食塩水で洗浄後、 無水硫酸ナトリ ゥムで乾燥した。 溶媒を減圧留去後、 得られた粗生成物に 5 N—塩酸 1 Omlを 加え、 室温にて 10時間攪拌した。 次いで反応液に 2 N -水酸化ナトリウム水溶 液を注意深く加えて液性をアルカリ性にした後、 酢酸ェチルで抽出し、 酢酸エヂ ル層を飽和食塩水で洗浄後、 無水硫酸ナトリウムで乾燥した。 溶媒を減圧留去し た後、 残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー [クロ口ホルム/メタノール
=100/1] にて分離精製し、 表題化合物 39 Omgを無色アモルファスとし て得た。
4) 3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4' —ピペリジン] — 1—ィ ルシクロペンチルァミン
3) で得られた 3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4' —ピベリジ ン] — 1—ィルシクロペン夕ノール 38 Omgのクロ口ホルム 10ml溶液に、 トリェチルァミン 0. 39m 1、 塩化メタンスルホニル 0. 16mlを順次加え、 室温にて 30分攪拌した。 反応液に 1N—水酸化ナトリウム水溶液を加え、 酢酸 ェチルで抽出後、 酢酸ェチル層を無水硫酸ナトリウムで乾燥した。 溶媒を減圧留 去後、 得られた粗生成物をジメチルホルムアミド 5m 1に溶解させ、 この溶液に アジ化ナトリウム 182mgを加え、 80でにて 2時間攪拌した。 反応液を室温 まで冷却した後、 水を加え酢酸ェチルで抽出し、 酢酸ェチル層を飽和食塩水で洗 浄後、 無水硫酸ナトリウムで乾燥した。 溶媒を減圧留去後、 得られた粗生成物を テトラヒドロフラン 8m l、 水 lm l混合液に溶解させた後、 この溶液にトリ フエニルホスフィン 60 Omgを加え、 85 にて 4時間攪拌した。 反応液を室 温まで冷却した後、 この反応液に 1N—塩酸を加えて液性を酸性にし、 反応液を クロ口ホルムで洗浄後、 1 N—水酸化ナトリゥム水溶液を加えてアル力リ性にし た。 この反応混合物をクロ口ホルムで抽出後、 クロ口ホルム層を無水硫酸ナトリ
ゥムで乾燥した。 溶媒を減圧留去し、 表題化合物 33 Omgを無色アモルファス として得た。
5) 1—ベンジル一 N— [ (1 RS, 3 S R) — 3—スピロ [イソベンゾフラ ン— 1 (3H) , 4, ーピペリジン] — 1—ィルシクロペンチル] 一 D—プロリ ンアミド及び 1—ベンジル— N— [ (1 RS, 3RS) —3—スピロ [イソベン ゾフラン— 1 (3H) , 4, —ピペリジン一 1一ィルシクロペンチル] —D—プ ロリンアミド
3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4' —ピペリジン] — 1—ィル プロパン— 1—ァミンの代わりに 4) で得られた 3—スピロ [イソベンゾフラ ン— 1 (3H) , 4' ーピペリジン] — 1 Γルシクロペンチルァミンを用いる 他は実施例 1に準じて反応を行い、 得られた粗生成物を分取用薄層クロマトダラ フィ一 [クロ口ホルム メタノール =20Z1] で分離精製し、 低極性画分より 便宜上 (1 RS, 3 SR) 体を、 高極性画分より便宜上 (1 RS, 3RS) を得 た。 ここで (1 RS, 3 SR) 及び (1 RS, 3RS) は、 その立体構造が特定 されていないために、 暫定的につけたものである。 従って、 表題化合物の (1 R S, 3 SR) 体が (1 RS, 3 RS) 体である場合があり、 その場合は、 表題化 合物の (1 RS, 3 RS) 体が (1 RS, 3 SR) 体となる。 以下において、 同 様である。
1—ベンジル一 N— [ (1 RS, 3 SR) —3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4' —ピペリジン] 一 1—ィルシクロペンチル] —D—プロリンアミ F
1H-NMR (30 OMHz, CDC 1 3) 6 : 1. 35-2. 10 (12H, m) , 2. 15-2. 45 (5H, m) , 2. 60 - 2. 77 (1H, m) , 2. 86 - 3. 08 (3H, m) , 3. 18 ( 1 H, d d, J = 5. 0, 1 0. 1 H z) , 3. 44- 3. 63 ( 1 H, m) , 3. 79— 3. 88 ( 1 H, m) , 4. 10-4. 33 (lH, m) , 5. 07 (2H, s) , 7. 02 - 7. 60 (1 OH, m)
E S I -MS Found: m/ z 460. 3 [M + H] +
1—ベンジル一 N— [ (I RS, 3 RS) —3—スピロ [イソべンゾフランー 1 (3H) , 4, ーピペリジン一 1—ィルシクロペンチル] —D—プロリンアミド 1H-NMR (300MHz, CDC 1 3) 6 : 1. 33 - 2. 30 (14 H, m) , 2. 34- 2. 48 (3H, m) , 2. 72-3. 0 1 (3H, m) , 3. 02 - 3. 1 1 (1H, m) , 3. 18 ( 1 H, dd, J = 5. 3, 10. 2H z) , 3. 52 (1H, d, J = 12. 9Hz) , 3. 79 ( 1 H, d, J = 1 2. 9Hz) , 4. 17-4. 32 ( 1 H, m) , 5. 08 (2H, s) , 7. 10- 7. 39 (1 OH, m)
ES I— MS Found : m/ z 460. 3 [M + H] + 実施例 2 1
1—ベンジル一 N— [3— (4, 4, 4—トリフルォロ) 一3—スピロ [イソべ ンゾフラン— 1 (3H) , 4' —ピペリジン] — 1—ィルブチル] —D—プロリ ンアミドの合成
1) 3— (4, 4, 4—トリフルォロ) 一 3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4, ーピペリジン] — 1—ィルブタン酸ェチルエステル
スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4' —ピペリジン] 500mgのジ メチルホルムアミド 4m 1溶液にェチル 4, 4, 4_トリフルォロクロトネ一ト 667mg、 炭酸カリウム 73 Omgを順次加え、 100 X:にて 30分攪拌した。 反応液を室温まで冷却した後、 水を加え、 酢酸ェチルで抽出し、 酢酸ェチル層を 飽和食塩水で洗浄後、 無水硫酸ナトリウムで乾燥した。 溶媒を減圧留去した後、 残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー [n—へキサン 酢酸ェチル =30 /11 にて分離精製し、 表題化合物 558mgを無色アモルファスとして得た。 2) 3— (4, 4, 4—トリフルォロ) 一 3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4, —ピペリジン] _ 1—ィルブタン一 1 _オール
1) で得られた 3— (4, 4, 4—トリフルォロ) _3—スピロ [イソべンゾ フランー 1 (3H) , 4' —ピペリジン] — 1—ィルブタン酸ェチルエステル 5 5 Omgのテトラヒドロフラン 1 5m 1溶液に、 氷冷下水素化リチウムアルミ二 ゥム 7 Omgを加え、 0 にて 1時間攪拌した。 反応液に 1N—水酸化ナトリウ
ム水溶液を注意深く加え、 酢酸ェチルで抽出し、 酢酸ェチル層を無水硫酸ナトリ ゥムで乾燥した。 溶媒を減圧留去した後、 残渣をシリカゲルクロマトグラフィー
[n—へキサン Z酢酸ェチル =5/1] にて分離精製し、 表題化合物 414mg を無色ァモルファスとして得た。
3) 3— (4, 4, 4—トリフルォロ) 一 3—スピロ [イソべンゾフランー 1
(3H) , 4' ーピペリジン] — 1 Γルブタン— 1—アジド
2) で得られた 1ーヒドロキシ— 3— (4, 4, 4—トリフルォロ) —3—ス ピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4' —ピペリジン] — 1ーィルブタン 2 O Omgのテトラヒドロフラン 10ml溶液に、 トリフエニルホスフィン 500 mg、 40%ジェチルァゾジカルボキシレート/トルエン溶液 0. 76ml、 ジ フエニルホスホリルアジド 262mgを順次加え、 0でにて 1. 5時間攪拌した。 次いで反応液に 1N—水酸化ナトリウム水溶液を加え、 酢酸ェチルで抽出し、 酢 酸ェチル層を無水硫酸ナトリウムで乾燥した。 溶媒を減圧留去した後、 残渣を分 取用薄層クロマトグラフィー [n—へキサン Z酢酸ェチル =3Z1] にて分離精 製し、 表題化合物 168mgを無色アモルファスとして得た。
4) 3— (4, 4, 4—トリフルォロ) 一 3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4' —ピペリジン] — 1—ィルブタン一 1ーァミン
3) で得られた 3— (4, 4, 4—トリフルォロ) —3—スピロ [イソべンゾ フラン一 1 (3H) , 4' ーピペリジン] — 1—ィルブタン一 1—アジド 160 mgと 10%パラジウムカーボン 4 Omgをテトラヒドロフラン lm 1に懸濁 · 溶解し、 メタノール 2 Omlで希釈し、 水素雰囲気下、 室温にて 1時間攪拌した。 反応液を濾過した後、 濾液を減圧留去し、 表題化合物 158mgを無色ァモル ファスとして得た。
5) 1—ベンジル— N— [3— (4, 4, 4—トリフルォロ) 一3—スピロ [ィ ソベンゾフラン一 1 (3H) , 4, 一ピペリジン] 一 1—ィルブチル] — D—プ 口リンアミド
3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4' —ピペリジン] — 1—ィル プロパン— 1—ァミンの代わりに、 4) で得られた 3_ (4, 4, 4一トリフル ォロ) 一 3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4, 一ピペリジン] ―
1—ィルブタン一 1—ァミンを用いる他は実施例 1に準じて反応を行い、 表題化 合物を淡黄色ァモルファスとして得た。
1 H-NMR (3 0 0MHz , CDC 1 3) δ 1. 64 - 1. 9 9 (9Η, m) , 2. 1 8 - 2. 34 (l H, m) , 2. 3 6— 2. 48 ( 1 H, m) , 2. 6 2 - 2. 7 2 (1H, m) , 2. 7 5- 2. 94 (2H, m) , 2. 9 5— 3. 1 4 (2H, m) , 3. 20— 3. 45 (4H, m) , 3. 5 7 (1H, d, J = 1 2. 9H z) , 3. 84 ( 1 H, d, J = 1 2. 9) , 5. 0 7 (2 H, s) , 7. 0 3 - 7. 1 6 (l H, m) , 7. 1 7— 7. 3 9 (8H, m) , 7. 40 - 7. 5 1 ( 1 H, m)
ES I— MS F o un d : / z 50 2. 2 [M + H] + 実施例 2 2
1—ベンジル一 N— [2—ヒドロキシ一 3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3
H) , 4' ーピペリジン] — 1—ィルプロピル] —D—プロリンアミドの合成 1) 1—ァミノ一 3—スピロ [イソべンゾフランー 1 (3H) , 4, 一ピベリジ ン] — 1—ィルプロパン— 2—オール
2 - (ォキシラン _ 2—ィルメチル) _ 1 H—イソインドールー 1, 3 (2
H) —ジオン 5 3 5mg及びスピロ [イソべンゾフラン一 1 ( 3 H) , 4, 一ピ ペリジン] 5 0 Omgのジォキサン 5m 1の溶液を環流条件下、 1 2時間攪拌し た。 反応液を室温まで冷却後、 反応液に水を加えクロ口ホルムで抽出し、 クロ口 ホルム層を飽和食塩水で洗浄後、 無水硫酸ナトリウムで乾燥した。 溶媒を減圧留 去して表題化合物 1. 0 2 gを粗生成物として得た。
2) 1—ベンジル一 N— [2—ヒドロキシ一 3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4' —ピペリジン] — 1—ィルプロピル] —D—プロリンアミド 3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4, 一ピペリジン] — 1—ィル プロパン一 1ーァミンの代わりに、 1) で得られた 1 _アミノー 3—スピロ [ィ ソベンゾフラン一 1 (3 H) , 4, 一ピペリジン] — 1—ィルプロパン一 2— オールを用いる他は実施例 1に準じて反応を行い、 表題化合物を淡黄色ァモル ファスとして得た。
1 H-NMR (300MHz, CDC 1 3) 6 : 1. 70— 2. 34 (1 1 H, m) , 2. 35 - 2. 48 (2H, m) , 2. 59— 2. 79 ( 1 H, m) , 2. 91— 3. 36 (5H, m) , 3. 39— 3. 74 (3H, m) , 3. 82-3. 93 (1H, m) , 4. 20— 4. 40 (lH, m) , 5. 02- 5. 1 1 (2 H, m) , 7. 1 5-7. 44 (9H, m)
ES I— MS Found : m/ z 450. 1 [M + H] + 実施例 23
1—ベンジル _N— (トランス一 4—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4' —ピペリジン] — 1一^ Γルシクロへキシル) —D—プロリンアミド及び 1一 ベンジル一 N— (シス一4—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4, 一ピ ペリジン] — 1—ィルシクロへキシル) —D—プロリンアミドの合成
1一 (tert—ブトキシカルボニル) 一 3—ピロリドンの代わりに 1— (tert— ブトキシカルポニル) _4ーピペリドンを用いる他は、 実施例 20に準じて反応 を行い、 得られた粗生成物を分取用薄層クロマトグラフィー [クロ口ホルム メ 夕ノール =9Z1] にて分離精製し、 高極性画分より便宜上トランス体を、 低極 性画分より便宜上シス体を得た。 ここでトランス及びシスの名称は、 その立体構 造が特定されていないために、 暫定的につけたものである。
1—ベンジル一 N— (トランス一 4—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4 ' —ピペリジン] — 1一^ Γルシクロへキシル) —D—プロリンアミド
1 H-NMR (30 OMH z , CDC 1 3) δ 1. 03 - 2. 55 (18 Η, m) , 2. 59- 2. 93 (4H, m) , 2. 96 - 3. 08 (2Η, m) , 3. 12- 3. 23 (1H, m) , 3. 42— 3. 53 (lH, m) , 3. 57-3. 90 (2H, m) , 5. 07 (2H, s) , 7. 10— 7. 43 (9H, m) ES I— MS Found : / z 474. 3 [M + H] +
1—ベンジル一 N— (シス一 4—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4, ーピペリジン] — 1 Γルシクロへキシル) —D—プロリンアミド
1H-NMR (300MHz, CDC 1 3) (5 : 1. 40— 2. 51 ( 18H,
m) , 2. 54- 2. 7 1 (2H, m) , 2. 7 5 - 2. 9 2 (2H, m) , 3. 0 1— 3. 2 8 (2H, m) , 3. 44— 3. 5 6 (l H, m) , 3. 88 -4. 1 0 (2H, m) , 5. 0 7 (2H, s) , 7. 1 0— 7. 3 9 (9H, m) , 7. 6 2 - 7. 7 5 (1 H, m)
ES I— MS F o u n d : / z 474. 3 [ + H] + 実施例 24
1一べンジル— N— [2—フルォロ一 3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3 H) , 4, —ピペリジン] _ 1ィルプロピル] —D—プロリンアミドの合成
1 ) 2—ヒドロキシ一 3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4' —ピぺ リジン] — 1—ィルプロパン— 1— (tert—ブトキシカルポニルァミン)
スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4, 一ピペリジン] 1. 8 0 g、 N- (2, 3—エポキシプロピルフタルイミド) 2. 0 3 を1, 4ージォキサ ン 2 0m lに溶解し、 1 2 5tにて 4時間攪拌した後、 溶媒を減圧除去した。 得 られた残渣にヒドラジン 1水和物 1. 8m 1、 エタノール 80m 1を順次加え、
80 で 6時間攪拌した。 不溶物を濾別した後、 濾液を減圧下濃縮して得られた 残渣を、 クロ口ホルムで希釈した。 更に濾過、 濃縮を繰り返して得られた残渣に、
1, 4—ジォキサン 40m 1、 水 40m 1、 トリェチルァミン 2. 6m lを順次 加え、 Otに冷却後ジ— tert—ブチルジカーボネート 2. 40 g加えた。 この混 合液を 1時間攪拌して得られた生成物を酢酸ェチルで抽出し、 酢酸ェチル層を硫 酸ナトリウムで乾燥後、 溶媒を減圧除去した。 残渣をシリカゲルカラムクロマト グラフィ一 [クロ口ホルムノメタノール = 2 0/1] で精製し、 表題化合物 1.
9 gを得た。
2) 2—フルオロー 3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4, 一ピペリ ジン] _ 1ーィルプロパン一 1一 (tert—ブトキシカルボニルァミン)
1) で得られた 2—ヒドロキシ— 3—スピロ [イソべンゾフラン— 1 (3H) , 4' ーピペリジン] — 1—ィルプロパン— 1 _ (tert—ブトキシカルボニルアミ ン) 2 1 Omgを塩化メチレン 5. Om l、 ピリジン 0. 2 5m lの混合溶媒に 溶解し、 この混合液に 0でにてジェチルアミノサルファートリフルオラィド 0.
16mlを滴下した。 反応混合物を室温まで昇温して 2時間攪拌後、 飽和重曹水 を加えて反応を停止させ、 クロ口ホルムで抽出した。 クロ口ホルム層を硫酸ナト リウムで乾燥し、 溶媒を減圧除去した。 得られた残渣を分取用シリカゲル薄層ク 口マトグラフィ— [酢酸ェチルズ n—へキサン = 1 1 ]で精製し、 表題化合物 2 Omgを得た。
3) 2—フルオロー 3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4, 一ピペリ ジン] — 1—ィルプロパン— 1—ァミン · 2塩酸塩
2) で得られた 2—フルオロー 3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4, —ピペリジン] 一 1—ィルプロパン— 1一 (tert—ブトキシカルポニルアミ ン) を 1. 5m 1の 4N—塩酸 Zジォキサン溶液に溶解し、 得られた溶液を 2時 間攪拌した。 溶媒を減圧濃縮して、 表題化合物 2 Omgを得た。
4) 1—ベンジル一 N— [2—フルォロ一 3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4' —ピペリジン] — 1ィルプロピル] —D—プロリンアミド
3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4' —ピペリジン] _ 1 _イリレ プロパン一 1—ァミンの代わりに、 3) で得られた 2—フルオロー 3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4 ' —ピペリジン] — 1—ィルプロパン一 1 _ァミン * 2塩酸塩を用いる他は実施例 1に準じて反応を行い、 表題化合物を 淡黄色ァモルファスとして得た。
1 H-NMR (300 MHz, CDC 1 3) δ : 1. 85— 2. 70 (8H, m ) , 3. 28 - 3. 78 (1 OH, m) , 4. 28— 4. 52 (3H, m) , 4. 90 - 5. 38 (3H, m) , 7. 20 - 7. 38 (4H, m) , 7. 41— 7. 61 (5H, m) , 8. 79 (1H, t , J = 8. 7Hz)
E S I -MS Found : m/ z 452. 2 [M + H] + 実施例 25
1—ベンジル一 N— (1, 1—ジメチル一 3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4' —ピペリジン] — 1—ィルプロピル) —D—プロリンアミドの合 座
1 - (tert—ブトキシカルボニル) 一 4ーピペリドンの代わりに tert—ブチ
ルー 1, 1一ジメチルー 3—ォキソプロピル力ルバメート (W096Z2299 7号に記載の方法により調製した。 ) を用いる他は実施例 20に準じて反応を行 い、 表題化合物を淡黄色アモルファスとして得た。
1H-NMR (300MHz, CDC 1 3) δ : 1. 29 (3H, s) , 1. 3 3 (3H, s) , 1. 76 - 2. 05 (10H, m) , 2. 1 5— 2. 45 (6 H, m) , 2. 86 (2H, b r d, J = 10Hz) , 3. 05 (2H, m) , 3. 48 (1H, d, J = 1 5Hz) , 3. 86 ( 1 H, d, J = 15Hz) , 5. 06 (2H, s) , 7. 08-7. 41 (9H, m)
ES I— MS Found : m/ z 462. 3 [M + H] + 実施例 26
N- (1, ジメチル _ 3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4' ピぺリジン] — 1—ィルプロピル) _ 1 _ [ (1—メチル— 1 H—イミダゾ一 ル _2—ィル) メチル] —D—プロリンアミドの合成
ベンズアルデヒドの代わりに 1—メチルイミダゾール— 2—カルボキシアルデ ヒドを用いる他は実施例 2 5に準じて反応を行い、 表題化合物を淡黄色ァモル ファスとして得た。
1 H-NMR (300 MHz, CDC 1 3) δ : 1. 30 (3H, s) , 1. 3 3 (3H, s) , 1. 72 - 2. 03 (l lH, m) , 2. 12-2. 60 (5 H, m) , 2. 88 (2H, b r s) , 3. 08 (2H, m) , 3. 66 (3H, s) , 3. 68 (1H, m) , 3. 86 (1H, d, J = 15Hz) , 5. 06 (2H, s) , 6. 82 (1H, s) , 6. 95 ( 1 H, s) , 7. 08— 7. 50 (4H, m)
ES I— MS Found : m/z 466. 3 [M + H] + 実施例 27
1 - [ (1—メチル— 1H—イミダゾールー 2—ィル) メチル] — N [1—メ チルー 3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4, 一ピペリジン] ィルプロピル] —D—プロリンアミドの合成
tert—ブチル— 1 , 1一ジメチルー 3—ォキソプロピル力ルバメートの代わり に tert—ブチル— 1—メチル— 3—ォキソプロピル力ルバメート (J. P r a k t . Ch em. /Ch em. — Z t g. , 339巻 (1) , 96— 97頁、 (1 997年) に記載の方法により調製した。 ) を用いる他は、 実施例 25に準じて 反応を行い、 表題化合物を淡黄色アモルファスとして得た。
1 H-NMR (300 MHz, CDC 1 3) <5 : 1. 10— 1. 20 (3H, m) , 1. 65 - 2. 25 (9H, m) , 2. 26 - 2. 90 (9H, m) , 3. 1 0- 3. 23 (2H, m) , 3. 67 - 3. 95 (4H, m) , 4. 03 (2 H, s) , 5. 06 (2H, s) , 6. 82 - 7. 50 (6H, m)
E S I -MS Found : / z 452. 3 [M + H] + 実施例 28
1—ベンジル一 N_ [3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4, ーピぺ リジン] 一 1—ィルプロピル) ピぺリジン— 2—カルボキサミドの合成
N- (tert—ブトキシカルボニル) —D—プロリンの代わりに 1 _ (tert—ブ トキシカルポニル) 一 2—ピペリジンカルボン酸を用いる他は実施例 1に準じて 反応を行い、 表題化合物を無色アモルファスとして得た。
1 H-NMR (300MHz, CDC 1 3) δ 1. 40— 1. 90 (8 Η, m) , 1. 92-2. 1 3 (4H, m) , 2. 30- 2. 55 (4H, m) , 2. 78- 3. 00 (4H, m) , 3. 18 ( 1 H, d, J = 13. 5Hz) , 3. 22 - 3. 37 (lH, m) , 3. 42 - 3. 55 (2H, m) , 3. 88 ( 1 H, d, J = 13. 5Hz) , 5. 06 (2H, s) , 7. 00 - 7. 06 ( 1 H, m) , 7. 15-7. 40 (9H, m)
ES I— MS Found : / z 448. 3 [M + H] + 実施例 29
(4R) — 1—べンジルー 4ーヒドロキシ一 N— (3—スピロ [イソベンゾフラ ン— 1 (3H) , 4' —ピペリジン] — 1 Γルプロピル) —D—プロリンアミ ドの合成
N— (tert—ブトキシカルボニル) —D—プロリンの代わりに N— (tert—ブ トキシカルボニル) 一4R—ヒドロキシ— D—プロリン (J . Me d. Ch e m. , 34巻 (9) , 2 7 8 7— 97頁、 (1 9 9 1年) に記載の方法により調 製した。 ) を用いる他は実施例 1に準じて反応を行い、 表題化合物を無色ァモル ファスとして得た。
1H-NMR (30 0 MHz, CDC 1 3) δ : 1. 7 2— 1. 88 (4Η, m) , 1. 90 - 2. 2 2 (3H, m) , 2. 40 - 2. 80 (7H, m) , 2. 9 6 - 3. 46 (6H, m) , 3. 6 1 (1 H, d, J = 1 3. 2Hz) , 3.
8 9 ( 1 H, d, J = 1 3. 2Hz) , 4. 34 ( 1 H, t , J =4. 5Hz) , 5. 0 6 (2H, s) , 7. 1 0— 7. 38 (9H, m) , 7. 7 5— 7. 8 5
(1 H, b r s)
E S I — MS F o un d : m/ z 450. 2 [M + H] + 実施例 30
1一ベンジル一 N— [3—スピロ (1 H—インデン一 1, 4, 一ピペリジン) 一 1ーィルプロピル] —L—プロリンアミドの合成
N— (tert—ブトキシカルボニル) —D—プロリンの代わりに N_ (tert—ブ トキシカルボニル) — L—プロリンを用いる他は実施例 9に準じて反応を行い、 表題化合物を無色アモルファスとして得た。
1 H-NMR (30 0 MHz, CDC 1 3) 6 : 1. 3 5 (2H, d, J = 1 2. 2Hz) , 1. 7 1 - 1. 9 1 (5H, m) , 2. 1 5— 2. 43 (6H, m) , 2. 5 1 (2H, t , J = 6. 9Hz) , 2. 98— 3. 0 9 (3H, m) , 3. 1 9 - 3. 40 (3H, m) , 3. 5 2 (1H, d, J = 1 3. 2Hz) , 3.
9 0 ( 1 H, d, J = 3. 9Hz) , 6. 74 ( 1 H, d, J = 5. 6Hz) , 6. 8 1 (1 H, d, J = 5. 6Hz) , 7. 1 7— 7. 3 8 (9H, m) , 7.
6 3 (1H, b r s)
ES I - MS F o u n d : / z 430. 3 [M + H] + 実施例 3 1
(4 S) — 1—ベンジル一 4—ヒドロキシ一 N— (3—スピロ [イソベンゾフラ ンー 1 (3H) , 4, —ピペリジン] — 1—ィルプロピル) —D—プロリンアミ ドの合成
N- (tert—ブトキシカルボニル) —D—プロリンの代わりに N— (tert—ブ トキシカルポニル) 一 (4 S) —ヒドロキシ—D_プロリンを用いる他は実施例 1に準じて反応を行い、 表題化合物を淡黄色アモルファスとして得た。
1 H-NMR (30 OMH z , CDC 1 3) δ : 1. 70— 1. 78 (4Η, m) , 1. 93 - 2. 07 (3H, m) , 2. 2 1 -2. 31 ( 1 H, m) , 2. 35- 2. 80 (5H, m) , 2. 81— 2. 89 (2H, m) , 3. 18— 3. 40 (3H, m) , 3. 54 ( 1 H, t , J = 8. 2Hz) , 3. 63 (1H, d, J = 1 3. 0Hz) , 3. 9 1 ( 1 H, d, J = 1 3. 0Hz) , 4. 3 3 -4. 39 (1H, m) , 5. 05 (2H, s) , 7. 02— 7. 05 ( 1 H, m) , 7. 20 - 7. 38 (8H, m) , 7. 53— 7. 59 ( 1 H, m) ES I— MS Found : / z 450. 3 [M + H] + 実施例 32
1—ベンジル一 N— [3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4, 一ピぺ リジン] — 1—ィル] プロピル] ― (2 S) —ァゼチジンアミドの合成
N— (tert—ブトキシカルボニル) —D—プロリンの代わりに (2 S) -N- (tert—ブトキシカルポ二ル) — 1, 2 _ァゼチジンカルボン酸を用いる他は実 施例 1に準じて反応を行い、 表題化合物を無色アモルファスとして得た。
1 H-NMR (300MHz, CDC 1 3) (5 : 0. 8-2. 12 (8H, m) , 2. 33- 2. 50 (4H, m) , 2. 80— 3. 75 (9H, m) , 5. 07 (2H, s) , 7. 00- 7. 45 (1 OH. m)
ES I— MS Found : m/ z 420. 2 [M + H] + 実施例 33
(4 S) — 1—ベンジル _ 4—メトキシ一 N_ (3—スピロ [イソベンゾフラ ン— 1 (3H) , 4' —ピペリジン] — 1—ィルプロピル) —D—プロリンアミ
ドの合成
N- (tert—ブトキシカルポニル) —D—プロリンの代わりに N_ (tert—ブ トキシカルボニル) ― (4 S) —メトキシ— D—プロリン (W092Z181 5 6号に記載の方法により調製した。 ) を用いる他は実施例 1に準じて反応を行い、 表題化合物を無色ァモルファスとして得た。
1 H-NMR (300 MH z , CDC 1 3) δ : 1. 66— 2. 03 (8Η, m) , 2. 28 - 2. 53 (5H, m) , 2. 78— 2. 89 (2H, m) , 3. 1 7 -3. 60 (5H, m) , 3. 27 (3H, s) , 3. 82— 3. 95 (2 H, m) , 5. 06 (2H, s) , 6. 98— 7. 05 (1 H, m) , 7. 1 6 - 7. 39 (8H, m) , 7. 48— 7. 56 ( 1 H, b r s)
ES I— MS Found : / z 464. 2 [M + H] + 実施例 34
1— (2, 4ージフルォロベンジル) 一 N— (3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4, ーピペリジン] — 1ーィルプロピル) 一2, 5—ジヒドロ一 1 H—ピロ一ルー 2—カルボキサミドの合成
1) N- (tert—ブトキシカルポニル) 一 2, 5—デヒドロ— DL—プロリン DL—デヒドロプロリン 2. 00 gのテトラヒドロフラン溶液 25m 1に 4
N—水酸化ナトリウム水溶液 5mし tert—ブトキシジカーボネート 3. 50 g を順次加え、 室温で 2時間攪拌した。 反応液を 6 N—塩酸により中和し、 クロ口 ホルムで抽出した。 クロ口ホルム層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、 溶媒を減 圧留去して表題化合物 4. 0 gを得た。
2) 1— (2, 4—ジフルォロベンジル) —N— (3—スピロ [イソベンゾフラ ン一 1 (3H) , 4, —ピペリジン] — 1ーィルプロピル) 一 2, 5—ジヒド 口 _ 1H—ピロール— 2—カルボキサミド
N- (tert—ブトキシカルボニル) —D—プロリンの代わりに 1) で得られた N- (tert—ブトキシカルボニル) 一 2, 5—ジヒドロ— DL—プロリンを用い る他は実施例 2に準じて反応を行い、 表題化合物を無色アモルファスとして得た。 1 H-NMR (300 MHz, CDC 1 3) 6 : 1. 74- 1. 79 (4H, m
) , 1. 8 5 - 2. 1 0 (4H, m) , 2. 40— 2. 6 5 (3H, m) , 2. 88 (2H, b r s) , 3. 20— 3. 48 (3H, m) , 3. 70 (2H, m ) , 3. 96 (1 H, d, J = 1 2Hz) , 4. 1 8 (1 H, b r s) , 5. 0 8 (2H, s ) , 5. 80 (2H, d d, J = 2, 9Hz) , 6. 80— 7. 6 3 (7H, m)
ES I— MS F o un d : m/ z 46 8. 2 [M + H] + 実施例 3 5
(4 S) - 1 - (2, 4—ジフルォロベンジル) 一 4ーヒドロキシ— N— (3— スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4' —ピペリジン] — 1—イリレプロピ ル) 一 D—プロリンアミドの合成
N- (tert—ブトキシカルボニル) —D—プロリンの代わりに N— (tert—ブ トキシカルボニル) 一 (4 S) —ヒドロキシ— D—プロリンを用いる他は実施例
2に準じて反応を行い、 表題化合物を無色アモルファスとして得た。
1 H-NMR (3 0 0 MH z , CDC 1 3) 6 : 1. 7 4— 1. 8 1 (5H, m) , 1. 94- 2. 08 (3Η, m) , 2. 2 2 - 2. 3 2 (1H, m) , 2.
3 6 - 2. 54 (5H, m) , 2. 8 0— 2. 8 9 (2H, m) , 3. 1 9— 3.
42 (3H, m) , 3. 5 1 (1H, t, J = 8. 3Hz) , 3. 5 9 ( 1 H, d, J = 1 2. 8H z ) , 3. 9 5 ( 1 H, d, J = 1 2. 8 Hz) , 4. 3 2 -4. 40 ( 1 H, m) , 5. 0 7 (2H, s) , 6. 8 1— 6. 9 1 (2H, m) , 7. 0 7 - 7. 1 0 (1H, m) , 7. 2 0 - 7. 28 (3H, m) , 7.
5 8 - 7. 62 (1 H, m)
E S I— MS F o u n d : m/ z 486. 2 [M + H] + 実施例 36
(4R) -4- (ァセトキシ) — 1—ベンジル一 N— (3—スピロ [イソべンゾ フラン一 1 (3H) , 4' —ピペリジン] — 1—ィルプロピル) 一 D—プロリン アミドの合成
実施例 3 1で得られた化合物 50mg、 酢酸 1 3m l、 トリフエニルホスフィ
ン 32mgをテトラヒドロフランに溶解させ、 この溶液にジイソプロピルァゾジ カルポキシレート 25 m 1を加え、 室温にて 12時間攪拌した。 溶媒を減圧留去 した後、 残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー [クロ口ホルム/メタノー ル =50/1] にて分離精製し、 表題化合物 17. 6mgを白色固体として得た。 1 H-NMR (300 MHz, CDC 1 3) δ : 1. 70— 1. 82 (4Η, m) , 1. 94-2. 10 (3H, m) , 1. 96 (3H, s) , 2. 12-2. 32 (lH, m) , 2. 38— 2. 70 (6H, m) , 2. 82-2. 95 (2 H, m) , 3. 08- 3. 16 ( 1 H, m) , 3. 20- 3. 42 (3H, m) , 3. 51 (1H, d, J = 12. 9Hz) , 3. 90 ( 1 H, d, J = 12. 9 Hz) , 5. 07 (2H, s) , 5. 15— 5. 62 (1H, m) , 7. 05— 7. 13 (lH, m) , 7. 1 7- 7. 40 (8H, m) , 7. 52— 7. 62 (1H, m)
ES I— MS Found : m/ z 492. 2 [M + H] + 実施例 37
(4 S) -4- (ァセチルァミノ) — 1一べンジル— N_ (3—スピロ [イソべ ンゾフラン一 1 (3H) , 4, ーピペリジン] _ 1ーィルプロピル) —D—プロ リンアミドの合成
実施例 29で得られた化合物 13mgのテトラヒドロフラン溶液 0. 3m lに 窒素雰囲気下、 トリェチルァミン 6. 2 m 1、 塩化メタンスルホニル 3. 4 m l を順次加え室温にて 2時間攪拌した。 反応液に飽和重曹水を加えクロロホルムで 抽出し、 クロ口ホルム層を飽和食塩水で洗浄後、 無水硫酸ナトリウムで乾燥した。 溶媒を留去した後、 得られた残渣をジメチルホルムアミド 0. 3m lで溶解した。 その溶液に窒素雰囲気下、 アジ化ナトリウム 1 1. 3mg、 ヨウ化ナトリウム 1 mgを加えた後、 8 にて 2時間攪拌した。 反応液に水を加えクロ口ホルムで 抽出し、 クロ口ホルム層を飽和食塩水で洗浄後、 無水硫酸ナトリウムで乾燥した。 溶媒を留去した後減圧乾燥して得られた残渣を、 含水 (10%) テトラヒドロフ ラン 0. 3mlに溶解した。 この混合溶液に、 窒素雰囲気下室温で、 トリフエ二 ルホスフィン 1 Omgを加えた後、 70 にて 1時間攪拌した。 反応液に水を加
えクロ口ホルムで抽出し、 クロ口ホルム層を飽和食塩水で洗浄後、 無水硫酸ナト リウムで乾燥した。 溶媒を留去した後、 残渣を無水酢酸 lm l及びピリジン 2 m 1の混合溶液に溶解し、 この混合溶液を室温で 1時間攪拌した。 無水酢酸、 ピリ ジンを減圧留去した後、 得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ― [クロ口ホルム Zメタノール = 1 0 1] にて分離精製し、 表題化合物 1. 8m gを得た。
1 H-NMR (3 0 0MHz , CDC 1 3) 6 : 0. 8 1— 1. 8 5 (8H, m) , 1. 90 - 3. 3 5 (1 2H, m) , 2. 6 2 (3Η, s) , 3. 60 - 3. 8 5 (2Η, m) , 4. 4 5— 4. 5 5 ( 1 H, m) , 5. 0 7 (2 H, s) , 5. 3 2 - 5. 40 ( 1 H, m) , 7. 1 0— 7. 60 (9H, m) ES I— MS F o un d : / z 49 1. 2 [M + H] + 実施例 38
(4R) — 1—ベンジル _4— (メチルスルフォニル) — N— (3—スピロ [ィ ソベンゾフラン一 1 (3H) , 4, 一ピペリジン] — 1 fルプロピル) 一 D— プロリンアミドの合成
実施例 3 1で得られた化合物 6 5mgのテトラヒドロフラン溶液 lm 1に氷冷 下にてトリェチルァミン 0. 048m 1、 塩化メタンスルホニル 0. 0 1 4m l を順次加え、 1 5分間攪拌した。 析出物を濾別し、 濾液を減圧留去して得られた 残渣を、 ジメチルホルムアミド lm 1に溶解させた。 この溶液にナトリウムチォ メチレート 3 Omgを加え、 6 0でで 1時間攪拌した。 反応液を飽和重曹水に注 ぎ、 酢酸ェチルで抽出した。 酢酸ェチル層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、 溶 媒を減圧留去して得られた残渣をァセトニトリル溶液 1 m 1溶解させ、 次いで蒸 留水 lm l、 モルホリン— N—ォキシド 7 7mgを順次加え、 四酸化オスミウム 2 Omgを加えて室温で 1時間攪拌した。 反応液に亜硫酸ナトリウム 8 Omgを 加えて 30分間攪拌後、 反応液を水に注ぎ、 クロ口ホルムで抽出した。 クロロホ ルム層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、 溶媒を減圧留去し、 得られた残渣をシ リカゲルカラムクロマトグラフィー [クロ口ホルム Zメタノール = 1 0/1] に て分離精製し表題化合物 2 1. 2mgを淡黄色固体として得た。
1H-NMR (300MHz, CDC 1 3) 6 : 1. 73— 1. 85 (8 H, m) , 2. 00 (2H, m) , 2. 35 - 2. 62 (4H, m) , 2. 68- 2. 85 (3H, m) , 2. 88 (3H, s) , 3. 28— 3. 60 (5H, m) , 3. 99 (1H, d, J = 16. 0Hz) , 5. 06 (2H, s) , 7. 10— 7. 40 (9H, m)
ES I -MS Found : m/ z 5 12. 2 [M + H] + 実施例 39
(4 R) — 1—ベンジル一 4—フルオロー N— (3—スピロ [イソベンゾフラ ン— 1 (3H) , 4, —ピペリジン] _ 1 Γルプロピル) —D—プロリンアミ ドの合成
実施例 3 1で得られた化合物 7 lmgのジクロロメタン溶液 lm 1に氷冷下ジ ェチルアミノサルファートリフルオリド 0. 043m lを加え、 30分間攪拌し た。 反応液を飽和重曹水に注ぎ、 クロ口ホルムで抽出した。 クロ口ホルム層を無 水硫酸マグネシウムで乾燥し、 溶媒を減圧留去して得られた残渣をシリカゲル力 ラムクロマトグラフィー [クロ口ホルム Zメタノール = 10 1] にて分離精製 し、 表題化合物 14. Omgを白色固体として得た。
1 H-NMR (300MHz, CDC 1 3) 6 1. 70— 1. 80 ( 5 H, m) , 1. 90-2. 10 (4H, m) , 2. 35— 2. 50 (6H, m) , 2. 55 - 2. 70 (2H, m) , 2. 85 (2H, b r s) , 3. 10— 3. 99 (4H, m) , 5. 06 (2H, s) , 7. 00— 7. 50 (9H, m)
ES I - MS Found : m/ z 452. 3 [M + H] + 実施例 40
1一ベンジル一 4—ォキソ一N— (3—スピロ [イソべンゾフラン— 1 (3H) , 4' ーピペリジン] _ 1—ィルプロピル) —D—プロリンアミドの合成
実施例 3 1で得られた化合物 99mgのジメチルスルホキシド溶液 0. 24m 1にトリエチルァミン 0. 3 1m l、 サルファートリオキシド—ピリジン錯体 7 4mgを順次加え、 室温で 1時間攪拌した。 反応液を飽和重曹水に注ぎ、 クロ口
ホルムで抽出した。 クロ口ホルム層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、 次いで溶 媒を減圧留去し、 得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー [クロ口 ホルム/メタノール = 15ノ1] にて分離精製し、 表題化合物 83. 5mgを無 色油状物質として得た。
1 H-NMR (300MHz, CDC 1 3) δ : 1. 7 1— 2. 10 (7 Η, m) , 2. 35 - 2. 55 (5H, m) , 2. 80— 2. 90 (3H, m) , 2. 87 (1H, d, J = 12Hz) , 3. 30— 3. 6 1 (6H, m) , 5. 05 (2H, s ) , 6. 95 ( 1 H, d, J = 6Hz) , 7. 27 - 7. 40 (7H, m) , 7. 62 (1H, b r s)
ES I—MS Found : / z 448. 3 [M + H] + 実施例 41
1—ベンジル一 4—ヒドロキシ一 4一メチル一N— (3—スピロ [イソべンゾフ ラン一 1 (3H) , 4, —ピペリジン] 一 1—ィルプロピル) 一D—プロリンァ ミドの合成
実施例 40で得られた化合物 42mgのテトラヒドロフラン溶液 lm 1に、 氷 冷下メチルマグネシウムプロミド/テトラヒドロフラン溶液 (Imo lZ l) 0. 1 13m lを加え、 2時間攪拌した。 反応液を飽和塩化アンモニア水に注ぎ、 ク ロロホルムで抽出した。 クロ口ホルム層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、 溶媒 を減圧留去し、 得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー [クロロホ ルムノメタノール =9/1] にて分離精製し、 表題化合物 1 1. lmgを無色油 状物質として得た。
1H-NMR (300MHz, CDC 1 3) δ : 1. 75 (3H, s) , 1. 7 0-2. 1 0 (1 OH, m) , 2. 30— 2. 50 (4H, m) , 2. 64 (1 H, d, J = 9Hz) , 2. 84 (1H, b r s) , 3. 05 (1H, d, J = 9Hz) , 3. 22 - 3. 40 (2H, m) , 3. 65 (2H, m) , 3. 9 1 (1 H, d, J = 12Hz) , 5. 07 (2H, s) , 7. 05— 7. 60 (9 H, m)
ES I—MS Found : m/ z 464. 3 [M + H] +
実施例 42
(4R) -4- (ァセチルァミノ) — 1—ベンジル— N— (3—スピロ [イソべ ンゾフラン— 1 (3H) , 4, 一ピペリジン] — 1—ィルプロピル) — D—プロ リンアミドの合成
出発物質として (4R) — 1—ベンジル— 4—ヒドロキシー N— (3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4, 一ピペリジン] 一 1ーィルプロピル) 一 D—プロリンアミドの代わりに、 実施例 3 1で得られた (4 S) — 1 _ベンジ ルー 4—ヒドロキシ一N— (3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4, —ピペリジン] 一 1—ィルプロピル) 一 D_プロリンアミドを用いる他は、 実施例 37に準じて反応を行い、 表題化合物を淡黄色アモルファスとして得た。 1 H-NMR (300 MHz, CDC 1 3) (5 : 0. 8 1— 1. 85 (8H, m ) , 1. 90— 3. 35 (12H, m) , 2. 62 (3H, s) , 3. 60- 3. 85 (2H, m) , 4. 45— 4. 55 ( 1 H, m) , 5. 07 (2H, s) , 5. 32 - 5. 40 (lH, m) , 7. 10— 7. 60 (9H, m)
ES I— MS Found : / z 49 1. 2 [M+ l] + 実施例 43
1—ベンジル一 4, 4—ジフルオロー N— (3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4, —ピペリジン] 一 1—ィルプロピル) —D—プロリンアミドの合 実施例 40で得られた化合物 38 mgのジクロロメタン溶媒 2m 1に、 室温に てジェチルアミノサルファートリフルオリド 0. 068m lを加え、 7時間攪拌 した。 反応液を飽和重曹水に注ぎ、 クロ口ホルムで抽出した。 クロ口ホルム層を 無水硫酸マグネシウムで乾燥し、 溶媒を減圧留去し、 得られた残渣をシリカゲル カラムクロマトグラフィー [クロ口ホルム メタノール = 15Z1] にて分離精 製し、 表題化合物 14. 4mgを無色固体として得た。
1 H-NMR (30 OMH z , CDC 1 3) 6 1. 74- 1. 7 9 (4H, m) , 1. 99 (2H, d t , J = 2, 9Hz) , 2. 25- 2. 90 (1 1 Η,
m) , 3. 35 - 3. 55 (4H, m) , 3. 94 ( 1 H, d, J = 12Hz) , 5. 06 (2H, s) , 7. 00 - 7. 55 (9H, m)
ES I— MS Found : / z 470. 3 [M + H] + 実施例 44
1— (2, 4—ジフルォロベンジル) 一4—ォキソ一 N— (3—スピロ [イソべ ンゾフラン— 1 (3H) , 4, 一ピペリジン] — 1—ィルプロピル) — D—プロ リンアミドの合成
(4 S) _ 1—ベンジル一 4ヒドロキシ一N— (3—スピロ [イソベンゾフラ ン— 1 (3H) , 4' —ピペリジン] — 1—ィルプロピル) —D—プロリンアミ ドの代わりに、 実施例 35で得られた (4S) - 1 - (2, 4—ジフルォロベン ジル) ー4ヒドロキシー N— (3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4' —ピペリジン] _ 1—ィルプロピル) —D—プロリンアミドを用いる他は実 施例 40に準じて反応を行い、 表題化合物を無色アモルファスとして得た。
1 H-NMR (30 OMH z , CDC 1 3) δ 1. 74— 1. 8 1 (7 Η, m) , 1. 93 (1H, t , J = 1 5Hz) , 2. 35— 2. 62 (5H, m) , 2. 85-2. 91 (3H, m) , 3. 32— 3. 60 (5H, m) , 4. 09 (1H, d, J = 1 5Hz) , 5. 06 (2H, s) , 6. 86 - 7. 30 (6 H, m) , 7. 60 (1H, b r s)
ES I— MS Found : m/ z 484. 1 [M + H] + 実施例 45
1— (2, 4—ジフルォロベンジル) — 4—ヒドロキシ— 4—メチルー N— (3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4' —ピペリジン] — 1—ィル プロピル) — D—プロリンアミドの合成
1 _ベンジル一 4—ォキソ一 N— [3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3 H) , 4, —ピペリジン] — 1—ィルプロピル] —D—プロリンアミドの代わり に実施例 44で得られた 1— (2, 4ージフルォロベンジル) —4—ォキソ一 N— [3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4' —ピペリジン] — 1 _
ィルプロピル] _D—プロリンアミドを用いる他は、 実施例 41に準じて反応を 行い、 表題化合物を淡黄色アモルファスとして得た。
1 H-NMR (300 MHz, CDC 1 3) δ : 1. 36 (3Η, s, Me) , 1. 77 - 1. 90 (5H, m) , 2. 04 (2H, b r t , J = 15H z) , 2. 12 -2. 55 (6H, m) , 2. 63 ( 1 H, d, J = 1 2Hz) , 2. 90 (3H, m) , 3. 3 1 ( 2 H, m) , 3. 60 (2H, m) , 3. 95 (1 H, d, J = 12Hz) , 5. 07 (2H, m) , 6. 83— 7. 65 (7 H, m)
ES I—MS Found : m/ z 500. 2 [M + H] + 実施例 46
(4R) - 1 - (2, 4ージフルォロベンジル) —4—フルオロー N— (3—ス ピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4, 一ピペリジン] — 1—ィルプロピ ル) —D_プロリンアミドの合成
(4 S) — 1—ベンジルー 4—ヒドロキシ— N— (3—スピロ [イソべンゾフ ラン一 1 (3H) , 4' —ピペリジン] — 1ーィルプロピル) 一D—プロリンァ ミドの代わりに、 実施例 35で得られた (4S) - 1 - (2, 4—ジフルォ口べ ンジル) 一 4—ヒドロキシ—N— (3—スピロ [イソべンゾフラン— 1 (3H) , 4' ーピペリジン] 一 1—ィルプロピル) —D—プロリンアミドを用いる他は実 施例 39に準じて反応を行い、 表題化合物を淡黄色アモルファスとして得た。 1 H-NMR (30 OMH z , CDC 1 3) 6 : 1. 70 - 1. 83 (4H, m) , 1. 90-2. 10 (3H, m) , 2. 34-2. 5 1 (5H, m) , 2. 86 (2H, b r d, J = 12Hz) , 3. 10-3. 99 (9H, m) , 5. 07 (2H, s) , 6. 78 - 7. 59 (7H, m)
ES I—MS Found : / z 488. 2 [M + H] + 実施例 47
1— (2, 4—フルォロベンジル) ー4, 4—ジフルオロー N— (3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4'—ーピペリジン] ィルプロピル) 一
D—プロリンアミドの合成
1—ベンジル一 4一ォキソ一 N— (3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3 H) , 4, 一ピペリジン] — 1ーィルプロピル) —D—プロリンアミド 1—ベン ジル— 4一ォキソ—の代わりに実施例 44で得られた 1— (2, 4一フルォ口べ ンジル) 一 4—ォキソ一N- (3—スピロ [イソべンゾフランー 1 (3H) , 4, —ピペリジン] 一 1ーィルプロピル) —D—プロリンアミドを用いる他は実 施例 43に準じて反応を行い、 表題化合物を淡黄色アモルファスとして得た。 1 H-NMR (30 OMH z , CDC 1 3) <5 : 1. 60— 1. 78 (6 H, m) , 2. 03 (2H, m) , 2. 20 - 2. 95 (8H, m) , 3. 20-3. 45 (3H, m) , 3. 50 ( 1 H, d, J = 12Hz) , 3. 95 ( 1 H, d, J = 12Hz) , 5. 07 (2H, s) , 6. 80 - 7. 59 (8H, m) ES I— MS Found : / z 506 [M + H] + 実施例 48
N- (3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4, 一ピペリジン] — 1— ィルプロピル) 一 1 _ (1, 3—チアゾール _ 5—ィルメチル) —D—プロリン アミドの合成
ベンズアルデヒドの代わりに 5—チアゾールカルポキシアルデヒド (Syn t h e s i s, (11) , 998— 1001頁、 (1987年) に記載の方法によ り調製した。 ) を用いる他は実施例 1に準じて反応を行い、 表題化合物を淡黄色 アモルファスとして得た。
1 H-NMR (30 OMH z , CDC 1 3) (5 : 1. 65-2. 13 (9H, m) , 2. 15-2. 30 (1H, m) , 2. 34- 2. 55 (5H, m) , 2.
83 - 2. 95 (2H, m) , 3. 07— 3. 44 (4H, m) , 3. 75 ( 1 H, d, J = 13. 5Hz) , 3. 92 (1H, d, J = 13. 5Hz) , 5.
07 (2H, s) , 7. 06-7. 14 (1 H, m) , 7. 17-7. 34 (3 H, m) , 7. 46 -7. 55 ( 1 H, m) , 8. 48 (2H, d, J = 7. 5 Hz)
ES I— MS Found : m/ z 441. 2 [M + H] +
実施例 49
1一 (イソチアゾールー 4一ィルメチル) — N— (3—スピロ [イソベンゾフラ ン— 1 (3H) , 4' —ピペリジン] — 1ーィルプロピル) —D—プロリンアミ ドの合成
ベンズアルデヒドの代わりに 4一イソチアゾールカルボキシアルデヒド (S y n t h. Commun. , 2 5 (9) , 1 38 3— 9頁、 (1 9 9 5年) に記載 の方法により調製した。 ) を用いる他は、 実施例 1に準じて反応を行い、 表題化 合物を淡黄色アモルファスとして得た。
1 H-NMR (3 0 0 MH z , CDC 1 3) δ : 1. 6 5— 2. 1 2 (9Η, m) , 2. 14- 2. 30 (1 H, m) , 2. 36— 2. 5 6 (5H, m) , 2. 8 3 - 2. 9 7 (2H, m) , 3. 0 6— 3. 1 6 (lH, m) , 3. 2 2— 3. 42 (3H, m) , 3. 86 (1H, d, J = 1 4. 2Hz) , 4. 0 6 (1H, d, J = 14. 2) , 5. 0 7 (2H, s) , 7. 08— 7. 1 5 ( 1 H, m) , 7. 1 8 - 7. 3 1 (3H, m) , 7. 45— 7. 54 ( 1 H, m) , 7. 74 (1 H, s) , 8. 7 8 (1 H, s)
ES I —MS F o u n d : m/ z 44 1. 2 [M + H] + 実施例 50
1 - C (6—メトキシピリジン— 2—ィル) メチル] — N— [3—スピロ [イソ ベンゾフラン一 1 (3H) , 4' ーピペリジン] 一 1—ィルプロピル] — D—プ 口リンアミドの合成 ·
ベンズアルデヒドの代わりに 6—メトキシ— 2—ピリジンカルボキシアルデヒ ド (J . O r g. Ch em. , 5 5巻 (1) , 69— 7 3頁、 (1 9 9 0年) に 記載の方法により調製した。 ) を用いる他は実施例 1に準じて反応を行い、 表題 化合物を淡黄色ァモルファスとして得た。
1 H-NMR (30 0 MHz , CDC 1 3) δ : 1. 58 - 2. 08 (9Η, m) , 2. 1 6 - 2. 5 7 (6Η, m) , 2. 7 5— 2. 9 0 (2Η, m) , 3. 06 - 3. 1 5 (1 Η, m) , 3. 1 6 - 3. 4 1 (3H, m) , 3. 6 0 (1
H, d, J = 1 3. 5Hz) , 3. 8 6 ( 1 H, d, J = 1 3. 5Hz) , 3. 94 (3H, s) , 5. 0 6 (2H, s) , 6. 63 ( 1 H, d, J = 8. 2H z) , 6. 8 3 (1 H, d, J = 7. 2Hz) , 7. 06— 7. 1 3 ( 1 H, m) , 7. 1 7 - 7. 30 (3H, m) , 7. 5 3 ( 1 H, d d, J = 7. 2, 8. 2Hz) , 7. 88 - 7. 9 8 ( 1 H, m) ,
E S I — MS F o un d : m/z 46 5. 3 [M + H] + 実施例 5 1
N- [3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4' ーピペリジン] — 1一 ィルプロピル] — 1— (ピリミジン一 5—ィルメチル) 一 D—プロリンアミドの 合成
ベンズアルデヒドの代わりに 5—ピリミジンカルボキシアルデヒド (S yn t h. C ommu n. , 24巻 (2) , 2 5 3— 6頁、 (1 994年) に記載の方 法により調製した。 ) を用いる他は実施例 1に準じて反応を行い、 表題化合物を 淡黄色アモルファスとして得た。
1 H-NMR (300MHz, CDC 1 3) 6 : 1. 60— 2. 04 (9H, m) , 2. 2 - 2. 54 (6H, m) , 2. 8 1 - 2. 9 2 (2H, m) , 3. 0 1 - 3. 0 9 (l H, m) , 3. 1 9— 3. 32 (2H, m) , 3. 3 5— 3. 49 (1 H, m) , 3. 54 ( 1 H, d, J = 1 3. 5Hz) , 3. 9 1 (1H, d, J = 1 3. 5Hz) , 5. 06 (2H, s) , 7. 0 2 - 7. 0 8 ( 1 H, m) , 7. 1 7 - 7. 2 9 (3H, m) , 7. 4 1 - 7. 5 1 (1H, m) , 8. 7 1 (2H, s) , 9. 1 6 (1 H, s) ,
ES I — MS F o un d : m/ z 436. 3 [M + H] + 実施例 5 2
1 - C (2—メトキシピリジン _ 3—ィル) メチル] — N— [3—スピロ [イソ ベンゾフラン一 1 (3H) , 4' ーピペリジン] — 1—ィルプロピル] — D—プ 口リンアミドの合成
ベンズアルデヒドの代わりに 2—メトキシ— 3—ピリジンカルボキシアルデヒ
ド (J. Or g. Chem. , 53巻 (7) , 1367— 7 1頁、 (1988 年) に記載の方法により調製した。 ) を用いる他は実施例 1に準じて反応を行い、 表題化合物を淡黄色アモルファスとして得た。
1 H-NMR (300 MHz, CDC 1 3) (5 : 1. 64 - 2. 05 (9H, m) , 2. 16-2. 52 (6H, m) , 2. 78 - 2. 89 (2H, m) , 2.
9 1 - 3. 00 (lH, m) , 3. 12-3. 26 (2H, m) , 3. 37— 3. 52 (2H, m) , 3. 89 ( 1 H, d, J = 13. 2) , 4. 01 (3H, s) , 5. 06 (2H, s) , 6. 86 - 6. 92 (lH, m) , 7. 0 1— 7.
10 (lH, m) , 7. 16- 7. 30 (3H, m) , 7. 46 -7. 53 (1 H, m) , 7. 78 - 7. 87 (1H, m) , 8. 08— 8. 12 ( 1 H, m)
ES I— MS Found : / z 465. 3 [M + H] + 実施例 53
1— [ (2 _ォキソー 1, 2—ジヒドロピリジン一 3—ィル) メチル] — N— [3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4, 一ピペリジン] — 1ーィル プロピル] — D—プロリンアミドの合成
ベンズアルデヒドの代わりに 1, 2—ジヒドロ一 2—ォキソ一 3 _ピリジン力 ルポキシアルデヒド (J. He t e r o c yc l . Ch em. , 9巻 (1) , 1
65— 6頁、 (1972年) に記載の方法により調製した。 ) を用いる他は実施 例 1に準じて反応を行い、 表題化合物を淡黄色アモルファスとして得た。
1H-NMR (300MHz, CDC 1 3) δ : 1. 65 - 2. 09 (9H, m
) , 2. 14-2. 59 (6H, m) , 2. 83— 2. 94 (2Η, m) , 2.
95 - 3. 04 (1H, m) , 3. 10— 3. 19 (lH, m) , 3. 20— 3.
39 (3H, m) , 3. 89 ( 1 H, d, J = 12. 7Hz) , 5. 05 (2H, s) , 6. 22 - 6. 30 ( 1 H, m) , 7. 07 - 7. 42 (7H, m) , 8.
54— 8. 64 (1H, m)
ES I— MS Found : m/z 451. 3 [M + H] + 実施例 54
1— (1—フエニルェチル) _N— (3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3 H) , 4' ーピペリジン] — 1—ィルプロピル] —D—プロリンアミドの合成 ベンズアルデヒドの代わりにァセトフエノンを用いる他は実施例 1に準じて反 応を行い、 表題化合物を無色アモルファスとして得た。
1 H-NMR (300MHz, CDC 1 3) δ : 1. 35 (3H, d, J = 6. 9Hz) , 1. 55 - 1. 72 (2H, m) , 1. 74— 2. 20 (8H, m) ,
2. 23 - 2. 37 (lH, m) , 2. 41 - 263 (4H, m) , 2. 80—
3. 01 (3H, m) , 3. 32— 3. 44 (3H, m) , 3. 57— 3. 67 (1H, m) , 5. 07 (2H, s) , 7. 08— 7. 39 (9H, m) , 7. 67 - 7. 87 (1 H, m)
ES I—MS Found : m/ z 448. 2 [M + H] + 実施例 55
1— (2—フルォロベンジル) 一 N— [3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3 H) , 4, —ピペリジン] — 1—ィルプロピル] 一 D—プロリンアミドの合成 ベンズアルデヒドの代わりに 2—フルォロベンズアルデヒドを用いる他は実施 例 1に準じて反応を行い、 表題化合物を無色アモルファスとして得た。
1 H-NMR (300 MHz, CDC 1 3) δ : 1. 55— 2. 10 (1 OH, m) , 2. 1 5-2. 64 (5H, m) , 2. 86— 3. 06 (3H, m) , 3. 1 5— 3. 43 (3H, m) , 3. 45- 3. 52 ( 1 H, m) , 3. 97 ( 1 H, d, J = 1 3. 2Hz) , 5. 06 (2H, s) , 7. 00 - 7. 40 (8 H, m) , 7. 65- 7. 74 (1H, b r s)
ES I—MS Found : / z 452. 2 [M + H] + 実施例 56
1 - (3—フルォロベンジル) 一N— [3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3 H) , 4' —ピペリジン] 一 1—ィルプロピル] —D—プロリンアミドの合成 ベンズアルデヒドの代わりに 3 _フルォロベンズアルデヒドを用いる他は実施 例 1に準じて反応を行い、 表題化合物を無色アモルファスとして得た。
1 H-NMR (3 00MHz, CDC 1 3) δ 1. 6 3— 2. 1 0 (1 0 H, m) , 2. 1 7 - 2. 5 5 (5H, m) , 2. 82 - 2. 94 (2H, m) , 3. 0 3— 3. 1 1 (1H, m) , 3. 1 7 - 3. 3 1 (2H, m) , 3. 2 2— 3. 46 (1H, m) , 3. 47 - 3. 5 3 (1 H, m) , 3. 8 7 ( 1 H, d, J = 1 3. 2Hz) , 5. 0 6 (2H, s) , 6. 9 0— 7. 1 0 (4H, m) , 7. 1 7— 7. 3 5 (4H, m) , 7. 50 - 7. 6 0 ( 1 H, b r s)
ES I — MS F ou n d : m/z 45 2. 2 [M + H] + 実施例 5 7
1 _ (4—フルォロベンジル) _N_ [3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3 H) , 4' —ピペリジン] — 1ーィルプロピル] _D—プロリンアミドの合成 ベンズアルデヒドの代わりに 4一フルォロベンズアルデヒドを用いる他は実施 例 1に準じて反応を行い、 表題化合物を無色アモルファスとして得た。
1H-NMR (3 00MHz , CDC 1 3) δ : 1. 6 0— 2. 08 (1 OH, m) , 2. 1 5 - 2. 5 7 (5H, m) , 2. 80— 2. 94 (2H, m) , 2. 9 9 - 3. 0 8 (1 H, m) , 3. 1 3— 3. 43 (3H, m) , 3. 49 ( 1 h, d, J = 1 3. 2Hz) , 3. 8 3 ( 1 H, d, J = 1 3. 2Hz) , 5. 0 7 (2H, s) , 6. 9 6 - 7. 1 0 (3H, m) , 7. 1 8— 7. 3 2 (5 H, m) , 7. 48 - 7. 5 8 ( 1 H, b r s)
E S I -MS F o un d : m/ z 45 2. 2 [M + H] + 実施例 5 8
1 - [1 - (2—フルオロフェニル) ェチル] — N— [3—スピロ [イソべンゾ フラン— 1 (3H) , 4' —ピペリジン] — 1—ィルプロピル] — D—プロリン アミドの合成
ベンズアルデヒドの代わりに 2 _フルォロアセトフエノンを用いる他は実施例 1に準じて反応を行い、 表題化合物を無色アモルファスとして得た。
1 H-NMR (300 MHz, CDC 1 3) 6 1. 3 8— 1. 45 (3H, m ) , 1. 5 5 - 2. 2 5 (1 3H, m) , 2. 28— 2. 6 7 (4H, m) , 2.
8 3— 3. 0 0 (2H, m) , 3. 24 - 3. 45 (2H, m) , 3. 9 0— 4. 0 0 a nd 4. 1 2 -4. 2 3 ( 1 H, m) , 5. 0 7 (2H, s) , 6. 9 8 - 7. 40 (8H, m) , 7. 6 7 - 7. 80 ( 1 H, b r s)
ES I — MS F o u n d : m/z 46 6. 3 [M + H] + 実施例 5 9
1 - C (I S *) — 1— (4—フルオロフェニル) ェチル] — N— 3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4' —ピペリジン] — 1—ィルプロピル] ― D—プロリンアミド及び 1— [ ( 1 R*) - 1 - (4—フルオロフェニル) ェチ ル] —N— 3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4, 一ピペリジン] ― 1—ィルプロピル] _D—プロリンアミドの合成
ベンズアルデヒドの代わりに 4—フルォロアセトフエノンを用いる他は実施例 1に準じて反応を行い、 得られた粗生成物を分取用薄層クロマトグラフィー [ク ロロホルム メタノール =9 1] にて分離精製し、 高極性画分より便宜上 S * 体を、 低極性画分より便宜上 R*体を得た。 ここで S *体及び R*体は、 その立 体構造が特定されていないために、 暫定的につけたものである。
1— [ ( 1 S *) — 1— (4—フルオロフェニル) ェチル] —N— 3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4' —ピペリジン] — 1ーィルプロピル] ― D—プロリンアミド
1 H-NMR (300 MHz, CDC 1 3) 6 1. 3 3 (3H, d, J = 6. 9Hz) , 1. 52 - 2. 2 0 (1 2H, m) , 2. 2 1 - 2. 33 ( 1 H, m ) , 2. 3 6 - 2. 6 5 (3H, m) , 2. 7 9 - 3. 0 2 (2H, m) , 3. 20 - 3. 47 (3H, m) , 3. 56— 3. 6 7 (l H, m) , 5. 0 8 (2 H, s) , 6. 9 8 - 7. 40 (8H, m) , 7. 58— 7. 7 0 (1 H, b r s)
ES I— MS F o u n d : m/ z 46 6. 2 [M + H] +
1— [ (1 R *) — 1— (4—フルオロフェニル) ェチル] —N— 3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4' —ピペリジン] 一 1—ィルプロピル] ― D—プロリンアミド
1 H-NMR (300 MHz, CDC 1 3) (5 : 1. 41 (3H, d, J = 6. 9Hz) , 1. 56-2. 14 ( 1 1 H, m) , 2. 35— 2. 54 (3H, m ) , 2. 55 - 2. 66 (1 H, m) , 2. 78 - 2. 96 (2H, m) , 3. 02- 3. 17 (2H, m) , 3. 2 1— 3. 38 (2H, m) , 3. 59— 3. 78 ( 1 H, m) , 5. 08 (2H, s) , 6. 95 - 7. 06 (2H, m) , 7. 09 - 7. 20 (6H, m) , 7. 45— 7. 55 (1H, b r s)
ES I— MS Found : / z 466. 3 [M + H] + 実施例 60
1一 C (I S *) - 1 - (2—メチルフエニル) ェチル] — N— [3—スピロ [イソべンゾフラン— 1 (3H) , 4' —ピペリジン] — 1—ィルプロピル] ― D—プロリンアミド及び 1— [ (1 R*) - 1 - (2—メチルフエニル) ェチ ル] -N- [3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4, —ピベリジ ン] — 1—ィルプロピル] 一 D—プロリンアミドの合成
ベンズアルデヒドの代わりに 2—メチルァセトフエノンを用いる他は実施例 1 に準じて反応を行い、 得られた粗生成物を分取用薄層クロマトグラフィー [クロ 口ホルム Zメタノール =9Z1] にて分離精製し、 高極性画分より便宜上 S *体 を、 低極性画分より便宜上 R*体を得た。 ここで S *体及び R*体は、 その立体 構造が特定されていないために暫定的につけたものである。
1 - [ (1 S *) - 1 - (2—メチルフエニル) ェチル] — N— [3—スピロ [ イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4' —ピペリジン] — 1—ィルプロピル] — D —プロリンアミド
1 H-NMR (300 MHz, CDC 1 3) (5 : 1. 27 (3H, d, J = 6. 6Hz) , 1. 55 - 2. 33 ( 1 1 H, m) , 2. 34— 2. 60 (4H, m ) , 2. 37 (3H, s) , 2. 85— 3. 00 (3H, m) , 3. 25— 3. 44 (3H, m) , 3. 90 ( 1 H, q, J = 6. 6Hz) , 5. 07 (2H, s ) , 7. 07-7. 2 1 (7H, m) , 7. 43 ( 1 H, d, J = 7. 5Hz ) , 7. 60-7. 68 (1 H, m)
ES I— MS Found : / z 462. 3 [M + H] +
1— [ ( 1 R *) - 1 - (2—メチルフエニル) ェチル] — N— [3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4, —ピペリジン] — 1—ィルプロピル] -
D—プロリンアミド
1 H-NMR (300 MHz, CDC 1 3) δ : 1. 3 8 (3Η, d, J = 6. 6Hz) , 1. 57 - 2. 2 2 (l lH, m) , 2. 3 6 (3H, s) , 2. 4
2 - 2. 62 (3H, m) , 2. 64- 2. 7 6 (l H, m) , 2. 8 5 - 3. 2 0 (4H, m) , 3. 2 2 - 3. 3 7 (2H, m) , 4. 0 3 ( 1 H, q, J = 6. 9Hz) , 5. 0 7 (2H, s) , 7. 0 5— 7. 38 (8H, m) , 7. 5 2 - 7. 6 5 (1 H, m)
ES I— MS F o u n d : m/ z 462. 3 [M + H] + 実施例 6 1
N— (3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4, 一ピペリジン] _ 1一 ィルプロピル) _ (1 _ピリジン _4_ィルェチル) —D—プロリンアミド の合成
ベンズアルデヒドの代わりに 4—ァセチルピリジンを用いる他は実施例 1に準 じて反応を行い、 表題化合物を無色ァモルファスとして得た。
1 H-NMR (300 MHz, CDC 1 3) δ : 1. 38— 1. 52 (3H, m ) , 1. 60 - 2. 32 (1 OH, m) , 2. 38— 2. 5 6 (4H, m) , 2. 5 7 - 2. 68 (1 H, m) , 2. 8 3— 2. 9 5 (2H, m) , 3. 02— 3. 2 1 (2H, m) , 3. 2 2 - 3. 40 (2H, m) , 3. 7 2 - 3. 8 3 ( 1 H, m) , 5. 0 7 (2H, s) , 7. 0 9— 7. 3 3 (5H, m) , 7. 42 - 7. 50 (1H, m) , 8. 5 0 - 8. 60 (3H, m)
ES I — MS F o u n d : ./ z 449. 3 [M + H] + 実施例 6 2
N— (3—ピぺリジン一 1—ィルプロピル) ― [ ( 1 S *) 一 1—ピラジ ン— 2—ィルェチル] —D—プロリンアミド及び N— (3—ピペリジン— 1ーィ
ルプロピル) — 1— [ (1 R*) — 1—ピラジン一 2—ィルェチル] —D—プロ リンアミドの合成
ベンズアルデヒドの代わりに 2 _ァセチルビラジンを用いる他は実施例 1に準 じて反応を行い、 得られた粗生成物を分取用薄層クロマトグラフィ— [クロロホ ルム Zメタノール =9Z1] にて分離精製し、 高極性画分より便宜上 S *体を、 低極性画分より便宜上 R*体を得た。 ここで S *体及び R*体は、 その立体構造 が特定されていないために暫定的につけたものである。
N- (3—ピぺリジン一 1—ィルプロピル) 一 1— [ (1 S *) — 1—ピラジン —2—ィルェチル] —D—プロリンアミド
1 H-NMR (300 MHz, CDC 1 3) δ : 1. 43— 1. 55 (3Η, m ) , 1. 62 - 2. 20 (1 1 H, m) , 2. 37— 2. 58 (3H, m) , 2. 64- 2. 75 (1H, m) , 2. 82— 3. 00 (3H, m) , 3. 15— 3. 40 (2H, m) , 3. 53— 3. 62 (lH, m) , 3. 97-4. 10 ( 1 H, m) , 5. 07 (2H, s) , 7. 10— 7. 33 (4H, m) , 7. 88 -7. 98 (1H, b r s) , 8. 42— 8. 60 (3H, m)
ES I— MS Found : m/ z 450. 3 [M + H] +
N- (3—ピペリジン _ 1—ィルプロピル) — 1— [ (1 R*) — 1一ピラジ ンー 2—ィルェチル] —D—プロリンアミド
1 H-NMR (30 OMH z , CDC 1 3) δ : 1. 40— 1. 53 (3Η, m
) , 1. 63 -2. 63 (14H, m) , 2. 83— 3. 02 (4Η, m) , 3.
31 -3. 43 (2Η, m) , 3. 46— 3. 61 (1Η, m) , 3. 87-4.
07 (1Η, m) , 5. 07 (2Η, s) , 7. 10— 7. 44 (4H, m) ,
7. 82 - 7. 96 (1H, b r s) , 8. 44— 8. 62 (3H, m)
ES I— MS Found : m/z 450. 2 [M + H] + 実施例 63
N- (3—スピロ [イソべンゾフラン' (3H) , 4' —ピペリジン] ― ィルプロピル) — 1— [1— (1, 3—チアゾール—2—ィル) ェチル] D
プロリンアミドの合成
ベンズアルデヒドの代わりに 2—ァセチルチアゾールを用いる他は実施例 1に 準じて反応を行い、 表題化合物を無色アモルファスとして得た。
1H-NMR (300 MHz, CDC 1 3) δ : 1. 42- 2. 68 (14 Η, m) , 1. 47- 1. 61 (3H, m) , 2. 7 1— 3. 1 3 (4H, m) , 3. 27- 3. 42 (2H, m) , 3. 52— 3. 66 ( 1 H, m) , 4. 18— 4. 33 (1H, m) , 5. 07 (2H, s) , 7. 10— 7. 36 (4H, m) , 7. 59 - 7. 77 (3H, m)
ES I— MS Found : m/ z 455. 2 [M + H] + 実施例 64
1— C (5—メチルイソォキサゾ一ル— 4 _ィル) メチル] — N— [3—スピロ [イソべンゾフラン— 1 (3H) , 4' —ピペリジン] — 1—ィルプロピル] 一 D—プロリンアミドの合成
1) 5—メチルイソォキサゾール _ 4—メタノール
5—メチルイソォキサゾール—4—カルボン酸 1. 00 gをジァゾメタンの エーテル溶液 10m lに溶解し、 室温で 15分間攪拌した。 溶媒を減圧留去した 後、 得られた残渣をテトラヒドロフラン 20m 1に溶解し、 に冷却後、 水素 化リチウムアルミニウム 1. 30 gを加え、 O :にて 10分間攪拌した。 反応液 に 1N—水酸化ナトリウム水溶液を加え酢酸ェチルで抽出し、 酢酸ェチル層を飽 和食塩水で洗浄後、 無水硫酸ナトリウムで乾燥した。 溶媒を減圧留去して、 5— メチルイソォキサゾ一ルー 4—メタノール 1. 00 gを粗生成物として得た。
2) 5—メチルイソォキサゾ一ルー 4—カルボキシアルデヒド
1) で得られた 5—メチルイソォキサゾ一ル— 4一メタノール 199mg及び 二酸化マンガン 4.6 gの酢酸ェチル 10ml懸濁液を、 室温にて 12時間攪拌 した。 反応液を濾過後、 濾液を減圧留去し、 得られた残渣をシリカゲルカラムク 口マトグラフィ— [n—へキサン 酢酸ェチル =4Z1] にて分離精製し、 表題 化合物 183 mgを油状物質として得た。
3) 1— [ (5—メチルイソォキサゾールー 4—ィル) メチル] 一 N— [3—ス
ピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4' ーピペリジン] — 1ーィルプロピ ル] —D—プロリンアミド
ベンズアルデヒドの代わりに 2) で得られた 5—メチルイソォキサゾール— 4一力ルポキシアルデヒドを用いる他は実施例 1に準じて反応を行い、 表題化合 物を無色アモルファスとして得た。
1H-NMR (300MHz, CDC 1 3) 6 : 1. 14— 2. 58 (1 5 H, m) , 2. 41 (3Η, s) , 2. 84— 2. 98 (2H, m) , 3. 02— 3. 13 (2Η, m) , 3. 17— 3. 30 (lH, m) , 3. 33 -3. 49 (2 H, m) , 3. 53 - 3. 65 ( 1 H, m) , 5. 07 (2H, s) , 7. 0 7-7. 15 (1H, m) , 7. 18— 7. 38 (3H, m) , 7. 43- 7. 52 (1H, b r s) , 8. 1 7 ( 1 H, s)
ES I— MS Found : / z 439. 3 [M + H] + 実施例 65
1 - (2—フリルメチル) 一 N— [3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4' —ピペリジン] 一 1—ィルプロピル] —D—プロリンアミドの合成
ベンズアルデヒドの代わりにフルフラールを用いる他は実施例 1に準じて反応 を行い、 表題化合物を無色アモルファスとして得た。
1 H-NMR (30 OMH z , CDC 1 3) «5 : 1. 64— 1. 94 (6H, m) , 1. 96-2. 28 (4H, m) , 2. 33— 2. 60 (5H, m) , 2.
83 - 2. 97 (2H, m) , 3. 06— 3. 16 (lH, m) , 3. 1 7— 3.
40 (3H, m) , 3. 63 ( 1 H, d, J = 14. 1 Hz) , 3. 76 ( 1 H, d, J = 14. 1Hz) , 5. 07 (2H, s) , 6. 19 ( 1 H, d, J = 3.
3 Hz) , 6. 30 (1H, dd, J = 1. 8, 3. 3Hz) , 7. 08 -7. 21 (4H, m) , 7. 37 ( 1 H, s) , 7. 59— 7. 69 (1 H, m)
ES I— MS Found : m/ z 424. 2 [M + H] 実施例 66
N- (3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4, ーピペリジン] — 1—
ィルプロピル) 一 1一 (1H—ピロ一ル— 2—ィルメチル) —D—プロリンアミ ドの合成
ベンズアルデヒドの代わりにピロ一ルー 2—カルボキシアルデヒドを用いる他 は実施例 1に準じて反応を行い、 表題化合物を無色ァモルファスとして得た。 1 H-NMR (30 OMH z , CDC 1 3) (5 : 1. 6 1— 2. 53 (1 5 H, m) , 2. 80- 2. 93 (2H, m) , 3. 06— 3. 1 9 (2H, m) , 3. 20- 3. 43 (2H, m) , 3. 47 ( 1 H, d, J = 1 3. 5Hz) , 3. 66 (1H, d, J = 13. 5Hz) , 5. 07 (2H, s ) , 6. 36 ( 1 H, s) , 7. 06-7. 14 (1H, m) , 7. 1 7— 7. 45 (5H, m) , 7. 52 - 7. 65 (1H, m)
ES I - MS Found : m/ z 424. 3 [M + H] 実施例 67
1— (3—フリルメチル) 一 N— [3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4' —ピペリジン] — 1—ィルプロピル] —D—プロリンアミドの合成
ベンズアルデヒドの代わりに 3—フルアルデヒドを用いる他は実施例 1に準じ て反応を行い、 表題化合物を無色ァモルファスとして得た。
1H-NMR (300MHz, CDC 1 3) δ : 1. 61— 2. 53 (1 5 Η, m) , 2. 80 - 2. 93 (2H, m) , 3. 06— 3. 19 (2H, m) , 3. 20- 3. 43 (2H, m) , 3. 47 ( 1 H, d, J = 1 3. 5Hz) , 3. 66 (1H, d, J = 13. 5Hz) , 5. 07 (2H, s) , 6. 36 ( 1 H, s) , 7. 06- 7. 14 (lH, m) , 7. 17— 7. 45 (5H, m) , 7. 52 - 7. 65 (1 H, m)
ES I— MS Found : m/ z 424. 3 [M + H] + 実施例 68
N- (3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4, 一ピペリジン] — 1— ィルプロピル) _ 1一 (1H—ピラゾ一ル—3—ィルメチル) —D—プロリンァ ミドの合成
ベンズアルデヒドの代わりにピラゾールー 3—力ルポキシアルデヒドを用いる 他は実施例 1に準じて反応を行い、 表題化合物を無色アモルファスとして得た。 1H-NMR (300 MHz, CDC 1 3) 6 : 1. 65— 1. 96 (7H, m ) , 2. 10 -2. 30 (3H, m) , 2. 42 - 2. 74 (5H, m) , 2. 97 - 3. 1 2 (2H, m) , 3. 1 3— 3. 30 (3H, m) , 3. 33— 3. 47 (1H, m) , 3. 73 ( 1 H, d, J = 1 3. 5Hz) , 3. 84 ( 1 H, d, J = 13. 5Hz) , 5. 07 (2H, s) , 6. 19 ( 1 H, d, J = 2. 1Hz) , 7. 10-7. 32 (4H, m) , 7. 5 1 (1 H, s) , 7. 52 (1 H, d, J = 2. 1Hz) , 7. 83 - 7. 93 ( 1 H, m)
ES I—MS Found : m/ z 424. 3 [M + H] + 実施例 69
1— C ( 1一メチル— 1 H—ベンズイミダゾール— 2—ィル) メチル] — N— (3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4, 一ピペリジン] — 1—ィル プロピル] —D—プロリンアミドの合成
ベンズアルデヒドの代わりに 1—メチルー 2—ホルミルべンズイミダゾールを 用いる他は実施例 1に準じて反応を行い、 表題化合物を無色アモルファスとして 得た。
1 H-NMR (300 MHz, CDC 1 3) δ : 1. 60— 2. 08 (7 Η, m) , 2. 17-2. 50 (7H, m) , 2. 57— 2. 7 1 ( 1 H, m) , 2. 74- 2. 90 (2H, m) , 3. 1 1— 3. 38 (4H, m) , 3. 83 (3 H, s) , 3. 95 (1H, d, J = 14. 1Hz) , 4. 1 1 (1H, d, J = 14. 1 Hz) , 5. 05 (2H, s) , 7. 02— 7. 10 ( 1 H, m) , 7. 1 5- 7. 40 (6H, m) , 7. 70— 7. 85 (2H, m)
ES I—MS Found : / z 488. 3 [M + H] + 実施例 70
1一 [ (2, 4ージメトキシピロミジン— 5 _ィル) メチル] — N— [3—スピ 口 [イソべンゾフラン一 1 ( 3 H) , 4 ' —ピペリジン] 一 1—ィルプロピ
ル] —D—プロリンアミドの合成
ベンズアルデヒドの代わりに 2, 4—ジメトキシ一 5 _ピリミジンカルボキシ アルデヒドを用いる他は実施例 1に準じて反応を行い、 表題化合物を無色ァモル ファスとして得た。
1 H-NMR (30 0 MHz, CDC 1 3) 6 1. 60 - 2. 14 (1 0 H, m) , 2. 1 5— 2. 5 6 (6H, m) , 2. 8 2— 3. 00 (3H, m) , 3. 1 0 - 3. 2 9 (2H, m) , 3. 34 ( 1 H, d, J = 1 3. 2Hz) , 3. 8 0 (1 H, d, J = 1 3. 2Hz) , 3. 9 9 (3H, s) , 4. 0 5 (3H, s) , 5. 06 (2H, s) , 7. 0 5 - 7. 14 ( l H, m) , 7. 1 7 - 7. 3 3 ( 3 H, m) , 7. 68— 7. 7 7 ( 1 H, m) , 8. 1 1 ( 1 H, s) ES I— MS F o un d : m/ z 49 6. 3 [M + H] + 実施例 7 1
N- (3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4' —ピペリジン] — 1— ィルプロピル) — 1— (1, 2, 3—チアジアゾールー 4—ィルメチル) — D— プロリンアミドの合成
ベンズアルデヒドの代わりに 1, 2, 3—チアジアゾール—4—力ルポキシァ ルデヒド (J. He t e r o c y c l . Ch em. , 7巻 (2) , 4 1 5— 1 8 頁、 (1 9 70年) に記載の方法により調製した。 ) を用いる他は実施例 1に準 じて反応を行い、 表題化合物を淡黄色アモルファスとして得た。
1 H-NMR (3 0 0MHz, CDC 1 3) δ 1. 69— 2. 1 2 (8Η, m) , 2. 1 6 - 2. 3 3 ( 1 H, m) , 2. 3 7— 2. 6 5 (6H, m) , 2. 84- 2. 9 7 (2H, m) , 3. 1 0— 3. 40 (4H, m) , 4. 1 9 (1 H, d, J = 1 3. 5Hz) , 4. 32 ( 1 H, d, J = 1 3. 5Hz) , 5. 0 7 (2H, s) , 7. 1 0— 7. 32 (4H, m) , 7. 6 7 - 7. 7 8 (1 H, m) , 8. 4 1 (1H, s)
ES I - MS F o un d : m/ z 442. 4 [M + H] + 実施例 7 2
N- (3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4' —ピペリジン] — 1— ィルプロピル) _ 1一 (1, 3—チアゾール—4—ィルメチル) — D—プロリン アミドの合成
ベンズアルデヒドの代わりに 4 _チアゾールカルボキシアルデヒド (US 32 74207号に記載の方法により調製した。 ) を用いる他は実施例 1に準じて反 応を行い、 表題化合物を淡黄色アモルファスとして得た。
1 H-NMR (300 MHz, CDC 1 3) δ : 1. 60-2. 12 (8Η, m) , 2. 13-2. 32 (1H, m) 2. 35— 2. 66 (6H, m) , 2. 81 -2. 96 (2H, m) , 3. 05-3. 16 ( 1 H, m) , 3. 18-3. 38 (3H, m) , 3. 81 ( 1 H, d, J = 13. 5Hz) , 3. 97 ( 1 H, d, J = 13. 5Hz) , 5. 07 (2H, s) , 7. 08 - 7. 33 (5H, m) , 7. 80 - 7. 92 (1H, m) , 8. 81 (1 H, d, J = 2. 1 H z)
E S I -MS Found : m/ z 441. 2 [M + H] + 実施例 Ί 3
1 - [2—フルオロー 1 _ (4—フルオロフェニル) ェチル] — N— [3—スピ 口 [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4' —ピペリジン] — 1—ィルプロピ ル) 一 D—プロリンアミドの合成
ベンズアルデヒドの代わりに 2—フルオロー 1 _ (4一フルオロフェニル) ― エタノン (J. Am. Chem. S oc. , 102卷 (14) , 4845— 6頁、 (1980年) に記載の方法により調製した。 ) を用いる他は実施例 1に準じて 反応を行い、 表題化合物を無色アモルファスとして得た。
1H-NMR (300MHz, CDC 1 3) <5 : 1. 70 - 2. 68 (10 H, m) , 2. 90— 3. 70 ( 10 H, m) , 3. 96— 5. 30 (4H, m) ,
5. 10 (2Η, s ) , 7. 19-7. 48 (6H, m) , 7. 51-7. 67 (2H, m) , 8. 28 - 8. 76 ( 1 H, m)
ES I— MS Found : m/ z 484. 2 [M + H] +
実施例 74
N- (3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4' ーピペリジン] — 1— ィルプロピル) — 1— (2H—テトラゾールー 5—ィルメチル) — D—プロリン アミドの合成
ベンズアルデヒドの代わりに 1 H—テトラゾ一ル— 5—カルボキシアルデヒド (Ch em. P h a rm. Bu l l . , 3 0巻 (1 1) 、 4 1 9 9— 2 04頁、 (1 9 82年) に記載の方法により調製した。 ) を用いる他は実施例 1に準じて 反応を行い、 表題化合物を無色アモルファスとして得た。
1H-NMR (3 0 0MHz, CDC 1 3) δ : 1. 97 - 2. 1 7 (8Η, m) , 2. 20 - 2. 52 (3H, m) , 3. 1 0— 3. 50 (7Η, m) , 3.
5 3 - 3. 7 2 (3H, m) , 3. 94-4. 0 2 (l H, m) , 4. 47— 4. 6 0 (2H, m) , 5. 20 (2H, s) , 7. 1 9 - 7. 38 (4H, m)
E S I -MS F o un d : m/ z 42 6. 2 [M + H] + 実施例 7 5
1 - [ (3—フルォロピリジン—4_ィル) メチル] — N— [3—スピロ [イソ ベンゾフラン一 1 (3H) , 4, —ピペリジン] 一 1ーィルプロピル) 一 D—プ 口リンアミドの合成
ベンズアルデヒドの代わりに 3—フルオロー 4_ピリジンカルポキシアルデヒ ド (Te t r a h e d r o n, 3 9巻 (1 2) , 200 9— 2 1頁、 (1 98 3 年) に記載の方法により調製した。 ) を用いる他は実施例 1に準じて反応を行い、 表題化合物を無色アモルファスとして得た。
1 H-NMR (30 OMH z , CDC 1 3) 6 : 1. 92— 2. 42 (1 1 H, m) , 2. 58 - 2. 72 (1Η, m) , 3. 1 2— 3. 23 (2H, m) , 3. 30 - 3. 80 (6H, m) , 4. 4 1 (1 H, t, J = 7. 8Hz) , 4. 6
6 (1 H, d, J = 1 3. 5Hz) , 4. 7 5 ( 1 H, d, J = 1 3. 5Hz) , 5. 1 0 (2H, s) , 7. 20 - 7. 3 8 (4H, m) , 7. 90 - 7. 9 8
(l H, m) , 8. 62 - 8. 7 5 (2H, m) , 8. 8 6 ( 1 H, d, J = 2. 0Hz)
ES I -MS Found : m/z 453. 3 [M + H] + 実施例 76
N— (3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4, 一ピペリジン] — 1— ィルプロピル) — 1— (3H— 1, 2, 4—トリァゾール— 5—ィルメチル) ― D—プロリンアミドの合成
ベンズアルデヒドの代わりに 1 H— 1, 2, 4—トリァゾ一ルー 3—カルボキ シアルデヒド (He t e r o c yc l e s, 15卷 (1) , 30 1—4頁、 (1 98 1年) に記載の方法により調製した。 ) を用いる他は実施例 1に準じて反応 を行い、 表題化合物を無色アモルファスとして得た。
1H-NMR (300MHz, CD 3 OD) δ : 1. 90— 2. 13 (8Η, m) , 2. 20 - 2. 57 (3H, m) , 3. 16— 3. 48 (7H, m) , 3. 51 -3. 76 (3H, m) , 4. 18-4. 29 (lH, m) , 4. 43 (1 H, d, J = 14. 2Hz) , 4. 52 (1 H, d, J = 14. 2Hz) , 5. 10 (2H, s) , 7. 18- 7. 39 (4H, m) , 8. 54 ( 1 H, s) ES I— MS Found : / z 425. 2 [M + H] + 実施例 77
I一 [ (2—フルォロピロジン一 3—ィル) メチル] — N— [3—スピロ [イソ ベンゾフラン一 1 (3H) , 4' —ピペリジン] _ 1—ィルプロピル) — D—プ 口リンアミドの合成
ベンズアルデヒドの代わりに 2—フルォロ— 3—ピリジンカルボキシアルデヒ ド (J. He t e r o c y c l . Ch em. , 9巻 (1) 、 165 - 6頁、 (1 972年) に記載の方法により調製した。 ) を用いる他は実施例 1に準じて反応 を行い、 表題化合物を無色アモルファスとして得た。
1 H-NMR (300 MHz, CDC 1 3) (5 : 1. 50 - 2. 02 (9H, m ) , 2. 10-2. 50 (6H, m) , 2. 78— 3. 02 (3H, m) , 3.
I I— 3. 41 (3H, m) , 3. 5 1 ( 1 H, d, J = 12. 9Hz) , 3. 9 1 (1H, d, J = 12. 9Hz) , 5. 05 (2H, s) , 7. 04- 7.
30 (4H, m) , 7. 52— 7. 75 (2H, m) , 8. 00-8. 18 (2 H, m)
ES I— MS Found : m/ z 453. 2 [M + H] + 実施例 78
1— C (1—メチル— 1H—テトラゾール _5—ィル) メチル] — N— [3—ス ピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4 ' —ピペリジン] — 1—ィルプロピ ル) —D—プロリンアミドの合成
ベンズアルデヒドの代わりに 1—メチルー 1 H—テトラゾ一ル— 5—力ルポキ シアルデヒド (J u s t u s L i e b i g s Ann. Ch e m. , 758 巻、 29— 42頁、 (1972年) に記載の方法により調製した。 ) を用いる他 は実施例 1に準じて反応を行い、 表題化合物を無色アモルファスとして得た。 1 H-NMR (300MHz, CD 3 OD) (5 : 1. 20— 2. 30 ( 1 OH, m) , 2. 42 -2. 70 (5H, m) , 2. 90— 3. 10 (2H, m) , 3. 12-3. 48 (4H, m) , 3. 98 ( 1 H, d, J = 14. 6Hz) , 4. 12 (3H, s) , 4. 16 (1H, d, J = 14. 6Hz) , 5. 07 (2H, s) , 7. 10-7. 40 (4H, m) , 7. 69— 7. 80 ( 1 H, m) ES I—MS Found : m/ z 440. 3 [M + H] + 実施例 79
N— (3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4, 一ピペリジン] — 1— ィルプロピル) — 1_ (ピリジン— 4—ィルメチル) —D—プロリンアミドの合 盛
ベンズアルデヒドの代わりに 4—ピリジンカルポキシアルデヒドを用いる他は、 実施例 1に準じて反応を行い、 表題化合物を無色アモルファスとして得た。
1 H-NMR (300MH z , CDC 1 3) (5 : 1. 71 -2. 10 (9H, m) , 2. 20 - 2. 55 (6H, m) , 2. 82 - 2. 93 (2Η, m) , 3. 06-3. 14 (lH, m) , 3. 21 -3. 46 (3H, m) , 3. 52 ( 1 H, d, J = 13. 8Hz) , 3. 91 ( 1 H, d, J = 13. 8Hz) , 5.
07 (2H, s) , 7. 03- 7. 14 ( 1 H, m) , 7. 19— 7. 35 (5 H, m) , 7. 40 - 7. 57 (1H, m) , 8. 58 (2H, dd, J = 1. 6, 4. 4Hz)
ES I - MS Found : m/ z 435. 2 [M + H] + 実施例 80
1— [ (4—メチル _ 1H—イミダゾール _ 5—ィル) メチル] — N— [3—ス ピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4' —ピペリジン] — 1—ィルプロピ ル) —D—プロリンアミドの合成
ベンズアルデヒドの代わりに 5—メチルイミダゾール _4一力ルポキシアルデ ヒドを用いる他は実施例 1に準じて反応を行い、 表題化合物を無色アモルファス として得た。
1H-NMR (300 MHz, CD 3 OD) δ : 1. 55 - 1. 70 (9Η, m ) , 1. 85 - 1. 96 (1Η, m) , 2. 01 (3H, s) , 2. 20- 2. 30 (1 H, m) , 2. 52 - 2. 70 (4H, m) , 2. 82— 2. 91 (1 H, m) , 2. 93— 3. 07 (4H, m) , 3. 37 ( 1 H, d, J = 1 3. 4Hz) , 3. 46 (1H, d, J = 13. 4Hz) , 4. 50 -4. 72 (2 H, m) , 4. 85 (2H, s ) , 6. 96— 7. 0 1 ( 1 H, m) , 7. 05 -7. 1 1 (3H, m) , 7. 37 (1H, s) , 7. 69 ( 1 H, s) ES I— MS Found : m/ z 438. 3 [M + H] + 実施例 81
N— (3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4, 一ピペリジン] — 1— ィルプロピル) _ 1— (ピリジン— 2—ィルメチル) —D—プロリンアミドの合 座
ベンズアルデヒドの代わりに 2—ピリジンカルポキシアルデヒドを用いる他は 実施例 1に準じて反応を行い、 表題化合物を無色アモルファスとして得た。 1H-NMR (300MHz, CDC 1 3) δ : 1. 73 - 1. 88 (7Η, m ) , 1. 89-2. 12 (2H, m) , 2. 19— 2. 3 1 (1H, m) , 2.
39 - 2. 53 (5H, m) , 2. 83— 2. 89 (2H, m) , 3. 03- 3.
1 1 (1H, m) 3. 22 - 3. 39 (3H, m) , 3. 70 ( 1 H, d, J二 13. 4Hz) , 3. 97 ( 1 H, d, J = 1 3. 4Hz) , 5. 06 (2H, s) , 7. 10— 7. 27 (6H, m) , 7. 62 - 7. 68 (1H, m) , 8. 12 (1H, b r s) , 8. 60 ( 1 H, d, J =4. 8Hz)
ES I—MS Found : m/ z 435. 1 [M + H] + 実施例 82
1 - (2, 6—ジクロロベンジル) 一 N— [3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4' —ピペリジン] — 1 Γルプロピル) —D—プロリンアミドの合 座
ベンズアルデヒドの代わりに 2, 6—ジクロ口べンズアルデヒドを用いる他は 実施例 1に準じて反応を行い、 表題化合物を無色アモルファスとして得た。
1 H-NMR (300 MHz, CDC 1 3) 6 : 1. 61— 1. 88 (1 3 H, m) , 1. 90-2. 10 (2H, m) , 2. 22 - 2. 29 (1 H, m) , 2. 37 - 2. 49 (3H, m) , 2. 66 - 2. 75 (lH, m) , 2. 84— 2. 94 (2H, m) , 2. 96 - 3. 05 (2H, m) , 3. 22 -3. 34 ( 1 H, m) , 3. 37 (1H, dd, J = 3. 9, 10. 4Hz) , 4. 00 (1 H, d, J = 12. 3Hz) , 4. 06 ( 1 H, d, J = 12. 3Hz) , 5. 07 (2H, s) , 7. 09 - 7. 37 (2H, m) , 7. 62 (1H, r s )
ES I - MS Found : / z 504. 1 [M + H] + 実施例 83
1 - [4—フルオロー 2 _ (トリフルォロメチル) ベンジル] — N— [3—スピ 口 [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4, 一ピペリジン] 一 1—ィルプロピ ル) —D—プロリンアミドの合成
ベンズアルデヒドの代わりに 4—フルオロー 2— (トリフルォロメチル) ベン ズアルデヒドを用いる他は実施例 1に準じて反応を行い、 表題化合物を無色ァモ
ルファスとして得た。
1 H-NMR (3 0 0 MHz, CDC 1 3) δ : 1. 6 5 - 2. 00 (1 OH, m) , 2. 2 0 - 2. 32 (l H, m) , 2. 34- 2. 48 (4H, m) , 2. 7 6 - 2. 9 0 (2H, m) , 3. 0 3 - 3. 3 3 (4H, m) , 3. 8 1 ( 1 H, d, J = 14. 4Hz) , 3. 9 2 ( 1 H, d, J = 14. 4Hz) , 5. 0 7 (2H, s) , 7. 08— 7. 1 4 (l H, m) , 7. 1 9— 7. 40 (6 H, m) , 7. 5 9 - 7. 6 9 ( 1 H, m)
ES I — MS F o un d : m/ z 5 20. 1 [M + H] + 実施例 84
1 - (2 _クロ口一 4一フルォロベンジル) 一 N— [3—スピロ [イソべンゾフ ラン— 1 (3H) , 4, —ピペリジン] _ 1—ィルプロピル) —D—プロリンァ ミドの合成
ベンズアルデヒドの代わりに 2—クロ口—4—フルォロベンズアルデヒドを用 いる他は実施例 1に準じて反応を行い、 表題化合物を無色アモルファスとして得 た。
1 H-NMR (3 0 OMH z , CDC 1 3) δ : 1. 64— 1. 8 5 (7 Η, m) , 1. 86 - 2. 1 0 (3H, m) , 2. 1 9 - 2. 32 ( 1 H, m) , 2. 38 - 2. 49 (4Η, m) , 2. 8 2— 2. 9 2 (2Η, m) , 3. 0 2 - 3. 2 7 (3Η, m) , 3. 2 8 - 3. 40 (1 Η, m) , 3. 7 0 (1H, d, J = 1 2. 9Hz) , 3. 84 ( 1 H, d, J = 1 2. 9Hz) , 5. 0 8 (2H, s) 6. 9 5 - 7. 0 1 (1H, m) , 7. 0 8 - 7. 20 (2H, m) , 7. 2 1 - 7. 36 (4H, m) , 7. 5 5 ( 1 H, b r s)
ES I —MS F o un d : m/ z 486. 1 [M + H] + 実施例 8 5
1— C ( 1, 4—ジメチルー 1 H Tミダゾ一ル— 5—ィル) メチル] —N— [3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4' —ピペリジン] 一 1—ィル プロピル) —D—プロリンアミドの合成
1) 1, 4—ジメチル— 5—イミダゾ一ルカルボキシアルデヒド
4—メチルー 5—イミダゾールカルポキシアルデヒド 1. 00 gのジメチルホ ルムアミド溶液 (2 Om l) に室温にて炭酸カリウム 2. 2 g、 ヨウ化メチル 1. Om lを順次加え、 1時間攪拌した。 反応液を飽和重曹水に注ぎ、 クロ口ホルム で抽出した。 クロ口ホルム層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、 溶媒を減圧留去 して表題化合物の粗生成物 1. 00 gを得た。
2) 1 - [ (1, 4—ジメチル— 1H—イミダゾール— 5—ィル) メチル] 一 N— [3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4' —ピペリジン] — 1— ィルプロピル) —D—プロリンアミド
ベンズアルデヒドの代わりに 1) で得られた 1, 4一ジメチルー 5 Γミダ ゾールカルボキシアルデヒドの粗生成物を用いる他は実施例 1に準じて反応を行 い、 表題化合物を無色アモルファスとして得た。
1H-NMR (300MHz, CDC 1 3) δ : 1. 7 5— 2. 05 (7Η, m) , 2. 19 (3H, m) , 2. 20 - 2. 50 (5H, m) , 2. 88 (2 H, b r s) , 3. 10— 3. 30 (8H, m) , 3. 5 1 (3H, m) , 3. 65 (1H, d, J = 1 5Hz) , 3. 92 ( 1 H, d, J = 1 5Hz) , 5. 06 (2H, s) , 7. 10-7. 90 ( 5 H, m)
ES I— MS Found : m/ z 452. 2 [M + H] + 実施例 86
1— [ (2, 4—ジメチル _ 1, 3—チアゾ一ル— 5—ィル) メチル] — N— [3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4' —ピペリジン] — 1一^ Γル プロピル) —D—プロリンアミドの合成
ベンズアルデヒドの代わりに 2 , 4—ジメチル— 5—チアゾ一ルカルポキシァ ルデヒド (EP 125094号に記載の方法により調製した。 ) を用いる他は実 施例 1に準じて反応を行い、 表題化合物を無色アモルファスとして得た。
1H-NMR (300MHz, CDC 1 3) δ 1. 75— 2. 05 ( 1 1 Η, m) , 2. 20 (2H, m) , 2. 39 (3H, m) , 2. 40-2. 50 (3H, m) , 2. 64 (3H, m) , 2. 86 (2H, b r d, J = 1 OH
z) , 3. 1 0 - 3. 43 (4H, m) , 3. 6 9 ( 1 H, d, J = 1 5Hz) 3. 8 7 (1 H, d, J = 1 5Hz) , 5. 0 7 (2H, s) , 7. 1 0— 7. 5 5 (4H, m)
ES I — MS F o un d : m/ z 46 9. 1 [M + H] + 実施例 8 7
N— (3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4' —ピペリジン] — 1一 ィルプロピル) — (1, 3—チアゾール— 2—ィルメチル) 一 D—プロリン アミドの合成
ベンズアルデヒドの代わりに 2—チアゾ一ルカルボキシアルデヒドを用いる他 は実施例 1に準じて反応を行い、 表題化合物を無色ァモルファスとして得た。 1H-NMR (30 0MHz, CDC 1 3) δ : 1. 7 5 - 2. 0 5 (9Η, m ) , 2. 2 0 - 2. 60 (7Η, m) , 2. 8 7 (2Η, b r d, J = 1 OHz ) , 3. 2 0 - 3. 40 (4H, m) , 4. 00 ( 1 H, d, J = 1 5Hz) , 4. 1 8 (1 H, d, J = 1 5Hz) , 5. 0 7 (2H, s) , 7. 1 0 - 7. 7 5 (6H, m)
ES I — MS F o un d : / z 44 1. 2 [M + H] + 実施例 88
1 - C- 1 - ( 1—メチル— 1 H—イミダゾ一ル— 2—ィル) ェチル] — N— [3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4, 一ピペリジン] — 1—ィル プロピル) _D—プロリンアミドの合成
ベンズアルデヒドの代わりに 1— ( 1—メチル— 1 H—イミダゾ一ル— 2—ィ ル) 一エタノン (S yn t h. C ommu n. , 20巻、 3 2 1— 3 1頁、 (1 9 9 0年) に記載の方法により調製した。 ) を用いる他は実施例 1に準じて反応 を行い、 表題化合物を無色アモルファスとして得た。
1 H-NMR (30 0 MHz, CDC 1 3) (5 : 1. 48— 1. 5 1 (3H, m ) , 1. 6 6 - 2. 1 6 (8H, m) , 2. 3 5— 2. 5 1 (4H, m) , 2. 6 5 - 3. 5 1 (9H, m) , 3. 6 5— 3. 6 7 (3H, m) , 3. 94-4.
05 (2H, m) , 5. 07 (2H, s) , 6. 77 (1H, s) , 6. 98 (
1 H, s) , 7. 05 - 7. 75 (4H, m)
ES I— MS Found : m/ z 452. 3 [M + H] + 実施例 89
1— [ (3 S *) - 2, 3—ジヒドロ一 1—ベンゾフラン一 3—ィル] — N— [3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4, 一ピペリジン] — 1—ィル プロピル) —D—プロリンアミド及び 1— [ (3 R*) — 2, 3—ジヒドロ— 1一べンゾフラン _ 3 _ィル] 一 N— [3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3 H) , 4' —ピペリジン] — 1—ィルプロピル) —D—プロリンアミドの合成 ベンズアルデヒドの代わりに 3—クマラノンを用いる他は実施例 1に準じて反 応を行い、 得られたジァステレオ混合物を CH I RALPAK— AD (ダイソ一 社製) を用いて高速液体クロマトグラフィー [イソプロパノール へキサン = 1 10、 流速 15mlZm i n] で分離精製し、 高極性画分より便宜上表題化合 物の 3 S *体を、 低極性画分より便宜上表題化合物の 3 R*体を無色ァモルファ スとして得た。 ここで S *及び R*は、 その立体構造が特定されていないために 暫定的につけたものである。
1— [ (3 S *) -2, 3—ジヒドロ一 1一べンゾフラン一 3—ィル] — N— [
3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4, 一ピペリジン] _ 1一ィルプ 口ピル) —D—プロリンアミド
1H-NMR (300MHz, CDC 1 3) (5 : 1. 60 - 2. 02 (9H, m ) , 2. 02-2. 18 (1H, m) , 2. 38— 2. 55 (4H, m) , 2.
80 - 2. 90 (2H, m) , 3. 07 ( 1 H, t , J = 6. 8, 13. 6Hz ) , 3. 25 - 3. 40 (2H, m) , 3. 52 - 3. 56 (1 H, m) , 4. 40-4. 50 (3H, m) , 5. 07 (3H, s) , 6. 80— 6. 95 (2 H, m) , 7. 05 - 7. 35 (6H, m) ., 7. 58 (1H, b r s)
ES I— MS Found : m/ z 462. 4 [M + H] +
1— [ (3 R*) -2, 3—ジヒドロ一 1一べンゾフラン一 3—ィル] — N— [
3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4' —ピペリジン] — 1—ィルプ 口ピル) —D—プロリンアミド
1 H-NMR (30 0 MHz, CDC 1 3) (5 : 1. 6 0 - 2. 1 0 (9H, m ) , 2. 1 0 - 2. 2 1 (l H, m) , 2. 3 5 - 2. 5 0 (3H, m) , 2. 5 7 - 2. 6 7 (1 H. m) , 2. 8 5 - 3. 00 (3H, m) , 3. 1 5 - 3. 42 (3H, m) , 4. 3 5— 4. 60 (3H, m) , 5. 0 7 (3H, s) ,
6. 80 - 6. 9 5 (2H, m) , 7. 0 5— 7. 38 (6H, m) , 7. 48 (1H, b r s)
ES I— MS F o un d : m/ z 46 2. 4 [M + H] + 実施例 90
1 - (2, 3—ジヒドロ _ 1 H—インデン一 2—ィル) —N— [3—スピロ [ィ ソベンゾフラン— 1 (3H) , 4, 一ピペリジン] — 1—ィルプロピル) 一D— プロリンアミドの合成
ベンズアルデヒドの代わりに 2—ィンダノンを用いる他は実施例 1に準じて反 応を行い、 表題化合物を無色アモルファスとして得た。
1 H-NMR (3 0 0 MHz , CDC 1 3) (5 : 1. 6 0— 1. 8 5 (5 H, m) , 1. 9 0 - 2. 2 3 (5H, m) , 2. 3 5 - 2. 5 5 (5H. m) , 2. 8 0 - 2. 9 5 (4H, m) , 2. 9 5— 3. 1 0 (2H, m) , 3. 1 5— 3. 50 (5H, m) , 5. 06 (2H, s) , 7. 1 0 - 7. 3 5 (8H, m) ,
7. 60 ( 1 H, b r s)
ES I— MS F o un d : / z 46 0. 4 [M+ l] + 実施例 9 1
1— [ (4—メチルー 1, 3—ォキサゾ一ル— 5—ィル) メチル] 一 N— [3— スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4, 一ピペリジン] 一 1—ィルプロピ ル) —D—プロリンアミドの合成
1) 4ーメチルー 5—ォキサゾールカルポキシアミド
4—メチルー 5—ォキサゾールカルボン酸 6. 00 g、 N, O—ジメチルヒド
口キシァミン塩酸塩 6. 9 0 g、 1一ェチル— 3— (3, —ジメチルァミノプロ ピル) カルポジイミド塩酸塩 1 5. 0 0 gをピリジン 60m 1に溶解し室温にて 一晩攪拌した。 反応溶媒を減圧除去し、 残渣をシリカゲルカラムクロマトダラ フィ一で精製して表題化合物 6. 90 gを得た。
2) 4 _メチル— 5—ォキサゾ一ルカルポキシアルデヒド
1) で得られた 4—メチルー 5—ォキサゾ一ルカルポキシアミドをテトラヒド 口フラン 6 Om 1に溶解し、 一 7 8 まで冷却後、 水素化リチウムアルミニウム 1. 5 gを加えた。 反応液を室温まで昇温後、 炭酸ナトリウム水溶液を加えて反 応を停止させた。 生成物を酢酸ェチルで抽出し、 酢酸ェチル層を硫酸ナトリウム で乾燥後、 溶媒を減圧除去して表題化合物 4. 2 0 gを得た。
3) 1 - [ (4—メチル— 1 , 3—ォキサゾ一ル— 5—ィル) メチル] —N— [3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4' —ピペリジン] — 1—ィル プロピル) _D_プロリンアミド
ベンズアルデヒドの代わりに 2 ) で得られた 4一メチル— 5—ォキサゾールカ ルポキシアルデヒドを用いる他は実施例 1に準じて反応を行い、 表題化合物を無 色アモルファスとして得た。
1 H-NMR (3 0 OMH z , CDC 1 3) <5 : 1. 9 0— 2. 1 5 (6H, m) , 2. 1 8 - 2. 45 (7H, m) , 2. 5 5 - 2. 7 2 ( 1 H, m) , 3. 14— 3. 8 0 (9H, m) , 4. 24-4. 36 (1 Η, m) , 4. 58 (1 H, d, J = 14. 9H z) , 4. 6 7 ( 1 H, d, J = 1 4. 9Hz) , 5. 1 0 (2H, s) , 7. 2 1 - 7. 3 8 (4H, m) , 8. 3 3 ( 1 H, s) , 8. 6 7 - 8. 7 5 (1 H, m)
E S I -MS F o u n d : m/ z 43 9. 3 [M + H] + 実施例 92
(4 S) - 1 - (4—フルォロベンジル) — 4—ヒドロキシ— N— 1— [ (4 - メチル _ 1, 3—ォキサゾール _ 5—ィル) メチル] — N— [3—スピロ [イソ ベンゾフラン— 1 (3H) , 4, —ピペリジン] — 1ーィルプロピル) — D—プ 口リンアミドの合成
ベンズアルデヒドの代わりに 4一フルォロベンズアルデヒドを用いる他は実施 例 31に準じて反応を行い、 表題化合物を無色アモルファスとして得た。
1 H-NMR (300 MHz, CDC 1 3) <5 : 1. 65 - 2. 57 (1 3 H, m) , 2. 85 - 2. 97 (2H, m) , 3. 16— 3. 44 (3H, m) , 3. 47 - 3. 90 (3H, m) , 4. 34— 4. 44 (1H, m) , 5. 06 (2 H, s) , 6. 97 - 7. 58 (9H, m)
ES I—MS Found : m/ z 468. 1 [M + H] + 実施例 93
(4 S) — 1— (2—クロ口一 4—フルォロベンジル) 4—ヒドロキシ— N—
[3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4, 一ピペリジン] ― イル プロピル) — D—プロリンアミドの合成
ベンズアルデヒドの代わりに 2—クロ口— 4—フルォロベンズアルデヒドを用 いる他は実施例 31に準じて反応を行い、 表題化合物を無色アモルファスとして 得た。
1 H-NMR (30 OMH z, CDC 1 3) δ : 1. 62 - 1. 82 (4Η, m) , 1. 93 - 2. 09 (3H, m) , 2. 26 -2. 45 (5H, m) , 2. 58 (1H, dd, J = 4. 7, 10. 4Hz) , 2. 80— 2. 88 (3H, m) , 3. 07- 3. 18 ( 1 H, m) , 3. 20— 3. 40 (2H, m) , 3. 55 ( 1 H, t, J = 8. 2Hz) , 3. 8 1 ( 1 H, d, J = 13. 0Hz) , 3. 92 (1H, d, J = 13. 0Hz) , 4. 38— 4. 41 ( 1 H, m) , 5. 07 (2H, s ) , 6. 99 ( 1 H, d t , J = 2. 4, 8. 0, 8. 2H z) , 7. 07 - 7. 38 (6H, m) , 7. 52 ( 1 H, m) , 7. 55 ( 1 H, b r s)
ES I—MS F ound : / z 504. 1 [M + H] + 実施例 94
1— [2, 3—ジヒドロ— 1H—インデン— 1一ィル] N— [3—スピロ [ィ
'— 1 (3H) , 4' —ピペリジン] — 1一ィルブチル) — D—プ
口リンアミドの合成
ベンズアルデヒドの代わりにィンダノンを用いる他は実施例 1 9に準じて反応 を行い、 表題化合物を無色アモルファスとして得た。
1 H-NMR (3 0 0 MHz, CDC 1 3) δ : 1. 1 3 - 1. 2 6 (3H, m ) , 1. 6 1— 2. 36 (1 2H, m) , 2. 5 5 - 2. 6 8 (2H, m) , 2. 7 6 - 3. 0 8 (6H, m) , 3. 2 3 - 3. 7 1 (4H, m) , 4. 3 1—4. 40 (1H, m) , 5. 0 7 (2H, s) , 7. 1 3— 7. 4 1 (8H, m) , 7. 60 - 7. 80 (1 H, m)
ES I— MS F o u n d : / z 474. 3 [M + H] + 実施例 9 5
1— (1一メチル一 1—フエネチル) — N— [3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4' —ピペリジン] — 1—ィルプロピル) —D—プロリンアミドの 合成
1) N—ベンゾィル—D—プロリノール
安息香酸 1 8. 1 0 g、 1—ェチル— 3— (3, —ジメチルァミノプロピル) カルポジイミド ·塩酸塩 28. 40 g及びヒドロキシベンズトリアゾール 2 2. 7 0 gをジメチルホルムアミド 1 00m 1に溶解し、 室温で 30分間攪拌した。 反応液に D—プロリノール 1 5. 00 gのジメチルホルムアミド 1 Om 1溶液を 加え、 更に室温にて 2時間攪拌した。 反応液に 1 N—塩酸を加え、 酢酸ェチルで 抽出し、 酢酸ェチル層を 1 N—水酸化ナトリウム水溶液で洗浄後、 無水硫酸ナト リウムで乾燥した。 溶媒を減圧留去した後、 残渣をシリカゲルカラムクロマ卜グ ラフィ— [クロ口ホルム/メタノール = 1 00 1] にて分離精製し、 表題化合 物 9. 8 1 gを無色油状物質として得た。
2) (2 R) — [ 1— (1一メチル— 1—フエニルェチル) ピロリジン— 2—ィ ル] メタノール
四塩化ジルコニウム 4. 60 gを減圧下 (2mmHg) 、 1 0 0 にて 2時間 乾燥した。 窒素雰囲気下、 — 1 0 へ冷却した後、 テトラヒドロフラン 20m l をゆっくり加え、 1) で得られた N—べンゾィルー D—プロリノール 2. 0 0 g
を加え、 同温度で 1時間攪拌した。 この溶液に 3. 0M—メチルマグネシウムブ 口ミド/ジェチルエーテル溶液 22. 8mlをゆっくり加え、 同温度で 4時間攪 拌後、 室温まで昇温し、 12時間攪拌した。 反応液を氷冷した 2 N—水酸化ナト リウム水溶液に注ぎ、 クロ口ホルムで抽出し、 クロ口ホルム層を無水硫酸ナトリ ゥムで乾燥した。 溶媒を減圧留去した後、 残渣をシリカゲルカラムクロマトダラ フィ— [クロ口ホルム/メタノール =50/1] にて分離精製し、 表題化合物 3 99 mgを黄色油状物質として得た。
3) (2 R) - 1 - [1—フエニル— 1ーメチルェチル] ピロリジン— 2—カル ボン酸
2) で得られた (2R) —[1— (1—メチル _ 1—フエニルェチル) ピロリ ジン— 2 _ィル]メタノール 60 m gのジメチルスルホキシド 2 m 1溶液にトリ ェチルァミン 0. 19m 1、 サルファトリオキシド—ピリジン複合体 13 Omg のジメチルスルホキシド 1 m 1溶液を順次加え、 室温にて 30分攪拌した。 反応 液に水を加え、 酢酸ェチルで抽出し、 酢酸ェチル層を無水硫酸ナトリウムで乾燥 した。 溶媒を減圧留去した後、 得られた残渣を tert—ブ夕ノール 1. 9m 1、 水 0. 5ml混合液に溶解させ、 この混合溶液にリン酸二水素ナトリウム 33mg、 2—メチル— 2—ブテン 86mg、 亜塩素酸ナトリウム 89 mgを順次加え、 室 温で 1時間攪拌した。 反応液に飽和塩化アンモニゥム水溶液を加え、 クロ口ホル ムで抽出し、 クロ口ホルム層を無水硫酸ナトリウムで乾燥した。 溶媒を減圧留去 した後、 残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー [クロ口ホルム Zメタノー ル =10Z1] にて分離精製し、 表題化合物 23 mgを淡黄色アモルファスとし て得た。
4) 1一 (1—メチル一 1—フエネチル) — N— [3—スピロ [イソベンゾフラ ン— 1 (3H) , 4, —ピペリジン] —1—ィルプロピル) —D—プロリンアミ ド
3) で得られた 2 R) - 1 - [1—フエニル— 1—メチルェチル] ピロリジ ン _ 2 _カルボン酸 2 Omg、 1—ェチル— 3— (3 ' —ジメチルァミノプロピ ル) カルポジイミド塩酸塩 35mg及びヒドロキシベンズトリアゾ一ル 28mg をジメチルホルムアミド 3mlに溶解し、 室温で 30分間攪拌した。 反応溶液に
実施例 1で用いた 3—スピロ [イソべンゾフラン— 1 (3H) , 4' ーピベリジ ン] 一 1ーィルプロパン— 1—ァミン 3 Omgのジメチルホルムアミド 0. 5m 1溶液を加え、 更に室温で 2時間攪拌した。 反応液に 1 N—水酸化ナトリウム水 溶液を加え酢酸ェチルで抽出し、 酢酸ェチル層を飽和食塩水で洗浄後、 無水硫酸 ナトリウムで乾燥した。 溶媒を減圧留去した後、 残渣を分取用薄層クロマトダラ フィー [クロ口ホルム Zメタノール = 1 5 1] て分離精製し、 表題化合物 4. 5mgを淡黄色油状物質として得た。
1H-NMR (30 OMHz, CDC 1 3) δ 1. 39 (3Η, s) , 1. 4 6 (3H, s) , 1. 53-2. 15 ( 10 H, m) , 2. 35 - 2. 62 (4 H, m) , 2. 68 - 2. 78 ( 1 H, m) , 2. 38 - 3. 00 (2H, m) , 3. 30— 3. 35 (3H, m) , 3. 60— 3. 66 (lH, m) , 5. 08 (2H, s) , 7. 10-7. 50 (9H, m) , 7. 68— 7. 79 (1H, m)
ES I— MS Found : m/ z 462. 3 [M + H] + 実施例 96
(4 S, 5 R) — 3—ベンジル— 5—メチルー 2—ォキソ— N_ (3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4' —ピペリジン] — 1—ィルプロピル) 一 1, 3—ォキサゾリジン— 4—カルボキサミドの合成
1) tert—プチル一 (2R) —ヒドロキシ— 1— [ [ [3—スピロ [イソべンゾ フラン一 1 (3H) , 4' —ピペリジン] — 1—ィルプロピル] ァミノ] カルボ ニル] プロピル力ルバメート
N— tert—ブトキシカルボニル— D—ァロスレオニン (J. Or g. Ch e m. , 6 1巻 (8) , 2582— 3頁、 ( 1996年) に記載の方法で調製し た。 ) 53. 2mg、 1—ェチル _ 3— (3, —ジメチルァミノプロピル) カル ポジイミド ·塩酸塩 1 7 Omg及びヒドロキシベンズトリアゾ一ル 55mgをク ロロホルム 1 Om lに溶解し、 室温で 4時間攪拌した。 反応液に実施例 1で得ら れた 3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4' —ピペリジン] — 1—ィ ルプロパン— 1—ァミン 59. 7mgのクロ口ホルム溶液を加え、 更に室温で 3
時間攪拌した。 次いで反応液に水を加え、 クロ口ホルムで抽出し、 クロ口ホルム 層を飽和重曹水、 飽和塩化アンモニゥム水で順次洗浄後、 硫酸マグネシウムで乾 燥した。 溶媒を減圧留去した後、 残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー [クロ口ホルム/メタノール =4 1] て分離精製し、 表題化合物 54. 2mg を淡黄色油状物質として得た。
2) (4 S, 5 R) _ 3—べンジル— 5 _メチル— 2—ォキソ一 N— (3—スピ 口 [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4, ーピペリジン] — 1ーィルプロピ ル) — 1, 3—ォキサゾリジン一 4一カルボキサミド
1) で得られた tert—プチルー (2R) —2—ヒドロキシ— 1一 [ [ [3— スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4' —ピペリジン] — 1—ィルプロピ ル] ァミノ] カルボニル] プロピル力ルバメートのメタノール 2ml溶液に塩酸 メタノール溶液 10m 1を加え、 60 にて 30分攪拌した。 溶媒を減圧留去し て得られた残渣を、 ジメチルホルムアミド/テトラヒドロフラン (1/1) 2m 1溶液に溶解させ、 この混合溶液にベンズアルデヒド 12. 8mg、 トリァセト キシ水素化ホウ素ナトリウム 1 Omgを順次加え室温にて 30分間攪拌した。 反 応液に飽和重曹水を加え、 酢酸ェチルで抽出し、 酢酸ェチル層を無水硫酸ナトリ ゥムで乾燥した。 溶媒を減圧留去後、 得られた残渣をクロ口ホルム 2mlに溶解 させ、 得られた溶液にカルボキシジイミダゾ一ル 2 Omgを加え室温で 30分攪 拌した。 反応液に水を加え、 クロ口ホルムで抽出し、 クロ口ホルム層を無水硫酸 ナトリウムで乾燥した。 溶媒を減圧留去後、 残渣を分取用薄層クロマトダラ フィー溶媒 [クロ口ホルム メタノール =10Z1] を用いて精製し、 表題化合 物 1 1. Omgを得た。
1H-NMR (300 MHz, CDC 1 3) <5 : 1 H-NMR (30 OMHz, CDC 1 3) d : 1. 41 (3H, d, J = 6. 23Hz) , 1. 62-2. 0 1 (6H, m) , 2. 31— 2. 58 (4H, m) , 2. 80— 2. 93 (2H, m) , 3. 19-3. 32 (1H, m) , 3. 40— 3. 51 (1H, m) , 3. 54 ( 1 H, d, J = 6. 38H z) , 4. 12 ( 1 H, d, J = 14. 7 H z) , 4. 44-4. 55 ( 1 H, m) , 4. 88 ( 1 H, d, J = 14. 5H z) , 5. 06 (2H, s) , 7. 18-7. 40 (9H, m) , 7. 93— 7.
99 (1H, m)
ES I— MS Found : m/z 464. 2 [M + H] + 実施例 97
N— C (1 SR, 3 R S) — 3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4, ーピペリジン] — 1—ィルシクロペンチル] — 1, 1, —ビフエニル— 2— カルポキサミド及び N— C (1 SR, 3 SR) — 3—スピロ [イソベンゾフラ ン一 1 (3H) , 4' —ピペリジン] — 1—ィルシクロペンチル] — 1, 1, — ビフエ二ルー 2—カルボキサミドの合成
2—フエニル安息香酸 15mg、 1 _ェチル— 3— (3, —ジメチルアミノブ 口ピル) カルポジイミド塩酸塩 28 mgをジメチルホルムアミド 2mlに溶解さ せ室温で 30分間攪拌した。 反応溶液に実施例 20で得られた 3—スピロ [イソ ベンゾフラン一 1 (3H) , 4, ーピペリジン] — 1一ィルシクロペンチルアミ ン 2 Omgのジメチルホルムアミド lm 1溶液を加え、 更に室温で 1時間攪拌し た。 反応液に水を加え、 クロ口ホルムで抽出し、 クロ口ホルム層を飽和重曹水、 飽和塩化アンモニゥム水で順次洗浄後、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 溶媒を減 圧留去した後、 残渣を分取用薄層クロマトグラフィー [クロ口ホルム メタノ一 ル =15 1] で分離精製し、 低極性画分より便宜上 (1 RS, 3SR) 体を 5. 8mg、 高極性画分より便宜上 (1RS, 3 SR) 体を 7. 6mg得た。 ここで (1 RS, 3 SR) 及び (1 RS, 3 S R) は、 その立体構造が特定されていな いために、 暫定的につけたものである。
N— [ ( 1 S R, 3 R S) — 3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4, ーピペリジン] _ 1—ィルシクロペンチル] — 1, 1, 一ビフエニル— 2 _ カルボキサミド
1 H-NMR (300 MHz, CDC 1 3) δ : 0. 90-2. 15 (10 Η, m) , 2. 17-2. 39 (2H, m) , 2. 50— 2. 64 (1H, m) , 2. 70 - 2. 90 (2H, m) , 4. 22-4. 34 ( 1 H, m) , 5. 05 (2 H, s) , 5. 38 - 5. 50 ( 1 H, b r s) , 7. 04—7. 11 (1 H, m) , 7. 17-7. 52 (11 H, m) , 7. 67 - 7. 73 (1 H, m)
ES I — MS F o un d : / z 45 3. 3 [M + H] +
N- [ ( 1 S R, 3 S R) — 3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 ( 3 H) , 4' ーピペリジン] — 1—ィルシクロペンチル] — 1, 1, —ビフエ二ルー 2— カルボキサミド
1 H-NMR (3 00 MHz, CDC 1 3) δ : 0. 9 5— 1. 72 (7Η, m ) , 1. 8 7 - 2. 0 5 (3H, m) , 2. 2 1 - 2. 43 (3H, m) , 2. 70 - 2. 90 (2H, m) , 4. 2 2 -4. 34 (1H, m) , 5. 04- 5. 1 5 (3H, m) , 7. 1 0— 7. 5 2 (1 2H, m) , 7. 7 3 - 7. 7 9 ( 1 H, m)
ES I— MS F o un d : / z 45 3. 3 [M + H] + 実施例 9 8
2—フエノキシ一N— [ (1 SR, 3 RS) — 3— [イソべンゾフラン一 1 (3 H) , 4, ーピペリジン] 一 1一ィルシクロペンチル] ベンズアミド及び 2— フエノキシ一N— [ (1 SR, 3 SR) - 3 - [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4, —ピペリジン] — 1 Γルシクロペンチル] ベンズアミドの合成
2—フエニル安息香酸の代わりに 2—フエノキシ安息香酸を用いる他は実施例 9 7に準じて反応を行い、 得られた粗生成物を分取用薄層クロマトグラフィー [クロ口ホルム メタノール = 1 5 1] で分離精製し、 それぞれのジァステレ ォマ一を無色アモルファスとして得た。 高極性画分より便宜上 (1 RS, 3 S R) 体を、 低極性画分より便宜上 (I RS, 3 SR) を得た。 ここで (1 RS, 3 SR) 及び (1 RS, 3 S R) は、 その立体構造が特定されていないために、 暫定的につけたものである。
1 H-NMR (3 00MHz, CDC 1 3) δ : 1. 2 3 - 1. 82 (5H, m ) , 1. 86 - 2. 1 5 (4H, m) , 2. 2 8— 2. 47 (3H, m) , 2. 6 3 - 2. 7 6 (lH, m) , 2. 84— 2, 98 (2H, m) , 4. 40— 4. 50 ( 1 H, m) , 5. 06 (2H, s) , 6. 84- 6. 8 8 ( 1 H, m) , 6. 9 8 - 7. 0 6 (2H, m) , 7. 0 7 - 7. 30 (6H, m) , 7. 34
- 7. 42 (3H, m) , 7. 6 7 - 7. 7 6 (lH, m) , 8. 1 7— 8. 2 5 ( 1 H, m)
ES I— MS F o un d : m/ z 46 9. 3 [M + H] + 1 H-NMR (3 0 OMH z , CDC 1 3) δ : 1. 3 9— 1. 88 ( 5 H, m ) , 1. 88 - 2. 1 0 (4H, m) , 2. 14— 2. 2 7 ( 1 H, m) , 2. 3 1 - 2. 45 (2H, m) , 2. 7 0— 2. 82 (1 H, m) , 2. 8 2 - 2. 98 (2H, m) , 4. 42 -4. 5 6 (1 H, m) , 5. 0 7 (2H, s) ,
6. 8 9 ( 1 H, d d, J = 1. 1, 8. 2Hz) , 6. 9 9— 7. 0 5 (2H, m) , 7. 1 1 - 7. 3 0 (6H, m) , 7. 3 5— 7. 44 (3H, m) , 7.
58 - 7. 66 (1 H, m) , 8. 2 3 ( 1 H, d d, J = l. 8, 7. 9Hz )
ES I — MS F o u n d : m/ z 46 9. 3 [M + H] + 実施例 99
2—フエニル _N— (3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4, 一ピぺ リジン] _ 1—ィルプロピル) ニコチンアミドの合成
2 _フエニル安息香酸の代わりに 2—フエ二ルー 3 _ピリジンカルボン酸 (J . Me d. Ch em. , 14巻 (7) , 5 7 5— 9頁、 (1 9 7 1年) に記載の方 法により調製した。 ) を用いる他は、 実施例 9 7に準じて反応を行い、 表題化合 物を無色アモルファスとして得た。
1 H-NMR (3 0 OMH z , CDC 1 3) 6 : 1. 5 0— 1. 7 0 (6Η, m) , 2. 2 0 - 2. 3 5 (4H, m) , 2. 5 7 - 2. 6 7 (2H, m) , 3. 3 2 - 3. 40 (2Η, m) , 5. 0 2 (2H, m) , 6. 7 9— 6. 86 (1 H, m) , 7. 1 5 - 7. 58 (8H, m) , 7. 7 5 - 7. 8 1 (l H, m) ,
7. 94- 7. 9 7 (1 H, m) , 8. 7 8— 8. 80 ( 1 H, m)
E S I— MS F o un d : / z 428. 2 [M + H] + 実施例 1 00
4—フエニル一 N— (3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4, ーピぺ リジン] _ 1—ィルプロピル) ニコチンアミドの合成
2—フエニル安息香酸の代わりに 4 _フエニル— 3—ピリジンカルボン酸 (U S 5446057号に記載の方法により調製した。 ) を用いる他は実施例 97に 準じて反応を行い、 表題化合物を無色アモルファスとして得た。
1 H-NMR (300 MHz, CDC 1 3) δ : 1. 54— 1. 73 (6Η, m) , 2. 25- 2. 40 (4H, m) , 2. 65 - 2. 75 (2H, m) , 3. 39 (2H, q, J = 6. 0Hz) , 5. 03 (2H, s) , 6. 80— 6. 8 8 (1H. m) , 7. 12 -7. 60 (1 OH, m) , 8. 73 (1H, d, J =5. 4Hz) , 8. 84 ( 1 H, s)
ES I— MS Found : m/ z 428. 2 [M + H] + 実施例 101
1—ベンシル一 N— (3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4, 一ピぺ リジン] — 1ーィルプロピル) — 1H—イミダゾール— 2—力ルポキシアミドの 合成
2—フエニル安息香酸の代わりに 1 _ (フエニルメチル) _ 1H—イミダゾ一 ルー 2—カルボン酸 ( J . Me d. Ch em. , 33巻 (2) , 781— 9頁、 (1990年) に記載の方法により調製した。 ) を用いる他は実施例 97に準じ て反応を行い、 表題化合物を無色アモルファスとして得た。
1 H-NMR (300 MHz, CDC 1 3) 6 : 1. 92 - 2. 02 (2H, m ) , 2. 18-2. 2 1 (2H, m) , 2. 80— 2. 95 (2Η, m) , 3. 22 - 3. 42 (4H, m) , 3. 52- 3. 67 (4H, m) , 5. 1 1 (2 H, s) , 5. 75 (2H, s) , 7. 21— 7. 46 (8H, m) , 7. 72 (1H, d, J = 1. 9Hz) , 7. 80 (1 H, d, J = l. 9Hz)
ES I— MS Found : / z 431. 2 [M + H] + 実施例 102
(4R) — 3— (2,—4—ジフルォロベンジル) 一 2—ォキソ一N— ( 3—ピぺ
リジン— 1—ィルプロピル) — 1, 3—ォキサゾリジン一 4 _カルポキサミドの 合成
1) (4R) — 3— (2, 4ージフルォロベンジル) _2—ォキソー 1, 3—ォ キサゾリジン一 4一力ルボン酸
D—セリンメチルエステル '塩酸塩 3. 00 g、 2, 4ージフルォ口べンズァ ルデヒド 2. 2m 1をジメチルホルムアミド 20m 1に溶解し、 室温にて 1時間 攪拌した。 この反応溶液に水素化トリァセトォキシホウ素ナトリウム 6. 40 g を加え、 室温にて更に 2時間攪拌した。 反応を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を 加えて停止させ、 反応液をクロ口ホルムで抽出し、 クロ口ホルム層を硫酸ナトリ ゥムで乾燥後、 溶媒を減圧除去した。 得られた残渣をテトラヒドロフラン 5 Om 1に溶解し、 カルボニルジイミダゾール 4. 90 g、 トリェチルァミン 4. 2m 1を加え、 室温にて 15分間攪拌した。 反応を水で停止し、 反応液を酢酸ェチル にて抽出した。 酢酸ェチル層を 1N_塩酸で洗浄し、 硫酸ナトリウムで乾燥後、 溶媒を減圧除去した。 得られた残渣を 1, 4一ジォキサン 2 Omlに溶解し、 そ の溶液に 2N—水酸化ナトリウム水溶液 2 Om 1を加え、 1時間攪拌した。 次い で反応液を 6 N_塩酸で酸性にした後、 クロ口ホルムで抽出した。 クロ口ホルム 層を硫酸ナトリウムで乾燥後、 溶媒を減圧除去して表題化合物を 2. 9 g得た。
2) (4R) —3— (2, 4—ジフルォロベンジル) — 2—ォキソ _N_ (3— ピぺリジン— 1—ィルプロピル) — 1, 3—ォキサゾリジン— 4—カルボキサミ ド
2 _フエニル安息香酸の代わりに 1) で得られた (4R) - 3 - (2, 4—ジ フルォロベンジル) — 2—ォキソ— 1, 3—ォキサゾリジン一 4—カルボン酸を 用いる他は実施例 95に準じて反応を行い、 表題化合物を無色アモルファスとし て得た。
1 H-NMR (300 MHz, CDC 1 3) δ : 1. 72 - 2. 00 (6Η, m) , 2. 38- 2. 49 (2H, m) , 2. 57 (2H, t , J = 6. OH z) , 2. 88- 2. 92 (2H, m) , 3. 24— 3. 34 ( 1 H, m) , 3. 41-3. 51 (1H, m) , 4. 06 ( 1 H, d d, J =6. 4, 8. 9H z) , 4. 25 ( 1 H, d d, J = 6. 4, 8. 9Hz) , 4. 34 ( 1 H, d,
J = 14. 5Hz) , 4. 50 (1 H, d d, J = 8. 9, 9. 6Hz) , 4. 75 (1H, d, J=4. 5Hz) , 5. 06 (2H, s) , 6. 79— 6. 9 1 (2H, m) , 7. 1 9-7. 32 (4H, m) , 7. 37— 7. 45 ( 1 H, m) , 7. 94 (1H, b r s)
ES I— MS Found m/ z 486. 1 [M + H] 実施例 103
(4R) 一 3—ベンジル一 2—ォキソ一N— (3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4, —ピペリジン] — 1—ィルプロピル) — 1, 3—ォキサゾリジ ンー 4—カルボキサミドの合成
2, 4—ジフルォ口べンズアルデヒドの代わりにベンズアルデヒドを用いる他 は実施例 102に準じて反応を行い、 表題化合物を無色アモルファスとして得た。 1 H-NMR (300MHz, CDC 1 3) (5 : 1. 7 1— 2. 05 (6 H, m) , 2. 37- 2. 58 (4H, m) 2. 89 - 2. 97 (2H, m) , 3. 21 - 3. 33 (1 H, m) , 3. 41— 3. 50 ( 1 H, m) , 4. 05 ( 1 H, d d, J = 6. 3, 9. 6Hz) , 4. 1 8 ( 1 H, d, J = 14. 8 H z) , 4. 23 -4. 28 ( 1 H, m) , 4. 49 ( 1 H, t, J = 9. 3 H z) , 4. 86 (1H, d, J = 14. 8Hz) , 5. 07 (2H, s) , 7. 20 - 7. 39 (9H, m) , 7. 90 (1H, b r s)
ES I— MS Found : / z 450. 2 [M + H] + 実施例 104
(4R, 5 S) _4—ベンジルー 2_ォキソ _N— (3—スピロ [イソべンゾフ ラン一 1 (3H) , 4, —ピペリジン] — 1ーィルプロピル) — 1, 3—ォキサ ゾリジン一 5—カルボキサミドの合成
(2 R) - 1 - [1— (4—フルオロフェニル) — 1—メチルェチル] ピロリ ジン _ 2—力ルボン酸の代わりに (4R—トランス) 一2—ォキソ一 4— (フエ ニルメチル) ― 5—ォキサゾリジン (B u 1 1. S o c . C h i m. F r . , 1 29巻 (6) , 5 8 5— 9 3頁、 (1 9 9 3年) に記載の方法により調製し
た。 ) を用いる他は実施例 9 5に準じて反応を行い、 表題化合物を無色ァモル ファスとして得た。
1 H-NMR (30 OMH z , CD C 1 3) 6 : 1. 7 1— 1. 76 (4H, m) , 2. 10-2. 49 (4H, m) , 2. 50— 2. 63 (2Η, m) , 2. 81 - 2. 95 (3H, m) , 3. 21— 3. 28 (2H, m) , 3. 60— 3. 70 ( 1 H, m) , 4. 19— 4. 25 ( 1 H, m) , 4. 62 (1H, d, J =5. 2Hz) , 5. 06 (2H, s) , 7. 16— 7. 37 (9H, m) , 7. 48 (1H, d, J = 6. 6Hz) , 8. 64 ( 1 H, b r s)
ES I -MS Found : m/ z 450. 2 [M + H] + 実施例 105
(4 S, 5 S) 一 4_ベンジル— 2 _ォキソ _N— (3—スピロ [イソべンゾフ ランー 1 (3H) , 4' ーピペリジン] — 1—ィルプロピル) — 1, 3_ォキサ ゾリジン— 5—力ルポキサミドの合成
(2R) — 1— [1— (4—フルオロフェニル) — 1—メチルェチル] ピロリ ジン— 2 _カルボン酸の代わりに (4S—シス) —2—ォキソ—4— (フエニル メチル) — 5—ォキサゾリジンカルボン酸 (B u 1 1. S 0 c . Ch i m. F r. 、 129巻 (6) 、 585— 93頁、 (1 993年) に記載の方法により調 製した。 ) を用いる他は実施例 95に準じて反応を行い、 表題化合物を無色ァモ ルファスとして得た。
1 H-NMR (300 MHz, CDC 1 3) <5 : 1. 73— 1. 86 (4H, m ) , 2. 1 3-2. 23 (2H, m) , 2. 35— 2. 50 (3H, m) , 2. 56— 2. 62 (2H, m) , 2. 92 - 2. 99 (2H, m) , 3. 17-3. 22 (1H, m) , 3. 35— 3. 47 (1 H, m) , 3. 55— 3. 66 (1 H, m) , 4. 2 1 -4. 29 ( 1 H, m) , 5. 07 (2H, s ) , 5. 1 1 (1H, d) , 7. 16-7. 36 (9H, m) , 7. 52 - 7. 55 (1 H, m) , 8. 48 (1H, b r s )
ES I— MS Found : m/ z 450. 2 [M + H] +
実施例 106
(I S*, 2R*) — 2_フエノキシ一 N— (3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4' —ピペリジン] — 1—ィルプロピル) シクロペンタンカルポキ サミド及び (1 R*, 2 S *) _2_フェノキシ一N— (3—スピロ [イソベン ゾフラン— 1 (3H) , 4' —ピペリジン] — 1—ィルプロピル) シクロペン夕 ンカルポキサミドの合成
1) (1 SR, 2 SR) —2—ヒドロキシー N— [3—スピロ [イソベンゾフラ ン— 1 (3H) , 4' —ピペリジン] — 1—ィルプロピル] シクロペンタンカル ボキサミド
シス一 2—ヒドロキシ— 1—シクロペンタンカルボン酸 108mg、 1—ェチ ル—3— (3 ' —ジメチルァミノプロピル) カルポジイミド ·塩酸塩 15 lmg 及びヒドロキシベンズトリアゾ一ル 127mgをクロ口ホルム 5mlに溶解し、 室温にて 30分間攪拌した。 この反応溶液に 3—スピロ [イソべンゾフラン— 1 (3H) , 4 ' —ピペリジン] 一 1—ィルプロパン一 1—ァミン 17 Omgのク ロロホルム溶液を加え、 更に室温にて 3時間攪拌した。 反応液に水を加えクロ口 ホルムで抽出し、 クロ口ホルム層を飽和重曹水、 飽和塩化アンモニゥム水で順次 洗浄後、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 溶媒を減圧留去した後、 残渣をシリカゲ ルカラムクロマトグラフィー [クロ口ホルム メタノール =30ノ 1] て分離精 製し、 表題化合物 21 lmgを無色油状物質として得た。
2) (1 SR, 2 RS) 一 2—ァセトキシ一 N— (3—スピロ [イソベンゾフラ ン— 1 (3H) , 4, ーピペリジン] — 1—ィルプロピル) シクロペンタンカル ポキサミド
1) で得られた (1 SR, 2 SR) —2—ヒドロキシ— N— (3—スピロ [ィ ソベンゾフラン一 1 (3H) , 4' —ピペリジン] — 1—ィルプロピル) シクロ ペンタンカルボキサミドのテトラヒドロフラン溶液 5m 1に、 室温にてァゾジ力 ルボン酸ジイソプロピル 0. 30ml、 トリフエニルホスフィン 407mg、 酢 酸 0. 14mlを順次加え、 3時間攪拌した。 反応溶媒を減圧留去した後、 残渣 をシリカゲルカラムクロマトグラフィ一 [クロ口ホルム/メタノール =9 1] にて分離精製し、 179mgを無色油状物質を得た。 この化合物のメタノール溶
液 5mlに室温にて炭酸カリウム 124mgを加え、 2時間攪拌した。 反応液に 水を加えクロ口ホルムで抽出し、 クロ口ホルム層を飽和重曹水、 飽和塩化アンモ ニゥム水で洗浄後、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 溶媒を減圧留去し、 表題化合 物 15 Omgを無色油状物質として得た。
3) (1 S *, 2 R*) 一 2—フエノキシ一N— (3—スピロ [イソベンゾフラ ン— 1 (3H) , 4' —ピペリジン] — 1—ィルプロピル) シクロペンタンカル ポキサミド及び (1 R*, 2 S *) —2—フエノキシ—N— (3—スピロ [イソ ベンゾフラン一 1 (3H) , 4, ーピペリジン] 一 1—ィルプロピル) シクロべ ンタン力ルポキサミド
2) で得られた (1 SR, 2 RS) —2—ァセトキシ—N_ [3—スピロ [ィ ソベンゾフラン一 1 (3H) , 4' —ピペリジン] — 1—ィルプロピル] シクロ ペンタンカルボキサミド 125mgのトルエン溶液 lm 1にトリフエニルホス フィン 457mg、 フエノール 492mg、 ァゾジ力ルポン酸ジイソプロピル 0. 38mlを順次加え、 3時間攪拌した。 反応溶媒を減圧留去した後、 残渣をシリ 力ゲルカラムクロマトグラフィー [クロ口ホルムノメタノール =9/1] にて分 離精製し、 更に c h i r a 1 p ak-AD (ダイソ一社製) を用いて光学分割を 行い、 高極性画分より便宜上 (1 S*, 2 R*) —2—フエノキシ _N— (3 - スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4' —ピペリジン] 一 1ーィルプロピ ル) シクロペンタンカルボキサミド 4. 5 mg及び低極性画分より便宜上 (1 R *, 2 S *) —2—フエノキシ一N— [3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3 H) , 4' —ピペリジン] — 1—ィルプロピル] シクロペンタンカルボキサミド 7. Omgを無色油状物質として得た。 ここで (I S *, 2 S *) 及び (1 R*, 2R*) は、 その立体構造が特定されていないために暫定的につけたものである。 (1 S *, 2 R*) 一 2—フエノキシ一N— [3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4' —ピペリジン] — 1—ィルプロピル] シクロペンタンカルポキ サミド
1 H-NMR (300 MHz, CDC 1 3) δ : 1. 60 - 1. 80 (6Η, m ) , 1. 89 - 2. 22 (7H, m) , 2. 34 (2H, d t, J = 3, 6Hz
) , 2. 45 (2H, t, J = 2Hz) , 2. 80 (3H, m) , 3. 34 (2 H, m) , 4. 95 (1H, b r s) , 5. 06 (2H, s) , 6. 85-7. 30 (9H, m)
ES I— MS Found : m/ z 453. 3 [M + H] +
(1 R*, 2 S *) 一 2—フエノキシ一N_ [3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4' —ピペリジン] 一 1—ィルプロピル] シクロペンタンカルポキ サミド
1 H-NMR (300 MHz, CDC 1 3) δ : 1. 60— 1. 80 (6Η, m ) , 1. 89 - 2. 22 (7H, m) , 2. 34 (2H, d t, J = 3, 6Hz ) , 2. 45 (2H, t, J = 2Hz) , 2. 80 (3H, m) , 3, . 34 ( 2H, m) , 4. 95 ( 1 H, b r s) , 5. 06 (2H, s) , 6. 85-7. 30 (9H, m)
ES I— MS Found : m/ z 453. 3 [M + H] + 実施例 107
(1 SR, 2 SR) 2—フエノキシ一N_ (3—スピロ [イソべンゾフラン一
1 (3H) , 4' —ピペリジン] — 1—ィルプロピル) シクロペンタンカルポキ サミドの合成
1) (1 S R, 2 SR) _2—フエノキシシクロペンタンカルボン酸
(1 SR, 2 SR) — 2—ヒドロキシシクロペンタンカルボン酸 18 Omgの テトラヒドロフラン溶液 2. 5mlに、 ァゾジカルボン酸ジイソプロピル 0. 0 2mし トリフエニルホスフィン 26mgを室温で加え 30分間攪拌後、 フエ ノール 2 Omgを加え更に室温にて 5時間攪拌した。 溶媒を減圧留去した後、 n—へキサンを加えて析出する固体を濾別し、 濾液を減圧留去した。 残渣をシリ 力ゲルクロマトグラフィー [クロ口ホルム Zメタノール = 10Z1] にて分離精 製し、 表題化合物 52 mgを無色油状化合物として得た。
2) (1 SR, 2 SR) —2—フエノキシ一N— (3—スピロ [イソベンゾフラ ンー 1 (3H) , 4, ーピペリジン] — 1ーィルプロピル) シクロペンタンカル
ボキサミド
(2 R) - 1 - [1— (4—フルオロフェニル) — 1—メチルェチル] ピロリ ジン— 2—カルボン酸の代わりに 1) で得られた (1 SR, 2 S R) —2—フエ ノキシシクロペンタンカルボン酸を用いる他は、 実施例 95に準じて反応を行い、 表題化合物を無色アモルファスとして得た。
1 H-NMR (300 MHz, CDC 1 3) <5 : 0. 80— 2. 20 (1 1 H, m) , 2. 20- 2. 57 (4H, m) , 2. 62— 2. 95 (3H. m) , 3. 30— 3. 40 (2H, m) , 4. 90— 5. 00 (1H, m) , 5. 06 (2 H, s) , 6. 80-7. 40 (1 1 H, m)
ES I— MS Found : / z 435. 2 [M+ 1] + 実施例 108
2—ベンゾィル一N— (3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4, 一ピ ペリジン] 一 1—ィルプロピル) シクロペン— 1—テン— 1—カルボキサミドの ^
1) 2 _ベンゾィルシクロペン _ 1—テン _ 1一力ルボン酸
三塩化アルミニウム 2. 70 gのベンゼン 4m 1溶液に、 氷冷下シクロペンテ ン— 1, 2—ジカルボン酸無水物 80 Omgのベンゼン溶液 lm 1を加え、 0で にて 1時間攪拌後、 室温にて 3時間、 更に 45でにて 40分攪拌した後、 反応液 を氷冷した 6 N—塩酸に注ぎ、 析出した沈殿物をトルエンで洗浄した。 沈殿物を 飽和重曹水 10mlに 5 Otで溶解した後、 不溶物を濾別後、 濾液を 6N—塩酸 で酸性にして、 析出した固体を濾取して乾燥し、 表題化合物 57 Omgを白色固 体として得た。
2) 2—ベンゾィル一N— (3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4' —ピペリジン] — 1—ィルプロピル) シクロペン _ 1—テン _ 1—カルポキ サミド
(2 R) - 1 - [1— (4—フルオロフェニル) — 1—メチルェチル] ピロリ ジン一 2—カルボン酸の代わりに 1) で得られた 2—べンゾィルシクロペン一 1一テン— 1—カルボン酸を用いる他は実施例 95に準じて反応を行い、 表題化
合物を無色アモルファスとして得た。
1 H-NMR (3 0 OMH z , CDC 1 3) 6 : 1. 6 0 - 1. 7 1 (2 H, m) , 2. 04- 2. 1 9 (6H, m) , 2. 6 0 - 2. 90 ( 1 OH, m) , 2. 9 5 - 3. 1 3 (3H, m) , 5. 0 1 (2H, s) , 7. 1 0— 7. 9 5 (9H, m)
ES I - MS F o u n d : m/ z 445. 2 [M + H] + 実施例 1 0 9
(I S *, 2 S *) — 2—ベンジルー N— (3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4' —ピペリジン] — 1—ィルプロピル) シクロペンタンカルボキサ ミド及び (1 R *, 2 R*) — 2—ベンジル— N— (3—スピロ [イソべンゾフ ラン一 1 (3H) , 4' —ピペリジン] _ 1ーィルプロピル) シクロペンタン力 ルポキサミド及び (1 SR, RS) — 2—べンジル—N— (3—スピロ [イソべ ンゾフラン一 1 (3H) , 4' —ピペリジン] — 1—ィルプロピル) シクロペン タンカルボキサミドの合成 亜鉛粉末 9 1 0 m gと二塩化水銀 8 9 m gの混合物に水 1. 4m lと濃硫酸 0. 04 lm lを加え、 室温で 3分間攪拌し亜鉛アマルガムを調製した。 実施例 1 0 8で得られた 2—ベンゾィルシクロペン一 1—テン— 1—カルボン酸 30 Omg の含水 (0. 2 8m l ) トルエン溶液 0. 7 m 1に、 調製した亜鉛アマルガムと 濃塩酸 1. 3 9m lを室温で加えた後、 環流条件下にて 2時間攪拌した。 反応液 に水を加えジェチルェ一テルで抽出し、 ジェチルエーテル層を飽和食塩水で洗浄 後、 無水硫酸ナトリウムで乾燥した。 溶媒を減圧留去した後、 残渣をシリカゲル カラムクロマトグラフィー [クロ口ホルムノメタノール = 1 5ノ1] にて分離精 製し、 表題化合物 26 5 mgを無色油状化合物として得た。
2) ( 1 S *, 2 S *) — 2—ベンジル一 N— (3—スピロ [イソベンゾフラ ン— 1 (3H) , 4, 一ピペリジン] — 1ーィルプロピル) シクロペンタンカル ボキサミド及び (1 R*, 2 R*) — 2—べンジルー N— (3—スピロ [イソべ ンゾフラン一 1 (3H) , 4, 一ピペリジン] 一 1—ィルプロピル) シクロペン
タンカルボキサミド及び (1 SR, RS) —2—ベンジル— N— (3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4' ーピペリジン] 一 1—ィルプロピル) シ クロペンタン力ルポキサミド
(2 R) — 1— [1— (4—フルオロフェニル) 一 1ーメチルェチル] ピロリ ジン一 2—カルボン酸の代わりに 1) で得られた 2—ベンジルシクロペンタン力 ルボン酸を用いる他は実施例 95に準じて反応を行い、 得られたジァステレオ混 合物を CH I RALPAK— AD (ダイソ一社製) を用いて高速液体クロマトグ ラフィー [イソプロパノール/へキサン = 1ノ 10、 流速 10ml Zm i n] に て分離精製した。 高極性画分より表題化合物の便宜上 (1 S *, 2 S *) 体を、 低極性画分より表題化合物の便宜上 (1 R*, 2R*) 体を得た。 ここで (1 S *, 2 S *) 及び (1 R*, 2 R*) は、 その立体構造が特定されていないため に、 暫定的につけたものである。 また、 もっとも低極性画分よりェナンチォ混合 物 (1 SR, 2 RS) を得た。
(1 S *, 2 S *) —2—ベンジル一 N— (3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3 H) , 4' ーピペリジン] — 1—ィルプロピル) シクロペンタンカルポキサ ミ F
1 H-NMR (300 MHz, CDC 1 3) (5 : 1. 20— 1. 40 (2H, m ) , 1. 60 - 2. 25 ( 12Η. m) , 2. 35— 2. 55 (4Η, m) , 2. 55 - 2. 83 (2H, m) , 2. 83 - 2. 95 (2H, m) , 3. 10— 3. 35 (2H, m) , 5. 07 (2H, s) , 6. 50 ( 1 H, b r s) , 7. 0 3-7. 35 (9H, m)
ES I— MS Found : m/ z 432. 60 [M + H] +
(1 R*, 2 R*) —2—ベンジル一 N— (3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4' —ピペリジン] 一 1ーィルプロピル) シクロペンタンカルポキサ Sド
1 H-NMR (300 MHz, CDC 1 3) 6 : 1. 20- 1. 40 (2H, m ) , 1. 60 - 2. 25 (12H. m) , 2. 35— 2. 55 (4H, m) , 2. 55 - 2. 83 (2H, m) , 2. 83 - 2. 95 (2H, m) , 3. 10— 3.
35 (2H, m) , 5. 07 (2H, s) , 6. 50 ( 1 H, b r s) , 7. 0 3-7. 35 (9H, m)
ES I— MS Found: / z 432. 60 [M + H] + (1 SR, RS) —2—ベンジル一 N— (3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 ( 3H) , 4, —ピペリジン] _ 1—ィルプロピル) シクロペンタン力ルポキサミ F
1H-NMR (300MHz, CDC 1 3) 6 : 1. 10— 2. 10 ( 14H, m) , 2. 10-2. 55 (6H, m) 2. 62— 3. 50 (6H, m) , 5. 07 (2H, s) , 7. 00-7. 41 (9H, m)
ES I— MS Found: / z 432. 60 [M + H] + 実施例 1 10
(4R) — 3— (2, 4—ジフルォロベンジル) — N— [3— [スピロ [イソべ ンゾフラン一 1 (3H) , 4' - (3—フルォロピペリジン) ] — 1—ィル) プ 口ピル] _2—ォキソ— 1, 3—ォキサゾリジン— 4—カルボキサミドの合成 実施例 1で得られた 3—スピロ [イソべンゾフラン— 1 (3H) , 4' —ピぺ リジン] ― 1—ィルプロパン— 1—ァミンの代わりに実施例 6で得られた 3—ス ピロ [イソべンゾフラン— 1 (3H) , 4' - (3—フルォロピペリジン) ] ― 1—ィルプロパン— 1—ァミンを用いる他は実施例 102に準じて反応を行い、 表題化合物を無色アモルファスとして得た。
1H-NMR (300MHz, CDC 1 3) δ 1. 66 - 1. 79 (2Η, m ) , 1. 80- 1. 94 (1H, m) , 1. 94-2. 12 ( 1 H, m) , 2. 32- 2. 49 (lH, m) , 2. 50— 2. 6 1 (3H, m) , 2. 73— 2. 85 ( 1 H, m) , 3. 02— 3. 1 5 ( 1 H, m) , 3. 19-3. 35 (1 H, m) , 3. 39 - 3. 53 (1H, m) , 4. 04-4. 12 (lH, m) , 4. 20 -4. 28 (1H, m) , 4. 30 -4. 39 (1H, m) , 4. 46 一 4. 8 1 (3H, m) , 5. 14 (2H, q, J = 1 1. 9Hz) , 6. 80 -6. 95 (2H, m) , 7. 19— 7. 46 (6H, m)
ES I— MS F o un d : / z 504. 2 [M + H] + 実施例 1 1 1
(4R) — 3— (2, 4—ジフルォロベンジル) — N— [2—フルオロー 3—ス ピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4, 一ピペリジン] 一 1—ィルプロピ ル] — 2—ォキソ— 1, 3—ォキサゾリジン—4 _カルポキサミドの合成
実施例 1で得られた 3—スピロ [イソべンゾフラン— 1 (3H) , 4, ーピぺ リジン] ― 1—ィルプロパン一 1—ァミンの代わりに実施例 24で得られた 2— フルオロー 3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4, 一ピペリジン] 一 1—ィルプロパン— 1—ァミンを用いる他は実施例 1 02に準じて反応を行い、 表題化合物を無色アモルファスとして得た。
1 H-NMR (3 0 0MHz, CDC 1 3) 6 1. 7 1— 1. 8 1 (2H, m ) , 1. 9 1 - 2. 0 5 (2Η, m) , 2. 5 0— 2. 7 9 (4H, m) , 2. 8 0 - 2. 9 3 (2H, m) , 3. 3 1 - 3. 5 1 ( 1 H, m) , 3. 6 9— 3· 8 8 (1 H, m) , 4. 09 (1 H, d d, J = 6. 0, 9. 6Hz) , 4. 2 1—4. 2 6 ( 1 H, m) , 4. 3 1 (1 H, d, J = 14. 4Hz) , 4. 4 5 -4. 5 3 (1 H, m) , 4. 6 1—4. 8 8 (2H, m) , 5. 0 7 (2H, s) , 6. 6 1 - 6. 8 0 (l H, m) , 6. 80— 6. 9 5 (2H, m) , 7. 1 3 - 7. 3 2 (4H, m) , 7. 3 5— 7. 46 ( 1 H, m)
ES I—MS F o u n d: m/ z 504. 2 [M + H] + 実施例 1 1 2
1— [ 1— (4—フルオロフェニル) 一 1—メチルェチル] — N— [3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4, —ピペリジン] — 1一ィルブチル] ― D—プロリンアミドの合成
1) (2 R) - 1 - [1— (4一フルオロフェニル) — 1—メチルェチル] ピロ リジン— 2—カルボン酸
安息香酸の代わりに 4 _フルォロ安息香酸を用いる他は実施例 9 5に準じて反 応を行い、 表題化合物を無色アモルファスとして得た。
2) 1— [1一 (4—フルオロフェニル) — 1—メチルェチル] —N— [3—ス ピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4 ' —ピペリジン] — 1ーィルプチ ル] 一 D—プロリンアミド
(2 R) - 1 - [1— (4—フルオロフェニル) — 1—メチルエヂル] ピロリ ジン— 2—力ルボン酸の代わりに 1) で得られた (2R) — 1— [1— (4—フ ルオロフェニル) — 1_メチルエヂル] ピロリジン— 2—カルボン酸を用い、 又、 3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4' —ピペリジン] — 1—ィルシ クロペンチルァミンの代わりに実施例 19で得られた 3—メチルー 3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4, 一ピペリジン] — 1ーィルブタン一 1— アミンを用いる他は実施例 102に準じて反応を行い、 表題化合物を無色ァモル ファスとして得た。
1 H-NMR (30 OMH z , CDC 1 3) d : 1. 05— 1. 15 (3H, m) , 1. 37 (3H, s) , 1. 44 (3H, s) , 1. 49— 2. 08 (1 1 H, m) , 2. 50 - 2. 95 (6H, m) , 3. 28— 3. 44 (2H, m) , 3. 53 - 3. 63 (1 H, m) , 5. 08 (2H, s) , 6. 94 (3 H, m) , 7. 12-7. 33 (2H, m) , 7. 36— 7. 49 (3H, m) , 7. 50— 7. 64 (1 H, m)
ES I— MS Found : m/ z 494. 3 [M + H] + 実施例 113
N- [3—スピロ [1H—インデン— 1, 4, —ピペリジン] — 1ーィルプチ ル] — 1, 1 ' —ビフエニル— 2—カルポキサミドの合成
1) 3—メチル一3—スピロ [1H—ィンデンー 1, 4' —ピペリジン] — 1— ィルブタン一 1—ァミン
スピロ [イソべンゾフラン— 1 (3H) , 4' —ピペリジン] '塩酸塩の代わ りにスピロ [1H—インデンー 1, 4' —ピペリジン] '塩酸塩を用いる他は実 施例 19に準じて反応を行い、 表題化合物を無色アモルファスとして得た。
2) N- [3—スピロ [1H—インデン— 1, 4' —ピペリジン] — 1—ィルブ チル] — 1, 1 ' —ビフエ二ルー 2—カルボキサミド
3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4' —ピペリジン] — 1—ィル シクロペンチルァミンの代わりに 1) で得られた 3—メチルー 3—スピロ [ 1 H—インデン一 1, 4, ーピペリジン] — 1—ィルブタン— 1—アミンを用いる 他は実施例 97に準じて反応を行い、 表題化合物を無色アモルファスとして得た。 1 H-NMR (300MHz, CDC 1 3) (5 : 0. 90— 1. 00 (3H, m) , 1. 1 6- 1. 95 (7H, m) , 2. 23 - 2. 38 ( 1 H, m) , 2. 46— 2. 8 1 (3H, m) , 3. 08— 3. 23 (lH, m) , 3. 46— 3. 62 (1H, m) , 6. 70 (2H, s) , 7. 09— 7. 74 (13H, m) ES I— MS Found : m/ z 437. 3 [M + H] + 実施例 1 14
N— [3—スピロ [2, 3—ジヒドロ一 1H Γンデン一 1, 4, 一ピベリジ ン] — 1—ィルブチル] _ 1, 1 ' —ビフエニル— 2—カルボキサミドの合成 実施例 1 1 3で得られた表題化合物 2 Omg及び 5%パラジウムカーボン 5m gのエタノール 5m l懸濁液を水素雰囲気下、 室温にて 12時間激しく攪拌した。 触媒を濾別後、 濾液を減圧留去し、 得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグ ラフィー [クロ口ホルム メタノール =30 1] にて分離精製し、 表題化合物 18. Omgを淡黄色固体として得た。
1 H-NMR (30 OMH z , CDC 1 3) δ : 0. 82— 0. 98 (3Η, m) , 1. 20 -2. 00 (9H, m) , 2. 10— 2. 3 1 (lH, m) , 2. 42 - 2. 72 (3H, m) , 2. 78 - 2. 90 (2H, m) , 3. 07— 3. 22 ( 1 H, m) , 3. 43— 3. 58 (1 H, m) , 6. 47 -6. 67 (1 H, m) , 7. 06 - 7. 2 1 (3H, m) , 7. 28 - 7. 78 ( 1 OH, m)
ES I— MS Found : / z 439. 3 [M + H] + 実施例 1 1 5
N— (2—ヒドロキシ一 3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4, 一ピ ペリジン] 一 1—ィルプロピル) — 1, 1 ' —ビフエニル— 2—カルボキサミド
の合成
3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4' —ピペリジン] — 1—ィル シクロペンチルァミンの代わりに実施例 22で得られた 1—ァミノ— 3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4' ーピペリジン] 一 1—ィルプロパン一 2一オールを用いる他は実施例 97に準じて反応を行い、 表題化合物を無色ァモ ルファスとして得た。
1 H-NMR (300 MHz, CDC 1 3) δ : 1. 65 - 2. 46 (7 Η, m) , 2. 60 - 2. 72 (2H, m) , 2. 77 - 2. 87 ( 1 H, m) , 3. 03-3. 15 (lH, m) , 3. 40— 3. 67 (3H, m) , 5. 07 (2 H, s) , 5. 78 - 5. 87 (lH, m) , 7. 06 - 7. 52 (12 H, m) , 7. 68 (1H, d, J = 6. 3Hz)
ES I—MS Found : m/ z 443. 3 [M + H] + 実施例 1 16
(4 R) — 3— (2, 4—ジフルォロベンジル) — 2—ォキソ _N— (3— [3—ォキソスピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4, 一ピペリジン] ] 一 1—ィルブチル) — 1, 3—ォキサゾリジン— 4—カルポキサミドの合成
3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4, 一ピペリジン] — 1—ィル プロパン— 1ーァミンの代わりに、 実施例 19で得られた 3—スピロ [イソベン ゾフラン一 1 (3H) , 4' —ピペリジン] — 1—ィルブタン一 1一アミンを用 いる他は実施例 102に準じて反応を行い、 表題化合物を無色アモルファスとし て得た。
1H-NMR (300MHz, CDC 1 3) δ : 1. 10 (3Η, d, J = 5. 1Hz) , 1. 45-2. 05 (7H, m) , 2. 57— 3. 07 (4H, m) , 3. 22 - 3. 40 ( 1 H, m) , 3. 45 - 3. 62 ( 1 H, m) , 4. 05 -4. 15 (1H, m) , 4. 27 -4. 36 (2H, m) , 4. 44— 4. 5 4 (1H, m) , 4. 75 ( 1 H, d, J = 15. 0Hz) , 5. 07 (2H, s) , 6. 75 - 6. 95 (2H, m) , 7. 02-7. 13 ( 1 H, m) , 7. 20 - 7. 33 (2H, m) , 7. 37— 7. 50 ( 1 H, m) , 7. 90— 8.
12 (1H, m)
ES I—MS Found : m/ z 500. 2 [M + H] + 実施例 1 1 7
N— (3—スピロ [2, 3—ジヒドロ— 1 H—インデン一 1, 4, 一ピベリジ ン] — 1—ィルプロピル) 一 1, 1 ' —ビフエニル— 2—カルボキサミドの合成
1) 3—スピロ [2, 3—ジヒドロ— 1 H—インデン一 1 , 4 ' —ピベリジ ン] _ 1—ィルプロパン— 1—ァミン
スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4' —ピペリジン] '塩酸塩の代わ りに、 スピロ [2, 3—ジヒドロー 1H—インデン一 1, 4, ーピペリジン] · 塩酸塩を用いる他は実施例 1に準じて反応を行い、 表題化合物を無色ァモルファ スとして得た。
2) N— (3—スピロ [2, 3—ジヒドロ一 1H Γンデン— 1, 4, 一ピペリ ジン] — 1—ィルプロピル) — 1, 1, —ビフエ二ルー 2—力ルポキサミド
3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4, 一ピペリジン] — 1—ィル シクロペンチルァミンの代わりに、 1) で得られた 3—スピロ [2, 3—ジヒド 口一 1H—インデン一 1, 4, 一ピペリジン] — 1—ィルプロパン— 1—ァミン を用いる他は実施例 97に準じて反応を行い、 表題化合物を無色アモルファスと して得た。
1 H-NMR (300 MHz, CDC 1 3) δ : 1. 70— 1. 88 (4Η, m ) , 2. 00-2. 1 7 (2Η, m) , 2. 12 (2Η, t, J = 7. 3Hz) , 2. 83 -2. 89 (2H, m) , 2. 94— 3. 07 (2H, m) , 2. 96 (2H, t, J = 7. 3Hz) , 3. 26 - 3. 40 (4H, m) , 4. 56 ( 1H, s) , 7. 14-7. 26 (4H, m) , 7. 36— 7. 49 (7H, m ) , 7. 50-7. 57 (2H, m)
ES I—MS Found : / z 425. 1 [M + H] + 実施例 1 18
N- (3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4' —ピペリジン] — 1—
ィルプロピル) —4' — (トリフルォロメチル) _ 1, 1 ' ービフエニル— 2— カルボキサミドの合成
2—フエニル安息香酸の代わりに 2— (4—トリフルォロメチルフエニル) 安 息香酸を用いる他は実施例 1 1 7に準じて反応を行い、 表題化合物を無色ァモル ファスとして得た。
1 H-NMR (300 MHz, CDC 1 3) (5 : 1. 7 3— 1. 8 3 (3H, m ) , 1. 84— 1. 9 6 (2H, m) , 2. 0 3— 2. 1 8 (4Η, m) , 2. 9 7 (2Η, t, J = 7. 3Hz) , 3. 04— 3. 1 8 (4H, m) , 3. 2 8 - 3. 5 5 (4H, m) , 7. 1 2 - 7. 2 5 (4H, m) , 7. 44— 7. 54 (2H, m) , 7. 5 5— 7. 64 (4H, m) , 7. 74 (2H, d, J =8. 0Hz)
ES I— MS F ou n d : m/ z 49 3. 1 [M + H] + 実施例 1 1 9
(4R) — 3— (2, 4ージフルォロベンジル) — 2—ォキソ一 N— (3—スピ 口 [6—フルォロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4 ' —ピペリジン] ] ― 1ーィルプロピル) 一 1, 3—ォキサゾリジン一 4—カルポキサミドの合成
3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4, 一ピペリジン] — 1—ィル プロパン— 1ーァミンの代わりに、 実施例 7で得られた 3—スピロ [6—フルォ 口イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4, ーピペリジン] ] 一 1—ィルプロパン一 1ーァミンを用いる他は実施例 1 0 2に準じて反応を行い、 表題化合物を無色ァ モルファスとして得た。
1 H-NMR (300MHz, CDC 1 3) δ : 1. 90— 2. 08 (4H, m ) , 2. 2 0 - 2. 3 8 (2H, m) , 3. 22 - 3. 64 (6H, m) , 4. 1 0 -4. 32 (4H, m) , 4. 38— 4. 5 6 (2H, m) , 4. 6 8 (1 H, d, J = 1 5. 4Hz) , 5. 08 (2H, s) , 6. 9 0— 7. 1 2 (4 H, m) , 7. 2 2 - 7. 48 (2H, m) , 8. 50— 8. 6 2 (1 H, m) ES I— MS F o u n d : m/ z 5 04. 2 [M + H] +
実施例 120
(4 R) 一 3— (2, 4—ジフルォロベンジル) — 2—ォキソ— N— (3— [3—ォキソスピロ [6—ァザイソべンゾフラン一 1 (3H) , 4, 一ピベリジ ン] ] — 1—ィルプロピル) — 1, 3—ォキサゾリジン一 4—カルポキサミドの ^
3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4, 一ピペリジン] ー 1ーィル プロパン— 1—ァミンの代わりに、 実施例 5で得られた 3 _ [3—ォキソスピロ [6—ァザイソべンゾフラン一 1 (3H) , 4' —ピペリジン] ] — 1—ィルプ 口パン一 1—ァミンを用いる他は実施例 102に準じて反応を行い、 表題化合物 を無色アモルファスとして得た。
1 H-NMR (30 OMH z , CDC 1 3) δ : 2. 00— 2. 1 2 (2 Η, m) , 2. 18- 2. 28 (2H, m) , 2. 70 - 2. 86 (2H, m) , 3.
20- 3. 60 (6H, m) , 3. 70— 3. 82 (2H, m) , 4. 10— 4.
32 (3H, m) , 4. 41—4. 55 (lH, m) , 4. 6 1—4. 72 (1 H, m) , 6. 9 1 -7. 08 (2H, m) , 7. 31— 7. 29 (2H, m) ,
8. 1 8 ( 1 H, d, J = 5. 4Hz) , 9. 04 ( 1 H, d, J = 5. 4H z) , 9. 34 (1H, s)
ES I -MS Found : m/ z 50 1. 1 [M + H] + 実施例 12 1
N— (3— [3—ォキソスピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4' —ピペリ ジン] ] 一 1—ィルプロピル) — 1, 1 ' —ビフエ二ルー 2—力ルポキサミドの 合成
3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4, 一ピペリジン] — 1—ィル シクロペンチルァミンの代わりに、 実施例 17で得られた 3— [3—ォキソスピ 口 [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4' ーピペリジン] ] — 1—ィルプロパ ン一 1ーァミンを用いる他は実施例 97に準じて反応を行い、 表題化合物を無色 アモルファスとして得た。
1 H-NMR (30 OMH z , CDC 1 3) <5 : 1. 47— 1. 52 (2 H,
m) , 1. 61 - 1. 71 (2H, m) , 1. 91— 2. 00 (2H, m) , 2.
29 (2H, t , J =6. 6Hz) , 2. 35— 2. 44 (2H, m) , 2. 7 0— 2. 80 (2H, m) , 3. 30 (2H, d d, J = 6. 3, 1 1. 9 H z) , 6. 51 (1H, b r s) , 7. 16 (2H, d, J = 7. 6Hz) , 7.
38 - 7. 52 (8H, m) , 7. 61-7. 70 (2H, m) , 7. 85-7. 88 ( 1 H, m)
ES I— MS Found : / z 441. 2 [M + H] + 実施例 122
2—フエノキシ一N_ (3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4, ーピ ペリジン] イルプロピル) ベンズアミドの合成
3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4' —ピペリジン] — 1—ィル シクロペンチルァミンの代わりに、 実施例 9で得られた 3—スピロ (1H—イン デン— 1, 4, —ピペリジン) — 1一^ Γルプロパン— 1—アミンを用いる他は実 施例 98に準じて反応を行い、 表題化合物を無色アモルファスとして得た。
1H-NMR (300MHz, CDC 1 3) (5 : 1. 30 (2H, d, J = 12. 8Hz) , 1. 81 - 1. 86 (2H, m) , 2. 10— 2. 30 (4H, m) , 2. 53 (2H, t , J = 7. 2Hz) , 2. 94 (2H, d, J = 1 1. 5H z) , 3. 55 (2H, d d, J = 6. 5, 12. 5Hz) , 6. 73 ( 1 H, d, J = 5. 7Hz) , 6. 78 ( 1 H, d, J = 5. 7Hz) , 6. 88 (1 H, d, J = 8. 2Hz) , 7. 05 (2H, d, J = 7. 8Hz) , 7. 1 4-7. 42 (9H, m) , 8. 00 ( 1 H, b r s) , 8. 19 ( 1 H, d d, J = 1. 8, 7. 8Hz)
ES I— MS Found : m/ z 439. 3 [M + H] + 実施例 123
3—フエニル—N— (3—スピロ [1H—インデンー 1, 4, 一ピペリジン] ― 1—ィルプロピル) ピリジン一 2_カルボキサミドの合成
2—フエノキシ安息香酸の代わりに 3—フエ二ルー 2—ピリジンカルボン酸
( I n d i a n J . Ch em. , S e c t . B, 2 9 B巻 (9) , 8 9 2 -4 頁、 (1 9 9 0年) に記載の方法により調製した。 ) を用いる他は実施例 1 2 2 に準じて反応を行い、 表題化合物を無色アモルファスとして得た。
1 H-NMR (3 00 MHz, CDC 1 3) 6 : 1. 2 9— 1. 3 9 (2H, m ) , 1. 7 8 - 1. 86 (2H, m) 2. 1 0— 2. 2 5 (2H, m) , 2. 2 8 - 2. 40 (2H, m) , 2. 5 7 - 2. 6 1 (2H, m) , 3. 0 1— 3. 0 9 (2H, m) , 3. 48 - 3. 5 3 (2H, m) , 6. 7 5 ( 1 H, d, J = 5. 9Hz) , 6. 8 3 (1H, d, J = 5. 9Hz) , 7. 2 0— 7. 5 0
( 1 OH, m) , 7. 7 2 ( 1 H, d d, J = 1. 6, 7. 8Hz) , 8. 48 ( 1 H, b r s) , 8. 6 2 ( 1 H, d d, J = l. 6, 4. 8Hz)
ES I— MS F o u n d : m/ z 424. 3 [M + H] + 実施例 1 24
(4R) - 3 - (2, 4—ジフルォロベンジル) — 2—ォキソ—N— (3—スピ 口 [2, 3—ジヒドロ一 1H—インデン一 1, 4, 一ピペリジン] — 1一ィルプ 口ピル) 一 1, 3—ォキサゾリジン— 4一カルボキサミドの合成
3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4' —ピペリジン] — 1—ィル プロパン一 1—ァミンの代わりに、 実施例 1 1 7で得られた 3—スピロ [2, 3—ジヒドロ一 1 H—インデン _ 1, 4, 一ピペリジン] — 1—ィルプロパン一 1ーァミンを用いる他は実施例 1 0 2に準じて反応を行い、 表題化合物を無色ァ モルファスとして得た。
1 H-NMR (3 0 0MHz , CDC 1 3) δ : 1. 5 7 - 1. 6 2 (2Η, m) , 1. 7 3 - 1. 90 (3H, m) , 1. 9 9 - 2. 08 (2H, m) , 2. 1 8— 2. 3 0 (3H, m) , 2. 5 6 (2H, t, J = 6. 1 Hz) , 2. 8 9 - 2. 9 7 (4H, m) , 3. 3 1— 3. 49 (2H, m) , 4. 08 ( 1 H, d d, J = 6. 3, 9. 4Hz) , 4. 2 8 (1H, d d, J = 6. 5, 9. 1 Hz) , 4. 34 (1H, d, J = 1 5. 2Hz) , 4. 48 ( 1 H, t, J = 9. 1 Hz) , 4. 7 7 ( 1 H, d, J = 1 5. 2Hz) , 6. 7 9— 6. 8 9 (2H, m) , 7. 1 4- 7. 2 8 (4H, m) , 7. 3 8— 7. 46 ( 1 H,
m) , 8. 02 -8. 06 ( 1 H, m)
ES I— MS Found : m/ z 484. 1 [M + H] + 実施例 125
(4 R, 5 S) — 3—ベンジル一 5—メチル一 2—ォキソ— N— (3—スピロ [イソべンゾフラン— 1 (3H) , 4, ーピペリジン] — 1—ィルプロピル) 一
1, 3—ォキサゾリジン— 4—カルボキサミドの合成
N— tert—ブトキシカルボ二ル―ァロスレオニンの代わりに N— tert—ブトキ シカルボ二ルー D—スレオニンを用いる他は実施例 96に準じて反応を行い、 表 題化合物を無色アモルファスとして得た。
1 H-NMR (300MHz, CDC 1 3) (5 : 1. 41 (3H, d, J = 6. 23Hz) , 1. 57 - 2. 02 (6H, m) , 2. 3 3— 2. 57 (4H, m) , 2. 82 - 2. 93 (2H, m) , 3. 20— 3. 32 ( 1 H, m) , 3. 41 -3. 50 (1H, m) , 3. 54 ( 1 H, d, J = 6. 41Hz) , 4. 12 (1H, d, J = 1 9. 8Hz) , 4. 44— 4. 53 ( 1 H, m) , 4. 87 ( 1 H, d, J = 14. 6Hz) , 5. 06 (2H, s) , 7. 16— 7. 38 (9H, m) , 7. 92 - 7. 99 ( 1 H, m)
ES I— MS Found : m/ z 464. 1 [M + H] + 実施例 126
(4 R) — 3—ベンジル— 5, 5—ジメチル— 2—ォキソ _N— (3—スピロ [イソべンゾフラン— 1 (3H) , 4' —ピペリジン] 一 1—ィルプロピル) 一 1, 3—ォキサゾリジン一 4一カルボキサミドの合成
N— tert—ブトキシカルポ二ルー D—スレオニンの代わりに、 N— (tert—ブ トキシカルポニル) 一 3—ヒドロキシ— D—バリンを用いる他は実施例 125に 準じて反応を行い、 表題化合物を無色アモルファスとして得た。
1H-NMR (300MHz, CDC 1 3) δ : 1. 38 (3H, s) , 1. 4 2 (3H, s) , 1. 65-2. 10 (6H, m) , 2. 31— 2. 63 (4H, m) , 2. 8 1 -2. 97 (2H, m) , 3. 22 - 3. 35 (lH, m) , 3.
46 - 3. 58 (1H, m) , 3. 62 ( 1 H, s) , 4. 03 ( 1 H, d, J = 14. 7Hz) , 4. 98 ( 1 H, d, J = 14. 8Hz) , 5. 06 (2H, s) , 7. 16-7. 40 (9H, m) , 7. 81— 7. 88 (lH, m) ES I— MS Found : / z 478. 2 [M + H] + 実施例 127
(4R, 5 S) - 3 - (2, 4ージフルォロベンジル) — 5—メチル—2—ォキ ソ一 N— (3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4, 一ピペリジン] ― 1—ィルプロピル) — 1, 3 _ォキサゾリジン一 4一力ルポキサミドの合成
ベンズアルデヒドの代わりに 2, 4—ジフルォロベンズアルデヒドを用いる他 は実施例 125に準じて反応を行い、 表題化合物を無色アモルファスとして得た。 1H-NMR (300 MHz, CDC 1 3) δ : 1. 44 (3H, d, J = 6. 26Hz) , 1. 65— 2. 0 1 (6H, m) , 2. 34 - 2. 48 (2H, m) , 2. 52-2. 6 1 (2H, m) , 2. 83— 2. 94 (2H, m) , 3. 23— 3. 35 (1 H, m) , 3. 42— 3. 52 (1H, m) , 3. 57 ( 1 H, d, J = 6. 59) , 4. 3 1 ( 1 H, d, J = 14. 8) , 4. 45-4. 55 (1H, m) , 4. 76 ( 1 H, d, J = 1 5. 4Hz) , 5. 06 (2H, s) , 6. 77 - 6. 93 (2H, m) , 7. 1 1 (1H, s) , 7. 18— 7. 44 (3H, m) , 7. 68 ( 1 H, s) , 8. 05— 8. 13 (lH, m) ES I— MS Found : m/ z 500. 2 [M + H] + 実施例 128
(4R) — 3— (2, 4ージフルォロベンジル) — 2—ォキソ一 N— (3—スピ 口 [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4, —ピペリジン] 一 1—ィルプロピル) イミダゾリジン— 4—カルボキサミドの合成
N— [ (1, 1—ジメチルエトキシ) カルボニル] — 3— [ [ (9 H—フルォ レン一 9一ィルメトキシ) カルボニル] ァミノ] — D—ァラニン 589mg、 1—ェチル— 3— (3, ージメチルァミノプロピル) カルポジイミド '塩酸塩 2 9 Omg及びヒドロキシベンズトリアゾ一ル 23 lmgをクロ口ホルム 10ml
に溶解し、 室温で 30分間攪拌した。 反応溶液に 3—スピロ [イソベンゾフラ ン— 1 (3H) , 4' —ピペリジン] — 1—ィルプロパン— 1ーァミン 340m gのクロ口ホルム溶液を加え、 更に室温で 3時間攪拌した。 次いで反応液に水を 加えクロ口ホルムで抽出し、 クロ口ホルム層を飽和重曹水、 飽和塩化アンモニゥ ム水で順次洗浄後、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 溶媒を減圧留去した後、 得ら れた残渣をメタノール 1 Om lに溶解し、 4 N—塩酸 ジォキサン溶液 5m 1を 加え、 室温にて 2時間攪拌した。
続いて反応液を減圧留去し、 残渣をジメチルホルムアミド 3m 1に溶解して、 2, 4—ジフルォロベンズアルデヒド 0. 0 6m 1及びトリァセトキシ水素化ホ ゥ素ナトリウム 2 3 Omgを順次加え、 室温にて 4時間攪拌した。 反応液に飽和 重曹水を注意深く加え、 クロ口ホルムで抽出し、 クロ口ホルム層を飽和食塩水で 洗浄後、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 溶媒を減圧留去した後、 残渣をジメチル ホルムアミド 8m 1に溶解してジェチルァミン 2m 1を加え、 室温で 3 0分間攪 拌した。 反応液を減圧留去し、 残渣をクロ口ホルム 5m 1に溶解し、 1, 1 ' — カルポニルビス一 1 H—ジイミダゾール 1 0 6mg、 トリエヂルァミン 0. 1 1 m lを順次加え、 室温で 30分間攪拌した。 反応液を飽和重曹水に注ぎ、 クロ口 ホルムで抽出した。 クロ口ホルム層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、 溶媒を減 圧留去して得られた残渣をシリ力ゲル力ラムクロマトグラフィー [クロ口ホルム Zメタノール =8 1] にて分離精製し、 表題化合物 7 1. 3mgを無色油状化 合物として得た。
1 H-NMR (3 0 OMH z , CD C 1 3) δ : 1. 7 1— 2. 0 5 (6 Η, m) , 2. 36— 2. 5 6 (4H, m) , 2. 86— 2. 92 (2H, m) , 3. 2 7 - 3. 50 (3H, m) , 3. 6 8 - 3. 74 ( 1 H, m) , 3. 9 9 (1 H, d d, 3 = 7. 1, 1 0. OHz) , 4. 2 7 ( 1 H, d, J = 1 5. OH z) , 4. 7 5 (1 H, d, J = 1 5. OHz) , 5. 0 7 (2H, s) , 6. 78 - 6. 9 1 (2H, m) , 7. 2 0— 7. 43 (6H, m) . 7. 5 8— 7. 60 (1 H, m)
ES I— MS F o u n d : m/ z 48 5. 1 [M + H] +
実施例 129
(4R) — 3—ベンジル一 2—ォキソ一 N_ (3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4' —ピペリジン] — 1—ィルプロピル) イミダゾリジン— 4一力 ルポキサミドの合成
2, 4—ジフルォ口べンズアルデヒドの代わりにベンズアルデヒドを用いる他 は実施例 128に準じて反応を行い、 表題化合物を無色アモルファスとして得た。 1 H-NMR (300 MHz, CDC 1 3) δ : 1. 67— 2. 06 (6Η, m) , 2. 37 - 2. 53 (4H, m) , 2. 82— 2. 92 (2H, m) , 3. 19— 3. 29 (1H, m) , 3. 36— 3. 50 (2H, m) , 1 1. 73- 11. 95 (lH, m) , 3. 98 (1H, dd, J = 7. 1, 10. 1Hz) , 4. 09 (1H, d, J = 14. 8Hz) , 4. 84 ( 1 H, d, J = 14. 8 Hz) , 5. 07 (2H, s) , 7. 20 - 7. 37 ( 10 H, m) , 7. 50 (1 H, b r s)
ES I—MS Found : / z 449. 1 [M + H] + 実施例 130
1—ベンジルー N_ (3 _メチル一3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4' —ピペリジン] _ 1 _ィルブチル) _D—プロリンアミドの合成
1) (3—アジドー 3—メチルブトキシ) (tert—プチル) ジフエニルシラン 3—アジド _ 3—メチルー 1—ブ夕ノール ( J . O r g. Ch em. , 51巻
(25) , 4856— 61頁、 ( 1986年) に記載の方法に準じて合成し た。 ) 1. 00 gのクロ口ホルム 20m 1溶液に、 氷冷下、 イミダゾール 790 mg、 tert—ブチルクロロジフエニルシラン 2. 13 gを順次加え、 室温まで昇 温し、 1時間攪拌した。 反応液に水を加え、 酢酸ェチルで抽出し、 酢酸ェチル層 を無水硫酸ナトリウムで乾燥した。 溶媒を減圧留去した後、 残渣をシリカゲル力 ラムクロマトグラフィー [n—へキサン/酢酸ェチル =100Z1] にて分離精 製し、 表題化合物 2. 08 gを無色アモルファスとして得た。
2) 4- [ [tert—ブチル (ジフエニル) シリル] ォキシ] 一 2—メチルブタ ンー 2—ァミン
1) で得られた (3—アジドー 3—メチルブトキシ) (tert—プチル) ジフエ ニルシラン 2. 08 gと 10%パラジウムカーボン 30 Omgをメタノール 30 mlに懸濁溶解し、 水素雰囲気下、 室温にて 4時間攪拌した。 反応液を濾過した 後、 濾液を減圧留去し、 表題化合物 1. 93 gを無色アモルファスとして得た。 3) 1— [3— [ [tert—ブチル (ジフエニル) シリル] ォキシ] —1, 1ージ メチルプロピル] ピペリジン— 4一オン
2) で得られた 4— [ [tert—ブチル (ジフエニル) シリル] ォキシ] 一 2— メチルブタン— 2—ァミン 2. 23 gのエタノール 15m 1溶液に、 炭酸力リウ ム 2. 3 gの 15ml水溶液、 1 _ェチル— 1一メチル—4—ォキソピペリジニ ゥムィオダイド (J. Org. Chem. , 60巻 (14) , 4324— 30頁、 (1995年) に記載の方法に準じて合成した。 ) 2. 30 gを順次加え、 10 0" にて 2時間攪拌した。 反応液を室温まで冷却し、 1N—水酸化ナトリウム水 溶液を加え、 酢酸ェチルで抽出し、 酢酸ェチル層を飽和食塩水で洗浄後、 無水硫 酸ナトリウムで乾燥した。 溶媒を減圧留去した後、 残渣をシリカゲルクロマトグ ラフィ一 [n—へキサン 酢酸ェチル =10Z1] にて分離精製し、 表題化合物 1. 14 gを無色アモルファスとして得た。
4) 1- [3- [ [tert—ブチル (ジフエニル) シリル] ォキシ] —1, 1—ジ メチルプロピル] —4一 [2 - (ヒドロキシメチル) フエニル] ピぺリジン一 4—オール
2—ブロモベンジルアルコール 805mgのテトラヒドロフラン 20ml溶液 を— 7 に冷却後、 1. 54M n—ブチルリチウム Zn—へキサン溶液 5. 2mlをゆっくり滴下し、 同温度にて 30分攪拌した。 この反応液に 3) で得ら れた 1— [3— [ [tert—ブチル (ジフエニル) シリル] ォキシ] —1, 1—ジ メチルプロピル] ピぺリジン一 4一オン 1. 14 gのテトラヒドロフラン 3m 1 溶液を滴下後、 O :まで昇温し、 同温度で 2時間攪拌した。 反応液に飽和重曹水 を注意深く加え、 酢酸ェチルで抽出し、 酢酸ェチル層を無水硫酸ナトリウムで乾 燥した。 溶媒を減圧留去した後、 残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー [クロ口ホルム/メタノール =30Z1] にて分離精製し、 表題化合物 982m gを無色アモルファスとして得た。
5) 1— [3— [ [tert—ブチル (ジフエニル) シリル] ォキシ] — 1, 1ージ メチルプロピル] —3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4, 一ピペリ ジン]
4) で得られた 1一 [3— C [tert—ブチル (ジフエニル) シリル] ォキ シ] — 1, 1—ジメチルプロピル] —4— [2 - (ヒドロキシメチル) フエ二 ル] ピぺリジン— 4一オール 98 Omgのクロ口ホルム 2 Oml溶液にトリェチ ルァミン 0. 77m l、 p—トルエンスルホニルクロリド 527mg、 4—ジメ チルァミノピリジン 5 Omgを順次加え、 室温にて 1時間攪拌した。 反応液に 1 N—水酸化ナトリウム水溶液を加え、 酢酸ェチルで抽出し、 酢酸ェチル層を飽和 食塩水で洗净後、 無水硫酸ナトリウムで乾燥した。 溶媒を減圧留去した後、 残渣 をシリカゲルカラムクロマトグラフィ一 [クロ口ホルム メタノール = 100/ 1] にて分離精製し、 表題化合物 82 Omgを無色アモルファスとして得た。
6) 3—メチル一3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4' —ピベリジ ン] — 1—ィルブタン一 1—オール
5) で得られた 1 _ [3— [ [tert—ブチル (ジフエニル) シリル] ォキ シ] — 1, 1—ジメチルプロピル] _ 3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3 H) , 4, 一ピぺリジン] 81 Omgのテトラヒドロフラン 2 Om 1溶液にテト ラブチルアンモニゥムフロリド 2. 36mlを加え、 室温にて 1時間攪拌した。 反応液に 1N—水酸化ナトリウム水溶液を加え、 酢酸ェチルで抽出し、 酢酸ェチ ル層を飽和食塩水で洗浄後、 無水硫酸ナトリウムで乾燥した。 溶媒を減圧留去し た後、 残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー [クロ口ホルム /メタノール = 100/1] にて分離精製し、 表題化合物 39 lmgを無色アモルファスとし て得た。
7) 1—ベンジル一 N— (3—メチル一3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3 H) , 4' —ピペリジン] — 1—ィルブチル) —D—プロリンアミド
6) で得られた 3—メチル一 3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4, 一ピペリジン] _ 1—ィルブタン— 1—オール 20 Omgのテトラヒドロフ ラン 2 Oml溶液に、 トリフエニルホスフィン 29 Omg、 40%ァゾジカルボ ン酸ジェチルノトルエン溶液 0. 43ml、 ジフエニルホスホリルアジド 300
mgを順次加え、 室温にて 1時間攪拌した。 反応液に 1N—水酸化ナトリウム水 溶液を加え、 酢酸ェチルで抽出し、 酢酸ェチル層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し た。 溶媒を減圧留去した後、 得られた残渣をテトラヒドロフラン 15mし 水 5 m 1の混合溶液に溶解させ、 次いでこの溶液にトリフエニルホスフィン 500m gを加え 100でにて 14時間攪拌した。 反応溶液を室温まで冷却し、 1N—塩 酸を加え酸性にした後、 酢酸ェチルで洗浄した。 続いて得られた水層を 1N—水 酸化ナトリウムでアルカリ性とし、 クロ口ホルムで抽出し、 クロ口ホルム層を無 水硫酸ナトリゥムで乾燥した。 減圧下溶媒を除去して得られた粗生成物をジメチ ルホルムアミド 4m 1に溶解させ、 この溶液に、 氷冷下ヒドロキシベンゾトリア ゾール 90mg、 1—ェチルー 3_ (3, —ジメチルァミノプロピル) カルポジ イミド塩酸塩 1 12mg、 N—ベンジル— D—プロリン 9 Omgを順次加え、 0 にて 1時間攪拌した。 反応液に 1N—水酸化ナトリウム水溶液を加え、 酢酸 ェチルで抽出し、 酢酸ェチル層を飽和食塩水で洗浄後、 無水硫酸ナトリウムで乾 燥した。 溶媒を減圧留去した後、 残渣を分取用薄層クロマトグラフィー [クロ口 ホルム Zメタノール =15Z1] にて分離精製し、 表題化合物 2. 5mgを無色 アモルファスとして得た。
1 H-NMR (300 MHz, CDC 1 3) (5 : 1. 09 (3H, s) , 1. 1 1 (3H, s) , 1. 55 - 1. 99 (9H, m) , 2. 15— 2. 30 ( 1 H, m) , 2. 33 - 2. 45 (1H, m) , 2. 46— 2. 60 (2H, m) , 2. 83— 2. 95 (2H, m) , 3. 02-3. 13 (1H, m) , 3. 15— 3. 45 (3H, m) , 3. 52 (1H, d, J = 12. 6Hz) , 3. 85 ( 1 H, d, J = 12. 6Hz) , 5. 07 (2H, s) , 7. 01— 7. 07 (1 H, m) , 7. 16— 7. 45 (9H, m)
ES I - MS Found : m/ z 462. 3 [M + H] + 実施例 131
N— (2—フエノキシフエニル) 一4—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4' —ピペリジン] — 1—ィルブタンアミドの合成
1) 4—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4' —ピペリジン] — 1—ィ
ルブタン酸
4—ブロモブタン酸メチルエステル 19 lmg、 スピロ [イソべンゾフラン— 1 (3H) , 4' —ピペリジン] 200mg、 炭酸カリウム 300 m gのジメチ ルホルムアミド溶液を 9 Ot:にて 3時間攪拌した。 反応液を室温まで冷却後、 反 応液に水を加えクロ口ホルムで抽出し、 クロ口ホルム層を飽和食塩水で洗浄後、 無水硫酸ナトリウムで乾燥した。 溶媒を減圧留去した後、 残渣をメタノール 3m 1に溶解し、 1N—水酸化ナトリウム水溶液 0. 5mlを加えて、 室温にて 2時 間攪拌した。 反応液に 1N—塩酸を加えて酸性とした後に、 クロ口ホルムで抽出 し、 クロ口ホルム層を飽和食塩水で洗浄後、 無水硫酸ナトリウムで乾燥した。 溶 媒を減圧留去し、 表題化合物 34 Omgを粗生成物として得た。
2) N— (2—フエノキシフエニル) 一4—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3 H) , 4' —ピペリジン] — 1—ィルブタンアミド
2—ァミノべンゾフエノン 9 Omg、 1) で得られた 4—スピロ [イソべンゾ フランー 1 (3H) , 4, 一ピペリジン] — 1—ィルブタン酸 10 Omg、 1 - ェチル _3_ (3 ' ージメチルァミノプロピル) カルポジイミド 90mg、 ジメ チルァミノピリジン 5mgのジメチルホルムアミド 3m 1溶液を、 室温にて 2時 間攪拌した。 反応液に水を加えクロ口ホルムで抽出し、 クロ口ホルム層を飽和炭 酸水素ナトリゥム水溶液、 飽和塩化ァンモニゥム水溶液及び飽和食塩水で順次洗 浄後、 無水硫酸ナトリウムで乾燥した。 溶媒を減圧留去した後、 残渣をシリカゲ ルカラムクロマトグラフィー [クロ口ホルム メタノール =20 1] にて分離 精製し、 表題化合物 17 Omgを無色アモルファスとして得た。
1 H-NMR (30 OMH z , CDC 1 3) <5 : 1. 70 - 1. 74 (2 H, m) , 1. 90 -2. 06 (4H, m) , 2. 36 - 2. 54 (6H, m) , 2. 83— 2. 89 (2H, m) , 5. 05 (2H, s) , 6. 84-6. 87 (1 H, m) , 6. 94- 7. 05 (3H, m) , 7. 10— 7. 26 (6H, m) , 7. 33 - 7. 38 (2H, m) , 8. 22 (1H, b r s) , 8. 44 ( 1 H, d, J =8. 2Hz)
ES I— MS Found : m/ z 443. 1 [M + H] +
実施例 1 3 2
N- (2—ベンゾィルフエニル) 一4—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4' ーピペリジン] — 1—ィルブタンアミドの合成
2 _フエノキシァニリンの代わりに 2—ベンゾィルァニリンを用いる以外は実 施例 1 3 1に準じて反応を行い、 表題化合物を無色アモルファスとして得た。 1 H-NMR (3 0 0MHz, CDC 1 3) δ : 1. 7 0— 1. 8 0 (2Η, m) , 1. 9 6 - 2. 0 8 (4H, m) , 2. 3 7— 2. 47 (2H, m) , 2. 5 2 (4H, t , J = 7. 2Hz) , 2. 8 5 - 2. 9 0 (2H, m) , 5. 0 6 (2H, s) , 7. 0 0 - 7. 0 3 ( 1 H, m) , 7. 1 1 ( 1 H, t , J = 6. 2Hz) , 7. 1 8 - 7. 3 0 (4H, m) , 7. 46— 7. 5 1 (2H, m) , 7. 56 - 7. 6 3 (2H, m) , 7. 6 9 - 7. 7 2 (2H, m) , 8. 6 9 (1 H, d, J = 8. 0Hz)
ES I — MS F o u n d : m/ z 45 5. 2 [M + H] + 実施例 1 3 3
1 - C (1—メチル _ 1 H—ピロール— 2 _ィル) メチル] — N— [3—スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4' —ピペリジン] — 1—ィルプロピル] ― D_プロリンアミドの合成
ベンズアルデヒドの代わりに 1ーメチルー 2 -ピロ一ルカルポキシアルデヒド を用いる他は、 実施例 1に準じて反応を行い、 表題化合物を淡黄色アモルファス として得た。
1H-NMR (300MHz, CDC 1 3) δ : 1. 6 9— 1. 9 3 (7Η, m ) , 1. 9 6 - 2. 1 0 (2Η, m) , 2. 1 9— 2. 30 (l H, m) , 2.
40 - 2. 5 2 (5H, m) , 2. 84- 2. 94 (2H, m) , 3. 0 8— 3. 22 (3H, m) , 3. 36— 3. 43 ( 1 H, m) , 3. 58 (1H, d, J = 1 3. 9Hz) , 3. 6 5 (3H, s) , 3. 7 5 ( 1 H, d, J = 1 3. 9 Hz) , 5. 08 (2H, s) , 6. 0 7 (2H, s) , 6. 5 9 ( 1 H, t ,
J = 2. 2Hz) , 7. 06 - 7. 0 9 ( 1H, m) , 7. 2 0— 7. 2 9 (3 H, m) , 7. 4 1 (1 H, b r s)
ES I— MS Found : m/ z 437. 2 [M + H] + 実施例 134
1 - (2—クロ口— 4一フルォロベンジル) 一 N— C (IRS, 2RS) - 2 - (スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4' —ピペリジン] —1—ィルメチ ル) シクロペンチル] 一 D—プロリンアミドの合成
1) シス一 2— (D—プロリルァミノ) シクロペンタンカルボン酸ェチルエステ ル ·塩酸塩
N— tert—ブトキシカルボ二ルー D—プロリン 30 Omg, 1—ェチル— 3 - (3 ' —ジメチルァミノプロピル) カルポジイミド塩酸塩 · 32 Omg及びヒド ロキシベンズトリアゾール 26 Omgをクロ口ホルム 10mlに溶解し、 室温で 30分間攪拌した。 反応溶液にシス一 2—アミノシクロペンタンカルボン酸ェチ ルエステル 25 Omgのクロ口ホルム溶液を加え、 更に室温で 3時間攪拌した。 反応液に水を加えクロ口ホルムで抽出し、 クロ口ホルム層を飽和重曹水、 飽和塩 化アンモニゥム水で洗浄後、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 溶媒を減圧留去した 後、 残渣を 4N—塩酸 メタノール 5mlに溶解し、 一晩攪拌した。 反溶媒を減 圧留去して表題化合物 40 Omgを淡黄色個体として得た。
2) シス—2— [ [ 1 - (2—クロ口— 4—フルォロベンジル) — D—プロリ ル] ァミノ] シクロペンタンカルボン酸ェチルエステル
1) で得られたシス— 2— (D—プロリルァミノ) シクロペンタンカルボン酸 ェチルエステル ·塩酸塩 40 Omgのジメチルホルムアミド溶液 5m 1に、 2— クロロー 4 _フルォロベンズアルデヒド 11 Omg及びトリァセトキシ水素化ホ ゥ素ナトリウム 30 Omgを順次加え、 室温にて 2時間攪拌した。 反応液に飽和 重曹水を注意深く加え、 クロ口ホルムで抽出し、 クロ口ホルム層を飽和食塩水で 洗浄後、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 溶媒を減圧留去した後、 残渣をシリカゲ ルカラムクロマトグラフィー [クロ口ホルム メタノール =20 1] て分離精 製し、 表題化合物 16 Omgを無色アモルファスとして得た。
3) 1一 (2—クロ口一 4一フルォロベンジル) 一 N— [シス一 2— (スピロ [イソべンゾフラン一 1 (3H) , 4' —ピペリジン] — 1—ィルメチル) シク
口ペンチル] —D—プロリンアミド
2) で得られたシス一 2— [ [1 - (2—クロロー 4—フルォロベンジル) 一 D—プロリル] ァミノ] シクロペンタンカルボン酸ェチルエステルのテトラヒド 口フラン 3m 1溶液に、 2 N—水素化ホウ素リチウム テトラヒドロフラン溶液 3mlを加え、 室温にて 8時間攪拌した。 反応液に、 4 N—塩酸 3mlを注意深 く加えて、 10分間室温にて攪拌した後に、 反応液を 4 N—水酸化ナトリウム水 溶液を用いて液性をアルカリ性とした。 この混合物をクロ口ホルムで抽出し、 ク ロロホルム層を飽和食塩水で洗浄後、 無水硫酸ナトリウムで乾燥した。 溶媒を減 圧留去した後、 得られた残渣をジメチルスルホキシド 2m 1に溶解し、 トリェチ ルァミン 2m l、 サルファートリオキシドーピリジン錯体 18 Omgを加え、 室 温にて 1時間攪拌した。 反応液に水を加えクロ口ホルムで抽出し、 クロ口ホルム 層を飽和重曹水、 飽和塩化アンモニゥム水で洗浄後、 硫酸マグネシウムで乾燥し た。 溶媒を減圧留去した後、 得られた残渣及びスピロ [イソべンゾフラン— 1 (3H) , 4, —ピペリジン] '塩酸塩 100mg、 炭酸カリウム 20 Omgを ジメチルホルムアミド 3mlに溶解させ、 得られた溶液を 90でにて 3時間攪拌 した。 反応液を室温まで冷却後、 反応液に水を加え酢酸ェチルで抽出し、 酢酸ェ チル層を飽和食塩水で洗浄後、 無水硫酸ナトリウムで乾燥した。 溶媒を減圧留去 した後、 残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー [クロ口ホルム/メタノー ル =20/1] にて分離精製し表題化合物 25mgを淡黄色固体として得た。 1 H-NMR (300 MH z , CDC 1 3) δ : 1. 38— 1. 49 (2Η, m) , 1. 62-2. 1 3 ( 1 1 H, m) , 2. 2 1 -2. 55 (6H, m) , 2. 75 - 2. 95 (2H, m) , 3. 00 - 3. 30 (2H, m) , 3. 6 8-3. 97 (3H, m) , 4. 20— 4. 30 ( 1 H, m) , 5. 07 (2H, s) , 6. 97-7. 45 (7H, m) , 7. 77 - 7. 87 ( 1 H, m) ES I - MS Found : / z 528. 2 [M + H] + 産業上の利用可能性
本発明の化合物は、 ノシセプチン受容体 OR L 1へのノシセプチンの結合をき わめて低濃度で拮抗する作用を有し、 例えば癌性疼痛、 術後疼痛、 偏頭痛、 痛風、
慢性リウマチ、 慢性疼痛、 神経痛等の痛みを伴う疾患に対する鎮痛薬、 モルヒネ に代表される麻薬性鎮痛薬耐性克服薬、 モルヒネに代表される麻薬性鎮痛薬によ る依存性若しくは退薬性症候群克服薬、 鎮痛作用増強薬、 抗肥満薬、 脳機能改善 薬、 アルツハイマー病予防薬、 アルツハイマー病治療薬、 痴呆症予防薬、 抗痴呆 薬、 精神分裂症治療薬、 パーキンソン病及び舞踏病に代表される退行性神経変性 疾患治療薬、 抗うつ薬、 尿崩症治療薬、 多尿症治療薬又は低血圧治療薬として有 用である。