WO2002081319A1

WO2002081319A1 - Dispositif de bouchon du type a manoeuvre de livraison

Info

Publication number: WO2002081319A1
Application number: PCT/JP2001/009968
Authority: WO
Inventors: Yoshio Sasaki
Original assignee: World Technical Service Co., Ltd.
Priority date: 2001-03-30
Filing date: 2001-11-14
Publication date: 2002-10-17
Also published as: AU2002224039A1; JP4081607B2; WO2002081319A8; JPWO2002081319A1

Description

明細書排出切替式キャップ装置技術分野

本発明は、マヨネーズ、ケチャップ、お好み焼きソース、とんかつソース、蜂蜜、練りからし、練りわさび、ソフ卜マ一ガリンその他の粘稠な内容物を充填する可撓性又は柔軟性容器の口部に装着される排出口を有したキャップ装置に係り、詳しくは、蓋面に少なくとも一のアウトプッ卜開口を形設した内栓キャップ部材と、該内栓キャップ部材の概略上半部に回動可能に被冠され、蓋面に形状の異なる複数のァゥ卜プッ卜開口を形設した外栓キャップ部材からなる二重構造により、協働的に排出流路のァゥ卜プッ卜開口を切替え可能で内容物の排出量又は排出形状を変更可能とした排出切替式キヤップ装置に関する。

ここで、アウトプット開口は、内容物の排出流路の開放端として形設された排出口を言うものとする。また、排出量又は排出形状は、排出形態と互換的に使用する。なお、キャップ装置は、当然に衛生保護キヤップ (カバーキャップ) を付帯又は付属する場合がある。背景技術

従来より、マヨネーズ等の粘稠な内容物を充填した可撓性又は柔軟性容器の蓋（キャップ装置）は、卑近なところでは、蓋面に排出口（ァゥ卜プット開口）を形設した内キャップを有し、蓋面保護のために外キヤップ（衛生保護キャップ）を被冠したものである。

ここで、排出口は固定的な円形又は星形が一般的でぁリ、当然のことながら圧排される内容物の排出形状も定形に近い。ところで、粉状や粒状の調味料を内容物とする振り出し容器の蓋には、大小異なる排出口を有し、外キャップを回動させて開閉し、かつ、排出量を切替えるようにしたものがある。

しかしながら、マヨネーズ等の粘稠な内容物に対する排出切替えを手段構成した蓋（キャップ装置）は見あたらない。

こうしたなかで、お好み焼きやサラダやとんかつなどにマヨネーズやソースをかけようとするとき、平板状や糸状にかけるといつた排出形態が望まれることがあるが、こうした場合には刷毛で塗るとか、やや高所から振りかける（注ぐ）といった操作により間に合わせてきた。

ところで、市販のマヨネーズ等の容器の既設蓋はねじ式であるものが多く、これを取り外して排出切替え可能な複数の排出口を有するキヤップ装置に付け替えると、数種類の排出形態が選択できるという利便性がぁリ、容易に上記所望が叶うというメリットを獲得できるはずである。ここで、容量により容器の口部の口径が異なる場合は、例えば内外面に螺子を切ったナツ卜状のリングスぺーサーを使用すればよいであろう。〔後述〕

本発明はこのような事情に鑑みなされたものであって、内栓キヤップ部材と外栓キャップ部材の二重構造からなる新たなキャップ構造により、協働的にァゥ卜プッ卜開口を切替え可能で内容物の排出量又は排出形状を変更可能とした排出切替式キヤップ装置を提案するものである。また、マヨネーズ等の容器の既設蓋に代替して付け替え容易で多目的の排出形態を選択できる厨房用付属品としての物品性を有した排出切替式キャップ装置を提案するものである。図面の簡単な説明

第 1図は、第〗実施例キャップ装置における（a ) 外栓キャップ部材及び（b) 内栓キャップ部材の各斜視図である。

第 2図は、第 1図における（a) A— A矢視、（b) B— B矢視、及び（c) C一 C矢視のそれぞれ断面視説明図である。

第 3図は、排出切替えの一態様（平板状の排出形態）を示す（a) 斜視説明図、（b) 平面視模式説明図、及び（c ) 排出形態模式説明図である。

第 4図は、排出切替えの他の態様（従来的な容量での排出形態）を示す（a) 斜視説明図、（b) 平面視模式説明図、及び（c) 排出形態模式説明図である。

第 5図は、排出切替えの他の態様（糸状の排出形態）を示す（a) 斜視説明図、（b) 平面視模式説明図、及び（c ) 排出形態模式説明図である。

第 6図は、不使用時の栓封状態を示す全体説明図である。

第 7図は、第 2実施例キャップ装置における外栓キャップ部材の（a ) 斜視図、及び A— A断面視説明図である。

第 8図は、同じく、内栓キャップ部材の（a) 斜視図、及び B— B断面視説明図である。

第 9図は、同じく、衛生保護キャップの（a) 斜視図、及び（b) C 一 C断面視説明図である。

第 10図は、第 2実施例キャップ装置の断面視取付説明図である。第 11図は、衛生保護キャップを用いた栓封自立状態（不使用時又は収納時）を示す全体説明図である。

第 12図は、排出切替えの一態様（平板状の排出形態）を示す（a) 斜視説明図、（b) 正面視説明図、（c) 平面視説明図、及び（d) 排出形態模式説明図である。

第 13図は、排出切替えの他の態様（従来的な容量での排出形態）を示 ,

4 す（a) 斜視説明図、（b ) 正面視説明図、（c ) 平面視説明図、及び (d) 排出形態模式説明図である。

第 14図は、排出切替えの他の態様（多糸状の排出形態）を示す（a) 斜視説明図、（b ) 正面視説明図、（c ) 平面視説明図、及び（d ) 排出形態模式説明図である。

第 15図は、排出切替えの他の態様（単糸状の排出形態）を示す（a) 斜視説明図、（b ) 正面視説明図、（c ) 平面視説明図、及び（d ) 排出形態模式説明図である。参考までに、図面中で用いた符号の説明を以下に列挙しておく。これらの符号は、後述の実施例記載の中で付記的に使用される。なお、第 1 及び第 2実施例において共通する構成要素については同一符号を付している。

1 内栓キャップ部材

11 断続スリット〔アウトプット開口〕

12 切欠き部〔アウトプット開口〕

2 外栓キャップ部材

21 スリット〔アウトプット開口〕

22 切欠き穿孔〔アウトプット開口〕

23 点列孔〔ァゥ卜プッ卜開口〕

24 単孔〔ァゥ卜プッ卜開口〕

25 エッジ又は口唇

3 取着手段

31 螺子切リ

4 冠着手段

41 嵌合溝〔内栓キャップ部材〕 _c

o

42 突起又は内向きフランジ〔外栓キャップ部材〕

43 位置決め用突起

5 衛生保護キャップ

51 フランジ部

6 容器

I T示/；乂は T示 se

71 スリット (平板状の排出形態)

72 切欠き（従来的な容量での排出形態）

73 点列孔 (多糸状の排出形態)

74 単孔（単糸状の排出形態）

8 回動マ一カー

F 排出流路

X 排出切替式キャップ装置発明の開示

本発明は、粘稠な内容物を充填する可撓性又は柔軟性容器の口部に装着され、蓋面に少なくとも一の固定的に機能するァゥ卜プッ卜開口を形設した内栓キャップ部材と、該内栓キャップ部材の概略上半部に回動可能に被冠され、蓋面に形状が異なり各別に機能する複数のァゥ卜プッ卜開口を形設した外栓キャップ部材を具備し、前記外栓キャップ部材のァゥ卜プット開口を、異なる回動位置で前記内栓キャップ部材のァゥ卜プッ卜開口と一致又は整合可能に配設した排出切替式キャップ装置であるそして、前記外栓キャップ部材を回動操作することにより、前記内栓キャップ部材との間で協働的に内容物の排出流路のァゥ卜プッ卜開口を切替え、排出量又は排出形状を変更可能とするとともに、不一致又は不 _n

b 整合位置では、前記内栓キャップ部材の蓋面と前記外栓キャップ部材の蓋内面を密着状態において栓封可能とする排出切替え機構を有するものとしている。発明を実施するための最良の形態

本発明を実施するための最良の形態は、上記構成において、内栓キヤップ部材は、蓋面の直径方向に中心部で断絶する断続スリッ卜を設けている。また、断続スリット線上の中心からの点対称位置に対向形成され、後述の第 1実施例の如く各断続スリッ卜の側縁の一部、又は後述の第 2実施例の如く中心部側の各断続スリッ卜端を拡開した切欠き部を設けている。これらは、それぞれ固定的に機能するアウトプット開口を構成する。さらに、キャップ基端の内壁には容器の口部に適合する取着手段を設けている。

なお、切欠き部を含む断続スリット（アウトプット開口）に至るキヤップ内空間を先細に絞って内容物の排出流路を形設する場合がある。〔後述の第 1実施例〕

外栓キャップ部材は、蓋面の直径方向に中心で交差するスリツ卜と細孔を列設した点列孔をそれぞれ設けている。また、スリット線上の中心からの点対称位置に対向形成され、後述の第 1実施例の如く該スリッ卜の側縁の一部を拡開した切欠き部、又は後述の第 2実施例の如く穿孔形成した切欠き孔を設けている。これらは、各別に機能する複数のアウトプット開口を構成する。さらに、キャップ基端の内壁には内栓キャップの外周に適合する冠着手段を設ている。

なお、スリッ卜、点列孔、及び切欠き部（孔）と離隔した蓋面内の周緣近傍に少なくとも 1個の単孔を増設する場合がある。〔後述の第 2実施例〕 _?

排出切替え機構は、固定的な内栓キャップ部材のァゥ卜プッ卜開口に対し、外栓キャップ部材のアウトプット開口は、外栓キャップ部材を回動操作することにより、それぞれ異なる回動位置で一致又は整合可能に配設されてぉリ、内栓キャップ部材と協働して排出流路のアウトプッ卜開口を切替え可能で、内容物の排出量又は排出形状を変更可能とする。当然のことながら、不一致又は不整合位置では、内栓キャップ部材の蓋面と外栓キャップ部材の蓋内面を密着状態において内容物の排出流路を栓封可能とする。

ここで、外栓キャップ部材の各ァゥ卜プッ卜開口は口縁部にエッジ又は口唇を凸設するのが好ましい。これによリ排出時に内容物が滞留（付着）するのを防止して、スムーズな流動排出が可能となる。

また、内栓キャップ部材の外周面に、各アウトプット開口に対応するそれぞれの排出形態を示す標示又は標識を設け、外栓キャップ部材の外周面には回動マーカーを設け、該回動マーカーと前記標示又は標識を一致させることにより、選択された排出形態を表示することが望まれる。使用上の利便性が増補されるからである。

さらに、外栓キャップ部材の蓋面を被覆する脱着可能な衛生保護キヤップを有したものとすることを推奨する。この場合、衛生保護キャップの蓋面が、その周緣を拡径又は延長したフランジ部を有したものとし、装着により、容器を逆立させて自立可能に形成するのが好ましい。不便用時の収納が容易であり、再使用時に内容物の残量が少なくなつていても、圧排が容易だからである。

(実施例 1 )

本発明の一実施例（以下、第 1実施例。）について添付図面を参照しながら以下説明する。。

o 第 1図及び第 2図に示すように、本実施例のキャップ装置は、粘稠な内容物を充填した可撓性又は柔軟性容器 6の口部に装着される排出口を有した排出切替式キャップ装置 Xであって、内栓キャップ部材 1 と、該内栓キャップ部材〗の概略上半部に回動可能に被冠される外栓キヤップ部材 2からなるものである。

内栓キャップ部材 1 は、蓋面の直径方向に中心部で断絶する断続スリッ卜 11を形設するとともに、該断続スリッ卜 11に至るキャップ内空間を先細に絞って一方向断面視概略 Λ形に斜面形成した内容物の排出流路 F を形設し、かつ、断続スリツ卜 11線上の中心からの点対称位置に対向形成され、各断続スリット 11の側緣（排出流路 Fのアウトプット開口に同じ。）の一部をそれぞれ拡開した切欠き部 12を形設し、キャップ基端の内壁には容器の口部に適合する取着手段 3を設けたものである。

市販の容器口部と排出キャップは螺合のものが多いので、一般的な取着手段 3は螺着でぁリ、キヤップ基端の内壁には螺子切リ 31をしておけばよい。

外栓キャップ部材 2は、蓋面の直径方向に中心で交差するスリット 21 と細孔を列設した点列孔 23をそれぞれ形設し、かつ、スリット 21線上の中心からの点対称位置に対向形成され、該スリツ卜 21の側縁の一部をそれぞれ拡開した切欠き部 22を形設し、キャップ基端の内壁には内栓キヤップ部材 1の外周に適合する冠着手段 4を設けたものである。

一般的な冠着手段 4は、内栓キャップ部材〗の外周に摺動溝 4Ίを形設し、これに適合するキャップ基端の内壁には突起又は内向きフランジ 42 を設けて、回動可能に嵌着するようにすればよい。なお、あわせて位置決め用の突起 43を付設するのが好ましい。

そして、内栓キャップ部材 1の断続スリット 11及び切欠き部 12と、外栓キャップ部材 2のスリツ卜 21、点列孔 23及び切欠き部 22を、外栓キヤ _n

ップ部材 2の回動によりそれぞれ異なる回動位置で一致又は整合可能に配設し、不一致又は不整合位置では内栓キャップ部材 1の蓋面と外栓キャップ部材 Iの蓋内面を密着状態において内容物の排出流路 Fを栓封するとともに、外栓キャップ部材 2を回動操作することによリ、内栓キヤップ部材 1 と協働して排出流路 Fのァゥ卜プッ卜開口を切替え可能で、内容物の排出量又は排出形状を変更可能な排出切替え機構を有するものとしている。

なお、排出流路 Fの断面内に複数の棒状体を渡架し〔第 2図〕、内容物の流れを分散するようにしている。但し、不可欠な要素というわけではない。第 3図に、排出切替えの一態様（平板状の排出形態）を示す。（a ) が斜視説明図、（b ) が平面視模式説明図、及び（c ) が排出形態模式説明図である。ここで、斜視説明図（a ) においては、説明の理解を援けるために断続スリット 11 (内栓）とスリット 21 (外栓）の位置関係を明示している。

図示するように、外栓キャップ部材 2を回動操作することにより、外栓キャ Vプ部材 2のスリット 21と内栓キヤップ部材 1の断続スリツ卜 11 のそれぞれを一致させたァゥ卜プッ卜開口を選択する。

そこで、容器に外圧を加えて内容物を押し出す（圧排）すると、内容物はスリツ卜 21 (11)から平板状に排出されるので、お好み焼きやパンなどの平面上に薄く平たく塗ることができる。第 4図に、排出切替えの他の態様（従来的な容量での排出形態）を示す。（ a ) が斜視説明図、（ b ) が平面視模式説明図、及び（ c ) が排出形態模式説明図である。ここで、斜視説明図（a ) においては、説明 _{{ Q}

の理解を援けるために内栓と外栓の各切欠き部 12、 22の位置関係を明示している。

図示するように、外栓キャップ部材 2を回勖操作することにより、外栓キヤップ部材 2と内栓キヤップ部材 1のそれぞれの切欠き部 22, 12 を —致させたァゥ卜プッ卜開口を選択する。

そこで、容器に外圧を加えて内容物を押し出す（圧排）すると、内容物は切欠き部 22 (12)及びこれを繋ぐスリッ卜 21 (1 1 )から厚肉状に従来的な容量で排出される。第 5図に、排出切替えの他の態様（糸状の排出形態）を示す。（a ) が斜視説明図、（b ) が平面視模式説明図、及び（c ) が排出形態模式説明図である。ここで、斜視説明図（a ) においては、説明の理解を援けるために点列孔 23 (外栓）と断続スリット 1 1 (内栓）との位置関係を明示している。

図示するように、外栓キャップ部材 2を回動操作することによリ、外栓キャップ部材 2の点列孔 23と内栓キャップ部材 1のスリッ卜 1 1を一致させたアウトプッ卜開口を選択する。

そこで、容器に外圧を加えて内容物を押し出す（圧排）すると、内容物は内栓キャップ部材 1の断続スリツ卜 1 1を介して点列孔 23 (外栓）からから糸状に排出される。

—方、排出を要しないときは、外栓キャップ部材 2を回動操作することにより、外栓キャップ部材 2の各アウトプット開口（21 , 22, 23) が内栓キャップ部材 1のァゥ卜プッ卜開口（1 1, 12)と不一致又は不整合となる位置に置き、内栓キャップ部材 1の蓋面と外栓キャップ部材 2の蓋内面を密着状態において内容物の排出流路 Fを栓封する。 ^ ^

なお、外栓キャップ部材 2の蓋面を衛生的に保護するために衛生保護キャップ 5を嵌めるようにしている。第 6図に不使用時の栓封状態を示す。 (実施例 1 )

本発明の他の実施例（以下、第 2実施例。）について添付図面を参照しながら詳細を説明する。

第 7図〜第 10図に示すように、本実施例のキャップ装置は、粘稠な内容物を充填した可撓性又は柔軟性容器 6の口部に装着される排出口を有した排出切替式キャップ装置 Xであって、蓋面に少なくとも一のアウトプッ卜開口を形設した内栓キャップ部材 1 と、該内栓キャップ部材 1の概略上半部に回動可能に被冠され、蓋面に形状の異なる複数のァゥ卜プット開口を形設した外栓キャップ部材 2を具備している。

外栓キャップ部材 2は、蓋面の直径方向に中心で交差するスリッ卜 21 と細孔を列設した点列孔 23、スリッ卜 21線上の中心からの点対称位置に対向形成した切欠き穿孔 22をそれぞれ設けるとともに、これらと離隔した蓋面内の周縁近傍に少なくとも 1個の単孔 24を設け、各別に機能する複数のァゥ卜プッ卜開口を形成している。なお、切欠き穿孔 22は、第 1 実施例と同様に、スリッ卜 21の側縁の一部を拡開した切欠き部 22を形設するものとしてもよい。

ここで、スリツ卜 21、点列孔 23、切欠き穿孔 22及び単孔 24からなる各ァゥ卜プッ卜開口にはロ緣部にエッジ又は口唇 25を凸設している。

また、キャップ基端の内壁には内栓キャップ部材 1の外周に適合する冠着手段 4を設けている。〔第 7図〕

一般的な冠着手段 4は、第 1実施例と同様に、内栓キャップ部材 1の外周に摺動溝を形設し、これに適合するキヤップ基端の内壁には突起又 ₂

は内向きフランジを設けて、回動可能に嵌着するように構成すればよい。なお、あわせて位置決め用の突起を付設することも考慮される。〔図示省略〕

内栓キャップ部材 1 は、蓋面の直径方向に中心部で断絶する断続スリッ卜 11を設け、中心部側の各断続スリッ卜 11端を拡開した切欠き部 12を設けて、それぞれ固定的に機能するァゥ卜プッ卜開口を形成している。また、キャップ 1基端の内壁には容器の口部に適合する取着手段 3を設けている。〔第 8図〕

市販の容器口部と排出キヤップは螺合のものが多いので、一般的な取着手段 3は螺着であり、キャップ基端の内壁には螺子切り 31をしておけばよい。また、内外面に螺子を切ったナツ卜状のリングスぺ一サ一〔図示省略〕を付属品とし、容量にょリ容器の口部の口径が異なる場合に装着使用すれば、 1つのキャップ装置を汎用できる。

また、内栓キャップ部材 1の外周面に、スリット、点列、切欠き、及び単孔の各ァゥ卜プッ卜開口（21, 23, 22, 24) に対応するそれぞれの排出形態を示す標示又は標識 7 (71, 73, 72, 74) を設け、外栓キャップ部材 2 の外周面には回動マーカ一 8を設け、該回動マーカ一 8と前記標示又は標識 7 (71, 72, 73, 74) のいずれかを一致させることにより、選択された排出形態を表示するようにしている。

そして、内栓キャップ部材 1の断続スリット 11及び切欠き部 12に対し、外栓キヤップ部材 2のスリッ卜 21、点列孔 23、切欠き穿孔 22及び単孔 24を、外栓キャップ部材 2を回動操作することによりそれぞれ異なる回動位置で一致又は整合可能に配設し、不一致又は不整合位置では内栓キャップ部材 1の蓋面と外栓キャップ部材 2の蓋内面を密着状態において内容物の排出流路 Fを栓封するとともに、外栓キャップ部材 2を回動操作することにより、内栓キャップ部材 1 と協働して排出流路 Fのァゥト _g

プッ卜開口を切替え可能で、内容物の排出量又は排出形状を変更可能な排出切替え機構を有するものとしている。

さらに、外栓キヤップ部材 2の蓋面を被覆する脱着可能な衛生保護キヤップ 5を有して一式構成する。〔第 9図、第 10図〕ここで、衛生保護キャップ 5は、その蓋面の周縁を拡径又は延長したフランジ部 5Ίを有し、装着により、容器 6を逆立させて自立可能に形成されている。第 Ί 1図に不使用時又は収納時の栓封自立状態を示す。第 12図に、排出切替えの一態様（平板状の排出形態）を示す。（a ) が斜視説明図、（b ) が正面視説明図、（c ) が平面視模式説明図、及び（d ) が排出形態模式説明図である。ここで、斜視説明図（a ) においては、説明の理解を援けるために外栓のスリッ卜 21及び内栓の断続スリッ卜 11の位置関係を明示している。

図示するように、外栓キャップ部材 2を回動操作することにより、外栓キャップ部材 2と内栓キャップ部材 1のそれぞれのスリット 21 , 1〗を —致させたァゥ卜プッ卜開口を選択する。

そこで、容器に外圧を加えて内容物を押し出す（圧排）すると、内容物はスリッ卜 21 (1 1 )から平板状に排出されるので、お好み焼きやパンなどの平面上に薄く平たく塗ることができる。第 13図に、排出切替えの他の態様（従来的な容量での排出形態）を示す。（a ) が斜視説明図、（b ) が正面視説明図、（c ) が平面視模式説明図、及び（d ) が排出形態模式説明図である。ここで、斜視説明図 ( a ) においては、説明の理解を援けるために切欠き部 22 (外栓）と切欠き部 12及び断続スリット 1 1 (内栓）との位置関係を明示している。図示するように、外栓キャップ部材 2を回動操作することによリ、外 ₁

栓キャップ部材 Iと内栓キャップ部材 1のそれぞれの切欠き部 22， 12 を —致させたァゥ卜プッ卜開口を選択する。

そこで、容器に外圧を加えて内容物を押し出す（圧排）すると、内容物は内栓キャップ部材 1の切欠き部 12及び断続スリッ卜 1 1を介して外栓キヤップ部材 1の切欠き部 22及びこれを繋ぐスリッ卜 21から厚肉状に従来的な容量で排出される。第 14図に、排出切替えの他の態様（多糸状の排出形態）を示す。（a ) が斜視説明図、（b ) が正面視説明図、（ c ) が平面視模式説明図、及び（d ) が排出形態模式説明図である。ここで、斜視説明図（a ) においては、説明の理解を援けるために点列孔 23 (外栓）と断続スリット 1 1 (内栓）との位置関係を明示している。

図示するように、外栓キャップ部材 2を回動操作することによリ、外栓キャップ部材 2の点列孔 23と内栓キャップ部材 1の断続スリット 1 1を —致させたァゥ卜プッ卜開口を選択する。

そこで、容器に外圧を加えて内容物を押し出す（圧排）すると、内容物は内栓キャップ部材 1の断続スリッ卜 11を介して点列孔 23からから多糸状に排出される。第 15図に、排出切替えの他の態様（単糸状の排出形態）を示す。（a ) が斜視説明図、（b ) が正面視説明図、（c ) が平面視模式説明図、及び（d ) が排出形態模式説明図である。ここで、斜視説明図（a ) においては、説明の理解を援けるために単孔 24 (外栓）と断続スリツ卜 11 (内栓）との位置関係を明示している。

図示するように、外栓キャップ部材 2を回動操作することにより、外栓キヤップ部材 2の単孔 24と内栓キャップ部材 1の断続スリッ卜 11を一 , ,

1 5 致させたァゥ卜プッ卜開口を選択する。

そこで、容器に外圧を加えて内容物を押し出す（圧排）すると、内容物は内栓キャップ部材 1の断続スリッ卜 11を介して外栓キャップ部材 2 の単孔 24からから単糸状に排出される。

—方、排出を要しないときは、外栓キャップ部材 2を回動操作することにより、外栓キャップ部材 2の各ァゥ卜プッ卜開口（21， 22, 23, 24)が内栓キャップ部材 1のァゥ卜プッ卜開口（11, 12)と不一致又は不整合となる位置に置き、内栓キャップ部材 1の蓋面と外栓キャップ部材 2の蓋内面を密着状態において内容物の排出流路 Fを栓封する。

また、衛生保護キャップ 5を装着することによリ、容器 6を逆立させて自立可能でぁリ、不使用時や収納時に便利である。〔第 11図〕産業上の利用可能性

本発明は以上の構成よりなるものであり、これによれば外栓キャップ部材を回動操作することにより、内栓キヤップ部材との間で協働的にァゥ卜プッ卜開口を切替え可能で内容物の排出量又は排出形状を変更可能としているので、使用目的に応じて所望の排出形態を選択できるという利便性を有する。

また、マヨネーズ等の容器の既設蓋に代替して付け替え容易でぁリ、しかも洗浄によリ衛生的に反復使用できるので、厨房用付属品又は備品として有用である。

Claims

1 請求の範囲

1 . 粘稠な内容物を充填する可撓性又は柔軟性容器の口部に装着される排出口を有したキヤップ装置において、

蓋面に少なくとも一のァゥ卜プッ卜開口を形設した内栓キャップ部材と、該内栓キャップ部材の概略上半部に回動可能に被冠され、蓋面に形状の異なる複数のァゥ卜プッ卜開口を形設した外栓キャップ部材を具備し、前記外栓キャップ部材のアウトプット開口のそれぞれを、異なる回動位置で前記内栓キャップ部材のァゥ卜プッ卜開口と一致又は整合可能に配設してなリ、前記外栓キャップ部材を回動操作することにより、前記内栓キャップ部材との間で協働的に内容物の排出流路のァゥ卜プッ卜開口を切替え、排出量又は排出形状を変更するとともに、不一致又は不整合位置では、前記内栓キャップ部材の蓋面と前記外栓キャップ部材の蓋内面を密着状態において栓封するようにしたことを特徴とする排出切替式キャップ装置。

2 . 粘稠な内容物を充填する可撓性又は柔軟性容器の口部に装着される排出口を有したキャップ装置において、

蓋面に固定的に機能する少なくとも一のァゥ卜プッ卜開口を形設した内栓キヤップ部材と、該内栓キヤップ部材の概略上半部に回動可能に被冠され、蓋面に各別に機能する複数のァゥ卜プッ卜開口を形設した外栓キャップ部材を具備し、

内栓キャップ部材が、蓋面の直径方向に中心部で断絶する断続スリツ卜を設け、該断続スリッ卜線上の中心からの点対称位置に対向形成され、各断続スリッ卜端又は側縁の一部を拡開した切欠き部を設けて、それぞれ固定的に機能するアウトプット開口を形設するとともに、該ァゥ卜プッ卜開口に至るキャップ内空間を先細に絞った内容物の排出流路を形設し、キャップ基端の内壁には容器の口部に適合する取着手段を設けたものであリ、

外栓キャップ部材が、蓋面の直径方向に中心で交差するスリッ卜と細孔を列設した点列孔をそれぞれ設け、かつ、前記スリツ卜線上の中心からの点対称位置に対向形成され、該スリッ卜の側縁の一部をそれぞれ拡開した切欠き部を設けて、各別に機能する複数のァゥ卜プッ卜開口を形設し、キャップ基端の内壁には前記内栓キャップの外周に適合する冠着手段を設けたものでぁリ、

前記外栓キャップ部材のァゥ卜プッ卜開口のそれぞれを、異なる回動位置で前記内栓キャップ部材のァゥ卜プッ卜開口と一致又は整合可能に配設したことを特徴とする排出切替式キャップ装置。

3 . 請求の範囲第 1項記載の排出切替式キヤップ装置において、外栓キャップ部材を回動操作することにょリ、内栓キヤップ部材と協働して排出流路のァゥ卜プッ卜開口を切替え、前記外栓キャップ部材のァゥ卜プッ卜開口の形状に基づき内容物の排出量又は排出形状を変更可能で、不一致又は不整合位置では前記内栓キャップ部材の蓋面と前記外栓キャップ部材の蓋内面を密着状態において内容物の排出流路を栓封可能な排出切替え機構

を有したことを特徴とする排出切替式キャップ装置。

4 . 粘稠な内容物を充填する可撓性又は柔軟性容器の口部に装着され、蓋面に少なくとも一のァゥ卜プッ卜開口を形設した内栓キャップ部材と、該内栓キャップ部材の概略上半部に回動可能に被冠され、蓋面に形状の異なる複数のァゥ卜プッ卜開口を形設した外栓キャップ部材を具備し、前記外栓キャップ部材の各アウトプット開口を、異なる回動位置で前記内栓キャップ部材のアウトプッ卜開口と一致又は整合可能に配設してなる排出切替式キャップ装置において、前記内栓キヤップ部材が、蓋面の直径方向に中心部で断絶する断続スリッ卜を設け、中心部側の各断続スリッ卜端を拡開した切欠き部を設けて

、それぞれ固定的に機能するアウトプット開口を形設するとともに、キャップ基端の内壁には容器の口部に適合する取着手段を設けたものであ 1)、

前記外栓キャップ部材が、蓋面の直径方向に中心で交差するスリッ卜と細孔を列設した点列孔をそれぞれ設け、前記スリッ卜線上の中心からの点対称位置に対向形成した切欠き穿孔を設け、これらと離隔した周縁近傍の蓋面内に少なくとも 1個の単孔を設けて、各別に機能する複数のァゥトプット開口を形設し、キャップ基端の内壁には前記内栓キャップの外周に適合する冠着手段を設けたものであり、

前記外栓キャップ部材を回動操作することにより、前記内栓キャップ部材との間で協働的に内容物の排出流路のァゥ卜プッ卜開口を切替え、排出量又は排出形状を変更するようにしたことを特徴とする排出切替式キヤップ装置。

5 . 粘稠な内容物を充填した可撓性又は柔軟性容器の口部に装着される排出口を有したキヤップ装置において、

蓋面に少なくとも一の固定的に機能するァゥ卜プッ卜開口を形設した内栓キャップ部材と、該内栓キャップ部材の概略上半部に回動可能に被冠され、蓋面に各別に機能する複数のァゥ卜プッ卜開口を形設した外栓キャップ部材を具備した排出切替式キャップ装置であって、

前記内栓キャップ部材が、蓋面の直径方向に中心部で断絶する断続スリッ卜を形設し、かつ、中心部側の各断続スリッ卜端を拡開した切欠き部を形設するとともに、キャップ基端の内壁には容器の口部に適合する取着手段を設けたものであリ、

前記外栓キヤップ部材が、蓋面の直径方向に中心で交差するスリッ卜と細孔を列設した点列孔をそれぞれ形設し、前記スリッ卜線上の中心からの点対称位置に対向形成した切欠き穿孔を形設し、これらと離隔した周緣近傍の蓋面内に少なくとも 1個の単孔を形設するとともに、キャップ基端の内壁には前記内栓キャップ部材の外周に適合する冠着手段を設けたものでぁリ、

前記内栓キャップ部材の断続スリッ卜及び切欠き部からなるァゥ卜プッ卜開口に対し、前記外栓キャップ部材のスリツ卜、点列孔、切欠き穿孔及び単孔からなる各ァゥ卜プッ卜開口をそれぞれ異なる回動位置で一致又は整合可能に配設し、

前記外栓キャップ部材を回動操作することによリ、前記内栓キャップ部材と協働して排出流路のァゥ卜プッ卜開口を切替え、前記外栓キャップ部材のァゥ卜プッ卜開口の形状に基づき内容物の排出量又は排出形状を変更可能で、不一致又は不整合位置では前記内栓キャップ部材の蓋面と前記外栓キャップ部材の蓋内面を密着状態において内容物の排出流路を栓封可能な排出切替え機構

を有したことを特徴とする排出切替式キヤップ装置。

6 - 外栓キャップ部材の各ァゥ卜プッ卜開口がロ緣部にエッジ又は口唇を凸設したものである請求の範囲第 1項乃至第 5項のいずれか 1項記載の排出切替式キャップ装置。

7 . 内栓キャップ部材の外周面に、各アウトプット開口に対応するそれぞれの排出形態を示す標示又は標識を設け、外栓キャップ部材の外周面には回動マ一力一を設け、該回動マーカ一と前記標示又は標識を一致させることにより、選択された排出形態を表示するようにした請求の範囲第 1項乃至第 5項のいずれか 1項記載の排出切替式キャップ装置。

8 . 外栓キャップ部材の蓋面を被覆する脱着可能な衛生保護キャップを有した請求の範囲第 1項乃至第 5項のいずれか 1項記載の排出切替式キャップ装置。

9 . 衛生保護キャップの蓋面が、その周縁を拡径又は延長したフランジ部を有し、装着により、容器を逆立させて自立可能に形成したものである請求項 8記載の排出切替式キャップ装置。