WO1999004592A1

WO1999004592A1 - Procede de communication de donnees, appareil mobile et station de base radio

Info

Publication number: WO1999004592A1
Application number: PCT/JP1998/003203
Authority: WO
Inventors: Akinori Tatsumi
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co., Ltd.
Priority date: 1997-07-19
Filing date: 1998-07-16
Publication date: 1999-01-28
Also published as: EP0936832A4; AU8243598A; KR20000068587A; CA2266508A1; JPH1141656A; CN1234953A; EP0936832A1; KR100326779B1

Description

明細書データ通信方法並びに移動機及び無線基地局装置技術分野

本発明は、 C D MA方式でバケツト交換形のデータ通信を行うためのデータ通信方法並びに移動機及び無線基地局装置に係り、特に複数のコードを使用するマルチコ一ドバケツ卜伝送方式に好適なデータ通信方法に関する。背景技術

C D MA (Code Divi s ion Mul t ipl e Access) 移動通信システムにおけるバケツト交換では、伝送信号を一定の大きさのバケツ卜に区切って通信するので、回線交換の多元接続のような符号によるチャネル分割は行わず、同一帯域同一コードに離散的にバケツトを送受信する。

同時通信する移動局数が少なくパケット量が少ない場合は、衝突の確立が少ないため、ランダムにパケットを送信することができる。この方式は、ランダム ·アクセス多元接続と呼ばれる。

一方、移動局の数が増えてくると、パケットの衝突の確立が高くなつてくるため、パケット伝送帯域へのアクセスを何らかの方法で制御する必要がある。たとえば、上り伝送パケットを送ろうとする端末が予約パケットを送出し、予約バケツトを受信した基地局がチャネル使用のスケジューリングを行い、パケット制御チャネルで端末に送信すべきチャネルとタイミングを通知するといつた方法をとることができる。この際、予約チャネルは複数パケットが重なって送信されることがあるが、 C D MA方式では 1 c h i p以上の時間差があれば別々に復調可能なため衝突が起こりにくいという利点がある。

ところで、単一のコードで対応できるパケット数には限りがあるため、将来的な移動機数の増大にも十分に対応するためには、複数のコードを使用して送受信するマルチコ一ド化を図る必要がある。

図 9にマルチコードバケツト伝送方式における予約手順を示す。 M Sは移動機、 B T Sは基地局である。移動機からランダムに送信される複数の予約パケット 1〜 3を受けた基地局で別々のコ一ドを割り付けた予約確認バケツト 1〜 3を各移動機に送信することにより、各移動機が許可されたコードを使用してデ一夕バケツトの送信を開始する。

このように、伝送帯域を複数のコードを使用するマルチコード化することにより、伝送容量を増大することができ移動機の増加に伴うバケツト数の増大にも対応することができる。また、単一の移動機が瞬時に大容量のデータを伝送する場合にもコードを複数確保することにより短時間で送受信することができる。

しかしながら、複数コードを使用してバケツト通信を行う場合であっても、予約バケツトを基地局へ送信する際に使用するコードが同一であれば増大した予約パケッ卜の衝突は避けることができない。発明の開示

本発明は、以上のような実情に鑑みてなされたものであり、マルチコードパケット通信で予約バケツトのコードをランダム化することにより、又は予約パケット数自体を減少させることにより、移動機からの同時アクセスによる予約バケツ卜の衝突を効果的に抑制することのできるマルチコードバケツト伝送方法及び装置を提供することを目的とする。

本発明の第 1の態様は、バケツト交換形の通信を行うために移動機が基地局に対してチャネルを予約するチャネル予約方法において、複数のコ一ドの中からチャネルの予約に使用するコードを選択するステップと、前記選択されたコ —ドを使用して前記移動機が前記基地局に対してチャネルを予約するための予約バケツトデータを変調するステップと、変調された予約バケツトデータを無線送信するステップとを具備する。複数のコ一ドの中からチャネルの予約に使用するコードを選択するので、同一コードを使った予約バケツ卜が基地局装置に集中することを防止できる。本発明の第 2の態様は、移動機の識別子に対して割り振られたコードを取得するステップと、取得したコードを使用して移動機が基地局に対してチヤネルを予約するための予約パケットデータを変調するステップと、変調された予約バケツトデータを無線送信するステップと、を具備する。

移動機の識別子に対して割り振られたコードをチャネルの予約に使用するので、同一コードを使った予約バケツ卜が基地局装置に集中することを防止できる。

本発明の第 3の態様は、基地局に対して確保を要求する希望チャネル数と予約タイプとが予約バケツトデータに含まれる。

予約バケツ卜に予約タイプを挿入することにより、基地局におけるチャネル予約の柔軟性を向上できる。図面の簡単な説明 ·

図 1は、本発明にかかる実施の形態 1の C D MA移動通信システムの機能ブロック図

図 2は、実施の形態 1におけるマルチコードバケツト伝送方式での予約手順のシーケンス図

図 3は、マルチコードパケット伝送方式の概念図

図 4は、実施の形態 1におけるマルチコードバケツト伝送方式での各種フレ一ムフォ一マツ卜図

図 5は、本発明にかかる実施の形態 2の C D MA移動通信システムの機能ブロック図

図 6は、本発明にかかる実施の形態 3の C D MA移動通信システムの機能ブロック図

図 7は、実施の形態 3におけるマルチコードバケツト伝送方式での各種フレ —ムフォーマツ卜図

図 8は、あるコードのフレーム予約状況を示す図、及び

図 9は、従来方式でのマルチコードバケツト伝送方式の予約手順のシーケンス図である。発明を実施するための最良の形態

以下、本発明の実施の形態について図面を参照して具体的に説明する。

(実施の形態 1 )

図 1に、本発明にかかる実施の形態 1の C D M A移動通信システムの機能ブロックを示す。

本実施の形態 1の C D MA移動通信システムは、 C D MA方式によるデータ伝送を行う移動機 1と基地局 2とを備えて構成される。

移動機 1は、複数コードを用いるマルチコ一ドバケツト伝送を制御するパケット送信制御部 3、予約パケットを生成する予約パケット生成部 4、帯域確保後のデ一夕送信を行うデータ送信部 5、パケットデータを使用コードに対応した符号系列で C D MA変調して基地局 2に無線送信する無線送信部 6を備える。また、移動機 1は、乱数発生部 7、発生した乱数に基づいて使用するコードを選択するコード選択部 8、無線送信^ 5 6が予約バケツ卜を送信するのに使用するコードをコ一ド選択部 8の選択コードに切替えるスィツチ 9を備えるものである。さらに、移動機 1は、基地局 2等からの送信データを受信する無線受信部 1 1、受信した予約確認パケットを分析して確保帯域等の情報をパケット送信制御部 3へ伝える予約確認バケツト分析部 1 2、報知情報等からフレーム夕イミングを生成するタイミング生成部 1 3、フレーム内の使用ブロックを選択するオフセット選択部 1 4及びデータ受信部 1 5を備える。

基地局 2は、移動機 1からの送信データを受信する無線受信部 2 1、受信した予約バケツ卜を分析する予約パケット分析部 2 2、予約バケツ卜の設定に応じて帯域を確保する帯域確保部 2 3、帯域管理部 2 4を備えている。また、基地局 2は、帯域確保部 2 3から渡される予約帯域を移動機 1へ通知する帯域予約結果通知部 2 5、帯域予約結果をバケツ卜に変換する予約確認バケツト生成部 2 6、送信デ一夕を C D MA変調して送信する無線送信部 2 7を備える。さらに、基地局 2は、無線受信部 2 1で受信した受信データを扱うデータ受信部 2 8、基地局 2からのデ一夕送信を行うデータ送信部 2 9を備えている。

次に、以上のように構成された C D MA移動通信システムにおいて実際の送信デ一夕のバケツト伝送に先立って行われる帯域予約の動作について説明する。図 2にマルチコ一ドバケツト伝送方式での予約手順のシーケンス図を示し、図 3にマルチコードバケツト伝送方式で確保される帯域の概念図を示す。一般のパケット伝送方式では、 1符号系列で送信データをスペクトル拡散して送受信する 1つの帯域（コード）が確保され、その一つの帯域に複数の端末又は基地局がランダムにアクセスして時分割にブロック単位でパケットを送受信する。一方、本実施形態で採用するマルチコードパケット伝送方式では、種類の異なる複数の符号系列で送信データをスぺクトル拡散できるようにして同時に複数の帯域（マルチコード）を確保できるようにしている。図 3 ( a ) 〜（c ) には、 3つの符号系列を使用して 3つの帯域を確保した例が示されており、各符号系列で確保される帯域をコ一ド 1〜 3と呼んでいる。

図 1に示す移動機 1において、パケット送信要求が発生すると、パケット送信制御部 3が予約バケツト生成部 4に対して予約バケツトの生成を指示する。予約バケツト生成部 4はバケツト送信制御部 3から指示を受けると基地局 2に対して帯域を予約する予約バケツトを生成する。

図 4 ( a ) に予約パケットのフレームフォーマットを示す。予約パケットには、当該パケットの種別を示すパケット識別子、予約パケットの送信先となる宛先（基地局）、予約パケットの発信元を示す出元（本移動機）、予約を入れたい帯域の数を設定した予約コード数、予約タイプ等がセットされる。

移動機 1では、大容量のデ一夕を瞬時に伝送したい場合に予約コード数に最大数（コード数 = 3本）を設定し、少ないデータを伝送する場合には予約コ一ド数に最小数（コード数 = 1本）を設定することになる。

また、予約タイプとは、（a ) 予約コード数に示された全ての帯域を確保できた場合にだけ予約を入れる、（b ) 予約コード数に示された全ての帯域を確保できないがー部の帯域に予約を入れられるならばその帯域だけでも予約を入れる、といった移動機 1の希望する予約形態のことである。

同時に希望した全帯域を確保できなければ意味が無いような場合、（a ) の予約タイプをセットすることになる。また、小さいデ一夕を時間を置かずに速く送りたいような場合、（b ) の予約タイプをセットすることになる。

以上のようなフレームフォーマツトを有する予約バケツトが、無線送信部 6 の所定コードに対応した信号処理系に入力される。予約パケットが入力する無線送信部 6の信号処理系はスィッチ 9にて切替えられる。具体的には、乱数発生部 7から出力される乱数でコード 1〜コード 3のいずれかをコ一ド選択部 8 で選択してスィッチ 9の切替を制御する。したがって、予約パケットを伝送する帯域はコ一ド 1〜コ一ド 3の中からランダムに選択されることになる。

無線送信部 6では、予約パケットをランダムに選択されたコードのフレームの所定ブロックに挿入する。図 3に示すように、 1フレームは複数のブロックに分割されて管理されており、オフセット選択部 1 4から与えられるオフセット信号にてランダムに選択されたブロックに挿入される。 .

ここで、無線受信部 1 1からタイミング生成部 1 3に対してスーパーフレームの先頭ビッ卜に同期したタイミング信号が与えられる。タイミング生成部 1 3は、このタイミング信号を基準にして現在のフレームに対する同期を検出しオフセット選択部 1 4へ入力する。オフセット選択部 1 4は、 1フレームの先頭からのオフセットを決めて該当ブロックへ予約パケットを挿入するように動作する。

このように、予約パケットを伝送するコードがランダムに選択され、さらに 1フレーム内のブロックまでもランダムに選択されるので、複数の移動機から出される予約バケツトはコードとプロックとに対する 2種類のランダム化処理により予約パケットが特定のコ一ド及びブロックに集中することを完全に抑制できる。

一方、基地局 2の無線受信部 2 1では、移動機 1から受信したパケットのパケット識別子が予約バケツ卜であれば、その予約バケツトを予約パ^ "ット分析部 2 2へ渡して内容をチェックする。予約バケツト分析部 2 2は、帯域確保部 2 3に予約バケツ卜に設定されていた出元と予約コード数と予約タイプとを通知する。

帯域確保部 2 3は、全帯域確保部 2 3— Aと一部帯域確保部 2 3— Bとを備えている。帯域確保部 2 3では、予約パケット分析部 2 2から通知された予約タイプに応じて、全帯域確保部 2 3— A又は一部帯域確保部 2 3— Bのいずれか一方を起動する。

いま、予約タイプとして上記（a ) の予約タイプが通知された場合、全帯域確保部 2 3 - Aが起動される。全帯域確保部 2 3— Aは、予約パケット分析部 2 2から通知された予約コード数の全てについて帯域を予約できるか否か帯域管理部 2 4に問い合わせを行う。

帯域管理部 2 4は、コード 1〜3の使用状況及び予約状況を管理していて、全帯域確保部 2 3— Aから問合わせを受けると、該当するコードの使用状況及び予約状況を答える。全帯域確保部 2 3— Aは、使用状況及び予約状況から予約コード数の全てについて帯域を予約できるか否か判断する。判断の結果、予約コード数の全てについて帯域を予約できる場合は、帯域管理部 2 4に対して予約コード数の全帯域について予約を入れる一方、帯域予約結果通知部 2 5に対して予約〇Kを通知する。予約コード数の一部の帯域しか予約できない状況であれば、又は現時点では全て予約済みであれば、予約 N Gを帯域予約結果通知部 2 5に対して通知する。

また、予約タイプとして上記（b ) の予約タイプが通知された場合、一部帯域確保部 2 3— Bが起動される。一部帯域確保部 2 3 _ Bは、予約パケット分析部 2 2から通知された予約コード数の全てについて帯域を予約できるか否か帯域管理部 2 4に問い合わせを行う。

全コード数について予約可能な場合は、上記同様に帯域管理部 2 4に対して予約コード数の全帯域について予約を入れる一方、帯域予約結果通知部 2 5に対して予約 O Kを通知する。

また、予約コード数の一部しか予約できないような状況であれば、予約可能な帯域について帯域管理部 2 4に予約を入れる一方、帯域予約結果通知部 2 5 に対して一部だけ予約を入れた予約コード数及びコード種別を通知する。なお、予約コード数の全てについて予約が取れない様であれば予約 N Gを帯域予約結果通知部 2 5に対して通知する。

帯域予約結果通知部 2 5では、帯域確保部 2 3から通知された情報に基づいて予約元の移動機 1に対する帯域予約結果通知を作成して予約確認バケツト生成部 2 6へ渡す。具体的には、予約元の移動機 1の宛先情報と予約に対する予約 O KZN Gの情報又は一部予約の取れた予約コード数を予約確認パケット生成部 2 6へ入力する。

予約確認バケツト生成部 2 6は、帯域予約結果通知部 2 5から与えられる帯域予約結果通知に基づいて予約確認バケツト 1を生成して無線送信部 2 7に入力する。図 4 ( b ) に全帯域確保部 2 3— Aの帯域確保結果に対する予約確認バケツト 1のフレームフォーマツトを示している。予約確認バケツト 1には予約 O KZN Gの情報が挿入されている。図 4 ( c ) に一部帯域確保部 2 3— B の帯域確保結果に対する予約確認バケツト 2のフレームフォーマツトを示している。予約確認バケツト 2には一部確保できた帯域の予約コード数及びコ一ド種別が挿入されている。一部帯域確保部 2 3— Bの帯域確保結果であっても予約 N Gの場合は図 4 ( b ) に示すフレームフォーマットにて予約確認パケットが作成される。

移動機 1では、無線受信部 1 1がバケツト識別子に基づいて受信バケツトから予約確認バケツトを抽出して予約確認バケツ卜分析部 1 2へ入力する。予約確認バケツト分析部 1 2は、図 4 ( b ) 又は（c ) に示す予約確認バケツト 1 , 2から予約 O KZN G情報又は予約コード数の情報を取り出してパケット送信制御部 3へ通知する。

バケツト送信制御部 3は、予約要求に対する予約確認バケツト 1， 2によつて予約〇K又は予約コード数が通知されると、データ送信部 5に対して予約の取れたコードをバケツト通信に使用するコードに指定してデータバケツ卜の伝送を開始させる。

このような実施の形態によれば、予約バケツトを送信する帯域を乱数に基づいてランダム化すると共に予約パケットを挿入するオフセット（ブロック）についてもランダム化しているので、同時期に多数の移動機 1が予約バケツ卜を送信する場合であってもランダムなコード及びタイミングで予約バケツトを送ることが出来、予約バケツトの衝突を効果的に抑制することができる。

また、本実施の形態によれば、予約パケットのフレームフォーマットに予約コ一ド数の領域を確保して 1つの予約バケツトで複数のコードを予約できるようにしたので、複数のコードを予約するときでも各コード毎に予約バケツトを送出する必要が無く、予約パケットの数を軽減することができる。

また、本実施の形態によれば、予約パケットのフレームフォーマットに予約タイプの領域を確保して、予約タイプを基地局 2へ一緒に通知できるようにしたので、指定した帯域を全部確保できなくても予約可能な分だけ使用することができ、帯域予約のリトライ数を軽減できる。

(実施の形態 2 )

図 5に、本発明にかかる実施の形態 2の C D MA移動通信システムの機能ブロックを示す。なお、図 1に示す実施の形態 1と同一機能の部分には同一符号を付している。

本実施の形態 2の C D M A移動通信システムは、 C D M A方式によるデータ伝送を行う移動機 3 1と基地局 3 2とを備えて構成される。

移動機 3 1は、個々の移動機にユニークに割り付けられた識別番号である移動機 I Dを発生する I D発生部 3 3を備えている。 I D発生部 3 3は、内蔵する R OM等の記憶媒体に自分の移動機 I Dを記憶している。コ一ド選択部 3 4 は I D発生部 3 3から入力する移動機 I Dに対応したコード情報をスィッチ 9 に対して出力する。コード選択部 3 4は、移動機 I Dと使用コードとを対応させたコードテーブルが設定されている。コード選択部 3 4のコードテーブルには自分の I Dを含む一つ又は複数の I D (末尾）に 1つのコードが割り付けられている。一つ又は複数の I D毎にコードを割り付けておくことにより、 I D の異なる移動機間で使用コードを分散できる効果がある。 I D分配情報監視部 3 5は、基地局 3 2の送信した報知情報の中から I D分配情報を検出してコ一ド選択部 3 4のコードテーブル情報を生成するものである。

基地局 3 2は、無線受信部 2 1で受信されるパケットから移動機 I D毎の卜ラヒックを監視するトラヒック監視部 3 6を備える。トラヒック監視は、移動機 I Dの末尾だけをみるものとする。例えば、末尾 = 0の移動機 I Dを持つ移動機のトラヒックをモニタし、他の末尾 = 1， 2， 3、 …についても同様にトラヒック監視を行う。

I D分配部 3 7は、トラヒック量に応じてコードに対する I Dの分配を変え、特定の I Dにトラヒックが集中するのを防止する。ここで、コード選択部 3 4 のコードテーブルには 1つ又は複数の I D (末尾）に 1つのコードが割り付けられ、複数の移動機 3 1が使用するコードに偏りが生じない様にしている。しかし、同一コードが割り付けられた I D (末尾）を持つ移動機が基地局 3 2のエリア内に集中することまで想定すると、コード選択部 3 4のコードテーブルが固定であると不都合が生じる可能性もある。本実施の形態では、 I D分配部 3 7力トラヒック量に応じてコードに対する I Dの分配を変えることで、現実の状況に対応して最適なコードの分散が実現される。

報知情報生成部 3 8は、報知情報として基地局が送信する各種情報の中に I D分配部 3 7が再分配したコードに対する I Dの分配情報を含めて送信するものとする。

次に、以上のように構成された C D MA移動通信システムにおいて実際の送信データのバケツト伝送に先立って行われる帯域予約の動作について説明する。なお、前述した実施の形態 1と同じ動作内容については説明を省略する。

移動機 3 1では、予約パケットを送信する際、 I D発生部 3 3の出力する自移動機 3 1の移動機 I Dに対応したコードをコード選択部 3 4が上記コードテ一ブルに基づいて選択してスィッチ 9へ与える。この結果、予約パケット生成部 4の発生した予約バケツ卜が、無線送信部 6において当該移動機 I Dに対応したコードを使用して送信される。同様に、同一の基地局 3 2に対してァクセスする各移動機において自分の移動機 I Dに対応したコードを使用して予約パケットが送信される。

基地局 3 2では、 I D分配部 3 7において各移動機 I Dに対する使用コードの割り振りが行われている。たとえば、 I D末尾 = 0 , 1に対してコード 1を割付け、 I D末尾 = 2に対してコード 2を割り付けていたところ、 I D末尾 = 0のトラヒックが増加し、相対的に I D末尾 = 1、 2のトラヒックが低くなつてきたとする。このような場合、コード 1を使用して I D末尾 = 0， 1の移動機が予約パケットを送信すると衝突が発生する可能性が高くなる。そこで、コード 1が割り付けられている I D末尾 = 1に対して割り付けるコードをコード 1からコード 2へ変更する。 I D分配結果は報知情報生成部 3 9が報知情報として無線送信部 2 7に渡してエリア内の各移動機に対して送信される。

移動機 3 1では、定期的に基地局 3 2から放送される報知情報を受信していて、 I D分配情報監視部 3 5で報知情報の中から I D分配情報を抽出する。 I D分配情報に自局の I D末尾と同一番号のコ一ドが変更になっていれば、コ一ド選択部 3 4のコードテーブルを更新して変更コードを反映させる。

このように実施の形態 2によれば、移動機 3 1において予約パケットの伝送に使用するコードを各移動機 I Dに基づいて群分けしたので、予約バケツ卜の衝突を減少することができる。

また、実施の形態 2によれば、基地局 3 2においてトラヒック量に応じてコードに対する I Dの分配を変え、移動機 3 1に伝えるようにしたので、特定の I Dにトラヒックが集中するのを防止することができ、予約バケツ卜の衝突を減少することができる。

(実施の形態 3 )

図 6に、本発明にかかる実施の形態 3の C D MA移動通信システムの機能ブロックを示す。なお、図 1に示す実施の形態 1と同一機能の部分には同一符号を付している。

本実施の形態 3の C D MA移動通信システムは、 C D MA方式によるデ一夕伝送を行う移動機 4 1と基地局 4 2とを備えて構成される。移動機 4 1は、図 7 ( a ) に示すフレームフォーマットを有する予約パケットを生成する予約パケット生成部 4 3を備える。基地局 4 2は、空フレーム番号指定部 4 4一 Aを有する帯域確保部 4 4を備える。その他の構成は実施の形態 1と同様である。予約バケツト生成部 4 3は、バケツト送信制御部 3から予約バケツ卜の生成を指示されると、設定内容によっては予約バケツトの予約タイプの領域に空待可の情報をさらに付加してセットする。図 7 ( a ) は予約タイプの領域に空待可の情報を付加的にセッ卜した予約バケツ卜のフレームフォーマツトを示している。

ここで、基地局 4 2において予約パケットを受信したとき、移動機 4 1が即座にアクセスできるコードはないが複フレーム待てば予約を入れられる空きがある場合がある。移動機 4 1において、予約パケットを送信したときに即座にバケツ卜を送信できなくても良いからフレームに空きが生じた時点で予約確認バケツトを返してほしい場合に、予約バケツ卜の予約タイプの領域に空待可の情報をセッ卜する。

基地局 4 2では、予約バケツト分析部 2 2で予約バケツ卜の予約タイプの領域から空待可が検出され、かつ、帯域確保部 4 4で予約コード数に対応したコ —ドが確保できなかった場合に空フレーム番号指定部 4 4一 Aが起動される。空フレーム番号指定部 4 4一 Aは、帯域管理部 2 4から取得した現在の各コードの予約状況から、各コードについて数フレーム先まで予約可能なフレームがあるか否かチェックする。そして、予約可能なフレームが存在するコードでのフレーム番号及びコード番号を検出する。図 8に示すように、コード 1の第 4 フレームに空きがある場合、使用コード = 1、使用許可フレーム番号 = 4といつた情報を帯域予約結果通知部 2 5へ通知する。

帯域予約結果通知部 2 5は、予約パケットの予約タイプが予約コード数の全てを確保することを要求しており、予約コード数の全てが確保できた場合は、予約元に移動機（宛先）と予約したコードのフレーム番号とを帯域予約結果通知情報として予約確認パケット生成部 2 6に与える。なお、予約パケットの予約タイプが予約コード数の全てを確保することを要求していたが、同時に全て確保することは不可能な場合には、予約 N Gを予約確認パケット生成部 2 6に与える。

また、帯域予約結果通知部 2 5は、予約パケットの予約タイプが予約コード数の一部でもよいから確保することを要求しており、予約コード数の一部しか確保できなかった場合は、予約元に移動機（宛先）と予約したコードのフレーム番号とを帯域予約結果通知情報として予約確認パケット生成部 2 6に与える。予約確認バケツト生成部 2 6は、予約バケツ卜に設定されていた全てのコ一ドについて予約できている場合は、図 7 ( b ) に示す予約確認パケット 3を生成して無線送信部 2 7から送信する。また、予約パケットに設定されていた一部のコードについて予約できている場合は、図 7 ( c ) に示す予約確認バケツト 4を生成して無線送信部 2 7から送信することになる。

移動機 4 1では、予約確認バケツト 3， 4を受信すると、予約確認バケツト分析部 1 2が予約確認パケット 3 , 4に設定されている使用許可フレーム番号

(コード番号を含む）をパケット送信制御部 3に通知する。パケット送信制御部 3は、フレームカウンタから送信対象のフレーム番号を取得し、使用許可フレーム番号となったならば指定コードを指定してデータバケツ卜の送信を開始する。

このような実施の形態 3によれば、即座にバケツト送信に入れない状況であつても、数フレーム待てば空きが生じることがわかっている場合に、移動機 4 1からの要求により数フレーム先の使用可能なフレーム番号を予約して移動機 4 1へ送信するようにしたので、予約バケツ卜の数を減少することができる。以上詳記したように本発明によれば、マルチコードバケツト通信で予約パケットのコードをランダム化することができ、又は予約バケツ卜数自体を減少させることができ、移動機からの同時アクセスによる予約バケツトの衝突を効果的に抑制することのできる。産業上の利用可能性

以上のように、本発明にかかるデータ通信方法は、マルチコードパケット電送に有用であり、予約バケツト数の減少及び予約バケツ卜の衝突を抑制するのに適している。

Claims

請求の範囲

1 . バケツト交換形の通信を行うために移動機が基地局に対してチャネルを予約するチャネル予約方法において、

複数のコードの中からチャネルの予約に使用するコードを選択するステツプと、

前記選択されたコードを使用して前記移動機が前記基地局に対してチヤネルを予約するための予約パケットデ一夕を変調するステップと、

変調された予約パケットデ一夕を無線送信するステップと、を具備するチャネル予約方法。

2 . 請求項 1記載のチャネル予約方法において、

前記選択ステップにおいて、予め用意された複数コードの中から予約に使用するコ一ドを乱数に基づいてランダムに選択する、チャネル予約方法。

3 . 請求項 2記載のチャネル予約方法において、

前記予約パケットデ一夕を複数ブロックで構成されたフレームのブロック内に揷入する、チャネル予約方法。

4 . 請求項 3記載のチャネル予約方法において、

前記予約バケツトデ一夕の挿入されるブロックをランダムに選択する、チャネル予約方法。

5 . 請求項 1記載のチャネル予約方法において、

前記基地局に対して確保を要求する希望チャネル数が前記予約バケツトデ一夕に含まれる、チャネル予約方法。

6 . 請求項 5記載のチャネル予約方法において、

前記希望チャネル数の全てを予約できたか否か即時通知することを前記基地局に対して要求する要求データが前記予約バケツトデータに含まれる、チヤネル予約方法。

7 . 請求項 5記載のチャネル予約方法において、

予約できたチャネル数を即時通知することを前記基地局に対して要求する要求データが前記予約バケツトデ一夕に含まれる、チャネル予約方法。

8 . 請求項 5記載のチャネル予約方法において、

希望したチャネルについて確保できるフレーム番号を通知することを前記基地局に対して要求する要求デ一夕が前記予約バケツトデ一夕に含まれる、チャネル予約方法。

9 . 請求項 5記載のチャネル予約方法において、

希望チャネル数の全チャネルを確保できた時点で予約承認を通知することを前記基地局に対して要求する要求デ一夕が前記予約バケツトデ一夕に含まれる、チャネル予約方法。

1 0 . 請求項 5記載のチャネル予約方法において、

希望チャネル数の一部のチャネルだけでも確保できた時点で予約承認を通知することを前記基地局に対して要求する要求デ一夕が前記予約バケツトデー夕に含まれる、チャネル予約方法。

1 1 . 移動機がバケツト交換形の通信を行うために前記移動機が基地局に対してチャネルを予約するチャネル予約方法において、

前記移動機の識別子に対して割り振られたコードを取得するステップと、前記取得したコードを使用して前記移動機が前記基地局に対してチヤネルを予約するための予約バケツトデ一夕を変調するステップと、

変調された予約バケツトデ一夕を無線送信するステップと、を具備するチャネル予約方法。

1 2 . 請求項 1 1記載のチャネル予約方法において、

コードに対応した各チャネルのトラヒックに応じて移動機の識別子に対して割り振るコードを動的に変化させる、チャネル予約方法。

1 3 . 請求項 1 1記載のチャネル予約方法において、

前記基地局に対して確保を要求する希望チャネル数が前記予約バケツトデ —夕に含まれる、チャネル予約方法。

1 4 . 請求項 1 1記載のチャネル予約方法において、

前記希望チャネル数の全てを予約できたか否か即時通知することを前記基地局に対して要求する要求デ一夕が前記予約バケツトデ一夕に含まれる、チヤネル予約方法。

1 5 . 請求項 1 1記載のチャネル予約方法において、

1 6 . 請求項 1 1記載のチャネル予約方法において、

希望したチャネルについて確保できるフレーム番号を通知することを前記基地局に対して要求する要求データが前記予約バケツトデータに含まれる、チャネル予約方法。

1 7 . 請求項 1 1記載のチャネル予約方法において、

希望チャネル数の全チャネルを確保できた時点で予約承認を通知することを前記基地局に対して要求する要求データが前記予約バケツトデータに含まれる、チャネル予約方法。

1 8 . 請求項 1 1記載のチャネル予約方法において、

希望チャネル数の一部のチャネルだけでも確保できた時点で予約承認を通知することを前記基地局に対して要求する要求データが前記予約バケツトデー夕に含まれる、チャネル予約方法。

1 9 . バケツト交換形の通信を開始する移動機から予約バケツトを受け取つた基地局が前記移動機のためのチャネルを確保するチャネル予約方法において、前記移動機から予約チャネル数と予約タイプとを含んだ予約バケツトを受信するステップと、

受信した予約バケツ卜に含まれた予約タイプに応じたチャネル予約を実行するステップと、

予約タイプに応じた応答データを予約元の移動機に対して無線送信するステツプと、を具備するチャネル予約方法。

2 0 . 請求項 1 9記載のチャネル予約方法において、

前記予約タイプが、予約チャネル数の全てを予約できるか否かを即時通知することを要求するタイプの場合、前記予約バケツ卜で要求されている全チヤネル数を確保できるか否かチェックし、前記予約パケットで要求されている全チャネル数が予約可能な場合にのみ要求されている全チャネル数を予約し、要求されている全チャネル数を予約できたことを示す予約承認パケットを前記応答データとして予約元の移動機に無線送信する、チャネル予約方法。

2 1 . 請求項 1 9記載のチャネル予約方法において、

前記予約タイプが、予約できたチャネル数を即時通知することを要求するタイプの場合、即時に予約可能なチャネルがあれば最低限そのチャネルだけでも予約し、予約結果を表示した予約確認バケツトを前記応答データとして予約元の移動機に送信する、チャネル予約方法。

2 2 . 請求項 1 9記載のチャネル予約方法において、

前記予約タイプが、希望したチャネルについて確保できるフレーム番号を通知することを要求するタイプの場合、数フレーム先の空きまで使用することにより指定された全チャネルを確保し、確保したフレーム番号を含んだ予約確認バケツトを前記応答データとして予約元の移動機に送信する、チャネル予約方法。

2 3 . 請求項 1 9記載のチャネル予約方法において、

前記予約タイプが、希望チャネル数の全チャネルを確保できた時点で予約承認を通知することを要求する夕ィプの場合、全チャネルを確保できるようになった時点で予約承認バケツトを前記応答データとして予約元の移動機に送信する、チャネル予約方法。

2 4 . 請求項 1 9記載のチャネル予約方法において、

前記予約タイプが、希望チャネル数の一部のチャネルだけでも確保できた時点で予約承認を通知することを要求するタイプの場合、一部のチャネルを予約できるようになった時点で確保したチャネルのコード種別とフレーム番号とを含んだ予約承認バケツトを前記応答データとして予約元の移動機に送信する、チャネル予約方法。

2 5 . バケツト交換形の通信を開始する移動機から予約バケツトを受け取つた基地局が前記移動機のためにチャネルを確保するチャネル予約方法において、コ一ド毎のトラヒックを監視するステップと、

トラヒック量に応じてコードに対する移動機識別子の分配を変えるステツプと、

変更した識別子分配情報を移動機に対して無線送信するステップと、を具備するチャネル予約方法。

2 6 . 無線基地局との間でマルチコードでバケツト交換形の通信を行う移動機において、

バケツト送信要求が発生すると予約バケツトを生成する予約バケツト生成手段と、

乱数を発生する乱数発生手段と、

発生した乱数に基づき複数のコードから 1つのコードをランダムに選択するコード選択手段と、

選択したコードを使用して前記予約バケツトを変調する手段と、変調した予約バケツトを無線送信する手段と、を具備した移動機。

2 7 . 無線基地局との間でマルチコードでパケット交換形の通信を行う移動機において、

バケツト送信要求が発生すると予約バケツ卜を生成する予約バケツト生成手段と、

前記移動機の持つ識別子に割り振られたコードを使用して前記予約バケツ卜を変調する手段と、

変調した予約バケツトを無線送信する手段と、を具備した移動機。

2 8 . 複数の移動機との間でバケツト交換形の通信を行う無線基地局装置において、

各コードに対応した各伝送チャネルの使用状況を管理するチャネル管理手段と、

受信した予約バケツ卜の内容を分析するバケツト分析手段と、

予約バケツ卜の分析結果に応じてチャネルを確保するための処理を実行して予約確認バケツトを生成するチャネル確保手段と、

生成した予約確認バケツ卜を予約元の移動機に対して無線送信する手段と、を具備する無線基地局装置。

2 9 . クレーム 2 8記載の無線基地局装置において、

前記チャネル確保手段は、全チャネル数が予約されたことを即時通知する要求が前記予約バケツ卜に含まれていた場合、前記チャネル管理手段に問い合わせて即時に指定されている全チヤネル数を確保できる場合にチヤネル予約する、無線基地局装置。

3 0 . クレーム 2 8記載の無線基地局装置において、

前記チャネル確保手段は、予約できたチャネルを随時通知する要求が前記予約バケツ卜に含まれていた場合、前記チャネル管理手段に問い合わせて確保できるチヤネルがあれば随時予約する一部チャネル確保手段と、予約したチヤネル数又は予約不可を表示した予約確認バケツトを生成する予約確認バケツト生成手段と、を具備する無線基地局装置。

3 1 . クレーム 2 8記載の無線基地局装置において、

前記チャネル確保手段は、全予約チャネルについて確保できるフレーム番号を通知する要求が前記予約バケツ卜に含まれている場合、前記チャネル管理手段に問い合わせて帯域状況から数フレーム先の空きまで使用して全チャネルを確保できるフレームを確保する帯域確保手段と、予約したチャネルのフレーム番号を表示した予約確認バケツ卜を生成する予約確認バケツト生成手段と、を具備する無線基地局装置。

3 2 . 請求項 3 1記載の無線基地局装置において、予約バケツ卜で指定された全チャネルを予約できた時点で予約元の移動機へ予約したチャネルのフレーム番号を設定した予約確認パケットを送信する、無線基地局装置。

3 3 . 請求項 3 1記載の無線基地局装置において、

前記チャネル確保手段は、一部の帯域でも予約できるようになった時点で確保できる帯域のコード種別とフレーム番号を通知する要求が前記予約パケッ卜に含まれている場合、前記帯域管理手段に問い合わせて帯域状況から数フレーム先の空きまで使用することにより予約可能な帯域を確保する手段と、予約できた帯域のコード種別とフレーム番号を表示した予約確認バケツトを生成する予約確認バケツト生成手段と、を具備する無線基地局装置。

3 4 . 請求項 2 6又は請求項 2 7記載の移動機と、請求項 2 8記載の無線基地局装置とからなる移動無線通信：